JPH06321375A - 自動給紙装置、その自動給紙装置を備えたファクシミリ装置及び複写機 - Google Patents

自動給紙装置、その自動給紙装置を備えたファクシミリ装置及び複写機

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Publication number
JPH06321375A
JPH06321375A JP5084295A JP8429593A JPH06321375A JP H06321375 A JPH06321375 A JP H06321375A JP 5084295 A JP5084295 A JP 5084295A JP 8429593 A JP8429593 A JP 8429593A JP H06321375 A JPH06321375 A JP H06321375A
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Application number
JP5084295A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Fukuda
裕光 福田
Noriaki Hagiwara
憲明 萩原
Kazuyasu Satou
和恭 佐藤
Tasaku Kiyono
太作 清野
Katsuo Oki
克夫 大木
Masahisa Aoyanagi
正久 青柳
Kimio Oga
基美男 大賀
Akira Shimizu
清水  晃
Yoichi Narui
陽一 成井
Tsugio Suzuki
次男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿搬送ロ−ラに分離パットを押し付けて原
稿の分離、搬送を行なう自動給紙装置において、複数枚
の原稿を給紙トレイ及び給紙ガイドに置いたときに、重
送及び斜行及び原稿のスリップが発生するのを防止す
る。 【構成】 分離パット2は分離パットホルダ1の分離パ
ット2側に設けられた凸部8を介して原稿搬送ロ−ラ3
に押し付けられている。この凸部8を分離パット2の原
稿搬送ロ−ラ3への接触幅中央の法線方向上に略一致す
る位置となるように配置することによって、分離パット
ホルダ1にバネ5により加えた押し付け力Nが効率良く
分離部に伝えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚の原稿や用紙を
一枚一枚分離しながら給紙を行なう自動給紙装置、並び
に自動給紙装置を備えたファクシミリ装置及び複写機に
係り、特に用紙分離や斜行補正に効果的な自動給紙装置
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置や複写機において、原
稿給紙トレイに置かれた複数枚の原稿は、確実に一枚ず
つ分離して給紙しなければならない。従来このような自
動給紙装置は、図2に示すように、L字形状の分離パッ
トホルダ6に取り付けられた分離パット2を、バネ5に
より原稿搬送ロ−ラ3に一定荷重Nで押し付け、原稿搬
送ロ−ラ3に所定の巻き付け角θをもって接するような
構造となっていた。又、原稿搬送ロ−ラ3が矢印方向に
回転して、原稿4は一枚ずつ分離、搬送するようになっ
ていた。複数枚の原稿4が原稿搬送ロ−ラ3と分離パッ
ト2との間に挿入された場合は、原稿搬送ロ−ラ3と原
稿4との摩擦係数をμ1、分離パット2と原稿4との摩
擦係数をμ2、原稿4間の摩擦係数をμ3とすると、これ
らの摩擦係数の関係は、μ1>μ2>μ3となっているこ
とから、原稿搬送ロ−ラ3に接触する原稿4は、最下部
から摩擦力により一枚ずつ分離、搬送されるようになっ
ていた。このとき他の原稿4には、原稿搬送ロ−ラ3か
らの摩擦力が作用せず、巻き付け角θによって原稿搬送
阻止力が作用し、ダブルフィ−ド(重送)が防止されてい
た。
【0003】この他の従来技術には、例えば原稿搬送ロ
−ラに対する分離パットの巻き付け角θを変えることが
可能な構成にした特開平4−341435号公報に開示
のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ファクシミリ装置や複
写機等の自動給紙装置は、原稿を原稿読み取り部に確実
に送ることを目的とするものであり、装置の信頼性を荷
なう重要な構成要素である。
【0005】従来の技術は、原稿搬送ロ−ラ3に対して
分離パット2を巻き付ける構造となっており、この巻き
