JPH08287611A - 複合機器 - Google Patents

複合機器

Info

Publication number
JPH08287611A
JPH08287611A JP11103095A JP11103095A JPH08287611A JP H08287611 A JPH08287611 A JP H08287611A JP 11103095 A JP11103095 A JP 11103095A JP 11103095 A JP11103095 A JP 11103095A JP H08287611 A JPH08287611 A JP H08287611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
recording
audio data
data
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11103095A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kasahara
誠 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11103095A priority Critical patent/JPH08287611A/ja
Publication of JPH08287611A publication Critical patent/JPH08287611A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の記録媒体に対応できる複合機器とし
て、無駄のない回路構成で、各記録媒体の動作時の耐震
機能を向上させる。 【構成】 第1の記録媒体30の再生動作が行なわれる
際と、第2の記録媒体1の再生動作が行なわれる際と
で、記録媒体から読み出された音声データの蓄積動作の
ために1つの記憶手段13を共用する。また第1の記録
媒体の再生動作と第2の記録媒体に対する記録動作を同
時的に実行してダビングを行なう複合機器の場合も、第
1の記録媒体からの再生動作と、第2の記録媒体への記
録動作について、1つの記憶手段を共用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば2種類のディス
ク状記録媒体などに対応して記録/再生動作を行なうこ
とのできる複合機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年ディスクなどの各種記録媒体を用い
て一般音楽用途としての再生/録音に用いられている。
特にコンパクトディスク(以下CD)は広く普及してお
り、音楽再生用のCDプレーヤも各種開発されている。
【0003】またユーザーが音楽データ等を記録するこ
とのできるデータ書き換え可能な光磁気ディスクが知ら
れており、このようなディスクメディアでは、特にバッ
ファRAMを用いて耐震機能を向上させたものが実現さ
れている。例えば光磁気ディスクであるミニディスク
(以下MD)を用いた記録再生システムでは、再生時に
は、光磁気ディスクから読み出された音声データを高速
レートでバッファRAMに間欠的に書き込んでいき、一
方バッファRAMから低速レートで継続的に読出を行な
って音声再生信号として復調処理していく。このとき、
バッファRAMには常時ある程度のデータ蓄積がなされ
ており、従って外部からの振動等でトラックジャンプが
発生し、一時的に光磁気ディスクからのデータ読出が中
断されてしまっても、バッファRAMからは継続して音
声データを読み出すことができ、再生音声はとぎれるこ
となく出力される。また、記録時には、入力されたデー
タを一旦低速レートで継続的にバッファRAMに書き込
み、これを高速レートで間欠的に読み出して記録ヘッド
に供給してディスクへの記録を行なうようにしている。
【0004】このようにMD記録再生システムとしては
バッファRAMによる耐震機能の向上が計られている
が、従来のCDプレーヤにおける耐震機能としては、例
えばインシュレータで振動を吸収したりサーボゲインを
調整するなどの手法が取られることが多く、耐震性能と
しては限界があった。そこでCDプレーヤでもMDシス
テムの手法を取り入れてバッファRAMを備えるように
し、これによりMDシステムと同程度の耐震性能を実現
したものも開発されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MDに対応
した記録再生装置部とCDに対応した再生装置部を一体
化して1つの複合機器としたものも存在し、これによれ
ばCDやMDを用いた再生が楽しめるとともに、例えば
CDからMDへのダビング録音なども容易に行なうこと
ができるようになる。
【0006】このような複合機器で、MD記録再生動作
のみならず、CD再生動作についても高い耐震性能を備
えるようにするには、CD再生装置部においてバッファ
RAMを搭載することが必要になり、つまりMD記録再
生装置部とCD再生装置部のそれぞれに比較的大容量の
バッファRAMを装備しなければならず、回路構成上や
製造コスト上の大きな無駄となるという問題があった。
またこの問題を避けるために、例えば低コストが要求さ
れる複合機器では、CD再生装置部にはバッファRAM
を装備しないようにすることが多く、CD再生動作につ
いての耐震機能の向上を実現することができないものと
なっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、複数の記録媒体に対応
