JP4444853B2 - 電子写真用トナー、その製造方法およびその評価方法 - Google Patents
電子写真用トナー、その製造方法およびその評価方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4444853B2 JP4444853B2 JP2005050040A JP2005050040A JP4444853B2 JP 4444853 B2 JP4444853 B2 JP 4444853B2 JP 2005050040 A JP2005050040 A JP 2005050040A JP 2005050040 A JP2005050040 A JP 2005050040A JP 4444853 B2 JP4444853 B2 JP 4444853B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- particles
- inorganic fine
- fine particles
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
また、本発明の目的は、上記電子写真用トナーの製造方法を提供することにある。
(I) 少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤を含有するトナー粒子表面に無機微粒子を付着した電子写真用トナーであって、トナー粒子中の定着助剤の含有量が2〜15重量%であり、かつ前記トナー粒子と無機微粒子とを上羽根と下羽根とデフレクターとを有する攪拌機を使用して上羽根の周速が40m/secを越えて混合することによりトナー粒子表面に無機微粒子を付着し、無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下であることを特徴とする電子写真用トナー。
(II) 無機微粒子がシリカ微粒子であることを特徴とする前記(I)に記載の電子写真用トナー。
(III) 体積平均粒子径が5〜12μm、5μm以下のトナー粒子が12個数%以下、6.35μm以下のトナー粒子が35個数%以下、12μm以上のトナー粒子が2.0体積%以下であることを特徴とする前記(I)または(II)に記載の電子写真用トナー。
(IV) 少なくとも1種類の定着助剤は、融点が65〜110℃であることを特徴とする前記(I)乃至(III)のいずれかに記載の電子写真用トナー。
(V) トナー粒子中に磁性粉を含有することを特徴とする前記(I)乃至(IV)のいずれかに記載の電子写真用トナー。
(VI) トナー粒子表面に、さらに磁性粉とカーボンとを付着したことを特徴とする前記(I)乃至(V)のいずれかに記載の電子写真用トナー。
(VII) 無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下である電子写真用トナーの製造方法であって、
1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、及び4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子を、上羽根と下羽根とデフレクターとを有する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着させる工程、とを有することを特徴とする電子写真用トナーの製造方法。
(VIII) 無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下である電子写真用トナーの製造方法であって、
1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子、磁性粉及びカーボンを、上羽根と下羽根とデフレクターとを具備する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着させる工程、及び5)さらに無機微粒子をデフレクターを具備する攪拌機を使用して付着させる工程、とを有することを特徴とする前記(VII)に記載の電子写真用トナーの製造方法。
(IX) 結着樹脂、着色剤及びトナー粒子中2〜15重量%の定着助剤を少なくとも含有するトナー粒子の表面に無機微粒子を上羽根と下羽根とデフレクターとを具備する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着させた電子写真用トナーの評価方法であって、前記電子写真用トナーの蛍光X線強度を複数個の試料により測定し、無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下であることを確認することを特徴とする電子写真用トナーの評価方法。
本発明は、上記電子写真用トナーの製造方法を提供することができる。
本発明は、上記トナー粒子表面の無機微粒子の分散状態を評価することができる。
先ず、本発明の電子写真用トナーについて詳細に説明する。
<結着樹脂>
本発明における結着樹脂としては、トナー用として使用可能なものであれば特に限定されない。具体的には、下記のものが例示できる。ポリエステル系樹脂、スチレン−アクリル酸系共重合体樹脂、熱可塑性エラストマー、スチレン系樹脂、アクリル酸系樹脂、オレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのα−オレフィン樹脂など)、ビニル系樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなど)、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリフェニレンオキシド系樹脂、テルペンフェノール樹脂、ポリ乳酸樹脂、水添ロジン、環化ゴム、シクロオレフィン共重合体樹脂等が挙げられる。これらは、単独で、または2種以上組み合わせて使用できる。これらの中でも、トナーの画質特性、耐久性、生産性などの要求をバランスよく満たすことができるという観点から、ポリエステル系樹脂、スチレン−アクリル酸系共重合体樹脂が好ましい。ここで、アクリル酸とは、メタクリル酸のような置換基を有するものも含み、また、アクリル酸エステルを含む。
