JP2009060336A - 増幅装置 - Google Patents
増幅装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009060336A JP2009060336A JP2007225287A JP2007225287A JP2009060336A JP 2009060336 A JP2009060336 A JP 2009060336A JP 2007225287 A JP2007225287 A JP 2007225287A JP 2007225287 A JP2007225287 A JP 2007225287A JP 2009060336 A JP2009060336 A JP 2009060336A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- subwoofer
- pcm signal
- channel
- level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Stereophonic System (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Abstract
【課題】マルチチャンネルPCM信号におけるサブウーファー用信号に対するレベル制御を適切に行うことを可能とする。
【解決手段】受信部2から出力されるワードセレクトWSが分周器6に供給され、分周したクロック信号がマイクロコンピュータ5に対して供給される。マイクロコンピュータ5が分周器6の出力信号を受け取って、その周期または周波数を測定することによって、入力中のマルチチャンネルPCM信号のサンプリング周波数を判定することができる。サンプリング周波数が48kHzまたはその整数倍と判定すると、サブウーファー用信号のレベルを10dB上げるように制御する制御信号S1を音量制御部9に供給する。サンプリング周波数を44.1kHzまたはその整数倍と判定すると、サブウーファー用信号のレベルを上げる制御を行わない。
【選択図】図1
【解決手段】受信部2から出力されるワードセレクトWSが分周器6に供給され、分周したクロック信号がマイクロコンピュータ5に対して供給される。マイクロコンピュータ5が分周器6の出力信号を受け取って、その周期または周波数を測定することによって、入力中のマルチチャンネルPCM信号のサンプリング周波数を判定することができる。サンプリング周波数が48kHzまたはその整数倍と判定すると、サブウーファー用信号のレベルを10dB上げるように制御する制御信号S1を音量制御部9に供給する。サンプリング周波数を44.1kHzまたはその整数倍と判定すると、サブウーファー用信号のレベルを上げる制御を行わない。
【選択図】図1
Description
この発明は、ディスク再生装置からのマルチチャンネルPCM信号が供給され、マルチチャンネルスピーカに対する駆動信号を発生する増幅装置に関する。
ホームシアターシステムにおいて、マルチチャンネルサラウンドシステムが採用され、臨場感のあるオーディオ再生を楽しむことができる。マルチチャンネルサラウンドシステムとしては、5.1チャンネル、7.1チャンネル等が知られている。ブルーレイディスク(BDと適宜称する)、HD DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクにおいては、最新の圧縮フォーマットがサポートされ、最大チャンネル数が8チャンネル(7.1チャンネル)とフォーマットに規定されている。
これらのディスク再生装置においては、マルチチャンネルの内のサブウーファー用オーディオ信号は、他の複数チャンネルのオーディオ信号の低域成分を重畳したものであり、他のチャンネルのオーディオ信号のレベルに比して所定量(10dB(約3倍))大きいものに設定されている。サブウーファーとは、低域を専門に受け持つスピーカのことであり、100〜150Hz以下の低域周波数の成分の再生を受け持つ。
マルチチャンネル再生信号を出力するディスク再生装置としてスーパーオーディオCD(SACD)再生装置が知られている。スーパーオーディオCDでは、前方3チャンネル、後方2チャンネルの合計5チャンネルに対して低音域専用チャンネル(この明細書では、このチャンネルもサブウーファー用チャンネルと称する)とからなる5.1チャンネルのマルチチャンネルが採用されている。スーパーオーディオCDの場合では、上述したBD、HD DVDにおけるサブウーファー用チャンネルと異なり、サブウーファー用のオーディオ信号に他の複数チャンネルのオーディオ信号の低域成分が重畳されておらず、したがって、サブウーファー用のオーディオ信号のレベルが他のチャンネルのオーディオ信号のレベルに比して10dB大きい関係が存在しない。
ディスク再生装置の再生信号が増幅装置(AVアンプと適宜称する)に供給され、増幅出力がサブウーファーおよび他のチャンネルのスピーカに対してそれぞれ供給される。ディスク再生装置とAVアンプとの間のインターフェースとして例えばHDMI(High-Definition Multimedia Interface:商品名)が使用される。HDMIでは、ビデオ・オーディ
