JP4426657B2 - トリアジニルアミノスチルベン化合物 - Google Patents

トリアジニルアミノスチルベン化合物 Download PDF

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    • Y10S8/919Paper

Description

【0001】
本発明は、その水和水含量を特徴とする、特定の4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の塩の新規な水和物;新規な水和物に関連しそのX線回折図形により特徴づけられる結晶形;該新規水和物の製造方法;および蛍光増白剤の濃厚配合物を調製するための該水和物の使用に関するものである。
近年、蛍光増白剤は通常水性溶液または懸濁液の形状で市販されている。このため、例えば蛍光増白剤の湿フィルターケークまたは乾燥粉末が水に懸濁される。この懸濁液の均質性、湿潤性を向上し、保存期間を延長するため分散剤や増粘剤が添加される。これら助剤とともに電解質が添加されることが多い。これら添加物の存在の有無にかかわらず、蛍光増白剤懸濁液には濃度限界があり、特に懸濁液は貯蔵安定性が悪いことが多く、計量性も乏しい。この濃度限界は蛍光増白剤懸濁液に施された前処理の方法によって影響をうけるため、再現性に乏しいことが多い。とくに前処理の方法によって、異なった結晶形を有する多様な蛍光増白剤水和物が得られることがある。
驚くべきことに、使用する蛍光増白剤が、特定の結晶形を持つ蛍光増白剤水和物、または数種の特定の結晶形を持つ蛍光増白剤水和物混合物として存在するならば、貯蔵しても安定で、広範囲な粘度を選択的に設定することが可能な、30重量%以上の活性物質濃度を持つ特定の蛍光増白剤の配合物を調製することができることが発見された。この新規配合物は少量の助剤のみを含有し、繊維および紙を含む広範囲な基質を蛍光増白するのに有用である。
よって本発明は、下記式(1)で表される4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物であって、
【化13】
Figure 0004426657
(式中、
MおよびM1はそれぞれ独立的に水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属またはアン モニウムであり、
xは1乃至30の範囲内の数である)
該水和物(1)の結晶形は、図1乃至図11に示すX線回折図形と本質的に同じであるX線回折図形により特徴づけられるものである水和物;
または式(1)で表される4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物を1種または1種以上含む混合物を提供するものである。
【0002】
好ましい式(1)の水和物は、MおよびM1がともに水素またはナトリウムを表す化合物であり、該水和物は添付する図1乃至図7に示されたものと本質的に同じであるX線回折図形により特徴づけられ、または式(1)の4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物二ナトリウム塩の水和物を1種または1種以上含む混合物である。
【0003】
さらに好ましい式(1)の4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物(1)の水和物は、MおよびM1がともにカリウムを表し、該水和物が図8に示されたものと本質的に同じであるX線回折図形により特徴づけられ、かつxが9乃至17である水和物; MおよびM1がともにリチウムを表し、水和物が図9乃至図11に示されたものと本質的に同じであるX線回折図形により特徴づけられる水和物; またはMおよびM1がリチウムを表し、xが9乃至30である式(1)を有する4,4’− ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物を1種または1種以上含む混合物である。
【0004】
さらに興味ある水和物は、MおよびM1がともにカルシウムまたはマグネシウ ムを表すか、MおよびM1がともにアンモニウムである式(1)の4,4’−ジトリアジニ ルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物である。
MおよびM1がともにアンモニウムである式(1)の化合物においては、 アンモニウムとしては−N(R)4で表すことができる。ここでRは水素または C1−C4アルキルで、全てのR基が同一である必要はなく、またはC2−C4アルカノールアンモニウムを表す。
【0005】
X線回折図形である図1乃至図11は、それぞれ反射ジオメトリーとCu放射にX’Pert粉末回折計(Phillips,Almelo)を用いて得たもので ある。結晶形B(図1)と結晶形C(図2)の参照図形は相対湿度を制御せずに大気環境中に浮遊させて測定した。結晶形D(図3)、E(図4)、F(図6)およびG(図7)を示す図形と二カリウム塩を示す図形(図8)、および二リチウム塩の3種の結晶形の図形(図9〜11)は、相対湿度を80乃至90%に保ちながら窒素下で浮遊させて測定し、一方結晶形A(図5)は固体で測定した。
