JPH10162564A - ディスク記録再生装置及び方法、並びにディスク状記録媒体 - Google Patents

ディスク記録再生装置及び方法、並びにディスク状記録媒体

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JPH10162564A
JPH10162564A JP31672096A JP31672096A JPH10162564A JP H10162564 A JPH10162564 A JP H10162564A JP 31672096 A JP31672096 A JP 31672096A JP 31672096 A JP31672096 A JP 31672096A JP H10162564 A JPH10162564 A JP H10162564A
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Application number
JP31672096A
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English (en)
Inventor
Yukiko Okura
由起子 大倉
Terutoshi Nakagawa
輝俊 中川
Hidenori Takeda
英則 武田
Chisato Kitsukawa
千里 橘川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば語学学習時に、単語や文の表示と発音
とを同時に実現し、さらに自分の発声した音声の記録を
も可能にして、効果的な語学学習等を実現する。 【解決手段】 音声信号の入出力を行う入力端子21及
び出力端子25と、光磁気ディスクDに対してデータの
記録再生を行うための各構成要素と、テキスト表示が可
能な液晶ディスプレイ31とを備え、光磁気ディスクD
の記録用音声データ記録領域に入力された記録用音声デ
ータを記録し、光磁気ディスクDの再生用音声データ記
録領域から再生用音声データを再生し、光磁気ディスク
Dのテキストデータ記録領域からテキストデータを再生
して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体とこのディスク状記録媒体にデータを記録再生するデ
ィスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば語学学習のための機器としては、
古くからテープレコーダが使用されている。このテープ
レコーダを使用した語学学習では、予め英語等の音声が
記録されたオーディオテープを当該テープレコーダにて
再生し、学習者がこのテープレコーダから再生された音
声を聞きながら発声を行うことで、発音等の学習が実現
されている。
【0003】また、近年は、ランダムアクセスが非常に
容易なことから、上記オーディオテープに代わってディ
スク状記録媒体とその再生装置を用いた語学学習も盛ん
に行われるようになっている。なお、ディスク状記録媒
体としては、例えばいわゆるCD(コンパクトディス
ク、商標)や当該CDを用いた再生専用メモリであるC
D−ROM、また、最近は記録再生が可能な光ディスク
であるいわゆるMD(ミニディスク、商標)等をも用い
ることが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記語学学
習においては、発音の学習だけでなく、各発音に対応す
る単語や文も同時に学習することが重要である。すなわ
ち、語学学習用の機器から再生された音声のみでは、聞
き取れなかったり、同じような発音の単語があったりし
て、正確な単語や文の学習ができない虞れがあるので、
目で単語や文を見ながら学習することが望ましい。
【0005】しかし、上記オーディオテープを用いた語
学学習に使用されるテープレコーダの場合、上記オーデ
ィオテープに記録された音声は再生できるが、単語や文
を表示する機能は持ち合わせていないので、これら単語
や文の学習を行うには、別に教科書等が必要になる。
【0006】また、上記CDを用いた語学学習に使用さ
れる通常のCDプレーヤの場合、一般の音楽用CDにお
ける曲名やアーティスト名などの付加情報をテキスト表
示することはできるが、当該表示部の大きさは限られて
おり、表示できる字数に制限があるので、長い文を表示
することはできない。
【0007】これに対し、例えばCD−ROMを使用し
て語学学習を行う場合、当該CD−ROMは通常パーソ
ナルコンピュータにて再生されるものであるため、この
パーソナルコンピュータの表示デバイスを使用すれば、
長い文であっても表示可能である。しかし、CD−RO
Mは再生専用であるため例えば自分の発声した音声をを
記録したりすることができない。したがって、自分の発
声した音声を聞き返したりすることによる、より効果的
な語学学習まで行うことはできない。
【0008】さらに、前記MDを語学学習に用いれば、
上記自分の発声した音声を記録することができるため、
より効果的な語学学習が可能であると考えられる。しか
し、従来の音楽用のMDのフォーマットでは、文字等の
記録がなされる領域として1792バイト分、すなわち
アルファベットに換算して最大で1700文字分しか用
意されていないため、例えば長い文を再生して表示する
ようなことは困難である。
【0009】そこで、本発明は上述したことを考慮して
なされたものであり、例えば単語や文の表示と発音とを
同時に実現し、さらに自分の発声した音声の記録をも可
能にして、効果的な語学学習等を実現することができる
ディスク記録再生装置及び方法、並びにディスク状記録
媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク記録再