オを非圧縮でディスク再生装置からテレビジョン受像機へ転送することができる。
オを非圧縮でディスク再生装置からテレビジョン受像機へ転送することができる。
AVアンプは、入力オーディオ信号を増幅する機能以外に、デジタル−アナログ変換機能、音場補正機能等を有する。例えば下記の特許文献1には、入力マルチチャンネル信号に対して効果を付与する効果付与装置が記載されている。
ディスク再生装置として、サブウーファー用オーディオ信号のレベルを他のチャンネルのオーディオ信号に比して所定量大きくするフォーマットのマルチチャンネル信号と、その処理を行わないフォーマットのマルチチャンネル信号との両方を出力するものが存在する。言い換えると、BD、HD DVDのような光ディスクとスーパーオーディオCDとの両者を再生することができるディスク再生装置が既に市販されている。
ディスク再生装置とAVアンプとをHDMIによって接続し、AVアンプとテレビジョン受像機とをHDMIによって接続し、ディスク再生装置から再生された圧縮されたオーディオ信号をAVアンプに供給し、AVアンプで圧縮を復号してマルチチャンネルPCM信号を得、マルチチャンネルPCM信号をスピーカシステムに供給するシステムを構成することができる。ディスク再生装置がBD、HD DVDのような光ディスクとスーパーオーディオCDとの両者を再生することができる場合には、AVアンプにおいて、サブウーファー用の信号に対する処理に工夫が必要となる。
ディスク再生装置とAVアンプとの間の信号の転送のいくつかの例について考える。
第1の例は、ディスク再生装置がBD、HD DVD等の光ディスクを再生し、圧縮オーディオ信号のストリームをAVアンプに供給し、AVアンプにおいてストリームを復号する。第1の例では、復号時にサブウーファー用信号のレベルが自動的に10dB大きくされ、問題が生じない。
第2の例は、ディスク再生装置がBD、HD DVD等の光ディスクを再生し、圧縮オーディオ信号を復号してPCM信号を生成し、AVアンプに対してPCM信号を供給する。第2の例では、PCM信号へ変換されているので、レベルが自動的に10dB大きくされず、ユーザが再生音を聞いて手動でサブウーファー信号レベルを10dB上げる操作が必要となる。
第3の例は、ディスク再生装置がBD、HD DVD等の光ディスクを再生し、PCMオーディオ信号を再生し、AVアンプに対してPCM信号を供給する。第3の例は、第2の例と同様に、ユーザが手動でサブウーファー信号レベルを10dB上げる操作が必要となる。
第1の例は、ディスク再生装置がBD、HD DVD等の光ディスクを再生し、圧縮オーディオ信号のストリームをAVアンプに供給し、AVアンプにおいてストリームを復号する。第1の例では、復号時にサブウーファー用信号のレベルが自動的に10dB大きくされ、問題が生じない。
第2の例は、ディスク再生装置がBD、HD DVD等の光ディスクを再生し、圧縮オーディオ信号を復号してPCM信号を生成し、AVアンプに対してPCM信号を供給する。第2の例では、PCM信号へ変換されているので、レベルが自動的に10dB大きくされず、ユーザが再生音を聞いて手動でサブウーファー信号レベルを10dB上げる操作が必要となる。
第3の例は、ディスク再生装置がBD、HD DVD等の光ディスクを再生し、PCMオーディオ信号を再生し、AVアンプに対してPCM信号を供給する。第3の例は、第2の例と同様に、ユーザが手動でサブウーファー信号レベルを10dB上げる操作が必要となる。
第4の例は、ディスク再生装置がスーパーオーディオCDを再生する場合である。ディスク再生装置が再生したDSD(Direct Stream Digital)をAVアンプに対して出力する
。この場合では、サブウーファー信号レベルを10dB上げる処理が不要であるので、問題が生じない。
第5の例は、ディスク再生装置がスーパーオーディオCDを再生し、PCM信号をAVアンプに対して出力する。この場合では、サブウーファー信号レベルを10dB上げる処理の要否がAVアンプにおいて判定できず、ユーザが実際に再生音を聞いてサブウーファー信号レベルを調整する必要がある。
。この場合では、サブウーファー信号レベルを10dB上げる処理が不要であるので、問題が生じない。
第5の例は、ディスク再生装置がスーパーオーディオCDを再生し、PCM信号をAVアンプに対して出力する。この場合では、サブウーファー信号レベルを10dB上げる処理の要否がAVアンプにおいて判定できず、ユーザが実際に再生音を聞いてサブウーファー信号レベルを調整する必要がある。
以上では、サブウーファー用信号のレベルについて述べたが、BD、HD DVD等の光ディスクに記録されているサブウーファー用信号には、本来低域成分しか存在しないはずであるが、コンテンツ製作時にローパスフィルタ処理を行わずに、低域成分以外が含まれることがある。
