JP3879457B2 - 給送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に複写機、プリンタ、ファックス等の画像記録装置やハガキフィーダ等に用いられるシート材の給送装置に関するものであり、より詳しくは画像記録装置の給紙カセットや手差し給送装置や原稿載置台、或いはハガキフィーダ等に積載されるシート材の量に応じてシート材への押圧力を変化させる1対の規制部材を有する給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機、レーザービームプリンタ等の画像記録装置に採用されている給紙カセットや手差し給送装置や原稿載置台、或いはハガキフィーダ等の、シート材の給送装置において、シート材を給紙台上に複数枚積載し、その最上位のものから順次に給送するようにしたものが知られており、本願発明者らは、レーザービームプリンタ等の画像記録装置での、例えば給紙カセットや手差し給送装置を給送装置として用いて、画像に対して給送されるシート材の片寄りを補正する方法について、特開2001−125440号公報にて開示した。
【0003】
一方、給紙カセットや手差し給送装置やハガキフィーダ等の給送装置において、現在用いられているシート材の給送時の、シート材の給送方向に垂直なシート材の幅方向の位置決めとしては、給紙台上のシート材を両端の規制部材によって押圧・規制するものが一般的に用いられており、シート材の給送時の基準位置の位置決めを図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シート材には裁断寸法に多少のばらつきがある場合があり、また、シート材を給送装置の積載面に積載する際にもその積載位置に多少のばらつきが発生する。シート材の給送方向に垂直なシート材の幅方向の位置決めのため、シート材の給送時の基準面となる基準側の規制部材を設けて、シート材の一方の側端を基準とした際には、シート材のサイズや積載位置のばらつきによって給送時にこの基準の位置もばらつき、画像と紙送り位置とがばらつくこととなる。
【0005】
このばらつきを防ぐため、従来より、基準側と反対の側面からシート材を付勢する規制部材を設けてシート材を基準面側に付勢し、給送装置の基準面にシート材の基準側端を付き当てつつ給送を行う方式が存在するが、シート材の積載量によってその適正付勢力が大きく変化する。例えば、積載面にシート材が大量に積載されている場合、このシート材を基準面側に付勢するためには大きな付勢力が必要であるが、付勢力を大きく設定すると、積載されるシート材が少量になった際、シート材は過剰な付勢力に耐えきれず座屈してしまう。シート材の種類によっては、少量のシート材、例えば1枚のシート材でも座屈させず、かつ大量のシート材が積載されている場合においても適切にシート材を付勢する付勢力を与えるという両方の条件を同時に満足させることは困難であった。
【0006】
本発明は上記の問題点を解決し、給送装置から給送されるシート材の種類の全てのシート材に対して常に適正な付勢力を与え、少量のシート材、例えばシート材が1枚の際にも、シート材を座屈させない程度の付勢力を与え、かつ大量のシート材の積載時においても適切に付勢する付勢力を与える給送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、シート材を積載する積載面と、前記シート材の一側端の位置を給送時の基準位置に規制する基準側規制部材と、前記シート材を前記基準側規制部材へと付勢する付勢側規制部材とを備えた給送装置において、前記付勢側規制部材は、内側上端に係止部を備えた枠体と、前記枠体内に、シート材を付勢するものであって給送方向に垂直な平面内で揺動自在、かつ前記基準側規制部材に対して接離方向に移動自在に挟持される付勢部材と、前記付勢部材を、シート材を基準側規制部材に付勢する向きに押圧する弾性部材と、を具備し、前記係止部は、前記付勢部材上端もしくは上端近傍のストッパーを係止するものであって、前記弾性部材は、前記付勢部材のシート材付勢面の背面においてシート材最大積載高さ以上、かつ被係止部より下方を押圧するものであることを特徴とする給送装置によって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。なお、下記の実施の形態の説明において、シート材としては記録紙、OHT(オーバヘッドトランスペアレンシ)、ラベル等が用いられる。