生装置は、少なくとも音声信号の入出力を行う入出力手
段と、ディスク状記録媒体に対してデータの記録再生を
行う記録再生手段と、少なくともテキスト表示が可能な
表示手段とを備え、ディスク状記録媒体上を領域分けし
て設けられた記録用音声データ記録領域に入力された記
録用音声データを記録し、ディスク状記録媒体上を領域
分けして設けられた再生用音声データ記録領域から再生
用音声データを再生し、ディスク状記録媒体上を領域分
けして設けられたテキストデータ記録領域からテキスト
データを少なくとも再生することにより、上述した課題
を解決する。
【0011】また、本発明のディスク記録再生方法は、
ディスク状記録媒体上を領域分けして設けられた記録用
音声データ記録領域に、入力された記録用音声データを
記録し、ディスク状記録媒体上を領域分けして設けられ
た再生用音声データ記録領域から再生用音声データを再
生し、ディスク状記録媒体上を領域分けして設けられた
テキストデータ記録領域からテキストデータを少なくと
も再生し、再生された音声データを出力し、再生された
テキストデータを表示することにより、上述した課題を
解決する。
【0012】ここで、本発明のディスク記録再生装置及
び方法では、テキストデータ記録領域からのテキストデ
ータ再生と、再生用音声データ記録領域からの再生用音
声データの再生とを対応付けて行うようにしている。
【0013】さらに、本発明のディスク状記録媒体は、
入力された記録用音声データを記録するための記録用音
声データ記録領域と、再生用音声データが記録された再
生用音声データ記録領域と、テキストデータが少なくと
も記録されるテキストデータ記録領域とを領域分けして
備えてなるものである。
【0014】ここで、本発明のディスク状記録媒体で
は、テキストデータ記録領域のテキストデータと、再生
用音声データ記録領域の再生用音声データとは、少なく
とも対応付けられている。また、本発明のディスク状記
録媒体は、例えば光磁気ディスクである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0016】図1には、本発明実施例のディスク記録再
生装置の全体構成を示す。
【0017】先ず、本発明実施例のディスク記録再生装
置を用いた語学学習についての説明の前に、当該図1の
ディスク記録再生装置の全体構成及びその基本的な動作
について説明する。
【0018】図1に示すディスク記録再生装置におい
て、ディスク状記録媒体としてはスピンドルモータ7に
より回転駆動される光磁気ディスクDが用いられてい
る。なお、光磁気ディスクDとしては、例えば前記MD
のような記録再生可能なものを用いる。勿論、当該ディ
スク状記録媒体は、記録再生可能なものであれば上記光
磁気ディスクに限らず他のものであってもよく、例えば
相変化型光ディスクや磁気ディスクを用いることも可能
である。上記光磁気ディスクDは、予め形成されるグル
ープ(プリグループ)をアドレスに応じて蛇行(ウォブ
リング)させておくことでアドレス情報が記録されてい
る。したがって、記録再生時には当該グループからアド
レス情報を取り出すことで、光磁気ディスクD上の記録
や再生の位置制御が可能となる。この光磁気ディスクD
に対するデータの記録時には、例えば光ヘッド2により
レーザ光を照射した状態で、記録用の磁気ヘッド1から
記録データに応じた変調磁界を印加することによるいわ
ゆる磁界変調記録を行うことによって、当該光磁気ディ
スクDの記録トラックに沿ってデータを記録する。ま
た、再生時には、上記光磁気ディスクDの記録トラック
を光ヘッド2によりレーザ光でトレースし、このレーザ
光の該光磁気ディスクDによる反射時の偏光方向の変化
を検出することによって磁気光学的に再生を行う。
【0019】上記光ヘッド2は、例えば、レーザダイオ
ード等のレーザ光源、コリメータレンズ、対物レンズ、
偏光ビームスプリッタ、シリンドリカルレンズ等の光学
部品及び所定パターンの受光部を有するフォトディテク
タ等から構成されている。この光ヘッド2は、上記光磁
気ディスクDを介して上記磁気ヘッド1と対向する位置
に設けられている。上記光磁気デイスクDにデータを記
録するときには、後述する記録系の磁気ヘッドドライブ
回路11により磁気ヘッド1を駆動して記録データに応
じた変調磁界を印加すると共に、上記光ヘッド2により
光磁気ディスクDの目的トラックにレーザ光を照射する
ことによって、磁界変調方式により熱磁気記録を行う。
また、この光ヘッド2は、目的トラックに照射したレー
ザ光の反射光を検出し、例えば、いわゆる非点収差法に
よりフォーカスエラー信号を検出し、また、例えば、い
わゆるプッシュプル法によりトラッキングエラー信号を
検出する。上記光磁気ディスクDからデータを再生する
とき、上記光学ヘッド2は、上記フォーカスエラー信号
やトラッキングエラー信号を検出するとともに、上記レ
ーザ光の目的トラックからの反射光の偏光角(カー回転
角)の違いを検出して、再生信号を生成する。
【0020】上記光ヘッド2の出力は、RFアンプ回路
3に供給される。このRFアンプ回路3は、上記光ヘッ
ド2の出力から上記フォーカスエラー信号やトラッキン
グエラー信号を抽出してサーボ回路5に供給するととも
に、再生信号を2値化して後述する第1の信号処理回路
13内のデコーダ12に供給する。また、RFアンプ3
にて再生された再生信号は、アドレス検出回路9にも送
られる。このアドレス検出回路9では、前記グルーブを
ウォブリングさせて記録されたアドレス情報を、上記再
生信号から抽出し、このアドレス情報をシステムコント
ローラ6等に供給する。
【0021】上記サーボ回路5は、例えば、フォーカス
サーボ制御回路やトラッキングサーボ制御回路、スピン
