JP2010184770A - シート搬送装置、画像形成装置および自動原稿送り装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像形成装置および自動原稿送り装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ピックアップローラに対するシートの片当たりを、実際の用紙搬送の状況に照らしてスキュー量の大小に応じた細かな調整を行うことで、速やかに解消して、給紙の際のスキュー発生をできるだけ抑える。
【解決手段】シートを積載するシート収納トレイと、当該用紙収納トレイに積載されたシートを最上位のものから1枚ずつ順次送り出すピックアップローラとを備えたシート搬送装置において、上記ピックアップローラは給紙搬送方向に直交する方向に傾き可能に構成されており、上記ピックアップローラより給紙搬送方向下流側に且つ給紙搬送方向に直交する方向に分配配置された少なくとも2個の用紙通過確認センサと、上記センサからの出力信号を演算して搬送シートのスキュー量を求める演算装置と、その演算結果に応じて上記ピックアップローラの傾きの程度を調整する傾き調整機構とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に装着されるシート搬送装置に関するものである。
従来、画像形成装置では、給紙カセットに複数枚の用紙を積載し、積載用紙をローラ等から成る分離給送手段によって最上位紙から順に1枚ずつ給紙し、搬送ローラ対によって画像形成部へ搬送して画像形成が行われ、画像形成された用紙を熱定着した上で機外へ排出している。
このような構成の画像形成装置では、用紙の給紙時や搬送途中に、用紙が搬送方向に対して傾斜する「スキュー」が発生することがある。そのような場合、何ら手当てをしないと用紙に形成される画像が傾いてしまうため、このような不具合を防止すべくレジストローラ対が画像形成部の用紙搬送方向上流側に配置されている。レジストローラ対は主に、搬送すべき用紙の搬送姿勢の傾きを補正する機能(スキュー補正機能)と、用紙先端と感光体等の像担持体上の画像とを同期させる機能とを有している。これらの機能を果たすべく、従来、様々な提案がなされている。例えば特許文献1は、レジストローラ対の少なくとも一方の中央領域で当該ローラ表面に当接して他方のローラ側に加圧する加圧機構を備えることを提案する。しかしながら、特許文献1で提案された構成では、レジストローラ対によって補正することができるスキューに限界があった。そこで、特許文献2では、駆動ローラと従動ローラとで構成される搬送ローラ対において、従動ローラの軸心を駆動ローラの軸心に対して平行状態または傾斜状態に調整可能に構成し、用紙にスキューが発生する場合、搬送経路においてそのスキューを矯正しつつ用紙を搬送する機構が提案されている。
しかしながら、特許文献2で提案された用紙搬送機構では、用紙の搬送途中に発生するスキュー補正を目的としており、スキュー補正することができる搬送ローラ対は、両面印刷時に片面に画像印刷済みの用紙を再度画像形成部へ搬送する再搬送経路にのみ、配置されているため、用紙の最初の給紙時に発生するスキューは、従来の用紙搬送機構と同様にレジストローラ対のみで補正する構成であり、給紙時に大きくスキューした場合には補正することが困難であった。
そこで特許文献3では、給紙部から用紙を給紙する際にスキューが発生することを防止すべく、搬送ユニットの一方の側壁の外面側に形成され上下方向に延びる摺動溝に上下方向にのみ摺動可能に嵌着された摺動軸受に、ピックアップローラの回転軸の一端を支持し、上記摺動軸受の上方には、下部がカム形状に形成された角度調節部材を回動可能に配置し、上記摺動軸受が下部配置の圧縮バネによって上方へ付勢され、その上面が上記角度調節部材の下面に当接する構成が提案されている。特許文献4では、トレイ上に幅方向サイズが異なる用紙を重ねてセットしてもスキューして給送されることがなく、たとえトレイ上に幅サイズの異なる用紙が混載されても常に正しい姿勢で給送することができるように、ピックアップローラ手段をトレイ上の用紙幅方向に距離を隔てて配置された主ローラ手段と補助ローラ手段とで構成し、少なくとも補助ローラ手段をトレイ上方の退避位置とトレイ上の用紙と係合する作動位置との間で昇降自在に配置して、これら両位置の間で補助ローラ手段を移動制御する制御手段を用いて、用紙の側縁位置および/または用紙先端姿勢に応じて補助ローラ手段を位置移動シフトする構成が提案されている。