付け角θによる接触距離Lの部分を用いて分離を行なっ
ていた。しかし、実際に原稿を分離する力F(以下、分
離力Fと記す)は、前記μ2(分離パット2と原稿4との
摩擦係数)と押し付け荷重Nの積(F=μ2N)から得られ
るものであり、従来のような構造の場合、バネ5でダブ
ルフィ−ドが発生しない必要荷重Nを加えても、原稿搬
送ロ−ラ3に対して分離パット2を巻き付けるために荷
重が作用するので、原稿搬送ロ−ラ3と分離パット2の
接触部においては、ダブルフィ−ドが発生しない荷重N
が得られない構造となっていた。
【0006】このため原稿搬送ロ−ラ3と分離パット2
の接触部において上記荷重Nを得るためには、Nよりも
大きな荷重をバネ5によって付与しなければならない。
さらに一定荷重で押し付けた場合、巻き付け角と分離力
Fの関係は図3に示すように、巻き付け角θを次第に大
きくしていくと分離力Fは小さくなることがわかる。こ
れは、一般に荷重Nは一方向から加えられることから、
図4に示したように荷重負荷方向の荷重Nをの位置
(原稿搬送ロ−ラ3の中心を向いている)から分離パッド
2の先端を押さえるようにの位置に移動すると、すな
わち巻き付け角を大きくすると分離パッド2を原稿搬送
ローラ3押し付け荷重はNcosθ(=N’)となるから
である。荷重Nはダブルフィ−ドを発生させないために
必要な荷重であるため、N>N’の関係となるとダブル
フィ−ドが発生する。
【0007】このように原稿搬送ロ−ラ3に対して分離
パット2を巻き付ける構造においてダブルフィ−ドの発
生を防ぐには、本来必要とする値以上の荷重をかけなけ
ればならなかった。このように、必要以上の荷重をかけ
ると原稿搬送ロ−ラ3の回転負荷が大きくなり、ギアや
モ−タ等の駆動系に対する負荷も大きくなってしまうな
どの問題があった。さらに、自動給紙装置全体の問題と
してダブルフィ−ド等の分離性能の他に、原稿分離搬送
中における斜行とスリップがあげられる。原稿搬送ロ−
ラに分離パットを押し当てる構成の自動給紙装置におい
ては、一般に原稿幅の3分の1以下の原稿搬送ロ−ラ幅
で、しかも分離パットからの抵抗力を受けながらの原稿
搬送であるため、原稿幅方向の規制力が極めて弱いこと
による原稿の斜行や、分離パットからの抵抗力による原
稿のスリップが非常に起きやすい状況にあった。
【0008】本発明は前述した課題を解決するもので、
ダブルフィ−ドが発生しない最低限必要な荷重を確実に
効率良く原稿搬送ロ−ラと分離パットの接触部に伝えて
ダブルフィ−ドを防ぎ、又、搬送中の原稿に幅方向の規
制力を確実に与え原稿斜行を防ぎ、又、分離パットから
の抵抗力を低減してスリップを防ぎ、又、斜行の原因の
一つである原稿初期セット時における原稿の斜め置きを
防ぎ、自動給紙性能全体を向上させることを目的とす
る。又、信頼性や使い勝手の点においても優れた自動給
紙装置、並びに自動給紙装置を備えたファクシミリ装置
及び複写装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、原稿搬送ロ
−ラに分離パットを押し付け、複数枚の原稿を分離し、
搬送する自動給紙装置において、分離パットを押し付け
る荷重を受け分離パットに圧接する凸部を有する分離パ
ット保持部材を有し、分離パット保持部材の凸部は、分
離パットと原稿搬送ロ−ラとの接触部の接触幅中央と原
稿搬送ロ−ラの回転中心とを結ぶ線上に略一致した位置
に配置することにより達成する。
【0010】又、給紙ガイドと、給紙トレイとからなる
給紙部を備え、給紙ガイドに原稿の幅方向と積層方向を
規制するガイド爪、並びに給紙トレイに原稿を左右から
支えるための取外し可能な原稿ガイドを備えてもよい。
【0011】又、上記目的は、原稿搬送ロ−ラ側の分離
パットの表面の凹凸を10ミクロン以上にすることによ
って達成する。
【0012】更に上記目的は、自動給紙装置を備えるフ
ァクシミリ装置及び複写装置において、自動給紙装置は
前記のものを備えることにより達成する。
【0013】又、開閉可能な筐体の一部を用いる排紙ト
レイを備えてもよい。
【0014】
【作用】上記のごとく構成された自動給紙装置の作用に
ついて以下に説明する。
【0015】分離パット保持部材の分離パット側の面に
は凸部が設けられており、この凸部を介して分離パット
に圧接することにより、ダブルフィ−ドを発生させない
ための必要荷重が効率良く分離パットに伝わる。又、分
離パット保持部材は支点を中心に回転可能な構造で取り
