JP2017133582A - 減速装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小歯数はすば歯車をより小型化・軽量化できる減速装置を提供する。【解決手段】電動モータにより回転駆動され、片側の先端部に歯先円の直径よりも小さい直径に設定された円柱部24eであって同等のねじれ角及び歯元円の直径に設定された螺旋溝24fが形成された円柱部24eを有する樹脂製の小歯数はすば歯車24を備え、該小歯数はすば歯車24は従動側はすば歯車に噛合する。【選択図】図5
Description
本発明は、小歯数はすば歯車を備えた減速装置に関するものである。
従来、こうした減速装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この減速装置は、小歯数はすば歯車(第1ピニオン)及び該小歯数はすば歯車に噛合する従動側はすば歯車(第2ピニオン)を備えた、いわゆる平行軸歯車機構を構成している。この場合、小歯数はすば歯車が極端に小さい歯数(「3」)であることで、その回転が従動側はすば歯車との間で十分に減速されてこれに高効率で伝達される。
ところで、特許文献1では、小歯数はすば歯車が金属製であることで、基本的にその成形が転造によることになる。この場合、小歯数はすば歯車がその軸線方向に大型化することになり、ひいては質量が増加することになる。これは、歯部を成形する際に、軸線方向における前後の範囲に不完全な歯部が成形されてしまうためである。
本発明の目的は、小歯数はすば歯車をより小型化・軽量化できる減速装置を提供することにある。
上記課題を解決する減速装置は、電動モータにより回転駆動され、片側の先端部に歯先円の直径よりも小さい直径に設定された円柱部であって同等のねじれ角及び歯元円の直径に設定された螺旋溝が形成された円柱部を有する樹脂製の小歯数はすば歯車と、前記小歯数はすば歯車に噛合する従動側はすば歯車とを備える。
この構成によれば、前記小歯数はすば歯車の歯を成形する金型を回転させながら前記円柱部を成形しつつ軸線方向にそのまま抜くことで、例えばインジェクションにより前記小歯数はすば歯車を樹脂成形することができる。このように成形可能な前記樹脂製の小歯数はすば歯車は、例えば金属製の場合に比べてより小型化・軽量化が可能である。なお、「小歯数はすば歯車」とは、歯数が4以下のはすば歯車のことをいう。
上記減速装置について、前記円柱部が挿入される円筒状の軸部材を備えることが好ましい。
この構成によれば、例えば前記片側の先端部(円柱部)を滑り軸受によって軸支する場合、前記円柱部は、前記軸部材を介して滑り軸受に軸支される。この場合、滑り軸受には、円筒状である前記軸部材の全周面が摺接することになり、例えば前記螺旋溝が形成された前記円柱部のように一部の欠けた周面が摺接する場合に比べて、滑り軸受による支持をより安定化できる。
この構成によれば、例えば前記片側の先端部(円柱部)を滑り軸受によって軸支する場合、前記円柱部は、前記軸部材を介して滑り軸受に軸支される。この場合、滑り軸受には、円筒状である前記軸部材の全周面が摺接することになり、例えば前記螺旋溝が形成された前記円柱部のように一部の欠けた周面が摺接する場合に比べて、滑り軸受による支持をより安定化できる。
本発明は、小歯数はすば歯車をより小型化・軽量化できる効果がある。
以下、減速装置の一実施形態が適用されるシートリフター装置について説明する。なお、以下では、シート前後方向及びシート幅方向をそれぞれ「前後方向」及び「幅方向」という。
図1に示すように、車両フロアには、板材からなる支持部材1が前後方向に延在する状態で載置されるとともに、該支持部材1には、その前部及び後部に配設されたフロントリンク2及びリアリンク3を介して板材からなるクッションサイドフレーム4が支持されている。すなわち、フロントリンク2は、下端部が支持ピン11により支持部材1に回動自在に連結されるとともに、上端部が支持ピン12によりクッションサイドフレーム4に回動自在に連結されている。同様に、リアリンク3は、下端部が支持ピン13により支持部材1に回動自在に連結されるとともに、上端部が支持ピン14によりクッションサイドフレーム4に回動自在に連結されている。支持部材1、フロントリンク2、リアリンク3及びクッションサイドフレーム4は、該クッションサイドフレーム4を媒介節(連接節)とする4節回転連鎖を構成する。
