JP4378352B2 - 周期構造体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、周期構造体の製造方法に関する。
光の波長と同程度の周期的な屈折率変化を有するフォトニック結晶について説明する。
半導体においては、原子核の周期ポテンシャルによって電子波がブラック反射を受けバンドギャップが形成されるのと同様に、周期的な屈折率分布によって、光波がブラッグ反射を受け、フォトニックバンドギャップ(光に対するバンドギャップ)が形成される。
このようなフォトニックバンドギャップを呈する構造体がいくつか報告されており、特許文献1に三次元周期構造体の一つであるウッドパイル構造が提案されている。
この構造は、あらゆる方向から入射した光に対してフォトニックバンドギャップを呈する(完全フォトニックバンドギャップ)ことが可能な構造である。完全フォトニックバンドギャップを呈することにより、自然放出光の制御など様々な効果を示し、従来にない新しい機能素子の実現が可能となる。
例えば、三次元周期構造の一部を乱した欠陥構造を導入することによりバンド内に局在モードが出現し、特定波長の光のみを閉じ込める共振器が実現できる。このような機能素子の実現のためには、より広い波長帯域での完全フォトニックバンドギャップの出現が求められている。
米国特許第5,335,240号
完全フォトニックバンドギャップを呈する三次元周期構造体として、特許文献1において提案されたウッドパイル構造が知られている(図11)。このウッドパイル構造は、二次元周期構造体を積層することにより作製され、フォトニックバンドギャップが観測されるものの、そのバンドギャップが狭いことが指摘されている。
そこで、本発明は、上記ウッドパイル構造におけるフォトニックバンドギャップが狭いという課題を解決する手段を提供することを目的とする。
本発明は、
第1の間隔で並んでいる複数の第1の柱状部材で構成される第1の層と、
該第1の柱状部材の長軸方向と異なる方向に、第2の間隔で並んでいる複数の第2の柱状部材で構成される第2の層とを備え、該第1の層と該第2の層とが積層されている構造を有する周期構造体の製造方法において、
表面に第1の凸部を有し、且つ該第1の凸部の該長軸方向の長さが、該第2の柱状部材の幅よりも長い該第1の柱状部材を用意する工程、及び
該第1の柱状部材と該第2の柱状部材とを、該第1の凸部を介して積層する工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、従来のウッドパイル構造よりもフォトニックバンドギャップを広げることが可能な周期構造体が提供される。
以下に図1を用いて、本発明に係る製造方法について説明する。
図1において、1100は第1の柱状部材、1105は該第1の柱状部材に設けられている第1の凸部である。該第1の凸部1105の紙面からみて横方向が、凸部の長さl(該柱状部材1100の長軸方向の長さ)である。第1の凸部1105と、第1の柱状部材1100を含み構成される層が第1の層1500である。複数の第1の柱状部材同士は、紙面手前から奥に向かって第1の間隔で並んでいる。
また、1110は第2の柱状部材であり、紙面手前から奥にその長軸方向は伸びている。第2の柱状部材1110が複数並ぶことにより、第2の層1600が形成される。1200は第2の層下に第1の層が繰り返して積層されている様子を示している(1205は凸部を示している)。第2層の下に更に別の第1層を設けるか否かは必要に応じて適宜定められる。また、第1の層と第2の層とを何層積層するかも必要に応じて適宜定められる。
図1(b)は、図1(a)で示される積層構造を紙面に平行な矢印の方向α(即ち、図1(a)を90度回転した方向)から見た場合の模式図である。第2の柱状部材は、第2の間隔で並んでいる。
本発明においては、まず、表面に第1の凸部1105を有し、且つ該第1の凸部の長さl(該柱状部材1100の長軸方向の長さ)が、該第2の柱状部材1110の幅W2よりも長い該第1の柱状部材1100を用意する。ここで、該第2の柱状部材の幅とは、凸部1105の長さ方向に平行な方向の幅である。なお、このような凸部の形成方法については後述する。
その後、第2の柱状部材1110と、該第1の柱状部材の凸部1105とを積層して、周期構造を形成する。即ち、第1層1500と第2層1600を積層する。
凸部1105の長さを第2の柱状部材の幅Wよりも長くしておくことで、第1の柱状部材と第2の柱状部材を積層した場合よりも、当該積層により形成される空間が球に近づく。
フォトニックバンドギャップの間隔が広い構造として、インバースオパール構造と呼ばれるものが知られており、これは、立方体に細密充填された球が抜けている構造である。即ち、立方体の中に球を細密充填した際に、充填されずに隙間となる部分で構成される構造である。
本発明によれば、柱状部材を組み上げた場合に、擬似的にインバースオパール構造に近づけることができるため、単に柱状部材を積層して周期構造体を作製する場合よりも、インバースオパール構造に近づく分、広いバンドギャップが得られることになる。こうして、屈折率に周期性を有する屈折率周期構造体が得られる。
