JPH11219580A - 記録媒体、再生装置、再生システム、及び遠隔制御装置 - Google Patents

記録媒体、再生装置、再生システム、及び遠隔制御装置

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JPH11219580A
JPH11219580A JP29061498A JP29061498A JPH11219580A JP H11219580 A JPH11219580 A JP H11219580A JP 29061498 A JP29061498 A JP 29061498A JP 29061498 A JP29061498 A JP 29061498A JP H11219580 A JPH11219580 A JP H11219580A
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JP
Japan
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program
recording
signal
recorded
cue
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Application number
JP29061498A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakazawa
博 中沢
Eiji Sato
英治 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば語学学習用にMD(Mini Disc )を使
用したときに、管理領域で管理できるプログラムを更に
細かい記録単位に分割してアクセスできるようにして、
ワードやセンテンス単位でアクセスできるようにすると
共に、互換性の問題が生じないようにする。 【解決手段】 MDにおいて、U−TOCで管理される
1つのプログラネが更に複数の記録単位に分割され、各
記録単位毎にキュー信号が記録される。この記録単位に
ワードやセンテンスのオーディオ信号が記録される。キ
ュー信号を用いることで、U−TOCで管理できるプロ
グラム数を越えてプログラムの管理ができ、ワードやセ
ンテンスのオーディオ信号をアクセスして再生すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば光磁気デ
ィスク等の記録媒体を用いて語学学習等を行うようなシ
ステムに用いて好適な記録媒体、再生装置、再生システ
ム、及び遠隔制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外国語の学習は、基本となるワードやフ
レーズ、センテンスを繰り返して聞き、何度も練習を繰
り返すことが不可欠である。そこで、ネイティブの教師
が発声したワードやセンテンスを記録した外国語学習用
の教材が広く売り出されている。また、語学番組のプロ
グラムを録音して、このプログラムを繰り返し聞いて語
学練習をしたり、自分の発音を録音して、発音を確かめ
たりするようなことが行われている。
【0003】このような外国語の学習に用いる語学教材
としては、従来より、アナログのコンパクトカセットテ
ープ(Compact Cassette Tepe )が一般的に用いられて
いる。ところが、アナログのコンパクトカセットテープ
では、所望の記録位置にアクセスするのに時間がかか
り、同じ部分を繰り返して聞いたり、発音練習したりす
るのに不便である。また、アナログのコンパクトカセッ
トテープでは、十分な音質が得にくい。
【0004】これに対して、近年、アナログのコンパク
トカセットテープに代わってMini Disc(商標
名:以下、MDと称す)が広く普及しつつある。MD
は、記録/再生可能であり、また、高速アクセスが可能
である。また、アナログのコンパクトカセットテープに
比べて音質が良好で、取り扱いも簡単である。したがっ
て、MDは、語学学習をする上でも、優れた教材となり
得る。
【0005】語学学習では、1つのワードやセンテンス
を繰り返して学習するため、頻繁にリピート操作やサー
チ操作が行われる。MDでは、U−TOC(User Table
OfContents)と呼ばれる領域を使ってデータが管理さ
れる。このU−TOCでは、プログラム番号と、各プロ
グラムのスタートアドレス及びエンドアドレスが管理さ
れている。MDの再生を行うディスク再生装置では、通
常、リピートやサーチを行う場合には、このU−TOC
が利用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】MDは、音楽データが
記録されることが前提として開発されており、U−TO
Cで管理できるプログラム数は最大255とされてい
る。通常の音楽記録を行う場合には、255のプログラ
ム数でプログラムの管理が可能である。
【0007】ところが、語学学習では、ワードやセンテ
ンスが1つの記録単位となるため、U−TOCで管理で
きるプログラム数では不足してくる。すなわち、語学学
習では、「Cat」や「Dog」のようなワード、或い
は、「This is abook.」「Good m
orning.」のようなセンテンス単位でのアクセス
が行われる。このようなワードやセンテスは数秒で終了
するに対して、MDでは、最大74分もの記録容量を有
している。このため、255のプログラム数では管理で
きるプログラム数が到底不足する。
【0008】新たに管理領域を設けたり、U−TOCに
変更を加えることで管理できるプログラム数を増加させ
ることが考えられるが、新たな管理領域を設けたりU−
TOCに変更を加えると、互換性の問題を生じさせる。
【0009】この発明の目的は、管理領域で管理できる
プログラムを更に細かい記録単位に分割してアクセスで
きると共に、互換性の問題が生じないようにした記録媒
体、再生装置、再生システム、及び遠隔制御装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、プログラム
の記録位置を管理する管理領域と、管理領域で管理され
ている1つのプログラムを複数の記録単位に分割するた
めのキュー信号がプログラムに重畳して記録されている
プログラム領域と、から成る記録媒体を提供することに
ある。
【0011】更にこの発明は、プログラムの記録位置を
管理する管理領域と、管理領域で管理されている1つの
プログラムを複数の記録単位に分割するためのキュー信
号がプログラムに重畳して記録されているプログラム領
域とから成る記録媒体を再生する再生手段と、再生手段
により再生されたキュー信号を検出するキュー信号検出
手段と、管理領域に管理されている記録位置に基づいて
プログラム毎のアクセス制御を行う手段と、から成る再
生装置を提供することにある。
【0012】更にこの発明は、プログラムの記録位置を
管理する管理領域と、管理領域で管理されている1つの
プログラムを複数の記録単位に分割するためのキュー信
号がプログラムに重畳して記録されているプログラム領
域とから成る記録媒体を再生する再生部と、遠隔制御部
とから成る再生システムにおいて、再生部は、記録媒体
の管理領域とプログラム領域とを再生する再生手段と、
再生手段にて再生された管理領域の記録位置に基づいて
再生手段を移送する移送制御手段と、再生手段にて再生
されたプログラム領域のプログラムとキュー信号を出力
する出力手段とを有し、遠隔制御部は、再生部の出力手
段から出力されるキュー信号を検出する検出手段と、検
出手段でキュー信号を検出した時点で、再生部の再生手
段が再生を行っていた再生アドレスを記憶する記憶手段
と、キュー信号により分割された複数の記録単位毎に再
生手段を移送命令する操作手段と、操作手段の移送命令
と記憶手段に格納した再生アドレスとを再生部の移送制
御手段に転送する転送手段とを有し、遠隔制御部の操作
手段が操作されたときに、移送制御手段は遠隔制御部の
記憶手段に記憶された再生アドレスに基づき再生手段を
移送することを特徴とする再生システムを提供すること
にある。
【0013】更にこの発明は、プログラムの記録位置を
管理する管理領域と、プログラムを記録するプログラム
領域とから成り、プログラム領域には、少なくとも2チ
ャンネルのオーディオ信号が記録されている第1の記録
媒体と、プログラムの記録位置を管理する管理領域と、
プログラムを記録するプログラム領域とから成り、プロ
グラム領域は、少なくとも2チャンネルで構成され、一
方のチャンネルにはオーディオ信号が記録され、他方の
チャンネルには管理領域で管理された1つのプログラム
を複数の記録単位に分割するためのキュー信号が記録さ
れている第2の記録媒体とを再生可能な再生装置を制御
