JP4444853B2 - 電子写真用トナー、その製造方法およびその評価方法 - Google Patents

電子写真用トナー、その製造方法およびその評価方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真法、静電記録法等に用いられる電子写真用トナー、その製造方法およびその評価方法に関する。
一般に、電子写真方式の複写機やプリンターなどの画像形成装置は、光導電性を有する感光体上に静電潜像を形成し、その静電潜像にキャリアとの摩擦、あるいは現像装置の一部を構成する帯電部材との摩擦により、摩擦帯電電荷を得た絶縁性トナーを静電気的に付着して現像し、次いで形成されたトナー画像を、普通紙、フィルムなどの転写媒体に転写した後、加熱、加圧、溶剤蒸気等により転写媒体上に定着させることにより複写画像ないしプリント画像を形成することを基本原理とするものである。
現在では、上記定着方式の内、加熱・加圧による熱圧定着方式がもっとも一般的である。近年、熱圧定着方式においては、低温定着性でありかつ定着強度が強いことが要求されている。このため低融点ワックスのような定着助剤をトナー中に含有させることが広く行われている。しかし、この目的のために低融点ワックスを多めにすると、トナーの保存性が低下しトナー粒子がブロッキングを起し、画像品質の低下をもたらす。トナーの運搬、保管において、例えば真夏には、50℃を越える劣悪な環境下に曝されることも珍しいことではない。このような環境にも耐え得る優れた保存性を有し、かつ高度な画像品質を有することが要望されていた。
また、静電潜像の現像方式としては二成分現像方式、磁性一成分現像方式、非磁性一成分現像方式に代表されるが、いずれの現像方式においても、トナーを摩擦帯電させ、その静電気力によってトナーを静電潜像に担持させて現像を行っている。そこで、定着助剤を多めにすると、一成分現像方式においては現像スリーブや帯電ブレードへの融着が発生し、画像にスジや黒ベタ部に濃度ムラを発現させるとか、二成分現像方式においては定着助剤を始めトナー成分がキャリアに付着するいわゆるスペント現象のため、トナーの帯電が阻害され帯電量にばらつきが生じるので印刷物にカブリが発生するなどの悪影響を引き起こしていた。
トナー粒子のブロッキングを防止するためには、トナー粒子表面に流動性向上のために無機微粒子を付着させることがよく行なわれている。しかし、無機微粒子は2次凝集粒子として存在するためにトナー粒子との混合時に十分に解砕されず、トナー粒子表面に不均一に存在しトナー粒子から脱離しやすいとか、遊離状態で存在してしまう。このような場合、無機微粒子がキャリアに付着し、キャリアの帯電特性が劣化し補給トナーの帯電が不十分になり低帯電トナーが発生し、低帯電トナーにより感光体上のカブリが多くなり、転写効率が低下するので回収トナー(廃棄トナー)が増えるためコストアップにつながり、現像器部分がカートリッジ方式の場合、カートリッジの寿命が短くなる。また極端な場合、回収トナーを収容する回収ボックスから回収トナーが溢れてしまうという不具合が生じていた。
また、近年、画像品質の高度化への要求はますます高まり、特に繊細な画像、写真調の画像の再現が求められ、この対応のためトナー粒子の小粒径化が進められてきた。しかし、小粒径化は微粉が増えることになり、微粉が増えるとブロッキングを起しやすくなるとか、流動性が低下して摩擦帯電性に影響するなどの不具合をもたらす。また、定着助剤や無機微粒子がトナー粒子から脱離しやすくなり、それに伴なう融着やキャリアスペントの問題を引き起こしていた。
特開平4−152353号公報 特開平4−70761号公報 特開2001−92175号公報
よって、本発明の目的は、低温定着性、定着強度に優れ、高温・高湿のような劣悪な環境下においても優れた保存性を有し、多数枚の連続コピーにおいても融着やキャリアスペントを発生させず、かつ転写効率の優れた電子写真用トナーを提供することにある。
また、本発明の目的は、上記電子写真用トナーの製造方法を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するために定着助剤を多めに含有するトナーにおいて、トナー粒子表面の無機微粒子の分散状態を均一にすることを検討する中で、蛍光X線強度の変動係数で分散状態を評価し得ることを見出し本発明を達成するに至った。
すなわち、本発明は、下記の技術的構成により、前記課題を解決できたものである。
(I) 少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤を含有するトナー粒子表面に無機微粒子を付着した電子写真用トナーであって、トナー粒子中の定着助剤の含有量が2〜15重量%であり、かつ前記トナー粒子と無機微粒子とを上羽根と下羽根とデフレクターとを有する攪拌機を使用して上羽根の周速が40m/secを越えて混合することによりトナー粒子表面に無機微粒子を付着し、無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下であることを特徴とする電子写真用トナー。
(II) 無機微粒子がシリカ微粒子であることを特徴とする前記(I)に記載の電子写真用トナー。
(III) 体積平均粒子径が5〜12μm、5μm以下のトナー粒子が12個数%以下、6.35μm以下のトナー粒子が35個数%以下、12μm以上のトナー粒子が2.0体積%以下であることを特徴とする前記(I)または(II)に記載の電子写真用トナー。
(IV) 少なくとも1種類の定着助剤は、融点が65〜110℃であることを特徴とする前記(I)乃至(III)のいずれかに記載の電子写真用トナー。
(V) トナー粒子中に磁性粉を含有することを特徴とする前記(I)乃至(IV)のいずれかに記載の電子写真用トナー。
(VI) トナー粒子表面に、さらに磁性粉とカーボンとを付着したことを特徴とする前記(I)乃至(V)のいずれかに記載の電子写真用トナー。
(VII) 無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下である電子写真用トナーの製造方法であって、
1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、及び4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子を、上羽根と下羽根とデフレクターとを有する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着させる工程、とを有することを特徴とする電子写真用トナーの製造方法。
