JP2581700B2 - 情報記録媒体および情報再生方式 - Google Patents

情報記録媒体および情報再生方式

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JP2581700B2
JP2581700B2 JP62219962A JP21996287A JP2581700B2 JP 2581700 B2 JP2581700 B2 JP 2581700B2 JP 62219962 A JP62219962 A JP 62219962A JP 21996287 A JP21996287 A JP 21996287A JP 2581700 B2 JP2581700 B2 JP 2581700B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はCD−ROM、DAT等の媒体に音声情報等を記録し
た情報記録媒体と、このような媒体にあらかじめ記録さ
れた音声情報等を再生する情報再生方式に関する。
〔従来の技術〕
英会話等の語学の独習用、詩吟の練習用、法律の独習
用、その他の目的のために、カセットテープ等の媒体に
音声情報を記録したものが種々提供されている。ここで
英会話の独習用のものを例に説明すると、従来のものは
例えば、一連の英語の発声(音声情報)が記録されてい
るカセットテープ(又はレコード)であり、このテープ
教材とテキストの組み合せで独習者に使われるようにな
っている。そして、そのレベルは初級用から上級用まで
種々のものがある。
従来のものでも、テープを聴いているときに聴き取れ
ないところが出てきたら、テープを少し巻き戻して再度
聴き直すことはできる。また、何度も繰り返して聴くこ
とも可能である。しかし、たとえ何度聴き直しても、聴
き取れない部分があくまで聴き取れないことは、外国語
の勉強にはつきものである。そのような時、従来のもの
ではテキストを参照する以外に方法がなかった。なぜな
ら、例えば米語のように複数の単語を一個の単語のよう
に発音している場合には、テープをゆっくり回して聴い
ても、聴き取れないことが多いからである。
ところが、上述の如くテープでは聴き取れない部分が
あるときに、これをテキストを参照してから理解するこ
とについては、以下の如く主として2つの問題がある。
第1の問題は、現代の日本人は読解力に比べヒヤリン
グ能力が極端に低いので、文字にたよる癖がついてお
り、そのため、いつまでたってもヒヤリング能力が向上
しない傾向があることである。ヒヤリングの訓練中はな
るべく文字を見ないことが望ましい。ところが、従来方
式のテープ(又はその他の媒体)を使った練習システム
では、上記のような場面に出会ったときはテキストを見
る以外に適切な方法がない。テキストを見る必要を感じ
るのが5分あるいは10分に1回程度であれば、このよう
な弊害も少ないが、逆にこのような教材はその人に易し
すぎることになり訓練にならない。訓練に適したものを
選ぶと、頻繁に聴きとれないところが出てくる。その
時、テキストを見ていたのでは文字にたよる悪癖から抜
け出せないことになる。
第2の問題は、必要を感じるごとにテキストを見るの
がわずらわしいことである。特に、電車の中などでヒヤ
リング訓練をしている時は、テキストを見なくても済ま
せるようにすることが望ましい。
そこで、従来の技術によって上記のテキストを参照し
なければならないという問題を解決しようとした場合に
は、次の2つの方式が考えられる。
第1は、ネイティブスピーカが話す自然な速さの英語
の音声情報と、これを日本人が聴き取り易くするために
ゆっくりと単語を区切って話した英語の音声情報とをシ
ーケンシャルに記録し、更に必要に応じてこれら英語の
音声情報を日本語で解説した日本語の音声情報をシーケ
ンシャルに記録する方式である。具体的に説明すると、
まずネイティブスピーカの話す速さで“It′s not much
of a problem.I′d second that."を1.8秒の長さで記
録し、次にゆっくりとした速さで“It is not much of
a problem. I would second that."を5.0秒の長さで記
録し、次に日本語で「“It"とは前の○○を指してお
り、“not much of a problem"は慣用句で『問題ない』
とか『心配ない』というような意味です。次に、“I′
d"とは“I would"をつめた言い方であり、同じように
“I could"も“I′d"とつめて言えます。“second"と
は『指示する』、『賛成する』という意味があり、“I'
d second that"で『同感です』という意味になりま
す。」 を37秒の長さで記録する。
この記録はシーケンシャルになされており、従って操
作者がそれぞれの頭出しをしない限りシーケンシャルに
再生されていく。
第2の方式は、上記のネイティブスピーカの話す自然
な速さの英語の音声情報を例えばテープの第1のトラッ
プに記録し、ゆっくりと単語を区切って話す英語の音声
情報を第2のトラックに記録し、更に必要に応じて日本
語の解説を他のトラックに記録しておく方式である。こ
の方式によれば、再生するトラックを指定すれば、希望
する内容の音声情報を再生することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、英会話テープを使う人には上級者もいれば
初級者もいる。従って、上記第1の方式によれば、下記
の如き問題がある。すなわち、上級者にとってはネイテ
ィブスピーカの話す英語を聴くことが主目的となり、従
ってその間に入ってくるゆっくりと話す英語や日本語解
説を聴くことはわずらわしくなる。そこで、ネイティブ
スピーカの話す英語の部分のみを選択して再生しようと
しても、記録がシーケンシャルにされているため頭出し
は容易ではなく、繁雑なスイッチ操作が必要になる。
他方、初級者にとってはネイティブスピーカの話す英
語は速すぎて聴き取ることができず、そこでゆっくり話
す英語と日本語解説を対比して聴きたくなる。ところ
が、第1の方式のようにこれらが順次聴こえてくるので
は細部について十分に理解できず、また文章が長いとき
や聴き取れなかった部分が複数あるときにはシーケンシ
ャルに聴いただけでは理解できない。そこで、ネイティ
ブスピーカの話す部分と、ゆっくり単語を区切って話す
部分と、必要に応じて日本語解説の部分とを対比して聴
こうとしても、記録はシーケンシャルにされているため
頭出しは容易でなく、極めて繁雑なスイッチ操作が必要
になる。
これに対して上記第2の方式によれば、前述の如く各
音声情報は異なるトラックに別けて記録されているの
で、例えばネイティブスピーカの話す部分のみを連続的
に再生することは比較的容易である。しかしながら、例
えば第1のトラックのネイティブスピーカの英語が聴き
取れなかった場合に、自分の聴き取れなかったところに
相当する第2のトラック上での記録位置を自分で見つけ
出すことは困難である。もちろん、第1のトラックのテ
ープカウンタと、第2のトラックのテープカウンタの対
応表を作り、第1のトラックのネイティブスピーカの英
語がある記録位置で聴き取れなかったら、その対応表に
従い第2のトラックの対応する記録位置までテープを進
めあるいは戻し、ゆっくりと話す英語を聴くこともでき
る。また、これを自動的にすることも不可能ではない。
しかし、テープの往復に時間がかかる等の欠点がある。
このため、従来の英会話独習用の情報記録媒体あるい
は情報再生方式では、上級者も下級者も共に満足できる
ようなものは提供できなかった。この様な問題点は、語
学独習用のものに限らず詩吟の練習用のもの、法律の学
習用のもの等にもあった。
そこで本発明は、上級者すなわち慣れた者にも、初級
者すなわち慣れていない者にも、適切に音声情報等を与
えてこれらの者を共に満足させることのできる情報記録
媒体と情報再生方式を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る情報記録媒体の第1の態様は、媒体(例
えばCD−ROM、DAT)に音声情報を記録した情報記録媒体
であって、次の3つの領域を少なくとも備えることを特
徴とする。すなわち、 複数の区画に区分した第1音声情報列(例えばネイテ
ィブスピーカの話す英語の音声情報列)を記録した第1
の領域と、 第1音声情報列に対応した内容でかつ別の音声情報か
らなる第2音声情報列(例えば単語を区切って話す英語
の音声情報列)を第1音声情報列の複数の区画に対応す
る複数の区画に区分して記録した第2の領域と、 第1および第2音声情報列のそれぞれの媒体における
記録位置を区画ごとに示す記録位置識別情報を例えばデ
ィレクトリとして記録した第3の領域と の3領域を少なくとも備える。
