JP4375195B2 - 給紙装置、分離用ユニット、及び画像形成装置 - Google Patents

給紙装置、分離用ユニット、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、ファクシミリ装置、プリンタ、コピー装置等において用紙トレイ等に積層された用紙を一枚ずつ分離して給送する給紙装置と、その給紙装置を構成する分離用ユニット、及び給紙装置が搭載された画像形成装置に関する。
従来より、この種の給紙装置として、用紙トレイに積層された複数枚の用紙を、給紙ローラと、その給紙ローラの外周面に向かって用紙の裏面を押圧する分離パッド(分離片ともいう)とにより摩擦分離して一枚ずつ給紙するように構成された給紙装置が知られている。
より具体的には、給紙ローラは、その外周面が、用紙トレイに積層された複数の用紙のうち少なくとも最上部の用紙に接触するように配置され、この給紙ローラが回転することにより用紙が給送される。分離パッドはホルダによって支持され、そのホルダはコイルバネ等によって給紙ローラ側へ付勢されているため、分離パッドは給紙ローラの外周面に圧接されている。そのため、給紙ローラの回転により複数枚の用紙が分離パッドと給紙ローラとの接触部に向かって給送されてきても、給紙ローラ外周部と用紙との摩擦力、用紙間の摩擦力、用紙と分離パッドとの摩擦力の相互関係(大小関係)によって一枚の用紙のみが分離され給送されることになる。
このように構成された給紙装置は、ファクシミリ装置やプリンタ、コピー装置等の各種画像形成装置に搭載され、用紙を一枚ずつ画像形成部へ給送するために用いられている。
上記構成の給紙装置では、給紙ローラの回転によって複数枚の用紙が用紙トレイから給送されたとしても、通常は分離パッドとの協働によって一枚ずつ分離される。ところが、一度に多量(例えば十数枚)の用紙が給送されて分離パッドへ突入すると、用紙の厚みによって分離パッドが給紙ローラから離されてしまい、複数の用紙が分離されずにそのまま給送されてしまうという、いわゆる重送が発生することがあった。
そこで本願出願人は、多量の用紙が分離パッドに突入したときに分離パッドが弾性変形する(ホルダ側に凹む)ことができるようにホルダ及び分離パッドを構成することにより、その弾性変形した部分に多量の用紙を止めて重送を防ぐ技術を提案した(例えば、先行出願1参照。)。
図7に、上記先行出願1に記載された給紙装置を示す。この給紙装置100は、用紙トレイ102に積載された複数枚の用紙104が給紙ローラ106の回転(図中半時計回り)により一枚ずつ給送されるよう構成されている。用紙トレイ102内の用紙104は、用紙セット台108における用紙104の当接する面が給紙ローラ106に近づくに従って下方に傾斜しているため、自重によって用紙セット台108と給紙ローラ106の間に入り込もうとする。但し、図10に示すように、用紙の給送方向上流側から当該給紙装置100をみたとき、用紙セット台108の先端(給紙ローラ106側)は給紙ローラ106の外周面よりもαだけ給紙ローラ106側に入り込んだ状態となっている。そのため、用紙トレイ102に積層された用紙104は、用紙セット台108と給紙ローラ106の間で一旦静止することとなる。尚、給紙ローラ106は、その回転軸120へ図示しない駆動モータの駆動力が伝達されることにより回転する。
給紙ローラ106の下方には、ホルダ110に分離パッド112が保持されてなる分離用ユニットが配置されている。ホルダ110は、揺動支点Pにより揺動可能であり、コイルバネ116により付勢を受けて分離パッド112を給紙ローラ106の外周面へ圧接させている。そして、ホルダ110における給送方向上流側には凹部114が形成されており、分離パッド112は、給送方向下流側の所定領域が載置面110aに載置されると共に、給送方向上流側の端部が上端支持部110bに支持されている。
このように構成された給紙装置100において用紙104が正常に給送される様子を、図8に基づいて説明する。図8(a)に示すように、用紙104が用紙トレイ102に置かれた状態では、用紙104はその自重によって用紙セット台108と給紙ローラ106の間に整然と位置する。この状態から給紙ローラ106が回転されると、図8(b)に示すように複数枚の用紙104が分離パッド112に突入する。この結果、複数枚の用紙104が分離パッド112と給紙ローラ106との間に入り込もうとするが、図8(c)に示すように、分離パッド112が凹部114に向かって凹むことにより、ホルダ110が揺動することなく複数枚の用紙104がその凹んだ部分で止められる。こうして分離パッド112に止められた複数枚の用紙104は、給紙ローラ106の回転により一枚ずつ分離されて給送されることとなる。
先行出願1
特願2004−72724号公報
しかしながら、用紙104間の摩擦力が大きかったり、ユーザによる用紙104のセットが煩雑に行われて多量の用紙104が給紙ローラ106に接触した状態となること等によって、より多くの(想定外の枚数の)用紙104が分離パッド112に向かって給送されてくると、多量の用紙104の一部がホルダ110に直接当たってホルダ110が揺動し、分離パッド112が給紙ローラ106から離れてしまうという問題があった。
即ち、図9に示すように、給紙ローラ106が回転することによって用紙104の給送が開始されたとき(図9(a))、想定外の多量の用紙104が一度に給送されると、図9(b)に示すように、その一部がホルダ110に直接当たってしまう。この状態でさらに給紙ローラ106が回転して複数枚の用紙104がより狭い部位(分離パッド112とホルダ110との接触位置)へ給送されようとすると、用紙104に加わる荷重が増加して用紙間の摩擦力も大きくなる。そのため、ホルダ110には想定外の大きな荷重が加わることとなり、その荷重によってホルダ110が揺動し、図9(c)に示すように分離パッド112が給紙ローラ106から離れてしまう。
このようにして分離パッド112と給紙ローラ106との間に隙間が生じると、用紙が一枚ずつ分離されずに重送されてしまうという、従来と同様の問題が発生してしまうのである。この問題は、用紙104がホルダ110に直接当たらずとも、分離パッド112における上端支持部110bに載置された領域のような、用紙104が当たっても弾性変形することが困難・不可能な領域に当たった場合にも発生する。つまり、用紙104が分離パッド112に当接したときに、その当接位置が、分離パッド112を凹ます(凹部114側へ弾性変形させる)ことができない位置であると、用紙104からの大きな荷重をホルダ110がそのまま受けて、ホルダ110が揺動してしまうのである。