する遠隔制御装置は、再生装置から出力されるキュー信
号を検出する検出手段と、キュー信号の有無に基づいて
第1及び第2の記録媒体を判別する判別手段と、判別手
段により第1の記録媒体と判別されたとき、第1の記録
媒体から供給される少なくとも2チャンネルのオーディ
オ信号を出力し、判別手段により第2の記録媒体と判別
されたとき、第2の記録媒体から供給される一方のチャ
ンネルのオーディオ信号を他方のチャンネルにも出力す
るように切替える切替手段と、切替手段により切替えら
れたオーディオ信号を出力する出力手段とを備える遠隔
制御装置を提供することにある。
【0014】以上のように構成したことで、U−TOC
で管理される1つのプログラムが更に複数の記録単位に
分割され、各記録単位毎にキュー信号が記録される。こ
の記録単位にワードやセンテンスのような、単時間のオ
ーディオ信号が記録される。このようなキュー信号を用
いることで、U−TOCで管理できるプログラム数を越
えて、プログラムが管理でき、ワードやセンテンスのよ
うな単時間のオーディオ信号をアクセスして再生するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態について図面を参照して説明する。図1は、この発明
が適用されたMDを用いて語学学習システムの全体構成
を示すものである。図1におけるディスク再生装置本体
101には、開閉自在の蓋体102が設けられる。この
蓋体102内にディスクが装着される。
【0016】ディスク再生装置本体101に装着される
ディスクは、MDと呼ばれるものである。MDは、カー
トリッジに収納された直径64mmの光ディスク又は光
磁気ディスクである。MDでは、ディスクの内周に管理
領域としてU−TOCが設けられる。後に説明するよう
に、U−TOCには、ディスクに記録されているプログ
ラムの開始アドレス及び終了アドレスとが記録されてい
る。ディスク再生装置本体101にディスクが装着され
ると、U−TOCが読み込まれ、このU−TOCの情報
を用いて、ディスクに記録されているプログラムが管理
される。
【0017】この発明が適用されたシステムでは、語学
学習用のディスクが利用可能である。語学学習用のディ
スクは、通常のMDと同様のものではあるが、語学学習
用のディスクでは、U−TOCで管理される1つのプロ
グラムが更に複数の記録領域に分割されている。分割さ
れた記録領域の開始位置及び終了位置には、キュー信号
が記録されている。キュー信号は、人間の耳には聞こえ
にくい周波数、例えば20kHzの信号とされており、
左右のチャンネルのどちらか、例えば右チャンネルに記
録されている。そして、このキュー信号により分割され
た各記録領域に、ワードやセンテンス等を単位として、
語学学習用のオーディオ信号が記録されている。
【0018】例えば、「This is a pen」
というセンテンスを学習するために、左チャンネルに
は、このセンテンスを読み上げたオーディオ信号が記録
されている。右チャンネルには、このセンテンスの開始
位置である「This」の直前に、周波数20kHzの
信号がキュー信号として記録され、このセンテンスの終
了位置である「pen」の直後に、周波数20kHzの
信号がキュー信号として記録される。
【0019】ディスク再生装置本体101には、電源キ
ー104、再生及び一時停止キー105、停止キー10
6、FF及びREWキー107A及び107Bが配設さ
れる。また、ディスク再生装置本体101の側面には、
ヘッドホン端子108が配設される。このヘッドホン端
子108には、リモートコントロールユニット110が
接続される。
【0020】リモートコントロールユニット110は、
ディスク再生装置本体101の操作を手元で行えるよう
にするためのものである。リモートコントロールユニッ
ト110には、再生及び一時停止キー115、停止キー
116、FF及びREWキー117A及び117Bが配
設される。
【0021】この発明が適用されたリモートコントロー
ルユニット110には、語学学習のために、GOキー1
21、GO戻りキー122、リピートキー123、機能
切換えキー124が配設される。GOキー121及びG
O戻りキー122は、所望のワードやセンテンスをアク
セスするためのものである。GOキー121は前方アク
セスのためのものであり、GO戻りキー122は後方ア
クセスのためのものである。リピートキー123は、同
一のワードやセンテンスを繰り返し再生させるためのも
のである。機能切換えキー124は、このワードやセン
テンス毎のアクセス機能を使うかどうかを設定するもの
である。
【0022】リモートコントロールユニット110の上
面には、液晶ディスプレイ(LiquidCrystal Display)1
31が設けられる。この液晶ディスプレイ131には、
各種設定状態が表示される。語学学習用のリモートコン
トロールユニット110の側面には、ディスク再生装置
本体101との接続用の端子133及びヘッドホン11
1との接続用の端子134が設けられる。
【0023】ディスク再生装置本体101の操作は、デ
ィスク再生装置本体101に配設された電源キー10
4、再生及び一時停止キー105、停止キー106、F
F及びREWキー107A及び107Bで行うことがで
きる。
【0024】図1に示すように、ディスク再生装置本体
101のヘッドホン端子108と、リモートコントロー
ルユニット110の接続端子133とを接続する。リモ
ートコントロールユニット110のヘッドホン接続端子
134と、ヘッドホン111とを接続することにより、
ディスク再生装置本体101の操作を、リモートコント
ロールユニット110側で行うことが可能になる。すな
わち、ディスク再生装置本体101のヘッドホン端子1
08と、リモートコントロールユニット110の接続端
子133とを接続すると、ディスク再生装置本体101
側の再生及び一時停止キー115、停止キー116、F
F及びREWキー117A及び117Bを操作すること
で、ディスク再生装置本体101の動作が設定される。
【0025】ディスク再生装置本体101にリモートコ
ントロールユニット110を取り付けると、語学学習を
行う際に、GOキー121、GO戻りキー122、リピ
ートキー123等を使って、ワードやセンテンス単位で
のアクセスが可能になる。
【0026】図2は、この発明が適用できるディスク再
生装置本体101の構成を示すブロック図である。図2
において、ディスク1は、スピンドルモータ2により回
転駆動される。
【0027】ディスク1には、その内周側に、ユーザデ
ータを管理するためのU−TOC(User Table Of Cont
ents)が設けられている。U−TOCのセクタ0には、
基本情報と、各曲のスタートアドレス及びエンドアドレ
スが記録される。U−TOCセクタ1には、ディスクネ
ームやトラックネームの文字列情報を記録することがで
きる。
【0028】図3は、U−TOCセクタ0の構成を示す
ものである。図3に示すように、U−TOCセクタ0に
は、先頭に所定のビットパターンのヘッダが設けられ
る。続いて所定アドレス位置にメーカーコード(Mak
er code)、モデルコード(Model cod
e)、最初の楽曲の曲番(First TNO)、最後
の楽曲の曲番(LAST TNO)、セクタ使用状況
(Used Sectors)、ディスクシリアルナン
バ(Disc Serial No)、ディスクID
(Disc ID)等が記録される。
【0029】更に、ユーザが録音を行なって記録されて
いる楽曲の領域やフリーエリア領域等の情報を指し示す
各種のテーブルポインタが記録される。このテーブルポ
インタにより指し示されるポジションに、対応するパー
ツの起点となるスタートアドレスと、終端となるエンド
アドレスと、そのモード情報(トラックモード)が記録
されている。各パーツテーブルで示されるパーツが他の
パーツへ続いて連結される場合があるため、連結される
パーツのスタートアドレス及びエンドアドレスが記録さ
れているパーツテーブルのポジションを指し示すリンク
情報(Link−P)が記録される。
【0030】テーブルポインタP−DFA(Pointer for
Defective Area)は、ディスク上に欠陥領域がある場合
に、その欠陥領域の先頭のパーツテーブルのポジション
を指し示すポインタである。欠陥パーツが存在する場合
は、テーブルポインタP−DFAにおいて指し示される
ポジションのパーツテーブルに、欠陥が存在する部分の
スタート及びエンドアドレスが示される。他にも欠陥パ
ーツが存在する場合、そのパーツテーブルのポジション
がリンク情報により指し示される。他の欠陥パーツがな
い場合には、リンク情報は例えば(00h:hexia-decim
al) とされ、以降リンクなしとされる。
