JP2014205393A - 車両用ミラー装置 - Google Patents

車両用ミラー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014205393A
JP2014205393A JP2013083100A JP2013083100A JP2014205393A JP 2014205393 A JP2014205393 A JP 2014205393A JP 2013083100 A JP2013083100 A JP 2013083100A JP 2013083100 A JP2013083100 A JP 2013083100A JP 2014205393 A JP2014205393 A JP 2014205393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
rotation
support shaft
coil spring
mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013083100A
Other languages
English (en)
Inventor
一幸 横山
Kazuyuki Yokoyama
一幸 横山
吉田 茂樹
Shigeki Yoshida
茂樹 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2013083100A priority Critical patent/JP2014205393A/ja
Publication of JP2014205393A publication Critical patent/JP2014205393A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】部品点数及び組付工数を低減する。
【解決手段】車両用ドアミラー装置では、格納機構14において、圧縮コイルスプリング48が支持軸20の係止爪22及びクラッチプレート46に係止されて圧縮されることで、格納体26の回動が制限されて、ミラーの回動が制限されている。ここで、支持軸20に係止爪22が一体に形成されている。このため、部品点数及び組付工数を低減できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のミラーが格納又は起立される車両用ミラー装置に関する。
下記特許文献1に記載の車両用ドアミラー装置では、ドアミラーステーにドアミラーバイザ及びミラーが回動可能に支持されており、ドアミラーステーの軸筒部のロックワッシャとドアミラーバイザのボス部との間に圧縮コイルスプリングが掛渡されている。
ここで、この車両用ドアミラー装置では、ドアミラーステーの軸筒部とロックワッシャとが別部品にされて、軸筒部にロックワッシャが取付けられている。このため、部品点数及び組付工数を低減して、コストを低減できるのが好ましい。
特開2004−58944号公報
本発明は、上記事実を考慮し、部品点数及び組付工数を低減できる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用ミラー装置は、車体側に連絡された支持体と、前記支持体に回動可能に支持されると共に、車両のミラーが設けられ、回動されることで前記ミラーが格納又は起立される回動体と、前記支持体に一体に設けられた係止部と、前記係止部が弾性変形されて前記係止部の一側を通過されることで前記係止部に係止され、前記支持体と前記回動体との間に付勢力を作用させて前記回動体の回動が制限されると共に、前記支持体と前記回動体との間に作用させる付勢力に抗して前記回動体の回動が許容される付勢手段と、を備えている。
請求項2に記載の車両用ミラー装置は、請求項1に記載の車両用ミラー装置において、前記係止部は前記付勢手段を他側に案内する。
請求項3に記載の車両用ミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ミラー装置において、前記係止部が前記付勢手段から作用される付勢力と摩擦力との合力が前記係止部の弾性変形時の回動中心側に向けられている。
請求項1に記載の車両用ミラー装置では、車体側に支持体が連絡されると共に、支持体に回動体が回動可能に支持されており、回動体に車両のミラーが設けられている。これにより、回動体が回動されることで、ミラーが格納又は起立される。
また、支持体に設けられた係止部が弾性変形されて、付勢手段が係止部の一側を通過されることで、付勢手段が係止部に係止されており、付勢手段が支持体と回動体との間に付勢力を作用させて回動体の回動が制限されると共に、付勢手段が支持体と回動体との間に作用させる付勢力に抗して回動体の回動が許容される。
ここで、支持体に係止部が一体に設けられている。このため、部品点数及び組付工数を低減できる。
請求項2に記載の車両用ミラー装置では、係止部が付勢手段を他側に案内する。このため、付勢手段が係止部の一側を通過して付勢手段の係止部への係止が解除されることを抑制できる。