ドルモータサーボ制御回路、スレッドサーボ制御回路等
から構成される。上記フォーカスサーボ制御回路は、上
記フォーカスエラー信号がゼロになるように、光ヘッド
ドライブ回路4を制御して光ヘッド2の光学系のフォー
カス制御を行う。また上記トラッキングサーボ制御回路
は、上記トラッキングエラー信号がゼロになるように、
光ヘッドドライブ回路4を制御して光ヘッド2の光学系
のトラッキング制御を行う。さらに、上記スピンドルモ
ータサーボ制御回路は、光磁気ディスクDを所定の回転
速度(例えば一定線速度)で回転駆動するようにモータ
ドライブ回路8を制御してスピンドルモータ7を回転駆
動させる。また、上記スレッドサーボ制御回路は、シス
テムコントローラ6により指定される光磁気ディスクD
上の目的トラック位置に、光ヘッド2及び磁気ヘッド1
を移動させる。このような各種制御動作を行うサーボ回
路5は、該サーボ回路5により制御される各部の動作状
態を示す情報をシステムコントローラ6に送る。
【0022】上記システムコントローラ6には、入出力
インターフェイス回路28を介してリモコン27が接続
され、またLCDコントローラ30を介して液晶ディス
プレイ(LCD)31が接続されている。このシステム
コントローラ6は、リモコン27からの入力情報に応じ
て、記録系及び再生系の制御を行う。また、上記システ
ムコントローラ6は、上記光磁気ディスクDの記録トラ
ックからヘッダタイムやサブコードのQデータ等により
再生されるセクタ単位のアドレス情報に基づいて、上記
光ヘッド2及び上記磁気ヘッド1がトレースしている該
記録トラック上の記録位置や再生位置を管理する。さら
に、上記システムコントローラ6は、このディスク記録
再生装置におけるデータ圧縮率と上記記録トラック上の
再生位置情報とに基づいて、液晶ディスプレイ31上に
例えば再生時間を表示させる制御をも行う。なお、本発
明実施例のディスク記録再生装置を用いて語学学習を行
う場合の上記システムコントローラ6の動作や、液晶デ
ィスプレイ31上の表示、さらにはリモコン27の操
作、スピーカ・ヘッドホン23やマイク19について
は、後述する。
【0023】次に、このディスク記録再生装置の記録系
において、入力端子21からのアナログ音声入力信号を
光磁気ディスクDに記録する流れを説明する。なお、こ
の入力端子21に供給されるアナログ音声入力信号は、
例えばマイクロホン19にて音声−電気変換されたアナ
ログ音声信号をアンプ20にて増幅したものである。
【0024】当該入力端子21からのアナログ音声入力
信号は、図示しないローパスフイルタを介してA/D
(アナログ/ディジタル)変換器22に供給され、この
A/D変換器22は上記アナログ音声入力信号を量子化
する。A/D変換器22から得られたディジタル音声信
号は、圧縮/伸長回路18の圧縮部に送られる。
【0025】この圧縮/伸長回路18の圧縮部は、上記
A/D変換器22により量子化した所定転送速度のディ
ジタル音声PCMデータについて、所定のデータ圧縮率
に応じたビット圧縮(データ圧縮)処理を行うものであ
る。例えば、データ圧縮率が1/8の場合について説明
すると、ここでのデータ転送速度は、前記CDの標準の
フォーマット(CD−DAフォーマット)のデータ転送
速度(75セクタ/秒)の1/8(9.375セクタ/
秒)に低減されている。なお、当該ディスク記録再生装
置が前記光磁気ディスクDとして前記MDを使用するも
のである場合、当該圧縮/伸長回路18では当該MDフ
ォーマットの圧縮/伸長を行うものとなる。
【0026】この圧縮/伸長回路18の圧縮部から出力
される圧縮データは、第2の信号処理回路12内のメモ
リコントローラ16を介して、所定量だけ一旦D−RA
M(ダイナミック−RAM)17に蓄えられた後、読み
出される。このD−RAM17はメモリコントローラ1
6により書き込みと読み出しが制御されるものである。
データ記録時の当該D−RAM17の動作を、より具体
的に例えばデータ圧縮率が上記1/8の場合を例に挙げ
て説明すると、上記圧縮/伸長回路18の圧縮部から供
給された圧縮された音声データは、前述したようにその
データ転送速度が標準的なCD−DAフォーマットのデ
ータ転送速度(75セクタ/秒)の1/8、すなわち
9.375セクタ/秒に低減されており、この圧縮デー
タがD−RAM17に連続的に書き込まれる。この圧縮
音声データは、1/8に圧縮されているので光磁気ディ
スクDに対しては8セクタにつき1セクタの記録を行え
ば足りるが、このような8セクタおきの記録は事実上不
可能に近いため、後述するようなセクタ連続の記録を行
うことになる。
【0027】この記録は、休止期間を介して、所定の複
数セクタ(例えば32セクタ+数セクタ)から成る「ク
ラスタ」を記録単位として、標準的なCD−DAフォー
マットと同じデータ転送速度(75セクタ/秒)でバー
スト的に(断続的に)行われる。すなわち、上記D−R
AM17においては、上記ビット圧縮レートに応じた
9.375(=75/8)セクタ/秒の低い転送速度で
連続的に書き込まれたデータ圧縮率1/8の圧縮音声デ
ータが、記録データとして上記75セクタ/秒の転送速
度でバースト的に読み出される。この読み出されて記録
されるデータについて、記録休止期間を含む全体的なデ
ータ転送速度は、上記9.375セクタ/秒の低い速度
となっているが、バースト的に行われる記録動作の時間
内での瞬時的なデータ転送速度は上記標準的な75セク
タ/秒となっている。したがって、ディスク回転速度が
標準的なCD−DAフォーマットと同じ速度(一定線速
度)のとき、該CD−DAフォーマットと同じ記録密
度、記憶パターンの記録が光磁気ディスクDに対して行
われることになる。
【0028】なお、光磁気ディスクDからデータを再生
