JP3918409B2 - 給紙カセット及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に用いられる給紙カセット及びこれを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の一例として知られる複写機においては、記録紙のサイズに応じて選択可能な複数の給紙カセットを上下方向に収納配置しているものが多いが、使用頻度の少ない小サイズのもの、例えばハガキ用の給紙カセットを固定配置したものは無かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、手差しガイド部にハガキ印刷用サイズ選択機能を設けたものが多かったが、その構造上積載量が限られてしまい(最大10mm程度)、多量のハガキ印刷を行うことは不可能であった。
【0004】
また、上記手差し状態とは別に、既存のカセットのうちの1つ(例えばA4サイズのもの)を選択して、規制ガイドを付け替えることにより、A4サイズとハガキサイズを使い分けるものも考えられるが、この場合記録紙の幅方向と、長手方向の規制ガイドの全ての位置を変更しなければならないので、時間とコストの面で問題があり、好ましいものではなかった。
【0005】
更に、1つの給紙カセットを利用して、カセット内外に回動機構により、挿入退避自在にハガキサイズカセットを組込んだものも考えられているが、退避領域の確保や回動機構の設置等により十分な高さを保持することができず、積載量が限られてしまうという問題を有している。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、給紙カセットに簡単に着脱できるアタッチメントを使用することにより、最小サイズ(例えばハガキサイズ)の記録紙の給紙が可能であり、かつ、多量積載が可能な給紙カセット及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の給紙カセットは、記録紙を積載した給紙カセットであって、複数の記録紙サイズに対応して移動可能な記録紙の第1の方向を規制する一対の規制板を有する第1方向規制部材と、同じく移動可能な前記第1の方向とは異なる第2の方向を規制する第2方向規制部材と、前記積載される記録紙の積載量の変化に応じて昇降可能な記録紙載置部材とを有し、前記第1方向規制部材の一対の規制板の内側に配置され、前記記録紙の第1の方向を規制して小サイズの記録紙の積載を可能にしたアタッチメントを有し、
前記アタッチメントは、前記昇降可能な記録紙載置部材上に配置されたベースと、2本のアームが逆V字状に回動可能に連結され、前記一方のアームの開放端が前記ベースに取付けられ、他方のアームの開放端が前記記録紙載置部材の昇降動作に応じて前記ベース面上を移動するように構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項2記載の画像形成装置は、少なくとも、原稿の画像を読取る読取手段と、この読取手段によって読取られた画像情報を処理して記録紙上に画像を形成する画像形成手段と、前記記録紙を収納しておく記録紙収納手段と、記録紙収納手段から記録紙を取出し、画像形成手段に導く搬送手段とを有する画像形成装置において、
前記記録紙収納手段は、複数の記録紙サイズに対応して規制範囲を変更可能な給紙カセットを有し、この給紙カセットは、複数の記録紙サイズに対応して移動可能な記録紙の第1の方向を規制する一対の規制板を有する第1方向規制部材と、同じく移動可能な前記第1の方向とは異なる第2の方向を規制する第2方向規制部材と、前記積載される記録紙の積載量の変化に応じて昇降可能な記録紙載置部材とを有し、前記第1方向規制部材の一対の規制板の内側に配置され、前記記録紙の第1の方向を規制して小サイズの記録紙の積載を可能にしたアタッチメントを有し、
前記アタッチメントは、前記昇降可能な記録紙載置部材上に配置されたベースと、2本のアームが逆V字状に回動可能に連結され、前記一方のアームの開放端が前記ベースに取付けられ、他方のアームの開放端が前記記録紙載置部材の昇降動作に応じて前記ベース面上を移動するように構成されていることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、画像形成装置である電子写真方式の複写機に本発明の給紙カセットを適用した本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。先ず、複写機の全体構成及び概略プロセスについて、複写機の概略断面図である図1に基づいて説明する。