これら特許文献3,4は、ピックアップローラにおいてスキューの発生を未然に防止するための構成を提案するものであるが、そのような構成にも拘らず実際にスキューが発生してしまう場合、レジストローラ対でのスキュー補正機能に全面的に頼らざるを得ない。
給紙部にてスキューが発生する要因の一つとして、ピックアップローラに対して用紙収納装置(給紙トレイ)の底板が傾き、図4に示すように、ピックアップローラの片側端部に強く用紙が接触するため、左右偏ったピックアップ給紙をする状態が考えられる。このような要因に鑑み、本発明の課題は、ピックアップローラに対する用紙の片当たりを、実際の用紙搬送の状況に照らしてスキュー量の大小に応じた細かな調整を行うことで、速やかに解消して、給紙の際のスキュー発生をできるだけ抑え、レジストローラ対でのスキュー補正機能を過剰に高めなくとも済むようにすることを課題とする。
上記課題は、シートを積載するシート収納トレイと、当該用紙収納トレイに積載されたシートを最上位のものから1枚ずつ順次送り出すピックアップローラとを備えたシート搬送装置において、上記ピックアップローラが給紙搬送方向に直交する方向に傾き可能に構成されており、上記ピックアップローラより給紙搬送方向下流側に且つ給紙搬送方向に直交する方向に分配配置された少なくとも2個の用紙通過確認センサと、当該センサからの出力信号を演算して搬送シートのスキュー量を求める演算装置と、その演算結果に応じて上記ピックアップローラの傾きの程度を調整する傾き調整機構とを有することによって、解決される。
上記ピックアップローラを支承する軸受に当接してピックアップローラの傾き程度を調整する偏心カムが上記傾き調整機構の一構成要素として設けられているのが好適である。また上記ピックアップローラが用紙搬送方向に直交する方向に分配配置された複数のコロから成り、これらコロの分配中央領域に駆動伝達のためのベルトが配されているのが、好ましい。
ピックアップローラが給紙搬送方向に直交する方向に傾き可能に構成されており、上記ピックアップローラより給紙搬送方向下流側に且つ給紙搬送方向に直交する方向に分配配置された少なくとも2個の用紙通過確認センサと、当該センサからの出力信号を演算して搬送シートのスキュー量を求める演算装置と、その演算結果に応じて上記ピックアップローラの傾きの程度を調整する傾き調整機構とを有することによって、実際の用紙搬送の状況に照らしてスキュー量の大小に応じた細かな調整を行って、ピックアップローラと積載シートの片当たりを速やかに解消できる。
本発明ではセンサによりスキュー量を測定しフィードバックすることでスキューの向きと共に、スキュー量の大小に対応した調整を掛けることが可能である。シート搬送の観点からすれば、自動原稿送り装置(ADF)についても同様の要請があり、自動原稿送り装置への適用も有効である。
上記ピックアップローラを支承する軸受に当接してピックアップローラの傾き程度を調整する偏心カムが上記傾き調整機構の一構成要素として設けられていることで、簡単な構成でピックアップローラの傾きを調整でき、ピックアップローラが積載シートに確実に均一当接することが確保される。
上記ピックアップローラが用紙搬送方向に直交する方向に分配配置された複数のコロから成り、これらコロの分配中央領域に駆動伝達のためのベルトが配されていることで、幅広い範囲でピックアップローラがシートに当接する構成で傾き調整されるに際して、駆動伝達のベルトが中央領域にあるため、駆動伝達が不確実になることを回避できる。
複写機の概略構成図である。 給紙部を用紙搬送方向下流側から見た概略図である。 別例の給紙部を用紙搬送方向下流側から見た概略図である。 ピックアップローラと底板が平行にならずローラが積載用紙に片当たりする様子を示す概念図である。
図1は本発明に係るシート搬送装置を搭載した画像形成装置の概略的な全体構成を示す図である。すなわち、この画像形成装置は、原稿の画像情報面(原稿面)から画像情報を読み取って各種の用紙に複写画像を形成するモノクロ複写機であり、装置本体100の上には画像読取装置200が取り付けられ、また装置本体100は同時に用紙バンク300上に載置されている。画像読取装置200の上には、図で見て背面側を支点として上下に開閉自在な自動原稿送り装置(ADF)400が取り付けられている。
複写機装置本体100には、内部に、像担持体たるドラム状の感光体10が設けられ、この感光体10の周囲左側に、帯電装置11が配置され、更に感光体10の回転方向(反時計方向)から順に、現像装置12、転写装置13、クリーニング装置14が配置されている。