添付の図1乃至図11は、いずれも1°と30°の間の2θ領域で測定したものの一部を示したものである。
【0006】
式(1)の新規な水和物はそれぞれ特有のX線回折図形を持っている。
結晶形A、B、C、D、E、F、G、および二カリウム塩とリチウム塩の結晶形は、xが1乃至30の数である式(1)の1種またはそれ以上の水和物の大部分をしめる。
水和物の水の量は、融点が0℃である非結合水部分が測定される示差熱分析または動的示差熱量計、またはそれに続くカールフィッシャー滴定、熱重量分析または昇温時の乾燥減量のような方法により分析される。
【0007】
水和物がA形である4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンの二ナトリウム塩は、塩化シアヌルと4,4’−ジアミノスチルベン・ジスルホン酸の二ナトリウム塩、アニリンおよびジエタノールアミンとを、反応混合物のpHを濃水酸化ナトリウム溶液により9.0乃至9.5に調節しながら連続的に反応させ、反応混合物を蒸発乾固させて製造できる。もし水酸化ナトリウムにより処理する前に遊離酸の形で単離すると、結晶形Fを持つ水和物が得られる。
【0008】
水和物がA形である4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンを希水酸化ナトリウム溶液により中和し、均質化し、室温に放置すると、水和物結晶形がC形であるものが得られ、水和物がA形である4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンのナトリウム塩を、水性塩化ナトリウム溶液で処理し、安定化させ、均質化すると水和物結晶形がD形であるものが得られ、水和物がA形である4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンの遊離酸を濃水酸化ナトリウム溶液で処理し、均質化すると水和物結晶形がE形であるものが得られる。水和物結晶がG形であるものは、水和物結晶形がE形であるものを密閉容器内で昇温時に平衡化させて得られる。
【0009】
水和物C形はさらに、相当する遊離酸の水性懸濁液をC形の種晶を用いて種晶添加することにより調製することができる。この方法は、30重量%以上、好ましくは30乃至50重量%の活性物質濃度が使用でき、得られた懸濁液は所要の濃度にすることができ、濃縮する必要がないという利点がある。
【0010】
図3に相当する水和物結晶D形、またはE形と名付けられ図4に示されたものと本質的に同じであるX線回折図形により特徴づけられる結晶形の水和物は、C形水和物の製造に関して記載された種晶添加法によっても調製することができる。
【0011】
好ましい実施態様においては、式(1)の新規水和物の1種または1種以上の混合物は、無機塩電解質の水性溶液、好ましくはアルカリ金属のハロゲン化物または硫酸塩、とくに塩化ナトリウムまたは硫酸ナトリウムと、式(1)の活性物質を調整混合することにより調製できる。この方法は、先ず電解質の水性溶液を調製し、ついでこの電解質の水性溶液に予め調製した式(1)の活性物質の試料に種晶として添加するとよい。種晶添加した電解質溶液のpHを7.5乃至9.0、好ましくは8.0乃至8.5の範囲に保ちながら、種晶添加した電解質溶液に、遊離酸の形にした式(1)の活性物質を、アルカリ好ましくは水酸化ナトリウムおよび水とともに、同時かつ少量づつ添加するのが好ましい。水と活性物質の遊離酸を、a)合成混合物中の活性物質含有量が5乃至40重量%、好ましくは10乃至30重量%、とくに15乃至25重量%の範囲内となり、b)合成混合物中の電解質含有量が0.5乃至2.5重量%、好ましくは1乃至は2重量%、とくに約1.5重量%となる迄添加する。
【0012】
種晶としては、平均粒度が10ミクロンを著しく超えない小さい結晶形を使用する必要がある。こうすると種晶含有量を実質的に減少することができ、全体の活性物質含有量に対して、例えば0.1乃至5重量%以下になるようにできる。種晶添加は攪拌をせずに行なうのが好ましい。
【0013】
種晶含有量は、全体の活性物質含有量に対して一般に1乃至60重量%、好ましくは1乃至50重量%、とくに好ましくは1乃至30重量%である。最終化合物の一部分のみが新しい出発材料で置換される場合は全て、転換は半連続または連続法として実施することができる。
【0014】
本発明の式(1)の水和物の混合物を調製する反応温度は、好ましくは10乃至95℃の範囲内、より好ましくは35乃至55℃の範囲内である。
【0015】
4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン(1)の二カリウムおよびリチウム塩は、4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンの遊離酸形を、水酸化カリウムまたは水酸化リチウムによりそれぞれ中和して得られる。二リチウム塩の場合、昇温時の中和で直接得られた塩のスラリーを平衡化することにより、さらに水和物の2種類の結晶形が得られる。