できる複合機器として、無駄のない回路構成で、各記録
媒体の動作時の耐震機能を向上させることを目的とす
る。
【0008】このため、第1の記録媒体と第2の記録媒
体の両方に対応して再生動作を行なうことができる複合
機器においては、第1の記録媒体の再生動作が行なわれ
る際には、第1の記録媒体から第1の読出手段により読
み出された音声データを記憶手段に一旦蓄積し、所定タ
イミングで読み出して再生音声データとして出力させる
ようにし、また第2の記録媒体の再生動作が行なわれる
際には、第2の記録媒体から第2の読出手段により読み
出された音声データを記憶手段に一旦蓄積し、所定タイ
ミングで読み出して再生音声データとして出力させる制
御を行なうようにする。つまり各記録媒体の再生動作に
関して記憶手段を共用するように構成する。
【0009】また第1の記録媒体の再生動作と第2の記
録媒体に対する記録動作を同時的に実行することで、第
1の記録媒体から読み出された音声データを第2の記録
媒体に記録することができる複合機器としては、第1の
記録媒体から読み出された音声データを記憶手段に一旦
蓄積し、所定タイミングで読み出して記録音声データと
してのエンコード処理を行ない、その記録音声データを
記憶手段に一旦蓄積し、所定タイミングで読み出して記
録手段に供給し、第2の記録媒体に対する記録動作を実
行させるように構成する。つまり、第1の記録媒体から
の再生動作と、第2の記録媒体への記録動作について、
記憶手段を共用するように構成する。
【0010】
【作用】記憶手段を共用することで、各記録媒体に対応
する回路系においてそれぞれ記憶手段を設ける必要はな
くなる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図6を用いて本発明の複合機器
の実施例を説明する。この実施例はMDを記録媒体とし
て用いたMD記録再生装置部と、CDを記録媒体として
用いたCD再生装置部が搭載された複合機器とする。
【0012】図1は複合機器の要部のブロック図を示し
ている。図1において、MD1はMD記録再生装置部と
なる部位に装填される。MD(光磁気ディスク)1は音
声データを記録できるメディアとして用いられ、記録/
再生時にはスピンドルモータ2により回転駆動される。
光学ヘッド3は光磁気ディスク1に対して記録/再生時
にレーザ光を照射することで、記録/再生時のヘッドと
しての動作を行なう。即ち記録時には記録トラックをキ
ュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を
なし、また再生時には磁気カー効果により反射光からデ
ータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力をな
す。
【0013】このため、光学ヘッド3はレーザ出力手段
としてのレーザダイオードや、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2
軸機構4によってディスク半径方向及びMD1に接離す
る方向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッド
3全体はスレッド機構5によりMD1の半径方向に移動
可能とされている。また、磁気ヘッド6aはMD1を挟
んで光学ヘッド3と対向する位置に配置されている。こ
の磁気ヘッド6aは供給されたデータによって変調され
た磁界をMD1に印加する動作を行なう。磁気ヘッド6
aは光学ヘッド3とともにスレッド機構5によりディス
ク半径方向に移動可能とされている。
【0014】再生動作によって、光学ヘッド3によりM
D1から検出された情報はRFアンプ7に供給される。
RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、再生
RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー
信号、グルーブ情報(MD1にプリグルーブ(ウォブリ
ンググルーブ)として記録されている絶対位置情報)等
を抽出する。そして、抽出された再生RF信号はエンコ
ーダ/デコーダ部8に供給される。また、トラッキング
エラー信号、フォーカスエラー信号はサーボ回路9に供
給され、グルーブ情報はアドレスデコーダ10に供給さ
れて復調される。グルーブ情報からデコードされたアド
レス情報、及びデータとして記録されエンコーダ/デコ
ーダ部8でデコードされたアドレス情報、サブコード情
報などは、マイクロコンピュータによって構成されるシ
ステムコントローラ11に供給され、各種制御に用いら
れる。なお、システムコントローラ11はこの複合機器
の全体の制御部として機能する。
【0015】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号や、マイクロコンピュ
ータにより構成されるシステムコントローラ11からの
トラックジャンプ指令、アクセス指令、スピンドルモー
タ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を
発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフ
ォーカス及びトラッキング制御を行ない、またスピンド
ルモータ2を一定線速度(CLV)に制御する。
【0016】再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8
でEFM復調、CIRC等のデコード処理された後、メ
モリコントローラ12によって一旦バッファRAM13
