JP2017132424A - 車両用シートスライド装置のギヤケース - Google Patents

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【課題】シートの高さ方向により小型化できる車両用シートスライド装置のギヤケースを提供する。【解決手段】シートの幅方向に突き合わされた一対のギヤハウジング31,32と、高さ方向において互いに同等の位置で両ギヤハウジング31,32を締結する一対のボルト33と、両ギヤハウジング31,32に回転自在に収容された駆動側ギヤ35と、ボルト33及び駆動側ギヤ35よりも下方で前後方向に延びる軸線の周りに両ギヤハウジング31,32に回転自在に収容されて駆動側ギヤ35に噛合された従動側ギヤ38と、両ギヤハウジング31,32の間に挟まれ、従動側ギヤ38の軸線方向両端部を軸支する一対の軸受ブッシュ36とを備え、両軸受ブッシュ36の各々の幅方向における両側部に設けられた一対の掛止爪37と、両ギヤハウジング31,32の各々に設けられ、両軸受ブッシュ36の該当側の軸受ブッシュ36に掛止される一対の掛止孔34とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シートスライド装置のギヤケースに関するものである。
従来、車両用シートスライド装置のギヤケースとしては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このギヤケースは、シートの幅方向に突き合わされた一対のギヤハウジング(ケース部品)と、両ギヤハウジングを締結する複数の締結部材(ソケット頭キャップねじ)とを備える。そして、両ギヤハウジングには、シートの幅方向に延びる軸線の周りに駆動側ギヤ(ウォームギア)が回転自在に収容されるとともに、シートの高さ方向において駆動側ギヤよりも下方でシートの前後方向に延びる軸線の周りに従動側ギヤ(ねじ付きナット)が回転自在に収容されている。従動側ギヤは、駆動側ギヤに噛合されており、回転に伴いシートをその前後方向に移動させる。
特許第4740871号公報
ところで、特許文献1では、複数の締結部材がシートの高さ方向において従動側ギヤを挟むその上方及び下方に配設されている。このため、それら締結部材の配置スペースの分、シートの高さ方向におけるギヤケースの大型化を余儀なくされる。
本発明の目的は、シートの高さ方向により小型化できる車両用シートスライド装置のギヤケースを提供することにある。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置のギヤケースは、シートの幅方向に突き合わされた一対のギヤハウジングと、シートの高さ方向において互いに同等の位置で前記両ギヤハウジングを締結する一対の締結部材と、シートの幅方向に延びる軸線の周りに前記両ギヤハウジングに回転自在に収容された駆動側ギヤと、シートの高さ方向において前記締結部材及び前記駆動側ギヤよりも下方でシートの前後方向に延びる軸線の周りに前記両ギヤハウジングに回転自在に収容されて前記駆動側ギヤに噛合され、回転に伴いシートをその前後方向に移動させる従動側ギヤと、前記両ギヤハウジングの間に挟まれ、前記従動側ギヤの軸線方向両端部を軸支する一対の軸受ブッシュとを備え、前記両軸受ブッシュの各々のシートの幅方向における両側部に設けられた一対の掛止部と、前記両ギヤハウジングの各々に設けられ、前記両軸受ブッシュの該当側の前記掛止部に掛止されることで前記両ギヤハウジングをシートの幅方向に位置決めする一対の被掛止部とを有する。
この構成によれば、前記両ギヤハウジングは、前記両締結部材により締結され、前記両軸受ブッシュの前記両掛止部に前記両被掛止部が掛止されることで堅固に固定される。この場合、前記各掛止部及び前記各被掛止部は、シートの高さ方向において前記軸受ブッシュの位置に含まれる。従って、ギヤケースをシートの高さ方向により小型化できる。
上記車両用シートスライド装置のギヤケースについて、前記両締結部材は、シートの高さ方向において前記駆動側ギヤの位置に含まれることが好ましい。
この構成によれば、前記両締結部材は、シートの高さ方向において前記駆動側ギヤの位置に含まれることで、ギヤケースをシートの高さ方向にいっそう小型化できる。
上記車両用シートスライド装置のギヤケースについて、前記各掛止部及び前記各被掛止部のいずれか一方は、シートの幅方向に突設された掛止爪であり、前記各掛止部及び前記各被掛止部のいずれか他方は、前記掛止爪が挿入可能にシートの幅方向に凹設され、該掛止爪の掛止される段差の設定された掛止凹部であることが好ましい。
