JP2000128400A - 自動原稿給送装置 - Google Patents

自動原稿給送装置

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JP2000128400A
JP2000128400A JP10302813A JP30281398A JP2000128400A JP 2000128400 A JP2000128400 A JP 2000128400A JP 10302813 A JP10302813 A JP 10302813A JP 30281398 A JP30281398 A JP 30281398A JP 2000128400 A JP2000128400 A JP 2000128400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ローラを逆転し容易に原稿の傾きを除去
できる自動原稿給送装置を提供する。 【解決手段】 自動給送装置(ADF)2には、給送時
に正転する給送ローラ220と、原稿5を画像読み取り
位置9へ案内する搬送路6と、画像読み取り位置9へ原
稿5の搬送時に正転する搬送ローラ12と、搬送ローラ
12と当接している当接ローラ16とが設けられてい
る。このADF2は、搬送ローラ12と当接ローラ16
との当接部を原稿の前縁が通過すると、給送ローラ22
0は停止し搬送ローラ12を逆転する手段と、原稿の前
縁が逆向きに搬送され通過した後、再び給送ローラ22
0と搬送ローラ12を正転する手段とを有しているた
め、原稿5は搬送路内でたわみ、原稿5のもつコシによ
り搬送中に生じる原稿5の傾きを除去し搬送方向と垂直
に揃えらることができ、位置合わせおよび連続的な読み
取り作業が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿搬送時の傾き
(以下スキュー)を除去する手段を有する自動原稿給送
装置(Auto Document Feeder:以下ADF)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙やフィルム等の原稿を読み取る
画像読み取り装置としては、フラットベッド型やシート
フィード型の画像読み取り装置が知られている。これら
の画像読み取り装置で一度に多数の原稿を読み取る場
合、ADFを搭載したフラットベッド型の画像読み取り
装置を用いたり、シートフィード型の画像読み取り装置
の給紙部に多数の原稿をセットして読み取り作業を行っ
ていた。給送時の原稿の分離方法としては、爪分離方式
やパッド分離方式などが利用されていた。
【0003】爪分離方式は、積載された用紙の先端角部
を積載容器の爪部に係止させておき、この爪部よりも後
方に配置された給送ローラを回転させることで、爪部と
給送ローラの間に用紙を挟み込んでたわませ、用紙のも
つコシにより用紙がはじかれることを利用して最上位の
用紙とそれより下位の用紙を分離させ給送する方式であ
る。
【0004】また、パッド分離方式は、給送ローラと用
紙との間の摩擦μ1、用紙と分離パッドとの間の摩擦μ
2、および用紙間の摩擦μ3としたときμ1>μ2>μ
3の関係になるように給送ローラと分離パッドを構成す
ることで最上位の用紙をそれより下位の用紙から分離さ
せる方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のADFを用いて複数の原稿を連続的に読み
取る画像読み取り装置では、ADFの原稿給送機構で分
離され給送される原稿が、搬送路内にある原稿の移動を
案内するガイド表面の凹凸、および搬送を行なうローラ
等によって移動を規制されながら搬送されるため、搬送
時に原稿の搬送方向に対して傾いた状態になることがあ
る。そのため、原稿毎に読み取り位置がずれやすく読み
取り作業をやり直す必要が生じる等の問題があった。
【0006】本発明の目的は、原稿の搬送時に発生する
スキューを原稿読み取り前に除去するADFを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のADFによると、給送する原稿の表面と接触して給送
時に正転する給送ローラと、給送された原稿を画像読み
取り位置へ案内する搬送路と、搬送路内で画像読み取り
位置へ原稿の搬送時に正転する搬送ローラと、搬送ロー
ラと対向して設けられ搬送ローラに当接している当接ロ
