JP2008205628A - オーディオ信号出力装置、車載用オーディオ再生装置および車載用オーディオシステム - Google Patents

オーディオ信号出力装置、車載用オーディオ再生装置および車載用オーディオシステム Download PDF

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Abstract

【課題】オーディオ信号出力装置の音楽を、車載用オーディオ再生装置を介して車載用のスピーカで出力する場合におけるオーディオ信号出力装置、車載用オーディオ再生装置の作業の簡略化を図り、ユーザの作業負担を低減させること。
【解決手段】 制御手段9は、出力端子検出手段12によりオーディオ信号出力用の外部出力端子10に他の接続端子14aが接続されたと判断した場合に、電源管理手段13を制御してオーディオ信号出力装置2の電源をオンにすると共に、オーディオ再生手段7を制御して記録手段6に記録された音楽データのオーディオ信号を外部出力端子10より出力させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーディオ信号出力用の外部出力端子を備えたオーディオ信号出力装置と、外部接続ケーブルを介して外部出力端子より出力されるオーディオ信号を入力することが可能な外部入力端子を備えた車載用オーディオ再生装置と、オーディオ信号出力装置の外部出力端子と車載用オーディオ再生装置の外部入力端子とが外部接続ケーブルによって接続された車載用オーディオシステムとに関する。
従来より、カセットテープ、ミニディスク(MiniDisc)、コンパクトディスク(CD)等の記録メディアに記録された音楽を屋外で楽しむことが可能な携帯型のポータブルオーディオ機器が知られている。
特に今日では、インターネット等を介して音楽データを購入することが可能となり、また、音楽データを記録する記録メディア(例えば、ハードディスクやフラッシュメモリ等)が大容量化されていることから、従来にも増してポータブルオーディオ機器を利用するユーザが多くなっている。
今日のポータブルオーディオ機器では、記録メディアの大容量化に伴い大量の音楽データを記録することができるため、車の運転等を行う場合においてポータブルオーディオ機器に記録される音楽データを車載用のスピーカ等で聴きたいという要望が多く存在する。
このため、一部の車載オーディオ機器では、専用の外部接続ケーブルを用いてポータブルオーディオ機器と車載オーディオ機器とを接続することによって、車載オーディオ機器側でポータブルオーディオ機器の操作を行うことが可能となっている。このような専用の外部接続ケーブルを用いることによって、車載オーディオ装置の操作部でポータブルオーディオ機器の操作を行うことができ、また、ポータブルオーディオ機器に記録される音楽データを車載用のスピーカで再生することができる(例えば、特許文献1参照)。
特に、一般的なポータブルオーディオ機器の操作ボタンは、ポータブルオーディオ機器の携帯性を考慮してボタンが小さくなっているため、車載オーディオ装置の操作部でポータブルオーディオ機器の操作を行うことによって、ポータブルオーディオ機器の操作性を向上させることができる。
特開2001−128280号公報(第10−11頁、第2図、第6図)
しかしながら、上述したように車載オーディオ機器側でポータブルオーディオ機器の操作を行うためには、個々のポータブルオーディオ機器に対応する専用の外部接続ケーブルを用いて接続を行う必要があるため、車載オーディオ機器に接続可能なポータブルオーディオ機器が限定されてしまうという問題があった。
特に、今日では、複数の企業によって様々なポータブルオーディオ機器が販売されていることから、車載オーディオ機器で操作を行うことが可能なポータブルオーディオ機器が、極限られた種類のポータブルオーディオ機器のみに限定されてしまい、汎用性に乏しいという問題があった。
一方で、一般的なポータブルオーディオ機器では、ヘッドフォンを用いて音楽を聴くことを前提として製品の設計が行われているので、少なくともヘッドフォン用の外部出力端子(ヘッドフォン出力端子)が設けられている。また、今日ではヘッドフォン用の外部出力端子だけでなく、ライン出力用のライン出力端子が別途設けられたポータブルオーディオ機器も多く存在する。
なお、一般的にライン出力端子より出力されるオーディオ信号は、本来の音楽データに音響補正処理や出力レベル補正等を施すことなくそのままオーディオ信号が出力される。一方で、ヘッドフォン出力端子より出力されるオーディオ信号は、ヘッドフォン用に出力レベルが低減され、またユーザの好み・音楽ジャンル等に応じて各種音響処理(例えば、イコライジング処理)が施された状態で出力される。
このため、ポータブルオーディオ機器のライン出力端子又はヘッドフォン出力端子と、車載オーディオ機器の一般的な外部入力端子であるAUX(Auxiliary)端子とを、汎用性のある一般的なオーディオケーブルで接続することによって、ポータブルオーディオ機器に記録される音楽を車載オーディオ機器を介して車載用のスピーカから出力することが可能となる。
しかしながら、このような汎用性のオーディオケーブルの接続では、上述したように車載オーディオ機器側でポータブルオーディオ機器の操作を行うことができないため、ポータブルオーディオ機器の小さな操作ボタンを操作して、音楽データの選曲、再生、停止等の操作を行う必要があり、操作が行い難いという問題があった。
また、ポータブルオーディオ機器の操作に加えて、車載オーディオ機器においても別途操作を行う必要があるため、操作が煩雑であるという問題があった。
例えば、上述したヘッドフォン出力端子とライン出力端子とを備えたポータブルオーディオ機器より音楽を再生させて車載用のスピーカから出力させた後に、ポータブルオーディオ機器を停止させて運び出すまでの処理を一例として示すと、
(1)汎用のオーディオケーブルの一端を、ポータブルオーディオ機器のライン出力端子に接続し、オーディオケーブルの他端を、車載用オーディオ機器のAUX端子に接続する。
(2)ポータブルオーディオ機器を操作して電源をオンにする。
(3)ポータブルオーディオ機器を操作して、ライン出力端子よりオーディオ信号が出力されるようにオーディオ出力モードの設定を行う。
(4)ポータブルオーディオ機器を操作して、曲目の選択を行い、音楽を再生させる。
(5)車載オーディオ機器を操作して、出力を行う音楽データの入力手段(例えば、ラジオ、CD、MD等の他、AUX等の外部入力端子等:オーディオ信号の入力元)をAUX端子に切り替える(この作業により音楽の再生が開始される)。
(6)その後、ポータブルオーディオ機器を操作して電源をオフにする。
(7)汎用のオーディオケーブルの一方を、少なくともポータブルオーディオ機器から取り外す(この作業により、ポータブルオーディオ機器を自由に持ち運ぶことが可能となる)。
このように、(1)〜(7)の操作負担が発生してしまう。