【0016】
また本発明は、式(1)の新規水和物形の1種以上の活性物質を30乃至50重量%含有する水性配合物を提供する。この配合物は流動性を保ち、かつ良好な計量性を有し、沈降物を形成することなく何カ月も安定で、長期間5乃至40℃の温度に放置した後でさえも安定である。
【0017】
式(1)の新規な水和物結晶形A形、B形、C形、D形、E形およびG形の1種または1種以上の形をとる活性物質を、30乃至50重量%含有する水性配合物は、配合助剤を添加しない場合は高粘度であり、はけ塗りペーストの製造またはそのペーストに混ぜるのに適している。
【0018】
かくして異なった結晶形を有する式(1)の新規水和物形の1種またはそれ以上の形で存在する活性物質を組合せることにより、さらに助剤を存在させることなく、希望する粘度の水性配合物を選択的に確立することができる。水性配合物には、これに含まれている水和物を安定させるために、電解質、例えばNaClまたはNa2SO4もしくはそれらの混合物を混合することができる。
【0019】
異なった結晶形を持つ本発明の水和物の特別の利点としては、環境上有害な配合助剤を添加することなく、広範囲の粘度を持ちすぐ使用できて安定な配合物が製造できることである。
【0020】
しかし必要ならば、本発明により得られた配合物には、分散剤、ビルダー、保護コロイド、安定剤、防腐剤、香料および金属封鎖剤のような注文配合用助剤を含有させることができる。
【0021】
分散剤としては、ジトリルエーテルスルホン酸のような芳香族スルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物、ナフタリンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩のようなアニオン分散剤が好ましい。
【0022】
適当なビルダーまたは保護コロイドの例としては、キサンタン、カルボキシメチルセルロースのようなセルロースもしくはヘテロ多糖から誘導された変性多糖、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリエチレングリコール(PEG)ならびにケイ酸アルミニウムまたはケイ酸マグネシウムが挙げられる。これらは通常配合物の全重量に対して0.01乃至2重量%、好ましくは0.05乃至0.5重量%の濃度範囲で使用される。
【0023】
安定剤として使用できる助剤の例としては、配合物の全重量に対して0.2乃至5重量%、好ましくは0.3乃至2重量%の量で使用するエチレングリコール、プロピレングリコールまたは分散剤が挙げられる。
【0024】
安定剤として使用できる化合物としては、配合物の全重量に対して0.1乃至1重量%、好ましくは0.1乃至0.5重量%の量で使用する1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、ホルムアルデヒドまたはクロロアセトアミドが挙げられる。
【0025】
こうして調製された濃厚配合物は、紙または繊維材料の蛍光増白用として、例えば洗剤中で使用することができる。このため濃厚配合物は、実際の使用に当たっては、一般にさらに助剤または水を添加して最適の濃度迄希釈される。
【0026】
以下の実施例により本発明をさらに説明する。本明細書における部および%は特記しない限り重量部および重量%を表す。
【実施例】
【0027】
実施例1
反応容器内で氷400g、塩化シアヌル120gおよびメチルエチルケトン785gを混合し、よく攪拌しながら外部から冷却しつつ、水800g中に120gの4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩を溶かした液と17%炭酸ナトリウム溶液164.5gとで5〜10℃で20分間処理する。この際同時に17%炭酸ナトリウム溶液39.4gを添加してpHを4.5に保つ。添加後、アニリン55.4gとジエタノールアミン8.7gを添加するが、36%水酸化ナトリウム溶液72.2gを同時に添加してpHを9.5に保つ。60℃に加熱後、ジエタノールアミン78.8gを添加するがこのとき36%水酸化ナトリウム溶液72.2gを同時に添加してpHを8.2に保つ。反応混合物を還流するまで加熱し、水1000gで漸次置き換えながらメチルエチルケトンを蒸発除去する。温度95℃で、反応混合物に16%塩酸溶液170gを添加してpHを4.5まで酸性化し、水を加えて容量を2.7リットルに調節する。
70℃に冷却後反応混合物を濾過し、フィルターケークを水1.8リットルで洗浄して遊離酸を得る。
この遊離酸の30%懸濁液を95℃に加熱し、36%水酸化ナトリウム溶液を添加してpHを9.0〜9.5に調節する。ついで得られた溶液を蒸発乾固して二ナトリウム塩である式(1)の化合物を得る。この化合物は、水1モルを含むA結晶形を有し、これは添付の図5に示すX線回折図形に相当する。
