JP3094995U - Dvdプレイヤ、および音声信号処理装置 - Google Patents

Dvdプレイヤ、および音声信号処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】チャンネル数の異なる音声データが記録されて
いるDVDを再生するときの操作性を向上させたDVD
プレイヤを提供する。 【解決手段】DVD装置1は、本体にセットされたDV
D10の再生時に、予め指定され、記憶しているチャン
ネル数の音声データを選択する。DVDプレイヤ1はこ
こで選択したチャンネル数の音声データがDVD10に
記録されていれば、この音声データをDVD10から読
み取り再生する。したがって、ステレオ2chの音声デ
ータを指定しておけば、DVD10の再生時に、毎回ス
テレオ2chの音声信号を指定するための操作を行う必
要がなくなり、操作性の向上が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、記録媒体に記録されている音声データをデコードし、出力する音 声信号処理装置に関し、特にDVD(Digital Versatile D isk)に記録されている音声データをデコードした、ドルビーディジタル5. 1chの音声信号、およびステレオ2chの音声信号を出力するDVDプレイヤ に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、DVD(Digital Versatile Disk)に記録され ている映像データ、および音声データをデコードし、出力するDVDプレイヤに は、ドルビーディジタル5.1ch(5.1chのディジタルサラウンド)に対 応したものがあった。ドルビーディジタル5.1chは、視聴者に対して前方の 左右両側、後方の左右両側、正面(センタ)、およびサブウーファーの6つのス ピーカで構成されたサラウンドスピーカシステムにおいて、各スピーカから出力 される音声により、臨場感あふれるAV環境を視聴者に提供するものである。一 般的なDVDには、ドルビーディジタル5.1ch方式の音声データ、とステレ オ2ch方式の音声データとが記録されている。
【0003】 なお、ドルビーディジタル5.1ch方式の音声データのみ記録し、ステレオ 2ch方式の音声データを記録していないDVDもある。
【0004】 ドルビーディジタル5.1chに対応した装置としては、例えば通常時音声出 力を5.1chのサラウンドサウンドとし、外部機器から緊急の音声入力があっ た場合に、音声出力を2chのステレオサウンドに切り替えるとともに、センタ スピーカに外部機器から入力された音声を出力する機能を備えたもの(特許文献 1)や、2chの音声入力時に左右のスピーカ成分の音声信号を基に合成した合 成音声信号をセンタ、およびサブウファーから出力させ、5.1chの音声入力 時に各スピーカに割り当てられた音声信号出力する構成を備えたもの(特許文献 2、3)がある。
【0005】
【特許文献1】 特開2000−209699号公報
【特許文献2】 特開2001−309499号公報
【特許文献3】 特開2001−309500号公報
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のDVDプレイヤは、前方の左右両側、後方の左右両側、 正面(センタ)、およびサブウーファーの6つのスピーカで構成された5.1c hサラウンドスピーカシステムに接続されて使用されるのか、2chのステレオ スピーカシステムに接続されて使用されるのか、については視聴者であるユーザ が所有するAV環境で決まることから、ドルビーディジタル5.1ch方式で音 声データが記録されたDVDを再生する場合、各チャンネルの音声信号(6つの 音声信号)を出力するだけでなく、これらをダウンミキシングした2chのステ レオ音声信号も出力するように構成されている。このタイプのDVDプレイヤに は、ドルビーディジタル5.1chの音声信号を出力する音声出力端子、および 2chのステレオ音声信号を出力する音声出力端子が別々に設けられている。
【0007】 一般的なDVDは、ドルビーディジタル5.1ch方式の音声データを第1の ソースとして記録し、ステレオ2ch方式の音声データを第2のソースとして記 録している。DVDプレイヤは、本体にセットされたDVDの再生時に、第1の ソースとして記録されているドルビーディジタル5.1ch方式の音声データを 読み取り、ドルビーディジタル5.1chの音声信号を出力するとともに、ダウ ンミキシングしたステレオ2chの音声信号を出力するように構成されているの で、2chのスピーカシステムを使用しているユーザは、ドルビーディジタル5 .1ch方式の音声データをダウンミキシングしたステレオ2chの音声信号で 視聴することになる。しかし、ドルビーディジタル5.1ch方式の音声データ をダウンミキシングしたステレオ2chの音声よりも、DVDが第2のソースと して記録しているステレオ2chの音声データを処理した音声のほうが音質がよ く、視聴するユーザにとって好ましい音声である。
