JP4910495B2 - 3次元構造体およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のロッドを3次元に組み合わせた構造の3次元構造体およびその製造方法に関する。
内部に周期的な屈折率分布を持つフォトニック結晶(photonic crystals)は、従来は個別に製作されていた光合分波器、光フィルタ、レーザー、光導波路、カプラ等を1つに集積化した超小型の光デバイスを得ることができるという特長がある。また、光以外の電磁波への応用も期待されている。
フォトニック結晶には、多層膜構造の1次元フォトニック結晶、屈折率分布が2次元の2次元フォトニック結晶、同3次元の3次元フォトニック結晶の3種類がある。
3次元フォトニック結晶に関するものとして、例えば、互いに直交するロッド状の薄膜断面パターンをドナー基板上に形成する第一の工程と、ドナー基板上の薄膜断面パターンを順次ターゲット基板上に接合・転写して積層する第二の工程から成る光学素子の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1に示された光学素子は、ストライプ状のパターンを有する薄膜をストライプが交差するように多層に積層し、1層おきに上下方向のストライプが重なる構造であるが、これに対して、Y方向のロッドが積層方向にハーフピッチずれている構造の3次元フォトニック結晶(以下、ハーフピッチ型3次元フォトニック結晶という。)がある。このハーフピッチ型3次元フォトニック結晶について、以下に説明する。
図6は、ハーフピッチ型3次元フォトニック結晶による3次元構造体を示す。同図中、(a)は斜視図、(b)は(a)をA方向から見た側面図、(c)は(a)の平面図である。この3次元構造体100は、例えば、Si、ガラス等からなるターゲット基板111と、ターゲット基板111上に所定のピッチで複数のロッド状のパターンに形成された複数の第1の薄膜112と、第1の薄膜112と同様の形状を有して第1の薄膜112上に直交させて設けられた複数の第2の薄膜113と、第1の薄膜112と同様の形状を有して第1の薄膜112に対してハーフピッチずらせて第2の薄膜113上に設けられた複数の第3の薄膜114と、第2の薄膜113と同様の形状を有して第2の薄膜113に対してハーフピッチずらせて第3の薄膜114上に設けられた複数の第4の薄膜115とを備えて構成されている。上記第1〜第4の薄膜112〜115は、例えば、誘電体や、Al等の金属を用いることができる。
図6の3次元構造体100は、別途用意したドナー基板から第1〜第4の薄膜112〜115を順次ターゲット基板111へ転写、接合および積層したものである。以下に、ドナー基板の構成について説明する。
図7は、ドナー基板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。このドナー基板200は、Siウェハ201上に熱酸化膜、ポリイミド、フッ素系樹脂等のフッ素を含む薄膜等からなる離型層202を蒸着または塗布し、この離型層202上の第1〜第4の薄膜形成領域203A〜203Dに区分けして、第1〜第4の薄膜112〜115がストライプ状に設けられている。そして、第1〜第4の薄膜112〜115の表面粗さは算術平均粗さRaで数nm以下であり、表面性は非常に良好である。
第1〜第4の薄膜112〜115は、FORMULA(Formation ofμ-structures by Lamination)プロセスと呼ばれる微細加工技術を用いて、Siウェハ201の離型層202から順次剥離し、これをターゲット基板111へ転写して積層し、図6に示す3次元構造体を作製する。FORMULAプロセスは、例えば、以下の(1)〜(5)の工程を経て図6の3次元構造体を作製するものである。このFORMULAプロセスについては、例えば、特許文献2に開示がある。
次に、図6の3次元構造体100の製造方法について説明する。
(1)半導体薄膜プロセスにより、薄膜のパターンをSiウェハ201上に成膜した後、真空チャンバ内で、ドナー基板200の表面をFAB処理により清浄化する。FAB(Fast Atom Beam)処理とは、例えば、Arガスを高電圧で加速してドナー基板200の表面に照射し、該表面の酸化膜、不純物等を除去する処理をいう。