支持部材1、フロントリンク2、リアリンク3及びクッションサイドフレーム4等の各々は、幅方向で対をなして配設されており、ここでは前方に向かって右側に配置されたものを示している。そして、両クッションサイドフレーム4は、乗員の着座部を形成するシート5の幅方向両側部の骨格をなしている。つまり、両支持部材1には、両フロントリンク2及び両リアリンク3を介してシート5が支持されている。
片側(前方に向かって右側)のリアリンク3には、支持ピン14を中心にその前方に略扇状に広がるセクタギヤ部3aが形成されている。そして、当該側のクッションサイドフレーム4には、シート駆動装置15が取着されている。このシート駆動装置15は、セクタギヤ部3aに噛合するピニオン16を有するとともに、該ピニオン16を回転駆動する電動モータ17を有する。電動モータ17により駆動されるピニオン16が図示時計回り及び反時計回りに回転することで、セクタギヤ部3aが支持ピン14を中心に図示反時計回り及び時計回りに、即ちリアリンク3がその上端部をそれぞれ下降及び上昇させるように回動する。リアリンク3がその上端部を下降又は上昇させるように回動することで、これに連動してフロントリンク2がその上端部を下降又は上昇させるように回動する。これにより、シート5が全体として下降又は上昇してその高さ方向の位置が調整される。
図2及び図3に示すように、シート駆動装置15は、その外形をなすハウジング21を有する。このハウジング21は、前方(図3において右上側方向)に開口する略四角箱状のモータ取付部22を有するとともに、幅方向一側(図3において右下側)方向に開口するギヤ収容部23を有する。そして、図4に併せ示すように、ギヤ収容部23は、ピニオン16の軸線に沿って幅方向に中心線の延びる有底略円筒状の第1収容部23aを有するとともに、該第1収容部23aの下方で前後方向に中心線の延びる有底有蓋略半円筒状の第2収容部23bを有する。また、ギヤ収容部23は、第2収容部23bと同心でその後端寄りの中間部を拡開する有底有蓋略部分円筒状の第3収容部23cを有するとともに、該第3収容部23cの上方でその中心線と平行に中心線の延びる略部分筒状の第4収容部23dを有する。第4収容部23dは、その中心線に沿う前後方向でモータ取付部22に連通するとともに、下方が拡開される状態で第3収容部23cに高さ方向で繋がっている。
なお、第1及び第2収容部23a,23bは、それらの内周面同士が一部重なり合う状態で高さ方向に連通している。第1収容部23aの内径は、第2収容部23bの内径よりも十分に大きく設定されている。第2収容部23bの内径が、第3収容部23cの内径よりも小さく設定されていることはいうまでもない。
電動モータ17は、モータ取付部22に嵌挿される略四角柱状のホルダ部17aを有するとともに、該ホルダ部17aの中央を貫通する回転軸17bを有する。そして、回転軸17bには、略円環状のカップリング18が連結されている。このカップリング18は、周方向で互い違いに歯が噛み合うことで回転伝達可能な駆動側回転体18a及び従動側回転体18bを有しており、駆動側回転体18aにおいて回転軸17bに一体回転するように連結されている。
そして、従動側回転体18bには、第4収容部23dに収容された樹脂製の小歯数はすば歯車24が一体回転するように連結されている。すなわち、小歯数はすば歯車24は、第4収容部23dの中心線に沿って前後方向に軸線が延びており、カップリング18内に進入する軸線方向一側端部(後端部)に設けられた略多角柱状の嵌合部24aを有する。また、小歯数はすば歯車24は、嵌合部24aの前方に隣接して設けられた略円柱状の軸部24bを有する。小歯数はすば歯車24は、軸部24bが従動側回転体18bの前方に隣接して第4収容部23dに嵌着された略円筒状の軸受ブッシュ26に挿入・軸支され、嵌合部24aが従動側回転体18bに嵌挿されることで、該従動側回転体18bと一体回転するように第4収容部23dに収容されている。
なお、「小歯数はすば歯車」とは、歯数が4以下(本実施形態では「2」)のはすば歯車のことをいう。