【0008】 従来のDVDプレイヤは、DVDに記録されているステレオ2chの音声デー タを処理して視聴する場合、リモコン装置や本体に設けられた操作部において、 再生する音声データを第1のソース(ドルビーディジタル5.1chの音声デー タ)から第2のソース(ステレオ2chの音声データ)に変更するための操作を 行わなければならない。この場合、本体にセットした再生するDVDにステレオ 2chの音声データが記録されていないと、上記音声ソースを変更するための操 作を無駄に行うことになる。また、この操作は、DVDの再生時に毎回行わなけ ればならず、操作性が良くないという問題があった。
【0009】 この考案の目的は、チャンネル数の異なる音声データが記録されている記録媒 体を再生するときの操作性を向上させた音声信号処理装置、およびこの音声信号 処理装置を適用したDVDプレイヤを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案の音声信号処理装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備え ている。
【0011】 記録媒体に記録されているnチャンネルの音声データを読み取る音声データ読 取手段と、 上記音声データ読取手段が読み取ったnチャンネルの音声データをmチャンネ ルの音声データにダウンミキシングするダウンミキシング手段と、 上記nチャンネルの音声データに基く音声信号を、第1の音声出力端子に出力 する第1の音声信号出力手段と、 上記mチャンネルの音声データに基く音声信号を、第2の音声出力端子に出力 する第2の音声信号出力手段と、を備えた音声信号処理装置において、 上記nチャンネルの音声信号、またはmチャンネルの音声信号の一方を選択す る音声信号選択手段と、 上記音声信号選択手段が選択した音声信号が上記nチャンネルの音声信号であ る場合、nチャンネルの音声データが本体にセットされている記録媒体に記録さ れているかどうかを検出し、記録されていれば、上記音声データ読取手段に対し てnチャンネルの音声データの読み取りを指示する指示手段と、を備え、 上記第2の音声信号出力手段は、上記音声データ読取手段が上記記録媒体から nチャンネルの音声データを読み取った場合、このnチャンネルの音声データに 基く音声信号を第2の音声出力端子に出力する。
【0012】 この構成では、音声信号選択手段により、nチャンネルの音声信号、またはm チャンネルの音声信号の一方が選択される。チャンネル数はn>mであり、nチ ャンネルは、例えばドルビーディジタル5.1chであり、mチャンネルはステ レオ2chである。nチャンネルの音声信号は第1の音声出力端子に出力され、 mチャンネルの音声信号は第2の音声出力端子に出力される。
【0013】 音声信号選択手段により、mチャンネルの音声信号が選択された場合、検出手 段が記録媒体、例えばDVD、にmチャンネルの音声データが記録されているか どうかを検出し、mチャンネルの音声データが記録されていると、指示手段が記 録媒体からmチャンネルの音声データの読み取りを指示する。これにより、音声 データ読取手段が記録媒体からmチャンネルの音声データを読み取り、第2の音 声信号出力手段が記録媒体から読み取ったmチャンネルの音声データを処理した 、mチャンネルの音声信号を第2の音声出力端子に出力する。
【0014】 したがって、mチャンネルの音声で視聴するユーザは、記録媒体にmチャンネ ルの音声データが記録されていれば、nチャンネルの音声データをダウンミキシ ングしたmチャンネルの音声を出力するのではなく、mチャンネルの音声データ を処理したmチャンネルの音声を出力するので、よりよい音質で視聴できる。
【0015】 ここで、音声信号選択手段に選択させる音声信号(nチャンネルの音声信号、 またはmチャンネルの音声信号)については、予め指定を受け付け、ここで指定 された音声信号を記憶手段に記憶しておくようように構成すれば、記録媒体の再 生時に毎回mチャンネルの音声を指定する操作を行う必要がなく、操作性の向上 が図れる。