請求項3に記載の車両用ミラー装置では、係止部が付勢手段から作用される付勢力と摩擦力との合力が係止部の弾性変形時の回動中心側に向けられている。このため、付勢手段によって係止部が弾性変形されて回動されることを抑制でき、付勢手段の係止部への係止が解除されることを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す車両後方から見た断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す上方から見た断面図(図2の4−4線断面図)である。 (A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構の主要部を示す図であり、(A)は、断面図であり、(B)は、側面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構の主要部を示す断面図である。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係る車両用ミラー装置としての車両用ドアミラー装置10が車両後方から見た正面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方(車両右方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示している。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車両のドアとしてのサイドドア(特にフロントサイドドア)の上下方向中間部かつ車両前側端に設置されて、車両外部に配置されている。
図1に示す如く、車両用ドアミラー装置10は、支持体を構成する設置部材としてのステー12を備えており、ステー12の車幅方向内側端がサイドドアに固定されることで、車両用ドアミラー装置10がサイドドアに設置されている。
ステー12の車幅方向外側部分の上側には、格納機構14(リトラクタ)が支持されている。
図2〜図4にも示す如く、格納機構14には、支持体を構成する支持部材としての樹脂製のスタンド16が設けられている。スタンド16の下端には、略円板状の固定部18が設けられており、固定部18がステー12に固定されることで、スタンド16がステー12に固定されて、格納機構14がステー12に支持されている。固定部18の上側には、略円筒状の支持軸20が一体に設けられており、支持軸20は、固定部18から上方に起立されている。
固定部18の上面には、支持軸20の周囲の一部において、第1係合手段を構成する第1被係合部としての断面矩形状の第1固定突起18A(図3参照)が設けられており、第1固定突起18Aは、固定部18の上面から上側に突出されると共に、支持軸20の周方向(支持軸20と同軸上の円弧)に沿って長尺にされている。第1固定突起18Aの長手方向一端面(起立面)と長手方向他端面(格納面)との間の空間は、上側に開放されており、第1固定突起18Aの長手方向一端面及び長手方向他端面は、第1固定突起18Aの長手方向内側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されている。
図5(A)及び図5(B)に詳細に示す如く、支持軸20の上部には、係止部としての係止爪22が複数(好ましくは5個以上)一体に形成されており、係止爪22は、支持軸20の周方向に等間隔に配置されている。係止爪22は、断面略逆L字状にされており、係止爪22は、基端(上側端)において支持軸20と一体にされると共に、支持軸20の径方向外側に突出されている。係止爪22の基端側部分は、上下方向(支持軸20の軸方向)に垂直に配置されており(支持軸20の軸方向外側へ向かうに従い下側へ向かう方向に傾斜されてもよい)、係止爪22の先端側部分は、上下方向に平行に配置される(下側へ向かうに従い支持軸20の軸方向外側へ向かう方向に傾斜されてもよい)と共に、支持軸20の周方向に沿って湾曲されている。係止爪22は、特に基端において弾性変形可能にされており、係止爪22は、基端の回動中心Oを中心として上側及び下側に回動可能にされて、先端側部分が支持軸20の径方向外側(一側)及び径方向内側(他側)に回動可能にされている。
係止爪22の先端部(下側端部)には、支持軸20の径方向外側の面において、傾斜面22Aが形成されており、傾斜面22Aは、下側へ向かうに従い支持軸20の径方向外側へ向かう方向に傾斜されている。係止爪22の先端面(下側端面)は、案内部としての係止面22Bにされており、係止面22Bは、上側へ向かうに従い支持軸20の径方向内側へ向かう方向に傾斜されている。
支持軸20には、係止爪22の径方向内側において、略矩形状の配置孔24が貫通形成されており、係止爪22は、配置孔24の支持軸20周方向における内側に配置されている。配置孔24の上面は、係止爪22の幅方向(支持軸20の周方向に沿う方向)における両外側の全体において、断面半円状の湾曲面24Aにされており、湾曲面24Aは、上側に凸状に湾曲されている。
図1〜図4に示す如く、スタンド16の支持軸20には、回動体を構成する格納体26が回動可能に支持されている。
格納体26の下側部分には、第1付勢部材としての樹脂製で容器状のケース28が設けられており、ケース28の上面は、開放されている。ケース28の底壁の車幅方向内側部分には、支持軸20が貫通かつ略嵌合されており、ケース28は、支持軸20に回動可能に支持されている。ケース28は、支持軸20に対し上下方向に移動可能にされており、ケース28の下側への移動は、スタンド16(固定部18)の第1固定突起18Aの上面に係止されている。
