JP4669809B2 - プレーヤシステム、アンプスピーカ及び信号出入力切換方法 - Google Patents

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本発明は、デジタル信号とアナログ信号との出入力切換を行うプレーヤシステム、アンプスピーカ及び信号出入力切換方法に関する。
近年、小型軽量のUSBメモリオーディオプレーヤ(以下、メモリプレーヤという)が普及している。このメモリプレーヤでは、MP3等のデータ圧縮技術により、大量の音楽ファイル等を記録することができ、ヘッドホン等を使用することで、場所を選ばす手軽に音楽等を楽しめるようになっている。また、このようなメモリプレーヤでは、ヘッドホン等を用いない場合、アンプスピーカに接続することでも音楽等を楽しめるようになっている。
ここで、このようなメモリプレーヤからの音楽ファイルをアンプスピーカに接続し音声出力するプレーヤシステムの概要について、図7により説明する。同図において、メモリプレーヤ10は、メモリ11に記憶されている音楽ファイルがUSBドライバ12により、USBコネクタ13を介してアンプスピーカ20側に出力されるようになっている。
アンプスピーカ20は、USBコネクタ21及びデータライン25を介して入力されたオーディオデータがUSBホストコントローラ22によりデコードされ、さらにアナログ信号に変換されると、オーディオアンプ23により増幅されてスピーカ側に出力されるようになっている。なお、USBコネクタ21にメモリプレーヤ10が接続されたことの認識は、Vバス14とVバス24との間の+5Vの電圧を検知することで行われる。
このようなプレーヤシステムでは、メモリプレーヤ10とアンプスピーカ20との接続構成が簡単であり、デジタルデータ転送によって音質劣化もなく、クリアーな音を楽しめる。
ところで、このような構成では、たとえばDRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)等のセキュリティが施された音楽ファイルについてはデコード対応しているUSBホストコントローラ22が存在しないと、アンプスピーカ20から音声出力することができない。
ここで、信号の入力切換を行うものとして、特許文献1では、コントローラ側からレンズ側へアナログ信号又はデジタル信号を送る際、該信号がアナログ形式であるかデジタル形式であるかを示す判別信号がレンズ側へ出力され、レンズ側ではその判別信号に基づき、切換スイッチの接点を切り換え、コントローラ側の各ラインの信号内容に適合した回路に制御信号を導くようにしたテレビカメラ用レンズ装置を提案している。
特開平10−056585号公報
上述した特許文献1のように、アナログ形式であるかデジタル形式であるかを示す判別信号に基づき、コントローラの信号内容に適合した回路に制御信号を導くことで、異なる仕様のコントローラの利用が可能となる。
ところで、このような方法を、上述したプレーヤシステムに適用しようとする場合、メモリプレーヤ10のヘッドホン出力端子をアンプスピーカ20の外部入力端子に接続し、メモリプレーヤ10側にてデコード及びDA変換してアナログ形式となった信号をアンプスピーカ20のオーディオアンプ23にて増幅出力するようにすればよいと考えられる。
また、アンプスピーカ20側に、USBコネクタ21のデータライン25をUSBホストコントローラ22に導く経路とオーディオアンプ23に導く経路とに切り換える切換スイッチを設け、上記のセキュリティが施された音楽ファイルについてはUSBホストコントローラ22を介さずにオーディオアンプ23に導くようにすればよいと考えられる。
さらに、メモリプレーヤ10側では、上記のセキュリティが施された音楽ファイルをデコード及びDA変換したアナログ信号の出力経路とアンプスピーカ20のUSBホストコントローラ22対応のデジタル信号の出力経路との切り換えをアンプスピーカ20側の切り換えに連動させればよいと考えられる。
ところが、このようにすると、メモリプレーヤ10側からの出力である、アンプスピーカ20側のUSBホストコントローラ22によるデコード可能な音楽ファイルと、デコード不可能なDRM等のセキュリティが施された音楽ファイルとの切り換えを、たとえばアンプスピーカ20側の切換ボタンを操作して行わなければならず、その操作が煩雑となってしまうという問題があった。
しかも、メモリプレーヤ10側のUSBコネクタ13とアンプスピーカ20側のUSBコネクタ21との接続とは別に、メモリプレーヤ10のヘッドホン出力端子とアンプスピーカ20の外部入力端子とをコードによって接続する必要があり、そのコードの接続が煩雑となるばかりか、そのコードが露出してしまうため、見栄えも悪いものとなってしまうという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決することができるプレーヤシステム、アンプスピーカ及び信号出入力切換方法を提供することを目的とする。
本発明のプレーヤシステムは、デジタル信号とアナログ信号との出入力切換を行うプレーヤシステムであって、デジタル信号又はアナログ信号を出力するメモリオーディオプレーヤと、前記デジタル信号又はアナログ信号を増幅出力するアンプスピーカとを備え、前記メモリオーディオプレーヤは、前記アンプスピーカ側でデコード可能なデジタルの第1音楽ファイルと前記アンプスピーカ側でデコード不可能なデジタルの第2音楽ファイルとを記憶する記憶手段と、前記第1音楽ファイル又は前記第2音楽ファイルをデコードした信号を出力する音楽ファイル変換手段とを有し、前記アンプスピーカは、前記第1音楽ファイルのデータ信号又は前記第2音楽ファイルをデコードしたオーディオ信号のいずれかが出力されるように切り換えられる第1切換手段と、該第1切換手段を介して得られる前記第1音楽ファイルのデータ信号がデコード可能か否かを判断し、デコード可能である場合は該信号をデコードしてアナログ信号を出力する信号変換手段と、該信号変換手段からのアナログ信号又は前記第1切換手段を介して得られる前記第2音楽ファイルをメモリオーディオプレーヤ側のUSBドライバでデコードした信号のいずれかが出力されるように切り換えられる第2切換手段と、該第2切換手段を介して得られるいずれかの信号を増幅する増幅手段と、前記信号変換手段による判断結果に応じて前記第1切換手段及び第2切換手段による切り換えを、前記第2音楽ファイルをメモリオーディオプレーヤ側でデコードした信号又は前記信号変換手段によりデコードされた信号が出力されるように制御する切換制御手段とを有することを特徴とする。