【0031】テーブルポインタP−EMPTY(Pointer
for Empty slot)は、未使用パーツテーブルの先頭のパ
ーツテーブルのポジションを指し示すポインタである。
テーブルポインタP−EMPTYによって指定されたパ
ーツテーブルに、未使用領域の部分のスタート及びエン
ドアドレスが示される。未使用のパーツテーブルが複数
存在する場合は、リンク情報によって、順次パーツテー
ブルのポジションが指定される。他の未使用領域がない
場合には、リンク情報は例えば(00h)とされ、以降
リンクなしとされる。
【0032】テーブルポインタP−FRA(Pointer for
FReely Area) は、消去領域を含む書込可能なフリーエ
リアの先頭のパーツテーブルのポジションを指し示すポ
インタである。パーツテーブルが複数個ある場合には、
リンク情報により、順次パーツテーブルが指定される。
他のフリーエリアがない場合には、リンク情報は例えば
(00h)とされ、以降リンクなしとされる。
【0033】テーブルポインタP−TNO1〜P−TN
O255は、ユーザが記録した各楽曲についての先頭の
パーツテーブルのポジションを指し示すポインタであ
る。すなわち、テーブルポインタP−TNO1は、1曲
目とされた楽曲のデータのスタート及びエンドアドレス
が記録されたパーツテーブルのポジションが指し示さ
れ。テーブルポインタP−TNO2は、2曲目とされた
楽曲のデータのスタート及びエンドアドレスが記録され
たパーツテーブルのポジションが指し示される。テブル
ポインタP−TNO3は、3曲目とされた楽曲のデータ
のスタート及びエンドアドレスが記録されたパーツテー
ブルのポジションが指し示される。また、1つの楽曲の
データは、物理的に不連続に、即ち複数のパーツに渡っ
て記録されていても良い。1つの楽曲が複数のパーツに
分割されて記録されている場合には、リンク情報によ
り、順次パーツテーブルのポジションが指し示される。
他のパーツテーブルに楽曲が続いていない場合には、リ
ンク情報は例えば(00h)とされ、以降リンクなしと
される。
【0034】図4は、U−TOCセクタ1の構成を示す
ものである。U−TOCセクタ1には、録音を行った楽
曲に曲名や、ディスクタイトル等の文字情報を表示する
のに用いられる。
【0035】U−TOCセクタ1には、記録された各楽
曲に相当する文字スロット指示データ部として、スロッ
トポインタP−TNA1〜P−TNA255が用意され
る。また、スロットポインタP−TNA1〜P−TNA
255によって指定される文字スロット部が用意され
る。文字スロット部には1単位8バイトで255単位の
スロット(01h)〜(FFh)が形成されており、上
述したU−TOCセクタ0と略同様の形態で文字データ
が管理される。
【0036】スロット(01h)〜(FFh)には、デ
ィスクタイトル(ディスクネーム)や曲名(トラックネ
ーム)としての文字情報がASCIIコード(American
Standard Code for Information Interchange) で記録
される。スロット(01h)の前の8バイトとなるスロ
ットはディスクネーム専用のエリアとされる。
【0037】例えば、スロットポインタP−TNA1に
よって指定されるスロットには、第1曲目に対応してユ
ーザが入力した文字が記録される。また、スロットがリ
ンク情報によりリンクされることで、1つの楽曲、即ち
トラックに対応する文字入力は7文字分となる7バイト
より大きくなっても対応できる。
【0038】なお、このU−TOCセクタ1ではスロッ
トポインタP−EMPTYは使用していないスロットを
管理するものである。つまり、上述したU−TOCセク
タ0のテーブルポインタP−EMPTYにより未使用の
パーツテーブルの管理方式と同様に未使用のスロットを
管理している。
【0039】図2において、ディスク1に対して、光学
ヘッド3が設けられる。光学ヘッド3は、レーザ光を出
力するためのレーザダイオードと、偏光ビームスプリッ
タや対物レンズからなる光学系、及び反射光を検出する
ためのディテクタが搭載されている。対物レンズ3a
は、2軸デバイス4によりディスクの半径方向及びディ
スクに接離する方向に変位可能に保持されている。光学
ヘッド3全体は、スレッド機構5によりディスクの半径
方向に移動可能とされている。
【0040】光学ヘッド3によりディスク1から検出さ
れた情報は、RFアンプ7に供給される。RFアンプ7
からは、光学ヘッド3の各ディテクタの出力を演算処理
することにより、再生RF信号、トラッキングエラー信
号、フォーカスエラー信号、ウォブル(Wobble)記録され
ている絶対位置情報、アドレス情報等が抽出される。再
生RF信号は、EFM(Eight To Fourteen Modulatio
n)及びACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-
Solomon Code )デコーダ部8に供給される。また、R
Fアンプ7からのトラッキングエラー信号は、サーボ回
路9に供給され、アドレス情報は、アドレスデコーダ1
0に供給されてデコードされ、絶対位置アドレスとして
出力される。
【0041】サーボ回路9は、トラッキングエラー信
号、フォーカスエラー信号や、システムコントローラ1
1からのトラックジャンプ指令、シーク指令、スピンド
ルモータ2の回転速度検出情報等により各種のサーボ駆
動信号を発生させる。サーボ駆動信号により、2軸デバ
イス4及びスレッド機構5を制御して、フォーカス及び
トラッキング制御を行う。
【0042】全体動作は、システムコントローラ11に
より管理されている。システムコントローラ11には、
操作入力部19から入力が与えられる。操作入力部19
は、図1に示すように、再生及び一時停止キー105、
停止キー106、FFキー及びREWキー107A及び
107B等が含まれている。
【0043】システムコントローラ11の出力はディス
プレイ109に供給される。ディスプレイ109に、種
々の設定状態が表示される。
【0044】再生時には、光学ヘッド3により、ディス
ク1の記録信号が再生される。光学ヘッド3の出力は、
RFアンプ7に供給され、RFアンプ7からは、再生R
F信号が得られる。再生RF信号は、EFM及びACI
RCデコーダ8に供給される。EFM及びACIRCデ
コーダ8で、再生RF信号に対して、EFM復調処理、
ACIRCによるエラー訂正処理が行われる。
【0045】EFM及びACIRCデコーダ8の出力
は、メモリコントローラ12の制御の基に、一旦、RA
M(Random Access Memory)13に書き込まれる。なお、
光学ヘッド3による光磁気ディスク1からのデータの読
み取り及び光学ヘッド3からRAM13までの系におけ
る再生データの転送は、1.41Mbit/secで、
間欠的に行われる。
【0046】RAM13に書き込まれたデータは、再生
データの転送が0.3Mbit/secとなるタイミン
グで読み出され、オーディオ圧縮デコータ14に供給さ
れる。オーディオ圧縮デコーダ14で、ATRAC(Aco
ustic TRansfer Adapted Coding)方式等によるオーディ
オデータの伸長処理がなされる。
【0047】オーディオ圧縮デコーダ14の出力は、D
/Aコンバータ15L及び15Rに供給される。D/A
コンバータ15L及び15Rにより、左右のディジタル
オーディオ信号がアナログオーディオ信号に変換され
る。アナログオーディオ信号はアンプ16L及び16R
を介して、出力端子17L及び17Rから出力される。
アンプ16L及び16Rのゲインは、コントローラ12
により制御される。これにより、出力されるオーディオ
信号の音量が設定される。
【0048】RAM13へのデータの書込み/読出し
は、メモリコントローラ12によって書込みポインタと
読出しポインタの制御によりアドレス指定して行われ
る。書込みポインタは1.41Mbit/secのタイ
ミングでインクリメント(Increment) され、読出しポイ
ンタは0.3Mbit/secのタイミングでインクリ
メントされていく。この書込みと読出しのビットレート
の差により、RAM13内にある程度データが蓄積され
た状態となる。RAM13内にフル容量のデータが蓄積
された時点で、書込みポインタのインクリンメトは停止
され、光学ヘッド3による光磁気ディスク1からのデー
タの読出し動作も停止される。但し、読出しポインタの
インクリメントは継続して実行されているため、再生オ
ーディオ出力はとぎれることがない。
【0049】その後、RAM13から読出し動作のみが
継続されていく。ある時点でRAM13内のデータ蓄積
量が所定量以下となったとすると、再び光学ヘッド3に
よるデータ読出し動作及び書込みポインタのインクリメ