本発明に係る情報記録媒体の第2の態様は、媒体(例
えばCD−ROM、DAT)に音声情報を記録した情報記録媒体
であって、次の4つの領域を少なくとも備えることを特
徴とする。すなわち、 複数の区画に区分した第1音声情報列(例えばネイテ
ィブスピーカの話す英語の音声情報列)を媒体に記録す
る第1のステップと、 第1音声情報列に対応した内容でかつ別の音声情報か
らなる第2音声情報列(例えば単語を区切って話す英語
の音声情報列)を第1音声情報列の区画に対応する複数
の区画に区分して記録した第2の領域と、 第1および第2音声情報列に対応した内容でかつ別の
音声情報からなる第3音声情報列(例えば日本語で解説
した音声情報列)を第1および第2音声情報列の区画の
1又は2以上をひとまとまりとした複数の区画群に区分
して記録した第3の領域と、 第1および第2音声情報列のそれぞれの記録位置を区
画ごとに示す記録位置識別情報を例えばディレクトリと
して記録し、かつ第3音声情報列の記録位置を区画群ご
とに示す記録位置識別情報を例えばディレクトリとして
記録した第4の領域と の4領域を少なくとも備える。
本発明に係る情報記録媒体の第3の態様は、媒体(例
えばCD−ROM、DAT)に音声情報を記録した情報記録媒体
であって、次の4つの領域を少なくとも備えることを特
徴とする。すなわち、 複数の区画に区分した第1音声情報列(例えばネィテ
ィブスピーカの話す英語の音声情報列)を記録した第1
の領域と、 第1音声情報列に対応した内容でかつ別の音声情報か
らなる第2音声情報列(例えば単語を区切って話す英語
の音声情報列)を第1音声情報列の区画に対応する複数
の区画に区分して記録した第2の領域と、 第1又は第2音声情報列に対応する内容の文字情報か
らなる文字情報列を第1音声情報列の区画に対応する複
数の区画に区分して記録した第3の領域と、 第1、第2音声情報列および文字情報列のそれぞれの
記録位置を区画ごとに示す記録位置識別情報を例えばデ
ィレクトリとして記録した第4の領域と の4領域を少なくとも備える。
また、本発明に係る情報再生方式の第1の態様は、媒
体(例えばCD−ROM、DAT)にあらかじめ記録されている
音声情報を再生する情報再生方式であって、音声情報は
次の3つの情報を少なくとも含み、かつ下記の2つのス
テップを少なくとも備えることを特徴とする。すなわ
ち、 音声情報は、複数の区画に区分した第1音声情報列
(例えばネィティブスピーカの話す英語の音声情報列)
と、第1音声情報列に対応した内容でかつ別の音声情報
からなり第1音声情報列の複数の区画に対応する複数の
区画に区分した第2音声情報列(例えば単語を区切って
話す英語の音声情報列)と、第1および第2音声情報列
のそれぞれの媒体における記録位置を区画ごとに示す記
録位置識別情報(例えばディレクトリとして記録された
情報)とを少なくとも含み、 第1音声情報列の再生中または中断の後に第2音声情
報列の再生指令が入力されたときは、再生中または中断
の後の第1音声情報列中の区画に対応する第2音声情報
列中の区画の音声情報を記録位置識別情報にもとづいて
媒体から読み出し再生する第1のステップと、 第2音声情報列の再生中または中断の後に第1音声情
報列の再生指令が入力されたときは、再生中の第2音声
情報列中の区画に対応する第1音声情報列中の区画の音
声情報を記録位置識別情報にもとづいて媒体から読み出
し再生する第2のステップと の2ステップを少なくとも備える。
本発明に係る情報再生方式の第2の態様は、媒体(例
えばCD−ROM、DAT)にあらかじめ記録されている音声情
報を再生する情報再生方式であって、音声情報は次の4
つの情報を少なくとも含み、かつ下記の3つのステップ
を少なくとも備えることを特徴とする。すなわち、 音声情報は、複数の区画に区分した第1音声情報列
(例えばネィティブスピーカの話す英語の音声情報列)
と、第1音声情報列に対応した内容でかつ別の音声情報
からなり第1音声情報列の区画に対応する複数の区画に
区分した第2音声情報列(例えば単語を区切って話す英
語の音声情報列)と、第1および第2音声情報列に対応
した内容でかつ別の音声情報からなり上記区画の1又は
2以上をひとまとまりとした複数の区画群に区分した第
3音声情報列(例えば日本語で解説した音声情報列)
と、第1および第2音声情報列のそれぞれの媒体におけ
る記録位置を区画ごとに示し、かつ第3音声情報列の媒
体における記録位置を区画群ごとに示す記録位置識別情
報(例えばディレクトリとして記録された情報)とを少
なくとも含み、 第1音声情報列の再生中または中断の後に第2音声情
報列の再生指令が入力されたときは再生中の第1音声情
報列中の区画に対応する第2音声情報列中の区画の音声
情報を記録位置識別情報にもとづいて媒体から読み出し
再生する第1のステップと、 第2音声情報列の再生中または中断の後に第1音声情
報列の再生指令が入力されたときは再生中の第2音声情
報列中の区画に対応する第1音声情報列中の区画の音声
情報を記録位置識別情報にもとづいて媒体から読み出し
再生する第2のステップと、 第1又は第2音声情報列の再生中または中断の後に第
3音声情報列の再生指令が入力されたときは再生中の第
1又は第2音声情報列中の区画に対応する第3音声情報
列中の区画群の音声情報を記録位置識別情報にもとづい
て媒体から読み出し再生する第3のステップと の3ステップを少なくとも備える。
本発明に係る情報再生方式の第3の態様は、媒体(例
えばCD−ROM、DAT)にあらかじめ記録されている音声情
報および文字情報を再生する情報再生方式であって、音
声情報および文字情報は次の4つの情報を少なくとも含
み、かつ下記の3つのステップを少なくとも備えること
を特徴とする。すなわち、 音声情報および文字情報は、複数の区画に区分した第
1音声情報列(例えばネィティブスピーカの話す英語の
音声情報列)と、第1音声情報列に対応した内容でかつ
別の音声情報からなり第1音声情報列の区画に対応する
複数の区画に区分した第2音声情報列(例えば単語を区
切って話す英語の音声情報列)と、第1又は第2音声情
報列に対応する内容の文字情報からなり第1音声情報列
の区画に対応する複数の区画に区分した文字情報列と、
第1、第2音声情報列および文字情報列のそれぞれの媒
体における記録位置を区画ごとに示す記録位置識別情報
(例えばネィレクトリとして記録された情報)とを少な
くとも含み、 第1音声情報列の再生中または中断の後に第2音声情
報列の再生指令が入力されたときは再生中の第1音声情
報列中の区画に対応する第2音声情報列中の区画の音声
情報を記録位置識別情報にもとづいて媒体から読み出し
再生する第1のステップと、 第2音声情報列の再生中または中断の後に第1音声情
報列の再生指令が入力されたときは再生中の第2音声情
報列中の区画に対応する第1音声情報列中の区画の音声
情報を記録位置識別情報にもとづいて媒体から読み出し
再生する第2のステップと、 第1又は第2音声情報列の再生中は文字情報列中の対
応する区画の文字情報を記録位置識別情報にもとづいて
媒体から読み出し例えばLCD等でディスプレイ表示する
第3のステップと の3ステップを少なくとも備える。
〔作用〕
本発明に係る情報記録媒体の第1の態様は以上のよう
に構成されるので、第1音声情報列を記録する第1の領
域は、基本となる音声情報を例えば発声上の区切り又は
言語上なんらかの区切りにもとづき、あるいはこれら区
切りと特に係わりなく複数の区画に区分して記録するよ
うに働き、第2音声情報列を記録する第2の領域は、第
1音声情報列の音声情報を例えば言い換えた音声情報を
複数の区画に区分して記録するように働き、記録位置識
別情報を記録する第3のステップは、上記2つの情報列
の媒体における記録位置を区画ごとに識別させるように
働く。
本発明に係る情報記録媒体の第2の態様は以上のよう
に構成されるので、第1音声情報列を記録する第1の領
域は、基本となる音声情報を例えば発声上の区切り又は
言語上なんらかの区切りにもとづき、あるいはこれら区
切りと特に係わりなく複数の区画に区分して記録するよ
うに働き、第2音声情報列を記録する第2の領域は、第
1音声情報列の音声情報を例えば言い換えた信号情報を
複数の区画に区分して記録するように働き、第3音声情
報列を記録する第3の領域は、第1および第2音声情報
列の複数の区画を単独又はひとまとめにして解説等をす
る音声情報を区画群で記録するように働き、記録位置識
別情報を記録する第4の領域は、上記3つの情報列の媒
体における記録位置を区画又は区画群ごとに識別させる
ように働く。
本発明に係る情報記録媒体の第3の態様は以上のよう
に構成されるので、第1音声情報列を記録する第1の領
