JPH1069704A - 情報再生装置および情報再生方法 - Google Patents

情報再生装置および情報再生方法

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JPH1069704A
JPH1069704A JP8228965A JP22896596A JPH1069704A JP H1069704 A JPH1069704 A JP H1069704A JP 8228965 A JP8228965 A JP 8228965A JP 22896596 A JP22896596 A JP 22896596A JP H1069704 A JPH1069704 A JP H1069704A
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JP8228965A
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Naoya Haneda
直也 羽田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率の良い語学練習を可能とし、また、記録
媒体の容量を有効に利用する情報再生装置等の提供をす
る。 【解決手段】 情報再生装置1の記録媒体制御部2は、
記録媒体3に記録するセンテンスを読み出す。再生制御
部5は、記録媒体制御部2が読み出したセンテンスに再
生処理を施し、音声データとしてセンテンスを再生出力
端子12より出力する。続いて、記録媒体制御部2は、
記録媒体3に記録する1つのセンテンスを再生制御部5
より出力した後に一定期間制御を停止し、その後に次の
センテンスを上記と同様な手順で再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録し
た情報を再生する情報再生装置等に関し、特に語学学習
用の情報再生装置及び情報再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】語学練習用の音声再生装置には様々なも
のが知られているが、広く知られているものでカセット
テープレコーダを利用したものがある。カセットテープ
レコーダの記録媒体はカセットテープであるが、これ
は、コストが安く汎用の再生装置を使用できる。
【0003】語学学習用のカセットテープでは、発音練
習のため単語、或いは、文章ごとにその発音時間に相当
する無音状態(以下ブランクとする。)が記録されてい
る。また、このようなブランクが記録されていないカセ
ットテープで発音練習をする場合は、再生装置の使用者
が必要に応じ一時停止をする。
【0004】また、語学練習用の音声再生装置としてコ
ンパクトディスクレコーダを利用したものも知られてい
る。コンパクトディスクレコーダの記録媒体は、コンパ
クトディスクであるが、これは、ランダムアクセスが容
易に行えるため、カセットテープより効率の良い学習が
可能となる。しかしながら、発音練習のためにはカセッ
トテープと同様にブランクを記録媒体に記録する必要が
ある。
【0005】さらに、出願人は、CD−ROMドライバ
を利用した、再生される音声の文章毎に自動的に一時停
止となる語学練習用の再生装置を提案している。この装
置は、記録媒体としてCD−ROMを利用するため、上
述のコンパクトディスクと同様にランダムアクセスが可
能である。それと共に、CD−ROMの再生中は文章毎
に自動的に一時停止の状態となり、装置の使用者はこれ
を解除しながら発音練習を進める。したがって、一時停
止状態の期間を任意に取れるため、学習のレベルに関係
なく発音練習ができる。
【0006】一方、本出願人は、特開平6−13137
1号公報、ならびに、特開平6−301601号公報
で、情報提供装置(情報転送装置)から半導体メモリ等
を内蔵した記録装置または記録再生装置に音声、画像、
文字、プログラム等の情報を転送することで、各種の情
報を提供できるようにした装置を提案している。このよ
うな装置を語学練習用の再生装置に応用することが可能
である。
【0007】図4は、上述の公報で提案した従来の第1
の情報記録再生装置の外観図である。情報記録再生装置
200Aは、結合端子201と、表示器202と、機能
選択部203と、装置の内部に図示しない記録媒体とを
備えている。
【0008】情報記録再生装置200Aは、図示しない