【0009】
本発明に係わる給送装置を備えた画像記録装置の一実施の形態の画像形成プロセス及び各機構とについて、図1ないし図7を用いて説明する。図1は、本発明に係わる給送装置を備えた画像記録装置の一実施の形態を示す電子写真方式を用いたディジタル複合機の概要断面図であり、図2は、図1の装置本体の概要斜視図であり、図3は、図1の手差し給送装置を示す拡大斜視図であり、図4は、付勢側規制部材を示す概要断面図であり、図5は、付勢側規制部材の分解・組立図であり、図6は、シート材の積載量に応じての付勢部材によるシート材の押圧状態と付勢部材の揺動状態とを示す図であり、図7は、図6における付勢部材の揺動の際に付勢部材に加わる押圧力の条件設定説明図である。なお、以下の説明において、シート材を搬送する各ローラは、駆動及び従動の一対のローラにより構成されるものであり、それぞれ不図示の制御手段による駆動信号に基づき駆動される駆動手段(不図示)により回転、駆動される。また、本実施例の画像記録装置はシート材の両面に画像記録を行うことを可能としているが本発明はかかる構成に拘束されるものではない。
【0010】
図1、図2に示す画像記録装置は、デジタル方式を用いた複合機能を有する画像記録装置であって、装置本体の上部に自動原稿搬送装置ADFを設けるとともに、画像読取り部A、画像処理部B(図示省略)、画像形成部C、シート材給送部Dから構成されている。
【0011】
図1または図2に示すように、自動原稿搬送装置ADFは、装置本体の上部に設けられ、原稿を一枚ずつ送り出し、原稿の画像読取位置へと搬送し、画像読取が終わった原稿を排紙する装置である。原稿載置台111上に載置された複数枚の原稿は、原稿分離ローラ112によって分離され、1枚ずつ搬送される。原稿分離ローラ112によって分離・搬送された原稿は、原稿搬送ローラ113によって搬送され、下方に設けられた画像読取り部Aによって、スリット211を通して、原稿の画像が読み取られる。画像が読み取られた原稿は、原稿排紙ローラ114によって、原稿排紙台115上へと排紙される。ところで、原稿の両面の画像を読み取る際には、画像が読み取られた原稿は、原稿反転部116によって原稿の表裏が反転されて、再度、原稿搬送ローラ113によって搬送され、画像読取り部Aによって、スリット21を通して、原稿の裏面の画像が読み取られる。そして、裏面の画像が読み取られた原稿は、原稿排紙ローラ114によって、原稿排紙台115上へと排紙される。このような工程を、原稿載置台111上に載置された原稿の枚数分繰り返され、原稿の画像が読み取られる。
【0012】
また、自動原稿搬送装置ADFは、一体に可倒式に構成されており、この自動原稿搬送装置ADFを起こしてプラテンガラス212上を開放することにより、プラテンガラス212上に原稿を直接載置することができるように構成している。なお、本実施の形態では、原稿搬送ローラ113によって原稿を搬送しながら、原稿の画像を読み取るように構成しているが、原稿搬送ローラ113によって搬送された原稿をプラテンガラス212上に静止させた上で画像を読み取るように構成してもよい。
【0013】
画像読取り部Aは、原稿の画像を読み取り画像データを得る手段であり、装置本体内の上部に設けられている。この画像読取り部Aは、自動原稿搬送装置ADFの原稿搬送ローラ113によって搬送されている原稿の画像を読み取るためのスリット状の開口部であるスリット211と、原稿を直接載置(静置)するための原稿台であるプラテンガラス212と、原稿に光照射する光源であるランプと原稿からの反射光を反射させる第1ミラーとを一体化している第1ミラーユニット213と、第1ミラーからの光を反射させる第2ミラーと第3ミラーとを一体化したVミラーユニット214と、スリット211上或いはプラテンガラス212上の原稿からの反射光をCCDイメージセンサ216に結像させる結像手段である結像レンズ215と、結像レンズ215によって結像された光像を光電変換して画像情報を得る画像読取手段であるライン状のCCDイメージセンサ216とによって構成されている。