【0016】 また、第2の音声出力端子にスピーカが接続されているかどうかを検出し、接 続されていなければnチャンネルの音声信号を選択させ、接続されていればmチ ャンネルの音声信号を選択させるように構成してもよい。通常、nチャンネルの 音声で視聴するユーザは、nチャンネルの音声信号が出力される第1の音声出力 端子にスピーカを接続し、mチャンネルの音声信号が出力される第2の音声出力 端子にスピーカを接続しない。反対に、mチャンネルの音声で視聴するユーザは 、mチャンネルの音声信号が出力される第2の音声出力端子にスピーカを接続し 、nチャンネルの音声信号が出力される第1の音声出力端子にスピーカを接続し ない。したがって、第2の音声出力端子にスピーカが接続されているかどうかを 検出することにより、装置本体がnチャンネルの音声で視聴するAV環境で使用 されているのか、mチャンネルの音声で視聴するAV環境で使用されているのか を判断することができる。このため、ユーザが記録媒体の再生時に毎回mチャン ネルの音声を指定する操作を行う必要がなく、操作性の向上が図れる。
【0017】 また、音声信号選択手段がmチャンネルの音声信号を選択した場合、mチャン ネルの音声データが記録媒体に記録されていなければ、nチャンネルの音声デー タを読み取り、これをダウンミキシングしたmチャンネルの音声信号を第2の音 声出力端子に出力するように構成したので、mチャンネルの音声データが記録さ れていない記録媒体の再生時においても、第2の音声出力端子にmチャンネルの 音声信号を出力でき(音声信号が出力されないという問題はなく)、ユーザの視 聴を妨げることがない。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施形態であるDVDプレイヤについて説明する。
【0019】 図1は、この考案の実施形態であるDVDプレイヤの構成を示すブロック図で ある。この実施形態のDVDプレイヤ1は、本体の動作を制御する制御部2、読 取部3、映像信号処理部4、音声信号処理部5、入力部6、スピンドルモータ7 を備えている。スピンドルモータ7は、本体にセットされたDVD10を回転さ せるモータである。図示していないモータコントローラが、スピンドルモータ7 の回転を制御し、本体にセットされたDVD10を回転させる。読取部3は、ス ピンドルモータ7により回転されているDVD10に記録されている映像データ 、および音声データを読み取る。読取部3には、公知のピックアップヘッド(不 図示)が設けられている。映像信号処理部4は、読取部3がDVD10から読み 取った映像データ、例えばMPEG2で圧縮された映像データ、をデコードし、 映像出力端子11から映像信号を出力する。映像出力端子11には、テレビ受像 機、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置が接続される。音声 信号処理部5は読取部3がDVD10から読み取った音声データを処理し、ドル ビーディジタル5.1chの音声信号、2chのステレオ音声信号を出力する。
【0020】 また、図1において、FR、FL、RR、RL、C、SWが、ドルビーディジ タル5.1chの音声信号を出力する音声出力端子(この発明で言う、第1の音 声出力端子)であり、具体的にはFR、FLは視聴者の前方左右に配置されたス ピーカ用の音声信号を出力し、RR,RLは視聴者の後方左右に配置されたスピ ーカ用の音声信号を出力し、Cは視聴者の前方正面に配置されたスピーカ用の音 声信号を出力し、SWはサブウファー用の音声信号を出力する。また、R,Lは ステレオ2chの音声信号を出力する音声出力端子(この発明で言う、第2の音 声出力端子)である。
【0021】 5.1chサラウンドスピーカシステムのユーザは、音声出力端子FR、FL 、RR、RL、C、SWに、それぞれスピーカを接続し、音声出力端子R、Lに スピーカを接続しない。反対にステレオ2chのスピーカシステムのユーザは、 音声出力端子FR、FL、RR、RL、C、SWにスピーカを接続しないで、音 声出力端子R、Lにスピーカを接続する。
【0022】 入力部6には、本体に対して入力操作を行う複数のキーが設けられているとと もに、図示していないリモコン装置から送信されてきた本体に対する制御コマン ドを受信する受信部が設けられている。入力部6において、所定の操作を行うこ とにより、ドルビーディジタル5.1ch、およびステレオ2chの音声データ を記録したDVD10の再生時に、DVD10から読み取る音声データ(ドルビ ーディジタル5.1ch、またはステレオ2ch)の指定が行える。ここで指定 された音声データは、制御部2に設けられているEEPROM等のメモリ(不図 示)に記憶される。このメモリがこの発明で言う記憶手段に相当する。上記ドル ビーディジタル5.1ch、またはステレオ2chの一方を指定する操作は、図 示していないリモコン装置でも行える。
【0023】 なお、ドルビーディジタル5.1ch、およびステレオ2chの音声データを 記録している一般的なDVD10は、ドルビーディジタル5.1chの音声デー タを第1のソースとして記録し、ステレオ2chの音声データを第2のソースと して記録している。