する際の当該D−RAM17は、例えば振動等によって
トラッキング等のエラーが発生したとき、正しいトラッ
ク上の再生が開始されるまでの時間だけ、再生音声が途
切れないようにするために再生音声データを蓄積してお
くバッファメモリとしても機能する。
【0029】上記D−RAM17から75セクタ/秒の
(瞬時的な)転送速度でバースト的に読み出された記録
用の音声データは、CD−ROMエンコード/デコード
回路14のエンコード部に供給される。このCD−RO
Mエンコード/デコード回路14のエンコード部では、
上記音声データをCD−ROMフォーマットにエンコー
ドする。このCD−ROMエンコード/デコード回路1
4にてCD−ROMフォーマットにエンコードされた音
声データは、第1の信号処理回路13のEMF誤り訂正
エンコーダ10に送られる。
【0030】当該EMF誤り訂正エンコーダ10では、
上記音声データに対してエラー訂正のための符号化処理
(パリテイ付加及びインターリーブ処理)を行い、さら
に8−14変調(EMF:Eight to Fourteen Modulati
on)を施す。なお、この8−14変調とは、ディジタル
信号をディスクの伝送特性に合わせるためにエンコーダ
された前記音声データ(8ビット単位)を14ビットに
変換する変調方式である。なお、上記D−RAM17か
ら読み出される記録用の音声データ列において、1回の
記録で光磁気ディスクDに連続記録される単位は、複数
セクタ(例えば32セクタ)から成る「クラスタ」及び
該「クラスタ」の前後位置に配されたクラスタ接続用の
数セクタとしている。このクラスタ接続用セクタは、当
該EMF誤り訂正エンコーダ10におけるインターリー
ブ長より長く設定しており、インターリーブされても他
のクラスタのデータに影響を与えないようにしている。
【0031】上記EMF誤り訂正エンコーダ10によっ
て符号化処理が施された記録データが、磁気ヘッドドラ
イブ回路11に供給される。この磁気ヘッドドライブ回
路11には、上記磁気ヘッド1が接続されており、上記
記録データに応じた変調磁界を上記光磁気ディスクDに
印加するように当該磁気ヘッド1を駆動する。
【0032】また、上記システムコントローラ6は、上
記メモリコントローラ16に対して上記D−RAM17
に対する上述の如き制御を行わせると共に、この制御に
より、該D−RAM17からバースト的に読み出される
上記記録用の音声データを上記光磁気ディスクDの記録
トラックに連続的に記録するように記録位置の制御を行
う。この記録位置の制御は、上記システムコントローラ
6に制御されたメモリコントローラ16により上記D−
RAM17からバースト的に読み出される上記記録用の
音声データの記録位置を管理して、上記光磁気ディスク
Dの記録トラック上の記録位置を指定する制御信号をサ
ーボ回路5に供給することによって行われる。
【0033】このように、本実施例のディスク記録再生
装置においては、例えばマイクロホン19から入力した
アナログ音声信号を光磁気ディスクDに記録することが
できる。したがって、例えば語学学習時においては、自
分の発声した音声を当該マイクロホン19を介して取り
込み、光磁気ディスクDに記録することが可能となる。
【0034】一方、このディスク記録再生装置の再生系
において、光磁気ディスクDに記録されている音声デー
タを再生する場合の流れを以下に説明する。
【0035】このディスク記録再生装置の再生系は、上
述の記録系により上記光磁気ディスクDの記録トラック
上に連続的に記録された記録データを再生するためのも
のである。上記光ヘッド2によって該光磁気ディスクD
の記録トラックをレーザ光でトレースすることにより得
られる再生出力は、RFアンプ回路3により2値化さ
れ、第1の信号処理回路13のEMF誤り訂正デコーダ
12に供給される。
【0036】上記EMF誤り訂正デコーダ12は、上述
の記録系におけるEMF誤り訂正エンコーダ10に対応
するものであって、上記RFアンプ回路3により2値化
された再生出力について、エラー訂正のための上述の如
き復号化処理やEFM復号化処理などの処理を行い、上
述のようにデータ圧縮率が1/8である音声データを、
正規の転送速度よりも早い75セクタ/秒の転送速度で
再生する。このEMF誤り訂正デコーダ12により得ら
れる再生データは、第2の信号処理回路15のCD−R
OMエンコード/デコーダ14のデコーダ部にてデコー
ドされ、さらにメモリコントローラ16を介して前記D
−RAM17に供給される。
【0037】このデータ再生時のD−RAM17では、
データの書き込み及び読み出しが前記メモリコントロー
ラ16により制御され、上記EMF誤り訂正デコーダ1
2から上記CD−ROMエンコード/デコーダ14のデ
コーダ部を介して供給される75セクタ/秒の転送速度
の再生データが、その75セクタ/秒の転送速度でバー
スト的に書き込まれる。また、このD−RAM17にお
いては、75セクタ/秒の転送速度でバースト的に書き
込まれた上記再生データがデータ圧縮率1/8に対応す
る9.375セクタ/秒の転送速度で連続的に読み出さ
れる。
【0038】すなわち、上記メモリコントローラ16
は、再生データを上記D−RAM17に75セクタ/秒
の転送速度でバースト的に書き込むと共に、該D−RA
M17から上記再生データを上記9.375セクタ/秒
の転送速度で連続的に読み出すようなメモリ制御を行
う。また、このメモリコントローラ16は、上記D−R
AM17に対する上述の如きメモリ制御を行うと共に、
このメモリ制御により該D−RAM17にバースト的に
書き込まれる上記再生データを光磁気ディスクDの記録
トラックから連続的に再生するように再生位置の制御を
行う。この再生位置の制御は、前記システムコントロー
ラ6により上記光磁気ディスクDよりバースト的に読み
