JPH06119713A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

Info

Publication number
JPH06119713A
JPH06119713A JP29077092A JP29077092A JPH06119713A JP H06119713 A JPH06119713 A JP H06119713A JP 29077092 A JP29077092 A JP 29077092A JP 29077092 A JP29077092 A JP 29077092A JP H06119713 A JPH06119713 A JP H06119713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
reproduction
data
auxiliary storage
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29077092A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunobu Fujiwara
一伸 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP29077092A priority Critical patent/JPH06119713A/ja
Publication of JPH06119713A publication Critical patent/JPH06119713A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 1台の記録再生装置だけで長時間の連続記録
/再生が可能で、記録媒体交換に伴う記録/再生の中断
が発生しない。 【構成】 外部からの記録データを蓄積する記録用補助
記憶部24と、この記録データの書き込み読み出しを制
御する記録用コントローラ26と、記録時記録用補助記
憶部から読み出された記録データを交換可能な記録媒体
に書き込む記録回路22と、再生時記録媒体から再生デ
ータを読み出す再生回路23と、ここで読み出された再
生データを蓄積する再生用補助記憶部24と、この再生
データの書き込み読み出しを制御する再生用コントロー
ラ26と、記録の途中記録媒体の交換時、記録回路の書
き込み動作を一時停止し記録用補助記憶部への記録デー
タ書き込みだけを継続させ、また再生モードの途中で記
録媒体の交換時、再生回路の動作を一時停止し再生用補
助記憶部からの再生データ読み出しだけを継続させる制
御手段27。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録媒体の交換によ
って記録または再生が中断しないようにした記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号等を記録する媒体には各
種のものがあるが、いずれも最大記憶容量に制限がある
ため、それ以上の量の情報を記録したり再生するために
は、記録媒体の交換が必要になる。例えば、オーディオ
信号を録音/再生する場合、ディスク状の記録媒体を使
用する録音再生装置では、人手またはオートチェンジャ
等の自動機構でディスク交換したり表裏面の切換えをす
れば、長時間の録音/再生が可能になる。また、テープ
状の記録媒体を使用する記録再生装置でも、例えばデッ
キを2台搭載し、それぞれがオートリバース式に録音/
再生できるWオートリバースカセットデッキでは、テー
プの交換及びトラックA面、B面を切換え、これらを準
連続的に使用できるので、ある程度の録音/再生時間を
確保することができる。
【0003】アナログレコードを凌ぐ媒体としてコンパ
クトディスク(CD)が開発されてから久しいが、この
間にも幾つかの記録媒体が開発されている。コンパクト
カセットの持つ携帯性とCDの持つ操作性および音質等
を期待できるミニディスク(MD)もその一つであり、
これからのオーディオ記録媒体として注目される。MD
はCDと同様のPCM方式を踏襲しつつも、新たな音声
圧縮方式を採用しているため、1/5程度の情報量でC
Dと同程度の高音質を実現することができる。このた
め、CDの約半分の直径のディスクでもCDと同程度の
再生時間が実現できる。MDにも2種類あり、再生だけ
が可能な再生専用MDはCDと同様の光ディスクを使用
する。これに対し、再生のみならず録音も可能な録音再
生MDは光磁気ディスクを使用する。この様な2種類の
MDに対応可能なMDプレーヤは、記録再生用の光学ヘ