情報提供装置から提供される情報を、結合端子201を
介して装置内部に備えられた図示しない記録媒体に記録
をする。情報提供装置から提供される情報の内容は、テ
キスト情報、音声情報、映像情報及びコンピュータプロ
グラム等を含み、特に限定されるものではない。また、
記録媒体の種類に関しても特に限定はないが、高速にコ
ピーが可能であり、且つランダム・アクセスが容易で携
帯性にも優れた半導体メモリを使用すると便利である。
【0009】情報記録再生装置200Aは、記録媒体内
に記録された情報の内容を表示器202に表示する。機
能選択部203は、押しボタンスイッチ等からなる。使
用者は、記録媒体に記録された情報を機能選択部203
を用いて選択し、所望の情報を再生する。
【0010】記録媒体に記録されている情報がコンピュ
ータプログラムである場合は、その情報の再生は、その
プログラムを実行することを意味する。この場合、使用
者は、実行時に必要に応じて情報を入力してもよい。ま
た、記録媒体に記録されている情報が、テキスト情報や
映像信号である場合には、例えば液晶表示装置等で構成
された表示器202上に表示する。さらに、音声情報の
場合には、イアホン204に出力する。なお、イアホン
204に替えて、またはイアホン204に加えてスピー
カを装備してもよいし、情報記録再生装置200Aに再
生信号の出力端子を設けて外部のディスプレイ装置やス
ピーカ等へ接続するようにしてもよい。
【0011】図5は、上述の公報で提案した従来の第2
の情報記録再生装置の外観図である。情報記録再生装置
200Bは、情報記録装置210と、情報再生装置22
0とからなる。情報記録再生装置200Bは、図4に示
した第1の情報記録再生装置200Aの情報を記録する
機能と、記録した情報を再生する機能とを分離した装置
である。
【0012】情報記録再生装置200Bは、情報記録装
置210を情報再生装置220の挿入排出口221に挿
入することで、情報記録装置210に記録された情報を
情報再生装置220で再生する。情報再生装置220
が、情報記録装置210に記録された情報を再生するた
めには、情報記録装置210と情報再生装置220との
間でデータ及び制御信号の送受信が必要になる。情報記
録装置210は、情報再生装置220との結合端子21
2を設けるとともに、情報再生装置220には、この結
合端子212に対応する図示しない結合端子を設け、情
報記録装置210が情報再生装置220に装着された状
態で両結合端子が結合するよう構成されている。また、
情報記録装置210は、情報提供装置との結合端子21
1と情報再生装置との結合端子212との2つの結合端
子を備えているが、1つの端子を切り替えて使用する構
成でもよい。
【0013】情報記録装置210は、記録媒体のみで構
成することも可能である。記録媒体のみで構成すること
によって、より小型且つ軽量な携帯型情報記録装置とな
る。この場合、記録媒体からの読み出し、または記録媒
体への書き込み等の制御は、情報再生装置220または
情報提供装置側で行うことになる。
【0014】図6は上述の公報で提案した従来の第1の
情報提供装置の外観図である。情報提供装置230は、
提供する情報の内容や価格等を表示する表示器231
と、利用者が所望する情報を選択するための出力選択部
232と、利用者が情報を記録するために情報記録再生
装置挿入する挿入排出口233とを備える。また、情報
提供装置230は、装置内部に提供する情報を格納した
記録媒体と、情報記録再生装置に情報に情報を書き込む
ための情報コピー制御部とを備える。
【0015】利用者は、例えば図4に示した情報記録再
生装置200Aの結合端子201を情報提供装置230
に設けられている図示しない結合端子に接続する。ま
た、図5に示す情報記録装置210を、情報提供装置2
30の挿入排出口233へ挿入する。利用者は、表示器
231表示する情報の内容や価格に基づき、出力選択部
232により提供を受けようと所望する情報を選択す
る。情報提供装置230の情報コピー制御部は、選択さ
れた情報を提供する情報を格納した記録媒体から情報記
録再生装置200Aまたは情報記録装置210に書き込
む。
【0016】なお、情報提供装置230は、提供する情
報を装置内部に格納した記録媒体を備えず、替わりに図
示しない情報提供センター等との間を、有線または無線
による通信手段を介して接続し、この通信手段を介して