【0024】 図2は、この実施形態のDVDプレイヤにおける音声信号処理部の機能構成を 示す図である。音声信号処理部5には、読取部3がDVD10から読み取ったド ルビーディジタル5.1chの音声データ、またはステレオ2chの音声データ が入力される。ドルビーディジタル5.1ch用の音声出力端子FR、FL、R R、RL、C、SW、およびステレオ2ch用の音声出力端子R、Lには、それ ぞれ入力された音声データをアナログの音声信号に変換するDACが接続されて いる。
【0025】 音声信号抽出部21は、ドルビーディジタル5.1chの音声データが入力さ れると、チャンネル別に音声データを抽出し、出力する。各チャンネルの音声デ ータはDACを介して、ドルビーディジタル5.1ch用の音声出力端子FR、 FL、RR、RL、C、SWに出力される。また、ドルビーディジタル5.1c hの音声データはダウンミキシング部22に入力される。ダウンミキシング部2 2は、これをステレオ2chの音声データにダウンミキシングし出力する。この ステレオ2chの音声データは、DACを介してステレオ2ch用の音声出力端 子R、Lに出力される。
【0026】 一方、音声信号抽出部21は、ステレオ2chの音声データが入力されると、 チャンネル別に音声データを抽出し、出力する。このとき、ドルビーディジタル 5.1ch用の音声出力端子RR、RL、C、SWに接続されているDACに対 して出力される音声データはなく、音声出力端子FR、FLに接続されているD ACに対してのみ音声データが出力される。したがって、音声出力端子FR、F Lにおいて音声信号が出力され、音声出力端子RR、RL、C、SWにおいては 音声信号が出力されない。
【0027】 また、ダウンミキシング部22には、ステレオ2chの音声データが入力され る。ダウンミキシング22は、入力されたステレオ2chの音声データをそれぞ れ、ステレオ2ch用の音声出力端子R、Lに接続されているDACに出力する 。言い換えれば、ダウンミキシング部22は入力されたステレオ2chの音声デ ータについて、何ら処理を行うことなく、ステレオ2ch用の音声出力端子R、 Lに接続されているDACに出力する。
【0028】 次に、この発明の実施形態であるDVDプレイヤ1の再生動作について説明す る。図3は、この発明の実施形態であるDVDプレイヤの再生動作を示すフロー チャートである。
【0029】 DVDプレイヤ1は、選択指定されている音声信号がドルビーディジタル5. 1ch、であるかステレオ2chであるかを判定する(s1)。s1の判定は、 制御部2に設けられているメモリに記憶している指定された音声信号がドルビー ディジタル5.1chであるか、ステレオ2chであるかを判定する処理であり 、この発明で言う音声信号選択手段に相当する。
【0030】 5.1chサラウンドスピーカシステムのユーザはドルビーディジタル5.1 chを指定し、反対にステレオ2chのスピーカシステムのユーザはステレオ2 chを指定する。この指定は、ユーザがスピーカシステムを変更しない限り、一 度だけ行えばよい。
【0031】 なお、変更時には、変更したスピーカシステムに応じて音声信号を指定する操 作を行えばよい。
【0032】 DVDプレイヤ1は、s1でドルビーディジタル5.1chが選択されている と判定すると、本体にセットされているDVD10にドルビーディジタル5.1 chの音声データが記録されているかどうかを検出し(s5)、記録されていれ ば、読取部3でドルビーディジタル5.1chの音声データを読み取り、再生す る(s6)。この場合、ドルビーディジタル5.1ch用の音声出力端子FR、 FL、RR、RL、C、SWに各チャンネルの音声信号が出力されるとともに、 ステレオ2ch用の音声信号出力端子R、Lにダウンミキシング部22でダウン ミキシングされたステレオ2chの音声信号が出力される。
【0033】 なお、ユーザのAV環境が5.1chサラウンドスピーカシステムであるので 、ステレオ2ch用の音声信号出力端子R、Lに出力される音声信号については 、ミュートをかけて、ステレオ2ch用の音声信号出力端子R、Lに音声信号を 出力しないようにしてもよい。
【0034】 また、映像出力端子11には、DVD10から読み取った映像データを処理し た映像信号が出力されている。
【0035】 これにより、ドルビーディジタル5.1chの音声信号を指定しているユーザ は、本体にセットされているDVD10にドルビーディジタル5.1chの音声 データが記録されていれば、ドルビーディジタル5.1chのサラウンドサウン ドによる臨場感あふれる視聴を楽しむことができる。
