JP2002287797A - 音声記録再生装置 - Google Patents

音声記録再生装置

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JP2002287797A
JP2002287797A JP2001086160A JP2001086160A JP2002287797A JP 2002287797 A JP2002287797 A JP 2002287797A JP 2001086160 A JP2001086160 A JP 2001086160A JP 2001086160 A JP2001086160 A JP 2001086160A JP 2002287797 A JP2002287797 A JP 2002287797A
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audio
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JP2001086160A
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Michio Nagai
通夫 永井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作モードが再生モードとなっている場合でも
速やかに記録動作に移行することが可能な音声記録再生
装置を提供することである。 【解決手段】動作モードに、音声ファイルの再生が可能
な再生専用モードと、音声ファイルの記録及び再生が可
能な記録再生モードとを有する音声記録再生装置に於い
て、再生専用モードで動作中に音声ファイルの記録が指
示された場合には、CPU20及び操作スイッチ群28
によって自動的に動作モードから記録再生モードに切換
えられる。そして、上記記録再生モードに切換えられた
後、CPU20及びメモリカード23によって音声ファ
イルの記録動作が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生専用モード
と、記録再生モードを有する音声記録再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、動作モードとして、有料データベ
ース等で配信されている音楽データを再生することが可
能な再生専用モード(プレーヤモード)と、音声データ
を内蔵マイクを用いて内部のメモリに録音し、また、そ
れを再生することができる記録再生モード(音声メモモ
ード、或いはレコーダモード)とを有する音声記録再生
装置が製品化されつつある。
【0003】このような音声記録再生装置に於いて、再
生モードで音声データを聞いていた状態から急に音声を
記録したくなった場合、通常は、先ず再生動作を停止し
て、動作モードを再生モードから記録再生モードへ切換
えた後、録音釦等を押して記録を開始する、といった操
作が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような操作方法では、操作に慣れている人であればス
ムーズに行うこともできるかもしれないが、急いでいた
り、操作に不慣れな人の場合は、操作に時間がかかった
り、或いは操作自体を誤ったりしてしまい、音声記録の
機会を逸してしまうことも考えられる。
【0005】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
であり、動作モードが再生モードとなっている場合でも
速やかに記録動作に移行することが可能な音声記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち第1の発明は、
動作モードに、音声ファイルの再生が可能な再生専用モ
ードと、音声ファイルの記録及び再生が可能な記録再生
モードとを有する音声記録再生装置に於いて、再生専用
モードで動作中に音声ファイルの記録が指示された場合
には、自動的に動作モードを記録再生モードに切換える
動作モード切換手段と、上記記録再生モードに切換えの
後、音声ファイルの記録動作を行う記録手段と、を具備
することを特徴とする。
【0007】また、第2の発明は、第1の符号化方式で
符号化された音声ファイルの操作が可能な第1の動作モ
ードと、第2の符号化方式で符号化された音声ファイル
の操作が可能な第2の動作モードと、を有する音声記録
再生装置に於いて、上記第1の動作モードで動作中に音
声ファイルの記録が指示された場合には、自動的に動作
モードを第2の動作モードに切換える動作モード切換手
段と、上記第2の動作モードに切換えの後、上記第2の
符号化方式にて音声ファイルの記録動作を行う記録手段
と、を具備することを特徴とする。
【0008】第1の発明にあっては、動作モードに、音
声ファイルの再生が可能な再生専用モードと、音声ファ
イルの記録及び再生が可能な記録再生モードとを有する
音声記録再生装置に於いて、再生専用モードで動作中に
音声ファイルの記録が指示された場合には、動作モード
切換手段によって自動的に動作モードから記録再生モー
ドに切換えられる。そして、上記記録再生モードに切換
えられた後、記録手段によって音声ファイルの記録動作
が行われる。
【0009】第2の発明にあっては、第1の符号化方式
で符号化された音声ファイルの操作が可能な第1の動作
モードと、第2の符号化方式で符号化された音声ファイ
ルの操作が可能な第2の動作モードと、を有する音声記
録再生装置に於いて、上記第1の動作モードで動作中に
音声ファイルの記録が指示された場合には、動作切換手
段により自動的に動作モードが第2の動作モードに切換
えられる。そして、この第2の動作モードに切換えられ
た後、記録手段により、上記第2の符号化方式にて音声
ファイルの記録動作が行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施の形態である音声
記録再生装置の構成を示したブロック図である。
【0012】初めに、音声記録系の各部について説明す
る。
【0013】図1に於いて、この音声記録再生装置は、
音声を電気信号に変換するマイク1及び外部マイク等の
外部装置からの音声信号を入力するマイクジャックとし
てのライン入力端子2を備えている。そして、これらマ
イク1、ライン入力端子2のうち何れが使用されるか
は、端子3a、3b、3cで構成される入力切換スイッ
チ(SW)3によって選択される。
【0014】この入力切換スイッチ3は、上記ライン入
力端子2に外部装置に接続された端子が接続された場合
にはライン入力端子2が選択され、それ以外の場合には
マイク1が選択されるように構成されている。尚、本実
施の形態では、マイク1及びライン入力端子2は、何れ
も音声チャンネルが1つのモノラルでの入力とされてい
る。
【0015】入力切換スイッチ3によって選択された音
声信号は、プリアンプ4に入力されて増幅される。この
プリアンプ4の増幅率或いは電源供給の制御等は、本音
声記録再生装置の動作全体を制御する制御回路(CP
U)20によって制御されている。プリアンプ4によっ
て増幅された音声信号は、音声信号とデジタル信号との
間で信号を変換するステレオコーデック6の入力アンプ
6aに入力される。音声信号は、ここで再度増幅された
後に、アナログ信号である音声信号をデジタル信号に変
換するA/DコンバータR6b及びA/DコンバータL
6cに、それぞれ入力される。
【0016】そして、ここで音声信号はデジタル音声信
号に変換され、デジタルフィルタ6dに入力される。
尚、ステレオコーデック6自体は、ステレオ信号に対す
るアナログ信号からデジタル信号への変換、及びデジタ
ル信号からアナログ信号への変換に対応しているので、
A/Dコンバータも右チャンネル及び左チャンネル用の
6bと6cの2つが備えられている。しかしながら、マ
イク1またはライン入力端子2がモノラル入力であるた
め、上述したように、1つの入力信号をそれぞれのA/
Dコンバータ6b及び6cの両方に入力するように構成
されている。
【0017】デジタルフィルタ6dでは、上述の音声信
号からデジタル音声信号への変換が行われたときに発生
するエリアシングノイズと称される不要な量子化ノイズ
をデジタル音声信号から除去する、といった処理が行わ
れる。そして、量子化ノイズが除去されたデジタル音声
信号はデジタル信号処理部(Digital Sign
al Processor;以下DSPと略記する)2
1へ転送される。このDSP21では、CPU20の制
御の下で、入力されたデジタル音声信号がフレーム単位
