JP5921341B2 - 車両用ミラー装置 - Google Patents

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本発明は、車両のミラーが格納又は起立される車両用ミラー装置に関する。
下記特許文献1に記載の電動格納式ドアミラーでは、作動されて、モータが駆動されることで、水平ウォーム等が回転されて、ミラーが格納又は復帰される。また、水平ウォームの軸部は、水平ウォーム軸受の軸受内空間に支持されており、水平ウォーム軸受は、可撓性を有している。
しかしながら、この電動格納式ドアミラーでは、水平ウォーム軸受の軸受内空間の内周面内径が水平ウォームの軸部の外径に比し僅かに大きくされている。
このため、水平ウォームや水平ウォーム軸受に公差が発生して、水平ウォーム軸受の軸受内空間の内周面と水平ウォームの軸部との隙間が大きくなった場合には、水平ウォームが回転する際に大きく振動することで、電動格納式ドアミラーの作動音が不安定になる可能性がある。
特開2002−67805号公報
本発明は、上記事実を考慮し、ギア体や支持部に公差が発生した場合でもギア体が回転される際の振動を抑制できる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用ミラー装置は、駆動可能にされた駆動手段と、前記駆動手段に連絡されると共に、ウォーム及びウォームホイールの少なくとも一方が設けられたギア体及び前記ウォーム又は前記ウォームホイールと噛合する係合ギアを有し、前記駆動手段が駆動されることで前記ギア体が回転されて車両のミラーが格納又は起立されるギア機構と、前記ギア体を前記係合ギアの軸方向において弾性力により挟持して支持する支持部と、を備えている。
請求項2に記載の車両用ミラー装置は、請求項1に記載の車両用ミラー装置において、前記支持部は、前記ギア体に複数方向において弾性力を作用させる。
請求項3に記載の車両用ミラー装置は、請求項2に記載の車両用ミラー装置において、前記支持部の弾性力を前記支持部への前記ギア体の組付方向において前記組付方向以外の方向に比し大きくしている。
請求項4に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記支持部は、弾性を有する弾性部と剛性を有する剛性部との間で前記ギア体を挟持する。
請求項5に記載の車両用ミラー装置は、請求項4に記載の車両用ミラー装置において、前記剛性部が前記ギア体の前記係合ギアとは反対側を支持する。
請求項6に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記支持部を前記ギア体と点接触、線接触又は面接触させている。
請求項7に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記支持部に突出されて設けられ、前記支持部を補強する補強部を備えている。
請求項1に記載の車両用ミラー装置では、駆動手段にギア機構が連絡されると共に、ギア機構のギア体にウォーム及びウォームホイールの少なくとも一方が設けられており、駆動手段が駆動されることで、ギア体が回転されて、ミラーが格納又は起立される。
ここで、支持部がギア体を弾性力により挟持して支持している。このため、ギア体や支持部に公差が発生した場合でも、支持部とギア体との間に隙間が発生することを抑制でき、ギア体が回転される際の振動を抑制できる。
請求項2に記載の車両用ミラー装置では、支持部がギア体に複数方向において弾性力を作用させる。このため、支持部がギア体を弾性力により安定して支持できる。
請求項3に記載の車両用ミラー装置では、支持部の弾性力が、支持部へのギア体の組付方向において、当該組付方向以外の方向に比し、大きくされている。このため、支持部からギア体が離脱することを抑制できる。
請求項4に記載の車両用ミラー装置では、支持部が弾性を有する弾性部と剛性を有する剛性部との間でギア体を挟持する。このため、支持部がギア体を効果的に弾性力により挟持して支持できる。
請求項5に記載の車両用ミラー装置では、ギア機構の係合ギアがギア体のウォーム又はウォームホイール噛合している。
ここで、支持部の剛性部が、ギア体の係合ギアとは反対側を支持する。このため、ギア体が回転される際に係合ギアからの離間力を作用されても、ギア体の位置を安定化できる。
請求項6に記載の車両用ミラー装置では、支持部がギア体と点接触、線接触又は面接触されている。
このため、支持部がギア体と点接触又は線接触される場合には、支持部のギア体への接触量を小さくでき、ギア体の回転性能を高くできる。