に書き込まれる。なお、光学ヘッド3によるMD1から
のデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッファRA
M13までの系における再生データの転送は1.41Mbit/s
ecで、しかも間欠的に行なわれる。
【0017】バッファRAM13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、16ビット量子化、44.1KHz サン
プリングの音声データとして切換回路50の端子TMD
供給される。MD1の再生動作時には、システムコント
ローラ11は切換回路50を端子TMDに接続させるよう
に制御しており、従ってエンコーダ/デコーダ部14か
ら出力されたデジタル音声信号はD/A変換器51によ
ってアナログ信号とされ、増幅回路52を介して端子5
3から再生音声信号として出力される。例えばL,Rア
ナログオーディオ信号として出力される。
【0018】バッファRAM13へのデータの書込/読
出は、メモリコントローラ12によって書込ポインタと
読出ポインタの制御によりアドレス指定されて行なわれ
るが、MD1の再生動作時には、書込ポインタ(書込ア
ドレス)が1.41Mbit/secのタイミングでインクリメント
され、一方、読出ポインタ(読出アドレス)は0.3Mbit/
sec のタイミングでインクリメントされていくことにな
る。この書込と読出のビットレートの差異により、バッ
ファRAM13内には或る程度データが蓄積された状態
となる。バッファRAM13内にフル容量のデータが蓄
積された時点で書込ポインタのインクリメントは停止さ
れ、光学ヘッド3によるMD1からのデータ読出動作も
停止される。ただし読出ポインタのインクリメントは継
続して実行されているため、再生音声出力はとぎれない
ことになる。その後、バッファRAM13から読出動作
のみが継続されていき、或る時点でバッファRAM13
内のデータ蓄積量が所定量以下となったとすると、再び
光学ヘッド3によるデータ読出動作及び書込ポインタの
インクリメントが再開され、再びバッファRAM13の
データ蓄積がなされていく。
【0019】このようにバッファRAM13を介して再
生音声信号を出力することにより、例えば外乱等でトラ
ッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断し
てしまうことはなく、データ蓄積が残っているうちに例
えば正しいトラッキング位置までにアクセスしてデータ
読出を再開することで、再生出力に影響を与えずに動作
を続行できる。即ち、耐震機能を著しく向上させること
ができる。
【0020】MD1に対して記録動作が実行される際に
は、入力端子17に供給された記録信号(アナログオー
ディオ信号)は、A/D変換器18によって16ビット
量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデータとされ
た後、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ
量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード処理が施さ
れる。エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された
記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッ
ファRAM13に書き込まれ、また所定タイミングで読
み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そし
てエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、E
FM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッド駆動
回路6に供給される。
【0021】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、MD1に対して磁気ヘッ
ド6aによるN又はSの磁界印加を実行させる。また、
このときシステムコントローラ11は光学ヘッドに対し
て、記録レベルのレーザ光を出力するように制御信号を
供給する。
【0022】なお、このMD記録動作の場合、バッファ
RAM13に対する制御としては、再生時とは逆に書込
ポインタ(書込アドレス)が0.3Mbit/sec のタイミング
でインクリメントされていくことで、入力された音声デ
ータが随時バッファRAM13に書き込まれていくこと
になる。そして、バッファRAM13内に或る程度デー
タが蓄積された状態となったら、読出ポインタが1.41Mb
it/secのタイミングでインクリメントされて蓄積されて
いたデータが読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に
送られる。従って、磁気ヘッド6aによるMD1への書
込動作は、バッファRAM13の蓄積量に応じて間欠的
に行なわれることになる。
【0023】ところで、MD1に対して記録/再生動作
を行なう際には、MD1に記録されている管理情報、即
ちP−TOC(プリマスタードTOC)、U−TOC
(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。システムコ
ントローラ11はこれらの管理情報に応じてMD1上の
記録すべきエリアのアドレスや、再生すべきエリアのア