本発明においては、第1の凸部の長さlが、第2の柱状部材の幅W2よりも長いことが必要であるが、凸部の長さlは、W2の1.1倍以上、好ましくは1.5倍以上、更に好ましくは2倍以上である。凸部の長さlの下限は、例えばW2の10倍以下である。但し、第1の柱状部材1100に第1の凸部1105が該第1の柱状部材の長軸方向に複数設けられている場合は、当該凸部同士は接触しないようにする必要がある。
また、第1の凸部の厚さh(第1の柱状部材の長軸方向に垂直な方向の長さ、換言すれば積層方向の長さのことである。)は、第2の柱状部材の高さ(第2の柱状部材の積層方向の長さ、換言すれば前記第1の凸部の厚さ方向と同じ方向の長さのことである。)の0.8倍以下、好ましくは0.5倍以下、更に好ましくは0.2倍以下である。第1の凸部の厚さhの上限は、例えば第2の柱状部材の高さの0.001倍以上、好適には0.05倍以上である。
また、第1の凸部1105自体に段差構造を設けて、前述の空間をより擬似的に球に近づけることも好ましい。または、第1の凸部を複数層により構成し、これら複数層同士は、第1の柱状部材側から第2の柱状部材に近づくにつれて、その長さlがW2に近づくようにすることも好ましいものである。
なお、図1においては、第1の柱状部材1100の一方の側にのみ凸部1105を設けた構造を示しているが、第1の柱状部材の両側に設けることもできる。また、第1の柱状部材と第2の柱状の部材の両方に凸部を設け、凸部同士で積層させることもできる。その場合、第2の柱状部材に設ける凸部も前記第1の柱状部材に設ける凸部と同じ条件で形成することが好ましい。
凸部の幅W1は、図1(b)においては、柱状部材1100と同じ幅で記載されているが、特に限定されるものではない。但し、製造方法か簡便であるという点では、前記凸部の幅wと柱状部材1100の幅Wは同じであることが望ましい。なお、第1の柱状部材と第2の柱状部材との幅と高さ(柱状部材の長軸方向に垂直な方向の長さ)を同じにすることも好ましい。
上述の通り、前記第2の柱状部材1110側にも第2の凸部を設け、該第1の凸部と該第2の凸部同士を積層することができる。
なお、第1の層を構成する第1の柱状部材群と、第2の層を形成する第2の柱状部材群は、それぞれ異なる方向に並んでいる場合につき説明した。
第1の柱状部材と第2の柱状部材のなす角は、好ましくは90度(即ち直交する場合)であるが、それ以外の角度にすることも可能である。ここでいう、2つの柱状部材がなす角とは、積層された柱状部材を積層方向側から見た場合の角度である。
また、前記第1の凸部1105は、前記第1の柱状部材1100に第1の周期で複数形成されており、該第1の周期と前記第2の間隔(第2の柱状部材1110同士の間隔)が同じにすることも好ましい形態である。
また、前記第1の柱状部材の前記第1の凸部が形成されている面と反対側の面に、第3の凸部が複数形成されており、該第1の凸部と該第3の凸部は、互いに半周期ずれて形成することもできる。
また、必要に応じて、前記第1の層と前記第2の層とを交互に複数層積層してもよい。
なお、前記第1の凸部1105と、前記第1の柱状部材1100を構成する該第1の凸部以外の部分とを同一の材料で構成することができる。
この場合の具体的な方法は、図3に示すように、前記第1の柱状部材を構成する材料からなる膜202を基板200上に形成する工程、該膜202上に、前記第1の凸部に対応する位置に第1のマスク206を形成する工程(図3(b))を行う。
その後、前記膜202及び前記第1のマスク206上に第2のマスク208を形成する工程、該第2のマスク208に前記第1の間隔で溝を形成する工程(図3(c))を行う。
そして更に、該膜の該溝の位置に対応する部分を除去する工程、該第2のマスクを除去する工程、及び該第1のマスクを用いて前記第1の凸部を形成する工程(図3(d))を経て行われる。
また、前記第1の凸部1105と、前記第1の柱状部材1100を構成する該第1の凸部以外の部分とを異なる材料で構成することもできる。
具体的には、第1の柱状部材1100と第1の凸部1105とを個別に作り、その後、貼り合わせることで実現される。詳細は、図10を用いて後述する。
以下において、本発明に係る具体的形態をいくつか例示する。
第1の発明は、基体上に、表面に凸部を有するロッド(角柱)を周期的に形成し、二次元周期構造を複数作製する工程と、該複数の二次元周期構造を積層する工程とを含む。そして、前記複数の二次元周期構造を積層する工程において、該二次元周期構造の凸部同士が接し、かつ該二次元周期構造のロッドが互いに直交するように積層することを特徴とする。
また、前記表面に凸部を有するロッドにおいて、該凸部がロッド上面(ロッド下面は基体と接している)に周期的に形成されており、かつ凸部の周期とロッドの周期が同じピッチで形成されていてもよい。
