JP4352176B2 - マルチチャンネル再生システム、それに用いられる音源装置、及び増幅装置 - Google Patents

マルチチャンネル再生システム、それに用いられる音源装置、及び増幅装置 Download PDF

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本願発明は、マルチチャンネルの音声信号を外部に出力するためのマルチチャンネル再生システム、それに用いられる音源装置、及び増幅装置に関するものである。
従来、マルチチャンネルの音声信号を外部に出力するためのマルチチャンネル再生システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−217197号公報
このマルチチャンネル再生システムは、図9に示すように、例えばDVD(digital versatile disc)−AUDIOやSACD(super audio compact disc)といった音声記録媒体を再生するための音源装置としてのプレイヤ30、それに接続される増幅装置(例えばアンプ)として機能するレシーバ40、及びそれに接続されるスピーカ群50によって構成される。
プレイヤ30は、制御中枢となる制御部31、音声記録媒体であるディスクを再生するためのディスク機構部32、制御部31における制御を入力操作するための操作部33、及びディスク機構部32から出力される音声信号に対して所定の信号処理を行うDSP(digital signal processor)部34等によって構成されている。
レシーバ40は、制御中枢となる制御部41、制御部41における制御を入力操作するための操作部42、プレイヤ30から出力される音声信号を対して所定の信号処理を行うDSP部43、及び音声信号を増幅するアンプ部44等によって構成されている。
また、スピーカ群50としては、例えばリスナーの前方に配置される3個(左、中央、右)のフロントスピーカL,C,R及び1個のサブウーファーSW、並びにリスナーの両横後方に配置される2個(左、右)のサラウンドスピーカSL,SRからなる。各スピーカに対して所定の音声信号が出力されることにより、いわゆる5.1チャンネルのマルチチャンネル構成が実現され、例えば一般家庭でも臨場感あふれる音場による音声体験が可能になっている。
通常、このようなマルチチャンネル再生システムでは、各スピーカを接続するレシーバ40において、リスナーが適切な臨場感を得るために各スピーカにおける固有の設定が必要とされている。各スピーカにおける固有の設定項目としては、「スピーカの有無」、「スピーカのサイズ」、「スピーカとリスナーとの距離」、及び「スピーカの出力音量」等が挙げられ、これらはDSP部43に対して設定される。
ここで、「スピーカの有無」とは、音声を出力させるスピーカを設定するものであり、例えば「有り」と設定されたスピーカは、それから音声が出力され、「無し」と設定されたスピーカは、それから音声が出力されないことを表す。すなわち、この「スピーカの有無」の設定は、例えば2チャンネルで音声信号を出力させる場合に用いられる。
「スピーカのサイズ」とは、音声信号の低域成分を出力させるか否かを設定するものであり、例えば低域成分を出力可能なスピーカに対してはその旨を表す「ラージ」に設定され、低域成分を出力しないスピーカに対してはその旨を表す「スモール」に設定される。
「スピーカとリスナーとの距離」とは、文字どおり、リスナーからスピーカに至る距離が設定され、DSP部43では、操作部42において入力されたスピーカの距離が当該スピーカに対応する音声信号の遅延時間に換算されて設定される。
「スピーカの出力音量」とは、各スピーカから出力される音量を表すものであり、例えばリスナーの聴取位置において各スピーカから出力される音量が等しくなるように設定される。
ここで、上記した各スピーカの固有の設定は、上記レシーバ40だけでなく、DVD−AUDIO等のディスクを再生するプレイヤ30において可能な場合もある。そのため、リスナーは、誤ってプレイヤ30及びレシーバ40の双方に対して各スピーカの固有の設定を行うことがある。プレイヤ30及びレシーバ40の双方に対して各スピーカの固有の設定を行うと、各スピーカから適切なマルチチャンネルの音声信号が出力されないことが生じる。
図10は、プレイヤ30及びレシーバ40の双方において各スピーカの固有の設定を行った場合の各スピーカから出力される音声信号の遅延時間を示す図である。同図によると、リスナーは、プレイヤ30及びレシーバ40のそれぞれにおいて遅延時間に相当する距離を設定すると、各スピーカからは、プレイヤ30のディスク機構部32から出力される音声信号に対して、上記遅延時間が加算された音声信号が出力される。例えば、左フロントスピーカLに出力される音声信号に対しては、プレイヤ1において遅延時間が20msecに設定され、レシーバ2において遅延時間が20msecに設定されると、左フロントスピーカLからは、遅延時間が40msecに設定された音声信号が出力される。そのため、リスナーは、不適切なマルチチャンネルの音声信号を聴取することになる。