ドレスを判別することとなる。この管理情報はバッファ
RAM13に保持される。このためバッファRAM13
は、上記した記録データ/再生データのバッファエリア
と、これら管理情報を保持するエリアが分割設定されて
いる。そして、システムコントローラ11はこれらの管
理情報を、MD1が装填された際に管理情報の記録され
たディスクの最内周側の再生動作を実行させることによ
って読み出し、バッファRAM13に記憶しておき、以
後そのMD1に対する記録/再生動作の際に参照できる
ようにしている。
【0024】また、U−TOCはデータの記録や消去に
応じて編集されて書き換えられるものであるが、システ
ムコントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集
処理をバッファRAM13に記憶されたU−TOC情報
に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミン
グでMD1のU−TOCエリアについても書き換えるよ
うにしている。
【0025】再生専用のディスクであるCD(光ディス
ク)30はCD再生装置部となる部位に装填される。こ
のCD30はCD再生動作時においてスピンドルモータ
31によって一定線速度(CLV)で回転駆動される。
そして光学ヘッド32によってCD30にピット形態で
記録されているデータを読み出され、RFアンプ35に
供給される。光学ヘッド32において対物レンズ32a
は2軸機構33によって保持され、トラッキング及びフ
ォーカス方向に変位可能とされる。また光学ヘッド32
はスレッド機構34によってCD30の半径方向に移動
可能とされる。
【0026】RFアンプ35では再生RF信号のほか、
フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成
し、これらのエラー信号はサーボ回路36に供給され
る。サーボ回路36はフォーカスエラー信号、トラッキ
ングエラー信号から、フォーカス駆動信号、トラッキン
グ駆動信号、スレッド駆動信号、スピンドル駆動信号の
各種駆動信号を生成し、2軸機構33、スレッド機構3
4、及びスピンドルモータ31の動作を制御する。
【0027】再生RF信号はデコーダ37に供給され
る。デコーダ37ではEFM復調,CIRCデコード等
を行なってCD30から読み取られた情報を16ビット
量子化、44.1KHz サンプリングのデジタル音声データ形
態にデコードする。またデコーダ37ではTOCやサブ
コード等の制御データも抽出されるが、それらはシステ
ムコントローラ11に供給され、各種制御に用いられ
る。
【0028】デコーダ37から出力されるデジタル音声
データは、メモリコントローラ12に供給され、メモリ
コントローラ12の制御によって一旦バッファRAM1
3に書き込まれる。そして所定タイミングで読み出され
るが、CD再生動作時にはシステムコントローラ11は
切換回路50に端子TCDを選択させており、従ってバッ
ファRAM13から読み出された音声データはD/A変
換器51に供給される。そしてD/A変換器51によっ
てアナログ信号とされ、増幅回路52を介して端子53
から再生音声信号として出力される。例えばL,Rアナ
ログオーディオ信号として出力される。
【0029】このようなCD再生動作時にも、CD1か
ら読み出された音声データがバッファRAM13へ一旦
書き込まれることになるが、この場合もバッファRAM
13へデータの書込/読出は、メモリコントローラ12
によって書込ポインタと読出ポインタの制御によりアド
レス指定されて行なわれる。そしてCD30からの読出
動作、データ転送及び書込ポインタ(書込アドレス)の
インクリメントは高速レートで実行され、一方、読出ポ
インタ(読出アドレス)は低速レートでインクリメント
されていくようにすることで、バッファRAM13内に
は常に或る程度データが蓄積された状態となり、即ちM
D1の再生動作時と同様に高い耐震機能を実現すること
ができる。
【0030】操作部19には、録音キー、再生キー、停
止キー、AMSキー、サーチキー等がユーザー操作に供
されるように設けられ、MD1及びCD30に関する再
生/記録操作を行なうことができるようにされている。
つまり操作部19からの操作情報はシステムコントロー
ラ11に供給され、システムコントローラ11はその操
作情報と動作プログラムに基づいて各部に対する所要の
動作を実行させる。
【0031】また表示部20ではMD1,CD30の再
生時、録音時などに所要の表示動作が行なわれる。例え
ば総演奏時間、再生や録音時の進行時間などの時間情報
や、トラックナンバ、動作状態、動作モードなどの各種
の表示がシステムコントローラ11の制御に基づいて行
なわれる。
【0032】このように構成される本実施例の複合機器
では、MD再生動作、MD記録動作、CD再生動作、C
D−MDダビング動作が実行できることになり、各動作
時においてバッファRAM13が用いられることで、高
い耐震機能が実現されるものである。
【0033】図2(a)〜(b)に各動作時におけるバ
ッファRAM13の使用形態を示す。上述したようにバ
ッファRAM13にはMD1についてのTOCデータを
保持しておく必要があるが、例えばTOCデータを4セ
クター分(1セクター=2352バイト)保持すると
し、またバッファRAM13として4Mbitメモリを
2つ用いて8Mbitの容量とすると、MD1に関する
データとしては最高で約25秒分のデータを記憶でき、
またCD30からの再生データとしては最高で約5.9秒
分のデータを記憶できる。なお、MD1に関するデータ