域は、基本となる音声情報を例えば発声上の区切り又は
言語上なんらかの区切りにもとづき、あるいはこれら区
切りと特に係わりなく複数の区画に区分して記録するよ
うに働き、第2音声情報列を記録する第2の領域は、第
1音声情報列の音声情報を例えば言い換えた音声情報を
複数の区画に区分して記録するように働き、文字情報列
を記録する第3領域は、第1又は第2音声情報列に対応
した文字情報を複数の区画に区分して記録するように働
き、記録位置識別情報を記録する第4の領域は、上記3
つの情報列の媒体における記録位置を区画ごとに識別さ
せるように働く。
また、本発明に係る情報再生方式の第1の態様は以上
のように構成されるので、第1および第2のステップは
音声情報列の再生を指令された他の音声情報列の該当す
る区画のものに切り換えるよう働き、この切り換えに際
して記録位置識別情報は切り換えられる情報列の記録位
置を区画ごとに指示するように働く。
本発明に係る情報再生方式の第2の態様は以上のよう
に構成されるので、第1、第2および第3のステップは
音声情報列の再生を指令された他の音声情報列の該当す
る区画又は区画群のものに切り換えるよう働き、この切
り換えに際して記録位置識別情報は切り換えられる情報
列の記録位置を区画又は区画群ごとに指示するように働
く。
本発明に係る情報再生方式の第3の態様は以上のよう
に構成されるので、第1および第2のステップは音声情
報列の再生を指令された他の音声情報列の該当する区画
のものに切り換えるよう働き、第4のステップは再生中
の音声情報に対応する区画の文字情報をディスプレイ表
示するように働き、このディスプレイ表示および再生の
切り換えに際して記録位置識別情報はディスプレイ表示
され又は再生が切り換えられる情報列の記録位置を区画
ごとに指示するように働く。
〔実施例〕 以下、本発明の具体的な実施例を説明するに先立っ
て、本発明の上記6つの態様のそれぞれについて、その
基本的内容を説明する。なお、特許請求の範囲に記載さ
れた各構成要件が、これらによって限定されるものでは
ないことは言うまでもない。
本発明に係る情報記録媒体の第1の態様は、特許請求
の範囲第1項において構成要件が明かなにされている。
この態様の記録媒体は、少なくとも2つの音声情報列を
記録していることを特徴とする。すなわち、第1音声情
報列は例えばネイティブスピーカが自然な速さで話す英
語の音声情報からなり、この音声情報列は複数の区画
(いわばセグメント)に分割されている。第2音声情報
列は上記第1音声情報列の内容に対応しているが別の音
声情報であり、例えば単語を区切って話すゆっくりとし
た速さの英語の音声情報である。
ここで重要なことは、上記第1および第2音声情報列
はそれぞれ複数の区画に区分されているが、互いに区画
ごとに対応していることである。例えば、第1音声情報
列のt番目の区画がネイティブスピーカの話す“It′s"
であるときは、第2音声情報列のt番目の区画は単語を
区切って話す“It is"となる。従って、第1および第2
音声情報列における区画とは、発声上の区切り又は言語
上のなんらかの区切りにもとづいて分割したものである
ことを意味する。但し、これらの区切りにもとづいて区
画が形成されることは、本発明に必須ではなく、後にDA
Tを用いた例で示すように、上記区切りと無関係な時間
幅であってもよい。また、第2音声情報列と対応した内
容でかつ別の音声情報からなるということは、言語上は
同一の意味で発声の異なるものであることを示してい
る、と言い換えることができる。
更にこの態様の記録媒体は、記録位置識別情報が記録
されていることを特徴とする。そしてこの記録位置識別
情報は、第1および第2音声情報列の音声情報が、媒体
のどの位置に記録されているかを示す作用をもつ。従っ
て、例えば第1音声情報列のt番目の区画の“It′s"に
対応する第2音声情報列の“It is"が、媒体のどの位置
に記録されているかということは、この記録位置識別情
報により認識することができる。
その結果、第1および第2音声情報列と記録位置識別
情報は互いに無関係に記録されるのではなく、一定の関
係をもって記録され、各情報は区画を単位として有機的
に組み合わされていることがわかる。すなわち、第1お
よび第2音声情報列は互いに対をなしており、これらを
区画ごとに連関させているのが記録位置識別情報であ
る。なお、この態様の記録媒体は本発明の最も基本的な
態様である。
本発明に係る情報記録媒体の第2の態様は、特許請求
の範囲第7項において構成要件が明らかにされている。
そして、この態様が上記第1の態様と異なる点は、第1
および第2音声情報列の他に、第3音声情報列が媒体に
記録されていることである。
ここで重要なことは、第3音声情報列は第1および第
2音声情報列の1又は2以上の区画をひとまとまりした
区画群に区分されていることである。言い換えれば、第
3音声情報列の1つの区画群は第1および第2音声情報
列の1又は2以上の区画を包含しており、従って1つの
区画群は1又は2以上の区画と対になっている。
更にこの態様の記録媒体では、記録位置識別情報は第
3音声情報列の内容の記録位置を区画群ごとに示す作用
をもっている。従って、第1,第2および第3音声情報列
と記録位置識別情報は互いに一定の関係をもって媒体に
記録され、各情報は区画あるいは区画群を単位として有
機的に組み合わされることになる。
本発明に係る情報記録媒体の第3の態様は、特許請求
の範囲第13項において構成要件が明らかにされている。
そして、この態様が上記第2の態様と異なる点は、第1
および第2音声情報列の他に、文字情報列が媒体に記録
されていることである。この文字情報列は第1又は第2
音声情報列に対応する内容の文字情報からなり、例えば
ネイティブスピーカの話す英語を文字にて表わすもので
ある。
この文字情報列についても、第1又は第2音声情報列
の区画と対応する区画に区分されている。また、記録位
置識別情報はこの文字情報列の記録位置を区画ごとに識
別させるように機能する。従って、第1および第2音声
情報列と文字情報列はそれぞれ区画単位で対応すること
になる。なお、この態様の記録方式において、第2の態
様における第3音声情報列を記録情報として加えるとき
は、第1および第2音声情報列と文字情報列の1又は2
以上の区画は第3音声情報列の1つの区画群に対応する
ことになる。
以上が、本発明に係る情報記録媒体の3つの態様であ
る。これに対して、本発明に係る情報再生方式には次の
3つの態様があり、これらの態様はそれぞれ先に示した
情報記録媒体の3つの態様に対比される関係にある。
本発明に係る情報再生方式の第1の態様は、特許請求
の範囲第19項において構成要件が示されている。この態
様の再生方式では、記録媒体の第1の態様に係る音声情
報が媒体にあらかじめ記録されていることを前提とす
る。そして更に、下記の2つのステップを少なくとも備
えることを特徴とする。
第1のステップとは、第1の音声情報列から第2の音
声情報列への再生の切り換えである。そして、この切り
換えは区画を単位としてなされる。例えば、第1音声情
報列のt番目の区画が再生されているときに第2音声情
報列の再生指令が入力されると、記録位置識別情報にも
とづき第2音声情報列のt番目の区画を読み出し、その
音声情報を再生する。第2のステップとは、第2音声情
報列から第1音声情報列への再生の切り換えであり、そ
の切り換えも第1のステップと同様に区画に従ってなさ
れる。
なお、第1および第2のステップは上記のものに限ら
れず、種々の変形が可能である。その代表的なものとし
て、いわゆる戻し指令がある。すなわち、再生中の停止
命令により一時再生を中断した後に戻し指令が入力され
たときは、指令された量だけ音声情報の読み出し位置を
戻すことにより、より希望に合った音声情報の再生を行
うものである。
本発明に係る情報再生方式の第2の態様は、特許請求
の範囲第22項において構成要件が示されている。そし
て、この態様が上記第1の態様と異なる点は、記録媒体
の第2の態様に係る音声情報が媒体にあらかじめ記録さ
れていることを前提とすることと、第1又は第2音声情
報列から第3音声情報列への再生の切り換えをする第3
のステップを備えていることである。
例えば、第1音声情報列の再生中にネイティブスピー
カの“It′s"が聴き取れなかったときは、第1のステッ
プによって第2音声情報列に再生を切り換えれば、ゆっ
くりと単語を区切って話す“It is"を聴くことができ
る。そして、この日本語の意味や文法を知りたいとき
は、第3のステップによって第3音声情報列に再生を切
り換えればよい。
もちろん、この態様の方式においても、上記第1の態
様で説明した戻し指令や停止命令を組み合せて使えるよ
う変形できることは言うまでもない。