図10に示したように、用紙セット台108の先端(給紙ローラ106側)は給紙ローラ106の外周面よりもαだけ給紙ローラ106側に入り込んでいるため、用紙104は同図に示すようにその中心部が用紙トレイ102側に膨らんだ状態で給送されることとなるが、このことも、用紙104がホルダ110に直接当たってしまうことを助長する一つの要因となっている。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、給紙時における用紙の重送を防止して一枚ずつ分離・給送することが可能な給紙装置とその給紙装置を構成する分離用ユニット、及びその給紙装置が搭載された画像形成装置を提供することを目的とする。
ことを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の給紙装置は、積層された用紙に外周面が当接され、回転することにより該用紙を給送する給紙ローラと、給紙ローラにより給送される用紙をその給紙ローラの外周面が当接する面とは反対側の面から外周面に向かって押圧する、弾性を有する分離パッドと、分離パッドを支持するホルダと、分離パッドが給紙ローラの外周面に圧接するようにホルダを付勢する付勢手段とを備え、給紙ローラを回転させることにより分離パッドと協働しつつ用紙を一枚ずつ分離して給送するものであり、ホルダは、第1ホルダ部材と第2ホルダ部材とを備えている。
このうち第1ホルダ部材は、分離パッドにおける、給紙ローラの外周面と接触する接触位置より用紙の給送方向上流側へ所定距離離れた特定位置から給送方向下流側の端部に至る領域の全て又は一部を支持する。第2ホルダ部材は、分離パッドにおける、少なくとも給送方向上流側の端部である上流側端部又はその近傍を支持する。そして、付勢手段は第1ホルダ部材に対して付勢(分離パッドが給紙ローラの外周面に圧接するように付勢)を行うよう構成され、第2ホルダ部材は、分離パッドの上流側端部が該分離パッドにおける給紙ローラの外周面に接触する面であるパッド表面に対して垂直方向に揺動できるよう、該分離パッドを弾性支持するように構成されている。
即ち、分離パッドは少なくとも第1ホルダ部材と第2ホルダ部材とで支持されるのであり、このうち、第2ホルダ部材が分離パッドを弾性支持することで、分離パッドの上流側端部又はその近傍に上記垂直方向の荷重が加わった場合は第2ホルダ部材の弾性力によってその荷重が吸収される。一方、分離パッドにおける上記特定位置から給送方向下流側端部に至る領域の全て又は一部は第1ホルダ部材により支持され、その第1ホルダ部材は付勢手段によって給紙ローラ方向に付勢されているため、分離パッドの上流側端部又はその近傍が揺動しても、パッド表面と給紙ローラとの接触は維持される。
そのため、請求項1記載の給紙装置によれば、給紙ローラによって多量の用紙が給送されて分離パッドの上流側端部やその近傍、或いは第2ホルダ部材自体に直接当たっても、その荷重は第2ホルダ部材の弾性力によって吸収され、分離パッドが給紙ローラから離れるおそれはないため、重送の発生を防止することが可能となる。
尚、ここでいう「パッド表面に対して垂直方向に揺動できる」とは、文字通り垂直な方向にのみ揺動できるということではなく、揺動可能な方向がパッド表面に対して垂直な方向の成分を含むということである。
次に、請求項2記載の発明は、請求項1記載の給紙装置であって、ホルダは、分離パッドが当該ホルダに載置されときに、該分離パッドにおける上流側端部から上記特定位置までの間の所定範囲を当該ホルダに対して浮いた状態にするための空間部を備えている。
このように構成された請求項2記載の給紙装置によれば、分離パッドにおける上記所定範囲にパッド表面側から用紙が当接すると、分離パッドはその用紙の荷重を受けて上記空間部へ凹む。そのため、仮に複数枚の用紙が分離パッドと給紙ローラとの間に入り込もうとしても、それらの用紙は分離パッドの凹んだ部分で一旦止められ、給紙ローラによって一枚ずつ順次給送されることとなるため、重送をより確実に防止できる。
ここで、分離パッドを弾性支持する第2ホルダ部材は、例えば、分離パッドを直接保持する剛性保持部材とその剛性保持部材を弾性的に支持するコイルバネ等とによって構成することができるが、このように第2ホルダ部材を独立した複数の部材の組み合わせとして構成するようにすると、部品点数が多くなり、給紙装置の大型化やコストアップを招くおそれがある。
そこで、例えば請求項3に記載のように、第2ホルダ部材を、パッド表面に対して垂直方向の弾性を有する弾性部材にて構成するようにしてもよい。
このように構成された請求項3記載の給紙装置によれば、第2ホルダ部材を簡易的に構成できるため、第2ホルダ部材の小型化、延いては給紙装置全体の小型化・低コスト化が可能となる。
次に、請求項4記載の発明は、請求項1〜3いずれかに記載の給紙装置であって、第2ホルダ部材が、分離パッドが載置される載置部と、分離パッドの上流側端部近傍に設けられ、該上流側端部を覆うようにパッド表面に対して垂直方向に立設された鉤部とを備えたものである。そして、鉤部における上記垂直方向(パッド表面に対して垂直な方向)から前記給送方向下流側へ屈曲する屈曲部は、所定の曲率半径にて屈曲されるか、又はパッド表面に対して所定の角度をなす傾斜部を有する。
このように構成された請求項4記載の給紙装置によれば、多量の用紙が分離パッド側へ給送されてきた場合にその用紙の一部が分離パッドの上流側端部に当接しようとしても、その上流側端部は鉤部で覆われており、その鉤部における屈曲部は所定の曲率半径にて屈曲されているか又は上記傾斜部を有しているため、用紙の流れが分離パッドの前で停止されてしまうのを防ぎ、スムーズに給送方向下流側へ誘導させることができる。また、例えば、本給紙装置の製造工程において第2ホルダ部材に分離パッドを載置した状態で当該給紙装置を上下反転させるようなことがあっても、この鉤部によって分離パッドが支持されているため、少なくとも分離パッドの上流側端部が第2ホルダ部材から離反(延いては落下)するのが防止される。
第1ホルダ部材と第2ホルダ部材は、給紙装置においてそれぞれ独立して設置(固定)するようにしてもよいが、例えば請求項5に記載のように、第2ホルダ部材が第1ホルダ部材に固定されていてもよい。
分離パッドは、通常状態ではホルダにより平面状に支持された状態となるのが好ましいが、仮に第1ホルダ部材と第2ホルダ部材を別個に固定すると、分離パッドの位置決めが正確にできず、分離パッドが平面状に支持されない(換言すれば、多少屈曲した状態で支持されてしまう)おそれがある。そこで、請求項5記載のように、第2ホルダ部材を第1ホルダ部材に固定するようにすれば、ホルダ全体が一体的に構成されることになるため、分離パッドの位置決めを確実に行うことが可能となる。
次に、請求項6記載の発明は、請求項1〜5いずれかに記載の給紙装置であって、第2ホルダ部材が、パッド表面に対して垂直方向の弾性を有する板バネにて構成されたものである。