ントが再開され、再びRAM13のデータ蓄積がなされ
ていく。
【0050】このようにRAM13を介して再生オーデ
ィオ信号を出力することにより、例えば外乱等でトラッ
キングが外れた場合などでも、再生オーディオ出力が中
断してしまうことがなくなる。つまり、データ蓄積が残
っているうちに例えば正しいトラッキング位置までアク
セスしてデータ読出しを再開することで、再生出力に影
響を与えずに、動作を続行できる。
【0051】ディスク再生装置本体101には、電源回
路21が設けられる。この電源回路21からの電源がデ
ィスク再生装置本体101内に供給されると共に、電源
出力端子22から出力される。
【0052】この発明の第1の実施の形態例における遠
隔制御部について、図5を参照して説明する。図5は、
リモートコントローラユニット110の構成を示すもの
である。リモートコントローラユニット110には、左
右のアナログオーディオ信号入力端子51L及び51
R、左右のアナログオーディオ信号出力端子52L及び
52R、制御端子53、電源入力端子54が設けられ
る。
【0053】アナログオーディオ信号の入力端子51L
及び51Rには、ディスク再生装置本体101の出力端
子17L及び17Rからのアナログオーディオ信号が供
給される。アナログオーディオ信号の出力端子52L及
び52Rの出力がヘッドホン111に供給される。制御
端子53は、ディスク再生装置本体101の制御端子2
0と接続される。制御端子53及び制御端子20間で
は、各種制御信号と共に記録されたプログラムについて
のアドレス情報、タイトル名等が送受信される。電源入
力端子54は、ディスク再生装置本体101の電源出力
端子22に接続され、ディスク再生装置本体101側か
らリモートコントロールユニット110の電源回路64
に電源が供給される。
【0054】入力端子51L及び51Rから入力された
オーディオ信号は、ゲート回路55L及び55Rに供給
される。入力端子51Rから入力された右チャンネルの
オーディオ信号は、キュー信号検出57に供給される。
【0055】キュー信号検出回路57は、右チャンネル
の信号に記録されているキュー信号を検出するものであ
る。キュー信号検出回路57は、図6に示すように、例
えば、20kHz以上の信号成分を検出するハイパスフ
ィルタ71と、このハイパスフィルタ71の出力が所定
レベル以上か否かを検出するコンパレータ72とにより
構成できる。このキュー信号検出回路57の出力がコン
トローラ58に供給される。
【0056】ゲート回路55L及び55Rは、キュー信
号を検出してアクセス処理を行う際に、出力信号をミュ
ートするためのものである。ゲート回路55L及び55
Rは、コントローラ58により制御される。ゲート回路
55L及び55Rの出力は、電子ボリューム回路59L
及び59Rに供給される。
【0057】電子ボリューム回路59L及び59Rは、
出力されるオーディオ信号レベルを設定するもので、コ
ントローラ58により制御される。なお、キュー信号を
検出してアクセス処理を行う場合、確実にキュー信号を
検出するためには、ディスク再生装置101側から出力
されるオーディオ信号レベルをある程度大きくしておく
必要がある。このため、キュー信号を検出した後に、音
量を設定する回路を設けることが必要とされる。
【0058】電子ボリューム回路59L及び59Rの出
力がスイッチ回路60に供給される。スイッチ回路60
は、通常時には入力された左右のオーディオ信号をステ
レオのまま出力する。語学学習時に、ワードやセンテン
ス単位でのアクセス機能を動作させたときには、左チャ
ンネルのオーディオ信号から左右の信号を出力させるも
のである。
【0059】つまり、語学学習用のディスクでは、右チ
ャンネルには、キュー信号のみが記録されている。した
がって、電子ボリューム回路59L及び59Rの出力を
そのまま出力させると、右チャンネルからは、キュー信
号が出力されてしまう。キュー信号は、人間の可聴帯域
外の信号なので、直接的には聞こえないが、右チャンネ
ルが無音になってしまう。そこで、語学学習時にワード
やセンテンス単位でのアクセス機能を動作させたときに
は、スイッチ60が端子61B側に設定される。これに
より、左右のチャンネルからオーディオ信号が出力され
るようになる。
【0060】コントローラ58には、入力キー62から
入力が与えられる。この入力キー62は、図1に示した
ように、再生及び一時停止キー115、停止キー11
6、FF及びREWキー117A及び117B等のディ
スク再生装置本体101の動作を設定するためのキーが
含まれる。語学学習のために、GOキー121、GO戻
りキー122、リピートキー123、機能切換えキー1
24等のワードやセンテンス単位でのアクセスを行うキ
ーが含まれる。コントローラ58の出力は、ドライバ6
3を介してディスプレイ131に供給される。
【0061】図3に示したように、MDでは、U−TO
Cを用いてディスクに記録されているプログラムが管理
されている。U−TOCで管理できるのは、P−TNO
1からP−TNO255までの255曲まである。しか
しながら、語学学習では、ワードやセンテンス単位での
アクセスが必要とされる。ワードやセンテンス単位でア
クセスしようとすると、255のプログラム数では管理
できるプログラムが不足する。
【0062】そこで、この発明が適用されたシステムで
は、各プログラムが更に複数の記録単位に分割され、各
記録単位毎にキュー信号が記録される。このキュー信号
を用いることで、U−TOCで管理できる255のプロ
グラム数を越えてプログラムが管理できる。そして、G
Oキー121、GO戻りキー122、リピートキー12
3の操作で、ワードやセンテンス単位でアクセスして、
語学学習をすることができる。
【0063】リモートコントロールユニット110に
は、例えば20kHzのキュー信号を検出するキュー信
号検出回路57が備えられている。キュー信号検出回路
によりキュー信号が検出され、ワードやセンテンス単位
の開始位置及び終了位置が検出される。
【0064】GOキー121、GO戻りキー122、リ
ピートキー123を操作すると、キュー信号に基づい
て、ワードやセンテンス単位で開始位置及び終了位置が
検出され、対応するワードやセンテンスの再生が行われ
る。これにより、ワードやセンテンス単位でアクセスし
て、語学学習をすることが可能になる。
【0065】例えば、図7に示すように、U−TOCで
管理されるn番目のプログラムP−TNOnが、記録単
位W1、W2、W3に分割され、各記録単位W1、W
2、W3に、「Hello」、「Good morni
ng」、「Good by」の音声が記録されていると
する。
【0066】この場合、図7Aに示すように、左チャン
ネルには、プログラムP−TNOnに、「Hell
o」、「Good morning」、「Good b
y」の音声が記録されている。右チャンネルには、「H
ello」の記録単位W1の開始位置A1 と終了位置A
2 にキュー信号CUEが記録され、「Good mor
ing」の記録単位W2の開始位置A3 と終了位置A4
にキュー信号CUEが記録され、「Good by」の
記録単位W3の開始位置A5 と終了位置A6 にキュー信
号CUEが記録される。
【0067】先ず、U−TOCを使って、プログラムP
−TNOnがアクセスされる。それから、プログラムP
−TNOn内の記録単位W1、W2、W3の開始位置及
び終了位置に記録されているキュー信号CUEを使って
図8にフローチャートで示すような処理が行われ、所望
の記録単位がアクセスされて再生される。
【0068】図8はプログラムP−TNOn内の記録単
位W1、W2、W3をアクセスして再生する場合の処理
を示すものである。図8において、所望の記録単位をア
クセスして再生する場合には、先ず、再生音が出力され
ないように、オーディオ出力がミュートされる(ステッ
プS1)。そして、プログラムP−TNOnがプログラ
ムの先頭から高速再生される(ステップ2)。そして、
キュー信号が検出されたか否かが判断される(ステップ
S3)。
【0069】キュー信号が検出されたら、キュー信号が
カウントされる(ステップS4)。そして、キュー信号
のカウント数がアクセス位置に対応する所定のカウント
数に達したか否かが判断される(ステップS5)。所定
のカウント数に達していなければ、ステップS3にリタ
ーンされ、キュー信号のカウントが続けられる。
【0070】ステップS5で、キュー信号のカウント数
がアクセス位置に対応する所定のカウント数に達したと
判断されたら、ミュート動作が解除され(ステップS
6)、そこから再生音の再生が開始される(ステップS
7)。再生音の再生を続けながら、キュー信号が検出さ
れたか否かが判断される(ステップS8)。キュー信号
が検出されたら、そこで、再生が停止される(ステップ
