JP2004347998A - 音声記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モノラルマイクを用い、録音モードの設定を変更するだけでステレオ録音またはモノラル録音を選択的に行うことができる音声記録装置を提供する。
【解決手段】内蔵マイク1および/または外部マイクから入力される音声信号を音声データに変換して記録する音声記録装置100において、音声記録モードをステレオまたはモノラルモードに設定する操作スイッチ群21と、外部マイクの接続の有無を検出する、マイクジャック端子2の接続検出端子2Dと、操作スイッチ群21のモード設定および接続検出端子2Dの検出結果に基づいて内蔵マイク1または外部マイクのうち少なくとも一方を選択するCPU17と、CPU17により選択された内蔵マイク1および/または外部マイクから入力される音声信号を記録するメモリカード18と、を具備することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】内蔵マイク1および/または外部マイクから入力される音声信号を音声データに変換して記録する音声記録装置100において、音声記録モードをステレオまたはモノラルモードに設定する操作スイッチ群21と、外部マイクの接続の有無を検出する、マイクジャック端子2の接続検出端子2Dと、操作スイッチ群21のモード設定および接続検出端子2Dの検出結果に基づいて内蔵マイク1または外部マイクのうち少なくとも一方を選択するCPU17と、CPU17により選択された内蔵マイク1および/または外部マイクから入力される音声信号を記録するメモリカード18と、を具備することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声記録装置、詳しくは、記録モードをステレオモードまたはモノラルモードに切り替えることができる音声記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、マイクロフォン等により得られる音声信号をデジタル信号に変換した後、書き換え可能な、例えば半導体メモリ等の記録媒体に記録し、再生時に該記録媒体に記録された音声データをアナログ信号に変換してスピーカ等より音声として出力する携帯型の音声記録装置(以下、ICレコーダと称す)が実用化されている。
【0003】
上記ICレコーダの特徴としては、たとえば、記録動作モードを選択したときには、予め上記記録媒体に設けられた音声データ領域およびインデックス情報領域に、デジタル信号に変換された音声データ、および該音声データに関するインデックス情報(音声データのアドレス、録音日時等)を記録するようになっていることである。
【0004】
ところで、ICレコーダにおいては、会議等の臨場感が求められる場合には、ステレオ録音が、またインタビュー等の口述録音を行う場合には、モノラル録音が、使用者によりそれぞれ選択できることが要求されており、このようなICレコーダは、例えば特許文献1に提案されている。
【0005】
特許文献1に提案されたICレコーダでは、該ICレコーダに配設されているマイクジャック端子に挿入(接続)されたマイクのプラグの種類を判別し、挿入されたマイクプラグがステレオマイクであればステレオ録音モードに、また、挿入されたマイクプラグがモノラルマイク、またはマイクプラグが挿入されていなければ、モノラル録音モードに自動的にICレコーダを設定するようになっている。よって、使用者は録音モードを手動で設定しなくても良いため、大変便利である。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−293159号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に提案されたICレコーダでは、ステレオ録音を行うには、使用者は別途ステレオマイクを用意する必要がある。よって、録音感度向上のため、モノラルマイクも用意すると、使用者は常に2つのマイクを携帯しなければならず、大変煩わしいものとなっていた。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、モノラルマイクを用い、記録モードの設定を変更するだけでステレオ録音またはモノラル録音を選択的に行うことができる音声記録装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段、及び作用】
上記の目的を達成するために本発明による音声記録装置は、第1の音声入力手段および/または第2の音声入力手段から入力される音声信号を音声データに変換して記録する音声記録装置において、上記記録の際の記録モードを、ステレオモードまたはモノラルモードに設定する設定手段と、上記第2の音声入力手段に外部入力装置が接続されているか否かを検出する検出手段と、上記設定手段のモード設定および上記検出手段の検出結果に基づいて、上記第1の音声入力手段または上記第2の音声入力手段のうち少なくとも一方を選択する選択手段と、上記選択手段により選択された上記第1の音声入力手段および/または上記第2の音声入力手段から入力される音声信号を音声データに変換して記録する記録手段と、を具備したことを特徴とする。
【0010】
また、上記第1の音声入力手段は、該音声記録装置に内蔵されているマイクであり、上記第2の音声入力手段は、外部入力装置である外部マイクを接続可能な該音声記録装置の外部入力端子であることを特徴とする。
【0011】
さらに、上記選択手段は、上記検出手段により上記第2の音声入力手段に上記外部入力装置が接続されていることが検出され、かつ上記設定手段により上記記録モードがステレオモードに設定されていた場合には、上記第1の音声入力手段と上記第2の音声入力手段の両方を選択することを特徴とする。
【0012】
また、上記記録手段は、上記第1の音声入力手段からの入力を一方のチャンネルとし、上記第2の音声入力手段からの入力をもう一方のチャンネルとしてステレオ記録を行うことを特徴とする。
【0013】
さらに、上記検出手段はさらに、上記第2の音声入力手段にステレオマイクが接続されているか否かを検出することが可能であり、上記選択手段は、上記検出手段により上記第2の音声入力手段にステレオマイクが接続されていることが検出された場合には、上記設定手段のモード設定にかかわらず上記第2の音声入力手段を選択し、上記記録手段は、上記第2の音声入力手段からの入力を用いて音声データをステレオ記録することを特徴とする。
【0014】
また、上記選択手段により上記第1の音声入力手段および上記第2の音声入力手段の両方が選択された場合には、上記第1の音声入力手段からの入力と上記第2の音声入力手段からの入力とのレベルの差を補正する補正手段をさらに具備することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示の例によって説明する。
尚、本実施の形態においては、音声記録装置は、ICレコーダを例に挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示すICレコーダの電気回路の構成を示したブロック図である。
【0016】