の書込/読出は1セクタ(63.9m秒分のデータ)単位で
行なわれ、CD30からの再生データの書込/読出は9
8EFMフレーム(1EFMフレームは588ビット、
98EFMフレームは13.3m秒分のデータ)単位で行な
われるようにする。
【0034】MD再生時には、図2(a)のようにバッ
ファRAM13は、TOCデータの記憶領域と、C2P
Oデータ(エラー訂正動作情報)の記憶領域以外はメイ
ンデータ領域とされ、つまりMD1から読み出された音
声データの蓄積領域とされる。またMD録音時には、図
2(b)のようにTOCデータの記憶領域以外はメイン
データ領域とされ、つまり録音データとして入力された
音声データの蓄積領域とされる。
【0035】CD再生時には図2(c)のように、MD
1のTOCデータの記憶領域以外はメインデータ領域と
され、つまりCD30から読み出された音声データの蓄
積領域とされる。さらにダビング時には図2(d)のよ
うに、MD1のTOCデータの記憶領域以外はメインデ
ータ領域とされるが、このときはCD30から読み出さ
れた音声データの蓄積領域と、MD1に対する録音デー
タとして入力された音声データの蓄積領域が分割設定さ
れることになる。なお、CD30から読み出された音声
データの蓄積領域はなるべく大きく、一方録音データの
蓄積領域はなるべく小さくなるようにして、バッファ機
能としての時間的な差異を小さくする。つまりCD再生
動作に対する耐震余裕時間と、MD記録動作における耐
震余裕時間が同程度となるようにする。
【0036】このようにバッファRAM13を共用して
行なわれる各動作における音声データの流れを図3〜図
6に示す。MD1の再生動作時には、図3に示されるよ
うに、まず光学ヘッド3によってMD1から音声データ
が読み出され(S11)、エンコーダ/デコーダ部8で
EFMデコード、CIRCデコード、CD−ROMデコ
ードが行なわれる(S12)。そしてデコードされたデ
ータはバッファRAM13の図2(a)のメインデータ
領域にセクター単位で蓄積されていき(S13)、また
所定タイミングでセクター単位で読み出される(S1
4)。そしてエンコーダ/デコーダ部14で音声圧縮デ
コード処理がなされた後(S15)、D/A変換器51
でアナログ信号とされて(S16)、出力端子53から
再生音声信号として出力される(S17)。
【0037】次にMD1に対する録音動作時には、図4
に示されるように、入力端子17から音声信号が入力さ
れると(S21)、A/D変換器18でデジタルデータ
に変換され(S22)、エンコーダ/デコーダ部14で
音声圧縮エンコード処理が施される(S23)。そして
圧縮処理された音声データは、セクター単位でバッファ
RAM13の図2(b)のメインデータ領域に書き込ま
れていく(S24)。そしてバッファRAM13におけ
る蓄積量が所定量以上となった時点でバッファRAM1
3からセクター単位で読み出され(S25)、エンコー
ダ/デコーダ部8に転送される。そしてエンコーダ/デ
コーダ部8でCD−ROMエンコード、CIRCエンコ
ード、EFMエンコードが行なわれ(S26)、磁気ヘ
ッド駆動回路6に送られて磁気ヘッド6aからMD1に
磁界変調データとして書き込まれる(S27)。
【0038】CD30の再生動作時の音声データの流れ
は図5のようになる。光学ヘッド32によりCD30か
ら読み出されたデータは(S31)、デコーダ37でE
FMデコード、CIRCデコードが行なわれた後(S3
2)、バッファRAM13の図2(c)のメインデータ
領域に98EFMフレーム単位で蓄積されていく(S3
3)。そしてまた所定タイミングで読み出され(S3
4)、D/A変換器51に供給されてアナログ信号とさ
れて(S35)、出力端子53から再生音声信号として
出力される(S36)。
【0039】CD30からMD1へのダビング動作時の
音声データの流れは図6のようになる。光学ヘッド32
によりCD30から読み出されたデータは(S41)、
デコーダ37でEFMデコード、CIRCデコードが行
なわれた後(S42)、バッファRAM13の図2
(d)のCD用のメインデータ領域に98EFMフレー
ム単位で蓄積されていく(S43)。そして所定タイミ
ングで読み出され(S44)、エンコーダ/デコーダ部
14に転送される。エンコーダ/デコーダ部14ではバ
ッファRAM13から転送された音声データ、つまりC
D30からの再生音声データに対して音声圧縮エンコー
ド処理を施し(S45)、圧縮処理した音声データを、
セクター単位で再びバッファRAM13に書き込む。こ
のときはセクター単位のデータが図2(d)のMD用の
メインデータ領域に書き込まれていくことになる(S4
6)。そしてバッファRAM13のMD用のメインデー
タ領域における蓄積量が所定量以上となった時点で、蓄
積された音声データがセクター単位で読み出され(S4
7)、エンコーダ/デコーダ部8に転送される。そして
エンコーダ/デコーダ部8でCD−ROMエンコード、
CIRCエンコード、EFMエンコードが行なわれ(S
48)、磁気ヘッド駆動回路6に送られて磁気ヘッド6
aからMD1に磁界変調データとして書き込まれる(S
49)。
【0040】各動作時には音声データの流れは以上のよ
うになり、つまりバッファRAM13が各動作において
共用されることになる。このため本実施例では1つのバ
ッファRAMにより、複数の記録媒体(MD1,CD3
0)に対する各種動作時において高度な耐震性能を実現
できることになり、また構成の複雑化やコストアップを
招かないことになる。
【0041】なおこの実施例ではMD記録再生装置部と
