JP4341111B2 - 記録再生装置および記録再生方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、記録媒体として着脱自在なメモリカード等を有し、語学学習機器等に用いて好適な記録再生装置および記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
外国語学習をする上では、ネイティブのインストラクタの発音を繰り返し聞き、また、自分の発音を録音し、正しく発音されているかを繰り返し確認することが必要である。このように、インストラクタの発音を聞いたり、自分の発音を録音して外国語を学習する際の教材として用いる記録再生媒体としては、従来、コンパクトカセットテープが広く用いられてきている。しかしながら、コンパクトカセットテープでは、アクセス速度が遅く、インストラクタの発音を繰り返し聞いて学習したりするのに、テープの早送り又は巻き戻しを頻繁に繰り返さなければならない。また、コンパクトカセットテープでは、十分な音質が得られない。
【0003】
そこで、CD(Compact Disc)が外国語の学習用に用いられるようになってきている。CDは、テープに比べて、アクセス速度が格段に速く、また、高い音質も得られると共に、量産が容易である。このことから、CDを使った外国語学習用の教材が既に広く販売されている。
【0004】
更に、MD(Mini Disc )も外国語の学習用に好適である。MDは、記録と再生が可能である。このため、MDを使うと、自分の発音を繰り返し録音して確認することが可能である。また、MDは、小型で、携帯が容易である。このことから、MDを用いると、小型のMD記録再生装置を携帯し、通勤や通学中等に、外国語学習を行なうことができるようになる。
【0005】
更に、近年、本体に着脱自在なメモリカードの開発が進められており、メモリカードを使った音声記録再生装置が登場してきている。メモリカードは、例えばNAND型のフラッシュメモリを搭載したカード状の記録媒体である。このようなメモリカードを使った音声記録再生装置は、アクセス速度が速く、取り扱いも非常に簡単てある。このことから、今後、メモリカードが外国語学習用に広く使われるようになっていくと考えられる。
【0006】
このように、コンパクトカセット、CD、MD、メモリカード等の記録媒体を使った外国語学習用の教材においては、インストラクタが発音する単語やフレーズに続けて発音したり、会話練習をするために、空白の時間が設けられるている。この空白の時間が重要な意味を持つ。
【0007】
例えば、「This is a pen 」の発音練習では、インストラクタが「This is a pen 」と発音した後に、学習者は、この空白の時間にインストラクタの発音を模倣して、「This is a pen 」と発音をする。このため、インストラクタが「This is a pen 」と発音した後の数秒間が空白の時間となっている。この空白の時間は、従来、単なる無音の区間とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、外国語学習では空白の時間が重要な意味を持つ。そして、空白として必要な時間や空白としたい所は、学習者の興味や語学レベル等により異なっている。例えば、熟達した学習者と初心者とでは、必要な空白時間者は異なってくる。熟達した学習者なら、短い空白時間でも発音できるが、初心者は、空白時間は長く必要である。
【0009】
また、例えば、「This is a pen.」のフレーズを良く知っている学習者にとっては、このフレーズの練習は最早不要なので、その後の空白は不要である。新たに重要表現を見つけたような場合には、その後を空白時間としておくと、その表現を繰り返して学習できる。
【0010】
このように、外国語を学習する上では、空白時間の長さや、空白時間の設定、削除を自在に行なえることが望まれる。
【0011】
上述のように、語学学習用の記録媒体としては、コンパクトカセット、CD、MD、メモリカード等が用いられている。ところが、何れの場合でも、空白の時間は単なる無音区間である。したがって、この空白時間の位置や長さを変更することは容易ではない。
【0012】
すなわち、空白時間を設けるためには、手動で一時停止を行うか、または、空白時間を作って録音し直す必要がある。
【0013】
また、空白時間は無音の区間であるから、空白時間を長く設けると、記録容量の無駄になる。
【0014】
したがって、この発明の目的は、収録音声中の任意の位置に所望の長さの空白時間を容易にかつ効率的に設定することができると共に、変更することができ、然も、その空白時間を容易に解除することができる記録再生装置および記録再生方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
以上の問題を解決するために請求項1の発明は、情報記憶手段と、一時停止情報をユーザが任意に設定可能な第1の操作手段と、第1の操作手段にて設定された一時停止情報を記憶する一時停止情報記憶手段と、第1の操作手段の操作に応じて一時停止情報記憶手段に一時停止情報を記録する記録手段と、情報記憶手段の記録内容を再生する再生手段と、一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って再生手段に対して一時停止動作を行わせる一時停止制御手段とからなり、情報記憶手段に記憶された固有ファイルに対して複数の一時停止情報が第1の操作手段で設定された場合は、固有ファイルの終端近傍に設定された一時停止情報に付随して終端を表す識別子を付加する記録再生装置である。
また、請求項2の発明は、情報記憶手段と、一時停止情報をユーザが任意に設定可能な第1の操作手段と、第1の操作手段にて設定された一時停止情報を記憶する一時停止情報記憶手段と、第1の操作手段の操作に応じて一時停止情報記憶手段に一時停止情報を記録する記録手段と、情報記憶手段の記録内容を再生する再生手段と、一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って再生手段に対して一時停止動作を行わせる一時停止制御手段とからなり、一時停止情報は、一時停止位置からなり、一時停止制御手段は、一時停止情報記憶手段が記録している一時停止情報が示す一時停止位置と再生手段が再生を行っている情報の位置を比較する位置比較手段の比較結果に基づいて再生手段を一時停止制御する記録再生装置である。
また、請求項4の発明は、情報記憶手段と、一時停止情報をユーザが任意に設定可能な第1の操作手段と、第1の操作手段にて設定された一時停止情報を記憶する一時停止情報記憶手段と、第1の操作手段の操作に応じて一時停止情報記憶手段に一時停止情報を記録する記録手段と、情報記憶手段の記録内容を再生する再生手段と、一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って再生手段に対して一時停止動作を行わせる一時停止制御手段と、第1の操作手段によって一時停止情報が設定された場合、一時停止情報近傍の情報記憶手段に記録された情報を所定の回数繰り返し再生する繰り返し再生手段と、一時停止情報は、一時停止位置からなり、繰り返し再生手段による再生中にユーザが操作することで一時停止位置を修正する第2の操作手段とを備える記録再生装置である。
また、請求項6の発明は、情報記憶手段と、一時停止情報をユーザが任意に設定可能な第1の操作手段と、第1の操作手段にて設定された一時停止情報を記憶する一時停止情報記憶手段と、第1の操作手段の操作に応じて一時停止情報記憶手段に一時停止情報を記録する記録手段と、情報記憶手段の記録内容を再生する再生手段と、一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って再生手段に対して一時停止動作を行わせる一時停止制御手段と、一時停止情報をユーザが任意に消去可能とする第2の操作手段と、第2の操作手段によって指定された時点の近傍に設定された一時停止情報を一時停止情報記憶手段から抽出する抽出手段とを備え、抽出手段によって抽出された一時停止情報の中から指定された時点より時系列で前に存在する一時停止情報を選択する選択手段の選択結果に基づいて一時停止情報を消去する記録再生装置である。
【0016】
また、請求項7の発明は、情報記憶手段に情報を記録するステップと、一時停止情報をユーザの任意な操作によって設定するステップと、設定された一時停止情報を一時停止情報記憶手段に記憶するステップと、一時停止情報記憶手段に一時停止情報を記録するステップと、情報記憶手段の記録内容を再生するステップと、一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って情報記憶手段に記録された記録内容の再生を一時停止するステップとからなり、情報記憶手段に記憶された固有ファイルに対して複数の一時停止情報が設定された場合は、固有ファイルの終端近傍に設定された一時停止情報に付随して終端を表す識別子を付加する記録再生方法である。
また、請求項8の発明は、情報記憶手段に情報を記録するステップと、一時停止情報をユーザの任意な操作によって設定するステップと、設定された一時停止情報を一時停止情報記憶手段に記憶するステップと、一時停止情報記憶手段に一時停止情報を記録するステップと、情報記憶手段の記録内容を再生するステップと、一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って情報記憶手段に記録された記録内容の再生を一時停止するステップと、一時停止情報は、一時停止位置からなり、一時停止情報記憶手段が記録している一時停止情報が示す一時停止位置と再生を行っている位置を比較するステップとからなり、一時停止のステップは、位置比較の比較結果に基づいて再生を一時停止する記録再生方法である。
また、請求項10の発明は、情報記憶手段に情報を記録するステップと、一時停止情報をユーザの任意な操作によって設定するステップと、設定された一時停止情報を一時停止情報記憶手段に記憶するステップと、一時停止情報記憶手段に一時停止情報を記録するステップと、情報記憶手段の記録内容を再生するステップと、一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って情報記憶手段に記録された記録内容の再生を一時停止するステップと、一時停止情報が設定された場合、一時停止情報近傍の情報記憶手段に記録された情報を所定の回数繰り返し再生するステップと、一時停止情報は、一時停止位置からなり、繰り返し再生中にユーザが操作することで一時停止位置を修正可能とするステップとを備える記録再生方法である。
また、請求項12の発明は、情報記憶手段に情報を記録するステップと、一時停止情報をユーザの任意な操作によって設定するステップと、設定された一時停止情報を一時停止情報記憶手段に記憶するステップと、一時停止情報記憶手段に一時停止情報を記録するステップと、情報記憶手段の記録内容を再生するステップと、一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って情報記憶手段に記録された記録内容の再生を一時停止するステップと、一時停止情報をユーザが任意に消去可能とするステップと、ユーザによって指定された時点の近傍に設定された一時停止情報を一時停止情報記憶手段から抽出するステップとを備え、抽出ステップによって抽出された一時停止情報の中から指定された時点より時系列で前に存在する一時停止情報を選択するステップの選択結果に基づいて一時停止情報を消去する記録再生方法である。
【0017】
この発明では、主たる情報が記憶される情報記憶手段と、一時停止情報書き込み用の操作手段と、一時停止情報消去用の操作手段と、一時停止情報記憶手段と、記録手段と、再生手段と、一時停止制御手段とが設けられる。一時停止情報書き込み用の操作手段に対して所定操作がなされると、そのタイミングで一時停止情報の有無を示す情報が記録手段において生成され、記録手段において生成された情報が所定の再生位置の一時停止情報記憶手段に書き込まれ、再生動作に際しては、主たる情報とともに一時停止情報記憶手段に書き込まれた一時停止情報が読み出される。このため、それ以降の再生動作においては、一時停止情報の書き込みが行われた位置で自動的に一時停止状態に移行し、予め任意に設定した時間経過後、再び再生が開始される。また、一時停止情報消去用の操作手段に対して所定操作がなされると、そのタイミングに対して現再生位置より時間軸上で再生方向の戻し方向に位置し、かつ、最も近接した一時停止情報を消去するための情報が記録手段において生成され、所定の再生位置の一時停止情報記憶手段に書き込まれている一時停止情報が消去される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態の全体構成を示すものである。この例は、メモリカードを使って語学学習をするのに好適なものである。
【0019】
図1において示すように、この発明による記録再生装置は、マイクロホン1、2個のアンプ2,6、AGC回路3、信号処理部4、フィルタ回路5、スピーカ7、制御部8、フラッシュメモリ9、操作部10および表示部11により構成されている。
【0020】
先ず、記録系の構成および動作について簡単に説明する。マイクロホン1を介して入力された音声信号は、アンプ2により増幅され、この増幅出力がAGC(Auto Gain Contorol) 回路3を介されることにより利得調整されて信号処理部4に供給される。信号処理部4は、A/D変換器41、エンコード回路42、インターフェース回路43、デコード回路44およびD/A変換器45により構成されている。
【0021】
AGC回路3において利得調整された音声信号がA/D変換器41に供給される。A/D変換器41において、音声信号がサンプリングされて量子化され、ディジタル音声信号に変換される。そして、ディジタル音声信号がエンコード回路42に供給されて圧縮される。
【0022】
音声信号の圧縮方式としては、例えば、ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)が用いられる。なお、音声信号の圧縮方式としては、MPEGオーディオやATRAC(Adaptive Transfom Acoustic Coding )等の他の圧縮符号化法を用いても良い。
【0023】
圧縮/変調処理により生成された音声データがインターフェース回路43を介して制御部8に供給される。制御部8は、操作制御部81、モード生成部82、モード制御部83、RAM制御部84、バッファRAM85および表示制御部86等により構成されている。
【0024】
なお、例えば、制御部8は、内部メモリを有したマイクロコンピュータ等を中心に構成されており、バッファRAM85以外の部分に関しては、ソフトウェア処理で実現できる。
【0025】
バッファRAM85は、RAM制御部84からの制御情報により制御されており、このバッファRAM85にインターフェース回路43を介された音声データが一時的に蓄積される。バッファRAM85に一時的に蓄積された音声データが読み出され、メモリカード9に書き込まれる。
【0026】
なお、メモリカード9は、例えば、コネクタ等を有して本体に着脱自在とされたもので、装着時において制御部8と電気的に接続されるように構成されている。また、メモリカード9を装置内部に単体で内蔵する構成としても良い。
【0027】
次に、再生系の構成および動作について簡単に説明する。メモリカード9から読み出された所望の再生位置の音声データは、バッファRAM85に一時的に蓄積される。バッファRAM85に一時的に蓄積された音声データが読み出され、信号処理部4のインターフェース回路43を介してデコード回路44に供給される。
【0028】
デコード回路44において、音声データに対して伸長処理が施され、ディジタル音声信号が復元される。つまり、記録系のエンコード回路42においてなされた圧縮/変調処理の逆変換がなされる。
【0029】
デコード回路44において復元されたディジタル音声信号がD/A変換器45に供給され、アナログの再生音声信号に変換される。D/A変換器45において生成された再生音声信号がフィルタ回路5に供給されて帯域制限された後、アンプ6を介されることで増幅される。この増幅された再生音声信号がスピーカ7に供給され、音声が再生される。
【0030】
また、制御部8には、各種操作ボタンが配設された操作部10が設けられると共に、液晶表示板等の表示素子を有した表示部11が設けられる。制御部8は、操作部10の操作状態に応じて、装置全体を管理する。
【0031】
具体的には、操作部10の各種操作キーが操作されることによりその状態に応じた操作出力が操作部10において発生され、この操作出力が操作制御部81に供給される。操作制御部81は、操作出力に基づいて検出情報を生成し、この検出情報をモード生成部82に供給する。
【0032】
モード生成部82において、装置全体を制御するためのモード情報が生成され、このモード情報がモード制御部83に供給される。モード制御部83は、モード情報に基づいてRAM制御部84を介してバッファRAM85を制御することにより音声データの受渡しの制御を行う。また、モード制御部83は、モード情報に基づいて表示情報を生成し、表示制御部86に表示情報を供給する。表示制御部86において、表示情報に応じた表示出力が生成され、この表示出力が表示部11に供給されて表示がなされる。
【0033】
この発明による記録再生装置は、オートポーズ機能を有している。オートポーズ機能は、所望の位置に所望の長さの空白部分を設けるときに使用するものである。
【0034】
オートポーズ機能を使用すると、空白部分となる所にフラグが打ち込まれる。再生時には、このフラグを検出する処理が行なわれる。そして、再生時にフラグが検出されると、その部分で再生が一時停止される。これにより、フラグが打ち込まれている所に空白部分が形成される。なお、このフラグは、後に説明するように、メモリカードを構成するNAND型のフラッシュメモリの冗長領域に書き込まれる。
【0035】
図2は、このようなオートポーズ機能を実現するための要部の具体的な構成の一例を示すものである。なお、図2においては、前述した図1と対応する箇所には、同一の参照符号が付されており、同一部分に関しての詳細な説明を省略する。
【0036】
図2に示すように、操作部10には、オートポーズ機能に係わるボタン群21〜25が配設されると共に、記録および再生動作に係わるボタン群26〜31が配設されている。オートポーズ機能に係わるボタン群21〜25において21で示されるのが一時停止情報の書き込みに際して用いられる書き込みボタンであり、22で示されるのが一時停止情報の消去に際して用いられる消去ボタンであり、23,24,25で示されるのが一時停止時間の設定に際して用いられる設定ボタンである。
【0037】
なお、記録および再生動作に係わるボタン群26〜31において26で示されるのが録音/再生位置の後戻しボタンであり、29で示されるのが録音/再生位置の先送りボタンであり、30で示されるのが録音ボタンであり、28で示されるのが再生ボタンであり、27で示されるのが停止ボタンであり、31で示されるのが一時停止ボタンである。
【0038】
記録および再生動作に係わるボタン群26〜31の中の一つが押されると、その押されたボタンに応じたモード情報がモード制御部82において生成される。モード制御部83は、モード情報に基づいてRAM制御部84を介してバッファRAM85を制御し、メモリカード9に対して押されたボタンに応じた各種動作を行う。また、その動作状態に応じた表示情報がモード制御部83において生成され、表示部11において所定の表示がなされる。
【0039】
一方、オートポーズ機能の書き込みボタン21に対して所定操作がなされると、そのタイミングで一時停止情報の有無を示す情報がフラグ制御部87において生成される。フラグ制御部87において生成された情報がRAM制御部84に供給される。このことによりメモリカード9の所定の再生位置に一時停止情報が書き込まれる。
【0040】
また、オートポーズ機能の消去ボタン22に対して所定操作がなされると、そのタイミングに対して現再生位置より時間軸上で再生方向の戻し方向に位置し、かつ、最も近接した一時停止情報を消去するための情報がフラグ制御部87において生成される。フラグ制御部87において生成された情報がRAM制御部84に供給される。このことによりメモリカード9の所定の再生位置に書き込まれている一時停止情報が消去される。
【0041】
なお、例えば、一時停止時間の設定ボタン23が押されると、一時停止時間の設定モードとなり、その状態でボタン24の押された時間に応じて一時停止時間が増加し、ボタン25の押された時間に応じて一時停止時間が減少するように構成されている。
【0042】
図3は、メモリカード9として16MバイトのNAND型フラッシュメモリを用いた場合のメモリ領域の概念的な構成の一例を示す。図3に示すようにメモリカード9のメモリ領域の全体が1024ブロックに分割され、1ブロックのそれぞれが32ページに分割されている。1ページは、512バイトのメイン領域91と、16バイトの冗長領域92とにより構成されている。このメイン領域91に対して音声データの書き込みおよび読み出しがなされる。また、冗長領域92に対して一時停止情報の書き込みおよび消去がなされる。
【0043】
冗長領域92に書き込まれる一時停止情報は、例えば、図4Aに示すように、一時停止情報の有無を示すフラグと一時停止時間情報により構成されている。一時停止情報の有無を示すフラグが冗長領域92の先頭の位置に配され、その次の位置には、設定ボタン23,24,25により設定された一時停止時間情報が配される。
【0044】
このような形態の一時停止情報が記録もしくは再生などの動作中において使用者により任意の再生位置に設定される。再生時においては、所定の順序でページ毎にメイン領域91の音声データと冗長領域92の一時停止情報とが読み出され、逐次、バッファメモリ85に蓄積される。この時、モード制御部83は、一時停止情報の有無を示すフラグを監視し、一時停止情報が検出された時点で再生動作を自動的に一時停止時間情報の示す値に応じた時間分だけ一時停止させ、所定時間経過後、再び再生を開始させる。
【0045】
なお、図4Aに示す例の場合には、一時停止情報の有無を示すフラグと一時停止時間情報とを一時停止情報として用いる場合の例であるが、図4Bに示すように、一時停止時間情報のみを一時停止情報として用いることによってもオートポーズ機能を実現することができる。この場合においては、一時停止時間情報の示す値が所定値の時においては、一時停止を実行せず、それ以外の場合に一時停止時間情報の示す値に応じた時間分だけ一時停止を実行する。具体的には、一時停止時間情報の示す値が全て「0」の時においては、一時停止を実行しないようにし、一時停止の必要が無い場合には、冗長領域92に対して全て「0」書き込むようにすれば、同様の処理が可能となる。
【0046】
また、図4Aおよび図4Bは、両者共に、冗長領域92に一時停止情報を書き込む場合の例であるが、図5に示すように、メイン領域91を分割してその一部を制御領域(管理領域)93として用い、この領域93に一時停止情報を書き込むようにしても良い。
【0047】
この場合においては、一時停止位置情報と、一時停止時間情報とがペアで一時停止情報として用いられ、音声データの再生位置が一時停止位置情報の示す位置に到達したかどうかを判定する位置比較手段が設けられる。そして、位置比較手段により音声データの再生位置が一時停止位置情報の示す位置に到達したと判定される場合においてのみ、一時停止時間情報の示す値に応じた時間分だけ一時停止を実行する。また、この時、再生位置が一時停止位置情報の示す位置に到達したと判定される場合においても、一時停止時間情報の示す値が所定値の時には、一時停止を実行しないようにしても良い。
【0048】
さらに、メイン領域91を分割してその一部を制御領域(管理領域)93として用い、この領域93に一時停止情報を書き込む場合においては、他の制御情報と区別するため、図5に示すように、全ての一時停止情報の終端に情報群の終了を示す固定データ(終端情報)を書き込むようにし、終端情報を境界としてその前に位置する領域に一時停止情報を配しても良い。
【0049】
図6A、図6B、図6Cは、上述した一時停止情報の書き込みおよび消去と、再生動作との具体的な一例を示す。この図6A、図6B、図6Cを用いてさらに一時停止情報の書き込みおよび消去と、再生動作とについて詳細に説明する。なお、図6A、図6B、図6Cにおいては、図中向かって左側から右側に向けて時間が経過するものとする。
【0050】
記録、再生などの動作中において、いずれの箇所にも一時停止情報が書き込まれなかった場合には、それを再生すると、図6Aに示すように、連続再生が行われる。これに対し、録音、再生および一時停止などの動作中に一時停止情報の書き込みが行われると、それ以降の再生動作において一時停止情報の書き込みが行われた位置で一時停止状態に移行し、予め任意に設定した時間経過後、再び再生を開始する。
【0051】
例えば、図6Bに示すように、オートポーズ機能の書き込みボタン21に対してタイミングT1,T2,T3で所定操作がなされると、このタイミングT1,T2,T3で一時停止情報が冗長領域に92書き込まれる。そして、再生位置が先頭に戻されて再生ボタン28が押されると、順次、音声データが読み出されて再生され、タイミングT1,T2,T3のそれぞれに到達すると、一時停止ボタン31を操作することなく自動的に一時停止状態に移行し、予め任意に設定した時間経過後、再び再生を開始する。
【0052】
また、一時停止情報が既に図6Bに示すように書き込まれている場合に、オートポーズ機能の消去ボタン22に対してタイミングT4で所定操作がなされると、図6Cに示すように、タイミングT4に対して時間軸上で再生方向の戻し方向に位置し、かつ、最も近接したタイミングT2において書き込まれた一時停止情報が消去される。このため、再生位置が先頭に戻されて再生ボタン28が押されると、順次、音声データが読み出されて再生され、タイミングT1,T3のそれぞれに到達したときのみ、前述した場合と同様に一時停止ボタン31を操作することなく自動的に一時停止状態に移行し、予め任意に設定した時間経過後、再び再生を開始する。
【0053】
なお、当然のことながらタイミングT2では、一時停止情報が既に消去されているため、一時停止状態には移行しない。
【0054】
図7は、上述した一時停止情報の書き込みに関する処理手順の一例を示す。先ず、ステップS1において、書き込みボタン21が押されたかどうかの判定がなされる。書き込みボタン21が押されたと判定される場合には、ステップS2に移行し、録音モードかどうかの判定がなされる。
【0055】
ステップS2において、録音モードであると判定される場合には、ステップS6に移行し、一時停止情報の書き込みが所定の再生位置の冗長領域92に対してなされて処理が終了する。また、ステップS1において、書き込みボタン21が押されていないと判定される場合には、そのまま処理が終了される。そして、ステップS2において、録音モードでないと判定される場合には、ステップS3に移行し、再生もしくは停止モードかどうかの判定がなされる。
【0056】
ステップS3において、再生もしくは停止モードでなく、他の先送りや後戻しモードであると判定される場合には、そのまま処理が終了される。また、ステップS3において、再生もしくは停止モードであると判定される場合には、ステップS4に移行し、リハーサル動作が実行される。リハーサル動作においては、書き込みボタン21の押された位置を起点として一定の区間あるいは時間(例えば3秒)の再生が繰り返される。
【0057】
図8Aにリハーサル動作を模式的に示す。なお、図8Aにおいては、図中向かって左側から右側に向けて時間が経過するものとする。例えば、図8Aに示すように再生もしくは停止動作中にタイミングT5で書き込みボタン21が押されたとすると、その再生位置を起点として繰り返し再生がなされる。この時、例えば、後戻りボタン26を押すことにより一定の区間または時間ずつ(例えば0.3秒)図中矢印aで示すように最初のT5に対応した再生位置より再生方向の戻し方向に移動させることができ、また、先送りボタン29を押すことにより一定の区間または時間ずつ(例えば0.3秒)図中矢印bで示すように最初のT5に対応した再生位置より再生方向に移動させることができる。
【0058】
そして、リハーサル動作がなされると、ステップS5において、確定操作がなされたかどうかの判定がなされ、確定操作がなされていないと判定される場合には、再びステップS4に戻されて繰り返してリハーサル動作がなされる。使用者により一時停止情報の書き込み位置が後戻りボタン26および先送りボタン29が押されながら確認され、この状態で以て、例えば、図8Bに示すように確定操作として書き込みボタン21が再度押されると、ステップS6に移行して一時停止情報の書き込みが所定の再生位置における冗長領域92に対してなされて処理が終了する。このリハーサル動作を行うことで、一時停止情報の書き込み位置の修正作業が容易になされる。
【0059】
なお、上述した説明においては、リハーサル動作時に書き込みボタンを再度押すことで書き込み位置を確定させる場合について説明したが、確定用の専用ボタンを別途設けるようにし、そのボタン押すことで一時停止情報の書き込み位置を確定するようにしても良い。
【0060】
また、上述した説明においては、再生もしくは停止モードの場合に自動的にリハーサル動作を行う場合について説明したが、リハーサル動作用の専用ボタンを別途設けるようにし、そのボタンが押された時においてのみ、書き込みボタン21の押された位置を起点として一定の区間あるいは時間(例えば3秒)の再生を繰り返すようにしても良い。
【0061】
図9は、上述した一時停止情報の消去に関する処理手順の一例を示す。先ず、ステップS11において、消去ボタン22が押されたかどうかの判定がなされる。消去ボタン22が押されたと判定される場合には、ステップS12に移行し、再生もしくは停止モードかどうかの判定がなされる。
【0062】
ステップS12において、再生もしくは停止モードであると判定される場合には、ステップS13に移行し、消去ボタン22が押されたタイミングに対して時間軸上で再生方向の戻し方向に位置し、かつ、最も近接したタイミングにおいて書き込まれた一時停止情報の検索がなされる。そして、ステップS14において、一時停止情報があるかどうかの判定がなされ、一時停止情報がないと判定される場合には、再びステップS13に戻されて一時停止情報の検索が継続される。ステップS14において、一時停止情報があると判定される場合においてのみ、ステップS15に移行し、消去確認動作が実行される。消去確認動作においては、消去対象とされる一時停止情報が書き込まれている位置を起点として一定の区間あるいは時間(例えば3秒)の再生が繰り返される。
【0063】
図10に消去確認動作を模式的に示す。なお、図10においては、図中向かって左側から右側に向けて時間が経過するものとする。例えば、図10に示すように再生もしくは停止動作中にタイミングT6で消去ボタン22が押されたとすると、タイミングT6に対して時間軸上で再生方向の戻し方向に位置し、かつ、最も近接したタイミングにおいて書き込まれた一時停止情報の再生位置を起点として図10に示すように繰り返し再生がなされる。
【0064】
そして、消去確認動作がなされると、ステップS16において、確定操作がなされたかどうかの判定がなされ、確定操作がなされていないと判定される場合には、再びステップS15に戻されて繰り返して消去確認動作がなされる。使用者により消去対象とされる一時停止情報の位置が確認され、この状態で以て、例えば、図10に示すように確定操作として消去ボタン22が再度押されると、ステップS17に移行して一時停止情報の消去が所定の再生位置における冗長領域92に対してなされて処理が終了する。この消去確認動作を行うことで、一時停止情報の消去が確実になされる。また、ステップS11において消去ボタン22が押されていないと判定される場合や、ステップS12において再生もしくは停止モード以外であると判定される場合には、そのまま処理が終了される。
【0065】
なお、上述した例の場合には、消去確認動作時に消去ボタン22を再度押すことで消去する一時停止情報を確定させる場合について説明したが、確定用の専用ボタンを別途設けるようにし、そのボタン押すことで一時停止情報の消去を行うようにしても良い。
【0066】
図11は、再生動作の処理手順の一例を示す。なお、図11においては、一時停止時間情報は、一時停止情報の書き込み処理の前の段階で予め設定ボタン23,24,25により設定されており、前述したように一時停止情報の書き込み確定時にその設定値に応じた情報が一時停止情報の一部として冗長領域92に書き込まれる。また、既に書き込まれた一時停止時間情報は、再生時に必要に応じて設定ボタン23,24,25により変更することも可能とされている。
【0067】
先ず、ステップS21において、再生モードかどうかの判定がなされる。ステップS21において、再生モードでないと判定される場合には、そのまま処理が終了される。また、ステップS21において、再生モードであると判定される場合には、ステップS22に移行し、メモリカード9の冗長領域92のデータの読み込みがなされる。冗長領域92のデータの読み込みが完了すると、ステップS23において、一時停止情報が書き込まれているかどうかの判定がなされる。ステップS23において、一時停止情報が書き込まれていると判定される場合には、ステップS24に移行し、再生一時停止モードとなる。
【0068】
再生一時停止モードとなると、先ず、ステップS25において、一時停止時間情報に基づいて一時停止タイマが初期化される。一時停止タイマの初期化が完了すると、ステップS26において、タイマ値が設定値に到達したかどうかの判定がなされる。ステップS26において、タイマ値が設定値に到達していないと判定される場合には、ステップS27において、タイマ値がインクリメントされて、再びステップS26に戻され、ステップS26および27の処理が繰り返される。そして、ステップS26において、タイマ値が設定値に到達したと判定される場合においてのみ、ステップS28に移行して再生モードが再度再開され、ステップS21に戻される。再びステップS21において、再生モードであると判定される場合には、上述したステップS22〜ステップS28の処理が繰り返され、ステップS21において、再生モードでないと判定される場合においてのみ処理が終了される。
【0069】
【発明の効果】
この発明によれば、一時停止情報書き込み用の操作手段に対して所定操作がなされると、そのタイミングで一時停止情報の有無を示す情報が記録手段において生成され、記録手段において生成された情報が所定の再生位置の一時停止情報記憶手段に書き込まれ、再生動作に際しては、主たる情報とともに一時停止情報記憶手段に書き込まれた一時停止情報が読み出される。このため、それ以降の再生動作においては、一時停止情報の書き込みが行われた位置で自動的に一時停止状態に移行し、予め任意に設定した時間経過後、再び再生が開始される。
【0070】
また、一時停止情報消去用の操作手段に対して所定操作がなされると、そのタイミングに対して現再生位置より時間軸上で再生方向の戻し方向に位置し、かつ、最も近接した一時停止情報を消去するための情報が記録手段において生成され、所定の再生位置の一時停止情報記憶手段に書き込まれている一時停止情報が消去される。従って、この発明に依れば、収録音声中の任意の位置に所望の長さの空白時間を容易にかつ効率的に設定することができると共に、変更することができ、然も、その空白時間を容易に解除することができる。
【0071】
この発明による記録再生装置を語学学習機器等に適用すれば、収録音声中の任意の位置に所望の長さの空白の時間を容易にかつ効率的に設定することができるため、容易に反復学習を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態の要部の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態の説明に用いる略線図である。
【図4】この発明の一実施形態におけるメモリの説明に用いる略線図である。
【図5】この発明の一実施形態におけるメモリの他の例の説明に用いる略線図である。
【図6】この発明の一実施形態の動作説明に用いる略線図である。
【図7】この発明の一実施形態の動作説明に用いるフローチャートである。
【図8】この発明の一実施形態の動作説明に用いる模式図である。
【図9】この発明の一実施形態の動作説明に用いるフローチャートである。
【図10】この発明の一実施形態の動作説明に用いる模式図である。
【図11】この発明の一実施形態の動作説明に用いるフローチャートである。
【符号の説明】
8・・・制御部、9・・・メモリカード、10・・・操作部、21・・・書き込みボタン、22・・・消去ボタン、23,24,25・・・一時停止時間設定用のボタン、82・・・モード生成部、83・・モード制御部、84・・・RAM制御部、85・・・バッファRAM、87・・・フラグ制御部
Claims (12)
- 情報記憶手段と、
一時停止情報をユーザが任意に設定可能な第1の操作手段と、
上記第1の操作手段にて設定された一時停止情報を記憶する一時停止情報記憶手段と、
上記第1の操作手段の操作に応じて上記一時停止情報記憶手段に上記一時停止情報を記録する記録手段と、
上記情報記憶手段の記録内容を再生する再生手段と、
上記一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って上記再生手段に対して一時停止動作を行わせる一時停止制御手段と
からなり、
上記情報記憶手段に記憶された固有ファイルに対して複数の一時停止情報が上記第1の操作手段で設定された場合は、上記固有ファイルの終端近傍に設定された一時停止情報に付随して終端を表す識別子を付加する記録再生装置。 - 情報記憶手段と、
一時停止情報をユーザが任意に設定可能な第1の操作手段と、
上記第1の操作手段にて設定された一時停止情報を記憶する一時停止情報記憶手段と、
上記第1の操作手段の操作に応じて上記一時停止情報記憶手段に上記一時停止情報を記録する記録手段と、
上記情報記憶手段の記録内容を再生する再生手段と、
上記一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って上記再生手段に対して一時停止動作を行わせる一時停止制御手段と
からなり、
上記一時停止情報は、一時停止位置からなり、上記一時停止制御手段は、上記一時停止情報記憶手段が記録している上記一時停止情報が示す上記一時停止位置と上記再生手段が再生を行っている情報の位置を比較する位置比較手段の比較結果に基づいて上記再生手段を一時停止制御する記録再生装置。 - 上記位置比較手段において比較結果が一致した場合に、上記一時停止時間情報に従って上記再生手段を一時停止制御する請求項2に記載の記録再生装置。
- 情報記憶手段と、
一時停止情報をユーザが任意に設定可能な第1の操作手段と、
上記第1の操作手段にて設定された一時停止情報を記憶する一時停止情報記憶手段と、
上記第1の操作手段の操作に応じて上記一時停止情報記憶手段に上記一時停止情報を記録する記録手段と、
上記情報記憶手段の記録内容を再生する再生手段と、
上記一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って上記再生手段に対して一時停止動作を行わせる一時停止制御手段と、
上記第1の操作手段によって上記一時停止情報が設定された場合、上記一時停止情報近傍の上記情報記憶手段に記録された情報を所定の回数繰り返し再生する繰り返し再生手段と、
上記一時停止情報は、一時停止位置からなり、上記繰り返し再生手段による再生中にユーザが操作することで上記一時停止位置を修正する第2の操作手段と
を備える記録再生装置。 - 上記第2の操作手段にて設定された上記一時停止位置を決定する第3の操作手段をさらに備える請求項4に記載の記録再生装置。
- 情報記憶手段と、
一時停止情報をユーザが任意に設定可能な第1の操作手段と、
上記第1の操作手段にて設定された一時停止情報を記憶する一時停止情報記憶手段と、
上記第1の操作手段の操作に応じて上記一時停止情報記憶手段に上記一時停止情報を記録する記録手段と、
上記情報記憶手段の記録内容を再生する再生手段と、
上記一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って上記再生手段に対して一時停止動作を行わせる一時停止制御手段と、
上記一時停止情報をユーザが任意に消去可能とする第2の操作手段と、
上記第2の操作手段によって指定された時点の近傍に設定された上記一時停止情報を上記一時停止情報記憶手段から抽出する抽出手段と
を備え、
上記抽出手段によって抽出された上記一時停止情報の中から上記指定された時点より時系列で前に存在する上記一時停止情報を選択する選択手段の選択結果に基づいて上記一時停止情報を消去する記録再生装置。 - 情報記憶手段に情報を記録するステップと、
一時停止情報をユーザの任意な操作によって設定するステップと、
上記設定された一時停止情報を一時停止情報記憶手段に記憶するステップと、
上記一時停止情報記憶手段に上記一時停止情報を記録するステップと、
上記情報記憶手段の記録内容を再生するステップと、
上記一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って上記情報記憶手段に記録された記録内容の再生を一時停止するステップと
からなり、
上記情報記憶手段に記憶された固有ファイルに対して複数の一時停止情報が設定された場合は、上記固有ファイルの終端近傍に設定された一時停止情報に付随して終端を表す識別子を付加する記録再生方法。 - 情報記憶手段に情報を記録するステップと、
一時停止情報をユーザの任意な操作によって設定するステップと、
上記設定された一時停止情報を一時停止情報記憶手段に記憶するステップと、
上記一時停止情報記憶手段に上記一時停止情報を記録するステップと、
上記情報記憶手段の記録内容を再生するステップと、
上記一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って上記情報記憶手段に記録された記録内容の再生を一時停止するステップと、
上記一時停止情報は、一時停止位置からなり、上記一時停止情報記憶手段が記録している上記一時停止情報が示す上記一時停止位置と再生を行っている位置を比較するステップと
からなり、
上記一時停止のステップは、
上記位置比較の比較結果に基づいて上記再生を一時停止する記録再生方法。 - 上記位置比較をするステップにおいて比較結果が一致した場合に、上記一時停止時間情報に従って上記再生を一時停止する請求項8に記載の記録再生方法。
- 情報記憶手段に情報を記録するステップと、
一時停止情報をユーザの任意な操作によって設定するステップと、
上記設定された一時停止情報を一時停止情報記憶手段に記憶するステップと、
上記一時停止情報記憶手段に上記一時停止情報を記録するステップと、
上記情報記憶手段の記録内容を再生するステップと、
上記一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って上記情報記憶手段に記録された記録内容の再生を一時停止するステップと、
上記一時停止情報が設定された場合、上記一時停止情報近傍の上記情報記憶手段に記録された情報を所定の回数繰り返し再生するステップと、
上記一時停止情報は、一時停止位置からなり、上記繰り返し再生中にユーザが操作することで上記一時停止位置を修正可能とするステップと
を備える記録再生方法。 - 上記修正された上記一時停止位置を決定するステップをさらに備える請求項10に記載の記録再生方法。
- 情報記憶手段に情報を記録するステップと、
一時停止情報をユーザの任意な操作によって設定するステップと、
上記設定された一時停止情報を一時停止情報記憶手段に記憶するステップと、
上記一時停止情報記憶手段に上記一時停止情報を記録するステップと、
上記情報記憶手段の記録内容を再生するステップと、
上記一時停止情報記憶手段に記録された一時停止情報に従って上記情報記憶手段に記録された記録内容の再生を一時停止するステップと、
上記一時停止情報をユーザが任意に消去可能とするステップと、
上記ユーザによって指定された時点の近傍に設定された上記一時停止情報を上記一時停止情報記憶手段から抽出するステップと
を備え、
上記抽出ステップによって抽出された上記一時停止情報の中から上記指定された時点より時系列で前に存在する上記一時停止情報を選択するステップの選択結果に基づいて上記一時停止情報を消去する記録再生方法。
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