JP4348847B2 - 車両用空調装置およびその制御方法 - Google Patents

車両用空調装置およびその制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両前後方向に少なくとも3列のシートを有する車両の空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、いわゆるRV車で、車両前後方向に3列のシート(前席、中席、後席)を有するものでは、冷房用吹出口および暖房用吹出口を、前席、中席、後席の各席毎に設けて、いずれの席の乗員に対しても良好な空調を行うようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなRV車は、中席や後席の車両前後方向のシートスライド範囲(位置調整範囲)が大きいため、例えば中席シートを後席側に大きく移動した場合は、中席用吹出口と中席乗員の着座位置との間の距離が著しく増加してしまい、中席乗員に対して空調風が届きにくくなり、中席乗員の冷暖房感が低下するという問題があった。
【0004】
ところで、特開平10−86628号公報には、前席シートの車両前後方向位置を検出し、前席用吹出口と前席シートの距離に応じて、前席乗員へ吹き出す空調風の風量を補正するようにした空調装置が示されている。
【0005】
そこで、上記した3列のシートを有する車両においてシートの移動により空調風が届きにくくなった場合に、例えば上記公報に記載のように風量を補正して風量を増加させれば、冷暖房感が低下するという問題は解消することができる。
【0006】
しかしながら、風量増加により他の乗員へ拡散した風がドラフト感を与えることになり、他の乗員が不快感を感じてしまうという問題が発生する。
【0007】
また、冷暖房感の問題の解消のために単に風量を増加させると、大能力の空調となって冷房時には冷媒圧縮機の負荷が増加し、ひいては冷媒圧縮機の駆動力が増加してしまうという問題が発生する。
【0008】
また、車両エンジンの高効率化に伴い、エンジン冷却水を熱源として送風空気を加熱する空調装置においては、吹出風量が多くなると暖房時の熱源が不足して、吹き出し空気温度が低下するという問題がある。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、車両前後方向に少なくとも3列のシートを有する車両の空調装置において、乗員の車両前後方向の着座位置にかかわらず、風量増加を抑制しつつ乗員の冷暖房感を確保できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、シート(1〜3)を車両前後方向に3列以上配置し、各シート(1〜3)の車両前後方向の位置を調整するシートスライド機構を各シート(1〜3)に設けた車両に搭載され、各シート(1〜3)の車両前後方向位置を検出するスライド位置センサ(4)を各シート(1〜3)のシートスライド機構に設け、空調風が吹き出される吹出口(11、12、21〜24)を車両前後方向に複数個設けた車両用空調装置の制御方法であって、スライド位置センサ(4)により乗員の車両前後方向の着座位置を検出し、スライド位置センサ(4)の検出結果に基づいて、複数の吹出口(11、12、21〜24)のうち乗員の着座位置に最も近い吹出口を選定し、その選定した吹出口から乗員に対して空調風を吹き出すことを特徴とする。
【0011】
これにより、乗員の着座位置に近い吹出口を選定して空調風を吹き出すようにしているため、乗員に対して空調風が届きやすくなり、少ない吹出風量で乗員に対し十分な冷暖房感を与えることができる。
【0012】
また、乗員に向けて吹き出す空調風の吹出風量を少なくできるため、他の乗員へドラフト風が流れることもなく、不快感も発生しない。
【0013】
また、乗員に向けて吹き出す空調風の吹出風量を少なくできるため、冷媒圧縮機を有する空調装置の場合、冷房時の冷媒圧縮機の負荷を減少させ、ひいては冷媒圧縮機の駆動力を低減することができる。
【0014】
また、乗員に向けて吹き出す空調風の吹出風量を少なくできるため、エンジン冷却水を熱源として送風空気を加熱する空調装置の場合、暖房時の吹き出し空気温度の低下を防止し、乗員に対し十分な暖房感を与えることができる。
【0015】
請求項2に記載の発明では、吹出口(11、12、21〜24)から吹き出される空調風の温度および風量のうち少なくとも一方を、乗員の着座位置に応じて制御することを特徴とする。