で所定のフォーマットに従って符号化(圧縮変換)さ
れ、符号化データが生成される。
【0018】尚、本音声記録再生装置では、Diglt
al Speech Standerd(以下DSSと
略記する)と称される符号化方式を用いることとする。
また、DSS形式では、比較的高音質の標準モード(S
Pモード)と、該標準モードより音質が若干悪くなるが
圧縮率が高く長時間録音に適しているロングモード(L
Pモード)の2つの録音モードがある。これらのモード
の選択は、後述するメニュー釦44等が操作されること
により行われる。
【0019】こうして生成された符号化データは、双方
向バストランシーバIC22を介して、符号化データ記
録手段としてのメモリカード23へ転送される。メモリ
カード23は、本音声記録再生装置本体に対して着脱可
能なカード形状をした、フラッシュメモリ等の半導体メ
モリで構成されている。このメモリカード23は、具体
的にはSmart Media(登録商標)等があり、
本音声記録再生装置ではこれを用いることとする。
【0020】符号化データは、上記双方向バストランシ
ーバIC22を介したCPU20の制御の下で、メモリ
カード23内の所定のアドレスに順次書き込まれる。
尚、メモリカード23内に書き込まれた符号化データ
は、ファイルを1つの単位として扱われる(上記DSS
方式で符号化された符号化データファイルを、以降DS
Sファイルと称することとする)。
【0021】また、本音声記録再生装置での音声の記録
はモノラルで行われるようになっているので、A/Dコ
ンバータR6b側から出力されたデジタル音声信号の符
号化データのみ、メモリカード23に記録されるように
なっている。
【0022】次に、メモリカード23に記録された符号
化データを再生する際の信号の流れに沿って、再生系の
各部について説明する。
【0023】先ず、メモリカード23からDSP21
へ、符号化データが順次転送される。DSP21に転送
された符号化データは、CPU20の制御の下で、所定
のフレーム単位でデジタル音声信号に復号化(伸張変
換)される。尚、メモリカード23には、後述するよう
に、DSSファイル以外の符号化データも記録可能とな
っている。したがって、DSP21では、メモリカード
23から送られてきた符号化データに対して、どの符号
化方式が用いられているのかが判別され、その符号化方
式に従って符号化データが復号化される。
【0024】ここで、本実施の形態の音声記録再生装置
は、マイクロソフト社(登録商標)のWindows
Medla(登録商標)方式(以下、WMA方式と略記
し、その符号化データファイルをWMAファイルと略記
する)、及びMotionPicture Exper
ts Groupe−1 Audio Layer3方
式(以下、MP3方式と略記し、その符号化データファ
イルをMP3ファイルと略記する)、更にDSS方式の
3つの復号化を行うことができるものとする。
【0025】復号化されたデジタル音声信号は、ステレ
オコーデック6へ転送される。転送されたデジタル音声
信号は、ステレオコーデック6内のデジタルフィルタ6
dに於いて、不要な量子化雑音の除去が行われる。その
後、左右各チャンネル毎に、D/AコンバータR6e及
びD/AコンバータL6fに於いてデジタル音声信号か
らアナログの音声信号への変換が行われ、更に出力アン
プR6g及び出力アンプL6hで信号の増幅が行われ
て、ステレオコーデック6から出力される。尚、元の符
号化データがモノラルでのデータであった場合には、左
右両チャンネルに同じ信号が入力されて処理された後、
出力される。
【0026】こうして、ステレオコーデック6から出力
された左右各チャンネルの音声信号は、互いに連動して
いる出力切換スイッチ8及び9によって、その出力先が
切換えられる。上記出力切換スイッチ8及び9は、それ
ぞれ端子8a、8b、8c及び9a、9b、9cを有し
て構成される。
【0027】上記音声信号の出力先には、図示されない
外部ヘッドホン等が接続されて、外部の再生機器が用い
られて音声信号が再生されるヘッドホン端子R12及び
ヘッドホン端子L13と、該音声記録再生装置本体に備
えられたスピーカ15の2つが用意されている。
【0028】出力切換スイッチ8及び9が、それぞれ端
子8a及び9a側に切換えられた場合には、出力先とし
てヘッドホン端子R12及びヘッドホン端子L13が選
択される。そして、ヘッドホンアンプR10及びヘッド
ホンアンプL11でヘッドホン端子からの出力に合わせ
た増幅率で音声信号が増幅され、左右各チャンネル毎に
出力される。一方、出力切換スイッチ8及び9が、それ
ぞれ端子8b及び9b側に切換えられた場合には、出力
先としてスピーカ15が選択される。尚、スピーカ15
は1つしか本体に内蔵されていないので、音声信号は左
右各チャンネルの信号が合成された後に、スピーカアン
プ14によってスピーカ15に適正な増幅率で増幅さ
れ、スピーカ15から出力される。
【0029】また、CPU20には、上述した各ブロッ
クの他にもいくつかの回路等が接続されている。すなわ
ち、CPU20には、表示駆動回路25を介して表示部
26が接続されると共に、操作スイッチ群28と、電源
回路29と、内蔵メモリ30と、DSP21と、双方向
バストランシーバIC22と、USBドライバ31を介
してUSB接続端子32が、それぞれ接続されている。
【0030】上記表示部26は、2色LEDと、バック
ライトを有する液晶ディスプレイとにより構成されるも
ので、本音声記録再生装置の動作状態等を表示する。表
示駆動回路25は、CPU20の制御の下で表示部26
を表示駆動するものである。
【0031】また、上記操作スイッチ群28は、詳細は
後述するが、本音声記録再生装置の外装に設けられ、各
種機能を制御するための操作スイッチである。電源回路
129は、本音声記録再生装置を駆動するための電力を
供給するための回路であり、図示されないが、バッテ
リ、バッテリチェック回路、パワーオンリセット回路、
昇圧回路、降圧回路及び外部電源接続回路等の電源制御
に関する回路を含んでいる。
【0032】上記内蔵メモリ30は、本体内蔵の書換え
可能な不揮発性メモリであるEEPROMで構成されて
おり、ユーザID、録音モード(標準モード/長時間モ
ード)の選択設定、BEEP音(ON/OFF)の選択
設定、データの再生位置等、CPU20に電源が供給さ
れなくなっても記録しておきたい各種設定、パラメータ
等を記録している。尚、アラーム再生に於けるアラーム
再生の設定時刻及びアラーム再生対象ファイルを特定す
る情報等も、ここに記憶される。
【0033】更に、本音声記録再生装置は、パーソナル
コンピュータ等の外部機器と接続可能である。該音声記
録再生装置は、外部機器と接続し、双方向通信を行うこ
とで、例えば、パーソナルコンピュータのハードディス
ク等に記録されている符号化データファイルをメモリカ
ード23に転送したり、その逆に、メモリカード23に
記録されている符号化データファイルをパーソナルコン
ピュータ側の記録媒体に転送したり、或いは、マイク1
から入力された音声信号をステレオコーデック6でデジ
タル音声信号に変換し、DSP21で符号化した符号化
データを直接パーソナルコンピュータ側の記録媒体に記
録するようにしたりする等、この他にも様々な処理を行
うことができるようになる。
【0034】上述したパーソナルコンピュータ等の外部
機器との通信のために、本実施の形態の音声記録再生装
置では、Universal Serial Bus
(以下、USBと記す)と称されるインターフェースを
介して接続するように構成されている。上記USB接続
端子32は、USBケーブルに接続するための外部接続
端子であり、通信ドライバであるUSBドライバ31に
よって制御され、内部バスを介してCPU20に接続さ
れている。
【0035】また、双方向バストランシーバIC22
は、メモリカード23の音声記録再生装置側の接続端子
(図示せず)と、CPU20及びUSB接続端子32と
の間の接続を遮断するために、バスラインに設けられて
いるものである。これは、外部USB端子32にUSB
ケーブルが接続され、CPU20が外部機器と通信して
いるときに、メモリカード23の挿入動作が行われてし
まった場合に、バスライン間で電気的にショートしてし
まい、メモリカード23やCPU20が破損等してしま
うことを防止するためのものである。したがって、メモ
リカード23が装填されておらず、CPU20が外部機
器とUSB接続端子32を介して通信しているときに
は、双方向バストランシーバIC22は、メモリカード
23の音声記録再生装置側の接続端子と、CPU20と