特に、ユーザが車から長時間離れる場合、ポータブルオーディオ機器の盗難を防止するために、ポータブルオーディオ機器をオーディオケーブルから外して携帯することが多い。また、日中の車内は、温度が高温となるおそれがあるため、ポータブルオーディオ機器等の精密機器は、車内に放置せずに携帯することが好ましい。このため、車内でポータブルオーディオ機器の音楽を聴く場合、ユーザは車の乗り降りを行う度に上述した作業を行う必要があるという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、オーディオ信号出力装置(例えば、ポータブルオーディオ機器)の音楽を、車載用オーディオ再生装置(車載オーディオ機器)を介して車載用のスピーカで出力する場合におけるオーディオ信号出力装置および車載用オーディオ再生装置の作業の簡略化を図り、ユーザの作業負担を低減させることが可能なオーディオ信号出力装置、車載用オーディオ再生装置および車載用オーディオシステムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るオーディオ信号出力装置は、オーディオ信号出力用の外部出力端子を備えたオーディオ信号出力装置において、該オーディオ信号出力装置における電源のオン・オフを管理する電源管理手段と、オーディオ信号用の音楽データを記録する記録手段より、再生対象となる音楽データを読み出して当該音楽データのオーディオ信号を前記外部出力端子に出力するオーディオ再生手段と、前記外部出力端子に対して他の接続端子が接続されたか否かを検出する出力端子検出手段と、前記電源管理手段を制御して前記電源のオン・オフを制御すると共に、前記オーディオ再生手段における前記オーディオ信号の出力制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記出力端子検出手段により前記外部出力端子に他の接続端子が接続されたと判断した場合に、前記電源管理手段を制御して前記電源をオンにすると共に、前記オーディオ再生手段を制御して前記外部出力端子より前記オーディオ信号を出力させることを特徴とする。
なお、外部出力端子は、オーディオ信号を出力するための端子であるため、オーディオ信号出力装置の動作を制御するための信号(例えば、操作リモコン用の信号等)の入出力を行うための端子を含まない。このため、外部出力端子に接続可能な他の接続端子には、一般的な汎用性の高いオーディオケーブル等の端子が該当する。
本発明に係るオーディオ信号出力装置によれば、制御手段が、出力端子検出手段により外部出力端子に他の接続端子が接続されたと判断した場合に、電源管理手段を制御して前記電源をオンにするので、ユーザがオーディオ信号出力装置の電源をオンにする操作を行うことなく、自動的にオーディオ信号出力装置の電源をオンにすることが可能となる。ユーザがオーディオ信号出力装置を操作する必要がないため、操作の簡略化を図ることができ、ユーザの操作負担を低減させることが可能となる。
また、制御手段が、出力端子検出手段により外部出力端子に他の接続端子が接続されたと判断した場合に、オーディオ再生手段を制御して外部出力端子よりオーディオ信号を出力させるため、ユーザがオーディオ信号出力装置を操作してオーディオ信号の再生操作を行うことなく、自動的にオーディオ信号を出力させることが可能となる。ユーザがオーディオ信号出力装置を操作する必要がないため、操作の簡略化を図ることができ、ユーザの操作負担を低減させることが可能となる。
さらに、上記オーディオ信号出力装置は、前記制御手段が、前記出力端子検出手段により、前記外部出力端子に接続されていた前記他の接続端子が外されたと判断した場合に、前記電源管理手段を制御して前記電源をオフにするものであってもよい。
このように、外部出力端子に接続されていた他の接続端子が外されたときに、オーディオ信号出力装置の電源が自動的にオフにされるので、ユーザはオーディオ信号出力装置の操作部を操作して電源をオフにする必要がない。このため、本発明に係るオーディオ信号出力装置では、操作の簡略化を図ることができ、ユーザの操作負担を低減させることが可能となる。
さらに、上記オーディオ信号出力装置に前記外部出力端子として、ライン出力用のライン出力端子と、ヘッドフォン出力用のヘッドフォン出力端子とが設けられると共に、前記オーディオ再生手段によって出力されるオーディオ信号の出力先を、前記ライン出力端子と前記ヘッドフォン出力端子とのどちらかに切り替える出力端子切替手段が設けられ、前記出力端子検出手段が、少なくとも前記ライン出力端子への他の接続端子の接続を検出し、前記制御手段は、前記出力端子検出手段により少なくとも前記ライン出力端子に他の接続端子が接続されたと判断した場合に、出力端子切替手段を制御して前記オーディオ信号の出力先を前記ライン出力端子に設定し、前記電源管理手段を制御して前記電源をオンにすると共に、前記オーディオ再生手段を制御して前記オーディオ信号を出力させるものであってもよい。
このようなオーディオ信号出力装置では、ライン出力端子に他の接続端子が接続された場合に、オーディオ信号の出力先が自動的に前記ライン出力端子に設定されるので、ユーザはオーディオ信号出力装置の操作部を操作してオーディオ信号の出力先を設定する必要がない。このため、本発明に係るオーディオ信号出力装置では、操作の簡略化を図ることができ、ユーザの操作負担を低減させることが可能となる。
一方で、本発明に係る車載用オーディオ再生装置は、外部よりオーディオ信号の入力を行うことが可能な外部入力端子を備えた車載用オーディオ再生装置において、車載スピーカより出力するオーディオ信号の入力元を、前記外部入力端子に接続されるオーディオ信号出力手段を含む複数の信号出力手段より選択する入力元選択手段と、前記外部入力端子に対するオーディオ信号の入力状態を検出するオーディオ信号入力検出手段と、前記入力元選択手段を制御して前記オーディオ信号の入力元を切り替える車載制御手段とを備え、前記車載制御手段は、前記オーディオ信号入力検出手段により前記外部入力端子を介して前記オーディオ信号が入力されたと判断した場合に、前記入力元選択手段を制御して前記入力元を前記外部入力端子に接続される前記オーディオ信号出力手段に切り替えることを特徴とする。
なお、外部入力端子は、オーディオ信号を入力するための端子であるため、オーディオ信号以外の信号(例えば、外部入力端子に接続されるオーディオ信号出力装置の動作を制御するための信号等)の入出力を行うための端子は含まない。このため、外部入力端子に接続可能な他の接続端子には、一般的な汎用性の高いオーディオケーブル等の端子が該当する。
本発明に係る車載用オーディオ再生装置によれば、外部入力端子を介してオーディオ信号が入力されたと判断された場合に、入力元選択手段によってオーディオ信号の入力元が外部入力端子に接続されたオーディオ信号出力手段に自動的に切り替えられるので、ユーザは車載用オーディオ再生装置の車載操作部を操作してオーディオ信号の入力元を設定する必要がない。このため、本発明に係る車載用オーディオ再生装置では、操作の簡略化を図ることができ、ユーザの操作負担を低減させることが可能となる。
また、本発明に係る車載用オーディオシステムは、オーディオ信号出力用の外部出力端子を備えたオーディオ信号出力装置と、外部接続ケーブルを介して前記外部出力端子より出力されるオーディオ信号を入力することが可能な外部入力端子を備えた車載用オーディオ再生装置とを有する車載用オーディオシステムにおいて、前記オーディオ信号出力装置は、該オーディオ信号出力装置における電源のオン・オフを管理する電源管理手段と、前記オーディオ信号用の音楽データを記録する記録手段より、再生対象となる音楽データを読み出して当該音楽データのオーディオ信号を前記外部出力端子に出力するオーディオ再生手段と、前記外部出力端子に対して前記外部接続ケーブルの一方の接続端子が接続されたか否かを検出する出力端子検出手段と、前記電源管理手段を制御して前記電源のオン・オフを制御すると共に、前記オーディオ再生手段における前記オーディオ信号の出力制御を行う制御手段とを備え、前記車載用オーディオ再生装置は、車載スピーカより出力するオーディオ信号の入力元を、前記外部接続ケーブルによって前記外部入力端子に接続された前記オーディオ信号出力手段を含む複数の信号出力手段より選択する入力元選択手段と、前記外部入力端子に対する前記オーディオ信号の入力状態を検出するオーディオ信号入力検出手段と、前記入力元選択手段を制御して前記オーディオ信号の入力元を切り替える車載制御手段とを備え、前記制御手段は、前記出力端子検出手段により前記外部出力端子に前記外部接続ケーブルの一端が接続されたと判断した場合に、前記電源管理手段を制御して前記電源をオンにすると共に、前記オーディオ再生手段を制御して前記外部出力端子より前記オーディオ信号を出力させ、前記車載制御手段は、前記オーディオ信号入力検出手段により前記外部入力端子を介して前記オーディオ信号が入力されたと判断した場合に、前記入力元選択手段を制御して前記入力元を前記外部入力端子に接続される前記オーディオ信号出力手段に切り替えることを特徴とする。