【0028】
実施例2
式(1)の二ナトリウム塩を遊離酸形にしたもの75.0g(活性物質として40重量%)を25℃で脱イオン水24.7gに分散させる。かくして得られた分散液にキサンタンガム0.2gとProxel GXL(1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン)0.1gを添加して安定させ、混合物を均質にする。均質にした懸濁液を2N水酸化ナトリウム32.8mlで中和する。均質化し中和した懸濁液は図1に示されたX線回折図形に相当するB結晶形を有している。
これを25℃に2日間放置すると、容易に注ぐことができ、かつ図2に示すX線回折図形に相当する水17モルを含むC結晶形を有する懸濁液が得られる。
出発材料として式(1)の二ナトリウム塩のA、B、D、E、FまたはG形の純粋水和物、またはこれらの混合物を使用しそれ以外は同じ手順を用いても、容易に注ぐことができ水17モルを含むC結晶形を有する懸濁液が得られるが、これは添付の図2に示すX線回折図形に相当する。
【0029】
実施例3
実施例1で得られた湿フィルターケーク700g(≡遊離酸265g)を40〜45℃で、水314gに漸次添加する。ついで42℃で、実施例2で得たC結晶形水和物の種晶20gを添加する。このとき36%水酸化ナトリウム溶液を同時に添加してpHを8.7〜9.1に保持する。5時間後懸濁液を25〜30℃に冷却し、プロピレングリコール5.5gに予備分散した50%グルタルアルデヒド2.2gとキサンタンガム(多糖)2.2gを添加して安定させる。容易に注ぐことができ、水17モルを含むC結晶形を持つ懸濁液が得られるが、これは図2に示すX線回折図形に相当する。
【0030】
実施例4
反応フラスコ中で6%塩化ナトリウム水溶液400gを60℃に加熱する。この溶液に式(1)の二ナトリウム塩(活性物質90重量%で10%塩化ナトリウムを含む)120gを加え、この混合物を90℃に加熱する。6%塩化ナトリウム水溶液180gを添加し、この混合物を攪拌しながら25℃に冷却する。得られた懸濁液を1,2−プロピレングリコール6.1gに予備分散したキサンタンガム2.45gを添加して安定化させ、混合物を90℃に2時間加熱する。得られた混合物を攪拌しながら25℃に冷却し、Proxel GXL(1,2−ベン ズイソチアゾリン−3−オン)3.22gを安定剤として添加し、混合物をさらに12時間攪拌し、最後に高速攪拌機を使用して均質化する。水14モルを含むD結晶形を持つ懸濁液が得られる。これは添付の図3に示すX線回折図形に相当する。
【0031】
実施例5
反応フラスコ中で脱イオン水400mlを40℃に予備加熱する。この水に式 (1)の二ナトリウム塩の遊離酸形(活性物質として40重量%を含む)800gを少しづつ添加し、同時に37%(50重量/容量%)水酸化ナトリウム水溶液を少量づつ添加して混合物のpHを8.2に一定に保つ。添加終了後、全体の混合物を脱イオン水400mlで希釈し、1時間攪拌しついで均質化する。水14モルを含むE結晶形を持つ懸濁液が得られ、これは添付の図4に示すX線回折図形に相当する。
【0032】
実施例6
実施例1で得られた湿フィルターケーク620g(≡遊離酸279g)を水304gに分散させ、プロピレングリコール3.3gに予備分散させたProxel GXL 1.7gとキサンタンガム(多糖)3.3gにより安定化させる。水7モルを含むF結晶形を持つ懸濁液が得られ、これは添付の図6に示すX線回折図形に相当する。
【0033】
実施例7
実施例5で得られたE結晶形水和物の20%スラリーを、密封容器内において60℃で攪拌し、この温度で少なくとも20時間保持する。室温に冷却した後に水7モルを含むG結晶形を持つ懸濁液が得られ、これは添付の図7に示すX線回折図形に相当する。
【0034】
実施例8
6重量%の塩化ナトリウム水溶液400mlを調製する。ついでこの溶液に予め調製した式(1)の二ナトリウム塩の水性スラリーを種晶として添加する。
種晶添加した溶液の温度を45℃に調節し、同時にこの種晶添加した溶液に、得られた混合物のpHを一定の8.2に保持しながら、a)式(1)の二ナトリウム塩の遊離酸形(活性物質含有量が40重量%)である湿フィルターケーク(湿った水性圧縮ケーク)、b)水酸化ナトリウム水溶液およびc)水を添加する。反応混合物中の遊離酸形の活性物質含有量が15乃至25重量%範囲になり、反応混合物中の塩化ナトリウム含有量が1.5重量%になる迄、水と遊離酸の湿フィルターケークを添加する。
反射ジオメトリーとCu放射にX’Pert粉末回折計( Phillips,Almelo)を用いて、こうして得られた水性生成物を調べる。この装置は、ガスによりパージができるよう密閉試料室(Anton Parr)が装着されている。水性生成物はそのまま試料キャリヤー中に層厚0.8mmで充填され、相対湿度を80乃至90%に保ちながら窒素下で粉末ダイアグラムの測定が行なわれる。このようにして得られた水性生成物は、結晶形A、B、C、D、E、FまたはGの純粋水和物、もしくはこれらの混合物からなっていることがわかる。