また、前記表面に凸部を有するロッドにおいて、該凸部がロッド上面(ロッド下面は基体と接している)とロッド下面に周期的に形成する。そして、凸部の周期とロッドの周期が同じピッチで形成し、かつロッド上面と下面に形成した凸部が、上面と下面で半周期ずれるように形成することも好ましい。
また、前記凸部は、ロッドと同一の材料からなり、かつロッドを加工することにより形成することができる。
また、ロッドの幅と凸部の幅は同じであり、かつ凸部の長さ(ロッドの長軸方向と平行)は凸部の幅より長いことを特徴とする。また、エッチング耐性の異なる材料を2層重ねた多層膜をエッチングマスクとし、該エッチングマスクを用いてドライエッチングすることにより、表面に凸部を有するロッドを周期的に形成し、二次元周期構造を作製することができる。
また、二次元周期構造を作製する工程において、ロッド部は選択比の小さいマスクを用い、凸部は選択比の大きいマスクを用いてドライエッチングすることを特徴とする。また、ロッドのエッチング終了と同時に該選択比の小さいマスクがなくなり、かつ該選択比の大きいマスクがロッド表面に露出されることを特徴とする。また、該選択比の小さいマスクがレジスト膜であり、かつ該選択比の多きいマスクが金属膜であることを特徴とする。この構成では、三次元構造体を形成するにあたり、積層ではなくロッド表面を直接加工することにより凸部を形成することによって、ダイヤモンド構造に近づいたバンドギャップの広い構造体を製造することが可能となる。
また別の本発明は、以下の工程を含む。
基体上に、表面に凸部を有するロッド(角柱)を周期的に形成し、二次元周期構造を複数作製する工程と、
基体上に表面に凸部の無いロッド(角柱)を周期的に形成し、二次元周期構造を複数作製する工程と、
該複数の二次元周期構造を積層する工程である。
そして、前記複数の二次元周期構造を積層する工程において、
該表面に凸部を有するロッドと該表面に凸部の無いロッドとを交互に積層し、かつ二次元周期構造のロッドが互いに直交するように積層することを特徴とする。
以下に、実施例を挙げて本発明についてより具体的に説明する。なお、本発明において周期構造体とは、屈折率が周期的に変化する構造を意味し、その為に所定の空間を有する構造体について説明しているが、当該空間部は空気でもよいし、何らかの材料で埋められていてもよい。
(実施例1)
図2は本発明による製造方法により作製した三次元周期構造(三次元フォトニック結晶)の一部(一周期分)を示した図である。図2において、100はロッドa(角柱)、102はロッドa表面に形成した凸部である。104はロッドb、106はロッドb表面に形成した凸部、108はロッドc、110はロッドc表面に形成した凸部、112はロッドd及び114はロッドd表面に形成した凸部である。
本実施例で用いた表面に凸部を有するロッドは、ロッドの一つの表面にのみ凸部が形成されている。図2(a)に示すように、ロッドa100表面に形成した凸部102とロッドb104表面に形成した凸部106とが接しており、かつロッドa100とロッドb104が互いに直交(互いの長軸が直交)するように積層した。
また同様に、ロッドc108表面に形成した凸部110とロッドd112表面に形成した凸部114とが接しており、かつロッドc108とロッドd112が互いに直交(互いの長軸が直交)するように積層した。なおロッドb104とロッドc108とは互いに直交(互いの長軸が直交)するように積層したが、本実施例で用いたロッドは全て一つの表面にのみ凸部が形成されているため、ロッドb104とロッドc108の接点では、凸部同士の接触は無い。
図2(b)は、図2(a)を90度回転した断面図である。即ち、構造体を矢印の方向αから見た図である。
図3は本発明による三次元周期構造(三次元フォトニック結晶)の製造方法に含まれる、表面に凸部を有するロッドが周期的に形成された二次元周期構造の作製工程を説明する模式図である。同図において、200は基体(サファイア)、202は誘電体層(窒化ガリウム)、204は金属層(ニッケル)である。206はハードマスク(ニッケル)パターン、208はレジストパターン、210は表面に凸部を有したロッド及び212は表面に凸部を有したロッドが周期的に形成された二次元周期構造体である。
まず図3(a)に示すように、サファイア基板200上にMOCVD装置によりバッファー層(不図示)を介してGaN層202を成長する。その後、電子ビーム蒸着装置によりNi層204を成膜する。
次に、図3(b)に示すように、電子ビームリソグラフィー及びエッチング技術を用いて、ニッケルによるハードマスクパターン206を形成する。
その後、図3(c)に示すように、レジストを塗布し、電子ビームリソグラフィー技術を用いて、レジストパターン208を形成する。
次に、図3(d)に示すように、反応性イオンビームエッチング装置を用いて、GaN層202をドライエッチングする。このとき、レジストパターン208を用いてロッドが周期的に形成された二次元周期構造を形成し、レジストマスク208が消滅後、ハードマスクパターン206を用いて、各ロッド上に凸部を形成する。