なお、外部出力端子は、オーディオ信号を出力するための端子であるため、オーディオ信号出力装置の動作を制御するための信号(例えば、操作リモコン用の信号等)の入出力を行うための端子を含まない。また、外部入力端子は、オーディオ信号を入力するための端子であるため、オーディオ信号以外の信号(例えば、外部入力端子に接続されるオーディオ信号出力装置の動作を制御するための信号等)の入出力を行うための端子は含まない。このため、外部出力端子と外部入力端子とに接続可能な外部接続ケーブルとして、一般的な汎用性の高いオーディオケーブル等が用いられる。
本発明に係る車載用オーディオシステムでは、オーディオ信号出力装置において、制御手段が、出力端子検出手段により外部出力端子に外部接続ケーブルの一方の接続端子が接続されたと判断した場合に、電源管理手段を制御して前記電源をオンにするので、ユーザがオーディオ信号出力装置の電源をオンにする操作を行うことなく、自動的にオーディオ信号出力装置の電源をオンにすることが可能となる。ユーザがオーディオ信号出力装置を操作する必要がないため、操作の簡略化を図ることができ、ユーザの操作負担を低減させることが可能となる。
また、オーディオ信号出力装置において、制御手段が、出力端子検出手段により外部出力端子に外部接続ケーブルの一方の接続端子が接続されたと判断した場合に、オーディオ再生手段を制御して外部出力端子よりオーディオ信号を出力させるため、ユーザがオーディオ信号出力装置を操作してオーディオ信号の再生操作を行うことなく、自動的にオーディオ信号を出力させることが可能となる。ユーザがオーディオ信号出力装置を操作する必要がないため、操作の簡略化を図ることができ、ユーザの操作負担を低減させることが可能となる。
さらに、本発明に係る車載用オーディオシステムでは、車載用オーディオ再生装置において、外部入力端子を介してオーディオ信号が入力されたと判断された場合に、入力元選択手段によってオーディオ信号の入力元が外部入力端子に接続されたオーディオ信号出力手段に自動的に切り替えられるので、ユーザは車載用オーディオ再生装置の車載操作部を操作してオーディオ信号の入力元を設定する必要がない。このため、本発明に係る車載用オーディオシステムでは、車載用オーディオ再生装置における操作の簡略化を図ることができ、ユーザの操作負担を低減させることが可能となる。
また、上記車載用オーディオシステムでは、オーディオ信号出力装置において、前記制御手段が、前記出力端子検出手段により、前記外部出力端子に接続されていた前記外部接続ケーブルの一端が外されたと判断した場合に、前記電源管理手段を制御して前記電源をオフにするものであってもよい。
このように、本発明に係る車載用オーディオシステムでは、オーディオ信号出力装置において、外部出力端子に接続されていた外部接続ケーブルの一端が外されたときに、オーディオ信号出力装置の電源が自動的にオフにされるので、ユーザはオーディオ信号出力装置の操作部を操作して電源をオフにする必要がない。このため、本発明に係る車載用オーディオシステムでは、オーディオ信号出力装置における操作の簡略化を図ることができ、ユーザの操作負担を低減させることが可能となる。
さらに、上記車載用オーディオシステムにおいて、前記オーディオ信号出力装置には、前記外部出力端子として、ライン出力用のライン出力端子と、ヘッドフォン出力用のヘッドフォン出力端子とが設けられると共に、前記オーディオ再生手段によって出力されるオーディオ信号の出力先を、前記ライン出力端子と前記ヘッドフォン出力端子とのどちらかに切り替える出力端子切替手段が設けられ、前記出力端子検出手段は、少なくとも前記ライン出力端子に対する前記外部接続ケーブルの接続を検出し、前記制御手段は、前記出力端子検出手段により少なくとも前記ライン出力端子に外部接続ケーブルの一端が接続されたと判断した場合に、出力端子切替手段を制御して前記オーディオ信号の出力先を前記ライン出力端子に設定し、前記電源管理手段を制御して前記電源をオンにすると共に、前記オーディオ再生手段を制御して前記オーディオ信号を出力させるものであってもよい。
このような車載用オーディオシステムでは、オーディオ信号出力装置において、ライン出力端子に外部接続ケーブルの一端が接続された場合に、オーディオ信号の出力先が自動的にライン出力端子に設定されるので、ユーザはオーディオ信号出力装置の操作部を操作してオーディオ信号の出力先を設定する必要がない。このため、本発明に係る車載用オーディオシステムでは、オーディオ信号出力装置における操作の簡略化を図ることができ、ユーザの操作負担を低減させることが可能となる。
本発明に係るオーディオ信号出力装置、車載用オーディオ再生装置および車載用オーディオシステムによれば、オーディオ信号出力装置の音楽を車載用のスピーカで出力する場合におけるオーディオ信号出力装置、車載用オーディオ再生装置の操作を簡略化することができ、ユーザの作業負担を低減させることが可能となる。
以下、本発明に係る車載用オーディオシステムを、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、上述した車載用オーディオシステムの概略構成を示したブロック図である。車載用オーディオシステム1は、ポータブルオーディオ機器(オーディオ信号出力装置)2と、車載オーディオ機器(車載用オーディオ再生装置)3と、車両に設置される車載スピーカ4とを備えている。
ポータブルオーディオ機器2は、ユーザがヘッドフォンを介して音楽を屋外で聴くことができるように、小型化・軽量化されたオーディオ再生装置である。本実施形態では、例えばMP3(MPEG−1 Audio Layer−3)やWMA(Windows(登録商標) Media Audio)などのデジタルデータ化された音楽データを、ハードディスクに記録することができ、ユーザが装置筐体の操作ボタンを操作することによって、音楽の再生・停止・選曲等を行うことが可能な機器を一例として用いるものとする。
ポータブルオーディオ機器2は、操作部5、音楽データ記録部(記録手段)6、オーディオ再生部(オーディオ再生手段)7、出力端子切替部(出力端子切替手段)8、制御部(制御手段)9、ライン出力端子(外部出力端子)10と、ヘッドフォン出力端子(外部出力端子)11と、ライン出力検出部(出力端子検出手段)12、電源管理部(電源管理手段)13とを有している。
操作部5は、ポータブルオーディオ機器2の筐体表面に設けられる操作ボタンであって、上述したように、ユーザがこの操作ボタンを操作することによって、音楽の再生・停止・選曲等を行うことが可能となっている。なお、操作部5は、ユーザの操作によって音楽の再生・停止・選曲等を行うことが可能なユーザインタフェースであればよいため、筐体に設けられる操作ボタンのみに限定されるものではなく、ヘッドフォン用ケーブルに設けられる操作リモコン等であってもよい。