利用者が所望する情報を提供する構成としてもよい。ま
た、情報提供装置230内に記録媒体を設ける場合で
も、記録媒体に格納する情報を通信手段を介して更新す
ることで、通信コストを抑えながら最新の情報を提供す
ることが可能となる。
【0017】図7は上述の公報で提案した従来の第2の
情報提供装置の外観図である。情報提供装置240は、
図5で示した情報記録装置210に情報を提供するのた
めの装置で、情報記録装置210の挿入口241と排出
口242とを距離を隔てて配置している。この情報提供
装置240は、挿入口241から挿入された情報記録装
置210を搬送する図示しない移動手段を備える。情報
提供装置240は、挿入口241に挿入された情報記録
装置210に提供すべき情報をコピーした後に、排出口
242から排出する。情報入手希望者Hは、図中矢印A
方向に歩きながら、情報のコピーを受ける。この情報提
供装置240は、多くの人に迅速に情報を提供すること
ができる。
【0018】従って、上述した従来の情報提供装置23
0又は情報提供装置240に語学学習用のコンテンツ
(情報内容)を用意しておくことにより、情報記録再生
装置200A又は情報再生装置200Bの使用者は、様
々な語学学習用のコンテンツを手に入れることができ
る。そのため、上述したような情報記録再生装置を語学
練習装置として応用することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、語学練習用
の音声再生装置としてカセットテープレコーダを利用し
た場合、記録媒体であるカセットテープにブランクを記
録しておくと発音練習においては有効であるが、ヒアリ
ング練習においてはブランクの再生は不要であるため練
習の効率が悪くなる。また、装置の利用者の語学レベル
により必要なブランクの長さは異なるため、ブランクの
長さが固定長であると様々なレベルの使用者に幅広く対
応できない。また、ブランクが記録されていないカセッ
トテープの場合は、ヒアリングの練習においては効率的
であるが、発音の練習においては使用者が必要に応じ一
時停止の操作しなければならないため不便である。
【0020】また、語学練習用の音声再生装置としてコ
ンパクトディスクレコーダを利用した場合は、カセット
テープと異なりランダムアクセスが容易に行える。しか
しながら、ヒアリング練習のためにスッキップ動作を利
用して不要なブランクをスッキップしたり、また、発音
練習のために一時停止をしたりしなければならず不便で
ある。
【0021】さらに、再生される音声の文章毎に自動的
に一時停止となるCD−ROMドライバを利用した語学
練習用の再生装置の場合も、CD−ROMの再生中は文
章毎に自動的に一時停止の状態となるが、使用者がこれ
を解除しながら発音練習を進めなければならないという
不都合がある。
【0022】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、柔軟な記録媒体の制御を行うことによ
り、効率の良い語学練習を可能とする情報再生装置およ
び情報再生方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る情報再生装置は、情報を記録した記
録媒体と、前記記録媒体に記録した情報を再生する再生
制御手段と、前記記録媒体に記録した情報の容量を管理
するファイル管理手段と、前記ファイル管理手段に管理
される情報の容量に基づいて、前記再生制御手段から再
生する情報の再生時間と同一の期間である一時停止時間
を求める計時手段と、前記再生制御手段から情報を再生
した後に再生を一時停止し、前記一時停止時間経過後に
新たな情報を前記再生制御手段から再生させる記録媒体
制御手段とを備えることを特徴とする。
【0024】また、本発明に係る情報再生方法は、記録
媒体に記録した情報を再生する情報再生方法において、
前記記録媒体に記録した情報の容量を管理し、前記管理
する情報の容量に基づき、再生する情報の再生時間と同
一の期間である一時停止時間を求め、前記記録媒体に記
録した情報を再生した後に再生を一時停止し、前記一時
停止時間経過後に新たな情報を再生することを特徴とす
る。
【0025】記録媒体に記録した情報を再生し、1の情
報を再生した後に、前記1の情報を再生した時間と同一
の時間だけ再生を停止し、その後に次の情報の再生を開