ケース28の底壁下面の車幅方向内側部分には、第1係合手段を構成する第1係合部としての台形柱状の第1回動突起28A(図3参照)が設けられており、第1回動突起28Aは、ケース28の底壁から下側に突出されている。第1回動突起28Aは、スタンド16(固定部18)の第1固定突起18Aの長手方向一端面と長手方向他端面との間に挿入されており、第1回動突起28Aの幅方向(支持軸20の周方向に沿う方向)における一端面と他端面とは、第1固定突起18Aの幅方向外側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されている。また、第1回動突起28Aの幅方向一端面は、第1固定突起18Aの長手方向一端面に当接されている。
ケース28の上部内には、規制部材としての樹脂製で略板状のモータベース30が固定されている。モータベース30の車幅方向内側部分には、略円筒状の収容筒32が形成されており、収容筒32内には、スタンド16の支持軸20が同軸上に収容されている。収容筒32は、上側部分が下側部分に比し径を小さくされており、収容筒32の上下方向中間部には、規制部としての段差部32Aが形成されている。段差部32Aの下側には、支持軸20の係止爪22が配置されており、段差部32Aは、係止爪22の基端側部分に当接されている(係止爪22の基端側部分を下側に押圧してもよい)。
ケース28及びモータベース30の上側には、被覆部材としての樹脂製で容器状のカバー34が設けられており、カバー34の下面は、開放されている。カバー34の下端は、ケース28の上端外周に嵌合されており、カバー34は、ケース28及びモータベース30の上側を被覆している。
モータベース30の車幅方向外側部分には、駆動手段としてのモータ36が組付けられており、モータ36の本体部36Aは、モータベース30の上側に配置されると共に、モータ36の出力軸36Bは、モータベース30を貫通されて、モータベース30の下側に延出されている。モータ36には、車両の制御装置(図示省略)が電気的に接続されており、制御装置の制御により、モータ36が駆動されることで、モータ36の出力軸36Bが回転される。
ケース28内には、回動機構38(ギア機構)が設けられている。
回動機構38には、モータ36の下側において、ギア部材(初段ギア)としてのウォームギア40が設けられており、ウォームギア40は、モータ36の出力軸36Bに同軸上に取付けられている。ウォームギア40と出力軸36Bとは、相対回転不能にされており、出力軸36Bが回転されることで、ウォームギア40が回転される。
回動機構38には、ウォームギア40の車幅方向内側において、連絡ギア(中間ギア)としてのウォームシャフト42が設けられており、ウォームシャフト42は、ケース28に回転自在に支持されている。ウォームシャフト42には、一端側部分(車両後側部分)においてヘリカルギア部42A(ウォームホイールギア)が設けられると共に、他端側部分(車両前側部分)においてウォームギア部42Bが設けられている。ヘリカルギア部42Aは、ウォームギア40に噛合されており、ウォームギア40が回転されることで、ウォームシャフト42(ヘリカルギア部42A及びウォームギア部42B)が回転される。
回動機構38には、第2付勢部材(最終ギア)としてのギアプレート44(ウォームホイール)が設けられており、ギアプレート44は、スタンド16の支持軸20が同軸上に貫通かつ嵌合されて、支持軸20に回転可能に支持されている。ギアプレート44は、支持軸20に対し上下方向に移動可能にされており、ギアプレート44の下側への移動は、ケース28の底壁に係止されている。ギアプレート44は、ウォームシャフト42のウォームギア部42Bに噛合されており、ウォームシャフト42が回転されることで、ギアプレート44にウォームシャフト42の回転力が作用される。
ギアプレート44の上面には、第2係合手段を構成する第2被係合部としての断面矩形状の第2回転突起44A(図3参照)が複数(本実施形態では4個)設けられており、第2回転突起44Aは、ギアプレート44の上面から上側に突出されている。第2回転突起44Aは、ギアプレート44の周方向に沿って長尺にされており、複数の第2回転突起44Aは、ギアプレート44の周方向に等間隔に配置されている。第2回転突起44A間の空間は、上側に開放されており、第2回転突起44Aの長手方向一端面及び長手方向他端面は、第2回転突起44Aの長手方向内側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されている。
ギアプレート44の上側には、支持体を構成する係止部材としての略円環板状のクラッチプレート46が設けられており、クラッチプレート46は、スタンド16の支持軸20が同軸上に貫通かつ嵌合されて、支持軸20に回転不能に支持されている。クラッチプレート46は、支持軸20に対し上下方向に移動可能にされており、クラッチプレート46の下側への移動は、ギアプレート44に係止されている。
クラッチプレート46の下面には、第2係合手段を構成する第2係合部としての台形柱状の第2固定突起46A(図3参照)が複数(本実施形態では4個)設けられており、複数の第2固定突起46Aは、それぞれクラッチプレート46の下面から下側に突出されると共に、クラッチプレート46の周方向に等間隔に配置されている。第2固定突起46Aの幅方向(クラッチプレート46の周方向に沿う方向)における一端面と他端面とは、第2固定突起46Aの幅方向外側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されており、第2固定突起46Aは、ギアプレート44の第2回転突起44A間に嵌合されている。
