JP6102875B2 - 車両の制御装置 - Google Patents
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Description
前席用空調装置および該前席用空調装置とは別個独立した後席用空調装置を有し、あらかじめ設定された停止条件に基づいてエンジンを自動停止するようにした車両の制御装置であって、
前記前席用空調装置における前席用熱交換器と前記後席用空調装置における後席用熱交換器とがそれぞれ、エンジンを駆動源として流通される熱媒体が流れるようにされ、
前記前席用熱交換器の熱容量よりも、前記後席用熱交換器の熱容量が小さく設定されており、
エンジン自動停止時に、前記前席用空調装置における前席用ブロアおよび前記後席用空調装置における後席用ブロアをそれぞれ継続して作動させる一方、当初は該前席用ブロアの風量を前記後席用ブロアの風量よりも低下させた第1の制御状態とし、後席用熱交換器の温度があらかじめ設定された所定のしきい値温度を超えた後は、該後席用ブロアの風量を低下させると共に該前席用ブロアの風量を増加させる第2の制御状態とする、
ようにしてある。
エンジンの自動再始動の条件として、前記後席用熱交換器の温度にかかわらず、前記前席用熱交換器の温度があらかじめ設定された所定の限界温度を超えたときとして設定されている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、後席用熱交換器記に比して遅い時期に限界温度を超える前席用熱交換器記の温度に基づいてエンジン自動再始動を行うので、エンジン自動停止を行っている時間をより長く確保する上で好ましいものとなる。
前記第2の制御状態では、前記前席用ブロアの風量を、エンジン自動停止前の風量よりも小さくなる範囲でもって増加させ、
前記第1の制御状態における前席用ブロアと前記後席用ブロアとによる作動音に対して、前記第2の制御状態における前席用ブロアと前記後席用ブロアとによる作動音が略同じレベルとなるようにされる、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、請求項3、請求項4、請求項5に対応した効果を合わせて得ることができる。
前記後席用熱交換器および前記後席用ブロアがそれぞれ、運転席と助手席との間に位置するセンターコンソール内に配設されている、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、熱容量が大きくて大型となる前席用熱交換器を前席用ブロアと共に一般的に行われているインストルメントパネル内に配設しつつ、熱容量が小さくて小型となる後席用熱交換器を後席用ブロアと共にセンターコンソール内に配設して、車室内スペースを極力犠牲にしないようにする上で好ましいものとなる。
前記前席用空調装置の吹出口が、前記第1列目シートの前方に位置され、
前記後席用空調装置の吹出口が、前記第1列目シートの後部付近で前記第2列目シートの前方に位置されている、
ようにしてある(請求項8対応)。この場合、後席となる第2列目シートと第3列目シートへ着座可能な乗員数が極めて多い車両であることから、請求項1に対応した効果を十分に発揮させる上で好ましいものとなる。
(1)車速が0でないとき。
(2)乗員によるブレーキ操作が行われていないとき。
(3)アクセルペダルが踏み込み操作されているとき。
(4)バッテリに関連して、電圧が所定電圧以下の低電圧のとき、充電量があらかじめ設定された所定充電量以下のとき、消費電流があらかじめ設定された所定電流以上のとき、あるいはバッテリ制御システムが異常のとき(異常信号発生のとき)。
(5)ハンドル舵角がニュートラル位置から所定の小舵角範囲内にないとき。
(6)変速機に関連して、変速機がDレンジ位置にないとき、油温が所定温度範囲内にないとき、油圧が所定圧力範囲内にないとき、変速機異常信号が発生されているとき、クラッチ(ロックアップクラッチを含む)に異常があるとき。
(7)エンジンに関連して、冷却水温度が所定温度範囲にないとき、吸気温度が高すぎるとき、大気圧が低いとき。
(8)負圧式倍力装置を含むブレーキ装置でのブレーキ負圧が不足するとき、あるいはエンジンシステムの異常信号が発生されたとき。
(9)車体回りに関連して、イグニッションキーが車外に持ち出されているとき(スマートキーレスエントリーシステムの場合)、シートベルトが取外されているとき、いずれかのドアが開いているとき、あるいはボンネットが開いているとき。
(10)路面の傾斜角度が大きいとき。
(11)空調用コントローラUKから自動停止禁止信号が出力されているとき。この点については、後に詳述する。
(1)空調システムKにおける各種センサ等の異常が発生したとき。
(2)外気温度が、極めて高いとき(例えば40度C以上)、または極めて低いとき(例えば−10度C以下)。
(3)デフロスタを使用しているとき(視界確保を優先)。
(4)乗員により選択された室内温度が、高温側の上限値であるとき(暖房要求が極めて強いとき)。
(5)乗員により選択された室内温度が、低温側の下限値でありかつエアコン作動されているとき(冷房要求が極めて強いとき)。
(6)目標室内温度と実際の室内温度との偏差が所定値よりも大きいとき。
UKR:コントローラ(後席用)
EG:エンジン
K:空調システム
KR:空調システム(後席用)
JS:乗員センサ
4:ブロアファン
4R:ブロアファン(後席用)
5:エバポレータ
5R:エバポレータ(後席用)
10:ヒータコア
10R:ヒータコア(後席用)
50:コンプレッサ
55:コンデンサ
60:ウオータポンプ
Claims (8)
- 前席用空調装置および該前席用空調装置とは別個独立した後席用空調装置を有し、あらかじめ設定された停止条件に基づいてエンジンを自動停止するようにした車両の制御装置であって、
前記前席用空調装置における前席用熱交換器と前記後席用空調装置における後席用熱交換器とがそれぞれ、エンジンを駆動源として流通される熱媒体が流れるようにされ、
前記前席用熱交換器の熱容量よりも、前記後席用熱交換器の熱容量が小さく設定されており、
エンジン自動停止時に、前記前席用空調装置における前席用ブロアおよび前記後席用空調装置における後席用ブロアをそれぞれ継続して作動させる一方、当初は該前席用ブロアの風量を前記後席用ブロアの風量よりも低下させた第1の制御状態とし、後席用熱交換器の温度があらかじめ設定された所定のしきい値温度を超えた後は、該後席用ブロアの風量を低下させると共に該前席用ブロアの風量を増加させる第2の制御状態とする、
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1において、
エンジンの自動再始動の条件として、前記後席用熱交換器の温度にかかわらず、前記前席用熱交換器の温度があらかじめ設定された所定の限界温度を超えたときとして設定されている、ことを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1または請求項2において、
エンジンの自動再始動が行われたときには、前記後席用ブロアの風量を前記前席用ブロアの風量よりも緩やかに増加させる、ことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
前記第1の制御状態では、前記後席用ブロアの風量を低下させることなく、前席用ブロアの風量のみを低下させる、ことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
前記第2の制御状態では、前記前席用ブロアの風量を、エンジン自動停止前の風量よりも小さくなる範囲でもって増加させる、ことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
前記第1の制御状態では、前記後席用ブロアの風量を低下させることなく、前席用ブロアの風量のみを低下させ、
前記第2の制御状態では、前記前席用ブロアの風量を、エンジン自動停止前の風量よりも小さくなる範囲でもって増加させ、
前記第1の制御状態における前席用ブロアと前記後席用ブロアとによる作動音に対して、前記第2の制御状態における前席用ブロアと前記後席用ブロアとによる作動音が略同じレベルとなるようにされる、
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
前記前席用熱交換器および前記前席用ブロアがそれぞれ、インストルメントパネル内に配設され、
前記後席用熱交換器および前記後席用ブロアがそれぞれ、運転席と助手席との間に位置するセンターコンソール内に配設されている、
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
車両が、前方から後方へ順次、運転席および助手席からなる第1列目シート、第2列目シート、第3列目シートを有し、
前記前席用空調装置の吹出口が、前記第1列目シートの前方に位置され、
前記後席用空調装置の吹出口が、前記第1列目シートの後部付近で前記第2列目シートの前方に位置されている、
ことを特徴とする車両の制御装置。
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JP2014199583A JP6102875B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 車両の制御装置 |
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ID=55865777
Family Applications (1)
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JP2014199583A Active JP6102875B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 車両の制御装置 |
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