始する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る情
報再生装置を示すブロック構成図である。この情報再生
装置1は、記録媒体3に記録されている語学練習用の文
章を音声で再生する装置であって、発音練習をする際に
は、センテンスの単位で自動的に再生を一時停止する装
置である。
【0027】情報再生装置1は、記録媒体3と、記録媒
体3に記録されているファイルを管理するファイル管理
部4と、ファイル管理部4を併用して記録媒体3に対し
てファイルの読み出し操作などを制御する記録媒体制御
部2と、記録媒体3に記録されたファイルを再生して端
子12へ出力する再生制御部5と、使用者が所望の機能
を選択して入力する機能選択部6と、再生制御部5の出
力を一時停止する時間を求める一時停止時間計算部7
と、一時停止時間を計測する計時部8とを備える。
【0028】記録媒体3には、語学練習用の音声の文章
情報が記録されている。勿論、音声のみならず、音楽、
画像、文字など情報が音声と一緒に記録されていても良
い。記録媒体3に記録されている文章情報は、1文章の
単位がダイヤログで、そのダイヤログは、自動一時停止
を実行する単位である複数のセンテンスにより構成され
るものとする。記録媒体3は、ファイル管理部4により
記録されている情報のファイルアドレスやファイル容量
が管理されているが、その内容がどのように記録され、
管理されているかは詳しくは後述する。
【0029】また、記録媒体3に、ランダム・アクセス
可能な半導体メモリやディスク媒体を用いることで、よ
り高速な情報転送が可能となる。また、不揮発性メモリ
を用いることで、情報保持のための電源が不要となり、
情報再生装置1のより一層の小型化が可能になる。特に
本実施の形態においては、記録媒体3は、1個以上の記
録媒体片からなり、その記録媒体片は、NAND型フラ
ッシュメモリで構成されている場合について説明する。
【0030】機能選択部6は、情報再生装置1の使用者
が再生すべきダイヤログの指定、再生操作の開始および
停止、再生中の自動一時停止の設定および解除、使用者
の語学レベルの指定などをおこなう。
【0031】ここで、上述の使用者が指定する言語レベ
ルとは、後に説明する一時停止の停止時間を規定するも
のである。言語レベルは、いくつかのレベルに分類して
おき、数値1.0を標準として0.5〜2.0のような
かたちで表す。情報再生装置1は、この数値を出力され
るセンテンスの再生時間に乗じることで一時停止時間を
変更する。
【0032】つぎに、情報再生装置1の動作内容につい
て説明する。まず、自動一時停止が設定されていない場
合について説明する。
【0033】情報再生装置1は、使用者が機能選択部6
で再生するダイアログを指定して、再生操作をすると情
報の再生を開始する。先ず、記録媒体制御部2は、ファ
イル管理部4を参照して該当するダイアログに関するフ
ァイル管理情報を認識する。記録媒体制御部2は、ファ
イル管理情報を認識した後、指定されたダイアログを構
成するセンテンスを記録媒体3から読み出す。このとき
の読み出し手順は以下のとおりである。
【0034】記録媒体制御部2は、データを読み出すメ
モリ・チップに対してチップ・セレクト信号を与え、続
いて読み出し操作を示すコマンドを入力する。次に、デ
ータを読み出すアドレスを入力することにより、規定時
間経過後に指定したアドレスのメモリ・セルから1ペー
ジ分のデータがメモリ・チップの内部レジスタに格納さ
れる。最後に、内部レジスタから当該データを再生制御
部5に伝送することにより1ページ分のデータの読み出
しが完了する。もちろん、1つのセンテンスが複数ペー
ジ分のデータで構成される場合は、上述したようなメモ
リ制御を繰り返すことになる。
【0035】続いて、再生制御部5は、記録媒体制御部
2が読み出したセンテンスに対して再生処理を施す。再
生制御部5は、再生処理をした後に音声情報を再生出力
端子12より出力する。ここで、上記再生処理として
は、記録媒体3に記録されている情報の種類に依存し、
何らかの符号化処理を施されたものであれば、それに対
応する復号化処理を実行する。例えば、記録媒体3の情
報がATRAC(アダプティブ・トランスフォーム・ア
コースティック・コーディング)アルゴリズムでエンコ
ードされていれば、再生制御部5では、ATRACアル
ゴリズムでデコードすることになる。なお、再生出力端
子12には図示しないイヤホンや、スピーカを接続する