(VIII) 無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下である電子写真用トナーの製造方法であって、
1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子、磁性粉及びカーボンを、上羽根と下羽根とデフレクターとを具備する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着させる工程、及び5)さらに無機微粒子をデフレクターを具備する攪拌機を使用して付着させる工程、とを有することを特徴とする前記(VII)に記載の電子写真用トナーの製造方法。
(IX) 結着樹脂、着色剤及びトナー粒子中2〜15重量%の定着助剤を少なくとも含有するトナー粒子の表面に無機微粒子を上羽根と下羽根とデフレクターとを具備する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着させた電子写真用トナーの評価方法であって、前記電子写真用トナーの蛍光X線強度を複数個の試料により測定し、無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下であることを確認することを特徴とする電子写真用トナーの評価方法。
本発明の電子写真用トナーは、低温定着性、定着強度に優れ、高温・高湿のような劣悪な環境下においても優れた保存性を有し、融着やキャリアスペントを発生させず、かつ転写効率の優れた電子写真用トナーを提供することができる。
本発明は、上記電子写真用トナーの製造方法を提供することができる。
本発明は、上記トナー粒子表面の無機微粒子の分散状態を評価することができる。
本発明の電子写真用トナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤を含有するトナー粒子表面に無機微粒子を付着した電子写真用トナーであって、トナー粒子中の定着助剤の含有量が2〜15重量%であり、かつ無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数が0.030以下であることを特徴とする電子写真用トナーである。
先ず、本発明の電子写真用トナーについて詳細に説明する。
<結着樹脂>
本発明における結着樹脂としては、トナー用として使用可能なものであれば特に限定されない。具体的には、下記のものが例示できる。ポリエステル系樹脂、スチレン−アクリル酸系共重合体樹脂、熱可塑性エラストマー、スチレン系樹脂、アクリル酸系樹脂、オレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのα−オレフィン樹脂など)、ビニル系樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなど)、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリフェニレンオキシド系樹脂、テルペンフェノール樹脂、ポリ乳酸樹脂、水添ロジン、環化ゴム、シクロオレフィン共重合体樹脂等が挙げられる。これらは、単独で、または2種以上組み合わせて使用できる。これらの中でも、トナーの画質特性、耐久性、生産性などの要求をバランスよく満たすことができるという観点から、ポリエステル系樹脂、スチレン−アクリル酸系共重合体樹脂が好ましい。ここで、アクリル酸とは、メタクリル酸のような置換基を有するものも含み、また、アクリル酸エステルを含む。
本発明においては、比較的低価格で入手しやすく、トナーの製造もしやすいスチレンーアクリル酸系共重合体樹脂やポリエステル樹脂が好ましく、特に汎用品が入手し易いスチレンーアクリル酸系共重合体が好ましい。
ポリエステル系樹脂としては、アルコールと、カルボン酸との縮重合により得られるものが挙げられる。
アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール等のジオール類;1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン;ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノール類;その他の二価のアルコール単量体を挙げることができる。これらのアルコールは、単独で、または2種以上組み合わせて使用してもよい。
カルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、これらの酸の無水物、低級アルキルエステルとリノレイン酸の二量体、その他の二価の有機酸単量体を挙げることができる。これらのカルボン酸は、単独で、または2種以上組み合わせて使用してもよい。
ポリエステル系樹脂は、二官能性単量体のみによる重合体のみでなく、三官能以上の多官能性単量体による成分を含有する重合体であってもよい。多官能性単量体である三価以上の多価アルコール単量体としては、例えば、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、蔗糖、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン、その他の三価以上の多価アルコール単量体を挙げることができる。
三価以上の多価カルボン酸単量体としては、例えば、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、エンポール三量体酸、これらの酸無水物、その他の三価以上の多価カルボン酸単量体を挙げることができる。
三官能以上の多官能性単量体の使用量は、アルコールおよびカルボン酸の成分の合計100モルに対して、10〜90モル、好ましくは20〜80モル、さらに好ましくは30〜80モルの割合から適宜選択できる。
スチレン−アクリル酸系共重合体樹脂は、スチレン系単量体単位とアクリル酸系単量体単位との共重合体で構成でき、必要に応じてその他の単量体単位を含有していてもよい。 スチレン系単量体としては、例えば、スチレン、アルキルスチレン(o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレンなどのビニルトルエン、ビニルキシレン、p−t−ブチルスチレンなど)またはこれらの誘導体、アルコキシスチレン(p−メトキシスチレンなど)またはこれらの誘導体、p−フェニルスチレンまたはこれらの誘導体、ハロスチレン(o−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p−クロロスチレンなど)またはこれらの誘導体などが挙げられる。これらの単量体は単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。前記誘導体としては、アルキル置換体、アルキリデン置換体、アルコキシ置換体、アシル置換体、ハロゲン置換体、ニトロ置換体、アミノ置換体、ヒドロキシ置換体、カルボキシル置換体等が挙げられる。