【0017】
本実施の形態の複写機は、複写機本体の上部に自動原稿送り装置101を設けるとともに、複写機本体内に画像読取装置102、画像形成手段103、記録紙収納手段104、搬送手段105、および、排紙・再給紙手段106を有している。
【0018】
自動原稿送り装置101は、複写機本体の上部に設けられ、原稿を一枚ずつ送り出し、原稿の画像読取位置へと搬送し、画像読取が終わった原稿を排紙する装置である。自動原稿送り装置101は、原稿を載置する原稿載置台111、原稿載置台111上に載置された原稿を分離する原稿分離手段112、原稿分離手段112で分離された原稿を搬送する原稿搬送手段113、原稿搬送手段113で搬送された原稿を排紙する原稿排紙手段114、原稿排紙手段114によって排紙された原稿を受け止め、載置する原稿排紙台115、および、原稿の両面の画像を読み取る際に原稿の表裏を反転させるための原稿反転手段116を有している。
【0019】
原稿載置台111上に載置された複数枚の原稿は、原稿分離手段112によって分離され、1枚ずつ搬送される。原稿分離手段112によって分離・搬送された原稿は、原稿搬送手段114によって、原稿排紙台115上へと排紙される。ところで、原稿の両面の画像を読み取る際には、画像が読み取られた原稿は、原稿反転手段116によって原稿の表裏が反転されて、再度、原稿搬送手段113によって搬送され、画像読取手段によって、スリット121を通して、原稿の裏面の画像が読み取られる。そして、裏面の画像が読み取られた原稿は、原稿排紙手段114によって原稿排紙台115上へと排紙される。このような工程を、原稿載置台111上に載置された原稿の枚数分繰り返され、原稿の画像が読み取られる。
【0020】
また、自動原稿送り装置101は、一体に可倒式に構成されており、この自動原稿送り装置1を起こしてプラテンガラス122上を開放することにより、プラテンガラス122上に原稿を直接載置することができるように構成している。なお、本実施の形態では、原稿搬送手段113によって原稿を搬送しながら、原稿の画像を読み取るように構成しているが、原稿搬送手段113によって搬送された原稿をプラテンガラス上に静止させた上で画像を読み取るように構成してもよい。
【0021】
画像読取装置102は、原稿の画像を読み取り画像データを得る手段であり、複写機本体内の上部に設けられている。この画像読取装置2は、自動原稿送り装置101の原稿搬送手段113によって搬送されている原稿の画像を読み取るためのスリット状の開口部であるスリット121、原稿を直接載置(静置)するための原稿台であるプラテンガラス122、原稿に光照射する光源であるランプ231と原稿からの反射光を反射させる第1ミラー232とを一体化している第1ミラーユニット123、第一ミラー232からの光を反射させる第2ミラー241と第3ミラー242とを一体化したVミラーユニット124と、スリット121上或いはプラテンガラス122上の原稿からの反射光を後述のCCD126に結像させる結像手段である結像レンズ125、および、結像レンズ125によって結像された光像を光電変換して画像情報を得る画像読取手段であるライン状のCCD126を有している。
【0022】
自動原稿送り装置101によって送られている原稿を、画像読み取り装置102で読み取る際は、第1ミラーユニット123及びVミラーユニット124は、図1において左方に移動し、第1ミラーユニット123がスリット121の下方に位置している。
【0023】
そして、原稿搬送手段113によってスリット121上を搬送されている原稿を、ランプ231で光照射し、原稿から反射した光は、第1ミラー232、第2ミラー241、第3ミラー242、結像レンズ125を介して、CCD126に入射する。
【0024】
CCD126では、入射した光を光電変換して、主走査方向(図1において紙面垂直方向)の原稿の画像を読み取り、一方、原稿が原稿搬送手段113によって副走査方向に移動されているので、原稿全面の画像を読み取ることができる。CCD126で読み取った画像情報は、適宜、画像処理が施され、後述するレーザー書込系133に供される。
【0025】