このように構成された請求項6記載の給紙装置によれば、第2ホルダ部材が板バネという一つの部材にて構成されていることから請求項3と同様の効果が得られる。加えて、板バネは、それ自体は弾性体でありながらある程度の剛性も兼ね備えている(即ち弾性変形する方向とは異なる方向に対し剛性を備えている)ため、比較的薄く形成できると共に複数の用紙による荷重に対しても十分に耐えることができる。特に、板バネを金属で形成するとその効果が一層高まる。
次に、請求項7記載の発明は、請求項6記載の給紙装置であって、上記板バネは、一端が第1ホルダ部材に固定され、その一端から分離パッドの上流側端部に向けて給送方向上流側へ延設された、二つの板状支持部を備え、該二つの板状支持部は、分離パッドにおける用紙の給送方向の対称軸に対して略線対称となるように形成されている。
即ち、第2ホルダ部材としての板バネは、分離パッドを少なくともその上流側端部又はその近傍で支持しているが、板バネ自体は、板バネを構成する二つの板状支持部によって第1ホルダ部材に固定されている。この二つの板状支持部は、分離パッドの上流側端部からみれば、それぞれ用紙の給送方向下流側へ延設され、給送方向下流側の端部で第1ホルダ部材に固定された状態となる。
このように構成された請求項7記載の給紙装置によれば、板バネが二つの板状支持部で第1ホルダ部材に固定(2箇所で固定)されていることにより、用紙による分離パッドへの荷重あるいは板バネへの直接的な荷重がこの二つの板状支持部に均等に分配されるため、分離パッドを安定して支持することが可能となる。
第1ホルダ部材は、分離パッドを支持でき且つ付勢手段による付勢を受けて分離パッドを給紙ローラに圧接できる限り種々の材質にて形成できるが、例えば請求項8に記載のように樹脂で形成するようにすれば、容易に加工・形成することが可能となる。しかも、当該給紙装置が、分離パッド上を通過した用紙が第1ホルダ部材に接触しながら給送されるように構成されている場合に、その第1ホルダ部材が樹脂にて形成されていれば、用紙が第1ホルダ部材に接触してもスムーズに給送させることができる。
ところで、当該給紙装置のユーザが、例えばジャム状態において用紙を強引に引っ張った場合などに、分離パッドが変形して第1ホルダ部材からめくれ上がってしまうことがある。このようになると、分離パッドによる用紙分離性能が低下し、重送の発生を引き起こしてしまうおそれがある。そこで、第1ホルダ部材による分離パッドの支持は、例えば請求項9に記載のように行うとよい。
即ち、請求項9記載の発明は、請求項1〜8いずれかに記載の給紙装置であって、第1ホルダ部材は、分離パッドが載置される載置面を備えている。そして、分離パッドは、その載置面に対し、直接又は該分離パッドの剛性を高めるための膜状部材を介して粘着載置されている。
このように構成された請求項9記載の給紙装置によれば、分離パッドが載置面へ粘着載置されているため、分離パッドが載置面からめくれ上がるのを防ぐことができる。また、分離パッドが膜状部材を介して載置面に載置されている場合は、分離パッドにおける少なくとも載置面に載置される部分に膜状部材が粘着されることにより、分離パッドの特性(用紙との摩擦係数、上記空間部への凹み具合など)を変えることなく、分離パッドの剛性を向上させることができる。しかも、分離パッドの剛性が増すことで、めくれ上がり防止の効果をより高めることができる。
次に、請求項10記載の発明は、請求項1〜9いずれかに記載の給紙装置であって、第1ホルダ部材は、分離パッドと給紙ローラとの接触位置よりも給送方向下流側に揺動支点を有し、分離パッドを給紙ローラに対して近接・離反する方向に揺動できるよう構成されている。
このように構成された給紙装置によれば、第1ホルダ部材の揺動支点が上記接触位置よりも給送方向の下流側にあるため、揺動支点は、上流側に配置される場合に比べ、上流側に位置する用紙トレイ等により配置位置が制限されることはなく、接触位置から比較的大きな間隔を開けて配置させることができる。このため、用紙の給送時に、用紙が接触する分離パッドが変動することが少なく、用紙の分離動作が安定する。
また、仮に揺動支点が給送方向上流側に配置された場合、用紙トレイ等の配置位置を避けるために揺動支点と接触位置との間隔を必要以上に大きくする必要があり、給紙装置全体が大型化してしまうが、請求項10記載の給紙装置ではそのような問題が生じないため、給紙装置を小型化するのに有効である。更に、揺動支点が接触位置より下流側に配置されることで、用紙と分離パッドの間の摩擦が、分離パッドを用紙に押さえつける方向のモーメントとなって働く。これにより、用紙はより強く分離パッドに(延いては給紙ローラに)押さえつけられることとなり、重送を防ぐ効果がより増大する。
次に、請求項11記載の発明は、請求項1〜10いずれかに記載の給紙装置を構成する分離用ユニットであって、第1ホルダ部材と、第2ホルダ部材と、分離パッドとを備えたものである。
このように構成された分離用ユニットは、それ自体を単独で生産・使用・譲渡等することができ、上述した給紙装置に用いられることによって、上述の各種効果を発揮する上で有意な役割を果たすこととなる。また、給紙装置本体とは別に、当該分離用ユニットを別工程で組み立てることができるため、小さな部材からなる分離用ユニットを容易に組み立てることができ、構成部材の変形や破損を防止することが可能となる。
次に、請求項12に記載の発明は、請求項1〜10いずれかに記載の給紙装置と、その給紙装置によって給送された用紙に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置である。
このように構成された画像形成装置によれば、上述した給紙装置が搭載されていることにより、用紙の重送が防止され、用紙が一枚ずつ画像形成手段へ給送される。そのため、用紙分離性能に優れた画像形成装置の提供が可能となる。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明が適用された画像形成装置としてのファクシミリ装置1の概略構成を示す側断面図である。図1に示す如く、本実施形態のファクシミリ装置1は、上カバー2と下カバー4を有している。同図において、右側を当該ファクシミリ装置1の前側、左側を後側とすると、上カバー2の後側上部には用紙トレイ6が設けられている。そして、この用紙トレイ6に、被記録媒体としての用紙3が載置されている。
用紙トレイ6の下部には用紙セット台14が設けられており、複数枚の用紙3は、その下端(給送方向下流側の端部)が用紙セット台14に当接した状態で用紙トレイ6に載置されることとなる。用紙セット台14における用紙3の下端が当接する当接面は、給紙ローラ5に近づくに従って下方に傾斜しているため、用紙トレイ6に載置された用紙3はその自重によって用紙セット台14と給紙ローラ5との間に入り込もうとする。
