JP2016037234A - 車両用視認装置 - Google Patents

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智宣 市川
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Abstract

【課題】コストを低減する。
【解決手段】車両用ドアミラー装置10では、格納機構14において、ギアプレート40の制限溝46にコイルスプリング48のヒンジ部48Aが挿入されることで、ギアプレート40の回転が制限されて、ミラーの回転が制限されている。ミラー側からギアプレート40に高荷重の回転力が入力される際には、制限溝46へのヒンジ部48Aの挿入が解除されることで、ギアプレート40の回転が許容されて、ミラーの回動が許容される。ここで、ギアプレート40にコイルスプリング48が係合されて、ギアプレート40の回転が制限されているため、従来のクラッチを不要にできる。このため、格納機構14の部品点数を低減できて、コストを低減できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の乗員の視認を視認手段が補助する車両用視認装置に関する。
下記特許文献1に記載の自動車用ドアミラー装置では、メインシャフトにメインギアが回転可能に設けられており、コイルスプリングがクラッチを付勢してメインギアに係合させることで、メインギアの回転が制限されている。また、モータの動力がメインギアに入力されることで、ドアミラーが回動されて格納される。さらに、コイルスプリングの付勢力に抗してクラッチのメインギアへの係合が解除されることで、メインギアの回転が許容されて、ドアミラーの回動が許容される。
しかしながら、このような自動車用ドアミラー装置では、コイルスプリングとメインギアとの間にクラッチが配置されている。
特開2000−85470号公報
本発明は、上記事実を考慮し、コストを低減できる車両用視認装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用視認装置は、車体側に設けられる支持体と、前記支持体に回転可能に設けられる回転体と、前記回転体を付勢して前記回転体の軸方向位置を保持すると共に、前記回転体に係合されて前記回転体の回転が制限され、前記回転体への係合が解除されることで前記回転体の回転が許容される付勢手段と、前記回転体に動力を入力可能にされる動力手段と、車両の乗員の視認を補助すると共に、前記回転体によって回動を制限され、前記動力手段が前記回転体に動力を入力することで回動されて格納されると共に、前記回転体の回転が許容されることで回動が許容される視認手段と、を備えている。
請求項2に記載の車両用視認装置は、請求項1に記載の車両用視認装置において、前記支持体に設けられ、前記支持体に対する前記付勢手段の回転を係止すると共に、前記付勢手段の前記回転体への係合の解除を許容する係止部を備えている。
請求項3に記載の車両用視認装置は、請求項1又は請求項2に記載の車両用視認装置において、前記回転体に設けられ、前記付勢手段の前記回転体への係合の解除を案内する案内部を備えている。
請求項1に記載の車両用視認装置では、車体側に支持体が設けられると共に、支持体に回転体が回転可能に設けられており、付勢手段が回転体を付勢して回転体の軸方向位置を保持すると共に、付勢手段が回転体に係合されて、回転体の回転が制限されている。さらに、視認手段が、車両の乗員の視認を補助すると共に、回転体によって回動を制限されている。
また、動力手段が回転体に動力を入力することで、視認手段が回動されて格納される。さらに、付勢手段の回転体への係合が解除されることで、回転体の回転が許容されて、視認手段の回動が許容される。
ここで、上述の如く、付勢手段が回転体に係合されて、回転体の回転が制限されている。このため、従来のクラッチを不要にでき、車両用視認装置のコストを低減できる。
請求項2に記載の車両用視認装置では、支持体に係止部が設けられている。
ここで、係止部が支持体に対する付勢手段の回転を係止する。このため、付勢手段が回転体に係合されることで、回転体の回転を効果的に制限できる。
さらに、係止部が付勢手段の回転体への係合の解除を許容する。このため、係止部が支持体に対する付勢手段の回転を係止しても、付勢手段の回転体への係合を解除できる。
請求項3に記載の車両用視認装置では、回転体に設けられた案内部が付勢手段の回転体への係合の解除を案内する。このため、付勢手段の回転体への係合の解除が規制されることを抑制できる。
