JP3866056B2 - オーディオ信号再生装置およびオーディオ信号再生方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
オーディオ信号に対して、サラウンド演算処理をおこなうオーディオ信号再生装置またはオーディオ信号再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、有料データベースなどで配信される音楽データを、内蔵の半導体メモリに記録し、再生することが可能な音楽再生装置が商品化されつつあり、それらの中には通常の音量調節機能の他、周波数特性を変更させるイコライザ設定機能などが付加されるようになってきた。そして、これらの処理は通常、デジタル信号処理装置の中でそれぞれの演算処理が施され、その後オーディオ信号に変換され再生される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなオーディオ信号再生装置において、臨場感を高めるサラウンド機能を付加するために、上記デジタル信号処理装置等で、音量調節などと同様にサラウンド演算処理を行おうとしても、サラウンド演算処理、イコライザー演算処理、音量演算処理、雑音除去処理や音飛び防止処理などの多数の演算処理を行うことが必要であり、これらの処理順等を考慮しないと、演算処理途中の飽和や量子化誤差(量子化ノイズ)の拡大をまねき、期待する音質や期待する信号対ノイズ比を所望値以下にすることが出来なくなる。
【0004】
本発明は上述の問題点に鑑み、音質の劣化を最小限にとどめつつ、オーディオデータに対して各種演算処理を行うことが可能なオーディオ信号再生装置、あるいはオーディオ信号再生方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明のオーディオ信号再生装置は、符号化データが格納された記録媒体より、所定のデータ単位毎に上記符号化データを読み出す読み出し手段と、上記読み出した所定のデータ単位の符号化データをデジタルオーディオデータに復号化する復号化手段と、上記デジタルオーディオデータに対して、サラウンド演算処理を行う第1の演算手段と、上記サラウンド演算処理が行われた後の上記デジタルオーディオデータに対して、さらにイコライザ演算処理および/または音量演算処理を行う第2の演算手段と、上記 2 の演算手段による演算処理の後、デジタルオーディオデータをオーディオ信号に変換して出力する出力手段と、を具備する。
【0007】
また、第の発明は、動作モードとして、記録媒体への符号化データの記録および記録媒体内の符号化データの再生が可能な動作モードであるレコーダモードと、記録媒体内の符号化データの再生に特化した動作モードであるプレーヤモードを有する第1の発明のオーディオ信号再生装置において、上記レコーダモードでは、上記サラウンド演算処理を禁止する禁止手段を具備する。
【0008】
また、第の発明は、第1の発明に係るオーディオ信号再生装置において、さらに上記第1の演算手段におけるサラウンド演算処理のサラウンド効果の強度を設定する設定手段を備え、上記サラウンド効果の強度の設定に変更があった場合には、上記第1の演算手段は、上記変更があった時点に上記第1の演算手段において処理中の所定のデータ単位分のデジタルオーディオデータを上記変更前の設定を用いてサラウンド演算処理し、その後にサラウンド演算処理するデジタルオーディオデータは上記変更された設定を用いてサラウンド演算処理する。
【0009】
また、第の発明は、第1の発明に係るオーディオ信号再生装置において、さらに上記複合化手段により複合化されたディジタルオーディオデータのサンプリング周波数を変換するサンプリング周波数変換手段を具備し、上記第1の演算手段は、上記サンプリング周波数変換の後に上記サラウンド演算処理を行う。
また、第の発明に係るオーディオ信号再生方法は、符号化データが格納された記録媒体より、所定のデータ単位毎に上記符号化データを読み出す読み出し、上記読み出した所定のデータ単位の符号化データをデジタルオーディオデータに復号化し、上記デジタルオーディオデータに対して、サラウンド演算処理を行い、上記サラウンド演算処理が行われた後の上記デジタルオーディオデータに対して、さらにイコライザ演算処理および/または音量演算処理を行い、上記イコライザ演算処理および/または上記音量演算処理の後、デジタルオーディオデータをオーディオ信号に変換して出力する。
また、第の発明は、第の発明に係るオーディオ信号再生方法において、上記サラウンド処理に先立ち、上記複合化されたデジタルオーディオデータのサンプリング周波数を所定のサンプリング周波数に変換する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態であるオーディオ信号記録再生装置の構成を示したブロック図である。
【0011】
まず、本オーディオ信号記録再生装置において、音声を記録する場合の信号の流れに沿って各ブロックの説明を行う。本実施形態のオーディオ信号記録再生装置は、音声を電気信号に変換するマイク1を具備している。マイク1から入力されたオーディオ信号はプリアンプ2に入力され、増幅される。プリアンプ2の増幅率あるいは電源供給の制御等は、本オーディオ信号記録再生装置の動作全体を制御する制御回路CPU5によって制御されている。
【0012】
