JP4304614B2 - 電子機器、音量レベル制御方法及び電子機器システム - Google Patents

電子機器、音量レベル制御方法及び電子機器システム Download PDF

Info

Publication number
JP4304614B2
JP4304614B2 JP2004250616A JP2004250616A JP4304614B2 JP 4304614 B2 JP4304614 B2 JP 4304614B2 JP 2004250616 A JP2004250616 A JP 2004250616A JP 2004250616 A JP2004250616 A JP 2004250616A JP 4304614 B2 JP4304614 B2 JP 4304614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volume level
cradle
electronic device
output
disk device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004250616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006067484A (ja
Inventor
正文 市瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004250616A priority Critical patent/JP4304614B2/ja
Priority to US11/573,559 priority patent/US20070242838A1/en
Priority to PCT/JP2005/015587 priority patent/WO2006025288A1/ja
Priority to EP05775163A priority patent/EP1788837A4/en
Publication of JP2006067484A publication Critical patent/JP2006067484A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4304614B2 publication Critical patent/JP4304614B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R5/00Stereophonic arrangements
    • H04R5/04Circuit arrangements, e.g. for selective connection of amplifier inputs/outputs to loudspeakers, for loudspeaker detection, or for adaptation of settings to personal preferences or hearing impairments
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2205/00Details of stereophonic arrangements covered by H04R5/00 but not provided for in any of its subgroups
    • H04R2205/021Aspects relating to docking-station type assemblies to obtain an acoustical effect, e.g. the type of connection to external loudspeakers or housings, frequency improvement
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2420/00Details of connection covered by H04R, not provided for in its groups
    • H04R2420/05Detection of connection of loudspeakers or headphones to amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2430/00Signal processing covered by H04R, not provided for in its groups
    • H04R2430/01Aspects of volume control, not necessarily automatic, in sound systems

Description

本発明は電子機器音量レベル制御方法及び電子機器システムに関し、例えばミニディスク(登録商標)等の光磁気ディスクを用いて楽曲の記録又は再生を行う携帯型ディスク装置に適用して好適なものである。
従来、携帯型ディスク装置においては、ユーザが容易に携帯し得るよう小型軽量に構成されており、ミニディスク(登録商標)のディスクカートリッジから楽曲を読み出して再生し、ユーザの好みの音量レベルに調整しヘッドホンを介して当該ユーザに当該楽曲を聴取させるようになされている。
この携帯型ディスク装置のなかには、専用のクレイドルに装着され得るように構成されたものがあり、当該クレイドルに装着されるだけで当該クレイドルと電気的に接続され、再生した楽曲の音声を当該クレイドルに搭載したスピーカから出力し得るようになされたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、かかる構成の携帯型ディスク装置においては、クレイドルに装着された際には、ヘッドホン使用時と同様に携帯型ディスク装置の音量調整ボタンを操作させることによって、スピーカから出力する音声の音量レベルを調整させるようになされている。
特開平5−153035号公報(第3頁、第1図)
ところで一般的に、振動板が比較的小さいヘッドホンには比較的小さい音量レベルの音声信号を供給し、一方振動板が比較的大きいスピーカには比較的大きい音量レベルの音声信号を供給することによって、それぞれ適切な音量レベルの音声を出力することができる。
従って携帯型ディスク装置は、クレイドルに装着された場合、当該クレイドルのスピーカから適切な音量レベルの音声を出力するため音量レベルを比較的大きくする必要があり、また当該クレイドルに装着されていない場合、ヘッドホンから適切な音量レベルの音声を出力するために音量レベルを比較的小さくする必要がある。