S9)。
【0071】例えば、図7におけるプログラムP−TN
On内の記録単位W2の「Goodmorning」を
アクセスして再生するとする。この場合には、先ず、U
−TOCを使って、プログラムP−TNOnの先頭がア
クセスされる。それから、高速再生が行われ、キュー信
号CUEが所定数カウントされたか否かが判断される。
【0072】この場合、記録単位W2をアクセスするの
であるから、キュー信号CUEが「3」計数されたか否
かが判断される。キュー信号CUEが「3」計数される
と、アドレスA3 の位置に来ることになり、記録単位W
2の先頭位置にアクセスされる。そして、キュー信号C
UEが「3」計数されたら、その位置から再生が開始さ
れ、キュー信号が検出されたか否かが判断され、キュー
信号が検出されたら、そこで、再生が停止される。これ
により、記録単位W2の「Good morning」
が再生されることになる。
【0073】このように、この発明が適用されたシステ
ムでは、ワードやセンテンス単位でアクセスして、語学
学習をすることが可能である。ワードやセンテンス単位
のアクセスは、右チャンネルに記録されたキュー信号を
用いて行っており、U−TOCの変更等は行われていな
いため、既存のディスク再生装置をそのまま用いること
が可能である。
【0074】なお、図8の例では、キュー信号を検出し
ながら、所望の記録単位をアクセスしている。そこで、
記録単位の番号とアドレスとの対応関係を示すメモリを
設け、予めプログラムP−TNOnを再生してキュー信
号を検出し、このキュー信号の位置のアドレスを読み取
ってメモリに記憶する。そして、図9に示すように、記
録単位の番号とその開始アドレス及び終了アドレスを示
すテーブルを作成しておくようにしても良い。このよう
なテーブルを作成すると、このテーブルに基づいて、所
望のワードやセンテンスが記録されている記録単位を直
接アクセスして再生することができる。
【0075】図10に示すように、リモートコントロー
ルユニット110内にメモリ65を設けておき、ディス
ク再生装置本体101から出力された再生オーディオ信
号をメモリ65内に保存できるようにしても良い。この
ようにすると、リモートコントロールユニット110だ
けを持ち歩いて、語学学習することができる。
【0076】この場合には、ディスク再生装置本体10
1からの再生信号をメモリ65に保存する際にキュー信
号を検出し、このキュー信号が検出された所のメモリ6
5上のアドレスを記憶して、記録単位の番号とその開始
アドレス及び終了アドレスを示すテーブルを作成してお
く。再生時には、このテーブルを参照することにより、
所望のワードやセンテンスが記録されている記録単位を
直接アクセスして再生することができる。
【0077】前述したように、U−TOCのセクタ1に
は、ディスクネームやトラックネームを記録することが
できる。このU−TOCのディスクネームやトラックネ
ームを利用して、ワードやセンテンスの文字表示を行う
ことができる。このようにすると、オーディオ信号のみ
ではなく、ディスプレ131の表示をみながら、目と耳
とで学習が行える。
【0078】MDでは、図4に示したように、U−TO
Cのセクタ1にディスクネームやトラックネームを記録
できる。図7に示したように、プログラムP−TNOn
に、「Hello」、「Good morning」、
「Good by」のオーディオ信号を記録したい場合
には、P−TNOnのネームとして、「Hello#G
ood morning#Good by」が記録され
る。ここで、「#」は分離記号である。このように、プ
ログラムP−TNOn内の各フレーズに関連する文字情
報を分離記号「#」で結合して記述すると、記録単位毎
の文字列情報が記録できる。
【0079】つまり、「Hello#Good mor
ning#Good by」と記述すると、これは、最
初の「#」までの文字情報「Hello」が記録単位W
1に対応する文字情報であることを意味する。次の
「#」から「#」までの文字情報「Good morn
ing」が記録単位W2に対応する文字情報であること
を意味する。次の「#」から最後までの文字情報「Go
od by」が記録単位W3に対応する文字情報である
ことを意味する。
【0080】なお、分離記号は「#」に限られるもので
はなく、使用頻度の低い文字や記号を分離記号として用
いることができる。
【0081】このように、U−TOCのセクタ1にディ
スクネームやトラックネームを記録されている場合に
は、ディスクが装着されると、U−TOCのセクタ1が
読み取られる。このU−TOCのセクタ1の情報から、
図11に示すように、記録単位の番号とその記録単位に
対応する文字情報との対応テーブルが作成される。
【0082】この例では、更に、記録単位の番号とその
開始アドレス及び終了アドレスについてのテーブルも作
成されている。このテーブルは、前述したように、予
め、そのプログラムを高速再生してキュー信号を検出す
ることにより作成される。所望の記録単位を再生する
と、その記録単位に対応する文字情報がテーブルから読
み出され、この文字情報がディスプレイ131に表示さ
れる。
【0083】例えば、図7におけるプログラムP−TN
On内のフレーズW2のをアクセスして再生するとする
と、図12に示すように、「Good mornin
g」の文字がディスプレイ131に表示され、記録単位
W2の「Good morning」のオーディオ信号
がヘッドホン111から再生されることになる。
【0084】上述のU−TOCのディスクネームやトラ
ックネームを利用して、ワードやセンテンスの文字表示
を行う方法では、既存のディスク再生装置をそのまま用
いることができる反面、表示できる文字情報がASCI
Iコードで記録される英数字に制限される。また、ワー
ドやセンテンスの文字表示がトラック単位に制限され
る。そこで、MDなどの記録媒体に、キュー信号と共に
オーディオ信号化された文字情報またはコントロール信
号を記録することにより、システムの使い勝手を更に向
上した実施の形態例について説明する。
【0085】この発明の第2の実施の形態例として、M
Dに記録されたキュー信号間にオーディオ信号化された
文字情報を記録する実施の形態例について説明する。図
13Aに示すように、左チャンネルは、プログラムP−
TNOnが記録単位W1、W2、W3に分割され、各記
録単位W1、W2、W3には、語学学習の対象となるオ
ーディオ信号が記録されている。例えば、語学学習の対
象がドイツ語であるとすれば、「guten Ta
g」、「guten Morgen」、「aufWie
de rsehen」のオーディオ信号が記録されてい
る。
【0086】図13Bに示すように、右チャンネルに
は、記録単位W1、W2、W3の開始位置と終了位置に
キュー信号CUEが記録されている。各キュー信号CU
Eの間には、空きスペースを利用してオーディオ信号化
された文字情報が記録されている。上記の例では、「g
uten Tag」、「guten Morgen」、
「auf Wiedersehen」のオーディオ信号
に対応する文字情報が、所定の文字コードで記録されて
いる。なお、各キュー信号間に記録される文字情報は、
日本語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語等
の英語やドイツ語以外の文字形態を使用しても良い。
【0087】文字情報のオーディオ信号化には、周波数
変調(Frequency Shift Keying:FSK) や位相変調(Pha
se Shift Keying:PSK) 等が利用される。例えば、F
SK変調は、0/1のディジタル信号に対応する周波数
を決めておき、これらの周波数を交互に切換えて送信す
ることにより、0/1信号を送信するものである。FS
K変調された文字情報は、ATRAC方式等によるオー
ディオデータへの変調処理がなされた後、ディスクへ書
込まれる。なお、上記文字情報は、ATRAC変調を施
すことなく、文字コードのまま可聴帯域外に記録するよ
うにしても良い。
【0088】文字情報の記録容量としては、モデムの転
送レート、9600bit/secで換算すると、1秒
間に9600ビットの伝送が可能である。すなわち、上
記文字情報の期間が1秒として、8ビットを使用する英
数字で1200文字の記録が可能となる。
【0089】第2の実施の形態例における再生システム
には、例えば、図1に示すようなディスク再生装置本体
101、及び図14に示すようなリモートコントローラ
ユニット210が使用される。以下の説明では、前述の
図2及び図5に示されるディスク再生装置本体101及
びリモートコントローラユニット110と共通する部分
には同一の参照符号を付し、重複する部分の説明を省略
する。