本発明においては、比較的低価格で入手しやすく、トナーの製造もしやすいスチレンーアクリル酸系共重合体樹脂やポリエステル樹脂が好ましく、特に汎用品が入手し易いスチレンーアクリル酸系共重合体が好ましい。
アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール等のジオール類;1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン;ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノール類;その他の二価のアルコール単量体を挙げることができる。これらのアルコールは、単独で、または2種以上組み合わせて使用してもよい。
三官能以上の多官能性単量体の使用量は、アルコールおよびカルボン酸の成分の合計100モルに対して、10〜90モル、好ましくは20〜80モル、さらに好ましくは30〜80モルの割合から適宜選択できる。
。また、酸価および帯電特性を調整するため、無水マレイン酸、フマル酸などのカルボキシル基または酸無水物基含有単量体を用いることが好ましい。
本発明における着色剤としては、黒トナー用としては、ブラック用顔料、カラートナー用としては、マゼンタ用顔料、シアン用顔料、イエロー用顔料等が挙げられる。
ブラック用顔料としては、通常、カーボンブラックが挙げられる。カーボンブラックの個数平均粒子径、吸油量、PH等は、特に制限されることはない。市販品としては、例えば、米国キャボット社製、商品名:リーガル(REGAL)400、660、330、330R、300、SRF−S、ステリング(STERLING)SO、V、NS、R;コロンビア・カーボン日本社製、商品名:ラーベン(RAVEN)H20、MT−P、410、420、430、450、500、760、780、1000、1035、1060、1080;三菱化学社製、商品名:#5B、#10B、#40、#2400B、MA−100等が挙げられる。これらのカーボンブラックは、単独で、または2種以上組み合わせて使用できる。
ブラック用顔料としては、カーボンブラックの他、酸化鉄、フェライトなどの黒色の磁性粉も使用できる。従って、磁性トナーにおいて黒色磁性粉を用いる場合は、カーボンブラックを使用しなくてもよい。
イエロー用顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1、2、3、4、5、6、7、10、11、12、13、14、15、16、17、23、65、73、74、83、93、94、97、155、180等が挙げられる。これらのイエロー用顔料は、単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。
本発明の電子写真用トナーは、トナーの帯電性を安定して維持するために帯電制御剤を含有することが好ましい。
正帯電性の帯電制御剤としては、例えば、ニグロシンおよび脂肪酸金属塩等による変性物;トリブチルベンジルアンモニウム−1−ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチルアンモニウムテトラフルオロボレート等の第四級アンモニウム塩;ジブチルスズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサイド等のジオルガノスズオキサイド;ジブチルスズボレート、ジオクチルスズボレート、ジシクロヘキシルスズボレート等のジオルガノスズボレート;ピリジウム塩、アジン、トリフェニルメタン系化合物、カチオン性官能基を有する低分子量ポリマー等が挙げられる。これらの正帯電性の帯電制御剤は、単独で、または2種以上組み合わせて使用してもよい。これらの正帯電性の帯電制御剤の中でも、ニグロシン系化合物、第四級アンモニウム塩が好ましく用いられる。
帯電制御剤の含有量は、トナー中、通常、0.3〜5重量%が好ましく、0.4〜4重量%がより好ましく、0.5〜1重量%がさらに好ましい。
帯電制御剤は、カラートナー用には無色あるいは淡色であることが好ましい。
本発明の電子写真用トナーは、低温定着性や定着強度を向上させるために、また、定着時の離型性のために定着助剤を含有している。定着助剤としては、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、変性ポリエチレンワックスなどのポリオレフィン系ワックス;フィッシャートロプシュワックスなどの合成ワックス;パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの石油系ワックス;みつろう、鯨ろう等の動物系ワックス;カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス等の植物系ワックス;硬化ひまし油等の硬化油;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックスが挙げられる。これらの定着助剤は、単独で、または2種類以上組み合わせて用いることができる。
試料約5mgを計量してアルミ製セルに入れて、示差走査熱量計(DSC)(セイコーインスツルメント社製、商品名:SCC−5200)に載置し、1分間に50mlのN2ガスを吹き込む。そして、0〜200℃の間を1分間あたり10℃の割合で昇温させ、200℃で10分間保持し、次に、200℃から0℃に1分間あたり10℃の割合で降温させ、次に上記条件で2回目の昇温をし、その時の最大吸熱ピークの頂点の温度を融点とする。
