JP5515853B2 - サイドサポート装置の作動機構およびそれを使用した車両用シートのサイドサポート装置 - Google Patents

サイドサポート装置の作動機構およびそれを使用した車両用シートのサイドサポート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5515853B2
JP5515853B2 JP2010041918A JP2010041918A JP5515853B2 JP 5515853 B2 JP5515853 B2 JP 5515853B2 JP 2010041918 A JP2010041918 A JP 2010041918A JP 2010041918 A JP2010041918 A JP 2010041918A JP 5515853 B2 JP5515853 B2 JP 5515853B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
support
side support
guide
support device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010041918A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011178202A (ja
Inventor
正俊 森
英昭 本庄
忠佑 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2010041918A priority Critical patent/JP5515853B2/ja
Priority to US13/018,730 priority patent/US8469448B2/en
Publication of JP2011178202A publication Critical patent/JP2011178202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5515853B2 publication Critical patent/JP5515853B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/90Details or parts not otherwise provided for
    • B60N2/986Side-rests
    • B60N2/99Side-rests adjustable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/90Details or parts not otherwise provided for
    • B60N2/986Side-rests

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

本発明は、シートバックのサイドサポート部に内蔵され、着座者の側方を付勢するサイドサポート装置の作動機構およびそれを使用した車両用シートのサイドサポート装置に関する。
近年、車両の高級化にともない、車両用シートにおいても付加機能を増やしたものが開発されている。その一つとして、サイドサポート装置付きの車両用シートがあった。これは、シートバックのサイドサポート部にサポート部材を内蔵し、電動モータ等により作動されたサポート部材が着座者の側方を付勢し、着座者の上半身を挟持するものである。これにより、コーナー等を走行中の車両において、着座者は横荷重に抗して、車両用シートに安定して保持されることができる。
車両用シートのサイドサポート装置に関する従来技術として、特許文献1に開示されたものを図11に示す。図11は、シートバックの右側端部に形成されたサイドサポート部における断面図を示しており、図において、左方が車両用シートの前方に該当する。尚、図示しないが、シートバックの左側端部にも同様の構成が形成されている。
特許文献1に開示されたサイドサポート装置100は、シートバック101を支えるサイドフレーム102の前面に取り付けられた上下一対のブラケット103と、当該ブラケット103に係合したサポートプレート104を備えている。
上下のブラケット103には、それぞれ一対の係合孔103a、103bが形成されており、これらの係合孔103a、103bには、サポートプレート104の上面および下面に各々形成された係合ピン104a、104bが挿入されている。これにより、サポートプレート104は、ブラケット103によって移動可能に支持されている。
一側の係合孔103aに挿入された係合ピン104aには、スクリュー等を含んだ伝達機構105を介して電動モータ106が接続されている。電動モータ106が作動すると、係合ピン104aが係合孔103aのほぼ長手方向(図11において矢印Bに示す)に牽引され、係合孔103a、103bに沿ってサポートプレート104が移動する。
サポートプレート104の前面は、サイドサポート部107を形成するサイドパッド107aの背面に接合されている。これにより、サポートプレート104が係合孔103a、103bに沿って移動すると、サイドパッド107aをシートバック101の天板部108に対して、C点を中心に回動させることができる(図12示)。回動した左右一対のサイドパッド107aは着座者の上半身を挟持し、着座者を車両用シートに保持することができる。尚、C点はサイドサポート部107と天板部108との境界部位における前端を示している。
特開2005−206027号公報
ところで、図11に示した従来技術によるサイドサポート装置100においては、サイドパッド107aをC点を中心に回動させるために、係合孔103a、103bがそれぞれC点を中心とした円弧状に形成されている。したがって、さらに、サイドパッド107aの回動角度を増大させたい場合、係合孔103a、103bを円弧状にいっそう長く形成しなければならず、サイドサポート装置100の長大化を招く。シートバック101の幅方向寸法には限りがあるため、サイドパッド107aの回動角度があまりに大きい場合、サイドサポート装置100を、シートバック101内に収容することが困難になる。
これに対して、サイドパッド107aの回動時に、その進行方向に位置する係合孔103bを、車両用シートの前方に向けることにより、サイドサポート装置100のシートバック101の幅方向寸法を増大させずに、サイドパッド107aの回動角度を大きくすることが考えられる(図13示)。これによれば、作動時にサポートプレート104の進行方向前端を車両用シートの前方に回動させるため、サイドパッド107aの回動角度を大幅に増大させることができる。尚、図13において、伝達機構105およびシートバック101の天板部108は省略されている。
しかしながら、その一方で、進行方向にある係合孔103bの長手方向と、伝達機構105によるサポートプレート104の牽引方向(矢印B)とが形成する角度が増大し、係合孔103bと係合ピン104bとの間の摺動抵抗に起因して、サポートプレート104を係合孔103a、103bに沿って円滑に移動させることが困難になる。すなわち、サポートプレート104を移動させるための駆動力を増大させなければならず、却って伝達機構105および電動モータ106の大型化を招くことになる。
サポートプレート104を係合孔103a、103bに沿って円滑に移動させるために、伝達機構105を進行方向に位置する係合ピン104bと接続し、係合ピン104bが挿入された係合孔103bの長手方向(車両用シートの前後方向)に付勢するような方向に配置する方法もある。しかしながら、シートバック101内においては、その前後方向寸法は幅方向寸法以上に余裕がなく、伝達機構105をシートバック101内において前後方向に設けることは殆ど不可能であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、サイドサポート部を円滑に移動させることのできるサイドサポート装置の作動機構およびそれを使用した車両用シートのサイドサポート装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係るサイドサポート装置の作動機構の発明の構成上の特徴は、シートバックの左右のサイドサポート部にそれぞれ内蔵され、着座者を拘束しないオープン位置から、着座者の身体側部を付勢するサポート位置に移動するサイドサポート装置の作動機構において、回転可能なプーリーを含むとともに、オープン位置とサポート位置との間で移動自在なサポート構造体と、シートバック側部材に固定的に設けられ、サポート構造体の移動方向を規定するよう延設された第1ガイド部、および第1ガイド部の延設方向に対して交差する方向に延びるよう設けられ、第1ガイド部とともにサポート構造体の移動方向を規定する第2ガイド部を有する固定部と、一端部が固定部に取り付けられるとともに、途中部位がプーリーの外周に巻回された駆動ケーブルとを備え、駆動ケーブルの他端部を牽引して、駆動ケーブルに発生させた張力により、プーリーを第1ガイド部の延在方向に付勢し、固定部に対してサポート構造体をサポート位置に向けて移動自在としたことである。