その後ハードマスクパターン206を除去して、表面に凸部を有したGaNロッド210が周期的に形成された二次元周期構造体212を得る。
図4は三次元周期構造(三次元フォトニック結晶)の製造方法を説明する模式図である。同図において、300は基体上に表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造であり、302は二次元周期構造300を二つ積層した三次元周期構造の一部である。304は二次元周期構造を四つ積層した三次元周期構造の一周期分及び306は二次元周期構造を積層した三次元周期構造の二周期分である。
まず図4(a)に示すように、表面に凸部を有するGaNロッドを周期的に形成した二次元周期構造300を複数作製する。
次に図4(b)に示すように、図4(a)で作製した二つの二次元周期構造300を、ロッド表面の凸部同士が接し、かつロッドが互いに直交するように積層する。その後、一つの基体を除去し(図示せず)、三次元周期構造の一部302を複数作製する。
次に、図4(c)に示すように、図4(b)で作製した二つの三次元周期構造の一部302を、ロッド同士が互いに直交するように配置する。
具体的には、基体側から一番目の層(二次元周期構造)と三番目の層(二次元周期構造)、及び基体側から二番目の層(二次元周期構造)と四番目の層(二次元周期構造)とが互いに半周期ずれるように積層する。その後、一つの基体を除去することにより(図示せず)三次元周期構造の一周期304を複数作製する。次に図4(d)に示すように、図4(c)で作製した二つの三次元周期構造の一周期304を、ロッド同士が互いに直交するように積層し、かつ一層おきの積層した層の周期が半周期ずれるように積層する。その後、一つの基体を除去することにより(図示せず)三次元周期構造の二周期306を複数作製する。なお、本作製においては、ロッド領域及び基体以外の部分は空気とした。
例えば、表1に示した構造は、平面波展開法を適用して完全フォトニックバンドギャップ幅を求めると、表2に示した構造の従来技術であるウッドパイル構造より完全フォトニックバンドギャップ幅が約33%広くなることが確認できる。この構造を本実施例で説明した製造方法を適用して作製することにより、従来技術であるウッドパイル構造と比較して広い完全フォトニックバンドギャップ幅を持つ三次元周期構造体を容易に作製することができる。なお、両構造ともロッド(及び凸部)媒質の屈折率を2.33、それ以外の媒質の屈折率を1とした。またフォトニックバンドギャップの中心波長を530nmとした。
Figure 0004378352
Figure 0004378352
本実施例においては、ロッド(凸部も含む)媒質としてGaNを用いたがこれに限定するものではなく、GaAs、InP、Si、酸化チタン(TiO2)などの誘電体材料であっても良い。
また、本実施例においては、ロッド領域及び基体以外の部分は空気としたが、ロッドと比較して屈折率の小さな物質を充填してもよく、このときの屈折率の比が2以上であることが望ましい。
また、本実施例において示した、成長、成膜及びエッチングに用いた装置は記述装置に限るものではなく、同様の効果の得られる装置であればいかなる装置であっても良い。
また、本実施例においては、一周期分の三次元周期構造体を積層することにより、二周期分の三次元周期構造体を作製した。
なお、表面に凸部を有したロッドを周期的に形成した二次元周期構造を一つずつ積層して二周期分の三次元周期構造体を作製してもよい。
また、本実施例では二周期分の三次元周期構造体の製造方法を示した。なお、二周期に限らず、それ以上の周期の三次元構造体を製造する場合においても、本実施例に示した方法を繰り返すことにより、所望の周期を有した三次元周期構造体を製造することが可能である。
(実施例2:ロッドの上下面(相対する二面)に凸部を形成した二次元周期構造の積層の場合)
図5は本発明による製造方法により作製した三次元周期構造(三次元フォトニック結晶)の一部(一周期分)を示した図である。図5において、400はロッドa(角柱)、402及び404はロッドa表面に形成した凸部、406はロッドb、408及び410はロッドb表面に形成した凸部である。412はロッドc、414及び416はロッドc表面に形成した凸部、418はロッドd及び420及び422はロッドd表面に形成した凸部である。
本実施例で用いた表面に凸部を有するロッドは、ロッドが基体と接する面とその面と相対位置にある面の二つの表面に凸部が形成されている。図5に示すように、ロッドa400表面に形成した凸部404とロッドb406表面に形成した凸部408とが接している。更に、ロッドa400とロッドb406が互いに直交(互いの長軸が直交)するように積層する。
また同様に、ロッドb406表面に形成した凸部410とロッドc412表面に形成した凸部414とが接しており、かつロッドb406とロッドc412が互いに直交(互いの長軸が直交)するように積層した。また同様に、ロッドc412表面に形成した凸部416とロッドd418表面に形成した凸部420とが接しており、かつロッドc412とロッドd418が互いに直交(互いの長軸が直交)するように積層した。このように積層することにより、ロッド同士が直交する位置において、各ロッド表面に形成した凸部同士の接触を介して三次元周期構造が形成される。
