JP2007307000A - 粘膜切開剥離術補助具 - Google Patents

粘膜切開剥離術補助具 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明の課題は、皮膚表面に穿孔や刺創を作らないために内視鏡の脇に粘膜切開剥離術補助具を導入し、切除する粘膜をカウンタートラクションすることができ、粘膜を把持する箇所に粘膜が引っかかることなく、粘膜剥離後に粘膜を円滑に開放することができる粘膜切開剥離術補助具を提供することにある。
【解決手段】
本発明は、長手方向に伸縮する伸縮部材と接続された操作線の操作により管状部材と管との間隔を可変とし、粘膜把持部の環内に切開剥離する粘膜を把持することができる。そして、伸縮部材により、操作線を操作する力を直接伝えず、強く粘膜を把持した場合であっても円滑に粘膜を開放することができる。また、可撓性を備えることで体内の形状に対応させることができ、内視鏡とともに体内に導入させることができる。すなわち、カウンタートラクションのために穿孔をあける必要がない。
【選択図】図1

Description

本発明は、胃、食道、大腸等の粘膜を切開剥離する際に、内視鏡とともに導入し、粘膜を持ち上げ、粘膜切開剥離術を補助する粘膜切開剥離術補助具に関するものである。
従来、粘膜を切開剥離する粘膜切開剥離術において、切開剥離するべき粘膜を持ち上げる(カウンタートラクション)ための内視鏡補助具としては、粘膜を貫通して把持、牽引するものがある(例えば、非特許文献1参照)。
Gastrointestinal Endoscopy,59(2),284,2004,H.Kondo,T.Gotoda,H.Ono,I.Oda,T.Kozu,M.Fujishiro,D.Saito,S.Yoshida
上記の内視鏡補助具は、体外から皮膚等を貫通させて直接粘膜を把持、牽引するものである。したがって、体外から内視鏡補助具を入れるために穿孔を設ける必要があり、補助具を導入するために時間がかかる。また、皮膚表面に穿孔ができてしまう。さらに、上記の内視鏡補助具は、粘膜を強く把持すると、粘膜を把持する箇所に粘膜が引っかかり、粘膜を開放することができなくなってしまうことがあった。
そこで、本発明は、上記実状に鑑み、皮膚表面に穿孔や刺創を作らないために内視鏡の脇に粘膜切開剥離術補助具を導入し、切除する粘膜をカウンタートラクションすることができ、粘膜を把持する箇所に粘膜が引っかかることなく、粘膜剥離後に粘膜を円滑に開放することができる粘膜切開剥離術補助具を提供することを目的とする。
本発明の粘膜切開剥離術補助具は、粘膜を切開剥離する際、前記粘膜を持ち上げる粘膜切開剥離術補助具であって、管状部材を環状に形成し、その環内に粘膜を挟み込むことによって当該粘膜を把持する粘膜把持部と、一端に前記粘膜把持部を備え、可撓性を有する管と、前記管の一端から前記管状部材の内側を経由して、再び前記管の一端から前記管の内側に挿通され、長手方向に伸縮する伸縮部材と、前記管の内側に挿通され、一端が前記伸縮部材の一端及び他端と接続し、前記伸縮部材を介して前記粘膜把持具の環径を可変とするように操作する操作線とを備えることを特徴とする。
本発明の粘膜切開剥離術補助具によれば、長手方向に伸縮する伸縮部材と接続された操作線の操作により管状部材と管との間隔を可変とし、粘膜把持部の環内に切開剥離する粘膜を把持することができる。そして、伸縮部材により、操作線を操作する力を直接伝えず、強く粘膜を把持した場合であっても円滑に粘膜を開放することができる。また、可撓性を備えることで体内の形状に対応させることができ、内視鏡とともに体内に導入させることができる。すなわち、カウンタートラクションのために穿孔をあける必要がない。
本発明の粘膜切開剥離術補助具によれば、長手方向に伸縮する伸縮部材と接続された操作線の操作により管状部材と管との間隔を可変とし、粘膜把持部の環内に切開剥離する粘膜を把持することができる。そして、伸縮部材により、操作線を操作する力を直接伝えず、強く粘膜を把持した場合であっても円滑に粘膜を開放することができる。また、可撓性を備えることで体内の形状に対応させることができ、内視鏡とともに体内に導入させることができる。すなわち、カウンタートラクションのために穿孔をあける必要がない。これにより、粘膜にカウンタートラクションをかけられ、粘膜下層の視野も充分確保することができる。すなわち、粘膜下層の血管の走行を観察しやすくすることができ、事前に止血できるように補助することができる。