ッドだけでなく、書き込み用の磁気ヘッドも搭載する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した記録媒体の交
換には、ある程度の時間が必要であるため、例えばオー
トチェンジャでディスク交換する場合には、数秒程度の
空白時間が発生し、また、オートリバース型のカセット
デッキでテープ切り換えする場合でも、1秒程度の空白
時間が発生する。この空白時間は録音/再生をその間中
断させてしまうため、一つの記録媒体の最大容量を超え
て長時間連続して録音/再生しよう(長大な楽曲の録音
或いは長時間会議のメモ録音等)としても、媒体交換時
の空白部分によって、音声が途切れてしまい厳密な意味
での長時間録音/再生を実現することはできない。2台
の録音再生装置を併用すれば、媒体交換にともなう空白
時間の発生を回避できるが、この様にすると、構造が複
雑化し、高価になる。
【0005】この発明は、上述した点を改善し、1台の
記録再生装置だけで長時間の連続記録/再生を可能と
し、記録媒体交換に伴う記録/再生の中断が発生しない
ようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明では、外部から供給される記録データを蓄積す
る記録用補助記憶部と、この記録用補助記憶部に対する
前記記録データの書き込み及び読み出しを制御する記録
用コントローラと、記録モード時に前記記録用補助記憶
部から読み出された前記記録データを交換可能な記録媒
体に書き込む記録回路と、再生モード時に前記記録媒体
から再生データを読み出す再生回路と、この再生回路で
読み出された前記再生データを蓄積する再生用補助記憶
部と、この再生用補助記憶部に対する前記再生データの
書き込み及び読み出しを制御する再生用コントローラ
と、前記記録モードの途中で前記記録媒体を交換すると
きは、前記記録回路の書き込み動作を一時停止して前記
記録用補助記憶部への記録データ書き込みだけを継続さ
せ、また前記再生モードの途中で前記記録媒体を交換す
るときは、前記再生回路の動作を一時停止して前記再生
用補助記憶部からの再生データ読み出しだけを継続させ
る制御手段とを備えてなることを特徴としている。な
お、上記記録媒体の交換とは、ディスク、テープ等を入
れ換えたり、またはディスク等の表裏面或いはテープ等
のトラック面を切換えることを含め、広く一般に、記録
媒体の状態変化を招来する状態全てを意味している。
【0007】
【作用】この発明の記録再生装置は、外部から供給され
る記録データを記録媒体に書き込む前に蓄積する記録用
補助記憶部を備えているので、記録モードの途中で記録
媒体を交換しても、その媒体交換にともなう空白時間を
記録用補助記憶部のバッファ機能(記録データを書き込
み続ける)で補うことができる。また、この発明の記録
再生装置は、記録媒体から読み出された再生データを蓄
積する再生用補助記憶部を備えているので、再生モード
の途中で記録媒体を交換しても、その媒体交換にともな
う空白時間を再生用補助記憶部のバッファ機能(再生デ
ータを出力し続ける)で補うことができる。記録媒体の
交換後は通常の動作に復帰するので、複数の記録媒体を
交換しながら使用しても、媒体交換にともなう中断のな
い長時間記録/再生が可能になる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を詳
細に説明する。図1は、この発明の基本的な第1の実施
例を示すブロック図である。この図において、21は記
録及び再生可能な記録媒体、22は記録媒体21に対し
外部から供給される記録データWDを書き込む記録回
路、23は記録媒体21から再生データRDを読み出す
再生回路、24は外部から供給される記録データWD及
び再生回路23で読み出された再生データRDを一時蓄
積するメモリ、25は外部から記録データWDを取り込
み、また外部に再生データRDを出力する信号入出力回
路、26はメモリ24の書き込み/読み出しを制御する
メモリコントローラ、27はシステム全体を制御するシ
ステムコントローラである。メモリ24は記録用補助記
憶部及び再生用補助記憶部として共用もしくは独立して
設けられる半導体メモリや磁気ディスクメモリ等であ
り、この容量が大きいほど記録媒体21の交換時間を長
くとることができる。
【0009】この記録再生装置が記録モードにあるもの
とすると、外部から供給される記録データWDは信号入
出力処理部25で取り込まれ、メモリコントローラ26
の制御の基にメモリ24に一時書き込まれる。そして、
メモリコントローラ26の制御でメモリ24から読み出
された記録データは記録回路22によって順次記録媒体
21に書き込まれる。この記録モードの途中で、記録媒