現像装置12においては、現像ローラによってトナーが付着して感光体10上に静電潜像を可視像化する。また、転写装置13は、上下のローラ15と16が転写ベルト17に渡架されて構成されており、転写ベルト17上の転写位置Bで感光体10の周面に押圧され当接されている。帯電装置11およびクリーニング装置14の左側には、トナー補給装置20が配置されており、このトナー補給装置20によって現像装置12に新しいトナーが補給される。
また複写機装置本体100の内部には、用紙バンク300内の用紙カセット61から送り出された用紙Sを、転写位置Bを経て排紙スタック部39まで下方から上方へと搬送する用紙搬送装置Cが設けられている。当該用紙搬送装置Cは、供給路R1、手差し供給路R2および用紙搬送路Rを有する。そして用紙搬送路Rには、感光体10の上流位置にレジストローラ21が設けられている。また感光体10の下流位置には、熱定着装置22が設けられている。当該熱定着装置22は、加熱ローラ30と加圧ローラ32を有する。また熱定着装置22の更に下流には、排紙分岐爪34、排出ローラ35、第一加圧ローラ36、第二加圧ローラ37および腰付ローラ38が設けられ、更にその先に画像形成済み用紙をスタックする排出スタック部39が設けられている。
また図1に示すように複写機装置本体100には、図1中の右側の装置本体面にスイッチバック装置42が設けられている。スイッチバック装置42は、用紙搬送路Rの排出分岐爪34の位置から分岐し、一対のスイッチバックローラ43を備えるスイッチバック領域44まで用紙を導く反転路R3と、スイッチバック領域44から再び用紙搬送路Rのレジストローラ21まで用紙を導く再搬送路R4とを有する用紙搬送装置Dを備える。この用紙搬送装置Dには、用紙を搬送する複数の用紙搬送ローラ66が備えられている。
現像装置12の図中左側には、レーザ書込装置47が備えられている。レーザ書込装置47には、不図示のレーザ光源の他、走査用の回転多面鏡48、ポリゴンモータ49、fθレンズ等の走査光学系50等が備えられている。
画像読取装置200には、光源53、複数のミラー54、結像用光学レンズ55、CCDのようなイメージセンサ56等が備えられている。そして、上面にはコンタクトガラス57を備える。このコンタクトガラス57上の自動原稿送り装置400には、原稿の載置位置に原稿セット台(図示せず)を設けるとともに、排出位置に原稿スタック台(図示せず)が設けられている。また、原稿シートを原稿セット台から画像読取装置200のコンタクトガラス57上の読取位置を経て原稿スタック台まで搬送する原稿搬送路(図示せず)を有する本発明に係るシート搬送装置が備えられている(説明の重複を避けるために、詳細については下記する装置本体でのシート搬送装置の説明に譲る)。このシート搬送装置は、原稿シートを搬送するシート搬送ローラ(図示せず)を複数備えている。
用紙バンク300の内部には、記録媒体たる普通紙、OHPフィルム等の用紙Sを底板60上に積載収納する用紙カセット61が多段に備えられている。各用紙カセット61には、それぞれ対応してピックアップローラ62とフィードローラ63とリバースローラ64とが設けられている。フィードローラ63はピックアップローラ62と同一駆動源で駆動されるものであり、そのためピックアップローラ軸とフィードローラ軸とがベルト(図1に図示せず)で駆動連結されている。多段に備えられた用紙カセット61の図中右側には、複写機装置本体100の用紙搬送路Rへと通じる供給路R1が形成されている。
複写機装置本体100には更に、図中右側面に手差し供給部68が設けられている。この手差し供給部68には、手差しトレイ67が開閉自在に設けられるとともに、手差しトレイ67上にセットされた手差し用紙を用紙搬送路Rへ導く手差し供給路R2が備えられる。手差しトレイ67にも同様に、ピックアップローラ62とフィードローラ63とリバースローラ64とが設けられている。
以上のような構成の複写機装置を用いてコピーするとき、先ず、不図示のメインスイッチをオンするとともに、自動原稿送り装置400の原稿セット台に原稿をセットする。ブック原稿の場合には、自動原稿送り装置400を開いて画像読取装置200のコンタクトガラス57上に直接原稿をセットし、自動原稿送り装置400を閉じて原稿を押さえる。