付けられており、この凸部をその支点を中心に回転さ
せ、分離パットと原稿搬送ロ−ラとの接触部の接触幅中
央と原稿搬送ロ−ラの回転中心とを結ぶ線上に略一致し
た位置に配置することにより、原稿搬送ロ−ラと分離パ
ットの接触部には原稿搬送ロ−ラの中心向きにダブルフ
ィ−ドを発生させない必要荷重が確実に加わる。
【0016】又、給紙部の給紙ガイド上に設けた原稿の
幅方向と積層方向を規制するガイド爪は、搬送中の原稿
幅方向に規制力を与える原稿幅ガイドを原稿が乗り越え
ないようにするものであり、このガイド爪によって確実
に規制力を搬送中の原稿に付与することができるため、
搬送中の原稿斜行を防ぐことができる。
【0017】又、原稿保持用の給紙トレイ上に設けられ
た原稿ガイドは、原稿初期セット時における幅方向の原
稿後端位置を規制するもので、この原稿ガイドによって
原稿斜行の原因の一つである原稿初期セット時における
原稿の斜め置きを防ぎ、搬送中の原稿斜行を防ぐことが
できる。
【0018】又、分離パットの表面の凹凸を10ミクロ
ン以上にすることによって、原稿と分離パットの接触面
積を低減できるので、原稿搬送中に原稿が分離パットか
ら受ける抵抗力を低減できる。従って原稿搬送中のスリ
ップを防止することができる。
【0019】又、本発明の自動給紙装置をファクシミリ
装置及び複写装置に用いることによって原稿及び複写用
紙を確実に読み取り部に搬送することができるため、信
頼性の高い装置とすることができる。
【0020】さらに、読み取られた後の原稿を保持する
ための排紙トレイとして、開閉可能な筐体の一部を開い
て利用しているので、給紙時以外は排紙トレイを閉じる
ことができ装置を小型にすることができる。
【0021】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1を用いて説明す
る。
【0022】図1には本実施例の自動給紙装置の断面図
を示す。支点7を中心に回転可能に取り付けられた分離
パットホルダ1に、分離パットホルダ1の分離パット2
側の面に設けられた凸部8に接触するように分離パット
2が取り付けられている。この凸部8の位置は、分離パ
ットホルダ1の支点7を中心に回転させ、分離パット2
を介して原稿搬送ロ−ラ3に接したときに、原稿搬送ロ
−ラ3と分離パット2の接触幅の中央を分離パット2の
裏側から加圧する位置、即ち分離パットと原稿搬送ロ−
ラとの接触部の接触幅中央と原稿搬送ロ−ラの回転中心
とを結ぶ線上に略一致した位置とする。
【0023】更に分離パット2は、分離パットホルダ1
を介してバネ5により荷重Nで原稿搬送ロ−ラ3に押し
付けられている。ここで、原稿搬送ロ−ラ3と原稿4と
の摩擦係数をμ1、分離パット2と原稿4との摩擦係数
をμ2、原稿4間の摩擦係数をμ3とすると、これらの摩
擦係数の関係は、μ1>μ2>μ3となっている。
【0024】この関係から、複数枚の原稿4が原稿搬送
ロ−ラ3と分離パット2の間に入ってきたときは、原稿
搬送ロ−ラ3に接触する最下部の原稿4が摩擦力により
一枚ずつ分離、搬送されることになる。このとき原稿の
分離力Fはμ2Nで表される。凸部8は原稿搬送ロ−ラ
3の中心を向いており、又分離パット2には分離パット
ホルダ1の凸部8が圧接する構造になっていることか
ら、バネ5による荷重Nが効率良く分離パット2に伝わ
る。原稿搬送ロ−ラ3と分離パット2の接触部において
は、原稿搬送ロ−ラ3の中心向きにダブルフィ−ドが発
生しない分離力が作用し、ダブルフィ−ドの発生しない
信頼性の高い自動給紙性能が得られる。
【0025】ここで図5乃至図8には、バネ5によるダ
ブルフィ−ドが発生しない荷重Nを効率良く分離パット
2に伝えるための分離パットホルダ1の形状の態様を示
す。
【0026】各図の(a)には正面図を、(b)には側
面図を示す。各態様とも凸部はその長手方向が同一断面
形状を呈する。図5は、図1で説明した分離パットホル
ダ1と同様の形状であり、ひとつの凸部8が分離パット
ホルダ1の全幅に渡って設けられているもので、凸部8
の高さが一様なものである。図6は、図5の凸部8を二
箇所若しくはそれ以上の個数有するものである。図7
は、凸部8の長手方向の中央部が削除され2つの部材か
ら構成されたものである。さらに図8は、凸部8の長手
方向の分割数を増やしたものであり、本図には3分割し
た例を記載したが多くても良い。これらのうち図5、図
7及び図8は分離パットホルダ1は凸部8を、そして図