図1に示すように、ICレコーダ100は、音声を電気信号に変換する第1の音声入力手段である内蔵マイクロフォン(以下、内蔵マイクと称す)1と、外部入力端子として外部マイク等の外部入力装置から音声信号の入力を受ける第2の音声入力手段であるマイクジャック端子2と、L(左)チャンネル切換スイッチ3と、R(右)チャンネル切換スイッチ4と、FET(Field Effect Transistor)5と、プリアンプ6,7と、入力切換スイッチ8と、入力アンプ9a,9b、A/Dコンバータ9c,9d、デジタルフィルタ9e、D/Aコンバータ9f,9g、出力アンプ9h,9iからなるステレオコーデック9と、出力切換スイッチ31,32と、ヘッドホンアンプ11,12と、Lチャンネル端子14L,Rチャンネル端子14R,GND端子14G,接続検出端子14Dを有するヘッドホン端子14と、スピーカアンプ13と、スピーカ15と、DSP16と、MIC_PWRポート,RchA/Dポート,MIC_DETポート,EAR_DETポートを有するCPU17と、メモリカード18と、表示駆動回路19と、表示部20と、操作スイッチ群21と、電源回路22と、内蔵メモリ23とで主要部が構成されている。
【0017】
マイクジャック端子2は、L(左)チャンネル端子2L,R(右)チャンネル端子2R,GND端子2G,後述する外部マイク(モノラルマイク/ステレオマイク)が接続されているか否かを検出する検出手段である接続検出端子2Dを有し、Rチャンネル端子2Rの出力端は、抵抗R2を介して電源Vccに接続されると共に、CPU17のRchA/DポートおよびRチャンネル切換スイッチ4の入力端に接続されており、Lチャンネル端子2Lの出力端は、Lチャンネル切換スイッチ3の入力端に接続されている。
【0018】
接続検出端子2Dの出力端は、抵抗R1を介して電源Vccに接続されると共に、CPU17のMIC_DETポートに接続されており、GND端子2GはGND(アース)に接続されている。
【0019】
Lチャンネル切換スイッチ3の出力端は、プリアンプ6の入力端に接続されており、Rチャンネル切換スイッチ4の出力端は、プリアンプ7の入力端に接続されている。また、内蔵マイク1の正極はプリアンプ7の入力端に接続されており、負極はFET5のドレインに接続されている。また、FET5のゲートは、CPU17のMIC_PWRポートに接続されている。
【0020】
よって、音声の入力を内蔵マイク1とマイクジャック端子2のいずれを使用するかは、Lチャンネル切換スイッチ3、Rチャンネル切換スイッチ4およびFET5によって切換可能となっている。尚、Lチャンネル切換スイッチ3、Rチャンネル切換スイッチ4およびFET5は選択手段を構成している。
【0021】
プリアンプ6の出力端は、入力切換スイッチスイッチ8の一方の固定端子8aに接続されており、プリアンプ7の出力端は、入力切換スイッチ8の他方の固定端子8bおよび入力アンプ9bの入力端に接続されており、入力切換スイッチスイッチ8の切換端子8cは、プリアンプ9aの入力端に接続されている。
【0022】
よって、プリアンプ6,7の出力は、入力切換スイッチ8の切換接片の切換によって選択的にステレオコーデック9内の入力アンプ9a、9bの入力端に入力される。詳しくは、入力切換スイッチ8は、内蔵マイク1からの出力の場合にはプリアンプ7側(固定端子8b)に、外部マイクからの出力の場合にはプリアンプ6側(固定端子8a)に切換えられる。尚、入力切換スイッチ8も、選択手段を構成している。
【0023】
該入力アンプ9a、9bの出力端は、入力された音声信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ9c,9dの入力端にそれぞれ接続されており、該A/Dコンバータ9c,9dの出力端は、デジタルフィルタ9eの入力端に接続されている。そして、このデジタルフィルタ9eの出力端は、デジタル信号データをアナログオーディオデータに変換するD/Aコンバータ9f,9gの入力端にそれぞれ接続されている。
【0024】
このデジタルフィルタ9eは、A/Dコンバータ9c,9d、およびD/Aコンバータ9f,9gで信号変換が行われた際に発生する不要な量子化ノイズ(エリアシングノイズ)を変換後の信号から除去する役目をするものである。
【0025】
D/Aコンバータ9f,9gの出力端は、それぞれ出力アンプ9h,9iの入力端に接続され、出力アンプ9h,9iの出力端は、連動する出力切換スイッチ31,32の切換接片端子31c,32cにそれぞれ接続されている。
【0026】
上記出力切換スイッチ31は、切換接片により固定端子31a,31bの何れかに切換えられるようになっており、固定端子31aは音声信号を増幅するヘッドホンアンプ11の入力端に接続され、ヘッドホンアンプ11の出力端は、音声信号を出力するヘッドホン端子14のLチャンネル端子14Lに接続されており、また、固定端子31bはスピーカアンプ13の入力端に接続され、スピーカアンプ13の出力端は音声信号を出力するスピーカ15に接続されている。
【0027】
一方、上記出力切換スイッチ32は切換接片により固定端子32a,32bの何れかに切換えられるようになっていて、固定端子32aは音声信号を増幅するヘッドホンアンプ12の入力端に接続され、ヘッドホンアンプ12の出力端は、ヘッドホン端子14のRチャンネル端子14Rに接続されており、また、固定端子32bはスピーカアンプ13の入力端に接続されている。
【0028】
尚、上記出力切換スイッチ31,32は連動して切換えられるので、切換スイッチ31が固定端子31aに切換えられた場合には切換スイッチ32は固定端子32aに、また切換スイッチ31が固定端子31bに切換えられた場合には切換スイッチ32は固定端子32bに切換えられるようになっている。
【0029】
ヘッドホン端子14の接続検出端子14Dは、抵抗R3を介して電源Vccに接続されると共に、CPU17のEAR_DETポートに接続されている。またLチャンネル端子14LおよびGND端子14Gは、GNDに接続されている。
【0030】
この接続検出端子14Dは、ヘッドホンプラグが接続されていない状態では、Lチャンネル端子14Lと接触しているが、ヘッドホンプラグが接続されることにより離間するように形成されている。これにより接続検出端子14Dにヘッドホンプラグが接続されていない状態では、CPU17のEAR_DETポートはL(ロー)レベルを検出し、プラグが接続されている状態では、EAR_DET端子は、H(ハイ)レベルを検出する。よって、EAR_DETポートの状態により出力切換スイッチ31,32の切換えを行っている。
【0031】
また、ステレオコーデック9は、DSP(Digital Signal Processor)16に接続され、DSP16にはCPU17が接続されている。
【0032】
CPU17は本装置全体の制御を行うものであって、このCPU17には、DSP16以外に、メモリカード18、表示駆動回路19を介して表示部20、操作スイッチ群21、本ICレコーダを駆動するための電力を供給する回路である電源回路22、内蔵メモリ23がそれぞれ接続されている。尚、CPU17は、マイクジャック端子2に外部マイク(モノラルマイク/ステレオマイク)が接続されているか否かを検出する検出手段、操作スイッチ群21による録音モード設定およびマイクジャック端子2からの外部マイクの接続の有無に基づいて内蔵マイク1またはマイクジャック端子2のうち少なくとも一方を選択する選択手段を構成している。
【0033】
DSP16は、CPU17に制御され、録音時には、A/Dコンバータ9c,9dでデジタル信号に変換された音声信号を、例えばフレーム単位で一定のフォーマットのデータに、例えばWindows Media Audio(登録商標)方式(以下、WMA方式と称し、その符号化データファイルをWMAファイルと称す)、またはDigital Speech Standard方式(以下、DSS方式と称し、その符号化データファイルをDSSファイルと称す)といった方式で圧縮変換(以下、符号化と称す)する。さらに選択された録音モードによりモノラルおよびステレオでの符号化を行うことができるようになっている。そして、その符号化された音声データは、一時的にメモリカード18に符号化データファイルとして記録される。