このため携帯型ディスク装置は、クレイドルに装着される度、及び当該クレイドルから取り外される度に音量レベルをユーザに調整させる必要があり、毎回ユーザに煩雑な操作を強いることになるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、電子機器の使用状況に応じた適切な音量レベルに制御し得る電子機器音量レベル制御方法及び電子機器システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の電子機器においては、クレイドルに装着可能な電子機器であって、出力する音声信号の音量レベルを設定する音量レベル設定部と、クレイドルに対する装着状態又は非装着状態を検出する検出部と、非装着状態における音量レベルを表し変更可能な第1音量レベルと、装着状態における音量レベルを表し非装着音量レベルよりも大きい値に固定された第2音量レベルとをそれぞれ記憶する記憶部と、電子機器がクレイドルに対して非装着状態であることを検出したときには、音量レベル設定部に対し第1音量レベルに設定させ、クレイドルに対して装着状態であることを検出したときには、音量レベル設定部に対し第2音量レベルに設定させる制御部とを設けるようにした。
これにより、電子機器が非装着状態である場合には任意に変更された第1音量レベルの音声を出力し、また当該電子機器がクレイドルに装着された場合には固定された第2音量レベルに切り換えた音声を当該クレイドルに出力し、さらに当該電子機器がクレイドルから取り外された場合には第2音量レベルから元の第1音量レベルに自動的に切り換えて出力することができる。
また本発明の音量レベル制御方法においては、クレイドルに装着可能な電子機器の音量レベル制御方法であって、クレイドルに対する装着状態又は非装着状態を検出する検出ステップと、出力する音声信号の音量レベルについて、電子機器がクレイドルに対して非装着状態であることを検出したときには、所定の記憶部に記憶しており変更可能な第1音量レベルに設定させ、クレイドルに対して装着状態であることを検出したときには、記憶部に記憶しており第1音量レベルよりも大きい値に固定された第2音量レベルに設定させる制御ステップとを設けるようにした。
これにより、電子機器が非装着状態である場合には任意に変更された第1音量レベルの音声を出力し、また当該電子機器がクレイドルに装着された場合には固定された第2音量レベルに切り換えた音声を当該クレイドルに出力し、さらに当該電子機器がクレイドルから取り外された場合には第2音量レベルから元の第1音量レベルに自動的に切り換えて出力することができる。
さらに本発明の電子機器システムにおいては、電子機器と、当該電子機器を装着可能なクレイドルとを有する電子機器システムであって、当該電子機器は、出力する音声信号の音量レベルを設定する音量レベル設定部と、クレイドルに対する装着状態又は非装着状態を検出する検出部と、非装着状態における音量レベルを表し変更可能な第1音量レベルと、装着状態における音量レベルを表し非装着音量レベルよりも大きい値に固定された第2音量レベルとをそれぞれ記憶する記憶部と、電子機器がクレイドルに対して非装着状態であることを検出したときには、音量レベル設定部に対し第1音量レベルに設定させ、クレイドルに対して装着状態であることを検出したときには、音量レベル設定部に対し第2音量レベルに設定させる制御部とを設けるようにした。
これにより、電子機器が非装着状態である場合には任意に変更された第1音量レベルの音声を出力し、また当該電子機器がクレイドルに装着された場合には固定された第2音量レベルに切り換えた音声を当該クレイドルに出力し、さらに当該電子機器がクレイドルから取り外された場合には第2音量レベルから元の第1音量レベルに自動的に切り換えて出力することができる。
本発明によれば、電子機器が非装着状態である場合には任意に変更された第1音量レベルの音声を出力し、また当該電子機器がクレイドルに装着された場合には固定された第2音量レベルに切り換えた音声を当該クレイドルに出力し、さらに当該電子機器がクレイドルから取り外された場合には第2音量レベルから元の第1音量レベルに自動的に切り換えて出力することができ、かくして電子機器の使用状況に応じた適切な音量レベルに制御し得る電子機器音量レベル制御方法及び電子機器システムを実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)携帯型ディスク装置システムの構成
図1において、1は全体として本発明による携帯型ディスク装置システムの全体構成を示し、ミニディスク(登録商標)に対応した携帯型ディスク装置2をクレイドル3に装着し得るようになされている。
携帯型ディスク装置2は、ミニディスク(登録商標)のディスクカートリッジ(図示せず)が装填されることにより、当該ディスクカートリッジに記録された楽曲を再生し得ると共に、Net MD(登録商標、詳しくは後述する)方式で当該ディスクカートリッジに新たに楽曲を記録し得るようになされており、さらにユーザに容易に携帯されるべく小型軽量に構成されている。
クレイドル3は、本体部3Aから突出した装着部3Bに携帯型ディスク装置2を装着し得るようになされており、当該携帯型ディスク装置2が装着された場合に、当該携帯型ディスク装置2に内蔵する充電池を充電し得る他、当該装着部3Bに設けられた操作ボタン群20を介した操作に応じて、当該携帯型ディスク装置2に楽曲を再生させ、その音声をスピーカ4L及び4Rを介して出力し得るようになされている(詳しくは後述する)。
なお携帯型ディスク装置システム1においては、ユーザがクレイドル3の操作ボタン群20を操作するべく対峙すると共に携帯型ディスク装置2の正面2Aと対峙した時に左方向及び右方向を定義し、さらに当該クレイドル3に携帯型ディスク装置2を装着する方向を下方向、当該クレイドル3から当該携帯型ディスク装置2を取り外す方向を上方向として定義した上で以下説明する。
(1−1)携帯型ディスク装置の構成
携帯型ディスク装置2は、図2(A)に示すように、動作状態や再生時間等を表示するための液晶ディスプレイでなる表示部10が正面2Aに設けられると共に、クレイドル3に装着された際に当該クレイドル3と電気的に接続するためのクレイドル接続コネクタ12が下側面に設けられている。
また携帯型ディスク装置2は、リモートコントローラ(以下リモコンと呼ぶ)機能を有する専用ヘッドホン15を接続するための専用ヘッドホン接続端子11が右側面の下側に設けられ、さらに右側面の上側に音量レベルを調整させるための音量ボタン13が設けられている。
携帯型ディスク装置2は、専用ヘッドホン接続端子11に専用ヘッドホン15のコネクタ15Aが接続されると、リモコン部15Bに設けられた操作ボタン15Cの操作に応じて楽曲の再生等を行い、出力部15DL及び15DRを介してその音声をユーザに聴取させるようになされている。
なお携帯型ディスク装置2は、図1に示したように、クレイドル3の装着部3Bに装着された場合に当該装着部3Bによって塞がれるような位置に敢えて専用ヘッドホン接続端子11が設けられている。このため携帯型ディスク装置2は、専用ヘッドホン15が取り外された状態でなければクレイドル3に装着できないようになされている。
さらに携帯型ディスク装置2は、図2(B)に示すように、背面2Bのほぼ中央部にロック爪係合穴14が設けられており、クレイドル3に装着された際に当該ロック爪係合穴14によって当該クレイドル3にロックされ、当該クレイドル3からむやみに取り外されないようになされている(詳しくは後述する)。
(1−2)クレイドルの構成