一方、支持部がギア体と面接触される場合には、支持部へのギア体の接触量を大きくでき、ギア体の回転による支持部の磨耗を抑制できる。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す車両後方から見た断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構を示す上方から見た断面図(図2の4−4線断面図)である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構のモータベースを示す車両後斜め下方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構の主要部を示す車両前側から見た断面図(図4の6−6線断面図)である。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置における格納機構の主要部を示す車両前側から見た断面図(図4の6−6線断面図)である。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る車両用ミラー装置としての車両用ドアミラー装置10が車両後方から見た正面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方(車両右方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示している。
本実施の形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車両のドアとしてのサイドドア(特にフロントサイドドア)の上下方向中間部かつ車両前側端に設けられて、車両外側に配置されている。
図1に示す如く、車両用ドアミラー装置10は、支持体を構成する設置部材としてのステー12を備えており、ステー12の車幅方向内側端がサイドドアに固定されることで、車両用ドアミラー装置10がサイドドアに設置されている。
ステー12の車幅方向外側部分の上側には、格納機構14(電動格納機構、リトラクタ)が支持されている。
図2及び図3にも示す如く、格納機構14には、支持体を構成する支持部材としての樹脂製又は金属製のスタンド16が設けられている。スタンド16の下端には、略円板状の固定部18が設けられており、固定部18がステー12に固定されることで、スタンド16がステー12に固定されて、格納機構14がステー12に支持されている。固定部18の上側には、円筒状の支持軸20が設けられており、支持軸20は、固定部18と一体にされて、固定部18から上方に起立されている。
支持軸20には、回動体を構成する駆動体22が回動可能に支持されている。
駆動体22の下側部分には、回動部材としての樹脂製で容器状のケース24が設けられており、ケース24の上面は、開放されている。ケース24の底壁の車幅方向内側部分には、スタンド16の支持軸20が貫通かつ嵌合されており、ケース24は、支持軸20に回動可能に支持されている。
図4及び図6に示す如く、ケース24の車両前側壁及び車両後側壁には、支持部を構成する剛性部としての支持孔26が形成されており、支持孔26は、周面が剛性を有すると共に、ケース24の内側に開放されている。支持孔26の下側部分は、断面半円状にされると共に、支持孔26の上側部分は、断面矩形状にされており、支持孔26の下側部分の内径(周面の曲率直径)は、支持孔26の上側部分の内径(幅)と等しくされている。
ケース24の車両前側壁及び車両後側壁には、支持孔26の上側において、規定手段としての断面略矩形状の規定孔28が形成されており、規定孔28は、ケース24の内側に開放されている。規定孔28は、上側に開放されており、規定孔28の下側は、支持孔26の上側部分に連通されている。
図3及び図5に示す如く、ケース24の上部内には、組付部材としての樹脂製でモータベース30が設けられており、モータベース30は、ケース24に比し剛性が低くされている。
モータベース30の車幅方向外側部分には、略矩形板状の底壁32が設けられており、底壁32がケース24の底壁に固定されることで、モータベース30がケース24に固定されている(モータベース30のケース24に対する水平方向及び上下方向への移動が係止されている)。底壁32の車幅方向内側には、略円筒状の収容筒34が設けられており、収容筒34は、下端部が底壁32と一体にされると共に、内部にスタンド16の支持軸20が同軸上に収容されている。底壁32の上面には、組付部としての略楕円筒状の組付筒36が一体に設けられており、組付筒36は、底壁32から上側に突出されている。
底壁32の下面には、車両前側端部及び車両後側端部において、支持部を構成する弾性部としての矩形板状の支持板38が一体に設けられており、支持板38は、底壁32から下側に突出されて、ケース24の規定孔28に挿入されている(図6参照)。
底壁32の下面には、各支持板38の底壁32内側において、補強部としての矩形板状の補強板40が一体に設けられており、補強板40は、底壁32から下側に突出されている。補強板40は、支持板38の上側部分と一体にされており、補強板40は、支持板38の上側部分を補強している。
支持板38には、補強板40の下側(特に直下)において、弾性手段(低剛性部)としての弾性孔42(逃がし穴)が貫通形成されており、弾性孔42は、支持板38の幅方向に長尺にされている。弾性孔42は、支持板38の幅方向における両縁を除く全体に配置されており、支持板38の下側部分(補強板40より下側の部分)は、弾性孔42によって剛性を低下されて、幅方向全体において弾性(ばね性)を有している。
図2及び図3に示す如く、ケース24及びモータベース30の上側には、被覆部材としての樹脂製で容器状のカバー44が設けられており、カバー44の下面は、開放されている。カバー44の下端は、ケース24の上端部外周に固定されており、カバー44は、ケース24及びモータベース30の上側を被覆している。