図5に併せ示すように、小歯数はすば歯車24は、軸部24bの前方に隣接して設けられた略円盤状のフランジ部24cを有するとともに、該フランジ部24cの前方に隣接して設けられたギヤ部24dを有する。このギヤ部24dには、歯筋がつる巻き線をなすように所定のねじれ角の設定された2つの歯が形成されていることはいうまでもない。また、小歯数はすば歯車24は、ギヤ部24dの前方に隣接して設けられた円柱部24eを有する。図6(a)〜(c)に併せ示すように、この円柱部24eは、ギヤ部24dの歯先円の直径よりも小さい直径に設定されており、ギヤ部24dと同等のねじれ角及び歯元円の直径(谷径)に設定された螺旋溝24fが形成されている。つまり、螺旋溝24fは、円柱部24eの直径の範囲でギヤ部24dの谷部に前後方向に繋がっている。
図5に併せ示すように、小歯数はすば歯車24は、軸部24bの前方に隣接して設けられた略円盤状のフランジ部24cを有するとともに、該フランジ部24cの前方に隣接して設けられたギヤ部24dを有する。このギヤ部24dには、歯筋がつる巻き線をなすように所定のねじれ角の設定された2つの歯が形成されていることはいうまでもない。また、小歯数はすば歯車24は、ギヤ部24dの前方に隣接して設けられた円柱部24eを有する。図6(a)〜(c)に併せ示すように、この円柱部24eは、ギヤ部24dの歯先円の直径よりも小さい直径に設定されており、ギヤ部24dと同等のねじれ角及び歯元円の直径(谷径)に設定された螺旋溝24fが形成されている。つまり、螺旋溝24fは、円柱部24eの直径の範囲でギヤ部24dの谷部に前後方向に繋がっている。
図5に示すように、円柱部24eは、例えば金属材からなる軸部材25に取着されている。すなわち、この軸部材25は、円柱部24eの外径と同等の内径及び円柱部24eの軸線方向の寸法と同等の当該方向の寸法を有する有底略円筒状の本体25aを有するとともに、該本体25aの開口端に設けられた外向きのフランジ25bを有する。円柱部24eは、例えば本体25aに圧入されることで軸部材25に取着されている。
図3及び図4に示すように、軸部材25は、第4収容部23dの前端に嵌着された滑り軸受としての略円筒状の軸受ブッシュ27に挿入・軸支されている。つまり、小歯数はすば歯車24は、軸部24b及び軸部材25を介した円柱部24eにおける両持ちの状態で第4収容部23dに回転可能に収容されている。このとき、小歯数はすば歯車24は、軸線方向において、フランジ部24cが軸受ブッシュ26の対向面に摺接するとともに、軸部材25のフランジ25bが軸受ブッシュ27の対向面に摺接することで、当該軸線方向への移動が規制されている。
第3収容部23c及び第2収容部23bには、従動側はすば歯車28及びウォーム29がそれぞれ回転可能に収容されている。すなわち、ウォーム29は、第2収容部23bの中心線に沿って前後方向に軸線が延びており、その後端及び前端に設けられた略円柱状の軸部29a,29bを有する。ウォーム29は、両軸部29a,29bが第2収容部23bの後端及び前端にそれぞれ嵌着されたフランジ付き略円筒状の軸受ブッシュ31,32に挿入・軸支されることで第2収容部23bに回転可能に収容されている。そして、ウォーム29は、軸部29bの後方に隣接して設けられたギヤ部29cを有するとともに、軸部29aの前方に隣接して設けられた嵌合部29dを有する。ギヤ部29cは、第1収容部23aの下方に配置されており、嵌合部29dは、その前後方向の位置が第3収容部23cに一致するように配置されている。この嵌合部29dは、例えば小判形の柱形状を含む段付き柱形状を呈する。
一方、従動側はすば歯車28は、嵌合部29dの前後方向の寸法と同等の軸線方向の寸法に設定された略円筒状に成形されており、嵌合部29dが嵌挿されることでウォーム29と一体回転する。このとき、従動側はすば歯車28は、そのギヤ部28aにおいて小歯数はすば歯車24(ギヤ部24d)に噛合する。従動側はすば歯車28は、その直径(ピッチ円の直径)が小歯数はすば歯車24の直径よりも十分に大きく設定されており、該小歯数はすば歯車24の歯数よりも十分に大きな歯数を有する。従って、電動モータ17により小歯数はすば歯車24が回転駆動されると、その回転が従動側はすば歯車28との間で十分に減速されて該従動側はすば歯車28に伝達される。小歯数はすば歯車24及び従動側はすば歯車28は、第1の減速機構を構成する。