また、プラテンガラス122上に原稿が直接載置された場合は、第1ミラーユニット123とVミラーユニット124とを、プラテンガラスに沿って、図1において左方向に移動させながら、原稿の画像を読み取ることができる。
【0026】
画像形成手段103は、画像読取手段102で得た画像データに基づいて所定のプロセススピードで搬送されている記録材である記録紙上に画像形成する手段である。
【0027】
本実施の形態の画像形成手段103は、電子写真プロセスを用いて画像を形成するものである。画像形成手段103は、光導電性感光層を有しトナー像を担持体である感光体ドラム131と、感光体ドラム131を一様帯電させる帯電器132、CCD126で読み取った画像情報に基づいて、感光体ドラム131上を露光して潜像を形成する露光手段であるレーザー書込系133、感光体ドラム131上の潜像を現像してトナー像を形成する現像器134、感光体ドラム131上に担持されたトナー像を、別途搬送されている記録紙上に転写する転写器135、トナー像が転写された記録紙を感光体ドラム131上に残留したトナーを除去するクリーニング手段137、記録紙上のトナー像を定着する定着手段138を有している。そして、感光体ドラム131の周囲に、帯電器132、レーザー書込系133、現像器134、転写器135、分離器136、クリーニング手段137が配置されている。
【0028】
感光体ドラム131は、図示しない駆動手段によって、矢示の方向に回転し、帯電器132による一様帯電、同期センサ(不図示)により後述するレジストローラ156から送り出された記録紙の先端が検出されたことに基づいて露光が開始されたレーザー書込系133による潜像形成、現像器134による現像がなされて、CCD126によって読み取られた画像情報に基づいたトナー像が形成される。形成されたトナー像は、転写器135によって、別途搬送されている記録紙上に転写される。トナー像が転写された記録紙は、分離器36によって感光体ドラム131上から分離され、定着手段137へと搬送され、そこで、加熱、加圧作用により、トナー像が記録紙に定着される。一方、トナー像が記録紙へ転写された感光体ドラム131は、さらに回転を続け、クリーニング手段137によって、感光体ドラム131上に残留したトナーが除去され、次の画像形成へと供される。
【0029】
なお、本実施の形態では、感光体ドラム31とレジストローラ156との間の感光代ドラム131近傍に、レジストローラ156から送り出された記録紙を搬送するドラム前搬送ローラ139が設けられており、記録紙の搬送力アップに寄与させている。また、分離器136と定着手段137との間には、分離器136によって分離された記録紙を搬送するために、記録紙の下面側(画像形成された側とは反対側)を支持し、搬送する搬送ローラ(符号なし)及びベルト(符号なし)を設けている。
【0030】
また、本実施の形態では、レジストローラ156から送り出された記録紙の先端を同期センサで検出し、該検出結果に基づいて、レーザー書込系133による潜像形成を開始させることにより、記録紙と感光体ドラム131上のトナー像との同期をとるように構成している。このため、レジストローラ156と感光体ドラム131との間が長くなるので、前述したように、レジストローラ156と感光体ドラム131との間の記録紙の搬送路上にドラム前搬送ローラ139が設けられている。なお、記録紙と、感光体ドラム131上のトナー像との同期をとるためには、本実施の形態に限らず、レーザー書込系133による潜像形成の開始信号に基づいて、レジストローラ156から記録紙を送り出すように構成してもよい。
【0031】
記録紙収納手段104は、複数枚の記録紙を積層状態で収納する記録材収納手段である。本実施の形態では、記録紙収納手段104として複数、すなわち、第1記録紙収納手段104A、第2記録紙収納手段104B、第3記録紙収納手段104Cを有しており、これら記録紙収納手段104A〜104Cを、画像形成手段103の下方に多段配置している。107A〜107Cは各給紙カセットである。
【0032】
搬送手段105は、記録紙収納手段104から画像形成手段103へと記録材を搬送する搬送手段であり、各記録紙収納手段104A〜104Cそれぞれに収納された記録紙を画像形成手段103へと搬送できるように構成している。
【0033】