このように、プレイヤ30及びレシーバ40の双方において各スピーカの固有の設定を行い得る場合に、片方の機器に対する設定でよいときがある。そのため、リスナーは、適正なスピーカの固有設定を行うためには、上記のような事情を予め知っておかなければならず、例えばスピーカの固有設定を初めて行うリスナーには、極めて不親切な構成になっている場合があった。
また、プレイヤ30及びレシーバ40の双方において各スピーカの固有の設定を行い得る場合、プレイヤ30及びレシーバ40のそれぞれにおいて、各スピーカの固有設定を行うと、いずれか一方の機器におけるスピーカの固有設定は無駄になる。
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、プレイヤ及びレシーバにおいて相互にスピーカの固有設定が可能なシステムであって、スピーカの固有設定が適切に行うことができるマルチチャンネル再生システムを提供することを、その課題とする。
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
本願発明の第1の側面によって提供されるマルチチャンネル再生システムは、音源装置と、前記音源装置から出力された音声信号を増幅して、複数のスピーカに出力する増幅装置と、を備え、前記音源装置及び増幅装置は、前記各スピーカに出力される音声信号に対して前記複数のスピーカの相互の配置に基づく信号処理の条件を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された信号処理の条件に基づいて前記各スピーカに出力される音声信号に対して所定の信号処理を施す信号処理手段とそれぞれを有するマルチチャンネル再生システムであって、前記増幅装置は、前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を有効とするか否かを設定可能な設定入力手段と、前記設定入力手段によって前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が有効と設定入力されているとき、前記音源装置に対して前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を禁止する旨の信号を送信する通信手段とを備え、前記音源装置は、前記通信手段によって前記増幅装置から前記各スピーカに出力される音声信号に対する固有の信号処理を禁止する旨の信号を受信したとき、前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を禁止する禁止制御手段を備えることを特徴としている(請求項1)。
この発明によれば、増幅装置において各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が有効と設定入力されているとき、音源装置に対して各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を禁止する旨の信号が送信される。音源装置では、増幅装置から各スピーカに出力される音声信号に対する固有の信号処理を禁止する旨の信号を受信したとき、各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が禁止される。すなわち、マルチチャンネル再生システム全体として、各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が一度だけ施されることとなり、音源装置及び増幅装置の双方において加工処理が施されることがなくなる。また、リスナーが誤って音源装置及び増幅装置の双方において各スピーカにおける固有の設定を行っても、双方の設定がともに有効とされることがない。したがって、リスナーは、適切なマルチチャンネル音声信号を聴取でき、臨場感のある音場を体感することができる。
好ましい実施の形態によれば、前記通信手段は、前記設定入力手段によって前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が無効と設定入力されているとき、前記増幅装置の前記入力手段により設定された、前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理の内容を送信するものであり、前記音源装置は、前記通信手段によって前記増幅装置から前記各スピーカに出力される音声信号に対する固有の信号処理の内容を受信したとき、前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理の内容を、受信した信号処理の内容に変更する変更制御手段を備えるとよい(請求項2)。