この構成によれば、前記掛止爪及び前記掛止凹部による極めて簡易な係合関係で、前記両ギヤハウジングをシートの幅方向に位置決めできる。
本発明は、シートの高さ方向により小型化できる効果がある。
車両用シートスライド装置についてその構造を示す分解斜視図。 車両用シートスライド装置のギヤケースの一実施形態についてその構造を示す分解斜視図。 同実施形態の車両用シートスライド装置のギヤケースについてその構造を示す側面図。 図3の4−4線に沿った断面図。 同実施形態が適用される車両用シートについてその構造を示す側面図。
以下、車両用シートスライド装置のギヤケースの一実施形態について説明する。なお、以下では、シートの前後方向を「前後方向」といい、シートの高さ方向上方及び下方をそれぞれ「上方」及び「下方」といい、シートの幅方向を「幅方向」という。
図5に示すように、車両のフロア1には、ロアレール2が前後方向に延在する状態で固定されるとともに、該ロアレール2には、アッパレール3がロアレール2に対し前後方向に移動可能に連結されている。
なお、ロアレール2及びアッパレール3は、共に幅方向(図5において紙面に直交する方向)で対をなして配設されており、ここでは前方に向かって左側に配置されたものを示している。そして、両アッパレール3には、乗員の着座部を形成するシート5が固定・支持されている。
図1に示すように、ロアレール2は、板材からなり、幅方向両側で上下方向に延びる一対の第1側壁部11及びそれら両第1側壁部11の基端(下端)同士を幅方向に接続する底壁部12を有する。そして、各第1側壁部11の先端(上端)には、幅方向内側に張り出して更に第1側壁部11の基端側に折り返された第1フランジ13が連続形成されている。
アッパレール3は、板材からなり、ロアレール2の両第1フランジ13間で上下方向に延びる一対の第2側壁部14及びそれら両第2側壁部14のロアレール2から離間する基端(上端)同士を幅方向に接続する蓋壁部15を有する。そして、各第2側壁部14の底壁部12側の先端(下端)には、幅方向外側に張り出して更に第1側壁部11及び第1フランジ13に包囲されるように折り返された第2フランジ16が連続形成されている。
つまり、ロアレール2及びアッパレール3は、開口側が互いに突き合わされたU字状のレール断面をそれぞれ有しており、主として第1フランジ13及び第2フランジ16との係合によって上下方向に抜け止めされている。なお、ロアレール2及びアッパレール3の間には、適宜の転動部材(図示略)が介設されている。アッパレール3は、ロアレール2との間で転動部材を転動させる状態で、ロアレール2に対し前後方向に摺動自在に支持される。
ロアレール2(底壁部12)の前端部には、ブラケット21を介して前側保持部材22が載置されるとともに、ロアレール2の後端部には、後側保持部材23が載置されている。そして、前側保持部材22及び後側保持部材23には、前後方向に軸線の延びるスクリュー24の前端部及び後端部がそれぞれ回転不能に取着されている。このスクリュー24は、ロアレール2の略全長に亘って前後方向に延在する。
一方、アッパレール3の前後方向中間部には、蓋壁部15において略四角ブロック状のギヤケース30が取付部材25を介して支持されている。この取付部材25は、前後方向に間隔をあけて蓋壁部15の下面に当接される一対の取付部26と、両取付部26の互いに近付く前後方向の先端から下方にそれぞれ延びる一対の下延部27と、両下延部27の下端同士を前後方向に接続する接続部28とを一体的に有する。そして、取付部材25は、両取付部26において、蓋壁部15を車両の高さ方向に貫通する一対の締結具29により蓋壁部15に締結されている。
なお、両下延部27の各々には、前後方向に開口する略円形の遊挿孔27aが形成されている。また、両下延部27の前後方向の離間距離は、ギヤケース30の当該方向の寸法と同等に設定されており、該ギヤケース30は、両下延部27の間に挟まれた状態で接続部28上に支持されている。ギヤケース30には、両下延部27(遊挿孔27a)と共にスクリュー24が挿通されている。
次に、ギヤケース30について説明する。