【0034】
一方、再生時にはDSP16は、CPU17に制御され、メモリカード18内に記録されている符号化データファイルを、上述したWMA方式、またはDSS方式で伸長変換(以下、復号化と称す)する処理を行う。このように符号化されたデータの復号化を行い、この復号化されたデジタル信号は、D/Aコンバータ9fまたは9gに対して出力される。
【0035】
また、詳しくは後述するが、DSP16には、内蔵マイク1と外部マイクとで生じる入力感度差を補正するための補正値が登録されており、ステレオ録音の際に、DSP16は両マイクの感度差の補正を行う。よって、DSP16は、内蔵マイク1とマイクジャック端子2からの入力とのレベル差を補正する補正手段を構成している。
【0036】
メモリカード18は、上述したように、内蔵マイク1および/またはマイクジャック端子2から入力される音声信号を音声データに変換して記録する記録手段を構成しており、内蔵マイク1からの入力を一方のチャンネルとし、マイクジャック端子2からの入力をもう一方のチャンネルとしてステレオ記録を行う。また、マイクジャック端子2からの入力を用いて音声データをステレオ記録することができ、さらに、モノラル録音の場合はモノラル記録を行う。
【0037】
表示部20は、表示駆動回路19の制御の下、操作スイッチ群21のいずれかのスイッチ操作により、所定のシーケンスを開始したときの本ICレコーダの動作モード、またはその後の動作状況を表示するものであり、例えば操作スイッチ群21の図示しない録音釦を操作した際に行われる録音の場合では、残り録音時間の表示を行う。
【0038】
操作スイッチ群21は、本ICレコーダの外装に設けられていて、各種機能を制御するための操作スイッチであり、例えば録音釦、再生釦、停止釦、ステレオ録音またはモノラル録音の選択等各種設定を行うメニュー釦から構成されている。尚、これに限らず、早送り釦、早戻し釦等の各種設定釦が配設されていてもよい。このように、操作スイッチ群21は、音声記録の際に記録モードをステレオモードまたはモノラルモードに設定する設定手段を構成している。
【0039】
内蔵メモリ23は、書き換え可能な不揮発性メモリ(以下、EEPROMと称す)、例えばフラッシュメモリ等で構成されており、例えばユーザーID、録音モードの選択設定、BEEP音の選択設定等のメニュー設定、CPU17に電源が供給されなくなっても記憶しておきたい各種設定、パラメータ、およびDSP16の各符号化プログラム等が記憶される。尚、内蔵メモリ23は、書き換え可能なEEPROMに限定されず、上述した各種設定条件が記憶、保管できるものであれば、どのようなものであってもよい。
【0040】
図2,図3は、図1のICレコーダのマイクジャック端子2に接続されるステレオマイクのプラグ、およびモノラルマイクのプラグをそれぞれ示したものである。
【0041】
図2に示すように、ステレオマイクプラグ40は、プラグの先端からLチャンネル信号部、Rチャンネル信号部、GND部が基端に向かって連続的に配設されており、また、図3に示すモノラルマイクプラグ50は、プラグの先端からLチャンネル信号部、GND部が基端に向かって連続的に配設されている。
【0042】
マイクジャック端子2は、何も接続されていない状態では、接続検出端子2Dがハイレベルとなり、外部マイク(ステレオマイク/モノラルマイク)が接続された状態では、マイクプラグのGND部によって短絡されるためローレベルとなる。この接続検出端子2Dのレベルにより、CPU17は、外部マイクの接続状態を検出している。
【0043】
また、図3に示すモノラルマイクプラグ50がマイクジャック端子2に接続された状態では、マイクジャック端子2のRチャンネル端子2RがGND部によって短絡され、ステレオマイクプラグ40が接続された状態では、Rチャンネル端子2RがMICのレベルになる。これをCPU17のRchA/DポートでA/D変換を行うことにより、CPU17は、マイクジャック端子2に接続されたマイクプラグがモノラルマイクプラグ50かステレオマイクプラグ40かを判定する。
【0044】
マイクジャック端子2にマイクプラグ(外部マイク)が接続されていない状態では、Lチャンネル切換スイッチ3、Rチャンネル切換スイッチ4は共に開放されていて、CPU17のMIC_PWR端子は、ハイレベルを検出することにより内蔵マイク1がオンとなる。これにより、入力切換スイッチ8の切換接片は、固定端子8bに切換わり、内蔵マイク1からの信号がプリアンプ7に入力される。
【0045】
また、マイクジャック端子2にステレオマイクプラグ40が接続されている状態では、Lチャンネル切換スイッチ3、Rチャンネル切換スイッチ4は接続され、内蔵マイク1はオフとなり、入力切換スイッチ8の切換接片は、固定端子8aに切換わり、ステレオマイクからの信号がプリアンプ6,7に入力される。よって、ステレオマイクプラグ40が接続されている状態では、設定する録音モードにかかわらずステレオ録音が実行される。
【0046】
一方、マイクジャック端子2にモノラルマイクプラグ50が接続されている状態では、操作スイッチ群21の図示しないメニュー釦で設定された録音モードに応じてプリアンプ6、7に入力される信号が選択される。
【0047】
詳しくは、ステレオ録音モードが選択されておれば、Lチャンネル切換スイッチ3が接続され、Rチャンネル切換スイッチ4は切断され、内蔵マイク1はオンされて、入力切換スイッチ8の切換接片は、固定端子8aに切換わり、モノラルマイクからの信号がプリアンプ6に、内蔵マイク1からの信号がプリアンプ7にそれぞれ入力される。
【0048】
また、モノラル録音モードが選択されていれば、Lチャンネル切換スイッチ3、Rチャンネル切換スイッチ4は接続され、内蔵マイク1はオフされ、入力切換スイッチ8の切換接片は、固定端子8aに切換わる。これによりモノラルマイクからの信号がプリアンプ6、7に入力される。
【0049】
図4は、上記一実施の形態を示すICレコーダ100の録音開始処理の概略を示したフローチャートである。
【0050】
操作スイッチ群21(図1参照)中の録音釦が押され、録音開始処理に移ると、まずステップS201では、上述したように、CPU17は、MIC_DETポートを用いて接続検出端子2Dからマイクジャックにマイクプラグ(外部マイク)が接続されているか否かのマイクジャック端子2の検出を行い、ステップS202に移行する。
【0051】
次に、ステップS202では、ステップS201の検出により、マイクジャック端子2に外部マイクが接続されているか否かの判定が行われる。マイクジャック端子2に外部マイクが接続されておればステップS203に移行し、外部マイクが接続されていなければ、ステップS208に分岐し、該ステップS208で、Lチャンネルスイッチ3およびRチャンネルスイッチ4をオフにして、内蔵マイク1をオンに設定をし、内蔵マイクでモノラル録音を開始する。
【0052】
ステップS203では、CPU17は、Rch_A/DポートおよびRチャンネル端子2Rを用いて、マイクジャック端子2に接続された外部マイクが、モノラルマイクのプラグかステレオマイクのプラグかの判定を行う。モノラルマイクのプラグであれば、ステップS204に移行し、ステレオマイクのプラグであれば、ステップS207に分岐して、Lチャンネルスイッチ3およびRチャンネルスイッチ4をオンにして、内蔵マイク1をオフに設定し、ステレオマイクでステレオ録音を開始する。