本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す車両後方から見た断面図である。 本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す上方から見た断面図(図2の4−4線断面図)である。 (A)及び(B)は、本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構の主要部を示す図であり、(A)は、上方から見た平面図であり、(B)は、車幅方向内方から見た断面図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置のミラー格納状態における格納機構の主要部を示す図であり、(A)は、上方から見た平面図であり、(B)は、車幅方向内方から見た断面図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置のミラー後倒状態における格納機構の主要部を示す図であり、(A)は、上方から見た平面図であり、(B)は、車幅方向内方から見た断面図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置のミラー前倒状態における格納機構の主要部を示す図であり、(A)は、上方から見た平面図であり、(B)は、車幅方向内方から見た断面図である。
図1には、本発明の実施形態に係る車両用視認装置としての車両用ドアミラー装置10が車両後方から見た正面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方(車両右方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示している。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車両のドアとしてのサイドドア(特にフロントサイドドア)の上下方向中間部かつ車両前側端に設けられて、車両外側に配置されている。
図1に示す如く、車両用ドアミラー装置10は、設置部材としてのステー12を備えており、ステー12の車幅方向内側端がサイドドアに固定されることで、車両用ドアミラー装置10がサイドドアに設置されている。
ステー12の車幅方向外側部分の上側には、回動機構としての格納機構14(電動格納機構、リトラクタ)が支持されている。
図2〜図5の(A)及び(B)にも示す如く、格納機構14には、支持体としてのスタンド16が設けられている。スタンド16の下端には、略円板状の固定部16Aが設けられており、固定部16Aがステー12に固定されることで、スタンド16がステー12に固定されて、格納機構14がステー12に支持されている。固定部16Aの上側には、円筒状の支持軸16Bが一体に設けられており、支持軸16Bの軸方向は、上下方向に配置されている。
固定部16Aの上面には、制限手段を構成する断面矩形状の固定突起18(図5(B)参照)が複数(本実施形態では2個)設けられている。複数の固定突起18は、支持軸16Bの周方向に等間隔に配置されており、固定突起18は、固定部16Aから上側に突出されると共に、支持軸16Bの周方向に延伸されている。固定突起18の後倒方向(図5(A)の矢印Aの方向)側の端面は、第1固定面18Aにされており、第1固定面18Aは、前倒方向(図5(A)の矢印Bの方向)へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜されている。固定突起18の前倒方向側の端面は、第2固定面18Bにされており、第2固定面18Bは、支持軸16Bの周方向に垂直に配置されている。
支持軸16Bの周面には、係止部としての断面矩形状の係止孔20が形成されており、係止孔20は、支持軸16Bの径方向外側に開放されると共に、支持軸16Bの軸方向に延伸されている。
支持軸16Bには、回動体を構成する駆動体22が回動可能に支持されている。
駆動体22の下側部分には、回動部材としての樹脂製で容器状のケース24が設けられており、ケース24の上面は、開放されている。ケース24の下壁の車幅方向内側部分には、スタンド16の支持軸16Bが貫通かつ嵌合されており、ケース24は、支持軸16Bに回動可能に支持されている。
ケース24の下面の車幅方向内側部分には、制限手段を構成する断面矩形状の回動突起26(図5(B)参照)が複数(本実施形態では2個)設けられている。複数の回動突起26は、支持軸16Bの周方向に等間隔に配置されており、回動突起26は、ケース24から下側に突出されている。回動突起26の前倒方向側の端面は、第1回動面26Aにされており、第1回動面26Aは、前倒方向へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜されている。回動突起26の後倒方向側の端面は、第2回動面26Bにされており、第2回動面26Bは、支持軸16Bの周方向に垂直に配置されている。回動突起26は、スタンド16の固定部16Aの固定突起18間に配置されており、第1回動面26Aは、固定突起18の第1固定面18Aに当接されている。