6は複数の凸部のうちの一箇所が分離パッド2の原稿搬
送ローラへの接触幅中央と原稿搬送ローラの回転中心と
を結ぶ線上に略一致した位置とする。
【0027】図5乃至図8に示す各態様の分離パットホ
ルダーは、いずれも分離パットへ当接する凸部によっ
て、分離パットが原稿搬送ローラへ加える荷重の分布が
分離パット幅方向の両端が中央部分より若干大きくなる
ようにしたものである。このような荷重分布をとること
により原稿を確実に搬送することができる。
【0028】更に図9は、図5乃至図8に示す各態様の
分離パットホルダーと同様の荷重分布を原稿搬送ローラ
に加える分離パットホルダー1の別の態様を示す。本図
の形状は凸部の長手方向の両端部のみが分離パットに圧
接するようにしたものであり、分離パット2に圧接しな
い部分の形状は図9のような円弧状に限るものではな
い。
【0029】更に分離パットホルダー1の別の態様を図
10乃至図14に示す。この態様の分離パットホルダー
1は、その凸部8が分離パット2の幅方向の両端付近に
は当らない形状としたものである。図10は、その代表
的な形状を示すものであり、正面図(a)、側面図
(b)そして正面図を矢印方向から見た図(c)を示
す。又、図11乃至図14には、図10の正面図を矢印
方向から見た図のみ示す。各図に示す態様の分離パット
ホルダー1を分離パットに圧接させることにより、分離
パット2が原稿搬送ローラに加える荷重の分布が分離パ
ット2の幅方向でほぼ一様とするようにさせることがで
き、原稿を確実に搬送することができる。
【0030】本実施例によれば分離パットホルダーに加
える荷重を確実に分離パットに加えることができ、この
結果原稿の搬送が確実に行える。
【0031】つぎに、本発明の第二の実施例を図15乃
至図17を用いて説明する。
【0032】本実施例においては、ファクシミリ装置に
搭載した自動給紙部の原稿の斜行防止構造について述べ
る。
【0033】図15に示すようにファクシミリ装置は、
上部構造体10と下部構造体9よりなり、上部構造体1
0の一部を外側に開くことによって、その開いた部分を
原稿保持用の給紙トレイ11にしている。原稿の先端は
原稿搬送ロ−ラ3と分離パット2の接触部まで差し込ま
れ、残りの部分は給紙ガイド12と給紙トレイ11に載
せられる。この給紙ガイド12には原稿を左右から支え
るための原稿幅ガイド13が取り付けられており、原稿
が搬送されるときに原稿が斜めに進んでしまうのを防止
している。本実施例では、この原稿幅ガイド13にさら
にガイド爪14を設けており、原稿が搬送される際に原
稿幅ガイド13を乗り越えて斜めに進んでしまうのを防
止している。又、図16に示すように、給紙トレイ11
の端部に原稿ガイド15が取り付けられており、この原
稿ガイド15により原稿初期セット時における幅方向の
原稿後端位置を規制することできる。この結果、原稿斜
行の原因の一つである原稿初期セット時における原稿の
斜め置きを防ぐことができる。原稿ガイド15は着脱可
能な構造にしておくことにより、自動給紙を使用しない
場合は、この原稿ガイド15を外して給紙トレイ11を
上部構造体10側に折りたたむことができる。さらに、
図10には上部構造体10の一部を外側に開くことによ
って給紙後の原稿を保持しておく排紙トレイ16とした
ものである。
【0034】このような排紙トレイ16を設けることに
より、読み取りの終わった原稿をきちんと保持しておく
ことができ、ばらばらになることがない。使用しないと
きは上部構造体10側に折りたたむことができ、装置を
小さくすることができる。
【0035】つぎに、本発明の第三の実施例を図18及
び図19を用いて説明する。
【0036】図18は本実施例で用いている分離パット
2の分離ロ−ラ側の表面状態を強調して示す斜視図であ
り、分離パットホルダー1に設けた凸部との関係を明示
してある。分離パットは表面粗さが大きい研磨用の砥石
で表面の凹凸量が10ミクロン以上となるように研磨し
た。自動給紙装置の他の構成は、第1の実施例と同じで
ある。図19には分離パットの表面の凹凸と原稿のスリ
ップ量の関係を測定した結果を示す。原稿のスリップ量
は分離ロ−ラが原稿を30mm搬送しようとしたとき
に、実際に原稿が進んだ量を測定し両者の差をもって示
している。本実施例はこの結果に基づいたものであり、
分離パットの表面の凹凸を10ミクロン以上にすること
により原稿のスリップ量をほとんどゼロにすることがで
きる。
【0037】従って、原稿を確実に搬送できる自動給紙