【0053】
ステップS204では、使用者が操作スイッチ群21(図1参照)中のメニュー釦で決定した録音モードの判定が行われる。録音モードがステレオ録音モードであれば、ステップS205に移行して、Lチャンネルスイッチ3をオンに、Rチャンネルスイッチ4をオフに、内蔵マイク1をオンに設定し、ステレオマイクおよび内蔵マイクでステレオ録音を開始する。
【0054】
ステップS204で録音モードがモノラル録音モードであれば、ステップS206に分岐して、Lチャンネルスイッチ3およびRチャンネルスイッチ4をオンにして、内蔵マイク1をオフに設定し、モノラルマイクでモノラル録音を開始する。
【0055】
よって、マイクジャック端子2に接続される外部マイクの種類、および操作スイッチ群21のメニュー釦により設定する録音モードで決定するICレコーダ100の録音モードをまとめると、図5に示すようになる。
【0056】
次に、本発明の一実施の形態を示すICレコーダ100におけるマイクジャック端子2にモノラルマイクが接続された際の、図4のステップS205のステレオ録音処理を図6を用いて説明する。
【0057】
本実施の形態においては、内蔵マイク1と外部マイク(モノラルマイク)を用いてステレオ録音を行うことが可能であるが、内蔵マイク1と外部マイクとでは、それぞれのマイクで感度差が生じるといった問題がある。そこで、あらかじめキャリブレーション録音を行い、補正値を登録しておくことによって、ステレオ録音の際に、DSP16で感度差の補正を行うことができる。
【0058】
キャリブレーション処理が開始されると、まずステップS101でマイクジャック端子2の検出が行われて、ステップS102に移行し、該ステップS102では、マイクジャック端子2に外部マイクが接続されているかどうかの判定が上述した手法により行われる。マイクジャック端子2に外部マイクが接続されておればステップS103へ移行し、接続されていなければS110に分岐する。
【0059】
ステップS103では、外部マイクがステレオマイクかモノラルマイクかの判定が上述した手法により行われる。外部マイクがモノラルマイクであれば、ステップS104に移行し、ステレオマイクであれば、ステップS110に分岐する。
【0060】
ステップS104では、録音モードの判定が上述した手法により行われ、録音モードがステレオ録音モードであれば、ステップS105に移行し、モノラル録音モードであれば、ステップS110に分岐する。
【0061】
ステップS105では、Lチャンネルスイッチ3をオンに、Rチャンネルスイッチ4をオフに、内蔵マイク1のオン設定を行ってステレオ録音モードにしてステップS106に移行し、ステップS106では、ステレオマイクおよび内蔵マイク1でキャリブレーション録音を開始してステップS107に移行する。
【0062】
ステップS107では、DSP16で内蔵マイク1と外部モノラルマイクとの感度差の計算を行い、ステップS108に移行する。尚、ここで入力された音声は感度計算のみに使用され、メモリカード18に記録されることはない。
【0063】
ステップS108では、あらかじめ定めた所定時間(録音停止時間)を経過するか、操作スイッチ群21(図1参照)中の停止釦が押されるまでキャリブレーション録音を実行する。キャリブレーション録音終了後、ステップS109に移行し、該ステップS109では、DSP16で計算した内蔵マイク1と外部モノラルマイクの感度差の補正値を内蔵メモリ23に設定して、キャリブレーション録音を終了する。
【0064】
ステップS110では、ステップS102でマイクジャック端子2に外部マイクが接続されてなかった場合、およびステップS103で外部マイクがステレオマイクであった場合、またステップS104で設定した録音モードがモノラル録音モードであった場合には、表示部20(図1参照)にエラー表示を行い、キャリブレーション録音を終了する。これは、本フローチャートは、キャリブレーション録音を示したため、ステップS110では、エラー表示を行ったが、実際は、図4で上述したステップS206〜ステップS208に示した処理がそれぞれ行われる。
【0065】
また、本実施の形態では、キャリブレーション録音を、DSP16で補正値を算出して行っているが、同じ感度のマイクを用いれば、キャリブレーション処理を行わなくても良いことは勿論である。
【0066】
また、例えば工場出荷時に予め上述の補正値を算出して内蔵メモリ23等に記憶しておき、実際の録音の際にはこの補正値を使用する等の手法を用いることも可能である。
【0067】
このように、本発明の一実施の形態を示すICレコーダにおいては、マイクジャック端子2にモノラルマイクが接続された場合でも、操作スイッチ群21中のメニュー釦により、録音モードをステレオ録音モードに設定すれば、DSP16により、モノラルマイクと内蔵マイク1で生じる感度差を補正することができるため、キャリブレーション録音により、ステレオ録音を行うことができる。よって、使用者は、ステレオマイクを所持しなくとも、モノラルマイクのみでステレオ録音を行うことができる。
【0068】
尚、本実施の形態においては、音声記録装置は、ICレコーダを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えばビデオカメラ、MDプレーヤ等の他の録音機能を有する機器に適用しても本実施の形態と同様の効果が得られることは云うまでもない。
【0069】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、モノラルマイクを用い、録音モードの設定を変更するだけでステレオ録音またはモノラル録音を選択的に行うことができる音声記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すICレコーダの電気回路の構成を示したブロック図、
【図2】図1のICレコーダのマイクジャック端子に接続されるステレオマイクプラグを示した正面図、
【図3】図1のICレコーダのマイクジャック端子に接続されるモノラルマイクプラグを示した正面図、
【図4】本発明の一実施の形態を示すICレコーダの録音開始処理の概略を示したフローチャート、
【図5】図1のマイクジャック端子に接続される外部マイクと、メニュー釦で設定する録音モードとで決定するICレコーダの録音モードを示す図表、
【図6】図4の録音処理において、モノラルマイクを用いたキャリブレーション録音処理の概略を示したフローチャート。
【符号の説明】
1…内蔵マイクロフォン(第1の音声入力手段)
2…マイクジャック端子(第2の音声入力手段)
2D…接続検出端子(検出手段)
3…Lチャンネル切換スイッチ(選択手段)
4…Rチャンネル切換スイッチ(選択手段)
5…FET(選択手段)
8…入力切換スイッチ(選択手段)
16…DSP(補正手段)
17…CPU(検出手段)(選択手段)
18…メモリカード(記録手段)
21…操作スイッチ群(設定手段)
100…音声記録装置
MIC_DETポート(検出手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声記録装置、詳しくは、記録モードをステレオモードまたはモノラルモードに切り替えることができる音声記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、マイクロフォン等により得られる音声信号をデジタル信号に変換した後、書き換え可能な、例えば半導体メモリ等の記録媒体に記録し、再生時に該記録媒体に記録された音声データをアナログ信号に変換してスピーカ等より音声として出力する携帯型の音声記録装置(以下、ICレコーダと称す)が実用化されている。