図2に示すように、ギヤケース30は、幅方向に突き合わされた一対のギヤハウジング31,32を備える。すなわち、両ギヤハウジング31,32は、例えば金属材にて略箱形に成形されており、幅方向において概ね対称(左右対称)となっている。そして、両ギヤハウジング31,32の上端部には、互いに同心で幅方向に開口する略円形の軸受孔31a,32aがそれぞれ形成されるとともに、両ギヤハウジング31,32の下端部には、互いに相反する幅方向に凹んで前後方向に連通する略半円形の保持溝31b,32bがそれぞれ形成されている。保持溝31b,32bは、ギヤケース30の前端及び後端に配置された一対となっている。ギヤハウジング31,32は、保持溝31b,32bを挟むその上方及び下方にそれぞれ略門形の平坦な接触面31c,32c及び略平皿形の平坦な接触面31d,32dを形成する。両ギヤハウジング31,32は、接触面31c,32c同士及び接触面31d,32d同士が接触する状態で幅方向に突き合わされる。このとき、両ギヤハウジング31,32によって収容空間が形成される。また、各対向する保持溝31b,32bは、全体として前後方向に開口する略円形の保持孔を形成する。
一方のギヤハウジング31には、前端及び後端から互いに相反する前後方向に一対の略蒲鉾形の取付部31eが突設されるとともに、両取付部31eの各々と略同心で幅方向に開口する略円形のボルト挿通孔31fが形成されている。ボルト挿通孔31fの中心は、軸受孔31aの中心よりも下方且つ保持溝31bよりも上方に位置する。他方のギヤハウジング32には、両取付部31eと略同心で前端及び後端から互いに相反する前後方向に一対の略蒲鉾形の取付部32eが突設されるとともに、両取付部32eの各々と略同心で幅方向に開口する略円形のねじ孔32fが形成されている。ねじ孔32fの中心が、軸受孔32aの中心よりも下方且つ保持溝32bよりも上方に位置することもいうまでもない。両ギヤハウジング31,32は、両ボルト挿通孔31fを貫通する一対の締結部材としてのボルト33のねじ部が両ねじ孔32fに締め付けられることで締結される。図3に併せ示すように、両ボルト33がシートの高さ方向において互いに同等の位置にあることはいうまでもない。
なお、両ギヤハウジング31,32の各々には、シートの高さ方向における保持溝31b,32bの中央部の位置で幅方向に開口する前後一対の被掛止部及び掛止凹部としての略四角形の掛止孔34が形成されている。図4に併せ示すように、両掛止孔34の開口端には、互いに相反する前後方向に拡開する段差34aが設定されている。
図2に示すように、両軸受孔31a,32aには、それらの中心線に沿って幅方向に軸線の延びる駆動側ギヤ35の軸線方向両端部が軸支されている。すなわち、この駆動側ギヤ35は、例えば樹脂材にて成形されており、略円柱状の軸部35aを有するとともに、該軸部35aの軸線方向中央部に形成されたヘリカルギヤ部35bを有する。駆動側ギヤ35は、ヘリカルギヤ部35bを挟む軸部35aの軸線方向両端部において両軸受孔31a,32aに軸支されている。駆動側ギヤ35の軸心がボルト33の中心よりも上方に位置することもいうまでもない。なお、駆動側ギヤ35は、電動モータ(図示略)に駆動連結されており、該電動モータにより回転駆動される。
両ギヤハウジング31,32の間には、前後一対の軸受ブッシュ36が挟まれている。すなわち、両軸受ブッシュ36は、例えば樹脂材にて成形されており、保持溝31b,32b(保持孔)と略同心でその内径と同等の外径を有する略円筒状の軸受部36aを有するとともに、該軸受部36aの互いに近付く軸線方向先端から外向きに突出する上下一対のフランジ36bを有する。また、各軸受ブッシュ36は、両フランジ36bの間に挟まれるシートの高さ方向中央部から互いに相反する幅方向に突出する一対の掛止部としての掛止爪37を有する。各掛止爪37は、該当する掛止孔34に幅方向で対向配置されている。そして、図4に併せ示すように、各掛止爪37は、該当する掛止孔34に挿入される略四角板状の延出片37aを有するとともに、該延出片37aの先端から段差34aに向かって前後方向に突出してこれに当接又は近接する略鉤状の掛止片37bを有する。各軸受ブッシュ36は、両フランジ36bが保持溝31b,32bの周縁部に当接又は近接され、軸受部36aが保持溝31b,32bに嵌挿された状態で両ギヤハウジング31,32の間に挟まれている。このとき、各軸受ブッシュ36は、両掛止爪37の各々が該当側の掛止孔34を掛止することで両ギヤハウジング31,32を幅方向に位置決めする。