【0090】図14において、リモートコントローラユ
ニット210の右の入力端子51Rから入力されたオー
ディオ信号は、信号検出回路201に供給される。信号
検出回路201は、入力されたオーディオ信号からキュ
ー信号およびオーディオ信号化された文字情報を検出す
る回路である。信号検出回路201に接続される信号分
離回路202は、検出されたキュー信号およびオーディ
オ信号化された文字情報を分離する回路である。信号分
離回路202で分離されたキュー信号は、コントローラ
58に供給され、コントローラ58によってディスク再
生装置本体101およびリモートコントローラユニット
210の制御に用いられる。
【0091】信号分離回路202で分離されたオーディ
オ信号化された文字情報は、FSKデコーダ203に供
給される。FSKデコーダ203では、FSK変調で変
調されたオーディオ信号化された文字情報を復調してコ
ントローラ58に供給する。コントローラ58では、復
調された文字情報をドライバ63に供給する。ドライバ
63では、供給された文字情報を表示情報に変換してデ
ィスプレイ131に表示する。このようにして、各記録
単位W1、W2、W3に、「guten Tag」、
「guten Morgen」、「auf Wiede
rsehen」のオーディオ信号がヘッドホン111か
ら再生される。それと共に、オーディオ信号に対応する
文字情報がディスプレイ131に表示される。これによ
り、記録単位毎に記録されたワードやセンテンスに対応
する文字情報を、文字形態やトラック単位に制限される
ことなく表示できるようになる。
【0092】この発明の第3の実施の形態例として、M
Dに記録されたキュー信号間にオーディオ信号化された
コントロール信号を記録する実施の形態例について説明
する。コントロール信号のオーディオ信号化には、第2
の実施の形態例と同様にFSK変調やPSK変調等が用
いられる。
【0093】この実施の形態例における再生システムに
は、図1に示すようなディスク再生装置本体101、及
び図14に示すようなリモートコントローラユニット2
10が使用される。コントロール信号は図示を省略した
検出回路により検出され、コントローラ58によって処
理される。コントロール信号としては、ディスク再生装
置本体101に装着されたディスクの制御、すなわち、
ディスクの再生及び一時停止、FF及びREW等のコン
トロール信号、及びリモートコントローラユニット21
0のコントロール信号が含まれる。
【0094】以下、この実施の形態例で実現できる新機
能として、自動添削機能を例示して説明する。自動添削
機能を実現するディスクの左チャンネルは、例えば、図
15Aに示すように、プログラムP−TNOnが記録単
位Q1、A1、B1、C1に分割されている。記録単位
Q1には、第1問として「Which is a re
d fruit?」が記録されている。A1、B1、C
1には、第1問に対する解答例として各々「1.mel
on」、「2.apple」、「3.orenge」の
オーディオ信号が記録され、ユーザはクイズ形式で語学
学習が進められるようになっている。
【0095】図15Bに示すように、右チャンネルに
は、記録単位Q1、A1、B1、C1の開始位置にキュ
ー信号CUEが記録されている。先頭キュー信号CUE
の後方には、オーディオ信号化されたコントロール信号
が記録されている。この実施の形態例におけるコントロ
ール信号のデータとしては、第1問に対する回答数や正
解の番号、誤答及び正解時の再生システムの制御プログ
ラム等が記録されている。プログラムP−TNOn+1
の左チャンネルは同様に、記録単位Q2、A2、B2、
C2に分割され、第2問及び解答例が記録されている。
右チャンネルの先頭キュー信号CUEの後方には、オー
ディオ信号化されたコントロール信号が記録されてい
る。
【0096】この実施の形態例における自動添削機能は
次のように実行される。先ず、U−TOCを使って、プ
ログラムP−TNOnがアクセスされる。それから、プ
ログラムP−TNOn内の記録単位Q1、A1、B1、
C1の開始位置に記録されているキュー信号CUEを使
って図16にフローチャートで示すような処理が行わ
れ、自動添削機能がアクセスされる。
【0097】図16において、先ず、第1問であるQ1
の「Which is a redfruit?」のオ
ーディオ信号が再生される。続いて、A1、B1、C1
の「1.melon」、「2.apple」、「3.o
renge」のオーディオ信号が再生され、ユーザによ
る回答入力がなされるまで一時停止状態となる(ステッ
プS10)。ユーザによる回答入力は、図1のリモート
コントロールユニット110に設けられた操作キーを兼
用したり、別途設けられたテンキーを使って行われる。
また、図示を省略したコントローラ58内のメモリに
は、ユーザに正解を知らせる「ピンポーン」のオーディ
オ信号や誤答を知らせる「ブー」のオーディオ信号が予
め記憶されている。
【0098】ユーザによって「1」の数字が入力される
と、入力結果がステップS11にて判断される。ステッ
プS11にて「1」と判断されるとステップS12に進
み、それ以外はステップS13に進む。ステップS12
では、オーディオ信号「ブー」を再生してユーザに誤答
であることを報知し、ステップS10にリターンする。
この時、再生ディスクは記録単位Q1の先頭位置にアク
セスされる。ステップS10では、再びQ1、A1、B
1、C1のオーディオ信号を再生して、一時停止状態と
なる。
【0099】次に、ユーザによって「2」の数字が入力
されると、入力結果がステップS13にて判断される。
ステップS13にて「2」と判断されるとステップS1
4に進み、それ以外はステップS15に進む。ステップ
S14では、オーディオ信号「ピンポーン」を再生して
ユーザに正解であることを報知し、第2問のQ2に進む
(ステップS17)。
【0100】ユーザによって「3」の数字が入力される
と、入力結果がステップS15にて判断される。ステッ
プS15にて「3」と判断されるとステップS16に進
み、それ以外はステップS10にリターンする。ステッ
プS16では、オーディオ信号「ブー」を再生してユー
ザに誤答であることを報知し、ステップS10にリター
ンする。引き続き、ステップS17によるQ2の動作、
及び以降の動作が同様に制御されて自動添削機能を終了
する。なお、自動添削機能としては、絵入りのテキスト
を用意しておき、質問Q1の例文に合った番号を選ぶよ
うにする等、他の形態であっても良い。
【0101】図示を省略したが、プログラムの記録単位
Q1、A1、B1、C1に対応する文字情報を、第2の
実施の形態例と同様にオーディオ信号化して記録するこ
とにより、各記録単位Q1、A1、B1、C1のオーデ
ィオ再生と共に、オーディオ信号に対応する文字情報を
ディスプレイ131に表示することができる。
【0102】上記第2及び第3の実施の形態例は、図1
7に示すように、ディジタル的に処理することもでき
る。すなわち、図17に示すように、オーディオ圧縮デ
コータ14に供給されたオーディオデータは、ATRA
C方式等による伸長処理がなされる。
【0103】オーディオ圧縮デコーダ14の出力は、D
/Aコンバータ15L及び15Rに供給される。D/A
コンバータ15L及び15Rにより、左右のディジタル
オーディオ信号がアナログオーディオ信号に変換され
る。アナログオーディオ信号はアンプ16L及び16R
を介して、出力端子17L及び17Rから出力される。
【0104】オーディオ圧縮デコーダ14の右チャンネ
ルの出力は信号検出回路201に供給される。信号検出
回路201は、入力されたオーディオ信号からキュー信
号、オーディオ信号化された文字情報及びコントロール
信号を検出する。信号検出回路201に接続される信号
分離回路202では、検出されたキュー信号と文字情報
及びコントロール信号を分離する。信号分離回路202
で分離されたキュー信号は、システムコントローラ11
に供給され、システムコントローラ11によってディス
ク再生装置本体101の制御に用いられる。
【0105】信号分離回路202で分離された文字情報
及びコントロール信号は、FSKデコーダ203に供給
される。FSKデコーダ203では、FSK変調で変調
された文字情報及びコントロール信号を復調してシステ
ムコントローラ11に供給する。システムコントローラ
11では、復調された文字情報をディスプレイ109に
表示すると共に、コントロール信号によりディスクの再
生時の動作を制御する。システムコントローラ11は、
右チャンネルのオーディオ信号に文字情報及びコントロ
ール信号が混入しないようにMute制御信号を出力し
ている。
【0106】上記第2及び第3の実施の形態例は、図1
8に示すように、ディスク再生装置本体101から出力