【0003】
上記ICレコーダの特徴としては、たとえば、記録動作モードを選択したときには、予め上記記録媒体に設けられた音声データ領域およびインデックス情報領域に、デジタル信号に変換された音声データ、および該音声データに関するインデックス情報(音声データのアドレス、録音日時等)を記録するようになっていることである。
【0004】
ところで、ICレコーダにおいては、会議等の臨場感が求められる場合には、ステレオ録音が、またインタビュー等の口述録音を行う場合には、モノラル録音が、使用者によりそれぞれ選択できることが要求されており、このようなICレコーダは、例えば特許文献1に提案されている。
【0005】
特許文献1に提案されたICレコーダでは、該ICレコーダに配設されているマイクジャック端子に挿入(接続)されたマイクのプラグの種類を判別し、挿入されたマイクプラグがステレオマイクであればステレオ録音モードに、また、挿入されたマイクプラグがモノラルマイク、またはマイクプラグが挿入されていなければ、モノラル録音モードに自動的にICレコーダを設定するようになっている。よって、使用者は録音モードを手動で設定しなくても良いため、大変便利である。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−293159号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に提案されたICレコーダでは、ステレオ録音を行うには、使用者は別途ステレオマイクを用意する必要がある。よって、録音感度向上のため、モノラルマイクも用意すると、使用者は常に2つのマイクを携帯しなければならず、大変煩わしいものとなっていた。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、モノラルマイクを用い、記録モードの設定を変更するだけでステレオ録音またはモノラル録音を選択的に行うことができる音声記録装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段、及び作用】
上記の目的を達成するために本発明による音声記録装置は、第1の音声入力手段および/または第2の音声入力手段から入力される音声信号を音声データに変換して記録する音声記録装置において、上記記録の際の記録モードを、ステレオモードまたはモノラルモードに設定する設定手段と、上記第2の音声入力手段に外部入力装置が接続されているか否かを検出する検出手段と、上記設定手段のモード設定および上記検出手段の検出結果に基づいて、上記第1の音声入力手段または上記第2の音声入力手段のうち少なくとも一方を選択する選択手段と、上記選択手段により選択された上記第1の音声入力手段および/または上記第2の音声入力手段から入力される音声信号を音声データに変換して記録する記録手段と、を具備したことを特徴とする。
【0010】
また、上記第1の音声入力手段は、該音声記録装置に内蔵されているマイクであり、上記第2の音声入力手段は、外部入力装置である外部マイクを接続可能な該音声記録装置の外部入力端子であることを特徴とする。
【0011】
さらに、上記選択手段は、上記検出手段により上記第2の音声入力手段に上記外部入力装置が接続されていることが検出され、かつ上記設定手段により上記記録モードがステレオモードに設定されていた場合には、上記第1の音声入力手段と上記第2の音声入力手段の両方を選択することを特徴とする。
【0012】
また、上記記録手段は、上記第1の音声入力手段からの入力を一方のチャンネルとし、上記第2の音声入力手段からの入力をもう一方のチャンネルとしてステレオ記録を行うことを特徴とする。
【0013】
さらに、上記検出手段はさらに、上記第2の音声入力手段にステレオマイクが接続されているか否かを検出することが可能であり、上記選択手段は、上記検出手段により上記第2の音声入力手段にステレオマイクが接続されていることが検出された場合には、上記設定手段のモード設定にかかわらず上記第2の音声入力手段を選択し、上記記録手段は、上記第2の音声入力手段からの入力を用いて音声データをステレオ記録することを特徴とする。
【0014】
また、上記選択手段により上記第1の音声入力手段および上記第2の音声入力手段の両方が選択された場合には、上記第1の音声入力手段からの入力と上記第2の音声入力手段からの入力とのレベルの差を補正する補正手段をさらに具備することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示の例によって説明する。
尚、本実施の形態においては、音声記録装置は、ICレコーダを例に挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示すICレコーダの電気回路の構成を示したブロック図である。
【0016】
図1に示すように、ICレコーダ100は、音声を電気信号に変換する第1の音声入力手段である内蔵マイクロフォン(以下、内蔵マイクと称す)1と、外部入力端子として外部マイク等の外部入力装置から音声信号の入力を受ける第2の音声入力手段であるマイクジャック端子2と、L(左)チャンネル切換スイッチ3と、R(右)チャンネル切換スイッチ4と、FET(Field Effect Transistor)5と、プリアンプ6,7と、入力切換スイッチ8と、入力アンプ9a,9b、A/Dコンバータ9c,9d、デジタルフィルタ9e、D/Aコンバータ9f,9g、出力アンプ9h,9iからなるステレオコーデック9と、出力切換スイッチ31,32と、ヘッドホンアンプ11,12と、Lチャンネル端子14L,Rチャンネル端子14R,GND端子14G,接続検出端子14Dを有するヘッドホン端子14と、スピーカアンプ13と、スピーカ15と、DSP16と、MIC_PWRポート,RchA/Dポート,MIC_DETポート,EAR_DETポートを有するCPU17と、メモリカード18と、表示駆動回路19と、表示部20と、操作スイッチ群21と、電源回路22と、内蔵メモリ23とで主要部が構成されている。
【0017】
マイクジャック端子2は、L(左)チャンネル端子2L,R(右)チャンネル端子2R,GND端子2G,後述する外部マイク(モノラルマイク/ステレオマイク)が接続されているか否かを検出する検出手段である接続検出端子2Dを有し、Rチャンネル端子2Rの出力端は、抵抗R2を介して電源Vccに接続されると共に、CPU17のRchA/DポートおよびRチャンネル切換スイッチ4の入力端に接続されており、Lチャンネル端子2Lの出力端は、Lチャンネル切換スイッチ3の入力端に接続されている。
【0018】
接続検出端子2Dの出力端は、抵抗R1を介して電源Vccに接続されると共に、CPU17のMIC_DETポートに接続されており、GND端子2GはGND(アース)に接続されている。
【0019】
Lチャンネル切換スイッチ3の出力端は、プリアンプ6の入力端に接続されており、Rチャンネル切換スイッチ4の出力端は、プリアンプ7の入力端に接続されている。また、内蔵マイク1の正極はプリアンプ7の入力端に接続されており、負極はFET5のドレインに接続されている。また、FET5のゲートは、CPU17のMIC_PWRポートに接続されている。
【0020】