体21の記録領域残量がゼロまたは所定値以下に低下す
ると、記録回路22はシステムコントローラ27に対し
残量不足信号を出力する。システムコントローラ27は
残量不足信号を受けると、外部に媒体交換要求信号を出
力し、媒体交換を促す。媒体交換が人手で行われるとき
は、例えばランプを点灯させ、またオートチェンジャ、
オートリバース等の自動機構で行われるときは、その機
構に対し媒体交換要求信号を出す。
【0010】同時に、システムコントローラ27はメモ
リコントローラ26に対しメモリ24への記録データの
書き込みだけを継続させるように指示し、記録回路22
の動作を中断させる。従って、記録回路22が残量不足
信号を出力して書き込み動作を停止した後に、外部から
入力する記録データWDは全てメモリ24に蓄積され
る。この後、媒体交換が完了し記録動作可能状態にな
り、スイッチ操作或いは自動検出機構等から媒体交換完
了信号が入力すると、システムコントローラ27は記録
回路22に記録動作を再開させ、新しい記録媒体21に
対しメモリ24に蓄積されていた記録データを書き込ま
せる。この間にも、順次記録データが外部から供給され
ているので、メモリコントローラ26は蓄積されていた
記録データの読み出しとそれに引き続く新しい記録デー
タの読み出しだけでなく、新しい記録データの書き込み
も制御する。この様にして、記録モードの途中で媒体交
換をしても、その交換に伴う空白時間は発生しないの
で、複数の記録媒体を使用した長時間の連続記録が可能
になる。
【0011】上述した記録再生装置が再生モードにある
ときは、再生回路23によって記録媒体21から順次再
生データが読み出され、メモリコントローラ26の制御
の基、メモリ24に書き込まれ、更にこのメモリ24か
ら読み出されて信号入出力回路25に入力する。この再
生モードの途中で、記録媒体21の再生領域残量がゼロ
または所定値以下に低下すると、再生回路23はシステ
ムコントローラ27に対し残量不足信号を出力する。シ
ステムコントローラ27は残量不足信号を受けると、外
部に媒体交換要求信号を出力し、媒体交換を促す。以下
は記録時と同様である。
【0012】同時に、システムコントローラ27はメモ
リコントローラ26に対しメモリ24からの再生データ
の読み出しだけを継続させるように指示し、再生回路2
3の動作は中断させる。従って、再生回路23が残量不
足信号を出力して読み出し動作を停止した後は、外部に
出力される再生データRDはメモリ24にそれ以前に蓄
積されていたデータが読み出されたものとなる。この
後、媒体交換が完了して媒体交換完了信号が入力する
と、システムコントローラ27は再生回路23に再生動
作を再開させ、新しい記録媒体21から読み出した新し
い再生データをメモリ24に書き込ませる。この間に
も、メモリ24に残っている古い再生データは外部へ出
力する必要があるので、メモリコントローラ26はメモ
リ24に対する新しい再生データの書き込みだけでな
く、古い再生データの読み出しとそれに引き続く新しい
再生データの読み出しを制御する。この様にして、再生
モードの途中で媒体交換をしても、その交換に伴う空白
時間は発生しないので、複数の記録媒体を使用した長時
間の連続再生が可能になる。
【0013】次に、MDに適用したこの発明の具体的な
第2の実施例を説明する。図2は、基本的なMD記録再
生装置のブロック図である。同図において、1はディス
ク、2はこのディスクを線速度一定で回転させるスピン
ドルモータ、3はディスク1から光学的に情報を読み取
るまたはディスク1に光磁気的に情報を書き込むための
光ピックアップ、4はこのピックアップ3をディスク1
の半径方向に移動させる送りモータ、5はピックアップ
3の出力を増幅する高周波(RF)アンプ、6はスピン
ドルモータ2の回転制御、送りモータ4の送り制御及び
ピックアップ3のフォーカス・トラッキング用のサーボ
制御部である。ディスク1は、再生だけが可能な再生専
用MDか、再生のみならず録音も可能な録音再生MDで
ある。光ピックアップ3は、光ディスク使用の再生専用
MDからは反射光量の強弱を検出して情報を読み取る機
能と、光磁気ディスク使用の録音再生MDからはカー回
転角の違いを検出して情報を読み取る機能と、同録音再
生MDに対し光磁気記録により情報を書き込む機能とを
有する。
【0014】このMDプレーヤの読み出し系は、アンプ
5の出力をデコード(復調)するエンコーダ/デコーダ
7のデコーダ部と、アンプ5の出力から再生中のアドレ
スを検出するアドレスデコーダ8と、エンコーダ/デコ
ーダ7のデコード出力を一時蓄えるメモリ9及びそのコ
ントローラ10と、メモリ9の出力を伸長する音声圧縮