本発明に係る情報再生方式の第3の態様は、特許請求
の範囲第26項において構成要件が示されている。そし
て、この態様が上記第2の態様と異なる点は、記録媒体
の第3の態様に係る音声情報、文字情報が媒体にあらか
じめ記録されていることを前提とすることと、第1又は
第2音声情報列の再生中に文字情報列のディスプレイ表
示がなされるようになっていることである。
例えば第1音声情報列の“It′s"が再生されていると
きは、所定の表示部に“It′s"もしくは“It is"がディ
スプレイ表示される。なお、この表示については再生中
の音声情報と時間的に完全に同期している必要はなく、
文字が少しずつ遅れて表示されたり、あるいは少しずつ
先に表されたりしてもよい。
次に、添付図面を参照して本発明のいくつかの実施例
を具体的に説明する。
まず最初に、第1図ないし第3図を参照して本発明に
係る記録媒体の第1の例を説明する。第1図は本発明の
記録媒体を英会話独習用に適用したときの情報列A,B,C
とその記録内容の説明図である。同図において、情報列
Aはネイティブスピーカの話す英語の音声情報列(第1
音声情報列)を示し、複数に区分されたセグメント621
〜627はその区画を示す。情報列Bはゆっくりと単語を
区切って話す英語の音声情報列(第2音声情報列)を示
し、これはセグメント621〜627に対応する英単語、句か
らなる区画の音声情報である。情報列Cは日本語の解説
をする音声情報列(第3音声情報列)を示し、情報列A,
Bのセグメント621〜624,625〜627にそれぞれ対応してい
る。
第2図は第1図に示す例のセグメント当りの時間と容
量の関係の説明図である。同図において、1秒間は6キ
ロバイトの容量に対応している。例えばセグメント623
の“much of a"はネイティブスピーカの話す速さで0.4
秒かかり、従って媒体で占める記録容量は2.4キロバイ
トである。
第3図は第1図および第2図に示す例のディレクトリ
の一例の説明図である。同図において、ディレクトリは
1セグメントあたり9×3=27バイトで構成される。情
報列A,B,Cはそれぞれ第1図の情報列A,B,Cに対応してい
る。また、1バイトのCは属性を示し、これが129のと
きすなわちビット表現(8ビット)で“10000001"のと
きは前の情報列の内容と同じ内容であることを示す。
位置情報のM,S,B(各1バイト)は産業界で標準にな
っているCD−ROM上の位置を表わすパラメータである。
すなわちMは分、Sは秒、Bはブロックをそれぞれ示
し、1ブロックは2048バイトからできている。そして75
ブロックで1秒分を構成している。従って、最大の数は
M=59、S=59、B=74となる。次の2バイトのSBはス
タートバイトを示し、その次の3バイトのLLLはバイト
長を示す。なお、位置を示すパラメータに分、秒を使う
理由はCD−ROMはもともと音楽用として開発されたため
であり、従って始めからの時間として記憶位置を表現す
るようになっている。そのためCD−ROMとした場合に
は、この分と秒は再生時の時間とは全く無関係であり、
単に位置を表わしている情報にすぎないことになる。
その結果、例えば623セグメントの“much of a"は、
0分11秒42ブロックの1354バイト目から2400バイトの長
さでネイティブスピーカの話す英語が記録され、0分11
秒43ブロックの1706バイト目から7200バイトの長さでゆ
っくりと単語を区切って話す英語が記録され、0分11秒
6ブロックの1282バイト目から72000バイトの長さで日
本語解説が記録される。なお、621〜627のセグメントナ
ンバーはメモリ上にはなく、そのアドレスに対応してい
る。
次に、上記の第1図ないし第3図に示す記録媒体の作
用を説明する。
第3図に示すように、媒体の0分11秒3ブロックにお
ける826バイト目から826+1200−1=2025バイト目まで
の領域には、セグメントが621で属性Cが0の情報列す
なわちネイティブスピーカが話す“It′s"を記録するよ
うに働く。また、媒体の0分11秒3ブロックにおける20
26バイト目から2026+5400−1=7425バイト目までの領
域すなわち0分11秒6ブロックの1282バイト目までの領
域には、セグメントが621で属性Cが64の情報列すなわ
ち単語を区切ってゆっくり話す“It is"を記録するよう
に働く。また、媒体の0分11秒6ブロックにおける1282
バイト目から0分11秒41ブロックにおける1601バイト目
までの領域には、セグメントが621で属性Cが128の情報
列すなわち日本語の解説を記録するように働く。
このように、第3図に示すようなディレクトリを形成
すれば、第2図に示すような容量および再生時間で第1
図に示す情報列を記録できる。
次に、第4図ないし第9図を参照して、第1図ないし
第3図により説明した記録媒体からの再生方式を説明す
る。
第4図は再生装置の一例の構成を示すブロック図であ
る。同図において、媒体1は例えばCD−ROMであり、再
生機構2にセットされる。再生機構2はディスクインタ
ーフェイス(I/F)3およびバス4を介してCPU5に接続
される。また、バス4にはプログラムを格納するための
例えば32キロバイトのROM6と、ディレクトリや音声情報
列を一時的に格納するための例えば256キロバイトのRAM
7とが接続されている。さらに、バス4には手動操作の
ためのハンドセット8との間で情報の授受を行なうハン
ドセットインターフェイス(I/F)9と、AMP10を介して
外部端子11およびハンドセット8に接続されたD/Aコン
バータ12に接続されている。なお、ハンドセット8には
イヤホン13が接続されている。
第5図(a)、(b)はROM6およびRAM7のメモリ割り
当てを説明する図である。同図(a)に示す如く、ROM6
の32キロバイトにはプログラムが格納される。同図
(b)に示す如く、RAM7は(50+50)=100キロバイト
分の50ブロック用バッファと、(75+75)=150キロバ
イト分のディレクトリと、6キロバイト分のシステムエ
リアに割り当てられる。従って、RAM7には通常50ブロッ
ク分の音声情報列が保持され、かつ150キロバイト÷27
バイト=5555セグメント分のディレクトリ(情報列Aの
部分のみで約30分間に相当)が保持される。
なお、上記の例では媒体としてCD−RAMを用いている
が、その代表的なものの容量は552メガバイトである。C
D−ROMではアドレスを表わすのに分、秒、ブロックの単
位を用いている。前述したように1ブロックが2048バイ
ト、75ブロックが1秒、60秒が1分で構成され、最大59
分59秒74ブロックである。従って 2048×75×60×60 =552.96メガバイト となる。このうち、最初から2秒分はCD−ROMのフォー
マットとしてユーザは使えないので、正確には最大容量
とし552.6528MBとなる。このうち、最初から20秒に相当
するところにディレクトリを割り当てると、3メガバイ
トのディレクトリ容量をCD−ROMに確保することができ
る。
次に容量に関する計算例を示す。
音のサンプルをADPCM方式によって16キロサンプル/
秒とし、1サンプル当り3ビットとする。このようにす
ると48キロビット/秒であり、従って6キロバイト/秒
となり、転送レートもこれに合わせる必要がある。な
お、16キロサンプル/秒であれば8KHzまでのf特性があ
る。従って、子音まで充分に記録できる。
このように仮定すると、1時間の録音に6キロバイト
×3600秒=21.6メガバイトの容量が必要となる。一般
に、CD−ROM1枚にはエラーコレクションを入れて552メ
ガバイト記録できる。ディレクトリ部を除くと549メガ
バイトを音声情報の収納部として使える。従って、549
÷21.6=25時間24分の音声情報を記録することが可能と
なる。そこで、英会話用として用いる場合には、ネイテ
ィブスピーカによる自然の速度で発音されている物語を
1時間とすると、それを単語1つ1つを区切ってゆっく
り発音している部分はその4倍で4時間とみることがで
きる。そして、解説の部分は合計で15時間あったとして
も全部で20時間である。
次に、1時間の会話部分をいくつの区画(セグメン
ト)に分解できるかを考えると、1秒間に平均4個の区
切りとして1時間で14400個である。1個の区切りのデ
ィクトリには27バイト必要なので全体で約389キロバイ
トであり、これは上記3メガバイトのディレクトリの収
納場所に充分収納でき、従って1時間の物語で全てのデ
ィレクトリを格納することができる。
第6図は第4図に示すハンドセット8とイヤホン13の
詳細な説明図である。ハンドセット8の前面にはセグメ
ント番号を表示するセグメント表示部21と、早送りのた