【0035】
実施例9
実施例8の出発材料である塩化ナトリウムの水溶液の代わりに硫酸ナトリウム水溶液を用いると同じ結果が得られる。
【0036】
実施例10
3重量%の塩化ナトリウム水溶液400mlを調製する。ついでこの溶液に予め調製した式(1)の二ナトリウム塩の水性スラリーを種晶として添加する。種晶添加した溶液の温度を45℃に調節し、混合物のpHを一定の8.2に保持しながら、a)式(1)の二ナトリウム塩の遊離酸形(活性物質含有量が40重量%)である湿フィルターケーク、b)水酸化ナトリウム水溶液およびc)水を添加する。反応混合物中の遊離酸形の活性物質含有量が15乃至25重量%範囲になり、反応混合物中の塩化ナトリウム含有量が0.75重量%になる迄、水と湿フィルターケーク(遊離酸)を添加する。
反射ジオメトリーとCu放射にX’Pert粉末回折計( Phillips,Almelo)を用いて、得られた水性生成物を調べる。このようにして得られた水性生成物は、結晶形A、B、C、D、E、FまたはGの純粋水和物、もしくはこれらの混合物からなっていることがわかる。
【0037】
実施例11
実施例10の出発材料である塩化ナトリウムの水溶液の代わりに硫酸ナトリウム水溶液を用いると同じ結果が得られる。
【0038】
実施例12
1.5重量%の水性塩化ナトリウム溶液400mlを調製する。ついでこの溶液に予め調製した式(1)の二ナトリウム塩の水性スラリーを種晶として添加する。種晶添加した溶液の温度を45℃に調節し、混合物のpHを一定の8.2に保持しながら、a)式(1)の二ナトリウム塩の遊離酸形(活性物質含有量が40重量%)である湿フィルターケーク、b)水酸化ナトリウム水溶液およびc)水を添加する。反応混合物中の遊離酸形の活性物質含有量が15乃至25重量%範囲内になり、反応混合物中の塩化ナトリウム含有量が0.25重量%になる迄、水と湿フィルターケーク(遊離酸)を添加する。
反射ジオメトリーとCu放射にX’Pert粉末回折計( Phillips,Almelo)を用いて、得られた水性生成物を調べる。このようにして得られた水性生成物は、結晶形A、B、C、D、E、FまたはGの純粋水和物、もしくはこれらの混合物からなっていることがわかる。
【0039】
実施例13
実施例12の出発材料である塩化ナトリウム水溶液の代わりに硫酸ナトリウム水溶液を用いると同じ結果が得られる。
【0040】
実施例14
1.5重量%の水性塩化ナトリウム溶液400mlを調製する。ついでこの溶液に予め調製した式(1)の二ナトリウム塩の水性スラリーを種晶として添加する。種晶添加した溶液の温度を45℃に調節し、同時にこの種晶添加した溶液に、混合物のpHを一定の8.2に保持しながら、a)式(1)の二ナトリウム塩(活性物質含有量が40重量%)の湿フィルターケーク、b)水酸化ナトリウム水溶液およびc)水を添加する。反応混合物中の遊離酸形の活性物質含有量が15乃至25重量%範囲内になり、反応混合物中の塩化ナトリウム含有量が0.25重量%になる迄、水と湿フィルターケーク(遊離酸)を添加する。
反射ジオメトリーとCu放射にX’Pert粉末回折計( Phillips,Almelo)を用いて、得られた水性生成物を調べる。このようにして得られた水性生成物は、結晶形A、B、C、D、E、FまたはGの純粋水和物、もしくはこれらの混合物からなっていることがわかる。
【0041】
実施例15
1.5重量%の塩化ナトリウム水溶液400mlを調製する。ついでこの溶液に予め調製した式(1)の二ナトリウム塩を種晶として添加する。予め調製した式(1)の二ナトリウム塩は、遊離酸形の活性物質を含む有機相中で調製し、最終工程で90乃至100℃にして得られる。種晶添加した溶液の温度を45℃に調節し、同時にこの種晶添加した溶液にa)遊離酸形の活性物質を含む前記有機相とb)水とを添加する。反応混合物中の遊離酸形の活性物質含有量が15乃至25重量%範囲になり、反応混合物中の塩化ナトリウム含有量が0.25重量%になる迄、水と遊離酸形の活性物質を含む前記有機相を添加する。
反射ジオメトリーとCu放射にX’Pert粉末回折計( Phillips,Almelo)を用いて、得られた水性生成物を調べる。このようにして得られた水性生成物は、結晶形A、B、C、D、E、FまたはGの純粋水和物、もしくはこれらの混合物からなっていることが分かる。
【0042】
実施例16
実施例15の出発材料である塩化ナトリウム水溶液の代わりに硫酸ナトリウム水溶液を用いると同じ結果が得られる。
【0043】
実施例17
A水和物形を有する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンの遊離酸(活性物質含有量40%)75.0gを、脱イオン水24.7g中に分散させ、多糖(キサンタンガム型)0.2gおよびProxel GXL0.1gを添加して、得られた混合物を均質にする。これを40℃または60℃で24時間貯蔵した後、混合物を2N水酸化カリウム32.8mlを用いて中和する。