ここで、駆動ケーブルに発生させた張力によりプーリーを第1ガイド部の延在方向に付勢することとは、プーリーへの付勢方向が、第1ガイド部の延在方向(長手方向)と全く一致する場合のみではなく、プーリーへの付勢方向と第1ガイド部の延在方向とが多少異なっていても、後述するような本発明による作用効果を有する場合を含むものである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1のサイドサポート装置の作動機構において、第1ガイド部および第2ガイド部は、固定部を貫通する長孔であり、サポート構造体は、第1ガイド部に挿通され、第1ガイド部の長手方向に移動可能な第1ピン部材と、第2ガイド部に挿通され、第2ガイド部の長手方向に移動可能な第2ピン部材と、第1ピン部材および第2ピン部材が挿入された移動体とを備え、プーリーは、第1ピン部材を枢軸として、移動体に回転可能に取り付けられたことである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または2のサイドサポート装置の作動機構において、駆動ケーブルを摺動可能に被覆するアウタケーブルを備え、アウタケーブルのサポート構造体側に位置する側の端部は、サポート構造体に対して一体的に取り付けられ、駆動ケーブルが牽引される側に位置するアウタケーブルの端部は、シートバック側部材に対して取り付けられたことである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項2または3のサイドサポート装置の作動機構において、移動体は、プーリーが取り付けられた支持体と、支持体とともに一体的に移動可能に形成され、着座者の側方を押圧可能なサポート本体とを備え、サポート本体は、第1ピン部材に対し係脱可能に係合する切欠部を備えるとともに、第2ピン部材に対して枢支され、切欠部が第1ピン部材と係合することにより、サポート本体と支持体とが一体化され、サポート本体が、支持体に対し第2ピン部材を中心に回動することにより、切欠部と第1ピン部材との係合が解除されることである。
請求項5に係る車両用シートのサイドサポート装置の発明の構成上の特徴は、請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のサイドサポート装置の作動機構と、駆動ケーブルの他端部を牽引するケーブル駆動装置とを備え、ケーブル駆動装置は、電力を供給することにより回転する電動モータと、電動モータの出力軸に接続された少歯数ピニオンギヤと、回転軸方向に移動不能であるとともに、少歯数ピニオンギヤと噛合したヘリカルギヤと、回転不能かつ軸方向に移動可能に設けられ、外周面においてヘリカルギヤの内周面と噛合するとともに、端部において駆動ケーブルが接続されたスクリュー部材とを有し、電動モータを駆動することにより、少歯数ピニオンギヤおよびヘリカルギヤを介してスクリュー部材を軸方向に移動させ、駆動ケーブルを牽引することである。
請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項5の車両用シートのサイドサポート装置において、ヘリカルギヤとスクリュー部材とは、台形ネジにより噛合していることである。
請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請求項5または6の車両用シートのサイドサポート装置において、左右のサイドサポート部に、それぞれサイドサポート装置の作動機構がそれぞれ内蔵され、ケーブル駆動装置を一つだけ備え、単一のスクリュー部材に、左右のサイドサポート装置の作動機構に設けられた一対の駆動ケーブルが接続されたことである。
請求項1に係るサイドサポート装置の作動機構によれば、駆動ケーブルの他端部を牽引して、駆動ケーブルに発生させた張力によりプーリーを第1ガイド部の延在方向に付勢し、プーリーを含んだサポート構造体を、固定部に対し、サポート位置に向けて移動自在としたことにより、駆動ケーブルの牽引方向に対してサポート構造体の付勢方向を変化させることができるため、ガイド部の延在方向に合わせてサポート構造体を付勢することができる。
したがって、サポート構造体を移動させるために大きな力を必要とせず、作動機構を小型化することができる。また、サポート構造体を移動させるために駆動ケーブルが引張動作となるため、駆動ケーブルの耐力を向上させることができる。
また、着座者からの反力がサポート構造体に加わっても、その荷重を駆動ケーブルとガイド部の双方にて受けるため、作動機構を大型化しなくても反力に対する耐力を増大させることができる。
請求項2に係るサイドサポート装置の作動機構によれば、移動体に挿入されるとともに、プーリーを回転可能に支持する第1ピン部材を第1ガイド部に挿通させ、移動体に挿入された第2ピン部材を第2ガイド部に挿通させたことにより、第1ピン部材および第2ピン部材を各部材に挿入するのみで、移動体およびプーリーを固定部に対して容易に移動可能に取り付けることができる。
また、プーリーを枢支する第1ピン部材を第1ガイド部に挿通させることにより、プーリーの支持部材と第1ガイド部との係合部材とを共用化でき、部品点数を低減して作り勝手のよい作動機構にすることができる。
また、プーリーの回転中心を第1ガイド部上に配置することができるため、駆動ケーブルからプーリーに加わった付勢力によりサポート構造体を移動させやすく、サポート構造体を移動させるために、駆動ケーブルを牽引する力を低減させることができる。
請求項3に係るサイドサポート装置の作動機構によれば、駆動ケーブルを被覆するアウタケーブルのサポート構造体側に位置する側の端部を、サポート構造体に対して一体的に取り付けたことにより、常時、アウタケーブルの端部がサポート構造体に追従して駆動ケーブルを保護することができる。
また、サポート構造体が着座者からの反力を受けて戻された場合にも、駆動ケーブルとともにアウタケーブルが戻るため、駆動ケーブルとアウタケーブルとが相対移動をすることがなく、双方の間で摩耗が発生することがない。
請求項4に係るサイドサポート装置の作動機構によれば、サポート本体が、支持体に対し第2ピン部材を中心に回動することにより、サポート本体の切欠部と第1ピン部材との係合が解除されるため、サポート本体の背面等にエアバッグを配置した場合、サポート本体と第1ピン部材との係合が外れることにより、エアバッグの膨張を妨げることがない。
請求項5に係る車両用シートのサイドサポート装置によれば、電動モータを駆動して、少歯数ピニオンギヤおよびヘリカルギヤを介してスクリュー部材を軸方向に移動させ、駆動ケーブルを牽引する構成としたことにより、駆動ケーブルの牽引方向を電動モータの軸方向に一致させることができる。
したがって、シートバック内において、電動モータの回転軸方向および駆動ケーブルの牽引方向をともに上下方向に向けることができ、他部品との干渉を避けて配置のし易いサイドサポート装置にすることができる。また、これにより、駆動ケーブルの配索も容易になる。
また、ケーブル駆動装置が少歯数ピニオンギヤおよびヘリカルギヤを備えることにより、少歯数ピニオンギヤを半径方向に小型化して、少歯数ピニオンギヤとヘリカルギヤとの中心間距離を低減することができる。したがって、高い減速比および効率を維持しながら、ケーブル駆動装置を小型化することができ、シートバック内において、いっそう配置を容易にすることができる。
請求項6に係る車両用シートのサイドサポート装置によれば、ヘリカルギヤとスクリュー部材とは、台形ネジにより噛合していることにより、ヘリカルギヤとスクリュー部材との間の動作の伝達を容易に不可逆的に形成することができ、サポート構造体が着座者からの反力を受け、スクリュー部材からヘリカルギヤに向けて戻し荷重が働いた場合に、ケーブル駆動装置が反転しないように形成されているため、サポート構造体が着座者を強固に保持することができる。
請求項7に係る車両用シートのサイドサポート装置によれば、単一のスクリュー部材に、左右の作動機構に設けられた一対の駆動ケーブルが接続されたことにより、1個のケーブル駆動装置により左右の作動機構を作動させることができ、部品点数を低減でき、小型、低コストのサイドサポート装置にすることができる。
