JP6107781B2 - 車両の制御装置 - Google Patents
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Description
前席用空調装置および該前席用空調装置とは別個独立した後席用空調装置を有し、あらかじめ設定された停止条件に基づいてエンジンを自動停止するようにした車両の制御装置であって、
乗員が着座されるシートとして、前方から後方へ順次、運転席を含む第1列目シート、第2列目シート、第3列目シートを有し、
前記前席用空調装置は、温風吹き出し用として、第1列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第1前ダクトの他に、前記第2列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第2前ダクトを有し、
前記後席用空調装置は、温風吹き出し用として、前記第3列目シートの足下付近に空調風を吹き出す後ダクトを有し、
冷風を吹き出す空調中にエンジン自動停止されたときに、前記前席用空調装置および前記後席用空調装置の各ブロアをそれぞれ風量を低下させた状態で継続して作動させる一方、前記前席用空調装置からの冷風を前記第2前ダクトから吹き出す状態にすると共に、前記後席用空調装置からの冷風を前記後ダクトから吹き出す状態とする、
ようにしてある。上記解決手法によれば、冷房中でのエンジン自動停止時には、本来であれば温風吹き出し用となる第2前ダクトおよび後ダクトからそれぞれ冷風を吹き出す状態とすることにより、第3列目シートの乗員に対して冷風が十分に供給されて、ブロア風量が小さくなることにより特に空調風が滞留しやすい第3列目シートの乗員への快適性を十分に確保することができる。勿論、エンジン自動停止時には、ブロア風量が低下されるので、騒音の問題も防止あるいは抑制されると共に、消費電力を低減することができる。
前記後席用空調装置の空調風取入口が、前記第1列目シートの足下付近に設けられ、
冷風を吹き出す空調中にエンジン自動停止されたときに、前記前席用空調装置からの冷風を前記第1前ダクトからも吹き出す状態にする、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、後席用空調装置が取り込む空調風が、前席用空調装置から吹出される冷風とされるので、後ダクトから吹出される冷風をより冷たいものとすることができ、第3列目シートの乗員の快適性確保の上でより好ましいものとなる。
前席用空調装置および該前席用空調装置とは別個独立した後席用空調装置を有し、あらかじめ設定された停止条件に基づいてエンジンを自動停止するようにした車両の制御装置であって、
乗員が着座されるシートとして、前方から後方へ順次、運転席を含む第1列目シート、第2列目シート、第3列目シートを有し、
前記前席用空調装置は、温風吹き出し用として、第1列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第1前ダクトを有し、
前記後席用空調装置は、温風吹き出し用として、前記第3列目シートの足下付近に空調風を吹き出す後ダクトを有し、
前記後席用空調装置の空調風取入口が、前記第1列目シートの足下付近に設けられ、
冷風を吹き出す空調中にエンジン自動停止されたときに、前記前席用空調装置および前記後席用空調装置の各ブロアをそれぞれ風量を低下させた状態で継続して作動させる一方、前記前席用空調装置からの冷風を前記第1前ダクトから吹き出す状態にすると共に、前記後席用空調装置からの冷風を前記後ダクトから吹き出す状態とする、
ようにしてある。
前席用空調装置および該前席用空調装置とは別個独立した後席用空調装置を有する車両の制御装置であって、
乗員が着座されるシートとして、前方から後方へ順次、運転席を含む第1列目シート、第2列目シート、第3列目シートを有し、
前記前席用空調装置は、温風吹き出し用として、第1列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第1前ダクトの他に、前記第2列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第2前ダクトを有し、
前記後席用空調装置は、温風吹き出し用として、前記第3列目シートの足下付近に空調風を吹き出す後ダクトを有し、
冷風を吹き出す空調中に、記前席用空調装置および前記後席用空調装置の各ブロアの風量が所定値以下の小さいときに、該前席用空調装置からの冷風を前記第2前ダクトから吹き出す状態にすると共に、該後席用空調装置からの冷風を前記後ダクトから吹き出す状態とする、
ようにしてある。上記解決手法によれば、冷房時にブロア風量が小さくて第3列目シートに空調風が滞留しやすいときは、本来であれば温風吹出用となる第2前ダクトおよび後ダクトから連風を吹出させるようにして、第3列目シートの乗員の快適性を確保することができる。
前記後席用空調装置の空調風取入口が、前記第1列目シートの足下付近に設けられ、
冷風を吹き出す空調中にエンジン自動停止されたときに、前記前席用空調装置からの冷風を前記第1前ダクトからも吹き出す状態にする、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、後席用空調装置が取り込む空調風が、前席用空調装置から吹出される冷風とされるので、後ダクトから吹出される冷風をより冷たいものとすることができ、第3列目シートの乗員の快適性確保の上でより好ましいものとなる。
前席用空調装置および該前席用空調装置とは別個独立した後席用空調装置を有する車両の制御装置であって、
乗員が着座されるシートとして、前方から後方へ順次、運転席を含む第1列目シート、第2列目シート、第3列目シートを有し、
前記前席用空調装置は、温風吹き出し用として、第1列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第1前ダクトを有し、
前記後席用空調装置は、温風吹き出し用として、前記第3列目シートの足下付近に空調風を吹き出す後ダクトを有し、
前記後席用空調装置の空調風取入口が、前記第1列目シートの足下付近に設けられ、
冷風を吹き出す空調中に、記前席用空調装置および前記後席用空調装置の各ブロアの風量が所定値以下の小さいときに、該前席用空調装置からの冷風を前記第1前ダクトから吹き出す状態にすると共に、該後席用空調装置からの冷風を前記後ダクトから吹き出す状態とする、
ようにしてある。上記解決手法によれば、本来であれば温風吹き出し用となる第1前ダクトおよび後ダクトからそれぞれ冷風を吹き出す状態とすることにより、第3列目シートの乗員に対して冷風が十分に供給されて、ブロア風量が小さくなることにより特に空調風が滞留しやすい第3列目シートの乗員への快適性を十分に確保することができる。特に、後席用空調装置が取り込む空調風が、前席用空調装置から吹出される冷風とされるので、後ダクトから吹出される冷風をより冷たいものとすることができ、第3列目シートの乗員の快適性確保の上でより好ましいものとなる。
前記前席用空調装置における通常用の冷風吹出口が、前記第1列目シートの前方に位置され、
前記後席用空調装置における通常用の冷風吹出口が、前記第1列目シートの後部付近でかつ前記第2列目シートの前方に位置されている、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、ブロア風量が小さいときに、冷風の吹出口の位置設定が第3列目シート付近で空調風の滞留を生じさせやすいものとなるが、このような滞留を防止して、第3列目シートの乗員の快適性を確保することができる。
前記後席用空調装置における後席用熱交換器および後席用ブロアがそれぞれ、運転席と助手席との間に位置するセンターコンソール内に配設され、
前記後席用熱交換器の熱容量が、前記前席用熱交換器の熱容量よりも小さくされている、
ようにしてある(請求項8対応)。この場合、熱容量が大きくて大型となる前席用熱交換器を前席用ブロアと共に一般的に行われているインストルメントパネル内に配設しつつ、熱容量が小さくて小型となる後席用熱交換器を後席用ブロアと共にセンターコンソール内に配設して、車室内スペースを極力犠牲にしないようにする上で好ましいものとなる。
(1)車速が0でないとき。
(2)乗員によるブレーキ操作が行われていないとき。
(3)アクセルペダルが踏み込み操作されているとき。
(4)バッテリに関連して、電圧が所定電圧以下の低電圧のとき、充電量があらかじめ設定された所定充電量以下のとき、消費電流があらかじめ設定された所定電流以上のとき、あるいはバッテリ制御システムが異常のとき(異常信号発生のとき)。
(5)ハンドル舵角がニュートラル位置から所定の小舵角範囲内にないとき。
(6)変速機に関連して、変速機がDレンジ位置にないとき、油温が所定温度範囲内にないとき、油圧が所定圧力範囲内にないとき、変速機異常信号が発生されているとき、クラッチ(ロックアップクラッチを含む)に異常があるとき。
(7)エンジンに関連して、冷却水温度が所定温度範囲にないとき、吸気温度が高すぎるとき、大気圧が低いとき。
(8)負圧式倍力装置を含むブレーキ装置でのブレーキ負圧が不足するとき、あるいはエンジンシステムの異常信号が発生されたとき。
(9)車体回りに関連して、イグニッションキーが車外に持ち出されているとき(スマートキーレスエントリーシステムの場合)、シートベルトが取外されているとき、いずれかのドアが開いているとき、あるいはボンネットが開いているとき。
(10)路面の傾斜角度が大きいとき。
(11)空調用コントローラUKから自動停止禁止信号が出力されているとき。この点については、後に詳述する。
(1)空調システムKにおける各種センサ等の異常が発生したとき。
(2)外気温度が、極めて高いとき(例えば40度C以上)、または極めて低いとき(例えば−10度C以下)。
(3)デフロスタを使用しているとき(視界確保を優先)。
(4)乗員により選択された室内温度が、高温側の上限値であるとき(暖房要求が極めて強いとき)。
(5)乗員により選択された室内温度が、低温側の下限値でありかつエアコン作動されているとき(冷房要求が極めて強いとき)。
(6)目標室内温度と実際の室内温度との偏差が所定値よりも大きいとき。
UKR:コントローラ(後席用)
EG:エンジン
K:空調システム
KR:空調システム(後席用)
JS:乗員センサ
S0:温度センサ(前席用ヒータコア温度検出用)
S0R:温度センサ(後席用ヒータコア温度検出用)
S4:温度センサ(前席用エバポレータ温度検出用)
S4R:温度センサ(後席用エバポレータ温度検出用)
4:ブロアファン
4R:ブロアファン(後席用)
5:エバポレータ
5R:エバポレータ(後席用)
10:ヒータコア
10R:ヒータコア(後席用)
21R:空調風取入口(内気取入れのみで、後席用)
50:コンプレッサ
55:コンデンサ
60:ウオータポンプ
Claims (8)
- 前席用空調装置および該前席用空調装置とは別個独立した後席用空調装置を有し、あらかじめ設定された停止条件に基づいてエンジンを自動停止するようにした車両の制御装置であって、
乗員が着座されるシートとして、前方から後方へ順次、運転席を含む第1列目シート、第2列目シート、第3列目シートを有し、
前記前席用空調装置は、温風吹き出し用として、第1列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第1前ダクトの他に、前記第2列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第2前ダクトを有し、
前記後席用空調装置は、温風吹き出し用として、前記第3列目シートの足下付近に空調風を吹き出す後ダクトを有し、
冷風を吹き出す空調中にエンジン自動停止されたときに、前記前席用空調装置および前記後席用空調装置の各ブロアをそれぞれ風量を低下させた状態で継続して作動させる一方、前記前席用空調装置からの冷風を前記第2前ダクトから吹き出す状態にすると共に、前記後席用空調装置からの冷風を前記後ダクトから吹き出す状態とする、
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1において、
前記後席用空調装置の空調風取入口が、前記第1列目シートの足下付近に設けられ、
冷風を吹き出す空調中にエンジン自動停止されたときに、前記前席用空調装置からの冷風を前記第1前ダクトからも吹き出す状態にする、
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 前席用空調装置および該前席用空調装置とは別個独立した後席用空調装置を有し、あらかじめ設定された停止条件に基づいてエンジンを自動停止するようにした車両の制御装置であって、
乗員が着座されるシートとして、前方から後方へ順次、運転席を含む第1列目シート、第2列目シート、第3列目シートを有し、
前記前席用空調装置は、温風吹き出し用として、第1列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第1前ダクトを有し、
前記後席用空調装置は、温風吹き出し用として、前記第3列目シートの足下付近に空調風を吹き出す後ダクトを有し、
前記後席用空調装置の空調風取入口が、前記第1列目シートの足下付近に設けられ、
冷風を吹き出す空調中にエンジン自動停止されたときに、前記前席用空調装置および前記後席用空調装置の各ブロアをそれぞれ風量を低下させた状態で継続して作動させる一方、前記前席用空調装置からの冷風を前記第1前ダクトから吹き出す状態にすると共に、前記後席用空調装置からの冷風を前記後ダクトから吹き出す状態とする、
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 前席用空調装置および該前席用空調装置とは別個独立した後席用空調装置を有する車両の制御装置であって、
乗員が着座されるシートとして、前方から後方へ順次、運転席を含む第1列目シート、第2列目シート、第3列目シートを有し、
前記前席用空調装置は、温風吹き出し用として、第1列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第1前ダクトの他に、前記第2列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第2前ダクトを有し、
前記後席用空調装置は、温風吹き出し用として、前記第3列目シートの足下付近に空調風を吹き出す後ダクトを有し、
冷風を吹き出す空調中に、記前席用空調装置および前記後席用空調装置の各ブロアの風量が所定値以下の小さいときに、該前席用空調装置からの冷風を前記第2前ダクトから吹き出す状態にすると共に、該後席用空調装置からの冷風を前記後ダクトから吹き出す状態とする、
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項4において、
前記後席用空調装置の空調風取入口が、前記第1列目シートの足下付近に設けられ、
冷風を吹き出す空調中にエンジン自動停止されたときに、前記前席用空調装置からの冷風を前記第1前ダクトからも吹き出す状態にする、
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 前席用空調装置および該前席用空調装置とは別個独立した後席用空調装置を有する車両の制御装置であって、
乗員が着座されるシートとして、前方から後方へ順次、運転席を含む第1列目シート、第2列目シート、第3列目シートを有し、
前記前席用空調装置は、温風吹き出し用として、第1列目シートの足下付近に空調風を吹き出す第1前ダクトを有し、
前記後席用空調装置は、温風吹き出し用として、前記第3列目シートの足下付近に空調風を吹き出す後ダクトを有し、
前記後席用空調装置の空調風取入口が、前記第1列目シートの足下付近に設けられ、
冷風を吹き出す空調中に、記前席用空調装置および前記後席用空調装置の各ブロアの風量が所定値以下の小さいときに、該前席用空調装置からの冷風を前記第1前ダクトから吹き出す状態にすると共に、該後席用空調装置からの冷風を前記後ダクトから吹き出す状態とする、
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
前記前席用空調装置における通常用の冷風吹出口が、前記第1列目シートの前方に位置され、
前記後席用空調装置における通常用の冷風吹出口が、前記第1列目シートの後部付近でかつ前記第2列目シートの前方に位置されている、
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
前記前席用空調装置における前席用熱交換器および前席用ブロアがそれぞれ、インストルメントパネル内に配設され、
前記後席用空調装置における後席用熱交換器および後席用ブロアがそれぞれ、運転席と助手席との間に位置するセンターコンソール内に配設され、
前記後席用熱交換器の熱容量が、前記前席用熱交換器の熱容量よりも小さくされている、
ことを特徴とする車両の制御装置。
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