/伸長部11の伸長部と、この音声圧縮/伸長部11の
伸長出力をアナログ信号に変換するD/A変換部12と
で構成される。エンコーダ/デコーダ7は、変調方式と
してEFM(eight to fourteen modulation)を、また
誤り訂正方式としてCIRC(cross interleave reed-
solomon code)を採用している。
【0015】このMDプレーヤの書き込み系は、アナロ
グ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部13と、
変換されたデジタル信号からオーディオ信号の再生に不
要な成分を除去するように圧縮する音声圧縮/伸長部1
1の圧縮部と、圧縮された信号を一時蓄積するメモリ9
及びそのコントローラ10と、メモリ9の出力をエンコ
ード(変調)する前記エンコーダ/デコーダ7のエンコ
ーダ部と、このエンコーダ部でエンコードされた信号を
ディスク1に書き込む記録ヘッド(磁気ヘッド)14及
びそのヘッド駆動回路15とで構成される。16は全体
を制御するシステムコントローラ、17は各種の情報を
表示する表示部、18は各種の指示を与える複数の操作
キーである。
【0016】上述したMDプレーヤはCDプレーヤをベ
ースとして、これに音声圧縮技術、耐震技術、ユーザ録
音機能等を追加している。音声圧縮/伸長部11で行わ
れる音声圧縮は、人間の聴感特性を利用して不要なデー
タを間引く形で行われる。例えば、ATRAC(Adapti
ve Transform Acoustic Coding)と呼ばれる圧縮技術で
は、人間の最小可聴限特性とマスキング効果を利用し
て、約5倍の情報圧縮を実現する。この圧縮されたデー
タを復元する伸長部は、エンコーダ/デコーダ7のデコ
ード出力を合成して、デジタル波形を順次再生する。こ
の方式により、16ビット段階のレベル変化およびサン
プリング周波数44.1kHzで表現されると信号と等
価な品質を再現する。そして、このデータ圧縮伸長を行
うため、信号処理回路上に相応の容量を有するバッファ
のメモリ9が必要となる。
【0017】MDプレーヤの携帯性を高める一つの特徴
は、「音飛び」に対処する耐震技術である。これは、ピ
ックアップ3の読み出し速度と音声圧縮/伸長部11へ
のデータ入力の転送速度の違いを利用し、前述のメモリ
9をデータバッファとして使用することで実現する。即
ち、ピックアップ3の読み出し速度は1.4Mb(メガ
ビット)/sと高速であるのに対し、音声圧縮/伸長部
11へのデータ入力の転送速度は0.3Mb/sと低速
である。従って、1Mビットのメモリ9を使用すると、
約3秒分のデータを蓄えておくことができる。このた
め、振動でディスク1からの読み出しが停止しても、3
秒以内に復帰すれば、再生されるオーディオ出力は「音
飛び」しないで済む。従来のMDプレーヤでは、この機
能は再生時対策として位置づけられていた。
【0018】メモリ9は、書き込み時にも使用される。
この場合は、音声圧縮/伸長部11から0.3Mb/s
で出力される圧縮データを一旦メモリ9に蓄え、これを
読み出し1.4Mb/sでエンコーダ/デコーダ7に転
送する。図3は、この様な転送レートの違いを示す要部
説明図である。記録ヘッド14によるディスク1への書
き込みは1.4Mb/sで行われるため、この書き込み
は全処理時間の一部しか使用しない間欠的なものとな
る。図4は、この様子を示している。即ち、この図は横
方向が時間軸で、縦方向は処理の流れを示している。最
上段は、A/D変換部13でデジタル化された転送レー
ト1.4Mb/sのオーディオデータであり、これが音
声圧縮部11で圧縮されると、中段に示す転送レート
0.3Mb/sの圧縮データになる。この圧縮データは
DRAM9、EFMエンコーダ7を経て磁気ヘッド14
に至り(ヘッド駆動回路は省略してある)、オーディオ
データ換算で1.4Mb/sの速度でディスク1に書き
込まれる。従って、書き込みと書き込みの間には1回の
書き込み時間より長い待機時間が介在する。読み出しに
ついても同様に間欠的に行われる。
【0019】ディスク1に録音再生用MDを使用する場
合の魅力は、書き込み可能な点である。書き込みには磁
気記録ヘッド14と光ピックアップ3のレーザ光を利用
する。この書き込み方式には、強度一定のレーザ光をデ
ィスク1の下面に照射し、その上面から書き込みデータ
で変調した磁界を印加する磁界変調方式が使われてい
る。書き込みに磁界変調方式を採用した場合は、光ピッ
クアップ3からレーザ光が照射された部分のみが磁気ヘ
ッド14の磁界反転作用で磁化され、1または0の情報
が書き込まれる。この時の記録密度は光ピックアップ3
の性能で決まり、CDと同じ光学定数の場合は、上述し