の接続を遮断するように構成されている。
【0036】ここで、本音声記録再生装置の動作モード
について説明する。
【0037】本音声記録再生装置は、2つの動作モード
を有している。1つは、マイクやマイクジャック(ライ
ン入力端子)から入力される音声を記録し再生すること
が可能な第1のモード(以下、レコーダモードと記す)
であり、もう1つは、記録動作は行うことができず、記
録媒体に記録されている符号化データファイルを再生す
ることに特化した第2のモード(以下、プレーヤモード
と記す)である。
【0038】本実施の形態の音声記録再生装置に於いて
は、レコーダモードでは、主としてメッセージメモやデ
ィクテーション、会議録音等での使用を想定し、符号化
方式は高圧縮で長時間録音に適しているDSS方式を用
いることとする。一方、プレーヤモードでは、主として
音楽を聴くことを想定し、高音質な再生が可能なWMA
方式、及びMP3方式の符号化を用いることとする。
【0039】図2は、本発明の一実施の形態に於ける音
声記録再生装置の外観を示すもので、(a)は斜め前方
より見た斜視図、(b)は斜め後方より見た斜視図であ
る。
【0040】本音声記録再生装置の本体35の正面の上
部には、メイン表示部40が配置されている。このメイ
ン表示部40はLCD表示装置によって構成されてお
り、電池残量、録音モード、ファイル番号、ユーザI
D、各種時刻表示、動作状態表示等、様々な表示を行う
ことができる。また、操作釦を操作したときには、数秒
間バックライトが点灯するようになっている。
【0041】上記メイン表示部40の下方には、録音釦
41と、停止釦42と、インデクス/イコライザ釦43
と、メニュー釦44と、消去釦45と、再生音を出力す
るためのスピーカ46とが、それぞれ配置されている。
また、本体35の正面より右側側面部には、フォルダ/
リピート釦48と、再生釦49と、早戻釦50及び早送
釦51とが、順次配置されている。更に、本体35の上
面部には、マイク54と、インジケータ55と、マイク
ジャック56と、ヘッドホンジャック57と、ボリュー
ムつまみ58と、記録媒体挿入口59とが設けられてい
る。
【0042】上記録音釦41は、音声信号の記録の開始
を指示するための釦である。また、上記停止釦42は、
本機が録音、再生等の動作中である場合には、それらの
動作の停止を指示するための釦である。
【0043】上記インデクス/イコライザ釦43は、上
述のレコーダモードとプレーヤモードとで、その機能が
異なる釦である。レコーダモードの場合は、インデクス
マークを記録中或いは再生中の符号化データファイルに
付与するための釦となる。尚、インデクスマークの記録
可能数は、1ファイルにつき16個以内とする。一方、
プレーヤモードの場合は、再生する音楽に適した周波数
特性を予め数種類(同時シーケンスに於ける音声記録再
生装置では、ノーマル、ポップス、ジャズ、クラシッ
ク、ユーザ定義の5種類)用意しておき、その中から所
望の周波数特性を選択し、再生音を変更するための釦と
なる。
【0044】また、上記メニュー釦44は、録音モード
の設定、時計設定、ユーザIDの設定等、本音声記録再
生装置に関わる諸設定を行うための釦である。加えて、
プレーヤモードの場合は、サラウンド効果、或いは低音
増幅等の特殊効果の切換えを行うことができる。
【0045】上記消去釦45は、早戻釦50或いは早送
釦51等を用いて選択されている符号化データファイル
をメモリカード23から消去するための釦である。具体
的には、消去したい符号化データファイルを選択して、
一度消去釦45を押すと、メイン表示部40に消去しよ
うとしている符号化データファイルが点滅表示されるの
で、点滅表示している間にもう一度消去釦45を押す、
という動作を行う。これにより、所望の符号化データフ
ァイルをメモリカード23から消去することができる。
【0046】上記フォルダ/リピート釦48は、上述の
レコーダモードとプレーヤモードとで、その機能が異な
る釦である。レコーダモードの場合は、メモリカード2
3内には符号化データファイルを格納するのに複数のフ
ォルダが用意されているのであるが、それらを切換える
ための釦として機能する。一方、プレーヤモードの場合
は、再生モードの設定を行うための釦として機能する。
本実施の形態に於ける音声記録再生装置の場合には、プ
レーヤモードで扱う符号化ファイル全てを順番に1回だ
け再生(通常再生モード)、1ファイルのみの繰り返し
再生(1曲りピート再生モード)、プレーヤモードで扱
う符号化ファイルを全て順番に繰り返し再生(全曲リピ
ート再生モード)、プレーヤモードで扱う符号化ファイ
ルをランダムに繰り返し再生(ランダムリピート再生モ
ード)、及びプレーヤモードで扱う符号化ファイルを1
回ずつランダムな順番で再生(ランダム再生モード)、
の中から選択することができる。
【0047】再生釦49は、メモリカード23に記録さ
れている符号化データファイルの再生開始を指示するた
めの釦である。
【0048】また、早戻釦50は、再生中の符号化デー
タファイルの早戻しを行ったり、再生する符号化データ
ファイルの選択を行う際にファイル番号をデクリメント
したり、メニュー設定の際にパラメータをデクリメント
したりするための釦である。更に、早送釦51は、再生
中の符号化データファイルの早送り、或いは早送り再生
を行ったり、再生する符号化データファイルの選択を行
う際にファイル番号をインクリメントしたり、メニュー
設定の際にパラメータをインクリメントしたりするため
の釦である。尚、上記早戻釦50と早送釦51は一体的
に構成されており、いわゆるシーソースイッチとなって
いる。
【0049】上記インジケータ55は、主に再生または
記録動作の状態を表示するもので、2色LEDが用いら
れている。この場合、再生中には緑色に点灯し、記録中
は赤色に点灯するように構成されている。また、このイ
ンジケータ55は、警告表示にも用いられるもので、何
らかの理由でユーザに対して警告を発する場合に赤色の
点滅表示を行う。
【0050】マイク54は音声信号を入力するための内
蔵マイクであり、マイクジャック56は、外部マイク、
或いは外部音声処理装置からの音声信号を入力するため
のジャックである。これらの音声信号入力の切換機構
は、再生出力の場合と同様、マイクジャック56にプラ
グが差し込まれていればマイクジャック56から音声信
号を入力し、プラグが差し込まれていなければマイク5
4から音声信号を入力するように構成されている。
【0051】上記ヘッドホンジャック57は、ヘッドホ
ン、外部スピーカ或いは外部音声処理装置に音声信号を
出力するためのもので、内部には上記ヘッドホン端子R
12、ヘッドホン端子L13が配置されている。また、
スピーカ46からも再生音を出力することができる。
【0052】尚、再生出力の切換機構は、ヘッドホンジ
ャック57にプラグが差し込まれていればヘッドホンジ
ャック57を通じて再生信号を出力し、ヘッドホンジャ
ック57にプラグが差し込まれていなければスピーカ4
6から再生音を出力するように構成されている。また、
これらヘッドホンジャック57及びスピーカ46から
は、警告信号または警告音を発生することもできる。
【0053】ボリュームつまみ58は、ヘッドホンジャ
ック57及びスピーカ46からの出力レベルを調節する
ためのものである。また、記録媒体挿入口59は、メモ
リカード23を挿入するために設けられた開口部であ
る。
【0054】本音声記録再生装置の本体35を正面から
見て左側側面部には、動作モードスイッチ61と、マイ
ク感度スイッチ62と、ホールドスイッチ63と、電源
ジャック64が配置されている。また、本体35の背面
側には、メインスイッチ66と、イジェクトつまみ67
と、電池蓋68とが設けられている。更に、本体35の
下面部には、外部接続端子70が設けられている。
【0055】上記動作モードスイッチ61は、本音声記
録再生装置の動作モードを、上述したレコーダモードと
プレーヤモードとの間で切換えるためのスイッチであ
る。尚、動作モードスイッチ61はスライドスイッチに
より構成され、その位置に応じて動作モードを切換える
ようにしているが、例えば、押し釦スイッチで構成し
て、釦を押す度に動作モードがサイクリックに変わるよ
うにして、その動作モードを内蔵メモリ30等で保持す
るように構成しても良い。
【0056】マイク感度スイッチ62は、上記マイク5
4の入力レベルを設定するためのスイッチで、高感度
(会議モード)と低感度(口述モード)との間で切換え
が可能である。また、ホールドスイッチ63は、押し釦