ーラとが設けられている。
【0008】上記のADFは、搬送ローラと当接ローラ
との当接部を搬送された原稿の前縁が通過すると、原稿
を給送する給送ローラは停止し、搬送ローラは逆転する
手段と、逆転する搬送ローラにより原稿の前縁が搬送ロ
ーラと当接ローラとの当接部を逆向きに搬送され通過し
た後、再び給送ローラと搬送ローラとを正転する手段と
を有しているので、搬送された原稿の後部は停止した給
送ローラに当接し移動不能な状態で逆搬送され、原稿は
搬送路内でたわむ。搬送路内でたわんだ原稿の前縁は、
原稿のもつコシにより搬送ローラと当接ローラの当接部
に搬送方向と垂直に揃えられることで、搬送中に生じる
原稿のスキューを除去した状態で搬送できるため、位置
合わせおよび連続的な読み取り作業が容易に行える。
【0009】本発明の請求項2に記載のADFによる
と、給送ローラは、円弧部と直線部を有する側面視略D
字型である。この給送ローラの円弧部の長さは、この円
弧部と原稿との当接が解除される地点から搬送ローラと
原稿とが当接する地点までの搬送路の距離よりも長く、
円弧部と原稿との当接が解除される地点から画像読み取
り位置までの搬送路の距離よりも短かくなるように設定
されているので、原稿は給送ローラにより確実に搬送ロ
ーラまで搬送されるが、画像読み取り位置では給送ロー
ラの円弧部と原稿との当接が解除されているため、給送
ローラによる画像読み取り位置での搬送速度の変化を防
止することができる。
【0010】本発明の請求項3に記載のADFによる
と、給送ローラと搬送ローラは非同期に作動する。これ
により、給送ローラおよび搬送ローラの正転、逆転をそ
れぞれ独立して行なうことができるので、原稿は後部が
停止した状態で逆向きに搬送され、スキューを除去でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】図1に示すように、フラットベッド型の画
像読み取り装置本体1の筐体10にADF2を搭載して
いる。
【0013】画像読み取り装置本体1の筐体10の上面
には透明なガラス等の素材で作られた原稿台3が設けら
れている。筐体10の内部はキャリッジ4が設けられて
おり、このキャリッジ4に光源41とラインセンサ42
とが搭載されている。光源41の照射光は原稿台3上の
原稿5の表面で反射され、集光レンズ43によりライン
センサ42に集光されるようになっている。ラインセン
サ42には、例えばCCD等の電荷蓄積型光センサが使
用される。
【0014】原稿台3の上にはADF2が搭載されてい
る。図1のように、原稿5の搬送路6は略U字型をして
おり、ホッパ210上に積載された複数の読み取り原稿
を分離パッドホルダ230に設けられた分離パッド23
1、給送ローラ220等により後述の方法で重送を防止
しながら給送することができる。
【0015】給送された原稿5は、第1ガイド31、第
2ガイド32およびADF2のフレーム11により形成
される搬送路6に移動を案内されながら、U字型に折り
返されて搬送ローラ12、排出ローラ13によって搬送
され、透明ガイド34、第3ガイド33によって移動を
案内されながら排出トレイ14上に排出される。このと
き第1ガイド31に対向してADF2のフレーム11に
設けられている補助ローラ15と、搬送ローラ12に当
接して設けられている当接ローラ16は、搬送路6での
原稿5の移動規制による搬送抵抗を軽減する働きがあ
る。また、排出ローラ13に当接して設けられている押
えローラ17の表面にはウレタン等の高摩擦素材が巻か
れており、搬送された原稿5の後端を確実に排出するこ
とができるようになっている。
【0016】図2に示すように透明ガイド34は、AD
F2のカバー部7の突出部71に係止させ固定する係止
穴343が形成されたプラスチック製の係合部342
と、シート状の透明部341とから構成されており、透
明ガイド34は係合部342に設けられた係止穴343
をADF2のカバー部7に設けられた突出部71に係止
し、透明シート341をADF2のフレーム11と第3
ガイド33との挟隙部に挿入することで、搬送路6に沿
ってADF2底部の原稿台3側に固定されている。この
透明ガイド34は、原稿5の移動を案内するだけでな
く、透明シート341を通して筐体2内部のラインセン
サ42による画像の読み取りを可能としている。
【0017】次に、ADF2の原稿分離機構について説
明する。