たように書き込み転送レートはオーディオデータ換算で
1.4Mb/sとなる。なお、1サイクル当たりの書き
込み量と待機時間は、システム設計で決められるもので
ある。
【0020】この様なMDプレーヤにこの発明を適用し
た場合は、前述したように間欠記録再生のためのメモリ
9をそのものが媒体交換時のバッファとして兼用でき、
極めて合理的である。メモリ9として1Mビットのメモ
リを使用した場合、一応約3秒の交換可能時間が捻出で
きるが、これでは少々不足の感がある。メモリを大容量
化すれば、例えばメモリ9として32Mビットのメモリ
を使用すれば、約100分間の空白時間に対応できる。
また、メモリ9として40Mバイト程度の磁気ディスク
装置(ハードディスク)を使用すれば、約17分の空白
時間に対応できる。さらには、MDプレーヤ内にシステ
ムメモリとして光磁気ディスクメモリ装置を併設すれ
ば、極めて長時間のバッファ機能が実現できる。
【0021】以下、図5及び図6を参照してMDプレー
ヤ特有の動作を説明する。先ず、図5に示す録音時であ
る。録音中は音声圧縮/伸長部11からの圧縮データが
メモリ9に一定間隔で蓄積され、所定値を越えるとディ
スク1に対する書き込みが行われる。この書き込み動作
を繰り返す内に、ディスク1に対し実際に記録した、あ
るいは記録しようとするアドレス情報等から判断して、
ディスク1の記録領域の残量がゼロまたは所定値以下に
低下したことをシステムコントローラ16が検出した
ら、その時点で、あるいはメモリ9に記憶されているデ
ータを書き込んだ後に、目次エリアとして設定されてい
るUTOK(Users Table of Contents)エリアをサー
チし、そこに必要なデータを書き込んでから、前述した
ディスク交換要求信号を発生する。その後、スピンドル
モータ2を停止させてディスク1の回転を停止し、ディ
スク交換に備える。
【0022】システムコントローラ16は、ディスクが
交換されたことを検出したら、スピンドルモータ2を回
転させ、また光ピックアップ3のフォーカスサーチを行
ってフォーカスサーボをかけ、所定の位置の頭出しを行
う。この時点でディスク1に対する書き込みが可能にな
るので、システムコントローラ16は録音再開信号を発
生する。この間にも、メモリ9に対する圧縮データの書
き込みは継続されているため、図5に示すように、メモ
リ9のデータ蓄積量は録音再開までにかかった時間に応
じて通常動作時より遥かに増大している。しかし、録音
が再開されると、ディスク1に対し高速に書き込みが行
われるため、メモリ9のデータ蓄積量の増大分は順次減
少していく。この様にして、ディスク1を途中で交換し
たにも拘らず、それまでの記録データの全てが欠落する
ことなく、複数のディスク1に記録され、長時間の連続
記録が可能になる。
【0023】次に、再生時の動作を図6を参照して説明
する。記録時にはメモリ9に対する書き込みは読み出し
より遅い速度で行われたが、再生時はこの関係が逆にな
る。即ち、メモリ9に対し高速に書き込んで、低速に読
み出すのである。従って、ディスク1の再生領域がゼロ
または所定値以下になっても、メモリ9には大量の再生
データが蓄積されている。このため、ディスク交換中は
この再生データをメモリ9から読み出して伸長すること
により、次のディスクが装着されるまでの空白時間も完
全に連続した音声等の再生が可能になる。他の動作は、
記録時と変わらない。この様にして、ディスク交換を介
在させた長時間の連続再生が可能になる。
【0024】以上は、MDプレーヤで間欠記録再生用の
メモリを補助記憶部とし兼用し、ディスクの交換を念頭
において実施例を説明したが、この発明はこれに限らな
い。例えば、いわゆるDCCとして知られるディジタル
コンパクトカセットプレーヤにおいて、テープ媒体の交
換、あるいは、テープトラック切換え時に生ずる空白時
間の補償にも応用できる。すなわち、DCCではその構
成上、信号処理回路中にメモリを有しているので、これ
をこの発明の補助記憶部として兼用し、上述したディス
ク交換の場合と同様にテープ交換について処理させるこ
とで、1台の装置で複数テープを連続記録再生させるこ
とが可能になる。また、1本のテープ上でもA面トラッ
ク、B面トラックをリバースマーカ検出によりオートリ
バースさせる際にも、この発明を適用し、トラック反転
にともなう音声の不連続化を防止することができる。こ
の発明は、この様にディジタルオーディオ録音再生装置
に利用させると、特にその効果が大きい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、1
台の記録再生装置だけで長時間の連続記録/再生を可能
