JP2003085008A - データ記録再生装置、情報記録端末装置、携帯データ再生装置、および、情報記録再生システム - Google Patents

データ記録再生装置、情報記録端末装置、携帯データ再生装置、および、情報記録再生システム

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JP2003085008A
JP2003085008A JP2001279308A JP2001279308A JP2003085008A JP 2003085008 A JP2003085008 A JP 2003085008A JP 2001279308 A JP2001279308 A JP 2001279308A JP 2001279308 A JP2001279308 A JP 2001279308A JP 2003085008 A JP2003085008 A JP 2003085008A
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JP2001279308A
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Hideto Sakai
英人 酒井
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Columbia Music Entertainment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】限られた容量の記録媒体に、データファイルの
冗長度を高めることなくファイル管理ができるようにデ
ータを記録し、しかも、記録媒体を効率よく利用できる
よう考慮されたデータ記録再生装置および情報記録再生
システムを提供する。 【解決手段】ファイル選択手段14は、記録手段22が
記録しようとしているデータファイルの容量が、残量検
出手段13の検出した記録媒体12の空き容量よりも大
きい場合、記録媒体12に記録されているデータファイ
ルのうち、記録時刻検出手段13の検出した記録時刻の
古い順に1以上のデータファイルを削除対象データファ
イルとして選択し、削除手段15に削除を指示する。制
御手段17は、再生手段16によるデータファイルの再
生時間を計測し、再生時間が予め定めた時間以上であっ
た場合、データファイルについての記録時刻を再生した
時刻に書き換えるよう、記録手段11に指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、限られた容量の記
録媒体の記録可能な空き容量が少ない場合であっても、
ユーザが必要とするデータを効率よく記録し、そのデー
タを再生することができるデータ記録再生装置および情
報記録再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】限られた容量の記録メディアに対して音
声信号や映像信号を効率よく記録するための記録再生装
置が、例えば、特開平9−138698号公報に開示さ
れている。本公報に記載の音声記録再生装置は、記録先
の記録媒体の記録残量(空き容量)の検出を行うととも
に、すでに記録されている複数の音声データについて、
予め設定しておいた重要度に基づいてプライオリティを
決定する。そして、新たな音声データを記録するため
に、記録媒体の空き容量が不足する場合には、すでに記
録されている音声データの中からプライオリティの低い
ものを選択して、データを符号化することにより情報量
を低減した上で、再記録する。これにより、記録媒体の
空き容量を増加させ、新たな音声データを記録可能にす
る。なお、すでに記録されている音声データのプライオ
リティを定めるための項目としては、記録を行った時
間、記録を行ったユーザ、記録後再生された頻度、音声
ソースの内容、ユーザによるマニュアル設定等を用いる
ことが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平9−13
8698号公報に記載の記録再生装置において、すでに
記録されている音声データのプライオリティを、例えば
再生頻度のみで定めると、記録当初には何度も繰り返し
再生した音声データと、記録当初はそれ程再生しなかっ
たが現在は頻繁に再生する音声データとが同一の記録媒
体上に存在する場合、ユーザにとって現状で使用頻度の
高いデータは後者であるにも関わらず、データ記録時か
ら現在までの再生頻度が前者のデータの方が高ければ、
現在は全く聞かなくなった前者のデータの方がプライオ
リティが高くなくなる。プライオリティが低い後者のデ
ータは、符号化により情報量が低減され記録媒体に再記
録される。データの符号化は、情報量を低減できる反
面、データの品質(音質や画質)の劣化が伴う。そうす
ると、現在頻繁に再生され、使用頻度が高いデータ(後
者のデータ)であるにも関わらず、プライオリティが低
いために符号化され、データの品質が劣化するという不
具合が生じる。また、特開平9−138698号公報に
記載の記録再生装置では、前者のデータ(記録当初には
何度も繰り返し再生した音声データ)より後者のデータ
(記録当初はそれ程再生しなかったが現在は頻繁に再生
する音声データ)の方がプライオリティが低い場合、現
在頻繁に再生され、使用頻度が高いデータ(後者のデー
タ)であるにも関わらず、プライオリティが低いためデ
ータが削除されるという不具合が生じる。
【0004】このような問題を解決するためには、プラ
イオリティ項目を2つ以上組み合わせてプライオリティ
を決定することが考えられるが、プライオリティ項目が
多くなるほどデータ冗長度が高くなり、ファイル管理が
複雑になるという問題が生じる。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであって、限られた容量の記録媒体に、データ
ファイルの冗長度を高めることなくファイル管理ができ
るようにデータを記録し、しかも、記録媒体を効率よく
利用できるよう考慮されたデータ記録再生装置、情報記
録端末装置、携帯データ再生装置および情報記録再生シ
ステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、以下のようなデータ記録再生装
置、情報記録端末装置、携帯データ再生装置および情報
記録再生システムを提供する。
【0007】すなわち、記録媒体にデータファイルおよ
び前記データファイルの記録時刻を記録するための記録
手段と、前記記録媒体に記録されているデータファイル
を再生するための再生手段と、前記記録媒体に記録され
ているデータファイルを削除するための削除手段と、前
記記録録媒体に記録可能な空き容量を検出する残量検出
手段と、前記記録媒体に記録されているデータファイル
についての前記記録時刻を検出する記録時刻検出手段
と、ファイル選択手段と、制御手段とを有し、前記ファ