スイッチの操作入力を無効にし、動作が停止している場
合には音声記録再生装置の動作モードを省電力モードに
移行させる、いわゆるホールド機能を設定、及び解除す
るためのスイッチである。上記電源ジャック64は、外
部電源と接続して外部から電力の供給を受けるためのも
のである。
【0057】上記メインスイッチ66は、本音声記録再
生装置の動作をオン/オフするスイッチである。また、
この電源スイッチ66は、オン状態に於いてイジェクト
つまみ67と機械的に係合して、メモリカード23を取
り出すことができないように構成されている。
【0058】イジェクトつまみ67は、上記記録媒体挿
入口59から挿入されているメモリカード23を取り出
すためのものである。更に、電池蓋224は、電池室を
覆っている蓋である。
【0059】また、上記外部接続端子70は、パーソナ
ルコンピュータ等の外部機器に接続して通信を行うため
の端子である。本音声記録再生装置では、USB端子を
用いることとする。
【0060】尚、上述した各種操作釦は押しボタンスイ
ッチとなっており、押圧の操作でスイッチ状態がオンと
なるように構成されているものとする。
【0061】次に、図3を参照して、本音声記録再生装
置に用いられているメモリカード23に、どのようにデ
ータが記録されているのかについて説明する。
【0062】メモリカード23のルートには、符号化デ
ータファイル75、曲順データファイル76、DSSフ
ァイルフォルダ77、78、79及びコーデックデータ
フォルダ80が記録されている。
【0063】上記符号化データファイル75は、拡張子
にmp3またはwmaを有しており、これらがMP3方
式或いはWMA方式で符号化された音楽データファィル
であることを示している。そして、これらは上述のプレ
ーヤモードで再生が可能な符号化データファイルであ
る。
【0064】曲順データファイル76は、上述のプレー
ヤモードで再生が可能な符号化データファイルの再生の
順番をテーブルデータとして有しているファイルであ
る。プレーヤモードで符号化データファイルの再生の順
番を変えたい場合には、この曲順ファイル76をCPU
20の制御により書換える。
【0065】上記DSSファイルフォルダ77、78、
79は、DSSファイルを格納しておくためのフォルダ
である。レコーダモードでは、DSSファイルを整理す
るためにA、B、Cの3つのフォルダが設けられてお
り、DSSファイルフォルダ77、78、79は、これ
らのフォルダA、B、Cに対応する。
【0066】DSSファイルフォルダ77、78、79
には、それぞれDSSファイル83、84、85が格納
されており、これらはレコーダモードにて再生が可能で
ある。また、記録時には、これらDSSファイルフォル
ダ77、78、79の何れかにDSSファイルが作成さ
れる。DSSファイル83、84、85の再生の順番
は、それぞれフォルダ毎に、テーブルデータとして再生
順データファイル88、89、90に記録されている。
【0067】尚、メイン表示部40の表示能力、或いは
操作者の使い勝手等を考慮し、本実施の形態の音声記録
再生装置では、レコーダモードでは1フォルダあたりの
記録可能ファイル数は199件とし、全体では597件
とする。
【0068】上記DSSファイルフォルダ77には、上
述のファイルの他に、フォルダ名データファイル86
と、リカバリーデータファイル87が記録されている。
本音声記録再生装置では、上述したフォルダA、B、C
は、メイン表示部40に於ける表示名を任意の表示名に
変更することができる。上記フォルダ名データファイル
86は、その表示名とDSSフォルダファイル77、7
8、79を対応付けさせるためのデータが記録されてい
る。
【0069】また、リカバリーデータファイル87は、
何らかの理由で、DSSファイルフォルダ77、78、
79内のデータが破壊されてしまったときに復旧を行う
ためのデータが記録されているファイルである。
【0070】上記コーデックフォルダ80は、プレーヤ
モードで再生される符号化データファイルのコーデック
ファイル93、94を格納するためのフォルダである。
コーデックファイル93、94のファイル名の先頭3文
字は、対応する符号化データファイルの拡張子を用いて
いる。また、これらコーデックファイルの拡張子はim
gが用いられている。尚、レコーダモードで使用するコ
ーデックファィルは、CPU20内にあるROM(図示
せず)に格納されている。
【0071】次に、図4乃至図11のフローチャートを
参照して、本音声記録再生装置の動作について説明す
る。
【0072】図4は、本音声記録再生装置のメインの動
作を説明するフローチャートである。
【0073】電池の装填等により電源が各回路に供給さ
れると動作が開始され、先ず、ステップS1にて、メモ
リ内のクリア、各種パラメータ設定、ハードリセット等
の初期設定が行われる。続いて、ステップS2にて現在
時刻の設定が行われる。現在時刻の設定は、早戻釦50
及び早送釦51が用いられて数値が上下され、再生釦4
9で確定されるようにして行われる。尚、ここで停止釦
42が押されれば、現在時刻の設定操作をキャンセルす
ることができる。
【0074】次に、ステップS3に於いて、動作モード
がレコーダモードに設定されているか、或いはプレーヤ
モードに設定されているかが検出される。具体的には、
動作モードスイッチ61が何れかのモードに設定されて
いるかが、CPU20によって検出される。その結果、
レコーダモードの場合はステップS4へ、プレーヤモー
ドの場合はステップS5へ移行する。
【0075】ステップS4では、メモリカード23が本
体35に装填されているか否かが判定される。ここで、
メモリカード23が本体35に装填されている場合は、
ステップS6へ移行して、R/S処理が実行される。一
方、メモリカード23が本体35に装填されていなけれ
ば、ステップS7に移行して、R/NC処理が実行され
る。
【0076】また、プレーヤモードが設定されて場合
も、ステップS5に於いてメモリカード23が本体35
に装填されているか否かが判定される。ここで、メモリ
カード23が装填されている場合には、ステップS8へ
移行して、P/S処理が実行される。一方、メモリカー
ド23が装填されていなければ、ステップS9に移行し
て、P/NC処理が実行される。
【0077】このように、動作モード及びメモリカード
23の装填の有無により、それらに応じた処理が実行さ
れる。
【0078】図5は、動作モードがレコーダモードに設
定され、且つメモリカード23が本体35に装填されて
いる場合(R/S)の動作処理を説明するフローチャー
トである。
【0079】先ず、ステップS11に於いて、音声記録
再生装置の録音釦41がオンされているか否かが判定さ
れる。ここで、録音釦41がオンされた場合には、ステ
ップS12へ移行して、入力された音声信号が符号化さ
れてメモリカード23へ記録する録音処理が行われる。
その後、ステップS13へ移行する。
【0080】上記ステップS11にて、録音釦41がオ
ンされていない場合には、ステップS13に移行して、
再生釦49がオンされているか否かが判定される。ここ
で、再生釦49がオンされた場合には、ステップS14
へ移行して再生処理が行われ、その後ステップS15に
移行する。
【0081】上記ステップS13にて再生釦49がオン
されていない場合には、ステップS15へ移行して、早
送釦51がオンされているか否かが判定される。早送釦
51がオンされた場合には、ステップS18に移行し
て、順方向のスキップ動作(F.SKIP)、すなわ
ち、データファイル番号が1つずつインクリメントされ
て、再生或いは編集対象のファイルが移動される動作が
行われる。その後、ステップS17へ移行する。
【0082】上記ステップS15にて早送釦51がオン
されていなかった場合には、ステップS17に移行し
て、早戻釦50がオンされているか否かが判定される。
ここで、早戻釦50がオンされた場合には、ステップS
18に移行して、逆方向のスキップ動作(R.SKI
P)、すなわち、データファイル番号が1つずつデクリ
メントされて、再生或いは編集対象のファイルが移動さ
れる動作が行われる。その後、ステップS19に移行す
る。
【0083】上記ステップS17にて早戻釦50がオン
されていない場合には、ステップS19に移行する。こ
のステップS19では、フォルダ/リピート釦48がオ
ンされているか否かが判定される。ここで、フォルダ/
リピート釦48がオンされた場合には、続くステップS
20にて、そのオン操作が0.5秒以上継続して行われ
たか否かが判定される。
【0084】ここで、フォルダ/リピート釦48が0.