図3及び図4に示す如く、モータベース30の組付筒36内には、駆動手段としてのモータ46の本体部46Aが組付けられて固定されており、モータ46の出力軸46Bは、モータベース30の底壁32を貫通して、モータベース30の下側に延出されている。
ケース24内には、ギア機構としての回動機構48が設けられている。
回動機構48には、モータ46の下側において、ウォーム(初段ギア)としての樹脂製のウォームギア50が設けられている。ウォームギア50には、挿入孔52が同軸上に形成されており、挿入孔52は、内径がモータ46の出力軸46Bの外径に比し僅かに大きくされて、上側から出力軸46Bが挿入されている。ウォームギア50と出力軸46Bとは、相対回転不能にされており、格納機構14が作動されて、モータ46が駆動されることで、出力軸46Bが回転されて、ウォームギア50が出力軸46Bと一体回転可能にされている。
ウォームギア50の下部には、円筒状の軸支部50Aが同軸上に形成されており、軸支部50Aは、外径がケース24の下壁に形成された円柱状の軸支凹部54の内径に比し僅かに大きくされて、上側から軸支凹部54に挿入されている。これにより、軸支部50Aが軸支凹部54に回転自在に軸支されると共に、ウォームギア50の下側への移動が軸支凹部54の下面によって係止されている。
回動機構48には、ウォームギア50の車幅方向内側において、ギア体(中間ギア)としてのウォームシャフト56が設けられている。図6にも示す如く、ウォームシャフト56には、金属製で円軸状のギア軸58が設けられており、ギア軸58の両端部の外径は、ケース24の支持孔26の内径に比し僅かに小さくされている。ギア軸58の両端部は、支持孔26に挿入されており、ギア軸58の両端部は、支持孔26の周面に接触(線接触)されている。ギア軸58の両端部には、上端において、モータベース30の支持板38の下側部分が弾性変形された状態で接触(線接触)されており、ギア軸58の両端部は、支持板38の下側部分の弾性力によって支持孔26の周面と支持板38の下側部分との間に上下方向において挟持されている。これにより、ウォームシャフト56が、ギア軸58の両端部において、回転可能に支持(軸支)されている。また、支持板38の下側部分は、弾性変形されることで、ギア軸58の上側における車幅方向両側面(幅方向両端面)においてケース24の規定孔28の側面に当接されており、これにより、支持板38の下側部分の形状が規定されている。
ギア軸58の一端側部分(車両後側部分)には、ウォームホイールとしての樹脂製のヘリカルギア部60が固定されており、ギア軸58の他端側部分(車両前側部分)には、ウォームとしての金属製のウォームギア部62が固定されている。ヘリカルギア部60は、ウォームギア50に噛合(係合)されており、ウォームギア50が回転されることで、ヘリカルギア部60、ギア軸58及びウォームギア部62が一体回転されて、ウォームシャフト56が回転される。
回動機構48には、ウォームシャフト56の車幅方向内側において、係合ギア(最終ギア)としての金属製のギアプレート64(ウォームホイールギア)が設けられている。ギアプレート64には、支持体16の支持軸20が貫通されており、ギアプレート64は、支持軸20と同軸上に配置されると共に、支持軸20に対して回転不能に保持されている。ギアプレート64には、ウォームシャフト56のウォームギア部62が噛合(係合)されており、ウォームギア部62が回転されることで、ウォームギア部62がギアプレート64の回りを回動される。これにより、駆動体22がウォームギア部62と一体に支持軸20の回りを回動可能にされている。また、ウォームギア部62が回転される際には、ウォームギア部62がギアプレート64に対する車幅方向外側への離間力を作用される。
図1に示す如く、駆動体22は、回動体を構成する収容部材としての略直方体形容器状のバイザ66の車幅方向内側部分内に収容されており、バイザ66の車両後側面は、開放されている。バイザ66内には、車両後側面(開放部分)近傍において、回動体を構成する略矩形板状のミラー68が配置されており、バイザ66は、ミラー68の全周及び車両前側面を被覆している。ミラー68の鏡面68Aは、車両後側へ向けられており、ミラー68によって車両の乗員(特に運転手)が車両後側を視認可能にされている。
バイザ66及びミラー68は、駆動体22に連結されて支持されており、バイザ66及びミラー68は、駆動体22と一体に支持軸20の回りを回動可能にされている。このため、モータ46が駆動されて出力軸46Bが一方向へ回転されることで、バイザ66及びミラー68が駆動体22と一体に車両後側かつ車幅方向内側へ回動される。これにより、バイザ66及びミラー68が、サイドドアに対する突出を解除されて、格納される。一方、モータ46が駆動されて出力軸46Bが他方向へ回転されることで、バイザ66及びミラー68が駆動体22と一体に車両前側かつ車幅方向外側へ回動される。これにより、バイザ66及びミラー68が、サイドドアに対して突出されて、起立(展開、復帰)される。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用ドアミラー装置10では、格納機構14が作動されて、モータ46が駆動されることで、出力軸46Bが回転される。このため、回動機構48において、ウォームギア50が出力軸46Bと一体に回転されて、ウォームシャフト56(ヘリカルギア部60、ギア軸58及びウォームギア部62)が回転されることで、ウォームギア部62がギアプレート64の回りを回動されて、駆動体22がウォームギア部62と一体に支持軸20の回りを回動される。これにより、バイザ66及びミラー68が、駆動体22と一体に回動されて、格納又は起立される。