本発明の電子写真用トナーは、磁性トナーの場合は磁性粉を含有する。
また、非磁性トナーの場合も必要に応じて、トナー粒子の帯電性の制御、現像器周りのトナー飛散の改善のために、磁性粉を含有することが好ましい。
磁性粉としては、例えば、コバルト、鉄、ニッケル等の金属;アルミニウム、銅、鉄、ニッケル、マグネシウム、スズ、亜鉛、金、銀、セレン、チタン、タングステン、ジルコニウム、その他の金属の合金;酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ニッケル等の金属酸化物;フェライト、マグネタイトなどが挙げられ、代表的なものはフェライト及びマグネタイトであり、本発明においてはマグネタイトが好ましい。
非磁性トナーの場合は、0.5〜10重量%が好ましく、1〜8重量%がより好ましく、1.5〜5重量%がさらに好ましい。0.5重量%未満では、その効果が少なく、10重量%を越えるとトナーの抵抗が下がり過ぎ、帯電不良になり易い。
磁性トナーの場合は、15〜70重量%であり、好ましくは25〜60重量%である。
磁性粉としては、その平均一次粒子径が0.01〜3μmのものを好適に使用できる。
また、磁性粉の形状は、粒状、球状、6面体、8面体、多面体、針状のものを必要に応じて適宜選択すればよい。本発明においては8面体のものがトナー中に分散し易いので好ましい。
透過型電子顕微鏡を用い、試料支持メッシュ上に分散した磁性粉の拡大投影写真を撮影し、100個の1次粒子の粒子径(長径と短径の平均)を測定し、数平均粒子径を求めた。
(無機微粒子)
本発明の静電荷像現像用トナーは、保存性向上、流動性向上や帯電安定性のために無機微粒子が表面に付着していることが必要である。無機微粒子としては、シリカ、アルミナ、タルク、クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン等が挙げられる。これらの無機微粒子は、単独で、または2種以上組み合わせて使用してもよい。これらの無機微粒子のうち、シリカが特に好適に使用できる。さらに、表面処理された疎水性無機微粒子が好ましい。
透過型電子顕微鏡を用い、試料支持メッシュ上に分散した微粒子の拡大投影写真を撮影し、100個の1次粒子の粒子径(長径と短径の平均)を測定し、数平均粒子径を求めた。
高濃度自動ガス吸着装置(日本ベル社製、商品名:BELSORP28)を用いて測定し、吸着用ガスとしてはN2ガスを用いる。測定に際しては、試料の表面に単分子層を形成するのに必要な吸着量Vm(cm3/g)を測定し、次式によってBET比表面積S(m2/g)を求めるものである。
S=4.35×Vm(m2/g)
(無機微粒子の分散状態の評価方法)
1)試料の作製
外添処理後のトナーを成型用樹脂リングに入れ、油圧プレス機を用いて直径30mm、厚さ約2mmのペレットにする。
2)蛍光X線の測定
蛍光X線測定装置(日本電子データム(株)社製、商品名:JSX−3201)を用い、6個のペレットの蛍光X線強度を測定する。
図5に、無機微粒子がシリカである場合のチャートを例示した。
3)上記蛍光X線測定装置に附属する解析ソフトにより蛍光X線強度から各ペレットの無機微粒子含有量を算出し、平均値と標準偏差を求める。さらに、平均値と標準偏差とから変動係数(=標準偏差/平均値)を求める。
変動係数が0.030を超えると無機微粒子の分散が悪く、劣悪環境下での保存性や転写効率が劣る。
なお、無機微粒子以外の外添剤の分散状態も、無機微粒子の分散状態を評価することにより、判断できる。
本発明の電子写真用トナーは、トナー粒子表面にカーボンブラックを付着していることが好ましい。トナーの帯電性は、トナー粒子の表面抵抗によるところが多々あるが、内添剤の調製では十分に制御しきれない。カーボンブラックを表面に付着させることで、トナー粒子の表面抵抗を下げる作用があり、特に低湿環境下での帯電量が安定し、画像濃度を安定させる。
本発明は、帯電の立ち上がり性を良好とするために磁性粉を表面に付着することが好ましい。
磁性粉としては、例えば、コバルト、鉄、ニッケル等の金属;アルミニウム、銅、鉄、ニッケル、マグネシウム、スズ、亜鉛、金、銀、セレン、チタン、タングステン、ジルコニウム、その他の金属の合金;酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ニッケル等の金属酸化物;フェライト、マグネタイトなどが挙げられ、代表的なものはフェライト及びマグネタイトである。
また、磁性粉の形状は、粒状、球状、6面体、8面体、多面体、針状のものを必要に応じて適宜選択すればよい。本発明においては8面体のものが分散性が良好であるので好ましい。
本発明の電子写真用トナーは、必要に応じて、前記無機粉粒子に加えて、さらに、ポリ4フッ化エチレン樹脂粉末、ポリフッ化ビニリデン樹脂などの樹脂微粉末が表面に付着していてもよい。また、シリコーンオイルや高級脂肪酸金属塩などを付着していてもよい。
本発明の電子写真用トナーは、現像方式によって特に使用が制限されるものではなく、非磁性一成分現像方式、磁性一成分現像方式、二成分現像方式、その他の現像方式に使用できる。磁性一成分現像方式においては、磁性粉を結着樹脂に混合し磁性トナーとして使用する。二成分現像方式においては、トナーをキャリアと混合して使用する。近年、装置の簡便性やコスト的な観点から、一成分現像方式、特に非磁性一成分現像方式が好まれている。本発明の電子写真用トナーは、前記のとおり帯電部材や現像スリーブ等の現像器の各部材にトナーが融着しにくくすることが可能であり、一成分現像方式に適する。また、キャリアスペントを発生しにくいので二成分現像方式にも適する。