5秒以上オンされている場合には、ステップS21に移
行して音声モニタ信号の出力が行われる。この音声モニ
タ信号とは、マイク1またはライン入力端子2から入力
された音声を、メモリカード23等に記録せずに、一旦
ステレオコーデック6にてデジタル変換した後にアナロ
グ信号に戻して、ヘッドホン端子R12及びヘッドホン
端子L13からモニタ用として出力される信号のことで
ある。
【0085】一方、上記ステップS20にて、フォルダ
/リピート釦48のオン時間が0.5秒に満たなかった
場合には、ステップS22に移行して、メモリカード2
3に設けられているDSSファイル格納用の3つのフォ
ルダの切換え動作が行われる。フォルダは、1回の操作
毎に、フォルダA→フォルダB→フォルダC→フォルダ
A→…、という具合にサイクリックに切替わる。
【0086】次に、ステップS23に於いて、メニュー
釦44がオンされているか否かが判定される。ここで、
メニュー釦23がオンされた場合には、ステップS24
に移行して、レコーダモードに関する各種設定を行うレ
コーダメニュー設定処理が実行される。
【0087】尚、アラーム再生の設定は、このレコーダ
メニュー設定処理及び後述するプレーヤメニュー処理の
中で行われる。
【0088】メニュー設定処理に入ると、設定する項目
が早送釦51及び早戻釦50が用いられて選択され、再
生釦49により確定される。そこでアラーム設定が選択
されると、先ずアラームのオン/オフの設定が、再び早
送釦51及び早戻釦50が用いられて行われる。
【0089】次に、オンが設定された場合にはアラーム
を鳴らすアラーム時刻が設定される。設定がオンとされ
た場合、アラームが設定された時刻になると、例えばア
ラームが10分間出力され、その間に何か釦操作される
と、本レコーダメニュー設定処理が開始されたときのカ
レントファイルが再生される。ちなみに、アラームが鳴
った後のファイルの再生を行いたくないときには、メモ
リカード23を抜いてレコーダメニュー設定処理を開始
するか、アラーム時刻のときにメモリカード23を抜い
ておくか、或いは何も記録されていないファイルを指定
しておけば良い。
【0090】上記ステップS23にて、メニュー釦44
がオンされていない場合には、ステップS25に移行し
て消去釦45がオンされているか否かが判定される。こ
こで、消去釦45がオンされていた場合には、ステップ
S26に移行して、メモリカード23内にあるDSSフ
ァイルの中から指定されたDSSファイルの消去を行う
消去処理が実行される。
【0091】上記ステップS25にて、消去釦45がオ
ンされていない場合には、ステップS27へ移行して停
止釦42がオンされているか否かが判定される。ここ
で、停止釦42がオンされた場合には、ステップS28
に移行してメモリ残量表示が行われる。具体的には、メ
モリカード23の空き容量が検出され、現在設定されて
いる録音モードであとどれだけの時間録音が可能なのか
という録音可能時間がCPU20によって算出され、そ
れが停止釦42がオンされている間だけメイン表示部4
0に表示される。
【0092】上記ステップS27で停止釦42がオンさ
れていない場合には、ステップS29へ移行してアラー
ム再生時刻が到来したか否かが判定される。ここで、ア
ラーム再生時間が到来したと判定された場合には、ステ
ップS30に移行してアラーム再生が行われる。尚、ア
ラーム再生とは、予め設定されたアラーム再生時刻にな
るとアラームが鳴り、その間に何れかの釦が操作される
とアラームが解除され、その後に予め設定された符号化
データファイルが自動的に再生される、という機能であ
る。
【0093】上記ステップS29にて、アラーム再生時
刻が到来していないと判定された場合には、ステップS
31へ移行して、外部機器であるパーソナルコンピュー
タとUSBケーブルを介して接続されているか否かが判
定される。ここで、パーソナルコンピュータと接続され
ていると判定された場合には、ステップS32に移行し
て、当該パーソナルコンピュータとの通信モードに入
る。
【0094】この通信モードが終了した後、及び上記ス
テップS31にてパーソナルコンピュータと接続されて
いないと判定された場合には、ステップS33に移行し
てスイッチ切換処理が実行される。詳細は後述するが、
このスイッチ切換処理では、動作モードスイッチ61の
切換えに応じた処理が行われる。
【0095】上記動作モードスイッチ61が切換えられ
たことが検出された場合には、切換後の動作モードスイ
ッチの状態とメモリカード23の有無に応じて、後述す
るR/NC処理(図6参照)、P/S処理(図7参
照)、またはP/NC(図8参照)処理へ移行する。一
方、動作モードスイッチ61の切換えが検出されなかっ
た場合には、上記ステップS11へ移行して、上述した
処理が繰り返される。
【0096】図6は、動作モードがレコーダモードに設
定され、且つメモリカード23が本体35に装填されて
いない場合(R/NC)の処理動作を説明するフローチ
ャートである。
【0097】先ず、ステップS41に於いて、メニュー
釦44がオンされたか否かが判定される。ここで、メニ
ュー釦44がオンされた場合には、ステップS42に移
行して、上述したレコーダメニュー設定処理が実行され
る。但し、メモリカード23は装着されていないので、
書込み禁止設定、フォルダ名設定、及びメモリカード2
3のフォーマット処理等は、図示されない設定項目選択
の処理で選択できないようにしておく。例えば、設定で
きない項目は、早送釦51或いは早戻釦50を操作して
もメイン表示部40上に表示されないようにしても良い
し、再生釦49を押しても確定されないようにしても良
い。
【0098】上記ステップS41にて、メニュー釦44
がオンされていない場合は、ステップS43に移行して
メモリカード23が装填されたか否かが判定される。こ
こで、メモリカード23が装填された場合には、ステッ
プS44に移行してメモリカード23が使用可能か否か
が判定される。そして、メモリカード23が使用可能な
状態ならば、上述したR/S処理(図5のフローチャー
トに於けるステップS11)へ移行する。
【0099】上記ステップS44にて、メモリカード2
3が正常にフォーマット(初期化)されていない等、メ
モリカード23が使用可能な状態にない、と判定された
場合には、ステップS45に移行して、メモリカード2
3のフォーマットを行うか否かが操作者によって選択さ
れる。
【0100】ここで、フォーマットを行うことが選択さ
れた場合には、ステップS46に移行してメモリカード
23のフォーマットが行われる。その後、上記ステップ
S44に移行する。一方、上記ステップS45にてフォ
ーマットを行わないことが選択された場合には、ステッ
プS47に移行して、CPU20の動作モードが省電力
モードへ移行されて表示が消灯されると共に、続くステ
ップS48にて、何らかの操作釦がオンされるまで待機
する。
【0101】そして、何らかの操作釦がオンされた場合
には、CPU20の動作モードが通常モードへ移行さ
れ、上記ステップS45へ移行する。すなわち、使用可
能な状態にないメモリカード23が本体35に装填され
ている場合には、フォーマットをしないと通常の音声の
記録再生に関する動作はできない。
【0102】上記ステップS43に於いて、メモリカー
ド23の装填が検出されなかった場合には、ステップS
50に移行してアラーム時刻が到来したか否かが判定さ
れる。ここで、アラーム時刻が到来した場合は、メモリ
カード23が装填されていないので再生する音声ファイ
ルが無いため、ステップS51に移行してアラーム時刻
が到来したことを表す表示が行われると共にアラーム音
のみ出力される。そして、アラーム音が出力されている
間に何らかの操作釦がオンされることで、アラーム音が
停止されるようになっている。
【0103】上記ステップS50にて、アラーム時刻が
到来していないと判定された場合には、ステップS52
に移行して外部機器であるパーソナルコンピュータ(P
C)と接続されているか否かが判定される。パーソナル
コンピュータと接続されていると判定された場合には、
ステップS53の通信モードへ移行し、パーソナルコン
ピュータからの動作制御が行われる。
【0104】一方、上記ステップS52にてパーソナル
コンピュータと接続されていないと判定された場合に
は、ステップS54に移行する。そして、メモリカード
23が本体35に装填されていない状態ではオンされて
も意味のない所定の操作釦(録音釦41、再生釦49、
消去釦45等)がオンされたか否かが判定される。
【0105】ここで、所定の釦がオンされた場合には、
ステップS55に移行して警告音がスピーカ46から出
力される。一方、所定釦がオンされていないと判定され
た場合には、ステップS56に移行して、後に詳述する
スイッチ切換処理が実行され、上記ステップS41へ移
行する。
【0106】図7は、動作モードがプレーヤモードに設
定され、且つメモリカード23が本体35に装填されて
いる場合(P/S)の処理動作を説明するフローチャー
トである。
【0107】先ず、ステップS61に於いて、録音釦4
1がオンされているか否かが判定される。プレーヤモー
ドでは音声の記録はできないので、音声記録処理をする
ために、ステップS62に移行して、詳細を後述するP
/REC処理が実行される。
【0108】上記ステップS61にて録音釦41がオン
されていない場合には、ステップS63へ移行して、再
生釦49がオンされているか否かが判定される。ここ
で、再生釦49がオンされた場合には、ステップS64
に移行して後述するP/PLAY処理が行われる。
【0109】上記ステップS63にて再生釦49がオン