なお、軸受ブッシュ31及び嵌合部29dの間には、軸部29aの挿入された略円環状のスラストワッシャ33が介装されるとともに、軸受ブッシュ32及びギヤ部29cの間には、軸部29bの挿入された同様のスラストワッシャ33が介装されている。ウォーム29は、軸線方向において、嵌合部29d及びギヤ部29cの各々が該当のスラストワッシャ33の対向面に摺接することで、当該軸線方向への移動が規制されている。
第1収容部23aには、ウォーム29に噛合するウォームホイール34が回転可能に収容されている。すなわち、ウォームホイール34は、第1収容部23aの中心線(即ちピニオン16の軸線)に沿って幅方向に軸線が延びており、ウォーム29(ギヤ部29c)に噛合する略円筒状のギヤ部34aを有する。また、ウォームホイール34は、ギヤ部34aと同心でこれに第1収容部23a側に向かって突設された略円筒状の軸部34b(図2参照)を有するとともに、第1収容部23aの反対側に向かって突設された略円筒状の軸部34cを有する。軸部34bの外径は、前記軸受孔21aの内径と同等に設定されており、ウォームホイール34は、軸部34bが軸受孔21aに挿入・軸支されることで第1収容部23aに回転可能に収容されている。従って、従動側はすば歯車28と共にウォーム29が回転すると、その回転がウォームホイール34との間で減速されて該ウォームホイール34に伝達される。ウォーム29及びウォームホイール34は、第2の減速機構を構成する。なお、ウォームホイール34の中央部には、軸部34c側が略円形であるとともに軸部34b側が当該円形よりも拡開された略四角形である嵌合孔34dが貫通している。
ウォームホイール34には、前記ピニオン16が一体回転するように嵌挿されている。すなわち、ピニオン16は、ウォームホイール34側が略円柱状であるとともに軸受孔21a側が略四角柱状である嵌合部16aを有しており、該嵌合部16aが嵌合孔34dに嵌挿されることでウォームホイール34と一体回転する。なお、ピニオン16は、軸受孔21aから突出するように嵌合部16aに突設されたギヤ部16bを有しており、該ギヤ部16bにおいて前記セクタギヤ部3aに噛合する。
ハウジング21には、第1収容部23a〜第4収容部23dを閉塞する略板状のカバー35が複数のねじ36により締結されている。このカバー35には、軸部34cと同心でその外径と同等の内径を有する略円形の軸受孔35aが形成されている。この軸受孔35aは、ウォームホイール34の第1収容部23aから突出する嵌合孔34dを軸支する。
次に、本実施形態の作用とともに、その効果について説明する。
(1)本実施形態では、樹脂製の小歯数はすば歯車24は、片側の先端部にギヤ部24dの歯先円の直径よりも小さい直径に設定され、ギヤ部24dと同等のねじれ角及び歯元円の直径に設定された螺旋溝24fが形成された円柱部24eを有する。従って、小歯数はすば歯車24の歯を成形する金型を回転させながら円柱部24eを成形しつつ軸線方向にそのまま抜くことで、例えばインジェクションにより小歯数はすば歯車24を樹脂成形することができる。このように成形可能な樹脂製の小歯数はすば歯車24は、例えば金属製の場合に比べてより小型化・軽量化が可能である。また、小歯数はすば歯車24の低コスト化が可能である。
(1)本実施形態では、樹脂製の小歯数はすば歯車24は、片側の先端部にギヤ部24dの歯先円の直径よりも小さい直径に設定され、ギヤ部24dと同等のねじれ角及び歯元円の直径に設定された螺旋溝24fが形成された円柱部24eを有する。従って、小歯数はすば歯車24の歯を成形する金型を回転させながら円柱部24eを成形しつつ軸線方向にそのまま抜くことで、例えばインジェクションにより小歯数はすば歯車24を樹脂成形することができる。このように成形可能な樹脂製の小歯数はすば歯車24は、例えば金属製の場合に比べてより小型化・軽量化が可能である。また、小歯数はすば歯車24の低コスト化が可能である。
また、円柱部24eは、少なくともギヤ部24dの歯元円の直径よりも大きい直径に設定されることで、例えば歯元円の直径と同等若しくはそれよりも小さい直径に設定される場合に比べて小歯数はすば歯車24の剛性を増加でき、ひいては作動時にかかる負荷に対して十分な強度を確保できる。特に、ギヤ部24dの歯元円の直径は非常に小さくなることから、このような剛性の増加等はいっそう有用である。