この発明によれば、増幅装置において各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が無効と設定入力されているとき、音源装置に対して各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理の内容が送信される。音源装置では、増幅装置から各スピーカに出力される音声信号に対する固有の信号処理の内容が、受信した信号処理の内容に変更される。この場合も、マルチチャンネル再生システム全体として、各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が一度だけ施されることとなり、音源装置及び増幅装置の双方において加工処理が施されることがなくなる。したがって、リスナーは、適切なマルチチャンネル音声信号を聴取でき、臨場感のある音場を体感することができる。
好ましい実施の形態によれば、前記入力手段により入力される信号処理の条件は、リスナーと各スピーカとの距離に基づいて各スピーカに対する音声信号に付加される遅延時間であるとよい(請求項3)。
本願発明の第2の側面によって提供される増幅装置は、音源装置から出力された音声信号を増幅して、複数のスピーカに出力する増幅装置であって、前記各スピーカに出力される音声信号に対して前記複数のスピーカの相互の配置に基づく信号処理の条件を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された信号処理の条件に基づいて前記各スピーカに出力される音声信号に対して所定の信号処理を施す信号処理手段と、前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を有効とするか否かを設定可能な設定入力手段と、前記設定入力手段によって前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が有効と設定入力されているとき、前記音源装置に対して前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を禁止する旨の信号を送信する通信手段と、を備えることを特徴としている(請求項4)。
好ましい実施の形態によれば、前記通信手段は、前記設定入力手段によって前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が無効と設定入力されているとき、前記入力手段により設定された、前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理の内容を送信するとよい(請求項5)。
本願発明の第3の側面によって提供される音源装置は、音声信号を増幅して複数のスピーカに出力する増幅装置に音声信号を出力する音源装置であって、前記各スピーカに出力される音声信号に対して前記複数のスピーカの相互の配置に基づく信号処理の条件を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された信号処理の条件に基づいて前記各スピーカに出力される音声信号に対して所定の信号処理を施す信号処理手段と、前記増幅装置から前記各スピーカに出力される音声信号に対する固有の信号処理を禁止する旨の信号を受信したとき、前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を禁止する禁止制御手段と、を備えることを特徴としている(請求項6)。
好ましい実施の形態によれば、前記増幅装置から前記各スピーカに出力される音声信号に対する固有の信号処理の内容を受信したとき、前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理の内容を、受信した信号処理の内容に変更する変更制御手段を備えるとよい(請求項7)。
本願発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本願発明にかかるマルチチャンネル再生システムを示す構成図である。このマルチチャンネル再生システムは、いわゆるホームシアター等に用いられ、複数のスピーカからマルチチャンネルで音声信号を出力させるものである。
このマルチチャンネル再生システムは、DVD−AUDIOやSACDといった音声記録媒体としてのディスク3を再生する音源装置としてのプレイヤ1、それに接続された増幅装置としてのレシーバ2、及びレシーバ2に接続されたスピーカ群によって構成されている。
スピーカ群は、図1に示すように、例えばリスナーの前方左右、中央に配置された3個のフロントスピーカL,R,C及び1個のサブウーファーSW、並びにリスナーの左右後方に配置された2個のサラウンドスピーカSL,SRによって構成される。
スピーカ群は、リスナーの聴取位置に対して臨場感のある音場を実現すべき理想的な設置位置が予め決められているが、家庭内における配置事情によって、各スピーカを適切な位置に配置できない場合もある。そのため、プレイヤ1又はレシーバ2において各スピーカから出力される音声信号に対して所定の加工処理を施すことにより、リスナーが臨場感のある音場で聴取できるようにされている。プレイヤ1又はレシーバ2では、所定の加工処理を施すための固有の設定が可能とされている(詳細は後述)。
図2は、プレイヤ1及びレシーバ2の内部構成を示す図である。プレイヤ1は、ディスク3を再生するためのものである。プレイヤ1は、制御部11、ディスク機構部12、DSP部13、及び操作部14によって構成されている。なお、プレイヤ1は、外部電波を受信するチューナ機能を備え、受信された外部電波の音声信号が音源として用いられてもよい。