また、1個のケーブル駆動装置により左右の作動機構を作動させるため、それぞれの作動機構を互いに同期させることができ、着座者に対して違和感のないサイドサポート装置にすることができる。
本発明の一実施形態によるサイドサポート装置が内蔵された車両用シートの斜視図 サイドサポート装置が取り付けられたシートバックフレームの斜視図 サイドサポート装置の左用パドル機構と取付ブラケットの分解斜視図 左用パドル機構を取付ブラケットに取り付けた状態の外観斜視図 パドル機構の移動状態について説明するための簡略図 プーリーに働く作動荷重について説明するための模式図 サイドサポート装置のケーブルアクチュエータの分解斜視図 ケーブルアクチュエータを電動モータの回転軸方向にカットした場合の断面図 図8におけるA−A断面図 図8に示した少歯数ピニオンギヤとヘリカルギヤとの噛み合い部を示した拡大図 従来技術によるサイドサポート装置が内蔵されたサイドサポート部の断面図 図11に示したサイドサポート装置がサポート位置にある時の状態を示した図 図11に示したサイドサポート装置において、一側の係合孔の位置を変化させた場合の状態を示した図
図1乃至図10に基づき、本発明の一実施形態による車両用シートのサイドサポート装置について説明する。尚、説明中において、車両用シート1に着座した乗員にとっての前方を車両用シート1の前方とし、乗員の右手側を車両用シート1の右方とし、乗員の左手側を車両用シート1の左方とする。また、説明中において、作動ケーブル47(インナケーブル471およびアウタケーブル472を含む)のパドル機構4R,4L側の端部を一端部といい、電動モータ51側の端部を他端部という。
図1に示すように、車両用シート1は、乗員が着座するシートクッション11と、シートクッション11の後端部において前後方向に回動可能に取り付けられ、乗員の背もたれとなるシートバック12とを備えている。また、シートバック12の上端には、乗員の頭部を支持するヘッドレスト13が取り付けられている。
シートバック12の右側端部には、着座者の上半身を右側方から保持するために前方に突出した右サイドサポート部121Rが形成されている。また、シートバック12の左側端部には、着座者の上半身を左側方から保持するために前方に突出した左サイドサポート部121Lが形成されている。以下、右サイドサポート部121Rおよび左サイドサポート部121Lを総称する場合、サイドサポート部121R、121Lという。
右サイドサポート部121R内には、後述するサイドサポート装置3の右用パドル機構4Rが収容されており、左サイドサポート部121L内には左用パドル機構4Lが収容されており、右用パドル機構4Rおよび左用パドル機構4Lが作動することにより、サイドサポート部121R、121Lが、それぞれ着座者の身体側部を付勢する。以下、右用パドル機構4Rおよび左用パドル機構4Lを総称する場合、パドル機構4R、4L(左右のパドル機構4R、4Lは、本発明のサイドサポート装置の作動機構に該当する)という。
シートバック12内には、シートバックフレーム2が内蔵されている(図2示)。シートバックフレーム2は、右端において上下方向に延びる右サイドフレーム21Rおよび左端において上下方向に延びる左サイドフレーム21L(右サイドフレーム21Rおよび左サイドフレーム21Lは、本発明のシートバック側部材に該当する)と、上端部において右サイドフレーム21Rおよび左サイドフレーム21Lを互いに連結するアッパクロスメンバ22と、下端部において右サイドフレーム21Rおよび左サイドフレーム21Lを互いに連結するロアクロスメンバ23とを備えている。
また、アッパクロスメンバ22の下方には、右サイドフレーム21Rおよび左サイドフレーム21Lを連結する補強用のリインフォースメント24が設けられている。さらに、アッパクロスメンバ22には、ヘッドレスト13の下面から突出する支持棒(図示せず)が挿入されるように、一対のヘッドレスト取付部25が形成されている。このように形成されたシートバックフレーム2は、内部からシートバック12を支持している。
図2に示すように、左サイドフレーム21Lには、サイドサポート装置3のケーブルアクチュエータ5および左用パドル機構4Lが取り付けられている。また、右サイドフレーム21Rには、サイドサポート装置3の右用パドル機構4Rが取り付けられている。
図3は、左用パドル機構4Lと左用取付ブラケット26Lの分解斜視図を示し、図4は左用パドル機構4Lを左用取付ブラケット26Lに取り付けた状態の外観斜視図を示している。尚、図4において、パドル本体41は、プライマリピン43およびセカンダリピン44への取付部位のみ破線にて示している。
以下、図3および図4に基づき、左用パドル機構4Lおよび左用取付ブラケット26Lについて説明する。尚、右用パドル機構4Rおよび右用取付ブラケット(図示せず)は、左用パドル機構4Lあるいは左用取付ブラケット26Lに対して、それぞれ対称形状である点が異なるのみであるため、特に右用パドル機構4Rおよび右用取付ブラケットについては説明しない。
左用取付ブラケット26L(右用取付ブラケットおよび左用取付ブラケット26Lは、本発明の固定部に該当する)は、プレス成形された鋼板により形成されており、左サイドフレーム21Lへ固定的に取り付けられる平板部261を備えている。平板部261には、取付用ボルト(図示せず)が挿入される複数の取付孔262が貫通している。
平板部261からは、一対の案内面部263a、263bが所定の間隔を有して互いに平行に突出している。案内面部263a、263bは、互いに同一形状に形成されており、それぞれの案内面部263a、263bには、第1ガイド孔264aおよび第2ガイド孔264bが貫通するように形成されている。第1ガイド孔264aおよび第2ガイド孔264bは、パドル本体41の移動方向を規定するように延びている。
双方の案内面部263a、263bに形成された第1ガイド孔264a(本発明の第1ガイド部に該当する)は、それぞれの案内面部263a、263bにおける同一位置に設けられるとともに、互いに同一の長孔状を呈しており、ともに図3において上下方向(車両用シート1のほぼ前後方向)に延びている。
一方、双方の案内面部263a、263bに形成された第2ガイド孔264b(本発明の第2ガイド部に該当する)も、案内面部263a、263bにおける同一位置に設けられ、互いに同一の長孔状を呈している。一対の第2ガイド孔264bは、ともに車両用シート1の幅方向に延びており、幅方向外方にいくにつれて図3におけるやや上下方向(車両用シート1の前方)に移動するように形成されている(図5示)。したがって、第2ガイド孔264bは、第1ガイド孔264aの延在方向に対して交差する方向に延びている。以下、第1ガイド孔264aおよび第2ガイド孔264bを総称する場合、ガイド孔264a、264bという。
左用取付ブラケット26Lの、図3における上端部には、案内面部263a、263bをつなぐように、矩形状のブリッジ部265が形成されている。ブリッジ部265の平板部261側に位置する端部には、後述するインナケーブル471の一端部が係合する切欠部266が設けられている。また、左用取付ブラケット26Lの一側の案内面部263aの、図3における下端部には、後述するリタンスプリング48の下端保持用のフック(図示せず)が形成されている。
それぞれの案内面部263a、263bには、左用パドル機構4Lに含まれる一対のガイドプレート42が装着される。それぞれのガイドプレート42は、これに限定されるものではないが、ポリアミド樹脂等の低摩擦係数の材料により一体的に形成されており、平板部421と平板部421から突出した一対のガイドフランジ422、423とを備えている。ガイドフランジ422、423は、それぞれ上述した第1ガイド孔264aおよび第2ガイド孔264bに嵌合可能なループ形状に形成されている。また、ガイドフランジ422、423の半径方向内方において、平板部421は貫通している。
各々のガイドプレート42のガイドフランジ422、423は、平板部421が案内面部263a、263bに当接するまで、第1ガイド孔264aおよび第2ガイド孔264bに挿入される。ガイドプレート42が左用取付ブラケット26Lに装着された状態で、ガイドフランジ422、423は、第1ガイド孔264aおよび第2ガイド孔264bの内周面を覆っている。
案内面部263a、263bの第1ガイド孔264a内には、プライマリピン43(本発明の第1ピン部材に該当する)が移動可能に挿入されている。プライマリピン43は、円柱状の軸部431と、その一端部に設けられた抜け止め用のフランジ部432とにより形成されている。また、軸部431には、後述するCクリップ43aが係合するクリップ溝433が形成されている。