【0016】
これにより、例えば冷房時に、吹出口と乗員との距離が増加するのに伴って、吹出空気の温度を低くすることにより、少ない吹出風量で乗員に対し十分な冷房感を与えることができる。
【0017】
請求項3に記載の発明では、各シート(1〜3)毎に乗員が着座しているか否かを検出し、乗員が着座している部位にのみ空調風を吹き出すことを特徴とする。
【0018】
これにより、空調装置全体の吹出風量を低減して、冷媒圧縮機の負荷をさらに減少させ得る。
【0019】
請求項4に記載の発明では、シート(1〜3)を車両前後方向に3列以上配置し、各シート(1〜3)の車両前後方向の位置を調整するシートスライド機構を各シート(1〜3)に設けた車両に搭載され、空調風が吹き出される吹出口(11、12、21〜24)を車両前後方向に複数個設けた車両用空調装置において、各シート(1〜3)のシートスライド機構に設けられて、各シート(1〜3)の車両前後方向位置を検出するスライド位置センサ(4)と、スライド位置センサ(4)の検出結果に基づいて、複数の吹出口(11、12、21〜24)のうち乗員の着座位置に最も近い吹出口を選定する吹出口選定手段(ステップS40)と、吹出口選定手段(ステップS40)にて選定された吹出口から乗員に向けて空調風が吹き出されるように、スライド位置センサ(4)の検出結果に基づいて空調風の吹出方向を演算する吹出方向演算手段(ステップS50)と、吹出方向演算手段(ステップS50)の演算結果に基づいて制御されて、吹出口選定手段(ステップS40)にて選定された吹出口からの空調風の吹出方向を調整する吹出方向調整手段(31〜34、41〜44)とを備えることを特徴とする。
【0020】
これにより、請求項1の発明と同様の効果を得ることができる。
【0021】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1〜図6は本発明の第1実施形態を示すもので、第1実施形態の車両用空調装置の搭載レイアウトを示す図1において、車室内には、前席シート1、中席シート2、および後席シート3が、車両前方から後方に向かって順に配置されている。
【0023】
各シート1〜3は図示しないシートスライド機構によって車両前後方向にスライド可能になっており、各シート1〜3のシートスライド機構に設置したスライド位置センサ(着座位置検出手段)4によって、各シート1〜3の車両前後方向位置を検出し、その検出結果に基づいて乗員の車両前後方向の着座位置を推定するようにしている。また、各シート1〜3の座面には、乗員が着座しているか否かを検出するための着座センサ(着座有無検出手段)5が配置されている。
【0024】
車室内の最前部に図示しない計器盤が配置され、この計器盤の内部に、前席シート1側の空間を空調(冷暖房)する前席用空調ユニット10が配置されている。この前席用空調ユニット10は、冷却用熱交換器としての前席蒸発器(図示せず)、加熱用熱交換器としての前席ヒータコア(図示せず)、および前席送風機(図示せず)を備えている。
【0025】
前席送風機は内気または外気を前席蒸発器や前席ヒータコアへ向けて送風する。前席蒸発器は、エンジンによって駆動される冷媒圧縮機を含む周知の冷凍サイクルに設けられて、送風空気を冷却する。前席ヒータコアの内部にはエンジン冷却水(温水)が流れ、この温水を熱源として前席ヒータコアは送風空気を加熱する。
【0026】
一方、中席シート2および後席シート3側の空間を空調(冷暖房)する後席用空調ユニット20が、車室内の最後部付近の、トリム(車室内壁)と車両外板との間のスペースに設けられている。この後席用空調ユニット20は、冷却用熱交換器としての後席蒸発器(図示せず)、加熱用熱交換器としての後席ヒータコア(図示せず)、および後席送風機(図示せず)を備えている。
【0027】
後席送風機は内気を後席蒸発器や後席ヒータコアへ向けて送風する。後席蒸発器は、前席蒸発器と同様に冷凍サイクルに設けられて、送風空気を冷却する。後席ヒータコアは、前席ヒータコアと同様にエンジン冷却水(温水)が流れ、この温水を熱源として送風空気を加熱する。
【0028】
計器盤には前席用空調ユニット10からの空調風を前席乗員の上半身に向けて吹き出す前席フェイス吹出口11が配置され、計器盤の下方には前席用空調ユニット10からの空調風を前席乗員の足元に向けて吹き出す前席フット吹出口12が配置されている。
【0029】