図2に示すように、両軸受ブッシュ36には、それらの中心線に沿って前後方向に軸線の延びる従動側ギヤ38の軸線方向両端部が軸支されている。すなわち、この従動側ギヤ38は、例えば金属材にて成形されており、略円筒状のナット部38aを有するとともに、該ナット部38aの軸線方向中央部に形成されたヘリカルギヤ部38bを有する。従動側ギヤ38は、ヘリカルギヤ部38bを挟むナット部38aの軸線方向両端部において両軸受ブッシュ36(軸受部36a)に軸支されている。このとき、駆動側ギヤ35及び従動側ギヤ38は、ヘリカルギヤ部35b,38bにおいて噛合する。これにより、駆動側ギヤ35の回転に伴って従動側ギヤ38が回転する。
なお、従動側ギヤ38は、ボルト33及び駆動側ギヤ35よりも下方に位置することはいうまでもない。そして、ナット部38aの内周部には、前記スクリュー24に螺合するナット孔38cが形成されている。つまり、スクリュー24は、ナット孔38cに螺合する状態でギヤケース30に挿通されている。
駆動側ギヤ35及び従動側ギヤ38等を収容する両ギヤハウジング31,32は、例えばゴム材からなる防振部材39により前後方向に挟まれている。つまり、防振部材39は、両ギヤハウジング31,32のシートの高さ方向及び幅方向の寸法を実質的に拡大することなくそれらに装着されている。この防振部材39は、例えば駆動側ギヤ35及び従動側ギヤ38の噛合の振動を吸収する。
このように構成されたギヤケース30は、前述のようにアッパレール3に締結された取付部材25に支持される。そして、電動モータにより駆動側ギヤ35が回転駆動されると、該回転が従動側ギヤ38に伝達される。これに伴い、従動側ギヤ38が回転すると、ナット孔38c及びスクリュー24のねじ作用で従動側ギヤ38が、即ちギヤケース30が前後方向に移動する。そして、ギヤケース30を支持する取付部材25がアッパレール3と共に前後方向に移動する。その後、電動モータによる駆動側ギヤ35の回転駆動が停止されると、アッパレール3の前後方向の移動が停止する。以上により、ロアレール2に対するアッパレール3の前後方向の位置、即ちシート5の前後方向の位置が調整される。
次に、本実施形態の作用とともに、その効果について説明する。
(1)本実施形態では、両ギヤハウジング31,32は、両ボルト33により締結され、両軸受ブッシュ36の両掛止爪37に両掛止孔34が掛止されることで堅固に固定される。そして、はす歯で噛合する駆動側ギヤ35及び従動側ギヤ38の間の回転伝達でそれらの各々を幅方向に位置ずれさせようとする分力が生じたとしても、両ギヤハウジング31,32が幅方向に離れようとすることがより確実に阻止される。この場合、各掛止爪37及び各掛止孔34は、シートの高さ方向において両ギヤハウジング31,32に内蔵の軸受ブッシュ36の位置に含まれる。従って、各掛止爪37及び各掛止孔34をシートの高さ方向に高効率に配置でき、ギヤケース30をシートの高さ方向により小型化できる。
(2)本実施形態では、両ボルト33は、シートの高さ方向において駆動側ギヤ35の位置に含まれることで、これらボルト33をシートの高さ方向に高効率に配置でき、ギヤケース30をシートの高さ方向にいっそう小型化できる。
(3)本実施形態では、掛止爪37及び掛止孔34による極めて簡易な係合関係で、両ギヤハウジング31,32を幅方向に位置決めできる。
(4)本実施形態では、軸受ブッシュ36は、幅方向、即ち径方向に突出する両掛止爪37が両掛止孔34に挿入されることでその回り止めを実現できる。そして、軸受ブッシュ36の摺動等に起因するそのスティックスリップを自ずと防止できる。
(5)本実施形態では、従動側ギヤ38は、両軸受ブッシュ36を介してギヤハウジング31,32に軸支されることで、金属同士の接触による異音の発生を抑制できる。
(6)本実施形態では、従動側ギヤ38を軸支する両軸受ブッシュ36を利用して両ギヤハウジング31,32が幅方向に離れようとすることを阻止したことで、部品点数の増加を抑制できる。
(7)本実施形態では、防振部材39により、駆動側ギヤ35及び従動側ギヤ38の噛合の振動を吸収できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、防振部材39を省略してもよい。
・前記実施形態において、駆動側ギヤ35及び従動側ギヤ38の間の回転伝達は、等速であってもよいし、減速を伴ってもよい。
・前記実施形態において、駆動側ギヤ35のヘリカルギヤ部35bに代えて、ヘリカルギヤ部38bに噛合可能なウォーム部を採用してもよい。
・前記実施形態において、段差34aが設定されるのであれば、掛止孔34に代えて非貫通の掛止凹部を採用してもよい。