制御部11は、プレイヤ1の制御中枢となるものであり、例えばマイクロコンピュータによって構成されている。制御部11は、図示しないメモリに記憶された制御プログラム、及び操作部14から送られる操作信号等に基づいて、ディスク機構部12の図示しないヘッド及びモータ等の駆動を制御し、ディスク3からのデータの読取処理を制御したり、DSP部13における処理を制御したりする。
また、制御部11は、レシーバ2との通信機能を有している。すなわち、制御部11は、レシーバ2からの所定の制御コマンドをケーブルC1及び接続端子t1を介して受信すると、その制御コマンドに応じた処理を行う。制御コマンドの内容としては、例えば、メモリに記憶される、各スピーカにおける固有の設定内容を変化させるものが挙げられる。また、制御部11は、接続端子t1及びケーブルC1を介してレシーバ2に対して所定の制御コマンドを送信する。
ディスク機構部12は、ディスク3を再生するために、ディスク3に対するデータの読み取りを行うための必要な構成要素を駆動させるための機械的な構成部分である。例えば、ディスク機構部12は、図2に示していないが、データの再生を行うためのヘッド、データの再生時に当該ディスク3を回転させるためのモータ、ヘッドをディスク3の径方向に移動させるためのアクチュエータ等を備えている。
DSP部13は、ディスク機構部12から出力されるディジタルの音声信号に対して所定の演算処理を施すためのものである。例えば、DSP部13では、入力されるディジタルの音声信号に対してフィルタリング処理等が施されたり、メモリ(後述)に記憶された各スピーカに対する固有の設定内容に応じて所定の加工処理(遅延処理を含む)が施されたりし、これにより、各スピーカに対するアナログのマルチチャンネルの音声信号が生成される。DSP部13から出力されるアナログのマルチチャンネルの音声信号は、出力端子t2〜t7に接続され、ケーブルC2を介してレシーバ2に送られる。
また、DSP部13は、図示しないメモリを有しており、メモリには、各スピーカにおける固有の設定内容が記憶される。各スピーカに対する固有の設定内容は、リスナーによって操作部14を用いて設定入力されるものであり、「背景技術」の欄で述べたように、「スピーカの有無」、「スピーカのサイズ」、「スピーカとリスナーとの距離」、及び「スピーカ出力音量」等が挙げられる。
このメモリに記憶される各スピーカに対する固有の設定内容は、レシーバ2から送られる制御コマンドによってオフ(設定が無効となること)にされたり、設定内容そのものが変化されたりする。
操作部14は、図示しないボタンや表示器を有し、リスナーが表示器に表示された案内表示に応じてボタンを操作することによって各種の設定が入力されるものである。この操作部14における操作による操作信号は、制御部11に送られ、制御部11において当該操作信号に応じた所定の処理(例えば、ディスク3の再生動作を開始させる等の処理)が行われる。
一方、レシーバ2は、主にプレイヤ1からのアナログの音声信号を増幅して各スピーカに対して出力するものである。レシーバ2は、制御部21、DSP部22、アンプ部23、信号切換部24、及び操作部25によって構成されている。
制御部21は、レシーバ2の制御中枢となるものであり、例えばマイクロコンピュータによって構成されている。制御部11は、図示しないメモリに記憶された制御プログラム、及び操作部25から送られる操作信号等に基づいて、信号切換部24における切換動作を制御したり、アンプ部23における増幅動作を制御したり、DSP部22における処理を制御したりする。
また、制御部21は、プレイヤ1との通信機能を有している。すなわち、制御部21は、接続端子t8及びケーブルC1を介してプレイヤ1に対して所定の制御コマンドを送信する。例えば、プレイヤ1において設定されている各スピーカにおける固有の設定をオフする旨を制御コマンドにして送信する。あるいは、制御部21は、レシーバ2において設定されている各スピーカに対する固有の設定内容をプレイヤ1にデータとして送信する。また、制御部21は、プレイヤ1からの所定の制御コマンドをケーブルC1及び接続端子t8を介して受信すると、その制御コマンドに応じた処理を行う。
DSP部22は、プレイヤ1から信号切換部24を介して送られるアナログのマルチチャンネルの音声信号に対して、メモリ(後述)に記憶された各スピーカにおける固有の設定内容に応じて、所定の加工処理を施すものである。DSP部22から出力されるアナログのマルチチャンネルの音声信号は、アンプ部23に送られる。
DSP部22は、図示しないメモリを有しており、メモリには、操作部25を用いてリスナーによって設定された、各スピーカにおける固有の設定内容が記憶される。すなわち、本実施形態では、各スピーカにおける固有の設定内容は、レシーバ2において設定可能であるとともに、プレイヤ1のDSP部13においても設定可能とされている。
