JP4713764B2 - データ再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声データにインデクスマークを付与することが可能なデータ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、音声記録再生装置即ちテープレコーダの用途の一つとして、口述記録がある。この口述記録は、例えば、予め送るべき手紙の内容をテープレコーダにてテープに音声で記録しておき、秘書などにこの録音したテープを渡し、この秘書などは、そのテープを再生して音声を聞きながら手紙をタイプ作成する、あるいは、会議の内容を録音しておき、後でこの録音を聞きながら議事録を作成する、等、様々な利用法がある。
【0003】
また近年、音声記録再生装置に於いては、装置の小型化の要求から、例えば、特開昭63−259700号公報に開示されているように、記録媒体として、磁気テープの代わりに半導体メモリを使用する装置が開発されてきている。
【0004】
ところで、記録媒体には複数の文章がオーディオファイルとして記録されることから、このデータ再生装置では、録音者により録音時に、記録された複数ファイル間の優先関係を示す例えばインストラクション(I)マークというタイピストや秘書向けの指示用インデクスマークを記録することができるようになっており、録音者は、このIマークを使って、音声によって具体的に優先関係を指示するということが行われていた。
【0005】
即ち、口述記録等において、その部分にタイピストへの指示を入れたい場合には、通常、その部分にインデクスマークを付与し、後から挿入録音でその部分に指示内容を録音する、ということが行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにすると、後から挿入された部分も元のファイルと共にひとつながりになってしまうので、指示内容を聞く必要がない場合には逆に邪魔になってしまう。また、挿入する指示内容が同じ場合でも、そのたびに何回も録音しなければならないので手間がかかるし、メモリ容量も消費してしまうことになる。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、オーディオファイルの所望の箇所に容易にメッセージを挿入し、再生することが可能なデータ再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によるデータ再生装置は、
オーディオファイルを再生する再生手段と、
第1のオーディオファイル中に付与されているインデクスマークを検出する検出手段と、
上記再生手段による上記第1のオーディオファイルの再生中、上記検出手段によるインデクスマークの検出結果に基づいて、その再生位置が上記インデクスマークの付与されている位置に来たと判別したときに、上記インデクスマークに関連付けられた第2のオーディオファイルを再生するように上記再生手段を制御する制御手段と、
上記第2のオーディオファイル再生中には、上記第1のオーディオファイルに関連付けられて再生を行っていることを示す表示を行う表示手段と、
を具備することを特徴とする。
【0009】
即ち、本発明のデータ再生装置によれば、第1のオーディオファイルの再生中に、インデクスマークが付された再生位置になったときに、該第1のオーディオファイルに関連付けられた、該第1のオーディオファイルとは別の、第2のオーディオファイルを再生する。また、上記第2のオーディオファイル再生中には、上記第1のオーディオファイルに関連付けられて再生を行っていることを示す表示を行う。
【0010】
従って、第1のオーディオファイルの所望の箇所に容易にメッセージ(第2のオーディオファイル)を挿入し、再生することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明のデータ再生装置の一実施の形態が適用された音声記録再生装置の構成を示したブロック図である。
【0016】
まず、本音声記録再生装置において、音声を記録する場合の信号の流れに沿って、各ブロックの説明を行う。
【0017】
即ち、この音声記録再生装置は、音声を電気信号に変換するマイク11と、不図示の外部マイク等の外部装置からの音声信号を入力するライン入力端子12と、を具備している。そして、これらのうちどちらを使用するかを、入力切換スイッチ(SW)13によって選択する。この入力切換スイッチ13は、外部装置に接続された端子がライン入力端子12に接続されたときには該ライン入力端子12を選択し、それ以外の場合にはマイク11を選択するように構成されている。なお、本実施の形態では、マイク11及びライン入力端子12は、何れも音声チャンネルが一つのモノラルでの入力としている。
【0018】
そして、上記入力切換スイッチ13によって選択された音声信号はプリアンプ14に入力され、増幅される。このプリアンプ14の増幅率あるいは電源供給の制御等は、本音声記録再生装置の動作全体を制御する制御回路(CPU)15によって制御されている。
【0019】
このプリアンプ14によって増幅された音声信号は、音声信号とデジタル信号との間で信号を変換するステレオコーデック16の入力アンプ16Aに入力される。音声信号は、この入力アンプ16Aで再度増幅された後に、アナログ信号である音声信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(R)16B−R及びA/Dコンバータ(L)16B−Lそれぞれに入力される。そして、これらA/Dコンバータ16B−R,16−Lで音声信号はデジタル音声信号に変換され、デジタルフィルタ16Cに入力される。