クレイドル3は、図3(A)に示すように、略直方体状でなる本体部3Aの正面3A1側に突出した略直方体状の装着部3Bが設けられており、本体部3Aの正面3A1の上方に液晶ディスプレイでなる表示部21が設けられ、後述する動作モード等を表示するようになされている。
クレイドル3の装着部3Bには、上面3B1の手前側に操作ボタン群20が設けられると共に、当該上面3B1の奥側に携帯型ディスク装置2を装着するための装着穴22が設けられており、当該装着穴22の内部には、当該携帯型ディスク装置2を支持する支持テーブル23が当該装着穴22内を上下方向へ移動可能に設けられ、当該携帯型ディスク装置2が装着されていない状態では、内蔵するばねの付勢力によって当該支持テーブル23が上方向へ付勢されるようになされている。
装着穴22の内部には、携帯型ディスク装置2のクレイドル接続コネクタ12(図2(A))と対応する位置に接続コネクタ24が設けられている。クレイドル3は、携帯型ディスク装置2が挿入されると、支持テーブル23が押し下げられて当該携帯型ディスク装置2が装着され、当該接続コネクタ24に当該クレイドル接続コネクタ12が接続されることにより、当該携帯型ディスク装置2と電気的に接続するようになされている。
またクレイドル3の本体部3Aには、正面3A1のほぼ中央位置において、内蔵するばねの付勢力によって突出した状態に付勢されたロック爪25が設けられている。
クレイドル3は、携帯型ディスク装置2が装着穴22に挿入された際に携帯型ディスク装置2の背面2Bによってロック爪25が一時的に押下された後、当該携帯型ディスク装置2が装着位置まで挿入されたときに当該ロック爪25と当該携帯型ディスク装置2のロック爪係合穴14(図2(B))とが係合され、当該携帯型ディスク装置2を上方向へ移動させないように、すなわちクレイドル3に対する当該携帯型ディスク装置2の装着状態を保持するようになされている。
さらに装着部3Bの正面3B2には、携帯型ディスク装置2をクレイドル3との装着状態から取り外すためのリリースレバー26が設けられている。クレイドル3は、ユーザによって当該リリースレバー26が下方向へ押し下げられると、まずロック爪25を正面内部へ一時的に引き下げることにより携帯型ディスク装置2のロック爪係合穴14(図2(B))との係合状態を解除する。
続いてクレイドル3は、支持テーブル23を上方向へ押し上げることにより携帯型ディスク装置2を持ち上げて接続コネクタ24とクレイドル接続コネクタ12とを電気的に切断し、当該携帯型ディスク装置2をクレイドル3から切り離して装着状態から非装着状態へ遷移させるようになされている。
また図3(B)に示すように、クレイドル3の本体部3Aの背面3A2には、専用ヘッドホン15(図2(A))を接続するための専用ヘッドホン接続端子27、USB(Universal Serial Bus)ケーブル(図示せず)によってパーソナルコンピュータ(図示せず)と接続するためのUSB接続端子28、外部のヘッドホン(図示せず)を接続するためのヘッドホン接続端子29、及びスピーカ4L及び4Rを接続するためのスピーカ接続端子30が設けられている。
ちなみにクレイドル3は、ヘッドホン接続端子29に外部のヘッドホン(図示せず)が接続されている場合、スピーカ4L及び4Rから音声を出力するのではなく当該ヘッドホンから当該音声を出力するようになされている。
(2)携帯型ディスク装置の回路構成
次に、携帯型ディスク装置2の回路構成について説明する。図4に示すように、携帯型ディスク装置2はCPU(Central Processing Unit)構成でなる制御部50によって全体を統括制御するようになされている。
制御部50は、接続検出ラインDETの電位を常時監視しており、当該接続検出ラインDETの電位が所定の閾値TH(ただし0<閾値TH<電源Vcc)以上であるか否か、すなわち電位が高い「H(High)」レベル又は電位が低い「L(Low)」レベルのいずれであるかを判定するようになされている。
この接続検出ラインDETは、プルアップ抵抗56を介して電源Vccに接続され、さらにクレイドル接続コネクタ12と接続されているが、携帯型ディスク装置2がクレイドル3に装着されていない場合、当該クレイドル接続コネクタ12側でクレイドル3の接続コネクタ24に接続されず開放されているため、電源Vccとほぼ同電位となる。
このため制御部50は、接続検出ラインDETの電位が閾値THよりも高い「H」レベルであると判定し、これによりクレイドル接続コネクタ12がクレイドル3の接続コネクタ24に接続されていないこと、すなわち携帯型ディスク装置2がクレイドル3に装着されていない「非装着状態」であることを検出するようになされている。
制御部50は、この非装着状態において専用ヘッドホン接続端子11に専用ヘッドホン15(図2(A))が接続されることを前提としており、当該専用ヘッドホン接続端子11のリモコン端子部11Bを介して、専用ヘッドホン15の操作ボタン15Cによる楽曲の再生や音量レベル調整等の操作指示を受け付け、また音量ボタン13による音量レベル調整等の操作指示を受け付ける。
制御部50は、専用ヘッドホン15から音声を出力する際の音量レベルを表す第1音量レベル及びユーザ音量レベルとしてのヘッドホン音量値VHを不揮発性メモリでなる記憶部51に記憶させており、専用ヘッドホン15の操作ボタン15Cや音量ボタン13等を介して音量レベルを調整する操作指示を受け付けると、当該操作指示に応じて当該ヘッドホン音量値VHを変更し、変更後の当該ヘッドホン音量値VHを保持するようになされている。
また制御部50は、ユーザにより専用ヘッドホン15の操作ボタン15Cを介して楽曲の再生指示を受け付けると、ディスクドライブ52を制御することにより当該ディスクドライブ52に装填されたディスクカートリッジ(図示せず)から楽曲データD1を読み出させ、これをDSP(Digital Signal Processor)53へ送出させる。
DSP53は、楽曲データD1に対して所定の復号化処理等を施すことによりディジタル音声データD2に復号し、さらに制御部50の制御により記憶部51に記憶しているヘッドホン音量値VHに基づいた音量レベルに調整してDAC(Digital Analog Converter)54へ送出する。
DAC54はディジタル音声データD2をアナログ音声信号A3に変換し、これをアンプ55へ送出する。アンプ55は、アナログ音声信号A3を一定の増幅率で増幅することにより、当該アナログ音声信号A3の電圧を最大で約400[mV]程度のいわゆるヘッドホン出力レベルに合わせ、これを専用ヘッドホン接続端子11のヘッドホン端子部11Aへ送出する。
これにより携帯型ディスク装置2は、この非装着状態において、専用ヘッドホン接続端子11に接続された専用ヘッドホン15の出力部15DL及び15DR(図2(A))を介して、ヘッドホン音量値VHに応じた、すなわちユーザの好みに合わせた音量レベルの音声を当該ユーザに聴取させることができる。
ところで携帯型ディスク装置2は、ユーザによりクレイドル3に装着された場合、クレイドル接続コネクタ12をクレイドル3の接続コネクタ24と接続させることになる。このとき接続検出ラインDETは、クレイドル接続コネクタ12及び接続コネクタ24を介して接地されるため、電位がほぼ0[V]となる。
