JP2002315087A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2002315087A
JP2002315087A JP2001111570A JP2001111570A JP2002315087A JP 2002315087 A JP2002315087 A JP 2002315087A JP 2001111570 A JP2001111570 A JP 2001111570A JP 2001111570 A JP2001111570 A JP 2001111570A JP 2002315087 A JP2002315087 A JP 2002315087A
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Michio Nagai
通夫 永井
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録レベルの異なるオーディオデータの再生を
行う際であっても適正な再生レベルを設定することが可
能なデータ処理装置を提供する。 【解決手段】本発明は、CPU16の制御の下、動作モ
ードがプレーヤモードに設定され、且つ再生等の動作を
停止している状態において、操作スイッチ群20のメニ
ュー釦をONしてメニュー設定モードに入った後に、複
数の設定項目の中から早送釦或いは早戻釦を操作して最
大再生レベル設定の項目を選択して最大再生レベルの設
定を行うことで、必要以上に大きな再生レベルで音楽等
が再生されるのを防止することを特徴とするデータ処理
装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオーディオ
データの再生や記録を行う装置に係り、特に音声メモモ
ード、音楽再生モード等といった各種モード設定に応じ
て独立して音量調節値を設定することが可能なデータ処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体メモリに記録された、圧縮
された音楽データを音声信号に変換してヘッドホン等に
より出力する、所謂半導体オーディオプレーヤが製品化
されている。その中には、音声メモ機能と称して、口述
や会議内容等を本体に内蔵されたマイクを用いて入力し
た後、内部回路でデジタルデータに変換して、内蔵の半
導体メモリに記録するような機能を有するものもある。
【0003】このような半導体オーディオプレーヤにお
いて、オーディオデータのうち通常の音楽データ、例え
ばポップス等の音声データは、比較的高めの記録レベル
で記録されている。一方、オーディオデータのうち音声
メモ機能で記録されるような音声データは、マイクの特
性或いは記録されている内容等の事情により、比較的低
めの記録レベルで記録されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
場合、基準信号に対して同じような減衰率で前記音楽デ
ータ及び音声データの再生を行うと、記録レベルが相違
することから、音声データの再生レベルの方が音楽デー
タの再生レベルよりも小さくなってしまう。
【0005】従って、例えば音楽データを再生するのに
適当な再生レベルに調節して音声データを再生した後に
音声データを再生すると、音楽データを再生するには再
生レベルが大きくなり過ぎる場合があり、問題となって
いた。
【0006】かかる問題に対して、実際の製品では、音
楽データの再生レベルと音声データの再生レベルとを別
々に有するような手法が採用されている。
【0007】しかしながら、このような方法では、音楽
データの再生レベルと音声データの再生レベルがリンク
していないため、音声データを聞いているときに再生レ
ベルを下げた場合、音楽データの再生レベルが下がって
いないにも関わらず、音楽データの再生レベルも下がっ
ているものと判断され、再生レベルが大きすぎる状態下
で音楽データを再生してしまうおそれがある。
【0008】本発明は、前記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、記録レベルの異なるオー
ディオデータの再生を行う際であっても適正な再生レベ
ルを設定することが可能なデータ処理装置を提供するこ
とにある。
【0009】より詳細には、適当な最大再生レベルを設
定可能とし、例えば、第1の動作モードにおいて会議等
を録音したものを、再生レベルを大きくして聞いた後、
第2の動作モードに切り換えて音楽を聴いたときに、必
要以上に大きな再生レベルで音楽等が再生される如き事
態を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、複数種類のオーディオデータを記録及び
再生するデータ処理装置において、前記複数種類のうち
の少なくとも1つの種類のオーディオデータの再生レベ
ルについて上限値を設定する設定手段と、前記オーディ
オデータの再生レベルを指示する再生レベル調節手段
と、前記少なくとも1つの種類のオーディオデータを再
生するときに、前記再生レベル調節手段で指示された再
生レベルが前記上限値を超えるときには、当該再生レベ
ルが前記上限値となるように制御する再生レベル制御手
段と、を有することを特徴とする。
【0011】さらに、本発明は、前記複数種類のオーデ
ィオデータは音声データ及び音楽データを含み、前記設
定手段は当該音楽データを再生するときの再生レベルに
ついて上限値を設定することを更なる特徴とする。
【0012】そして、本発明は、前記複数種類のオーデ
ィオデータは第1の符号化データと当該第1の符号化デ
ータよりも高音質な第2の符号化データを含み、前記設
定手段は前記第2の符号化データを再生するときの再生