とし、記録媒体交換に伴う記録/再生の中断が発生しな
いようにすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例を示すブロック図で
ある。
【図2】 この発明の第2の実施例を示すブロック図で
ある。
【図3】 MDシステムの転送レートの説明図である。
【図4】 MDシステムの間欠書き込みを示す説明図で
ある。
【図5】 この発明の記録モード時の動作説明図であ
る。
【図6】 この発明の再生モード時の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1…ディスク、2…スピンドルモータ、3…光ピックア
ップ、4…送りモータ、5…高周波アンプ、6…サーボ
制御部、7…EFMエンコーダ/デコーダ、8…アドレ
スデコーダ、9,24…メモリ、10,26…メモリコ
ントローラ、11…音声圧縮/伸長部、12…D/A変
換器、13…A/D変換器、14…記録(磁気)ヘッ
ド、15…ヘッド駆動回路、16,27…システムコン
トローラ、17…表示部、18…操作キー、21…記録
媒体、22…記録回路、23…再生回路、25…信号入
出力回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給される記録データを蓄積す
    る記録用補助記憶部と、 この記録用補助記憶部に対する前記記録データの書き込
    み及び読み出しを制御する記録用コントローラと、 記録モード時に前記記録用補助記憶部から読み出された
    前記記録データを交換可能な記録媒体に書き込む記録回
    路と、 再生モード時に前記記録媒体から再生データを読み出す
    再生回路と、 この再生回路で読み出された前記再生データを蓄積する
    再生用補助記憶部と、 この再生用補助記憶部に対する前記再生データの書き込
    み及び読み出しを制御する再生用コントローラと、 前記記録モードの途中で前記記録媒体を交換するとき
    は、前記記録回路の書き込み動作を一時停止して前記記
    録用補助記憶部への記録データ書き込みだけを継続さ
    せ、また前記再生モードの途中で前記記録媒体を交換す
    るときは、前記再生回路の動作を一時停止して前記再生
    用補助記憶部からの再生データ読み出しだけを継続させ
    る制御手段とを備えてなることを特徴とする記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 外部から供給される記録データを蓄積す
    る記録用補助記憶部と、 この記録用補助記憶部に対する前記記録データの書き込
    み及び読み出しを制御する記録用コントローラと、 記録モード時に前記記録用補助記憶部から読み出された
    前記記録データを交換可能な記録媒体に書き込む記録回
    路と、 再生モード時に前記記録媒体から再生データを読み出す
    再生回路と、 この再生回路で読み出された前記再生データを蓄積する
    再生用補助記憶部と、 この再生用補助記憶部に対する前記再生データの書き込
    み及び読み出しを制御する再生用コントローラと、 前記記録媒体の記録領域または再生領域の残量が所定値
    以下に低下したことを検出したときに媒体交換要求信号
    を発生する手段と、 前記記録モード時の前記記録媒体の交換中は前記記録回
    路の書き込み動作を一時停止して前記記録用補助記憶部
    への記録データ書き込みだけを継続させ、また前記再生
    モード時の前記記録媒体の交換中は前記再生回路の動作
    を一時停止して前記再生用補助記憶部からの再生データ
    読み出しだけを継続させる手段と、 前記記録媒体の交換完了を示す媒体交換完了信号を受け
    て前記記録回路または再生回路に対する動作再開指示信
    号を発生する手段とを備えてなることを特徴とする記録
    再生装置。
JP29077092A 1992-10-05 1992-10-05 記録再生装置 Pending JPH06119713A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29077092A JPH06119713A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29077092A JPH06119713A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06119713A true JPH06119713A (ja) 1994-04-28

Family