装置とすることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、原稿搬送ロ−ラと分離
パットの接触部においては、原稿搬送ロ−ラの中心向き
にダブルフィ−ドが発生しない分離力が確実に作用し、
ダブルフィ−ドの発生しない信頼性の高い自動給紙性能
が得られる。
【0039】又、原稿に対して幅方向の規制力を十分に
付与することができ、しかも原稿初期セット時における
原稿の斜め置きを防ぐことができるので、原稿が斜行し
て搬送されることがない。
【0040】又、分離パットと原稿の接触面積を小さく
することによって、原稿が搬送されるときに原稿が分離
パットから受ける抵抗力を小さくできるので、原稿搬送
時の原稿のスリップをほとんどゼロにすることができ
る。
【0041】又、上部構造体の一部を排紙トレイと共用
することができるので、装置を大型化させることなく読
み取り終わった原稿を保持しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例による自動給紙装置の概略
構成を示す断面図である。
【図2】従来の自動給紙装置の概略構成を示す断面図で
ある。
【図3】原稿搬送ロ−ラと分離パットの巻き付け角と分
離力の関係説明図である。
【図4】押し付け荷重の位置と巻き付け角の関係説明図
である。
【図5】分離パットホルダの形状例を示す図である。
【図6】分離パットホルダの形状例を示す図である。
【図7】分離パットホルダの形状例を示す図である。
【図8】分離パットホルダの形状例を示す図である。
【図9】分離パットホルダの形状例を示す図である。
【図10】分離パットホルダの形状例を示す図である。
【図11】分離パットホルダの形状例を示す図である。
【図12】分離パットホルダの形状例を示す図である。
【図13】分離パットホルダの形状例を示す図である。
【図14】分離パットホルダの形状例を示す図である。
【図15】本発明の第二実施例のファクシミリ装置の自
動給紙部と斜行防止部をを示す外観図である。
【図16】図15のファクシミリ装置に原稿ガイドを取
り付けた外観図である。
【図17】上部構造体の一部を排紙トレイにしたファク
シミリ装置の外観図である。
【図18】表面の凹凸の大きい分離パットの斜視図であ
る。
【図19】分離パットの表面凹凸と原稿のスリップ量の
関係を示す図である。
【符号の説明】
1…分離パットホルダ、2…分離パット、3…原稿搬送
ロ−ラ、4…原稿、5…バネ、6…従来の分離パットホ
ルダ、7…支点、8…凸部、9…下部構造体、10…上
部構造体、11…給紙トレイ、12…給紙ガイド、13
…原稿幅ガイド、14…ガイド爪、15…原稿ガイド、
16…排紙トレイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 107 8530−2H H04N 1/00 108 L 7232−5C (72)発明者 清野 太作 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大木 克夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 青柳 正久 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大賀 基美男 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所情報映像メディア事業部内 (72)発明者 清水 晃 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所情報映像メディア事業部内 (72)発明者 成井 陽一 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所情報映像メディア事業部内 (72)発明者 鈴木 次男 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所情報映像メディア事業部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿搬送ロ−ラに分離パットを押し付け、
    複数枚の原稿を分離し、搬送する自動給紙装置におい
    て、分離パットを押し付ける荷重を受け分離パットに圧
    接する凸部を有する分離パット保持部材を有し、前記分