ところが、用紙セット台14と給紙ローラ5との相対的位置関係は、図10に示した用紙セット台108と給紙ローラ106との相対的位置関係と同様、用紙セット台14の先端が給紙ローラ5の外周面よりも給紙ローラ5の中心軸方向へ所定量(図10ではα)入り込んだ状態となっている。
そのため、用紙3が大量に用紙トレイ6に載置されても、用紙セット台14の先端と給紙ローラ5との間から下方へ落ちることはない。尚、用紙セット台14は、図10の用紙セット台108と同様、給紙ローラ5の両脇近傍にそれぞれ配置されている。そのため、用紙セット台14が給紙ローラ5と干渉することはない。更に、用紙トレイ6の下部には、給紙ローラ5の両脇近傍に配置される二つの用紙セット台14の他に、図示は省略するものの、当該ファクシミリ装置1の左右両端部(図10でいえば、図中左側の用紙セット台108よりも更に左側の端部と、図中右側の用紙セット台108よりも更に右側の端部)の近傍にも、それぞれ用紙セット台が設けられている。
この用紙3は、後述する各ローラ等により、図中矢印で示す用紙経路17に沿って給送・搬送される。尚、用紙3に限らず例えばOHPシートなどの各種媒体に画像を形成させるようにしてもよい。
上カバー2と下カバー4は、それぞれの後端側においてカバー開閉軸8を介して回動自在に連結されている。そして、ユーザが図示しないレバーを操作して上カバー2を開けると、上カバー2はカバー開閉軸8を中心として図中反時計回りに回動する。これにより、用紙トレイ6や、後述する給紙ローラ5、プラテン7、排紙ローラ15、ADF(Automatic Document Feeder )ローラ21、LF(Line Feed )ローラ23、キーボード22などの、当該ファクシミリ装置1における上側に搭載された各種構成部品も、上カバー2と共に回動する。
給紙ローラ5は、図示しない駆動モータの駆動力がギア等を介して伝達されることにより回転駆動されるものであり、用紙トレイ6に載置された用紙3を、分離パッド18と協働しつつ用紙経路17に沿って一枚ずつ給送する。給紙ローラ5の外周面(用紙と接触する面)5aは、合成ゴム等の摩擦係数の大きい部材により構成されている。
分離パッド18は、樹脂ホルダ31及び板バネ32と共に分離用ユニット10を構成するものである。この分離パッド18は、用紙3の給送方向における下流側の領域が樹脂ホルダ31により支持され、給送方向における上流側の端部(上流側端部)は板バネ32により支持されている。樹脂ホルダ31は、図1における右側端部を揺動支点Pとして揺動可能に支持されており、これにより、分離パッド18が給紙ローラ5に対して近接・離反する方向に揺動できる。また、樹脂ホルダ31は、付勢手段としてのコイルバネ19により付勢を受けている。この付勢力により、分離パッド18の表面(パッド表面)が給紙ローラ5の外周面5aに圧接される。分離パッド18は、シリコンゴム等の摩擦係数の大きい部材で構成されている。
用紙経路17における給紙ローラ5の下流側には、プラテン7が設けられている。このプラテン7も、図示しない駆動モータからの駆動力がギア等を介して伝達されることにより回転駆動される。また、プラテン7の下方には、リボン11に塗布されたインクを用紙3へ転写することによって用紙3上へ画像を形成するための記録ヘッド9が、プラテン7に対向して設けられている。記録ヘッド9は、多数の発熱素子がライン状に形成されたいわゆるラインサーマルヘッドによって構成されている。これにより、記録ヘッド9は、使用される用紙3の印字可能範囲をカバーすることができる。
尚、記録ヘッド9は、後述する供給リボン収納部4aや巻取リボン収納部4b、CIS(Contact Image Sensor)25、原稿排出用ピンチローラ24、リボンセンサ30などと共に当該ファクシミリ装置1における下側(下カバー4内)に固定して搭載されている。そのため、上カバー2を開けると、記録ヘッド9は動かずにプラテン7がこの記録ヘッド9から離れていく。また、記録ヘッド9とリボン11とにより、本発明の画像形成手段が構成される。
用紙経路17におけるプラテン7の下流側には、画像が形成された用紙3を当該ファクシミリ装置1の外部へ排出するための排紙ローラ15が設けられている。そして、排紙ローラ15の上側には、排紙用ピンチローラ16が圧接されている。
排紙ローラ15も、図示しない駆動モータからの駆動力がギア等を介して伝達されることにより回転駆動され、排紙用ピンチローラ16と協働して画像形成後の用紙3を用紙経路17に沿って下流側に搬送し、ファクシミリ装置1の外部に排紙する。
一方、送信を行う際の原稿は、原稿挿入口26に挿入されると、ADFローラ21やLFローラ23により、原稿搬送経路29に沿って搬送される。即ち、原稿挿入口26に原稿が挿入されると、原稿はまずADFローラ21によって搬送される。ADFローラ21の上側表面には、原稿がADFローラ21によって搬送される際に重送されないよう一枚ずつ分離するための分離片27が当接している。そのため、ADFローラ21は、原稿挿入口26に挿入された原稿を、分離片27と協働して原稿搬送経路29に沿って一枚ずつ搬送する。
原稿搬送経路29におけるADFローラ21の下流側には、CIS25が設けられており、このCIS25の上側には、原稿押さえ部材28が圧接されている。CIS25は、原稿搬送経路29に沿って搬送されてきた原稿がこのCIS25と原稿押さえ部材28との間を通過する際に、原稿上の画像を順次読み取る。
更に、CIS25の下流側には、LFローラ23及びLFローラ23の下側で圧接された原稿排出用ピンチローラ24が回転可能に配置されている。LFローラ23及び原稿排出用ピンチローラ24は、CIS25を介して画像読み取りが行われた後の原稿をファクシミリ装置1の外部に排出する。
また、上部パネル板20には、数字キーや各種ファンクションキー等を有するキーボード22が設けられている。そして、ユーザがこれらのキーを押下することにより、当該ファクシミリ装置1が実行可能な各種の動作が行われる。また、上部パネル板20には、ユーザに対して動作状態を表示するための表示部(図示略)が設けられている。
下カバー4には、給紙ローラ5の下方に供給リボン収納部4aが形成されると共に、ADFローラ21の下方に巻取リボン収納部4bが形成されている。このうち供給リボン収納部4aには、リボン供給筒体12の周囲にロール状に巻かれたリボン11が収納され、このリボン11は供給リボン収納部4aから引き出された後、プラテン7と記録ヘッド9との間を通過して、巻取リボン収納部4bに設けられたリボン巻取スプール13に巻き取られるようになっている。