【0014】
自動原稿搬送装置ADFによって送られている原稿を、画像読取り部Aで読み取る際は、第1ミラーユニット213及びVミラーユニット214は、図1において左方に移動し、第1ミラーユニット213がスリット211の下方に位置している。そして、原稿搬送ローラ113によってスリット211上を搬送されている原稿を、ランプで光照射し、原稿から反射した光は、第1ミラーユニット213、Vミラーユニット214、結像レンズ215を介して、CCDイメージセンサ216に入射する。CCDイメージセンサ216では、入射した光を光電変換して、主走査方向(図1において紙面垂直方向)に原稿の画像を読み取り、一方、原稿が原稿搬送ローラ113によって副走査方向に移動されているので、原稿全面の画像を読み取ることができる。CCDイメージセンサ216で読み取った画像情報は順次電気信号(輝度信号)に光電変換されたのちA/D変換を行い、画像処理部Bにおいて濃度変換、フィルタ処理などの処理が施された後、画像データは一旦メモリにストアされた後、レーザー書込系を用いた画像書込手段である露光光学系12に供される。
【0015】
また、プラテンガラス212上に原稿が直接載置された場合は、第1ミラーユニット213とVミラーユニット214とを、プラテンガラスに沿って、図1において右方向に移動させながら、原稿の画像を読み取ることができる。
【0016】
画像形成部Cは、画像読取り部Aで得た画像データに基づいて所定のプロセススピードで搬送されているシート材上に画像形成を行う。本実施の形態の画像形成部Cは、電子写真プロセスを用いて画像を形成するものである。
【0017】
画像形成部Cでは、画像形成ユニットとして像担持体である感光体ドラム10の外周に、帯電手段である帯電器11、現像手段である現像器13、転写手段である転写器14a、分離手段である分離器14b、クリーニング手段であるクリーニング装置18が各々動作順に配置されている。感光体ドラム10は、光導電性化合物をドラム基体上に塗布形成したもので、例えば有機感光体(OPC)が使用され、図示の時計方向に駆動回転される。
【0018】
回転する感光体ドラム10へは帯電器11による一様帯電がなされた後、露光光学系12により画像処理部Bのメモリより呼び出された画像信号に基づいた像露光(画像書込)が行われる。画像書込手段である露光光学系12は図示しないレーザーダイオードを発光光源とし、画像情報に基づきレーザビーム光が変調され、回転するポリゴンミラー12a、fθレンズ(符号なし)、シリンドリカルレンズ(符号なし)を経て反射ミラー12bにより光路が曲げられ主走査がなされるもので、感光体ドラム10上の所定位置において像露光(画像書込)が行われ、感光体ドラム10の回転(副走査)によって潜像が形成される。本実施例では文字部に対して露光を行い反転潜像を形成する。
【0019】
感光体ドラム10上の反転潜像は現像器13によって反転現像が行われ、感光体ドラム10の感光層面にトナー像による可視画像が形成される。
【0020】
シート材給送部Dでは、画像形成ユニットの下方に異なるサイズのシート材Tが収納されたシート材収納手段である給紙カセット41a〜41cを有する給紙ユニット4A、4B、4Cが設けられていて、シート材Tが何れかの給紙カセット41a〜41cより、送り出しローラ42a〜42c、捌きローラ43a〜43cにより送り出され、中間搬送ローラ44a〜44c、案内ローラ45を経て搬送部40の入口側のレジストローラ46へと搬送される。
【0021】