CD再生装置部を有する複合機器としたが、これ以外に
も各種組み合わせで本発明を実現できることはいうまで
もない。例えばMD記録再生装置部とMD記録再生装置
部の複合機器、MD記録再生装置部とDAT(デジタル
オーディオテープ)記録再生装置部の複合機器、CD再
生装置部とDAT記録再生装置部の複合機器などが考え
られる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の複合機器
は、第1の記録媒体の再生動作が行なわれる際と、第2
の記録媒体の再生動作が行なわれる際とで、記録媒体か
ら読み出された音声データの蓄積動作のために1つの記
憶手段を共用するように構成したため、回路規模の増大
やコストアップを招くことなく、各記録媒体の再生動作
に関して高度の耐震性能を実現することができるという
効果がある。
【0043】また第1の記録媒体の再生動作と第2の記
録媒体に対する記録動作を同時的に実行してダビングを
行なう複合機器の場合も、第1の記録媒体からの再生動
作と、第2の記録媒体への記録動作について、記憶手段
を共用するように構成することで、同様に回路規模の増
大やコストアップを招くことなく耐震性能を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の複合機器のブロック図であ
る。
【図2】実施例の複合機器におけるバッファRAM使用
形態の説明図である。
【図3】実施例のMD再生動作時の音声データの流れの
説明図である。
【図4】実施例のMD録音動作時の音声データの流れの
説明図である。
【図5】実施例のCD再生動作時の音声データの流れの
説明図である。
【図6】実施例のCD−MDダビング動作時の音声デー
タの流れの説明図である。
【符号の説明】
1 MD 3,33 光学ヘッド 6a 磁気ヘッド 8 エンコーダ/デコーダ部 9,36 サーボ回路 11 システムコントローラ 12 メモリコントローラ 13 バッファRAM 14 エンコーダ/デコーダ部 17 入力端子 18 A/D変換器 19 操作部 20 表示部 30 CD 37 デコーダ 50 切換回路 51 D/A変換器 53 出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の記録媒体と第2の記録媒体の両方
    に対応して再生動作を行なうことができる複合機器にお
    いて、 第1の記録媒体に対して音声データ読出動作を実行する
    ことのできる第1の読出手段と、 第2の記録媒体に対して音声データ読出動作を実行する
    ことのできる第2の読出手段と、 記憶手段と、 前記第1の記録媒体の再生動作が行なわれる際には、前
    記第1の読出手段により読み出された音声データを前記
    記憶手段に一旦蓄積し、所定タイミングで読み出して再
    生音声データとして出力させ、また前記第2の記録媒体
    の再生動作が行なわれる際には、前記第2の読出手段に
    より読み出された音声データを前記記憶手段に一旦蓄積
    し、所定タイミングで読み出して再生音声データとして
    出力させる制御を行なう制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とする複合機器。
  2. 【請求項2】 第2の記録媒体からの再生動作時のみに
    前記記憶手段から読み出された再生音声データについて
    必要な処理を行なう信号処理部を有し、 前記制御手段は、第1の記録媒体の再生動作が行なわれ
    る際には、前記記憶手段から読み出された再生音声デー
    タを前記信号処理部を介さずに出力させ、また前記第2
    の記録媒体の再生動作が行なわれる際には、前記記憶手
    段から読み出された再生音声データを前記信号処理部を
    介して出力させる制御を行なうことを特徴とする請求項
    1に記載の複合機器。
  3. 【請求項3】 第1の記録媒体に対応するの再生動作と
    第2の記録媒体に対する記録動作を同時的に実行するこ
    とで、第1の記録媒体から読み出された音声データを第
    2の記録媒体に記録することができる複合機器として、 第1の記録媒体に対して音声データ読出動作を実行する
    ことのできる読出手段と、 第2の記録媒体に対して音声データ記録動作を実行する
    ことのできる記録手段と、 記憶手段と、 前記読出手段により第1の記録媒体から読み出された音
    声データを前記記憶手段に一旦蓄積し、所定タイミング
    で読み出して記録音声データとしてのエンコード処理を
    行ない、その記録音声データを前記記憶手段に一旦蓄積
    し、所定タイミングで読み出して前記記録手段に供給
    し、第2の記録媒体に対する記録動作を実行させる制御
    を行なう制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とする複合機器。