されていない場合には、ステップS65に移行して早送
釦51がオンされているか否かが判定される。ここで、
早送釦51がオンされた場合には、ステップS66に移
行して順方向のスキップ動作(F.SKIP)、すなわ
ち、データファイル番号が1つずつインクリメントされ
て、再生或いは編集対象のファイルを移動させる動作が
行われる。
【0110】上記ステップS65にて早送釦51がオン
されていなかった場合には、ステップS67に移行して
早戻釦50がオンされているか否かが判定される。ここ
で、早戻釦50がオンされた場合には、逆方向のスキッ
プ動作(R.SKIP)、すなわち、データファイル番
号が1つずつデクリメントされて、再生或いは編集対象
のファイルを移動させる動作が行われる。
【0111】尚、上述したF.SKIP及びR.SKI
P動作が行われた場合には、移動先のファイルのファイ
ル名が、動作停止後の所定時間、メイン表示部40上に
表示される。
【0112】上記ステップS67にて早戻釦50がオン
されていない場合には、ステップS69に移行してフォ
ルダ/リピート釦48がオンされているか否かが判定さ
れる。フォルダ/リピート釦48は、プレーヤモードで
はリピートモード切換釦として機能する。したがって、
フォルダ/リピート釦48がオンされた場合には、ステ
ップS70に移行し、一度オンされる毎に、通常再生モ
ード、1曲リピート再生モード、全曲リピート再生モー
ド、ランダム再生リピートモード、ランダム再生モー
ド、通常再生モードの順番に、リピートモードがサイク
リックに切換えられる。
【0113】上記ステップS69にてフォルダ/リピー
ト釦48がオンされていない場合には、ステップS71
に移行してインデクス/イコライザ釦43がオンされて
いるか否かが判定される。このインデクス/イコライザ
釦43は、プレーヤモードでは、イコライザ(周波数特
性)切換釦として機能する。したがって、一度オンされ
る毎に、ステップS72にて、イコライザモードが、ノ
ーマル、ポップス、ジャズ、クラシック、ユーザ定義、
ノーマルの順番にサイクリックに切換えられる。
【0114】上記ステップS71にてインデクス/イコ
ライザ釦43がオンされていない場合には、ステップS
73に移行してメニュー釦44がオンされているか否か
が判定される。ここで、メニュー釦44がオンされた場
合には、ステップS74に移行してプレーヤモードに関
する各種設定を行うプレーヤメニュー設定処理が実行さ
れる。尚、ここで、アラーム再生の設定を行うことがで
きるが、設定方法はレコーダメニュー設定処理に於ける
場合と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0115】上記ステップS73にてメニュー釦44が
オンされていない場合には、ステップS75へ移行して
消去釦45がオンされているか否かが判定される。ここ
で、消去釦45がオンされていた場合には、ステップS
76に移行して、メモリカード23内にあるプレーヤモ
ードで再生可能なファイルのうち、指定されたファイル
の消去処理が実行され、所望のファイルが消去される。
【0116】上記ステップS75にて消去釦45がオン
されていない場合には、ステップS77に移行して停止
釦42がオンされているか否かが判定される。ここで、
停止釦42がオンされた場合には、ステップS78に移
行してプロパティ表示が行われる。具体的には、カレン
トファイルの符号化アルゴリズムとビットレートが、停
止釦42がオンされている間だけメイン表示部40に表
示される。ちなみに、停止中はファイルの再生番号と現
在位置が表示されている。
【0117】上記ステップS77にて停止釦42がオン
されていない場合には、ステップS79に移行してアラ
ーム再生時刻が到来したか否かが判定される。ここで、
アラーム再生時間が到来したと判定された場合には、ス
テップS80に移行して、後述するアラーム再生処理が
行われる。
【0118】一方、上記ステップS79にて、アラーム
再生時刻が到来していないと判定された場合には、ステ
ップS81へ移行して、外部機器であるパーソナルコン
ピュータ(PC)とUSBケーブルを介して接続されて
いるか否かが判定される。ここで、パーソナルコンピュ
ータと接続されていると判定された場合には、ステップ
S82に移行してパーソナルコンピュータとの通信モー
ドに入る。
【0119】上記ステップS81にて、パーソナルコン
ピュータと接続されていないと判定された場合には、ス
テップS83へ移行して上述と同じ要領でスイッチ切換
処理が実行された後、上記ステップS61へ移行する。
【0120】図8は、動作モードがプレーヤモードに設
定され、且つメモリカード23が本体35に装填されて
いない場合の処理動作を説明するフローチャートであ
る。
【0121】先ず、ステップS91に於いて、メニュー
釦44がオンされたか否かが判定される。そして、メニ
ュー釦44がオンされた場合には、ステップS92に移
行して、上述したプレーヤメニュー処理が実行される。
但し、メモリカード23は装着されていないので、それ
に関する設定、例えば書込み禁止設定、メモリカードの
フォーマット等は、設定項目選択で選択できないように
される。例えば、設定できない項目は、早送釦51或い
は早戻釦50が操作されてもメイン表示部40上に表示
されないようにしても良いし、再生釦49が押されても
確定されないようにしても良い。
【0122】上記ステップS91にてメニュー釦44が
オンされていない場合は、ステップS93に移行してメ
モリカード23が本体35に装填されたか否かが判定さ
れる。ここで、メモリカード23が本体35に装填され
た場合には、ステップS94に移行して、メモリカード
23が使用可能な状態か否かが判定される。
【0123】その結果、メモリカード23が使用可能な
状態ならば、P/S処理(図7のフローチャートに於け
るステップS61)へ移行する。また、メモリカード2
3が使用可能な状態でなければ、ステップS95に移行
する。
【0124】ステップS95〜S99、ステップS10
0及びS101、更にステップS102〜S104の各
処理は、上述した図6のフローチャートのR/NC処理
に於ける、ステップS45〜S49、ステップS50及
びS51、更にステップS54〜S56の各処理と同様
であるので、説明は省略する。
【0125】図9は、動作モードがプレーヤモード時の
再生処理を行うP/PLAYの処理動作を説明するフロ
ーチャートである。
【0126】先ず、ステップS111では、ファイルの
現在位置情報の位置から再生が開始される。尚、このと
き、ファイルの再生が開始されてから所定時間、アーチ
スト名、曲名といった再生ファイルに関する情報が、メ
イン表示部40上に表示された後、ファイル番号及び現
在位置の表示に切換えられる。
【0127】次に、ステップS112に於いて、再生釦
49がオンされたか否かが判定される。ここで、再生中
に再生釦49がオンされた場合には、ステップS113
に移行して、再生が一時停止状態とされる。或いは、再
生が一時停止状態であった場合には、一時停止された位
置から再生が再開される。
【0128】上記ステップS112にて再生釦49がオ
ンされなかったと判定された場合には、ステップS11
4に移行して早送釦51或いは早戻釦50がオンされた
か否かが判定される。そして、早送釦51或いは早戻釦
50がオンされたと判定された場合には、ステップS1
15に移行して、更にその釦のオンの継続時間が0.5
秒以上であるか否かが判定される。
【0129】ここで、該釦のオンの継続時間が0.5秒
未満であった場合は、ステップS116に移行する。そ
して、早送釦51がオンされていた場合には順方向スキ
ップ(F.SKIP)が行われ、早戻釦50がオンされ
ていた場合には逆方向スキップ(R.SKIP)が行わ
れる。
【0130】一方、上記ステップS115にて早送釦5
1或いは早戻釦50のオンの継続時間が0.5秒以上で
あった場合には、ステップS117に移行する。そし
て、早送釦51がオンされていた場合には後述するFF
処理が、早戻釦50がオンされていた場合には後述する
REW釦が、それぞれ実行される。
【0131】上記ステップS114に於いて、早送釦5
1或いは早戻釦50がオンされなかった場合には、ステ
ップS118に移行してフォルダ/リピート釦48がオ
ンされたか否かが判定される。プレーヤモードでは、レ
コーダモードのときのようなフォルダは存在しないの
で、フォルダ/リピート釦48はリピートモード切換釦
として機能する。したがって、フォルダ/リピート釦4
8がオンされたと判定された場合には、ステップS11
9に移行し、上述した図7のフローチャートに於けるス
テップS70と同様のリピートモード切換えが行われ
る。
【0132】上記ステップS118にてフォルダ/リピ
ート釦48がオンされなかった場合には、ステップS1
20に移行してインデクス/イコライザ釦43がオンさ
れたか否かが判定される。ここで、インデクス/イコラ
イザ釦43がオンされたと判定された場合には、上述し
た図7のフローチャートに於けるステップS72と同様
のイコライザ切換えが行われる。
【0133】上記ステップS120にて、インデクス/
イコライザ釦43がオンされなかった場合には、ステッ
プS122に移行してメニュー釦44がオンされたか否
かが判定される。ここで、プレーヤモードに於いて、フ
ァイルが再生或いは再生一時停止がされている際は、メ
ニュー釦44は特殊効果切換釦として機能する。したが
って、メニュー釦43がオンされると、ステップS12
3に移行して、サラウンド設定、及び低音増強設定を行
うことができる。この2つの設定は、早送釦51及び早