音楽データ記録部6は、例えばハードディスク等のデジタルデータを記録することが可能な記録媒体によって構成される。なお、音楽データ記録部6に用いられる記録媒体は、音楽データを記録することが可能な記録媒体であればよいため、ハードディスクのみに限定されず、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等を用いるものであってもよく、また、SDカード(登録商標)やCF(Compact Flash:登録商標)等のように、ポータブルオーディオ機器2から着脱可能な記録媒体を音楽データ記録部6として用いることも可能である。さらに、音楽データ記録部6は、音楽データを少なくとも読み出すことが可能な記録媒体であればよいため、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やDVD―ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)等のように、読み出し専用の記録媒体を用いることも可能である。
音楽データ記録部6には、デジタルデータ化された音楽データが記録される。音楽データの記録方式は、次述するオーディオ再生部7においてデコード可能な記録形式であれば特に限定されるものではないが、上述したMP3、WMAの他、ATRAC3(Adaptive TRansform Acoustic Coding 3)、Ogg Vorbis等のような圧縮化技術を用いてデータ容量を少なくしたデータ形式が一般的に用いられている。
例えばMP3形式では、コンパクトディスク(CD)などに用いられるPCM音声を、通常の鑑賞に堪える範囲で元データの約1/10まで圧縮することができる。このため、音楽データ記録部6に20GBのハードディスクを用いた場合には、MP3形式(128Kbps)の音楽データを約300時間分記録することが可能となる。
オーディオ再生部7は、音楽データ記録部6に記録されている音楽データを制御部9の指示に従って読み出し、デコード処理を行う。音楽データをデコード処理することによってライン出力端子10またはヘッドフォン出力端子11から、アナログ信号であるオーディオ信号を出力することが可能となる。
また、オーディオ再生部7では、出力端子切替部8がヘッドフォン出力端子11に設定された場合、制御部9の指示に従ってオーディオ信号に音響信号処理を施す。具体的には、ヘッドフォンでの聴取を考慮して、オーディオ信号の出力レベルを低めに設定する。また、操作部5を操作することによって各種設定が行われた場合、例えば、音楽のジャンルとしてクラシック、ポップス、ジャズ等のいずれかのジャンルが設定された場合には、音楽のジャンルに応じて音響設定を変更する。さらに、音響効果として、例えば屋外スタジアム、屋内ホール等の擬似的な環境が設定された場合には、それぞれの環境に応じた音響処理をオーディオ信号に対して施す。
ヘッドフォン出力端子11とライン出力端子10とは、共にステレオミニプラグ(3.5φミニ)用のジャックによって構成される接続端子であり、ポータブルオーディオ機器2の筐体にそれぞれ1つずつ設けられている。ヘッドフォン出力端子11およびライン出力端子10は、ステレオ出力が可能な構造となっているが、必ずしもステレオ出力を行う構造のみには限定されず、モノラル音声のみを出力する構造であってもよい。さらに、ヘッドフォン出力端子11およびライン出力端子10の端子形状は、ステレオミニプラグ用のジャック形状に限定されるものではなく、他の端子形状・端子規格によって構成されるものであってもよい。
出力端子切替部8は、一端がオーディオ再生部7に接続され、他端がヘッドフォン出力端子11およびライン出力端子10に接続されており、制御部9の指示に従ってヘッドフォン出力端子11またはライン出力端子10のいずれか一方に切り替える役割を有している。出力端子切替部8の切替処理によってオーディオ信号の出力先が切り替えられることにより、ヘッドフォン出力端子11またはライン出力端子10のいずれか一方のみから、オーディオ再生部7より入力されたオーディオ信号が出力されることとなる。
ライン出力検出部12は、ライン出力端子10に汎用のオーディオケーブル(外部接続ケーブル)14の一端(ステレオミニプラグ14a)が接続されたか否かを検出する役割を有している。このオーディオケーブル14の一端をポータブルオーディオ機器2のライン出力端子10に接続し、他端を車載オーディオ機器3の後述するAUX端子21に接続することによって、ポータブルオーディオ機器2のオーディオ信号を車載スピーカ4から出力することが可能となる。
図2(a)、(b)に示すように、ライン出力端子10の内壁10aには、ステレオミニプラグ14aの挿入に応じて揺動を行う突起部材15が設けられており、ライン出力検出部12は、この突起部材15の揺動に応じてオン・オフが行われるスイッチ機構16を備えている。
このようにスイッチ機構16を設けることによって、図2(a)に示すように、オーディオケーブル14のステレオミニプラグ14aがライン出力端子10に挿入されていない場合には、突起部材15がライン出力端子10の内壁10aより突出された状態となってスイッチ機構16がオフに設定される。また図2(b)に示すように、オーディオケーブル14のステレオミニプラグ14aがライン出力端子10に挿入された場合には、突起部材15がステレオミニプラグ14aによって壁面側へと押された状態となってスイッチ機構16がオンに設定される。このように、ライン出力検出部12は、スイッチ機構16のオン・オフを判断することによってオーディオケーブル14の一端が接続されたか否かを検出することが可能となる。
なお、ライン出力検出部12における検出方法は、上述したスイッチ機構16を用いたものだけに限定されるものではなく、他の方法を用いるものであってもよい。例えば、特開2004−328419号公報の図1に示すように、ライン出力端子10の内壁部に設けられた端子の電位状態に基づいて、オーディオケーブル14の接続を判断する構成であってもよく、その他の公知の方法を用いて接続を検出するものであってもよい。
電源管理部13は、ポータブルオーディオ機器2における電源のオン・オフを管理する役割を有している。この電源管理部13が機能することによって、全てのポータブルオーディオ機器2の電源をオフにすることや、一部の制御機能(例えば、制御部9や、ライン出力検出部12等)のみを動作可能な状態として、他の機能を全てオフとするような電源管理を行うことが可能である。
制御部9は、ポータブルオーディオ機器2における全体的な制御処理を行う役割を有している。制御部9は、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、処理を行うためのプログラム等が記録されるROM(Read Only Memory)、処理に必要な情報の記録が行われ、また、処理を行うためのワークエリアとして利用されるRAM(Random Access Memory)等を有しており、一般的なポータブルオーディオ機器では、これらの機能が1チップ化されたIC等によって構成されている。
制御部9には、操作部5においてユーザが設定した情報が入力される。制御部9は、操作部5によるユーザの操作に応じて、オーディオ再生部7に対して制御信号を出力し、音楽の再生を行う場合には、ユーザにより選択された音楽データをオーディオ再生部7で選択させて音楽データのデコード処理を行わせる。また、音楽の再生を停止する場合には、オーディオ再生部7におけるデコード処理を終了させると共に、再生を停止した音楽データに関する情報(再生を停止した音楽データの曲目や、再生を停止した時の音楽データの再生時間情報等)を取得して制御部内に設けられるRAMや音楽データ記録部6等に記憶させる。
また、制御部9では、操作部5の操作によって音楽のジャンルが設定されたり、音響効果の設定がされた場合には、それらの設定情報を、制御部9内に設けられるRAMや音楽データ記録部6等に記憶させると共に、オーディオ再生部7に対して制御信号を出力して設定された音楽ジャンル等に応じた音響信号処理をオーディオ信号に対して施す。なお、制御部9は、ライン出力検出部12によりライン出力端子10にオーディオケーブル14の一端が接続されていないと判断した場合にのみ、オーディオ再生部7に対してオーディオ信号に対する音響信号処理を行う旨の制御信号を出力する。