車両の天井近傍には、後席用空調ユニット20からの空調風を主に中席乗員の上半身に向けて吹き出す中席フェイス吹出口21、および後席用空調ユニット20からの空調風を主に後席乗員の上半身に向けて吹き出す後席フェイス吹出口22が配置されている。なお、中席フェイス吹出口21は前席シート1よりも車両後方に位置し、後席フェイス吹出口22は中席フェイス吹出口21よりもさらに車両後方に位置している。
【0030】
また、車両の床面近傍には、後席用空調ユニット20からの空調風を主に中席乗員の足元に向けて吹き出す中席フット吹出口23、および後席用空調ユニット20からの空調風を主に後席乗員の足元に向けて吹き出す後席フット吹出口24が配置されている。なお、中席フット吹出口23は前席シート1よりも車両後方に位置し、後席フット吹出口24は中席フット吹出口23よりもさらに車両後方に位置している。
【0031】
次に、図2にて各吹出口11、12、21〜24の具体的な構成を説明する。
【0032】
吹出口の開口部は第1開口部30と第2開口部40とからなる。第1開口部30内には、第1モータ31に駆動されて図2において左右にスイングする第1縦ルーバ32と、第2モータ33に駆動されて図2において上下にスイングする第1横ルーバ34とが配置されている。第1縦ルーバ32は短冊状の3枚の薄板からなり、第1縦ルーバ32の停止位置によって、第1開口部30からの空調風の図2において左右方向の吹出方向を調整可能になっている。
【0033】
また、第1横ルーバ34は短冊状の3枚の薄板からなり、第1横ルーバ34の停止位置によって、第1開口部30からの空調風の図2において上下方向の吹出方向を調整可能になっている。さらに、第1縦ルーバ32と第1横ルーバ34によって、第1開口部30を全閉可能になっている。
【0034】
一方、第2開口部40内には、第3モータ41に駆動されて図2において左右にスイングする第2縦ルーバ42と、第4モータ43に駆動されて図2において上下にスイングする第2横ルーバ44とが配置されている。第2縦ルーバ42は短冊状の3枚の薄板からなり、第2縦ルーバ42の停止位置によって、第2開口部40からの空調風の図2において左右方向の吹出方向を調整可能になっている。
【0035】
また、第2横ルーバ44は短冊状の3枚の薄板からなり、第2横ルーバ44の停止位置によって、第2開口部40からの空調風の図2において上下方向の吹出方向を調整可能になっている。さらに、第2縦ルーバ42と第2横ルーバ44によって、第2開口部40を全閉可能になっている。
【0036】
なお、第1〜第4モータ31、33、41、43と、第1、第2縦ルーバ32、42と、第1、第2横ルーバ34、44とによって、吹出口11、12、21〜24からの空調風の吹出方向を調整する吹出方向調整手段を構成している。
【0037】
図3は制御系の構成を示すもので、空調用ECU50は図4に示すフローチャートに従ってプログラムを実行し、制御に必要な演算処理をする。この空調用ECU50には、スライド位置センサ4および着座センサ5からの信号が入力されると共に、空調制御に必要な情報(内気温、外気温、蒸発器出口温度、空調設定温度等)の信号が入力される。
【0038】
そして、ECU50は、前席用空調ユニット10内の機器(前席送風機の駆動モータ、吹出空気温度調整用のエアミックスダンパの駆動モータ、吹出口切替ダンパの駆動モータ等)、後席用空調ユニット20内の機器(後席送風機の駆動モータ、吹出空気温度調整用のエアミックスダンパの駆動モータ、吹出口切替ダンパの駆動モータ等)、冷媒圧縮機の運転断続用の電磁クラッチ(図示せず)、さらには第1〜第4モータ31、33、41、43等を、演算結果に基づいて制御する。
【0039】
次に、上記構成になる空調装置の作動について説明する。
【0040】
図4において、まずステップS10で基本的な空調制御に必要な情報の信号を読み込み、次いでステップS20でスライド位置センサ4の信号を読み込み、さらにステップS30で着座センサ5の信号を読み込む。
【0041】
次に、ステップS40(吹出口選定手段)では、着座センサ5の信号に基づいて各シート1〜3毎に乗員が着座しているか否かを判定する。そして、着座している乗員の車両前後方向の着座位置をスライド位置センサ4の信号に基づいて推定し、各吹出口11、12、21〜24のうちその乗員の着座位置に最も近い吹出口を選定して、その選定した吹出口からその乗員に対して空調風を吹き出すことを決定する。同様に、他の乗員についても、その乗員の着座位置に最も近い吹出口を選定する。
【0042】