スタンド16(支持軸20)の複数の係止爪22とクラッチプレート46との間には、付勢手段としての圧縮コイルスプリング48が掛渡されており、圧縮コイルスプリング48内には、支持軸20が同軸上に配置されている。圧縮コイルスプリング48は、螺旋状に延伸されており、圧縮コイルスプリング48は、延伸上端部及び延伸下端部が部分的に削除されて、上面及び下面が上下方向(軸方向)に垂直な略平面状にされている。圧縮コイルスプリング48の延伸上端と延伸上端に周方向において隣設される部分との間、及び、圧縮コイルスプリング48の延伸下端と延伸下端に周方向において隣設される部分との間には、隙間が形成されており、これにより、圧縮コイルスプリング48の上面及び下面には、当該隙間部分において、凹部(図示省略)が形成されている。
圧縮コイルスプリング48は、上面及び下面がそれぞれ複数の係止爪22の係止面22B及びクラッチプレート46の上面に係止されて、上下方向において圧縮されており、圧縮コイルスプリング48は、クラッチプレート46をギアプレート44側に付勢すると共に、クラッチプレート46及びギアプレート44を介してケース28の底壁をスタンド16(固定部18)の第1固定突起18A側に付勢している。また、係止爪22が圧縮コイルスプリング48から作用される付勢力f1と摩擦力f2との合力Fは、係止爪22の回動中心Oに向けられている(図5(A)参照)。
圧縮コイルスプリング48は、クラッチプレート46をギアプレート44側に付勢して、ギアプレート44の第2回転突起44A間へのクラッチプレート46の第2固定突起46Aの嵌合が解除されることを制限しており、これにより、クラッチプレート46に対するギアプレート44の回転が制限されて、格納体26の回動が制限されている。さらに、圧縮コイルスプリング48は、クラッチプレート46及びギアプレート44を介してケース28の底壁をスタンド16の第1固定突起18A側に付勢して、ケース28の底壁と第1固定突起18Aとの間の摩擦力を増加させており、これにより、スタンド16に対するケース28の回動が制限されて、格納体26の回動が制限されている。
図1に示す如く、格納体26は、回動体を構成する収容部材としての略直方体形容器状のバイザ50の車幅方向内側部分内に収容されており、バイザ50の車両後側面は、開放されている。バイザ50内には、車両後側面(開放部分)近傍において、回動体を構成する略矩形板状のミラー52が配置されており、バイザ50は、ミラー52の全周及び車両前側面を被覆している。ミラー52の鏡面52Aは、車両後側へ向けられており、ミラー52によって車両の乗員(特に運転手)が車両後側を視認可能にされている。
バイザ50及びミラー52は、格納体26に連結されて支持されており、バイザ50及びミラー52は、格納体26と一体に回動可能にされている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用ドアミラー装置10では、格納機構14において、圧縮コイルスプリング48が、上面及び下面をそれぞれスタンド16(支持軸20)における複数の係止爪22の係止面22B及びクラッチプレート46の上面に係止されて、上下方向において圧縮されている。
圧縮コイルスプリング48は、クラッチプレート46を格納体26(回動機構38)のギアプレート44側に付勢しており、これにより、ギアプレート44の第2回転突起44A間へのクラッチプレート46の第2固定突起46Aの嵌合が解除されることが制限されて、クラッチプレート46に対するギアプレート44の回転が制限されている。
さらに、圧縮コイルスプリング48は、クラッチプレート46及びギアプレート44を介して格納体26のケース28底壁をスタンド16(固定部18)の第1固定突起18A側に付勢して、ケース28の底壁と第1固定突起18Aとの間の摩擦力を増加させており、これにより、スタンド16に対するケース28の回動が制限されている。
以上により、格納体26の回動が制限されて、バイザ50及びミラー52の回動が制限されている。
格納機構14では、制御装置の制御により格納体26のモータ36が駆動されることで、モータ36の出力軸36Bが回転される。このため、回動機構38において、ウォームギア40が出力軸36Bと一体に回転されて、ウォームシャフト42(ヘリカルギア部42A及びウォームギア部42B)が回転されることで、ウォームギア部42Bにギアプレート44の回りへの回動力が作用される。これにより、格納体26の回動が圧縮コイルスプリング48の付勢力(ケース28の底壁と第1固定突起18Aとの間の摩擦力)に抗して許容されて、ウォームギア部42Bがギアプレート44の回りを回動されることで、格納体26がウォームギア部42Bと一体に回動される。
モータ36が駆動されて出力軸36Bが一方向へ回転された際には、バイザ50及びミラー52が格納体26と一体に車両後側かつ車幅方向内側へ回動されて、格納体26が格納位置(後格納位置)まで回動されることで、バイザ50及びミラー52が、サイドドアに対する突出を解除されて、格納(後格納)される。格納体26が格納位置まで回動された際には、ケース28の第1回動突起28Aの幅方向他端面がスタンド16の第1固定突起18Aの長手方向他端面に当接されることで、格納体26の回動が制限されて、格納体26が格納位置に停止される。