また、前記メモリオーディオプレーヤは、前記第2音楽ファイルの信号の出力を終了すると、該終了を前記切換制御手段に通知する通知手段を有し、前記切換制御手段は、前記終了の通知に基づき、前記第1切換手段及び第2切換手段による切り換えを、前記第2音楽ファイルをメモリオーディオプレーヤ側でデコードした信号又は前記信号変換手段によりデコードされた信号が出力されるように制御するようにすることができる。
また、前記アンプスピーカは、電源オン時に前記メモリオーディオプレーヤ側へ動作電圧を供給する供給ラインと、該供給ラインに挿入され前記動作電圧の供給を断続する断続スイッチとを有し、前記切換制御手段は、前記信号変換手段による判断結果に応じて前記断続スイッチを制御し、前記メモリオーディオプレーヤは、前記断続スイッチの切り換えに応じて前記音楽ファイル変換手段からの前記第1音楽ファイルのデータ信号又は前記第2音楽ファイルをデコードしたオーディオ信号のいずれかが出力されるように切り換えられる信号出力切換手段を有し、前記音楽ファイル変換手段は、前記供給ラインの動作電圧の有無に応じて前記第1音楽ファイルをデコードせずデジタル信号まま出力するか又は前記第2音楽ファイルをデコードしさらにアナログ信号に変換して出力するようにすることができる。
また、前記信号変換手段は、前記第1切換手段を介して得られる信号がデコード不可能と判断すると、前記音楽ファイル変換手段に前記第2音楽ファイルをデコードしさらにアナログ信号に変換して出力するように要求し、前記音楽ファイル変換手段は、前記第2音楽ファイルの信号の出力を終了すると、該終了を前記信号変換手段に通知するようにすることができる。
本発明のアンプスピーカは、メモリオーディオプレーヤ側からのデジタル信号とアナログ信号との入力切換を行うアンプスピーカであって、メモリオーディオプレーヤ側から出力される、デコード可能な第1音楽ファイルのデータ信号又はデコード不可能な第2音楽ファイルのメモリオーディオプレーヤ側でデコードされたオーディオ信号のいずれかが出力されるように切り換えられる第1切換手段と、該第1切換手段を介して得られる前記第1音楽ファイルのデータ信号がデコード可能か否かを判断し、デコード可能である場合は該信号をデコードしてアナログ信号を出力する信号変換手段と、該信号変換手段からのアナログ信号又は前記第1切換手段を介して得られる前記第2音楽ファイルをメモリオーディオプレーヤ側のUSBドライバでデコードした信号のいずれかが出力されるように切り換えられる第2切換手段と、該第2切換手段を介して得られるいずれかの信号を増幅する増幅手段と、前記信号変換手段による判断結果に応じて前記第1切換手段及び第2切換手段による切り換えを、前記第2音楽ファイルをメモリオーディオプレーヤ側でデコードした信号又は前記信号変換手段によりデコードされた信号が出力されるように制御する切換制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の信号出入力切換方法は、メモリオーディオプレーヤとアンプスピーカとの間で、デジタル信号とアナログ信号との出入力切換を行う信号出入力切換方法であって、前記メモリオーディオプレーヤのUSBドライバは、前記アンプスピーカ側でデコード可能なデジタルの第1音楽ファイルと前記アンプスピーカ側でデコード不可能なデジタルの第2音楽ファイルとを記憶させるステップと、前記第1音楽ファイルのデータ信号又は前記第2音楽ファイルをデコードしたオーディオ信号を出力するステップとを有し、前記アンプスピーカのUSBホストコントローラは、前記第1音楽ファイルのデータ信号又は前記第2音楽ファイルをデコードしたオーディオ信号の第1入力経路と第2入力経路とを切り換えるステップと、該第1入力経路を介して得られる信号がデコード可能か否かを判断し、デコード可能である場合は該信号をデコードしたアナログ信号を第3入力経路に出力するステップと、該第3入力経路又は前記第2入力経路を介して得られる信号の入力経路を切り換えるステップと、該切り換えにより得られるいずれかの信号を増幅するステップと、
前記デコード可能か否かの判断結果に応じて前記第1入力経路又は前記第2入力経路の切り換えと前記第3入力経路又は前記第2入力経路の切り換えとを制御するステップとを有することを特徴とする。
また、前記メモリオーディオプレーヤのUSBドライバは、前記第2音楽ファイルの信号の出力を終了すると、該終了を前記アンプスピーカ側に通知するステップを有し、前記アンプスピーカのUSBホストコントローラは、前記終了の通知に基づき、前記第1入力経路又は前記第2入力経路の切り換えと前記第3入力経路又は前記第2入力経路の切り換えとを制御するステップを有するようにすることができる。
また、前記アンプスピーカのUSBホストコントローラは、電源オン時に前記メモリオーディオプレーヤ側へ動作電圧を供給するステップと、前記動作電圧の供給を断続するステップとを有し、前記メモリオーディオプレーヤのUSBドライバは、前記動作電圧の断続に応じて前記第1音楽ファイル又は前記第2音楽ファイルをデコードした信号の出力経路を切り換えるステップと、該切り換えに対応して前記第1音楽ファイルをデコードしデジタル信号に変換するか又は前記第2音楽ファイルをデコードしさらにアナログ信号に変換して出力するステップとを有するようにすることができる。
また、前記アンプスピーカのUSBホストコントローラは、前記信号がデコード不可能と判断すると、前記メモリオーディオプレーヤ側に前記第2音楽ファイルをデコードしさらにアナログ信号に変換して出力するように要求するステップを有し、前記メモリオーディオプレーヤのUSBドライバは、前記第2音楽ファイルの信号の出力を終了すると、該終了を前記アンプスピーカ側に通知するステップを有するようにすることができる。