図6は本発明による第2の実施例における、三次元周期構造(三次元フォトニック結晶)の製造方法に含まれる、相対する二つの表面に凸部有するロッドが周期的に形成された二次元周期構造の作製工程を説明する模式図である。
同図において、500は基体(シリコン)、502は酸化シリコン、504は成長時マスク(酸化シリコン)パターン、506は誘電体層(窒化ガリウム)、508は金属層(ニッケル)、510はハードマスク(ニッケル)パターンである。
512はレジストパターン、514は相対する表面に凸部を有したロッド及び516は相対する表面に凸部を有したロッドが周期的に形成された二次元周期構造体である。
まず図6(a)に示すように、シリコン基板500上にCVD法により酸化シリコン層502を成膜する。次に、図6(b)に示すように、電子ビームリソグラフィー及びエッチング技術を用いて、シリコン基板500上に成長時マスク(酸化シリコン)パターン504を形成する。次に、図6(c)に示すように、MOCVD装置によりバッファー層を介して窒化ガリウム層506を成長する。次に、図6(d)に示すように、電子ビーム蒸着装置によりNi層508を成膜する。次に、図6(e)に示すように、電子ビームリソグラフィー及びエッチング技術を用いて、ニッケルによるハードマスクパターン510を形成する。次に、図6(f)に示すように、レジストを塗布し、電子ビームリソグラフィー技術を用いて、レジストパターン512を形成する。次に、図6(g)に示すように、誘導結合プラズマ反応性イオンエッチング(ICP−RIE)装置を用いて、GaN層506をドライエッチングする。このときレジストパターン512を用いてロッドが周期的に形成された二次元周期構造を形成し、レジストマスク512が消失後、ハードマスクパターン510を用いて、各ロッド上に凸部を形成する。その後、ハードマスクパターン510を除去して、相対する表面に凸部を有したGaNロッド514が周期的に形成された二次元周期構造体516を得る。
図7は三次元周期構造(三次元フォトニック結晶)の製造方法を説明する模式図である。同図において、600は基体上に表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造、602は二次元周期構造600を二つ積層した三次元周期構造の一部である。
604は二次元周期構造600を四つ積層した三次元周期構造の一周期分及び606は二次元周期構造600を積層した三次元周期構造の二周期分である。
まず図7(a)に示すように、相対する表面に凸部を有するGaNロッドを周期的に形成した二次元周期構造600を複数作製する。
次に図7(b)に示すように、図7(a)で作製した二つの二次元周期構造600を、ロッド表面の凸部同士が接し、かつロッドが互いに直交(互いの長軸が直交)するように積層する。
その後、一つの基体を除去し、三次元周期構造の一部602を複数作製する。
次に、図7(c)に示すように、図7(b)で作製した二つの三次元周期構造の一部602を、ロッド同士が互いに直交(互いの長軸が直交)するように配置する。
具体的には、基体側から一番目の層(二次元周期構造)と三番目の層(二次元周期構造)、及び基体側から二番目の層(二次元周期構造)と四番目の層(二次元周期構造)とが互いに半周期ずれるように積層する。
その後、一つの基体を除去することにより(図示せず)三次元周期構造の一周期604を複数作製する。次に図7(d)に示すように、図7(c)で作製した二つの三次元周期構造の一周期604を、ロッド同士が互いに直交するように積層し、かつ一層おきの積層した層の周期が半周期ずれるように積層する。その後、一つの基体を除去することにより(図示せず)三次元周期構造の二周期606を複数作製する。なお、本作製においては、ロッド領域及び基体以外の部分は空気とした。
例えば、表3に示した構造は、平面波展開法を適用して完全フォトニックバンドギャップ幅を求めると、表2に示した構造の従来技術であるウッドパイル構造より完全フォトニックバンドギャップ幅が約33%広くなることが確認できる。この構造を本実施例で説明した製造方法を適用して作製することにより、従来技術であるウッドパイル構造と比較して広い完全フォトニックバンドギャップ幅を持つ三次元周期構造体を容易に作製することができる。なお、両構造ともロッド(及び凸部)媒質の屈折率を2.33、それ以外の媒質の屈折率を1とした。またフォトニックバンドギャップの中心波長を530nmとした。
Figure 0004378352
本実施例においては、ロッド(含む凸部)媒質としてGaNを用いたがこれに限定するものではなく、GaAs、InP、Si、酸化チタン(TiO2)などの誘電体材料であっても良い。
また、本実施例においては、ロッド領域及び基体以外の部分は空気としたが、ロッドと比較して屈折率の小さな物質を充填してもよく、このときの屈折率の比が2以上であることが望ましい。