【0036】 また、s5でドルビーディジタル5.1chの音声データがDVD10に記録 されていないと判定すると、このDVD10に記録されている音声データ(第1 のソース)、例えばステレオ2chの音声データ、を読み取り、再生する(s4 )。この場合、ドルビーディジタル5.1ch用の音声出力端子FR、FL、R R、RL、C、SWの中に、音声信号が出力されない端子もあり、ドルビーディ ジタル5.1chのサラウンドサウンドによる臨場感あふれる視聴を楽しむこと ができない。しかし、これは本体にセットされているDVD10にドルビーディ ジタル5.1chの音声データが記録されていないことが原因であり、DVDプ レイヤ1の性能によるものではない。
【0037】 また、DVDプレイヤ1は、s1でステレオ2chが選択されていると判定す ると、本体にセットされているDVD10にステレオ2chの音声データが記録 されているかどうかを検出し(s2)、記録されていれば、読取部3でステレオ 2chの音声データを読み取り、再生する(s3)。このとき、ドルビーディジ タル5.1ch用の音声出力端子FR、FLにはステレオ2chの音声信号が出 力されるが、ドルビーディジタル5.1ch用の音声出力端子RR、RL、C、 SWには音声信号が出力されない。一方、ステレオ2ch用の音声信号出力端子 R、LにはDVD10に記録されているステレオ2chの音声データを処理した 音声信号が出力される。
【0038】 このため、ステレオ2chの音声信号を指定しているユーザ(ステレオ2ch のスピーカシステムを使用しているユーザ)は、本体にセットされているDVD 10にステレオ2chの音声データが記録されていれば、音質のよい音声で視聴 できる。
【0039】 また、本体にセットされているDVD10にステレオ2chの音声データが記 録されていなければ、このDVD10に記録されている音声データ(第1のソー ス)、例えばドルビーディジタル5.1chの音声データ、を読み取り、再生す る(s4)。この場合、ダウンミキシング22でダウンミキシングされたステレ オ2chの音声信号がステレオ2ch用の音声出力端子R、Lに出力される。
【0040】 したがって、本体にセットされているDVD10にステレオ2chの音声デー タが記録されていなくても、DVD10に記録されているドルビーディジタル5 .1chの音声データをダウンミキシングしたステレオ2chの音声信号を音声 出力端子R、Lに出力するので、音声が出力されないという問題もおきない。
【0041】 また、上記説明では、ドルビーディジタル5.1ch、またはステレオ2ch をユーザが予め指定するとしたが、例えばステレオ2ch用の音声出力端子R、 Lにスピーカが接続されているかどうかを検出し、スピーカが接続されていれば ステレオ2chの音声信号を選択し、反対にスピーカが接続されていなければド ルビーディジタル5.1ch用の音声信号を選択するようにしてもよい。
【0042】 このように、DVDプレイヤ10に接続されているスピーカによって、ユーザ の使用環境を判断し、ここで判断した使用環境に応じて音声信号を出力するよう に構成すれば、ユーザの操作性を一層向上させることができる。
【0043】 ステレオ2ch用の音声出力端子R、Lにスピーカが接続されているかどうか を検出する方法としては、例えばこの音声出力端子R、Lにジャックが取り付け られたときにメカ的にオンされるマイクロスイッチを設け、このマイクロスイッ チの状態から判断する構成や、また音声出力端子R、Lが開放されているかどう かをインピーダンスの変化から検出する構成が考えられる。
【0044】 DVDプレイヤ1は、s3、s4、またはs6で開始したDVD10の再生を 、再生停止の要求があるまで継続し(s7)、再生停止の要求があればDVD1 0の再生を停止し(s8)、この再生動作を終了する。
【0045】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、チャンネル数(ドルビーディジタル5.1 ch、およびステレオ2ch)の異なる音声データを記録した記録媒体(DVD )の再生時に、毎回mチャンネル(ステレオ2ch)の音声信号を指定するため の操作を行う必要がなく、操作性を向上できる。また、mチャンネル(ステレオ 2ch)の音声データが記録媒体に記録されていなければ、nチャンネル(ドル ビーディジタル5.1ch)の音声データを読み取り、これをダウンミキシング したmチャンネル(ステレオ2ch)の音声信号を第2の音声出力端子に出力す るので、mチャンネル(ステレオ2ch)の音声データが記録されていない記録 媒体であっても、第2の音声出力端子にmチャンネル(ステレオ2ch)の音声 信号を出力でき、ユーザの視聴を妨げることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施形態であるDVDプレイヤの構
成を示すブロック図である。
【図2】この実施形態のDVDプレイヤにおける音声信
号処理部の機能構成を示す図である。