本発明のプレーヤシステム、アンプスピーカ及び信号出入力切換方法では、アンプスピーカ側で、メモリオーディオプレーヤ側からの第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルのデコードした信号がデコード可能か否かが判断され、デコード可能である場合はその信号がデコードによりアナログ信号として増幅出力され、デコード不可能である場合は、第1入力経路又は第2入力経路の切り換えと第3入力経路又は第2入力経路の切り換えとが行われ、メモリオーディオプレーヤ側からのアナログ信号が増幅出力される。これにより、メモリオーディオプレーヤとアンプスピーカとの間での第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルの信号出入力の切り換えに伴う手動操作が不要となる。
本発明のプレーヤシステム、アンプスピーカ及び信号出入力切換方法によれば、メモリオーディオプレーヤとアンプスピーカとの間での第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルの信号出入力の切り換えに伴う手動操作が不要となるので、第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルの信号出入力の切り換えを容易に行うことができ、しかもメモリオーディオプレーヤのヘッドホン出力端子とアンプスピーカの外部入力端子とのコードの接続が不要となり、アンプスピーカへのメモリプレーヤの接続を見栄えよく行うことができる。
本実施形態では、アンプスピーカ側の信号変換手段により、メモリオーディオプレーヤ側からの第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルがデコード可能か否かを判断し、デコード可能である場合はその信号がデコードされてアナログ信号として増幅出力され、デコード不可能である場合は、アンプスピーカ側の切換制御手段により、第1入力経路又は第2入力経路の切り換えと第3入力経路又は第2入力経路の切り換えとが行われ、メモリオーディオプレーヤ側からのアナログ信号が増幅出力されるようにすることで、メモリオーディオプレーヤとアンプスピーカとの間での第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルの信号出入力の切り換えに伴う手動操作を不要とし、第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルの信号出入力の切り換えを容易に行うとともに、メモリオーディオプレーヤのヘッドホン出力端子とアンプスピーカの外部入力端子とのコードの接続を不要とし、アンプスピーカへのメモリプレーヤの接続を見栄えよく行うようにした。
以下、本発明の実施例の詳細について説明する。
(実施例1)
図1は、本発明のプレーヤシステムの実施例1を説明するための図である。なお、以下に示す図においては、デジタル信号の通信に用いられる差動信号の±の信号及びアナログ信号のそれぞれの左右の信号を、説明の都合上、一方の信号のみで説明するものとする。
図1に示すように、プレーヤシステムは、USBメモリオーディオプレーヤ(以下、メモリプレーヤという)30とアンプスピーカ40とを備えている。
メモリプレーヤ30は、メモリ31、USBドライバ32、USB側切換スイッチ33、USBコネクタ34、信号出力終了伝達スイッチ37を備えている。
メモリ31には、後述のアンプスピーカ40側のUSBホストコントローラ43でデコード可能な第1音声ファイルとしての音楽ファイルや、たとえばDRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)等のセキュリティが施され、USBホストコントローラ43でデコード不可能な第2音声ファイルとしての音楽ファイルが記憶される。なお、これらの音楽ファイルは、MP3等のデータ圧縮技術により符号化されたものである。また、DRM等のセキュリティが施された音楽ファイルであっても、USBホストコントローラ43側でデコード可能である場合は、第1音声ファイルとなる。
USBドライバ32は、上記の各音楽ファイルのデコード等を行い、USBホストコントローラ43でデコード不可能な第2音楽ファイルについてはアナログ信号にDA変換して出力し、USBホストコントローラ43でデコード可能な第1音楽ファイルについてはファイルデータをデジタル信号で出力する。
なお、USBドライバ32は、上述したUSBホストコントローラ43でデコード不可能な第2音楽ファイルと、USBホストコントローラ43でデコード可能な音楽ファイルの判別を、Vバス36に接続されるライン36bを介してVバス供給の有無を検知して行うようになっている。また、USBドライバ32は、USBホストコントローラ43でデコード不可能な第2音楽ファイルのアナログ信号の出力終了時に信号出力終了伝達スイッチ37を制御するようになっている。
USB側切換スイッチ33は、Vバス36に、アンプスピーカ40側の後述のVバス46からの+5Vの電圧が印加されたことがライン36aを介して検知されると”B”側に切り換えられ、Vバス36に、Vバス46からの+5Vの電圧が印加されないことがライン36aを介して検知されると”A”側に切り換えられる。
すなわち、USB側切換スイッチ33は、アンプスピーカ40側の電源がオフされるか、メモリプレーヤ30のUSBコネクタ34がアンプスピーカ40側の後述のUSBコネクタ41から外されているか、又はVバス切換スイッチ50がオフになっている場合に”A”側に切り換えられることになるが、その詳細については後述する。
USBドライバ32とUSB側切換スイッチ33との間には、DCカット用のカップリングコンデンサ35が挿入されているアナログのオーディオ信号ライン35aと、デジタルのオーディオ信号ライン35bとが接続されており、USB側切換スイッチ33が”A”又は”B”に切り換えられることで、いずれかの信号が出力ライン35cに出力されるようになっている。ここで、オーディオ信号ライン35aにDCカット用のカップリングコンデンサ35が挿入されていることで、中間電位の印加によるUSBホストコントローラ43のラッチアップが防げるようになっている。