プライマリピン43は、第1ガイド孔264a内をがたつくことなく移動可能なように、軸部431の外径が、ガイドプレート42の対向したガイドフランジ422間の幅寸法よりわずかに小さく形成されている。
また、案内面部263a、263bの第2ガイド孔264b内には、セカンダリピン44(本発明の第2ピン部材に該当する)が移動可能に挿入されている。セカンダリピン44も、円柱状の軸部441と、その一端部に設けられた抜け止め用のフランジ部442とにより形成されている。また、セカンダリピン44も、第2ガイド孔264b内をがたつくことなく移動可能なように、軸部441の外径が、ガイドプレート42の対向したガイドフランジ423間の幅寸法よりわずかに小さく形成されている。
プライマリピン43およびセカンダリピン44は、ガイドプレート42と摺動することにより、その摩擦抵抗を低減することができ、第1ガイド孔264aまたは第2ガイド孔264b内において、円滑に移動することができる。
プーリー45は、合成樹脂材料にて円板状に一体的に形成されている。プーリー45の一方の側面の中心からはボス部451が突出しており、ボス部451の中心部には、上述したプライマリピン43が嵌合するピン挿入孔452が貫通している。プーリー45は、プライマリピン43を枢軸として回転可能に支持されている。プーリー45が、がたつかずにプライマリピン43に対して相対回転可能なように、ピン挿入孔452の内径は、プライマリピン43の軸部431の外径よりもやや大きく形成されている。また、プーリー45の真円状の外周面には、後述するインナケーブル471が架けられる一条のケーブルスリット453が形成されている。
ムーブ46は、合成樹脂材料にて一体的に形成されている。ムーブ46は、上述した左用取付ブラケット26Lの案内面部263a、263bの間にがたつかずに配置可能なように、その厚みが案内面部263a、263b間の距離と同等に形成されている。尚、ムーブ46は本発明の支持体に該当するとともに、パドル本体41とともに本発明の移動体に該当する。
ムーブ46は、第1ガイド孔264aと第2ガイド孔264bとの間に延びるような長さに形成されており、長手方向の一側には上述したプーリー45のボス部451が挿入されるボス挿入孔461が形成されている。ボス挿入孔461の内径は、プーリー45とムーブ46とががたつかず、かつ、互いに相対回転可能なように、ボス部451の外径よりもやや大きく形成されている。したがって、上述したプーリー45は、ムーブ46に対しても回転可能に支持されることになる。
また、ムーブ46の他端部には、セカンダリピン44が挿入される位置決め孔462が貫通している。位置決め孔462の内径も、ムーブ46が、がたつかずにセカンダリピン44に対して相対回転可能なように、セカンダリピン44の軸部441の外径よりもやや大きく形成されている。
図3におけるムーブ46の下端部には、ケーブルガイド463が形成されている(図5示)。ケーブルガイド463は、プーリー45に架けられたインナケーブル471を外周側からガイドするためのもので、プーリー45の外周面を覆う円弧状を呈している。
さらに、ムーブ46には、後述するアウタケーブル472の一端部と係合し、アウタケーブル472の端部を保持するケーブル保持部464が形成されている(図4および図5示)。
作動ケーブル47は、すでに述べたインナケーブル471と、インナケーブル471を摺動(相対移動)可能に被覆するアウタケーブル472とにより形成されている。インナケーブル471(本発明の駆動ケーブルに該当する)の一端部には、拡径したアウタエンド部471aが形成されている。
パドル本体41(本発明のサポート本体に該当する)は合成樹脂材料にて一体的に形成され、概ねひれ状に形成され着座者の側方を押圧可能なパドル部411と、パドル部411から互いに平行に突出した、一対の取付面412a、412bを備えている。取付面412a、412bは、それぞれ左用取付ブラケット26Lの案内面部263a、263bの外側に位置するように、互いの間の寸法が、案内面部263a、263b間の距離よりもやや大きくなるように形成されている。
取付面412a、412bには、プライマリピン43と係脱可能に係合する係合溝413(本発明の切欠部に該当し、図3において一側のみ示す)と、セカンダリピン44に枢支される保持孔414とが形成されている。また、パドル本体41の一側の取付面412aには、リタンスプリング48の上端保持用のフック415が形成されている。
パドル本体41は、シートバック12の左サイドサポート部121L内に配置されることにより、その前方には、ウレタン樹脂等により形成されたクッション部材12aが当接している(図5示)。これまで述べてきた、パドル本体41、プライマリピン43、セカンダリピン44、プーリー45およびムーブ46を包括した構成が、本発明のサポート構造体に該当する。
次に、左用パドル機構4Lの全体構成について説明する。左用取付ブラケット26Lの第1ガイド孔264aおよび第2ガイド孔264bには、予めガイドプレート42が装着されている。
左サイドフレーム21Lの前端部に取り付けられた左用取付ブラケット26Lの第1ガイド孔264aには、プライマリピン43が案内面部263a側から挿入される。プライマリピン43は、パドル本体41の取付面412a(係合溝413)、案内面部263aの第1ガイド孔264a、ムーブ46と一体となったプーリー45のピン挿入孔452、案内面部263bの第1ガイド孔264aおよびパドル本体41の取付面412b(係合溝413)の順序に挿入され、プーリー45およびムーブ46が案内面部263a、263b間に保持される。ムーブ46から突出したプライマリピン43のクリップ溝433にはCクリップ43aが装着され(ムーブ46と案内面部263bとの間に位置している)、プーリー45およびムーブ46のがたつきを防止している。
一方、左用取付ブラケット26Lの第2ガイド孔264bには、セカンダリピン44が案内面部263a側から挿入されている。セカンダリピン44は、パドル本体41の取付面412a(保持孔414)、案内面部263aの第2ガイド孔264b、ムーブ46の位置決め孔462、案内面部263bの第2ガイド孔264bおよびパドル本体41の取付面412b(保持孔414)の順序に挿入され、ムーブ46の端部を案内面部263a、263b間に保持している。取付面412bから突出したセカンダリピン44の端部にはプッシュナット44aが装着され、抜け止めが施される(図4示)。
これにより、パドル本体41は、プライマリピン43、セカンダリピン44、プーリー45およびムーブ46と一体となり、プライマリピン43およびセカンダリピン44が、第1ガイド孔264aおよび第2ガイド孔264bに規制されながら、オープン位置とサポート位置との間で移動自在に形成される。この状態において、パドル本体41のフック415と左用取付ブラケット26Lとの間には、リタンスプリング48が帳架される。
インナケーブル471の両端部間の途中部位は、ムーブ46と一体となったプーリー45のケーブルスリット453に巻回される。さらに、インナケーブル471の一端部は、アウタエンド部471aが左用取付ブラケット26Lのブリッジ部265上に突出するように切欠部266に挿入された後、固定クリップ267がブリッジ部265に装着される。これにより、インナケーブル471の一端部は、左用取付ブラケット26Lに強固に固定される。
アウタケーブル472の一端部は、上述したようにムーブ46のケーブル保持部464に対して、相対的な向きの変更が不能なように取り付けられている。これによりアウタケーブル472の一端部は、ムーブ46とともに一体的に移動可能に形成されている。尚、作動ケーブル47の他端部についての説明は、ケーブルアクチュエータ5の説明とともに行う。
パドル本体41は、係合溝413がプライマリピン43に対して係脱可能に係合し、保持孔414においてセカンダリピン44を中心に回転可能に形成されている。このため、パドル本体41のパドル部411の背面にエアバッグ(図示せず)を配置した場合、エアバッグが膨張すると、パドル本体41とプライマリピン43との係合が解除され、パドル本体41がセカンダリピン44を中心に、車両用シート1の前方に回転する。
次に、主に図5および図6に基づき、左用パドル機構4Lの作動について説明する。尚、図6は、図5の要部を拡大して模式的に示した図であり、図上の各部材の向きは図5と一致している。また、着座可能なようにシートバック12が立った状態で、図5における上方が車両用シート1のほぼ前方を向き、図5における右方が車両用シート1の幅方向外方(左方)を向いている。