JP11103095A 1995-04-13 1995-04-13 複合機器 Withdrawn JPH08287611A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11103095A JPH08287611A (ja) 1995-04-13 1995-04-13 複合機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11103095A JPH08287611A (ja) 1995-04-13 1995-04-13 複合機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08287611A true JPH08287611A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14550626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11103095A Withdrawn JPH08287611A (ja) 1995-04-13 1995-04-13 複合機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08287611A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11250565A (ja) * 1997-11-11 1999-09-17 Deutsche Thomson Brandt Gmbh データバッファを制御する方法及び装置
JP2001195825A (ja) * 1999-10-29 2001-07-19 Sony Corp 記録再生装置および方法
US7957247B2 (en) 2006-09-11 2011-06-07 Sony Corporation Apparatus and method for processing information and program therefor

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11250565A (ja) * 1997-11-11 1999-09-17 Deutsche Thomson Brandt Gmbh データバッファを制御する方法及び装置
JP2001195825A (ja) * 1999-10-29 2001-07-19 Sony Corp 記録再生装置および方法
US8159766B2 (en) 1999-10-29 2012-04-17 Sony Corporation Data processing system having data reproduction independent of data processing
US8345365B2 (en) 1999-10-29 2013-01-01 Sony Corporation Data processing system having data reproduction independent of data processing
US8913334B2 (en) 1999-10-29 2014-12-16 Sony Corporation Data processing system having data reproduction independent of data processing
US9530456B2 (en) 1999-10-29 2016-12-27 Sony Corporation Data processing system having data reproduction independent of data processing
US7957247B2 (en) 2006-09-11 2011-06-07 Sony Corporation Apparatus and method for processing information and program therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0310678B1 (en) Disc recording/reproducing apparatus and disc recording/reproducing method
JP3199082B2 (ja) オーディオデータの区切り位置調整方法および装置
JP2881980B2 (ja) ディスク記録装置及びディスク再生装置
JPH04301264A (ja) 記録方法、ディスク記録装置及びディスク再生装置
JP3431030B2 (ja) 再生装置および再生方法
KR100263682B1 (ko) 디스크 기록 장치
JPH06119758A (ja) ディスク記録再生装置
JP3233234B2 (ja) ディスク記録装置
JPH09320194A (ja) 複合機器
JP3438729B2 (ja) 再生装置の制御方法
JPH08287611A (ja) 複合機器
JPH0644687A (ja) ディスク記録装置
JP3591035B2 (ja) 再生装置
JP2895356B2 (ja) 記録再生装置
JPH087472A (ja) 媒体記録再生装置
JPH11191285A (ja) 記録装置
US5654945A (en) Position searching system based on detecting linear velocity of an optical disc
JP3482961B2 (ja) ディスク記録再生方法
JP3606317B2 (ja) ディスク記録装置
JPH05325515A (ja) ディスク再生装置
JP3070307B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JPH05314634A (ja) 音響再生装置
JP3361208B2 (ja) 光ディスク装置
JPH06119713A (ja) 記録再生装置
JPH1092054A (ja) 情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020702