アンプ部23は、アナログのマルチチャンネルの音声信号を増幅するものである。アンプ部23は、制御部21からの制御信号によりその音声信号の増幅度を変化させることができる機能を有する。増幅されたアナログの音声信号は、各スピーカに対応した出力端子t9〜t14に送られ、それに接続されたケーブルC3(図1参照)を介して各スピーカに出力される。
操作部25は、図示しないボタンや表示器を有し、リスナーが表示器に表示された案内表示に応じてボタンを操作することによって各種の設定が入力されるものである。この操作部25における操作による操作信号は、制御部21に送られ、制御部21において当該操作信号に応じた所定の処理が行われる。
この操作部25においては、リスナーが操作することによって、各スピーカにおける固有の設定入力が可能とされている。また、操作部25においては、リスナーが操作することによって、各スピーカにおける固有の設定を有効にするか否かを設定入力することが可能とされている。
信号切換部24は、制御部21からの制御信号に基づいて、プレイヤ1からケーブルC2及び入力端子t15〜t20を介して入力されるアナログのマルチチャンネルの音声信号をDSP部22側又はアンプ部23側に切り換えるものである。
例えば、信号切換部24は、操作部25におけるリスナーの操作によって各スピーカに対する固有の設定を有効とする旨に設定されている場合、図3に示すように、プレイヤ1からのマルチチャンネル音声信号をDSP部22に入力させるように切り換える。そのため、プレイヤ1からのマルチチャンネル音声信号は、メモリに記憶された各スピーカに対する固有の設定内容に応じて、DSP部22によって所定の加工処理が施され、アンプ部23に送られる。
一方、信号切換部24は、操作部25におけるリスナーの操作によって各スピーカに対する固有の設定を無効とする旨に設定されている場合、図4に示すように、プレイヤ1からのマルチチャンネル音声信号をアンプ部23に入力させるように切り換える。そのため、プレイヤ1からのマルチチャンネル音声信号は、DSP部22によって所定の加工処理が施されずに、直接的にアンプ部23に送られる。
次に、上記構成における作用を、図5及び図6に示すフローチャートを参照して説明する。
ここでは、レシーバ2において、リスナーによって各スピーカに対する固有の設定がされているものとする。また、レシーバ2において、各スピーカに対する固有の設定が有効であるか否かの設定もされているものとする。
まず、レシーバ2における制御動作について説明する。レシーバ2の電源が投入されると、DSP部22において各スピーカにおける固有の設定がなされているか否かが判別される(S1)。各スピーカにおける固有の設定がなされていると判別されれば(S1:YES)、各スピーカにおける固有の設定が有効とされているか否かが判別される(S2)。
各スピーカにおける固有の設定が有効と設定されている場合(S2:YES)、信号切換部24のスイッチ設定がDSP部22側に切り換えられる(S3)。そして、プレイヤ1の電源が投入されているか否かが判別される(S4)。プレイヤ1の電源が投入されていると判別される場合(S4:YES)、プレイヤ1に対して各スピーカの固有の設定をオフにする旨の制御コマンドが送信される(S5)。
また、ステップS2において、各スピーカにおける固有の設定が有効と設定されていない場合(S2:NO)、すなわち、各スピーカにおける固有の設定が無効と設定されている場合、信号切換部24のスイッチ設定がアンプ部23側に切り換えられる(S6)。そして、プレイヤ1の電源が投入されているか否かが判別される(S7)。プレイヤ1の電源が投入されていると判別される場合(S7:YES)、プレイヤ1に対してDSP部22に設定されている、各スピーカの固有の設定内容が制御コマンドにして送信される(S8)。
一方、プレイヤ1においては、図6に示すように、電源が投入されると、レシーバ2から各スピーカにおける固有の設定についての制御コマンドが送られてきたか否かの判別が行われる(S11)。レシーバ2から各スピーカにおける固有の設定についての制御コマンドが送られてきたと判別されたとき(S11:YES)、各レシーバ2からの制御コマンドに基づいて、各スピーカにおける固有の設定についての変更設定が行われる(S12)。
すなわち、図5のステップS5に示すように、プレイヤ1に対して各スピーカにおける固有の設定をオフにする旨の制御コマンドが送信されれば、プレイヤ1では、DSP部13において各スピーカにおける固有の設定が無効になるようにされる。これにより、プレイヤ1のDSP部13では、ディスク機構部12から出力される音声信号に対して各スピーカにおける固有の設定についての処理が行われなくなり、音声信号は、そのままレシーバ2に送られる。
このとき、レシーバ2では、各スピーカにおける固有設定が有効とされているため、プレイヤ1から送られる音声信号は信号切換部24のスイッチ設定によってDSP部22に向かい、DSP部22において各スピーカにおける固有の設定に基づく加工処理が施される。加工処理が施された音声信号は、アンプ部23によって増幅され、各スピーカに出力される。