これに応じて制御部50は、接続検出ラインDETの電位が閾値TH(0<閾値TH<電源Vcc)よりも低い「L」レベルであると判定し、その結果クレイドル接続コネクタ12とクレイドル3の接続コネクタ24とが接続されたこと、すなわち携帯型ディスク装置2がクレイドル3に装着された「装着状態」であることを検出するようになされている。
この装着状態において制御部50は、DSP53を制御することにより、ディジタル音声データD2を所定のライン音量値VLに基づいた音量レベルに切り換えるようになされている。ちなみにライン音量値VLはアナログ音声信号S3をクレイドル3へ出力する際の音量レベルを表す固定的な値であり、変更可能なヘッドホン音量値VHの最大値よりも大きい音量レベルを表している。
この結果、携帯型ディスク装置2は、DAC54及びアンプ55を介して出力するアナログ音声信号A3の電圧を約1[V]程度のいわゆるライン出力レベルに合わせ、クレイドル接続コネクタ12及び接続コネクタ24を介して当該アナログ音声信号A3をクレイドル3へ送出する。
ちなみに携帯型ディスク装置2は、上述したように装着状態では専用ヘッドホン接続端子11がクレイドル3によって塞がれるため、専用ヘッドホン15が接続されることはなく、ライン出力レベルのアナログ音声信号A3を誤って専用ヘッドホン接続端子11のヘッドホン端子部11Aから専用ヘッドホン15(図2(A))の出力部15DL及び15DRへ送出することを制限するように考慮されている。
また携帯型ディスク装置2は、この装着状態では音量ボタン13による入力操作を無効としており、これによりユーザに誤ってヘッドホン音量値VHを変更させないようになされている。
(3)クレイドルの回路構成
クレイドル3は、図4に示したように、CPU構成でなる制御部60によって全体を統括制御するようになされている。制御部60は、スピーカ4L及び4Rから出力する音声の音量レベルを表す第2音量レベルとしてのスピーカ音量値VSを不揮発性メモリでなる記憶部61に記憶させており、操作ボタン群20に設けられた音量調整ボタンが操作されると、その指示内容に応じて当該スピーカ音量値VSを変更し、変更後の当該スピーカ音量値VSを記憶部61に保持させる。
またクレイドル3は、携帯型ディスク装置2によって再生した音声をスピーカ4L及び4Rから出力させる「MDモード」、パーソナルコンピュータ(図示せず)の外付けスピーカとして動作する「USBスピーカモード」、及びパーソナルコンピュータから送出された楽曲データを携帯型ディスク装置2に装填したディスクカートリッジに記録させる「Net MD(登録商標)モード」の3つの動作モードを有しており、操作ボタン群20を介してユーザに各動作モードを切り換えさせるようになされている。
(3−1)MDモード
制御部60は、操作ボタン群20を介して「MDモード」に切り換えられた場合、まず表示部21に「MD」と表示させることにより、クレイドル3が「MDモード」で動作していることをユーザに認識させる。
制御部60は、この「MDモード」において、クレイドル3に携帯型ディスク装置2が装着されていることを前提としており、クレイドル3の操作ボタン群20に設けられた携帯型ディスク装置2を操作するための「再生」ボタン等が操作された場合、その操作指示に応じた信号を接続コネクタ24を介して携帯型ディスク装置2へ送出することにより、当該携帯型ディスク装置2に楽曲の再生等を行わせる。
このとき携帯型ディスク装置2は、接続検出ラインDETの電位に基づいてクレイドル3に装着された装着状態であることを検出しており、クレイドル接続コネクタ12を介してライン出力レベルのアナログ音声信号A3をクレイドル3へ送出する。
制御部60は、切換器62をa側に切り換えさせることにより、接続コネクタ24を介して携帯型ディスク装置2から取得したアナログ音声信号A3を可変抵抗63へ供給する。
さらに制御部60は、記憶部61に記憶しているスピーカ音量値VSに基づいて可変抵抗63を制御することによりアナログ音声信号A3を当該スピーカ音量値VSに基づいた音量レベルに調整し、これをアンプ64へ送出する。アンプ64はアナログ音声信号A3を一定の増幅率で増幅し、これをスピーカ接続端子30を介してスピーカ4L及び4Rへ送出することにより、当該スピーカ4L及び4Rからスピーカ音量値VSに応じた音量レベルの音声を出力させる。
このようにクレイドル3の制御部60は、「MDモード」において、携帯型ディスク装置2からライン出力レベルのアナログ音声信号A3を取得し、スピーカ音量値VSに応じた音量レベルの音声をスピーカ4L及び4Rから出力させるようになされている。
なお制御部60は、専用ヘッドホン接続端子27(図3(B))に専用ヘッドホン15(図2(A))が接続された場合、当該専用ヘッドホン15の操作ボタン15Cによる操作を受け付けるものの出力部15DL及び15DRから音声を出力することはなく、当該操作ボタン15Cのみを機能させるようになされている。
また制御部60は、ヘッドホン接続端子29(図3(B))に外部のヘッドホン(図示せず)が接続された場合、スピーカ4L及び4Rからではなく当該ヘッドホンから音声を出力するようになされている。
(3−2)USBスピーカモード
制御部60は、操作ボタン群20を介して「USBスピーカモード」に切り換えられた場合、まず表示部21に「USB SP」と表示させることにより、クレイドル3が「USBスピーカモード」で動作していることをユーザに認識させる。
クレイドル3は、この「USBスピーカモード」において、USB接続端子28を介してUSBケーブル(図示せず)によってパーソナルコンピュータ(図示せず)と接続されることを前提としており、当該USBケーブルを介して当該パーソナルコンピュータから送出されるディジタル音声信号D5を取得する。
クレイドル3の制御部60は、USB接続端子28を介してパーソナルコンピュータから取得したディジタル音声データD5を、USB処理部65によってライン出力レベルのアナログ音声信号A6に変換させて、これを切換器62へ供給させる。
さらに制御部60は、切換器62をb側に切り換えさせることにより、アナログ音声信号A6を可変抵抗63へ供給させ、上述した「MDモード」と同様に、記憶部61に記憶しているスピーカ音量値VSに基づいて可変抵抗63を制御することによりアナログ音声信号A6を当該スピーカ音量値VSに基づいた音量レベルに調整し、これをアンプ64へ送出する。
アンプ64はアナログ音声信号A6を一定の増幅率で増幅し、これをスピーカ接続端子30を介してスピーカ4L及び4Rへ送出することにより、当該スピーカ4L及び4Rからスピーカ音量値VSに応じた音量レベルの音声を出力させる。
このようにクレイドル3は、USBスピーカモードにおいて、スピーカ4L及び4Rとの組み合わせによりパーソナルコンピュータの外付けスピーカとして動作するようになされている。
(3−3)Net MD(登録商標)モード
制御部60は、操作ボタン群20を介して「Net MD(登録商標)モード」に切り換えられた場合、まず表示部21に「Net MD」と表示させることにより、クレイドル3が「Net MD(登録商標)モード」で動作していることをユーザに認識させる。