【0020】
なお、ステレオコーデック16自体は、ステレオ信号に対するアナログ信号からデジタル信号への変換、及びデジタル信号からアナログ信号への変換に対応しているので、A/Dコンバータも右チャンネルおよび左チャンネル用の16B−Rと16B−Lの二つが備えられているが、マイク11またはライン入力端子12がモノラル入力であるため、上述のように一つの入力信号をそれぞれのA/Dコンバータ16B−R及び16B−Lの両方に入力するような構成を採っている。
【0021】
上記デジタルフィルタ16Cでは、上述の音声信号からデジタル音声信号への変換が行われたときに発生するエリアシングノイズと呼ばれる不要な量子化ノイズをデジタル音声信号から取り除く処理が行われる。そして、量子化ノイズが取り除かれたデジタル音声信号は、デジタル信号処理部(以後DSPと略す。)17へ転送される。
【0022】
DSP17では、上記CPU15の制御のもとで、入力されたデジタル音声信号をフレーム単位で所定のフォーマットに従って符号化(圧縮変換)し、符号化データを生成する。なお、本音声記録再生装置では、Digital Speech Standard(以後DSSと略す。)と呼ばれる符号化方式を用いることとする。
【0023】
こうして生成された符号化データは、上記CPU15の制御のもとで、符号化データ記録手段としてのメモリカード18へ転送され、所定のアドレスに順次書き込まれる。このメモリカード18は、本音声記録再生装置本体に対して着脱可能なカード形状をした、フラッシュメモリ等の半導体メモリで構成されている。具体的には、Smart Media(登録商標)等があり、本音声記録再生装置ではこれを用いることとする。
【0024】
なお、上記メモリカード18内に書き込まれた符号化データは、ファイルを一つの単位として扱われる(DSS方式で符号化された符号化データファイルを以後DSSファイルと呼ぶこととする。)。また、本音声記録再生装置での音声の記録はモノラルで行われるようになっているので、A/Dコンバータ(R)16B−R側から出力されたデジタル音声信号の符号化データのみが、メモリカード18に記録されるようになっている。
【0025】
次に、上記メモリカード18に記録された符号化データを再生する際の信号の流れに沿って、各ブロックの機能等の説明を行う。
【0026】
まず、上記メモリカード18から、DSP17へ符号化データを順次転送する。このDSP17に転送された符号化データは、上記CPU15の制御のもとで、所定のフレーム単位でデジタル音声データに復号化(伸張変換)される。なお、メモリカード18には、後で詳述するように、DSSファイル以外の符号化データも記録可能となっている。従って、DSP17では、メモリカード18から送られてきた符号化データに対して、どの符号化方式が用いられているのかを判別し、その符号化方式に従って符号化データを復号化する。本実施の形態においていは、音声記録再生装置は、マイクロソフト社(登録商標)のWindows Media(登録商標)方式(以後、WMA方式と記し、その符号化データファイルをWMAファイルと記す。)、Motion Picture Experts Groupe-1 Audio Layer3方式(以後MP3方式と記し、その符号化データファイルをMP3ファイルと記す。)、及び上記DSS方式の3つの復号化を行うことができることとする。このDSP17で復号化されたデジタル音声信号は、上記ステレオコーデック16へ転送される。
【0027】
転送されたデジタル音声信号は、ステレオコーデック16内の上記デジタルフィルタ16Cにおいて、不要な量子化雑音の除去が行われる。その後、左右各チャンネル毎にD/Aコンバータ(R)16D−R、及びD/Aコンバータ(L)16D−Lにおいてデジタル音声信号からアナログの音声信号への変換が行われ、出力アンプ(R)16E−R及び出力アンプ(L)16E−Lで信号の増幅が行われ、該ステレオコーデック16から出力される。なお、元の符号化データがモノラルでのデータであった場合には、左右両チャンネルに同じ信号を入力して処理の後、出力する。
【0028】
上記ステレオコーデック16から出力された左右各チャンネルの音声信号は、お互いに連動している出力切換スイッチ(R)19−R及び出力切換スイッチ(L)19−Lによってその出力先が切換えられる。音声信号の出力先には、外部ヘッドホン等を接続して外部の再生機器を用いて音声信号を再生するヘッドホン端子(R)20−R及びヘッドホン端子(L)20−Lと、本音声記録再生装置本体に備えられたスピーカ21との二つが用意されている。
【0029】
ここで、上記出力切換スイッチ19−R,19−Lをそれぞれ19−Ra,19−La側に切換えた場合には、出力先として、上記ヘッドホン端子(R)20−R及びヘッドホン端子(L)20−Lが選択され、ヘッドホンアンプ(R)22−R及びヘッドホンアンプ(L)22−Lでヘッドホン端子20−R,20−Lからの出力に合わせた増幅率で音声信号が増幅され、左右各チャンネル毎に出力される。
【0030】
一方、上記出力切換スイッチ19−R,19−Lをそれぞれ19−Rb,19−Lb側に切換えた場合には、出力先としてスピーカ21が選択される。なお、スピーカ21は一つしか本体に内蔵されていないので、音声信号は左右各チャンネルの信号を合成した後に、スピーカアンプ23でスピーカ21に適正な増幅率で増幅され、スピーカ21から出力される。
【0031】
また、上記CPU15には、上述したものの他にも、いくつかの回路等が接続されている。
【0032】