レベルについて上限値を設定することを更なる特徴とす
る。
【0013】さらに、本発明は、前記再生レベル調節手
段は、アナログ式の回転調節部材からなることを更なる
特徴とする。
【0014】そして、本発明は、前記少なくとも1つの
種類のオーディオデータの再生のときにおいて、前記再
生レベル調節手段で指定された再生レベルが前記上限値
を超える場合には所定の警告を行う警告手段を更に有す
ることを更なる特徴とする。
【0015】さらに、本発明は、オーディオ信号の録音
及び再生が可能な第1の動作モードと再生専用の第2の
動作モードとを有するデータ処理装置において、前記第
2の動作モードによりオーディオデータの再生を行うと
きの再生レベルについて上限値を設定することが可能な
設定手段、を有することを特徴とする。
【0016】そして、本発明は、アナログ式の回転調節
部材により構成され、前記第1及び第2の動作モード設
定時のオーディオデータの再生レベルを調節する再生レ
ベル調節手段を更に有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0018】先ず、図1を参照して、本発明の一実施の
形態に係るデータ処理装置の構成を詳細に説明する。
【0019】図1において、マイクロホン(以下、マイ
クと称する)1とマイクジャック2の出力は、入力切換
スイッチ3を介して選択的に、プリアンプ4の入力に接
続されている。このプリアンプ4の出力は、ステレオコ
ーデック5内の入力アンプ5aの入力に接続され、該入
力アンプ5aの出力は、A/D(Analog/Digital)コ
ンバータ5b,5cを介してデジタルフィルタ5dの入
力に接続されている。このデジタルフィルタ5dの出力
は、D/A(Digital/Analog)コンバータ5e,5f
を介して、出力アンプ5g,5hの入力に接続されてい
る。
【0020】この出力アンプ5g,5hの出力は、出力
切換スイッチ6により選択的に、ヘッドホンアンプ8,
9又はスピーカアンプ10の入力に接続され、このヘッ
ドホンアンプ8,9の出力はヘッドホン端子11,12
に接続され、スピーカアンプ10の出力はスピーカ13
の入力に接続されている。
【0021】本データ処理装置には、全体の制御を司る
CPU16が配設されている。
【0022】そして、CPU16は、表示駆動回路18
を介して表示部19に接続され、USB(Universal S
erial Bus)ドライバ23を介してUSB接続端子24
に接続され、双方向トランシーバIC15を介してメモ
リカード17に接続され、DSP(Digital Signal P
rocessor)24を介してステレオコーデック5に接続さ
れている。この他、CPU16は、操作スイッチ群2
0、電源回路21、内蔵メモリ22、音量調整部25に
も、それぞれ接続されている。
【0023】ステレオコーデック5は、ステレオ信号に
対するアナログ信号からデジタル信号への変換、及びデ
ジタル信号からアナログ信号への変換に対応している。
この例では、左右のチャンネル用の2つのA/Dコンバ
ータ5b,5cを配設しているが、マイク1又はマイク
ジャック2がモノラル入力である為、1つの入力信号を
A/Dコンバータ5b,5cの双方に入力するような構
成となる。
【0024】電源回路21は、本データ処理装置を駆動
するための電力を供給する回路であり、不図示のバッテ
リ、バッテリチェック回路、パワーオンリセット回路、
昇圧回路、降圧回路、及び外部電源接続回路等の電源制
御に関する回路を含む。本体に内蔵された内蔵メモリ2
2は、書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPRO
Mで構成されているがこれに限定されないことは勿論で
ある。表示部19は2色LEDと、バックライトを有す
る液晶ディスプレイとで構成される。
【0025】メモリカード17は、本データ処理装置本
体に対して着脱可能なカード形状をしたフラッシュメモ
リ等の半導体メモリで構成されている。メモリカード1
7としては、例えばスマートメディア(登録商標)等を
採用することができる。
【0026】尚、請求項記載の設定手段は操作スイッチ
群20等に相当し、再生レベル調節手段は音量調整部2
5(より詳細には、後述する音量つまみ)等に相当し、
再生レベル制御手段はCPU16等に相当し、警告手段
は表示部19やスピーカ13等に相当する。
【0027】以下、このような構成のデータ処理装置の
作用を説明する。
【0028】先ず、この一実施の形態に係るデータ処理
装置において、実際に音声を記録する場合の信号の流れ
に沿って、各部の作用を詳細に説明する。
【0029】マイク1は、音声を電気信号に変換するも
のであり、マイクジャック2は、外部マイク等の外部装
置からの音声信号の入力を受けるものである。いずれを
使用するかは、入力切換スイッチ3により切換自在とな
っている。
【0030】即ち、この入力切換スイッチ3は、マイク
ジャック2に外部装置の端子が接続されたときにはマイ
クジャック2を選択し、それ以外の場合にはマイク1を
選択するように構成されている。この実施の形態に係る
データ処理装置では、マイク1及びマイクジャック2
は、いずれも音声チャンネルが1つのモノラル入力を想
定しているが、これに限定されないことは勿論である。
【0031】入力切換スイッチ3によって選択された音
声信号は、プリアンプ4に入力されて増幅される。この
プリアンプ4の増幅率、或いは電源供給の制御等は、本
装置の動作全体を制御するCPU16により制御される
ことになる。
【0032】プリアンプ4によって増幅された音声信号
は、音声信号とデジタル信号との間で信号を変換するス
テレオコーデック5の入力アンプ5aに入力される。音