ことで音声を出力することができ、また、出力される情
報が音声のみならず画像や文字データが含まれている場
合は、モニタ等を接続することにより使用者に出力でき
る。
【0036】情報再生装置1は、このセンテンスを読み
出す動作を、次のセンテンスに対しても行いダイヤログ
全体すべてを再生するまで繰り返す。
【0037】一方、自動一時停止が設定されている場合
は、情報再生装置1は、次に述べる動作をする。
【0038】情報再生装置1は、使用者が機能選択部6
で再生するダイアログを指定し、自動一時停止の設定及
び言語レベルの指定をし、その後再生操作をすると情報
の再生を開始する。
【0039】記録媒体制御部2は、ファイル管理部4を
参照して該当するダイアログに関するファイル管理情報
を認識する。記録媒体制御部2は、ファイル管理情報を
認識した後に、指定されたダイアログを構成するセンテ
ンスを記録媒体3から読み出す。このときの読み出し手
順は上述した自動一時停止を設定しない場合と同じであ
る。
【0040】続いて、再生制御部5は、記録媒体制御部
2が読み出したセンテンスに対して再生処理を施す。再
生制御部5は、再生処理をした後に音声情報を再生出力
端子12より出力する。情報再生装置1の記録媒体制御
部2は、1つのセンテンスを再生制御部5より出力した
後に制御を停止する。同時に後述する一時停止時間計算
部7により求められた一時停止時間を計時部8に計時さ
せる。そして、計時部8による一時停止時間の計時が終
了すると、記録媒体制御部2は、ダイアログを構成する
次のセンテンスを上記と同様な手順で再生する。
【0041】ここで、一時停止時間計算部7は、出力を
一時停止する期間である一時停止時間を次に説明するよ
うに求める。
【0042】一時停止時間計算部7は、記録媒体制御部
2が認識するファイル管理部4のファイル管理情報と、
機能選択部6に使用者が入力する語学レベルの数値がそ
れぞれ供給される。一時停止時間計算部7は、前記ファ
イル管理情報のファイルデータの容量から認識されるセ
ンテンスの出力期間を求める。その出力期間から、一時
停止時間計算部7は、前記出力期間と前記語学レベルの
数値とを乗じ一時停止時間を求める。
【0043】従って、例えば、語学レベルの数値を初級
者は2.0、中級者は1.0、上級者は0.5とするこ
とにより、一時停止時間は、つまり、センテンスを再生
した後のブランクは、初級者はセンテンスの再生時間の
2倍のブランク、中級者はセンテンスの再生時間と同じ
ブランク、上級者は2分の1のブランクとなる。そのた
め、語学レベルに応じた発音練習ができる。
【0044】次に、上述した記録媒体3のデータの内容
について図2のメモリマップ図を用いて説明する。
【0045】記録媒体3は、物理アドレスの表示方法と
して、C(Chip)、B(Block)、P(Pag
e)の3つの単位を使用する。Cは記録媒体片(メモリ
・チップ)の番号c、Bは消去の最小単位であるブロッ
クの番号b、Pは書き込みの最小単位であるページの番
号pである。記録媒体3の物理アドレスは、それぞれC
BPに対応させて、CBP[c:b:p]として表現す
る。ページの容量は、FAT(File Alloca
tion Table)ファイルシステム等に対応させ
て512バイトとしている。
【0046】また、記録媒体3に記録されているデータ
の識別方法として、F(File)、S(Secto
r)の2つの単位を使用する。Fはファイルの番号f、
Sはファイルを構成するセクタの番号sであり、データ
の識別方法は、それぞれfsに対応させて、FS[f:
s]として表現する。但し、記録媒体3内に図示するF
Sは、実際に記録されているセクタ・データに対応する
識別番号であり、ファイル管理部4内に図示するFS
は、識別番号そのものが記録されている。
【0047】記録媒体3は、1個の記録媒体片で構成さ
れており、この記録媒体片C[0]は、ブロックB
[0]からB[3]の4つのブロックで構成されてい
る。また、各ブロックは、ページP[0]からP[3]
で構成されいる。
【0048】また、記録媒体3に記録されている全ての
データは、ファイル管理部4において管理されている。
ファイル管理部4は、各ファイルにおける先頭物理アド
レスCBP[c:b:p]および最終セクタ番号FS
[f:s]が記録されている。ファイル管理部4は、フ
ァイル管理情報として論理アドレスM[0]からM[m