イル選択手段は、前記記録手段が記録しようとしている
データファイルの容量が、前記残量検出手段検出した空
き容量よりも大きい場合、前記記録媒体に記録されてい
るデータファイルのうち、前記記録時刻検出手段の検出
した前記記録時刻の古い順に1以上のデータファイルを
削除対象データファイルとして選択し、当該削除対象デ
ータファイルの削除を前記削除手段に指示し、前記制御
手段は、前記再生手段によるデータファイルの再生時間
を計測し、該再生時間が予め定めた時間以上であった場
合、当該データファイルについての前記記録時刻を前記
再生手段が再生した時刻に書き換えるよう、前記記録手
段に指示することを特徴とするデータ記録再生装置であ
る。
【0008】すなわち、記録媒体にデータファイルを記
録するための記録手段と、前記記録媒体に記録されてい
るデータファイルを削除するための削除手段と、前記記
録録媒体に記録可能な空き容量を検出する残量検出手段
と、前記記録媒体に記録されているデータファイルの記
録時刻を検出する記録時刻検出手段と、ファイル選択手
段とを有し、前記ファイル選択手段は、前記記録手段が
記録しようとしているデータファイルの容量が、前記残
量検出手段の検出した空き容量よりも大きい場合、前記
記録媒体に記録されているデータファイルのうち、前記
記録時刻検出手段の検出した前記記録時刻の古い順に1
以上のデータファイルを削除対象データファイルとして
選択し、当該削除対象データファイルの削除を前記削除
手段に指示することを特徴とする情報記録端末装置であ
る。
【0009】すなわち、記録媒体に記録されているデー
タファイルを再生するための再生手段と、前記記録媒体
に記録されているデータファイルの記録時刻を書き換え
るための記録手段と、制御手段とを有し、前記制御手段
は、前記再生手段によるデータファイルの再生時間を計
測し、該再生時間が予め定めた時間以上であった場合、
当該データファイルについての前記記録時刻を前記再生
手段が再生した時刻に書き換えるよう、前記記録手段に
指示することを特徴とする携帯データ再生装置である。
【0010】すなわち、情報記録端末装置と携帯データ
再生装置とを備えた情報記録再生システムであって、前
記情報記録端末装置は、記録媒体にデータファイルを記
録するための記録手段と、前記記録媒体に記録されてい
るデータファイルを削除するための削除手段と、前記記
録録媒体に記録可能な空き容量を検出する残量検出手段
と、前記記録媒体に記録されているデータファイルの記
録時刻を検出する記録時刻検出手段と、ファイル選択手
段とを有し、携帯データ再生装置は、前記記録媒体に記
録されているデータファイルを再生するための再生手段
と、前記記録媒体に記録されているデータファイルの記
録時刻を書き換えるための記録手段と、制御手段とを有
し、前記ファイル選択手段は、前記記録手段が記録しよ
うとしているデータファイルの容量が、前記残量検出手
段の検出した空き容量よりも大きい場合、前記記録媒体
に記録されているデータファイルのうち、前記記録時刻
検出手段の検出した前記記録時刻の古い順に1以上のデ
ータファイルを削除対象データファイルとして選択し、
当該削除対象データファイルの削除を前記削除手段に指
示し、前記制御手段は、前記再生手段によるデータファ
イルの再生時間を計測し、該再生時間が予め定めた時間
以上であった場合、当該データファイルについての前記
記録時刻を前記再生手段が再生した時刻に書き換えるよ
う、前記記録手段に指示することを特徴とする情報記録
再生システムである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について説
明する。
【0012】まず、本発明の第1の実施の形態のデータ
記録再生装置について図1を用いて説明する。
【0013】第1の実施の形態のデータ記録再生装置
は、図1に示す記録媒体12に対してデジタルオーディ
オデータやデジタル映像データを記録および再生する機
能を有するデータ記録再生装置である。例えば、記録媒
体12を内蔵する携帯電話や、モバイルコンピュータ等
のパーソナルコンピュータを、図1の構成にすることが
できる。記録媒体12は、オーディオデータや映像デー
タを保持および書き換え可能な記録媒体であり、例え
ば、半導体メモリ、ハードディスク、ならびに、ミニデ
ィスク(MD)等の書き換え可能な光ディスク等を用い
ることができる。記録媒体12は、オーディオデータや
映像データのデータファイルを記録した時刻(記録時
刻)を保持するための領域(記録時刻保持領域)を有し
ている。
【0014】本実施の形態のデータ記録再生装置は、図
1に示すように、記録部11、再生部16、記録時刻・
記録残量検出部13、ファイル選択部14、ファイル削
除部15,制御部17,操作部18,表示部101、な
らびに、記録媒体12を装着するための装着部(不図
示)を備えている。本データ記録再生装置が携帯電話で
ある場合、このほかに、通信機能部、音声入力部、音声
出力部等の携帯電話機能を実現するために必要な構成が
備えられてる。また、本データ記録再生装置が、モバイ
ルコンピュータである場合には、コンピュータとしての
機能を実現するために、CPU、キーボード等の入力装
置、通信機能部等を含んでいる。
【0015】記録部11は、オーディオデータや映像デ
ータを受け取って、記録媒体12に記録する動作と、記
録媒体12内に記録されているデータファイル記録時刻
を制御部17の指示を受けて記録および変更(書き換
え)する動作を行う。また、記録部11は、記録すべき
ファイルの容量を検出してファイル選択部14に出力す
る動作も行う。本データ記録再生装置がモバイルコンピ
ュータ等のパーソナルコンピュータである場合は、内蔵
または接続されているハードディスクドライブ(HD
D)等の記録媒体再生手段が読み出したデータファイル
を受け取って、記録媒体12にコピーする処理が、記録
部11の動作となる。また、データ記録再生装置が携帯
電話である場合には、外部のデータベースから通信回線
を介して受け取ったデータファイルを記録媒体12に記
録する動作が記録部11の動作となる。
【0016】記録時刻・記録残量検出部13は、記録媒
体12内の記録時刻保持領域から、データファイルの記
録時刻を読み出す動作、および、記録媒体12の空き容
量を検出する動作を行う部分である。読み出した記録時
刻および空き容量の情報は、ファイル選択部14に出力
される。
【0017】ファイル選択部14は、記録時刻・記録残
量検出部13が検出した空き容量が、記録部11から受
け取った記録しようとしているデータファイルの容量よ
りも小さい場合、あらかじめ設定した手順に基づき、記
録媒体12に記録されているデータファイルを選択す
る。具体的には、記録時刻・記録残量検出部13から受
け取った記録時刻の古いデータファイルを順に選び、選
ばれたファイルの合計容量が、記録部11から受け取っ
た記録しようとしているデータファイルの容量以上とな
ったとき、それらのファイルを消去対象ファイルとす
る。ファイル選択部14は、選択した消去対象ファイル
を削除するよう制御信号をファイル削除部15に出力す
る。ファイル削除部15は、指示されたデータファイル
を記録媒体12から削除する。
【0018】再生部16は、記録媒体12のオーディオ
データまたは映像データを再生して、再生データがオー
ディオデータである場合には、不図示のスピーカー、ヘ
ッドホン等へD/A変換器(不図示)を介して出力す
る。また、再生データが映像データである場合には、表
示部101または外部の画像表示装置へ出力する。
【0019】制御部17は、再生部16により、あるオ
ーディオデータファイルまたは映像データファイルが予
め定めた一定時間以上再生された場合、記録媒体12内
の記録時刻保持領域の当該データファイルの記録時刻
を、再生を開始した時刻(再生開始時刻)に変更するよ
うに指示する。記録部11は、指示に応じて、記録時刻
を再生開始時刻に書き換える。制御部17は、再生開始
時刻を指示するために、絶対時間を有するタイマ19を
内蔵している。タイマ19の絶対時間は、ユーザが他の
基準時間を参照して設定する。また、制御部17には、
操作部18が接続されている。操作部18には、記録媒
体12へのデータの記録、再生、早送り再生、早戻し再
生等の指示をユーザから受け付ける操作ボタンが備えら
れている。また、本データ記録再生装置が、携帯電話で
ある場合には、操作部18には、通信の操作に必要な通
信操作ボタンが備えられている。
【0020】なお、制御部17において判断される、デ
ータファイルが予め定めた一定時間以上再生された場合
というのは、ユーザが望んで視聴するために再生を行っ
たと解釈できる時間である。
【0021】たとえば、携帯オーディオ機器などの限ら
れた容量のメモリに記録されたオーディオデータの場合
を考える。楽曲の一部(例えば、先頭部分)を数秒から
数十秒聞くなどの試聴程度の短時間再生では、ユーザが
聞くことを望んで再生したかどうかの判断はできかねる
が、例えば1分以上聞いたとなると明らかにユーザが再
生したいという意志をもっていたと判断できる。そこ
で、予め定めた時間(例えば1分)を基準にして、それ
よりも長い時間データを再生した場合に、記録時刻を再
生開始時間に更新する処理を行っていくと、ユーザが頻
繁に再生を行っているオーディオデータの記録時刻は新
しく、また頻繁ではないがたまに思い出したように聞い
ているオーディオデータも再生するごとに最新の時刻と
なり、全く聞かないオーディオデータのみ記録時刻が旧
くなっていく。また、ユーザが楽曲を忘れた場合に確認
する試聴程度の短時間再生では記録時刻の更新は行われ
ず、ユーザがそのまま聞きたくて再生し続けるもしくは
後日再度聞き直す等すれば記録時刻が更新されることに
より、ユーザの明確な意志判断が可能となる。したがっ
て、データが再生された時刻が古いデータから順に削除
対象として選択することで、携帯電話等に利用される限
られた容量のメモリを効率的に利用できるようにするこ
とができる。
【0022】また、ファイル選択部14には、あらかじ
めファイル選択を行う際の手順がプログラム等により設
定されている。本実施の形態では、記録媒体12のデー
タファイルの記録時刻が上述のように再生開始時刻に変
更されていることから、ファイル選択部14は、データ
ファイル記録時刻をファイル選択の判断にそのまま利用
可能である。よって、記録時刻の古いものから、順に選
択することにより、利用度の低いファイルデータを選択
することができる。
【0023】また、削除ファイルの選択方法としては、
オーディオデータを記録する場合にはオーディオデータ
のみを、映像データを記録する場合には映像テータのみ
を削除選択対象にするか、どちらのデータを記録する場
合においても全てのオーディオ及び映像テータを削除選
択対象とするかは、ユーザが操作部18の操作ボタンを
操作することによりあらかじめ設定可能とするように構
成することができる。この設定に応じて、ファイル選択
手段14が削除対象として選択するファイルを、オーデ
ィオデータのみ、映像データのみ、もしくは、両方の中
から選択するように、ファイル選択手段の動作手順を予
めプログラムしておく。また、特に設定がない場合は、
デフォルトとして、常に全ファイルを削除選択対象とし
て扱うようにすることができる。
【0024】図3のフローチャートを用いて、データフ
ァイルの記録時の制御部17,記録部11,記録時刻・
記録残量検出部13,ファイル選択部14,ファイル削
除部15の動作手順を、さらに具体的に説明する。ここ
では、本データ記録再生装置が、携帯電話である場合を
例に説明する。制御部17は、再生部16および記録部
11の制御の他に、記録時刻・記録残量検出部13,フ
ァイル選択部14,ファイル削除部15の動作の制御も
行う。なお、削除ファイルの選択方法としては、オーデ
ィオデータを記録する場合にはオーディオデータのみ
を、映像データを記録する場合には映像テータのみを削
除選択対象にするように、ユーザが操作部18により予
め設定しているものとする。
【0025】まず、ユーザは、操作部18の操作ボタン
を操作し、通信機能部を外部のデータベースと接続す
る。そして、通信機能部が表示部101へ表示させる表
示等を参照して、記録媒体12に記録したいオーディオ
ファイルもしくは映像ファイルを操作部18の操作によ
り選択する。ここでは、オーディオファイルが選択され
たものとする。その選択操作を受けて、制御部17の指
示のもと、記録部11は、選択されたオーディオファイ
ルの容量がどれくらいの大きさであるかという情報を、
通信機能部を介して外部のデータベースから受け取る
(ステップ301)。
【0026】つぎに、記録時刻・記録残量検出部13
は、制御部17の指示を受けて、記録媒体12の記録時
刻保持領域から、すべてのデータファイルの記録時刻を
読み出す。また、記録時刻・記録残量検出部13は、記
録媒体12のデータ空き容量を検出する(ステップ30
2)。検出した記録媒体12の空き容量が、ステップ3
01のユーザの選択したオーディオデータファイルの容
量以上である場合(ステップ303)、そのままオーデ
ィオデータファイルが記録できるため、ステップ308
に進む。ステップ308では、記録部11は、制御部1
7の制御のもとで、通信機能部を介してユーザが選択し
たオーディオデータファイルを外部データベースから受
け取り、記録媒体12にデータファイルを記録する。ま
た、記録部11は、記録時の時刻を制御部17のタイマ
19から受け取り、記録媒体12内の記録時刻保持領域
に記録する。
【0027】一方、ステップ303で記録媒体の空き容
量が、選択されたオーディオデータファイルの容量より
小さかった場合、ファイル選択部14は、制御部17の
制御のもとで、記録媒体12にすでに記録されているデ
ータファイルのうち、オーディオデータファイルのみを
選択し、それらの記録時刻を比較して、記録時刻の古い
順にオーディオデータファイルを選択し、選択されたオ
ーディオデータファイルの合計容量が、ステップ301
でユーザが選択したオーディオデータファイルの容量以
上となったとき、それらのファイルを削除対象のオーデ
ィオデータファイルとしてファイル削除部15に出力す
る(ステップ305)。このとき、制御部17は、表示
部101に空き容量不足であることを表示し、削除対象
のオーディオデータファイルを削除推奨ファイルとして
列挙して表示させ、削除推奨オーディオファイルを削除
するか、映像データも含めてユーザが削除ファイルを選
択するか、ユーザに選択させるようにすることもでき
る。この場合、記録媒体12中にどちらか一方の種類の
データしか存在しない場合には、この選択処理は割愛さ
れ、次処理に移る。
【0028】また、すべてのデータファイルを表示部1
01に列挙し、ユーザが削除するデータファイルを選択
するようにすることもできる。この場合、ファイル選択
部14は、削除推奨ファイルを、ユーザが選択したデー
タファイルと入れ替えて、ファイル削除部15に指示す
る。
【0029】なお、ここでは、予めユーザが、削除ファ
イルの選択方法として、オーディオデータを記録する場
合にはオーディオデータのみを、映像データを記録する
場合には映像テータのみを削除選択対象にするように、
設定している場合について説明しているため、ファイル
選択部14は、オーディオデータファイルのみを削除対
象として選択している。しかしながら、予めユーザが、
オーディオデータおよび映像データの両方を削除対象に
含めるように設定している場合には、記録媒体12のす
べてのデータファイルのなかから、記録時刻の古い順に
ファイルを選択していくようにする。
【0030】次に、制御部17は、データファイルを削
除してよいかユーザに確認するための表示を表示部10
1に行い、ユーザに記録を中断するか、古いデータファ
イルを削除して記録を続行するかを操作部18により選
択するよう促す(ステップ306)。ユーザが、操作部
18により削除を選択して記録を続行する場合、ファイ
ル削除部15は、削除対象オーディオデータファイルを
記録媒体12から削除し、空き容量を拡大させる(ステ
ップ307)。記録部11は通信機能部を介してオーデ
ィオデータファイルを受け取り、空き容量の拡大した記
録媒体12にオーディオデータファイルを記録する。ま
た、記録部11は、制御部17のタイマから記録時の時
刻を受け取り、記録媒体12の記録時刻保持領域に記録
する(ステップ308)。
【0031】続けて、記録媒体12に記録されたオーデ
ィオデータを再生する場合の各部動作について、図4の
フローチャートを用いて説明する。
【0032】まず、ユーザが、操作部18の操作ボタン
のなかの曲番号選択ボタン(もしくは映像番号ボタン)
の押す等により、データファイル選択の操作をし、再生
したいオーディオデータファイルまたは映像データファ
イルを選択する。このとき、制御部17が表示部101
に、記録媒体12に記録されているデータファイルの一
覧を表示させるようにすることができる。ユーザが、操
作部18の再生開始ボタンを操作すると、再生部16が
データの再生を開始する。再生されたデータがオーディ
オデータである場合には、例えば携帯電話の音声出力部
や接続されている外部ヘッドホンや外部スピーカに出力
され、音声やオーディオとして出力される。また、再生
されたデータが映像データである場合には、表示部10
1または接続されている外部画像表示装置に出力され、
映像が表示される。(ステップ401)。
【0033】制御部17は、再生開始と同時に、タイマ
19から絶対時間で再生開始時刻PST(Play Start T
ime)を得て、この時刻からの再生時間PT(Play Tim
e)の計測を開始する。このとき、再生開始時刻は、操
作部18における曲(または映像)選択番号ボタンまた
は再生開始ボタンが押された時点での時刻である。制御
部17は、再生時間PTの計測を、データファイル選択
の操作が行われた時点(すなわち、曲(または映像)選
択番号ボタンが押下された時点)又は再生開始ボタンが
押された時点から開始し、操作部18の早送りボタン又
は早戻しボタンが押された場合には、再生時間PTの計
測を中止し、再び再生開始ボタンが押され、早送りや早
戻しが解除された場合には再生時間PTの計測を再開す
る(ステップ402)。このように、早送りや早戻し時
間を再生時間PTから除くことにより、後述のステップ
405で、当該オーディオデータ(または映像データ)
の再生時間PTを予め定めた時間と比較して判断する際
に、ユーザが望んで(意志をもって)聴いた場合、映像
の場合は観た場合のみを判断対象の時間とすることがで
きる。
【0034】例えば、ユーザが、あるトラックのオーデ
ィオデータの特徴的部分(例えばサビの部分)を聴いて
・希望するオーディオデータが否かを判断する場合があ
る。この場合、ユーザは再生開始ボタンを押し、オーデ
ィオデータの再生が開始された後、早送りボタンを押し
てサビの部分まで早送りしてサビの部分を聴くという操
作をする。この場合、もし、再生時間PTの計測を再生
ボタンが押されてから停止されるまで行うと、再生ボタ
ンが押され再生を開始した後、早送りボタンが押され早
送り再生されても、再生時間PTが進むため、実際には
早送りしていてオーディオデータを聴いていなくても、
再生時間PTにカウントされてしまう。本実施の形態で
は、ステップ402で再生時間PTの計測を曲番号ボタ
ン又は再生開始ボタンが押された時点から行い、早送り
ボタン又は早戻しボタンが押された場合に再生時間PT
の計測を中止することにより、ユーザが望んで(意志を
もって)聴いた時間(映像の場合は観た時間)のみを判
断対象の時間とすることができる。
【0035】制御部17は、オーディオデータの再生が
終了したことを検出した場合には、再生時間PTの計測
を終了する(ステップ403、404)。制御部17
が、オーディオデータの再生が終了した判断するのは、
1トラック(1ファイル)のオーディオデータの再生が
終了した場合、当該オーディオデータの再生途中にユー
ザが操作部18により停止ボタンを押して強制終了した
場合、また、当該オーディオデータの再生途中にユーザ
が記録媒体12をデータ記録再生装置から強制的に脱却
した場合がある。
【0036】制御部17は、計測した再生時間PTを、
予め定められた時間Tと比較する(ステップ405)。
【0037】計測した再生時間PTが、予め定めた時間
Tより長い時間の場合(ステップ405)、制御部17
は、記録部11に再生開始時刻PSTを受け渡し、記録
媒体12の記録時刻保持領域内の当該オーディオデータ
ファイルの記録時刻を、再生開始時刻PSTに書き換え
させ(ステップ406)、データの再生の処理を終了す
る(ステップ407)。一方、ステップ405において
再生時間PTが予め定めた時間T以下の場合、記録媒体
12の記録時刻を書き換えずに、データの再生の処理を
終了する(ステップ407)。
【0038】上述してきたように、第1の実施の形態の
データ記録再生装置によれば、再生時間が所定の時間以
上である場合に、記録時刻を再生開始時刻に書き換える
構成であるため、オーディオデータファイルもしくは映
像データファイルに新たな情報データを付加する必要が
ない。また、削除対象ファイルを記録時刻によって単純
に選択することができるため、装置構成が簡単である。
このような簡単な構成であるにも関わらず、ユーザの各
データに対する最近の再生状況を把握して、再生してい
ないファイルを削除でき、最近再生頻度が高いオーディ
オデータもしくは映像データの品質を劣化させることな
く、記録媒体12の容量を無駄なく利用できる利便性の
高いデータ記録再生装置を提供することができる。
【0039】なお、上述の実施の形態では、制御部1
7、記録時刻・記録残量検出部13、ファイル選択部1
4、ファイル削除部15をそれぞれ別個のブロックとし
て説明したが、このように別個のブロックとする構成に
限定されるものではない。例えば、記録媒体12に直接
的に記録・再生・消去する動作をする構成と、演算部
と、メモリとにより、これらを構成にすることも可能で
ある。この場合、演算部がメモリ内に予め格納されたプ
ログラムに従って指示および演算処理を行い、記録・再
生・消去の動作を制御することにより、図3,図4のフ
ローチャートの処理を行い、制御部17、記録時刻・記
録残量検出部13、ファイル選択部14、ファイル削除
部15の動作を実現する。
【0040】なお、第1の実施の形態では、ステップ3
01で記録部11がファイル容量のみを外部から受信
し、ステップ308でデータファイルそのものを外部か
ら受信して記録するという手順であったが、ステップ3
01で記録部11がデータファイル全体を受け取って記
録容量を検出する構成にすることも可能である。この場
合、ステップ308では、ステップ301ですでに受け
取っているデータファイルを記録媒体12に記録する。
【0041】つぎに、本発明の第2の実施の形態につい
て、図2を用いて説明する。なお、第2実施の形態で用
いる符号のうち、第1の実施の形態と同じ符号の構成
は、第1の実施の形態の構成と同じである。
【0042】第2の実施の形態は、図2に示すように、
コンビニ等店頭に設置してある情報記録端末装置21
と、ユーザが所持する携帯データ再生装置31とを組み
合わせた情報記録再生システムである。携帯データ再生
装置31は、記録媒体12に記録されているオーディオ
データファイルや映像データファイルを再生する装置で
あり、記録媒体12としては、半導体メモリや、ミニデ
ィスク(MD)等の書き換え可能な光ディスク等が装着
される。情報記録端末装置21には、ユーザが所有する
携帯データ再生装置31から取り出された記録媒体12
が挿入および装着される。図2では、便宜上、記録媒体
12が、携帯データ再生装置31ごと情報記録端末装置
21に挿入された状態を示している。情報記録端末装置
21は、挿入された記録媒体12に対して、ユーザが選
択したオーディオデータファイルや映像データファイル
を記録する。
【0043】情報記録端末装置21は、データアーカイ
ブサーバ22、記録部11b、記録時刻・記録残量検出
部13、ファイル選択部14、ファイル削除部15,制
御部17b,操作部18b,表示部101b、基準タイ
マ19b、ならびに、携帯データ再生装置31を装着す
るための装着部21aを備えている。データアーカイブ
サーバ22は、種々のオーディオデータファイルや映像
データファイルが蓄積されている。データアーカイブサ
ーバ22はシステムの外部に配置され、通信回線によっ
て情報記録端末装置21と接続される場合もあるが、便
宜上、情報記録端末装置21内部にあるものとして説明
する。
【0044】図2において、記録時刻・記録残量検出部
13、ファイル選択部14、ファイル削除部15は、第
1の実施の形態のデータ記録再生装置の記録時刻・記録
残量検出部13、ファイル選択部14、ファイル削除部
15と同じ構成である。また、記録部11bは、データ
アーカイブサーバ22からオーディオデータや映像デー
タを受け取って、記録媒体12に記録する動作と、記録
すべきファイルの容量を検出してファイル選択部14に
出力する動作を行う。操作部18bは、記録媒体12に
記録するデータファイルを選択するための操作ボタンを
備えている。
【0045】携帯データ再生装置31は、図2に示すよ
うに、記録再生部20、制御部17a,操作部18a、
記録媒体12を装着するための装着部(不図示)、およ
び、表示部101aを備えている。
【0046】記録再生部20は、記録媒体12内に記録
されているデータファイル記録時刻を制御部17aの指
示を受けて記録および変更(書き換え)する動作を行
う。また、記録再生部20は、記録媒体12のオーディ
オデータまたは映像データを再生して、再生データがオ
ーディオデータである場合には、不図示のスピーカー、
ヘッドホン等へD/A変換器(不図示)を介して出力す
る。また、再生データが映像データである場合には、表
示部101aまたは外部の画像表示装置へ出力する。
【0047】制御部17a内には、タイマー19aが備
えられている。また、操作部18aには、記録媒体12
へのデータの記録、再生、早送り再生、早戻し再生等の
指示をユーザから受け付ける操作ボタンが備えられてい
る。
【0048】つぎに、情報記録端末装置21の動作を説
明する。情報記録端末装置21の動作は、第1の実施の
形態のデータ記録再生装置のデータファイル記録時の動
作とほぼ同様であるので、第1の実施の形態の図3のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0049】まず、ユーザは、装着部21aに記録媒体
12を挿入して、操作部18bの操作ボタンの操作し、
表示部101bに表示されるデータファイルの一覧表示
等を参照して、記録媒体12に記録したいオーディオフ
ァイルもしくは映像ファイルを選択する。ここでは、オ
ーディオファイルが選択されたものとする。その選択操
作を受けて、制御部17bの指示のもと、記録部11b
は、選択されたオーディオファイルの容量がどれくらい
の大きさであるかという情報を、データサーバを介して
外部のデータベースから受け取る(ステップ301)。
【0050】以下のステップ301〜308の処理は、
第1の実施の形態のステップ301〜308と同様であ
るので簡単に説明する。
【0051】記録時刻・記録残量検出部13は、制御部
17bの指示を受けて、記録媒体12のすべてのデータ
ファイルの記録時刻を読み出す。また、記録時刻・記録
残量検出部13は、記録媒体12のデータ空き容量を検
出する(ステップ302)。検出した記録媒体12の空
き容量が、ステップ301のユーザの選択したオーディ
オデータファイルの容量以上である場合(ステップ30
3)、ステップ308へ進み、記録部11bが、制御部
17bの制御のもとで、データアーカイブサーバ22か
らデータファイルを受け取り記録媒体12に記録する。
また、記録部11は、記録時の時刻をタイマ19bから
受け取り、記録媒体12内の記録時刻保持領域に記録す
る。一方、ステップ303で記録媒体12の空き容量
が、選択されたオーディオデータファイルの容量より小
さかった場合、ファイル選択部14は、第1の実施の形
態と同様に、記録時刻の古い順にデータファイルを選択
し、削除対象のデータファイルとしてファイル削除部1
5に出力する(ステップ305)。制御部17bは、デ
ータファイルを削除してよいかユーザに確認するための
表示を表示部101bに行う(ステップ306)。ユー
ザが、操作部18bにより削除を選択して記録を続行す
る場合、ファイル削除部15は、削除対象オーディオデ
ータファイルを記録媒体12から削除し、空き容量を拡
大させ(ステップ307)、記録部11は、空き容量の
拡大した記録媒体12にオーディオデータファイルを記
録する。また、記録部11は、制御部17bのタイマか
ら記録時の時刻を受け取り、記録媒体12の記録時刻保
持領域に記録する(ステップ308)。ユーザは、記録
済みの記録媒体12を装着部21aから取り出す。
【0052】つぎに、携帯データ再生装置31の動作に
ついて説明する。携帯データ再生装置31の動作は、第
1の実施の形態のデータ記録再生装置のデータファイル
再生時の動作とほぼ同様であるので、第1の実施の形態
の図4のフローチャートを参照して簡単に説明する。
【0053】まず、ユーザは、記録済みの記録媒体12
を携帯データ再生装置31の装着部に装着した後、操作
部18aの操作ボタンのなかの曲番号選択ボタン(もし
くは映像番号ボタン)の押す等により、データファイル
選択の操作をし、再生したいオーディオデータファイル
または映像データファイルを選択する。このとき、制御
部17aが表示部101aに、記録媒体12に記録され
ているデータファイルの一覧を表示させるようにするこ
とができる。つぎに、ユーザが、操作部18aの再生開
始ボタンを操作すると、記録再生部20がデータの再生
を開始する。再生されたデータがオーディオデータであ
る場合には、例えば携帯電話の音声出力部や接続されて
いる外部ヘッドホンや外部スピーカに出力され、音声や
オーディオとして出力される。また、再生されたデータ
が映像データである場合には、表示部101aまたは接
続されている外部画像表示装置に出力され、映像が表示
される。(ステップ401)。
【0054】制御部17aは、操作部18aの再生開始
ボタンが押された時点で、タイマ19aから絶対時間で
再生開始時刻PST(Play Start Time)を得て、この
時刻からの再生時間PT(Play Time)の計測を開始す
る。ただし、操作部18の早送りボタン又は早戻しボタ
ンが押された場合には、再生時間PTの計測を中止し早
送りや早戻し時間を再生時間PTから除く(ステップ4
02)。制御部17aは、データの再生が終了したこと
を検出した場合には、再生時間PTの計測を終了する
(ステップ403、404)。制御部17aは、計測し
た再生時間PTを、予め定められた時間Tと比較し(ス
テップ405)、再生時間PTが、予め定めた時間Tよ
り長い時間の場合、記録再生部20に再生開始時刻PS
Tを受け渡し、記録媒体12の記録時刻保持領域内の当
該データファイルの記録時刻を、再生開始時刻PSTに
書き換えさせて終了する(ステップ406,407)。
一方、ステップ405において再生時間PTが予め定め
た時間T以下の場合、記録媒体12の記録時刻を書き換
えずに、データの再生の処理を終了する(ステップ40
7)。
【0055】なお、携帯データ再生装置31のタイマ1
9aの絶対時間は、ユーザが他の基準時問を参照して設
定するほかに、情報記録端末装置21の基準タイマ19
bと通信することにより、自動的に絶対時間を設定する
ようにすることも可能である。この場合、ユーザが記録
媒体12を情報記録端末装置21に挿入する際に、携帯
データ再生装置31を情報記録端末装置21に接続する
ようにすることで実現可能である。もしくは、ユーザが
記録媒体12を情報記録端末装置21に挿入する際に、
携帯データ再生装置31ごと情報記録端末装置21に挿
入する構成とすることにすることもできる。なお、情報
記録端末装置21の基準タイマ19bは、通信回線等を
介してシステム外部から基準時間を得るようにすること
ができる。
【0056】なお、第2の実施の形態において、情報記
録端末装置21の動作を説明する際に、ステップ301
でユーザが最初に記録媒体12をセットするように説明
したが、ユーザがステップ301で記録したいファイル
を選択した後に、ステップ302で記録媒体12をセッ
トする構成にすることもできる。
【0057】第2の実施の形態によれば、携帯データ再
生装置が、再生時間が所定の時間以上である場合に、記
録時刻を再生開始時刻に書き換えるため、データファイ
ルに新たな情報データを付加する必要がなく、情報記録
端末装置は、削除対象ファイルを記録時刻によって単純
に選択するだけで、ユーザの各データに対する最近の再
生状況を把握して再生していないファイルを削除するこ
とができる。これにより記録媒体12の容量を無駄なく
利用できる利便性の高い情報記録再生システムを提供す
ることができる。
【0058】なお、第2の実施の形態では、図2におい
て、制御部17b、記録時刻・記録残量検出部13、フ
ァイル選択部14、ファイル削除部15をそれぞれ別個
のブロックとして説明したが、第1の実施の形態でも説
明したように、記録媒体12に直接的に記録・消去する
動作をする構成と、演算部と、メモリとによって構成す
ることも可能である。
【0059】また、第2の実施の形態では、記録媒体1
2を取り出して情報記録端末装置に挿入する構成であっ
たが、記録媒体12を携帯データ再生装置31に収容し
た状態のまま、携帯データ再生装置31ごと情報記録端
末装置21に挿入する構成にすることも可能である。
【0060】なお、上述した第1及び第2の実施の形態
では、オーディオデータファイルと映像データファイル
を記録再生する場合について説明したが、第1及び第2
の実施の形態の装置で記録再生できるデータは、オーデ
ィオデータと映像データに限られず、デジタルデータで
あれば、同様に記録再生することができる。例えば、画
像データや、ゲームソフト等も含まれる。
【0061】前述した第1及び第2の実施の形態におい
て、データ記録再生装置(図1)及び情報記録端末装置
(図2)は、ファイル削除部15を備えているとした
が、それに限定されず、ファイル削除部15を、ファイ
ル選択部14からの指示に基づいて選択された対象デー
タを圧縮符号化するファイル圧縮部に置き換えてもよ
い。この場合、圧縮され記録媒体に記録されたデータ
(圧縮データ)は、記録媒体から削除されず記録されて
いるため、後に再度そのデータを伸長して再生すること
ができる。圧縮データにより記録媒体の空き容量が不足
した場合には、圧縮データの記録時刻の古いデータから
削除するようにすればよい。
【0062】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、限ら
れた容量の記録媒体に、データファイルの冗長度を高め
ることなくファイル管理ができるようにデータを記録
し、しも、記録媒体を効率よく利用できるよう考慮され
たデータ記録再生装置、情報記録端末装置、携帯データ
再生装置および情報記録再生システムを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のデータ記録再生装
置の構成を示すブロック図。
【図2】本実施の第2の実施の形態における情報記録端
末装置と携帯データ再生装置を備えた情報記録再生シス
テムの構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施の形態のデータ記録再生装
置のデータ記録時の動作手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の第1の実施の形態のデータ記録再生装
置のデータ再生時の動作手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…記録部、12…記録媒体、13…記録残量検出
部、14…記録時刻に従いファイルを選択するファイル
選択部、15…ファイル削除部、16…再生部、17,
17a、17b…制御部、18、18a,18b…操作
部、19、19a、19b…タイマ、20…記録再生
部、21…情報記録端末装置、31…携帯データ再生装
置、101、101a,101b…表示部。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体にデータファイルおよび前記デー
    タファイルの記録時刻を記録するための記録手段と、前
    記記録媒体に記録されているデータファイルを再生する
    ための再生手段と、前記記録媒体に記録されているデー
    タファイルを削除するための削除手段と、前記記録媒体
    に記録可能な空き容量を検出する残量検出手段と、前記
    記録媒体に記録されているデータファイルについての前
    記記録時刻を検出する記録時刻検出手段と、ファイル選
    択手段と、制御手段とを有し、 前記ファイル選択手段は、前記記録手段が記録しようと
    しているデータファイルの容量が、前記残量検出手段の
    検出した空き容量よりも大きい場合、前記記録媒体に記
    録されているデータファイルのうち、前記記録時刻検出
    手段の検出した前記記録時刻の古い順に1以上のデータ
    ファイルを削除対象データファイルとして選択し、当該
    削除対象データファイルの削除を前記削除手段に指示
    し、 前記制御手段は、前記再生手段によるデータファイルの
    再生時間を計測し、該再生時間が予め定めた時間以上で
    あった場合、当該データファイルについての前記記録時
    刻を前記再生手段が再生した時刻に書き換えるよう、前
    記記録手段に指示することを特徴とするデータ記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のデータ記録再生装置にお
    いて、前記ファイル選択手段は、前記削除対象データフ
    ァイルの合計容量が、前記記録手段の記録しようとして
    いるデータファイルの容量より大きくなるまでファイル
    を選択することを特徴とするデータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のデータ記録再生
    装置において、表示手段をさらに有し、前記ファイル選
    択手段は、前記削除対象データファイルの一覧の表示
    と、削除してもよいかどうかをユーザに確認する内容の
    表示とを前記表示手段に表示させることを特徴とするデ
    ータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のデータ記録再生装置にお
    いて、ユーザによるファイル選択操作を受け付ける操作
    手段をさらに有し、前記ファイル選択手段は、前記操作
    手段が削除すべきデータファイルの選択をユーザから受
    け付けた場合、当該データファイルを、前記削除対象フ
    ァイルと入れ替えることを特徴とするデータ記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のデータ記録再生装置にお
    いて、前記ファイル選択手段は、前記ユーザから削除す
    べきデータファイルの選択を受け付けるために、前記表
    示手段に前記記録媒体に格納されているすべてのデータ
    ファイルの一覧を表示させることを特徴とするデータ記
    録再生装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5に記載のデ
    ータ記録再生装置において、前記記録手段は、第1及び
    第2の種類のデータファイルを記録可能であり、前記フ
    ァイル選択手段は、前記記録手段が記録しようとしてい
    るデータファイルが、前記第1の種類である場合、前記
    記録媒体に記録されているデータファイルのうち、前記
    第1の種類のデータファイルの中から前記削除対象デー
    タファイルを選択することを特徴とするデータ記録再生
    装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のデータ記録再生装置にお
    いて、ユーザから再生の指示を受け付ける第1操作部
    と、早送りおよび早戻しのうちの少なくとも一方の指示
    を受け付ける第2操作部とを備える操作手段を有し、前
    記制御手段は、前記第1操作部が操作された時点で再生
    時間の計測を開始し、前記第2操作部が操作された場合
    には、再生時間の計測を中断することを特徴とするデー
    タ記録再生装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のデータ記録再生装置にお
    いて、通信手段をさらに有し、前記記録手段は、前記通
    信手段を介して記録すべき前記データファイルを外部か
    ら受け取ることを特徴とするデータ記録再生装置。
  9. 【請求項9】記録媒体にデータファイルを記録するため
    の記録手段と、前記記録媒体に記録されているデータフ
    ァイルを削除するための削除手段と、前記記録録媒体に
    記録可能な空き容量を検出する残量検出手段と、前記記
    録媒体に記録されているデータファイルの記録時刻を検
    出する記録時刻検出手段と、ファイル選択手段とを有
    し、前記ファイル選択手段は、前記記録手段が記録しよ
    うとしているデータファイルの容量が、前記残量検出手
    段の検出した空き容量よりも大きい場合、前記記録媒体
    に記録されているデータファイルのうち、前記記録時刻
    検出手段の検出した前記記録時刻の古い順に1以上のデ
    ータファイルを削除対象データファイルとして選択し、
    当該削除対象データファイルの削除を前記削除手段に指
    示することを特徴とする情報記録端末装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の情報記録端末装置にお
    いて、前記ファイル選択手段は、前記削除対象データフ
    ァイルの合計容量が、前記記録手段の記録しようとして
    いるデータファイルの容量より大きくなるまでファイル
    を選択することを特徴とする情報記録端末装置。
  11. 【請求項11】請求項9または10に記載の情報記録端
    末装置において、表示手段をさらに有し、前記ファイル
    選択手段は、前記削除対象データファイルの一覧の表示
    と、削除してもよいかどうかをユーザに確認する内容の
    表示とを前記表示手段に表示させることを特徴とする情
    報記録端末装置。
  12. 【請求項12】請求項9、10または11に記載の情報
    記録端末装置において、ユーザによるファイル選択操作
    を受け付ける操作手段をさらに有し、前記ファイル選択
    手段は、前記操作手段が削除すべきデータファイルの選
    択をユーザから受け付けた場合、当該データファイル
    を、前記削除対象ファイルと入れ替えることを特徴とす
    る情報記録端末装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の情報記録端末装置に
    おいて、前記ファイル選択手段は、前記ユーザから削除
    すべきデータファイルの選択を受け付けるために、前記
    表示手段に前記記録媒体に格納されているすべてのデー
    タファイルの一覧を表示させることを特徴とする情報記
    録端末装置。
  14. 【請求項14】請求項9,10、11、12または13
    に記載の情報記録端末装置において、前記記録手段は、
    第1及び第2の種類のデータファイルを記録可能であ
    り、前記ファイル選択手段は、前記記録手段が記録しよ
    うとしているデータファイルが、前記第1の種類である
    場合、前記記録媒体に記録されているデータファイルの
    うち、前記第1の種類のデータファイルの中から前記削
    除対象データファイルを選択することを特徴とする情報
    記録端末装置。
  15. 【請求項15】請求項9、10,11,12,13また
    は14に記載の情報記録端末装置において、通信手段を
    さらに有し、前記記録手段は、前記通信手段を介して記
    録すべき前記データファイルを外部から受け取ることを
    特徴とする情報記録端末装置。
  16. 【請求項16】請求項9、10,11,12,13、1
    4または15に記載の情報記録端末装置において、前記
    記録媒体の装着を外部から受け付ける挿入口をさらに有
    することを特徴とする情報記録端末装置。
  17. 【請求項17】記録媒体に記録されているデータファイ
    ルを再生するための再生手段と、前記記録媒体に記録さ
    れているデータファイルの記録時刻を書き換えるための
    記録手段と、制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記再生手段によるデータファイルの
    再生時間を計測し、該再生時間が予め定めた時間以上で
    あった場合、当該データファイルについての前記記録時
    刻を前記再生手段が再生した時刻に書き換えるよう、前
    記記録手段に指示することを特徴とする携帯データ再生
    装置。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の携帯データ再生装置
    において、ユーザから再生を指示を受け付ける第1操作
    部と、早送りおよび早戻しのうちの少なくとも一方の指
    示を受け付ける第2操作部とを備える操作手段を有し、
    前記制御手段は、前記第1操作部が操作された時点で再
    生時間の計測を開始し、前記第2操作部が操作された場
    合には、再生時間の計測を中断することを特徴とする携
    帯データ再生装置。
  19. 【請求項19】情報記録端末装置と携帯データ再生装置
    とを備えた情報記録再生システムであって、 前記情報記録端末装置は、記録媒体にデータファイルを
    記録するための記録手段と、前記記録媒体に記録されて
    いるデータファイルを削除するための削除手段と、前記
    記録録媒体に記録可能な空き容量を検出する残量検出手
    段と、前記記録媒体に記録されているデータファイルの
    記録時刻を検出する記録時刻検出手段と、ファイル選択
    手段とを有し、 携帯データ再生装置は、前記記録媒体に記録されている
    データファイルを再生するための再生手段と、前記記録
    媒体に記録されているデータファイルの記録時刻を書き
    換えるための記録手段と、制御手段とを有し、 前記ファイル選択手段は、前記記録手段が記録しようと
    しているデータファイルの容量が、前記残量検出手段の
    検出した空き容量よりも大きい場合、前記記録媒体に記
    録されているデータファイルのうち、前記記録時刻検出
    手段の検出した前記記録時刻の古い順に1以上のデータ
    ファイルを削除対象データファイルとして選択し、当該
    削除対象データファイルの削除を前記削除手段に指示
    し、 前記制御手段は、前記再生手段によるデータファイルの
    再生時間を計測し、該再生時間が予め定めた時間以上で
    あった場合、当該データファイルについての前記記録時
    刻を前記再生手段が再生した時刻に書き換えるよう、前
    記記録手段に指示することを特徴とする情報記録再生シ
    ステム。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の情報記録再生システ
    ムにおいて、前記情報記録端末装置は、前記記録媒体、
    または、前記記録媒体が装着された前記携帯データ再生
    装置の挿入を受け付ける挿入口を有することを特徴とす
    る情報記録再生システム。
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