また、本実施例において示した、成長、成膜及びエッチングに用いた装置は記述装置に限るものではなく、同様の効果の得られる装置であればいかなる装置であっても良い。
また、本実施例においては、一周期分の三次元周期構造体を積層することにより、二周期分の三次元周期構造体を作製した。
なお、相対する表面に凸部を有したロッドを周期的に形成した二次元周期構造を一つずつ積層して二周期分の三次元周期構造体を作製してもよい。
また、本実施例では二周期分の三次元周期構造体の製造方法を示している。
しかし、二周期に限らず、それ以上の周期の三次元構造体を製造する場合においても、本実施例に示した方法を繰り返すことにより、所望の周期を有した三次元周期構造体を製造することが可能である。
(実施例3:ロッドの上下面(相対する二面)に凸部を形成した二次元周期構造とロッド表面に凸部の無い二次元周期構造の交互積層の場合)
図8は本発明による製造方法により作製した三次元周期構造(三次元フォトニック結晶)の一部(一周期分)を示した図である。図8において、700はロッドa(角柱)、702及び704はロッドa表面に形成した凸部、706はロッドb、708はロッドc、710及び712はロッドc表面に形成した凸部、714はロッドdである。
本実施例で用いた表面に凸部を有するロッドは、ロッドが基体と接する面とその面と相対位置にある面の二つの表面に凸部が形成されている。
図8に示すように、ロッドa700表面に形成した凸部704とロッドb706とが接しており、かつロッドa700とロッドb706が互いに直交(互いの長軸が直交)するように積層した。
また同様に、ロッドb706とロッドc708表面に形成した凸部710とが接しており、かつロッドb706とロッドc708が互いに直交(互いの長軸が直交)するように積層した。
また同様に、ロッドc708表面に形成した凸部4712とロッドd714とが接しており、かつロッドc708とロッドd714が互いに直交(互いの長軸が直交)するように積層した。
このように積層することにより、ロッド同士が直交する位置において、互いに接するロッドの一方の表面に形成した凸部を介して三次元周期構造が形成される。なお、相対する表面に凸部を有したロッド及び凸部のないロッドを周期的に形成し二次元周期構造の作製方法は、実施例1及び2に記載の方法と同様の方法が適用できる。
図9は三次元周期構造(三次元フォトニック結晶)の製造方法を説明する模式図である。同図において、800は相対する表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造、802は二次元周期構造800を二つ積層した三次元周期構造の一部である。804は二次元周期構造800を四つ積層した三次元周期構造の一周期分及び806は二次元周期構造800を積層した三次元周期構造の二周期分である。
まず図9(a)に示すように、相対する表面に凸部を有するGaNロッドを周期的に形成した二次元周期構造800と表面に凸部を有しないGaNロッドを周期的に形成した二次元周期構造802を複数作製する。
次に図9(b)に示すように、図9(a)で作製した二次元周期構造800と二次元周期構造802を表面に凸部を有しないロッドを、ロッド表面の凸部上に表面に凸部のないロッドが接し、かつロッドが互いに直交(互いの長軸が直交)するように積層する。
その後、一つの基体を除去し、三次元周期構造の一部804を複数作製する。
このとき同様の方法を用いて三次元周期構造の一部804と逆の構成(表面に凸部のないロッドの上に表面に凸部を有するロッドを積層する)の三次元周期構造の一部を複数作製する(図示せず)。
次に、図9(c)に示すように、図9(b)で作製した二種類の三次元周期構造の一部を、ロッド表面の凸部上に表面に凸部のないロッドが接し、ロッド同士が互いに直交(互いの長軸が直交)するように配置する。具体的には、基体側から一番目の層(二次元周期構造)と三番目の層(二次元周期構造)、及び基体側から二番目の層(二次元周期構造)と四番目の層(二次元周期構造)とが互いに半周期ずれるように積層する。その後、一つの基体を除去することにより(図示せず)三次元周期構造の一周期806を複数作製する。次に図9(d)に示すように、9(c)で作製した二つの三次元周期構造の一周期806を、ロッド表面の凸部上に表面に凸部のないロッドが接し、かつ一層おきの積層した層の周期が半周期ずれるように積層する。その後、一つの基体を除去することにより(図示せず)三次元周期構造の二周期808を複数作製する。なお、本作製においては、ロッド領域及び基体以外の部分は空気とした。
例えば、表4に示した構造は、平面波展開法を適用して完全フォトニックバンドギャップ幅を求めると、表2に示した構造の従来技術であるウッドパイル構造より完全フォトニックバンドギャップ幅が約9%広くなることが確認できる。この構造を本実施例で説明した製造方法を適用して作製することにより、従来技術であるウッドパイル構造と比較して広い完全フォトニックバンドギャップ幅を持つ三次元周期構造体を容易に作製することができる。なお、両構造ともロッド(及び凸部)媒質の屈折率を2.33、それ以外の媒質の屈折率を1とした。またフォトニックバンドギャップの中心波長を530nmとした。