次に、ステップS50(吹出方向演算手段)では、ステップS40で選定した吹出口から吹き出される空調風の吹出方向および風量を、スライド位置センサ4の信号に基づいて演算する(詳細後述)。
【0043】
次に、ステップS60では、ステップS50での演算結果に基づいて、前席用空調ユニット10内の機器、後席用空調ユニット20内の機器、電磁クラッチ、さらには第1〜第4モータ31、33、41、43等に、制御信号を出力する。
【0044】
次に、上記のステップS40およびステップS50の制御について、乗員の着座状態毎に説明する。なお、ここでは、冷房時か暖房時かを明記していない場合は、冷房時の制御についての説明である。
【0045】
(前席と中席に乗員がいる場合)
着座センサ5の信号により、後席に乗員がおらず、前席と中席に乗員がいると判定された場合、前席シート1および中席シート2のスライド位置センサ4の信号により、前席シート1および中席シート2に着座している乗員の車両前後方向の着座位置を推定する。
【0046】
そして、前席シート1の乗員に対する空調風の吹出口として、前席フェイス吹出口11を選定し、この前席フェイス吹出口11の第1〜第4モータ31、33、41、43により第1、第2縦ルーバ32、42および第1、第2横ルーバ34、44を駆動し、この前席フェイス吹出口11からの空調風が前席シート1の乗員の上半身に向けて吹き出されるように、風向を調整する。また、前席フェイス吹出口11と前席シート1の乗員との距離に応じて、前席フェイス吹出口11からの吹出風量を設定する。
【0047】
また、図1に示すように、中席シート2が車両前寄りに位置する場合は、中席シート2の乗員に対する空調風の吹出口として、中席シート2の乗員の着座位置に最も近い中席フェイス吹出口21を選定する。次いで、この中席フェイス吹出口21の第1〜第4モータ31、33、41、43により第1、第2縦ルーバ32、42および第1、第2横ルーバ34、44を駆動し、この中席フェイス吹出口21からの空調風が中席シート2の乗員の上半身に向けて吹き出されるように、風向を調整する。また、中席フェイス吹出口21と中席シート2の乗員との距離に応じて、中席フェイス吹出口21からの吹出風量を設定する。
【0048】
また、後席には乗員がいないため、後席フェイス吹出口22の第1〜第4モータ31、33、41、43により第1、第2縦ルーバ32、42および第1、第2横ルーバ34、44を駆動して、後席フェイス吹出口22を全閉し、後席フェイス吹出口22からの送風を停止する。
【0049】
なお、暖房時には、前席シート1の乗員に対しては前席フット吹出口12から空調風を吹き出し、中席シート2の乗員の着座位置に最も近い中席フット吹出口23から中席シート2の乗員の足元に向けて空調風を吹き出し、送風が不要な後席フット吹出口24は全閉する。
【0050】
一方、図5に示すように、中席シート2が車両後寄りに位置する場合は、中席シート2の乗員に対する空調風の吹出口として、中席シート2の乗員の着座位置に最も近い後席フェイス吹出口22を選定する。次いで、この後席フェイス吹出口22の第1〜第4モータ31、33、41、43により第1、第2縦ルーバ32、42および第1、第2横ルーバ34、44を駆動し、この後席フェイス吹出口22からの空調風が中席シート2の乗員の上半身に向けて吹き出されるように、風向を調整する。また、後席フェイス吹出口22と中席シート2の乗員との距離に応じて、後席フェイス吹出口22からの吹出風量を設定する。
【0051】
また、前席シート1の乗員に対しては前席フェイス吹出口11から空調風を吹き出す。また、中席シート2の乗員には後席フェイス吹出口22から送風されるので、中席フェイス吹出口21を全閉し、中席フェイス吹出口21からの送風を停止する。
【0052】
なお、暖房時には、前席シート1の乗員に対しては前席フット吹出口12から空調風を吹き出し、中席シート2の乗員の着座位置に最も近い後席フット吹出口24から中席シート2の乗員の足元に向けて空調風を吹き出し、送風が不要な中席フット吹出口23は全閉する。
【0053】
(前席と後席に乗員がいる場合)
着座センサ5の信号により、中席に乗員がおらず、前席と後席に乗員がいると判定された場合、前席シート1および後席シート3のスライド位置センサ4の信号により、前席シート1および後席シート3に着座している乗員の車両前後方向の着座位置を推定する。
【0054】