ケース24の上部内には、支持部材としての樹脂製のモータベース28が固定されている。モータベース28の車幅方向内側部分には、略円筒状の収容筒28Aが設けられており、収容筒28A内には、スタンド16の支持軸16Bが同軸上に収容されている。モータベース28の車幅方向外側部分には、略矩形板状の底壁28Bが設けられており、底壁28Bは、収容筒28Aの下端部と一体にされている。底壁28Bの上面には、組付部としての略楕円筒状の組付筒28Cが一体に設けられており、組付筒28Cは、底壁28Bから上側に突出されている。
ケース24及びモータベース28の上側には、被覆部材としての樹脂製で容器状のカバー30が設けられており、カバー30の下面は、開放されている。カバー30の下端は、ケース24の上端部外周に固定されており、カバー30は、ケース24及びモータベース28の上側を被覆している。
格納機構14内には、動力手段を構成する駆動手段としてのモータ32が設けられている。モータ32には、略楕円柱状の本体部32Aが設けられており、本体部32Aは、モータベース28の組付筒28C内に上側から組付けられて固定されている。本体部32Aからは、金属製の出力軸32B(モータシャフト)が同軸上に延出されている。出力軸32Bの軸方向は、上下方向に配置されており、出力軸32Bは、モータベース28の底壁28Bを貫通して、モータベース28の下側に延出されている。また、モータ32が駆動されて、出力軸32Bが回転されることで、格納機構14が作動される。
ケース24内には、動力手段を構成するギア機構34が設けられている。
ギア機構34には、モータ32の下側において、初段ギアとしての樹脂製のウォームギア36が設けられており、ウォームギア36は、軸方向が上下方向に配置されると共に、下部がケース24の下壁に回転自在に支持されている。ウォームギア36には、上側からモータ32の出力軸32Bが同軸上に挿入されており、出力軸32Bが回転されることで、ウォームギア36が出力軸32Bと一体に回転される。
ギア機構34には、ウォームギア36の車幅方向内側において、中間ギアとしてのウォームシャフト38が設けられており、ウォームシャフト38は、軸方向が水平方向に配置されると共に、ケース24の下壁に回転自在に支持されている。ウォームシャフト38の一端側部分(車両後側部分)には、樹脂製のヘリカルギア部38Aが同軸上に設けられており、ウォームシャフト38の他端側部分(車両前側部分)には、ウォームとしての金属製のウォームギア部38Bが同軸上に設けられている。ヘリカルギア部38Aは、ウォームギア36に噛合(係合)されており、ウォームギア36が回転されることで、ヘリカルギア部38A及びウォームギア部38Bが一体に回転されて、ウォームシャフト38が回転される。
ウォームシャフト38の車幅方向内側には、回転体(最終ギア)としての金属製のギアプレート40(ウォームホイール)が設けられている。ギアプレート40には、スタンド16の支持軸16Bが同軸上に貫通されており、ギアプレート40は、支持軸16Bに回転自在に支持されると共に、ケース24の下壁に下側から支持されている。
ギアプレート40の上面には、平面視円状の凹部42が同軸上に形成されており、凹部42は、上側に開放されている。凹部42の下面には、略円筒状の制限突起44が一体に設けられており、制限突起44は、凹部42の下面から上側へ突出されている。制限突起44は、ギアプレート40と同軸上に配置されており、制限突起44内には、スタンド16の支持軸16Bが嵌合されている。制限突起44の周方向における一部には、制限部としての制限溝46が形成されており、制限溝46は、上側と制限突起44の径方向内側及び径方向外側とに開放されると共に、下面が凹部42の下面と面一にされている。制限溝46の制限突起44周方向両側の面は、案内部としての平面状の案内面46Aにされており、後倒方向側の案内面46Aは、後倒方向へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜されると共に、前倒方向側の案内面46Aは、前倒方向へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜されている。
ギアプレート40の上側には、付勢手段としての略螺旋棒状のコイルスプリング48が設けられており、コイルスプリング48内には、スタンド16の支持軸16Bが同軸上に挿入されている。コイルスプリング48の下端は、ギアプレート40の凹部42内に挿入されており、コイルスプリング48の下端外周は、凹部42の外周面に嵌合されている。