声信号は、ここで再び増幅された後に、A/Dコンバー
タ5b,5cにてデジタル信号に変換され、デジタルフ
ィルタ5dに入力される。
【0033】このデジタルフィルタ5dでは、上述の音
声信号からデジタル音声信号への変換が行われたときに
発生するエリアシングノイズと呼ばれる不要な量子化ノ
イズをデジタル音声信号から取り除く為の処理が行われ
る。この量子化ノイズが除去されたデジタル音声信号
は、DSP14へと転送される。
【0034】このDSP14では、CPU16の制御の
下で、入力されたデジタル音声信号をフレーム単位で所
定のフォーマットに従って符号化(圧縮変換)し、符号
化データを生成する。本データ処理装置では、Digital
Speech Standerd(以下、DSSと称する)と呼ばれ
る符号化方式を用いることを想定しているが、この符号
化方式に限定されないことは勿論である。
【0035】こうして生成された符号化データは、CP
U16の制御の下、双方向バストランシーバIC15を
介して、メモリカード17の所定のアドレスに順次書き
込まれることになる。このメモリカード17内に書き込
まれた符号化データは、ファイル(DSSファイル;D
SS方式で符号化された符号化データファイル)単位で
扱われる。本データ処理装置での音声の記録は、モノラ
ルで行われるようになっているので、A/Dコンバータ
5b側から出力されたデジタル音声信号の符号化データ
のみがメモリカード17に記録される。
【0036】次に、メモリカード17に記録された符号
化データを再生する際の信号の流れに沿って、各部の作
用を詳細に説明する。
【0037】先ず、メモリカード17から、DSP14
へ符号化データを順次転送する。DSP14に転送され
た符号化データは、CPU16の制御の下で、所定のフ
レーム単位でデジタルデータに復号化(伸張変換)され
る。
【0038】メモリカード17には、後述するように、
DSSファイル以外の符号化データも記録することが可
能となっている。従って、DSP14ではメモリカード
17から送られてきた符号化データに対して、どのよう
な符号化方式が用いられているのかを判別し、当該符号
化方式に従って符号化データを復号化する。
【0039】本データ処理装置は、少なくともWindows
Media(登録商標)方式(以下、「WMA方式」と称
し、その符号化データファイルを「WMAファイル」と
称する)、及びMotion Picture Experts Groupe-1
Audio Layer3方式(以下、「MP3方式」と称し、そ
の符号化データファイルを「MP3ファイル」と称す
る)、及びDSS方式、といった復号化を行うことがで
きるようになっている。このDSP14にて復号化され
たデジタルデータは、ステレオコーデック5へ転送され
る。こうして転送されたデジタルデータは、ステレオコ
ーデック5内のデジタルフィルタ5dにおいて、不要な
量子化雑音が除去される。
【0040】その後、左右各チャンネル毎にD/Aコン
バータ5e,5fにおいてデジタルデータからアナログ
のオーディオ信号への変換が行われ、該アナログ信号は
出力アンプ5g,5hで増幅され、ステレオコーデック
5から出力される。
【0041】このとき、元の符号化データがモノラルで
のデータであった場合には、左右両チャンネルに同じ信
号を入力して処理をした後に出力することになる。ステ
レオコーデック5から出力された左右各チャンネルのオ
ーディオ信号は、互いに連動する出力切換スイッチ6,
7によって、その出力先が切り換えられる。
【0042】即ち、左右各チャンネルのオーディオ信号
は、前記出力切換スイッチ6,7により選択的に、外部
ヘッドホン等を接続して外部の再生機器を用いてオーデ
ィオ信号を再生するヘッドホン端子11,12、本デー
タ処理装置本体に備えられたスピーカ13のいずれかに
出力されることになる。
【0043】この出力切換スイッチ6,7を端子6a,
7a側に切り換えた場合には、出力先としてヘッドホン
端子11,12が選択され、ヘッドホンアンプ8,9で
ヘッドホン端子11,12からの出力に合わせた増幅率
で音声信号が増幅され、左右各チャンネル毎に出力され
ることになる。
【0044】これに対して、出力切換スイッチ6,7を
端子6b,7b側に切り換えた場合には、出力先として
スピーカ13が選択される。本データ処理装置には、1
つのスピーカ13のみが内蔵されているので、この場
合、左右各チャンネルのオーディオ信号は合成された後
に、スピーカアンプ10でスピーカ13に適正な増幅率
で増幅された後、スピーカ13から出力されることにな
る。
【0045】表示部19は、表示駆動回路18の制御の
下、本データ処理装置の動作状態等を表示する。操作ス
イッチ群20は、詳細は後述するが、本データ処理装置
の外装に設けられた、各種機能を制御するための操作ス
イッチである。内蔵メモリ22には、例えば、ユーザI
D、録音モード(標準モード/長時間モード)の選択設
定、BEEP音(ON/OFF)の選択設定、データの
再生位置等、CPU16に電源が供給されなくなっても
記録しておきたい各種設定、パラメータ等が記憶され
る。この内蔵メモリ22には、アラーム再生におけるア
ラーム再生の設定時刻及びアラーム再生対象ファイルを
特定する情報等も記憶されることになる。
【0046】このデータ記録再生装置は、パソコン等の
外部機器と接続可能であり、外部機器と双方向通信を行
うことで、以下の如き処理を行うことができる。
【0047】即ち、例えば、パソコンのハードディスク
等に記録されている符号化データファイルをメモリカー
ド17に転送することもできる。また、メモリカード1
7に記録されている符号化データファイルをパソコン側
の記録媒体に転送することもできる。さらに、マイク1
から入力された音声信号をステレオコーデック5でデジ