出される上記再生データの再生位置を管理して、該光磁
気ディスクDの記録トラック上の再生位置を指定する制
御信号を上記サーボ回路5に供給することによって行わ
れる。
【0039】上記D−RAM17から9.375セクタ
/秒の転送速度で連続的に読み出された再生データとし
て得られる再生音声データは、前記圧縮/伸長回路18
の伸長部に供給される。この圧縮/伸長回路18の伸長
部は、上述した記録時の圧縮部に対応するもので、例え
ば、圧縮されている再生音声データを8倍にデータ伸張
(ビット伸張)することで16ビットのディジタル音声
データを再生する。この圧縮/伸長回路18の伸長部か
らのディジタル音声データは、D/A(ディジタル/ア
ナログ)変換器26に供給される。
【0040】上記D/A変換器26は、上記圧縮/伸長
回路18の伸長部から供給されるディジタル音声データ
をアナログ信号に変換して、アナログ音声出力信号を形
成する。このD/A変換器26により得られるアナログ
音声信号は、図示しないローパスフイルタを介して出力
端子25から出力される。なお、この出力端子25から
出力されたアナログ音声信号は、例えばアンプ24を介
して、スピーカまたはヘッドホン23からなる電気−音
声変換手段に送られる。
【0041】このように、本実施例のディスク記録再生
装置においては、光磁気ディスクDに記録されている音
声データを再生して聞くことができる。したがって、例
えば語学学習時には、当該光磁気ディスクDに予め記録
されていた正しい発音の単語や文の音声を聞くことが可
能となる。また、本実施例のディスク記録再生装置は、
前述したように記録時に自分の発声した音声を光磁気デ
ィスクDに記録できるため、この光磁気ディスクDに記
録した自分の発声した音声を聞くことも可能である。こ
れにより、効果的な語学学習が可能となる。
【0042】次に、本発明実施例のディスク記録再生装
置においては、上述した音声の記録/再生のみならず、
テキストの表示も可能となっている。
【0043】すなわち、本実施例のディスク記録再生装
置にて使用する光磁気ディスクDには、上述した音声デ
ータの記録/再生用の領域のみならず、文字等のテキス
トデータが記録されてなる領域をも備えている。このテ
キストデータの記録領域は、例えば前記音楽用のMDフ
ォーマットにおいて用意されているような文字等の記録
領域とは異なり、本発明実施例においてテキストデータ
記録用として専用に設けられた大容量の記録領域であ
る。この光磁気ディスクD上のテキストデータ記録領域
と前記音声記録/再生用の記録領域の具体例については
後述する。
【0044】上記光磁気ディスクD上に記録されている
テキストデータを再生して表示する流れを以下に説明す
る。
【0045】ここで、当該ディスク再生装置において光
磁気ディスクDからテキストデータの再生を行う場合に
は、例えば当該テキストデータの再生指示がリモートコ
ントローラ(リモコン)27にて入力される。このリモ
コン27からの再生指示入力は、入出力インターフェイ
ス回路28を介してシステムコントローラ6に送られ
る。
【0046】システムコントローラ6は、上記テキスト
データの再生指示入力を受け取ると、当該再生指示入力
に応じたテキストデータが記録されている領域の再生が
行われるように、サーボ回路5を制御し、これにより上
記光磁気ディスクDから所望のテキストデータの再生を
開始させる。
【0047】すなわちこのときの当該ディスク記録再生
装置は、前述した音声データの再生系における動作と同
様に、上記光ヘッド2によって該光磁気ディスクDの記
録トラックをレーザ光でトレースすることにより、上記
光磁気ディスクDのテキストデータ記録領域から再生を
開始し、この再生出力は、前述同様にRFアンプ回路3
により2値化され、前記第1の信号処理回路13のEM
F誤り訂正デコーダ12にてデコードされ、さらに前記
第2の信号処理回路15のCD−ROMエンコード/デ
コード回路14のデコード部にてデコードされる。この
デコードされたテキストデータは、メモリコントローラ
16を介して、一旦前記D−RAM17に蓄えられた
後、読み出され、再度メモリコントローラ16を介して
システムコントローラ6に供給される。
【0048】上記システムコントローラ6に供給された
テキストデータは、LCDコントローラ30を介してV
RAM(ビデオデータ記録用のRAM)29に蓄積され
る。LCDコントローラ30は、当該VRAM29に蓄
積されたテキストデータを必要に応じて読み出し、当該
テキストデータから液晶ディスプレイ(LCD)を駆動
する駆動信号を生成する。このテキストデータに基づい
て生成されたLCD駆動信号は、液晶ディスプレイ31
に送られると共に、システムコントローラ6及び入出力
インターフェイス回路28を介して、リモコン32に設
けられている液晶ディスプレイ32に送られる。これに
より、これら液晶ディスプレイ31及び32上にはテキ
ストデータに基づく単語や文が表示されることになる。
【0049】なお、図1の構成では、スピーカまたはヘ
ッドホン23がアンプ20を介して入力端子21に接続
されている例を挙げているが、例えばヘッドホンの場合
には後述する図2に示すように、ヘッドホンをリモコン
27を介してディスク記録再生装置に接続するような構
成をとることも可能である。
【0050】上述したように、本実施例のディスク記録
再生装置においては、光磁気ディスクDに予め記録され
ている音声データを再生して聞くことができるので、例
えば語学学習時には、当該光磁気ディスクDに予め記録
されている正しい発音の単語や文の音声を聞くことが可
能となる。また、本実施例のディスク記録再生装置は、
記録時に自分の発声した音声を光磁気ディスクDに記録
できるため、この光磁気ディスクDに記録した自分の発
声した音声を聞くことが可能である。さらに、本実施例
のディスク記録再生装置は、光磁気ディスクDに記録さ
れているテキストデータを再生して表示することができ
るようにもなっており、したがって、語学学習時等に当
該当該光磁気ディスクDに予め記録されているテキスト
データに応じた単語や文の音声を見ることが可能とな
る。このテキスト表示としては、上記正しい発音として
再生されている音声に対応する単語や文を表示すること
ができ、これにより、効果的な語学学習が可能となる。
もちろん、テキスト表示や再生音声は、それぞれ対応し
ていない別々のものとしたり、それぞれ音声と表示の内
容を独立なものにすることも可能である。
【0051】次に、本実施例のディスク記録再生装置を
語学学習に用いた場合に、どのような使用法が可能であ
るかを以下に説明する。
【0052】図2には、本実施例のディスク記録再生装
置の外観と、当該ディスク記録再生装置の液晶ディスプ
レイ31上の表示例及びリモコン27上の液晶ディスプ
レイ32上の表示例を示す。なお、図2には、上述した
ように、ヘッドホン23をリモコン27を介してディス
ク記録再生装置の筐体50に接続する構成例に挙げてい
る。
【0053】この図2において、ディスク記録再生装置
の筐体50上には、記録ボタン51や再生ボタン52,
停止ボタン53等の各種操作用ボタンの他、例えばディ
スクケース内に納められている前記光磁気ディスクDを
筐体50内に挿入或いは筐体50内から取り出す際の取
り出しボタン54等が設けられている。また、この筐体
50の上面には前記液晶ディスプレイ31が設けられて
いる。なお、図2の例では、液晶ディスプレイ31上に
英語の文が表示されている状態を表している。
【0054】また、リモコン27上にも液晶ディスプレ
イ32が設けられており、当該液晶ディスプレイ32上
には、上記筐体50上の液晶ディスプレイ31に表示さ
れるのと同じ内容が表示される。
【0055】このようなことから、本実施例のディスク
記録再生装置を語学学習に用いた場合、正しい発音等は
ヘッドホン23から聞くことができ、また、この再生音
声に対応した単語や文が液晶ディスプレイ31,32に
表示されるため、再生音声だけではわからない正しい単
語のスペルや文を目で確認できることになる。ただし、
上記リモコン27上の液晶ディスプレイ32はその大き
さに限りがあるため、このリモコン上の液晶ディスプレ
イ32には、例えばヘッドホン23から出力されている
現在の再生音声に対応する単語や文等のみを表示するよ
うにする。なお、筐体50上の液晶ディスプレイ31は
大きさに余裕があるので、文全体を表示することが可能
である。これにより、現在の再生音声に対応する単語等
と、文全体の関係の両方を効果的に学習することが可能
となる。
【0056】また、本実施例のディスク記録再生装置に
おいては、複数の単語や文等を液晶ディスプレイ31上
に表示し、これらの単語や文等の中から任意の単語や文
を例えばリモコン27等を操作して選択し、この選択さ
れた単語や文等に対応する音声を瞬時に再生するような
ランダムアクセスによる学習も可能となる。このランダ
ムアクセスによる学習を行う場合の液晶ディスプレイ3
2上の表示の流れは、例えば図3に示すようになる。
【0057】この図3において、当該ランダムアクセス
による学習モードが例えばリモコン27の操作により選
択されると、先ず、筐体50上の液晶ディスプレイ31
(31a)上には、図3の(a)に示すように例えば
「GREETING」や「TRAVEL」,「BUSI
NESS」,「TELEPHONE」等の各種英会話に
おける会話パターン別のインデックスが表示される。
【0058】ここで、上記リモコン27等の操作によっ
て例えば「GREETING」のインデックス35aが
選択されると、上記液晶ディスプレイ31(31b,3
1c)上の表示は、図3の(b)或いは図3の(c)に
示すような、上記「GREETING」のインデックス
35aに対応する複数の会話パターンの文等が表示され
る。なお、図3の(b)には英語の文を、図3の(c)
には日本語の文を表示した例を挙げている。これら英語
表示と日本語表示の何れかは、使用者による例えばリモ
コン27の操作に応じて選択されることになる。
【0059】次に、この図3の(b)や図3の(c)に
示すような複数の会話パターンの中から、上記リモコン
27等の操作によって何れか一つの会話パターンが選択
されると、当該選択された会話パターンに対応する英語
による音声が再生される。なお、図3の(b)は「Ho
w have you been ?」の会話パターン
35bが選択された例を示し、図3の(c)は「どうし
ていたの」の会話パターン35cが選択された例を示し
ている。すなわち、図3の(b)のように英語表記の会
話パターン内からの選択の場合のみならず、図3の
(c)のように日本語として表示された会話パターンの
内から何れかの会話パターンが選択された場合も、上記
音声は当該日本語の会話パターンに対応した英語の音声
として再生される。逆に、図3の(b)のように、英語
として表示された会話パターンの中から何れかの会話パ
ターンが選択された場合、上記音声として日本語の音声
として再生することも可能である。
【0060】さらに、本実施例のディスク記録再生装置
においては、前述したようにマイク19から入力した音
を光磁気ディスクDに記録することができるので、語学
学習時に、例えば液晶ディスプレイ31上に表示されて
いる文等を読んで自らが発音した音声を記録することが
可能である。すなわち、本実施例のディスク記録再生装
置によれば、例えば模範となる発音の会話再生直後に、
ユーザの発音を録音する仕組みにより、再生用音声デー
タが記録された記録領域の内容を消去することなく容易
に再生と録音を繰り返すことが可能となる。このよう
に、自分の発音を記録することができるので、後にこの
記録した自分の発音と、それに対応する文等の表示を行
えば、効果的な語学学習が可能となる。
【0061】次に、上述したように、予め記録されてい
る音声データ及びテキストデータの再生と新たな音声デ
ータの記録とを実現できる光磁気ディスクDとしては、
例えば以下の図4から図8に示すような各種のものが考
えられる。
【0062】図4に示す光磁気ディスクDは、記録領域
を3つの領域に分けた例を示している。すなわちこの図
4の例では、例えば最外周側の記録領域を音声の記録可
能領域ARとし、最内周側の記録領域を音声再生専用領
域APとし、真ん中の記録領域をテキストデータの記録
領域Tとしている。
【0063】図5に示す光磁気ディスクDは、記録領域
を2つの領域に分けた例を示している。すなわちこの図
5の例では、例えば内周側の記録領域を音声の記録と再
生が行われる領域ARPとし、外周側の記録領域をテキス
トデータの記録領域Tとしている。
【0064】図6に示す光磁気ディスクDは、記録領域
を複数の領域に分けた例を示している。すなわちこの図
6の例では、例えば外周側から音声の記録可能領域
R、音声再生専用領域AP、キストデータの記録領域T
の順番でそれぞれの記録領域を設けていくようにしてい
る。図7に示す光磁気ディスクDは、記録領域を複数の
領域に分けた例を示している。ただし、この図7の例
は、音声の記録可能な領域は設けていない。すなわちこ
の図7の例では、例えば外周側から順にテキストデータ
の記録領域Tと音声再生専用領域APとを交互に配置し
ている。
【0065】図8に示す光磁気ディスクDは、音声に関
する記録領域については上述の各図の例と同様に同心円
状の記録領域を設けているが、テキストデータの記録領
域については所定の小領域を離散的に配置するようにし
た例を示している。すなわちこの図8の例では、音声の
記録可能領域ARと音声再生専用領域APについては同心
円上の記録領域としてこれらを例えば外周側から交互に
配置するが、キストデータの記録領域Tについては例え
ば音声再生専用領域AP内に所定の小領域として離散的
に配置する。なお、キストデータの記録領域Tを音声再
生専用領域AP内に配置するようにしたのは、当該キス
トデータの記録領域Tを記録可能領域ARに配置すると
音声の記録時のセクタ管理やアドレス制御が複雑になる
ためである。
【0066】なお、上述した実施例では、光磁気ディス
クD上を音声の記録可能領域ARと音声再生専用領域AP
とテキストデータ記録領域とに分け、音声再生専用領域
Pとテキストデータ記録領域については予め音声デー
タやテキストデータが記録されているとしているが、こ
れらの音声データやテキストデータは後に記録すること
も可能である。
【0067】また、光磁気ディジタルDに記録されるデ
ータは、上述した音声データやテキストデータのみなら
ず、映像データであってもよい。
【0068】なお、上記図4〜図8に示した光磁気ディ
スクDのように、テキストデータの記録領域と再生用音
声データの記録領域とを別々に分けて設けるようにする
と、テキストデータの再生及び表示と当該テキストに対
応する音声の同時再生とが困難になると考えられるが、
本実施例のディスク記録再生装置では、前述したように
音声データを圧縮して記録しており、音声データの再生
時には当該圧縮された音声データをバースト的に読み出
して前記D−RAM17に格納するようにしているた
め、このD−RAM17に格納した音声データを読み出
して伸長して出力している間に、当該音声データに対応
するテキストデータの再生を行うようにすれば、テキス
トデータの再生及び表示と当該テキストに対応する音声
の同時再生が可能になる。
【0069】次に、本実施例の光磁気ディスクDに記録
される音声データやテキストデータは、例えば通信回線
等を介して供給することも可能である。通信回線として
は通常のケーブルを用いたものの他、電波による放送を
も含む。
【0070】図9には、ディジタル衛星放送を利用して
音声データやテキストデータを配信する例を挙げる。
【0071】この図9において、放送局100からは音
声データやテキストデータさらには映像データが送信さ
れる。なお、これらデータは、ディジタル衛星放送にお
いて字幕放送やクローズドキャプションの一部として送
信することができる。上記放送局100から送信された
データは、衛星101を介して受信局102に受信され
る。この受信局102では、受信及び記録再生装置10
3にて上記光磁気ディスクDに上記データが記録され
る。
【0072】なお、現在のところ、録音再生可能なメデ
ィアにおいて、上述した本発明のディスク状記録媒体の
ように、再生のみ行われる領域と記録再生が可能な領域
とを分けて共に持ち合わせているメディアは存在してい
ない。
【0073】
【発明の効果】本発明においては、ディスク状記録媒体
上を領域分けして設けられた記録用音声データ記録領域
に、入力された記録用音声データを記録し、ディスク状
記録媒体上を領域分けして設けられた再生用音声データ
記録領域から再生用音声データを再生し、ディスク状記
録媒体上を領域分けして設けられたテキストデータ記録
領域からテキストデータを少なくとも再生し、再生され
た音声データを出力し、再生されたテキストデータを表
示することにより、例えば語学学習の際に、単語や文の
表示と発音とを同時に実現し、さらに自分の発声した音
声の記録をも可能になり、したがって、効果的な語学学
習等を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のディスク記録再生装置の概略構
成を示すブロック回路図である。