後述するケーブルアクチュエータ5が非作動状態にあり、作動ケーブル47を牽引していない場合、パドル本体41と左用取付ブラケット26Lとの間に張架されたリタンスプリング48の弾性力およびシートバック12の復元力によって、パドル本体41は着座者を拘束しないように後方に下がったオープン位置に保持されている(図5において実線にて示す)。この時、パドル本体41と一体的に移動可能なプライマリピン43、セカンダリピン44、プーリー45およびムーブ46も、図5において実線にて示された位置にある。
ケーブルアクチュエータ5が作動して、一端部が固定されているインナケーブル471の他端部を図5において左方に牽引すると、インナケーブル471に張力が発生する。この張力がプーリー45を第1ガイド孔264aの延在方向(長手方向)に付勢し、これがリタンスプリング48およびシートバック12の弾性力を上回ると、プライマリピン43が、プーリー45およびムーブ46と一体となって、第1ガイド孔264aに規制されながら図5における上方に移動する。
一方、ムーブ46の移動により、セカンダリピン44も第2ガイド孔264bに規制されながら、図5における斜め右方へと移動していく。したがって、プーリー45、ムーブ46およびパドル本体41は、一体となって第1ガイド孔264aおよび第2ガイド孔264bによって姿勢を維持されながら移動し、パドル本体41がクッション部材12aを介して着座者を保持するサポート位置に到達する(図5において破線にて示す)。また、パドル本体41が移動する時、ムーブ46に取り付けられたアウタケーブル472の一端部も一体的に移動する。
サポート位置にあるパドル本体41をオープン位置に戻す場合、ケーブルアクチュエータ5を上述した場合と逆方向に作動させ、牽引していたインナケーブル471の他端部を戻していく。これにより、インナケーブル471の張力が低下するため、リタンスプリング48の弾性力およびシートバック12の復元力によって、パドル本体41がプーリー45、ムーブ46およびアウタケーブル472の一端部とともに移動し、オープン位置に復帰する。
ケーブルアクチュエータ5によりインナケーブル471が牽引されると、インナケーブル471に発生する張力により、プーリー45に矢印Ftによって示される付勢力が働く(図6示)。この時、プーリー45と一体となったパドル本体41を移動させるために寄与する荷重ベクトル成分は、第1ガイド孔264aの長手方向に対して平行な荷重fvとなる。一方、第1ガイド孔264aの長手方向に対して垂直な荷重fhは、第1ガイド孔264aの壁面に働くのみで、パドル本体41を移動させるための荷重としては寄与していない。
図6から明らかなように、インナケーブル471を架けたプーリー45を使用することにより、パドル本体41を移動させることのできる荷重fvが、プーリー45が付勢される荷重Ftに対してさほど減少しないことが分かる。
次に、図7乃至図10に基づき、ケーブルアクチュエータ5(本発明のケーブル駆動装置に該当する)について詳細に説明する。尚、シートバック12が着座可能なように立った状態で、図8における右方が車両用シート1のほぼ前方を向き、図8における上方が車両用シート1のほぼ上方を向いている。
ケーブルアクチュエータ5を構成する電動モータ51は通常の電動機で、図示しない車両のバッテリーおよび操作スイッチが接続されている。電動モータ51は、着座者が操作スイッチを操作して、バッテリーから電力が供給されることにより回転される。あるいは、電動モータ51にコントローラ(図示せず)を接続し、コントローラが車両の横方向の加速度を検出した場合に、電動モータ51を駆動するようにしてもよい。
電動モータ51のモータハウジング511は、一対の締付ボルト52a、52bによりアクチュエータハウジング53と締結されている(図7示)。また、アクチュエータハウジング53には、3本の取付ボルト54a、54b、54cにより、ハウジングカバー55が固定されている。また、このうち2本の取付ボルト54a、54bにより、取付ブラケット56がアクチュエータハウジング53に共締めされている。取付ブラケット56の下端部は、折り曲げられてケーブル保持部561が形成されている。ケーブル保持部561には、左右のパドル機構4R、4Lに含まれたそれぞれのアウタケーブル472の他端部が固定されている(図8示)。
図7に示すように、取付ブラケット56の側方には取付面562が形成されており、取付面562において、ケーブルアクチュエータ5は左サイドフレーム21Lに取り付けられている(図2示)。ケーブルアクチュエータ5は、左サイドフレーム21L上において、左用パドル機構4Lの下方に位置するように取り付けられている。
電動モータ51の出力軸(図示せず)に接続されたモータケーブル512は、モータハウジング511内に回転可能に収容されている。一方、アクチュエータハウジング53内には軸受58が設けられ、軸受58の外輪581はアクチュエータハウジング53の段付部とモータハウジング511の端部とにより挟持され、軸方向に位置決めされている。
長尺状の少歯数ピニオンギヤ57は、その下端部が軸受58の内輪582に圧入されており、上端部は、合成樹脂材料製のブッシュ59を介してハウジングカバー55に支持されている。少歯数ピニオンギヤ57は、モータケーブル512に連結されており、アクチュエータハウジング53内において、モータケーブル512とともに一体回転可能に形成されている。少歯数ピニオンギヤ57は、外周面に45°の捩じれ角を有する2つのはすば歯571を備えたはすば歯車である(図9示)。
アクチュエータハウジング53とハウジングカバー55との間には、ヘリカルギヤ60が配置されている。ヘリカルギヤ60は、少歯数ピニオンギヤ57と噛合するはすば歯車である。ヘリカルギヤ60は、中心部に上下方向に延びる円筒状の軸部601を備え、軸部601から半径方向外方へ向けて延びるように、円板部602が形成されている。円板部602の外周面には、これに限定されるものではないが16個のはすば歯603を備えている。
ヘリカルギヤ60の外周面に形成されたはすば歯603は、少歯数ピニオンギヤ57のはすば歯571と噛合している(図9示)。後述するように、少歯数ピニオンギヤ57のはすば歯571と、ヘリカルギヤ60のはすば歯603との間の歯数の差により、ヘリカルギヤ60は少歯数ピニオンギヤ57により減速されて回転される。図8に示すように、ヘリカルギヤ60および少歯数ピニオンギヤ57の回転軸は、互いに平行に形成されている。
ヘリカルギヤ60の下面とアクチュエータハウジング53との間には、逆ハット状のブッシュ61が介装されている。ブッシュ61は低摩擦係数の合成樹脂材料にて形成されており、アクチュエータハウジング53と対向する軸部601の外周面および円板部602の下面を覆っている。
これにより、ヘリカルギヤ60はアクチュエータハウジング53に対して軸方向および半径方向に位置決めされている。アクチュエータハウジング53に取り付けられた状態において、円板部602の上面は、若干の隙間を有してハウジングカバー55の下面と対向している。
上述したブッシュ61によって、ヘリカルギヤ60とアクチュエータハウジング53の間の摩擦抵抗を低減することができ、ヘリカルギヤ60はアクチュエータハウジング53に対して支障なく回転することができる。
また、ヘリカルギヤ60の軸部601内には、長尺状のスクリュー部材62が上下移動可能に設けられている。軸部601の内周面には雌ネジ604が形成されており、雌ネジ604は、スクリュー部材62の外周面に形成された雄ネジ621と噛合している。
上述した軸部601の雌螺子604と、スクリュー部材62の雄螺子621は、ともに台形ネジにより形成されている(図10示)。これにより、ヘリカルギヤ60とスクリュー部材62との間の逆効率がほぼ0に設定され、ヘリカルギヤ60とスクリュー部材62との間の動作の伝達は不可逆的に形成されている。
ハウジングカバー55には、スクリュー部材62の上部に位置するように移動孔551が形成されている。移動孔551は、スクリュー部材62の上下移動を許容するために設けられており、後述するようにスクリュー部材62が軸方向に上昇する時に、その上端部が進入可能に形成されている。
また、移動孔551の内周面には、円周上に等間隔に複数の切欠552が形成されている。一方、スクリュー部材62の上端部には、回り止め部材63が固着されており、回り止め部材63はスクリュー部材62と一体的に移動する。回り止め部材63の外周面には、移動孔551の切欠552と嵌合可能な複数の突部631が形成されている(図7示)。移動孔551の切欠552と回り止め部材63の突部631とが噛み合うことで、スクリュー部材62の回り止めが行われる。
また、ヘリカルギヤ60の軸部601の上端面には、合成ゴムにより形成されたクッション部材64が載置されている。クッション部材64は、スクリュー部材62が最下位置に下降した時に、回り止め部材63から軸部601に加わる衝撃を低減している。
ケーブルブラケット65は、スクリュー部材62が挿入された状態で下方より取付ナット66が締め付けられ、スクリュー部材62の下端部に固定されている。ケーブルブラケット65は、スクリュー部材62が挿入される固定面651と、固定面651から下降する一対の折曲部652を備えている。
各々の折曲部652には、ケーブル接続孔653が一つずつ形成されている。ケーブル接続孔653のうちの一方には、右用パドル機構4Rに含まれるインナケーブル471の他端部が接続され、他方には、左用パドル機構4Lに含まれるインナケーブル471の他端部が接続されている。
図8に示されるように、電動モータ51の回転軸方向およびケーブルアクチュエータ5によるインナケーブル471の他端部の牽引方向は、ともにシートバック12の上下方向となるように形成されている。
尚、ケーブルアクチュエータ5に関して、これ以上の詳細な構成は、公開特許公報である特開2009−226982号に開示されている。
次に、ケーブルアクチュエータ5の作動方法について説明する。左右のパドル機構4R、4Lが着座者を拘束しないオープン位置にある時に、電動モータ51に電力を供給して回転させると、モータケーブル512を介して少歯数ピニオンギヤ57が回転される。ヘリカルギヤ60は上下動できないため、少歯数ピニオンギヤ57が回転すると、ヘリカルギヤ60が減速されて回転する。
ヘリカルギヤ60が回転されると、ヘリカルギヤ60の軸部601と噛合したスクリュー部材62は回転不能なため、移動孔551内を軸方向に上方へと移動する。ここで、スクリュー部材62は、インナケーブル471からの張力が働いているため、常時、下方に牽引されている。ヘリカルギヤ60が回転することにより、スクリュー部材62は、このインナケーブル471からの下方への付勢力に抗して上方へと移動する。したがって、その反力を受けて、ヘリカルギヤ60は常に下面がブッシュ61と当接した状態で回転される。
スクリュー部材62が上方へと移動すると、スクリュー部材62と接続された一対のインナケーブル471の他端部が牽引される。インナケーブル471が牽引されることにより、左右のパドル機構4R、4Lが作動し、着座者の側方を付勢するサポート位置へと移動する。
サポート位置にあるパドル本体41をオープン位置に戻す場合、電動モータ51を上述した場合と逆方向に回転させ、牽引していたインナケーブル471の他端部を元の位置に戻していく。
本実施形態によれば、インナケーブル471の他端部を牽引して、インナケーブル471に発生させた張力によりプーリー45を第1ガイド孔264aの延在方向(長手方向)に付勢し、プーリー45を介してパドル本体41を、サポート位置に向けて移動させることにより、インナケーブル471の牽引方向に対してパドル本体41の付勢方向を変化させることができるため、第1ガイド孔264aの延在方向に合わせてパドル本体41を付勢することができる。
したがって、パドル本体41を移動させるために大きな力を必要とせず、パドル機構4R、4Lを小型化することができる。また、パドル本体41を移動させるためにインナケーブル471が引張動作となるため、インナケーブル471の耐力を向上させることができる。
また、着座者からの反力がパドル本体41に加わっても、その荷重をインナケーブル471とガイド孔264a、264bの双方にて受けるため、パドル機構4R、4Lを大型化しなくても反力に対する耐力を増大させることができる。
また、ムーブ46に挿入されるとともに、プーリー45を回転可能に支持するプライマリピン43を第1ガイド孔264aに挿通させ、ムーブ46に挿入されたセカンダリピン44を第2ガイド孔264bに挿通させる構成としたことにより、プライマリピン43およびセカンダリピン44を各部材に挿入するのみで、パドル本体41、ムーブ46およびプーリー45を左用取付ブラケット26Lに対して容易に移動可能に取り付けることができる。
また、プーリー45を回転可能に支持するプライマリピン43を第1ガイド孔264aに係合させることにより、プーリー45の支持部材と第1ガイド孔264aとの係合部材とをプライマリピン43により共用化でき、部品点数を低減して作り勝手のよいパドル機構4R、4Lにすることができる。
また、プーリー45の回転中心を第1ガイド孔264a上に配置することができるため、インナケーブル471からプーリー45に加わった付勢力によりパドル本体41を移動させやすく、パドル本体41を移動させるための付勢力を低減させることができる。
また、インナケーブル471を被覆するアウタケーブル472のパドル本体41側に位置する側の端部(一端部)を、ムーブ46に対して一体的に取り付けたことにより、常時、アウタケーブル472の端部がムーブ46に追従してインナケーブル471を保護することができる。
また、パドル本体41が着座者からの反力を受け、ムーブ46が戻された場合にも、インナケーブル471とともにアウタケーブル472が戻るため、インナケーブル471とアウタケーブル472とが相対移動をすることがなく、双方の間で摩耗が発生することがない。
また、パドル本体41が、セカンダリピン44を中心に回動することにより、パドル本体41の係合溝413とプライマリピン43との係合が解除されるため、パドル本体41の背面等にエアバッグを配置した場合、パドル本体41が回転して、パドル本体41とプライマリピン43との係合が外れることにより、エアバッグの膨張を妨げることがない。
また、電動モータ51を駆動して、少歯数ピニオンギヤ57およびヘリカルギヤ60を介してスクリュー部材62を軸方向に移動させ、インナケーブル471を牽引する構成としたことにより、インナケーブル471の牽引方向を電動モータ51の軸方向に一致させることができる。
したがって、シートバック12内において、電動モータ51の回転軸方向およびインナケーブル471の他端部の牽引方向をともに上下方向に向けることができ、シートバック12の幅方向中央部に設けられた、ランバーサポートやシートパットといった他部品との干渉を避けて、配置のし易いサイドサポート装置3にすることができる。また、これにより、作動ケーブル47の配索も容易になる。
また、ケーブルアクチュエータ5が少歯数ピニオンギヤ57およびヘリカルギヤ60を備えることにより、少歯数ピニオンギヤ57を半径方向に小型化して、少歯数ピニオンギヤ57とヘリカルギヤ60との中心間距離を低減することができる。したがって、高い減速比および効率を維持しながら、ケーブルアクチュエータ5を小型化することができ、シートバック12内において、いっそう配置を容易にすることができる。
また、ヘリカルギヤ60とスクリュー部材62とは、台形ネジにより噛合していることにより、ヘリカルギヤ60とスクリュー部材62との間の動作の伝達を容易に不可逆的に形成することができ、パドル本体41が着座者からの反力を受け、スクリュー部材62からヘリカルギヤ60に向けて戻し荷重が働いた場合に、ケーブルアクチュエータ5が反転しないように形成されているため、パドル本体41が着座者を強固に保持することができる。
また、左右のパドル機構4R、4Lにそれぞれ一つずつ設けられたインナケーブル471が、単一のスクリュー部材62に接続されたことにより、1個のケーブルアクチュエータ5により左右のパドル機構4R、4Lを作動させることができ、部品点数を低減でき、小型、低コストのサイドサポート装置3にすることができる。
また、1個のケーブルアクチュエータ5により左右のパドル機構4R、4Lを作動させるため、それぞれのパドル機構4R、4Lを互いに同期させることができ、着座者に対して違和感のないサイドサポート装置3にすることができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
ムーブ46の移動を規制するガイド部は、必ずしも左用取付ブラケット26Lを貫通した孔でなければならないわけではなく、左用取付ブラケット26Lに形成された溝部あるいはムーブの移動軌跡の周囲を取り囲む突部等により形成されていてもよい。
また、プライマリピン43およびセカンダリピン44を使用せずに、ムーブ45が、ガイド孔264a、264bに対して直接に係合するように構成してもよい。
また、プライマリピン43を使用せずに、ムーブ46に対してプーリー45を直接的に枢支させてもよい。
また、プーリー45の回転中心は、必ずしもガイド孔264a、264b上に配置されなければならないわけではない。インナケーブル471を牽引することにより、ムーブ46が支障なく移動可能であれば、プーリー45の回転中心が、その他の位置に設けられていてもよい。