不図示のスタートスイッチを押すと、自動原稿送り装置400に原稿をセットしたときには、原稿をシート搬送ローラにより原稿搬送路を通してコンタクトガラス57上へ移動してから画像読取装置200が駆動し、原稿内容を読み取って原稿スタック台上に排出する。一方、コンタクトガラス57上に直接原稿をセットしたときには、直ちに画像読取装置200が駆動する。
画像読取装置200が駆動すると、画像読取装置200は、光源53をコンタクトガラス57に沿って移動させるとともに、光源53からの光をコンタクトガラス57上の原稿面で反射させ、その反射光を複数のミラー54で反射し、結像用光学レンズ55を経てイメージセンサ56に入れ、そのイメージセンサ56で原稿内容を読み取る。また、このとき同時に、不図示の感光体駆動モータで感光体10を回転し、帯電ローラを用いた帯電装置11で感光体10の表面を一様に帯電し、次いで画像読取装置200によって読み取った原稿内容に応じてレーザ光を照射してレーザ書込装置47を用いて書き込み工程を実行し、感光体10の表面に静電潜像を形成した後、現像装置12を用いてトナーを付着させて静電潜像を可視像化(現像)する。
またスタートスイッチを押すと同時に、用紙バンク300中の多段の用紙カセット61から選択された用紙Sをピックアップローラ62により送り出し、フィードローラ63とリバースローラ64で1枚ずつ分離して供給路R1に送る。供給路R1に送られた用紙Sは、用紙搬送ローラ66で搬送されて用紙搬送路Rへ導かれ、レジストローラ21に突き当てて止められ、感光体10の可視像化したトナー画像と回転タイミングを合わせて、感光体10の右側へと送り込まれる。
あるいは、手差し給紙部68を用いる場合には、手差しトレイ67が開けられ、開けられた手差しトレイ67上にセットされた用紙が、ピックアップローラ62で送り出され、フィードローラ63とリバースローラ64により1枚ずつ分離して搬送されて、手差し供給路R2から用紙搬送路Rへと導かれ、同様にレジストローラ21で感光体10の回転にタイミングを合わせて感光体10の右側へと送り込まれて可視像化される。
その後、感光体10の右側へと送り込まれた用紙Sは、転写位置Bで転写装置13により感光体10上のトナー画像を転写される。画像転写後の感光体10上の残留トナーはクリーニング装置14で除去・清掃され、残留トナーを除去された感光体10上の残留電位は、不図示の除電装置で除去される。そして、帯電装置11から始まる次の画像形成に備える。
一方、画像転写された後の用紙Sは、転写ベルト17で搬送され熱定着装置22に導かれ、加熱ローラ30と加圧ローラ32の間に通されて、これらローラに搬送されながら、熱と圧力を印加されてトナー画像を定着される。画像定着された用紙Sは、その後、排紙ローラ35と第一加圧ローラ36と第二加圧ローラ37および腰付ローラ38を通過することで、腰をつけられ、排紙スタック部39上に排出されてスタックされる。
なお、用紙Sの両面に画像を転写する場合には、排出分岐爪34を切り替えて、表面にトナー画像を転写された用紙は、用紙搬送路Rから反転路R3に搬入され、スイッチバック領域44へ導入され、スイッチバックローラ43でスイッチバックされる。ここでスイッチバックされた用紙Sは、再搬送路R4に導かれて反転し、用紙搬送ローラ66で搬送されて再び用紙搬送路Rに導かれた後に、前述と同様にして用紙の裏面にも画像が転写されることになる。
次に本発明に関する給紙部近傍の構造に関して説明する。図2に示されるように、ピックアップローラ62は用紙搬送方向に直交する方向での左右から滑り軸受70にて支承されて回転可能になっており、滑り軸受70が上方からバネ付勢されることでピックアップローラ62は、底板60に載置された用紙束Sに押圧される。ピックアップローラ62のローラ軸71にはプーリ72が配置されており、フィードローラ軸74に配されたプーリ75との間で掛け渡されたベルト73を介して駆動される。ローラ軸71、したがってピックアップローラ62のための傾き調整機構として、本例では、滑り軸受70の一方に当接して、不図示の駆動手段を付設した偏心カム77が設けられている。その具体的な作動は、特許文献3に開示された機構と同様であり、それ自体公知のものである。また当業者に知られた他の軸傾き調整機構を採用することも当然可能である。