(2)ターゲット基板111をドナー基板200の第1の薄膜112上に位置決めし、ターゲット基板111を降下させ、第1の薄膜112に圧接して常温接合し、ターゲット基板111を上昇させて第1の薄膜112をターゲット基板111に転写させる。常温接合とは、良好な表面粗さを有し、かつ上記FABによって清浄化された薄膜面同士を常温雰囲気で接触させ、原子同士を直接結合させる接合方法をいう。
(3)ターゲット基板111をドナー基板200の第2の薄膜113上に位置決めし、ついでターゲット基板111を降下させ、ターゲット基板111上の第1の薄膜112を第2の薄膜113に圧接して常温接合し、ターゲット基板111を上昇させて第2の薄膜113をターゲット基板111に転写させる。
(4)ターゲット基板111をドナー基板200の第3の薄膜114上に位置決めし、ついでターゲット基板111を降下させ、ターゲット基板111上の第1,第2の薄膜112,113からなる積層体を第3の薄膜114に圧接して常温接合し、ターゲット基板111を上昇させて第3の薄膜114をターゲット基板111に転写させる。
(5)ターゲット基板111をドナー基板200の第4の薄膜115上に位置決めし、ついでターゲット基板111を降下し、ターゲット基板111上の第1〜第3の薄膜112〜114からなる積層体を第4の薄膜115に圧接して常温接合し、ターゲット基板111を上昇させて第4の薄膜115をターゲット基板111に転写させる。以上により、第1〜第4の薄膜112〜115を積層した図6の3次元構造体100が完成する。
特開2000−180606号公報 特許第3161362号公報
しかし、従来の3次元構造体によると、図8のように、第2の薄膜113までを積層したターゲット基板111をドナー基板200上の第3の薄膜114に位置合わせした後、ターゲット基板111を降下させると、図9に示すように、第1の薄膜112の薄膜断面パターンが存在しないオーバーハング(ブリッジ)になっている第2の薄膜113に第3の薄膜114が圧接して、第2の薄膜113が波形に変形してしまい、図6の3次元構造体100を作製できないことがある。なお、この問題は、同様の構造をした3次元フォトニック結晶以外の流路デバイスのような3次元構造体にも共通する。
従って、本発明の目的は、オーバーハング(ブリッジ)に起因する変形が生じないようにした3次元構造体およびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、以下の3次元構造体およびその製造方法を提供する。
[1]後述の[]又は[]に記載の3次元構造体の製造方法により製造されたことを特徴とする3次元構造体。
上記[1]の構成によれば、薄膜部材を所定の面上に積層する際、荷重を受ける薄膜部材の部分がオーバーハング(ブリッジ)構造とならないため、薄膜部材が変形することがなくなる。上記垂直ロッドおよび水平ロッドには、板状体、多角形の断面形状の柱状体等も含まれる。
[2]前記複数の第1及び第2の垂直ロッドの一端は、前記所定の面に対応する基板の表面に接合されていることを特徴とする前記[1]に記載の3次元構造体。
[3]前記薄膜部材は、前記第1及び第2の水平ロッドの幅相当の厚さを有することを特徴とする前記[1]に記載の3次元構造体。水平ロッドを1枚の薄膜から構成することにより、積層回数を減らすことができる。なお、水平ロッドの幅以下の厚さを有する薄膜を用いてもよい。
]前記複数の第1及び第2の垂直ロッドおよび前記複数の第1及び第2の水平ロッドは、同方向間のロッドの配列がハーフピッチのずれを有することを特徴とする前記[]に記載の3次元構造体。ハーフピッチを光の波長の約1/2とすることにより、所定の光が伝搬(透過)しないフォトニックギャップが得られる。
]所定の面に垂直な複数の第1の垂直ロッドと、前記複数の第1の垂直ロッドの背面に直交して連結された複数の第1の水平ロッドと、前記複数の第1の水平ロッドの背面に直交して連結された複数の第2の垂直ロッドと、前記複数の第2の垂直ロッドの背面に直交して連結された複数の第2の水平ロッドとを備え、前記複数の第1及び第2の垂直ロッドおよび前記複数の第1及び第2の水平ロッドは、金属からなり、全体が流路素子を構成している3次元構造体の製造方法において、前記3次元構造体の前記所定の面に平行な断面形状を有する複数の薄膜パターンをドナー基板に形成する第1の工程と、前記ドナー基板上の前記複数の薄膜パターンを順次ターゲット基板へ転写、接合して前記ターゲット基板上に前記3次元構造体を形成する第2の工程とを有することを特徴とする3次元構造体の製造方法。
上記[]の構成によれば、ドナー基板とターゲット基板との間で接合・離間を繰り返すことにより、ドナー基板上の薄膜パターンがターゲット基板上に転写する。ドナー基板とターゲット基板とを接合する際、荷重を受ける薄膜の部分がオーバーハング(ブリッジ)構造とならないため、薄膜が変形することがなくなる。
]前記第2の工程は、常温接合によることを特徴とする前記[]に記載の3次元構造体の製造方法。常温接合により薄膜パターンを接合することにより、薄膜パターンの形状や厚みの変化が少なく、高精度な3次元構造体が得られる。「常温接合」とは、被接合物の表面に中性原子ビーム、イオンビームなどを照射して表面を清浄化した後、被接合物を室温で接触させて原子同士を直接接合することをいう。
上記複数の薄膜パターンは、例えば、ドナー基板上に必要に応じて離型層を形成し、その上に薄膜を着膜し、その薄膜をパターニングすることにより形成される。
ドナー基板には、Siウェハ、石英基板、ガラス基板等を用いることができ、電鋳によって薄膜を形成する場合は、表面にメッキ層を有する絶縁性基板や、SUS等の金属基板を用いることができる。ターゲット基板には、Siウェハ、石英基板、ガラス基板、金属基板等を用いることができる。薄膜の材料としては、Al,Ni、Cu等の金属や、セラミックス、シリコン、誘電体等の非金属等を用いることができる。
薄膜の着膜方法としては、例えば、電子ビーム加熱蒸着法、抵抗加熱蒸着法、スパッタリング法、化学蒸着法等の真空蒸着法、スピンコート法等を用いることができる。パターニングとしては、例えば、リソグラフィー法、集束イオンビーム(FIB)法、電子ビーム直接描画法等を用いることができるが、高い平面形状精度が得られ、量産性が高い点で、リソグラフィー法が好ましい。また、膜厚が数10μmという厚いパターンを形成するには電鋳を用いることが好ましい。
離型層は、例えば、ポリイミド、フッ化ポリイミド、酸化シリコン等の公知の材料を用いることができるが、ドナー基板の熱酸化処理を行って形成される熱酸化膜を用いてもよい。離型層のドナー基板上への形成は、スパッタ法、分子線ビームエピタキシャル法、化学気相堆積法、真空蒸着法、スピン塗布法等の一般的な薄膜形成方法を用いることができる。離型層を用いることにより、ドナー基板とターゲット基板とを圧接して離間したとき、薄膜パターンが離型層から容易に剥離してターゲット基板側に転写させることができる。
3次元構造体が形成されたターゲット基板は、その後、エッチング等によって3次元構造体から分離してもよく、ターゲット基板を分離せずに3次元構造体の支持部材として用いてもよい。
本発明によれば、オーバーハング(ブリッジ)に起因する変形が生じないようにすることができる。
(3次元構造体の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る3次元構造体を示す。また、図2は、図1の3次元構造体を示す、(a)正面図、(b)平面図である。
3次元構造体1は、Si、ガラス等からなるターゲット基板11と、ターゲット基板11上に立設された垂直ロッドとしての複数の第1のロッド12と、第1のロッド12の背面に水平に連結された水平ロッドとしての複数の第2のロッド13と、第1のロッド12に対して1/2ピッチ(ハーフピッチ)、すなわち、光の波長の約1/2(0.1〜数μm)ずらして第2のロッド13の背面に連結された垂直ロッドとしての複数の第3のロッド14と、第2のロッド13に対してハーフピッチずらして第3のロッド14の背面に水平に連結された水平ロッドとしての複数の第4のロッド15とを備えて構成されている。上記第1〜第4のロッド12〜15は、例えば、Si等の誘電体からなり、上記したFORMULAプロセスにより積層される。なお、図1、図2では、垂直ロッド及び水平ロッドがそれぞれ4本しか示されていないが、必要に応じて、水平方向、垂直方向に4本以上の多数本の垂直ロッド及び水平ロッドが、前述の周期性を有して配列される。