6.35μm以下のトナー粒子は35個数%以下が好ましく、27個数%以下がより好ましい。6.35μm以下のトナー粒子が35個数%を越えると転写効率が低下する。
12μm以上のトナー粒子は2.0体積%以下であることが好ましく、1.5体積%以下がより好ましい。12μm以上のトナー粒子が2.0体積%越えると高精細な高品質画像を得難い。
体積平均粒子径、個数平均粒子径、及び粒子径分布は、粒度分布測定装置(マルチザイザーII、ベックマン・コールター社製)を用いて測定し、体積平均粒子径は体積50%径であり、個数平均粒子径は個数50%径である。
なお、本発明はあらゆる方法で作製されたトナー、例えば懸濁重合法によるトナーにも適用されるものである。
本発明の電子写真用トナーの製造方法は、1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、及び4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子を、デフレクターを有する攪拌機を使用して付着させる工程、とを有する製造方法である。
また、好ましくは、1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子、磁性粉及びカーボンを、デフレクターを具備する攪拌機を使用して付着させる工程、及び5)さらに無機微粒子をデフレクターを具備する攪拌機を使用して付着させる工程、とを有する製造方法である。
粉砕方法としては、ハンマーミル、カッターミルあるいはジェットミル等の装置による粉砕方法が挙げられる。
また、分級法としては、通常、乾式遠心分級機のような気流分級機による方法等により目的とする粒子径のトナー粒子を得る。
無機微粒子の解砕をより進めるには、混合槽の容量に対してトナー粒子の投入量を少なくするとか、攪拌機の羽根の周速を大きくすることなどが有効である。
例えばトナー粒子の投入量は、通常15〜20w/v%であるのを、本発明においては10以上15未満w/v%が好ましい。また、上羽根の周速は通常40m/sec以下であるが、本発明では40m/secを越えることが必要である。
なお、本発明の無機微粒子等の外添工程は、他の方法、例えば懸濁重合法によって得られたトナー粒子に適用することも可能である。
・原材料配合量
・スチレンーアクリル酸系共重合体樹脂 83.5部
(三洋化成工業社製、商品名:ST−305)
・フィッシャートロプシュワックス(天然ガス系) 8.0部
(日本精蝋社製、商品名:FT−100、融点92℃)
・カーボンブラック 5.0部
(キャボット社製、商品名:リーガル330R)
・負帯電性帯電制御剤 0.5部
(保土谷化学工業社製、商品名:T−4−48、クロム系)
・磁性粉(8面体マグネタイト) 3.0部
(戸田工業社製、商品名:EPT1000HDH、平均粒子径0.30μm)
上記原材料をスーパーミキサーで20分間混合し、原材料混合物を得た。その後、前記原材料混合物を2軸混練機(池貝社製、商品名:PCM−65)に投入し、熱溶融混練し、押出し、厚さ約1.5mmのシート状の混練組成物を得た。得られた混練組成物を粗粉砕した後、ジェットミルで粉砕し、乾式気流分級機で分級し、体積平均粒子径が10.4、個数平均粒子径7.8μmのトナー粒子を得た。5μm以下の粒子は11.5個数%、6.35μm以下の粒子は26.0個数%、12μm以上の粒子は1.0体積%、Dv/Dnは1.33であった。
前記トナー粒子100部(40kg)に対し疎水性シリカ(クラリアント社製:商品名:H2000、平均一次粒子径17.5μm、比表面積140m2/g)0.32部、磁性粉(8面体マグネタイト、戸田工業社製、商品名:EPT1000HDH、平均粒子径0.30μm)1.72部、カーボンブラック(キャボット社製、商品名:リーガル330R)0.33部を図1〜4に示すデフレクターを有する300Lヘンシェルミキサーで回転数1220rpm(上羽根の周速46.9m/sec)で5分間混合し、さらに上記疎水性シリカを0.10部追加して2分間混合し、表面に疎水性シリカ、磁性粉、カーボンブラックが付着した本発明の電子写真用トナー(非磁性トナー)を得た。シリカの蛍光X線強度の変動係数は0.0095であった。
実施例1で作製したトナー粒子を用い、外添剤混合工程で上羽根の周速を40.5m/secとした以外は、実施例1と同様にして本発明の電子写真用トナーを得た。シリカの蛍光X線強度の変動係数は0.0173であった。
実施例1で作製したトナー粒子を用い、外添剤混合工程でデフレクターを使用しなかったこと以外は、実施例1と同様にして比較用の電子写真用トナーを得た。シリカの蛍光X線強度の変動係数は0.0336であった。
実施例1において、原材料配合を、フィッシャートロプシュワックス1.5部、スチレンーアクリル酸系共重合体樹脂を90.0部とした以外は実施例1と同様にして比較用の電子写真用トナーを得た。トナー粒子の体積平均粒子径は10.2μm、個数平均粒子径は7.6μm、5μm以下の粒子は11.6個数%、6.35μm以下の粒子は26.5個数%、12μm以上の粒子は0.95体積%、Dv/Dnは1.34であった。シリカの蛍光X線強度の変動係数は0.0098であった。
実施例1において、原材料配合を、フィッシャートロプシュワックス17.5部、スチレンーアクリル酸系共重合体樹脂を74.0部とした以外は実施例1と同様にして比較用の電子写真用トナーを得た。体積平均粒子径は、10.5μm、個数平均粒子径は7.8μm、5μm以下の粒子は11.8個数%、6.35μm以下の粒子は27.0個数%、12μm以上の粒子は1.2体積%、Dv/Dnは1.35であった。シリカの蛍光X線強度の変動係数は0.0099であった。