また、ケーブルアクチュエータ5は、右サイドフレーム21Rに取り付けてもよいし、あるいは、シートバックフレーム2のその他の部位に取り付けられていてもよい。
また、ケーブルアクチュエータ5は、左右のパドル機構4R、4Lをそれぞれ作動させるものを一つずつ設けてもよい。
また、本発明は、運転席用の車両用シートおよび助手席用の車両用シートのみでなく、中席用シートまたは後席用シートにも適用可能である。
図面中、1は車両用シート、3はサイドサポート装置、4Rは右用パドル機構(サイドサポート装置の作動機構)、4Lは左用パドル機構(サイドサポート装置の作動機構)、5はケーブルアクチュエータ(ケーブル駆動装置)、12はシートバック、21Rは右サイドフレーム(シートバック側部材)、21Lは左サイドフレーム(シートバック側部材)、26Lは左用取付ブラケット(固定部)、41はパドル本体(サポート本体、移動体、サポート構造体)、43はプライマリピン(第1ピン部材、サポート構造体)、44はセカンダリピン(第2ピン部材、サポート構造体)、45はプーリー(サポート構造体)、46はムーブ(支持体、移動体、サポート構造体)、51は電動モータ、56は取付ブラケット、57は少歯数ピニオンギヤ、60はヘリカルギヤ、62はスクリュー部材、121Rは右サイドサポート部、121Lは左サイドサポート部、264aは第1ガイド孔(第1ガイド部)、264bは第2ガイド孔(第2ガイド部)、413は係合溝(切欠部)、471はインナケーブル(駆動ケーブル)、472はアウタケーブル、604は雌ネジ(台形ネジ)、621は雄ネジ(台形ネジ)を示している。

Claims (7)

  1. シートバックの左右のサイドサポート部にそれぞれ内蔵され、着座者を拘束しないオープン位置から、着座者の身体側部を付勢するサポート位置に移動するサイドサポート装置の作動機構において、
    回転可能なプーリーを含むとともに、前記オープン位置と前記サポート位置との間で移動自在なサポート構造体と、
    シートバック側部材に固定的に設けられ、前記サポート構造体の移動方向を規定するよう延設された第1ガイド部、および該第1ガイド部の延設方向に対して交差する方向に延びるよう設けられ、前記第1ガイド部とともに前記サポート構造体の移動方向を規定する第2ガイド部を有する固定部と、
    一端部が前記固定部に取り付けられるとともに、途中部位が前記プーリーの外周に巻回された駆動ケーブルと、
    を備え、
    前記駆動ケーブルの他端部を牽引して、前記駆動ケーブルに発生させた張力により、前記プーリーを前記第1ガイド部の延在方向に付勢し、前記固定部に対して前記サポート構造体を前記サポート位置に向けて移動自在としたことを特徴とするサイドサポート装置の作動機構。
  2. 前記第1ガイド部および前記第2ガイド部は、前記固定部を貫通する長孔であり、
    前記サポート構造体は、
    前記第1ガイド部に挿通され、前記第1ガイド部の長手方向に移動可能な第1ピン部材と、
    前記第2ガイド部に挿通され、前記第2ガイド部の長手方向に移動可能な第2ピン部材と、
    前記第1ピン部材および前記第2ピン部材が挿入された移動体と、
    を備え、
    前記プーリーは、
    前記第1ピン部材を枢軸として、前記移動体に回転可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のサイドサポート装置の作動機構。
  3. 前記駆動ケーブルを摺動可能に被覆するアウタケーブルを備え、
    前記アウタケーブルの前記サポート構造体側に位置する側の端部は、前記サポート構造体に対して一体的に取り付けられ、前記駆動ケーブルが牽引される側に位置する前記アウタケーブルの端部は、前記シートバック側部材に対して取り付けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のサイドサポート装置の作動機構。
  4. 前記移動体は、
    前記プーリーが取り付けられた支持体と、
    前記支持体とともに一体的に移動可能に形成され、着座者の側方を押圧可能なサポート本体と、
    を備え、
    前記サポート本体は、
    前記第1ピン部材に対し係脱可能に係合する切欠部を備えるとともに、前記第2ピン部材に対して枢支され、
    前記切欠部が前記第1ピン部材と係合することにより、前記サポート本体と前記支持体とが一体化され、
    前記サポート本体が、前記支持体に対し前記第2ピン部材を中心に回動することにより、前記切欠部と前記第1ピン部材との係合が解除されることを特徴とする請求項2または3に記載のサイドサポート装置の作動機構。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のサイドサポート装置の作動機構と、
    前記駆動ケーブルの前記他端部を牽引するケーブル駆動装置と、
    を備え、
    前記ケーブル駆動装置は、
    電力を供給することにより回転する電動モータと、
    前記電動モータの出力軸に接続された少歯数ピニオンギヤと、
    回転軸方向に移動不能であるとともに、前記少歯数ピニオンギヤと噛合したヘリカルギヤと、
    回転不能かつ軸方向に移動可能に設けられ、外周面において前記ヘリカルギヤの内周面と噛合するとともに、端部において前記駆動ケーブルが接続されたスクリュー部材と、
    を有し、
    前記電動モータを駆動することにより、前記少歯数ピニオンギヤおよび前記ヘリカルギヤを介して前記スクリュー部材を軸方向に移動させ、前記駆動ケーブルを牽引することを特徴とする車両用シートのサイドサポート装置。
  6. 前記ヘリカルギヤと前記スクリュー部材とは、台形ネジにより噛合していることを特徴とする請求項5記載の車両用シートのサイドサポート装置。
  7. 左右の前記サイドサポート部に、それぞれ前記サイドサポート装置の作動機構がそれぞれ内蔵され、
    前記ケーブル駆動装置を一つだけ備え、
    単一の前記スクリュー部材に、左右の前記サイドサポート装置の作動機構に設けられた一対の前記駆動ケーブルが接続されたことを特徴とする請求項5または6に記載の車両用シートのサイドサポート装置。
JP2010041918A 2010-02-26 2010-02-26 サイドサポート装置の作動機構およびそれを使用した車両用シートのサイドサポート装置 Active JP5515853B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010041918A JP5515853B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 サイドサポート装置の作動機構およびそれを使用した車両用シートのサイドサポート装置
US13/018,730 US8469448B2 (en) 2010-02-26 2011-02-01 Operation mechanism of side support apparatus and side support apparatus using same for vehicular seat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010041918A JP5515853B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 サイドサポート装置の作動機構およびそれを使用した車両用シートのサイドサポート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011178202A JP2011178202A (ja) 2011-09-15
JP5515853B2 true JP5515853B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=44504913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010041918A Active JP5515853B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 サイドサポート装置の作動機構およびそれを使用した車両用シートのサイドサポート装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8469448B2 (ja)