尚、リボン供給筒体12とリボン巻取スプール13は、本実施形態では、両者が共に図示しないカセット枠に取り付けられた一つのリボンカセットとして構成されており、このリボンカセットは、下カバー4に着脱可能に構成されている。但し、このようなリボンカセットとしての構成はあくまでも一例であり、リボン供給筒体12とリボン巻取スプール13がそれぞれ個々に下カバー4に対して着脱可能となるよう構成してもよい。
リボン11は、ラインサーマルヘッドからなる記録ヘッド9の発熱素子による記録可能な範囲をカバーすべく幅広に形成されている。リボン巻取スプール13は、図示しない駆動モータからの駆動力がギア等を介して伝達されることにより回転駆動され、用紙3への画像形成に使用されたリボン11を巻き取るものである。
このように構成された本実施形態のファクシミリ装置1においては、用紙トレイ6に積層された用紙3が、給紙ローラ5によりプラテン7と記録ヘッド9の間に供給され、ここでリボン11に塗布されたインクが用紙3へ転写されることにより画像が形成される。用紙3への画像形成は、プラテン7が回転すると共にリボン供給筒体12に巻かれているリボン11をリボン巻取スプール13が巻き取りつつ、記録ヘッド9を介して行われる。こうして画像が形成された用紙3は、用紙経路17に沿って上方へ迂回し、排紙ローラ15により排出される。送信を行う際の原稿は、原稿搬送経路29に沿ってADFローラ21により搬送され、CIS25により画像を読み取られてLFローラ23により排出される。
次に、分離用ユニット10の詳細な構成について、図2に基づいて説明する。図2は、分離用ユニットを構成する分離パッド、樹脂ホルダ、及び板バネを示す説明図であり、(a)は各々を上方からみた斜視図、(b)は各々の側面図、(c)は各々を下方からみた斜視図である。
図示の如く、分離パッド18は、薄板状の部材であって給送方向下流側の領域に貫通孔18aが形成されている。また、分離パッド18における給紙ローラ5が接触するパッド表面とは反対側の裏面には、膜状部材39が粘着されている。この膜状部材39は、分離パッド18の剛性を高めるためのものであり、例えばPETにより形成することができる。即ち、分離パッド18自体は、上述の通りシリコンゴム等の弾性材料で形成されており、この分離パッド18における少なくとも上流側端部近傍は弾性変形できるようにしておく必要があるが、給送方向下流側の領域は必ずしも弾性変形させる必要はない。そのため、そのような弾性変形させる必要のない領域については膜状部材39を粘着させることにより剛性を高めているのである。
樹脂ホルダ31は、本発明の第1ホルダ部材に相当するものであり、図2(a)に示す如く、分離パッド18が載置される載置面38と、その載置面38に対し、給送方向上流側に向かって下方に傾斜するよう形成された傾斜面31aと、載置面38から垂直方向に立設された鉤状突起31bとを備えた、樹脂製の部材である。また、図2(c)に示す如く、樹脂ホルダ31の裏側(分離パッド18が載置される側とは反対側)には、二つの挿通部36,37と、二つの固定突起34,35が形成されている。
板バネ32は、本発明の第2ホルダ部材に相当するものであり、二つの板状支持部32a,32bと、分離パッド18の上流側端部が載置される載置部32f(図2(b)参照)と、分離パッド18の上流側端部を覆う給送誘導部32cとを備えた金属製の部材である。
このように形成された分離パッド18、樹脂ホルダ31、及び板バネ32は、それぞれが組み付けられることで一つの分離用ユニット10を構成する。組み付け方法の概略は、まず、分離パッド18を図中矢印Yで示すように樹脂ホルダ31の載置面38へ載置する。この際、図2(a)に矢印Xで示すように、樹脂ホルダ31に形成された鉤状突起31bを分離パッド18の貫通孔18aに差し込むようにする。これにより、鉤状突起31bが貫通孔18aに差し込まれた状態で分離パッド18が載置面38に載置された状態となる。
次に、板バネ32を構成する二つの板状支持部32a,32bを、図中矢印Zで示すように樹脂ホルダ31の下側へ挿通する。より具体的には、図2(c)に示す如く、一方の板状支持部32aを、樹脂ホルダ31の下側に形成された二つの挿通部36,37のうち一方の挿通部36に挿通し、他方の板状支持部32bを他方の挿通部37に挿通する。
そして、一方の挿通部36を挿通された板状支持部32aの先端部に形成された固定孔32dに、樹脂ホルダ31の下側に形成された二つの固定突起34,35のうち一方の固定突起34を貫通させることで、一方の板状支持部32aを樹脂ホルダ31に固定させる。また、他方の挿通部37を挿通された板状支持部32bの先端に形成された固定孔32eについても、樹脂ホルダ31に形成された他方の固定突起35を貫通させることで、他方の板状支持部32bも樹脂ホルダ31に固定させる。
これにより、板バネ32が樹脂ホルダ31に固定されたこととなり、この二つが全体として分離パッド18を支持する一つのホルダとなる。そして、分離パッド18の上流側端部を、図中矢印Wで示すように、板バネ32の給送誘導部32cで覆われた状態となるように載置部32fに載置する。
尚、上記の組み付け方法はあくまでも一例であって、例えば樹脂ホルダ31と板バネ32とを組み付けた後に分離パッド18を載置するようにしてもよく、結果として分離用ユニット10が得られる限りその組み付け方法は特に限定されない。
このようにして分離パッド18と樹脂ホルダ31と板バネ32とを組み付けることにより構成された分離用ユニット10を、図3に示す。図3は、分離用ユニット10を示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図、(d)は下面図、(e)は(d)のA−A断面図である。
図3(a),(b)に示すように、樹脂ホルダ31に形成された鉤状突起31bは分離パッド18の貫通孔18aに差し込まれた状態となっている。また、分離パッド18の上流側端部は、板バネ32における給送誘導部32cに覆われた状態となっている。なお、樹脂ホルダ31の両側部には揺動支軸31c、31dが形成されており、分離用ユニット10がファクシミリ装置1に組み込まれたときは、この揺動支軸31c、31dを支点として樹脂ホルダ31が揺動可能に支持(延いては分離用ユニット10全体が揺動可能に支持)される。つまり、この揺動支軸31c、31dの軸心は、図1で示した揺動支点Pに相当するものである。
そして、板バネ32は、分離パッド18における上流側端部(又はその近傍)がパッド表面に対して垂直な方向に揺動できるよう、その上流側端部が載置部32fにて弾性支持されている。加えて、その上流側端部が給送誘導部32cにて覆われていることにより、用紙3の給送がスムーズに行われるようにされている。
給送誘導部32cは、本発明の鉤部に相当するものであり、載置部32fからパッド表面に対して垂直な方向に立設し、側断面が逆L字状となるように形成されたものである。つまり、載置部32fから上記垂直な方向に立設された金属板が、分離パッド18のパッド表面を覆うように給送方向下流側へ屈曲された構成となっている。
そして、その屈曲部42(図3(c)参照)は、詳細には、所定の曲率半径にて屈曲されている。つまり、屈曲面が滑らになるように屈曲されているのである。そのため、用紙トレイ6から給送されてきた用紙3が仮にこの屈曲部42に当接したとしても、そこでその用紙3が停止してしまうことなく、給送方向下流側にスムーズに誘導されることとなる。
また、図3(c)に示すように、樹脂ホルダ31における載置面38(図2(a)参照)よりも給送方向上流側には、傾斜面31aが形成されており、板バネ32も、各板状支持部32a、32bが分離パッド18の裏面から離れるように形成されている。これにより、分離パッド18における、樹脂ホルダ31の載置面38と傾斜面31aとの境界位置(本発明の特定位置に相当)から板バネ32の載置部32fの直前に至る領域の下部には、空間部40が形成されている。つまり、この領域において分離パッド18は樹脂ホルダ31と板バネ32のいずれにも直接支持(載置)されず、浮いた状態となる。そのため、分離パッド18はこの空間部40側へ凹む(弾性変形する)ことができる。
また、図3(d),(e)に示すように、板バネ32を構成する二つの板状支持部32a,32bは、それぞれ樹脂ホルダ31に形成された挿通部36,37に挿通され、その先端に形成された固定孔32d,32e(図2(e)参照)にはそれぞれ樹脂ホルダ31に形成された固定突起34,35が貫通されている。また、二つの板状支持部32a,32bは、分離パッド18における給送方向の対称軸Lに対して線対称となるように形成されている。
上記のように構成された本実施形態のファクシミリ装置1において、用紙3が1枚ずつ正常に給送される様子を、図4に基づいて説明する。図4(a)に示すように、複数枚の用紙3が用紙トレイ6に積層された状態では、用紙3はその自重によって用紙セット台14と給紙ローラ5の間に整然と位置する。但し本例では、ユーザが用紙トレイ6への用紙3の載置を煩雑に行ったこと等によって、複数枚の用紙3が給紙ローラ5の外周面5aに当接した状態となっている。尚、分離用ユニット10を構成する樹脂ホルダ31は、コイルバネ19の付勢を受けており、これにより分離パッド18のパッド表面が接触位置Qにて給紙ローラ5の外周面5aと接触している。
この状態から給紙ローラ5が図中半時計回りに回転されると、図4(b)に示すように、想定外の多量の用紙3が分離パッド18に向かって突入する。この結果、複数枚の用紙3のうち給紙ローラ5から最も離れた位置にある数枚が、分離パッド18ではなくそれを支えている板バネ32に当接する。詳細には、その数枚の用紙3の先端が、板バネ32における給送誘導部32cに当接する。
すると、この給送誘導部32cに当接した用紙3から受ける荷重によって、板バネ32がしなる(弾性変形する)。つまり、用紙3からの荷重を樹脂ホルダ31が直接受けることなく、その荷重の大部分は板バネ32の弾性力によって吸収されるのである。そのため、板バネ32は弾性変形しても、樹脂ホルダ31は揺動することなく、分離パッド18の給紙ローラ5への圧接状態は保持される。
この状態で更に給紙ローラ5が回転すると、図4(c)に示す如く、給送誘導部32cに当接していた用紙3はその屈曲部42(図3(c)参照)の作用によって給送方向下流側に誘導され、他の用紙と共に分離パッド18のパッド表面に当接する。そして、用紙3が当接した部分が空間部40に向かって凹むことにより、樹脂ホルダ31はやはり揺動することなく、複数枚の用紙3がその凹んだ部分で止められる。こうして分離パッド18に止められた複数枚の用紙3は、図4(d)に示す如く、給紙ローラ5のさらなる回転により一枚ずつ分離されて給送されることとなる。
以上詳述した本実施形態のファクシミリ装置1によれば、想定外の多量の用紙3が分離パッド18に向かって給送され、その一部が分離パッド18を支持する板バネ32に直接当たっても、用紙3による荷重は板バネ32の弾性変形によって吸収されるため、分離パッド18が給紙ローラ5から離れるおそれがない。そのため、用紙3の重送が防止され、用紙分離性能の優れたファクシミリ装置1を提供することができる。
また、分離パッド18における給送方向上流側の所定の領域は、その下部に空間部40が形成されている。これにより、分離パッド18はその空間部40に向かって凹むことができる。そのため、複数枚の用紙3が分離パッド18と給紙ローラ5との間に入り込もうとしても、それらの用紙3は分離パッド18が凹んだ部分で一旦止められ、給紙ローラ5によって一枚ずつ順次給送されることとなるため、重送がより確実に防止される。
更に、分離パッド18の上流側端部を支持する部材として、パッド表面に対して垂直な方向に揺動(弾性変形)可能な、金属製の板バネ32を用いている。板バネ32は、それ自体は弾性体でありながらある程度の剛性も兼ね備えているため、比較的薄く形成できると共に複数の用紙による荷重に対しても十分に耐えることができる。そのため、信頼性の高い分離用ユニット10を簡易的に構成でき、小型化・低コスト化も可能となる。
更にまた、板バネ32には、所定の曲率半径にて屈曲された屈曲部42を備える給送誘導部32cが形成されており、この給送誘導部32cによって分離パッド18の上流側端部を覆うようにしている。そのため、用紙3が大量に給送されてくることによりその一部が板バネ32の端部に当たっても、給送誘導部32cにおける屈曲部42の作用によって給送方向下流側へスムーズに誘導されることとなる。
また、この給送誘導部32cは、側断面が逆L字状となっており、パッド表面の一部が覆われるようになっている。また、分離パッド18における給送方向下流側は、樹脂ホルダ31から突設された鉤状突起31bによって支持されている。そのため、当該ファクシミリ装置1の製造工程において、分離用ユニット10を取り付けた状態でファクシミリ装置1を上下反転させるような場合があっても、分離パッド18は、板バネ32あるいは樹脂ホルダ31から離反・落下することがない。
また、板バネ32は樹脂ホルダ31に固定されているため、分離パッド18の確実な位置決めが可能となる。しかも、板バネ32と樹脂ホルダ31と分離パッド18とによって一つの分離用ユニット10が構成されるため、ファクシミリ装置1本体とは別工程で分離用ユニット10を容易に組み立てることができ、分離用ユニット10を構成する各部材の変形や破損も防止される。
更に、板バネ32を形成する二つの板状支持部32a,32bは、対称軸L(図3(d)参照)に対して線対称となるように形成されているため、用紙3による分離パッド18への荷重あるいは板バネ32への直接的な荷重がこの二つの板状支持部32a,32bに均等に分配され、分離パッド18が安定して支持されるようになる。
更にまた、分離パッド18の裏面における所定領域には膜状部材39が粘着されている。そのため、分離パッド18における上流側端部の揺動や空間部40への凹みは可能としつつ、分離パッド18の剛性が向上される。加えて、分離パッド18は上述のように鉤状突起31bにて支えられている。そのため、例えばユーザが給送途中の用紙を強引に引っ張ったとしても、分離パッド18がめくれ上がるのが防止される。
また、樹脂ホルダ31の揺動支点Pは、分離パッド18と給紙ローラ5との接触位置Qよりも給送方向下流側に位置しているため、用紙3と分離パッド18との間の摩擦は、分離パッド18を用紙3に押さえつける方向のモーメントとなって働く。これにより、用紙3はより強く分離パッド18に(延いては給紙ローラ5に)押さえつけられることとなり、重送を防ぐ効果がより増大する。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態を示したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態における分離用ユニット10は、板バネ32が樹脂ホルダ31に固定された構成であったが、これに限らず、例えば図5(a)に示す分離用ユニット51のように、板バネ53が樹脂ホルダ52とは別の固定台46に固定されたものであってもよい。図5(a)の分離用ユニット51は、板バネ53の一端が、固定台46に形成された挿通部47(図2(c)等に示した挿通部36,37と同様の構成)に挿通され、更にその先端部に形成された図示しない固定孔に、固定台46に形成された固定突起48が貫通されることで、板バネ53の固定がなされている。分離パッド18の上流側端部は、板バネ53における載置部53aにて載置されている。
尚、板バネ53においても、上記実施形態の板バネ32と同じように、分離パッド18の上流側端部を覆う給送誘導部が形成されている方が好ましいことはいうまでもない。
また例えば、図5(b)に示す分離用ユニット61のように、側断面逆L字状の板バネ63を樹脂ホルダ62に固定し、その端部の載置部63aにて分離パッド18の上流側端部近傍を支持するようにしてもよい。
このように構成された分離用ユニット51(61)によっても、板バネ53(63)の弾性変形によって分離パッド18の上流側端部が揺動できるため、上記実施形態と同じように重送防止の効果が発揮される。
また、板バネを使わずに樹脂のみによってホルダを形成することもできる。具体的には、例えば図6(a)に示す分離用ユニット71のように、一つの樹脂ホルダ72を備えたものである。この樹脂ホルダ72における、給送方向上流側の所定領域は凹部72aが形成されており、この凹部72aにより、分離パッド18の下部に空間部75が形成される。分離パッド18は、樹脂ホルダ72における凹部72aよりも給送方向下流側の第1支持部73(本発明の第1ホルダ部材に相当)と、樹脂ホルダ72における凹部72aよりも給送方向上流側の第2支持部74(本発明の第2ホルダ部材に相当)とにより支持されている。
尚、分離パッド18の上流側端部は、第2支持部74に形成された載置部72bに載置される。また、第2支持部74には、パッド表面に対して所定角度で傾斜した傾斜面からなる傾斜部72cが形成されている。この傾斜部72cは、上記実施形態の板バネ32における屈曲部42と同等に作用するものであり、用紙3の先端がこの傾斜部72cに当接するとその用紙3は給送方向下流側へスムーズに誘導されることとなる。
このように構成された分離用ユニット71では、給送されてきた用紙3が第2支持部74(詳しくはその傾斜部72c)に直接当接しても、その荷重は、第2支持部74が凹部72aの中心付近を支点にしてしなることで吸収される。そのため、分離パッド18と給紙ローラ5との接触状態は維持される。
また例えば、図6(b)に示すような分離用ユニット81を構成することもできる。この分離用ユニット81は、図6(a)の分離用ユニット71と比較して、樹脂ホルダにおける凹部の形成面が異なるだけである。即ち、図6(a)の分離用ユニット71では、樹脂ホルダ72における分離パッド18が載置される面側に凹部72aが形成されていたが、図6(b)の分離用ユニット81では、樹脂ホルダ82における分離パッド18が載置される面とは反対側の面に凹部82aが形成されている。
このように構成された分離用ユニット81によっても、仮に傾斜部82bへ用紙3が直接当接したとしても、その荷重は、第2支持部84がしなることで吸収される。但し、分離パッド18の下側には空間部が形成されないため、分離パッド18は上記実施形態のように凹むことができない。そのため、より優れた分離性能を求めるならば、図6(b)の分離用ユニット81よりも図6(a)の分離用ユニット71の方が好ましい。
また、板バネ32の給送誘導部32cにおける屈曲部42は、上記実施形態のように所定の曲率半径をもって屈曲された構成に限らず、上述した図6(a)における傾斜部72cのように、パッド表面に対して所定角度傾斜した傾斜部を有する構成としてもよい。給送誘導部32cをこのように構成しても、この給送誘導部32cに当接した用紙はその傾斜部によって下流側へ誘導されることとなる。
更に、上記実施形態では、分離パッド18の裏面に膜状部材39を粘着したが、この膜状部材39は必ずしも必要なものではなく、例えば分離パッド18を樹脂ホルダ31の載置面38へ接着剤等によって直接粘着させるようにしてもよい。
分離パッド18に膜状部材39を粘着する場合は、そのまま載置面38へ載置するようにしてもよいが、さらに強固に支持させるために、接着材等で膜状部材39を載置面38に接着させるようにしてもよい。
また、本発明の適用は、画像を形成するための用紙(被記録媒体)を一枚ずつ分離して給送するものに限らず、例えばファクシミリ装置やコピー機などにおいて原稿に記録された画像を読み取らせる際の、読み取り対象の原稿を給送するためにも利用できる。複数枚の原稿を原稿セット台等にセットして一枚ずつ順次給送してその原稿中の画像を読み取らせるよう構成された画像読取装置において、原稿を一枚ずつ給送するために本発明(給紙装置)を適用すれば、原稿の重送を防いで一枚ずつ確実に原稿を給送でき、ひいては原稿を一枚ずつ確実に読み取らせることができる。