また図2に示すように、画像形成部Cの上部側端に設けられる表示パネル221は操作部を兼用し、不図示の制御手段からの各種のモード選択や操作方法や処理手順等を表示するものである。
【0022】
また、画像形成部Cの側方には手差し給送装置THが設けられていて、シート材Tが基準側板SBaと付勢側板SBbとにより挟持されて手差し給紙台THa上に積載される。表示パネル221において手差し給紙モードが選択された場合、シート材Tは、押し上げ板THbにより手差し送り出しローラTRaへ押圧される状態とされ、手差し送り出しローラTRaと手差し捌きローラTRbとにより、手差し給紙台THa上から1枚ずつ送り出され、レジストローラ46へと搬送される。
【0023】
上記それぞれの方法により給紙されるシート材Tは、レジストローラ46によってシート材の傾きと偏りの修正を行い一時停止された後、感光体ドラム10上のトナー像と同期が取られてレジストローラ46から再給紙が行われ、転写前ローラ47を経て転写器14aの転写域へと搬送される。
【0024】
感光体ドラム10上のトナー像は転写域において、転写器14aによってシート材T上に転写され、次いで分離器14bによって除電されて感光体ドラム10面より分離され、搬送ベルト14cにより定着装置17に搬送される。
【0025】
定着装置17は定着ローラ17aと加圧ローラ17bとを有しており、シート材Tを定着ローラ17aと加圧ローラ17bとの間を通過させることにより、加熱、加圧によってトナー像がシート材T上に溶融、固着される。
【0026】
転写後の感光体ドラム10の周面上に残った転写残トナーは、クリーニング手段であるクリーニング装置18によりクリーニングされる。
【0027】
片面のトナー像の定着を終えたシート材Tは以下に述べる両面画像形成或いは片面画像形成のモード選択にしたがって、他面にもトナー画像を形成する両面画像、或いは片面画像の状態で排紙トレイ19上に排出される。
【0028】
表示パネル221において両面画像形成モードが選択されたときは、上述した表面の画像定着を終えたシート材Tは、反転切替部材52を有する反転搬送路50、スイッチバック経路50a、第2反転搬送路50bから構成されるADU機構の、反転搬送路50に沿って下降し、スイッチバック経路50aに一旦搬入されたのち搬出されて表面と裏面との反転が行われ第2反転搬送路50bを通って、前述した案内ローラ45によって搬送部40に沿って再給紙され、シート材の傾きと偏りの補正を行うレジストローラ46によってシート材Tは一時停止を行ったのち再給紙が行われ、感光体ドラム10上に再度形成された裏面画像のトナー像が転写器14aの転写域においてシート材Tの裏面に転写されたのち分離搬送され、定着がなされて排紙トレイ19上に排出される。
【0029】
また、表示パネル221において片面画像形成モードが選択されたときは、表面画像の定着を終えたシート材Tはそのまま直進して排紙トレイ19上に排出され、或いは反転切替部材52によって上下面の反転を行ったのち排紙トレイ19上に排出される。
【0030】
図3ないし図5によれば、図3に示すTHは、本発明の給送装置の一例としての手差し給送装置であり、手差し給送装置THには、シート材としてのシート材Tを積載する積載面Mを有する積載部材である手差し給紙台THaと、図2にて前述した表示パネル221により手差し給紙モードが選択された場合に手差し送り出しローラTRaへ押圧状態とされる押し上げ板THbとが設けられる。手差し給紙台THaのシート材Tの積載側には、シート材Tの一側端の位置を給送時の基準位置に位置規制し、シート材Tの給送時の基準面Mkとなる基準側規制部材である基準側板SBaと、シート材Tを基準側板SBaに押圧・付勢する付勢側規制部材である付勢側板SBbとからなる1対の規制部材が備えられる。また、付勢側板SBbにはシート材Tを積載する台座部KSbが設けられ、また後段において詳述するように、手差し給紙台THa上に積載されるシート材Tを、シート材の給送方向に垂直な方向に押圧するための付勢部材である付勢板FPが取り付けられている。
【0031】