Figure 0004378352
本実施例においては、ロッド(含む凸部)媒質としてGaNを用いたがこれに限定するものではなく、GaAs、InP、Si、酸化チタン(TiO2)などの誘電体材料であっても良い。
また、本実施例においては、ロッド領域及び基体以外の部分は空気としたが、ロッドと比較して屈折率の小さな物質を充填してもよく、このときの屈折率の比が2以上であることが望ましい。
また、本実施例においては、一周期分の三次元周期構造体を積層することにより、二周期分の三次元周期構造体を作製した。
なお、相対する表面に凸部を有したロッドを周期的に形成した二次元周期構造を一つずつ積層して二周期分の三次元周期構造体を作製してもよい。
また、本実施例では二周期分の三次元周期構造体の製造方法を示した。
なお、二周期に限らず、それ以上の周期の三次元構造体を製造する場合においても、本実施例に示した方法を繰り返すことにより、所望の周期を有した三次元周期構造体を製造することが可能である。
(実施例4)
図10は、本発明による三次元フォトニック結晶構造の製造方法の別の例である。
同図において、2100及び2106は基体、2102及び2108は、それぞれ第1の材料からなる誘電体層と第2の材料からなる誘電体層である。
2104と、2110はレジストパターンである。まず、図10(a)と(c)に示したような部材を用意する。
その後、レジストパターンを利用して、誘電体層2102と2108とをエッチングして、図10(b)及び図10(d)に記載の状態にする。
このようにして形成した柱状部材1100と、凸部1105とを直接接合する(図10(e))。その後、基板2106をレーザリフトオフ法等により除去する。こうして、柱状部材と該柱状部材に設けられる凸部とを構成する材料を、相異なるものとすることができる。
本発明に係る周期構造体は、レーザ(例えば面発光レーザ)やミラーなどの光学素子に適用可能である。
本発明を説明するための模式図である。 本発明に係る三次元周期構造を有するフォトニック結晶を説明する図である。 表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造の製造方法を説明する図である。 表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した三次元周期構造を有するフォトニック結晶の製造方法を説明する図である。 三次元周期構造を有するフォトニック結晶を説明する図である。 相対する表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造の製造方法を説明する図である。 相対する表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した三次元周期構造を有するフォトニック結晶の製造方法を説明する図である。 三次元周期構造を有するフォトニック結晶を説明する図である。 相対する表面に凸部を有するロッドと表面に凸部の無いロッドを周期的に形成した三次元周期構造を有するフォトニック結晶の製造方法を説明する図である。 本発明に係るフォトニック結晶構造の製造方法を説明するための図である。 従来技術を説明するための模式図である。
符号の説明
100,104,108,112 ロッド(角柱)
102,106,110,114 ロッド表面に形成した凸部
200 基体(サファイア)
202 誘電体(窒化ガリウム)
204 金属層(ニッケル)
206 ハードマスクパターン(ニッケルマスクパターン)
208 レジストマスクパターン
210 表面に凸部を有するロッド
212 表面に凸部を有したロッドが周期的に形成された二次元周期構造体
300 基体上に表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造
302 基体上に表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造を二つ積層した三次元周期構造
304 基体上に表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造を四つ積層した三次元周期構造の一周期分
306 基体上に表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造を積層した三次元周期構造の二周期分
400,406,412,418 ロッド(角柱)
402,404,408,410,414,416,420,422 ロッド表面に形成した凸部
500 基体(シリコン)
502 酸化シリコン
504 成長時マスク(酸化シリコン)パターン
506 誘電体層(窒化ガリウム)
508 金属層(ニッケル)
