JP4428283B2 - 車両用パワーシートスライド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用パワーシートスライド装置に関するものである。
従来、電気的駆動源の動力によりロアレールに対してアッパレールを摺動動作させて、車両フロアに対する車両シートの位置を調整する車両用パワーシートスライド装置として種々のものが提案されている(例えば特許文献1、2など)。図4(a)は、こうした車両用パワーシートスライド装置の一例を示す縦断面図であり、図4(b)は、その一部を拡大して示す拡大図である。同図に示されるように、この装置は、車両フロアに固定されるロアレール81と、ロアレール81に摺動自在に支持され車両シートを支持するアッパレール82と、ロアレール81に固定されたナット部材83と、ナット部材83と螺合するスクリュシャフト84と、アッパレール82の前端に固定され電気的駆動源の動力がスクリュシャフト84へと伝達されるギヤボックス85とを有するものである。
ギヤボックス85は、樹脂製のギヤハウジング86と、ギヤハウジング86を挟持する金属板の支持ブラケット87及びプレート88とを備えている。そして、ギヤボックス85のギヤハウジング86には、電気的駆動源に設けられたウォーム91と、スクリュシャフト84の先端部に固定されてウォーム91と噛み合う樹脂製のヘリカルギヤ(ウォームホイール)92とが収容されている。
図4(b)に示したように、このヘリカルギヤ92は、前記スクリュシャフト84の段部84bに係止された金属製のワッシャ93と、ギヤボックス85を貫通するスクリュシャフト84のボルト部84a(図4(a)参照)に締め付けられるナット94とに挟持される態様でスクリュシャフト84に固定されている。上記ワッシャ93は、ナット94を締め付ける際に、樹脂製のヘリカルギヤ92が段部84bに直接接触してこれに食い込むことを防止するためのものである。上記ギヤボックス85は、アッパレール82の前端面に支持ブラケット87が当接され、アッパレール82側に延出する複数の取付部87a(図4(a)では1箇所のみ図示)においてリベット95によりアッパレール82に固定されている。
なお、前記ワッシャ93と当接するヘリカルギヤ92の一側端部は、円筒状の軸部92aを形成している。このヘリカルギヤ92の軸部92aは、前記ギヤハウジング86の軸受部86aに軸支される。つまり、前記スクリュシャフト84は、前記ヘリカルギヤ92を介して前記アッパレール82に固定されたギヤボックス85(ギヤハウジング86)により回転自在に、且つ、軸方向に移動不能に支持されている。
このような構成にあって、電気的駆動源によりウォーム91を回転駆動してヘリカルギヤ92の設けられたスクリュシャフト84を回転させると、ロアレール81に固定されたナット部材83に対して相対的にスクリュシャフト84が軸方向に移動する。この結果、アッパレール82がロアレール81に対して摺動動作する。そして、車両シートは、車両フロアに対する位置が調整される。
特開2001−239861号公報 特開2002−192996号公報
ところで、上記した車両用パワーシートスライド装置では、図4に示したように前記スクリュシャフト84の前端部が遊挿される前記支持ブラケット87の挿通孔87b及び前記ワッシャ93の軸方向の位置が重合して配置されている。つまり、ワッシャ93の外径方向に挿通孔87bの内壁面の一部が重なっている。従って、前記スクリュシャフト84とともにワッシャ93が回転する際に、これらワッシャ93及び挿通孔87bが干渉すると、金属同士の接触によって異音が発生することがある。
一方、これらワッシャ93及び挿通孔87bの干渉を抑制するために挿通孔87bの内径を大きく設定する場合には、図5に示したように支持ブラケット87の肉厚tを十分に確保することができず、強度不足に陥るという別の問題が生じてしまう。