アクリル酸系単量体としては、例えば、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステル〔アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ベヘニルなどのアクリル酸C1−20アルキルエステル、アクリル酸C4−10シクロアルキルエステル〕、アクリル酸アリールエステル、アクリル酸C7−12アラルキルエステル、アクリル酸ヒドロキシアルキル〔アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピルなど〕、アクリル酸グリシジル、アクリル酸ジアルキルアミノアルキル〔アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチルなど〕、ジC1−4アルキルフォスフェートエチルアクリレート及びこれらの誘導体などが挙げられる。これらの単量体は単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
その他の単量体として、ビニル系単量体(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニルなど)、不飽和オレフィン系単量体(エチレン、プロピレンなど)、ジエン系単量体(イソプレン、ブタジエンなど)、不飽和ジカルボン酸(フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸およびこれらの無水物など)、アクリロニトリル系単量体、アクリルアミド系単量体、ケトン類(ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトンなど)、エーテル類(ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなど)及びこれらの誘導体等が挙げられる。これらのその他の単量体は、スチレン−アクリル酸系共重合体樹脂100重量部中、30重量部以下で含有することが好ましい
。また、酸価および帯電特性を調整するため、無水マレイン酸、フマル酸などのカルボキシル基または酸無水物基含有単量体を用いることが好ましい。
前記単量体により形成される好ましいスチレン−アクリル酸系共重合体樹脂としては、スチレン系単量体単位およびアクリル酸系単量体単位を主成分とする重合体、例えば、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸−n−ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸−n−ブチル共重合体などのスチレン−(メタ)アクリル酸C1−15アルキルエステル共重合体、スチレン−アクリル酸エステル−メタクリル酸エステル等の多元重合体などが挙げられる。
結着樹脂の含有量は、電子写真用トナー中、好ましくは、40〜95重量部であり、非磁性トナーでは、好ましくは75〜95重量部である。
<着色剤>
本発明における着色剤としては、黒トナー用としては、ブラック用顔料、カラートナー用としては、マゼンタ用顔料、シアン用顔料、イエロー用顔料等が挙げられる。
ブラック用顔料としては、通常、カーボンブラックが挙げられる。カーボンブラックの個数平均粒子径、吸油量、PH等は、特に制限されることはない。市販品としては、例えば、米国キャボット社製、商品名:リーガル(REGAL)400、660、330、330R、300、SRF−S、ステリング(STERLING)SO、V、NS、R;コロンビア・カーボン日本社製、商品名:ラーベン(RAVEN)H20、MT−P、410、420、430、450、500、760、780、1000、1035、1060、1080;三菱化学社製、商品名:#5B、#10B、#40、#2400B、MA−100等が挙げられる。これらのカーボンブラックは、単独で、または2種以上組み合わせて使用できる。
カーボンブラックの含有量は、結着樹脂100重量部に対して、好ましくは0.1〜20重量部、より好ましくは1〜10重量部である。カーボンブラックの含有量が少なすぎると画像濃度が低下し、多すぎると画質が低下しやすく、成形性(原材料の分散のし易さ)も低下する。
ブラック用顔料としては、カーボンブラックの他、酸化鉄、フェライトなどの黒色の磁性粉も使用できる。従って、磁性トナーにおいて黒色磁性粉を用いる場合は、カーボンブラックを使用しなくてもよい。
マゼンタ用顔料としては、C.I.ピグメントレッド1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、22、23、30、31、32、37、38、39、40、41、48、49、50,51、52、53、54、55、57、58、60、63、64、68、81、83、87、88、89、90、112、114、122、123、163、202、206、207、209;C.I.ピグメントバイオレット19;C.I.バットレッド1、2,10、13、15、23、29、35等が挙げられる。これらのマゼンタ用顔料は、単独で、または2種以上組み合わせて使用できる。
シアン用顔料としては、C.I.ピグメントブルー2、3、15、16、17;C.I.バットブルー6;C.I.アシッドブルー45等が挙げられる。これらのシアン用顔料は、単独で、または2種以上組み合わせて使用できる。
イエロー用顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1、2、3、4、5、6、7、10、11、12、13、14、15、16、17、23、65、73、74、83、93、94、97、155、180等が挙げられる。これらのイエロー用顔料は、単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。
フルカラー用トナーのカラー用顔料としては、混色性および色再現性の観点から、マゼンタ用顔料としてはC.I.ピグメントレッド57、122が、シアン用顔料としては、C.I.ピグメントブルー15が、イエロー用顔料としては、C.I.ピグメントイエロー17、93、155、180が好適に使用できる。