基準側板SBaと付勢側板SBbとにより、手差し給紙台THa上に載置したシート材Tが給紙方向に案内される。この基準側板SBa及び付勢側板SBbは、シート材の給送方向に垂直な方向で基準側板SBaに取り付けられたラックLKa及び付勢側板SBbに取り付けられたラックLKbと、手差し給紙台THaに設けられるピニオンPNとにより、基準側板SBaと付勢側板SBbとが互いに連動して移動され、シート材Tのサイズに合わせてシート材の給送方向に垂直な方向の、シート材幅方向に移動できるように設けられ、シート材Tのサイズに応じた案内壁を形成する。
【0032】
図4に示す手差し給紙台THaの積載面Mと反対側に設けられる複数個のダボDaが、図3に示すガイド溝GMbと嵌合されており、付勢側板SBbが手差し給紙台THa上をシート材の給送方向に垂直な方向に移動できるように設けられる。図4には付勢側規制部材側のみを示してあるが、基準側規制部材についても同様な構成により、ダボ(不図示)とガイド溝GMaとの嵌合により、基準側板SBaが手差し給紙台THa上をシート材の給送方向に垂直な方向に移動できるように設けられる。上記において、基準側板SBaを固定とし、付勢板FPのみを移動可能とするようにしてもよい。
【0033】
また図4に示すように、付勢側板SBbは、シート材Tの給送方向に対して垂直方向に移動可能な枠体であるケーシングKSと、該ケーシングKS内に嵌め込まれて設けられるもので、シート材の給送方向に対して垂直な平面内でケーシングKSに対して揺動自在となるように、かつ前述した基準側板SBaに対して接離方向に移動自在となるようにケーシングKSに挟持されて積載されるシート材Tの幅方向の上層部を押圧・付勢する付勢部材である付勢板FPと、図3にて前述した基準側板SBaの基準面Mkの方向にシート材Tを付勢板FPにより押圧するための弾性部材であるコイルスプリングSPaとにより構成される。
【0034】
コイルスプリングSPaはケーシングKS側に設けられるスプリングホルダSHaと付勢板FP側に設けられるスプリングホルダSHbとに掛け渡されるものである。また、付勢板FPの上端部に係止部KSaを係止するための被係止部であるストッパ部STを設けると共に、付勢板FPがケーシングKSの内部空間KScに配設された状態においてストッパ部STと対向するケーシングKSの内側上端位置で、シート材Tの最大積載高さの位置Pbと同等或いは最大積載高さの位置Pbより上の位置に係止部KSaを設ける。さらにピンPNaに結合されてスライドレバーLVaが付勢板FPに取り付けられる。
【0035】
通常、図4に示すように、台座部KSbに積載されるシート材Tの側端と当接する付勢板FPの面には、三角マークが設けられており、三角マークの位置がシート材の最大積載高さの位置Pbを示す。付勢板FPへのコイルスプリングSPaの押圧位置Paは、上記手差し給紙台THaの付勢板FPへの最大積載高さの位置Pb以上、かつ、付勢板FPの上端の係止部KSaのストッパ部STとの係止位置P2(図6参照)より下方の位置で付勢板FPを押圧するものである。
【0036】
コイルスプリングSPaがケーシングKS側に設けられるスプリングホルダSHaと付勢板FP側に設けられるスプリングホルダSHbとに掛け渡され、後段において詳述するように、シート材Tの使用により、手差し給紙台THa上に積載されるシート材Tの積載量の減少に伴って、付勢側板SBbが基準側板SBaの基準面Mk側に近づくが、付勢側板SBbが、給送装置において対応し得る最小のシート材を、例えばA−4サイズ縦送りのものとし、シート材の送り幅、この場合はA−4サイズ縦送り幅210mmを定型の基準寸法とし、定型の基準寸法に対してのシート材寸法の許容ばらつきを−2mm以下とし、定型の基準寸法210mmに対してのシート材の許容最小寸法208mm以下に基準面Mkの側に近づかないように、基準側板SBaの側まで付勢板FPが移動した際に、ストッパ部STを係止部KSaにて係止する。即ち、給送装置の手差し給紙台THaにおいて対応し得るシート材寸法の許容ばらつきの内、最も小さいシート材の側端部の位置か、或いは最も小さいシート材の側端部の位置より基準側板SBaの側まで付勢板FPが移動した際に、ストッパ部STを係止部KSaにて係止するようにするものである。この係止位置は、許容最小寸法より更に若干内側に設けてもよい。