−1]に記録する。ここで、mはファイル管理部4で管
理できる最大ファイル数である。
【0049】記録媒体3に記録されているファイルの内
容は、ファイル管理部4の記録内容よりわかる。ここ
で、記録媒体3は、3個のファイルが記録されており、
その論理的な順序はF[1]、F[2]、F[0]であ
る。ファイルF[1]はアドレスCBP[0:0:3]
から6セクタ分の容量で、ファイルF[2]はアドレス
CBP[0:2:1]から4セクタ分の容量で、ファイ
ルF[0]はアドレスCBP[0:0:0]から3セク
タ分の容量で記録されており、4ブロックに亘ってファ
イルF[0]とファイルF[1]とファイルF[2]が
記録されている。
【0050】ここで、記録媒体3に記録されているデー
タは、FATファイルシステムと同様にディレクトリを
構成する各ファイルをセンテンスに対応させてダイアロ
グを管理している。つまり、図2に示す記録媒体3に
は、1つのダイアログが記録されており、このダイアロ
グは3つのセンテンスF[1]、F[2]、F[0]か
ら構成される。
【0051】なお、本実施の形態では、1つのダイアロ
グについて説明しているが、複数のダイアログであって
もよい。
【0052】次に、記録媒体制御部2が記録媒体3に記
録されているデータの再生する動作について、図3のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0053】記録媒体制御部2は、使用者が再生を希望
するダイアログの指定と再生操作の指定を機能選択部6
に入力することにより制御をステップS1から開始す
る。
【0054】ステップS1では、指定されたファイルの
管理情報、例えば記録媒体3におけるアドレスや容量等
をファイル管理部4から検索し、当該ファイル管理情報
に基づいてステップS2以降でファイルの読み出し処理
を実行する。
【0055】次にステップS2では、ステップS1で検
索したファイル管理情報に基づいて、読み出しを行うべ
き記録媒体片に対してチップ・セレクト信号を供給す
る。
【0056】続くステップS3およびS4では、ページ
読み出しコマンドおよび読み出しを行うアドレスを、前
のステップS2で選択した記録媒体片に順次入力する。
【0057】次に、ステップS5では、選択した記録媒
体片のステータス情報としてレディ/ビジィ状態を検査
する。記録媒体制御部2は、記録媒体片がビジィ状態
(Busy)中は当該ステップで待機し、記録媒体片が
レディ状態(Ready)であると判断すると、次のス
テップS6で、記録媒体片の内部レジスタに保持されて
いるセクタ・データを読み出し、読み出したデータを再
生制御部5へ供給する。
【0058】ステップS7では、1つのセンテンスを構
成するデータの再生が完了したか否かを判断し、再生が
完了していない場合(NO)は、ステップS2からの処
理を繰り返し、再生が完了すると(YES)次のステッ
プS8に進む。
【0059】ステップS8では、使用者が一時停止の設
定を機能選択部6より入力しているか否かを判断する。
一時停止機能を設定している場合(YES)は、次のス
テップS9に進み、設定していない場合(NO)は、ス
テップS12に進む。
【0060】ステップS9では、一時停止時間計算部7
に一時停止時間を算出させる。一時停止時間は、上述し
たように、使用者が機能選択部6に入力した語学レベル
と、ファイル管理部4に記録されている直前で再生した
ファイル管理情報に基づいて算出する。
【0061】ステップS10では、計時部8に計時開始
を指示し、ステップS11で計時部8が一時停止時間を
計時しおえるまで待機する。
【0062】使用者が一時停止機能を設定した場合は一
時停止時間が終了した後、或いは、一時停止機能を設定
しない場合は一時停止をせずステップS12では、ダイ
アログを構成するすべてのセンテンスを再生したか否か
を判断する。ダイアログすべてが再生していないと判断
した場合(NO)はステップS1より処理を繰り返し、
また、ダイアログすべてを再生したと判断した(YE
S)場合は再生操作を終了する。
【0063】従って、情報再生装置1は、ダイヤログの
再生中に一時停止とその解除を自動的に実行することに
より、使用者は装置を何等操作することなく発音練習な
どが効率よく行え、また、一時停止せずにダイヤログを
再生することによりブランクがなくなりヒアリングの練
習が効率よく行える。さらに、一時停止期間を使用者の