カラー用顔料の含有量は、結着樹脂100重量部に対して、通常、1〜20重量部であり、好ましくは3〜10重量部、さらに好ましくは4〜9重量部、特に好ましくは4.5〜8重量部である。カラー用顔料の含有量が上記範囲より少な過ぎると、画像濃度が低下し、多過ぎると帯電安定性が悪化して画質が低下しやすい。またコスト的にも不利である。また、カラー用顔料としては、あらかじめ結着樹脂となり得る樹脂中にカラー用顔料を高濃度で分散させた、いわゆるマスターバッチを使用してもよい。
<帯電制御剤>
本発明の電子写真用トナーは、トナーの帯電性を安定して維持するために帯電制御剤を含有することが好ましい。
正帯電性の帯電制御剤としては、例えば、ニグロシンおよび脂肪酸金属塩等による変性物;トリブチルベンジルアンモニウム−1−ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチルアンモニウムテトラフルオロボレート等の第四級アンモニウム塩;ジブチルスズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサイド等のジオルガノスズオキサイド;ジブチルスズボレート、ジオクチルスズボレート、ジシクロヘキシルスズボレート等のジオルガノスズボレート;ピリジウム塩、アジン、トリフェニルメタン系化合物、カチオン性官能基を有する低分子量ポリマー等が挙げられる。これらの正帯電性の帯電制御剤は、単独で、または2種以上組み合わせて使用してもよい。これらの正帯電性の帯電制御剤の中でも、ニグロシン系化合物、第四級アンモニウム塩が好ましく用いられる。
負帯電性の帯電制御剤としては、例えば、アセチルアセトン金属錯体、モノアゾ金属錯体、ナフトエ酸あるいはサリチル酸系の金属錯体または塩等の有機金属化合物、キレート化合物、アニオン性官能基を有する低分子量ポリマー等が挙げられる。これらの負帯電性の帯電制御剤は、単独で、または2種類以上組み合わせて用いることができる。これらの負帯電性の帯電制御剤の中でも、サリチル酸系金属錯体、モノアゾ金属錯体が好ましく用いられる。
帯電制御剤の含有量は、トナー中、通常、0.3〜5重量%が好ましく、0.4〜4重量%がより好ましく、0.5〜1重量%がさらに好ましい。
帯電制御剤は、カラートナー用には無色あるいは淡色であることが好ましい。
<定着助剤>
本発明の電子写真用トナーは、低温定着性や定着強度を向上させるために、また、定着時の離型性のために定着助剤を含有している。定着助剤としては、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、変性ポリエチレンワックスなどのポリオレフィン系ワックス;フィッシャートロプシュワックスなどの合成ワックス;パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの石油系ワックス;みつろう、鯨ろう等の動物系ワックス;カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス等の植物系ワックス;硬化ひまし油等の硬化油;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックスが挙げられる。これらの定着助剤は、単独で、または2種類以上組み合わせて用いることができる。
定着助剤の含有量は、トナー中に2〜15重量%であることが必要であり、3〜12重量%が好ましく、5〜10重量%がより好ましい。定着助剤の含有量が15重量%を越えると、耐融着性、耐スペント性、保存性等が悪化し、かつ定着時にワックスオフセットが発生しやすくなる。ワックスオフセットとは定着ロールに付着したワックスが転写媒体にオフセットし画像を白っぽくし、特にOHP(オーバーヘッドプロジェクター)フィルムにコピーした場合は目立つ。一方、定着助剤の含有量が2重量%未満では、低温定着性や定着強度などへの寄与が不足する。また、定着時にオフセットや巻き付き現象が発生しやすくなる。
本発明における定着助剤の少なくても1種は、示差走査熱量計により測定される融点が65〜110℃のものが好ましく、70〜100℃のものがより好ましい。すべての定着助剤の融点が65℃未満では、トナーの耐融着性、および保存性が低下するおそれがあり、110℃を越えると、トナーの低温定着性および定着強度が低下するおそれがある。
定着助剤の融点の測定は、ASTM D3418−82に準じ下記のとおりに行う。
試料約5mgを計量してアルミ製セルに入れて、示差走査熱量計(DSC)(セイコーインスツルメント社製、商品名:SCC−5200)に載置し、1分間に50mlのNガスを吹き込む。そして、0〜200℃の間を1分間あたり10℃の割合で昇温させ、200℃で10分間保持し、次に、200℃から0℃に1分間あたり10℃の割合で降温させ、次に上記条件で2回目の昇温をし、その時の最大吸熱ピークの頂点の温度を融点とする。
<磁性粉>
本発明の電子写真用トナーは、磁性トナーの場合は磁性粉を含有する。
また、非磁性トナーの場合も必要に応じて、トナー粒子の帯電性の制御、現像器周りのトナー飛散の改善のために、磁性粉を含有することが好ましい。
磁性粉としては、例えば、コバルト、鉄、ニッケル等の金属;アルミニウム、銅、鉄、ニッケル、マグネシウム、スズ、亜鉛、金、銀、セレン、チタン、タングステン、ジルコニウム、その他の金属の合金;酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ニッケル等の金属酸化物;フェライト、マグネタイトなどが挙げられ、代表的なものはフェライト及びマグネタイトであり、本発明においてはマグネタイトが好ましい。
磁性粉の含有量は、電子写真用トナー中、通常、70重量%以下である。
非磁性トナーの場合は、0.5〜10重量%が好ましく、1〜8重量%がより好ましく、1.5〜5重量%がさらに好ましい。0.5重量%未満では、その効果が少なく、10重量%を越えるとトナーの抵抗が下がり過ぎ、帯電不良になり易い。
磁性トナーの場合は、15〜70重量%であり、好ましくは25〜60重量%である。
磁性粉としては、その平均一次粒子径が0.01〜3μmのものを好適に使用できる。
また、磁性粉の形状は、粒状、球状、6面体、8面体、多面体、針状のものを必要に応じて適宜選択すればよい。本発明においては8面体のものがトナー中に分散し易いので好ましい。
磁性粉の平均一次粒子径の測定方法は下記の通りである。
透過型電子顕微鏡を用い、試料支持メッシュ上に分散した磁性粉の拡大投影写真を撮影し、100個の1次粒子の粒子径(長径と短径の平均)を測定し、数平均粒子径を求めた。