戻釦50が操作されることで、0〜5の6段階の強度設
定が可能である。尚、設定中も再生或いは再生一時停止
状態は継続される。
【0134】上記ステップS122にてメニュー釦44
がオンされなかった場合には、ステップS124に移行
して録音釦41がオンされたか否かが判定される。ここ
で、録音釦41がオンされた場合には、ステップS12
5に移行して、詳細を後述するP/REC処理が実行さ
れる。
【0135】一方、上記ステップS124にて録音釦4
1がオンされなかった場合には、ステップS126に移
行して、停止釦42がオンされたか否かが判定される。
ここで、停止釦42がオンされた場合には、ステップS
127へ移行して再生動作(再生一時停止も含む)が停
止される。次いで、ステップS128にて、ファイルの
現在位置情報が、再生中であったファイルの先頭へ移動
される。その後、本P/PLAY処理が終了され、上述
したP/S処理(図7のフローチャートに於けるステッ
プS61)へ移行する。
【0136】また、上記ステップS126にて停止釦4
2がオンされなかった場合には、ステップS129に移
行して、再生中のファイルの終端まで再生が終了したか
否かが判定される。ここで、再生がファイルの終端まで
終了したならば、ステップS130に移行して再生動作
(再生一時停止も含む)が停止される。次いで、ステッ
プS131にて、再生が終了されたファイルがプレーヤ
モードに於ける最終ファイル番号のファイルであるか否
かが判定される。
【0137】その結果、最終ファイルでなければ、ステ
ップS132に移行して、ファイルの現在位置情報が次
の順番のファイルの先頭へ移動された後、P/S処理
(図7のフローチャートに於けるステップS61)へ移
行する。一方、最終ファイルであった場合には、ステッ
プS133に移行して、ファイルの現在位置情報がプレ
ーヤモードに於ける最先のファイル番号の先頭位置へ移
動された後、P/S処理(図7のフローチャートに於け
るステップS61)へ移行する。
【0138】また、上記ステップS129に於いて、フ
ァイルの終端まで再生が終了していないと判定された場
合には、上記ステップS112へ移行して、上述の処理
が繰り返される。
【0139】図10は、プレーヤモードに於いて録音釦
41が押されたときの処理であるP/REC処理の動作
を説明するフローチャートである。
【0140】プレーヤモードに於いて動作処理が行われ
ていない場合、すなわち、操作釦等による動作が行われ
ていない場合、或いはプレーヤモードに於ける音声ファ
イルの再生処理中に録音釦41がオンされると、本処理
が実行される。
【0141】先ず、ステップS141に於いて、メモリ
カード23が書込み可能か否か、すなわち、書込みが禁
止されていないか、或いはメモリカード23に記録可能
な空き領域があるか否かが判定される。その結果、書込
みが不可の場合には、ステップS142に移行して、ア
ラームがスピーカ46から出力されると共に、その旨の
警告表示が行われる。その後、本ルーチンを抜ける。こ
の際、例えば音声ファイルの再生等が行われていた場合
には、特にそれらが停止されずに処理が継続される。
【0142】一方、上記ステップS141にて、メモリ
カード23への書込みが可能であると判定された場合に
は、ステップS143に移行して、動作モードがレコー
ダモードが変更されて録音が可能になることを示す警告
が行われる。具体的には、スピーカ46からアラーム音
が出力されると共に、レコーダモードに切換わることを
示す表示がメイン表示部40上に表示される。
【0143】その後、音声ファイルの再生等の動作が行
われていた場合には、ステップS144に移行してその
動作が停止される。次いで、ステップS145にて、動
作モードがプレーヤモードからレコーダモードへ切換え
られると共に、次に録音釦41が押された場合に新たに
追加されるファイルの番号の表示が行われる。本実施の
形態では、所定フォルダ(フォルダAとする)の最後尾
のファイルの次に、新規ファイルが追加されるものとす
る。
【0144】次に、ステップS146にて、再度録音釦
41がオンされたか否かが判定される。ここで、再度録
音釦41がオンされたと判定された場合には、ステップ
S147に移行して、上述したファイル番号でDSS形
式による音声データの記録が開始される。この際の各種
設定、例えば、マイク感度や録音モード等の設定は、予
めレコーダモードに於いて設定されている値がそのまま
用いられる。
【0145】新規記録が開始された後には、ステップS
148に於いて、再度録音釦41がオンされたか否かが
判定される。ここで、再度録音釦41が押されたと判定
された場合はステップS149に移行する。そして、こ
の状態で、もし、音声記録処理が行われていた場合には
それが一時停止され、もし、音声記録が一時停止されて
いた場合には、一時停止が解除される動作が行われる。
【0146】上記ステップS148にて、再度録音釦4
1がオンされたと判定されなければ、ステップS150
に移行して、メモリカード23の空き領域がまだあるか
否かが判定される。ここで、メモリカード23に空き領
域が無くなったと判定された場合には、ステップS15
1に移行してアラームが出力されると共に、その旨警告
表示が行われる。
【0147】一方、上記ステップS150にて、空き領
域がまだあると判定された場合には、ステップS152
に移行して、停止釦42がオンされたか否かが判定され
る。その結果、停止釦42がオンされていないと判定さ
れた場合には、上記ステップS148へ移行して上述し
た処理が繰り返される。
【0148】そして、上記ステップS152にて停止釦
42がオンされた場合、及び上記ステップS151にて
警告表示がなされた後は、ステップS153に移行して
新規記録動作が停止される。
【0149】上記ステップS146に於いて、録音釦4
1がオンされていないと判定された場合には、ステップ
S154に移行して停止釦42がオンされたか否か、及
びステップS155にて最初に録音釦41が押されてか
ら、すなわち本P/REC処理が開始されてから所定時
間が経過したか否かが判定される。
【0150】ここで、停止釦42が押されず、また所定
時間が経過していない場合には、上記ステップS146
へ移行して、録音釦41がオンされたか否かの判定が繰
り返される。これに対し、新規記録動作の停止後か、ス
テップS154にて停止釦42がオンされるか、または
ステップS115にて所定時間が経過した場合には、ス
テップS156に移行して、動作モードスイッチ61の
状態が判定される。
【0151】このステップS156にて、動作モードス
イッチ61がレコーダモード位置であった場合には、ス
テップS157に移行して、ファイルの現在位置情報が
所定フォルダの最後尾のファイルの先頭位置へ移動され
る。もし、新規記録が行われた場合には、その新規ファ
イルが最後尾となるので、その先頭位置となる。そし
て、本P/REC処理が終了されて、その後、R/S処
理(図5のフローチャートに於けるステップS11)へ
移行する。
【0152】一方、上記ステップS156にて、動作モ
ードスイッチ61がプレーヤモードであった場合には、
ステップS158に移行して、動作モードがプレーヤモ
ードに復帰することをアラーム音が出力されると共に警
告表示される。次いで、ステップS159にて、動作モ
ードがプレーヤモードに切換えられる。
【0153】更に、ステップS160にて、ファイルの
現在位置がP/REC処理が開始される前のカレントフ
ァイルの先頭へ移動され、(図5のフローチャートに於
けるステップS11)へ移行する。
【0154】尚、本実施の形態では、動作モードスイッ
チ61にて動作モードの設定が行われているため、その
状態が判別されて録音終了後の動作モードが決定される
ようにして、P/REC終了後に動作モードスイッチ6
1の位置と実際の動作モードとの間に不整合が起こらな
いようにしている。しかしながら、動作モードを設定す
るには、本実施の形態のようなスライドスイッチではな
く、押し釦スイッチで構成し、そのオンする回数によっ
て動作モードを設定するような形態も考えることができ
る。その場合には、上記ステップS156のような判定
をすることなく元のプレーヤモードに復帰するようにし
ても良いし、逆に、レコーダモードを継続するようにし
ても良い。
【0155】また、本実施の形態では、フォルダAの最
後尾に新規ファイルを追加する形としたが、これに限る
ことはない。例えば、フォルダCとしても良い。或い
は、メニュー設定の中でユーザが自分で定義できるよう
にすれば、ユーザ自身が使い易いように設定できる。
【0156】更に、音声記録が終了した後にどこに保存
するかを決定するようにすれば、その都度、目的に合わ
せたフォルダに整理することが可能になる。
【0157】図11は、スイッチ切換処理の動作を説明
するフローチャートである。
【0158】ここでの具体的なスイッチとは、動作モー
ドスイッチ61とホールドスイッチ63である。
【0159】先ず、ステップS171に於いて、ホール
ドスイッチ63がオンされているか否かが判定される。
ここで、オンされている場合には、ステップS172に
移行して、録音釦41や再生釦49等の操作釦の入力が
禁止される。次いで、ステップS173にて、再生、或
いは録音等の動作が継続して行われているか否かが判定
される。ここで、動作が行われていた場合には動作が終
了するまで待機する。
【0160】そして、このステップS173にて動作が
行われていないか終了した場合には、ステップS174
に移行して、CPU20の駆動クロックを落とす等し
て、該CPU20の動作モードが省電力モードへ移行さ
れる。
【0161】次いで、ステップS175にて、ホールド