クレイドル3は、この「Net MD(登録商標)モード」においても、「USBスピーカモード」と同様に、USB接続端子28を介してUSBケーブル(図示せず)によってパーソナルコンピュータ(図示せず)と接続されることを前提としている。
このパーソナルコンピュータにおいては、所定のNet MD(登録商標)プログラムが実行され、ユーザの操作に応じて当該パーソナルコンピュータの記憶媒体(例えばハードディスクドライブ等)に記憶している楽曲データをNet MD(登録商標)に応じた形式の楽曲データD7に変換し、USBケーブルを介して当該楽曲データD7をクレイドル3へ送出するようになされている。
クレイドル3の制御部60は、パーソナルコンピュータから送出された楽曲データD7をUSB接続端子28及びUSB処理部65を介して取得すると、接続コネクタ24を介して当該楽曲データD7を携帯型ディスク装置2へ送出する。これに応じて携帯型ディスク装置2は、装填されているディスクカートリッジに当該楽曲データD7を記録させるようになされている。
(4)携帯型ディスク装置の出力レベル切換処理
ところで携帯型ディスク装置2は、上述したようにクレイドル3に対する装着状態又は非装着状態に応じてアナログ音声信号A3の出力レベルを切り換えるようになされており、このときの出力レベル切換処理手順について、図5のフローチャートを用いて説明する。
携帯型ディスク装置2の制御部50は、電源が投入されると出力レベル切換処理手順RT1を開始してステップSP1へ移る。ステップSP1において制御部50は、接続検出ラインDET(図4)の電位を閾値THと比較して、次のステップSP2へ移る。
ステップSP2において制御部50は、接続検出ラインDETの電位が閾値THよりも低いか否か、すなわち当該接続検出ラインDETの電位が「L」レベルであるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、制御部50は携帯型ディスク装置2が装着状態であることを検出し、クレイドル3に接続されたスピーカ4から適切な音量レベルの音声を出力させるべく、次のステップSP3へ移る。
ステップSP3において制御部50は、DSP53(図4)によりディジタル音声データD2をライン音量値VLに基づいた音量レベルに切り換えさせることにより、DAC54及びアンプ55を介して出力するアナログ音声信号A3の音量レベルをライン出力レベルに合わせ、クレイドル接続コネクタ12を介して当該アナログ音声信号A3をクレイドル3へ送出する。
これに応じてクレイドル3は、ライン出力レベルのアナログ音声信号A3をスピーカ音量値VSに応じた音量レベルに調整することにより、ユーザの好みに合わせた適切な音量レベルの音声をスピーカ4L及び4R(図4)から出力させる。
その後制御部50は、再度ステップSP1へ戻り、携帯型ディスク装置2の電源が切断されるまで一連の処理を繰り返す。
一方ステップSP2において否定結果が得られると、このことは接続検出ラインDETの電位が「H」レベルであることを表しており、このとき制御部50は携帯型ディスク装置2が非装着状態であることを検出し、専用ヘッドホン15の出力部15DL及び15DR(図2(A))から適切な音量レベルの音声を出力させるべく、次のステップSP4へ移る。
ステップSP4において制御部50は、DSP53(図4)によりディジタル音声データD2の音量レベルを記憶部51に記憶しているヘッドホン音量値VHに基づいた音量レベルに切り換えさせることにより、DAC54及びアンプ55を介して出力するアナログ音声信号A3の音量レベルをヘッドホン出力レベルに合わせて、当該アナログ音声信号A3を専用ヘッドホン接続端子11のヘッドホン端子部11Aへ送出する。
これにより携帯型ディスク装置2は、この非装着状態において、専用ヘッドホン接続端子11に接続された専用ヘッドホン15の出力部15DL及び15DR(図2(A))を介して、ヘッドホン音量値VHに応じた、すなわち専用ヘッドホン15の操作部15C(図2(A))又は音量ボタン13の操作によってユーザの好みに合わせられた音量レベルの音声をユーザに聴取させることができる。
その後制御部50は、再度ステップSP1へ戻り、携帯型ディスク装置2の電源が切断されるまで一連の処理を繰り返す。
(5)動作及び効果
以上の構成において、携帯型ディスク装置2は、ユーザによって携帯型ディスク装置2がクレイドル3に装着された場合(図1)、接続検出ラインDET(図4)の電位が「L」レベルであると判定して当該携帯型ディスク装置2が装着状態であることを検出し、DSP53によりディジタル音声データD2の音量レベルをヘッドホン音量値VHに基づいた音量レベルからライン音量値VLに基づいた音量レベルに切り換えさせ、ライン出力レベルに合わせたアナログ音声信号A3をクレイドル接続コネクタ12を介してクレイドル3へ送出する。
従って携帯型ディスク装置2は、ユーザによってクレイドル3に装着されるだけで、当該ユーザに音量レベルの調整操作をさせることなく、アナログ音声信号A3の音量レベルを自動的にライン出力レベルに合わせてクレイドル3へ送出することができる。
このとき携帯型ディスク装置2は、クレイドル3への装着前の音量レベル(すなわちヘッドホン音量値VH)に関わらずアナログ音声信号A3の音量レベルをライン出力値VLに基づいた固定的なライン出力レベルに切り換えることにより、常に一定の音量レベルのアナログ音声信号A3をクレイドル3へ送出することができる。
これに応じてクレイドル3は、アナログ音声信号A3のライン出力レベルを、操作ボタン群20(図1)の操作によってユーザに調整され記憶部61に記憶しているスピーカ音量値VSに応じた音量レベルに変更し、その音声をスピーカ4L及び4Rから出力させる。
このためクレイドル3は、携帯型ディスク装置2が装着されるだけで、当該携帯型ディスク装置2が記憶しているヘッドホン音量値VHに関わらず、前回ユーザの好みに合わせて調整され当該クレイドル3が記憶しているスピーカ音量値VSに基づいた音量レベルを再現してスピーカ4L及び4Rから音声を出力することができ、当該ユーザに当該携帯型ディスク装置2を装着させる度に音量レベルを調整させる必要がない。
さらに携帯型ディスク装置2は、クレイドル3に装着された装着状態では専用ヘッドホン接続端子11が当該クレイドル3によって塞がれることにより(図1)、専用ヘッドホン15が誤って接続されることを予め防止するようになされているので、クレイドル3へ送出すべきライン出力レベルのアナログ音声信号A3を誤って専用ヘッドホン15の出力部15DL及び15DRへ送出しないように制限でき、音量レベルが大きすぎる音声をユーザに聴取させることがない。
一方携帯型ディスク装置2は、ユーザによってクレイドル3から取り外された場合(図2(A))、接続検出ラインDET(図4)の電位が「H」レベルであると判定して当該携帯型ディスク装置2が非装着状態であることを検出し、DSP53によりディジタル音声データD2の音量レベルをライン音量値VLに基づいた音量レベルからヘッドホン音量値VHに基づいた音量レベルに切り換えさせ、ヘッドホン出力レベルに合わせたアナログ音声信号A3を専用ヘッドホン接続端子11のヘッドホン端子部11Aから専用ヘッドホン15の出力部15DL及び15DRへ送出する。