本発明の目的は、異音発生を抑制しつつ、好適な強度を確保することができる車両用パワーシートスライド装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両フロアに固定される第1レールと、車両シートに固定され、前記第1レールに対して摺動自在に支持される第2レールと、前記第1レールに固定されるナット部材と螺合する、段部を介して先端部の縮径されたスクリュシャフトと、前記スクリュシャフトの先端部が挿通されて前記段部に係止されたワッシャと、前記ワッシャの係止された前記スクリュシャフトの先端部が挿通された樹脂製の歯車部材と、前記歯車部材の挿通された前記スクリュシャフトの先端部に設けられて、前記ワッシャとの間で前記歯車部材を挟持する締結部材と、前記第2レールの先端に固定され、電気的駆動源の動力が前記歯車部材を介して前記スクリュシャフトへと伝達されるギヤボックスとを備え、前記スクリュシャフトを前記ナット部材に対して相対回転させて前記第2レールを前記第1レールに対して摺動動作させる車両用パワーシートスライド装置において、前記ギヤボックスは、挿通孔を有し、該挿通孔において前記スクリュシャフトの先端部が挿通された支持ブラケットと、軸受部を有し、前記支持ブラケットに挿通された前記スクリュシャフトの先端部が挿通されて、該軸受部において前記歯車部材を軸支するギヤハウジングと、前記ギヤハウジングに挿通された前記スクリュシャフトの先端部が挿通されて前記支持ブラケットとの間で前記ギヤハウジングを挟持するプレートとを備え、前記第2レールの先端面に前記支持ブラケットが当接されて該第2レールの先端に固定され、前記段部は、前記ワッシャ前記ギヤハウジング内で前記歯車部材との間で係止るように配置されており、前記ギヤハウジングは、前記ワッシャを遊びがある状態で収容する凹部を有し、前記支持ブラケットの前記挿通孔の内径を前記ワッシャの外径よりも小さく設定したことを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、前記段部に係止されたワッシャは、該段部と前記歯車部材との間に挟み込まれて軸方向に位置決めされる。そして、前記段部は、前記ワッシャが前記ギヤハウジング内で係止されるように配置されている。つまり、前記支持ブラケットの挿通孔及び前記ワッシャは、互いに軸方向にずらして配置される。従って、前記スクリュシャフトとともに前記ワッシャが回転する際に、これらワッシャ及び挿通孔の干渉が抑制され、例えば金属同士の接触による異音発生も抑制される。また、前記挿通孔の内径は、前記ワッシャの外径に合わせて設定する必要がなく、基本的に前記スクリュシャフトの先端部を挿通し得る内径であればよいため、前記支持ブラケットの強度が好適に確保される。
さらに、前記ギヤハウジングは、前記ワッシャを遊びがある状態で収容する凹部を有している。従って、前記ワッシャの配置スペースを確保すべく、前記ギヤハウジングを軸方向に伸ばす必要はなく、該ワッシャは、該ギヤハウジングの既存の軸長内に収められて該ギヤハウジング(ギヤボックス)の軸方向への大型化が回避される。あるいは、前記ワッシャの外径に影響を受けることなく、前記歯車部材の既存の軸受径(軸受部の内径)を維持し得るため、設計変更のための負荷も軽減される。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明では、異音発生を抑制しつつ、好適な強度を確保することができる。
以下、本発明を、例えば自動車などの車両の前席側に搭載される車両用パワーシートスライド装置に具体化した一実施形態について図面に従って説明する。なお、本明細書中において使用する「前後、左右、上下」の方向は、基本的に車両シートのそれを基準として記述する。
図1は、本実施形態の車両用パワーシートスライド装置1を示す分解斜視図である。また、図2(a)は、車両用パワーシートスライド装置1の縦断面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A線に沿った断面図である。さらに、図3は、図2(a)の一部を拡大して示す拡大図である。同図に示されるように、この車両用パワーシートスライド装置1は、第1レールとしてのロアレール11、第2レールとしてのアッパレール12及び駆動機構13を主として構成されている。
ロアレール11は、前後方向に延びる長尺状のもので、底壁部21、底壁部21の幅方向(左右方向)両端から上方に延びる一対の第1側壁部22及び各第1側壁部22の上端から幅方向内側に曲成されて更に第1側壁部22の基端側に折り返された第1折返し壁部23を有している。このロアレール11の前後両端には、その底壁部21においてブラケット24がリベット25により取り付けられている。ロアレール11は、このブラケット24を介して車両フロア(図示略)に固定される。
アッパレール12は、前後方向に延びる長尺状のもので、蓋壁部31、蓋壁部31の幅方向両端から下方に延びる一対の第2側壁部32及び各第2側壁部32の下端から幅方向外側に曲成されて更に前記第1側壁部22及び前記第1折返し壁部23に包囲されるように折り返された第2折返し壁部33を有している。このアッパレール12には、その蓋壁部31においてブラケット34がリベット35により取り付けられている。アッパレール12は、このブラケット34を介して車両シート(図示略)に固定される。