・前記実施形態においては、ギヤハウジング31,32及び軸受ブッシュ36にそれぞれ掛止孔34及び掛止爪37を配設したが、それらの関係は互いに逆であってもよい。すなわち、軸受ブッシュ36に掛止孔(掛止凹部)を形成するとともに、ギヤハウジング31,32に該当の掛止孔に向かって幅方向に突出してこれに掛止される掛止爪を設けてもよい。
・前記実施形態において、ボルト33の中心は、駆動側ギヤ35の軸心(軸受孔31a,32aの中心)よりも上方に位置していてもよい。あるいは、ボルト33は、シートの高さ方向において駆動側ギヤ35の位置に一部が含まれなくてもよい。例えばボルト33は、一部が駆動側ギヤ35よりも上方に位置していてもよい。
・前記実施形態において、ボルト33に代えてカシメピンを採用してもよい。
・前記実施形態においては、スクリュー24及びギヤケース30をそれぞれロアレール2側及びアッパレール3側に固定したが、それらの関係は互いに逆であってもよい。すなわち、スクリュー24及びギヤケース30をそれぞれアッパレール3側及びロアレール2側に固定してもよい。
・前記実施形態において、従動側ギヤ38は、アッパレール3側に軸支されたスクリュー(24)と一体回転するものであってもよい。そして、このスクリュー(24)をロアレール2側に固定されたナット部材と螺合させてもよい。この場合、従動側ギヤ38と共にスクリュー(24)を回転させると、ナット部材との間のねじ作用で該ナット部材に対してスクリュー(24)が前後方向に移動する。そして、ロアレール2に対してアッパレール3が前後方向に移動する。なお、従動側ギヤ38(ギヤケース30)及びスクリュー(24)をロアレール2側に固定するとともに、ナット部材をアッパレール3側に固定してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)上記車両用シートスライド装置のギヤケースにおいて、
前記両ギヤハウジングに装着された防振部材を備えた、車両用シートスライド装置のギヤケース。
この構成によれば、前記防振部材により、前記駆動側ギヤ及び前記従動側ギヤの噛合の振動を吸収できる。
(ロ)上記車両用シートスライド装置のギヤケースにおいて、
前記防振部材は、前記両ギヤハウジングのシートの高さ方向及び幅方向の寸法を実質的に拡大しない、車両用シートスライド装置のギヤケース。
5…シート、30…ギヤケース、31,32…ギヤハウジング、32f…ねじ孔(締結部材)、33…ボルト(締結部材)、34…掛止孔(被掛止部、掛止凹部)、34a…段差、35…駆動側ギヤ、36…軸受ブッシュ、37…掛止爪(掛止部)、38…従動側ギヤ。

Claims (3)

  1. シートの幅方向に突き合わされた一対のギヤハウジングと、
    シートの高さ方向において互いに同等の位置で前記両ギヤハウジングを締結する一対の締結部材と、
    シートの幅方向に延びる軸線の周りに前記両ギヤハウジングに回転自在に収容された駆動側ギヤと、
    シートの高さ方向において前記締結部材及び前記駆動側ギヤよりも下方でシートの前後方向に延びる軸線の周りに前記両ギヤハウジングに回転自在に収容されて前記駆動側ギヤに噛合され、回転に伴いシートをその前後方向に移動させる従動側ギヤと、
    前記両ギヤハウジングの間に挟まれ、前記従動側ギヤの軸線方向両端部を軸支する一対の軸受ブッシュとを備え、
    前記両軸受ブッシュの各々のシートの幅方向における両側部に設けられた一対の掛止部と、
    前記両ギヤハウジングの各々に設けられ、前記両軸受ブッシュの該当側の前記掛止部に掛止されることで前記両ギヤハウジングをシートの幅方向に位置決めする一対の被掛止部とを有した、車両用シートスライド装置のギヤケース。
  2. 請求項1に記載の車両用シートスライド装置のギヤケースにおいて、
    前記両締結部材は、シートの高さ方向において前記駆動側ギヤの位置に含まれた、車両用シートスライド装置のギヤケース。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用シートスライド装置のギヤケースにおいて、
    前記各掛止部及び前記各被掛止部のいずれか一方は、シートの幅方向に突設された掛止爪であり、
    前記各掛止部及び前記各被掛止部のいずれか他方は、前記掛止爪が挿入可能にシートの幅方向に凹設され、該掛止爪の掛止される段差の設定された掛止凹部である、車両用シートスライド装置のギヤケース。
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