めのFFスイッチ22と、それぞれ音声情報列A,B,Cの再生
指令をするためのA,B,C指令スイッチ23A,23B,23Cと、再
生の停止を指令するためのSTOPボタン24と、再生の戻し
を指令するためのREVボタン25とを備えている。また、
イヤホン13はコード26を介してハンドセット8に接続さ
れ、ハンドセット8はコード27を介して本体に接続され
ている。
第7図(a)は上記再生装置の斜視図であり、第7図
(b)はこれをベルト28付のケース29に収納したときの
斜視図である。CD−ROMは近年の技術進歩により小型、
軽量化しているので、図示の如く携帯型にできる。第8
図はハンドセットを手に持った状態を示している。
次に、上記再生方式における再生シーケンスの一例に
従って、本実施例の作用を説明する。第9図はそのシー
ケンス図である。情報列Aの部分すなわちネイティブス
ピーカの英語を続けて聴くときは、第9図(a)のよう
になる。このときは、第6図のボタン23Aを押してその
まま聴いているだけでよい。
次に、第9図(b)のシーケンスに従って説明する。
まず、セグメント621から情報列Aの再生を行う。ここ
で、セグメント623の“much of a"がよく聴き取れなか
った時には、すぐにSTOPボタン24を押す。このとき、セ
グメント表示部21のセグメント番号は624になってい
る。そこで、REVボタン25を1回だけたたく。なお、REV
ボタン25は押しつづけていると連続してもどり、1回た
たく毎に表示部21のセグメントは1つだけ戻る。セグメ
ントが624の状態でREVボタン25を1回だけたたくと、表
示部21のセグメントは623になる。
次に、スイッチ23Bを押すと“much/of/a"と1つ1つ
の単語を区切ってゆっくり発音しているのが聴える。そ
のままにしておくと“problem"と続けて情報列Bのまま
進む。“much/of/a"を聴いたところでSTOPボタン24を押
し、再度REVボタン25を押してセグメントを623にする。
そしてスイッチ23Cを押すと、情報列Cの日本語の解説
を聴くことができる。
解説のところはいくつかの単語がまとまった句につい
て解説していることもあるので、いくつかのセグメント
番号で一つの解説ということもある。属性Cを示すバイ
トの最下位ビットが1のもの(属性Cが129のもの)は
それを示し、同一の情報列の前のセグメント番号と同じ
内容であることを意味している。ここに当ったら読みと
ばすこともできる。
次に、第10図ないし第12図を参照して本発明に係る記
録媒体と再生方式の第2の例を説明する。第10図はディ
レクトリの説明図で、1セグメント当り12バイトで構成
される。すなわち、1バイトの属性Cと、2バイトのセ
グメントナンバーSSと、1バイトのサフィックスナンバ
ーNと、1バイトの分Mと、1バイトの秒Sと、1バイ
トのブロックBと、2バイトのスタートバイトSBと、3
バイトのバイト長LLLの計12バイトである。
また、属性Cの8ビットについて、第1ビット(最上
位ビット)が1のときはセグメントのスタートを示し、
0のときはその他の状態であることを示す。第2,3ビッ
トが0のときは情報列Aであることを示し、1のときは
情報列Bであることを示し、2のときは情報列Cである
ことを示す。第4ビットが0のときはサフィックスが無
いことを示し、1のときはサフィックスが有ることを示
す。第5ビットが1のときは前のセグメントと同じ内容
であることを示し、0のときは同じ内容でないことを示
す。
第11図は第10図のディレクトリに従った情報列A,B,C
のセグメント分割を示す。そしてこれが前述の第1の実
施例と異なる点は、サフィックスを付したセグメントで
分割していることである。第12図は8ビットの属性Cの
第2,3ビットの値とセグメントの関係図である。
次に、第13図および第14図を参照して本発明の第3の
例に係る記録媒体と再生方式を説明する。そしてこの例
が第1および第2の例と異なる点は、音声情報だけでな
く文字情報の記録、再生をも行なうようにしていること
である。
第13図はそのディレクトリの説明図である。そしてこ
れが第10図のものと異なる点は、属性Cの第2,3のビッ
トにD=3の情報が付加されることである。このビット
が3であるときは、文字情報列Dが媒体にコードで記録
されていることを示す。
第14図はこの例に係る再生装置に用いられるハンドセ
ットの正面図である。そしてこれが第6図のものと異な
る点は、例えばLCDで構成される文字表示部41と、文字
の表示をオン、オフさせるための文字表示ボタン42が設
けられていることである。このようなハンドセット8に
おいて文字表示ボタン42を押すと、文字表示部41で文字
情報列Dが表示されたり表示されなかったりする。
次に、この第3の実施例の作用の特色を説明する。
音声情報列Aの再生中は情報列Aの発音のスピード、
すなわちLLLの長さに応じてその文字情報列Dの現われ
るスピードも制御する。つまり、このセグメントの発音
の始まりから終りまでの間に、文字が表示部41に現われ
始めて完全に出力し終るようにする。すなわち、発音に
完全に同期させて文字を表示させる。
次に、音声情報列Bの再生中は音声情報列Aの部分の
再生に比べて数倍の時間をかけて発音されているので、
この時の情報列Bの発音の長さに同期させて文字情報列
Dを表示させる。実際には、文字の表示の方を早めに出
す(音声出力の方を少し遅らせて出す)方が使う人にと
って便利なことも考えられるが、このことについては実
用化に際して更に検討してみる必要がある。
次に、本発明の第4の実施例として、情報記録媒体を
ランダムアクセスのできない磁気テープとした場合を説
明する。
この例においても、基本的な情報の記録、再生の態様
は前述の例と同様であるが、磁気テープではデータの飛
び越し再生が容易でないため、実用的な再生装置とする
ためには、情報を一時的に記憶しておくためのバッファ
を設けるのが望ましい。具体的には、前述の仮想トラッ
クの情報列A,B,C(3トラック)に相当する各小単位
を、A1,B1,C1,A2,B2,C2,A3,B3,C3,…というように、対
応する情報列A,B,Cを1つのかたまりとして順番になら
べる。そして、情報列Aを再生する時はA1,A2,A3,…と
いうようにAのみ取り出して再生し、情報列Bを再生す
る時はB1,B2,B3,…というようにBのみ取り出して再生
する。情報列Cについても同様である。この時、A1の次
にA2を切れ目なく再生するためには、B1,C1を飛びこさ
なければならない。これは、通常のテープ走行では容易
でないため、磁気テープから早めにバッファの中に情報
を取ってきておく。そして、飛びこして再生するのはバ
ッファの中で行うようにする。
この磁気テープを、いわゆるDAT(ディジタル・オー
ディオ・テープ)としたときには、次のようになる。ま
ず、区画として、Aトラックに記録されるネイティブ・
スピーカの発音をある単位で区切る。例えば、ここでは
1秒毎の一定時間に区切ることにする。そして、トラッ
クBとしては、ゆっくり(例えば平均1/3の速度で)話
している内容のものとする。Aトラックの1秒に相当す
るところをBトラック用に4秒分とれるよう領域を確保
する。そして、解説用のCトラックとしては9.4秒分と
れるよう領域を確保する。なお、上記の秒数は一例であ
り、これに限定されるものではない。つまり、14.4秒を
1つの単位とする。すなわち、14.4秒はA,B,Cトラック
の各対応する3個のセグメントをひとまとめにしたもの
といえる。ここで注意を必要とするは、Aトラック用の
1秒分はオリジナルのものを1秒づつ切っているだけ
で、もとの1秒と完全に一致していることである。Bト
ラックの4秒は4秒以内であればよく、3秒で終ってい
て1秒あまっていてもよい。なお、この余ったところ
(1秒分)を再生する時に飛ばす方法については後述す
る。
ロータリ・ヘッド型DATを例にとれば、次のようにな
る。この例では、ロータリ・ヘッドの1回転で2トラッ
クを記録又は再生する方式が一般的である。そして、1
トラックに2880バイトの音声情報を記録できるようにな
っている。従って、30トラックを1区切りとすると、8
6,400バイトとなる。この中に、前述の実施例でも使用
した音声のサンプリング・レート=48(kbit/sec)で音
声を記録すると、 86,400(バイト÷6000)バイト)=14、4sec を記録できる。
次に、バッファについての考察をする。
1MBのRAMを使用すると 1,0480,576÷86,400 =12,135 となるので、12個のバッファを設けることができる。12
個のバッファを機能的な意味でリング状にならべ、常に
2個づつ先取りしてテープからバッファにうつす。再生