図2(b)に示したように、上記アッパレール12は、ロアレール11の幅方向両側の内壁面とアッパレール12の対向面との間に形成される空間にそれぞれ収容された一対の摺動部材14を介してロアレール11に対し前後方向に摺動自在に支持されている。すなわち、この摺動部材14は、ロアレール11の内壁面に対応して成形された外壁面を有する樹脂製のホルダ15を有している。そして、このホルダ15には、前記底壁部21の上面と前記第2折返し壁部33の基端部33a下面との間に介在されるように、複数の略円柱体のローラ16が回転自在に保持されている。また、このホルダ15には、前記第1折返し壁部23の内壁面と前記第2折返し壁部33の対向面との間に介在されるように、複数のボール17が回転自在に保持されている。アッパレール12は、ロアレール11との間でこれらローラ16及びボール17を転動させつつ、各ホルダ15をロアレール11の内壁面に案内させることで、ロアレール11に対して摺動自在に支持される。
前記駆動機構13は、ナット部材36、スクリュシャフト41及びギヤボックス46を主として構成されている。
ナット部材36は、ブラケット37とともにリベット38によりロアレール11の底壁部21に固定されている。すなわち、このナット部材36は略直方体形状を呈しており、ロアレール11と対向する面に突起部36aを有している。そして、ロアレール11の底壁部21には、ナット部材36の突起部36aと嵌合する嵌合孔21aが形成されている。一方、ブラケット37は、ナット部材36に嵌合される略逆U字状を呈す嵌合壁37aと、その嵌合壁37aの両端を前後に延出形成してなるフランジ部37bとを有している。
ナット部材36は、その突起部36aが上記嵌合孔21aに嵌合されて、同ロアレール11に位置決め・保持される。そして、ナット部材36は、嵌合壁37aにおいてこれと嵌合するブラケット37の各フランジ部37bが、リベット38によりロアレール11に取り付けられることでロアレール11に固定される。
なお、上記ナット部材36は、前後方向に貫通するねじ部(雌ねじ)36bを備えている。また、嵌合壁37aの前後壁には、前記ねじ部36bと同軸配置される貫通孔37cがそれぞれ形成されている。
前記スクリュシャフト41は、前記アッパレール12の長手方向に沿ってその略全長に亘って延びており、前記ブラケット37(貫通孔37c)を遊びがあるように貫通して前記ナット部材36のねじ部36bと螺合するねじ部(雄ねじ)41aを備えている。図2に示したように、このスクリュシャフト41は、アッパレール12の長手方向に沿って前記両第2側壁部32間に同第2側壁部32の中間の高さで延びる軸心O1を有しており、その前端部をアッパレール12の前端12aから突出させている。
図2に示したように、スクリュシャフト41の前端部には、段部41bを介して縮径されたセレーション軸41cと、同セレーション軸41cの前端側に設けられたボルト部41dとが形成されている。そして、スクリュシャフト41の前端部は、金属製のワッシャ42と、セレーション軸41cとセレーション嵌合する樹脂製の歯車部材としてのヘリカルギヤ(ウォームホイール)43とに挿通されている。上記ヘリカルギヤ43は、前記段部41bに係止されたワッシャ42(図3参照)及び前記ボルト部41dに締め付けられるナット44により挟持されて軸方向に位置決めされている。
なお、前記ワッシャ42と当接するヘリカルギヤ43の一側端部は、円筒状の軸部43aを形成している。上記ワッシャ42は、ヘリカルギヤ43(軸部43a)の端面全体に当接するように、軸部43aの外径よりも大きい外径を有している。
前記ギヤボックス46は、前記アッパレール12の前端12aに固定されており、樹脂製のギヤハウジング47と、ギヤハウジング47を挟持する金属板の支持ブラケット48及びプレート49とを備えている。そして、このギヤボックス46には、前記ヘリカルギヤ43及びこれと噛み合うウォーム50が収容されている。ウォーム50は、電気的駆動源としての電動モータに設けられており、前記ヘリカルギヤ43とともに減速機を構成している。従って、電動モータの動力は、このギヤボックス46において、ヘリカルギヤ43を介してスクリュシャフト41へと伝達されている。
図2(b)に示したように、前記支持ブラケット48は、前記ロアレール11との干渉を避けてアッパレール12の前端面と当接する本体部48a及び延出部48bとを有して成形されている。
そして、前記支持ブラケット48には、前記アッパレール12側に延出する複数(2個)の取付部48cと、前記スクリュシャフト41が遊挿される挿通孔48dとが形成されている(図1参照)。この支持ブラケット48は、挿通孔48dに前記スクリュシャフト41の前端部が挿通されて前記アッパレール12(蓋壁部31、第2側壁部32、基端部33a)の前端面に当接され、前記取付部48cにおいてリベット51によりアッパレール12に固定されている。このとき、前記スクリュシャフト41の段部41bは、前記支持ブラケット48よりも前端側に配置されている。従って、前記ワッシャ42は、前記支持ブラケット48よりも前端側で軸方向に位置決めされている。
図2(a)及び図3に示したように、前記ギヤハウジング47は、前記ワッシャ42を遊びを持たせて収容する円環状の凹部としての第1凹部47aと、前記軸部43aを軸支する軸受部47bと、前記ヘリカルギヤ43及びウォーム50を収容する第2凹部47cとを有している。このギヤハウジング47は、前記ワッシャ42及びヘリカルギヤ43等を収容して前記支持ブラケット48の前端面に当接されている。
前記プレート49には、前記セレーション軸41cに装着されたヘリカルギヤ43が挿通される挿通孔49aが形成されている。このプレート49は、挿通孔49aに上記ヘリカルギヤ43が挿通されて前記ギヤハウジング47の前端面に当接されている。
そして、前記支持ブラケット48及び前記プレート49は、同プレート49及び前記ギヤハウジング47を貫通するビス52及び一対のビス53(図1参照)が前記支持ブラケット48にそれぞれ締結されることで前記ギヤハウジング47を挟持する。このとき、前記スクリュシャフト41(セレーション軸41c)に装着されたヘリカルギヤ43の軸部43aは、前記ギヤハウジング47の軸受部47bに軸支される。つまり、前記スクリュシャフト41は、前記アッパレール12の前端12aに固定されたギヤボックス46(ギヤハウジング47)により回転自在に、且つ、軸方向に移動不能に支持されている。
なお、前記ワッシャ42は、前記アッパレール12の前端12aに前記支持ブラケット48を固定した後、前記ギヤハウジング47の組み付けに先だってスクリュシャフト41(セレーション軸41c)に組み付けられる。これは、前記支持ブラケット48の剛性低下を抑制するために、前記挿通孔48dの内径がワッシャ42の外径よりも小さく設定されているためである。そして、その後のギヤハウジング47等の組み付けにより同ギヤハウジング47の第2凹部47cを介してプレート49の挿通孔49aに挿通されたヘリカルギヤ43は、前記ボルト部41dにナット44が締め付けられることで前記ワッシャ42との間で挟持される。
図1に示したように、前記ナット部材36をロアレール11に固定するブラケット37の後端側には、略逆L字状を呈する金属製のストッパ56が設けられている。このストッパ56は、ボルト57とナット58とでアッパレール12に締結固定されている。
このような構成にあって、電動モータによりウォーム50を回転駆動してヘリカルギヤ43を介してスクリュシャフト41を回転させると、ロアレール11に固定されたナット部材36に対して相対的にスクリュシャフト41が軸方向に移動する。この結果、アッパレール12がロアレール11に対して摺動動作する。そして、車両シートは、車両フロアに対する位置が調整される。また、スクリュシャフト41の回転を停止させると、ナット部材36との螺合によってスクリュシャフト41の軸方向の移動が規制され、アッパレール12のロアレール11に対する摺動動作が規制されて、車両シートは所定位置に保持される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記段部41bに係止されたワッシャ42は、段部41bと前記ヘリカルギヤ43との間に挟み込まれて軸方向に位置決めされる。そして、前記段部41bは、前記ワッシャ42が前記ギヤハウジング47内で係止されるように配置されている。つまり、前記支持ブラケット48の挿通孔48d及び前記ワッシャ42は、互いに軸方向にずらして配置される。従って、前記スクリュシャフト41とともに前記ワッシャ42が回転する際に、これらワッシャ42及び挿通孔48dの干渉を抑制することができ、例えば金属同士の接触による異音発生も抑制することができる。また、前記挿通孔48dの内径は、前記ワッシャ42の外径に合わせて設定する必要がなく、基本的に前記スクリュシャフト41の前端部を挿通し得る内径であればよいため、前記支持ブラケット48の強度を好適に確保することができる。
さらに、前記ギヤハウジング47は、前記ワッシャ42を遊びがある状態で収容する第1凹部47aを有している。従って、前記ワッシャ42の配置スペースを確保すべく、前記ギヤハウジング47を軸方向に伸ばす必要はなく、同ワッシャ42は、同ギヤハウジング47の既存の軸長内に収められてギヤハウジング47(ギヤボックス46)の軸方向への大型化を回避することができる。あるいは、前記ワッシャ42の外径に影響を受けることなく、前記ヘリカルギヤ43の既存の軸受径(軸受部47bの内径)を維持し得るため、設計変更のための負荷も軽減することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ヘリカルギヤ43を軸支する軸受部47bは、第2凹部47cを挟んで第1凹部47aの反対側に形成・配置してもよい。
・スクリュシャフト41の先端部とヘリカルギヤ43との結合は、スプライン嵌合であってもよい。
・電動モータからスクリュシャフト41への動力伝達に係る構成は、減速機を構成するウォーム50及びヘリカルギヤ43に限定されるものではない。従って、動力伝達の構成に合わせて、ヘリカルギヤ43に代えて適宜の歯車部材を採用してもよい。
・ギヤボックス46は、アッパレール12の後端に固定してもよい。
・ロアレール11に対するアッパレール12の摺動動作に伴うシートの移動方向は、例えば車両の前後方向や幅方向であってもよい。
本発明の一実施形態を示す分解斜視図。 (a)は縦断面図であり、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図。 図2(a)の拡大図。 (a)は従来形態を示す縦断面図であり、(b)は(a)の拡大図。 従来形態の支持ブラケットを示す正面図。
符号の説明
11…第1レールとしてのロアレール、12…第2レールとしてのアッパレール、12a…先端としての前端、13…駆動機構、36…ナット部材、41…スクリュシャフト、41b…段部、42…ワッシャ、43…歯車部材としてのヘリカルギヤ、44…締結部材としてのナット、46…ギヤボックス、47…ギヤハウジング、47a…凹部としての第1凹部、47b…軸受部、48…支持ブラケット、48d…挿通孔、49…プレート。

Claims (1)

  1. 車両フロアに固定される第1レールと、
    車両シートに固定され、前記第1レールに対して摺動自在に支持される第2レールと、
    前記第1レールに固定されるナット部材と螺合する、段部を介して先端部の縮径されたスクリュシャフトと、
    前記スクリュシャフトの先端部が挿通されて前記段部に係止されたワッシャと、
    前記ワッシャの係止された前記スクリュシャフトの先端部が挿通された樹脂製の歯車部材と、
    前記歯車部材の挿通された前記スクリュシャフトの先端部に設けられて、前記ワッシャとの間で前記歯車部材を挟持する締結部材と、
    前記第2レールの先端に固定され、電気的駆動源の動力が前記歯車部材を介して前記スクリュシャフトへと伝達されるギヤボックスとを備え、
    前記スクリュシャフトを前記ナット部材に対して相対回転させて前記第2レールを前記第1レールに対して摺動動作させる車両用パワーシートスライド装置において、
    前記ギヤボックスは、
    挿通孔を有し、該挿通孔において前記スクリュシャフトの先端部が挿通された支持ブラケットと、
    軸受部を有し、前記支持ブラケットに挿通された前記スクリュシャフトの先端部が挿通されて、該軸受部において前記歯車部材を軸支するギヤハウジングと、
    前記ギヤハウジングに挿通された前記スクリュシャフトの先端部が挿通されて前記支持ブラケットとの間で前記ギヤハウジングを挟持するプレートとを備え、前記第2レールの先端面に前記支持ブラケットが当接されて該第2レールの先端に固定され、
    前記段部は、前記ワッシャ前記ギヤハウジング内で前記歯車部材との間で係止るように配置されており、
    前記ギヤハウジングは、前記ワッシャを遊びがある状態で収容する凹部を有し、前記支持ブラケットの前記挿通孔の内径を前記ワッシャの外径よりも小さく設定したことを特徴とする車両用パワーシートスライド装置。
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