USBコネクタ34は、後述のアンプスピーカ40側のUSBコネクタ41に接続されるものであり、Vバス端子34a、信号出力端子34b、GND端子34cを有している。Vバス端子34aにはVバス36が接続され、信号出力端子34bには出力ライン35cが接続され、GND端子34cにはGNDライン35dが接続されている。
信号出力終了伝達スイッチ37の一方の端子は、Vバス36に接続されている。また、信号出力終了伝達スイッチ37の他方の端子は、電源電圧(Vcc)が接続されている。また、信号出力終了伝達スイッチ37は、常時開放されており、USBドライバ32により、ライン36cを介し上述した第2音楽ファイルのアナログ信号の出力終了時に一瞬だけ閉じられるように制御される。これにより、後述のアンプスピーカ40側に対して電源電圧(Vcc)に基づいた信号出力終了を示すパルスが送出され、切換制御部49が第2音声ファイルの信号出力終了を認識し、切換制御が行われる。
アンプスピーカ40は、USBコネクタ41、第1信号入力切換スイッチ42、USBホストコントローラ43、第2信号入力切換スイッチ44、オーディオアンプ45、切換制御部49を備えている。
USBコネクタ41は、メモリプレーヤ30側のUSBコネクタ34が接続される部位であり、Vバス端子41a、信号出力端子41b、GND端子41cを有している。Vバス端子41aにはVバス46が接続され、信号出力端子41bには入力信号ライン47aが接続され、GND端子41cにはGNDライン47bが接続されている。
第1信号入力切換スイッチ42は、切換制御部49により、”B”側又は”A”側に切り換えられるようになっている。
USBホストコントローラ43は、デジタルのオーディオ信号ライン47cを介して第1信号入力切換スイッチ42に接続されている。USBホストコントローラ43は、USBコネクタ41及び第1信号入力切換スイッチ42を介して入力されたデジタルのオーディオ信号をデコードし、さらにそのデコードしたデータをDA変換によってアナログ信号にするものである。
なお、USBホストコントローラ43は、USBコネクタ41及び第1信号入力切換スイッチ42を介して入力されたデジタルのオーディオ信号が上述したようにDRM等のセキュリティが施されていてデコード不可能である場合は切換制御部49にデコード不可能であることを通知する。
第2信号入力切換スイッチ44は、切換制御部49により、第1信号入力切換スイッチ42の切り換えに連動し、”A”又は”B”に切り換えられる。また、第2信号入力切換スイッチ44には、上述したオーディオ信号ライン47dと、USBホストコントローラ43からのアナログのオーディオ信号ライン47eとが接続されており、第2信号入力切換スイッチ44が”A”又は”B”に切り換えられることでいずれかの信号がコンデンサ48を介して入力ライン47fに入力されるようになっている。
なお、第1信号入力切換スイッチ42からオーディオ信号ライン47cの入力経路は第1入力経路であり、オーディオ信号ライン47dの入力経路は第2入力経路であり、USBホストコントローラ43からのオーディオ信号ライン47eは第3入力経路である。
オーディオアンプ45は、第2信号入力切換スイッチ44を介して入力されるアナログ信号を増幅してスピーカ側に出力する。
Vバス46には、メモリプレーヤ30側への動作電圧である上述した+5Vの供給を断続するVバス切換スイッチ50が挿入されている。このVバス切換スイッチ50は、アンプスピーカ40側の電源がオンのとき切換制御部49により”A”側又は”B”側に切り換え制御され、電源がオフのとき”A”側に切り換えられる。また、このVバス切換スイッチ50は、切換制御部49により、第1信号入力切換スイッチ42及び第2信号入力切換スイッチ44の切り換えに連動して切り換えられる
ここで、Vバス切換スイッチ50が”A”側にあるとき、プルダウン抵抗46aにより、メモリプレーヤ30側のVバス36を介して検知される電圧が0Vとなり、Vバス切換スイッチ50が”B”側にあるとき、メモリプレーヤ30側のVバス36を介して検知される電圧が+5Vとなる。
これらの電圧を検知することで、上述したメモリプレーヤ30側のUSB側切換スイッチ33がVバス切換スイッチ50の切り換えに連動し、”B”側又は”A”側に切り換えられるとともに、USBドライバ32による上述したUSBホストコントローラ43でデコード不可能な第2音楽ファイルをデコードしての出力、あるいはUSBホストコントローラ43でデコード可能な第1音楽ファイルのデジタルデータでの出力のいずれかを行うことができる。
切換制御部49は、電源のオン/オフ、USBホストコントローラ43からのデコード不可能であることの通知、又は上述したメモリプレーヤ30側の信号出力終了伝達スイッチ37からのパルスに応じて、第1信号入力切換スイッチ42、第2信号入力切換スイッチ44及びVバス切換スイッチ50を”B”側又は”A”側に切り換える。
次に、信号出入力切換方法について説明する。まず、メモリプレーヤ30側のUSB側切換スイッチ33と、アンプスピーカ40側の第1信号入力切換スイッチ42、第2信号入力切換スイッチ44及びVバス切換スイッチ50とは、いずれも”A”側にあるものとする。
ここで、図2に示すように、メモリプレーヤ30のUSBコネクタ34をアンプスピーカ40のUSBコネクタ41に接続する(ステップS1)。このとき、アンプスピーカ40の電源がオフの状態では、USB側切換スイッチ33が”A”側に切り換えられたままである。
この状態で、アンプスピーカ40側の電源がオンされると(ステップS2)、切換制御部49によりVバス切換スイッチ50が”B”側に切り換えられ(ステップS3)、これに連動し、切換制御部49により第1信号入力切換スイッチ42及び第2信号入力切換スイッチ44が”B”側に切り換えられる(ステップS4)。
このとき、メモリプレーヤ30側では、Vバス36を介してVバス供給有りが検知されることで(ステップS5)、USB側切換スイッチ33が”B”側に切り換えられる(ステップS6)。これにより、メモリプレーヤ30側からのデジタル信号がオーディオ信号ライン35b、USB側切換スイッチ33及び出力ライン35cを介してアンプスピーカ40側に出力される(ステップS7)。