タルデータに変換し、DSP14で符号化した符号化デ
ータを直接パソコン側の記録媒体に記録することもでき
る。
【0048】上述のパソコン等の外部機器との通信のた
めに、本実施の形態のデータ処理装置では、USBケー
ブルを介して接続可能に構成されている。外部接続端子
24は、USBケーブルに接続するための接続端子であ
り、通信ドライバ23によって制御され、内部バスを介
してCPU16に接続されている。
【0049】双方向バストランシーバIC15は、メモ
リカード17の不図示のデータ記録再生装置側の接続端
子と、CPU16及びUSB接続端子24との間の接続
を遮断するために、バスラインに設けられているもので
ある。
【0050】これは、外部接続端子24にUSBケーブ
ルが接続され、CPU16が外部機器と通信していると
きに、メモリカード17の挿入動作が行われてしまった
場合に、バスライン間で電気的にショートしてしまい、
メモリカード17やCPU16が破損等してしまう事を
防止する為のものである。従って、メモリカード17が
装填されておらず、CPU16が外部機器とUSB接続
端子24を介して通信しているときには、双方向バスト
ランシーバIC15は、メモリカード17のデータ記録
再生装置側の接続端子とCPU16との接続を遮断す
る。
【0051】音量調節装置25は、後述の音量つまみ6
7の回転に連動して0乃至Vccまでの電圧を出力電圧
VoとしてCPU16のA/Dポートへ供給するように
構成されている。CPU16は、出力電圧Voを受け取
り、A/D変換し、それを0乃至30の31段階に分け
て音量設定値を読み取る。
【0052】ここで、本データ処理装置の動作モードに
ついて説明する。
【0053】本データ処理装置には、2つの動作モード
がある。
【0054】一つは、マイクやマイクジャックから入力
される音声を録音し再生する事が可能な第1の動作モー
ド(以下、「レコーダモード」と称する)である。
【0055】もう一つは、録音動作は行うことができ
ず、記録媒体に記録されている符号化データファイルを
再生することに特化した第2の動作モード(以下、「プ
レーヤモード」と称する)である。
【0056】この実施の形態のデータ処理装置において
は、「レコーダモード」では、主としてメッセージメモ
やディクテーション、会議録音等での使用を想定し、符
号化方式は高圧縮で長時間録音に適しているDSS方式
を用いる。
【0057】一方、「プレーヤモード」では、主として
音楽を聴くことを想定し、高音質な再生が可能なWMA
方式、およびMP3方式の符号化を用いる。
【0058】次に、図2及び図3を参照して、本実施の
形態に係るデータ処理装置の外観構成を詳細に説明す
る。図2(a)において、本実施の形態に係るデータ処
理装置の本体51の正面には、メイン表示部52が配置
されている。
【0059】メイン表示部52は、液晶表示素子(LC
D;Liquid Crystal Display)で構成されており、電
池残量や録音モード、ファイル番号、ユーザID、各種
時刻表示、動作状態表示等といった種々の表示を行うも
のである。
【0060】メイン表示部52の下方には、録音釦53
が配設されている。
【0061】この録音釦53は、音声信号の記録の開始
を指示するための釦であり、レコーダモードのみで操作
可能となっており、プレーヤモードで操作した場合には
エラーアラームが鳴り、記録開始指示は無視されること
になる。
【0062】録音釦53の下方には、停止釦54が配設
されている。
【0063】この停止釦54は、本装置が録音、再生等
の動作中である場合に、それらの動作の停止を指示する
ための釦である。
【0064】停止釦54の右方にはインデクス釦59が
配設されている。
【0065】このインデクス釦59は、上述のレコーダ
モードとプレーヤモードとでその機能が異なる釦であ
る。レコーダモードの場合は、インデクスマークを記録
中の符号化データファイルに付与する。インデクスマー
クの記録可能数は1ファイルにつき16個以内とする。
また、プレーヤモードの場合は、再生する音楽に適した
周波数特性を予め数種類(このデータ処理装置では、ノ
ーマル、ポップス、ジャズ、クラシック、ユーザ定義の
5種類を想定)用意しておき、その中から所望の周波数
特性を選択し、再生音を変更するための釦として機能す
る。
【0066】停止釦54の下方にはメニュー釦60が配
設されている。
【0067】このメニュー釦60は、録音モードの設定
や時計設定、ユーザIDの設定等といった本データ処理
装置に関する各種設定を行うための釦である。また、プ
レーヤモードでは、サラウンド効果、或いは低音増幅等
の特殊効果の切換等の他、後述する最大音量設定を行う
こともできる。
【0068】メニュー釦60の右方には消去釦58が配
設されている。
【0069】この消去釦58は、早戻釦56或いは早送
釦57等を用いて選択されている符号化データファイル
をメモリカード17から消去する為の釦である。
【0070】具体的には、消去したい符号化データファ
イルを選択して、一度消去釦を押すと、メイン表示部5
2に消去しようとしている符号化データファイルが点滅
表示されるので、点滅表示している間にもう一度消去釦
58を押す、という動作を行うことで、所望の符号化デ
ータファイルをメモリカード17から消去する。
【0071】メニュー釦60の下方にはスピーカ63が
配設されている。
【0072】一方、図2(a)において、データ処理装
置の一側面には、フォルダ釦61、再生釦55、早戻釦
56、早送釦57がそれぞれ配設されている。
【0073】フォルダ釦61は、上述のレコーダモード
とプレーヤモードとでその機能が異なる釦である。レコ
ーダモードの場合は、メモリカード17内には符号化デ
ータファイルを格納するのに複数のフォルダが用意され
ているのであるが、それらを切り換えるための釦として
機能する。これに対して、プレーヤモードの場合は、再
生モードの設定を行うための釦として機能する。
【0074】本データ処理装置では、プレーヤモードで
扱う符号化ファイル全てを順番に一回だけ再生する「通
常再生モード」、1ファイルのみの繰り返し再生する
「1曲リピート再生モード」、プレーヤモードで扱う符
号化データファイルを全て順番に繰り返し再生する「全
曲リピート再生モード」、プレーヤモードで扱う符号化
データファイルをランダムに繰り返し再生する「ランダ
ムリピート再生モード」、及びプレーヤモードで扱う符
号化データファイルを一回づつランダムな順番で再生す
る「ランダム再生モード」、の中から選択することがで
きる。
【0075】再生釦55は、メモリカード17に記録さ
れている符号化データファイルの再生開始を指示するた
めの釦である。早戻釦56は、再生中の符号化データフ
ァイルの早戻しを行ったり、再生する符号化データファ
イルの選択を行う際にファイル番号をデクリメントした
り、メニュー設定の際にパラメータをデクリメントした
りする為の釦である。早送釦57は、再生中の符号化デ
ータファイルの早送り、或いは早送り再生を行ったり、
再生する符号化データファイルの選択を行う際にファイ
ル番号をインクリメントしたり、メニュー設定の際にパ
ラメータをインクリメントしたりするための釦である。
尚、これら早戻釦56と早送釦57は、一体的に構成さ
れており、所謂「シーソースイッチ」となっている。
【0076】一方、このデータ処理装置の上面には、ヘ
ッドホンジャック62、マイクジャック64、マイク6
5、インジケータ66、音量つまみ67、記録媒体挿入
口68が、それぞれ図示の如く配設されている。
【0077】ヘッドホンジャック62は、ヘッドホン、
外部スピーカ或いは外部音声処理装置に音声信号を出力
するためのもので、その内部にはヘッドホン端子61,
62が配置されている。また、スピーカ63からも再生
音を出力する。
【0078】なお、再生出力の切り換え機構は、ヘッド
ホンジャック62にプラグが差し込まれていれば、ヘッ
ドホンジャック62から再生信号を出力し、ヘッドホン
ジャック62にプラグが差し込まれていなければ、スピ
ーカ63から再生音を出力するように構成されている。
これらヘッドホンジャック62及びスピーカ63から
は、警告信号又は警告音を発生することもできる。
【0079】マイクジャック64は、外部マイク、或い
は外部音声処理装置からのオーディオ信号を入力するた
めのジャックである。また、これとは別に本体にもマイ
ク65が内蔵されている。これらのオーディオ信号入力
の切り換え機構は再生出力のときと同様、マイクジャッ
ク64にプラグが差し込まれていれば、マイクジャック
64からオーディオ信号を入力し、プラグが差し込まれ
ていなければ、マイク65からオーディオ信号を入力す
るように構成されている。
【0080】インジケータ66は、主に再生又は録音動
作の状態を表示するもので、2色LEDが用いられてい
る。再生中には緑色に点灯し、録音中は赤色に点灯する
ように構成されている。また、インジケータ66は、警
告表示にも用いられ、何らかの理由でユーザに対して警
告を発するときは、赤色の点滅表示を行う。
【0081】記録媒体挿入口68は、メモリカード17
を挿入する開口部である。
【0082】音量つまみ67は、アナログ式で回転可能
な再生レベル調節部材であり、ヘッドホンジャック62
及びスピーカ63からの再生レベルを調節する為のもの
である。ここで、この音量つまみ67の詳細な構成は図
3に示される。
【0083】即ち、図3に示されるように、このつまみ
は円盤状の部材からなり、その底面201の周囲部には
1から10の指標202が設けられている。そのつまみ
の一部は本体から突出しているので、その突出部分の頂
点部分の指標を読み取ることで、再生レベルの設定値を
操作者が確認可能になっている。
【0084】この図3では、再生レベルが指標値にして
「4」が設定されているときの様子を示している。音量
つまみ67は可変抵抗器に接続されており、音量つまみ
67を回転させると該可変抵抗器の抵抗値が変化し、音
量調節部25の出力電圧Voが変化するように構成され
ている。尚、CPU16は、音量つまみ67の音量設定
値を31段階で認識することができるので、実際には表
示されている指標よりも細かいステップでの再生レベル
の調節が可能である。
【0085】一方、図2(b)において、このデータ処
理装置の他の側面には、動作モードスイッチ69、マイ
ク感度スイッチ70、ホールドスイッチ71、電源ジャ
ック72がそれぞれ配設されている。この動作モードス
イッチ69は、本データ処理装置の動作モードを、上述
したレコーダモードとプレーヤモードとの間で切り換え
る為のスイッチである。そして、マイク感度スイッチ7
0は、マイク65の入力レベルを設定する為のスイッチ
であり、高感度(会議モード)と低感度(口述モード)
との間で切り換えが可能である。さらに、ホールドスイ
ッチ71は、押し釦スイッチの操作入力を無効にし、動
作が停止している場合には本データ記録再生装置の動作
モードを省電力モードに移行させる所謂「ホールド機
能」を設定及び解除する為のスイッチである。そして、
電源ジャック72は、外部電源と接続して外部から電力
の供給を受ける為のものである。
【0086】更に、このデータ処理装置の後面には、イ
ジェクトつまみ73、メインスイッチ76、電源蓋74
が配設されており、下面には外部接続端子75が接続さ
れている。イジェクトつまみ73は、記録媒体挿入口6
8から挿入されているメモリカード17を取り出す為の
ものである。電池蓋74は、電池室を覆っている蓋であ
る。外部接続端子75は、パソコン等の外部機器に接続
して通信を行う為の端子である。本データ記録再生装置
では、外部機器との接続にUSB端子を用いることとす
るが、これに限定されないことは勿論である。
【0087】メインスイッチ76は、本データ記録再生
装置の動作をON/OFFするスイッチである。また、
この電源スイッチ76は、ON状態においてイジェクト
つまみ73と機械的に係合し、メモリカード17を取り
出せないように構成されている。尚、上述の各種操作釦
は押しボタンスイッチとなっており、押圧の操作でスイ
ッチ状態がONとなるように構成されているものとす
る。
【0088】次に、図4を参照して、本実施の形態に係
るデータ処理装置が用いるメモリカード17に、どのよ
うにデータが記録されているのかを説明する。
【0089】メモリカード17のルートには、符号化デ
ータファイル101、曲順データファイル102、DS
Sファイルフォルダ103,104,105及びコーデ
ックデータフォルダ114が記録されている。符号化デ
ータファイル101は、拡張子にmp3又はwmaを有
しており、これらがMP3方式或いはWMA方式で符号
化された音楽データであることを示している。そして、
これらは上述のプレーヤモードで再生が可能な符号化デ
ータファイルである。
【0090】曲順データファイル102は、上述のプレ
ーヤモードで再生が可能な符号化データファイルの再生
の順番をテーブルデータとして有するファイルである。
プレーヤモードで符号化データファイルの再生の順番を
変えたい場合には、この曲順ファイル102をCPU1
6の制御により書き換える。
【0091】DSSファイルフォルダ103,104,
105は、DSSファイルを格納しておく為のフォルダ
である。レコーダモードでは、DSSファイルを整理す
る為にA,B,Cの3つのフォルダが設けられており、
DSSファイルフォルダ103,104,105は、こ
れらのフォルダA,B,Cに対応する。
【0092】DSSファイルフォルダ103,104,
105には、それぞれDSSファイル106,107,
108が格納されており、これらはレコーダモードにて
再生が可能である。また、録音時には、これらDSSフ
ァイルフォルダ103,104,105のいずれかにD
SSファイルが作成される。
【0093】DSSファイル106,107,108の
再生の順番は、それぞれフォルダ毎に、テーブルデータ
として再生順データファイル111,112,113に
記録されている。尚、メイン表示部52の表示能力、或
いは操作者の使い勝手等を考慮し、本実施の形態のデー
タ処理装置では1フォルダあたりの記録可能ファイル数
は199件とし、全体では597件とする。
【0094】DSSファイルフォルダ103には、上述
のファイルの他に、フォルダ名データファイル109と
リカバリーデータファイル110が記録されている。
【0095】本データ処理装置では、上述したフォルダ
A,B,Cは、メイン表示部52における表示名を任意
の表示名に変更することができる。
【0096】フォルダ名データファイル109は、その
表示名とDSSフォルダファイル103,104,10
5を対応付けさせる為のデータが記録されている。
【0097】また、リカバリーデータファイル110
は、何らかの理由で、DSSファイルフォルダ103,
104,105内のデータが破壊されてしまったときに
復旧を行う為のデ−タが記録されているファイルであ
る。
【0098】コーデックフォルダ114は、プレーヤモ
ードで再生される符号化データファイルのコーデックフ
ァイル115,116を格納する為のフォルダである。
【0099】これらコーデックファイル115,116
のファイル名の先頭3文字には、対応する符号化データ
ファイルの拡張子を用いている。また、これらコーデッ
クファイルの拡張子はimgが用いられている。尚、D
SSファイルのコーデックファイルは、CPU16内の
ROMに格納されており、再生の際、DSP14はこれ
を読み込んで復号化を行うことになる。
【0100】次に、図5には本データ処理装置の再生レ
ベル調節テーブルを示し、図6には図5のテーブルに係
るグラフを示し、これらを説明する。
【0101】このデータ処理装置では、プレーヤモード
の最大再生レベルを調節することが可能になっている。
この再生レベル調節テーブルにおいて、指標値は、音量
つまみ67上に表示されている指標の値に相当する。音
量指示値は、音量調節部25の出力をCPU16がA/
D変換して読み取った値である。設定減衰値は、出力ア
ンプ5g,5hから出力される基準信号レベル(或いは
最大信号レベル)からどれだけ減衰させるかを示す値で
ある。設定減衰値は、CPU16が読み取った音量指示
値と動作モードとによって決定される。この再生レベル
調節テーブルは、プレーヤモードの最大再生レベルが、
音量つまみ67の指標値で6、音量指示値で18、設定
減衰値で−12dBとした場合を示している。
【0102】まず、レコーダモードの場合について説明
する。
【0103】音量つまみ67を最小音量側に回転させて
おいた場合には、音量指示値は0となり、設定減衰値は
−∞、つまりヘッドホン端子或いはスピーカ63から音
は出力されない。この状態から音量つまみ67を回転さ
せていくと、指標値で0乃至3、音量指示値で1乃至8
の間は、音量指示値が1増加する毎に設定減衰値を2d
Bづつ増加させていく。さらに、音量つまみ67を回転
させていくと、音量指示値が1増加する毎に設定減衰値
を1dBづつ増加させ、音量指示値が30に達すると、
基準信号を減衰をさせずに音が出力される。
【0104】このように、レコーダモードの場合は音量
つまみ67を操作すると、それに応じて略全範囲で音の
出力が変化する。
【0105】次に、プレーヤモードの場合について説明
する。
【0106】音量設定値が0乃至18までは、上述のレ
コーダモード同様であるが、プレーヤモードにおいて最
大再生レベルは、音量つまみ67の指標値で6、音量指
示値で18、設定減衰値で−12dBと設定されている
ため、音量つまみ67の指標を6より大きくなるように
回転させても、設定減衰値は−12dBで一定となって
いる。また、図5及び図6中の指標値6乃至10、音量
指示値19乃至30あるいは設定減衰値−12dBで示
されている範囲においては、最大再生レベルの制限が働
いている事を操作者に告知するために、メイン表示部5
2のバックライトを点滅させるか、或いはメイン表示部
52上に「VOL MAX」等を点灯或いは点滅表示さ
せても良い。
【0107】このように構成することで、適当な最大再
生レベルを設定しておけば、レコーダモードにおいて会
議等を録音したものを、再生レベルを大きくして聞いた
後、プレーヤモードに切り換えて音楽を聴いたときに、
必要以上に大きな再生レベルで音楽等が再生されるのを
防止することができる。
【0108】以下、図7のフローチャートを参照して、
実施の形態に係るデータ処理装置による最大再生レベル
の設定動作を詳細に説明する。
【0109】この最大再生レベルの設定は、動作モード
がプレーヤモードに設定され、且つ再生等の動作を停止
している状態において、メニュー釦60をONしてメニ
ュー設定モードに入った後に、複数の設定項目の中から
早送釦57或いは早戻釦56を操作して最大再生レベル
設定の項目を選択することで行う。
【0110】即ち、最大再生レベル設定処理に入ると、
現在設定されている最大音量指示値MV(このパラメー
タによって最大音量が決定される。この値は、前述した
音量指示値と対応する)の値をMV0に一旦保存してお
く(ステップS1)。次に、早送釦57がONされたか
否かを判定する(ステップS2)。
【0111】早送釦57がONされたと判定された場合
には、現在設定されている最大音量指示値MVの値が3
0となっているか否かを判定する(ステップS3)。
【0112】最大音量指示値MVが30となっていた場
合には、音量指示値の上限は30であるので、これ以上
最大再生レベルを大きく設定できない旨を警告音及び表
示を行って操作者に対して警告する(ステップS4)。
【0113】一方、最大音量指示値MVが30ではなか
った場合には、現在の最大音量指示値MVを3増加させ
て、最大再生レベルの表示を更新することになる(ステ
ップS5)。尚、最大再生レベルの表示は、音量設定値
ではなく、音量つまみ67の指標値に合わせて行う。即
ち、この場合、メイン表示部52に表示される値は
「6」となる。このような工夫により、音量つまみ67
の表示との対応が取れ、操作者が操作し易くなる。先に
最大音量指示値MVを3ずつ増加させたのはその為であ
る。
【0114】尚、更に細かく調整したい場合には、音量
指示値を表示に使用する、或いは数値ではなくバーグラ
フ等によってアナログ的な表示を用いても良い。
【0115】ステップS2において、早戻釦57がON
されなかった場合には、早戻釦56がONされたか否か
を判定する(ステップS6)。
【0116】ここで、早戻釦56がONされた場合に
は、最大音量指示値MVが9以下であるか否かを判定す
る(ステップS7)。
【0117】最大音量指示値MVをあまり小さな値に設
定できてしまうと、逆に再生レベルを大きくしたくても
できずに、操作性が損なわれてしまう場合が多くなる恐
れがあるので、本実施の形態では最大音量指示値MV
を、8以下に設定できないようにしている。従って、最
大音量指示値MVが9以下の場合は、これ以上最大再生
レベルを小さく設定できない旨を警告音及び表示を行っ
て警告する(ステップS8)。尚、このような配慮が不
要な場合には、最大音量指示値MVが0以下であるかど
うかを判定するようにすればよい。そうすれば、全範囲
で最大音量指示値MVの設定が可能になる。
【0118】ステップS7にて、最大音量指示値MVが
9以下でない場合には、最大音量指示値MVの値を3ず
つ減少させる(ステップS9)。表示灯に関しては上述
のステップS5と略同様であるので、説明は省略する。
【0119】ステップS6において、早戻釦56がON
されなかった場合には、停止釦54がONされたか否か
を判定する(ステップS10)。
【0120】この停止釦54は、キャンセル釦として機
能する。従って、停止釦54がONされたと判定された
場合には、上述したステップS2乃至ステップS9で変
更された最大音量指示値MVをキャンセルし、ステップ
S1で保存しておいた元の最大音量指示値MV0に最大
音量指示値MVを戻し(ステップS11)、本ルーチン
を終了し、元のルーチンに戻る。
【0121】停止釦54がONされなかった場合には、
再生釦55がONされたか否かを判定する(ステップS
12)。再生釦55は、確定釦としての機能を有するの
で、上述したステップS2乃至ステップS9で変更され
た最大音量指示値MVは有効であるとされるので、本ル
ーチンを終了し、元のルーチンへ戻る。
【0122】ステップS12において、再生釦55がO
Nされなかった場合には、最後に操作釦を操作してから
所定時間以上経過しているか否かを判定する(ステップ
S13)。この所定時間の具体的な数値例としては、1
0秒程度が考えられる。この数値は、これに限られるこ
とはなく、操作性等他の事情も考慮に入れ、適宜設定す
ればよいことは勿論である。
【0123】こうして、所定時間が経過していないと判
定された場合には、ステップS2へ戻り、上述の処理を
繰り返すことになる。
【0124】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を