よって、音声の入力を内蔵マイク1とマイクジャック端子2のいずれを使用するかは、Lチャンネル切換スイッチ3、Rチャンネル切換スイッチ4およびFET5によって切換可能となっている。尚、Lチャンネル切換スイッチ3、Rチャンネル切換スイッチ4およびFET5は選択手段を構成している。
【0021】
プリアンプ6の出力端は、入力切換スイッチスイッチ8の一方の固定端子8aに接続されており、プリアンプ7の出力端は、入力切換スイッチ8の他方の固定端子8bおよび入力アンプ9bの入力端に接続されており、入力切換スイッチスイッチ8の切換端子8cは、プリアンプ9aの入力端に接続されている。
【0022】
よって、プリアンプ6,7の出力は、入力切換スイッチ8の切換接片の切換によって選択的にステレオコーデック9内の入力アンプ9a、9bの入力端に入力される。詳しくは、入力切換スイッチ8は、内蔵マイク1からの出力の場合にはプリアンプ7側(固定端子8b)に、外部マイクからの出力の場合にはプリアンプ6側(固定端子8a)に切換えられる。尚、入力切換スイッチ8も、選択手段を構成している。
【0023】
該入力アンプ9a、9bの出力端は、入力された音声信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ9c,9dの入力端にそれぞれ接続されており、該A/Dコンバータ9c,9dの出力端は、デジタルフィルタ9eの入力端に接続されている。そして、このデジタルフィルタ9eの出力端は、デジタル信号データをアナログオーディオデータに変換するD/Aコンバータ9f,9gの入力端にそれぞれ接続されている。
【0024】
このデジタルフィルタ9eは、A/Dコンバータ9c,9d、およびD/Aコンバータ9f,9gで信号変換が行われた際に発生する不要な量子化ノイズ(エリアシングノイズ)を変換後の信号から除去する役目をするものである。
【0025】
D/Aコンバータ9f,9gの出力端は、それぞれ出力アンプ9h,9iの入力端に接続され、出力アンプ9h,9iの出力端は、連動する出力切換スイッチ31,32の切換接片端子31c,32cにそれぞれ接続されている。
【0026】
上記出力切換スイッチ31は、切換接片により固定端子31a,31bの何れかに切換えられるようになっており、固定端子31aは音声信号を増幅するヘッドホンアンプ11の入力端に接続され、ヘッドホンアンプ11の出力端は、音声信号を出力するヘッドホン端子14のLチャンネル端子14Lに接続されており、また、固定端子31bはスピーカアンプ13の入力端に接続され、スピーカアンプ13の出力端は音声信号を出力するスピーカ15に接続されている。
【0027】
一方、上記出力切換スイッチ32は切換接片により固定端子32a,32bの何れかに切換えられるようになっていて、固定端子32aは音声信号を増幅するヘッドホンアンプ12の入力端に接続され、ヘッドホンアンプ12の出力端は、ヘッドホン端子14のRチャンネル端子14Rに接続されており、また、固定端子32bはスピーカアンプ13の入力端に接続されている。
【0028】
尚、上記出力切換スイッチ31,32は連動して切換えられるので、切換スイッチ31が固定端子31aに切換えられた場合には切換スイッチ32は固定端子32aに、また切換スイッチ31が固定端子31bに切換えられた場合には切換スイッチ32は固定端子32bに切換えられるようになっている。
【0029】
ヘッドホン端子14の接続検出端子14Dは、抵抗R3を介して電源Vccに接続されると共に、CPU17のEAR_DETポートに接続されている。またLチャンネル端子14LおよびGND端子14Gは、GNDに接続されている。
【0030】
この接続検出端子14Dは、ヘッドホンプラグが接続されていない状態では、Lチャンネル端子14Lと接触しているが、ヘッドホンプラグが接続されることにより離間するように形成されている。これにより接続検出端子14Dにヘッドホンプラグが接続されていない状態では、CPU17のEAR_DETポートはL(ロー)レベルを検出し、プラグが接続されている状態では、EAR_DET端子は、H(ハイ)レベルを検出する。よって、EAR_DETポートの状態により出力切換スイッチ31,32の切換えを行っている。
【0031】
また、ステレオコーデック9は、DSP(Digital Signal Processor)16に接続され、DSP16にはCPU17が接続されている。
【0032】
CPU17は本装置全体の制御を行うものであって、このCPU17には、DSP16以外に、メモリカード18、表示駆動回路19を介して表示部20、操作スイッチ群21、本ICレコーダを駆動するための電力を供給する回路である電源回路22、内蔵メモリ23がそれぞれ接続されている。尚、CPU17は、マイクジャック端子2に外部マイク(モノラルマイク/ステレオマイク)が接続されているか否かを検出する検出手段、操作スイッチ群21による録音モード設定およびマイクジャック端子2からの外部マイクの接続の有無に基づいて内蔵マイク1またはマイクジャック端子2のうち少なくとも一方を選択する選択手段を構成している。
【0033】
DSP16は、CPU17に制御され、録音時には、A/Dコンバータ9c,9dでデジタル信号に変換された音声信号を、例えばフレーム単位で一定のフォーマットのデータに、例えばWindows Media Audio(登録商標)方式(以下、WMA方式と称し、その符号化データファイルをWMAファイルと称す)、またはDigital Speech Standard方式(以下、DSS方式と称し、その符号化データファイルをDSSファイルと称す)といった方式で圧縮変換(以下、符号化と称す)する。さらに選択された録音モードによりモノラルおよびステレオでの符号化を行うことができるようになっている。そして、その符号化された音声データは、一時的にメモリカード18に符号化データファイルとして記録される。
【0034】
一方、再生時にはDSP16は、CPU17に制御され、メモリカード18内に記録されている符号化データファイルを、上述したWMA方式、またはDSS方式で伸長変換(以下、復号化と称す)する処理を行う。このように符号化されたデータの復号化を行い、この復号化されたデジタル信号は、D/Aコンバータ9fまたは9gに対して出力される。
【0035】
また、詳しくは後述するが、DSP16には、内蔵マイク1と外部マイクとで生じる入力感度差を補正するための補正値が登録されており、ステレオ録音の際に、DSP16は両マイクの感度差の補正を行う。よって、DSP16は、内蔵マイク1とマイクジャック端子2からの入力とのレベル差を補正する補正手段を構成している。
【0036】
メモリカード18は、上述したように、内蔵マイク1および/またはマイクジャック端子2から入力される音声信号を音声データに変換して記録する記録手段を構成しており、内蔵マイク1からの入力を一方のチャンネルとし、マイクジャック端子2からの入力をもう一方のチャンネルとしてステレオ記録を行う。また、マイクジャック端子2からの入力を用いて音声データをステレオ記録することができ、さらに、モノラル録音の場合はモノラル記録を行う。
【0037】
表示部20は、表示駆動回路19の制御の下、操作スイッチ群21のいずれかのスイッチ操作により、所定のシーケンスを開始したときの本ICレコーダの動作モード、またはその後の動作状況を表示するものであり、例えば操作スイッチ群21の図示しない録音釦を操作した際に行われる録音の場合では、残り録音時間の表示を行う。
【0038】