排紙・再給紙手段106は、搬送手段105によって搬送された記録紙上に、画像形成手段103で画像形成された記録紙を、排紙或いは再給紙するための手段である。この排紙・再給紙手段106は、トナー像が定着された記録紙を定着手段138から排出する定着排出ローラ161、定着排出ローラ161により排出された記録紙をそのまま機外へ排出する場合と表裏反転させた後排出する或いは裏面に画像形成するために再給紙する場合とで搬送路を切り替える切替手段162、記録紙を機外に排出するための排紙ローラ163、複写機の側面に設けられ排紙ローラ163により排出された記録紙を積載する排紙トレイ164、再給紙される記録紙の表裏を反転させる反転手段165、及び、反転手段165で反転された記録紙を画像形成手段103へと再給紙する再給紙手段166を有している。
【0034】
画像形成された記録紙をそのまま、すなわち、画像形成された面を上側にして排出する場合は、切替手段162を図1において一転鎖線で示す位置に位置させ、定着排出ローラ161、排出ローラ163によって、機外の排紙トレイ164へと排出する。また、画像形成された記録紙の表裏を反転させて排紙、すなわち、画像形成された面を下側にして排出する場合は、切替手段162を図1において実線で示す位置に位置させ、定着排出ローラ161により搬送される記録紙を、一旦反転手段165の方向へ搬送し、記録紙が切り替え手段162を通過した後、搬送方向を逆転させて、排紙ローラ163によって機外の排紙トレイ164へと排出する。一方、記録紙の裏面に画像形成する場合は、切り替え手段162を図1において実線で示す位置に位置させ、定着排出ローラ161により搬送される記録紙を反転手段165の方向に搬送し、反転手段165によってスイッチバックを行わせることにより表裏反転を施し、再給紙手段166へと搬送する。再給紙手段166まで搬送された記録紙は、後述するループ形成ローラ155と後述する中間搬送ローラとの間で搬送路に合流し、搬送手段105からの給紙と同様に、画像形成手段103へと搬送される。
【0035】
次に図2を参照して本発明の実施の形態における記録紙収納手段に設けられる給紙カセットについて説明する。
【0036】
図2に示すように、給紙カセット107A〜107Cは筐体前面に引出し可能に設置されており(図2では給紙カセット107Aを引出した状態を示している)、この給紙カセット107Aには、前方(紙面右端)から奥に向って、プレレジストローラ153A、さばき搬送ローラ100Bとさばきリータードローラ100Cの対152Aと、ピックアップローラ151Aが順次配列されている。そして、この給紙カセット107Aの中間部から奥に向う領域には、記録紙の幅方向(第1の方向)を規制する一対の規制板3,4からなる規制部材が相対移動可能に配置され、また、中間部後方には記録紙の長手方向(第2の方向)を規制する規制部材5が前後方向移動可能に配置されている。すなわち、第1方向規制部材たる規制板3,4は、それぞれ底面に形成された切欠き部107a,107aに沿ってスライドできるようになっており、第2方向規制部材5は、その後方端迄切欠かれた切欠き部107bに沿ってスライドできるようになっており、使用される記録紙のサイズに応じて任意に規制範囲が設定できるようになっている。
【0037】
この規制範囲は、例えば記録紙の最小サイズA5を最小とするような範囲となっており、それよりも小さなサイズ(例えばハガキサイズ)の使用のためには、本発明で提案するアタッチメント1(鎖線で示す。詳細は後述する)が取付けられるようになっている。
【0038】
次に図3及び図4を用いて前記アタッチメントの構造と、これを装着した給紙カセットの詳細を説明する。
【0039】
図3は本発明の給紙カセットの分解斜視図であり、図4はその組立斜視図である。尚、図2との関係では、方向を逆に示してあり、ピックアップローラ151A側が紙面左方向に位置する状態を示している。
【0040】
図3の右側に示すものは、汎用サイズ型(ユニバーサル型)の給紙カセットの内部構造を示すものであり、3,4は記録紙の幅方向(第1方向)を規制する相対移動可能なスライド型の第1方向規制部材であり、5は記録用紙の長手方向(第2方向)を規制する規制部材であり、6は、積載された記録紙を保持し、記録紙が使用される毎に図示しない昇降機構によってせり上って行く昇降載置部材である。記録紙はこの図面の左方向上方に設けられた(ピックアップ)ローラ151Aによって順次取出されるようになっている。
【0041】
幅方向規制部材3は、中央の切欠部3Eを介して2つに分割された規制板3A,3Bと、その上端に設けられた取付孔3D,3Dを有する取付板3Cとによって構成されている。