アンプスピーカ40側では、入力信号ライン47aにメモリプレーヤ30側からのデジタル信号が入力され、さらにそのデジタル信号が第1信号入力切換スイッチ42及びオーディオ信号ライン47cを介してUSBホストコントローラ43に取り込まれると、USBホストコントローラ43によりデコード可能か否かが判断される(ステップS8)。
ここで、デコード可能と判断されると、USBホストコントローラ43により、メモリプレーヤ30側からのデジタルのオーディオ信号がデコードされ、さらにDA変換によってアナログ信号にされ(ステップS9)、オーディオ信号ライン47e、第2信号入力切換スイッチ44、コンデンサ48、及び入力ライン47fを介しオーディオアンプ45に出力される。そして、オーディオアンプ45により、USBホストコントローラ43によってDA変換されたアナログ信号が増幅され、スピーカ側に出力される(ステップS10)。
これに対し、(ステップS8)にてデコード不可能と判断されると、USBホストコントローラ43からの通知を受けた切換制御部49により第1信号入力切換スイッチ42、第2信号入力切換スイッチ44及びVバス切換スイッチ50が”A”側に切り換えられる(ステップS11)。
このとき、メモリプレーヤ30側では、Vバス36を介してVバス供給無しが検知されることで(ステップS12)、USB側切換スイッチ33が”A”側に切り換えられる(ステップS13)。また、USBドライバ32がVバス供給無しをライン36bを介して検知することで、上述したUSBホストコントローラ43でデコード不可能な第2音楽ファイルをデコードしさらにDA変換したアナログ信号をカップリングコンデンサ35、オーディオ信号ライン35a、USB側切換スイッチ33を介してアンプスピーカ40側に出力する(ステップS14)。
アンプスピーカ40側では、そのアナログのオーディオ信号が入力信号ライン47a、第1信号入力切換スイッチ42、オーディオ信号ライン47dに入力され、さらに第2信号入力切換スイッチ44及び入力ライン47fを介してオーディオアンプ45に取り込まれる。そして、オーディオアンプ45により、アナログ信号が増幅され、スピーカ側に出力される(ステップS15)。
ここで、メモリプレーヤ30側からアンプスピーカ40側への上述したUSBホストコントローラ43でデコード不可能な第2音楽ファイルのアナログのオーディオ信号の1曲分の出力が終了すると、USBドライバ32により信号出力終了伝達スイッチ37が一瞬だけ閉じられる。これにより、アンプスピーカ40側に対して電源電圧(Vcc)に基づいた信号出力終了を示すパルスが送出され、切換制御部49がそのパルスを検知することで信号出力終了が判別される(ステップS16)。
そして、信号出力終了が判別されると、ステップS6に戻り、切換制御部49により第1信号入力切換スイッチ42、第2信号入力切換スイッチ44及びVバス切換スイッチ50が”B”側に切り換えられ、以降上記同様の手順が再生終了(ステップS17)となるまで繰り返される。
このように、実施例1では、アンプスピーカ40側の信号変換手段としてのUSBホストコントローラ43により、メモリプレーヤ30側からの第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルがデコード可能か否かを判断し、デコード可能である場合はその信号がUSBホストコントローラ43によりデコードされ、さらにアナログ信号として増幅出力される。また、デコード不可能である場合は、アンプスピーカ40側の切換制御手段としての切換制御部49により、第1信号入力切換スイッチ42、第2信号入力切換スイッチ44及びVバス切換スイッチ50を切り換え、メモリプレーヤ30側からのアナログ信号が増幅出力される。
これにより、メモリオーディオプレーヤ30とアンプスピーカ40との間での第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルの信号出入力の切り換えに伴う手動操作を不要とし、第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルの信号出入力の切り換えを容易に行うことができ、しかもメモリオーディオプレーヤのヘッドホン出力端子とアンプスピーカの外部入力端子とのコードの接続を不要とし、アンプスピーカへのメモリプレーヤの接続を見栄えよく行うことができる。
また、本実施例では、Vバス切換スイッチ50の切り換えに連動し、メモリプレーヤ30側のUSB側切換スイッチ33が”B”側又は”A”側に切り換えられるようにしたので、メモリプレーヤ30側からのデジタル信号又はアナログ信号の信号出入力切換を、アンプスピーカ40側からの指示で行うことができる。
(実施例2)
図3は、図1のプレーヤシステムの構成を変えた場合の実施例2を説明するための図である。なお、以下に説明する図において、図1と共通する部分については同一符号を付し重複する説明については適宜行うものとする。
実施例2では、図3に示すように、バイアス回路51が追加されている。このバイアス回路51は、Vバス46とオーディオ信号ライン47dとの間に挿入され、メモリプレーヤ30側からのアナログ信号に対し、所定の直流成分(ここでは+2.5V)を加えるものである。
このような構成では、実施例1と同様に、アンプスピーカ40側のUSBホストコントローラ43でデコード可能な音楽ファイルや、そのUSBホストコントローラ43でデコード不可能な第2音楽ファイルが再生される毎に、切換制御部49によりアンプスピーカ40側の第1信号入力切換スイッチ42、第2信号入力切換スイッチ44及びVバス切換スイッチ50が切り換えられるとともに、メモリプレーヤ30側のUSB側切換スイッチ33が連動して切り換えられる。
また、第1信号入力切換スイッチ42及び第2信号入力切換スイッチ44を通過する上述したオーディオ信号が、第1信号入力切換スイッチ42及び第2信号入力切換スイッチ44の電源電圧範囲外とならないようにバイアスが加えられるため、上述した各スイッチの切り換えに併せ、オーディオアンプ45によって増幅出力されるオーディオ信号の歪みを解消することができる。
(実施例3)