すなわち、システム全体としては、図7に示すように、レシーバ2において加工処理が一度だけ施されることとなり、プレイヤ1及びレシーバ2の双方において加工処理が施されることがなくなる。例えば、左フロントスピーカLに出力される音声信号に対しては、プレイヤ1において遅延時間が0msecにされる一方、レシーバ2において遅延時間が20msecに設定され、左フロントスピーカLからは、遅延時間が20msecに設定された音声信号が出力される。また、リスナーが誤ってプレイヤ1及びレシーバ2の双方において各スピーカにおける固有の設定を行っても、双方の設定がともに有効とされることがない。したがって、リスナーは、適切なマルチチャンネル音声信号を聴取でき、臨場感のある音場を体感することができる。
また、図5のステップS8に示すように、プレイヤ1に対して各スピーカにおける固有の設定内容が制御コマンドにして送信されれば、プレイヤ1では、各スピーカにおける固有の設定の内容が、レシーバ2から送られた固有設定の内容に変更される。これにより、プレイヤ1のDSP部13では、ディスク機構部12から出力される音声信号に対して、変更された固有設定に基づく加工処理が施され、レシーバ2に送られる。
このとき、レシーバ2では、各スピーカにおける固有設定が無効とされているため、プレイヤ1から送られる音声信号は信号切換部24のスイッチ設定によってアンプ部23に向かう。つまり、DSP部22を通過しないで、直接的にアンプ部23によって増幅され、各スピーカに出力される。
すなわち、システム全体とすれば、図8に示すように、プレイヤ1において加工処理が一度だけ施されることとなり、プレイヤ1及びレシーバ2の双方において加工処理が施されることがなくなる。例えば、左フロントスピーカLに出力される音声信号に対しては、プレイヤ1において遅延時間が20msecに設定される一方、レシーバ2において遅延時間が0msecとされ、左フロントスピーカLからは、遅延時間が20msecに設定された音声信号が出力される。また、リスナーが誤ってプレイヤ1及びレシーバ2の双方において各スピーカにおける固有の設定を行っても、双方の設定がともに有効とされることがない。したがって、リスナーは、適切なマルチチャンネル音声信号を聴取でき、臨場感のある音場を体感することができる。
なお、プレイヤ1において、DSP部13の各スピーカにおける固有の設定が無効になるようにされると、DSP部13で予め設定されている各スピーカにおける固有設定のデフォルト値がキャンセルされる。そのため、レシーバ2において音声信号の加工処理が施される場合に、プレイヤ1で予め設定されているデフォルト値が加算されることはない。
すなわち、プレイヤ1においては、デフォルト値として、スピーカL,Rの遅延時間が0.1msecになるようにリスナーとスピーカL,Rとの距離が設定されている場合がある(スピーカC,SL,SRの遅延時間は0msec)。この場合、上記のようにレシーバ2のDSP部22において音声信号の加工処理が行われるときには、プレイヤ1のDSP部13の各スピーカにおける固有の設定が無効になるようにされるので、デフォルト値の遅延時間が全て0msecとなり、各スピーカに出力される音声信号に影響を及ぼすことがなくなる。
もちろん、この発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記した実施形態では、レシーバ2からプレイヤ1に対してDSP部13の設定内容を制御する構成としたが、これに代えて、プレイヤ1からレシーバ2に対してDSP部22の設定内容を制御する構成としてもよい。
本願発明にかかるマルチチャンネル再生システムを示す構成図である。 プレイヤ及びレシーバの内部構成を示す図である。 信号切換部におけるスイッチ設定を示す図であり、音声信号がDSP部に向かうように切り換えられた場合を示す図である。 信号切換部におけるスイッチ設定を示す図であり、音声信号がアンプ部に向かうように切り換えられた場合を示す図である。 レシーバの制御動作を示すフローチャートである。 プレイヤの制御動作を示すフローチャートである。 各スピーカと音声信号の遅延時間との関係を示す図であり、レシーバにおける設定が有効とされる場合の図である。 各スピーカと音声信号の遅延時間との関係を示す図であり、プレイヤにおける設定が有効とされる場合の図である。 従来の、マルチチャンネル再生システムを示す構成図である。 従来の、各スピーカと音声信号の遅延時間との関係を示す図である。
符号の説明
1 プレイヤ
2 レシーバ
3 ディスク
11 制御部(プレイヤの)
12 ディスク機構部
13 DSP部(プレイヤの)
14 操作部(プレイヤの)
21 制御部(レシーバの)
22 DSP部(レシーバの)
23 アンプ部
24 信号切換部
25 操作部(レシーバの)
L 左フロントスピーカ
C センタースピーカ
R 右フロントスピーカ
SW サブウーファー
SL 左サラウンドスピーカ
SR 右サラウンドスピーカ

Claims (7)

  1. 音源装置と、前記音源装置から出力された音声信号を増幅して、複数のスピーカに出力する増幅装置と、を備え、