【0042】
この幅方向規制部材3は、前記載置部材6の側方切欠部に沿って図示しないスライド機構により、幅方向にスライド可能に構成されており、一対の規制板3,4を相対的に移動させることにより、所望の幅方向サイズに規制することができる。
【0043】
長手方向規制部材5は、前記載置板6の後方切欠部6E内を前後方向にスライド可能な規制板5Aを有し、この規制板5Aの上端には取付板5Bが設けられている。
【0044】
前記各規制部材の上端には必要に応じて絶縁樹脂からなる保護板(図示せず)が取付けられる。
【0045】
図3の左側に示したものは、アタッチメント1とガイド部材7の構造を示すものである。
【0046】
アタッチメント1は、前記幅方向規制部材3の上端に取付けられる幅と長さを有し、長手方向側端に一対の規制片11B、11Bを有する取付部11Aとこの取付部11Aに連設されて下方に延びる延在片11C及びこの延在片11Cの先端部から内方に向かって突出するコ字状の突出片11Dとからなる支持板11と、この支持板11の前記コ字状突出片11Dに上端が回動自在に支持されて、下端が前記カセット内の載置板6の面に迄及ぶ長さと所定の幅とを有する回動アーム12とによって構成されている。
【0047】
前記回動アーム12はコ字状に折曲されて左右側壁12A,12Bを有し、左右側壁12A,12Bの上端はピン14を介して前記コ字状突出片11Dに支持され、このピン14にはスプリング13が取付けられてアーム12の下端を前方に付勢しており、スプリング13の一端は回動アームの右側壁12A側端のバネ止め12Dによって係止されている。また、回動アーム12の下端にはピン16を介してガイドローラ15が取付けられている。尚、支持板11の取付部11Aの前方には長孔11Dが、後方には丸孔11Eが設けられている。
【0048】
尚、他方のアタッチメントは図示していないが、同様の構成を備えており、左右一対の形態で用いられることになる。
【0049】
このアタッチメントの下方に示すものは底部ガイド部在(ガイド板)7であり、前記回動アーム12の右側壁部12Aの下端が接触移動するガイドとなるガイド孔7Aが前後に向って所定長さで形成されており、両端部には前記第1方向規制部材3の規制板3A,3Bに当接するような切欠部7C,7Dを有すると共に、前記第2方向規制部材5に対応する切欠部7Eを有している。ここで、この底部ガイド板7の反対側には、前記ガイド孔7Aと、切欠部7C,7Dに対応する部分7A´,7C´,7D´が設けられていることは言う迄もない。
【0050】
次に図4を参照して前記底部ガイド板7と、アタッチメント1を組合せた組立状態について説明する。
【0051】
先ず、底部ガイド板7を第1方向規制部材3,4間に位置するようにして昇降載置板6上に載置する。次に、前記アタッチメント1を第1方向規制板部材3,4にそれぞれ取付ける。この場合、取付部11の後方孔11Eにネジ10Bを挿入した後、前方長孔11Dにネジ10Aを挿入した状態で、これを利用して幅方向の位置を調整して両者をネジ止めする。このとき、アタッチメント1の回動アーム12の右側壁部12Aの下端は、底部ガイド板7に設けられたガイド孔7Aに落ち込み、ガイドローラ15が底部ガイド板表面を転動するような配置となるように、第1方向規制部材3,4を十分に内方にスライド移動させておき、また、第2方向規制部材5も前方にスライドさせて底部ガイド板の後方切欠部7Eに接触するような位置としておく。
【0052】
このようにして、一対のアタッチメントを取付けて、これらによって囲まれた領域が最小サイズ(ハガキサイズ)となるようにしておく。つまり、各規制部材3,4,5を最小サイズ(例えばA6)となる位置に配置させた状態では、幅方向規制部材3,4間の最小間隔に付加されて、一対のアタッチメント1の各厚み(幅)分が幅規制を行うこととなるので、これをハガキサイズに設定することによりハガキを積載できるようになる。
【0053】
次に上記給紙カセットを装着した画像形成装置の作用、効果を説明する。
【0054】
先ず、ユニバーサル式の給紙カセットを前方に引出して前記アタッチメント1及びガイド板7を取付けてハガキ用紙を積載した後、カセットを収納状態に戻して画像形成を行なうと、積載されたハガキがピックアップローラ151Aにより上端から順次取出されて、画像形成部に搬送される。ハガキの積載量が減少して行くと、これに伴って昇降載置板6と、この上に設置されたガイド板7が図4の矢印Bで示すように回動してガイド孔7Aに沿って奥(後)方向に移動して行く。