(2)本実施形態では、円柱部24eが挿入される円筒状の軸部材25を備える。従って、軸受ブッシュ27(滑り軸受)には、円筒状である軸部材25の全周面が摺接することになり、即ち軸部材25が平滑な軸として機能することになり、例えば螺旋溝24fが形成された円柱部24eのように一部の欠けた周面が摺接する場合に比べて、軸受ブッシュ27による支持をより安定化でき、ひいては異音や摩耗を抑制できる。
また、軸部材25により円柱部24eの補強及び真円度の向上を図ることができる。
(3)本実施形態では、小歯数はすば歯車24及び従動側はすば歯車28(第1の減速機構)は、転がり接触により回転伝達する平行軸歯車機構を構成することで、電動モータ17の回転軸17bの回転を高減速比で高効率に減速できる。
(3)本実施形態では、小歯数はすば歯車24及び従動側はすば歯車28(第1の減速機構)は、転がり接触により回転伝達する平行軸歯車機構を構成することで、電動モータ17の回転軸17bの回転を高減速比で高効率に減速できる。
(4)本実施形態では、小歯数はすば歯車24は、軸部24b及び軸部材25を介した円柱部24eにおける両持ちの状態で軸支されている。従って、小歯数はすば歯車24の曲げ剛性を増加することができ、ひいては小歯数はすば歯車24の軸心ずれを抑制できる。
(5)本実施形態では、小歯数はすば歯車24及び従動側はすば歯車28(第1の減速機構)と、ウォーム29及びウォームホイール34(第2の減速機構)とによる2段の減速機構によって高減速比での減速を実現できる。
(6)本実施形態では、軸部24b(小歯数はすば歯車24)をカップリング18を介して回転軸17bに連結した。従って、例えば回転軸17bを直に嵌挿する場合のように、軸部24bに穴を開けたりしなくてもよいため、該軸部24bをより小径化できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、所要の減速比が確保されるのであれば、ウォーム29及びウォームホイール34(第2の減速機構)を省略してもよい。この場合、例えば従動側はすば歯車28にピニオン16を一体回転するように連結してもよい。
・前記実施形態において、所要の減速比が確保されるのであれば、ウォーム29及びウォームホイール34(第2の減速機構)を省略してもよい。この場合、例えば従動側はすば歯車28にピニオン16を一体回転するように連結してもよい。
・前記実施形態において、軸部材25は、焼結合金材や摺動性のよい樹脂材などからなっていてもよい。
・前記実施形態において、円柱部24eは、接着剤が塗布された状態で本体25aに挿入されることで軸部材25に取着されていてもよい。
・前記実施形態において、円柱部24eは、接着剤が塗布された状態で本体25aに挿入されることで軸部材25に取着されていてもよい。
・前記実施形態において、軸部材25を省略して円柱部24eを軸受ブッシュ27に直に軸支させてもよい。この場合、軸受ブッシュ27に代えて転がり軸受を採用すれば、その内レースを円柱部24eに嵌着しておくことで、実質的に軸部材25と同様に機能する。
・前記実施形態において、小歯数はすば歯車24の歯数は「3」又は「4」であってもよい。
・前記実施形態において、シート駆動装置15は、例えばシート5の前後位置などを調整するシート調整装置を駆動するものであってもよい。あるいは、シート駆動装置15は、シート5以外の適宜の駆動対象の駆動装置に流用してもよい。
・前記実施形態において、シート駆動装置15は、例えばシート5の前後位置などを調整するシート調整装置を駆動するものであってもよい。あるいは、シート駆動装置15は、シート5以外の適宜の駆動対象の駆動装置に流用してもよい。
17…電動モータ、24…小歯数はすば歯車、28…従動側はすば歯車、24e…円柱部、24f…螺旋溝、25…軸部材。
Claims (2)
- 電動モータにより回転駆動され、片側の先端部に歯先円の直径よりも小さい直径に設定された円柱部であって同等のねじれ角及び歯元円の直径に設定された螺旋溝が形成された円柱部を有する樹脂製の小歯数はすば歯車と、
前記小歯数はすば歯車に噛合する従動側はすば歯車とを備えた減速装置。 - 請求項1に記載の減速装置において、
前記円柱部が挿入される円筒状の軸部材を備えた、減速装置。
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