このような給紙部構成に対して、レジストローラ手前には本例の複写機で通紙可能な用紙の幅(給紙搬送方向に対して直交する方向の長さ)サイズよりも短い間隔で複数の反射型フォトセンサ(通紙想定される最狭幅の用紙に対して最低二つ)が設置されており、不図示の演算装置では、これらフォトセンサを用紙が通過する時間を検知し、その時差と線速、センサ幅からスキュー量を算出する。算出されたスキュー量に基づいて、偏心カム77を回転させ、ピックアップローラ62の傾きを調整する。調整基準は、ピックアップローラ全域が用紙に当接する状態が基準となるが、スキュー量が大きい場合にはわざと逆側に片当たりをする状態とし、逆側へのスキューを故意に起こすことで補正をしてもよい。
図3は、図2とは別構成の給紙部を用紙搬送方向下流側から見た図である。ローラ軸方向(給紙搬送方向に対して直交する方向)に並んで配された2個のピックアップローラ62は更に外側左右から滑り軸受70にて支承され、回転可能になっており、滑り軸受70が上方からバネ付勢されることでピックアップローラ62は、底板60に載置された用紙束Sに押圧される。ピックアップローラ62のローラ軸71には両ローラ間にプーリ72が配置されており、フィードローラ軸74のフィードローラ63間に配されたプーリ75との間で掛け渡されたベルト73を介して駆動される。ピックアップローラ62のための傾き調整機構として、本例でも、夫々の滑り軸受70に当接して、不図示の駆動手段を付設した偏心カム77が設けられている。上記の例と同じく、当業者に知られた他の軸傾き調整機構を採用することも当然可能である。レジストローラ手前に反射型フォトセンサを設置することも上記の例と同じなので、その構成、機能、作動等についての説明は上記の例に譲る。本例のように、特に駆動ベルトをローラ中央に配置することにより、ローラが斜めになった際、駆動伝達ベルトのねじれの影響を受け難くなり、ローラの回転中心を中央にすることで、端部を回転中心にするよりもより広い可動範囲を実現できる。
10 感光体
11 帯電装置
12 現像装置
13 転写装置
14 クリーニング装置
17 転写ベルト
20 トナー補給装置
21 レジストローラ
22 熱定着装置
30 加熱ローラ
32 加圧ローラ
34 排紙分岐爪
35 排出ローラ
39 用紙スタック部
42 スイッチバック装置
44 スイッチバック領域
47 レーザ書込装置
48 回転多面鏡
49 ポリゴンモータ
53 光源
54 ミラー
55 光学レンズ
56 イメージセンサ
57 コンタクトガラス
60 底板
61 用紙カセット
62 ピックアップローラ
63 フィードローラ
64 リバースローラ
66 用紙搬送ローラ
67 手差しトレイ
68 手差し供給部
70 滑り軸受
73 ベルト
77 偏心カム
100 複写機装置本体
200 画像読取装置
300 用紙バンク
400 自動原稿送り装置(ADF)
特開平8−91635号公報 特開2005−82310号公報 特開2007−217125号公報 特開2007−302356号公報

Claims (5)

  1. シートを積載するシート収納トレイと、当該用紙収納トレイに積載されたシートを最上位のものから1枚ずつ順次送り出すピックアップローラとを備えたシート搬送装置において、上記ピックアップローラは給紙搬送方向に直交する方向に傾き可能に構成されており、上記ピックアップローラより給紙搬送方向下流側に且つ給紙搬送方向に直交する方向に分配配置された少なくとも2個の用紙通過確認センサと、当該センサからの出力信号を演算して搬送シートのスキュー量を求める演算装置と、その演算結果に応じて上記ピックアップローラの傾きの程度を調整する傾き調整機構とを有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 上記ピックアップローラを支承する軸受に当接してピックアップローラの傾き程度を調整する偏心カムが上記傾き調整機構の一構成要素として設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 上記ピックアップローラは用紙搬送方向に直交する方向に分配配置された複数のコロから成り、これらコロの分配中央領域に駆動伝達のためのベルトが配されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のシート搬送装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のシート搬送装置を備えた画像形成装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のシート搬送装置を備えた自動原稿送り装置。
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