さらに、本発明の電子写真用トナーには、必要に応じて、従来公知の可塑剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、各種フィラー、帯電防止剤、香料、滑剤、難燃剤、発泡剤、抗菌・抗カビ剤、その他の各種添加剤が配合されていてもよい。
<外添剤>
(無機微粒子)
本発明の静電荷像現像用トナーは、保存性向上、流動性向上や帯電安定性のために無機微粒子が表面に付着していることが必要である。無機微粒子としては、シリカ、アルミナ、タルク、クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン等が挙げられる。これらの無機微粒子は、単独で、または2種以上組み合わせて使用してもよい。これらの無機微粒子のうち、シリカが特に好適に使用できる。さらに、表面処理された疎水性無機微粒子が好ましい。
無機微粒子の付着量は、トナー粒子に対して0.1〜1重量%が好ましく、0.2〜0.8重量%がより好ましく、0.3〜0.6重量%がさらに好ましい。0.1重量%未満では前記目的が十分に達成できず、1重量%を越えると遊離した無機微粒子を発生しやすくなり、キャリアに付着したり、感光体などを汚染し好ましくない。
無機微粒子は、平均粒子径、BET比表面積、表面処理など特に制限されなく、適宜選択できるが、平均1次粒子径が5〜100nmが好ましく、10〜30nmがより好ましい。またBET比表面積が50〜400m/gの範囲にあるものが好ましく70〜200m/gがより好ましい。平均1次粒子径5nm未満、またはBET比表面積が400m/gを越えるものは粒子径が小さいため通常製造されていないので高価なものになってしまう。平均1次粒子径が100nmを越えるか、またはBET比表面積が50m/g未満であると流動性向上等の効果が不足し、また、トナー粒子から脱離しやすくなり感光体汚染を引き起こす。
無機微粒子の平均1次粒子径の測定方法は下記のとおりである。
透過型電子顕微鏡を用い、試料支持メッシュ上に分散した微粒子の拡大投影写真を撮影し、100個の1次粒子の粒子径(長径と短径の平均)を測定し、数平均粒子径を求めた。
無機微粒子のBET比表面積の測定方法は下記のとおりである。
高濃度自動ガス吸着装置(日本ベル社製、商品名:BELSORP28)を用いて測定し、吸着用ガスとしてはNガスを用いる。測定に際しては、試料の表面に単分子層を形成するのに必要な吸着量Vm(cm/g)を測定し、次式によってBET比表面積S(m/g)を求めるものである。
S=4.35×Vm(m/g)
無機微粒子は通常、一次粒子が凝集した二次粒子となっている。二次粒子が十分に解砕されず、分散不十分であると、個々のトナー粒子表面上の無機微粒子の分布が不均一となり、保存性、流動性、帯電安定性への効果が低減するばかりでなく、大きな無機微粒子がトナー粒子から脱離してキャリアに付着しキャリアの帯電特性を低下させ、低帯電トナーを発生させ、感光体カブリを増加させ、その結果、転写効率の低下などの不具合を起していた。
したがって、トナー粒子表面での無機微粒子の分散状態を良好な状態とすることは極めて重要なことである。本発明は、分散状態を適格に評価する方法として、複数個の試料の蛍光X線強度を測定し、その変動係数で評価することを見出した。その方法は下記のとおりである。
(無機微粒子の分散状態の評価方法)
1)試料の作製
外添処理後のトナーを成型用樹脂リングに入れ、油圧プレス機を用いて直径30mm、厚さ約2mmのペレットにする。
2)蛍光X線の測定
蛍光X線測定装置(日本電子データム(株)社製、商品名:JSX−3201)を用い、6個のペレットの蛍光X線強度を測定する。
図5に、無機微粒子がシリカである場合のチャートを例示した。
3)上記蛍光X線測定装置に附属する解析ソフトにより蛍光X線強度から各ペレットの無機微粒子含有量を算出し、平均値と標準偏差を求める。さらに、平均値と標準偏差とから変動係数(=標準偏差/平均値)を求める。
上記の方法で求めた変動係数は0.030以下であることが必要であり、0.020以下であることが好ましい。
変動係数が0.030を超えると無機微粒子の分散が悪く、劣悪環境下での保存性や転写効率が劣る。
なお、無機微粒子以外の外添剤の分散状態も、無機微粒子の分散状態を評価することにより、判断できる。
(カーボンブラック)
本発明の電子写真用トナーは、トナー粒子表面にカーボンブラックを付着していることが好ましい。トナーの帯電性は、トナー粒子の表面抵抗によるところが多々あるが、内添剤の調製では十分に制御しきれない。カーボンブラックを表面に付着させることで、トナー粒子の表面抵抗を下げる作用があり、特に低湿環境下での帯電量が安定し、画像濃度を安定させる。
カーボンブラックの個数平均粒子径、吸油量、PH等は、特に制限されることはない。市販品としては、例えば、米国キャボット社製、商品名:リーガル(REGAL)400、660、330、330R、300、SRF−S、ステリング(STERLING)SO、V、NS、R;コロンビア・カーボン日本社製、商品名:ラーベン(RAVEN)H20、MT−P、410、420、430、450、500、760、780、1000、1035、1060、1080;三菱化学社製、商品名:#5B、#10B、#40、#2400B、MA−100等が挙げられる。これらのカーボンブラックは、単独で、または2種以上組み合わせて使用できる。
カーボンブラックの付着量は、トナー粒子に対して0.1〜1重量%が好ましく、0.2〜0.6重量%がより好ましい。0.1重量%未満では低湿環境下で表面抵抗を下げる効果が不十分であり、1重量%を越えると表面抵抗が下がり過ぎて帯電が過剰となり、カブリが増える傾向となる。
(磁性粉)
本発明は、帯電の立ち上がり性を良好とするために磁性粉を表面に付着することが好ましい。
磁性粉としては、例えば、コバルト、鉄、ニッケル等の金属;アルミニウム、銅、鉄、ニッケル、マグネシウム、スズ、亜鉛、金、銀、セレン、チタン、タングステン、ジルコニウム、その他の金属の合金;酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ニッケル等の金属酸化物;フェライト、マグネタイトなどが挙げられ、代表的なものはフェライト及びマグネタイトである。
また、磁性粉の形状は、粒状、球状、6面体、8面体、多面体、針状のものを必要に応じて適宜選択すればよい。本発明においては8面体のものが分散性が良好であるので好ましい。
磁性粉の付着量は、トナー粒子に対して0.5〜5重量%が好ましく、0.8〜3重量%がより好ましく、1〜2重量%がさらに好ましい。0.5重量%未満では、その効果が少なく、5重量%を越えると感光体に付着したり、感光体を傷つけたりするので画像が乱れたり、転写媒体上にブラックスポット(黒点、BS)を発生させ易い。