されたオーディオ信号をリモートコントローラユニット
210内のオーディオ処理回路205で処理してメモリ
204に保存することにより、ポータブルな学習システ
ムを実現できる。
【0107】つまり、メモリ204に対する書込み時
は、入力端子51Lから入力されたオーディオ信号をA
/D変換器206に供給する。A/D変換器206で
は、入力されたアナログオーディオ信号をディジタルオ
ーディオ信号に変換してオーディオ圧縮エンコーダ・伸
張デコーダ207に供給する。オーディオ圧縮エンコー
ダ・伸張デコーダ207では、ディジタルオーディオ信
号を圧縮処理してメモリ204に記憶する。
【0108】メモリ204に対する読出し時は、メモリ
204に記憶された所定アドレスのディジタルオーディ
オ信号を読出してオーディオ圧縮エンコーダ・伸張デコ
ーダ207に供給する。オーディオ圧縮エンコーダ・伸
張デコーダ207では、ディジタルオーディオ信号を伸
張処理してD/A変換器208に供給する。D/A変換
器208では、ディジタルオーディオ信号をアナログオ
ーディオ信号に変換してゲート回路55Lに供給する。
以降の動作は重複するため説明を省略する。
【0109】ユーザは、オーディオ信号化された文字情
報を一旦メモリ204に保存した後、リモートコントロ
ーラユニット210のみを携帯する。これにより、ワー
ドやセンテンス毎のオーディオ再生と共に、それに対応
する文字表示が可能なポーブルな学習システムを実現で
きる。
【0110】第3の実施の形態例におけるコントロール
信号を、リモートコントローラユニット210及びメモ
リ204内の制御に留めることにより、自動添削機能を
有するポーブルな学習システムを実現できる。また、コ
ントロール信号によってキュー信号を兼ねるようにして
も良い。
【0111】上述の例では、右チャンネルにキュー信号
を記録しているが、勿論、キュー信号を左チャンネルに
記録しても良い。また、上述の例では、キュー信号を記
録している右チャンネルにはオーディオ信号は記録して
いないが、キュー信号は、人間の耳では聞こえないよう
な高域の信号を用いているため、オーディオ信号とキュ
ー信号とは周波数分離可能である。したがって、キュー
信号とオーディオ信号とを重畳記録し、図19に示すよ
うに、ハイパスフィルタ73とバンドパスフィルタ74
とを使って、オーディオ信号とキュー信号とを分離する
ことができる。
【0112】更に、キュー信号をパルス列としたり、キ
ュー信号のパルス幅を変化させるパルス幅変調(Pulse W
idth Modulation:PWM)を用いてキュー信号に情報を
持たせるようにしても良い。
【0113】
【発明の効果】この発明によれば、U−TOCで管理さ
れる1つのプログラムが更に複数の記録単位に分割さ
れ、各記録単位毎にキュー信号が記録される。この記録
単位にワードやセンテンスのような、単時間のオーディ
オ信号が記録される。このようなキュー信号を用いるこ
とで、U−TOCで管理できるプログラム数を越えて、
プログラムを管理でき、ワードやセンテンスのような単
時間のオーディオ信号をアクセスして再生することがで
きる。
【0114】キュー信号として、可聴周波数を越えた信
号を用いているため、キュー信号を簡単に検出できると
共に、既存のフォーマットを変更する必要がなく、互換
性の問題が生じない。
【0115】この発明の第1の実施の形態例によれば、
U−TOCのセクタ1に記録される1つのプログラムの
文字列情報として、各記録単位毎の文字列情報を所定の
分離記号により結合したものを記録している。この分離
記号を用いることにより、U−TOCで管理できるプロ
グラム数を越えて、文字列情報が管理でき、ワードやセ
ンテンスのような単時間のオーディオ信号をアクセスし
て再生すると共に、この文字情報を表示することができ
る。
【0116】この発明の第2の実施の形態例によれば、
U−TOCで管理される1つのプログラムを更に複数の
記録単位に分割し、各記録単位毎にキュー信号を記録す
ると共に、このキュー信号間にオーディオ信号化された
文字列情報を記録している。キュー信号間にオーディオ
信号化された文字列情報を記録することにより、U−T
OCで管理できるプログラム数を越えて、プログラムが
管理できるのは勿論、ワードやセンテンスに対応する文
字列情報を、文字形態やトラック単位に制限されること
なく表示できるようになる。
【0117】この発明の第3の実施の形態例によれば、
U−TOCで管理される1つのプログラムを更に複数の
記録単位に分割し、各記録単位毎にキュー信号を記録す
ると共に、このキュー信号間にオーディオ信号化された
コントロール信号を記録している。キュー信号間にオー
ディオ信号化されたコントロール信号を記録することに
より、例えば、各記録単位毎に設定された問題に対する
解答を自動的に添削するような自動添削機能をシステム
に備えることができる。
【0118】更に、遠隔制御装置の発明によれば、少な
くとも2チャンネルのオーディオ信号が記録された通常
の記録媒体と、U−TOCで管理される1つのプログラ
ムが更に複数の記録単位に分割され、各記録単位毎にキ
ュー信号が記録された記録媒体との両方の記録媒体を再
生できる再生装置の制御が可能となる。つまり、この発
明の遠隔制御装置は、遠隔制御装置によってキュー信号
を検出し、キュー信号の検出結果に基づいて再生装置を
制御するようにしたため、通常の記録媒体とキュー信号
が記録された記録媒体との両方の記録媒体を再生できる
再生装置の制御が可能となる。
【0119】また、遠隔制御装置内にメモリを設けてお
き、再生装置から出力されたオーディオ情報やオーディ
オ信号化された文字情報等を一旦メモリに保存するよう
にする。このようにすると、遠隔制御部のみを携帯する
だけで、ワードやセンテンス毎のオーディオ再生と共
に、それに対応する文字表示が可能なポーブルな再生シ
ステムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に適用される再生装置及び再生システ
ムの外観図である。
【図2】この発明に適用される再生装置の全体ブロック
図を示す。
【図3】各プログラムの記録位置を管理するU−TOC
セクタ0を表わすテーブルである。
【図4】各プログラムに対応した文字列情報を管理する
U−TOCセクタ1を表わすテーブルである。
【図5】この発明の第1の実施の形態例における遠隔制
御部のブロック図である。
【図6】記録媒体に記録されたキュー信号の検出回路を
示すブロック図である。
【図7】この発明の第1の実施の形態例におけるプログ
ラムの記録単位に記録されたオーディオ信号の模式図及
びこの発明の第1の実施の形態例におけるプログラムの
記録単位に記録されたキュー信号の模式図である。
【図8】プログラム内の各記録単位をアクセスして再生
する動作を表わすフローチャートである。
【図9】プログラム内の各記録単位の開始アドレスと終
了アドレスを示すテーブルである。
【図10】この発明の第1の実施の形態例における遠隔
制御部の他の例を示すブロック図である。
【図11】プログラム内の各記録単位の開始アドレスと
終了アドレス及び表示文字を示すテーブルである。
【図12】この発明の第1の実施の形態例における遠隔
制御部の他の例を示す外観図である。
【図13】この発明の第2の実施の形態例におけるプロ
グラムの記録単位に記録されたオーディオ信号の模式図
及びこの発明の第2の実施の形態例におけるプログラム
の記録単位に記録されたキュー信号の模式図である。
【図14】この発明の第2及び第3の実施の形態例にお
ける遠隔制御部のブロック図である。
【図15】この発明の第3の実施の形態例におけるプロ
グラムの記録単位に記録された質問及び応答の模式図及
びこの発明の第3の実施の形態例におけるプログラムの
記録単位に記録されたコントロール信号の模式図であ
る。
【図16】この発明の第3の実施の形態例における自動
添削機能の動作を説明するフローチャートである。
【図17】この発明の第3の実施の形態例における遠隔
制御部の他の例を示すブロック図である。
【図18】この発明の第3の実施の形態例における遠隔
制御部の他の例を示すブロック図である。
【図19】記録媒体に記録されたキュー信号の検出回路
の他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・ディスク,57・・・キュー信号検出回路,1
01・・・ディスク再生装置本体,110、210・・
・リモートコントロールユニット,111・・・ヘッド
ホン

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムの記録位置を管理する管理領
    域と、 上記管理領域で管理されている1つのプログラムを複数
    の記録単位に分割するためのキュー信号が上記プログラ