図3は、ドナー基板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C断面図である。ドナー基板2には、ターゲット基板11に転写するための第1〜第4のロッド12〜15が9層(第1の薄膜パターン24a〜第9の薄膜パターン24i)に分割して設けられている。すなわち、ドナー基板2は、Siウェハ21と、Siウェハ21の表面に蒸着または塗布され、熱酸化膜、フッ素系樹脂等のフッ素を含む薄膜等からなる離型層22と、離型層22上の薄膜形成領域23A〜23Iに区分けして設けられた第1〜第4のロッド12〜15を構成する薄膜パターン24a〜24iとを備えている。また、これらの薄膜パターンの表面粗さは数nm以下となっている。
本実施の形態における第1〜第4のロッド12〜15は、図1に示すように、ロッド12〜15をターゲット基板11に立設した構成であるため、図2に示すように、ロッドの厚みを1層分とし、3次元構造体1の底部から頂部に向けて第1〜第9層に分け、9回の転写により第1〜第4のロッド12〜15の全体が完成できるように構成されている。
即ち、3次元構造体1の積層体の第1乃至第9層用の第1乃至第9の薄膜パターン24a〜24iが対応する薄膜形成領域23A〜23Iに配置されており、その厚さは光の波長の半分以下に設定される。ここで、第1層が3次元構造体1の底部となり、第9層が頂部となる。
(3次元構造体の製造方法)
図4は、3次元構造体1の製造方法を示す。まず、図4の(a)のように、図3のドナー基板2の薄膜形成領域23Aからターゲット基板11の所定の位置に第1の薄膜パターン24aを転写して、第1層を形成する。
次に、図4の(b)のように、ドナー基板2の薄膜形成領域23Bからターゲット基板11の第1の薄膜パターン24a上に第2の薄膜パターン24bを転写して、第2層を形成する。
次に、ドナー基板2の薄膜形成領域23Cからターゲット基板11の第2の薄膜パターン24b上に第3の薄膜パターン24cを転写して、第3層を形成する。
次に、図4の(c)のように、ドナー基板2の薄膜形成領域23Dからターゲット基板11の第3の薄膜パターン24c上に第4の薄膜パターン24dを転写して、第4層を形成する。
次に、ドナー基板2の薄膜形成領域23Eからターゲット基板11の第4の薄膜パターン24d上に第5の薄膜パターン24eを転写して、第5層を形成する。
次に、図4の(d)のように、ドナー基板2の薄膜形成領域23Fからターゲット基板11の第5の薄膜パターン24e上に第6の薄膜パターン24fを転写して、第6層を形成する。
次に、ドナー基板2の薄膜形成領域23Gからターゲット基板11の第6の薄膜パターン24f上に第7の薄膜パターン24gを転写して、第7層を形成する。
次に、図4の(e)のように、ドナー基板2の薄膜形成領域23Hからターゲット基板11の第7の薄膜パターン24g上に第8の薄膜パターン24hを転写して、第8層を形成する。
最後に、ドナー基板2の薄膜形成領域23Iからターゲット基板11の第8の薄膜パターン24h上に第9の薄膜パターン24iを転写して第9層を形成すれば、図4の(f)および図1に示す3次元構造体1が完成する。
(実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、第1〜第4のロッド12〜15をターゲット基板11に立設し、その長さ方向に複数回に分けて第1〜第9の薄膜パターン24a〜24iをドナー基板2からターゲット基板11に転写する構成にしたため、図5(a)の正面図、(b)の平面図に示すように、第2層の第2のロッド13は、第1,第3のロッド12,14の正面に連結されており、オーバーハング(ブリッジ)に起因する変形を生じることがない。このため、本実施の形態によれば、所望の3次元フォトニック結晶を得ることができる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々な変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、3次元構造体としてフォトニック結晶について説明したが、同様の構造を有するマイクロミキサーやマイクロクーラーなどの流路素子に適用することも可能である。このような流路素子は、電鋳によりNi、Cuなどから成るパターンをドナー基板上に形成した後、このパターンをターゲット基板に順次積層することにより作製される。流路素子ではロッドの幅、厚さは概略数10μm〜数100μmである。本発明を用いれば、3次元フォトニック結晶を作製するときと同様に、オーバーハング(ブリッジ)に起因する変形が生じることがなくなるので、所望の形状をした流路素子を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る3次元構造体を示す斜視図である。 図1の3次元構造体を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。 本発明の実施の形態に係るドナー基板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C断面図である。 (a)〜(f)は、本発明の実施の形態に係る3次元構造体の製造方法を示す工程図である。 本発明の実施の形態に係る3次元構造体の第2層と第3層の接合を示す説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。 従来のハーフピッチ型3次元構造体を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)をA方向から見た側面図、(c)は(a)の平面図である。 従来の3次元構造体の製造に用いられるドナー基板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B断面図である。 従来の3次元構造体の製造において、第2の薄膜までを積層したターゲット基板をドナー基板に位置合わせした状態を示す説明図である。 従来のハーフピッチ型3次元構造体においてオーバーハングが生じた状態を示す説明図である。
符号の説明
1 3次元構造体
2 ドナー基板
11 ターゲット基板
12 第1のロッド
13 第2のロッド
14 第3のロッド
15 第4のロッド
21 Siウェハ
22 離型層
23A〜23I の薄膜形成領域
24a 第1の薄膜パターン
24b 第2の薄膜パターン
24c 第3の薄膜パターン
24d 第4の薄膜パターン
24e 第5の薄膜パターン
24f 第6の薄膜パターン
24g 第7の薄膜パターン
24h 第8の薄膜パターン
24i 第9の薄膜パターン
100 3次元構造体
111 ターゲット基板
112 第1の薄膜
113 第2の薄膜
114 第3の薄膜
115 第4の薄膜
200 ドナー基板
201 Siウェハ
202 離型層
203A 第1の薄膜形成領域
203B 第2の薄膜形成領域
203C 第3の薄膜形成領域
203D 第4の薄膜形成領域

Claims (6)

  1. 所定の面に垂直な複数の第1の垂直ロッドと、前記複数の第1の垂直ロッドの背面に直交して連結された複数の第1の水平ロッドと、前記複数の第1の水平ロッドの背面に直交して連結された複数の第2の垂直ロッドと、前記複数の第2の垂直ロッドの背面に直交して連結された複数の第2の水平ロッドとを備え、前記複数の第1及び第2の垂直ロッドおよび前記複数の第1及び第2の水平ロッドは、金属からなり、全体が流路素子を構成している3次元構造体の製造方法において、
    前記3次元構造体の前記所定の面に平行な断面形状を有する複数の薄膜パターンをドナー基板に形成する第1の工程と、
    前記ドナー基板上の前記複数の薄膜パターンを順次ターゲット基板へ転写、接合して前記ターゲット基板上に前記3次元構造体を形成する第2の工程とを含むことを特徴とする3次元構造体の製造方法。
  2. 前記第2の工程は、常温接合によることを特徴とする請求項1に記載の3次元構造体の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の3次元構造体の製造方法により製造されたことを特徴とする3次元構造体。
  4. 前記複数の第1及び第2の垂直ロッドの一端は、前記所定の面に対応する基板の表面に接合されていることを特徴とする請求項3に記載の3次元構造体。
  5. 前記薄膜部材は、前記第1及び第2の水平ロッドの幅相当の厚さを有することを特徴とする請求項3に記載の3次元構造体。
  6. 前記複数の第1及び第2の垂直ロッドおよび前記複数の第1及び第2の水平ロッドは、同方向間のロッドの配列がハーフピッチのずれを有することを特徴とする請求項に記載の3次元構造体。
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