無機微粒子、カーボンブラック、及び磁性粉の合計の添加量は1.0〜6.0重量%が好ましく、1.5〜4.0重量%がより好ましく、2.0〜3.0重量%がさらに好ましい。1.0重量%未満では、画像濃度が不足し、6.0重量%を越えるとカブリが発生し易くなる。
(樹脂微粉末、他)
本発明の電子写真用トナーは、必要に応じて、前記無機粉粒子に加えて、さらに、ポリ4フッ化エチレン樹脂粉末、ポリフッ化ビニリデン樹脂などの樹脂微粉末が表面に付着していてもよい。また、シリコーンオイルや高級脂肪酸金属塩などを付着していてもよい。
<電子写真用トナー>
本発明の電子写真用トナーは、現像方式によって特に使用が制限されるものではなく、非磁性一成分現像方式、磁性一成分現像方式、二成分現像方式、その他の現像方式に使用できる。磁性一成分現像方式においては、磁性粉を結着樹脂に混合し磁性トナーとして使用する。二成分現像方式においては、トナーをキャリアと混合して使用する。近年、装置の簡便性やコスト的な観点から、一成分現像方式、特に非磁性一成分現像方式が好まれている。本発明の電子写真用トナーは、前記のとおり帯電部材や現像スリーブ等の現像器の各部材にトナーが融着しにくくすることが可能であり、一成分現像方式に適する。また、キャリアスペントを発生しにくいので二成分現像方式にも適する。
二成分現像方式におけるキャリアとしては、例えば、ニッケル、コバルト、酸化鉄、フェライト、マグネタイト、鉄、ガラスビーズなどが使用できる。これらのキャリアは、単独で、または2種以上組み合わせて使用してもよい。キャリアとしては、その平均粒子径が20〜150μmであるものが好ましい。また、キャリアの表面は、フッ素系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂などの被覆剤で被覆されていてもよい。また、磁性体を結着樹脂中に分散したものでもよい。
本発明の電子写真用トナーは、モノカラー用トナーであっても、フルカラー用トナーであってもよく、特に小粒径を指向するフルカラー用として好ましく使用される。モノカラー用トナーでは、着色剤としてカーボンブラック等が使用でき、フルカラー用トナーでは、着色剤として、前記カラー用顔料が使用できる。
本発明の電子写真用トナーの体積平均粒子径(Dv)は、5〜12μmが好ましく、6〜11μmがより好ましく、8〜11μmがさらに好ましい。体積平均粒子径が5μm未満では、生産性が悪化する、帯電量が増大してカブリが増える、トナー粒子中の着色剤、定着助剤、帯電制御剤、磁性粉等の分散が相対的に悪化し、トナー粒子から脱離しやすくなりそれに伴う種々な不都合をもたらす。12μmを越えると高精細な高品質画像を得難い。
また、本発明の電子写真用トナーは、その粒子径分布において、5μm以下のトナー粒子は15個数%以下が好ましく、12個数%以下がより好ましい。5μm以下のトナー粒子が15個数%を越えると転写効率が低下する。
6.35μm以下のトナー粒子は35個数%以下が好ましく、27個数%以下がより好ましい。6.35μm以下のトナー粒子が35個数%を越えると転写効率が低下する。
12μm以上のトナー粒子は2.0体積%以下であることが好ましく、1.5体積%以下がより好ましい。12μm以上のトナー粒子が2.0体積%越えると高精細な高品質画像を得難い。
本発明の電子写真用トナーは、シャープな粒子径分布を有することが好ましく、体積平均粒子径/個数平均粒子径(Dv/Dn)は1.0〜1.4であることが好ましく、1.0〜1.35であることがより好ましい。体積平均粒子径/個数平均粒子径が1.4を越えると高品質画像を得られにくい。
体積平均粒子径、個数平均粒子径、及び粒子径分布は、粒度分布測定装置(マルチザイザーII、ベックマン・コールター社製)を用いて測定し、体積平均粒子径は体積50%径であり、個数平均粒子径は個数50%径である。
なお、本発明はあらゆる方法で作製されたトナー、例えば懸濁重合法によるトナーにも適用されるものである。
<電子写真用トナーの製造方法>
本発明の電子写真用トナーの製造方法は、1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、及び4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子を、デフレクターを有する攪拌機を使用して付着させる工程、とを有する製造方法である。
また、好ましくは、1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子、磁性粉及びカーボンを、デフレクターを具備する攪拌機を使用して付着させる工程、及び5)さらに無機微粒子をデフレクターを具備する攪拌機を使用して付着させる工程、とを有する製造方法である。
原材料混合物を得る工程は、先ず、タービン型攪拌機、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等の攪拌機に、結着樹脂、着色剤、及び必要に応じてその他の原材料を投入し攪拌し原材料混合物とする。
熱溶融混練方法としては、種々の方法、例えば、2軸押出機による方法、バンバリーミキサーによる方法、加圧ローラによる方法、加圧ニーダーによる方法等が挙げられる。成形性(原材料の分散のし易さ)および汎用性の観点から2軸押出機による方法が好ましい。混練組成物は、原材料混合物を2軸押出機により溶融混練し、2軸押出機の先端部の口金(ダイ)より押出すことにより得られる。2軸押出機の混練温度は、70〜250℃、好ましくは70〜200℃、さらに好ましくは90〜200℃程度である。
粉砕方法としては、ハンマーミル、カッターミルあるいはジェットミル等の装置による粉砕方法が挙げられる。
また、分級法としては、通常、乾式遠心分級機のような気流分級機による方法等により目的とする粒子径のトナー粒子を得る。
次に、デフレクターを有するタービン型攪拌機、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等の攪拌機を用いて攪拌することにより、トナー粒子と、前記無機微粒子等の外添剤とを混合し、トナー粒子表面に無機微粒子などを付着させる。デフレクターを有する攪拌機を用いることにより凝集して二次粒子となっている無機微粒子などを一次粒子レベルまで解砕でき、無機微粒子等をトナー粒子上に均一に分布させることができる。無機微粒子等はデフレクターにより、解砕が進み、トナー粒子表面に均一に付着する。図1〜図4にデフレクターを具備するヘンシェルミキサーを例示した。