室温に貯蔵した後で、水を13モル含み、図8に示されたX線回折図形により特徴づけらる、容易に注げる二カリウム塩の懸濁物が得られる。
【0044】
実施例18
A水和物形を有する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンの遊離酸(活性物質含有量40%)75.0gを、脱イオン水24.7g中に分散させ、多糖(キサンタンガム型)0.2gおよびProxel GXL0.1gを添加し、得られた混合物を均質にする。これを40℃で24時間貯蔵した後、混合物を2N水酸化リチウム32.8mlを用いて中和する。
室温に貯蔵した後、水を29モル含み、図9に示すX線回折図形により特徴づけられる、容易に注げる二リチウム塩の懸濁物が得られる。
【0045】
実施例19
実施例18と同様にして得られた二リチウム塩10gを、密閉容器内で60℃で攪拌する。15分後に透明な液が得られ、これを長時間攪拌すると沈殿し始める。同じ温度で12時間攪拌した後、混合物を冷却し、沈殿した固形分を濾取する。水を14モル含み、図10に示すX線回折図形により特徴づけられる二リチウム塩を得る。
【0046】
実施例20
温度55℃で平衡化を行なうこと以外は実施例19の手順を繰り返す。
水を13モル含み、図11に示すX線回折図形により特徴づけられる二リチウム塩を得る。
【0047】
実施例21
ブナ/トウヒ(50:50)の亜硫酸パルプ懸濁液を、填料として炭酸カルシウム20重量%が存在している水(25ppmのCaOを含む)中で攪拌する。
実施例1乃至20の各生成物0.4重量%を、別々のパルプ懸濁液試料に添加し、各試験スラリーを15分間攪拌する。各試験パルプ懸濁液から坪量80g/m2の平判紙が形成され、それぞれの平判紙を乾燥する。各乾燥平判紙の白色度(SCAN−66:93により測定されたCIE白色度)を測定すると140〜142であることがわかる。同じようにして作った紙で、本発明による蛍光増白剤配合物を加えない紙のCIE−白色度は、僅か75である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2のX線回折図形である。
【図2】実施例3のX線回折図形である。
【図3】実施例4のX線回折図形である。
【図4】実施例5のX線回折図形である。
【図5】実施例1のX線回折図形である。
【図6】実施例6のX線回折図形である。
【図7】実施例7のX線回折図形である。
【図8】実施例17のX線回折図形である。
【図9】実施例18のX線回折図形である。
【図10】実施例19のX線回折図形である。
【図11】実施例20のX線回折図形である。

Claims (19)

  1. 下記式で表される4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物であって、
    Figure 0004426657
    (式中、
    MおよびMはそれぞれ独立的に水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属またはアンモニウムであり、
    xは1乃至30の範囲内の数である)
    該水和物(I)の結晶形が、下記X線回折図形1乃至11に示された図形と同じであるX線回折図形により特徴づけられる水和物;
    Figure 0004426657
    Figure 0004426657
    Figure 0004426657
    Figure 0004426657
    Figure 0004426657
    Figure 0004426657
    Figure 0004426657
    Figure 0004426657
    Figure 0004426657
    Figure 0004426657
    Figure 0004426657
    または式(I)で表される4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の上記水和物を1種または2種以上含む混合物。
  2. MおよびMはともにナトリウムであり、水和物が請求項1記載のX線回折図形1乃至5に示された図形と同じであるX線回折図形により特徴づけられる請求項1に記載する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物;
    またはMおよびMがナトリウムである式(I)で表される4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の上記水和物を1種または2種以上含む混合物。
  3. MおよびMは水素またはナトリウムであり、水和物が請求項1記載のX線回折図形6乃至7に示された図形と同じであるX線回折図形により特徴づけられる請求項1に記載する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物;