510 ハードマスクパターン(ニッケルマスクパターン)
512 レジストパターン
514 相対する表面に凸部を有したロッド
516 相対する表面に凸部を有したロッドが周期的に形成された二次元周期構造体
600 基体上に、相対する表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造
602 相対する表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造を二つ積層した三次元周期構造
604 相対する表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造を四つ積層した三次元周期構造の一周期分
606 相対する表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造を積層した三次元周期構造の二周期分
700,706,708,714 ロッド(角柱)
702,704,710,712 ロッド表面に形成した凸部
800 基体上に、相対する表面に凸部を有するロッドを周期的に形成した二次元周期構造
802 基体上に、表面に凸部の無いロッドを周期的に形成した二次元周期構造
804 相対する表面に凸部を有するロッドと表面に凸部の無いロッドを周期的に形成した二次元周期構造を二つ積層した三次元周期構造
806 相対する表面に凸部を有するロッドと表面に凸部の無いロッドを交互に周期的に形成した二次元周期構造を四つ積層した三次元周期構造の一周期分
808 相対する表面に凸部を有するロッドと表面に凸部の無いロッドを交互に周期的に形成した二次元周期構造を積層した三次元周期構造の二周期分

Claims (9)

  1. 第1の間隔で並んでいる複数の第1の柱状部材で構成される第1の層と、
    該第1の柱状部材の長軸方向と異なる方向に、第2の間隔で並んでいる複数の第2の柱状部材で構成される第2の層とを備え、該第1の層と該第2の層とが積層されている構造を有するフォトニック結晶の製造方法において、
    表面に第1の凸部を有し、且つ該第1の凸部の該長軸方向の長さが、該第2の柱状部材の幅よりも長い該第1の柱状部材を用意する工程、及び
    該第1の柱状部材と該第2の柱状部材とを、該第1の凸部を介して積層する工程を有することを特徴とするフォトニック結晶の製造方法。
  2. 前記第2の柱状部材側に第2の凸部が設けられており、該第1の凸部と該第2の凸部が積層されていることを特徴とする請求項1記載のフォトニック結晶の製造方法。
  3. 前記第1の柱状部材と前記第2の柱状部材は、それらを積層方向側から見る場合に直交するように積層されていることを特徴とする請求項1あるいは2記載のフォトニック結晶の製造方法。
  4. 前記第1の凸部は、前記第1の柱状部材に第1の周期で複数形成されており、該第1の周期と前記第2の間隔が同じであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のフォトニック結晶の製造方法。
  5. 前記第1の柱状部材の、前記第1の凸部が形成されている面と反対側の面に、第3の凸部が複数形成されており、該第1の凸部と該第3の凸部は、互いに半周期ずれて形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のフォトニック結晶の製造方法。
  6. 前記第1の層と前記第2の層とが交互に複数層積層されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のフォトニック結晶の製造方法。
  7. 前記第1の凸部と、前記第1の柱状部材を構成する該第1の凸部以外の部分とが同一の材料で構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のフォトニック結晶の製造方法。
  8. 前記第1の凸部と、前記第1の柱状部材を構成する該第1の凸部以外の部分とが異なるの材料で構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のフォトニック結晶の製造方法。
  9. 前記第1の柱状部材を構成する材料からなる膜を基板上に形成する工程、
    該膜上に、前記第1の凸部に対応する位置に第1のマスクを形成する工程、
    前記膜及び前記第1のマスク上に第2のマスクを形成する工程、
    該第2のマスクに前記第1の間隔で溝を形成する工程、
    該膜の該溝の位置に対応する部分を除去する工程、
    該第2のマスクを除去する工程、及び
    該第1のマスクを用いて前記第1の凸部を形成する工程
    を経ることにより、前記第1の凸部を有する前記第1の柱状部材を用意することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のフォトニック結晶の製造方法。
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