    ムに重畳して記録されているプログラム領域と、から成
    る記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記プログラム領域上の各記録単位に
    は、ワードやセンテンスに細分化されたオーディオ信号
    が記録されている請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記管理領域には、更に、上記各記録単
    位に対応する文字列情報と、上記文字列情報と上記各記
    録単位との同期再生を行うための所定の分離記号とが記
    録されている請求項1に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記プログラム領域には、上記各記録単
    位に対応する文字列情報が所定の文字コードにより符号
    化されて上記プログラムに重畳して記録されている請求
    項1に記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記プログラム領域には、上記記録媒体
    の再生時の動作を制御するコントロール信号が所定の制
    御コードにより符号化されて上記プログラムに重畳して
    記録されている請求項1に記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 上記プログラム領域に記録されるプログ
    ラムは、少なくとも2チャンネルで構成され、一方のチ
    ャンネルにはオーデイオ信号が記録され、他方のチャン
    ネルには上記キュー信号が記録されている請求項1に記
    載の記録媒体。
  7. 【請求項7】 上記キュー信号は、可聴帯域から外れた
    信号である請求項1に記載の記録媒体。・
  8. 【請求項8】 プログラムの記録位置を管理する管理領
    域と、上記管理領域で管理されている1つのプログラム
    を複数の記録単位に分割するためのキュー信号が上記プ
    ログラムに重畳して記録されているプログラム領域とか
    ら成る記録媒体を再生する再生手段と、 上記再生手段により再生されたキュー信号を検出するキ
    ュー信号検出手段と、上記管理領域に管理されている記
    録位置に基づいて上記プログラム毎のアクセス制御を行
    う手段と、 上記キュー信号検出手段により検出されたキュー信号に
    基づいて上記キュー信号により分割された複数の記録単
    位毎のアクセス制御を行う手段と、から成る再生装置。
  9. 【請求項9】 上記各記録単位毎のアクセス位置は、予
    め、上記プログラム領域を高速再生して上記キュー信号
    を検出することで、事前に検知するようにした請求項8
    に記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 上記管理領域には、上記各記録単位に
    対応する文字列情報と、上記文字列情報と上記各記録単
    位との同期再生を行うための所定の分離記号とが記録さ
    れており、上記分離記号に基づいて上記各記録単位毎の
    文字列情報を分離して記憶する記憶手段と、 上記各記録単位毎の再生を行う際に、上記記憶手段に記
    憶された上記文字列情報と同期をとって表示する表示手
    段とを、更に備える請求項8に記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 上記プログラム領域には、文字列情報
    が所定の文字コードにより符号化されて上記プログラム
    に重畳して記録されており、上記文字列情報を検出して
    復調するデコーダと、 上記各記録単位毎の再生を行う際に、上記デコーダによ
    り復調された上記文字列情報と同期をとって表示する表
    示手段とを、更に備える請求項8に記載の再生装置。
  12. 【請求項12】 上記プログラム領域には、上記記録媒
    体の再生時の動作を制御するコントロール信号が所定の
    制御コードにより符号化されて上記プログラムに重畳し
    て記録されており、上記コントロール信号を検出して復
    調するデコーダと、 上記デコーダにより復調されたコントロール信号に基づ
    いて上記記録媒体の再生時の動作を制御する手段とを、
    更に備える請求項8に記載の再生装置。
  13. 【請求項13】 プログラムの記録位置を管理する管理
    領域と、上記管理領域で管理されている1つのプログラ
    ムを複数の記録単位に分割するためのキュー信号が上記
    プログラムに重畳して記録されているプログラム領域と
    から成る記録媒体を再生する再生部と、遠隔制御部とか
    ら成る再生システムにおいて、 上記再生部は、 上記記録媒体の上記管理領域とプログラム領域とを再生
    する再生手段と、 上記再生手段にて再生された上記管理領域の記録位置に
    基づいて上記再生手段を移送する移送制御手段と、 上記再生手段にて再生された上記プログラム領域のプロ
    グラムとキュー信号を出力する出力手段とを有し、 上記遠隔制御部は、 上記再生部の出力手段から出力されるキュー信号を検出
    する検出手段と、 上記検出手段でキュー信号を検出した時点で、上記再生
    部の再生手段が再生を行っていた再生アドレスを記憶す
    る記憶手段と、 上記キュー信号により分割された複数の記録単位毎に上
    記再生手段を移送命令する操作手段と、 上記操作手段の移送命令と上記記憶手段に格納した再生
    アドレスとを上記再生部の移送制御手段に転送する転送
    手段とを有し、 上記遠隔制御部の操作手段が操作されたときに、上記移
    送制御手段は上記遠隔制御部の記憶手段に記憶された再
    生アドレスに基づき上記再生手段を移送することを特徴
    とする再生システム。
  14. 【請求項14】 上記プログラム領域に記録されるプロ
    グラムは、少なくとも2チャンネルで構成され、一方の
    チャンネルにはオーデイオ信号が記録され、他方のチャ
    ンネルには上記キュー信号が記録されている請求項13
    に記載の再生システム。
  15. 【請求項15】 上記遠隔制御部は、上記1方のチャン
    ネルから供給されるオーデイオ信号を上記他方のチャン
    ネルにも出力するステレオ出力手段を、更に備える請求
    項13に記載の再生システム。・
  16. 【請求項16】 プログラムの記録位置を管理する管理
    領域と、上記プログラムを記録するプログラム領域とか
    ら成り、上記プログラム領域には、少なくとも2チャン
    ネルのオーディオ信号が記録されている第1の記録媒体
    と、 プログラムの記録位置を管理する管理領域と、上記プロ
    グラムを記録するプログラム領域とから成り、上記プロ
    グラム領域は、少なくとも2チャンネルで構成され、一
    方のチャンネルにはオーディオ信号が記録され、他方の
    チャンネルには上記管理領域で管理された1つのプログ
    ラムを複数の記録単位に分割するためのキュー信号が記
    録されている第2の記録媒体とを再生可能な再生装置を
    制御する遠隔制御装置は、 上記再生装置から出力されるキュー信号を検出する検出
    手段と、 上記キュー信号の有無に基づいて上記第1及び第2の記
    録媒体を判別する判別手段と、 上記判別手段により上記第1の記録媒体と判別されたと
    き、上記第1の記録媒体から供給される上記少なくとも
    2チャンネルのオーディオ信号を出力し、 上記判別手段により上記第2の記録媒体と判別されたと
    き、上記第2の記録媒体から供給される上記一方のチャ
    ンネルのオーディオ信号を他方のチャンネルにも出力す
    るように切替える切替手段と、 上記切替手段により切替えられたオーディオ信号を出力
    する出力手段とを備えることを特徴とする遠隔制御装
    置。
  17. 【請求項17】 上記遠隔制御装置は、上記第2の記録
    媒体から供給されるオーディオ信号を再生中は、上記キ
    ュー信号をミュートするミューティング手段を、更に備
    える請求項16に記載の遠隔制御装置。
  18. 【請求項18】 上記遠隔制御装置は、上記第2の記録
    媒体から供給されるオーディオ信号を再生中に、上記キ
    ュー信号で分割された複数の記録単位毎のオーディオ信
    号再生を上記再生装置に対して指令する操作手段を、更
    に備える請求項16に記載の遠隔制御装置。
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