はバッファから取り出して行う。任意のところで止めた
時には、10個のバッファが止めた時点より前の音声(既
に再生音としてスピーカから出してしまったもの)が残
っている。すなわち、Aトラック上の音声にして10秒の
音声がテープを巻き戻すことなく、バッファから繰り返
し再生することができる。
このようにすることにより、10個のバッファに残って
いる10秒間の音声情報については、前述したCD−ROMを
用いた実施例と同じく、任意のセグメントにおいてA,B,
Cのどの仮想トラックにも容易に移ることができる。
ただし、CD−ROMのようにはランダム・アクセスがで
きないので、A,B,Cの3つのトラックの対応するセグメ
ントの時間数が、常に14.4秒以内にしなければならな
い。この時、仮想トラックAの部分は、常に一定の時間
幅(例えば1秒毎)になるように、機械的に区切られて
いてもよい。例えば、Bトラックの部分は2秒の時もあ
るし5秒の時もあるので、可変になるようにする。14.4
秒からA,Bトラックの時間を引いた時間がCトラックに
割り当てられる時間である。なお、B,Cトラックのいず
れも、区切りの中のAトラックに完全に対応した部分を
記録する必要はなく、近くの複数の区切りを通して、あ
るまとまりができていればよい。
DATにおいてはサブコード領域があるので、各区切り
(14.4秒/30トラック毎の)と、各区切りの中のA,B,Cト
ラックの境目を示すバイト数の情報は、このサブコード
領域に記録することができる。
次に、DATにどれだけの音声情報が入るかを具体的に
計算する。
一般に、1時間用のDATには240,000トラックが記録で
きる。30トラックを1区切りにしているが、次の6トラ
ックを休みのトラックに使い、テープを止めている時に
ロータリーヘッドが多数回通っても、音声情報の記録さ
れている部分にキズをつけないようにする。このように
するためには、36トラックが一単位となる。つまり、全
体では6,666単位が記録でき、 6,666×14.4秒=26時間39分50秒 となる。このうち、Aトラック分として1時間に割り当
てるので、B,Cトラックには25時間39秒分50秒を使える
ことになる。ゆっくり発音したBトラックが4時間分使
ったとしても、説明用のCトラックに21時間以上割り当
てることができ、充分な長さがある。
なお、上記のA,B,Cトラックのセグメントのとり方
は、前述のCD−ROMを応用したものと同じくAトラック
は1秒等一定時間幅で区切るだけでなく、1秒程度を目
安とし、何らかの発音上の切り目があるところで切って
もよい。すなわち、記録する時の編集方針により変化し
てもよい。従って、CD−ROMのようにランダム・アクセ
スのできるものでも、一定時間幅で区切って区画を作っ
てもよいことになる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々
変形が可能である。
例えばビデオ・ディスクやビデオ・テープとの連動で
も本発明を適用できる。すなわち、普通のスピード(ネ
イティブ・スピーカのスピード)のAトラックに例えば
映画のサウンド・トラック部を入れておき、Bトラック
にゆっくりした発音を入れておき、Cトラックに日本語
解説を入れておく。そして、Aトラックの再生を行ない
ながら、理解できなかったところで止め、少しもどし
(この時、画面は固定のままでも実用に耐える)てBト
ラックを聴き、それでも分らなければCトラックを聴
く。なおAトラックを再生する時だけ画面と同期させれ
ばよい。
また、パソコンなどにおいて本発明を用いることもで
きる。すなわち、CAI(Computer Aided Instruction)
との連動やCDI(Compact Disk Interactive)等高度の
プログラマブルのものとも結合すれば、より高度の応用
が可能である。また、パソコンの記憶装置を上記のCDや
DATの代りに用いて本発明を実施することも可能であ
る。
さらに、英会話などに限らず、詩吟、法律用のものに
も適用することができる。さらにまた、情報列は3種又
は4種のものに限らず、2種あるいは5種以上としても
よい。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように本発明に係る情報記録媒
体によれば、同一内容で異なる表現形式からなる複数種
類の音声情報等を各領域に記録する際、それぞれ複数の
区画ごとに対応付けて記録するようにしたので、同一内
容でかつ上級者にも初級者にも本人の望む適切な表現形
式の音声情報等の複数情報を記録することができ、従っ
てこれらの者を共に満足させうる情報記録媒体を得るこ
とができる。
また、本発明に係る情報再生方式によれば、本発明に
係る記録媒体を用い、記録位置識別情報で各音声情報等
の区画の対応関係を管理しながら再生するので、リアル
タイムで音声情報の適切な位置での切り替えができ、以
前の使用状態を中断することなく、同一内容でかつ上級
者にも初級者にも適切な内容の音声情報等を再生して与
えることができる情報再生方式を得ることができる。
さらに、複数種類の音声情報を任意にそして瞬時に切
り替えて使用できることにより、上級者と初級者の中間
の者にとっても共に満足させ得る情報記録媒体及び情報
再生方式を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の記録媒体を英会話独習用に適用したと
きの情報列A,B,Cとその記録内容の説明図、第2図は第
1図に示す例のセグメント当りの時間と容量の関係の説
明図、第3図は第1図および第2図に示す例のディレク
トリの一例の説明図、第4図は再生装置の一例の構成を
示すブロック図、第5図(a)、(b)はROM6およびRA
M7のメモリ割り当てを説明する図、第6図は第4図に示
すハンドセット8とイヤホン13の説明図、第7図は第4
図に示す再生装置の斜視図、第8図はハンドセットを手
に持った状態を示す図、第9図は作用を説明するシーケ
ンス図、第10図は本発明の第2の例に係るディレクトリ
の説明図、第11図は第10図のデイレクトリに従った情報
列A,B,Cのセグメント分割を示す図、第12図は8ビット
の属性Cの第2,3ビットの値とセグメントの関係図、第1
3図は本発明の第3の例に係るディレクトリの説明図、
第14図はこの例に係る再生装置に用いられるハンドセッ
トの正面図である。 1……媒体、2……再生機構、8……ハンドセット、13
……イヤホン、21……セグメント表示部、22……FFスイ
ッチ、23A,23B,23C……A,B,C指令スイッチ、24……STOP
ボタン、25……REVボタン、41……文字表示部、42……
文字表示ボタン。

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声情報列が記録された情報記録媒体にお
    いて、 所定の音声再生手段により再生出力されるべき1以上の
    単語列から構成された少なくとも1文に相当する音声情
    報列であって、該再生出力される際の発音の節目を境に
    分割された1以上の可変長の区画に区分された第1音声
    情報列を少なくとも記録した第1の領域と、 前記音声再生手段により再生出力されるべき、前記第1
    音声情報列と等価な単語列で構成された少なくとも1文
    に相当する音声情報列であって、前記第1音声情報列よ
    りも遅緩した発音で構成され、かつ前記第1音声情報列
    における各区画を構成する単語列と等価な単語列に相当
    する音声情報列ごとに可変長の区画に区分された第2音
    声情報列を少なくとも記録した第2の領域と、 前記第1音声情報列と第2音声情報列とを前記音声再生
    手段により相互に切り替えて再生出力すべく、相互に切
    り替え可能な前記第1および第2音声情報列それぞれの
    各区画を、前記第1および第2の領域それぞれにおける
    該各区画の記録位置で示す記録位置識別情報を少なくと
    も記録した第3の領域と を少なくとも備えたことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】前記第3の領域は、前記記録位置識別情報
    の少なくともその一部がディレクトリとして所定の位置
    にひとまとめに記録された領域である特許請求の範囲第
    1項記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】前記第3の領域は、前記第1および第2音
    声情報列のそれぞれの記録位置に近接した位置に識別情
    報として前記記録位置識別情報の少なくともその一部が
    記録された領域である特許請求の範囲第1項記載の情報
    記録媒体。
  4. 【請求項4】前記第1および第2の領域それぞれに記録
    された前記第1および第2音声情報列は、発音の節目で
    分割された1または2以上の区画から構成され、 前記第3の領域は相互に切り替え可能な前記第1音声情
    報列における区画と前記第2音声情報列における区画と
    の対応関係を、前記第1および第2の領域におけるそれ
    ぞれの記録位置で示す記録位置識別情報を包含している
    特許請求の範囲第1項記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】前記情報記録媒体はCD等の円盤型記録媒体
    である特許請求の範囲第1項記載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】前記情報記録媒体はDAT等のテープ型記録
    媒体である特許請求の範囲第1項記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】音声情報列が記録された情報記録媒体にお
    いて、 所定の音声再生手段により再生出力されるべき1以上の
    単語列から構成された少なくとも1文に相当する音声情
    報列であって、該再生出力される際の発音の節目を境に
    分割された1以上の可変長の区画に区分された第1音声
    情報列を少なくとも記録した第1の領域と、 前記音声再生手段により再生出力されるべき、前記第1
    音声情報列と等価な単語列で構成された少なくとも1文
    に相当する音声情報列であって、前記第1音声情報列よ
    りも遅緩した発音で構成され、かつ前記第1音声情報列
    における各区画を構成する単語列と等価な単語列に相当
    する音声情報列ごとに可変長の区画に区分された第2音
    声情報列を少なくとも記録した第2の領域と、 前記音声再生手段により再生出力されるべき、前記第1
    及び第2音声情報列の関連情報を提供するための音声情
    報列であって、前記第1および第2音声情報列における
    1区画または2区画以上をひとまとまりとして対になっ
    ている複数の可変長区画群に区分された第3音声情報列
    を少なくとも記録した第3の領域と、 前記第1音声情報列、第2音声情報列、第3音声情報列
    とを前記音声再生手段により相互に切り替えて再生出力
    すべく、相互に切り替え可能な前記第1および第2音声
    情報列それぞれの各区画を、前記第1および第2の領域
    それぞれにおける該各区画の記録位置で示すとともに、
    さらに該第1および第2音声情報列の各区画と相互に切
    り替え可能な前記第3音声情報列の区画群を、前記第3
    の領域における該区画群の記録位置で示す記録位置識別
    情報を少なくとも記録した第4の領域と を少なくとも備えたことを特徴とする情報記録媒体。
  8. 【請求項8】前記第4の領域は、前記記録位置識別情報
    の少なくともその一部がディレクトリとして所定の位置
    にひとまとめに記録された領域である特許請求の範囲第
    7項記載の情報記録媒体。
  9. 【請求項9】前記第4の領域は、前記第1、第2および
    第3音声情報列のそれぞれの記録位置に近接した位置に
    識別情報として前記記録位置識別情報の少なくともその
    一部が記録された領域である特許請求の範囲第7項記載
    の情報記録媒体。
  10. 【請求項10】前記第1および第2の領域それぞれに記
    録された前記第1、第2および第3音声情報列は、発音
    の節目で分割された1または2以上の区画から構成さ
    れ、 前記第4の領域は相互に切り替え可能な少なくとも前記
    第1音声情報列における区画と前記第2音声情報列にお
    ける区画との対応関係を、前記第1および第2の領域に
    おけるそれぞれの記録位置で示す記録位置識別情報を包
    含している特許請求の範囲第7項記載の情報記録媒体。
  11. 【請求項11】前記情報記録媒体はCD等の円盤型記録媒
    体である特許請求の範囲第7項記載の情報記録媒体。
  12. 【請求項12】前記情報記録媒体はDAT等のテープ型記
    録媒体である特許請求の範囲第7項記載の情報記録媒
    体。
  13. 【請求項13】音声情報列及び文字情報列が記録された
    情報記録媒体において、 所定の音声再生手段により再生出力されるべき1以上の
    単語列から構成された少なくとも1文に相当する音声情
    報列であって、該再生出力される際の発音の節目を境に
    分割された1以上の可変長の区画に区分された第1音声
    情報列を少なくとも記録した第1の領域と、 前記音声再生手段により再生出力されるべき、前記第1
    音声情報列と等価な単語列で構成された少なくとも1文
    に相当する音声情報列であって、前記第1音声情報列よ
    りも遅緩した発音で構成され、かつ前記第1音声情報列
    における各区画を構成する単語列と等価な単語列に相当
    する音声情報列ごとに可変長の区画に区分された第2音
    声情報列を少なくとも記録した第2の領域と、 前記第1または第2音声情報列の発音形式に一致し、か
    つ該第1または第2音声情報列の再生出力のタイミング
    にあわせて所定の表示手段に表示出力されるべき文字情
    報列であって、該第1または第2音声情報列における各
    区画の発音形式に一致した文字情報列ごとに可変長の区
    画に区分された文字情報列を少なくとも記録した第3の
    領域と、 前記第1音声情報列と第2音声情報列とを前記音声再生
    手段により相互に切り替えて再生出力すべく、相互に切
    り替え可能な前記第1および第2音声情報列それぞれの
    各区画を、前記第1および第2の領域それぞれにおける
    該各区画の記録位置で示すとともに、さらに該第1また
    は第2音声情報列の各区画群とともに表示出力されるべ
    き前記文字情報列の区画を、前記第3の領域における該
    区画の記録位置で示す記録位置識別情報を少なくとも記
    録した第4の領域と を少なくとも備えたことを特徴とする情報記録媒体。
  14. 【請求項14】前記第4の領域は、前記記録位置識別情
    報の少なくともその一部がディレクトリとして所定の位
    置にひとまとめに記録された領域である特許請求の範囲
    第13項記載の情報記録媒体。
  15. 【請求項15】前記第4の領域は、前記第1および第2
    音声情報列および文字情報列のそれぞれの記録位置に近
    接した位置に識別情報として前記記録位置識別情報の少
    なくともその一部が記録された領域である特許請求の範
    囲第13項記載の情報記録媒体。
  16. 【請求項16】前記第1、第2および第3の領域それぞ
    れに記録された前記第1および第2音声情報列は、発音
    の節目で分割された1または2以上の区画から構成さ
    れ、 前記第4の領域は相互に切り替え可能な少なくとも前記
    第1音声情報列における区画と前記第2音声情報列にお
    ける区画との対応関係を、前記第1および第2の領域に
    おけるそれぞれの記録位置で示す記録位置識別情報を包
    含している特許請求の範囲第7項記載の情報記録媒体。
  17. 【請求項17】前記情報記録媒体はCD等の円盤型記録媒
    体である特許請求の範囲第13項記載の情報記録媒体。
  18. 【請求項18】前記情報記録媒体はDAT等のテープ型記
    録媒体である特許請求の範囲第13項記載の情報記録媒
    体。
  19. 【請求項19】媒体にあらかじめ記録されている音声情
    報列を再生する情報再生方式において、 前記媒体は、所定の音声再生手段で再生出力されるべき
    1以上の単語列から構成された少なくとも1文に相当す
    る音声情報列であって、発音の節目でそれぞれ分割され
    た音声情報列ごとに可変長の区画に区分された第1音声
    情報列と、該第1音声情報列と等価でかつ遅緩した発音
    で構成された音声情報列であって、該第1音声情報列の
    各区画と等価な音声情報列ごとに可変長の区画に区分さ
    れた第2音声情報列と、該第1音声情報列と第2音声情
    報列とを該音声再生手段で切り替えて再生出力すべく、
    切り替え可能な各区画を、当該媒体における該各区画の
    記録位置で示す記録位置識別情報とを少なくとも含み、 前記第1音声情報列の再生中または中断の後に前記第2
    音声情報列の再生指令が入力されたときは再生中の前記
    第1音声情報列中の区画に対応する前記第2音声情報列
    中の区画の音声情報列を前記記録位置識別情報にもとづ
    いて前記媒体から読みだし、前記音声再生手段により再
    生出力する第1のステップと、 前記第2音声情報列の再生中または中断の後に前記第1
    音声情報列の再生指令が入力されたときは再生中の前記
    第2音声情報列中の区画に対応する前記第1音声情報列
    中の区画の音声情報列を前記記録位置識別情報にもとづ
    いて前記媒体から読みだし、前記音声再生手段により再
    生出力する第2のステップと を少なくとも備えることを特徴とする情報再生方式。
  20. 【請求項20】前記第1のステップは、前記再生指令の
    入力時に戻し指令が入力されたときは指令された量だけ
    前記媒体からの前記第2音声情報列中の音声情報列の読
    み出し位置を前記区画に関連したきざみで戻すステップ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第19項記載の情
    報再生方式。
  21. 【請求項21】前記第2のステップは、前記再生指令の
    入力時に戻し指令が入力されたときは指令された量だけ
    前記媒体からの前記第1音声情報列中の音声情報列の読
    み出し位置を前記区画に関連したきざみで戻すステップ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第19項記載の情
    報再生方式。
  22. 【請求項22】媒体にあらかじめ記録されている音声情
    報列を再生する情報再生方式において、 前記媒体は、所定の音声再生手段で再生出力されるべき
    1以上の単語列から構成された少なくとも1文に相当す
    る音声情報列であって、発音の節目でそれぞれ分割され
    た音声情報列ごとに可変長の区画に区分された第1音声
    情報列と、該第1音声情報列と等価でかつ遅緩した発音
    で構成された音声情報列であって、該第1音声情報列の
    各区画と等価な音声情報列ごとに可変長の区画に区分さ
    れた第2音声情報列と、該第1および第2音声情報列の
    関連情報を提供すべく、該区画の1または2以上をひと
    まとまりとして対になっている複数の可変長区画群に区
    分された第3音声情報列と、該第1音声情報列、第2音
    声情報列、第3音声情報列とを該音声再生手段で切り替
    えて再生出力すべく、切り替え可能な各区画を、当該媒
    体における該各区画の記録位置で示すとともに、さらに
    これら各区画に対応する第3音声情報列の区画群を、当
    該媒体における該区画群の記録位置で示す記録位置識別
    情報とを少なくとも含み、 前記第1音声情報列の再生中または中断の後に前記第2
    音声情報列の再生指令が入力されたときは再生中の前記
    第1音声情報列中の区画に対応する前記第2音声情報列
    中の区画の音声情報列を前記記録位置識別情報にもとづ
    いて前記媒体から読みだし、前記音声再生手段により再
    生出力する第1のステップと、 前記第2音声情報列の再生中または中断の後に前記第1
    音声情報列の再生指令が入力されたときは再生中の前記
    第2音声情報列中の区画に対応する前記第1音声情報列
    中の区画の音声情報列を前記記録位置識別情報にもとづ
    いて前記媒体から読みだし、前記音声再生手段により再
    生出力する第2のステップと、 前記第1または第2音声情報列の再生中または中断の後
    に前記第3音声情報列の再生指令が入力されたときは再
    生中の前記第1または第2音声情報列中の区画に対応す
    る前記第3音声情報列中の区画群の音声情報列を前記記
    録位置情報にもとづいて前記媒体から読みだし、前記音
    声再生手段により再生出力する第3のステップと を少なくとも備えることを特徴とする情報再生方式。
  23. 【請求項23】前記第1のステップは、前記再生指令の
    入力時に戻し指令が入力されたときは指令された量だけ
    前記媒体からの前記第2音声情報列中の音声情報列の読
    み出し位置を前記区画に関連したきざみで戻すステップ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第22項記載の情
    報再生方式。
  24. 【請求項24】前記第2のステップは、前記再生指令の
    入力時に戻し指令が入力されたときは指令された量だけ
    前記媒体からの前記第1音声情報列中の音声情報列の読
    み出し位置を前記区画に関連したきざみで戻すステップ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第22項記載の情
    報再生方式。
  25. 【請求項25】前記第3のステップは、前記再生指令の
    入力時に戻し指令が入力されたといは指令された量だけ
    前記媒体からの前記第3音声情報列中の音声情報列の読
    み出し位置を前記区画群に関連したきざみで戻すステッ
    プであることを特徴とする特許請求の範囲第22項記載の
    情報再生方式。
  26. 【請求項26】媒体にあらかじめ記録されている音声情
    報列及び文字情報列を再生する情報再生方式において、 前記媒体は、所定の音声再生手段で再生出力されるべき
    1以上の単語列から構成された少なくとも1文に相当す
    る音声情報列であって、発音の節目でそれぞれ分割され
    た音声情報列ごとに可変長の区画に区分された第1音声
    情報列と、該第1音声情報列と等価でかつ遅緩した発音
    で構成された音声情報列であって、該第1音声情報列の
    各区画と等価な音声情報列ごとに可変長の区画に区分さ
    れた第2音声情報列と、該第1または第2音声情報列の
    発音形式に一致し、かつ該第1または第2音声情報列の
    再生出力のタイミングにあわせて所定の表示手段に表示
    出力すべく、該第1または第2音声情報列における各区
    画の発音形式に一致した文字情報列ごとに可変長の区画
    に区分された文字情報列を記録した第3の領域と、該第
    1音声情報列と第2音声情報列とを該音声再生手段で切
    り替えて再生出力すべく、切り替え可能な各区画を当該
    媒体における該各区画の記録位置で示すとともに、さら
    にこれら各区画に対応する文字情報列の区画を当該媒体
    における該区画の記録位置で示す記録位置識別情報とを
    少なくとも含み、 前記第1音声情報列の再生中または中断の後に前記第2
    の再生指令が入力されたときは再生中の前記第1音声情
    報列中の区画に対応する前記第2音声情報列中の区画の
    音声情報列を前記記録位置識別情報にもとづいて前記媒
    体から読みだし、前記音声再生手段により再生出力する
    第1のステップと、 前記第2音声情報列の再生中または中断の後に前記第1
    音声情報列の再生指令が入力されたときは再生中の前記
    第2音声情報列中の区画に対応する前記第1音声情報列
    中の区画の音声情報列を前記記録位置識別情報にもとづ
    いて前記媒体から読みだし、前記音声再生手段により再
    生出力する第2のステップと、 前記第1または第2音声情報列の再生中または中断の後
    は前記文字情報列中の対応する区画の文字情報列を前記
    記録位置識別情報にもとづいて前記媒体から読みだし、
    前記表示手段により表示出力する第3のステップと を少なくとも備えることを特徴とする情報再生方式。
  27. 【請求項27】前記第1のステップは、前記再生指令の
    入力時に戻し指令が入力されたときは指令された量だけ
    前記媒体からの前記第2音声情報列中の音声情報列の読
    み出し位置を前記区画に関連したきざみで戻すステップ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第26項記載の情
    報再生方式。
  28. 【請求項28】前記第2のステップは、前記再生指令の
    入力時に戻し指令が入力されたときは指令された量だけ
    前記媒体からの前記第1音声情報列中の音声情報列の読
    み出し位置を前記区画に関連したきざみで戻すステップ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第26記載の情報
    再生方式。
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