逸脱しない範囲で種々の改良、変更が可能であることは
勿論である。前述した実施の形態では、プレーヤモード
において最大再生レベルを設定した。しかしながら、動
作モードの概念がないデータ処理装置においても、所定
の再生対象データに対して、他の再生対象データを再生
するとき、その再生レベルが相対的に大きくなってしま
う可能性がある場合には、本発明は有効に作用する。例
えば、再生対象データの符号化方式により、このような
可能性がある場合には、その符号化方式に応じて所定の
符号化方式の場合に最大再生レベルを設定するようにし
ても良い。また、再生対象データが格納されているフォ
ルダに応じて上述のような問題がある場合には、フォル
ダ毎に最大再生レベルを設定するようにしても良い。或
いは、再生対象データのファイルヘッダ等を調べて、再
生対象データの属性を検出して最大再生レベルを設定す
るようにしても良い。
【0125】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
記録レベルの異なるオーディオデータの再生を行う際で
あっても適正な再生レベルを設定することが可能なデー
タ処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置の
外観構成を示す図である。
【図3】音量つまみ67周辺構成の拡大図である。
【図4】メモリカード17への記録を説明するための図
である。
【図5】実施の形態に係るデータ処理装置が採用する再
生レベル調節テーブルの一例を示す図である。
【図6】再生レベル調節テーブルについて設定される、
減衰値と音量指定値との関係を示す特性図である。
【図7】実施の形態に係るデータ処理装置による最大再
生レベル設定のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1 マイク 2 マイクジャック 3 入力切換スイッチ 4 プリアンプ 5 ステレオコーデック 6,7 出力切換スイッチ 8,9ヘッドホンアンプ 10 スピーカアンプ 11,12 ヘッドホン端子 13 スピーカ 14 DSP 15 双方向バストランシーバIC 16 CPU 17 メモリカード 18 表示駆動回路 19 表示部 20 操作スイッチ群 21 電源回路 22 内蔵メモリ 23 UDBドライバ 24 USB接続端子 25 音量調節部
フロントページの続き Fターム(参考) 5D020 AC00 5D080 BA01 FA05 JA09 5J100 JA01 KA01 LA01 LA10 LA11 MA01 SA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のオーディオデータを記録及び
    再生するデータ処理装置において、 前記複数種類のうちの少なくとも1つの種類のオーディ
    オデータの再生レベルについて上限値を設定する設定手
    段と、 前記オーディオデータの再生レベルを指示する再生レベ
    ル調節手段と、 前記少なくとも1つの種類のオーディオデータを再生す
    るときに、前記再生レベル調節手段で指示された再生レ
    ベルが前記上限値を超えるときには、当該再生レベルが
    前記上限値となるように制御する再生レベル制御手段
    と、を有することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数種類のオーディオデータは音声
    データ及び音楽データを含み、前記設定手段は当該音楽
    データを再生するときの再生レベルについて上限値を設
    定することを更なる特徴とする請求項1に記載のデータ
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記複数種類のオーディオデータは第1
    の符号化データと当該第1の符号化データよりも高音質
    な第2の符号化データを含み、前記設定手段は前記第2
    の符号化データを再生するときの再生レベルについて上
    限値を設定することを更なる特徴とする請求項1に記載
    のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記再生レベル調節手段は、アナログ式
    の回転調節部材からなることを更なる特徴とする請求項
    1に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1つの種類のオーディオ
    データの再生のときにおいて、前記再生レベル調節手段
    で指定された再生レベルが前記上限値を超える場合には
    所定の警告を行う警告手段を更に有することを更なる特
    徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 オーディオ信号の録音及び再生が可能な
    第1の動作モードと再生専用の第2の動作モードとを有
    するデータ処理装置において、 前記第2の動作モードによりオーディオデータの再生を
    行うときの再生レベルについて上限値を設定することが
    可能な設定手段、を有することを特徴とするデータ処理
    装置。
  7. 【請求項7】 アナログ式の回転調節部材により構成さ
    れ、前記第1及び第2の動作モード設定時のオーディオ
    データの再生レベルを調節する再生レベル調節手段を更
    に有することを特徴とする請求項6に記載のデータ処理
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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