ID=17760309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29077092A Pending JPH06119713A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06119713A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100378166B1 (ko) * 2000-12-07 2003-03-29 삼성전자주식회사 연속 기록/재생이 가능한 신호 기록/재생 장치
JP2005223939A (ja) * 2005-03-07 2005-08-18 Yamaha Corp 映像再生装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6370966A (ja) * 1986-09-12 1988-03-31 Toshiba Corp デジタル記録再生装置
JPH04105270A (ja) * 1990-08-24 1992-04-07 Sony Corp ディスク記録装置及びディスク再生装置
JPH04238159A (ja) * 1991-01-22 1992-08-26 Sony Corp 信号記録装置および信号記録再生装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6370966A (ja) * 1986-09-12 1988-03-31 Toshiba Corp デジタル記録再生装置
JPH04105270A (ja) * 1990-08-24 1992-04-07 Sony Corp ディスク記録装置及びディスク再生装置
JPH04238159A (ja) * 1991-01-22 1992-08-26 Sony Corp 信号記録装置および信号記録再生装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100378166B1 (ko) * 2000-12-07 2003-03-29 삼성전자주식회사 연속 기록/재생이 가능한 신호 기록/재생 장치
JP2005223939A (ja) * 2005-03-07 2005-08-18 Yamaha Corp 映像再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3459216B2 (ja) 光ディスク装置
JP3158557B2 (ja) 再生装置
JP2881980B2 (ja) ディスク記録装置及びディスク再生装置
JP3158474B2 (ja) 記録方法、ディスク記録装置及びディスク再生装置
JP2760287B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP3431030B2 (ja) 再生装置および再生方法
US5519680A (en) Disc recording and reproducing device for improved recording of table of contents information
JPH07141777A (ja) 記録媒体再生装置
JPH09320194A (ja) 複合機器
JPH06119713A (ja) 記録再生装置
JP2002140858A (ja) 再生装置の制御方法
JP3011635B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP3196205B2 (ja) ディスク記録装置及びディスク再生装置
JPH04349270A (ja) 光ディスク再生装置
JP3070307B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JP3064707B2 (ja) ディスク記録再生装置
WO2000051117A1 (fr) Dispositif d'enregistrement / reproduction
JPH08287611A (ja) 複合機器
JP3097369B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP3749039B2 (ja) 情報再生装置及び情報記録装置
JP3405358B2 (ja) 光ディスク記録装置及び光ディスク再生装置
JP3559930B2 (ja) 情報再生装置
JP3486813B2 (ja) 情報再生装置
JPH1092054A (ja) 情報記録再生装置
JP3116903B2 (ja) ディスク記録方法及びディスク再生方法