【0018】図3に示すように、このADF2は、フレ
ーム200と、このフレーム200に回動可能に支持さ
れた給送ローラ軸221と、この給送ローラ軸221に
取り付けられた一対の給送ローラユニット201、20
2と、フレーム200に対して回動可能に取り付けられ
たホッパ210とを備えている。
【0019】ホッパ210には、原稿幅方向にスライド
可能なエッジガイド203が取り付けられており、一対
の給送ローラユニットのうち、給送ローラユニット20
2は、エッジガイド203と連結されており、エッジガ
イド203とともに給送ローラ軸211に沿ってスライ
ド可能となっている。ホッパ210は、図4のように傾
斜しており、複数枚の原稿を積載状態でセットすること
が可能である。
【0020】図3に示したエッジガイド203は、原稿
の幅に合わせてスライドさせることが可能であり、給送
される原稿5の一方の側縁部を案内する。他方の側縁部
は、フレームの側壁204によって案内されるため、給
送ローラユニット201は給送ローラ軸211上をスラ
イドしない。
【0021】図4および図5に示すように、給送ローラ
220は、円弧部222と直線部223を有している側
面が略D字型に構成されており、表面はゴム等の高摩擦
材料で形成されている。この給送ローラ220は、給送
ローラ軸221に固定されているため、給送ローラ22
0は給送ローラ軸221に対して回動することができな
い。給送ローラ軸221は、図示しない駆動手段によっ
て、給送動作時にちょうど1回転だけ回転するようにな
っている。
【0022】ホッパ210は、図4のように軸211に
よってサブフレーム240に対して回動可能に取り付け
られている。このホッパ210上に、複数枚の原稿が積
層状態でセットすることができる。セットされた原稿5
の先端は、分離パッドホルダ230の背面部232に当
接することによって支持され揃えられている。
【0023】サブフレーム240は、給送ローラ220
のフレームであり、このサブフレーム240とホッパ2
10の先端部との間にはホッパばね(圧縮ばね)212
が設けられている。これによりホッパ210は、ホッパ
ばね212により図4において原稿5を給送ローラ22
0に当接させるように図の左上方向に常時付勢されてい
る。
【0024】分離パッド231は、分離パッドホルダ2
30に固定されている。この分離パッド231には、原
稿5との摩擦係数が、給送ローラ220と原稿5との摩
擦係数よりも小さく、かつ原稿5相互間の摩擦係数より
も大きな摩擦係数の材料、例えばコルク材等を用いる。
このとき、給送ローラ220と原稿5との摩擦係数をμ
1、分離パッド231と原稿5との摩擦係数をμ2、原
稿5相互間の摩擦係数をμ3とした場合、これらの摩擦
係数の間の関係は、μ1>μ2>μ3となる。分離パッ
ドホルダ230のパッド支持部233の下面とサブフレ
ーム240との間には、パッド付勢手段としてパッドば
ね235が設けられ、分離パッド231を給送ローラ2
20に向けて付勢されている。
【0025】アイドルローラ250は、軸251に回動
可能に支持されており、図4の矢印A、B方向にスライ
ドすることができ、給送ローラ220の円弧部222と
分離パッド231との原稿5を介した当接が解除される
前に、アイドルローラ250を分離パッド231に当接
するように作動し、給送ローラ220の直線部223
が、分離パッド231と対向し原稿5と当接していない
状態のときに搬送方向以外への原稿の移動を防止する。
【0026】次に、ADFの給送方法について説明す
る。
【0027】給送ローラ軸221が時計方向への回転
(正転)を開始し、給送ローラ220、ブッシュ22
4、ホッパカム214も時計方向へ回転する。
【0028】図6に示すように、給送ローラ軸221と
ともに回転するホッパカム214が所定角度正転してホ
ッパカム214とホッパ210の当接が解除されると、
ホッパばね212によってホッパ210が原稿5ととも
に瞬間的に押し上げられ、最上位の原稿51が、給送ロ
ーラ220の円弧部222に押し付けられホッパ210
と給送ローラ220とに挟まれた状態になる。
【0029】さらに給送ローラ220が回転を続ける
と、給送ローラ220の円弧部222が最上位の原稿5
1と接触し、分離パッド231に向けて送られるが、最
上位の原稿51と次位の原稿52が静電気や摩擦力によ
って同時に分離パッド231へと送られることもある。