図4は、図1のプレーヤシステムの構成を変えた場合の実施例3を説明するための図である。実施例3では、図4に示すように、上述したアンプスピーカ40側のVバス切換スイッチ50が省かれている。また、実施例3では、図4に示すように、信号出力終了伝達スイッチ37に代えてVバス切換スイッチ37aが設けられている。また、図中符号36dはアース接地された抵抗である。
また、メモリプレーヤ30側のUSBドライバ32とUSBコネクタ34のデータ端子34dとの間にデータライン35eが接続され、アンプスピーカ40側のUSBホストコントローラ43とUSBコネクタ41のデータ端子41dとの間にデータライン47gが接続されている。
これらのデータライン35e,47gが接続されることで、USBドライバ32とUSBホストコントローラ43との間でのデータのやり取りが行われる。ここで、USBドライバ32からUSBホストコントローラ43に送出されるデータとしては、上述した第2音楽ファイルのアナログ信号の出力終了を示す終了データがある。USBホストコントローラ43がその終了データを受け取ることで、上述したように、”A”側に切り換えられている第1信号入力切換スイッチ42及び第2信号入力切換スイッチ44を”B”側に切り換えることができる。
一方、USBホストコントローラ43からUSBドライバ32に送出されるデータとして、スイッチ切換データがある。このスイッチ切換データは、USBホストコントローラ43が切換制御部49にデコード不可能であることの通知に併せて送出されるものである。
ここで、USBドライバ32は、Vバス36からのVバス供給の有無をライン36bを介して検知し、Vバス供給がある場合はVバス切換スイッチ37aをライン36cを介して”b”側に切り換える。これにより、USB側切換スイッチ33は、”B”側に切り換えられる。
また、USBドライバ32は、USBホストコントローラ43からのスイッチ切換データを受け取ることで、Vバス切換スイッチ37aをライン36cを介して”a”側に切り換える。これにより、アース接地されている抵抗36dにより、USB側切換スイッチ33は、電圧0を検知することで、”A”側に切り換えられる。
次に、信号出入力切換方法について説明する。まず、メモリプレーヤ30は、上記同様に、アンプスピーカ40から切り離された状態では、USB側切換スイッチ33が”A”側に切り換えられているものとする。
ここで、図5に示すように、メモリプレーヤ30のUSBコネクタ34をアンプスピーカ40のUSBコネクタ41に接続する(ステップS20)。このとき、アンプスピーカ40の電源がオフの状態では、USB側切換スイッチ33が”A”側に切り換えられたままである。
この状態で、アンプスピーカ40側の電源がオンされると(ステップS21)、アンプスピーカ40側では切換制御部49により第1信号入力切換スイッチ42及び第2信号入力切換スイッチ44が”B”側に切り換えられる(ステップS22)。このとき、メモリプレーヤ30側ではUSBドライバ32によってVバス供給有りが検知されることで(ステップS23)、Vバス切換スイッチ37aが”b”側に切り換えらるれと、USB側切換スイッチ33が”B”側に切り換えられる(ステップS24)。これにより、メモリプレーヤ30側では、デジタル信号がオーディオ信号ライン35b、USB側切換スイッチ33及び出力ライン35cを介してアンプスピーカ40側に出力される(ステップS25)。
アンプスピーカ40側では、入力信号ライン47aにメモリプレーヤ30側からのデジタル信号が入力され、さらにそのデジタル信号が第1信号入力切換スイッチ42及びオーディオ信号ライン47cを介してUSBホストコントローラ43に取り込まれると、USBホストコントローラ43によりデコード可能か否かが判断される(ステップS26)。
ここで、デコード可能と判断されると、USBホストコントローラ43により、メモリプレーヤ30側からのデジタルのオーディオ信号がデコードされ、さらにDA変換によってアナログ信号にされ(ステップS27)、オーディオ信号ライン47e、第2信号入力切換スイッチ44及び入力ライン47fを介しオーディオアンプ45に出力される。そして、オーディオアンプ45により、USBホストコントローラ43によってDA変換されたアナログ信号が増幅され、スピーカ側に出力される(ステップS28)。
これに対し、(ステップS26)にてデコード不可能と判断されると、USBホストコントローラ43から切換制御部49へのデコード不可能である通知が出され、第1信号入力切換スイッチ42及び第2信号入力切換スイッチ44が”A”側に切り換えられる(ステップS29)。
また、USBホストコントローラ43からUSBドライバ32にスイッチ切換データが送出される。USBドライバ32がそのスイッチ切換データを受け取り(ステップS30)、Vバス切換スイッチ37aを”a”側に切り換えると、USB側切換スイッチ33が”A”側に切り換えられる(ステップS31)。このとき、USBドライバ32により、上述した第2音楽ファイルがデコードされさらにDA変換されたアナログ信号がカップリングコンデンサ35、オーディオ信号ライン35a、USB側切換スイッチ33を介してアンプスピーカ40側に出力される(ステップS32)。
アンプスピーカ40側では、そのアナログのオーディオ信号が入力信号ライン47a、第1信号入力切換スイッチ42、オーディオ信号ライン47dに入力され、さらに第2信号入力切換スイッチ44、コンデンサ48、及び入力ライン47fを介してオーディオアンプ45に取り込まれる。そして、オーディオアンプ45により、アナログ信号が増幅され、スピーカ側に出力される(ステップS33)。
ここで、メモリプレーヤ30側からアンプスピーカ40側への上述した第2音楽ファイルのアナログのオーディオ信号の1曲分の出力が終了すると、USBドライバ32からUSBホストコントローラ43にデータライン47g,35eを介して終了データが送出される。USBホストコントローラ43がその終了データを受け取ると(ステップS34)、第2音楽ファイルの1曲分の再生終了を判別する。
そして、ステップS24に戻り、切換制御部49により、第1信号入力切換スイッチ42及び第2信号入力切換スイッチ44が”B”側に切り換えられ、以降上記同様の手順が再生終了(ステップS35)となるまで繰り返される。