    離パット保持部材の凸部は、分離パットと原稿搬送ロ−
    ラとの接触部の接触幅中央と原稿搬送ロ−ラの回転中心
    とを結ぶ線上に略一致した位置に配置することを特徴と
    する自動給紙装置。
  2. 【請求項2】原稿搬送ロ−ラに分離パットを押し付け、
    複数枚の原稿を分離し、搬送する自動給紙装置におい
    て、分離パットを押し付ける荷重を受け分離パットに圧
    接する凸部を有する分離パット保持部材を有し、前記分
    離パット保持部材の凸部は、分離パットの反原稿搬送ロ
    −ラ接触側の、分離パットと原稿搬送ロ−ラとの接触部
    の接触幅中央を圧接することを特徴とする自動給紙装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1及び2に記載の自動給紙装置にお
    いて、分離パットの分離ロ−ラ側の表面の凹凸を10ミ
    クロン以上にしたことを特徴とする自動給紙装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3に記載の自動給紙装置にお
    いて、給紙ガイドと、給紙トレイとからなる給紙部を備
    え、前記給紙ガイドは原稿の幅方向と積層方向を規制す
    るガイド爪を設けたことを特徴とする自動給紙装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の自動給紙装置において、
    前記給紙トレイに原稿の幅方向を支えるための原稿ガイ
    ドを備えることを特徴とする自動給紙装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の自動給紙装置において、
    前記原稿ガイドは取外し可能であることを特徴とする自
    動給紙装置。
  7. 【請求項7】原稿搬送ロ−ラに分離パットを押し付け、
    複数枚の原稿を分離し、搬送する自動給紙装置におい
    て、分離パットの分離ロ−ラ側の表面の凹凸を10ミク
    ロン以上にしたことを特徴とする自動給紙装置。
  8. 【請求項8】自動給紙装置を備えるファクシミリ装置に
    おいて、前記自動給紙装置は請求項1乃至7のいずれか
    に記載のものであることを特徴とするファクシミリ装
    置。
  9. 【請求項9】自動給紙装置と排紙トレイを備えるファク
    シミリ装置において、前記自動給紙装置は請求項1乃至
    7のいずれかに記載のものであり、前記排紙トレイは、
    開閉可能な筐体の一部を用いることを特徴とするファク
    シミリ装置。
  10. 【請求項10】自動給紙装置を備える複写装置におい
    て、前記自動給紙装置は請求項1乃至7のいずれかに記
    載のものであることを特徴とする複写装置。
  11. 【請求項11】自動給紙装置と排紙トレイを備える複写
    装置において、前記自動給紙装置は請求項1乃至7のい
    ずれかに記載のものであり、前記排紙トレイは、開閉可
    能な筐体の一部を用いることを特徴とする複写装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119144A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Funai Electric Co Ltd インクジェットプリンタ
US7497432B2 (en) 2004-03-15 2009-03-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet supplying device
US7618036B2 (en) * 2004-10-14 2009-11-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Paper feed unit, paper separating unit, and image forming apparatus
US9025221B2 (en) 2013-03-29 2015-05-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet conveying device and image reading apparatus

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