しかし、次位の原稿52は分離パッド231に接触する
ことによりその移動を規制され、一次的に最上位の原稿
52と分離される。
【0030】さらに給送ローラ軸221が回転し続ける
と、給送ローラ220の円弧部222が最上位の原稿5
1を介して分離パッド231を押し付ける。分離パッド
231は押し下げられるが、同時にパッドばね235の
付勢力によって給送ローラ220の円弧部222と分離
パッド231の間の最上位の原稿51を挟圧する。この
際、上述のように、次位の原稿52も最上位の原稿51
とともに送られることもある。しかし、前述のように給
送ローラ220と最上位の原稿51との摩擦係数をμ
1、分離パッド231と次位の原稿52との摩擦係数を
μ2、原稿51および52相互間の摩擦係数をμ3とし
た場合、これらの摩擦係数の間の関係は、μ1>μ2>
μ3となっているので、給送ローラ220の円弧部22
2と分離パッド231の間に原稿が重送されても次位の
原稿52は分離パッド231との摩擦力により移動が規
制されることで二次的に最上位の原稿51と分離され、
最上位の原稿51のみが給送されることになる。
【0031】さらに給送ローラ軸221が回転し続ける
と、最上位の原稿51が給送ローラ220の円弧部22
2と分離パッド231とで挟圧された状態で送られる。
給送ローラ軸221とともに給送ローラ220が回転し
続け、最上位の原稿51を介しての給送ローラ220の
円弧部222と分離パッド231との当接が解除される
前にアイドルローラ250が分離パッド231に当接を
開始する。
【0032】さらに給送ローラ軸221が回転し続け
て、基準状態からちょうど1回転すると図5に示すよう
に、ホッパ210がホッパカム214により押し下げら
れた状態に戻る。給送される最上位の原稿51は、給送
ローラ220の円弧部222による搬送が解除される。
このとき最上位の原稿51の先端は、図1に示す搬送ロ
ーラ12と当接ローラ16とが当接した位置まで達して
おり、後端が分離パッド231とアイドルローラ250
との当接部を通過するまでは、分離パッド231とアイ
ドルローラ250とに当接した状態で搬送ローラ12に
より搬送される。また、アイドルローラ250は分離パ
ッド231に向けて最上位の原稿51を挟み込んでいる
ので、次位の原稿が最上位の原稿51とともに給送され
ることを防止している。
【0033】次に、原稿搬送経路、原稿読み取り方法に
ついて説明する。
【0034】図7に示すようにADF2から出た原稿5
は、第1ガイド31と当接する。この第1ガイド31に
より原稿5が上方へ巻き上がるのを規制している。第1
ガイド31に当接した後、原稿5は第1ガイド31とA
DF2のフレーム11によって形成された搬送路6を円
弧状に搬送される。また、第1ガイド31は、ガイド固
定部35により回動可能にカバー部7に固定されている
ため、原稿5が搬送路6に詰まった場合でも容易に取り
除くことができる。原稿5が第1ガイド31とADF2
のフレーム11で形成された搬送路6に案内され通過す
ると、続いて第2ガイドとADF2のフレーム11で形
成された搬送路6により円弧状に搬送され、搬送ローラ
12へ到達する。第1ガイド31に対向してADF2の
フレーム11に設けられている補助ローラ15および搬
送ローラ12に当接して設けられている当接ローラ16
は、ともに原稿5の移動に付随して回転し、ガイド3
1、32によって移動が規制された原稿5の搬送抵抗を
軽減させ、原稿5の搬送をスムーズに行う働きがある。
【0035】搬送ローラ12に到達した原稿5は、原稿
送りによって生じる傾きを原稿5のもつコシを利用して
補正するスキューの除去を行う。このスキューの除去の
手順を以下に示す。
【0036】原稿送りによって傾いた状態で搬送ローラ
12に達した原稿5の前縁53は、図8および図11に
示すように正転している搬送ローラ12と当接ローラ1
6との当接部62を通過する。このとき図14のAのよ
うに搬送ローラ12と給送ローラ220は一旦停止する
が、給送ローラ220の円弧部222はまだ原稿5と当
接しているため、原稿5の後部の動きは固定されてい
る。
【0037】ここで図14のBのように給送ローラ22
0を停止して原稿5の後部を固定したまま搬送ローラ1
2のみを図9の矢印方向に逆転させると、図12に示す
ように原稿5の前縁53と当接ローラ16との当接が解
除され原稿5の動きは停止し、図9のように原稿5は搬
送路内でたわみ、図14のCのように搬送ローラ12の
逆転も停止する。ここで原稿5のもつコシにより原稿5
の先端が搬送ローラ12と当接ローラ16との当接部6
2に搬送方向に対し垂直に揃えられスキューを除去する
ことができる。
【0038】図14のDのように、再び搬送ローラ12
と給送ローラ220は正転を開始する。給送ローラ22
0の正転は、原稿5給送ローラ220の直線部223が
対向した状態になると図14のEのように停止し、図1
0および図13に示すように原稿5の搬送は搬送ローラ
12によって行われる。原稿5は、透明ガイド34と搬
送ローラ12によって形成される搬送路を搬送され画像
読み取り位置9へ到達するが、給送ローラ220の停止
は、図14のFのように画像読み取り位置9での画像読
み取り開始前であり、画像読み取り時には給送ローラの
影響を受けない。
【0039】原稿は、画像読み取り位置9で1ラインず
つ筐体10内部にあるキャリッジ4に備えられたライン
センサ42によって読み取られていく。筐体10内のキ
ャリッジ4は所定の位置に停止し、原稿読み取り時に筐
体10内を移動することはない。
【0040】原稿読み取り時の原稿搬送速度は、ライン
センサ42の1ラインの読み取り速度に応じた速度にな
るように搬送ローラ12が回転し原稿5を搬送する。ま
た、読み取り時は図10に示すように給送ローラ220
の円弧部222は原稿5と当接していない位置で停止し
ているが、図10のようにアイドルローラ250が原稿
5に当接し、原稿5の移動等を防いでいる。また原稿5
の搬送は搬送ローラ12および搬送ローラ12と同期し
た排出ローラ13で行われているので、給送ローラ22
0による影響がなく原稿5を安定した状態で搬送するこ
とができる。
【0041】上記の給送ローラ220、搬送ローラ12
および排出ローラ13は、図示しない同じ駆動装置によ
り駆動しているが、給送ローラ220の正転、停止の制
御は図16に示すようにサブフレーム240の一端部に
設けられたソレノイド243への通電によって、給送ロ
ーラ駆動軸221に設けられたクラッチ228の接離に
より行われる。ソレノイド243に通電されているとき
は、クラッチ228により給送ローラ軸221に駆動力
が伝達され給送ローラ220は回転するが、ソレノイド
243に通電されていないときは給送ローラ軸221へ
の駆動力の伝達が解除され給送ローラ220は停止す
る。
【0042】上記の場合、原稿5は給送ローラ220か
ら搬送ローラ12に到達するまで搬送される必要がある
が、原稿5の先端が画像読み取り位置9に達した時点で
は、給送ローラ220の円弧部222と原稿5との当接
が解除されている必要がある。そこで図15に示すよう
に、搬送路6において給送ローラ220の円弧部222
と分離パッド231の当接が解除される地点から搬送ロ
ーラ12と当接ローラ16が当接する地点までの距離を
D1、給送ローラ220の円弧部222の長さをD2、
搬送路6において給送ローラ220の円弧部222と分
離パッド231の当接が解除される地点から画像読み取
り位置9までの距離をD3としたとき、D3>D2>D
1の関係となるようにD1、D2、D3を設定しなくて
はならない。
【0043】画像読み取り位置9を通過した後に原稿5
は、第3ガイド33とADF2のフレーム11によって
形成された搬送路6を排出ローラ13へと移動してい
く。排出ローラ13に到達した原稿5は、搬送ローラ1
2の回転と同期している排出ローラ13と、原稿5の移
動に付随して回転する押えローラ17とによって排出ト
レイ14へと排出される。この排出ローラ13の回転は
搬送ローラ12と同期しているため、画像読み取り位置
9での原稿搬送速度に影響することはない。また、押え
ローラ17の表面にはウレタン等の高摩擦材料が巻かれ
ており、原稿5が排出ローラ13と押えローラ17との
当接部を通過した後でも原稿5がとどまることなく最後
まで確実に排出トレイ14へと排出することができる。
【0044】本実施例では、複数の原稿から最上位の原
稿のみを分離して給送し、スキューを除去する手段につ
いて説明したが、原稿が1枚の場合でもスキュー除去に
ついて同様の効果を得ることができる。
【0045】本発明の実施例によると、給送ローラによ
り次位の原稿と分離された最上位の原稿は、搬送中にロ
ーラやガイドとの当接および規制により生じる原稿の傾
きを一旦逆搬送することで原稿のもつコシを利用して除