すなわち、図1において、混合槽1の中に中心軸で回動して配合物を均一に混合する装置が示されているが、上羽根2と下羽根3とで深さ方向における混合を十分になしうるようになっている。混合する材料の混合をさらに均一にするために、混合槽内の流れを変えるデフレクター4が上部に取り付けられている。上羽根2、下羽根3、デフレクター4の形状等は必要に応じて適宜選択できる。また、デフレクターと混合槽内壁との間隙や角度も適宜選択できる。
無機微粒子の解砕をより進めるには、混合槽の容量に対してトナー粒子の投入量を少なくするとか、攪拌機の羽根の周速を大きくすることなどが有効である。
例えばトナー粒子の投入量は、通常15〜20w/v%であるのを、本発明においては10以上15未満w/v%が好ましい。また、上羽根の周速は通常40m/sec以下であるが、本発明では40m/secを越えることが必要である
本発明においては、トナー粒子表面に無機微粒子のみならず、カーボンブラック及び磁性粉をも付着させることが好ましいが、このような場合は、最初にトナー粒子、カーボンブラック、磁性粉及び無機微粒子の一部を混合したのち、残りの無機微粒子を添加し混合することが好ましい。このような2段階の混合をすることにより無機微粒子の分散はより均一となり好ましい。
なお、本発明の無機微粒子等の外添工程は、他の方法、例えば懸濁重合法によって得られたトナー粒子に適用することも可能である。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。なお、原材料の配合量は重量部である。
<実施例1>
・原材料配合量
・スチレンーアクリル酸系共重合体樹脂 83.5部
(三洋化成工業社製、商品名:ST−305)
・フィッシャートロプシュワックス(天然ガス系) 8.0部
(日本精蝋社製、商品名:FT−100、融点92℃)
・カーボンブラック 5.0部
(キャボット社製、商品名:リーガル330R)
・負帯電性帯電制御剤 0.5部
(保土谷化学工業社製、商品名:T−4−48、クロム系)
・磁性粉(8面体マグネタイト) 3.0部
(戸田工業社製、商品名:EPT1000HDH、平均粒子径0.30μm)

上記原材料をスーパーミキサーで20分間混合し、原材料混合物を得た。その後、前記原材料混合物を2軸混練機(池貝社製、商品名:PCM−65)に投入し、熱溶融混練し、押出し、厚さ約1.5mmのシート状の混練組成物を得た。得られた混練組成物を粗粉砕した後、ジェットミルで粉砕し、乾式気流分級機で分級し、体積平均粒子径が10.4、個数平均粒子径7.8μmのトナー粒子を得た。5μm以下の粒子は11.5個数%、6.35μm以下の粒子は26.0個数%、12μm以上の粒子は1.0体積%、Dv/Dnは1.33であった。
前記トナー粒子100部(40kg)に対し疎水性シリカ(クラリアント社製:商品名:H2000、平均一次粒子径17.5μm、比表面積140m/g)0.32部、磁性粉(8面体マグネタイト、戸田工業社製、商品名:EPT1000HDH、平均粒子径0.30μm)1.72部、カーボンブラック(キャボット社製、商品名:リーガル330R)0.33部を図1〜4に示すデフレクターを有する300Lヘンシェルミキサーで回転数1220rpm(上羽根の周速46.9m/sec)で5分間混合し、さらに上記疎水性シリカを0.10部追加して2分間混合し、表面に疎水性シリカ、磁性粉、カーボンブラックが付着した本発明の電子写真用トナー(非磁性トナー)を得た。シリカの蛍光X線強度の変動係数は0.0095であった。
<実施例2>
実施例1で作製したトナー粒子を用い、外添剤混合工程で上羽根の周速を40.5m/secとした以外は、実施例1と同様にして本発明の電子写真用トナーを得た。シリカの蛍光X線強度の変動係数は0.0173であった。
<比較例1>
実施例1で作製したトナー粒子を用い、外添剤混合工程でデフレクターを使用しなかったこと以外は、実施例1と同様にして比較用の電子写真用トナーを得た。シリカの蛍光X線強度の変動係数は0.0336であった。
<比較例2>
実施例1において、原材料配合を、フィッシャートロプシュワックス1.5部、スチレンーアクリル酸系共重合体樹脂を90.0部とした以外は実施例1と同様にして比較用の電子写真用トナーを得た。トナー粒子の体積平均粒子径は10.2μm、個数平均粒子径は7.6μm、5μm以下の粒子は11.6個数%、6.35μm以下の粒子は26.5個数%、12μm以上の粒子は0.95体積%、Dv/Dnは1.34であった。シリカの蛍光X線強度の変動係数は0.0098であった。
<比較例3>
実施例1において、原材料配合を、フィッシャートロプシュワックス17.5部、スチレンーアクリル酸系共重合体樹脂を74.0部とした以外は実施例1と同様にして比較用の電子写真用トナーを得た。体積平均粒子径は、10.5μm、個数平均粒子径は7.8μm、5μm以下の粒子は11.8個数%、6.35μm以下の粒子は27.0個数%、12μm以上の粒子は1.2体積%、Dv/Dnは1.35であった。シリカの蛍光X線強度の変動係数は0.0099であった。
<トナーの評価試験>
実施例、及び比較例のトナー7.5重量部と、鉄粉キャリア(関東電化工業社製、商品名:TK−185)92.5重量部とを混合し二成分現像剤を作製し、カートリッジに該二成分現像剤を200gと、補給トナー195g充填し、50℃のオーブン中に48時間放置した。該カートリッジを二成分現像方式の複写機(シャープ社製、商品名:AL−1001)に装着し、転写効率、画像濃度(ID)、カブリ(BG)をN/N(25℃/50%RH)、N/L(20℃/10%RH)、H/H(35℃/87%RH)の環境下で評価した。定着強度はN/N環境下のみで評価した。
測定結果を表1に示した。
<測定方法>
1.転写効率:
カートリッジ内の全トナー(15g+195g=210g)が消費されるまで連続プリントし、回収ボックスに回収された廃棄トナー量を計量し、次式により転写効率を算出した。
転写効率=([210g−廃棄トナー量(g)]/210)×100(%)
転写効率は80%以上であれば実用上問題ない。
なお、上記複写機においてはクリーニングブレードにより回収されたトナーは、廃棄トナー搬送ローラーによて、カートリッジに附属する回収ボックスに送られる。
2.定着強度:
上記二成分現像剤を上記複写機にて、A4の転写紙に画像濃度を0.2〜1.4の間で段階的に変えた14個の円形パッチ(6mmφ)の未定着パターンを形成した。