このように、実施例3では、Vバス切換スイッチ37aを介してUSB側切換スイッチ33を切り換えることができるとともに、USBドライバ32とUSBホストコントローラ43との間で、データライン35e,47gを介してアナログ信号の出力終了を示す終了データと、スイッチ切換を示すスイッチ切換データとがやり取りされるようにしたので、上述したVバス切換スイッチ50が無くても第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルの信号出入力の切り換えを容易に行うことができる。
(実施例4)
図6は、図4のプレーヤシステムの構成を変えた場合の実施例4を説明するための図である。実施例4では、図6に示すように、Vバス切換スイッチ37aが省かれ、USB側切換スイッチ33がライン36cを介しUSBドライバ32によって切り換えられるようになっている。
このような構成では、USBドライバ32がライン36bを介してVバス供給を検知すると、USB側切換スイッチ33を”B”側に切り換える。また、USBドライバ32がデータライン35e,47gを介してUSBホストコントローラ43から上述したスイッチ切換データを受け取ると、USB側切換スイッチ33を”A”側に切り換える。
また、USBドライバ32がデータライン35e,47gを介してUSBホストコントローラ43にアナログ信号の出力終了を示す終了データを送出すると、USBホストコントローラ43からの通知を受けた切換制御部49により、第1信号入力切換スイッチ42及び第2信号入力切換スイッチ44が”B”側に切り換えられる。
このように、実施例4では、USBドライバ32とUSBホストコントローラ43との間で、データライン35e,47gを介してアナログ信号の出力終了を示す終了データと、スイッチ切換を示すスイッチ切換データとがやり取りされるようにしたので、上述したVバス切換スイッチ37aが無くても第1音楽ファイル又は第2音楽ファイルの信号出入力の切り換えを容易に行うことができる。
USBメモリオーディオプレーヤを用いたプレーヤシステムに限らず、SDメモリ対応のモバイルオーディオプレーヤを用いたプレーヤシステム等にも適用可能である。
本発明のプレーヤシステムの実施例1を説明するための図である。 図1のプレーヤシステムにおける信号出入力切換方法を説明するためのフローチャートである。 図1のプレーヤシステムの構成を変えた場合の実施例2を説明するための図である。 図1のプレーヤシステムの構成を変えた場合の実施例3を説明するための図である。 図4のプレーヤシステムにおける信号出入力切換方法を説明するためのフローチャートである。 図4のプレーヤシステムの構成を変えた場合の実施例4を説明するための図である。 従来のプレーヤシステムの一例を示す図である。
符号の説明
10 メモリプレーヤ
11 メモリ
12 USBドライバ
13 USBコネクタ
14 Vバス
20 アンプスピーカ
21 USBコネクタ
22 USBホストコントローラ
23 オーディオアンプ
24 Vバス
25 データライン
30 メモリプレーヤ
31 メモリ(記憶手段)
32 USBドライバ(音声ファイル変換手段)
33 USB側切換スイッチ(信号出力切換手段)
34 USBコネクタ
35a オーディオ信号ライン
35b オーディオ信号ライン
35c 出力ライン
35e データライン
36 Vバス
37 信号出力終了伝達スイッチ
37a Vバス切換スイッチ
40 アンプスピーカ
41 USBコネクタ
42 第1信号入力切換スイッチ(第1切換手段)
43 USBホストコントローラ(信号変換手段)
44 第2信号入力切換スイッチ(第2切換手段)
45 オーディオアンプ(増幅手段)
46 Vバス(供給ライン)
47a 入力信号ライン
47c オーディオ信号ライン
47d オーディオ信号ライン
47e オーディオ信号ライン
47f 入力ライン
47g データライン
49 切換制御部(切換制御手段)
50 Vバス切換スイッチ

Claims (9)

  1. デジタル信号とアナログ信号との出入力切換を行うプレーヤシステムであって、
    デジタル信号又はアナログ信号を出力するメモリオーディオプレーヤと、
    前記デジタル信号又はアナログ信号を増幅出力するアンプスピーカとを備え、
    前記メモリオーディオプレーヤは、
    前記アンプスピーカ側でデコード可能なデジタルの第1音楽ファイルと前記アンプスピーカ側でデコード不可能なデジタルの第2音楽ファイルとを記憶する記憶手段と、
    前記第1音楽ファイル又は前記第2音楽ファイルをデコードした信号を出力する音楽ファイル変換手段とを有し、
    前記アンプスピーカは、
    前記第1音楽ファイルのデータ信号又は前記第2音楽ファイルをデコードしたオーディオ信号のいずれかが出力されるように切り換えられる第1切換手段と、
    該第1切換手段を介して得られる前記第1音楽ファイルのデータ信号がデコード可能か否かを判断し、デコード可能である場合は該信号をデコードしてアナログ信号を出力する信号変換手段と、
    該信号変換手段からのアナログ信号又は前記第1切換手段を介して得られる前記第2音楽ファイルをメモリオーディオプレーヤ側のUSBドライバでデコードした信号のいずれかが出力されるように切り換えられる第2切換手段と、
    該第2切換手段を介して得られるいずれかの信号を増幅する増幅手段と、
    前記信号変換手段による判断結果に応じて前記第1切換手段及び第2切換手段による切り換えを、前記第2音楽ファイルをメモリオーディオプレーヤ側でデコードした信号又は前記信号変換手段によりデコードされた信号が出力されるように制御する切換制御手段とを有する
    ことを特徴とするプレーヤシステム。
  2. 前記メモリオーディオプレーヤは、前記第2音楽ファイルの信号の出力を終了すると、該終了を前記切換制御手段に通知する通知手段を有し、
    前記切換制御手段は、前記終了の通知に基づき、前記第1切換手段及び第2切換手段による切り換えを、前記第2音楽ファイルをメモリオーディオプレーヤ側でデコードした信号又は前記信号変換手段によりデコードされた信号が出力されるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレーヤシステム。
  3. 前記アンプスピーカは、