ここで、モータベース30の支持板38の下側部分が弾性孔42によって弾性を有しており、ウォームシャフト56のギア軸58の両端部が、それぞれ、支持板38の弾性変形された下側部分の弾性力によってケース24の支持孔26周面と支持板38との間に挟持されることで、ウォームシャフト56が、ギア軸58の両端部において、回転可能に支持されている。
このため、ケース24(特に支持孔26)、モータベース30(特に支持板38)及びウォームシャフト56(特にギア軸58)の少なくとも1つに公差が発生した場合でも、ギア軸58の支持孔26周面と支持板38とによる挟持荷重が大きくなってウォームシャフト56の回転負荷が大きくなることを抑制できる。しかも、ギア軸58と支持孔26の周面や支持板38との間に隙間が発生することを防止でき、ウォームシャフト56が回転される際の振動を抑制できて、格納機構14の作動音を安定化できる。
また、支持板38の下側部分が弾性孔42によって幅方向全体において弾性を有しており(少なくとも支持板38の下側部分とギア軸58との接触位置を挟んでギア軸58と対向する支持板38の下側部分の位置全体に弾性孔42が配置されており)、支持板38の弾性を有する下側部分と支持孔26の剛性を有する周面との間でギア軸58が支持されている。このため、支持板38の下側部分と支持孔26の周面とがギア軸58を効果的に支持板38の下側部分の弾性力により挟持して支持できる。これにより、ウォームシャフト56の回転負荷が大きくなることを効果的に抑制できると共に、ウォームシャフト56が回転される際の振動を効果的に抑制できる。
さらに、支持孔26の剛性を有する周面が、ウォームシャフト56のギアプレート64とは反対側(車幅方向外側)において、ギア軸58を支持する。このため、ウォームシャフト56が回転される際にギアプレート64に対する車幅方向外側への離間力を作用されても、支持孔26の周面によってウォームシャフト56の位置を安定化でき、ウォームシャフト56が回転される際の振動を効果的に抑制できる。
また、ギア軸58が支持孔26の周面及び支持板38の下側部分に線接触されている。このため、支持孔26の周面及び支持板38の下側部分のギア軸58への接触量を小さくでき、ウォームシャフト56の回転性能を高くできる。
なお、本実施の形態では、ギア軸58を支持孔26の周面及び支持板38の下側部分に線接触させた。しかしながら、ギア軸58を支持孔26の周面及び支持板38の下側部分に点接触させてもよい。
[第2の実施の形態]
図7には、本発明の第2の実施の形態に係る車両用ミラー装置としての車両用ドアミラー装置80における格納機構14の主要部が車両前側から見た断面図(図4の6−6線断面図)にて示されている。
本実施の形態に係る車両用ドアミラー装置80は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図7に示す如く、本実施の形態に係る車両用ドアミラー装置80では、格納機構14のケース24において、規定孔28が支持孔26の上側部分の車幅方向内側まで延伸されており、支持孔26の上側部分は、上側のみならず車幅方向内側においても規定孔28に連通されている。
回動機構48では、ウォームシャフト56のギア軸58の両端部に、上端から車幅方向内側端に亘って、モータベース30の支持板38の下側部分が弾性変形された状態で接触(面接触)されており、ギア軸58の両端部は、支持板38の下側部分の弾性力によって支持孔26の周面と支持板38の下側部分との間に上下方向及び車幅方向において挟持されている。これにより、ウォームシャフト56が、ギア軸58の両端部において、回転可能に支持(軸支)されており、ギア軸58の両端部に対する支持板38の下側部分の弾性力による挟持力が、車幅方向に比し上下方向において大きくされている。また、支持板38の下側部分は、弾性変形されることで、ギア軸58の上側における車幅方向外側面及びギア軸58の車幅方向内側における車幅方向内側面においてケース24の規定孔28の側面に当接されており、これにより、支持板38の下側部分の形状が規定されている。
ここで、本実施の形態でも、ウォームシャフト56のギア軸58が支持板38の下側部分に線接触又は点接触されることによる作用及び効果を除き、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、支持板38の下側部分がギア軸58に下側及び車幅方向外側への弾性力を作用させる。このため、支持孔26の上側部分が上側のみならず車幅方向内側においても規定孔28に連通される場合でも、支持板38の下側部分が支持孔26の周面と共にウォームシャフト56を弾性力により安定して支持できる。しかも、ウォームシャフト56が回転される際にギアプレート64に対する車幅方向外側への離間力を作用された反動でギアプレート64に対する車幅方向内側への接近力を作用されても、支持板38の下側部分が弾性力によりギア軸58を車幅方向外側へ支持でき、ウォームシャフト56の回転負荷が大きくなることを効果的に抑制できる。