本実施形態のファクシミリ装置の概略構成を示す側断面図である。 分離用ユニットを構成する分離パッド、樹脂ホルダ、及び板バネを示す説明図であり、(a)は各々を上方からみた斜視図、(b)は各々の側面図、(c)は各々を下方からみた斜視図である。 分離用ユニットを示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図、(d)は下面図、(e)は(d)のA−A断面図である。 用紙が正常に給送される様子を示す説明図である。 分離用ユニットの変形例を示す説明図である。 分離用ユニットの変形例(板バネを用いない例)を示す説明図である。 先行出願1の発明が適用された給紙装置の概略構成を示す側断面図である。 図7の給紙装置における、用紙が正常に給送される様子を示す説明図である。 図7の給紙装置における、用紙が重送される様子を示す説明図である。 給紙ローラと用紙セット台との相対的位置関係を示す説明図である。
符号の説明
1・・・ファクシミリ装置、3・・・用紙、5・・・給紙ローラ、5a・・・外周面、6・・・用紙トレイ、7・・・プラテン、9・・・記録ヘッド、10,51,61,71,81・・・分離用ユニット、11・・・リボン、14・・・用紙セット台、17・・・用紙経路、18・・・分離パッド、18a・・・貫通孔、19・・・コイルバネ、31,52,62,72,82・・・樹脂ホルダ、31a・・・傾斜面、31b・・・鉤状突起、31c,31d・・・揺動支軸、32,53,63・・・板バネ、32a,32b・・・板状支持部、32c・・・給送誘導部、32d,32e・・・固定孔、32f,53a,63a,72b・・・載置部、34,35,48・・・固定突起、36,37,47・・・挿通部、38・・・載置面、39・・・膜状部材、40,75・・・空間部、42・・・屈曲部、46・・・固定台、72a,82a・・・凹部、72c,82b・・・傾斜部、73,83・・・第1支持部、74,84・・・第2支持部、L・・・対称軸、P・・・揺動支点、Q・・・接触位置

Claims (12)

  1. 積層された用紙に外周面が当接され、回転することにより該用紙を給送する給紙ローラと、
    前記給紙ローラにより給送される用紙を、前記給紙ローラの外周面が当接する面とは反対側の面から前記外周面に向かって押圧する、弾性を有する分離パッドと、
    前記分離パッドを支持するホルダと、
    前記分離パッドが前記給紙ローラの外周面に圧接するように前記ホルダを付勢する付勢手段と、
    を備え、前記給紙ローラを回転させることにより前記分離パッドと協働しつつ前記用紙を一枚ずつ分離して給送する給紙装置において、
    前記ホルダは、
    前記分離パッドにおける、前記給紙ローラの外周面と接触する接触位置より前記用紙の給送方向上流側へ所定距離離れた特定位置から給送方向下流側の端部に至る領域の全て又は一部を支持する第1ホルダ部材と、
    前記分離パッドにおける、少なくとも前記給送方向上流側の端部である上流側端部又はその近傍を支持する第2ホルダ部材と、
    を備え、
    前記付勢手段は、前記第1ホルダ部材に対して前記付勢を行うよう構成され、
    前記第2ホルダ部材は、前記分離パッドの上流側端部が該分離パッドにおける前記給紙ローラの外周面に接触する面であるパッド表面に対して垂直方向に揺動できるよう、該分離パッドを弾性支持するように構成されている
    ことを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1記載の給紙装置であって、
    前記ホルダは、前記分離パッドが当該ホルダに載置されときに、該分離パッドにおける前記上流側端部から前記特定位置までの間の所定範囲を当該ホルダに対して浮いた状態にするための空間部を備えている
    ことを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項1又は2記載の給紙装置であって、
    前記第2ホルダ部材は、前記パッド表面に対して垂直方向の弾性を有する弾性部材にて構成されていることを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項1〜3いずれかに記載の給紙装置であって、
    前記第2ホルダ部材は、
    前記分離パッドが載置される載置部と、
    前記分離パッドの前記上流側端部近傍に設けられ、該上流側端部を覆うように前記パッド表面に対して垂直方向に立設された鉤部と、
    を備え、
    前記鉤部における前記垂直方向から前記給送方向下流側へ屈曲する屈曲部は、所定の曲率半径にて屈曲されるか、又は前記パッド表面に対して所定の角度をなす傾斜部を有する
    ことを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項1〜4いずれかに記載の給紙装置であって、
    前記第2ホルダ部材は前記第1ホルダ部材に固定されていることを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項1〜5いずれかに記載の給紙装置であって、
    前記第2ホルダ部材は前記パッド表面に対して垂直方向の弾性を有する板バネにて構成されていることを特徴とする給紙装置。
  7. 請求項6記載の給紙装置であって、
    前記板バネは、一端が前記第1ホルダ部材に固定され、該一端から前記上流側端部に向けて前記給送方向上流側へ延設された、二つの板状支持部を備え、該二つの板状支持部は、前記分離パッドにおける前記給送方向の対称軸に対して略線対称となるように形成されている
    ことを特徴とする給紙装置。
  8. 請求項1〜7いずれかに記載の給紙装置であって、
    前記第1ホルダ部材は樹脂で形成されていることを特徴とする給紙装置。
  9. 請求項1〜8いずれかに記載の給紙装置であって、
    前記第1ホルダ部材は、前記分離パッドが載置される載置面を備え、
    前記分離パッドは、前記載置面に対し、直接又は該分離パッドの剛性を高めるための膜状部材を介して粘着載置されている
    ことを特徴とする給紙装置。
  10. 請求項1〜9いずれかに記載の給紙装置であって、
    前記第1ホルダ部材は、前記接触位置よりも前記給送方向下流側に揺動支点を有し、前記分離パッドを前記給紙ローラに対して近接・離反する方向に揺動できるよう構成されている
    ことを特徴とする給紙装置。
  11. 請求項1〜10いずれかに記載の給紙装置を構成する分離用ユニットであって、
    前記第1ホルダ部材と、前記第2ホルダ部材と、前記分離パッドと、を備えたことを特徴とする分離用ユニット。
  12. 請求項1〜10いずれかに記載の給紙装置と、
    前記給紙装置によって給送された前記用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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