従って携帯型ディスク装置2は、ユーザによってクレイドル3から取り外されるだけで、当該ユーザに音量レベルの調整操作をさせることなく、アナログ音声信号A3の音量レベルを自動的にヘッドホン出力レベルに合わせて専用ヘッドホン15の出力部15DL及び15DRへ送出することができるので、当該ユーザにヘッドホン音量値VHに基づいた音量レベルの音声を聴取させることができる。
このとき携帯型ディスク装置2は、クレイドル3においてスピーカ4L及び4Rから出力する際の音量レベル(すなわちスピーカ音量値VS)に関わらず、アナログ音声信号A3をヘッドホン音量値VHに応じた音量レベル、すなわちヘッドホン出力レベルに切り換えることができる。
さらに携帯型ディスク装置2は、ヘッドホン音量値VHを記憶部51によって記憶させているので、クレイドル3から取り外されるだけで、前回ユーザに調整されたときの音量レベルを再現して専用ヘッドホン15の出力部15DL及び15DRから当該ユーザの好みに合った音量レベルの音声を聴取させることができ、当該ユーザに当該携帯型ディスク装置2をクレイドル3から取り外させる度に音量レベルを調整させる必要がない。
そのうえ携帯型ディスク装置2は、当該携帯型ディスク装置2とクレイドル3との装着状態又は非装着状態を検出するための接続検出ラインDETを、プルアップ抵抗56を介して電源Vccに接続するといった簡易な構成によって実現することができるので、当該携帯型ディスク装置2をほとんど大型化・重量化することがなく、携帯性を損なうことがない。
以上の構成によれば、携帯型ディスク装置2は、接続検出ラインDETの電位を閾値THと比較して当該携帯型ディスク装置2が装着状態又は非装着状態のいずれであるかを検出し、装着状態である場合には、ライン音量値VLに基づきライン出力レベルに合わせたアナログ音声信号A3をクレイドル3へ送出することにより、当該クレイドル3に装着された使用状況に適したユーザ好みの音量レベルの音声をスピーカ4L及び4Rから当該ユーザに聴取させ、非装着状態である場合には、ヘッドホン音量値VHに基づきヘッドホン出力レベルに合わせたアナログ音声信号A3を専用ヘッドホン15へ送出することにより、クレイドル3から取り外された使用状況に適したユーザ好みの音量レベルの音声を当該専用ヘッドホン15の出力部15DL及び15DRから当該ユーザに聴取させることができる。
(6)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、制御部50の制御に基づいてDSP53により音量レベルを調整するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、DAC54や他の種々の回路により音量レベルを調整するようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、携帯型ディスク装置2が装着状態において固定的なライン音量値VLに応じたライン出力レベルのアナログ音声信号A3をクレイドル3へ送出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばスピーカ音量値VSを携帯型ディスク装置2が記憶するようにし、装着状態において当該スピーカ音量値VSに応じたライン出力レベルのアナログ音声信号A3をクレイドル3へ送出するようにして、当該クレイドル3において音量調整を行わないようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、接続検出ラインDETの電位が、非装着状態において電源Vccとほぼ同電位となり、装着状態においてほぼ接地電位となるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば当該接続検出ラインDETの電位が非装着状態において閾値THよりも高い任意の電位となるようにし、装着状態において閾値THよりも低い任意の電位となるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、接続検出ラインDETの電位が「H」レベルであれば非装着状態であり、「L」レベルであれば装着状態であると検出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば接続検出ラインDETを所定の接地抵抗を介して接地させ、クレイドル3側で電源Vccと接続させる等することにより、接続検出ラインDETの電位が「H」レベルであれば装着状態、「L」レベルであれば非装着状態であると検出するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、接続検出ラインDETの電位に基づいてクレイドル3に対する携帯型ディスク装置2の装着状態又は非装着状態を検出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばプッシュ式スイッチを用いる等、他の種々の方法によって装着状態又は非装着状態を検出するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、装着状態においてクレイドル3によって専用ヘッドホン接続端子11が塞がれることにより携帯型ディスク装置2に専用ヘッドホン15を接続させず、ライン出力レベルのアナログ音声信号A3を専用ヘッドホン15の出力部15DL及び15DRから出力させないように制限する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば当該専用ヘッドホン接続端子11を装着状態においてクレイドル3によって塞がれない位置に設け、所定の切換回路等を用いることにより、装着状態において当該専用ヘッドホン接続端子11のヘッドホン端子部11Aへのアナログ音声信号A3を制限する等してもよい。
さらに上述の実施の形態においては、ミニディスクに対応した携帯型ディスク装置2に本発明を適用するようにした場合について述べたが、これに限らず、携帯型CD(Compact Disc)プレーヤ、携帯型ハードディスクオーディオプレーヤ、及び携帯型ラジオ受信機等、或いは楽曲を再生する機能を有する携帯電話機や携帯型コンピュータ等のクレイドルに装着可能な種々の電子機器に本発明を適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、検出手段としての制御部50、プルアップ抵抗56及び接続検出ラインDETと、制御手段としての制御部50とDSP53とによって電子機器としての携帯型ディスク装置2を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる検出手段と、制御手段とによって電子機器を構成するようにしても良い。
本発明は、クレイドルに装着可能な種々の電子機器に利用できる。