【0037】
また図5に付勢側規制部材の分解・組立図を示すように、スライドレバーLVaを付勢板FPの切り欠き部FPaに差し込んだ状態で、付勢板FPに設けられるピンホルダPHD1の孔H1と、スライドレバーLVaの孔Haと、ピンホルダPHD2の孔H2とを通してピンPNaを嵌入し、付勢板FPとスライドレバーLVaとがピンPNaを支軸として回転可能なように取り付ける。
【0038】
さらに、スライドレバーLVaが取り付けられた付勢板FPを、ケーシングKSの内部空間KScに挿入し、コイルスプリングSPaを付勢板FPとケーシングKSとに掛け渡すと共に、ケーシングKSの台座部KSbの裏側に設けられる1対のガイドレールGLの案内溝GMnにスライドレバーLVaを嵌め込み付勢側板SBbが組み立てられる。この状態で、前述したように複数個のダボDaをガイド溝GMbに嵌め込み、手差し給紙台THa上面部に付勢側板SBbが載置される。これにより、ピンPNaと結合されるスライドレバーLVaが基準側板SBaの基準面Mk(図3参照)に対して垂直方向にのみスライド自在とされ、以下に説明するように、通常初期状態において最大積載位置Pbまで手差し給紙台THa上に積載されているシート材Tの、使用に伴う積載量の減少に追従して常にシート材Tの上層部を付勢できるよう、付勢板FPとスライドレバーLVaとがピンPNaを支軸としてシート材Tの押圧により揺動自在に取り付けられる。
【0039】
このピンPNaを介して取り付けられるスライドレバーLVaは、付勢板FPをスライド自在かつ揺動自在にしながら、ケーシングKSから外れ出ないようにし、またシート材給送方向と平行を保つための、案内部材としての役割を担う。
【0040】
即ち、図6(A)に示すように、通常初期状態において最大積載位置Pb近辺まで手差し給紙台THa上にシート材Tが積載されている場合は、ケーシングKSの係止部KSaと付勢板FPのストッパ部STとが離間された状態であり、手差し給紙台THa上に積載されているシート材Tの上層位置Pでの押圧力FはコイルスプリングSPaの押圧位置Paでの押圧力Faと等しい(F=Fa)。この際、シート材Tの上層位置Pでの押圧力Fは、積載されたシート材Tの束の内、上層部近辺に積載されるシート材Tの集合の端部を整え基準側板SBaの基準面Mk(図3参照)を押圧可能な力Ft(N)に対して、
F>Ft
であることが必要である。また、シート材Tの上層部周辺を集中的に押圧力するためには、付勢板FPが、上方に向かうほど基準側規制部材に対して近づく向きに傾斜していることが必要である。このために、コイルスプリングSPaの押圧位置Paは、Pbと等しいかまたはPbより上方に配置する。この時点では、押圧力Fは1枚のシート材にかかっている力ではないので、上層部でのシート材の座屈は起こらない。
【0041】
手差し給紙台THa上に積載されているシート材Tの使用により、シート材Tの積載量が徐々に減少し、シート材Tの上層位置PがコイルスプリングSPaの押圧位置Paより遠ざかったある時点において、係止部KSaとストッパ部STとが当接される状態へと移行する。この当接する時点の上層位置Pは、積載されるシート材Tの寸法ばらつきによって変化するため一定ではない。
【0042】
図6(B)に示すように、係止部KSaとストッパ部STとが当接された状態で更にシート材Tの積載量が減少していく過程においては、コイルスプリングSPaによる押圧力は、シート材Tにかかる力Fと、ストッパが係止部KSaを押圧する押圧力F2とに分散される。これらの具体的な各押圧力の関係は、図(7)において、ストッパ部STの係止位置をP2、係止位置P2での押圧力をF2(N)、コイルスプリングSPaの押圧力をPa、押圧位置Paでの押圧力をFa(N)、積載されたシート材Tの上層位置をP、上層位置Pでの押圧力をF(N)とし、係止位置P2と押圧位置Paとの距離をL2、Paとシート材Tの上層位置Pとの距離をLとするとき、