コイルスプリング48の下側端部には、係合部としてのヒンジ部48Aが設けられており、ヒンジ部48Aは、コイルスプリング48の径方向内側に延伸されている。ヒンジ部48Aは、支持軸16Bの係止孔20に嵌入されており、これにより、ヒンジ部48Aの後倒方向及び前倒方向への回転が係止孔20の両側面によって係止されて、支持軸16Bに対するコイルスプリング48の後倒方向及び前倒方向への回転が係止されると共に、ヒンジ部48Aの上下方向への移動が係止孔20によって許容されている。ヒンジ部48Aは、ギアプレート40の制限突起44の制限溝46に挿入(係合)されて、制限溝46の一対の案内面46A間に嵌合されており、ヒンジ部48Aは、制限溝46の後倒方向及び前倒方向への回転を制限して、支持軸16Bに対するギアプレート40の後倒方向及び前倒方向への回転を制限している。
コイルスプリング48の上側には、略円板状のプッシュナット50が設けられており、プッシュナット50は、スタンド16の支持軸16Bに同軸上に固定されている。プッシュナット50は、コイルスプリング48を下側に押圧して圧縮させており、コイルスプリング48は、ギアプレート40及びケース24の下壁を下側(スタンド16の固定部16A側)に付勢して、ギアプレート40及びケース24の下壁の支持軸16B軸方向位置を保持している。
ギアプレート40には、ウォームシャフト38のウォームギア部38Bが噛合(係合)されており、これにより、ウォームギア部38Bのギアプレート40回りの回動が制限されて、駆動体22のギアプレート40に対する回動が制限されている。上述の如く、ウォームギア部38Bが回転される際には、ウォームギア部38Bの回転力(動力)がギアプレート40に入力されることで、ウォームギア部38Bがギアプレート40の回りを回動されて、駆動体22がウォームギア部38Bと一体にギアプレート40に対し回動される。
駆動体22は、回動体を構成する収容部材としての略直方体形容器状のバイザ52の車幅方向内側部分内に収容されており、バイザ52の車両後側面は、開放されている。バイザ52内には、車両後側面(開放部分)近傍において、回動体を構成する視認手段としての略矩形板状のミラー54が配置されており、バイザ52は、ミラー54の全周及び車両前側面を被覆している。
バイザ52及びミラー54は、駆動体22に連結されて支持されており、バイザ52及びミラー54は、サイドドアに対して突出されて、起立(展開)されている。ミラー54の鏡面54Aは、車両後側へ向けられており、これにより、ミラー54が、車両の乗員(特に運転手)の車両後側の視認を可能にして、乗員の視認を補助している。また、バイザ52及びミラー54は、駆動体22と一体にスタンド16の支持軸16Bの回りを回動可能にされている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用ドアミラー装置10では、格納機構14において、ギアプレート40の制限突起44の制限溝46(一対の案内面46A間)にコイルスプリング48のヒンジ部48Aがコイルスプリング48の付勢力によって挿入されることで、スタンド16の支持軸16Bに対するギアプレート40の後倒方向及び前倒方向への回転が制限されて、駆動体22、バイザ52及びミラー54の後倒方向及び前倒方向への回転が制限されている。
格納機構14が作動される際には、モータ32が駆動されることで、出力軸32Bが回転される。このため、ギア機構34において、ウォームギア36が出力軸32Bと一体に回転されて、ウォームシャフト38(ヘリカルギア部38A及びウォームギア部38B)が回転されることで、ウォームギア部38Bがギアプレート40の回りを回動されて、駆動体22、バイザ52及びミラー54がウォームギア部38Bと一体にギアプレート40に対し回動される。
モータ32が駆動されて、出力軸32Bが一方向へ回転される際には、ウォームギア部38Bがギアプレート40の回りを後倒方向へ回動されて、駆動体22、バイザ52及びミラー54が後倒方向(車両後側かつ車幅方向内側)へ回動されることで、スタンド16(固定部16A)の固定突起18の第2固定面18Bに駆動体22(ケース24)の回動突起26の第2回動面26Bが当接されて、駆動体22、バイザ52及びミラー54の回動が停止される(図6の(A)及び(B)参照)。これにより、バイザ52及びミラー54が、サイドドアに対する突出を解除されて、格納される。
一方、モータ32が駆動されて、出力軸32Bが他方向へ回転される際には、ウォームギア部38Bがギアプレート40の回りを前倒方向へ回動されて、駆動体22、バイザ52及びミラー54が前倒方向(車両前側かつ車幅方向外側)へ回動されることで、固定突起18の第1固定面18Aに回動突起26の第1回動面26Aが当接されて、駆動体22、バイザ52及びミラー54の回動が停止される(図5の(A)及び(B)参照)。これにより、バイザ52及びミラー54が、サイドドアに対して突出されて、起立(復帰)される。
また、バイザ52及びミラー54の少なくとも一方に後倒方向への高荷重の外力が作用される際には、駆動体22のウォームギア部38Bからギアプレート40に後倒方向への高荷重の回転力が入力される。このため、コイルスプリング48の付勢力に抗して、制限突起44の制限溝46へのコイルスプリング48のヒンジ部48Aの挿入が解除されて、ヒンジ部48Aが制限突起44上に乗上げることで、ギアプレート40の後倒方向への回転が許容されて、駆動体22、バイザ52及びミラー54の後倒方向への回動が許容される(図7の(A)及び(B)参照)。
一方、バイザ52及びミラー54の少なくとも一方に前倒方向への高荷重の外力が作用される際には、駆動体22のウォームギア部38Bからギアプレート40に前倒方向への高荷重の回転力が入力される。このため、コイルスプリング48の付勢力に抗して、制限突起44の制限溝46へのコイルスプリング48のヒンジ部48Aの挿入が解除されて、ヒンジ部48Aが制限突起44上に乗上げると共に、固定突起18上に回動突起26が乗上げることで、ギアプレート40の前倒方向への回転が許容されて、駆動体22、バイザ52及びミラー54の前倒方向への回動が許容される(図8の(A)及び(B)参照)。
ここで、上述の如く、ギアプレート40の制限突起44の制限溝46にコイルスプリング48のヒンジ部48Aが挿入されて、スタンド16の支持軸16Bに対するギアプレート40の後倒方向及び前倒方向への回転が制限されている。このため、従来のクラッチを不要にできる。これにより、格納機構14の部品点数を低減できて、格納機構14のコストを低減でき、車両用ドアミラー装置10のコストを低減できる。しかも、支持軸16Bを上下方向において小型化できて、格納機構14を上下方向において小型化でき、車両用ドアミラー装置10を上下方向において小型化でき、又は、車両用ドアミラー装置10の付加機構(例えば、ミラー54の鏡面54A角度調整装置、ターンランプ、カメラ等)のバイザ52内における搭載スペースを大きくできる。
また、支持軸16Bの係止孔20にコイルスプリング48のヒンジ部48Aが嵌入されることで、係止孔20が支持軸16Bに対するヒンジ部48Aの後倒方向及び前倒方向への回転を係止している。このため、ヒンジ部48Aがギアプレート40の制限突起44の制限溝46に挿入されることで、支持軸16Bに対するギアプレート40の後倒方向及び前倒方向への回転を効果的に制限できる。
さらに、係止孔20が支持軸16Bの軸方向に延伸されることで、ヒンジ部48Aの係止孔20に沿う上側への移動が許容されて、係止孔20がヒンジ部48Aの制限溝46への挿入の解除を許容する。このため、係止孔20が支持軸16Bに対するヒンジ部48Aの後倒方向及び前倒方向への回転を係止しても、ヒンジ部48Aの制限溝46への挿入を解除できる。
また、制限溝46の一対の案内面46Aが、傾斜されて、ヒンジ部48Aの制限溝46への挿入の解除を案内する。このため、ヒンジ部48Aの制限溝46への挿入の解除が規制されることを抑制できる。
さらに、コイルスプリング48の下端外周がギアプレート40の凹部42の外周面に嵌合されて、ヒンジ部48Aのコイルスプリング48径方向外側への移動が係止されている。このため、支持軸16Bの係止孔20へのヒンジ部48Aの嵌入が解除されることを効果的に抑制できる。
なお、本実施形態では、本発明の車両用視認装置を車両用ドアミラー装置10にした。しかしながら、本発明の車両用視認装置を他の車両用ミラー装置(車両外部の他の車両用アウタミラー装置(例えば車両用フェンダミラー装置)又は車両内部の車両用インナミラー装置)や車両用カメラ装置(特に車両用ミラー装置に代えて車両に設けられるもの)等にしてもよい。
10 車両用ドアミラー装置(車両用視認装置)
16 スタンド(支持体)
20 係止孔(係止部)
32 モータ(動力手段)
34 ギア機構(動力手段)
40 ギアプレート(回転体)
46A 案内面(案内部)
48 コイルスプリング(付勢手段)
54 ミラー(視認手段)

Claims (3)

  1. 車体側に設けられる支持体と、
    前記支持体に回転可能に設けられる回転体と、
    前記回転体を付勢して前記回転体の軸方向位置を保持すると共に、前記回転体に係合されて前記回転体の回転が制限され、前記回転体への係合が解除されることで前記回転体の回転が許容される付勢手段と、
    前記回転体に動力を入力可能にされる動力手段と、
    車両の乗員の視認を補助すると共に、前記回転体によって回動を制限され、前記動力手段が前記回転体に動力を入力することで回動されて格納されると共に、前記回転体の回転が許容されることで回動が許容される視認手段と、
    を備えた車両用視認装置。
  2. 前記支持体に設けられ、前記支持体に対する前記付勢手段の回転を係止すると共に、前記付勢手段の前記回転体への係合の解除を許容する係止部を備えた請求項1記載の車両用視認装置。
  3. 前記回転体に設けられ、前記付勢手段の前記回転体への係合の解除を案内する案内部を備えた請求項1又は請求項2記載の車両用視認装置。
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