語学レベルにより変更を可能としているため、使用者の
レベルに合わせた発音練習ができる。
【0064】また、記録媒体3にブランクを記録する必
要がなく、センテンスの容量などをファイル管理情報か
ら判断しブランク期間を定めるため各センテンスの容量
を記録する必要がない。このことから、記録媒体3の容
量を有効に利用できる。
【0065】なお、本実施の形態においては語学練習用
の再生装置の例を用いて説明したが、本発明はこれに限
られない。例えば、記録媒体3に記録される情報は音声
に限られず音楽や映像等の情報であってもよい。また、
語学練習用に限られず、再生するデータの容量に基づ
き、出力を一時停止をする再生装置であればどのような
目的の再生装置であってもよい。
【0066】また、本実施の形態においては、一時停止
時間計算部7は記録媒体3の情報内容を管理するファイ
ル管理部4の管理情報に基づき一時停止時間を計算して
いるが、本発明はこれに限られず、例えば、再生制御部
5から出力される情報の出力時間を直接計測し一時停止
時間を求めるものであっても良い。
【0067】また、本実施の形態においては記録媒体3
はフラッシュメモリである場合の例を説明したが、本発
明はこれに限られず、例えば、光磁気ディスク、光ディ
スク、磁気ディスク、磁気テープ等も勿論含まれるもの
である。
【0068】
【発明の効果】本発明に係る情報再生装置は、記録媒体
に記録した情報を再生し、1の情報を再生した後に、前
記1の情報を再生した時間と同一の時間だけ再生を停止
し、その後に次の情報の再生を開始することにより、効
率の良い語学練習を可能とし、また、記録媒体の容量を
有効に利用することができる。
【0069】また、本発明に係る情報再生方法は、記録
媒体に記録した情報を再生し、1の情報を再生した後
に、前記1の情報を再生した時間と同一の時間だけ再生
を停止し、その後に次の情報の再生を開始することによ
り、効率の良い語学練習を可能とし、また、記録媒体の
容量を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報再生装置を示すブロック構成
図である。
【図2】本発明に係る情報再生装置の記録媒体に記録さ
れたデータのメモリマップ図である。
【図3】本発明に係る情報再生装置の記録媒体制御部の
データの再生について説明するフローチャートである。
【図4】従来の第1の情報記録再生装置の外観図であ
る。
【図5】従来の第2の情報記録再生装置の外観図であ
る。
【図6】従来の第1の情報提供装置の外観図である。
【図7】従来の第2の情報提供装置の外観図である。
【符号の説明】
2 記録媒体制御部、3 記録媒体、4 ファイル管理
部、5 再生制御部、6 機能選択部、7 一時停止期
間計算部、8 計時部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記録した記録媒体と、 前記記録媒体に記録した情報を再生する再生制御手段
    と、 前記記録媒体に記録した情報の容量を管理するファイル
    管理手段と、 前記ファイル管理手段に管理される情報の容量に基づい
    て、前記再生制御手段から再生する情報の一時停止時間
    を求める計時手段と、 前記再生制御手段から情報を再生した後に再生を一時停
    止し、前記一時停止時間経過後に新たな情報を前記再生
    制御手段から再生させる記録媒体制御手段とを備える情
    報再生装置。
  2. 【請求項2】 前記一時停止時間は、再生制御手段から
    再生する情報の再生時間と同一の時間であることを特徴
    とする請求項1に記載の情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記一時停止時間は、再生制御手段から
    再生する情報の再生時間に所定の定数を乗じた時間であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記再生制御手段は、一時停止設定機能
    を有し、 前記一時停止設定機能が設定されている場合は、前記再
    生制御手段から情報を再生した後に再生を停止し、一時
    停止時間経過後に新たな情報を前記再生制御手段から再
    生させ、また、前記一時停止設定機能が解除されている
    場合は、前記再生制御手段から情報を再生した後に、再