Fa=F+F2
F:F2=L2:L
としてコイルスプリングSPaの押圧力Faの力が分割され、
F={L2/(L2+L)}Fa
となる。
【0043】
積載されるシート材Tが1枚ないしごくわずかの際には、シート材Tの上層位置Pは最下端積載位置P1に等しくなり、Paからシート材Tの最下端積載位置P1までの距離をL1とすると、シート材Tを押圧する力F1(N)は、
F1={L2/(L2+L1)}Fa
となり、定数で表される。
【0044】
このF1を、使用される内で座屈力の最も小さいシート材1枚に対しても座屈を起こさせない力に設定する必要がある。すなわち、シート材1枚を座屈させる押圧力をFs(N)とすれば、
F1<Fs
を満たす必要がある。
【0045】
上記の条件に基づき、実験的に得られた押圧力Ft、Fsと手差し給送装置の要求スペック、例えば手差し給紙台に積載可能な枚数等から、弾性部材の押圧力FaとL2、L1とを決定する。
【0046】
なお、上記において、スライド部材であるスライドレバーLVaは必ずしも必要ではなく、例えばケーシングKSの両端部にピンPNaのガイド溝(不図示)を設けて、両端部のガイド溝を受けとしてピンPNaをスライドさせ、付勢板FPを揺動させるようにしてもよい。また、付勢板FPがはずれてしまうことを防止するために上端のストッパ部STと同様に付勢板FPの下端にもストッパ部を設けても良いが、その場合は、付勢板FPが許容されるサイズばらつきの最小サイズのシート材をも付勢できるよう、両ストッパ部ともその係止位置を最小サイズのシート材の側端より内側に設定するものとする。
【0047】
(実施例)
図6(B)に示した構成の手差し給送装置を用い、シート材としてA−3サイズ縦送り幅(297mm)のシート材を用い、以下の設定条件にて実験した。
【0048】
シート材の最大積載高さ:15mm
コイルスプリングSPaの押圧力Fa:120g
係止位置P2と押圧位置Paとの距離をL2:4mm
シート材が1枚の際の押圧位置Paと最下端積載位置P1との距離L3:16mm
これによって、シート材が1枚のときの押圧力F1は、
120×(4/(16+4))
となり、F1=24×10-6Nとなる。
【0049】
一方、上記設定条件において、上層部近辺に積載されるシート材の端部を整え基準側板SBaの基準面を押圧可能な力Ftは、コイルスプリングSPaの押圧力Fa=120×10-6Nよりも小さい100×10-6Nと、また、1枚のシート材が座屈されてしまう押圧力Fsは、30×10-6N(F1<Fs)と測定された。
【0050】
上記の如き設定条件、及び測定値から、給送装置においては、給送装置から給送されるシート材に対して常に適正な付勢力が与えられ、シート材が1枚の際にも、シート材が座屈されない程度の付勢力が与えられると共に、且つ大量のシート材の積載時においても適切に付勢する付勢力が与えられることが確認された。
【0051】
上記に説明したように、本発明による方式によれば、シート材を大量に積載した際には、付勢部材は積載されたシート材の上層部周辺の側端部をほぼ満遍なく付勢することとなる。この時の弾性部材の押圧力は、大量のシート材の束全体を基準面に付勢するか、もしくは最低でも積載されたシート材の上層部周辺を給送中に順次突き崩しながら基準面に付勢していくことが可能な力を発生するよう設定される。そして、シート材の積載高さが低くなると、ある高さより付勢部材の上端を係止し、弾性部材による押圧力はシート材を付勢する付勢力と、付勢部材上端のストッパ部の係止に抗する力とに分配され始める。この高さは積載されるシート材のサイズによって多少ばらつくが、シート材の積載高さが低くなるにしたがって両端支点のはりの原理によりますます付勢力に分配される力が弱くなる傾向となる。そして、積載されるシート材が少量、例えば1枚の際にもシート材を座屈させない程度の付勢力となるように上記上端ストッパ部の位置、上記押圧力、および上記押圧位置を設定することにより、給送される全てのシート材に対して常に適正な付勢力を発生する。