操作スイッチ群21は、本ICレコーダの外装に設けられていて、各種機能を制御するための操作スイッチであり、例えば録音釦、再生釦、停止釦、ステレオ録音またはモノラル録音の選択等各種設定を行うメニュー釦から構成されている。尚、これに限らず、早送り釦、早戻し釦等の各種設定釦が配設されていてもよい。このように、操作スイッチ群21は、音声記録の際に記録モードをステレオモードまたはモノラルモードに設定する設定手段を構成している。
【0039】
内蔵メモリ23は、書き換え可能な不揮発性メモリ(以下、EEPROMと称す)、例えばフラッシュメモリ等で構成されており、例えばユーザーID、録音モードの選択設定、BEEP音の選択設定等のメニュー設定、CPU17に電源が供給されなくなっても記憶しておきたい各種設定、パラメータ、およびDSP16の各符号化プログラム等が記憶される。尚、内蔵メモリ23は、書き換え可能なEEPROMに限定されず、上述した各種設定条件が記憶、保管できるものであれば、どのようなものであってもよい。
【0040】
図2,図3は、図1のICレコーダのマイクジャック端子2に接続されるステレオマイクのプラグ、およびモノラルマイクのプラグをそれぞれ示したものである。
【0041】
図2に示すように、ステレオマイクプラグ40は、プラグの先端からLチャンネル信号部、Rチャンネル信号部、GND部が基端に向かって連続的に配設されており、また、図3に示すモノラルマイクプラグ50は、プラグの先端からLチャンネル信号部、GND部が基端に向かって連続的に配設されている。
【0042】
マイクジャック端子2は、何も接続されていない状態では、接続検出端子2Dがハイレベルとなり、外部マイク(ステレオマイク/モノラルマイク)が接続された状態では、マイクプラグのGND部によって短絡されるためローレベルとなる。この接続検出端子2Dのレベルにより、CPU17は、外部マイクの接続状態を検出している。
【0043】
また、図3に示すモノラルマイクプラグ50がマイクジャック端子2に接続された状態では、マイクジャック端子2のRチャンネル端子2RがGND部によって短絡され、ステレオマイクプラグ40が接続された状態では、Rチャンネル端子2RがMICのレベルになる。これをCPU17のRchA/DポートでA/D変換を行うことにより、CPU17は、マイクジャック端子2に接続されたマイクプラグがモノラルマイクプラグ50かステレオマイクプラグ40かを判定する。
【0044】
マイクジャック端子2にマイクプラグ(外部マイク)が接続されていない状態では、Lチャンネル切換スイッチ3、Rチャンネル切換スイッチ4は共に開放されていて、CPU17のMIC_PWR端子は、ハイレベルを検出することにより内蔵マイク1がオンとなる。これにより、入力切換スイッチ8の切換接片は、固定端子8bに切換わり、内蔵マイク1からの信号がプリアンプ7に入力される。
【0045】
また、マイクジャック端子2にステレオマイクプラグ40が接続されている状態では、Lチャンネル切換スイッチ3、Rチャンネル切換スイッチ4は接続され、内蔵マイク1はオフとなり、入力切換スイッチ8の切換接片は、固定端子8aに切換わり、ステレオマイクからの信号がプリアンプ6,7に入力される。よって、ステレオマイクプラグ40が接続されている状態では、設定する録音モードにかかわらずステレオ録音が実行される。
【0046】
一方、マイクジャック端子2にモノラルマイクプラグ50が接続されている状態では、操作スイッチ群21の図示しないメニュー釦で設定された録音モードに応じてプリアンプ6、7に入力される信号が選択される。
【0047】
詳しくは、ステレオ録音モードが選択されておれば、Lチャンネル切換スイッチ3が接続され、Rチャンネル切換スイッチ4は切断され、内蔵マイク1はオンされて、入力切換スイッチ8の切換接片は、固定端子8aに切換わり、モノラルマイクからの信号がプリアンプ6に、内蔵マイク1からの信号がプリアンプ7にそれぞれ入力される。
【0048】
また、モノラル録音モードが選択されていれば、Lチャンネル切換スイッチ3、Rチャンネル切換スイッチ4は接続され、内蔵マイク1はオフされ、入力切換スイッチ8の切換接片は、固定端子8aに切換わる。これによりモノラルマイクからの信号がプリアンプ6、7に入力される。
【0049】
図4は、上記一実施の形態を示すICレコーダ100の録音開始処理の概略を示したフローチャートである。
【0050】
操作スイッチ群21(図1参照)中の録音釦が押され、録音開始処理に移ると、まずステップS201では、上述したように、CPU17は、MIC_DETポートを用いて接続検出端子2Dからマイクジャックにマイクプラグ(外部マイク)が接続されているか否かのマイクジャック端子2の検出を行い、ステップS202に移行する。
【0051】
次に、ステップS202では、ステップS201の検出により、マイクジャック端子2に外部マイクが接続されているか否かの判定が行われる。マイクジャック端子2に外部マイクが接続されておればステップS203に移行し、外部マイクが接続されていなければ、ステップS208に分岐し、該ステップS208で、Lチャンネルスイッチ3およびRチャンネルスイッチ4をオフにして、内蔵マイク1をオンに設定をし、内蔵マイクでモノラル録音を開始する。
【0052】
ステップS203では、CPU17は、Rch_A/DポートおよびRチャンネル端子2Rを用いて、マイクジャック端子2に接続された外部マイクが、モノラルマイクのプラグかステレオマイクのプラグかの判定を行う。モノラルマイクのプラグであれば、ステップS204に移行し、ステレオマイクのプラグであれば、ステップS207に分岐して、Lチャンネルスイッチ3およびRチャンネルスイッチ4をオンにして、内蔵マイク1をオフに設定し、ステレオマイクでステレオ録音を開始する。
【0053】
ステップS204では、使用者が操作スイッチ群21(図1参照)中のメニュー釦で決定した録音モードの判定が行われる。録音モードがステレオ録音モードであれば、ステップS205に移行して、Lチャンネルスイッチ3をオンに、Rチャンネルスイッチ4をオフに、内蔵マイク1をオンに設定し、ステレオマイクおよび内蔵マイクでステレオ録音を開始する。
【0054】
ステップS204で録音モードがモノラル録音モードであれば、ステップS206に分岐して、Lチャンネルスイッチ3およびRチャンネルスイッチ4をオンにして、内蔵マイク1をオフに設定し、モノラルマイクでモノラル録音を開始する。
【0055】
よって、マイクジャック端子2に接続される外部マイクの種類、および操作スイッチ群21のメニュー釦により設定する録音モードで決定するICレコーダ100の録音モードをまとめると、図5に示すようになる。
【0056】
次に、本発明の一実施の形態を示すICレコーダ100におけるマイクジャック端子2にモノラルマイクが接続された際の、図4のステップS205のステレオ録音処理を図6を用いて説明する。
【0057】
本実施の形態においては、内蔵マイク1と外部マイク(モノラルマイク)を用いてステレオ録音を行うことが可能であるが、内蔵マイク1と外部マイクとでは、それぞれのマイクで感度差が生じるといった問題がある。そこで、あらかじめキャリブレーション録音を行い、補正値を登録しておくことによって、ステレオ録音の際に、DSP16で感度差の補正を行うことができる。
【0058】
キャリブレーション処理が開始されると、まずステップS101でマイクジャック端子2の検出が行われて、ステップS102に移行し、該ステップS102では、マイクジャック端子2に外部マイクが接続されているかどうかの判定が上述した手法により行われる。マイクジャック端子2に外部マイクが接続されておればステップS103へ移行し、接続されていなければS110に分岐する。