スイッチ63がオフ(解除)されるまで待機する。そし
て、ホールドスイッチ63がオフにされたならば、ステ
ップS176に移行して操作入力が再び許可され、続く
ステップS177にてCPU20のクロックが通常動作
時の周波数に戻され、該CPU20が通常モードに復帰
される。
【0162】上記ステップS171に於いてホールドス
イッチ63がオフの場合は、ステップS178に移行
し、動作モードスイッチ61で切換えが行われたか否か
が判定される。ここで、動作モードの切換えが行われて
いなければ、そのまま元のフロチャートに戻る。
【0163】一方、ステップS178にて、動作モード
の切換えが行われていた場合には、先ずステップS17
9にて、再生等の動作が行われていた場合にはその動作
が停止される。そして、ステップS180に於いて、現
在の動作モードスイッチ61の状態が判定される。
【0164】ステップS180にて、レコーダモードで
あると判定された場合は、ステップS181に移行し
て、メモリカード23の本体35への装着の有無が判定
される。その結果、動作モードスイッチ61がレコーダ
モードで、且つメモリカード23が本体35に装填され
ている場合はR/S処理(図5のフローチャートに於け
るステップS11)へ移行する。一方、動作モードスイ
ッチ61がレコーダモードで、且つメモリカード23が
装填されていない場合はR/NC処理(図6のフローチ
ャートに於けるステップS41)へ移行する。
【0165】また、上記ステップS180にて、プレー
ヤモードであると判定された場合は、ステップS182
に移行して、メモリカード23の本体35への装着の有
無が判定される。その結果、動作モードスイッチ61が
プレーヤモードで、且つメモリカード23が本体35に
装填されている場合は、P/S処理(図7のフローチャ
ートに於けるステップS61)へ移行する。一方、動作
モードスイッチ61がプレーヤモードで、且つメモリカ
ード23が装填されていない場合は、P/NC処理(図
8のフローチャートに於けるステップS91)に移行す
る。
【0166】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、動作モー
ドが再生モードとなっている場合でも速やかに記録動作
に移行することが可能な音声記録再生装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である音声記録再生装置
の構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に於ける音声記録再生装
置の外観を示すもので、(a)は斜め前方より見た斜視
図、(b)は斜め後方より見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に於ける音声記録再生装
置に用いられているメモリカード23に、どのようにデ
ータが記録されているのかについて説明するブロック図
である。
【図4】本発明の一実施の形態に於ける音声記録再生装
置のメインの動作を説明するフローチャートである。
【図5】動作モードがレコーダモードに設定され、且つ
メモリカード23が本体35に装填されている場合(R
/S)の動作処理を説明するフローチャートである。
【図6】動作モードがレコーダモードに設定され、且つ
メモリカード23が本体35に装填されていない場合
(R/NC)の処理動作を説明するフローチャートであ
る。
【図7】動作モードがプレーヤモードに設定され、且つ
メモリカード23が本体35に装填されている場合(P
/S)の処理動作を説明するフローチャートである。
【図8】動作モードがプレーヤモードに設定され、且つ
メモリカード23が本体35に装填されていない場合の
処理動作を説明するフローチャートである。
【図9】動作モードがプレーヤモード時の再生処理を行
うP/PLAYの処理動作を説明するフローチャートで
ある。
【図10】プレーヤモードに於いて録音釦41が押され
たときの処理であるP/REC処理の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図11】スイッチ切換処理の動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 マイク、 2 ライン入力端子、 3 入力切換スイッチ(SW)、 4 プリアンプ、 6 ステレオコーデック、 8 出力切換スイッチ(SW)R、 9 出力切換スイッチ(SW)L、 10 ヘッドホンアンプR、 11 ヘッドホンアンプL、 12 ヘッドホン端子R、 13 ヘッドホン端子L、 14 スピーカアンプ、 15 スピーカ、 20 制御回路(CPU)、 21 デジタル信号処理部(DSP)、 22 双方向バストランシーバIC、 23 メモリカード、 25 表示駆動回路、 26 表示部、 28 操作スイッチ群、 29 電源回路、 30 内蔵メモリ、 31 USBドライバ、 32 USB接続端子、 35 本体、 40 メイン表示部、 41 録音釦、 42 停止釦、 43 インデクス/イコライザ釦、 44 メニュー釦、 45 消去釦、 46 スピーカ、 48 フォルダ/リピート釦、 49 再生釦、 50 早戻釦、 51 早送釦、 54 マイク、 55 インジケータ、 56 マイクジャック、 57 ヘッドホンジャック、 58 ボリュームつまみ、 59 記録媒体挿入口、 61 動作モードスイッチ、 62 マイク感度スイッチ、 63 ホールドスイッチ、 64 電源ジャック、 66 メインスイッチ、 67 イジェクトつまみ、 68 電池蓋、 70 外部接続端子。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作モードに、音声ファイルの再生が可
    能な再生専用モードと、音声ファイルの記録及び再生が
    可能な記録再生モードとを有する音声記録再生装置に於
    いて、 再生専用モードで動作中に音声ファイルの記録が指示さ
    れた場合には、自動的に動作モードを記録再生モードに
    切換える動作モード切換手段と、 上記記録再生モードに切換えの後、音声ファイルの記録
    動作を行う記録手段と、 を具備することを特徴とする音声記録再生装置。
  2. 【請求項2】 更に、上記音声ファイルの記録動作が終
    了した際には、自動的に動作モードを再生モードに復帰
    させる復帰手段を具備することを特徴とする請求項1に
    記載の音声記録再生装置。
  3. 【請求項3】 更に、手動により動作モードを設定する
    動作モード設定部材と、 上記音声ファイルの記録動作が終了した際に、上記動作
    モード設定部材により指示されている動作モードを検出
    する検出手段と、 上記検出手段の検出結果に応じて、動作モードの設定を
    行う動作モード設定手段と、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の音声記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】 更に、 音声ファイルを記録する記録媒体への記録が可能か否か
    を検出する検出手段と、 上記検出手段により、上記記録媒体への記録が不能であ
    る場合には、上記動作モード切換手段による記録再生モ
    ードヘの切換えを禁止する禁止手段と、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の音声記録
    再生装置。
  5. 【請求項5】 第1の符号化方式で符号化された音声フ
    ァイルの操作が可能な第1の動作モードと、第2の符号
    化方式で符号化された音声ファイルの操作が可能な第2
    の動作モードと、を有する音声記録再生装置に於いて、 上記第1の動作モードで動作中に音声ファイルの記録が
    指示された場合には、自動的に動作モードを第2の動作
    モードに切換える動作モード切換手段と、 上記第2の動作モードに切換えの後、上記第2の符号化
    方式にて音声ファイルの記録動作を行う記録手段と、 を具備することを特徴とする音声記録再生装置。
  6. 【請求項6】 更に、 上記音声ファイルの記録動作が終了した際には、自動的
    に動作モードを第1の動作モードに復帰させる復帰手段
    を具備することを特徴とする請求項5に記載の音声記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】 更に、 手動により動作モードを設定する動作モード設定部材
    と、 上記音声ファイルの記録動作が終了した際に、上記動作
    モード設定部材により指示されている動作モードを検出
    する検出手段と、 上記検出手段の検出結果に応じて、動作モードの設定を
    行う動作モード設定手段と、 を具備することを特徴とする請求項5に記載の音声記録
    再生装置。
  8. 【請求項8】 更に、 音声ファイルを記録する記録媒体への記録が可能か否か
    を検出する検出手段と、 上記検出手段により、上記記録媒体への記録が不能であ
    る場合には、上記動作モード切換手段による第2の動作
    モードヘの切換えを禁止する禁止手段と、 を具備することを特徴とする請求項5に記載の音声記録
    再生装置。
JP2001086160A 2001-03-15 2001-03-23 音声記録再生装置 Withdrawn JP2002287797A (ja)

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