    またはMおよびMがナトリウムである式(I)で表される4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の上記水和物を1種または2種以上含む混合物。
  4. MおよびMはともにカリウムであり、水和物が請求項1記載のX線回折図形8に示された図形と同じであるX線回折図形により特徴づけられ、xが9乃至17である請求項1に記載する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物。
  5. MおよびMはともにリチウムであり、水和物が請求項1記載のX線回折図形9乃至11に示された図形と同じであるX線回折図形により特徴づけられている請求項1に記載する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物;
    またはMおよびMがリチウムであり、xが9乃至30である式(I)で 表される4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物を1種または2種以上含む混合物。
  6. MおよびMがともにカルシウムもしくはマグネシウムである請求項1に記載する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物。
  7. MおよびMがともにアンモニウムである請求項1に記載する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベン化合物の水和物。
  8. 水和物がB形と名付けられる結晶形であり、かつ請求項1記載のX線回折図形1と同じであるX線回折図形により特徴づけられる請求項2に記載する水和物またはその混合物。
  9. 水和物がC形と名付けられる結晶形であり、かつ請求項1記載のX線回折図形2と同じであるX線回折図形により特徴づけられ、xが14乃至20である請求項2に記載する水和物またはその混合物。
  10. 塩化シアヌルを、4,4’−ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム塩、アニリンおよびジエタノールアミンと濃水酸化ナトリウム溶液によりこれらの反応混合物のpHを9.0乃至9.5に調節しながら連続的に反応させ、該反応混合物を蒸発乾固させることからなる、水和物結晶A形を有する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホルベンの二ナトリウム塩を製造する方法。
  11. 水和物結晶A形を有する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンの遊離酸を、希水酸化ナトリウム溶液により中和し、均質化し、室温に放置することからなる、4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンの水和物結晶C形を製造する方法。
  12. 水和物結晶A形を有する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンのナトリウム塩を、塩化ナトリウム水溶液により処理し、安定化および均質化することからなる、4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンの水和物結晶D形を製造する方法。
  13. 水和物結晶A形を有する4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンの遊離酸を、濃水酸化ナトリウム溶液により処理し、均質化することからなる、4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンの水和物結晶E形を製造する方法。
  14. 無機塩電解質水溶液と請求項2記載の式(I)の活性物質を混合することからなる、請求項2記載の式(I)の水和物を2種以上含む混合物の製造方法。
  15. 4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンのナトリウム塩を、塩酸により酸性化し、沈殿した生成物を濾過することによって請求項3に記載の結晶F形を遊離酸形として製造する方法。
  16. 4,4’−ジトリアジニルアミノ−2,2’−ジスルホスチルベンの遊離酸形を、それぞれ水酸化カリウムまたは水酸化リチウムで中和することからなる請求項4または5に記載の化合物の製造方法。
  17. 請求項1に定義する式(I)の水和物の1種以上の形をとる、またはそれらの混合物の形をとる活性物質を、30乃至50重量%含有する水性配合物。
  18. 紙または繊維材料と請求項17に記載の水性配合物とを接触させることからなる、紙または繊維材料の蛍光増白法。
  19. 実際に適用するために、水性配合物に助剤または水をさらに添加して、希釈または最適濃度にする請求項18に記載の方法。
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