去することができ、連続的な原稿の位置合わせ作業が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による画像読み取り装置の概略
構造を示す模式図である。
【図2】本発明の実施例による透明ガイドの概略平面図
である。
【図3】本発明の実施例によるADFの給送部の概略斜
視図である。
【図4】本発明の実施例によるADFの給送部の一部切
断側面図であり、給送ローラと分離パッドおよびホッパ
の位置関係を示している。
【図5】本発明の実施例によるADFの一部切断側面図
であり、原稿を積載したホッパがホッパカムにより押し
下げられた状態を示している。
【図6】本発明の実施例によるADFの一部切断側面図
であり、給送される原稿と給送ローラとの位置関係を示
している。
【図7】本発明の実施例によるADFの概略構造を示す
模式図である。
【図8】本発明の実施例によるスキュー除去の作動説明
図である。
【図9】本発明の実施例によるスキュー除去の作動説明
図である。
【図10】本発明の実施例によるスキュー除去の作動説
明図である。
【図11】本発明の実施例によるスキュー除去の作動説
明図である。
【図12】本発明の実施例によるスキュー除去の作動説
明図である。
【図13】本発明の実施例によるスキュー除去の作動説
明図である。
【図14】本発明の実施例によるスキュー除去の作動シ
ーケンスである。
【図15】本発明の実施例による給送ローラの円弧部の
長さと、搬送路の長さとの関係を示す説明図である。
【図16】本発明の実施例によるADFの給送ローラユ
ニットの概略構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 読み取り装置本体 2 自動原稿給送装置(ADF) 3 原稿台 4 キャリッジ 5 原稿 6 搬送路 9 画像読み取り位置 10 筐体 11 搬送フレーム 12 搬送ローラ 13 排出ローラ 15 補助ローラ 16 当接ローラ 17 押えローラ 31 第1ガイド 32 第2ガイド 33 第3ガイド 34 透明ガイド 41 光源 42 ラインセンサ 51 最上位の原稿 52 次位の原稿 53 前縁 61、62 当接部 210 ホッパ 220 給送ローラ 222 円弧部 223 直線部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 AB18 BA03 CA01 2H076 AA04 BA15 BA24 BA41 BA45 BA63 BA67 EA14 3F102 AA03 AB01 BA02 BB02 DA08 EA03 FA07 3F343 FA03 FC11 GA03 GB01 GC01 GD01 HA12 JA03 LC17 LC22 MB13 MB15 MC08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の表面と接触し、正転して前記原稿
    を給送する給送ローラと、 前記給送ローラによって給送された原稿を画像読み取り
    位置へ案内する搬送路と、 前記搬送路で正転して原稿を搬送する搬送ローラと、 前記搬送ローラに対向して設けられ前記搬送ローラに当
    接する当接ローラと、 前記搬送ローラと前記当接ローラとの当接部を前記原稿
    の前縁が通過した後、前記給送ローラを停止し、前記搬
    送ローラを逆転する手段と、 前記前縁が前記当接部を逆向きに搬送され通過した後、
    再び前記搬送ローラおよび前記給送ローラは正転する手
    段と、 を有することを特徴とする自動原稿給送装置。
  2. 【請求項2】 前記給送ローラは、円弧部と直線部を有
    する側面視D字型の給送ローラであり、 前記円弧部の長さは、前記円弧部と原稿との当接が解除
    される地点から前記搬送ローラと原稿とが当接する地点
    までの搬送路の距離よりも長く、 前記円弧部と原稿との当接が解除される地点から前記画
    像読み取り位置までの搬送路の距離よりも短かいことを
    特徴とする請求項1に記載の自動原稿給送装置。
  3. 【請求項3】 前記給送ローラと前記搬送ローラは非同
    期に作動することを特徴とする請求項1または2のいず
    れか一項に記載の自動原稿給送装置。
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