【図3】この実施形態のDVDプレイヤにおける再生動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−DVDプレイヤ 2−制御部 3−読取部 4−映像信号処理部 5−音声信号処理部 6−入力部 10−DVD 21−音声信号抽出部 22−ダウンミキシング部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DVDに記録されているドルビーディジ
    タル5.1chの音声データを読み取る音声データ読取
    手段と、 上記音声データ読取手段が読み取ったドルビーディジタ
    ル5.1chの音声データをステレオ2chの音声デー
    タにダウンミキシングするダウンミキシング手段と、 上記ドルビーディジタル5.1chの音声データに基く
    音声信号を、第1の音声出力端子に出力する第1の音声
    信号出力手段と、 上記ステレオ2chの音声データに基く音声信号を、第
    2の音声出力端子に出力する第2の音声信号出力手段
    と、を備えたDVDプレイヤにおいて、 上記ドルビーディジタル5.1ch、または上記ステレ
    オ2chの一方の音声信号を指定する入力を受け付ける
    入力受付手段と、 上記入力受付手段が受け付けた音声信号を記憶する記憶
    手段と、 本体にセットされたDVDの再生時に、上記記憶手段に
    記憶している音声信号を選択する音声信号選択手段と、 上記音声信号選択手段が選択した音声信号が上記ステレ
    オ2chの音声信号である場合、ステレオ2chの音声
    データが本体にセットされているDVDに記録されてい
    るかどうかを検出し、記録されていれば、上記音声デー
    タ読取手段に対してステレオ2chの音声データの読み
    取りを指示する指示手段と、を備え、 上記第2の音声信号出力手段は、上記音声データ読取手
    段が本体にセットされているDVDからステレオ2ch
    の音声データを読み取った場合、このステレオ2chの
    音声データに基く音声信号を第2の音声出力端子に出力
    するDVDプレイヤ。
  2. 【請求項2】 記録媒体に記録されているnチャンネル
    の音声データを読み取る音声データ読取手段と、 上記音声データ読取手段が読み取ったnチャンネルの音
    声データをmチャンネルの音声データにダウンミキシン
    グするダウンミキシング手段と、 上記nチャンネルの音声データに基く音声信号を、第1
    の音声出力端子に出力する第1の音声信号出力手段と、 上記mチャンネルの音声データに基く音声信号を、第2
    の音声出力端子に出力する第2の音声信号出力手段と、
    を備えた音声信号処理装置において、 上記nチャンネルの音声信号、またはmチャンネルの音
    声信号の一方を選択する音声信号選択手段と、 上記音声信号選択手段が選択した音声信号が上記nチャ
    ンネルの音声信号である場合、nチャンネルの音声デー
    タが本体にセットされている記録媒体に記録されている
    かどうかを検出し、記録されていれば、上記音声データ
    読取手段に対してnチャンネルの音声データの読み取り
    を指示する指示手段と、を備え、 上記第2の音声信号出力手段は、上記音声データ読取手
    段が上記記録媒体からnチャンネルの音声データを読み
    取った場合、このnチャンネルの音声データに基く音声
    信号を第2の音声出力端子に出力する音声信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記nチャンネル、またはmチャンネル
    の一方の音声信号を指定する入力を受け付ける入力受付
    手段と、 上記入力受付手段が受け付けた音声信号を記憶する記憶
    手段と、を備え、 上記音声信号選択手段は、上記記憶手段に記憶している
    音声信号を選択する請求項2に記載の音声信号処理装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第2の音声出力端子にスピーカが接
    続されているかどうかを検出する接続検出手段を備え、 上記音声信号選択手段は、上記接続検出手段が上記第2
    の音声出力端子にスピーカが接続されていることを検出
    したとき、上記mチャンネルの音声信号を選択する請求
    項2に記載の音声信号処理装置。
  5. 【請求項5】 上記nチャンネルは、ドルビーディジタ
    ル5.1chであり、上記mチャンネルはステレオ2c
    hである請求項2〜4のいずれかに記載の音声信号処理
    装置。
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