また、ギア軸58が支持孔26に上側から組付けられており、支持板38の下側部分が、ギア軸58に対する下側への弾性力をギア軸58に対する車幅方向外側への弾性力に比し大きくされている。このため、支持孔26からギア軸58が離脱することを防止でき、支持孔26の周面と支持板38の下側部分とによるウォームシャフト56の支持が解除されることを防止できる。
さらに、ギア軸58が支持板38の下側部分に面接触されている。このため、支持板38の下側部分のギア軸58への接触量を大きくでき、ウォームシャフト56の回転による支持板38の下側部分の磨耗を抑制できる。
なお、本実施の形態では、ウォームシャフト56が回転される際にギアプレート64に対する車幅方向外側への離間力を作用される場合において、支持孔26の周面がギア軸58を車幅方向内側に支持すると共に、支持板38の下側部分がギア軸58に車幅方向外側への弾性力を作用させた。しかしながら、ウォームシャフト56が回転される際にウォームギア50(係合ギア)に対する車幅方向内側への離間力を作用される場合においては、支持孔26の周面がギア軸58を車幅方向外側に支持すると共に、支持板38の下側部分がギア軸58に車幅方向内側への弾性力を作用させてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、支持板38の一部に弾性手段(低剛性部)として弾性孔42を貫通形成して、支持板38に弾性を付与した。しかしながら、支持板38の一部に弾性手段として他の部分より剛性が低い低剛性部(凹部や低剛性材料部)を形成して、支持板38に弾性を付与すればよい。
また、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、ウォームシャフト56のギア軸58を径方向において弾性力により挟持した。しかしながら、ウォームシャフト56のギア軸58を軸方向において弾性力により挟持してもよい。
さらに、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、本発明のギア体をウォームシャフト56にして、ウォームシャフト56のギア軸58を弾性力により挟持して支持した。しかしながら、本発明のギア体をウォームギア50にして、ウォームギア50を弾性力により挟持して支持してもよい。
また、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、本発明の車両用ミラー装置を車両用ドアミラー装置10、80に適用した。しかしながら、本発明の車両用ミラー装置を車両外部の他の車両用アウタミラー装置(例えば車両用フェンダミラー装置)又は車両内部の車両用インナミラー装置に適用してもよい。
10 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
26 支持孔(支持部、剛性部)
38 支持板(支持部、弾性部)
46 モータ(駆動手段)
48 回動機構(ギア機構)
56 ウォームシャフト(ギア体)
60 ヘリカルギア部(ウォームホイール)
62 ウォームギア部(ウォーム)
64 ギアプレート(係合ギア)
68 ミラー
80 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)

Claims (7)

  1. 駆動可能にされた駆動手段と、
    前記駆動手段に連絡されると共に、ウォーム及びウォームホイールの少なくとも一方が設けられたギア体及び前記ウォーム又は前記ウォームホイールと噛合する係合ギアを有し、前記駆動手段が駆動されることで前記ギア体が回転されて車両のミラーが格納又は起立されるギア機構と、
    前記ギア体を前記係合ギアの軸方向において弾性力により挟持して支持する支持部と、
    を備えた車両用ミラー装置。
  2. 前記支持部は、前記ギア体に複数方向において弾性力を作用させる請求項1記載の車両用ミラー装置。
  3. 前記支持部の弾性力を前記支持部への前記ギア体の組付方向において前記組付方向以外の方向に比し大きくした請求項2記載の車両用ミラー装置。
  4. 前記支持部は、弾性を有する弾性部と剛性を有する剛性部との間で前記ギア体を挟持する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  5. 前記剛性部が前記ギア体の前記係合ギアとは反対側を支持する請求項4記載の車両用ミラー装置。
  6. 前記支持部を前記ギア体と点接触、線接触又は面接触させた請求項1〜請求項5の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  7. 前記支持部に突出されて設けられ、前記支持部を補強する補強部を備えた請求項1〜請求項6の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
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