    前記音源装置及び増幅装置は、前記各スピーカに出力される音声信号に対して前記複数のスピーカの相互の配置に基づく信号処理の条件を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された信号処理の条件に基づいて前記各スピーカに出力される音声信号に対して所定の信号処理を施す信号処理手段とそれぞれを有するマルチチャンネル再生システムであって、
    前記増幅装置は、
    前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を有効とするか否かを設定可能な設定入力手段と、
    前記設定入力手段によって前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が有効と設定入力されているとき、前記音源装置に対して前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を禁止する旨の信号を送信する通信手段とを備え、
    前記音源装置は、
    前記通信手段によって前記増幅装置から前記各スピーカに出力される音声信号に対する固有の信号処理を禁止する旨の信号を受信したとき、前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を禁止する禁止制御手段を備えることを特徴とする、マルチチャンネル再生システム。
  2. 前記通信手段は、前記設定入力手段によって前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が無効と設定入力されているとき、前記増幅装置の前記入力手段により設定された、前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理の内容を送信するものであり、
    前記音源装置は、
    前記通信手段によって前記増幅装置から前記各スピーカに出力される音声信号に対する固有の信号処理の内容を受信したとき、前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理の内容を、受信した信号処理の内容に変更する変更制御手段を備える、請求項1に記載のマルチチャンネル再生システム。
  3. 前記入力手段により入力される信号処理の条件は、リスナーと各スピーカとの距離に基づいて各スピーカに対する音声信号に付加される遅延時間である、請求項1又は2に記載のマルチチャンネル再生システム。
  4. 音源装置から出力された音声信号を増幅して、複数のスピーカに出力する増幅装置であって、
    前記各スピーカに出力される音声信号に対して前記複数のスピーカの相互の配置に基づく信号処理の条件を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された信号処理の条件に基づいて前記各スピーカに出力される音声信号に対して所定の信号処理を施す信号処理手段と、
    前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を有効とするか否かを設定可能な設定入力手段と、
    前記設定入力手段によって前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が有効と設定入力されているとき、前記音源装置に対して前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を禁止する旨の信号を送信する通信手段と、を備えることを特徴とする、増幅装置。
  5. 前記通信手段は、前記設定入力手段によって前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理が無効と設定入力されているとき、前記入力手段により設定された、前記各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理の内容を送信する、請求項4に記載の増幅装置。
  6. 音声信号を増幅して複数のスピーカに出力する増幅装置に音声信号を出力する音源装置であって、
    前記各スピーカに出力される音声信号に対して前記複数のスピーカの相互の配置に基づく信号処理の条件を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された信号処理の条件に基づいて前記各スピーカに出力される音声信号に対して所定の信号処理を施す信号処理手段と、
    前記増幅装置から前記各スピーカに出力される音声信号に対する固有の信号処理を禁止する旨の信号を受信したとき、前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理を禁止する禁止制御手段と、を備えることを特徴とする、音源装置。
  7. 前記増幅装置から前記各スピーカに出力される音声信号に対する固有の信号処理の内容を受信したとき、前記信号処理手段による各スピーカに出力される音声信号に対する所定の信号処理の内容を、受信した信号処理の内容に変更する変更制御手段を備える、請求項6に記載の音源装置。
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