    電源オン時に前記メモリオーディオプレーヤ側へ動作電圧を供給する供給ラインと、
    該供給ラインに挿入され前記動作電圧の供給を断続する断続スイッチとを有し、
    前記切換制御手段は、前記信号変換手段による判断結果に応じて前記断続スイッチを制御し、
    前記メモリオーディオプレーヤは、
    前記断続スイッチの切り換えに応じて前記音楽ファイル変換手段からの前記第1音楽ファイルのデータ信号又は前記第2音楽ファイルをデコードしたオーディオ信号のいずれかが出力されるように切り換えられる信号出力切換手段を有し、
    前記音楽ファイル変換手段は、前記供給ラインの動作電圧の有無に応じて前記第1音楽ファイルをデコードせずデジタル信号まま出力するか又は前記第2音楽ファイルをデコードしさらにアナログ信号に変換して出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプレーヤシステム。
  4. 前記信号変換手段は、前記第1切換手段を介して得られる信号がデコード不可能と判断すると、前記音楽ファイル変換手段に前記第2音楽ファイルをデコードしさらにアナログ信号に変換して出力するように要求し、
    前記音楽ファイル変換手段は、前記第2音楽ファイルの信号の出力を終了すると、該終了を前記信号変換手段に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレーヤシステム。
  5. メモリオーディオプレーヤ側からのデジタル信号とアナログ信号との入力切換を行うアンプスピーカであって、
    メモリオーディオプレーヤ側から出力される、デコード可能な第1音楽ファイルのデータ信号又はデコード不可能な第2音楽ファイルのメモリオーディオプレーヤ側でデコードされたオーディオ信号のいずれかが出力されるように切り換えられる第1切換手段と、
    該第1切換手段を介して得られる前記第1音楽ファイルのデータ信号がデコード可能か否かを判断し、デコード可能である場合は該信号をデコードしてアナログ信号を出力する信号変換手段と、
    該信号変換手段からのアナログ信号又は前記第1切換手段を介して得られる前記第2音楽ファイルをメモリオーディオプレーヤ側のUSBドライバでデコードした信号のいずれかが出力されるように切り換えられる第2切換手段と、
    該第2切換手段を介して得られるいずれかの信号を増幅する増幅手段と、
    前記信号変換手段による判断結果に応じて前記第1切換手段及び第2切換手段による切り換えを、前記第2音楽ファイルをメモリオーディオプレーヤ側でデコードした信号又は前記信号変換手段によりデコードされた信号が出力されるように制御する切換制御手段とを有する
    ことを特徴とするアンプスピーカ。
  6. メモリオーディオプレーヤとアンプスピーカとの間で、デジタル信号とアナログ信号との出入力切換を行う信号出入力切換方法であって、
    前記メモリオーディオプレーヤのUSBドライバは、
    前記アンプスピーカ側でデコード可能なデジタルの第1音楽ファイルと前記アンプスピーカ側でデコード不可能なデジタルの第2音楽ファイルとを記憶させるステップと、
    前記第1音楽ファイルのデータ信号又は前記第2音楽ファイルをデコードしたオーディオ信号を出力するステップとを有し、
    前記アンプスピーカのUSBホストコントローラは、
    前記第1音楽ファイルのデータ信号又は前記第2音楽ファイルをデコードしたオーディオ信号の第1入力経路と第2入力経路とを切り換えるステップと、
    該第1入力経路を介して得られる信号がデコード可能か否かを判断し、デコード可能である場合は該信号をデコードしたアナログ信号を第3入力経路に出力するステップと、
    該第3入力経路又は前記第2入力経路を介して得られる信号の入力経路を切り換えるステップと、
    該切り換えにより得られるいずれかの信号を増幅するステップと、
    前記デコード可能か否かの判断結果に応じて前記第1入力経路又は前記第2入力経路の切り換えと前記第3入力経路又は前記第2入力経路の切り換えとを制御するステップとを有する
    ことを特徴とする信号出入力切換方法。
  7. 前記メモリオーディオプレーヤのUSBドライバは、前記第2音楽ファイルの信号の出力を終了すると、該終了を前記アンプスピーカ側に通知するステップを有し、
    前記アンプスピーカのUSBホストコントローラは、前記終了の通知に基づき、前記第1入力経路又は前記第2入力経路の切り換えと前記第3入力経路又は前記第2入力経路の切り換えとを制御するステップを有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の信号出入力切換方法。
  8. 前記アンプスピーカのUSBホストコントローラは、
    電源オン時に前記メモリオーディオプレーヤ側へ動作電圧を供給するステップと、
    前記動作電圧の供給を断続するステップとを有し、
    前記メモリオーディオプレーヤのUSBドライバは、
    前記動作電圧の断続に応じて前記第1音楽ファイル又は前記第2音楽ファイルをデコードした信号の出力経路を切り換えるステップと、
    該切り換えに対応して前記第1音楽ファイルをデコードしデジタル信号に変換するか又は前記第2音楽ファイルをデコードしさらにアナログ信号に変換して出力するステップとを有する
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の信号出入力切換方法。
  9. 前記アンプスピーカのUSBホストコントローラは、前記信号がデコード不可能と判断すると、前記メモリオーディオプレーヤ側に前記第2音楽ファイルをデコードしさらにアナログ信号に変換して出力するように要求するステップを有し、
    前記メモリオーディオプレーヤのUSBドライバは、前記第2音楽ファイルの信号の出力を終了すると、該終了を前記アンプスピーカ側に通知するステップを有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の信号出入力切換方法。
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