そして、前席シート1の乗員に対しては前席フェイス吹出口11から空調風を吹き出す。この際、前席フェイス吹出口11からの空調風が前席シート1の乗員の上半身に向けて吹き出されるように風向を調整し、また、前席フェイス吹出口11と前席シート1の乗員との距離に応じて、前席フェイス吹出口11からの吹出風量を設定する。
【0055】
また、後席シート3が車両後寄りに位置する場合は、後席シート3の乗員に対する空調風の吹出口として、後席シート3の乗員の着座位置に最も近い後席フェイス吹出口22を選定し、この後席フェイス吹出口22からの空調風が後席シート3の乗員の上半身に向けて吹き出されるように、風向を調整する。また、後席フェイス吹出口22と後席シート3の乗員との距離に応じて、後席フェイス吹出口22からの吹出風量を設定する。
【0056】
また、中席には乗員がいないため、中席フェイス吹出口21を全閉して中席フェイス吹出口21からの送風を停止する。
【0057】
なお、暖房時には、前席シート1の乗員に対しては前席フット吹出口12から空調風を吹き出し、後席シート3の乗員の着座位置に最も近い後席フット吹出口24から後席シート3の乗員の足元に向けて空調風を吹き出し、送風が不要な中席フット吹出口23は全閉する。
【0058】
一方、中席シート2が折り畳まれるなどして、図1の中席シート2の位置付近まで後席シート3が車両前寄りに移動された場合は、後席シート3の乗員に対する空調風の吹出口として、後席シート3の乗員の着座位置に最も近い中席フェイス吹出口21を選定し、この中席フェイス吹出口21からの空調風が後席シート3の乗員の上半身に向けて吹き出されるように、風向を調整する。また、中席フェイス吹出口21と後席シート3の乗員との距離に応じて、中席フェイス吹出口21からの吹出風量を設定する。
【0059】
なお、暖房時には、前席シート1の乗員に対しては前席フット吹出口12から空調風を吹き出し、後席シート3の乗員の着座位置に最も近い中席フット吹出口23から後席シート3の乗員の足元に向けて空調風を吹き出し、送風が不要な後席フット吹出口24は全閉する。
【0060】
(前席のみに乗員がいる場合)
着座センサ5の信号により、中席と後席に乗員がおらず、前席にのみ乗員がいると判定された場合、前席シート1の乗員に対して前席フェイス吹出口11から空調風を吹き出す。この際、前席フェイス吹出口11からの空調風が前席シート1の乗員の上半身に向けて吹き出されるように風向を調整し、また、前席フェイス吹出口11と前席シート1の乗員との距離に応じて、前席フェイス吹出口11からの吹出風量を設定する。
【0061】
また、中席と後席には乗員がいないため、後席用空調ユニット20の後席送風機を停止して、中席フェイス吹出口21および後席フェイス吹出口22からの送風を停止する。
【0062】
なお、暖房時には、前席シート1の乗員に対して前席フット吹出口12から空調風を吹き出し、後席用空調ユニット20の後席送風機は停止する。
【0063】
(中席のみに乗員がいる場合)
駐車時のように、前席と後席に乗員がおらず、中席にのみ乗員がいる場合、中席シート2のスライド位置センサ4の信号により、中席シート2に着座している乗員の車両前後方向の着座位置を推定する。
【0064】
そして、中席シート2の乗員に対して、中席シート2の乗員の着座位置に最も近いフェイス吹出口(本例では、中席フェイス吹出口21および後席フェイス吹出口22のいずれか一方)から空調風を吹き出す。この際、そのフェイス吹出口からの空調風が中席シート2の乗員の上半身に向けて吹き出されるように風向を調整し、また、そのフェイス吹出口と中席シート2の乗員との距離に応じて吹出風量を設定する。
【0065】
また、中席フェイス吹出口21および後席フェイス吹出口22のうち、中席シート2の乗員への送風に用いない方の吹出口は全閉する。
【0066】
また、前席用空調ユニット10の前席送風機を停止して、前席フェイス吹出口11からの送風を停止する。
【0067】
なお、暖房時には、中席フット吹出口23および後席フット吹出口24のうち、中席シート2の乗員の着座位置に近い方のフット吹出口から、中席シート2の乗員の足元に向けて空調風を吹き出し、中席シート2の乗員への送風に用いない方の吹出口は全閉する。
【0068】
また、前席用空調ユニット10の前席送風機を停止して、前席フット吹出口12からの送風を停止する。
【0069】
(後席のみに乗員がいる場合)
駐車時のように、前席と中席に乗員がおらず、後席にのみ乗員がいる場合、後席シート3のスライド位置センサ4の信号により、後席シート3に着座している乗員の車両前後方向の着座位置を推定する。
【0070】
そして、後席シート3の乗員に対して、後席シート3の乗員の着座位置に最も近いフェイス吹出口(本例では、中席フェイス吹出口21および後席フェイス吹出口22のいずれか一方)から空調風を吹き出す。この際、そのフェイス吹出口からの空調風が後席シート3の乗員の上半身に向けて吹き出されるように風向を調整し、また、そのフェイス吹出口と後席シート3の乗員との距離に応じて吹出風量を設定する。
【0071】
また、中席フェイス吹出口21および後席フェイス吹出口22のうち、後席シート3の乗員への送風に用いない方の吹出口は全閉する。
【0072】
また、前席用空調ユニット10の前席送風機を停止して、前席フェイス吹出口11からの送風を停止する。
【0073】
なお、暖房時には、中席フット吹出口23および後席フット吹出口24のうち、後席シート3の乗員の着座位置に近い方のフット吹出口から、後席シート3の乗員の足元に向けて空調風を吹き出し、後席シート3の乗員への送風に用いない方の吹出口は全閉する。
【0074】
また、前席用空調ユニット10の前席送風機を停止して、前席フット吹出口12からの送風を停止する。
【0075】
(前席、中席、後席に乗員がいる場合)
着座センサ5の信号により、前席、中席、後席に乗員がいると判定された場合、前席シート1、中席シート2および後席シート3のスライド位置センサ4の信号により、前席シート1、中席シート2および後席シート3に着座している乗員の車両前後方向の着座位置を推定する。
【0076】
そして、前席シート1の乗員に対しては前席フェイス吹出口11から空調風を吹き出す。この際、前席フェイス吹出口11からの空調風が前席シート1の乗員の上半身に向けて吹き出されるように、風向を調整する。また、前席フェイス吹出口11と前席シート1の乗員との距離に応じて、前席フェイス吹出口11からの吹出風量を設定する。
【0077】
また、中席シート2が車両前寄りに位置する場合は、中席シート2の乗員に対する空調風の吹出口として、中席シート2の乗員の着座位置に最も近い中席フェイス吹出口21を選定し、この中席フェイス吹出口21からの空調風が中席シート2の乗員の上半身に向けて吹き出されるように、風向を調整する。また、中席フェイス吹出口21と中席シート2の乗員との距離に応じて、中席フェイス吹出口21からの吹出風量を設定する。
【0078】
また、後席シート3が車両後寄りに位置する場合は、後席シート3の乗員に対する空調風の吹出口として、後席シート3の乗員の着座位置に最も近い後席フェイス吹出口22を選定し、この後席フェイス吹出口22からの空調風が後席シート3の乗員の上半身に向けて吹き出されるように、風向を調整する。また、後席フェイス吹出口22と後席シート3の乗員との距離に応じて、後席フェイス吹出口22からの吹出風量を設定する。
【0079】
一方、図6に示すように、中席シート2が車両後寄りに位置する場合は、中席シート2の乗員に対する空調風の吹出口として、中席シート2の乗員の着座位置に最も近い後席フェイス吹出口22を選定する。
【0080】
次いで、この後席フェイス吹出口22の第1〜第4モータ31、33、41、43により第1、第2縦ルーバ32、42および第1、第2横ルーバ34、44を駆動し、この後席フェイス吹出口22の第1開口部30からの空調風が中席シート2の乗員の上半身に向けて吹き出されるように風向を調整すると共に、後席フェイス吹出口22の第2開口部40からの空調風が後席シート3の乗員の上半身に向けて吹き出されるように風向を調整する。
【0081】
また、後席フェイス吹出口22と中席シート2および後席シート3の乗員との距離に応じて、さらには、中席シート2および後席シート3の乗員に対して共通の吹出口から送風する点を考慮して、後席フェイス吹出口22からの吹出風量を設定する。
【0082】
また、中席シート2の乗員には後席フェイス吹出口22から送風されるので、中席フェイス吹出口21を全閉し、中席フェイス吹出口21からの送風を停止する。
【0083】
なお、暖房時には、中席シート2の乗員に対する空調風の吹出口として、中席シート2の乗員の着座位置に最も近い後席フット吹出口24を選定する。そして、後席フット吹出口24の第1開口部30からの空調風が中席シート2の乗員の足元に向けて吹き出されるように風向を調整すると共に、後席フット吹出口24の第2開口部40からの空調風が後席シート3の乗員の足元に向けて吹き出されるように風向を調整する。
【0084】
また、前席シート1の乗員に対しては前席フット吹出口12から空調風を吹き出し、送風が不要な中席フット吹出口23は全閉する。
【0085】
(中席、後席に乗員がいる場合)
駐車時のように、前席に乗員がおらず、中席と後席に乗員がいる場合、前席用空調ユニット10の前席送風機を停止して、前席フット吹出口12からの送風を停止する。
【0086】
そして、中席および後席への送風に関しては、前席、中席、後席に乗員がいる場合と同様に制御する。
【0087】
上記した本実施形態によれば、乗員の車両前後方向の着座位置を検出し、乗員の着座位置に近い吹出口を選定して空調風を吹き出すようにしているため、乗員に対して空調風が届きやすくなり、少ない吹出風量で乗員に対し十分な冷暖房感を与えることができる。
【0088】
また、乗員に向けて吹き出す空調風の吹出風量を少なくできるため、他の乗員へドラフト風が流れることもなく、不快感も発生しない。
【0089】
また、乗員に向けて吹き出す空調風の吹出風量を少なくできるため、冷房時の冷媒圧縮機の負荷を減少させ、ひいては冷媒圧縮機の駆動力を低減することができる。
【0090】
また、空調に用いない吹出口からは空調風を吹き出さないようにしているため、全体の吹出風量を低減して、冷媒圧縮機の負荷をさらに減少させ得る。
【0091】
また、乗員に向けて吹き出す空調風の吹出風量を少なくできるため、暖房時の吹き出し空気温度の低下を防止し、乗員に対し十分な暖房感を与えることができる。
【0092】
また、空調に用いない吹出口からは空調風を吹き出さないようにしているため、全体の吹出風量を低減して、暖房時の吹き出し空気温度の低下を一層確実に防止することができる。
【0093】
(第2実施形態)
図7は第2実施形態を示すもので、前席シート1が回転可能な車両に本発明の空調装置を適用したものである。そして、前席シート1が回転可能な点、および、前席シート1の回転位置(シートの向き)を検出する回転位置センサ6を備える点が、第1実施形態と異なっている。
【0094】
図7は、駐車時に前席シート1が後向きに設定されて、前席シート1と後席シート3に乗員が着座している状態を示している。この場合、前席シート1が後向きであることが回転位置センサ6によって検出されるため、前席シート1の乗員に対しては、冷房時は中席フェイス吹出口21から空調風を吹き出す。この際、中席フェイス吹出口21からの空調風が前席シート1の乗員の上半身に向けて吹き出されるように、風向を調整する。また、中席フェイス吹出口21と前席シート1の乗員との距離に応じて、中席フェイス吹出口21からの吹出風量を設定する。
【0095】
また、後席シート3の乗員に対する空調風の吹出口として、冷房時は後席シート3の乗員の着座位置に最も近い後席フェイス吹出口22を選定し、この後席フェイス吹出口22からの空調風が後席シート3の乗員の上半身に向けて吹き出されるように、風向を調整する。また、後席フェイス吹出口22と後席シート3の乗員との距離に応じて、後席フェイス吹出口22からの吹出風量を設定する。
【0096】
また、前席用空調ユニット10の前席送風機を停止して、前席フェイス吹出口11からの送風を停止する。
【0097】
なお、暖房時には、中席フット吹出口23から前席シート1の乗員の足元に向けて空調風を吹き出し、後席フット吹出口24から後席シート3の乗員の足元に向けて空調風を吹き出す。
【0098】
また、前席用空調ユニット10の前席送風機を停止して、前席フット吹出口12からの送風を停止する。
【0099】
なお、前席シート1が前向きに設定されているときの空調制御は、第1実施形態と同様である。
【0100】
(他の実施形態)
上記実施形態では、乗員が着座しているか否かを検出するための着座有無検出手段として着座センサを用いたが、赤外線センサや、シートベルトスイッチを用いても、乗員が着座しているか否かを検出することができる。
【0101】
また、着座有無検出手段を用いるかわりに、中席シート2および後席シート3のスライド位置センサ4の信号により、中席シート2および後席シート3に乗員が着座しているか否かを推定することができる。例えば、中席シート2の乗員足元スペースがなくなるほど中席シート2の位置が車両前方に設定された場合は、中席シート2に乗員が着座していないと推定する。また、後席シート3の乗員足元スペースがなくなるほど、中席シート2と後席シート3が近接している場合は、後席シート3に乗員が着座していないと推定する。
【0102】
また、上記実施形態では、ルーバにより吹出口を閉じて送風を停止するようにしたが、空調ユニットから吹出口まで空調風を導くダクト内にドアを設け、このドアにより吹出口を閉じて送風を停止するようにしてもよい。また、吹出口のグリルを反転して開口部を閉じることにより、送風を停止するようにしてもよい。
【0103】
また、上記実施形態では、吹出口と乗員との距離に応じて吹出風量を制御したが、吹出空気の温度あるいは風速を制御してもよい。この場合、冷房時には、吹出口と乗員との距離が増加するのに伴って、吹出空気の温度を低くし、あるいは風速を高めることにより、少ない吹出風量で乗員に対し十分な冷房感を与えることができる。
【0104】
また、シートの回転量、シートの座面高さ、シートバックの傾斜度合等を検出し、それらの検出結果をスライド位置センサ4の検出結果と合わせて用いることにより、乗員の着座位置や着座姿勢をより正確に推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態になる車両用空調装置を搭載した車両の側面図である。
【図2】図1の吹出口の構成図である。
【図3】図1の空調装置の制御系のブロック図である。
【図4】図2のECUにて実行される空調制御処理を示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態の作用説明に供するもので、図1と異なる乗員の着座状態を示す車両の側面図である。
【図6】第1実施形態の作用説明に供するもので、図1および図5と異なる乗員の着座状態を示す車両の側面図である。
【図7】本発明の第2実施形態になる車両用空調装置を搭載した車両の側面図である。
【符号の説明】
1〜3…シート、11、12、21〜24…吹出口、
4…スライド位置センサ(着座位置検出手段)。

Claims (4)

  1. シート(1〜3)を車両前後方向に3列以上配置し、前記各シート(1〜3)の車両前後方向の位置を調整するシートスライド機構を前記各シート(1〜3)に設けた車両に搭載され、前記各シート(1〜3)の車両前後方向位置を検出するスライド位置センサ(4)を前記各シート(1〜3)のシートスライド機構に設け、空調風が吹き出される吹出口(11、12、21〜24)を車両前後方向に複数個設けた車両用空調装置の制御方法であって、
    前記スライド位置センサ(4)により乗員の車両前後方向の着座位置を検出し、
    前記スライド位置センサ(4)の検出結果に基づいて、前記複数の吹出口(11、12、21〜24)のうち前記乗員の着座位置に最も近い吹出口を選定し、その選定した吹出口から前記乗員に対して空調風を吹き出すことを特徴とする車両用空調装置の制御方法。
  2. 前記吹出口(11、12、21〜24)から吹き出される空調風の温度および風量のうち少なくとも一方を、前記乗員の着座位置に応じて制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置の制御方法。
  3. 前記各シート(1〜3)毎に乗員が着座しているか否かを検出し、乗員が着座している部位にのみ空調風を吹き出すことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置の制御方法。
  4. シート(1〜3)を車両前後方向に3列以上配置し、前記各シート(1〜3)の車両前後方向の位置を調整するシートスライド機構を前記各シート(1〜3)に設けた車両に搭載され、空調風が吹き出される吹出口(11、12、21〜24)を車両前後方向に複数個設けた車両用空調装置において、
    前記各シート(1〜3)のシートスライド機構に設けられて、前記各シート(1〜3)の車両前後方向位置を検出するスライド位置センサ(4)と、
    前記スライド位置センサ(4)の検出結果に基づいて、前記複数の吹出口(11、12、21〜24)のうち前記乗員の着座位置に最も近い吹出口を選定する吹出口選定手段(ステップS40)と、
    前記吹出口選定手段(ステップS40)にて選定された吹出口から前記乗員に向けて空調風が吹き出されるように、前記スライド位置センサ(4)の検出結果に基づいて空調風の吹出方向を演算する吹出方向演算手段(ステップS50)と、
    前記吹出方向演算手段(ステップS50)の演算結果に基づいて制御されて、前記吹出口選定手段(ステップS40)にて選定された吹出口からの空調風の吹出方向を調整する吹出方向調整手段(31〜34、41〜44)とを備えることを特徴とする車両用空調装置。
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