本発明の携帯型ディスク装置システムの全体構成を示す略線的斜視図である。 携帯型ディスク装置の構成を示す略線的斜視図である。 クレイドルの構成を示す略線的斜視図である。 携帯型ディスク装置システムの回路構成を示すブロック図である。 出力レベル切換処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1……携帯型ディスク装置システム、2……携帯型ディスク装置、3……クレイドル、4L、4R……スピーカ、11……専用ヘッドホン接続端子、11A……ヘッドホン端子部、12……クレイドル接続コネクタ、13……音量ボタン、15……専用ヘッドホン、15DL、15DR……出力部、20……操作部、24……接続コネクタ、50、60……制御部、51、61……記憶部、53……DSP、54……DAC、56……プルアップ抵抗、DET……接続検出ライン。

Claims (7)

  1. クレイドルに装着可能な電子機器であって、
    出力する音声信号の音量レベルを設定する音量レベル設定部と、
    上記クレイドルに対する装着状態又は非装着状態を検出する検出部と、
    上記非装着状態における音量レベルを表し変更可能な第1音量レベルと、上記装着状態における音量レベルを表し上記非装着音量レベルよりも大きい値に固定された第2音量レベルとをそれぞれ記憶する記憶部と、
    上記電子機器が上記クレイドルに対して非装着状態であることを検出したときには、上記音量レベル設定部に対し上記第1音量レベルに設定させ、上記クレイドルに対して装着状態であることを検出したときには、上記音量レベル設定部に対し上記第2音量レベルに設定させる制御部
    有する電子機器。
  2. 上記検出手段は、
    上記クレイドルとの装着状態又は非装着状態を検出する検出端子の電位が所定の閾値以上となることにより上記非装着状態を検出し、当該検出端子の電位が上記閾値未満となることにより上記装着状態を検出する、若しくは上記検出端子の電位が上記閾値未満となることにより上記非装着状態を検出し、当該検出端子の電位が上記閾値以上となることにより上記装着状態を検出する
    求項1に記載の電子機器。
  3. 上記電子機器は、上記音声信号を出力する音声出力端子を具え、
    上記音声出力端子は、上記電子機器が上記クレイドルに装着された際に、上記音声出力端子からの音声出力が制限される
    請求項1に記載の電子機器。
  4. 上記第1音量レベルは、ヘッドホンを通じて出力すべき音量レベルであり、
    上記第2音量レベルは、上記クレイドルを介しスピーカを通じて出力すべき音量レベルである
    請求項1に記載の電子機器。
  5. クレイドルに装着可能な電子機器の音量レベル制御方法であって、
    上記クレイドルに対する装着状態又は非装着状態を検出する検出ステップと、
    出力する音声信号の音量レベルについて、上記電子機器が上記クレイドルに対して非装着状態であることを検出したときには、所定の記憶部に記憶しており変更可能な第1音量レベルに設定させ、上記クレイドルに対して装着状態であることを検出したときには、上記記憶部に記憶しており上記第1音量レベルよりも大きい値に固定された第2音量レベルに設定させる制御ステップと
    有する音量レベル制御方法。
  6. 電子機器と、当該電子機器を装着可能なクレイドルとを有する電子機器システムであって、
    上記電子機器は、
    出力する音声信号の音量レベルを設定する音量レベル設定部と、
    上記クレイドルに対する装着状態又は非装着状態を検出する検出部と、
    上記非装着状態における音量レベルを表し変更可能な第1音量レベルと、上記装着状態における音量レベルを表し上記非装着音量レベルよりも大きい値に固定された第2音量レベルとをそれぞれ記憶する記憶部と、
    上記電子機器が上記クレイドルに対して非装着状態であることを検出したときには、上記音量レベル設定部に対し上記第1音量レベルに設定させ、上記クレイドルに対して装着状態であることを検出したときには、上記音量レベル設定部に対し上記第2音量レベルに設定させる制御部
    有する電子機器システム。
  7. 上記クレイドルは、
    上記電子機器から出力される上記音声信号と、所定の外部機器から出力され上記第2音量レベルと同等の音量レベルでなる外部音声信号とを切り換えて取得する
    請求項6に記載の電子機器システム。
JP2004250616A 2004-08-30 2004-08-30 電子機器、音量レベル制御方法及び電子機器システム Expired - Fee Related JP4304614B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004250616A JP4304614B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 電子機器、音量レベル制御方法及び電子機器システム
US11/573,559 US20070242838A1 (en) 2004-08-30 2005-08-22 Electronic Device and Sound Level Control Method
PCT/JP2005/015587 WO2006025288A1 (ja) 2004-08-30 2005-08-22 電子機器及び音量レベル制御方法
EP05775163A EP1788837A4 (en) 2004-08-30 2005-08-22 ELECTRONIC DEVICE AND METHOD OF SOUND LEVEL CONTROL

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004250616A JP4304614B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 電子機器、音量レベル制御方法及び電子機器システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006067484A JP2006067484A (ja) 2006-03-09
JP4304614B2 true JP4304614B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=35999942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004250616A Expired - Fee Related JP4304614B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 電子機器、音量レベル制御方法及び電子機器システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20070242838A1 (ja)
EP (1) EP1788837A4 (ja)
JP (1) JP4304614B2 (ja)
WO (1) WO2006025288A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001093226A (ja) * 1999-09-21 2001-04-06 Sony Corp 情報通信システムおよび方法、ならびに、情報通信装置および方法