    生を停止せずに新たな情報を前記再生制御手段から再生
    させることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ファイル管理手段は、前記記録媒体
    に記録した情報のアドレス情報、及び、前記記録媒体に
    記録した情報の容量を管理し、 前記計時手段は、前記アドレス情報、及び、前記ファイ
    ル管理手段に管理される情報の容量に基づいて、前記再
    生制御手段から再生する情報の一時停止時間を求めるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体は、フラッシュメモリであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体は、光磁気ディスク、また
    は、光ディスクであることを特徴とする請求項1に記載
    の情報再生装置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体に記録した情報は、音声情
    報及び/又は音楽情報であることを特徴とする請求項1
    に記載の情報再生装置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体に記録した情報は、文字情
    報及び/又は画像情報であることを特徴とする請求項1
    に記載の情報再生装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体に記録した情報を再生する情
    報再生方法において、 前記記録媒体に記録した情報の容量を管理し、 前記管理する情報の容量に基づき、再生する情報の一時
    停止時間を求め、 前記記録媒体に記録した情報を再生した後に再生を一時
    停止し、前記一時停止時間経過後に新たな情報を再生す
    ることを特徴とする情報再生方法。
  11. 【請求項11】 前記一時停止時間は、再生する情報の
    再生時間と同一の時間であることを特徴とする請求項1
    0に記載の情報再生方法。
  12. 【請求項12】 前記一時停止時間は、再生する情報の
    再生時間に所定の定数を乗じた時間であることを特徴と
    する請求項10に記載の情報再生方法。
  13. 【請求項13】 前記再生は、一時停止機能が設定され
    ている場合は、情報を再生した後に再生を停止し、一時
    停止時間経過後に新たな情報を再生させ、また、一時停
    止機能を解除する場合は、情報を再生した後に、再生を
    停止せずに新たな情報を再生することを特徴とする請求
    項10に記載の情報再生方法。
  14. 【請求項14】 前記記録媒体に記録した情報のアドレ
    ス情報、及び、前記記録媒体に記録した情報の容量を管
    理し、 前記情報のアドレス情報、及び、前記管理する情報の容
    量に基づき一時停止時間を求めることを特徴とする請求
    項10に記載の情報再生方法。
  15. 【請求項15】 前記記録媒体に記録した情報として、
    音声情報及び/又は音楽情報とすることを特徴とする請
    求項10に記載の情報再生方法。
  16. 【請求項16】 前記記録媒体に記録した情報として、
    文字情報及び/又は画像情報とすることを特徴とする請
    求項10に記載の情報再生方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006330395A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Terushia Inc 反復学習方法および装置
JP2017072763A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 シナノケンシ株式会社 デジタルコンテンツ再生装置およびデジタルコンテンツ再生方法

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JP2006330395A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Terushia Inc 反復学習方法および装置
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