そして、表層が4フッ化エチレン樹脂で形成された熱定着ローラーと、表層がシリコーンゴムで形成された圧力定着ローラーが対になって回転する外部定着機をローラー圧力が1Kg/cmおよびローラースピードが80mm/secになるように調節し、該熱定着ロールの表面温度を160℃に設定して前記未定着画像を定着させた。
そして、定着画像をライオン社製砂消しゴムの切断切片を45°に当接し、荷重1Kgで3往復擦り、各パッチの擦る前後の画像濃度の差から定着率を求め、その最小値を定着強度とした。
定着強度=(擦った後の画像濃度/擦る前の画像濃度)×100(%)
3.画像濃度(ID)
反射濃度計(マクベス社製、商品名:RD914)で25mm×25mmのベタ画像の濃度を測定した。
4.地カブリ(BG)
白色度計(日本電色工業社製、商品名:ColerMeter2000)を用い、プリント後の非画像部の白色度と、プリント前の白色度との差を地カブリの値とした。
なお、ID,BGの値は初期〜6000枚の1000枚毎の測定値を平均した値である。
本発明の実施例と比較例について、蛍光X線強度の変動係数、ワックス含有量及びN/N,N/L,H/HにおけるID,BG,転写効率、定着強度を表示すれば表1に示すとおりで、実施例のものが非常に優れていることがわかる。
<評価結果>
実施例1及び2の本発明の電子写真用トナーは、ID,BG、転写効率、定着強度ともN/L、H/H環境下を含めて問題なかった。
一方、比較例1のトナーは、蛍光X線強度の変動係数が大きく、シリカをはじめ外添剤の分散が悪いため、転写効率が劣り、BGが多かった。
比較例2のトナーは、ワックス量が少ないため定着強度が小さかった。
比較例3のトナーは、ワックス量が多いため、キャリアスペントが発生し、帯電が阻害され、N/LでIDが小さく、かつBGが多かった。
本発明の電子写真用トナーは、高温・高湿のような劣悪環境下に曝された後でも、あらゆる環境下においてあらゆる現像方式に使用可能で、高精細画像、写真調画像のような高品質画像を再現することが可能である。また、回収トナーを再使用するリサイクル方式にも好適に使用される。
本発明の電子写真用トナーの製造方法は、上記電子写真用トナーを製造することが可能である。
本発明の電子写真用トナーの評価方法は、上記電子写真用トナー粒子表面の無機微粒子の分散状態を評価することができる。
本発明の実施例1で用いたデフレクターを具備する攪拌機のモデルの断面図。 本発明で用いられる攪拌機の上羽根の一例を示す斜視図。 本発明で用いられる攪拌機の下羽根の一例を示す斜視図。 本発明で用いられるデフレクターの一例を示す斜視図。 本発明に係る電子写真用トナーの蛍光X線強度を示す例である(無機微粒子はシリカ)。
1 混合槽
2 上羽根
3 下羽根
4 デフレクター

Claims (9)

  1. 少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤を含有するトナー粒子表面に無機微粒子を付着した電子写真用トナーであって、トナー粒子中の定着助剤の含有量が2〜15重量%であり、かつ前記トナー粒子と無機微粒子とを上羽根と下羽根とデフレクターとを有する攪拌機を使用して上羽根の周速が40m/secを越えて混合することによりトナー粒子表面に無機微粒子を付着し、無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下であることを特徴とする電子写真用トナー。
  2. 無機微粒子がシリカ微粒子であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真用トナー。
  3. 体積平均粒子径が5〜12μm、5μm以下のトナー粒子が12個数%以下、6.35μm以下のトナー粒子が35個数%以下、12μm以上のトナー粒子が2.0体積%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真用トナー。
  4. 少なくとも1種類の定着助剤は、融点が65〜110℃であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子写真用トナー。
  5. トナー粒子中に磁性粉を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電子写真用トナー。
  6. トナー粒子表面に、さらに磁性粉とカーボンとを付着したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電子写真用トナー。
  7. 無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下である電子写真用トナーの製造方法であって、
    1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、及び4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子を、上羽根と下羽根とデフレクターを有する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着させる工程、とを有することを特徴とする電子写真用トナーの製造方法。
  8. 無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下である電子写真用トナーの製造方法であって、
    1)少なくとも結着樹脂、着色剤及び定着助剤とを混合し原材料混合物を作製する工程、2)該原材料混合物を熱溶融混練し、押出して混練組成物を作製する工程、3)該混練組成物を粉砕・分級してトナー粒子を得る工程、4)該トナー粒子表面に少なくとも無機微粒子、磁性粉及びカーボンを、上羽根と下羽根とデフレクターを具備する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着させる工程、及び5)さらに無機微粒子をデフレクターを具備する攪拌機を使用して付着させる工程、とを有することを特徴とする請求項7に記載の電子写真用トナーの製造方法。
  9. 結着樹脂、着色剤及びトナー粒子中2〜15重量%の定着助剤を少なくとも含有するトナー粒子の表面に無機微粒子を上羽根と下羽根とデフレクターとを具備する攪拌機を使用して上羽根の周速を40m/secを越えて付着した電子写真用トナーの評価方法であって、前記電子写真用トナーの蛍光X線強度を複数個の試料により測定し、無機微粒子の蛍光X線強度の変動係数(標準偏差/平均値)が0.030以下であることを確認することを特徴とする電子写真用トナーの評価方法。
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