また、制御部9には、上述したようにライン出力検出部12によってライン出力端子10にオーディオケーブル14の一端が接続されたか否かの検出情報が入力される。ライン出力端子10によってオーディオケーブル14の一端が接続された旨の検出情報が検出された場合、制御部9は、出力端子切替部8に対して切替制御信号を出力して、出力端子切替部8におけるオーディオ信号の出力先をライン出力端子10へと切り替えさせる。
また、制御部9は、ライン出力端子10にオーディオケーブルの一端が接続された旨の検出情報が検出できなかった場合に、ユーザによる操作部5の操作に応じて、出力端子切替部8におけるオーディオ信号の出力先の切り替え制御を行う。なお、上述したように、制御部9は、ライン出力端子10にオーディオケーブル14の一端が接続されず、出力端子切替部8の出力先切替がヘッドフォン出力端子11となっている場合にのみ、オーディオ再生部7に対してオーディオ信号に対する音響信号処理を行う旨の制御信号を出力する。
さらに、制御部9は、上述した電源管理部13を制御することによってポータブルオーディオ機器2における電源制御を行うことができ、必要に応じてポータブルオーディオ機器2の電源のオン・オフを行うことが可能となっている。
なお、制御部9における詳細な処理手順については、後でフローチャートを用いて詳細に説明を行う。
車載オーディオ機器3は、図1に示すように、複数の音源メディアに応じて異なるオーディオ信号の出力を行う信号出力部(信号出力手段)20と、AUX端子(外部入力端子)21と、入力信号検出部(オーディオ信号入力検出手段)22と、車載オーディオ再生部(入力元選択手段)23と、車載制御部(車載制御手段)24と、車載操作部25とを備えている。
信号出力部20として、本実施形態に係る車載オーディオ機器3では、FMラジオ20a、AMラジオ20b、CDプレーヤ20c、MDプレーヤ20d等のオーディオ信号を出力する信号出力手段を備えるものとする。CDプレーヤ20c、MDプレーヤ20d等の信号出力部は、それぞれの音源メディア(CR―ROM、MD等の記録メディア)に記録されるデジタルデータを読み取ってデコードし、オーディオ信号として出力する。またFMラジオ20a、AMラジオ20b等の信号出力部は、電波を介して受信した音響信号をオーディオ信号として出力する。なお、信号出力部20は、上述したFMラジオ20a、AMラジオ20b、CDプレーヤ20c、MDプレーヤ20dに限定されるものではなく、カセットテープ、DVD−ROM、ハードディスク等の音源メディアに記録される音響信号をオーディオ信号として出力するものであってもよい。
AUX端子21は、ステレオミニプラグ用のジャックによって構成される接続端子であり、車載オーディオ機器3の前面パネルや、車載オーディオ機器3の背面等より延長される接続コード先端等に設けられている。AUX端子21は、ステレオ入力を行うことが可能となっているが、必ずしもステレオ入力を行う構造には限定されず、モノラル音声のみを入力する構造となっているものであってもよい。さらに、AUX端子21の端子形状は、必ずしもステレオミニプラグ用のジャックには限定されず、他の端子形状・端子規格によって構成されるものであってもよい。
車載操作部25は、車載オーディオ機器3の筐体表面に設けられる操作ボタンであり、ユーザがこの操作ボタンを操作することによって、音楽の再生・停止・選曲等を行うことが可能となっている。また、車載操作部25には上述した音源ソースを選択するためのボタンが設けられており、ユーザがこのボタンを操作することによって、車載スピーカ4より出力される音楽の音源ソースを、FMラジオ20a、AMラジオ20b、CDプレーヤ20c、MDプレーヤ20dおよびAUX端子21から選択することが可能となっている。
車載オーディオ再生部23は、車載制御部24の指示に従って、オーディオ信号の入力元を、FMラジオ20a、AMラジオ20b、CDプレーヤ20c、MDプレーヤ20dおよびAUX端子21より選択する機能を有している。車載オーディオ再生部23によって選択された操作情報(音源ソースの入力元に関する情報)は、車載制御部24に伝達される。
また、車載オーディオ再生部23は、車載制御部24の指示に従って、オーディオ信号に対して音響信号処理を施す。具体的には、車載オーディオ再生部23はアンプ機能を有しており、車載スピーカ4における音響出力を考慮してオーディオ信号の出力レベルを増幅させることが可能となっている。
また、車載オーディオ再生部23は、車載操作部25の操作によってユーザに設定された各種内容に応じて、オーディオ信号に音響処理を施す。例えば、音楽のジャンルとしてクラシック、ポップス、ジャズ等のいずれかのジャンルが設定された場合には、音楽のジャンルに応じてオーディオ信号に音響処理を施す。また、音響効果として、例えば、屋外スタジアム、屋内ホール等の擬似的な環境が設定された場合には、それぞれの環境に応じた音響処理をオーディオ信号に対して施す。
入力信号検出部22は、AUX端子21を介して入力されるオーディオ信号の有無を常時監視する機能を有している。具体的に入力信号検出部22は、AUX端子21において一定レベル以上のオーディオ信号が所定時間以上継続して検出された場合に、AUX端子21へのオーディオ信号の入力があったものと判断する。オーディオ信号の入力の有無に関する情報は、入力信号検出部22より車載制御部24に伝達される。
車載制御部24は、車載オーディオ機器2における全体的な制御処理を行う役割を有している。車載制御部24は、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、処理を行うためのプログラム等が記録されるROM(Read Only Memory)、処理に必要な情報の記録が行われ、処理を行うためのワークエリアとして利用されるRAM(Random Access Memory)等を有している。
車載制御部24には、車載操作部25においてユーザが設定した情報が入力される。車載制御部24は、車載操作部25によるユーザの操作内容に応じて、車載オーディオ再生部23に対して制御信号を出力し、音楽の再生を行う場合には、ユーザにより選択された音源ソースに入力元を切り替えさせて、車載スピーカ4による音楽の出力を開始させる。また、音楽の再生を停止する場合には、車載オーディオ再生部23における車載スピーカ4への音響信号の出力処理を中止させる。
車載制御部24では、車載操作部25の操作によって音楽のジャンルが設定されたり、音響効果の設定がされた場合には、それらの設定情報を車載オーディオ再生部23に出力して設定された音楽ジャンル等に応じた音響信号処理をオーディオ信号に対して施す。
また、車載制御部24には、上述したように入力信号検出部22によってAUX端子21にオーディオ信号が入力されたか否かの検出情報が伝達される。AUX端子21にオーディオ信号が入力された旨の情報が伝達された場合、車載制御部24は、車載オーディオ再生部23に対して切替制御信号を出力し、車載オーディオ再生部23におけるオーディオ信号の入力元をAUX端子21へと切り替えさせる。
また、車載制御部24は、車載オーディオ再生部23より音源ソースの入力元に関する情報を取得することによって、車載オーディオ再生部23におけるオーディオ信号の入力元がどの音源ソースとなっているかを判断することが可能となっている。
車載スピーカ4は、一般的なフルレンジスピーカであって、車両の左右前席ドアおよび後席後ろの左右ダッシュボード等に設けられている。図1には、便宜上1つしか車載スピーカ4が示されていないが、一般的な車両には複数のスピーカが設置されており、そのスピーカの数は特に限定されるものではない。