JP5037099B2 (ja) * 2005-08-26 2012-09-26 シャープ株式会社 音声処理装置及びそれを備えた表示装置
US8086332B2 (en) * 2006-02-27 2011-12-27 Apple Inc. Media delivery system with improved interaction
JP4669809B2 (ja) * 2006-04-20 2011-04-13 シャープ株式会社 プレーヤシステム、アンプスピーカ及び信号出入力切換方法
FR2915330A1 (fr) * 2007-04-23 2008-10-24 Giga Byte Tech Co Ltd Dispositif de sortie de son avec mode ecouteur et mode haut-parleur
JP4955460B2 (ja) 2007-05-30 2012-06-20 京セラ株式会社 電子機器
JP2010217825A (ja) * 2009-03-19 2010-09-30 Seiko Epson Corp 投写型画像表示装置
US8214545B2 (en) * 2009-08-12 2012-07-03 Streaming Networks (Pvt) Ltd. Multi-functional USB apparatus with auto-configuration and USB battery cap
JP2011217316A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Funai Electric Co Ltd 携帯情報処理装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03239004A (ja) * 1990-02-16 1991-10-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 増幅器
JPH09274557A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Canon Inc 情報処理方法及び装置
KR100362157B1 (ko) * 1998-09-28 2003-01-24 삼성전자 주식회사 백색잡음감소기능을갖는오디오장치및그의제어방법
US6772249B1 (en) * 2000-11-27 2004-08-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Handheld option pack interface
JP3866056B2 (ja) * 2001-06-19 2007-01-10 オリンパス株式会社 オーディオ信号再生装置およびオーディオ信号再生方法
JP3797149B2 (ja) * 2001-07-02 2006-07-12 日本ビクター株式会社 電流センサ
US20040162029A1 (en) 2002-07-17 2004-08-19 Jeff Grady Audio player assembly comprising an MP3 player
JP4000290B2 (ja) * 2002-10-09 2007-10-31 富士フイルム株式会社 クレードル
TW591965B (en) 2003-01-30 2004-06-11 Htc Corp Handheld device providing to control the earphone volume separately and controlling method thereof
US7095867B2 (en) * 2004-04-30 2006-08-22 Altec Lansing Technologies, Inc. Portable audio reproduction system

Also Published As

Publication number Publication date
EP1788837A1 (en) 2007-05-23
EP1788837A4 (en) 2011-04-27
US20070242838A1 (en) 2007-10-18
WO2006025288A1 (ja) 2006-03-09
JP2006067484A (ja) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2006025288A1 (ja) 電子機器及び音量レベル制御方法
US20050181756A1 (en) Wireless digital music player
KR100719618B1 (ko) 데이터 재생장치
JP5510072B2 (ja) スピーカ装置
JP2004229241A (ja) 音響システム
KR100356742B1 (ko) 카 오디오 시스템
JP2007243910A (ja) 電力線通信用コネクタ装置及びこれを用いたクレードル装置並びに電力線通信再生システム
JP4497544B2 (ja) オーディオ装置、録音装置、オーディオシステム、及び音声信号出力方法
JP2002149195A (ja) 再生装置、及び携帯アダプタ
JP2000032581A (ja) ヘッドホン装置
JP4096693B2 (ja) 再生装置
JP2001151028A (ja) 車載用オーディオ装置
US20100104111A1 (en) Audio device
KR20020015579A (ko) 휴대용 디지털 오디오 기기의 스테이션 장치
KR100847899B1 (ko) Mp3플레이어를 구비한 카세트플레이어
JP2007251410A (ja) 音響機器
JP3099755U (ja) Mp3音声記録/再生装置
JP2006048853A (ja) 電気機器およびデータ記録再生装置
KR20000012814A (ko) 디지털 음원 재생기를 내장한 헤드폰 세트및 그 구동 방법
KR200204825Y1 (ko) 차량의 파워앰프용 엠피3 재생 아답터
JP2008205628A (ja) オーディオ信号出力装置、車載用オーディオ再生装置および車載用オーディオシステム
JP4736712B2 (ja) オーディオシステム、音響再生装置および音響再生制御方法
JP2007011088A (ja) 再生装置及び再生方法並びにリムーバブルメモリ用電子機器
JP4733873B2 (ja) 音声記録再生装置
JP2003141860A (ja) ポータブルオーディオ再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090402

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090415

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees