JP4185252B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
音楽情報や映像情報が記録される情報記録媒体として、カセットテープ、DAT(ディジタルオーディオテープ)などに代表される線状情報記録媒体や、LD(レーザディスク)、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(ディジタルバーサタイルディスク)などに代表されるディスク状情報記録媒体が知られている。
【0003】
近年、ディスク状情報記録媒体においても、情報の書込みおよび書換えが可能となり、記録されている情報へのアクセスが早いという利点と相まって、目覚しい普及を遂げている。
【0004】
たとえばMDでは、通勤や通学途中などの移動中に利用される携帯型MDプレーヤや車載用MDプレーヤなどで多く普及してきている。このような状況で、移動中や運転中にディスク交換の手間を省きたい、また、英会話学習や講演会などの長時間録音をしたいといった理由で記録時間の長時間化が求められていた。
従来、MDディスクに記録されるデータの圧縮方式はATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)と呼ばれ、MDディスク1枚の記録時間は最大80分であった。しかしながら、最近、圧縮率をATRACの2倍または4倍に向上することができるATRAC3と呼ばれる圧縮方式が提案されている。ATRAC3を採用すれば、MDディスク1枚に記録できる時間は最大320分となる。たとえば1曲約5分の曲とし、1曲につき1トラックという単位を割り当てるとすれば、約60トラックを録音できることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、1枚のディスクには、ATRAC、ATRAC3、どちらの方式でも記録することができる。しかしながら、ATRACとATRAC3とでは圧縮率が異なるために、当然、圧縮、伸長のアルゴリズムも異なる。ATRAC、ATRAC3が混在しているMDディスクを、たとえばATRAC3に対応していないMDプレーヤで再生しようとすると、ATRAC3のデータを伸長することができず、無音再生となるなど、正常に再生を行うことはできない。
このため、ユーザは、いわゆるプログラム再生機能を使ってATRACのトラックだけを連続して再生するようにプログラムして再生をする必要があるが、MDのトラック数は上述のとおり増加しており、たいへん手間のかかることとなる。
【0006】
本願発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その課題は、あらゆるプレーヤで不具合なく、かつ、ユーザの操作負荷を低減させて再生を行うことができるように情報記録媒体へ記録を行う情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数の相異なる記録フォーマットのトラックを複数有する情報記録媒体を記録再生する情報記録再生装置であって、前記媒体に記録されている各トラックの音声エンコードの記録フォーマットを検出する音声エンコード記録フォーマット検出手段と、前記音声エンコード記録フォーマット検出手段によって検出された結果に基づいて音声エンコード記録フォーマットの同じトラックが連続して再生されるように再生順序を決める再生順序決定手段と、前記再生順序決定手段によって決定された再生順序を前記媒体の所定のエリアに書き込む再生順序書きこみ手段とを備えるように構成する。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、異なるフォーマットで記録されているトラックが混在している情報記録媒体のトラックの再生順序を、同じフォーマットのトラックを連続して再生させるように自動的に並べかえ、再生順序の情報を所定のエリアに書きこむ。このことによって、たとえば、ATRAC、ATRAC3のトラックが混在しているMDディスクを、ATRAC3に対応していないMDプレーヤで再生しようとしたときに、再生可能なATRACのトラックのみの再生を容易に行うことができる。従って、再生不可能なトラックで無音再生となるなどの不具合はなく、また、ユーザは予め膨大なトラックのプログラムを行う必要もなく、ディスクの再生を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本願発明のMD記録再生装置の構成図である。
【0010】
MD20は記録可能な磁性膜を有する光磁気ディスク本体と、この光磁気ディスク本体を保護するためのカートリッジと、を有している。光磁気ディスク本体には案内溝が形成されており、この案内溝は絶対時間情報を示すデータ(ADIP:ADrress In Pre-groove)をFM変調した周波数でウォブリング(蛇行)するように形成されている。
【0011】
図1に示すように、このMD記録再生装置100は、光磁気ディスク本体を回転駆動するためのスピンドルモータ1と、図示しないアクチュエータおよび偏光ビームスプリッタを有し、回転する光磁気ディスク本体にレーザビームを照射し、このレーザビームが光磁気ディスク本体の磁性膜において、磁気Kerr効果により偏光面がわずかに回転して反射され戻ってきたビーム中から光磁気信号を読取り、RF(Radio Frequency)信号を出力するための光磁気ピックアップ2と、RF信号を適当なレベルにまで増幅するためのRFアンプ7と、RF信号中からウォブリング周波数を検出することにより情報未記録時においても光磁気ディスク本体における時間的位置が検出可能なADIPデコーダ6と、再生時に増幅されたRF信号からEFM信号(EFM:Eight to Fourteen Modulation)を抽出し、記録時に記録データをEFM信号に変換して出力するためのEFMエンコーダデコーダ9と、レーザビームによりキュリー温度以上に熱せられた磁性膜の位置に磁界変調を与えて情報を書き込むための磁気ヘッド3と、この磁気ヘッド3を駆動するためのヘッド駆動回路5と、4Mbit程度の記録情報データを一旦貯え、先入れ先出し方式(First-in First-out)で出力し、振動などによる音飛び等を防止するためのDRAM(Dynamic Random Access Memory)12と、このDRAM12に対するデータの入出力を制御するためのDRAMコントロール回路11と、情報記録時に外部から入力されるアナログ情報信号をデジタル情報信号に変換するためのA/Dコンバータ15と、変換されたデジタル情報信号のデータ量を人間の耳の最小可聴限特性、マスキング効果等を利用して圧縮するためのデータ圧縮エンコーダ13と、情報再生時にMD20から読み出されEFM復調された信号のデータ伸張を行いデジタルオーディオ信号を出力するためのデータ伸長デコーダ14と、復元されたデジタルオーディオ信号をアナログ信号に変換するためのD/Aコンバータ16と、光磁気ピックアップ2を光磁気ディスク本体の半径方向に移動させるためのキャリッジ4と、スピンドルモータ1、キャリッジ4および図示しないアクチュエータをサーボ制御するためのサーボコントロール回路8と、このMD記録再生装置100の各部を制御するためのシステムコントローラ10と、システムコントローラ10に外部から操作指令を与えるためのキー入力部18と、このMD記録再生装置100の再生状態等を表示するための表示部17と、を備えており、これら各部は図示のように接続されている。
【0012】
このように構成することにより、サーボコントロール回路8は、RFアンプからのRF信号を受けて、キャリッジ4および図示しないアクチュエータを制御するための制御信号を抽出して送り、レーザビームを光磁気ディスク本体の案内溝から外れないようにトラッキングサーボ制御を行う。またサーボコントロール回路8は、EFMエンコーダデコーダ9からのEFM信号中に含まれるクロック信号に基づき、スピンドルモータ1を回転させるための制御信号を送ることにより、スピンドルサーボ制御を行う。
【0013】
キー入力部18は、MDディスクに記録されている圧縮方式すなわち記録フォーマット別に自動でトラックの並べ替えを行う記録フォーマット別自動編集キーや、記録フォーマット別自動記録キーなどのキーを備えている。
システムコントローラ10は、CPU10a、ROM10b、RAM10cを備えている。CPU10aは、キー入力部18から入力される操作指令や後述するTOC、UTOCと呼ばれる管理情報等に基づいて、MD記録再生装置100各部の制御を行う。ROM10bには各種の制御プログラムが格納されている。RAM10cは主に作業領域として利用される。
圧縮エンコーダ13は、ATRACをエンコードするためのATRAC用圧縮エンコーダ13aとATRAC3をエンコードするためのATRAC3用圧縮エンコーダ13bを備える。また、伸長デコーダ14も、同様に、ATRACをデコードするためのATRAC用伸長デコーダ14aとATRAC3をデコードするためのATRAC3用伸長デコーダ14bを備える。再生時には、システムコントローラ10内のCPU10aは、後述するUTOCエリアの情報を読み出し、それに基づいて、ATRAC用デコーダ14a、ATRAC3用デコーダ14bいずれかを選択する。また、記録時には、CPU10aは、キー入力部からATRAC、ATRAC3どちらの方式で記録するかの指令を受け、ATRAC用エンコーダ13a、ATRAC3用エンコーダ13bいずれかを選択する。
【0014】
次に、記録可能なMDディスクは、リードインエリア、UTOC(User Table Of Contents)エリア、プログラムエリア、リードアウトエリアの領域に分けられている。
リードインエリアは、TOC(Table Of Contents)データエリアで、再生専用ディスクか記録可能ディスクかなどのディスクの管理情報などが記録されるエリアである。UTOCエリアは、ユーザによって記録されるデータのトラック管理情報を書きこむエリアで、曲順やトラックの開始アドレス、終了アドレス、時間情報、ディスク名やアーチスト名などの文字情報などが書きこまれるエリアである。記録圧縮方式がATRACかATRAC3かの情報もUTOCエリアに書きこまれる。プログラムエリアは、音楽や音声などのデータが記録されるエリアである。
【0015】
次に本願発明の動作について述べる。図2は本願発明の動作フローを説明するための図である。
【0016】
システムコントローラ10は、キー入力部18から記録フォーマット別自動編集の指令を受けると、1トラック目から順に、UTOCエリア上の記録フォーマットがATRACであるかATRAC3であるかを読み取り、ATRACであればプログラムを行う(S1〜S5)。プログラムとは、システムコントローラ10内のRAM10cに、再生する順序とトラックを対応させて記憶させておくことである。最終トラックまで、プログラムを行ったら、プログラムされなかったトラックは、プログラムされたトラックの後に配置されるようにRAM10cに記憶される(S6)。本願発明の場合、ATRACのトラックをプログラムするので、再生順序の前半に連続するようにATRACのトラックが配置され、後半にATRAC3のトラックが配置されることとなる。
S6が終了したら、ピックアップをUTOCエリア内の再生順序を書きこむための所定の位置へと移動させ(S7)、RAM10cに書きこまれた内容に基づいて再生順序の書きこみを行う(S8)。
【0017】
次に、図3乃至図5を用いて本願発明の動作を行った際のディスクの記録状態を説明する。
【0018】
図3は、あるMDディスクのプログラムエリアの記録状態を分かりやすく説明するための図である。図3では、全部で6曲分の曲データが記録されている。記録方式は、曲1、曲4、曲5はATRAC3、曲2、曲3、曲6はATRACで記録されている。そして、例えば曲1はアドレス0番地からスタートして99番地で終了している。
【0019】
図4は、図3に示すMDディスクのUTOCエリアの所定のエリアに書きこまれる再生順序に関する情報を分かりやすく説明するための図である。図4では、例えばアドレス0〜99番地の曲データすなわち曲1が1番目に再生されることが示されている。本願発明の実施例においては、曲データ1曲を1トラックとする。そして、トラック番号は、再生する順に付されるものとする。たとえば、曲1はトラック番号1のトラックとなる。
【0020】
本願発明の動作を、図3、図4に示すプログラムエリア、UTOCエリアを有するディスクに対して行うと、プログラムエリアは図3と変わらずそのままで、UTOCエリアは図5に示すような状態となる。図5では、アドレス100〜149番地の曲データすなわち曲2が1番目に再生され、アドレス150〜199番地の曲データすなわち曲3が2番目に再生され、アドレス400〜499番地の曲データすなわち曲6が3番目に再生されることが示されている。つまり、UTOCエリアにこのような情報が書きこまれている当該MDディスクを再生すると、ATRACの曲は1〜3番目に再生される。そして、ATRAC3の曲は4〜6番目に再生される。なお、トラック番号は、再生される順序の番号に自動的に採番し直される。図5においては本願発明の動作前と後をわかりやすく比較するために便宜上、動作前のトラック番号も旧トラック番号として記載した。
【0021】
このように編集されたMDディスクをATRAC3に対応していなくて、ATRACに対応しているMD記録再生装置で再生すると、トラック1〜3を再生し、トラック4からは無音再生となる。また、ユーザによってトラック1〜3を繰り返し再生するようにいわゆるリピート再生の操作がなされれば、無音再生となることはない。また、このように編集されたMDディスクをATRACに対応していなくて、ATRAC3に対応しているMD記録再生装置で再生する場合には、トラック4から再生をスタートするようにトラックサーチボタンを押すか、トラック4〜6を繰り返し再生するようにリピート再生の操作を行うなどすれば、ユーザによる操作の手間を最低限に抑えて正常な再生を行うことができる。
【0022】
次に、図6は、本願発明の第2の実施例について説明するための図である。
図6に示すMD記録再生装置200においては、図1に示すMD記録再生装置100と同一の番号を付したものは同一の働きをするので説明を省略する。MD記録再生装置200は、MD20から読み出された信号を伸長デコーダ14を通過させないで、圧縮データのまま出力することができる出力端子OUT2を有する。また、外部のMDから圧縮データのまま入力することができる入力端子IN2を有する。入力端子IN2から入力されるデータはATRACまたはATRAC3で圧縮されているデータである。入力端子IN2からは、音楽や音声のデータのみでなく、記録フォーマット等ディスクの情報やトラックの情報などのサブデータも入力され、出力端子OUT2からは、音楽や音声のデータのみでなく、記録フォーマット等ディスクの情報やトラックの情報などのサブデータも出力される。また、入力端子IN2からは、入力端子IN2に接続された装置の再生停止や再生出力中などの状態を知らせるサブデータも入力される。受信信号復調器19は、入力端子IN2から入力されてくるデータを、音楽や音声などの記録データdtとサブデータsdtとを分離して、それぞれデータdtはDRAMコントロール11へ、サブデータsdtはシステムコントローラ10へと出力する。また、受信信号復調器19は、サブデータsdtを出力する際にシステムコントロール10で解読可能な信号に変換するという働きも担う。図7は、MD記録再生装置200において、入力端子IN2から記録データを入力してダビングする際の動作を示している。
【0023】
キー入力部18から記録フォーマット別自動記録の指令を受けると、システムコントローラ10は、サブデータsdtにより、入力端子IN2より入力されたデータがATRACであるかATRAC3であるかを検出し、ATRACであれば、プログラムを行う(S1〜S3)。前述の通りプログラムとは、システムコントローラ10内のRAM10cに、再生する順序とトラックを対応させて記憶させておくことである。記録データdtは、記録可能なMDディスクのプログラムエリアに記録される(S4)。システムコントローラ10は、サブデータsdtにより、入力端子IN2に接続されている装置が再生停止となったかどうかを検出する。再生停止だった場合には、ダビングするデータの受信が終了したと判断してS8へ移る。再生中だった場合には、S6へ移る。S6でトラックの切り替わりを検出したら、次のトラックについてS2からの動作を繰り返す。S8において、プログラムされなかったトラックは、プログラムされたトラックの後に配置されるようにRAM10cに記憶される(S8)。次に、ピックアップをUTOCエリア内の再生順序を書きこむための所定の位置へと移動させ(S9)、RAM10cに書きこまれた内容に基づいて再生順序を書きこむ(S10)。なお、記録データdtをプログラムエリアへ記録する動作をS4としたが、記録データdtは、システムコントローラ10には送信されないので、S4はシステムコントローラ10内の処理順序と連動している必要はない。従って、プログラムエリアへの記録タイミングは、入力されてくる記録データを受信する速さやDRAMからの読出し速度等との関係が保たれていれば良く、S4に限定されるものではない。また、S5において、システムコントローラ10は、入力端子IN2に接続されている装置の再生停止によってダビングするデータの受信を終了と判断したが、ダビング終了を知らせるためのデータを個別に受信するなどしてダビングするデータの受信終了と判断しても良い。
【0024】
図8は、MD記録再生装置200において、外部から記録データを入力してダビングする際の別の動作フローを示している。
【0025】
キー入力部18から記録フォーマット別自動記録の指令を受けると、まず通常の記録動作が行われる(S1)。通常の記録動作とは、音楽や音声のデータをプログラムエリアに記録し、プログラムエリアへの記録がすべて終了したら、入力された順序を再生順序としてUTOCエリアに記録するという動作である。通常の記録動作が終了したら(S2)、すみやかにピックアップをUTOCエリア上の再生順序が記録されている所定のエリアの先頭へと移動させる。そして再生パワーを出力させる。システムコントローラ10は、1トラック目から順に、記録フォーマットがATRACであるかATRAC3であるかを読み取り、ATRACであればプログラムを行う(S3〜S7)。最終トラックまでATRACであるかATRAC3であるかの確認を行ったら、プログラムされなかったトラックを、プログラムされたトラックの後に配置されるようにRAM10cに記憶する(S8)。S8が終了したら、ピックアップをUTOCエリア内の再生順序を書きこむための所定の位置へと移動させ(S9)、RAM10cに書きこまれた内容に基づいて再生順序の書きこみを行う(S10)。
【0026】
図6のような構成をとることにより、ATRACとATRAC3が混在しているなど異なるフォーマットで記録がなされているディスクからダビングをおこなう際に、記録フォーマットの同じトラックが連続して再生されるように記録を行うことができる。
【0027】
さらに、第3の実施例として図6に示すようなMD記録再生装置2台を、再生用200P、記録用200Rとして、200Pの出力端子OUT2を200Rの入力端子IN2に接続して一つの筐体内に配置する構成をとったMD記録再生装置300を図9に示す。200P、200Rの内部は、図6に示すMD記録装置200と同様とする。ただし、システムコントローラ10、キー入力部18及び表示部17は図9に示すように2台の装置で兼用することができるものとする。また、システムコントローラ10で再生用200P、記録用200Rの2台を制御することができるので、入力端子IN2、出力端子OUT2で送受信するデータにはサブデータは必要ない。従って受信信号復調器19は不要である。図10は、再生用装置200Pの出力端子OUT2から記録用装置200Rの入力端子IN2へ記録データを送受信してダビングする際の本願発明の動作を説明する図である。
【0028】
再生用装置200PにATRACとATRAC3が混在しているディスクをセットし、記録用装置200Rに記録可能なMDディスクをセットする。キー入力部18から記録フォーマット別自動記録の指令を受けると、システムコントローラ10は、まず、再生用装置200Pに対して制御を行う。再生用装置200PにセットされたMDディスクの1トラック目から順に、UTOCエリア上の記録フォーマットがATRACであるかATRAC3であるかを読み取り、ATRACであればプログラムを行い、システムコントローラ10内のRAM10cに、再生する順序とトラックを対応させて記憶させる(S1〜S5)。最終トラックまでATRACであるかATRAC3であるかの確認を行ったら、プログラムされなかったトラックを、プログラムされたトラックの後に配置されるようにRAM10cに記憶する(S6)。そして、RAM10cに記憶された再生順序に基づいて再生を行い、出力端子OUT2から記録用装置200Rへと出力する(S7)。次に、システムコントローラ10は、記録用装置200Rに対して制御を行う。200Rの入力端子IN2より入力されてくる音楽や音声などの記録データは、入力された順にプログラムエリアに記録がなされる(S8)。プログラムエリアへの記録がすべて終了したら、ピックアップをUTOCエリア内の再生順序を書きこむための所定の位置へと移動させ(S10)、RAM10cに書きこまれている内容に基づいて再生順序を書きこむ(S11)。以上のような動作によって、前半にATRAC、後半にATRAC3が再生されるMDディスクが作成される。
【0029】
図9のような構成をとることにより、ATRACとATRAC3が混在しているなど異なるフォーマットで記録がなされているディスクからダビングをおこなう際に、記録フォーマットの同じトラックが連続して再生されるように記録を行うことができる。記録用装置と再生用装置を共通のシステムコントローラで制御を行うことができるので、図6のように、記録用装置と再生用装置の間でディスク情報等のサブデータを送受信する必要がなく、より簡単な構成で実現することができる。
【0030】
なお、上述した第2、第3の実施例では、入力端子IN2から圧縮されたデータを入力するとしたが、記録データ以外に、サブデータを受け取ることが出きればよいので、いわゆる光入力等のデジタル入力であってもかまわない。
【0031】
このようにダビングされたMDディスクをATRAC3に対応していなくて、ATRACに対応しているMD記録再生装置で再生すると、トラック1〜3を再生し、トラック4からは無音再生となる。また、ユーザによってトラック1〜3を繰り返し再生するようにいわゆるリピート再生の操作がなされれば、無音再生となることはない。また、このように編集されたMDディスクをATRACに対応していなくて、ATRAC3に対応しているMD記録再生装置で再生する場合には、トラック4から再生をスタートするようにトラックサーチボタンを押すか、トラック4〜6を繰り返し再生するようにリピート再生の操作を行うなどすれば、ユーザによる操作の手間を最低限に抑えて正常な再生を行うことができる。
【0032】
上記3つの実施例において、ATRACかATRAC3かによって再生順序を並べ替えるとしたが、その上でさらに、所望の再生順序を予め指定できる構成をとってもよい。例えば、MDディスクのUTOCエリアに記録されているデータとして、日付データがあるが、これを利用して、日付が新しい順に自動的に並べ替えることができる。これにより、英会話レッスン等の日付順が重要なデータを効果的に再生することができる。このように、ATRACかATRAC3かによって再生順序を並べ替え、さらに、UTOCエリアの情報を利用して所望の再生順序を指定できる構成を取ることが可能である。
【0033】
なお、上記3つの実施例では、MDについて述べたが、本願発明はMDに限定されるものではない。
【0034】
また、上記3つの実施例では、ATRACを前半に、ATRAC3を後半に配置するように編集を行うとしたが、ユーザが再生可能なフォーマットで記録されたデータを連続して再生できればよく、これに限定されるものではない。
【0035】
また、上記3つの実施例においては、曲データ1曲を1トラックとしたが、トラックは、情報の単位として用いられていれば曲以外のデータであってもよい。
【0036】
以上説明したように、ATRAC、ATRAC3のトラックが混在しているMDディスクのトラックの再生順序を自動的に並べ替え、同じ記録フォーマットで記録されているトラックを連続して再生させるような情報をUTOCエリアに書きこむ。このことによって、ATRAC、ATRAC3のトラックが混在しているMDディスクをATRAC3に対応していないMD記録再生装置で再生しようとしたときに、ATRACのトラックのみの再生を容易に行うことができる。また、再生順序を自動的に並べ替える際に、再生順序の前半にATRACのトラックが配置され、後半にATRAC3のトラックが配置される。このことによって、新たに提案されているATRAC3で記録することが広く普及したときに、従来から普及しているATRAC3に対応していないMD再生装置であっても、ユーザの操作の手間を最低限に抑えて正常な再生を行うことができる。
【0037】
【発明の効果】
よって本願発明によれば、同じ記録フォーマットのトラックを連続して再生させることができるように情報記録媒体へ記録を行うことができる。これにより、再生不可能なトラックで無音再生となるなどの不具合はなく、かつ、ユーザの操作の手間を最低限に抑えて情報記録媒体の再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態にかかる情報記録再生装置の構成を示す図である。
【図2】本願発明の動作フローを説明するための図である。
【図3】MDディスクのプログラムエリアの記録状態を説明するための図である。
【図4】MDディスクのUTOCエリアの記録状態を説明するための図である。
【図5】図3、図4で示したMDディスクに対して本願発明を適用した後のUTOCエリアの記録状態を説明するための図である。
【図6】本願発明の第2の実施形態にかかる情報記録再生装置の構成を示す図である。
【図7】本願発明の第2の実施形態の動作フローを説明するための図である。
【図8】本願発明の第2の実施形態の別の動作フローを説明するための図である。
【図9】本願発明の第3の実施形態にかかる情報記録再生装置の構成を示す図である。
【図10】本願発明の第3の実施形態の動作フローを説明するための図である。
【符号の説明】
2 光ピックアップ
3 磁気ヘッド
5 ヘッド駆動回路
6 ADIPデコーダ
7 RFアンプ
8 サーボコントロール回路
9 EFMエンコーダデコーダ
11 DRAMコントロール回路
12 DRAM
13 データ圧縮エンコーダ
13a ATRAC用データ圧縮エンコーダ
13b ATRAC3用データ圧縮エンコーダ
14 データ伸長デコーダ
14a ATRAC用データ伸長デコーダ
14b ATRAC3用データ伸長デコーダ
10 システムコントローラ
10a CPU
10b ROM
10c RAM
17 表示部
18 キー入力部
19 受信信号復調器
100 光磁気ディスク記録再生装置
200 光磁気ディスク記録再生装置

Claims (3)

  1. 複数の相異なる記録フォーマットのトラックを複数有する情報記録媒体を記録再生する情報記録再生装置であって、
    前記媒体に記録されている各トラックの音声エンコードの記録フォーマットを検出する音声エンコード記録フォーマット検出手段と、
    前記音声エンコード記録フォーマット検出手段によって検出された結果に基づいて音声エンコード記録フォーマットの同じトラックが連続して再生されるように再生順序を決める再生順序決定手段と、
    前記再生順序決定手段によって決定された再生順序を前記媒体の所定のエリアに書き込む再生順序書きこみ手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 複数の相異なる記録フォーマットのトラックを複数有する情報記録媒体を記録再生する情報記録再生装置であって、
    記録データを入力するデータ入力手段と、
    前記データ入力手段からの記録データの音声エンコードの記録フォーマットを検出する音声エンコード記録フォーマット検出手段と、
    前記音声エンコード記録フォーマット検出手段によって検出された結果に基づいて音声エンコード記録フォーマットの同じトラックが連続して再生されるように再生順序を決める再生順序決定手段と、
    前記再生順序決定手段によって決定された再生順序を前記媒体の所定のエリアに書き込む再生順序書きこみ手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 前記情報記録媒体に記録されている各トラックの日付データを取得するトラック日付取得手段をさらに有し、
    前記再生順序決定手段は、音声エンコード記録フォーマットの同じトラックが連続して再生されるような再生順序を、
    前記トラック日付取得手段により取得した日付順でさらに並べ替えることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
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