JP (1) JP5515853B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012005980A1 (de) 2012-03-23 2013-09-26 Airbus Operations Gmbh Adapter zum Befestigen eines Sitzes in einer Kabine eines Fahrzeugs, Sitz für eine Kabine eines Fahrzeugs, Fahrzeug mit einer Kabine und einem Sitz
JP6140499B2 (ja) * 2013-03-27 2017-05-31 テイ・エス テック株式会社 乗物用駆動機構
WO2014156929A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
DE102013110500A1 (de) * 2013-09-23 2015-04-16 Airbus Operations Gmbh Vorrichtung zum Haltern eines Fahrzeugbegleitersitzes in einer Kabine eines Fahrzeugs, Kabinenanordnung in einem Fahrzeug und Fahrzeug mit mindestens einer Kabinenanordnung
CN103738205B (zh) * 2013-12-30 2017-01-25 长城汽车股份有限公司 用于调节车辆座椅侧翼宽度的调节组件
US10328823B2 (en) 2014-06-09 2019-06-25 Lear Corporation Adjustable seat assembly
US9987961B2 (en) 2014-06-09 2018-06-05 Lear Corporation Adjustable seat assembly
JP6592910B2 (ja) 2015-02-03 2019-10-23 アイシン精機株式会社 シート駆動装置
US9845026B2 (en) 2015-05-19 2017-12-19 Lear Corporation Adjustable seat assembly
US9884570B2 (en) 2015-05-19 2018-02-06 Lear Corporation Adjustable seat assembly
US9661928B2 (en) 2015-09-29 2017-05-30 Lear Corporation Air bladder assembly for seat bottoms of seat assemblies
USD799225S1 (en) * 2015-12-23 2017-10-10 Ford Global Technologies, Llc Vehicle front driver seat
US9827888B2 (en) * 2016-01-04 2017-11-28 Lear Corporation Seat assemblies with adjustable side bolster actuators
JP2017133582A (ja) * 2016-01-27 2017-08-03 アイシン精機株式会社 減速装置
JP6590285B2 (ja) * 2017-10-05 2019-10-16 本田技研工業株式会社 操舵装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4032385C2 (de) * 1990-10-12 1994-06-23 Audi Ag Sicherheitseinrichtung für einen Fahrzeuginsassen
US5857743A (en) * 1997-02-10 1999-01-12 Mccord Winn Textron Inc. Power adjustable side bolster
JP4254374B2 (ja) * 2003-06-24 2009-04-15 アイシン精機株式会社 車両シートのサイドサポート装置
US7140681B2 (en) * 2003-09-03 2006-11-28 L&P Property Management Company Occupant centering ergonomic support apparatus and method
JP4301014B2 (ja) * 2004-01-22 2009-07-22 トヨタ紡織株式会社 シートバックのサイドサポート構造
DE202004013668U1 (de) * 2004-08-30 2006-01-05 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg Kraftfahrzeugsitz mit verstellbaren Seitenwangen
KR20070118701A (ko) * 2005-04-08 2007-12-17 슈크라 게라테바우 악티엔게젤샤프트 좌석의 측면부 높이 조절장치 및 그 조절방법
CN100556733C (zh) * 2005-04-22 2009-11-04 英提尔汽车公司 具有可移动式软垫的长排座椅
US7425036B2 (en) * 2005-08-23 2008-09-16 Schukra Of North America, Ltd. Comfort belt spring pulley
JP2008220640A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シートのサイドサポート調整装置
JP2009279998A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
US8602449B2 (en) * 2009-05-11 2013-12-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat

Also Published As

Publication number Publication date
US8469448B2 (en) 2013-06-25
JP2011178202A (ja) 2011-09-15
US20110210590A1 (en) 2011-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5515853B2 (ja) サイドサポート装置の作動機構およびそれを使用した車両用シートのサイドサポート装置
WO2015041288A1 (ja) 乗物用シート
JP7284419B2 (ja) 乗物用シート
JP6141736B2 (ja) 車両用シート
JP6647409B2 (ja) 車両用シート
WO2017086211A1 (ja) 乗物用シート
JP6112352B2 (ja) シートスライド装置
JP6576145B2 (ja) パワースライド装置
JP7063287B2 (ja) 車両用シートの乗員保護構造
JP5109674B2 (ja) 車両用シートのリフターレバー配設構造
US8167284B2 (en) Hook structure for spiral spring
JP2014148216A (ja) シート装置
JP2007202627A (ja) リフタ付きベルトインシート
JP4032827B2 (ja) シートバーチカル装置
JP6864243B2 (ja) 乗物用シート
JP2015120455A (ja) 乗物用シート
JP2010094436A (ja) 車両用シートのバックシートフレーム構造および該構造を有する車両用シート
JP2007015532A (ja) 車両用収納式シートの収納移動構造
JP5869390B2 (ja) 乗物用シート
JP6140499B2 (ja) 乗物用駆動機構
WO2020066112A1 (ja) 車両用シート構造
JP5388273B2 (ja) 車両用シートのバックシートフレーム構造および該構造を有する車両用シート
JP2017030619A (ja) ヘッドレスト支持装置
JP6565631B2 (ja) 乗物用シート
JP6451490B2 (ja) 乗物用シートのスライド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5515853

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151