次に、ポータブルオーディオ機器2における制御部9の制御処理と、車載オーディオ機器3における車載制御部24の制御処理とを説明する。図3、図5は、ポータブルオーディオ機器2の制御部9における処理内容を示したフローチャートであり、図4は、車載オーディオ機器3の車載制御部24における処理内容を示したフローチャートである。
図3、図4に示す処理を説明する前提として、車載オーディオ機器3は、車両のAC電源がオンに設定されて電力が供給されている(電源がオンされている)いるものとし、ポータブルオーディオ機器2は、電源がオフされているものとする。この状態において、ユーザがオーディオケーブル14の一端をポータブルオーディオ機器2のライン出力端子10に接続し、他端を車載オーディオ機器3のAUX端子21に接続するものとする。
まず、ポータブルオーディオ機器2の制御部9は、図3に示すように、ライン出力検出部12より検出情報を取得し(S101)、ライン出力端子10にオーディオケーブル14のステレオミニプラグ14aが接続(挿入)されているかを判断する(S102)。
ライン出力端子10にステレオミニプラグ14aが接続されていない場合(S102においてNo)、制御部9は、再度、ライン出力検出部12より検出情報を取得し(S101)、ライン出力端子10にオーディオケーブル14のステレオミニプラグ14aが接続されているかを繰り返し判断する(S102)。
ライン出力端子10にステレオミニプラグ14aが接続されている場合(S102においてYes)、制御部9は、電源管理部13に制御信号を出力することによって、ポータブルオーディオ機器2の電源をオンにする(S103)。
また、制御部9は、出力端子切替部8に対して切替制御信号を出力し(S104)、出力端子切替部8におけるオーディオ信号の出力先をライン出力端子10へと切り替えさせる。
さらに、制御部9は、制御部内に設けられるRAMや音楽データ記録部6等に記憶された音楽データに関する情報、より具体的には、直前に再生を停止した音楽データの曲目や、再生を停止した時の音楽データの再生時間情報等を取得して(S105)、該当する音楽データが所定の再生時間から再生されるように、オーディオ再生部7に制御信号を出力する(S106)。
オーディオ再生部7では、制御部9より受信した制御信号に基づいて、音楽データ記録部6に記録される多数の音楽データより該当する音楽データを抽出してデコード処理を行い、デコード処理されたオーディオ信号を所定の状態(前回停止された再生時間に該当する部分)から再生させる。なお、この場合には、オーディオ信号がライン出力端子10より出力されることとなるため、オーディオ再生部7では、オーディオ信号に対する音響信号処理を行わない。
このように、ライン出力端子10にオーディオケーブル14のステレオミニプラグ14aが接続された場合には、ライン出力検出部12によってオーディオケーブル14の接続を検出することができるので、制御部9は、オーディオケーブル14の接続に応じてポータブルオーディオ機器2の電源をオンに制御することが可能となる。
また、ライン出力検出部12によるオーディオケーブル14の接続検出によって、ユーザがヘッドフォン出力端子11を介してヘッドフォンで音楽を聴くのではなく、ライン出力端子10を介して他のスピーカ等へ音楽を出力させるものと判断することができるため、制御部9は、出力端子切替部8を迅速にライン出力端子10へと切り替えることができる。
さらに、制御部9は、制御部内に設けられるRAMや音楽データ記録部6等に、前回再生を停止した音楽データに関する情報(再生を停止した音楽データの曲目や、再生を停止した時の音楽データの再生時間情報等)を記憶させることができるので、ユーザが操作部5等を操作して音楽データの選曲等を行わない場合であっても、ライン出力端子10にオーディオケーブル14が接続されたことを条件に、自動的に音楽データの選曲および再生を実行することが可能となる。
このように、本発明に係るポータブルオーディオ機器2を用いることによって、ユーザは、いちいちポータブルオーディオ機器2の操作部5を操作することなく、物理的にオーディオケーブル14をポータブルオーディオ機器2のライン出力端子10に接続するだけで、ポータブルオーディオ機器2における再生処理の全て(電源のオン等の処理、オーディオ信号の出力先をライン出力端子10に切り替える処理、音楽データの選曲処理等)を行うことが可能となり、操作負担の低減を図ることが可能となる。
一方で、車載オーディオ機器3の車載制御部24は、図4に示すように、入力信号検出部22よりオーディオ信号の入力の有無に関する情報(入力信号情報)を取得し(S201)、AUX端子21に対してオーディオ信号が入力されているかを判断する(S202)。
入力信号検出部22からの入力信号情報により、AUX端子21においてオーディオ信号を検出することができなかった場合(S202においてNo)には、再度、入力信号検出部22よりオーディオ信号の入力信号情報を取得し(S201)、AUX端子21に対してオーディオ信号が入力されていないかを繰り返し判断する(S202)。
入力信号検出部22からの入力信号情報により、AUX端子21において一定レベル以上のオーディオ信号が所定時間以上継続して検出されていない場合(S202においてNo)、車載制御部24は、再度、入力信号検出部22よりオーディオ信号の入力信号情報を取得し(S201)、AUX端子21に対してオーディオ信号が入力されているかを繰り返し判断する(S202)。
入力信号検出部22からの入力信号情報により、AUX端子21において一定レベル以上のオーディオ信号が所定時間以上継続して検出された場合(S202においてYes)、車載制御部24は、車載オーディオ再生部23より音源ソースの入力元に関する情報を取得し(S203)、車載オーディオ再生部23におけるオーディオ信号の入力元がAUX端子21になっているかを判断する(S204)。
車載オーディオ再生部23におけるオーディオ信号の入力元がAUX端子21になっていない場合(S204においてNo)、車載制御部24は、車載オーディオ再生部23に対して制御信号を出力して、オーディオ信号の入力元をAUX端子21に変更させる(S205)。
車載オーディオ再生部23におけるオーディオ信号の入力元がAUX端子21になっている場合(S204においてYes)、または、車載制御部24によってオーディオ信号の入力元をAUX端子21に変更された場合(S205)、AUX端子21を介して入力されたポータブルオーディオ機器2のオーディオ信号が車載オーディオ再生部23を介して車載スピーカ4から出力されることとなるため、ユーザは、ポータブルオーディオ機器2に記録される音楽を車載スピーカ4より聴取することが可能となる。
また、入力信号検出部22によってAUX端子21におけるオーディオ信号の入力を自動的に判断することができ、さらに入力信号検出部22によりオーディオ信号の入力があった場合には、車載制御部24の指示に基づいて、車載オーディオ再生部23が自動的に音源ソースの入力元をAUX端子21へと切り替えるので、ユーザは車載操作部25等を積極的に操作することなく、ポータブルオーディオ機器2と車載オーディオ機器3とをオーディオケーブル14で繋げるだけで、ポータブルオーディオ機器2に記録される音楽を車載スピーカ4から出力させることが可能となる。
このようにユーザは、車載オーディオ機器3の操作ボタン等をいちいち操作することなく、一端がポータブルオーディオ機器2に接続されたオーディオケーブル14の他端を、AUX端子21に接続させるだけで、AUX端子21への音源ソースの入力元の変更処理を自動的に行うことが可能となり、ユーザの操作負担の低減を図ることが可能となる。
ユーザがポータブルオーディオ機器2の音楽を聴き飽きた場合や、車両を停車させてポータブルオーディオ機器2を車外に持ち出す場合、ユーザはオーディオケーブル14をポータブルオーディオ機器2のライン出力端子10から外せばよい。
オーディオケーブル14をポータブルオーディオ機器2のライン出力端子10より外した場合、制御部9は、図5に示すように、ライン出力検出部12より検出情報を取得し(S301)、ライン出力端子10にオーディオケーブル14のステレオミニプラグ14aが接続されているかを判断する(S302)。
ライン出力端子10にステレオミニプラグ14aが接続されている場合(S302においてYes)、制御部9は、ポータブルオーディオ機器2の音楽が車載スピーカから出力されている状態であると判断し、再度、ライン出力検出部12より検出情報を取得して(S301)、ライン出力端子10にオーディオケーブル14が接続されているかを繰り返し判断する(S302)。
ライン出力端子10にステレオミニプラグ14aが接続されていない場合(S302においてNo)、制御部9は、電源管理部13に制御信号を出力することによって、ポータブルオーディオ機器2の電源をオフにし(S303)、処理を終了する。なお、制御部9は、電源をオフにする前に、電源をオフにする直前の音楽データに関する情報(電源をオフにする直前に再生していた音楽データの曲目や、電源をオフにする直前の音楽データの再生時間情報等)を、制御部内に設けられるRAMや音楽データ記録部6等に記憶させるようにしてもよい。
このように、ライン出力検出部12によってオーディオケーブル14の接続を検出することができるので、ユーザによる操作部5の操作等によって電源のオフ作業が行われていない場合であっても、制御部9はオーディオケーブル14が外された場合にポータブルオーディオ機器2の電源を自動的にオフにすることが可能となる。このため、ユーザは、いちいちポータブルオーディオ機器2の操作ボタン等を操作することなく、物理的にオーディオケーブル14を外すだけで、ポータブルオーディオ機器2における全ての停止処理(再生されている音楽の停止、電源のオフ等の処理)を行うことが可能となり、操作負担の低減を図ることが可能となる。
以上説明したように、本発明に係る車載用オーディオシステム1では、オーディオケーブル14の一端に設けられるステレオミニプラグ14aを、ポータブルオーディオ機器2のライン入力端子21に接続させることによって、自動的にポータブルオーディオ機器2の電源がオンされ、所定のオーディオ信号がライン出力端子10よりオーディオケーブル14へと出力されるので、ユーザは、
(2)ポータブルオーディオ機器を操作して電源をオンにする。
(3)ポータブルオーディオ機器を操作して、ライン出力端子よりオーディオ信号が出力されるようにオーディオ出力モードの設定を行う。
(4)ポータブルオーディオ機器を操作して、音楽の再生を開始させる。
等の処理を行うことなくポータブルオーディオ機器2の再生処理を行うことが可能となる。
また、本発明に係る車載用オーディオシステム1では、一端がポータブルオーディオ機器2のライン出力端子10に接続されたオーディオケーブル14の他端を、AUX端子21に接続させるだけで、ポータブルオーディオ機器2における音源ソースの入力元がAUX端子21へ自動的に変更され、車載スピーカ4からポータブルオーディオ機器2の音楽を出力させることができるので、ユーザは、
(5)車載オーディオ機器を操作して、出力を行う音楽データの出力手段(例えば、ラジオ、CD、MD等の他、AUX等の外部入力端子等:オーディオ信号の入力元)をAUX端子に切り替える。
等の処理を車載オーディオ機器3の車載操作部25において行う必要がなくなる。
さらに、ポータブルオーディオ機器2における、音楽の再生を終了する場合であっても、オーディオケーブル14の一端をライン出力端子10から外すだけで、ポータブルオーディオ機器2の電源がオフとなり、ポータブルオーディオ機器2からの音楽の再生を終了することができるので、ユーザは、
(6)ポータブルオーディオ機器を操作して電源をオフにする。
等の作業を行う必要がなくなる。
上述したように、本発明に係る車載用オーディオシステム1では、オーディオケーブルをライン出力端子10に着脱するだけで、ポータブルオーディオ機器2の操作部5を全く操作することなくポータブルオーディオ機器2の電源のオン・オフ処理、再生を行う音楽データの選曲処理、音楽の停止処理、出力端子(ヘッドフォン出力端子とライン出力端子)の切替処理を自動的に行うことができるので、ポータブルオーディオ機器2に記録される音楽データを車載オーディオ機器3を介して簡易に車載スピーカ4から出力することができ、その操作負担の低減や、操作時間の短縮化を図ることが可能となる。
さらに、本発明に係る車載用オーディオシステム1では、車載オーディオ機器3において、オーディオケーブル14をAUX端子21に接続するだけで、自動的に音源ソースの入力元がAUX端子21へと切り替えられて、ポータブルオーディオ機器2に記録される音楽が車載スピーカから出力されるので、車載オーディオ機器3における操作負担の低減と、操作時間の短縮化を図ることが可能となる。
以上、本発明に係る車載用オーディオシステムを、図面を用いて詳細に説明したが、本発明に係る車載用オーディオシステムは上述したものに限定されるものではない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施例に示したポータブルオーディオ機器2では、外部出力端子としてヘッドフォン出力端子11とライン出力端子10との2つの出力端子を備える場合を例として説明を行ったが、外部出力端子として必ずしもヘッドフォン出力端子11とライン出力端子10との2つの端子を設ける必要はなく、外部にオーディオ信号を出力することが可能な外部出力端子を少なくとも1つ以上備えるものであればよい。なお、外部出力端子が1つだけの場合には、オーディオ再生部7により出力されるオーディオ信号の出力先を切り替える必要がなくなるため、出力端子切替部8を設ける必要がなくなる。
本実施形態に係る車載用オーディオシステムの概略構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るポータブルオーディオ機器のライン出力検出部の構成例を示した図である。 本実施形態に係るポータブルオーディオ機器の制御部における処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係る車載オーディオ機器の車載制御部における処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係るポータブルオーディオ機器の制御部における処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1 …車載用オーディオシステム
2 …ポータブルオーディオ機器(オーディオ信号出力装置)
3 …車載オーディオ機器(車載用オーディオ再生装置)
4 …車載スピーカ
5 …(ポータブルオーディオ機器の)操作部
6 …(ポータブルオーディオ機器の)音楽データ記録部(記録手段)
7 …(ポータブルオーディオ機器の)オーディオ再生部(オーディオ再生手段)
8 …(ポータブルオーディオ機器の)出力端子切替部(出力端子切替手段)
9 …(ポータブルオーディオ機器の)制御部(制御手段)
10 …(ポータブルオーディオ機器の)ライン出力端子(外部出力端子)
10a …(ライン出力端子の)内壁
11 …(ポータブルオーディオ機器の)ヘッドフォン出力端子(外部出力端子)
12 …(ポータブルオーディオ機器の)ライン出力検出部(出力端子検出手段)
13 …(ポータブルオーディオ機器の)電源管理部(電源管理手段)
14 …オーディオケーブル(外部接続ケーブル)
14a …(オーディオケーブルの)ステレオミニプラグ
15 …(ライン出力検出部の)突起部材
16 …(ライン出力検出部の)スイッチ機構
20 …(車載オーディオ機器の)信号出力部(信号出力手段)
20a …FMラジオ(信号出力手段)
20b …AMラジオ(信号出力手段)
20c …CDプレーヤ(信号出力手段)
20d …MDプレーヤ(信号出力手段)
21 …(車載オーディオ機器の)AUX端子(外部入力端子)
22 …(車載オーディオ機器の)入力信号検出部(オーディオ信号入力検出手段)
23 …(車載オーディオ機器の)車載オーディオ再生部(入力元選択手段)
24 …(車載オーディオ機器の)車載制御部
25 …(車載オーディオ機器の)車載操作部

Claims (7)

  1. オーディオ信号出力用の外部出力端子を備えたオーディオ信号出力装置において、
    該オーディオ信号出力装置における電源のオン・オフを管理する電源管理手段と、
    オーディオ信号用の音楽データを記録する記録手段より、再生対象となる音楽データを読み出して当該音楽データのオーディオ信号を前記外部出力端子に出力するオーディオ再生手段と、
    前記外部出力端子に対して他の接続端子が接続されたか否かを検出する出力端子検出手段と、
    前記電源管理手段を制御して前記電源のオン・オフを制御すると共に、前記オーディオ再生手段における前記オーディオ信号の出力制御を行う制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記出力端子検出手段により前記外部出力端子に他の接続端子が接続されたと判断した場合に、前記電源管理手段を制御して前記電源をオンにすると共に、前記オーディオ再生手段を制御して前記外部出力端子より前記オーディオ信号を出力させること
    を特徴とするオーディオ信号出力装置。
  2. 前記制御手段は、前記出力端子検出手段により、前記外部出力端子に接続されていた前記他の接続端子が外されたと判断した場合に、前記電源管理手段を制御して前記電源をオフにすること
    を特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号出力装置。
  3. 前記外部出力端子として、ライン出力用のライン出力端子と、ヘッドフォン出力用のヘッドフォン出力端子とが設けられると共に、
    前記オーディオ再生手段によって出力されるオーディオ信号の出力先を、前記ライン出力端子と前記ヘッドフォン出力端子とのどちらかに切り替える出力端子切替手段が設けられ、
    前記出力端子検出手段は、少なくとも前記ライン出力端子への他の接続端子の接続を検出し、
    前記制御手段は、前記出力端子検出手段により少なくとも前記ライン出力端子に他の接続端子が接続されたと判断した場合に、出力端子切替手段を制御して前記オーディオ信号の出力先を前記ライン出力端子に設定し、前記電源管理手段を制御して前記電源をオンにすると共に、前記オーディオ再生手段を制御して前記オーディオ信号を出力させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオーディオ信号出力装置。
  4. 外部よりオーディオ信号の入力を行うことが可能な外部入力端子を備えた車載用オーディオ再生装置において、
    車載スピーカより出力するオーディオ信号の入力元を、前記外部入力端子に接続されるオーディオ信号出力手段を含む複数の信号出力手段より選択する入力元選択手段と、
    前記外部入力端子に対するオーディオ信号の入力状態を検出するオーディオ信号入力検出手段と、
    前記入力元選択手段を制御して前記オーディオ信号の入力元を切り替える車載制御手段と
    を備え、
    前記車載制御手段は、
    前記オーディオ信号入力検出手段により前記外部入力端子を介して前記オーディオ信号が入力されたと判断した場合に、前記入力元選択手段を制御して前記入力元を前記外部入力端子に接続される前記オーディオ信号出力手段に切り替えること
    を特徴とする車載用オーディオ再生装置。
  5. オーディオ信号出力用の外部出力端子を備えたオーディオ信号出力装置と、外部接続ケーブルを介して前記外部出力端子より出力されるオーディオ信号を入力することが可能な外部入力端子を備えた車載用オーディオ再生装置とを有する車載用オーディオシステムにおいて、
    前記オーディオ信号出力装置は、
    該オーディオ信号出力装置における電源のオン・オフを管理する電源管理手段と、
    前記オーディオ信号用の音楽データを記録する記録手段より、再生対象となる音楽データを読み出して当該音楽データのオーディオ信号を前記外部出力端子に出力するオーディオ再生手段と、
    前記外部出力端子に対して前記外部接続ケーブルの一方の接続端子が接続されたか否かを検出する出力端子検出手段と、
    前記電源管理手段を制御して前記電源のオン・オフを制御すると共に、前記オーディオ再生手段における前記オーディオ信号の出力制御を行う制御手段と
    を備え、
    前記車載用オーディオ再生装置は、
    車載スピーカより出力するオーディオ信号の入力元を、前記外部接続ケーブルによって前記外部入力端子に接続された前記オーディオ信号出力手段を含む複数の信号出力手段より選択する入力元選択手段と、
    前記外部入力端子に対する前記オーディオ信号の入力状態を検出するオーディオ信号入力検出手段と、
    前記入力元選択手段を制御して前記オーディオ信号の入力元を切り替える車載制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記出力端子検出手段により前記外部出力端子に前記外部接続ケーブルの一端が接続されたと判断した場合に、前記電源管理手段を制御して前記電源をオンにすると共に、前記オーディオ再生手段を制御して前記外部出力端子より前記オーディオ信号を出力させ、
    前記車載制御手段は、前記オーディオ信号入力検出手段により前記外部入力端子を介して前記オーディオ信号が入力されたと判断した場合に、前記入力元選択手段を制御して前記入力元を前記外部入力端子に接続される前記オーディオ信号出力手段に切り替えること
    を特徴とする車載用オーディオシステム。
  6. 前記制御手段は、前記出力端子検出手段により、前記外部出力端子に接続されていた前記外部接続ケーブルの一端が外されたと判断した場合に、前記電源管理手段を制御して前記電源をオフにすること
    を特徴とする請求項5に記載の車載用オーディオシステム。
  7. 前記オーディオ信号出力装置には、
    前記外部出力端子として、ライン出力用のライン出力端子と、ヘッドフォン出力用のヘッドフォン出力端子とが設けられると共に、
    前記オーディオ再生手段によって出力されるオーディオ信号の出力先を、前記ライン出力端子と前記ヘッドフォン出力端子とのどちらかに切り替える出力端子切替手段が設けられ、
    前記出力端子検出手段は、少なくとも前記ライン出力端子に対する前記外部接続ケーブルの接続を検出し、
    前記制御手段は、前記出力端子検出手段により少なくとも前記ライン出力端子に外部接続ケーブルの一端が接続されたと判断した場合に、出力端子切替手段を制御して前記オーディオ信号の出力先を前記ライン出力端子に設定し、前記電源管理手段を制御して前記電源をオンにすると共に、前記オーディオ再生手段を制御して前記オーディオ信号を出力させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の車載用オーディオシステム。
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