【図2】本実施例のディスク記録再生装置の使用状態の
一例を示す図である。
【図3】液晶ディスプレイ上の表示例を示す図である。
【図4】光磁気ディスク上の記録領域を3つの領域に分
けた例を示す図である。
【図5】光磁気ディスク上の記録領域を2つの領域に分
けた例を示す図である。
【図6】光磁気ディスク上に、外周側から音声の記録可
能領域,音声再生専用領域,テキストデータの記録領域
の順番で記録領域を設けた例を示す図である。
【図7】光磁気ディスク上に、テキストデータの記録領
域と音声再生専用領域とを交互に配置した例を示す図で
ある。
【図8】光磁気ディスク上に、音声に関する記録領域に
ついては同心円状の記録領域を設け、テキストデータの
記録領域については小領域を離散的に配置した例を示す
図である。
【図9】データをディジタル衛星放送を利用して配信す
る場合のシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド、 2 光ヘッド、 3 RFアンプ、
4 光ヘッドドライブ回路、 5 サーボ回路、 6
システムコントローラ、 7 スピンドルモータ、
8 モータドライブ回路、 9 アドレス検出回路、
10 EFM誤り訂正エンコーダ、 11 磁気ヘッド
ドライブ回路、 12 EFM誤り訂正デコーダ、 1
3 第1の信号処理回路、 14 CD−ROMエンコ
ード/デコード回路、 15 第2の信号処理回路、
16 メモリコントローラ、 17 D−RAM、 1
8 圧縮/伸長回路、 19 マイク、 20,24
アンプ、 22 アナログ/ディジタル変換器、 23
スピーカまたはヘッドホン、 26 ディジタル/ア
ナログ変換器、 27 リモコン、 28 入出力イン
ターフェイス回路、 29 VRAM、 30 LCD
コントローラ、 31,32 液晶ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 27/34 P (72)発明者 橘川 千里 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも音声信号の入出力を行う入出
    力手段と、 ディスク状記録媒体に対してデータの記録再生を行う記
    録再生手段と、 少なくともテキスト表示が可能な表示手段とを備え、 上記ディスク状記録媒体上を領域分けして設けられた記
    録用音声データ記録領域に上記入出力手段から入力され
    た記録用音声データを記録し、上記ディスク状記録媒体
    上を領域分けして設けられた再生用音声データ記録領域
    から再生用音声データを再生し、上記ディスク状記録媒
    体上を領域分けして設けられたテキストデータ記録領域
    からテキストデータを少なくとも再生して表示すること
    を特徴とするディスク記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記テキストデータ記録領域からの上記
    テキストデータ再生と、上記再生用音声データ記録領域
    からの上記再生用音声データの再生とを、対応付けて行
    うことを特徴とする請求項1記載のディスク記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 ディスク状記録媒体上を領域分けして設
    けられた記録用音声データ記録領域に、入力された記録
    用音声データを記録する記録用音声データ記録工程と、 ディスク状記録媒体上を領域分けして設けられた再生用
    音声データ記録領域から再生用音声データを再生する再
    生用音声データ再生工程と、 ディスク状記録媒体上を領域分けして設けられたテキス
    トデータ記録領域からテキストデータを少なくとも再生
    するテキストデータ再生工程と、 再生された音声データを出力する音声データ出力工程
    と、 再生されたテキストデータを表示するテキストデータ表
    示工程とを有することを特徴とするディスク記録再生方
    法。
  4. 【請求項4】 上記テキストデータ記録領域からの上記
    テキストデータ再生と、上記再生用音声データ記録領域
    からの上記再生用音声データの再生とを、対応付けて行
    うことを特徴とする請求項3記載のディスク記録再生方
    法。
  5. 【請求項5】 入力された記録用音声データを記録する
    ための記録用音声データ記録領域と、 再生用音声データが記録された再生用音声データ記録領
    域と、 テキストデータが少なくとも記録されるテキストデータ
    記録領域とを領域分けして備えてなることを特徴とする
    ディスク状記録媒体。
  6. 【請求項6】 上記テキストデータ記録領域の上記テキ
    ストデータと、上記再生用音声データ記録領域の上記再
    生用音声データとは、少なくとも対応付けられてなるこ
    とを特徴とする請求項5記載のディスク状記録媒体。
  7. 【請求項7】 光磁気ディスクであることを特徴とるす
    請求項5記載のディスク状記録媒体。
JP31672096A 1996-11-27 1996-11-27 ディスク記録再生装置及び方法、並びにディスク状記録媒体 Withdrawn JPH10162564A (ja)

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JP2015060155A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 カシオ計算機株式会社 音声出力制御装置及び音声出力制御プログラム

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