即ち、表示部24は、2色LEDと、バックライトを有する液晶ディスプレイとで構成され、本音声記録再生装置の動作状態等を表示している。表示駆動回路25は、上記CPU15の制御の下で、上記表示部24を表示駆動する。
【0033】
操作スイッチ群26は、特に図示はしていないが、本音声記録再生装置の外装に設けられ、各種機能を制御するための複数の操作スイッチである。ここで、操作スイッチとしては、マイクスイッチ(MICSW)26A、ホールドスイッチ(HOLDSW)26B、インデクススイッチ(INDEXSW)26C、記録スイッチ(RECSW)26D、再生スイッチ(PLAYSW)26E、停止スイッチ(STOPSW)26F、早送スイッチ(FFSW)26G、早戻スイッチ(REWSW)26H、メニュースイッチ(MENUSW)26I、消去スイッチ(ERASESW)26J、及びフォルダスイッチ(FLSW)26Kが含まれる。
【0034】
上記MICSW26Aは、上記マイク11の感度の切換を指示するためのスイッチである。また、上記HOLDSW26Bは、各スイッチの操作を無効とし、現在の状態を保持させるよう指示するためのスイッチである。上記INDEXSW26Cは、インデクスマークの記録指示用のスイッチである。
【0035】
上記RECSW26Dは、録音の開始を指示するためのスイッチであり、上記PLAYSW26Eは、録音された音声の再生の開始を指示するためのスイッチである。そして、上記STOPSW26Fは、上記録音や再生の停止を指示するためのスイッチである。また、上記FFSW26Gは、ファイルのスキップ等を指示するためのスイッチであり、上記REWSW26Hは、ファイルの逆スキップ等を指示するためのスイッチである。上記MENUSW26Iは、各種設定を行う際の設定項目の呼び出しを行うためのスイッチである。ERASESW26Jは、ファイルの消去指示を行うためのスイッチである。そして、FLSW26Kは、後述するように上記メモリカード18に複数フォルダが構成されているので、録音や再生を行うフォルダを指定するためのスイッチである。
【0036】
また、電源回路27は、本音声記録再生装置を駆動するための電力を供給するための回路で、バッテリ、バッテリチェック回路、パワーオンリセット回路、昇圧回路、降圧回路、及び外部電源接続回路等の電源制御に関する回路を含む。
【0037】
内蔵メモリ28は、本体内蔵の書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROMで構成されており、ユーザID、録音モード(標準モード/長時間モード)の選択設定、BEEP音(ON/OFF)の選択設定、データの再生位置、等のCPU15に電源が供給されなくなっても記録しておきたい各種設定、パラメータ等を記録しておくものである。
【0038】
また、本音声記録再生装置は、パーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器と接続可能となっている。即ち、本音声記録再生装置は、外部機器と接続し、双方向通信を行うことで、例えば、PCのハードディスク等に記録されている符号化データファイルを上記メモリカード18に転送したり、その逆に、上記メモリカード18に記録されている符号化データファイルをPC側の記録媒体に転送したり、あるいは、上記マイク11から入力された音声信号をステレオコーデック16でデジタル信号に変換し、DSP17で符号化した符号化データを直接PC側の記録媒体に記録するようにしたりするなど、この他にも様々な処理を行うことができるようになる。上述のPC等の外部機器との通信のために、本音声記録再生装置では、Universal Serial Bus(以後USBと記す。)と呼ばれるインターフェースを介して接続するように構成されている。即ち、USB接続端子29はUSBケーブルに接続するための接続端子であり、USBドライバ30によって制御され、内部バスを介してCPU15に接続されている。
【0039】
ここで、本音声記録再生装置の動作モードについて説明しておく。本音声記録再生装置には二つの動作モードがある。一つは、マイク11やライン入力端子12から入力される音声を録音し再生する事が可能な第1のモード(以後、レコーダモードと記す。)であり、もう一つは、録音動作は行うことができず、記録媒体としてのメモリカード18に記録されている符号化データファイルを再生することに特化した第2のモード(以後プレーヤモードと記す。)である。本音声記録再生装置においては、レコーダモードでは、主としてメッセージメモやディクテーション、会議録音等での使用を想定し、符号化方式は高圧縮で長時間録音に適しているDSS方式を用いることとする。これに対して、プレーヤモードでは、主として音楽を聴くことを想定し、高音質な再生が可能なWMA方式及びMP3方式の符号化を用いることとする。
【0040】
なお、音量調節器31は、再生音量の調節及び上記音声起動録音での感度設定に用いられるものである。
【0041】
次に、図2を用いて、本音声記録再生装置に用いられているメモリカード18には、どのようにデータが記録されているのかを説明する。
【0042】
メモリカード18のルートディレクトリには、符号化データファイル41及び再生順データファイル42が記録されるようになっている。
【0043】
ここで、上記符号化データファイル41は、拡張子に「mp3」又は「wma」を有したファイルである。これら拡張子「mp3」又は「wma」により、当該符号化データファイルが上記MP3方式又は上記WMA方式で符号化された音楽データであるということが示される。このような符号化データファイル41は、上述のプレーヤモードで再生が可能なファイルである。
【0044】
また、上記再生順データファイル42は、上述のプレーヤモードで再生が可能な複数の符号化データファイル41の再生の順番をテーブルデータとして有しているファイルである。プレーヤモードで符号化データファイル41の再生の順番を変えたい場合には、この再生順データファイル42を上記CPU15の制御により書き換えれば良い。
【0045】
さらに、このメモリカード18には、DSSファイルフォルダ43,44,45及びシステムフォルダ46といった複数のサブホルダが設けられている。
【0046】
ここで、上記DSSファイルフォルダ43,44,45は、それぞれ、複数のDSSファイルを格納しておくためのフォルダである。レコーダモードでは、DSSファイルを整理するためにA,B,Cの3つのフォルダが設けられており、DSSファイルフォルダ43,44,45はこれらのフォルダA,B,Cに対応する。
【0047】
これらDSSファイルフォルダ43,44,45に格納されたDSSファイル47A,47B,47Cは、レコーダモードにて再生が可能なファイルであり、録音時には、これらDSSファイルフォルダ43,44,45の何れかにDSSファイルが作成される。
【0048】
DSSファイルの再生の順番はそれぞれフォルダ毎に、上記ルートディレクトリの再生順データファイル42と同様に、再生順データファイル48A,48B,48Cにテーブルデータとして記録されている。なお、上記表示部24の表示能力、あるいは操作者の使い勝手等を考慮し、本実施の形態の音声記録再生装置では1フォルダあたりの記録可能ファイル数は199件とし、全体では597件とする。
【0049】
なお、特に上記DSSファイルフォルダ43には、上述のファイルの他に、フォルダ名データファイル49とリカバリデータファイル50とが記録されている。本音声記録再生装置では、上述したフォルダA,B,Cは、上記表示部24におけるフォルダ表示名を任意の表示名に変更することができるようになっており、上記フォルダ名データファイル49は、その表示名とDSSファイルフォルダ43,44,45とを対応付けさせるためのデータが記録されている。また、上記リカバリデータファイル50は、何らかの理由で、DSSファイルフォルダ43,44,45内のデータが破壊されてしまったときに復旧を行うためのデータが記録されているファイルである。
【0050】
そして、上記システムフォルダ46は、プレーヤモードで再生される符号化データファイル41のコーデックファイル51,52を格納するためのフォルダである。コーデックファイル51,52のファイル名の先頭3文字は、対応する符号化データファイルの拡張子を用いている。また、これらコーデックファイル51,52の拡張子は「img」が用いられている。
【0051】
図3の(A)は、上記表示部24の液晶ディスプレイ240の表示を示す図であり、ここでは全ての表示要素を点灯した状態を示しており、実際にはそれらが選択的に表示されるものである。即ち、上記表示部24は、電池残量表示241、フォルダ表示242、インデクス表示243、録音モード244、書換禁止表示245、ファイル番号表示部246、第1文字列表示部247、及び第2文字列表示部248、等の表示要素を有している。
【0052】
図4の(A)は、本音声記録再生装置のメインフローチャートを示す図である。
【0053】
即ち、電池の装填等により電源が回路に供給されると動作が開始され、まず、メモリ内のクリア、各種パラメータ設定、ハードウェアリセット等の初期設定が行われる(ステップS11)。続いて、現在時刻の設定を行う(ステップS12)。この現在時刻の設定は、FFSW26G及びREWSW26Hを用いて数値を上下させ、PLAYSW26Eで確定するようにして行う。なお、ここでSTOPSW26Fを押せば、この現在時刻の設定操作をキャンセルすることができる。
【0054】
こうして初期設定及び時刻設定が行われたならば、次に、本音声記録再生装置の本体にメモリカード18が装填されているか否かを判別する(ステップS13)。本音声記録再生装置では、このメモリカード18が装填されていない場合には通常操作は行うことができないようになっている。よって、メモリカード18が装填されていない時には、更に、何か操作SWが操作されたか否かを判別し(ステップS14)、操作されなければ上記ステップS13に戻るが、操作された場合には、スピーカ21より警告音を鳴らして、操作できないことをユーザに通知した後(ステップS15)、上記ステップS13に戻るようにしている。
【0055】
一方、メモリカード18が装填されていた場合には、更に、その装填されているメモリカード18をチェックし、メモリカード18が使用可能かどうかを判別する(ステップS16)。ここで、破損或いは未フォーマット等で当該メモリカード18が使用不能と判定された場合には、表示部24によりメッセージを表示して、ユーザに対してフォーマット処理を要求し(ステップS17)、これに応じてユーザがフォーマット処理を行うか或いはキャンセルした後、上記ステップS13に戻る。
【0056】
そして、使用可能なメモリカード18が装填されていると判別した場合には、上記内蔵メモリ28に記録されているカレントフォルダの情報に従って動作モードを判別し(ステップS18)、レコーダモードであればレコーダモードの処理を実行し(ステップS19)、或いはプレーヤモードであればプレーヤモードの処理を実行する(ステップS20)。なお、上記カレントフォルダの情報として何も指定されていなかった場合には、初期設定としてレコーダモードが指定されるようになっている。
【0057】
図5は、上記ステップS19で実行されるレコーダモードのフローチャートを示している。このレコーダモードは、前述したように、本音声記録再生装置で録音及び再生を行うことができるモードであり、符号化方式にDSS方式を用いるものである。
【0058】
即ち、まず、上記RECSW26DがONされたか否かを判別し(ステップS31)、それがONされたならば録音処理を実行する(ステップS32)。この録音処理においては、上記内蔵メモリ28に記録されているカレントフォルダの情報に従って、カレントフォルダにDSSファイルを記録するものである。この際、カレントフォルダの再生順データファイルのテーブルデータの最後に、その録音されたDSSファイルのファイル名が追加される。
【0059】
上記RECSW26DがONされていない場合、或いは、上記録音処理終了後、上記PLAYSW26EがONされたか否かを判別し(ステップS33)、それがONされたならばPLAYの処理を実行する(ステップS34)。このPLAYの処理は、ファイルの再生を行うものであるが、その詳細については後述する。
【0060】
上記PLAYSW26EがONされていない場合、或いは、上記PLAYの処理終了後、上記FFSW26GがONされたか否かを判別し(ステップS35)、それがONされたならば順スキップを行う(ステップS36)。この順スキップとは、カレントフォルダ内で、ファイル番号を1ずつインクリメントする処理である。
【0061】
上記FFSW26GがONされていない場合、或いは、上記順スキップ終了後、上記REWSW26HがONされたか否かを判別し(ステップS37)、それがONされたならば逆スキップを行う(ステップS38)。この逆スキップとは、カレントフォルダ内で、ファイル番号を1ずつデクリメントする処理である。
【0062】
上記REWSW26HがONされていない場合、或いは、上記逆スキップ終了後、上記MENUSW26IがONされたか否かを判別し(ステップS39)、それがONされたならばメニュー設定を行う(ステップS40)。このメニュー設定は、各種動作環境の設定を行うものであり、この設定項目の選択は、上記FFSW26G又はREWSW26Hの操作により設定項目を順方向又は逆方向に送ることで選択を行い、上記PLAYSW26EをON操作することで確定し、そして、確定が行われたならば、その選択された設定項目の設定処理を行うというものである。ここで設定項目としては、録音モード(標準(SP)モード/長時間(LP)モード)、時刻設定、アラーム再生設定、BEEP音(ON/OFF)、フォルダ名、ユーザID、書込禁止、メモリフォーマット、等がある。
【0063】
上記MENUSW26IがONされていない場合、或いは、上記メニュー設定終了後、上記ERASESW26JがONされたか否かを判別し(ステップS41)、それがONされたならば消去処理を行う(ステップS42)。この消去処理は、選択されているファイルをメモリから消去するものである。
【0064】
上記ERASESW26JがONされていない場合、或いは、上記消去処理終了後、上記STOPSW26FがONされたか否かを判別し(ステップS43)、それがONされたならばメモリ残量表示を行う(ステップS44)。このメモリ残量の表示は、STOPSW26FをONしている間だけ、現在の設定で後どれだけ録音できるかを表示するものである。
【0065】
上記STOPSW26FがONされていない場合、或いは、上記メモリ残量表示終了後、図示しない内蔵時計により、ユーザが予め設定したアラーム時刻になったか否かを判別する(ステップS45)。ここで、アラーム時刻になった場合には、アラーム再生を行う(ステップS46)。このアラーム再生とは、予め設定された時刻が到来したならば、スピーカ21よりアラーム音が所定時間出力され、その間にユーザが何か操作SWを操作したならば、予め選択されているファイルが再生されるという機能である。
【0066】
アラーム時刻になっていない場合、或いは、上記アラーム再生終了後、上記USB端子29により不図示のPCと接続されたか否かを判別する(ステップS47)。ここで、PCと接続されたと判別したならば、通信モードに移行する(ステップS48)。この通信モードでは、PCと通信を行い、PCにあるオーディオファイルや再生に必要なデータをダウンロードすることができる。なおこの間、操作スイッチ群26の入力は無効となる。そして、PCとの接続が絶たれたならば、この通信モードから復帰するものである。
【0067】
PCと接続されていない場合、或いは、上記通信モードから復帰したならば、更に、上記FLSW26KがONされたか否かを判別し(ステップS49)、それがONされたならばカレントフォルダを次のフォルダに切換える(ステップS50)。即ち、上記FLSW26KをONする毎に、A→B→C→M(ルート)→A→…とフォルダがサイクリックに切換るようになっている。なお、フォルダA,B及びCの場合には動作モードはレコーダモードとなり、フォルダMの場合にはプレーヤモードとなる。この切換えられたカレントフォルダの情報は上記内蔵メモリ28に格納され、電源が供給されなくなっても保持することができるようになっている。
【0068】
そして、FLSW26KがONされていない場合、或いは、上記フォルダ切換え後、メインフローチャートに戻る。
【0069】
一方、上記ステップS20で実行されるプレーヤモードは、前述したように、本音声記録再生装置で録音ができず、高音質な再生を行うことができるモードであり、符号化方式にWMA方式及びMP3方式を用いるものである。
【0070】
このプレーヤモードのフローチャートは、図5に示す上記レコーダモードのフローチャートから録音処理、メモリ残量表示、通信モードの各処理と、それらの処理に進むための操作SWの判断を除いたものであり、よって、そのフローチャートの図示及び説明は省略する。
【0071】
図6は、上記レコーダモードにおける上記ステップS34で実行されるPLAYの処理を説明するためのフローチャートを示す図である。
【0072】
即ち、上記PLAYSW26EのONによりこの処理が開始されると、まず、ユーザ指定のDSSファイルの再生を開始する(ステップS61)。
【0073】
なお、この再生中は、図3の(B)に示すように、表示部24に再生中のDSSファイルの情報が表示されるようになっている。即ち、フォルダ表示242のうちカレントフォルダに対応するもの(『A』)を点灯し、第1文字列表示部247にはカウンタ表示が、第2文字列表示部248にはファイル長が表示される。
【0074】
そして、この再生中に上記FFSW26G又は上記REWSW26HがONされた場合には(ステップ62)、その操作SWがONされている間のみ早送又は早戻処理が行われる(ステップS63)。
【0075】
また、再生中に上記PLAYSW26EがONされた場合には(ステップS64)、その位置で再生が一時停止される(ステップS65)。その状態で、もう一度PLAYSW26EがONされれば、この一時停止が解除される。
【0076】
そして、再生中に上記INDEXSW26CがONされた場合には(ステップS66)、インデクス付与処理が行われる(ステップS67)。このインデクス付与処理では、まず、インデクスマークの付与が可能かどうかをチェックし、可能であれば、そのINDEXSW26CがONされた箇所にインデクスマークを付与する。また、インデクスマークを付与できないときには、例えばスピーカ21より警告音を鳴らす等の警告を行う。なおここで、インデクスマークが付与できない場合とは、規格によって決められた所定数(ここでは16個とする。)のインデクスマークが既に付与された状態でINDEXSW26CがONされたような場合や、再生中のファイル又はカレントフォルダ或いはメモリカード18が書込禁止となっている場合、等である。
【0077】
また、再生中は、当該DSSファイルの再生位置にインデクスマークが付与されているかどうかを常に検出しており、その再生位置にインデクスマークが付与されていた場合には(ステップS68)、図7の(A)のフローチャートに示すようなインデクス表示の処理を実行する(ステップS69)。
【0078】
即ち、まず、インデクスマークの位置に来たことをユーザに知らせるため、表示部24のインデクス表示243の点灯を開始する(ステップS91)。なお、このインデクス表示243の点灯は、後述するようにして2秒間継続されるものである。
【0079】
そして次に、当該インデクスマークに対応するリンク情報が設定されているか否かを判定する(ステップS92)。ここで、リンク情報は、当該インデクスマークを特定するためのインデクス番号と、そのDSSファイルに関連付けられたファイルであるリンクファイルを特定するためのリンクファイル名とからなり、DSSファイルの規格でヘッダ部分のユーザ利用可能な領域に記録されるものである。而して、当該インデクスに対応するリンク情報が設定されていなければ、上位のルーチンに戻る。
【0080】
これに対して、当該インデクスに対応するリンク情報が設定されている場合には、さらに、そのリンク情報で特定されるリンクファイルがメモリカード18に存在するか否かを判定する(ステップS93)。ここで、リンクファイルが存在しない場合には、例えばスピーカ21より警告音を鳴らす等の警告を行った後(ステップS94)、上位のルーチンに戻る。
【0081】
また、リンクファイルが存在した場合には、現在再生中のDSSファイルの再生を一旦停止し、その位置情報を内蔵メモリ28或いはCPU15内の図示しないレジスタ等に記録しておく(ステップS95)。そして、リンクファイルを再生するのに動作モードの変更が必要な場合には動作モードの再設定を行ってから(ステップS96)、そのリンクファイルの再生を開始し(ステップS97)、上位のルーチンに戻る。
【0082】
こうして戻った上位のルーチンでは、更に、現在表示部24でインデクス表示243が点灯中であるか否かを判別し(ステップS70)、そうであれば、図7の(B)のフローチャートに示すようなリンク設定の処理を実行する(ステップS71)。このインデクス表示243の点灯が行われている間は、リンクファイルを設定したり、解除したりすることが可能となっている。
【0083】
即ち、まず、現在、リンクファイルの再生中であるか否かを検出する(ステップS101)。ここで、リンクファイル再生中でない、つまり上記インデクス表示の処理においてリンク情報が設定されていないときには、通常のDSSファイルが続けて再生されていることになる。
【0084】
而して、このような場合には、インデクス表示243は2秒間点灯させるだけであるので、まず、インデクス表示243が点灯されてから2秒経過したか否かを検出し(ステップS102)、まだ2秒経過していない場合には、更に上記MENUSW26IがONされたか否かを判別し(ステップS103)、それがONされていない場合には、上位のルーチンに戻る。また、インデクス表示243が点灯されてから2秒経過したと判別された場合には、インデクス表示243を消灯して(ステップS104)、上位のルーチンに戻る。
【0085】
一方、インデクス表示243が点灯されてから2秒経過するまでの間のDSSファイル再生中に、或いは、リンクファイルの再生中に、上記MENUSW26IがONされた場合には(ステップS103)、リンクの指定/解除の処理を行う(ステップS105)。ここで、このリンクの指定の仕方は、上記FLSW26Kと、FFSW26G及びREWSW26Hとでリンクさせたいファイルを選択し、PLAYSW26Eで確定するものである。
【0086】
また、リンクファイルへのリンクを解除する場合には、リンクファイルの再生中でなければ、当該再生中のDSSファイルのヘッダ部に記録されているリンク情報より最初のリンクファイルが解除候補として表示され、そこで上記FFSW26G及びREWSW26Hとでリンク解除させたいファイルを選択し、ERASESW26JをONすることで確定することができる。なお、リンクファイルの再生中には、まず、当該リンクファイルが解除候補として表示されることになる。
【0087】
こうして、このリンクの指定/解除の処理の後、リンクファイル再生中であるか否かを判別し(ステップS106)、リンクファイル再生中でなければ、つまり通常のDSSファイル再生中であれば、上位のルーチンに戻る。
【0088】
また、上記リンクの指定/解除の処理においてリンクが解除された場合には、そのリンク解除されたリンクファイルが再生中であるという可能性がある。従って、リンクファイル再生中であった場合には、リンクファイルの再生を停止し(ステップS107)、元のファイルを再生するために動作モードの変更が必要な場合には、動作モードの再設定を行う(ステップS108)。そして、上記内蔵メモリ28或いはCPU15内の図示しないレジスタ等に記録している元のファイルの位置情報により、現在位置情報をそこに戻してリンク元ファイルの再生を再開し(ステップS109)、上位のルーチンに戻る。
【0089】
元のPLAYの処理においては、再生中に上記STOPSW26FがONされるか(ステップS72)、当該再生中のファイルの終端まで再生し終えるまで(ステップS73)、ファイルの再生が続けられる。
【0090】
而して、再生中のファイルの終端まで再生し終えたならば、そのファイルがリンクファイルであったかどうかを判定する(ステップS74)。リンクファイルであった場合には、上記インデクス表示243を消灯し(ステップS75)、そのリンクファイルの再生を停止する(ステップS76)。そして、元のファイルを再生するために動作モードの変更が必要な場合には、動作モードの再設定を行って(ステップS77)、上記内蔵メモリ28或いはCPU15内の図示しないレジスタ等に記録している元のファイルの位置情報により現在位置情報をリンク元ファイルに戻す(ステップS78)。その後、上記ステップS61に戻ることで、そのリンク元ファイルの再生を再開する。
【0091】
また、上記ステップS72でSTOPSW26FがONされたと判別したときには、更に、リンクファイルの再生中であるかどうかを検出する(ステップS79)。そして、リンクファイル再生中であった場合には、上記インデクス表示243を消灯し(ステップS80)、上記内蔵メモリ28或いはCPU15内の図示しないレジスタ等に記録している元のファイルの位置情報により現在位置情報をリンク元ファイルに戻す(ステップS81)。
【0092】
その後、或いは、上記ステップS74又はステップS79でリンクファイル再生中でないと判別された場合には、当該ファイルの再生を停止する(ステップS82)。そして、リンク情報が更新された場合には、その情報をリンク元ファイルのヘッダ部分に記録して(ステップS83)、上位のルーチンに戻る。
【0093】
以上のようなPLAYの処理により、図4の(B)に示すように、第1のオーディオファイルであるリンク元ファイル(「olym001.dss」)を再生中に、INDEXSW26CをONするとその位置にインデクスマーク(INDEX(01))が付与され、リンク設定の処理において、第2のオーディオファイルがリンクファイルとして指定されると、そのインデクス番号(INDEX(01))とリンクファイル名(theme.wma)は、内蔵メモリ28或いはCPU15内の図示しないレジスタ等に一時記録され、このPLAYの処理の終了時にメモリカード18中の当該リンク元ファイルのヘッダ部分に記録される。
【0094】
そして、次にそのリンク元ファイル(「olym001.dss」)がこのPLAYの処理により再生されるときには、図4の(C)に示すように、ファイルの先頭(図の左側とする)から再生されて行き、上記インデクスマークの位置になると、リンクファイル(theme.wma)が再生される。
【0095】
また、リンクファイルを聞く必要が無い場合には、そのリンクファイルの再生が始まった時に上記STOPSW26FをONすることでその再生が停止し、現在位置情報をリンク元ファイルに戻されるので、再びPLAYSW26EをONすれば、リンク元ファイルのその位置から続きを聞くことができる。即ち、挿入したファイルを聞く必要がない場合にはその再生をスキップすることが可能となる。
【0096】
なお、この上記リンクファイル再生時は、表示部24には、図3の(C)に示すような表示がなされる。即ち、フォルダ表示242、録音モード244、ファイル番号表示部246には、リンク元のファイルを特定するための情報が表示され、インデクス表示243が点灯される。また、第1文字列表示部247にはリンク元ファイルのインデクスが付与されている位置を確認できる表示を行うと共に、第2文字列表示部248には、リンクされているファイルの番号を表示する。従って、この間、カウンタ表示はされない。
【0097】
そして、このリンクファイルの再生が終了したならば、図4の(C)に示すように、上記インデクスマークの位置から続けてリンク元ファイルの再生が再開される。
【0098】
なお、図4の(B)及び(C)はインデクスマークが一つの場合であるが、前述したようにインデクスマークは一つのファイルに複数個付加することが可能であり、それぞれにリンクファイルを関連付ける事が可能なことは勿論である。また、この場合、複数のインデクスマークで同一のリンクファイルを関連付けても良い。
【0099】
一方、上記プレーヤモードにおけるPLAYの処理のフローチャートは、図6に示す上記レコーダモードのフローチャートから上記ステップS68乃至ステップS71、ステップS74乃至ステップS81、及びステップS83の処理を除いたものであり、よって、そのフローチャートの図示及び説明は省略する。
【0100】
なお、このプレーヤモード時、つまり符号化データファイル41を再生している場合の表示部24の表示は、図3の(D)に記すように、フォルダ表示242のうちプレーヤモード表示(『MUSIC』)を点灯し、第1文字列表示部247には曲名(ファイル名)が、第2文字列表示部248にはカウンタ表示が行われるものとなる。
【0101】
以上実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0102】
例えば、上記一実施の形態ではリンク情報をDSSファイルのヘッダ部分に記録しておくものとしているが、別のデータファイルとしてメモリカード18に記録しておくようにしても良い。
【0103】
また、リンクファイルを聞く必要が無い場合に、リンクファイル再生中にSTOPSW26FをONすることで現在位置情報をリンク元ファイルに戻してからそのリンクファイルの再生を停止するものとしているが、上記ステップS79でリンク再生中と判定された時、上記ステップS75へ進むようにすることで、再びPLAYSW26EをONすることなく、直ちにリンク元ファイルの続きを聞くことができるようにしても良い。
【0104】
或いは、上記MENUESW26IのONによるメニュー設定の処理の中で、リンクファイルの再生を行うリンクモードのON/OFFを設定できるようにし、PLAYSW26EのONによるPLAYの処理中で、リンクモードがONのときにのみリンクファイルの再生を行うようにしても良い。
【0105】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、オーディオファイルの所望の箇所に容易にメッセージを挿入再生することが可能なデータ再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ再生装置の一実施の形態が適用された音声記録再生装置の構成を示したブロック図である。
【図2】メモリカードの記憶構成を説明するための図である。
【図3】(A)は表示部の全ての表示要素を点灯した状態を示す図、(B)は通常再生時(レコーダモード)の表示例を示す図、(C)はリンクファイル再生時の表示状態を示す図であり、(D)は通常再生時(プレーヤモード)の表示例を示す図である。
【図4】(A)は一実施の形態が適用された音声記録再生装置のメインフローチャートを示す図、(B)はリンク前の2つのオーディオファイルの関係を示す図であり、(C)はリンク後の2つのオーディオファイルの再生順を示す図である。
【図5】レコーダモードのフローチャートを示す図である。
【図6】図5中のPLAYの処理を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図7】(A)は図6中のインデクス表示の処理を説明するためのフローチャートを示す図であり、(B)は図6中のリンク設定の処理を説明するためのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
15 制御回路(CPU)
17 デジタル信号処理部(DSP)
18 メモリカード
24 表示部
25 表示駆動回路
26 操作スイッチ群
26A マイクスイッチ(MICSW)
26B ホールドスイッチ(HOLDSW)
26C インデクススイッチ(INDEX)
26D 記録スイッチ(RECSW)
26E 再生スイッチ(PLAYSW)
26F 停止スイッチ(STOPSW)
26G 早送スイッチ(FFSW)
26H 早戻スイッチ(REWSW)
26I メニュースイッチ(MENUSW)
26J 消去スイッチ(ERASESW)
26K フォルダスイッチ(FLSW)
28 内蔵メモリ
41 符号化データファイル
42,48A,48B,48C 再生順データファイル
43,44,45 DSSファイルフォルダ
46 システムフォルダ
47A,47B,47C DSSファイル
49 フォルダ名データファイル
50 リカバリデータファイル
51,52 コーデックファイル
242 フォルダ表示
243 インデクス表示
244 録音モード
245 書込禁止表示
246 ファイル番号表示部
247 第1文字列表示部
248 第2文字列表示部

Claims (1)

  1. オーディオファイルを再生する再生手段と、
    第1のオーディオファイル中に付与されているインデクスマークを検出する検出手段と、
    上記再生手段による上記第1のオーディオファイルの再生中、上記検出手段によるインデクスマークの検出結果に基づいて、その再生位置が上記インデクスマークの付与されている位置に来たと判別したときに、上記インデクスマークに関連付けられた第2のオーディオファイルを再生するように上記再生手段を制御する制御手段と、
    上記第2のオーディオファイル再生中には、上記第1のオーディオファイルに関連付けられて再生を行っていることを示す表示を行う表示手段と、
    を具備することを特徴とするデータ再生装置。
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