以下、本発明の粘膜切開剥離術補助具について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明においては、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1は、本発明の粘膜切開剥離術補助具の一例を示す図である。本発明の粘膜切開剥離術補助具は、粘膜を把持する粘膜把持部10と、一端に粘膜把持部10を備える管15と、管15の内側に挿通される伸縮部材19と、伸縮部材19と接続する操作線11とを有している。
粘膜把持部10は、管状部材である管状部100により構成されている。そして、粘膜把持部10には、図2のように、管状部100の内側に後述する伸縮部材19が挿通されている。
管状部100の一端と、その一端の反対側の他端は、管15と互いに離間可能に形成されている。詳細には、管15の一端と管状部100とを繋ぐように、管15に挿通された伸縮部材19が、管15の一端から管状部100の内側を経由して、再び管15の一端から管15の内側に挿通され、伸縮部材19の一端と他端が管15の内側で操作線11の一端と接続される。これにより、管状部100の他端と管15とが伸縮部材19を介して離間可能に接続される。すなわち、粘膜把持部10は環状となり、操作線11の操作により、伸縮部材19を介して、その環径の大きさを可変とすることができる。
この管状部100は、可撓性を有する素材で、ゴムや熱可塑性エラストマーといったエラストマーを使用することができる。例えば、ゴムを使用することで、切開剥離する粘膜やその粘膜に備え付けた医療用クリップ等が滑り落ちることを防止し、的確に把持することができる。また、粘膜を直接把持した場合、粘膜に傷をつけることを防止することができる。
管15は、第1可撓管12と第2可撓管13と第3可撓管14とにより構成され、それぞれ可撓性を有している。管15が可撓性を有することにより例えば口腔や食道等の器官、臓器等の体内の形状に対応することができ、図示されていない内視鏡とともに体内に導入することができる。また、操作線11を操作することで、粘膜把持部10は、管状部100で粘膜を把持し、粘膜剥離方向に対応させて粘膜把持部10を回転させることができる。
第1可撓管12は、可撓性を有する管状のスプリングで、図3のように、このスプリングのピッチP1が広がったり狭まったりすることで長手方向に伸縮する。そして、第1可撓管12は、第2可撓管13と接続している。この第1可撓管12は、粘膜把持部10を管15に対して任意に撓ませることができる。すなわち、粘膜の剥離方向にあわせて粘膜把持部10の向きを可変とすることができ、粘膜剥離の際の操作性が向上する。第1可撓管12の可撓性は、スプリングのピッチP1が狭まると撓みにくくなる。すなわち、第1可撓管12は長手方向に縮むことで撓みにくくなる。
第2可撓管13は、可撓性を有する管状の部材で、第1可撓管12及び第3可撓管14と接続している。そして、この第2可撓管13の可撓性は、第1可撓管12の可撓性と異なり、より撓み難いものである。第2可撓管13は、下記で説明する第3可撓管15と第1可撓管12とを中継するものであり、粘膜切開剥離術補助具の導入や粘膜把持部10の回転といった動作を円滑に行なわせることができる。また、第1可撓管12の過度な撓みを抑制し、操作性をより向上させることができる。第2可撓管13の材質としては、第1可撓管12よりも撓み難い程度の可撓性を有するものであれば特に限定されるものではない。例えば、第1可撓管12とは異なる可撓性のスプリング等が挙げられる。
第3可撓管14は、可撓性を有する管状の部材で、第2可撓管13及び操作部18と接続されている。そして、この第3可撓管14の可撓性は、第2可撓管13の可撓性と異なり、より撓み難いものである。第3可撓管14は、可撓性を有するものの適度な直線性を有しており、粘膜切開剥離術補助具の器官や臓器への導入を容易とすることができる。また、粘膜把持部10を回転させるために粘膜切開剥離術補助具を回転する際、この回転を第2可撓管13及び第1可撓管12を介して的確に粘膜把持部10に伝えることができる。この第3可撓管14の材質としては、第2可撓管13よりも撓み難い程度の可撓性を有するものであれば特に限定されるものではない。例えば、塩化ビニルやポリエチレン等の樹脂製の管を使用することもできる。
このように管15は、第1可撓管12、第2可撓管13及び第3可撓管14により構成される。この管15は、図4のように内側に伸縮部材19と図5のように内側に操作線11を挿通しており、管15の内部で、伸縮部材19の一端と他端が操作線11の一端と接続している。そして、この管15に備えられた粘膜把持部10の操作を、粘膜把持部10が接続されている一端とは反対側の一端である管15の他端から出された操作線15の他端で行なうことができる。
管15の粘膜把持部10を有する一端とは反対側の他端には、その一端が接続された操作管18が備えられる。この操作管18は、管15の第3可撓管14に接続されている。この操作管18を本発明の粘膜切開剥離術補助具を導入する体内に対して押し入れる又は引き出すことによって粘膜切開剥離術補助具の体内への導入、引き出しを行ない、粘膜把持部10の位置を把持する粘膜の位置にあわせることができる。また、この操作管18を管15の軸を中心に回転させることで、粘膜切開剥離術補助具全体を管15の軸を中心に回転させることができる。
伸縮部材19は、可撓性を有する管15の内径よりも細いスプリングで、図3のように、このスプリングのピッチP2が広がったり狭まったりすることで長手方向に伸縮する。この伸縮部材19は、第1可撓管12を形成するスプリングよりも撓みやすく、長手方向に伸縮しやすいものであるものが好ましい。この伸縮部材19は、その一端が管状部100の一端から挿入されて他端から出されるように、管状部100の内側を通過している。そして、この伸縮部材19の一端及び他端は、第1可撓管12の一端からそれぞれ挿通されている。すなわち、伸縮部材19は、その一端が管15の一端から管状部100の内側を経由し、再び管15の一端から管15の内側に挿通されている。そして、この伸縮部材19の一端及び他端は、管15内で操作管18側から挿通された操作線11の一端と接続されている。
操作線11は、可撓性を有し、図6のように、操作管18及び管15の内側に挿通され、伸縮部材19と接続している。この操作線11の端部を操作することで粘膜把持部10を構成する粘膜把持部10の環径を可変とすることができる。操作線11は、操作管18、管15の内側に挿通でき、伸縮部材19を介して押し入れる又は引っ張る操作を粘膜把持部10に伝えることができるものであれば特に限定されるものではない。
この操作線11は、操作管18の管15側の一端とは反対側の他端から挿通され、操作管18に接続されている管15にそのまま挿通される。そして、管15の内側に挿通された操作線11は、伸縮部材19の一端及び他端と管15内で接続される。例えば、伸縮部材の一端及び他端のそれぞれの側面と、操作線11の側面とを重ね合わせて固定することで操作線11と伸縮部材19とを接続することができる。そして、操作線11の伸縮部材19に接続されていない端部は、操作管18の管15に接続された一端とは反対側の他端から出されている。この端部は、操作線11を管15に対して押し入れる又は引き出す操作に使用される。
この操作線11は、図7のように、操作管18に押し入れる又は引き出す操作をすることで、管状部100及び伸縮部材19とにより環状に形成される粘膜把持部10の環径の大きさが可変となる。
この操作線11を操作管18及び管15に押し入れるように操作すると、伸縮部材19が粘膜把持部10の方向に押し出され、離間可能に形成されている管状部100の一端及び他端と管15との間隔が大きくなる。そして、管状部100と管15との間で伸縮部材19が撓み、粘膜把持部10の環径が大きくなる。これにより、把持する粘膜に応じて操作線11を管15に押し入れる長さを調節し、管状部100の一端及び他端と管15との間隔を調節することができ、把持する粘膜又は切開剥離する粘膜に備えられた医療用クリップ等に応じて粘膜把持部10の環径の大きさを適宜調整することができる。
逆に、この操作線11を操作管18から引き出すように操作すると、伸縮部材19が操作管18の方向に引っ張られ、管状部100の一端及び他端と管15との間隔が小さくなり、粘膜把持部10の環径が小さくなる。環径を小さくした粘膜把持部10の環内に粘膜又は粘膜に備えられた医療用クリップ等を挟み込み、粘膜を把持する。
このとき、操作線11を管15から引き出す力に応じて、粘膜把持部10が粘膜を持ち上げる力を調整することができる。粘膜又は医療用クリップを単に粘膜把持部10で挟む場合、操作線11は、管状部100の一端及び他端と管15との間隔が小さくなる程度の力で引っ張ればよい。このように、操作線11を操作管18から引き出すように操作して、粘膜把持部10で粘膜や医療用クリップを挟み、粘膜を把持するとき、操作線11は、伸縮部材19を引っ張り、図8のように、伸縮部材19のピッチP2を広げる。また、このとき、第1可撓管12のスプリングのピッチP1は、粘膜把持部10が粘膜を把持する前の状態と変わりない。そのため、粘膜把持部10が粘膜を把持する前と、略同じ可撓性を有している。
そして、粘膜把持部10が粘膜を把持した後、粘膜を剥離するために、粘膜把持部10は、把持した粘膜を強く持ち上げる必要がある。この場合、操作線11を管15からさらに引き出す方向に引っ張る。すなわち、粘膜を剥離するために、単に粘膜把持部10で粘膜を把持した状態よりも強い力で操作線11を引っ張る。このとき、伸縮部材19は、スプリングのピッチP2がさらに広がり、伸縮部材19の張力が増加する。このとき、操作線11をより強い力で管15から引き出すことで、粘膜把持部10の管状部100と粘膜把持部10が挟んだ粘膜又は医療用クリップが管15の第1可撓管12に引きつけられる。そして、図9のように、第1可撓管12のスプリングのピッチP1は狭くなり、第1可撓管12が粘膜把持部10で粘膜を把持する前と比較してより撓みにくくなる。すなわち、管15内を挿通する伸縮部材19の張力が増し、第1可撓管12が撓みにくくなることで、第1可撓管12が全体として堅くなり、粘膜が挙上され、操作管18の操作による回転などが伝達されやすくなり、操作が容易となる。このように、本発明の粘膜切開剥離術補助具は、操作線11を管15から引き出す力に応じて第1可撓管12の可撓性を制御することができ、操作性がより向上する。
このように、粘膜把持部10に把持された粘膜又は医療用クリップは、操作線11を操作管18から引き出す力を緩めたり、操作線11を操作管18に押し入れる操作によって、粘膜把持部10の環径が大きくなり、開放することができる。
このとき、本発明の粘膜切開剥離術補助具は、伸縮部材19を管状部100の内側を通過させるように粘膜把持部10を形成していることで、操作線11を操作する力を直接伝えない。
これにより、強く操作線11を引っ張ることで、粘膜又は切開剥離する粘膜に備えられた医療用クリップ等が粘膜把持部10と管15との間で引っかかり粘膜又は医療用クリップの開放ができなくなるという従来の問題が解決される。すなわち、操作線11を強く引っ張っても、粘膜又は医療用クリップが粘膜把持部10と管15との間に引っかからない。また、操作線11を操作線18から引き出す力を緩めるだけで、円滑に把持した粘膜を開放することができる。
このように、操作線11を管15に押し入れるような操作に応じて、粘膜把持部10の環径が大きくなり、操作線11を管15から引き出すような操作に応じて、粘膜把持部10の環径を小さくすることができる。これにより、管15に対して操作線11を押し入れる又は引き出すような操作に応じて粘膜把持部10を動かすことができる。粘膜の把持と開放を容易に行なうことができる。そして、剥離する粘膜及びその粘膜に備えた医療用クリップ等を把持し、粘膜にカウンタートラクションをかけることができる。これにより、粘膜下層の視野を十分確保することができる。
図10及び図11は、本発明の粘膜切開剥離術補助具を使用して粘膜を剥離する工程を示す断面図である。本発明の粘膜切開剥離術補助具は、内視鏡の脇に一体となるように備え付けられ、体内に導入される。そして、内視鏡で映される画像を見ながら、剥離する粘膜90の周囲を切り、粘膜90の一端にクリップ91を備え、生理食塩水で粘膜90を浮かせる。次に、図10のように、クリップ91を粘膜把持部10で挟みこみ、粘膜90にカウンタートラクションをかける。そして、図11のように、針状メスなどで粘膜90の下側を切りながら、粘膜90を剥離する方向に対応させて粘膜把持部10を動かし、粘膜90を引っ張るように剥離する。
このように、内視鏡とともに本発明の粘膜切開剥離術補助具を導入することができる。そのため、カウンタートラクションのために穿孔をあける必要がない。また、粘膜下層の視野も十分確保することができる。すなわち、粘膜下層の血管の走行を観察しやすくすることができ、事前に止血できるように補助することができる。
本発明の粘膜切開剥離術補助具は、上述のものに限られるものではない。例えば、管15を構成する第1可撓管11、第2可撓管12及び第3可撓管13は、操作性の向上のために別の部材としたが、操作性に問題がないようであれば同一の部材で構成されたものであっても良い。
さらに、第1可撓管12を第2可撓管13及び第3可撓管14の内側に挿通させ、操作管18と一体となるように接続しても良い。これにより、内視鏡の脇に本発明の粘膜切開剥離術補助具を一体となるように固定しても粘膜把持部10を容易に動かし、剥離する粘膜との位置を調整することができる。
また、本発明の粘膜切開剥離術補助具は、図12のように、第2可撓管13の第1可撓管12と接続されている側の一端に、第2操作線41を固定するように備えてもよい。この場合、この第2操作線41の他端は、第2可撓管13及び第3可撓管14の外側に備え付けられ、本発明の粘膜切開剥離術補助具を内視鏡とともに体内に挿入した際に一端が体外に出る程度の長さを有する第2操作線導管40に挿通されている。この第2操作線導管40は、可撓性を有する。この第2操作線41は、第2操作線導管40から引き出すように操作することで、第2可撓管13を撓ませることができる。これにより、粘膜把持部10の位置を調節することが容易となる。例えば、内視鏡の脇に本発明の粘膜切開剥離術補助具を一体となるように備え付けても、第2操作線41を押し入れる又は引き出す操作に応じて粘膜把持部10の角度を切開剥離する粘膜の位置に合わせることが可能となる。よって操作性が向上する。
本発明の粘膜切開剥離術補助具の一例を示す図である。 図1におけるA−A’断面図である。 図1で示した粘膜切開剥離術補助具の第1可撓管と伸縮部材を示す模式図である。 図1におけるB−B’断面図である。 図1におけるC−C’断面図である。 図1におけるD−D’断面図である。 図1で示した粘膜切開剥離術補助具の操作線を押し入れた状態を示す図である。 粘膜把持部の環径を小さくした際の図3で示した第1可撓管と伸縮部材との関係を示す模式図である。 粘膜を強く把持する際の図3で示した第1可撓管と伸縮部材との関係を示す模式図である。 本発明の粘膜切開剥離術補助具を使用して粘膜を把持した状態を示す図である。 本発明の粘膜切開剥離術補助具を使用して粘膜を剥離方向に引っ張った状態を示す図である。 第2操作線を備えた本発明の粘膜切開剥離術補助具の一例を示す図である。
符号の説明
10 粘膜把持部
100 管状部
11 操作線
12 第1可撓管
13 第2可撓管
14 第3可撓管
15 管
18 操作管
19 伸縮部材

Claims (5)

  1. 粘膜を切開剥離する際、前記粘膜を持ち上げる粘膜切開剥離術補助具であって、
    管状部材を環状に形成し、その環内に粘膜を挟み込むことによって当該粘膜を把持する粘膜把持部と、
    一端に前記粘膜把持部を備え、可撓性を有する管と、
    前記管の一端から前記管状部材の内側を経由して、再び前記管の一端から前記管の内側に挿通され、長手方向に伸縮する伸縮部材と、
    前記管の内側に挿通され、一端が前記伸縮部材の一端及び他端と接続し、前記伸縮部材を介して前記粘膜把持具の環径を可変とするように操作する操作線とを備えることを特徴とする粘膜切開剥離術補助具。
  2. 前記粘膜把持部は、前記操作線を前記管から引き出すような操作に応じて、前記管状部材及び前記操作線で形成される環径を小さくして前記粘膜を把持し、
    前記操作線を前記管に押し入れるような操作に応じて、前記粘膜把持部の環径を大きくして把持した前記粘膜を開放することを特徴とする請求項1記載の粘膜切開剥離術補助具。
  3. 前記粘膜把持部は、前記管状部材の一端及び他端と前記管とが互いに離間可能に形成され、
    前記操作線を前記管に押し入れるような操作に応じて、前記管状部材の一端及び他端と前記管との間隔が離れるように前記粘膜把持部の環径が大きくなり、
    前記操作線を前記管から引き出すような操作に応じて、前記管状部材の一端及び他端と前記管との間隔が狭くなるように前記粘膜把持部の環径が小さくなるを特徴とする請求項2記載の粘膜切開剥離術補助具。
  4. 前記管状部材は、エラストマーにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の粘膜切開剥離術補助具。
  5. 前記伸縮部材は、スプリングであることを特徴とする請求項1記載の粘膜切開剥離術補助具。
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