【0055】
このとき、前記アーム12の右側壁12Aの下端は前記アーム12の下端部が落ち込んだ状態となっているので、最下部のハガキの端部に前記アーム12の下端部が乗り上げてしまうようなおそれはない。
【0056】
このような給紙カセットを用いれば、従来のユニバーサル型の給紙カセットの構造を変えることなく、アタッチメントを取付けるだけでハガキサイズの記録紙使用に適用できるので、構成が簡単で汎用性に優れたものとなる。また、従来の如く、ハガキ用カセットを別置きにしてそれを進退回動可能にした構造のものではないので、積載量が制限されず、給紙カセットの使用限度迄ハガキを積載することができ、多量の処理を行えるという利点を有する。
【0057】
(第2の実施の形態)
次に図5及び図6を参照して本発明の第2の実施の形態における給紙カセットの構造を説明する。この形態においては、アタッチメントの構造が第1の実施の形態と異なっている。
【0058】
図5に示すようにアタッチメント1´は、逆V字状に連結された2本のアーム21,22からなる回動アーム12と、このアーム12のガイドとなるベース部材8とによって構成されている。
【0059】
前記ベース部材8は、断面U字状に形成され、左右側壁8A,8B(8A´,8B´)と、側面中間部に形成された膨出片8C(8C´)と、側壁から上方斜めに起立し、先端が内方に折曲された係合突片8D(8D´)とを有し、底面部には後方広幅切欠部8E及び前方切欠部8F(8F´)が形成されている。
【0060】
2本のアーム21,22は上端において、軸23によって回動自在に連結され、一方のアーム21の先端(下端は軸26を介してベース部材8の側壁8Aに回動可能に取付けられると共に、右側片21Aの下端は前記ガイド片8の前方切欠き8Fの段差部に落込むように配置されている。2つのアームの上端連結軸23のアーム内面には、両アーム21,22を閉じる方向に付勢するスプリング25が設けられ、連結軸23のアーム外方に延びる先端にはガイドローラ24が取付けられている。
【0061】
他方のアーム22は断面コ字状に折曲されて、左右側壁22A,22Bの下端には軸27が貫通され、左側壁22Bから外側に出て、その先端には、前記ガイド板8の係止突片8D内に位置して係止されるガイドローラ28が設けられている。このアーム22の左側片22Aの下端は前記ベース部材8の幅広切欠部8Eの段差面に落ち込むように配置されている。
【0062】
尚、図示されていないが、ベース部材8の図示右端側にも前記同様な逆V字状の2本のアームが配置されることになる。
【0063】
図6は前記アタッチメント1´を組立てた状態を示す要部斜視図である。
【0064】
先ず、前記逆V字状アーム21,22を備えたベース部材8を規制部材3,4の間の底部(前記昇降載置板6上)に配置することによって、アタッチメント1´を一対の規制部材3,4間に設置する。このとき、ベース部材8の両側面膨出部8C、8C´が、各規制部材3,4の切欠部に係合して、前後移動が規制される。
【0065】
そして、規制部材3の上端にガイド板9を用意してネジ10A,10Bによって取付ける。このとき、長孔9Cによって幅方向の位置を調整する。また、ガイド板9は、規制板3より若干幅広となっており、両側には下方突出片9A,9Bが設けられ、取付けの際に、突出片9Aの隙間9E内に逆V字状アームの連結軸先端に取付けられたガイドローラ24上方がガイドされるように配置固定する。
このガイド板9は、アームの上方移動上限を規制することになる。
【0066】
尚、図面では一方のアーム21,22の配置を示しているが、対向する側に設けられた逆V字状配置のアームも同時に設置されることは言う迄もない。
【0067】
このようなアタッチメント1´を有する給紙カセットによれば、一対のアーム間及び、長手方向規制部材5とによって囲まれた領域にハガキPを載置することにより、ハガキの給送が可能となる。積載されたハガキの上方から順次1枚ずつ取出して画像形成を行なうことになるが、積載量が変化するとこれに応じてガイド板8が上方に上昇することになる。この上昇につれてアーム21及び22がそれぞれC方向、D方向に移動し、アーム22の下端はローラ28によってD方向に円滑に移動する。このとき、アーム22の下端に設けられたガイドローラ28は、前記係止突片8Dから外れて、後方に移動して行く。