実施例、及び比較例のトナー7.5重量部と、鉄粉キャリア(関東電化工業社製、商品名:TK−185)92.5重量部とを混合し二成分現像剤を作製し、カートリッジに該二成分現像剤を200gと、補給トナー195g充填し、50℃のオーブン中に48時間放置した。該カートリッジを二成分現像方式の複写機(シャープ社製、商品名:AL−1001)に装着し、転写効率、画像濃度(ID)、カブリ(BG)をN/N(25℃/50%RH)、N/L(20℃/10%RH)、H/H(35℃/87%RH)の環境下で評価した。定着強度はN/N環境下のみで評価した。
測定結果を表1に示した。
1.転写効率:
カートリッジ内の全トナー(15g+195g=210g)が消費されるまで連続プリントし、回収ボックスに回収された廃棄トナー量を計量し、次式により転写効率を算出した。
転写効率=([210g−廃棄トナー量(g)]/210)×100(%)
転写効率は80%以上であれば実用上問題ない。
なお、上記複写機においてはクリーニングブレードにより回収されたトナーは、廃棄トナー搬送ローラーによて、カートリッジに附属する回収ボックスに送られる。
2.定着強度:
上記二成分現像剤を上記複写機にて、A4の転写紙に画像濃度を0.2〜1.4の間で段階的に変えた14個の円形パッチ(6mmφ)の未定着パターンを形成した。
そして、表層が4フッ化エチレン樹脂で形成された熱定着ローラーと、表層がシリコーンゴムで形成された圧力定着ローラーが対になって回転する外部定着機をローラー圧力が1Kg/cm2およびローラースピードが80mm/secになるように調節し、該熱定着ロールの表面温度を160℃に設定して前記未定着画像を定着させた。
そして、定着画像をライオン社製砂消しゴムの切断切片を45°に当接し、荷重1Kgで3往復擦り、各パッチの擦る前後の画像濃度の差から定着率を求め、その最小値を定着強度とした。
定着強度=(擦った後の画像濃度/擦る前の画像濃度)×100(%)
3.画像濃度(ID)
反射濃度計(マクベス社製、商品名:RD914)で25mm×25mmのベタ画像の濃度を測定した。
4.地カブリ(BG)
白色度計(日本電色工業社製、商品名:ColerMeter2000)を用い、プリント後の非画像部の白色度と、プリント前の白色度との差を地カブリの値とした。
なお、ID,BGの値は初期〜6000枚の1000枚毎の測定値を平均した値である。
実施例1及び2の本発明の電子写真用トナーは、ID,BG、転写効率、定着強度ともN/L、H/H環境下を含めて問題なかった。
一方、比較例1のトナーは、蛍光X線強度の変動係数が大きく、シリカをはじめ外添剤の分散が悪いため、転写効率が劣り、BGが多かった。
比較例2のトナーは、ワックス量が少ないため定着強度が小さかった。
比較例3のトナーは、ワックス量が多いため、キャリアスペントが発生し、帯電が阻害され、N/LでIDが小さく、かつBGが多かった。
本発明の電子写真用トナーの製造方法は、上記電子写真用トナーを製造することが可能である。
本発明の電子写真用トナーの評価方法は、上記電子写真用トナー粒子表面の無機微粒子の分散状態を評価することができる。
2 上羽根
3 下羽根
4 デフレクター
Claims (9)
- 少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤を含有するトナー粒子表面に無機微粒子を付着した電子写真用トナーであって、トナー粒子中の定着助剤の含有量が2〜15重量%であり、かつ前記トナー粒子と無機微粒子とを上羽根と下羽根とデフレクターとを有する攪拌機を使用して上羽根の周速が40m/secを越えて混合することによりトナー粒子表面に無機微粒子を付着し、無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下であることを特徴とする電子写真用トナー。
- 無機微粒子がシリカ微粒子であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真用トナー。
- 体積平均粒子径が5〜12μm、5μm以下のトナー粒子が12個数%以下、6.35μm以下のトナー粒子が35個数%以下、12μm以上のトナー粒子が2.0体積%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真用トナー。
- 少なくとも1種類の定着助剤は、融点が65〜110℃であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子写真用トナー。
- トナー粒子中に磁性粉を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電子写真用トナー。
- トナー粒子表面に、さらに磁性粉とカーボンとを付着したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電子写真用トナー。
- 無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下である電子写真用トナーの製造方法であって、
1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、及び4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子を、上羽根と下羽根とデフレクターとを有する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着させる工程、とを有することを特徴とする電子写真用トナーの製造方法。 - 無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下である電子写真用トナーの製造方法であって、
1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子、磁性粉及びカーボンを、上羽根と下羽根とデフレクターとを具備する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着させる工程、及び5)さらに無機微粒子をデフレクターを具備する攪拌機を使用して付着させる工程、とを有することを特徴とする請求項7に記載の電子写真用トナーの製造方法。 - 結着樹脂、着色剤及びトナー粒子中2〜15重量%の定着助剤を少なくとも含有するトナー粒子の表面に無機微粒子を上羽根と下羽根とデフレクターとを具備する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着した電子写真用トナーの評価方法であって、前記電子写真用トナーの蛍光X線強度を複数個の試料により測定し、無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下であることを確認することを特徴とする電子写真用トナーの評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005050040A JP4444853B2 (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | 電子写真用トナー、その製造方法およびその評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005050040A JP4444853B2 (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | 電子写真用トナー、その製造方法およびその評価方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006235256A JP2006235256A (ja) | 2006-09-07 |
JP2006235256A5 JP2006235256A5 (ja) | 2007-06-28 |
JP4444853B2 true JP4444853B2 (ja) | 2010-03-31 |
Family
ID=37042969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005050040A Expired - Fee Related JP4444853B2 (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | 電子写真用トナー、その製造方法およびその評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4444853B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5486834B2 (ja) * | 2009-04-13 | 2014-05-07 | 花王株式会社 | 非磁性トナー |
JP6497863B2 (ja) * | 2014-08-07 | 2019-04-10 | キヤノン株式会社 | トナーの製造方法 |
US9778583B2 (en) * | 2014-08-07 | 2017-10-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner and imaging method |
JP6558997B2 (ja) * | 2015-07-24 | 2019-08-14 | キヤノン株式会社 | トナー処理装置及びトナー製造方法 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01297661A (ja) * | 1988-05-26 | 1989-11-30 | Hitachi Metals Ltd | 正帯電型磁性トナー |
JPH04296766A (ja) * | 1991-03-26 | 1992-10-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法 |
JP2887717B2 (ja) * | 1992-07-29 | 1999-04-26 | 株式会社巴川製紙所 | 静電荷現像用トナー |
JP3221924B2 (ja) * | 1992-08-07 | 2001-10-22 | 株式会社東芝 | 半導体装置の製造方法 |
JP3283087B2 (ja) * | 1993-03-05 | 2002-05-20 | 株式会社東芝 | 現像剤及び画像形成装置 |
JPH06332253A (ja) * | 1993-05-25 | 1994-12-02 | Mita Ind Co Ltd | 電子写真用トナーの製造方法 |
JP3017664B2 (ja) * | 1995-06-16 | 2000-03-13 | 株式会社巴川製紙所 | 非磁性一成分現像用トナー |
JP3635140B2 (ja) * | 1995-12-28 | 2005-04-06 | 株式会社巴川製紙所 | 電子写真用トナー |
JP3731986B2 (ja) * | 1997-09-29 | 2006-01-05 | 株式会社巴川製紙所 | 電子写真用非磁性トナー |
JP2000267357A (ja) * | 1999-03-16 | 2000-09-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電潜像現像用トナー及び画像形成方法 |
JP2001083732A (ja) * | 1999-09-09 | 2001-03-30 | Toshiba Tec Corp | 現像剤用トナー、現像剤、現像剤用トナーの製造方法及び、現像剤の製造方法 |
JP2002268263A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-18 | Ricoh Co Ltd | 静電潜像現像剤およびそれを用いた現像方法並びに現像装置 |
JP3944692B2 (ja) * | 2001-08-08 | 2007-07-11 | セイコーエプソン株式会社 | 乾式トナー |
JP2003215832A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-30 | Canon Inc | 乾式トナー |
JP3975331B2 (ja) * | 2002-03-01 | 2007-09-12 | セイコーエプソン株式会社 | 負帯電トナーおよび画像形成装置。 |
JP4095322B2 (ja) * | 2002-03-25 | 2008-06-04 | キヤノン株式会社 | 乾式トナー |
JP2003316071A (ja) * | 2002-04-22 | 2003-11-06 | Mitsubishi Chemicals Corp | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
-
2005
- 2005-02-25 JP JP2005050040A patent/JP4444853B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006235256A (ja) | 2006-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4514757B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP2001194823A (ja) | フルカラー電子写真用トナー、フルカラー電子写真用現像剤、および、画像形成方法 | |
JP5450332B2 (ja) | 電子写真用正帯電乾式トナー | |
JP2012063602A (ja) | 電子写真用正帯電乾式トナー | |
JP2000003067A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP4444853B2 (ja) | 電子写真用トナー、その製造方法およびその評価方法 | |
JP4989805B2 (ja) | トナーの評価方法 | |
JP2007108675A (ja) | 画像形成方法及びプロセスカートリッジ | |
JP3170473B2 (ja) | 静電荷現像用トナー | |
JP4314182B2 (ja) | 電子写真用トナー及びその製造方法 | |
JP4621509B2 (ja) | 電子写真用トナーおよびその製造方法 | |
JP2006071667A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 | |
JPH09218537A (ja) | 非磁性一成分現像剤及びそれを用いる画像形成方法 | |
JP2012108393A (ja) | トナーの製造方法およびトナー | |
JP2017151147A (ja) | 磁性トナー、及び磁性トナーの製造方法 | |
JP4680174B2 (ja) | 非磁性一成分トナーの製造方法及び画像形成方法 | |
JP6390635B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP2001013715A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JPH0738079B2 (ja) | 静電潜像現像方法 | |
JP4634090B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JPS61147260A (ja) | 静電荷像現像用トナ− | |
JP2004109406A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP2012068497A (ja) | 正帯電性トナー | |
JP2007148085A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 | |
JP3729718B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーと画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070514 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070514 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090417 |
|
RD13 | Notification of appointment of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433 Effective date: 20090417 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20090420 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100105 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4444853 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140122 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |