JP2015042068A - 回転機構 - Google Patents

回転機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2015042068A
JP2015042068A JP2013172078A JP2013172078A JP2015042068A JP 2015042068 A JP2015042068 A JP 2015042068A JP 2013172078 A JP2013172078 A JP 2013172078A JP 2013172078 A JP2013172078 A JP 2013172078A JP 2015042068 A JP2015042068 A JP 2015042068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insertion hole
output shaft
worm gear
gear
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013172078A
Other languages
English (en)
Inventor
吉田 茂樹
Shigeki Yoshida
茂樹 吉田
青木 正和
Masakazu Aoki
正和 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2013172078A priority Critical patent/JP2015042068A/ja
Publication of JP2015042068A publication Critical patent/JP2015042068A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】回転ギアの他端側において挿入孔が閉塞されてもモータの出力軸を挿入孔に容易に挿入する。【解決手段】格納機構14では、ウォームギア44の挿入孔48が、ウォームギア44の上端側に開口されると共に、ウォームギア44の下端において閉塞されており、モータ36の出力軸40がウォームギア44の上端側から挿入孔48に挿入されている。ここで、挿入孔48の周面に潤滑溝が形成されており、潤滑溝はウォームギア44の上端側に開放される。このため、出力軸40が挿入孔48に挿入される際に、出力軸40の周面と挿入孔48の周面との間が塞がれても、挿入孔48内の空気が潤滑溝を介してウォームギア44の上端側から抜かれることで、出力軸40を挿入孔48に容易に挿入できる。【選択図】図3

Description

本発明は、モータの出力軸が回転ギアの挿入孔に挿入された回転機構に関する。
下記特許文献1に記載の格納機構では、モータの出力軸がウォームギアの挿入孔に挿入されており、モータが駆動されて、出力軸が回転されることで、ウォームギアが回転される。
また、挿入孔は、ウォームギアの一端側(出力軸挿入側)のみならず、ウォームギアの他端側(出力軸挿入側とは反対側)においても、開口されている。これにより、仮に、出力軸が挿入孔に挿入される際に、出力軸の周面と挿入孔の周面との間が塞がれても、挿入孔内の空気がウォームギアの他端側から抜かれることで、出力軸に挿入孔内の空気により作用される圧力が低減されて、出力軸が挿入孔に容易に挿入される。
しかしながら、このような格納機構では、一般に、出力軸の周面と挿入孔の周面との間に潤滑剤が介在されており、モータが駆動される際には、ウォームギアの振動が潤滑剤によって抑制される。
このため、上述の如くウォームギアの他端側において挿入孔が開口されても、挿入孔内の潤滑剤がウォームギアの他端側から流出することを抑制する対策が必要となる。
特開2011−992号公報
本発明は、上記事実を考慮し、回転ギアの他端側において挿入孔が閉塞されてもモータの出力軸を挿入孔に容易に挿入できる回転機構を得ることが目的である。
請求項1に記載の回転機構は、出力軸が設けられ、駆動されて前記出力軸が回転されるモータと、一端側において開口されると共に他端側において閉塞された挿入孔が設けられると共に、一端側から前記挿入孔に前記出力軸が挿入され、前記出力軸が回転されることで回転される回転ギアと、前記挿入孔の周面に設けられ、前記回転ギアの一端側に開放される開放溝と、を備えている。
請求項2に記載の回転機構は、請求項1に記載の回転機構において、前記回転ギアの他端側における支持位置まで前記挿入孔に前記出力軸が挿入されている。
請求項3に記載の回転機構は、請求項1又は請求項2に記載の回転機構において、前記開放溝に潤滑剤が浸入される。
請求項4に記載の回転機構は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の回転機構において、前記回転ギアの一端側に設けられ、前記挿入孔を開口させると共に、前記挿入孔に比し径を大きくされた開口部を備えている。
請求項1に記載の回転機構では、回転ギアに挿入孔が設けられており、挿入孔は、回転ギアの一端側において開口されると共に、回転ギアの他端側において閉塞されている。さらに、回転ギアの一端側から挿入孔にモータの出力軸が挿入されており、モータが駆動されて、出力軸が回転されることで、回転ギアが回転される。
ここで、挿入孔の周面に開放溝が設けられており、開放溝は回転ギアの一端側に開放される。このため、仮に、出力軸が挿入孔に挿入される際に、出力軸の周面と挿入孔の周面との間が塞がれても、挿入孔内の空気が開放溝を介して回転ギアの一端側から抜かれることで、出力軸を挿入孔に容易に挿入できる。
請求項2に記載の回転機構では、回転ギアの他端側における支持位置まで挿入孔に出力軸が挿入されている。このため、出力軸の回転によって回転ギアが良好に回転できる。
請求項3に記載の回転機構では、開放溝に潤滑剤が浸入される。このため、潤滑剤を開放溝に貯留できる。
請求項4に記載の回転機構では、回転ギアの一端側に開口部が設けられており、開口部は挿入孔を開口させている。
ここで、開口部が挿入孔に比し径を大きくされている。このため、挿入孔内に潤滑剤が配置される場合でも、挿入孔内の潤滑剤が回転ギアの一端側から流出することを効果的に抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す車両後方から見た断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す上方から見た断面図(図2の4−4線断面図)である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構のウォームギア等を示す車両後方から見た断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構のウォームギア等を示す車両後方から見た断面図である。 (A)は、本発明の第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構のウォームギアを示す上方から見た断面図(図6の7−7線断面図)であり、(B)は、本発明の第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構のウォームギアの変形例を示す上方から見た断面図(図6の7−7線位置断面図)である。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係る車両用ミラー装置としての車両用ドアミラー装置10が車両後方から見た正面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方(車両右方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示している。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車両のドアとしてのサイドドア(特にフロントサイドドア)の上下方向中間部かつ車両前側端に設けられて、車両外側に配置されている。
図1に示す如く、車両用ドアミラー装置10は、支持体を構成する設置部材としてのステー12を備えており、ステー12の車幅方向内側端がサイドドアに固定されることで、車両用ドアミラー装置10がサイドドアに設置されている。
ステー12の車幅方向外側部分の上側には、回転機構としての格納機構14(電動格納機構、リトラクタ)が支持されている。
図2及び図3にも示す如く、格納機構14には、支持体を構成する軸部材としての樹脂製又は金属製のスタンド16が設けられている。スタンド16の下端には、略円板状の固定部18が設けられており、固定部18がステー12に固定されることで、スタンド16がステー12に固定されて、格納機構14がステー12に支持されている。固定部18の上側には、円筒状の支持軸20が一体に設けられており、支持軸20の軸方向は、上下方向に配置されている。
支持軸20には、回動体を構成する駆動体22が回動可能に支持されている。
駆動体22の下側部分には、回動部材としての樹脂製で容器状のケース24が設けられており、ケース24の上面は、開放されている。ケース24の下壁の車幅方向内側部分には、スタンド16の支持軸20が貫通かつ嵌合されており、ケース24は、支持軸20に回動可能に支持されている。
ケース24の上部内には、支持部材としての樹脂製のモータベース26が固定されている。モータベース26の車幅方向内側部分には、略円筒状の収容筒28が設けられており、収容筒28内には、スタンド16の支持軸20が同軸上に収容されている。モータベース26の車幅方向外側部分には、略矩形板状の底壁30が設けられており、底壁30は、収容筒28の下端部と一体にされている。底壁30の上面には、組付部としての略楕円筒状の組付筒32が一体に設けられており、組付筒32は、底壁30から上側に突出されている。
ケース24及びモータベース26の上側には、被覆部材としての樹脂製で容器状のカバー34が設けられており、カバー34の下面は、開放されている。カバー34の下端は、ケース24の上端部外周に固定されており、カバー34は、ケース24及びモータベース26の上側を被覆している。
格納機構14内には、駆動手段としてのモータ36が設けられている。モータ36には、略楕円柱状の本体部38が設けられており、本体部38は、モータベース26の組付筒32内に上側から組付けられて固定されている。
本体部38からは、金属製で棒状の出力軸40(モータシャフト)が同軸上に延出されている。出力軸40の軸方向は、上下方向に配置されており、出力軸40は、モータベース26の底壁30を貫通して、モータベース26の下側に延出されている。出力軸40の下部以外の部分は、円柱状の嵌合軸40Aにされており、出力軸40の下部は、平板状の係合軸40Bにされている。また、格納機構14が作動されることで、モータ36が駆動されて、出力軸40が回転される。
図3及び図4に示す如く、ケース24内には、ギア機構42が設けられている。
ギア機構42には、モータ36の下側において、回転ギア(初段ギア)としての樹脂製のウォームギア44が設けられており、ウォームギア44の軸方向は、上下方向に配置されている。ウォームギア44の下部には、円柱状の軸支部44Aが同軸上に形成されると共に、ケース24の下壁には、円柱状の軸支凹部46が形成されており、軸支部44Aが軸支凹部46に上側から嵌入されて下側への移動を係止されることで、ウォームギア44(軸支部44A)がケース24(軸支凹部46)に回転自在に支持(軸支)されている。
ウォームギア44には、挿入孔48が同軸上に形成されており、挿入孔48は、ウォームギア44の上端側(一端側)に開口されると共に、ウォームギア44の下端(他端側)において閉塞されている。挿入孔48の下部以外の部分は、断面円状の嵌合孔48Aにされており、出力軸40の下部は、断面非円状(例えば断面矩形状)の係合孔48Bにされている。
挿入孔48には、上側からモータ36の出力軸40が同軸上に挿入されており、挿入孔48の嵌合孔48Aには、出力軸40の嵌合軸40Aが嵌合(軽圧入)されると共に、挿入孔48の係合孔48Bには、出力軸40の係合軸40Bが挿入されている。係合孔48Bの周面には、係合軸40Bが係合可能にされており、出力軸40が回転されることで、係合孔48Bの周面に係合軸40Bが係合されて、ウォームギア44が出力軸40と一体に回転される。また、出力軸40は、ウォームギア44の軸支部44Aがケース24の軸支凹部46に支持される位置まで、挿入孔48に挿入されている。
ウォームギア44には、上端(挿入孔48の直上)において、開口部としての断面円状の溜部50が同軸上に形成されており、溜部50は、挿入孔48の嵌合孔48Aに比し、径を大きくされている。溜部50は、挿入孔48をウォームギア44の上端側に開口させており、溜部50には、モータ36の出力軸40の嵌合軸40Aが同軸上に挿通されている。
モータ36の出力軸40の周面とウォームギア44の挿入孔48の周面との間には、潤滑剤としてのグリス(図示省略)が介在されており、グリスは、出力軸40の周面と挿入孔48の周面との間の摩擦力を低下させている。また、出力軸40が挿入孔48に挿入される際には、ウォームギア44の溜部50にグリスが溜められた状態で、出力軸40が挿入孔48に挿入される。これにより、溜部50のグリスが、出力軸40の周面に塗布されつつ、出力軸40によって挿入孔48内に流入されて挿入孔48の周面に塗布されることで、出力軸40の周面と挿入孔48の周面との間にグリスが介在される。
図5に示す如く、ウォームギア44の挿入孔48における嵌合孔48Aの周面には、開放溝としての螺旋状の潤滑溝52が形成されており、潤滑溝52の断面は、略半円状(三角形状又は台形状等でもよい)にされている。潤滑溝52の上端は、ウォームギア44の溜部50に到達しており、潤滑溝52は、溜部50を介してウォームギア44の上端側に開放されている。潤滑溝52は、複数条(例えば3条)等間隔に形成されており、これにより、潤滑溝52間の上下方向(ウォームギア44の軸方向)における間隔が小さくされている。また、潤滑溝52には、グリスが浸入されている。
図3及び図4に示す如く、ギア機構42には、ウォームギア44の車幅方向内側において、ギア体(中間ギア)としてのウォームシャフト54が設けられており、ウォームシャフト54の軸方向は、水平方向に配置されている。ウォームシャフト54の一端側部分(車両後側部分)には、ウォームホイールとしての樹脂製のヘリカルギア部56が設けられており、ウォームシャフト54の他端側部分(車両前側部分)には、ウォームとしての金属製のウォームギア部58が設けられている。ヘリカルギア部56は、ウォームギア44に噛合(係合)されており、ウォームギア44が回転されることで、ヘリカルギア部56及びウォームギア部58が一体回転されて、ウォームシャフト54が回転される。
ギア機構42には、ウォームシャフト54の車幅方向内側において、制限ギア(最終ギア)としての金属製のギアプレート60(ウォームホイールギア)が設けられている。ギアプレート60には、スタンド16の支持軸20が同軸上に貫通されており、ギアプレート60は、支持軸20に対する回転を制限されている。ギアプレート60には、ウォームシャフト54のウォームギア部58が噛合(係合)されており、ウォームギア部58が回転されることで、ウォームギア部58がギアプレート60の回りを回動される。これにより、駆動体22がウォームギア部58と一体に支持軸20の回りを回動可能にされている。なお、ギアプレート60に所定荷重以上の回転荷重が作用された際には、ギアプレート60の支持軸20に対する回転が許容される。
図1に示す如く、駆動体22は、回動体を構成する収容部材としての略直方体形容器状のバイザ62の車幅方向内側部分内に収容されており、バイザ62の車両後側面は、開放されている。バイザ62内には、車両後側面(開放部分)近傍において、回動体を構成する略矩形板状のミラー64が配置されており、バイザ62は、ミラー64の全周及び車両前側面を被覆している。ミラー64の鏡面64Aは、車両後側へ向けられており、ミラー64によって車両の乗員(特に運転手)が車両後側を視認可能にされている。
バイザ62及びミラー64は、駆動体22に連結されて支持されており、バイザ62及びミラー64は、駆動体22と一体にスタンド16の支持軸20の回りを回動可能にされている。このため、モータ36が駆動されて出力軸40が一方向へ回転されることで、バイザ62及びミラー64が駆動体22と一体に車両後側かつ車幅方向内側へ回動される。これにより、バイザ62及びミラー64が、サイドドアに対する突出を解除されて、格納される。一方、モータ36が駆動されて出力軸40が他方向へ回転されることで、バイザ62及びミラー64が駆動体22と一体に車両前側かつ車幅方向外側へ回動される。これにより、バイザ62及びミラー64が、サイドドアに対して突出されて、起立(展開、復帰)される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用ドアミラー装置10では、格納機構14が作動されて、モータ36が駆動されることで、出力軸40が回転される。このため、ギア機構42において、ウォームギア44が出力軸40と一体に回転されて、ウォームシャフト54(ヘリカルギア部56及びウォームギア部58)が回転されることで、ウォームギア部58がギアプレート60の回りを回動されて、駆動体22がウォームギア部58と一体にスタンド16の支持軸20の回りを回動される。これにより、バイザ62及びミラー64が、駆動体22と一体に回動されて、格納又は起立される。
また、ウォームギア44の挿入孔48が、ウォームギア44の溜部50を介してウォームギア44の上端側に開口されると共に、ウォームギア44の下端において閉塞されている。さらに、モータ36の出力軸40がウォームギア44の上端側から溜部50を介して挿入孔48に挿入されており、挿入孔48の嵌合孔48Aに出力軸40の嵌合軸40Aが嵌合(軽圧入)されている。
しかも、モータ36の出力軸40の周面とウォームギア44の挿入孔48の周面との間にグリスが介在されている。このため、ウォームギア44が出力軸40と一体に回転される際に、ウォームギア44が振動することがグリスによって抑制されて、異音が発生することが抑制されている。
ここで、挿入孔48の嵌合孔48Aの周面に潤滑溝52が形成されており、潤滑溝52は、ウォームギア44の溜部50を介して、ウォームギア44の上端側に開放される。このため、挿入孔48がウォームギア44の下端において閉塞される場合において、仮に、出力軸40が挿入孔48に挿入される際に、出力軸40の嵌合軸40Aの周面と挿入孔48の嵌合孔48Aの周面との間が塞がれても、挿入孔48内の空気が潤滑溝52及び溜部50を介してウォームギア44の上端側から抜かれる。これにより、出力軸40に挿入孔48内の空気により作用される圧力を低減でき、出力軸40を挿入孔48に容易に挿入できて、モータ36(出力軸40)をウォームギア44(挿入孔48)に容易に組付けることができる。
また、ウォームギア44の軸支部44Aがケース24の軸支凹部46に支持されており、軸支部44Aが軸支凹部46に支持される位置までモータ36の出力軸40がウォームギア44の挿入孔48に挿入されている。このため、出力軸40の回転によってウォームギア44が良好に出力軸40と一体に回転できる。
しかも、上述の如く軸支部44Aが軸支凹部46に支持される位置までモータ36の出力軸40がウォームギア44の挿入孔48に挿入されて、出力軸40の挿入孔48への挿入量が大きい場合でも、依然として、出力軸40が挿入孔48に挿入される際に、挿入孔48内の空気をウォームギア44の潤滑溝52及び溜部50を介してウォームギア44の上端側から抜くことができて、出力軸40を挿入孔48に容易に挿入できる。
また、上述の如く、ウォームギア44の挿入孔48がウォームギア44の下端において閉塞されている。このため、挿入孔48内のグリスがウォームギア44の下端から流出することを抑制(防止)できる。これにより、挿入孔48内にグリスを長期間保持でき、車両用ドアミラー装置10(格納機構14)が長期間使用されても、出力軸40の周面と挿入孔48の周面との間にグリスを介在させることができて、ウォームギア44が出力軸40と一体に回転される際に振動することを抑制できる。
さらに、ウォームギア44の潤滑溝52にグリスが浸入されている。このため、グリスを潤滑溝52に貯留できて挿入孔48内に供給できる。これにより、挿入孔48内にグリスを一層長期間保持でき、車両用ドアミラー装置10(格納機構14)が一層長期間使用されても、出力軸40の周面と挿入孔48の周面との間にグリスを介在させることができて、ウォームギア44が出力軸40と一体に回転される際に振動することを抑制できる。
また、ウォームギア44の溜部50がウォームギア44の挿入孔48の嵌合孔48Aに比し径を大きくされている。このため、溜部50にグリスを多く溜めることができて、溜部50から挿入孔48内に流入されるグリスを多くできる。しかも、挿入孔48内のグリスがウォームギア44の上端側から流出することを溜部50によって効果的に抑制できる。これにより、挿入孔48内にグリスを一層長期間保持でき、車両用ドアミラー装置10(格納機構14)が一層長期間使用されても、出力軸40の周面と挿入孔48の周面との間にグリスを介在させることができて、ウォームギア44が出力軸40と一体に回転される際に振動することを抑制できる。
[第2実施形態]
図6には、本発明の第2実施形態に係る車両用ミラー装置としての車両用ドアミラー装置80における格納機構14の主要部が車両後方から見た断面図にて示されている。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置80は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図6に示す如く、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置80の格納機構14では、ウォームギア44の潤滑溝52がウォームギア44の軸方向に沿って直線状に形成されており、潤滑溝52の断面は、略半円状(三角形状又は台形状等でもよい)にされている。
図7(A)に示す如く、潤滑溝52は、複数(例えば3個)形成されており、複数の潤滑溝52は、ウォームギア44の周方向に等間隔に配置されている。また、潤滑溝52の断面は、半円よりも大きくされている。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、潤滑溝52の断面を半円よりも大きくした。しかしながら、図7(B)に示す如く、潤滑溝52の断面を半円よりも小さくしてもよい。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、本発明の回転機構を車両用ドアミラー装置10、80に適用した。しかしながら、本発明の回転機構を他の車両用ミラー装置(車両外部の他の車両用アウタミラー装置(例えば車両用フェンダミラー装置)又は車両内部の車両用インナミラー装置)や他の装置に適用してもよい。
14 格納機構(回転機構)
36 モータ
40 出力軸
44 ウォームギア(回転ギア)
48 挿入孔
50 溜部(開口部)
52 潤滑溝(開放溝)

Claims (4)

  1. 出力軸が設けられ、駆動されて前記出力軸が回転されるモータと、
    一端側において開口されると共に他端側において閉塞された挿入孔が設けられると共に、一端側から前記挿入孔に前記出力軸が挿入され、前記出力軸が回転されることで回転される回転ギアと、
    前記挿入孔の周面に設けられ、前記回転ギアの一端側に開放される開放溝と、
    を備えた回転機構。
  2. 前記回転ギアの他端側における支持位置まで前記挿入孔に前記出力軸が挿入された請求項1記載の回転機構。
  3. 前記開放溝に潤滑剤が浸入される請求項1又は請求項2記載の回転機構。
  4. 前記回転ギアの一端側に設けられ、前記挿入孔を開口させると共に、前記挿入孔に比し径を大きくされた開口部を備えた請求項1〜請求項3の何れか1項記載の回転機構。
JP2013172078A 2013-08-22 2013-08-22 回転機構 Pending JP2015042068A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013172078A JP2015042068A (ja) 2013-08-22 2013-08-22 回転機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013172078A JP2015042068A (ja) 2013-08-22 2013-08-22 回転機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015042068A true JP2015042068A (ja) 2015-03-02

Family

ID=52695941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013172078A Pending JP2015042068A (ja) 2013-08-22 2013-08-22 回転機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015042068A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016158500A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 株式会社 村上開明堂 車両用電動格納式視認装置
CN109654201A (zh) * 2019-01-18 2019-04-19 苏州通润驱动设备股份有限公司 一种施工升降机用减速箱及其安装方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0541373U (ja) * 1991-10-29 1993-06-01 カルソニツク株式会社 電動アクチユエータ
JPH0592539U (ja) * 1992-05-15 1993-12-17 株式会社三協精機製作所 軸受装置
JP2005009580A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体軸受装置及びディスク装置
JP2011000992A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Tokai Rika Co Ltd 車両用ミラー装置
JP2012253946A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Tokyo Parts Ind Co Ltd 減速機構付きモータ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0541373U (ja) * 1991-10-29 1993-06-01 カルソニツク株式会社 電動アクチユエータ
JPH0592539U (ja) * 1992-05-15 1993-12-17 株式会社三協精機製作所 軸受装置
JP2005009580A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体軸受装置及びディスク装置
JP2011000992A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Tokai Rika Co Ltd 車両用ミラー装置
JP2012253946A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Tokyo Parts Ind Co Ltd 減速機構付きモータ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016158500A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 株式会社 村上開明堂 車両用電動格納式視認装置
JP2016190545A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社村上開明堂 車両用電動格納式視認装置
CN107428289A (zh) * 2015-03-31 2017-12-01 株式会社村上开明堂 车辆用电动收纳式视觉辨认装置
CN107428289B (zh) * 2015-03-31 2020-07-10 株式会社村上开明堂 车辆用电动收纳式视觉辨认装置
US10793072B2 (en) 2015-03-31 2020-10-06 Murakami Corporation Electric retractable view device for vehicle
CN109654201A (zh) * 2019-01-18 2019-04-19 苏州通润驱动设备股份有限公司 一种施工升降机用减速箱及其安装方法
CN109654201B (zh) * 2019-01-18 2023-09-26 苏州通润驱动设备股份有限公司 一种施工升降机用减速箱及其安装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6525721B2 (ja) パワーストラット
JP2013145050A (ja) 歯車モータ組立体
JP6364915B2 (ja) 車両用シートスライド装置
US9981606B2 (en) Vehicle visual recognition device
JP2016043874A (ja) 車両用視認装置
JP2015042068A (ja) 回転機構
JP6325207B2 (ja) 電動ステアリングロック装置
JP7023695B2 (ja) ワイパモータおよびワイパモータを生産する方法
EP3220519B1 (en) Motor with deceleration mechanism
JP2013164139A (ja) インホイールモータ駆動装置
JP5931697B2 (ja) モータ装置
JP6113638B2 (ja) 車両用ミラー装置
JP5638774B2 (ja) 車両用ミラー装置
JP5686959B2 (ja) 車両用ミラー装置
JP5921341B2 (ja) 車両用ミラー装置
JP5577584B2 (ja) 電動ポンプユニット
JP2018021350A (ja) 車両用ドア開閉装置
JP2014004960A (ja) 車両用ミラー装置
JP2016037234A (ja) 車両用視認装置
JP2006007925A (ja) 車両用アウトサイドミラー
US10391941B2 (en) Vehicular visual recognition device
JP7180845B2 (ja) 車両用視認装置
WO2020179247A1 (ja) 締結構造及び締結構造を備えたウインドレギュレータ
JP2017223319A (ja) シール部材及びモータ
WO2017179388A1 (ja) 回転摺動部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160218

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160218

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161122