【0068】
以上のようなアタッチメント1´によっても前記第1の実施の形態におけるアタッチメント1と同様な作用、効果を発揮する。
【0069】
尚、逆V字状アームの上端に設けられたガイドローラ24の上方規制を行なうのにガイド9を取付けているが、このガイド9に変えて、規制部材3,4の上端の取付板に側方突片を設けるようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】
このような給紙カセットを用いれば、従来のユニバーサル型の給紙カセットの構造を変えることなく、アタッチメントを取付けるだけでハガキサイズの記録紙使用に適用できるので、構成が簡単で汎用性に秀れたものとなる。また、従来の如く、ハガキ用カセットを別置きにしてそれを進退可能にした構造のものではないので、積載量が制限されず、給紙カセットの使用限度迄ハガキを積載することができ、多量の処理を行えるという効果を有する。
【0071】
また、この給紙カセットを適用した画像形成装置によれば、大量のハガキ印刷を容易に行なうことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の概略断面図である。
【図2】上記画像形成装置における給紙カセットの内部構造を示す斜視図である。
【図3】上記給紙カセットに用いられるアタッチメントの要部分解斜視図である。
【図4】上記アタッチメントを取付けた組立斜視図である。
【図5】上記アタッチメントの他の構造を示す要部斜視図である。
【図6】上記アタッチメントの組立斜視図である。
【符号の説明】
1 アタッチメント
1´ アタッチメント
3 第1方向規制部材
4 第1方向規制部材
5 第2方向規制部材
6 昇降載置部材
7 ガイド部材
8 ベース部材
9 ガイド部材
11 支持板
12 回動アーム
13 スプリング
15 ガイドローラ
24 ガイドローラ
25 スプリング
28 ガイドローラ
107A 給紙カセット
151A ピックアップローラ
Claims (2)
- 記録紙を積載した給紙カセットであって、複数の記録紙サイズに対応して移動可能な記録紙の第1の方向を規制する一対の規制板を有する第1方向規制部材と、同じく移動可能な前記第1の方向とは異なる第2の方向を規制する第2方向規制部材と、前記積載される記録紙の積載量の変化に応じて昇降可能な記録紙載置部材とを有し、前記第1方向規制部材の一対の規制板の内側に配置され、前記記録紙の第1の方向を規制して小サイズの記録紙の積載を可能にしたアタッチメントを有し、
前記アタッチメントは、前記昇降可能な記録紙載置部材上に配置されたベースと、2本のアームが逆V字状に回動可能に連結され、前記一方のアームの開放端が前記ベースに取付けられ、他方のアームの開放端が前記記録紙載置部材の昇降動作に応じて前記ベース面上を移動するように構成されていることを特徴とする給紙カセット。 - 少なくとも、原稿の画像を読取る読取手段と、この読取手段によって読取られた画像情報を処理して記録紙上に画像を形成する画像形成手段と、前記記録紙を収納しておく記録紙収納手段と、記録紙収納手段から記録紙を取出し、画像形成手段に導く搬送手段とを有する画像形成装置において、
前記記録紙収納手段は、複数の記録紙サイズに対応して規制範囲を変更可能な給紙カセットを有し、この給紙カセットは、複数の記録紙サイズに対応して移動可能な記録紙の第1の方向を規制する一対の規制板を有する第1方向の規制部材と、同じく移動可能な前記第1の方向とは異なる第2の方向を規制する第2方向規制部材と、前記積載される記録紙の積載量の変化に応じて昇降可能な記録紙載置部材とを有し、前記第1方向規制部材の一対の規制板の内側に配置され、前記記録紙の第1の方向を規制して小サイズの記録紙の積載を可能にしたアタッチメントを有し、
前記アタッチメントは、前記昇降可能な記録紙載置部材上に配置されたベースと、2本のアームが逆V字状に回動可能に連結され、前記一方のアームの開放端が前記ベースに取付けられ、他方のアームの開放端が前記記録紙載置部材の昇降動作に応じて前記ベース面上を移動するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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