【0052】
なお、上記の説明においては、画像記録装置に設けられる手差し給送装置を給送装置として説明したが、画像記録装置のシート材給送部に用いられるシート材収納手段、或いは自動原稿搬送装置の原稿載置台を給送装置とし、該シート材収納手段や原稿載置台に対しても、上述したと同様な構成の基準側規制部材と付勢側規制部材とを設け、付勢側規制部材に揺動可能な付勢部材を設けることも可能である。また、上記構成はハガキフィーダ等の給送装置にも応用できるものである。
【0053】
上記の如くにして、給送装置から給送されるシート材の種類の全てのシート材に対して常に適正な付勢力が与えられ、少量のシート材、例えばシート材が1枚の際にも、シート材が座屈されない程度の付勢力が与えられると共に、かつ大量のシート材の積載時においても適切に付勢する付勢力が与えられる給送装置の提供が可能となる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、給送装置から給送されるシート材の種類の全てのシート材に対して常に適正な付勢力が与えられ、少量のシート材、例えばシート材が1枚の際にも、シート材が座屈されない程度の付勢力が与えられると共に、かつ大量のシート材の積載時においても適切に付勢する付勢力が与えられる給送装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる給送装置を備えた画像記録装置の一実施の形態を示す電子写真方式を用いたディジタル複合機の概要断面図である。
【図2】図1の装置本体の概要斜視図である。
【図3】図1の手差し給送装置を示す拡大斜視図である。
【図4】付勢側規制部材を示す概要断面図である。
【図5】付勢側規制部材の分解・組立図である。
【図6】シート材の積載量に応じての付勢部材によるシート材の押圧状態と付勢部材の揺動状態とを示す図である。
【図7】図6における付勢部材の揺動の際に付勢部材に加わる押圧力の条件設定説明図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム
11 帯電器
12 露光光学系
13 現像器
14a 転写器
A 画像読取り部
ADF 自動原稿搬送装置
B 画像処理部(図示省略)
C 画像形成部
D シート材給送部
FP 付勢板
KS ケーシング
KSa 係止部
M 積載面
Mk 基準面
SPa コイルスプリング
ST ストッパ部
SBa 基準側板
SBb 付勢側板
T シート材
TH 手差し給送装置
THa 手差し給紙台

Claims (2)

  1. シート材を積載する積載面と、
    前記シート材の一側端の位置を給送時の基準位置に規制する基準側規制部材と、
    前記シート材を前記基準側規制部材へと付勢する付勢側規制部材とを備えた給送装置において、
    前記付勢側規制部材は、
    内側上端に係止部を備えた枠体と、
    前記枠体内に、シート材を付勢するものであって給送方向に垂直な平面内で揺動自在、かつ前記基準側規制部材に対して接離方向に移動自在に挟持される付勢部材と、
    前記付勢部材を、シート材を基準側規制部材に付勢する向きに押圧する弾性部材と、
    を具備し、
    前記係止部は、前記付勢部材上端もしくは上端近傍のストッパーを係止するものであって、
    前記弾性部材は、前記付勢部材のシート材付勢面の背面においてシート材最大積載高さ以上、かつ被係止部より下方を押圧するものであることを特徴とする給送装置。
  2. 前記係止部は、前記付勢部材が前記弾性部材によって押圧され、シート材を付勢する付勢面上端が、給送装置において対応し得るシート材寸法の許容ばらつきのうち最も小さいシート材の側端部の位置かあるいはこれより前記基準側規制部材側まで移動した際にストッパを係止することを特徴とする請求項1に記載の給送装置。
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