【0059】
ステップS103では、外部マイクがステレオマイクかモノラルマイクかの判定が上述した手法により行われる。外部マイクがモノラルマイクであれば、ステップS104に移行し、ステレオマイクであれば、ステップS110に分岐する。
【0060】
ステップS104では、録音モードの判定が上述した手法により行われ、録音モードがステレオ録音モードであれば、ステップS105に移行し、モノラル録音モードであれば、ステップS110に分岐する。
【0061】
ステップS105では、Lチャンネルスイッチ3をオンに、Rチャンネルスイッチ4をオフに、内蔵マイク1のオン設定を行ってステレオ録音モードにしてステップS106に移行し、ステップS106では、ステレオマイクおよび内蔵マイク1でキャリブレーション録音を開始してステップS107に移行する。
【0062】
ステップS107では、DSP16で内蔵マイク1と外部モノラルマイクとの感度差の計算を行い、ステップS108に移行する。尚、ここで入力された音声は感度計算のみに使用され、メモリカード18に記録されることはない。
【0063】
ステップS108では、あらかじめ定めた所定時間(録音停止時間)を経過するか、操作スイッチ群21(図1参照)中の停止釦が押されるまでキャリブレーション録音を実行する。キャリブレーション録音終了後、ステップS109に移行し、該ステップS109では、DSP16で計算した内蔵マイク1と外部モノラルマイクの感度差の補正値を内蔵メモリ23に設定して、キャリブレーション録音を終了する。
【0064】
ステップS110では、ステップS102でマイクジャック端子2に外部マイクが接続されてなかった場合、およびステップS103で外部マイクがステレオマイクであった場合、またステップS104で設定した録音モードがモノラル録音モードであった場合には、表示部20(図1参照)にエラー表示を行い、キャリブレーション録音を終了する。これは、本フローチャートは、キャリブレーション録音を示したため、ステップS110では、エラー表示を行ったが、実際は、図4で上述したステップS206〜ステップS208に示した処理がそれぞれ行われる。
【0065】
また、本実施の形態では、キャリブレーション録音を、DSP16で補正値を算出して行っているが、同じ感度のマイクを用いれば、キャリブレーション処理を行わなくても良いことは勿論である。
【0066】
また、例えば工場出荷時に予め上述の補正値を算出して内蔵メモリ23等に記憶しておき、実際の録音の際にはこの補正値を使用する等の手法を用いることも可能である。
【0067】
このように、本発明の一実施の形態を示すICレコーダにおいては、マイクジャック端子2にモノラルマイクが接続された場合でも、操作スイッチ群21中のメニュー釦により、録音モードをステレオ録音モードに設定すれば、DSP16により、モノラルマイクと内蔵マイク1で生じる感度差を補正することができるため、キャリブレーション録音により、ステレオ録音を行うことができる。よって、使用者は、ステレオマイクを所持しなくとも、モノラルマイクのみでステレオ録音を行うことができる。
【0068】
尚、本実施の形態においては、音声記録装置は、ICレコーダを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えばビデオカメラ、MDプレーヤ等の他の録音機能を有する機器に適用しても本実施の形態と同様の効果が得られることは云うまでもない。
【0069】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、モノラルマイクを用い、録音モードの設定を変更するだけでステレオ録音またはモノラル録音を選択的に行うことができる音声記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すICレコーダの電気回路の構成を示したブロック図、
【図2】図1のICレコーダのマイクジャック端子に接続されるステレオマイクプラグを示した正面図、
【図3】図1のICレコーダのマイクジャック端子に接続されるモノラルマイクプラグを示した正面図、
【図4】本発明の一実施の形態を示すICレコーダの録音開始処理の概略を示したフローチャート、
【図5】図1のマイクジャック端子に接続される外部マイクと、メニュー釦で設定する録音モードとで決定するICレコーダの録音モードを示す図表、
【図6】図4の録音処理において、モノラルマイクを用いたキャリブレーション録音処理の概略を示したフローチャート。
【符号の説明】
1…内蔵マイクロフォン(第1の音声入力手段)
2…マイクジャック端子(第2の音声入力手段)
2D…接続検出端子(検出手段)
3…Lチャンネル切換スイッチ(選択手段)
4…Rチャンネル切換スイッチ(選択手段)
5…FET(選択手段)
8…入力切換スイッチ(選択手段)
16…DSP(補正手段)
17…CPU(検出手段)(選択手段)
18…メモリカード(記録手段)
21…操作スイッチ群(設定手段)
100…音声記録装置
MIC_DETポート(検出手段)
Claims (6)
- 第1の音声入力手段および/または第2の音声入力手段から入力される音声信号を音声データに変換して記録する音声記録装置において、
上記記録の際の記録モードを、ステレオモードまたはモノラルモードに設定する設定手段と、
上記第2の音声入力手段に外部入力装置が接続されているか否かを検出する検出手段と、
上記設定手段のモード設定および上記検出手段の検出結果に基づいて、上記第1の音声入力手段または上記第2の音声入力手段のうち少なくとも一方を選択する選択手段と、
上記選択手段により選択された上記第1の音声入力手段および/または上記第2の音声入力手段から入力される音声信号を音声データに変換して記録する記録手段と、
を具備したことを特徴とする音声記録装置。 - 上記第1の音声入力手段は、該音声記録装置に内蔵されているマイクであり、上記第2の音声入力手段は、外部入力装置である外部マイクを接続可能な該音声記録装置の外部入力端子であることを特徴とする請求項1に記載の音声記録装置。
- 上記選択手段は、上記検出手段により上記第2の音声入力手段に上記外部入力装置が接続されていることが検出され、かつ上記設定手段により上記記録モードがステレオモードに設定されていた場合には、上記第1の音声入力手段と上記第2の音声入力手段の両方を選択することを特徴とする請求項1に記載の音声記録装置。
- 上記記録手段は、上記第1の音声入力手段からの入力を一方のチャンネルとし、上記第2の音声入力手段からの入力をもう一方のチャンネルとしてステレオ記録を行うことを特徴とする請求項3に記載の音声記録装置。
- 上記検出手段はさらに、上記第2の音声入力手段にステレオマイクが接続されているか否かを検出することが可能であり、
上記選択手段は、上記検出手段により上記第2の音声入力手段にステレオマイクが接続されていることが検出された場合には、上記設定手段のモード設定にかかわらず上記第2の音声入力手段を選択し、
上記記録手段は、上記第2の音声入力手段からの入力を用いて音声データをステレオ記録することを特徴とする請求項3に記載の音声記録装置。 - 上記選択手段により上記第1の音声入力手段および上記第2の音声入力手段の両方が選択された場合には、上記第1の音声入力手段からの入力と上記第2の音声入力手段からの入力とのレベルの差を補正する補正手段をさらに具備することを特徴とする請求項3に記載の音声記録装置。
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