プリアンプ2によって増幅されたオーディオ信号は、アナログ信号からデジタル信号に変換するためにステレオコーデック3へ入力される。オーディオ信号は、ステレオコーデック3内のA/Dコンバータに入力され、ここでオーディオ信号はデジタルオーディオ信号に変換され、その後、同じくステレオコーデック3内のデジタルフィルタに入力される。このデジタルフィルタでは、上述のオーディオ信号からデジタルオーディオ信号への変換が行われたときに発生するエリアシングノイズと呼ばれる不要な量子化ノイズをデジタルオーディオ信号から取り除く、といった処理が行われる。そして、量子化ノイズが取り除かれたデジタルオーディオ信号はデジタル信号処理部(以後DSPと略す。)4内のダイレクトメモリアクセス(以後DMAと略す)4bへ転送される。
【0013】
DSP4内では、主制御部4aの制御に従い、DMA4bに入力されたデジタルオーディオ信号をRAM4c上に展開して、フレーム単位で所定のフォーマットに従って符号化(圧縮変換)し、符号化データを生成する。
【0014】
本オーディオ信号記録再生装置では、Digital Speech Standerd(以後DSSと略す。)と呼ばれる符号化方式を用いることとする。なお、P−RAM4dは符号化プログラムあるいは復号化プログラムを格納しておくためのRAMであり、これらのプログラムは後述するメモリカード6あるいはCPU5に格納されているものを転送したものである。このように構成することで、複数の符号化あるいは復号化方式への対応、あるいはバージョンアップへの対応が容易になる。
【0015】
こうして生成された符号化データは、符号化データ記録手段としてのメモリカード6へ転送される。メモリカード6は本オーディオ信号記録再生装置本体に対して着脱可能なカード形状をした、フラッシュメモリ等の半導体メモリで構成されている。具体的には、Smart Media(登録商標)等があり、本オーディオ信号記録再生装置ではこれを用いることとする。
【0016】
符号化データは、CPU5の制御のもとで、メモリカード6内の所定のアドレスに順次書き込まれる。なお、メモリカード6内に書き込まれた符号化データはファイルを一つの単位として扱われる(DSS方式で符号化された符号化データファイルを以後DSSファイルと呼ぶこととする。)。また、本オーディオ信号記録再生装置での音声の記録はモノラルで行われるようになっている。
【0017】
次にメモリカード6に記録された符号化データを再生する際の信号の流れに沿って各ブロックの機能等の説明を行う。
まず、メモリカード6から、DSP4へ符号化データを順次転送する。DSP4に転送された符号化データはCPU5の制御のもとで、所定のフレーム単位でデジタルオーディオ信号に復号化(伸張変換)される。なお、メモリカード6には、後で詳述するように、DSSファイル以外の符号化データも記録可能となっている。従って、DSP4ではメモリカード6から送られてきた符号化データに対して、どの符号化方式が用いられているのかを判別し、その符号化方式に従って符号化データを復号化する。
【0018】
本実施の形態のオーディオ信号記録再生装置は、マイクロソフト社(登録商標)のWindows Media(登録商標)方式(以後、WMA方式と記し、その符号化データファイルをWMAファイルと記す。)、Motion Picture Experts Groupe−1 Audio Layer3方式(以後MP3方式と記し、その符号化データファイルをMP3ファイルと記す。)およびDSS方式の3つの復号化を行うことができることとする。
【0019】
復号化されたデジタルオーディオ信号はステレオコーデック3へ転送される。転送されたデジタルオーディオ信号は、ステレオコーデック3内のデジタルフィルタにおいて、不要な量子化ノイズの除去が行われる。その後、左右各チャンネル毎にD/Aコンバータでデジタルオーディオ信号からアナログのオーディオ信号への変換が行われ、ステレオコーデック3から出力される。なお、もとの符号化データがモノラルでのデータであった場合には、左右両チャンネルのD/Aコンバータに同じ信号を入力して処理の後、出力する。
【0020】
ステレオコーデック3から出力された左右各チャンネルのオーディオ信号は、出力切換スイッチ7によってその出力先が切り換えられる。オーディオ信号の出力先には、外部ヘッドホン等を接続して外部の再生機器を用いてオーディオ信号を再生するヘッドホン端子9と、本オーディオ信号記録再生装置本体に備えられたスピーカー11の二つが用意されている。
【0021】
出力切換スイッチ7を7Ra及び7La側に切り換えた場合には、出力先としてヘッドホン端子9が選択され、ヘッドホンアンプ8でヘッドホン端子からの出力にあわせた増幅率でオーディオ信号が増幅され、左右各チャンネル毎に出力される。
【0022】
出力切換スイッチ7を7La、7Lb側に切り換えた場合には、出力先としてスピーカー11が選択される。なお、スピーカー11は一つしか本体に内蔵されていないので、オーディオ信号は左右各チャンネルの信号を合成した後に、スピーカーアンプ10でスピーカー11に適正な増幅率で増幅され、スピーカー11から出力される。
【0023】
また、CPU5には、上述したものの他にもいくつかの回路等が接続されている。表示部21は2色LEDと、バックライトを有する液晶ディスプレイとで構成され、本オーディオ信号記録再生装置の動作状態等を表示している。表示駆動回路20は、CPU5の制御の下で表示部21を表示駆動する。
【0024】
電源回路12は、本オーディオ信号記録再生装置を駆動するための電力を供給するための回路で、バッテリー、バッテリーチェック回路、パワーオンリセット回路、昇圧回路、降圧回路、および外部電源接続回路等の電源制御に関する回路を含む。
【0025】
操作スイッチ13は、本オーディオ信号記録再生装置の外装に設けられ、各種機能を制御するための操作スイッチである。
フォルダ釦(FLSW)13aは、フォルダを切り換える、あるいは後述するレコーダモードとプレーヤモードを切り換えるための釦である。本オーディオ信号記録再生装置の場合、レコーダモードにおいては符号化データファイルを格納するためのフォルダがA、B、Cの複数個用意されている。そして、フォルダ釦13aを押す度に、フォルダA→フォルダB→フォルダC→プレーヤモード→フォルダA→フォルダB・・・とサイクリックに変わるように構成されている。
【0026】
マイク感度スイッチ(MICSW)13bは、マイク1の入力レベルを設定するためのスライドスイッチで、高感度(会議モード)と低感度(口述モード)との間で切り換えが可能である。
【0027】
ホールドスイッチ(HOLDSW)13c、押しボタンスイッチの操作入力を無効にし、動作が停止している場合には本オーディオ信号記録再生装置の動作モードを省電力モードに移行させる、いわゆるホールド機能を設定、および解除するためのスイッチである。
【0028】
録音釦(RECSW)13dは、音声の記録の開始を指示するための釦である。この録音釦13dはレコーダモードのみで操作可能であり、プレーヤモードで操作した場合にはエラーアラームが鳴り、記録開始指示は無視される。
【0029】
再生釦(PLAYSW)13eは、メモリカード6に記録されている符号化データファイルの再生開始を指示するための釦である。停止釦(STOPSW)13fは本機が記録、再生等の動作中である場合には、それらの動作の停止を指示するための釦である。
【0030】
早送釦(FFSW)13gは、再生中の符号化データファイルの早送り、あるいは早送り再生を行ったり、再生する符号化データファイルの選択を行う際にファイル番号をインクリメントしたり、メニュー設定の際にパラメータをインクリメントしたりするための釦である。
【0031】
早戻釦(REWSW)13hは、再生中の符号化データファイルの早戻しを行ったり、再生する符号化データファイルの選択を行う際にファイル番号をデクリメントしたり、メニュー設定の際にパラメータをデクリメントしたりするための釦である。
【0032】
メニュー釦(MENUSW)13iは、録音モードの設定、時計設定、ユーザIDの設定等、本オーディオ信号記録再生装置に関わる諸設定を行うための釦である。また、プレーヤモードにおいて符号化データファイルを再生中に操作することで、サラウンド設定の切換を行うこともできる。
【0033】
消去釦(ERASESW)13jは、早送釦13gあるいは早戻釦13h等を用いて選択されている符号化データファイルをメモリカード6から消去するための釦である。
【0034】
インデクス釦(INDEXSW)13kは、上述のレコーダモードとプレーヤモードとでその機能が異なる釦である。レコーダモードの場合は、インデクスマークを記録中の符号化データファイルに付与する。なお、インデクスマークの記録可能数は1ファイルにつき16個以内とする。また、プレーヤモードの場合は、再生する音楽に適した周波数特性(イコライザ特性)を予め数種類(本オーディオ信号記録再生装置では、フラット、ポップス、ジャズ、クラシック、ユーザ定義の5種類)用意しておき、その中から所望の周波数特性を選択し、再生音を変更するための釦である。
【0035】
音量調節器14はヘッドホン端子9あるいはスピーカー11からの出力を調節するためのものである。不図示の音量調節つまみを操作者が操作することで音量調節器14から出力される出力電圧が変化するように構成されており、この出力電圧をCPU5がA/D変換して出力レベルを読みとり、それに基づいてヘッドホン端子9あるいはスピーカー11からの出力レベルを制御する。
【0036】
内蔵メモリ15は、本体内蔵の書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROMで構成されており、動作モード、ユーザーID、録音モード(標準モード/長時間モード)の選択設定、BEEP音(ON/OFF)の選択設定、データの再生位置等、CPU5に電源が供給されなくなっても記録しておきたい各種設定、パラメータ等を記録しておく。
【0037】
また、本オーディオ信号記録再生装置はパソコン等の外部機器と接続可能である。本オーディオ信号記録再生装置は外部機器と接続し、双方向通信を行うことで、例えば、パソコンのハードディスク等に記録されている符号化データファイルをメモリカード6に転送したり、その逆に、メモリカード6に記録されている符号化データファイルをパソコン側の記録媒体に転送したり、あるいは、マイク1から入力されたオーディオ信号をステレオコーデック3でデジタルオーディオ信号に変換し、DSP4で符号化した符号化データを直接パソコン側の記録媒体に記録するようにしたりするなど、この他にも様々な処理を行うことができるようになる。
【0038】
上述のパソコン等の外部機器との通信のために、本実施形態のオーディオ信号記録再生装置では、Universal Serial Bus(以後USBと記す。)と呼ばれるインターフェースを介して接続するように構成されている。外部接続端子19はUSBケーブルに接続するための接続端子であり、ドライバ18によって制御される。
【0039】
ここで、本オーディオ信号記録再生装置の動作モードについて説明しておく。本オーディオ信号記録再生装置には二つの動作モードがある。一つは、マイクから入力される音声を記録し、またその記録したものを再生する事が可能な第1のモード(以後、レコーダモードと記す。)であり、もう一つは、記録動作は行うことができず、記録媒体に記録されている符号化データファイルを再生することに特化した第2のモード(以後プレーヤモードと記す。)である。本実施の形態のオーディオ信号記録再生装置においては、レコーダモードでは、主としてメッセージメモやディクテーション、会議録音等での使用を想定し、符号化方式は高圧縮で長時間録音に適しているDSS方式を用いることとする。プレーヤモードでは、主として音楽を聴くことを想定し、高音質な再生が可能なWMA方式、およびMP3方式の符号化を用いることとする。
【0040】
次に、図2を用いて、本オーディオ信号記録再生装置に用いられているメモリカード6には、どのようにデータが記録されているのかを説明する。
メモリカード6のルートディレクトリには、符号化データファィル41、曲順データファイル42、DSSファイルフォルダ43、44、45およびシステムフォルダ54が記録されている。
【0041】
符号化データファイル41は、拡張子にmp3またはwmaを有しており、これらがMP3方式あるいはWMA方式で符号化されたデータファイルであることを示している。そして、これらは上述のプレーヤモードで再生が可能な符号化データファイルである。
【0042】
曲順データファイル42は上述のプレーヤモードで再生が可能な符号化データファイルの再生の順番をテーブルデータとして有しているファイルである。プレーヤモードで符号化データファイルの再生の順番を変えたい場合には、この曲順ファイル42をCPU5の制御により書き換える。
【0043】
DSSファイルフォルダ43、44、45は、DSSファイルを格納しておくためのフォルダである。レコーダモードでは、DSSファイルを整理するためにA、B、Cの3つのフォルダが設けられており、DSSファイルフォルダ43、44、45はこれらのフォルダA、B、Cに対応する。DSSファイルフォルダ43、44、45にはそれぞれDSSファイル46、47、48が格納されており、これらはレコーダモードにて再生が可能である。
【0044】
また、記録時には、これらDSSファイルフォルダ43、44、45のいずれかにDSSファイルが作成される。DSSファイル46、47、48の再生の順番はそれぞれフォルダ毎に、テーブルデータとして再生順データファイル51、52、53に記録されている。なお、表示部21の表示能力、あるいは操作者の使い勝手等を考慮し、本実施の形態のオーディオ信号記録再生装置では、レコーダモードでは、1フォルダあたりの記録可能ファイル数は199件とし、全体では597件とする。
【0045】
DSSファイルフォルダ43には、上述のファイルの他に、フォルダ名データファイル49とリカバリーデータファイル50が記録されている。本オーディオ信号記録再生装置では、上述したフォルダA、B、Cは、表示部21における表示名を任意の表示名に変更することができる。フォルダ名データファイル49は、その表示名とDSSフォルダファイル43、44、45を対応付けさせるためのデータが記録されている。また、リカバリーデータファイル50は、何らかの理由で、DSSファイルフォルダ43、44、45内のデータが破壊されてしまったときに復旧を行うためのデータが記録されているファイルである。
【0046】
システムフォルダ54は、プレーヤモードで再生される符号化データファイルのコーデックファイル55、56を格納するためのフォルダである。コーデックファイル55、56のファイル名の先頭3文字は、対応する符号化データファイルの拡張子を用いている。また、これらコーデックファイルの拡張子はimgが用いられている。なお、レコーダモードでの記録及び再生のためのコーデックファイルはCPU5内のROMに格納されている。
【0047】
次に、フローチャートを用いて本オーディオ信号記録再生装置の動作を説明する。図3は、本オーディオ信号記録再生装置のメインフローチャートを示す図である。
【0048】
電池の装填等により電源が回路に供給されると動作が開始され、まず、メモリ内のクリア、各種パラメータ設定、ハードリセット等の初期設定が行われる(ステップS301)。なお、初期状態では、動作モードはレコーダモードに設定されている。
【0049】
次に、動作モードがレコーダモードに設定されているか、あるいはプレーヤモードに設定されているかを検出する(ステップS302)。具体的には、フォルダ釦13aによってどちらのモードが設定されたかを内蔵メモリ15を参照するようにしてCPU5で検出する。
【0050】
動作モードがレコーダモードであると判定された場合には、レコーダモード用の環境設定を行う(ステップS303)。例えば、表示部21における表示を、記録日時を表示するようにしたり、メモリ残量表示を行うようにしたりして、レコーダモード用に切り換えたり、内蔵メモリ15に格納されているレコーダモード用の設定情報を読み出す等を行う。また、カレントフォルダ(現在のフォルダ)はAフォルダに設定される。
【0051】
次に、再生釦13eがONされたか否かを判定する(ステップS304)。再生釦13eがONされたと判定された場合には、後述するR_PLAY処理を行う(ステップS305)。
【0052】
ステップS304にて再生釦13eがされなかったか、あるいはR_PLAY処理が終了した場合には、メニュー釦13iがONされたか否かを判定する(ステップS306)。メニュー釦13iがONされたと判定された場合には、後述するR_MENU処理を行う(ステップS307)。
【0053】
ステップS306にて、メニュー釦13iがONされなかったか、あるいはR_MENU処理が終了した場合には、再生釦13e、メニュー釦13iまたはフォルダ釦13a以外の操作釦13が操作されたか否かを判定する(ステップS308)。これらの操作釦13が操作されたと判定された場合には、それぞれの操作釦に応じた処理を行う(ステップS309)。なお、これらの処理については本発明を説明する上で必要性が低いので、詳細な説明は省略する。
【0054】
次に、フォルダ釦13aがONされたか否かを判定する(ステップS310)。フォルダ釦13aがONされていなかった場合には、ステップS304へ戻り、上述の処理を繰り返す。フォルダ釦13aがONされた場合には、さらに、カレントフォルダがCフォルダであるか否かを判定する(ステップS311)。カレントフォルダがCフォルダではなかった場合には、もし、Aフォルダであった場合にはBフォルダに、Bフォルダであった場合にはCフォルダにカレントフォルダをそれぞれ変更して(ステップS312)、ステップS304へ戻り上述の処理を繰り返す。
【0055】
ステップS311において、カレントフォルダがCフォルダであった場合には、動作モードをレコーダモードからプレーヤモードに切り換えて(ステップS313)、ステップS302へ戻る。
【0056】
ステップS302において、動作モードがプレーヤモードであると判定された場合には、プレーヤモード用の環境設定を行う(ステップS314)。例えば、表示部21における表示を、曲名を表示するようにしたり、アーティスト名表示を行うようにしたりして、プレーヤモード用に切り換えたり、内蔵メモリ15に格納されているプレーヤモード用の設定情報を読み出す等を行う。
【0057】
次に、再生釦13eがONされたか否かを判定する(ステップS315)。再生釦13eがONされたと判定された場合には、後述するP_PLAY処理を行う(ステップS316)。
【0058】
ステップS315にて再生釦13eがされなかったか、あるいはP_PLAY処理が終了した場合には、メニュー釦13iがONされたか否かを判定する(ステップS317)。メニュー釦13iがONされたと判定された場合には、後述するP_MENU処理を行う(ステップS318)。
【0059】
ステップS317にて、メニュー釦13iがONされなかったか、あるいはP_MENU処理が終了した場合には、再生釦13e、メニュー釦13iまたはフォルダ釦13a以外の操作釦13が操作されたか否かを判定する(ステップS319)。これらの操作釦13が操作されたと判定された場合には、それぞれの操作釦に応じた処理を行う(ステップS320)。なお、これらの処理については本発明を説明する上で必要性が低いので、詳細な説明は省略する。
【0060】
次に、フォルダ釦13aがONされたか否かを判定する(ステップS321)。フォルダ釦13aがONされていなかった場合には、ステップS315へ戻り、上述の処理を繰り返す。フォルダ釦13aがONされた場合には、動作モードをプレーヤモードからレコーダモードに切り換えてステップS302へ戻り上述の処理を繰り返す。
【0061】
図4はレコーダモードにおける再生処理である、R_PLAY処理のフローチャートを示す図である。
まず、現在のファイル(カレントファイル)の符号化方式を判別し、対応する復号化プログラムをDSP4内のP−RAM4dに転送したり、音量レベル設定値等を読み込む等して再生条件設定を行い(ステップS401)、RAM4cをクリアして再生準備を行う(ステップS402)。
【0062】
次に、所定の単位データ量毎、例えば1Kバイト毎に符号化データをDSP4内のRAM4cに読み込む(ステップS403)。読み込まれた符号化データは、P−RAM4dに格納された復号化プログラムを用いて復号化される(ステップS404)。復号化されたデジタルオーディオデータはステレオコーデック3のサンプリング周波数に適合するようにサンプリングレート変換処理が施される(ステップS405)。具体的には、ステレオコーデック3での再生時のサンプリング周波数は44.1kHzとなっている。一方、メモリカード6内の符号化データファイルのサンプリング周波数とは44.1kHzは限らず、例えば32kHzであったり、48kHzであったりする場合がある。このような符号化データファイルをそのまま処理してしまうと、再生速度が速くなったり遅くなったりしてしまう。このため、ステレオコーデック3のサンプリング周波数に適合するようにサンプリングレート変換処理をおこなう。
【0063】
サンプリングレート変換処理が行われた後のデジタルオーディオデータに対して、次に、音量調節器14の操作に基づいて設定された音量レベル設定値を用いて音量演算処理が施され(ステップS406)、DMA4bに出力される(ステップS407)。なお、DMA4bに出力されたデジタルオーディオデータはステレオコーデック3に転送され、ステレオコーデック3内のデジタルフィルタで不要な量子化ノイズが除去された後、D/A変換が行われ、ヘッドホンアンプ8にて増幅されオーディオ信号として、あるいはスピーカアンプ10にて増幅された後スピーカ11から音声として出力される。
【0064】
デジタルオーディオデータをDMA4bへ出力した後、次に復号化すべき符号化データがあるか否か、および停止釦13fがONされたか否かを判定する(ステップS408)。次に復号化すべき符号化データがある、即ち、復号化をおこなっている符号化データファイルの再生がファイル終端まで終了しておらず、かつ、停止釦13fがONされていないと判定された場合には、ステップS403に戻り、上述の処理を繰り返す。符号化データファイルの再生が終了するか、または、停止釦13fがONされた場合にはもとのフローチャートへ戻る。なお、レコーダモードでは、CPU5によってサラウンド演算処理は禁止されているので、サラウンド演算処理は行わない。
【0065】
図5はレコーダモードでのメニュー設定処理であるR_MENU処理のフローチャート図である。ここではレコーダモードで使用する各種パラメータの設定を行うことができる。
【0066】
まず、設定項目の選択をする(ステップS501)。設定項目の選択は早送釦13gおよび早戻釦13hで所望の設定項目を移動させて表示部21に表示させ、再生釦13eをONすることにより確定する。また、設定を中止したいときには停止釦13fをONする。次に、確定された設定項目が何であるのかを判定し(ステップS502)、それに応じて後述のステップS503乃至S510へ移行する。なお、設定項目選択の際、停止釦13fをONした場合には、そのままステップS511へ進む。
【0067】
録音モード設定では、音声をメモリ117へ記録する際の録音モードを設定する(ステップS503)。録音モードは、本オーディオ信号記録再生装置の場合、標準の録音モードであるSPモードと、SPモードに比べて長時間記録が可能であるが、その分音質が劣化してしまうLPモードの、二つの録音モードを設定することができる。なお、パラメータ等の設定は早送釦13gおよび早戻釦13hを用いてパラメータを変更し、再生釦13eをONすることで確定する。設定を中止したいときは停止釦13fをONする。そして、この操作方法は後述の各種設定の場合も同様である。
【0068】
フォルダ名の設定では、DSSファイルを格納するフォルダ名の設定を行う(ステップS504)。ID設定では、本体内蔵メモリ15に記録されている、本オーディオ信号記録再生装置のユーザーIDを行う(ステップS505)。書き込み禁止設定では、ファイル単位での書き込み禁止設定を行う(ステップS506)。書き込み禁止が設定されると、ファイルの消去、インデクス等の編集等ファイルの書き換えを行うことができなくなる。
【0069】
アラーム設定では、アラームのON/OFFおよびアラーム時刻の設定を行う(ステップS507)。BEEP音設定では、各種操作釦を操作したときの操作音の設定を行う(ステップS508)。ここではON/OFF(操作音の有り/無し)の設定が可能である。時刻設定では、内蔵時計の時刻あわせを行う(ステップS509)。フォーマット設定では、メモリカード117の初期化処理を行う(ステップS510)。
【0070】
上述の各種設定が終了するか、あるいは設定項目が指定されなかった場合にはメニュー設定を終了するか否かを判定する(ステップS511)。ステップS501または、S503乃至S510において、停止釦13fをONしてその処理を終了したときには、メニュー設定を終了すると判定して元のフローチャートへ戻る。そうでなければステップS501へ戻り、上述の処理を繰り返す。
【0071】
以上のように、R_MENU処理では、レコーダモードに関連する項目のみ設定を行い、プレーヤモードでのみ使用する項目については、設定を行わない。
図6はプレーヤモードにおける再生処理である、P_PLAY処理のフローチャートを示す図である。
【0072】
まず、現在のファイル(カレントファイル)の符号化方式を判別し、対応する復号化プログラムをDSP4内のP−RAM4dに転送したり、音量レベル設定値、イコライザ設定、サラウンド設定等を読み込む等して再生条件設定を行う(ステップS601)。その後のステップS602からステップS605までの処理は、図4におけるステップS402からステップS405までの処理と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0073】
次に、ステップS601で読み込まれたサラウンド設定に従って、サンプリングレート変換処理が施されたデジタルオーディオデータに対してサラウンド演算処理が施される(ステップS606)。そして、次に、同じくステップS601にて読み込まれたイコライザ設定に従ってイコライザ特性変更のための演算処理が施される(ステップS607)。
【0074】
ステップS608、ステップS609は、図4におけるステップS406、ステップS407の処理と同様であるので説明を省略する。
次に、サラウンド設定に変更があったか、より具体的には、再生処理中にメニュー釦13iがONされたか否かを判定する(ステップS610)。再生処理中にメニュー釦13iがONされたと判定された場合には、その変更が上述のサラウンド演算に反映させるように設定値を変更する(ステップS611)。
【0075】
なお、フローチャート上はステップS603の処理は、1ステップずつ順番に行うように書かれているが、実際には並列処理で行われている。つまり、処理される符号化データの所定データ量毎に見れば、フローチャートに示されるように処理されているが、例えば、データユニットAに対して音量演算処理を行っている間、それに続くデータユニットBはイコライザ演算処理が行われ、その次のデータユニットCにはサラウンド演算処理が行われる。そして、データユニットAの音量演算処理が終了したら、イコライザ演算処理が終了したデータユニットBの音量演算を行う、という具合に行われる。従って、サラウンド設定変更の指示があった場合、つまりメニュー釦13iがONされた場合には、あるデータユニットにサラウンド演算処理を行っている最中にサラウンド設定が変更されてしまう可能性がある。
【0076】
しかしながら、あるデータユニットにサラウンド演算処理を行っている最中にサラウンド設定を変更してしまうと、量子化ノイズ等が発生してしまい、音質の劣化に繋がってしまう。従って、サラウンド設定変更の指示があっても、その時点で処理中のデータユニットに対しては変更を行わず、次のデータユニットから設定変更を反映するようにする。
【0077】
その後、次に復号化すべき符号化データがあるか否か、および停止釦13fがONされたか否かを判定する(ステップS612)。次に復号化すべき符号化データがある、即ち、復号化をおこなっている符号化データファイルの再生がファイル終端まで終了しておらず、かつ、停止釦13fがONされていないと判定された場合には、ステップS603に戻り、上述の処理を繰り返す。符号化データファイルの再生が終了するか、または、停止釦13fがONされた場合にはもとのフローチャートへ戻る。
【0078】
なお、ステップS605乃至ステップS608のサンプリングレート変換、サラウンド演算処理、イコライザ演算処理、音量演算処理は図6に示した順番で行うのが最も効果的である。なぜなら、これらの演算を行うと演算誤差が生じ、音質が劣化してしまうのであるが、サラウンド演算処理に先立ってイコライザ演算あるいは音量演算を行ってしまうと、そこで生じた演算誤差がサラウンド演算をすることにより強調されてしまい、音質の劣化が大きくなるからである。
【0079】
イコライザ演算と音量演算については、先に音量演算処理をしてしまうと、その後のイコライザ演算処理を行った際に飽和してしまう恐れがあるので、図6のフローチャートに示す順で処理することが望ましい。また、サラウンド演算処理に先立ってサンプリングレート変換処理を行っているのは、サラウンド演算処理では臨場感を出すために周波数の違いによる残響特性等も影響してくるため、再生される音楽の時間軸をあわせておく必要があるからである。
【0080】
図7は、動作モードがプレーヤモードの場合のメニュー設定処理をおこなうP_MENU処理を示すフローチャート図である。ここではプレーヤモードで使用する各種パラメータの設定を行うことができる。
【0081】
まず、設定項目の選択をする(ステップS701)。次に、確定された設定項目が何であるのかを判定し(ステップS702)、それに応じて後述のステップS703乃至S710へ移行する。なお、設定項目選択の際、停止釦13fをONした場合には、そのままステップS711へ進む。
【0082】
サラウンド設定では、音楽再生時の臨場感を向上させるサラウンド効果の設定を行う(ステップS703)。本オーディオ信号記録再生装置では、サラウンド効果の強度をOFF、LOW、MIDDLE、HIGHの4段階で指定できるようになっており、その設定を行う。なお、上述したとおり、サラウンド設定の変更は、これ以外でも、プレーヤモードにおいて、符号化データファイル再生中にメニュー釦13iをONすると、設定がOFF→LOW→MIDDLE→HIGH→OFF・・・とサイクリックに切り替わるようになっている。
【0083】
イコライザ設定では、音楽再生時のイコライザ設定(周波数特性設定)を行う(ステップS704)。本オーディオ信号記録再生装置のプレーヤモードでは、予め再生する音楽に合わせて、周波数帯別に音量を増減させて、フラット、ポップス、ジャズ、クラシック、ユーザ定義等いくつかの周波数特性パターンを用意しており、それらの選択をおこなう。
【0084】
外部SP設定では、音を出力する装置の選択を行う(ステップS705)。本オーディオ信号記録再生装置では、ヘッドホン端子9にプラグを差し込んで音声信号を外部に出力することが可能であるが、その際、差し込まれたプラグの先はヘッドホンであったり、あるいは外部のスピーカであったりする。これらの間では当然、再生の出力特性が異なる。従って、同じサラウンド等の効果を使用するにしても、それら接続される装置にあわせて出力信号の周波数特性を変更してやるとより効果的であり、そのための設定である。
【0085】
設定は「外部スピーカ」と「ヘッドホン」の二つのパラメータの設定が可能である。なお、内蔵スピーカを使用する場合には、再生の際にヘッドホン端子9にプラグが差されていないことを検出すれば良く、その場合は自動的に内蔵スピーカの出力特性に合わせた設定に切り替わるようになっている。例えば、スピーカ11はモノラルであるのでサラウンド効果はあまり意味が無いのでOFFにしてしまうとか、スピーカ自体が小さいので低音を増強する、といったことができる。
【0086】
書き込み禁止設定では、ファイル単位での書き込み禁止設定を行う(ステップS706)。書き込み禁止が設定されると、ファイルの消去、ファイルの属性情報の書き換え等ファイルの書き換えを行うことができなくなる。
【0087】
アラーム設定(ステップS707)、BEEP音設定(ステップS708)、時刻設定(ステップS709)、およびフォーマット設定(ステップS710)は、レコーダモードのR_MENU処理のときと同様であるので、説明を省略する。
【0088】
以上のように、P_MENU処理では、プレーヤモードに関連する項目のみ設定を行い、プレーヤモードでのみ使用する項目については、設定を行わない。
【0089】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、音質の劣化を最小限にとどめつつ、オーディオデータに対して各種演算処理を行うことが可能なオーディオ信号再生装置、あるいはオーディオ信号再生方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るオーディオ信号記録再生装置の概略構成を示す図である。
【図2】メモリカードの記憶構成を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るオーディオ信号記録再生装置のメインフローチャートを示す図である。
【図4】図3中のR_PLAYの処理を説明するための図である。
【図5】図3中のR_MENUの処理を説明するための図である。
【図6】図3中のP_PLAYの処理を説明するための図である。
【図7】図3中のP_MENUの処理を説明するための図である。
【符号の説明】
3 ステレオコーデック
4 デジタル信号処理部(DSP)
4a 主制御部
4b ダイナミックメモリアクセス(DMA)
4c RAM
4d P−RAM
5 CPU
6 メモリカード
13 操作スイッチ
13a フォルダ釦(FLSW)
13b マイク感度スイッチ(MICSW)
13c ホールドスイッチ(HOLDSW)
13d 録音釦(RECSW)
13e 再生釦(PLAYSW)
13f 停止釦(STOPSW)
13g 早送釦(FFSW)
13h 早戻釦(REWSW)
13i メニュー釦(MENUSW)
13j 消去釦(ERASESW)
13k インデクス釦(INDEXSW)
14 音量調節器
15 内蔵メモリ
20 表示駆動回路
21 表示部
41 符号化データファイル
42,51,52,53 再生順データファイル
43,44,45 DSSファイルフォルダ
46,47,48 DSSファイル
49 フォルダ名データファイル
50 リカバリーデータファイル

Claims (6)

  1. 符号化データが格納された記録媒体より、所定のデータ単位毎に上記符号化データを読み出す読み出し手段と、
    上記読み出した所定のデータ単位の符号化データをデジタルオーディオデータに復号化する復号化手段と、
    上記デジタルオーディオデータに対して、サラウンド演算処理を行う第1の演算手段と、
    上記サラウンド演算処理が行われた後の上記デジタルオーディオデータに対して、さらにイコライザ演算処理および/または音量演算処理を行う第2の演算手段と、
    上記 2 の演算手段による演算処理の後、デジタルオーディオデータをオーディオ信号に変換して出力する出力手段と、
    を具備することを特徴とするオーディオ信号再生装置。
  2. 動作モードとして、記録媒体への符号化データの記録および記録媒体内の符号化データの再生が可能な動作モードであるレコーダモードと、記録媒体内の符号化データの再生に特化した動作モードであるプレーヤモードを有する請求項1に記載のオーディオ信号再生装置において、
    上記レコーダモードでは、上記サラウンド演算処理を禁止する禁止手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号再生装置。
  3. さらに上記第1の演算手段におけるサラウンド演算処理のサラウンド効果の強度を設定する設定手段を備え、
    上記サラウンド効果の強度の設定に変更があった場合には、上記第1の演算手段は、上記変更があった時点に上記第1の演算手段で処理中の所定のデータ単位分のデジタルオーディオデータを上記変更前の設定を用いてサラウンド演算処理し、その後にサラウンド演算処理するデジタルオーディオデータは上記変更された設定を用いてサラウンド演算処理することを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号再生装置。
  4. さらに上記複合化手段により複合化されたディジタルオーディオデータのサンプリング周波数を変換するサンプリング周波数変換手段を具備し、
    上記第1の演算手段は、上記サンプリング周波数変換の後に上記サラウンド演算処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号再生装置。
  5. 符号化データが格納された記録媒体より、所定のデータ単位毎に上記符号化データを読み出す読み出し、
    上記読み出した所定のデータ単位の符号化データをデジタルオーディオデータに復号化し、
    上記デジタルオーディオデータに対して、サラウンド演算処理を行い、
    上記サラウンド演算処理が行われた後の上記デジタルオーディオデータに対して、さらにイコライザ演算処理および/または音量演算処理を行い、
    上記イコライザ演算処理および/または上記音量演算処理の後、デジタルオーディオデータをオーディオ信号に変換して出力することを特徴とするオーディオ信号再生方法。
  6. 上記サラウンド処理に先立ち、上記複合化されたデジタルオーディオデータのサンプリング周波数を所定のサンプリング周波数に変換することを特徴とする請求項5に記載のオーディオ信号再生方法。
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