バイザ50及びミラー52が格納された状態で、モータ36が駆動されて出力軸36Bが他方向へ回転された際には、バイザ50及びミラー52が格納体26と一体に車両前側かつ車幅方向外側へ回動されて、格納体26が起立位置(使用位置、復帰位置)まで回動されることで、バイザ50及びミラー52が、サイドドアに対して突出されて、起立(展開、復帰)される。格納体26が起立位置まで回動された際には、ケース28の第1回動突起28Aの幅方向一端面がスタンド16の第1固定突起18Aの長手方向一端面に当接されることで、格納体26の回動が制限されて、格納体26が起立位置に停止される。
バイザ50及びミラー52が起立された状態で、バイザ50又はミラー52に車両後側への所定荷重以上の外力が作用された際には、格納体26(回動機構38を含む)に車両後側への回動力が作用されることで、圧縮コイルスプリング48の付勢力に抗して、ギアプレート44の第2回転突起44A間へのクラッチプレート46の第2固定突起46Aの嵌合が解除されて、第2回転突起44Aの上面に第2固定突起46Aが乗上げる。このため、格納体26の車両後側への回動が許容されることで、バイザ50及びミラー52が、格納体26と一体に車両後側かつ車幅方向内側へ回動されて、格納(後格納)される。
一方、バイザ50及びミラー52が起立された状態で、バイザ50又はミラー52に車両前側への特定荷重以上の外力が作用された際には、格納体26(回動機構38を含む)に車両前側への回動力が作用されることで、圧縮コイルスプリング48の付勢力に抗して、ギアプレート44の第2回転突起44A間へのクラッチプレート46の第2固定突起46Aの嵌合が解除されて第2回転突起44Aの上面に第2固定突起46Aが乗上げると共に、スタンド16の第1固定突起18Aの長手方向一端面へのケース28の第1回動突起28Aの幅方向一端面の当接が解除されて第1固定突起18Aの上面に第1回動突起28Aが乗上げる。このため、格納体26の車両前側への回動が許容されることで、バイザ50及びミラー52が、格納体26と一体に車両前側かつ車幅方向内側へ回動されて、前倒(前格納)される。
ここで、スタンド16の支持軸20に係止爪22が一体に形成されている。このため、上記特許文献1の如く、軸筒部に別体のロックワッシャを取付けて、軸筒部へのロックワッシャの取付強度を厳密に調整する必要がある場合と異なり、部品点数及び組付工数を低減できると共に、支持軸20への係止爪22の取付強度を厳密に調整する必要がなく、コストを低減できる。
また、係止爪22の係止面22Bが、上側へ向かうに従い支持軸20の径方向内側へ向かう方向に傾斜されて、圧縮コイルスプリング48の上面を支持軸20の径方向内側に案内する。このため、圧縮コイルスプリング48が係止爪22の支持軸20径方向外側を通過して圧縮コイルスプリング48の係止爪22への係止が解除されることを抑制できる。
さらに、係止爪22が圧縮コイルスプリング48から作用される付勢力f1と摩擦力f2との合力Fが係止爪22の回動中心Oに向けられている。このため、圧縮コイルスプリング48によって係止爪22が弾性変形されて回動中心Oを中心として回動されることを抑制でき、圧縮コイルスプリング48の係止爪22への係止が解除されることを一層抑制できる。
しかも、格納体26のモータベース30における収容筒32の段差部32Aが係止爪22の基端側部分に当接されて、係止爪22の回動中心Oを中心とした上側への回動が規制されている。このため、圧縮コイルスプリング48によって係止爪22が弾性変形されて回動中心Oを中心として回動されることを一層抑制でき、圧縮コイルスプリング48の係止爪22への係止が解除されることを一層抑制できる。
また、支持軸20に係止爪22が複数(好ましくは5個以上)設けられている。このため、仮に1個の係止爪22の位置に圧縮コイルスプリング48上面の凹部が配置されても、他の係止爪22に圧縮コイルスプリング48の上面を係止でき、依然として、圧縮コイルスプリング48を上下方向において適切に圧縮できて、圧縮コイルスプリング48の付勢力を大きくできる。
さらに、支持軸20の配置孔24上面が、係止爪22の幅方向両外側の全体において、湾曲面24Aにされている。このため、圧縮コイルスプリング48から係止爪22に作用される応力を湾曲面24Aによって分散させることができ、係止爪22の支持軸20への連結部分が破損されることを抑制できる。
また、支持軸20にケース28、ギアプレート44、クラッチプレート46及び圧縮コイルスプリング48が組付けられる際には、ケース28、ギアプレート44、クラッチプレート46及び圧縮コイルスプリング48が下側から支持軸20を挿通される。この場合、支持軸20の係止爪22が一時的に弾性変形されて支持軸20の径方向内側(下側)に回動されることで、ケース28、ギアプレート44、クラッチプレート46及び圧縮コイルスプリング48が係止爪22の支持軸20径方向外側を通過される。
ここで、係止爪22の先端部の傾斜面22Aが下側へ向かうに従い支持軸20の径方向外側へ向かう方向に傾斜されている。このため、ケース28、ギアプレート44、クラッチプレート46及び圧縮コイルスプリング48が係止爪22の支持軸20径方向外側を通過される際に、傾斜面22Aによって係止爪22が支持軸20の径方向内側に低荷重で容易に回動できる。これにより、ケース28、ギアプレート44、クラッチプレート46及び圧縮コイルスプリング48が係止爪22の支持軸20径方向外側を容易に通過でき、支持軸20にケース28、ギアプレート44、クラッチプレート46及び圧縮コイルスプリング48を容易に組付けることができる。
[第2実施形態]
図6には、本発明の第2実施形態に係る車両用ミラー装置としての車両用ドアミラー装置60における格納機構14の主要部が断面図にて示されている。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置60は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なっている。
図6に示す如く、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置60の格納機構14におけるスタンド16の支持軸20では、係止爪22の係止面22Bが、上下方向に垂直に配置されている。
係止爪22の先端(下側端)には、係止面22Bの支持軸20径方向外側において、断面矩形状の係止突起22Cが一体に形成されており、係止突起22Cは、係止面22Bに対し下側に突出されて、圧縮コイルスプリング48が延伸上端部を径方向外側から係止されている。
ここで、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置60でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、スタンド16の支持軸20における係止爪22先端の係止突起22Cに圧縮コイルスプリング48が延伸上端部を径方向外側から係止されている。このため、圧縮コイルスプリング48が係止爪22の支持軸20径方向外側を通過して圧縮コイルスプリング48の係止爪22への係止が解除されることを一層抑制できる。
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態では、モータベース30の収容筒32の段差部32Aを係止爪22の基端側部分に当接させた。しかしながら、モータベース30の収容筒32の段差部32Aを係止爪22の基端側部分に当接させなくてもよい。この場合、圧縮コイルスプリング48によって係止爪22が弾性変形されて上側に回動されても、係止爪22が圧縮コイルスプリング48に対する下側への押圧力を弾性復元力によって増加でき、依然として、圧縮コイルスプリング48の係止爪22への係止が解除されることを抑制できる。
さらに、上記第1実施形態及び第2実施形態では、格納機構14にモータ36、回動機構38及びクラッチプレート46を設けて、格納体26、バイザ50及びミラー52を電動により回動可能にした。しかしながら、格納機構14にモータ36、回動機構38及びクラッチプレート46を設けずに、格納体26、バイザ50及びミラー52を手動のみにより回動可能にしてもよい。この場合、圧縮コイルスプリング48が、上面及び下面をそれぞれ複数の係止爪22及びケース28の底壁に係止されて、上下方向において圧縮される。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、本発明の車両用ミラー装置を車両用ドアミラー装置10、60に適用した。しかしながら、本発明の車両用ミラー装置を車両外部の他の車両用アウタミラー装置(例えば車両用フェンダミラー装置)又は車両内部の車両用インナミラー装置に適用してもよい。
10 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
12 ステー(支持体)
16 スタンド(支持体)
22 係止爪(係止部)
26 格納体(回動体)
46 クラッチプレート(支持体)
48 圧縮コイルスプリング(付勢手段)
50 バイザ(回動体)
52 ミラー(回動体)
60 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)

Claims (3)

  1. 車体側に連絡された支持体と、
    前記支持体に回動可能に支持されると共に、車両のミラーが設けられ、回動されることで前記ミラーが格納又は起立される回動体と、
    前記支持体に一体に設けられた係止部と、
    前記係止部が弾性変形されて前記係止部の一側を通過されることで前記係止部に係止され、前記支持体と前記回動体との間に付勢力を作用させて前記回動体の回動が制限されると共に、前記支持体と前記回動体との間に作用させる付勢力に抗して前記回動体の回動が許容される付勢手段と、
    を備えた車両用ミラー装置。
  2. 前記係止部は前記付勢手段を他側に案内する請求項1記載の車両用ミラー装置。
  3. 前記係止部が前記付勢手段から作用される付勢力と摩擦力との合力が前記係止部の弾性変形時の回動中心側に向けられた請求項1又は請求項2記載の車両用ミラー装置。
JP2013083100A 2013-04-11 2013-04-11 車両用ミラー装置 Pending JP2014205393A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013083100A JP2014205393A (ja) 2013-04-11 2013-04-11 車両用ミラー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013083100A JP2014205393A (ja) 2013-04-11 2013-04-11 車両用ミラー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014205393A true JP2014205393A (ja) 2014-10-30

Family

ID=52119352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013083100A Pending JP2014205393A (ja) 2013-04-11 2013-04-11 車両用ミラー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014205393A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016107819A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 株式会社東海理化電機製作所 車両用視認装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54127549U (ja) * 1978-02-27 1979-09-05
JPS648452U (ja) * 1987-07-07 1989-01-18
JP2002075540A (ja) * 2000-08-29 2002-03-15 Asmo Co Ltd コネクタの結合構造及びモータ
JP2011121494A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Murakami Corp 手動格納式車両用ドアミラーのコイルばねとシャフトの装着構造
JP2011225029A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Ichikoh Ind Ltd 車両用アウトサイドミラー装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54127549U (ja) * 1978-02-27 1979-09-05
JPS648452U (ja) * 1987-07-07 1989-01-18
JP2002075540A (ja) * 2000-08-29 2002-03-15 Asmo Co Ltd コネクタの結合構造及びモータ
JP2011121494A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Murakami Corp 手動格納式車両用ドアミラーのコイルばねとシャフトの装着構造
JP2011225029A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Ichikoh Ind Ltd 車両用アウトサイドミラー装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016107819A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 株式会社東海理化電機製作所 車両用視認装置
CN107000643A (zh) * 2014-12-05 2017-08-01 株式会社东海理化电机制作所 车辆用视认装置
US10391941B2 (en) 2014-12-05 2019-08-27 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Vehicular visual recognition device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8528848B2 (en) Webbing take-up device
WO2015098224A1 (ja) ステアリングホイール構造
WO2012165410A1 (ja) シートベルト用リトラクタ
CN109153368B (zh) 具有第二力限制器的安全带卷收器
US9981606B2 (en) Vehicle visual recognition device
KR20140124745A (ko) 프리텐셔너 기구
US9132803B2 (en) Seatbelt retractor
JP6113638B2 (ja) 車両用ミラー装置
JP6047027B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP2014205393A (ja) 車両用ミラー装置
JP5961461B2 (ja) 車両用ミラー装置
JP5686959B2 (ja) 車両用ミラー装置
US8419068B2 (en) Seatbelt retractor
JP2018021350A (ja) 車両用ドア開閉装置
JP2016037234A (ja) 車両用視認装置
WO2017135017A1 (ja) 車両用視認装置
JP5638774B2 (ja) 車両用ミラー装置
JP5921341B2 (ja) 車両用ミラー装置
JP6341830B2 (ja) 車両用視認装置
US10391941B2 (en) Vehicular visual recognition device
JP7180845B2 (ja) 車両用視認装置
JP6195510B2 (ja) 車両用ミラー装置
CN109153367B (zh) 具有力限制器的安全带卷收器
JP5755683B2 (ja) シートベルト装置
JP2023071019A (ja) 整流装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170822