圧縮オーディオ信号をAVアンプにおいて復号する場合には、ローパスフィルタ処理がなされるので、問題が生じない。しかしながら、マルチチャンネルPCM信号がAVアンプに入力される場合には、サブウーファー用信号のレベルを10dB大きくする処理の結果、ローパスフィルタを内蔵していないパッシブ型のサブウーファーの場合では、低域以外の帯域の音が歪むという問題が生じる。
一方、スーパーオーディオCDを再生したマルチチャンネルPCM信号の場合では、サブウーファー用信号のレベルを10dB増加させないので、たとえ低域以外の帯域のオーディオ信号が含まれていても、音が歪む問題を生じない。
したがって、この発明の目的は、サブウーファー用信号に関する上述したレベル調整処理をユーザの操作の負担を強いることなく適切に行うことができる増幅装置を提供することにある。
また、この発明の他の目的は、サブウーファー用信号に関する上述したローパスフィルタ処理に関して、不要帯域のオーディオ信号の除去を適切に行うことができる増幅装置を提供することにある。
上述の課題を解決するために、この発明は、サブウーファーに対するサブウーファー用PCM信号を含むマルチチャンネルPCM信号が入力される入力部と、
マルチチャンネPCM信号のサンプリング周波数を判断し、該サンプリング周波数が特定の値である場合に、サブウーファー用PCM信号のレベルを所定量大きくすることを指示する制御信号を出力する制御部と、
制御信号に応答してサブウーファー用PCM信号およびサブウーファーPCM信号から変換されたサブウーファー用アナログ信号の少なくとも一方のレベルを大きくするレベル制御部と
を備えた増幅装置である。
マルチチャンネPCM信号のサンプリング周波数を判断し、該サンプリング周波数が特定の値である場合に、サブウーファー用PCM信号のレベルを所定量大きくすることを指示する制御信号を出力する制御部と、
制御信号に応答してサブウーファー用PCM信号およびサブウーファーPCM信号から変換されたサブウーファー用アナログ信号の少なくとも一方のレベルを大きくするレベル制御部と
を備えた増幅装置である。
この発明は、サブウーファーに対するサブウーファー用PCM信号を含むマルチチャンネルPCM信号が入力される入力部と、
マルチチャンネPCM信号のサンプリング周波数を判断し、該サンプリング周波数が特定の値である場合に、サブウーファー用PCM信号に対してローパスフィルタ処理を指示する制御信号を出力する制御部と、
制御信号に応答してサブウーファー用PCM信号およびサブウーファーPCM信号から変換されたサブウーファー用アナログ信号の少なくとも一方に対してローパスフィルタ処理を行う周波数特性制御部と
を備えた増幅装置である。
マルチチャンネPCM信号のサンプリング周波数を判断し、該サンプリング周波数が特定の値である場合に、サブウーファー用PCM信号に対してローパスフィルタ処理を指示する制御信号を出力する制御部と、
制御信号に応答してサブウーファー用PCM信号およびサブウーファーPCM信号から変換されたサブウーファー用アナログ信号の少なくとも一方に対してローパスフィルタ処理を行う周波数特性制御部と
を備えた増幅装置である。
BD、HD DVD等の光ディスクの場合、オーディオ信号のサンプリング周波数が48kHzまたはその整数倍と規定されている。一方、スーパーオーディオCDの場合では、サンプリング周波数が44.1kHzまたはその整数倍と規定されている。したがって、入力PCM信号のサンプリング周波数を判別することによって、サブウーファー用信号に対してレベルを増大させる処理を行うか否かを自動的に決定することができる。また、サンプリング周波数の判定結果によって、サブウーファー用信号に対してローパスフィルタ処理を施すべきか否かを自動的に決定することができる。
この発明によれば、ユーザがサブウーファー用信号のレベルを手動操作で大きくすることが不要となり、自動的にサブウーファー用信号レベルを適切に設定できる。また、この発明は、サブウーファー用信号に対してローパスフィルタ処理を施すか否かを自動的に設定でき、サブウーファーからの再生音が歪むことを防止することができる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。破線で囲んだ部分がこの発明が適用されたAVアンプであり、ディスクプレーヤー20とHDMIを介して接続され、AVアンプ1からテレビジョン受像機30に対してビデオ信号が出力される。AVアンプ1は、HDMIのHDMI受信部2およびHDMI送信部3を有し、ディスクプレーヤー20からのマルチチャンネルPCM信号が受信部2に入力され、テレビジョン受像機30に対するAVアンプ1の出力信号が送信部3から送信される。
ここでは、デジタルオーディオ信号のシリアル伝送のために、例えばinter-IC sound(
I2S)バスが使用されている。I2Sバスは、図2に示すように、SCK(シリアルクロック)、WS(ワードセレクト)およびSD(シリアルデータ)の3本のラインから構成されている。1本のデータラインSDは、時分割多重された2チャンネルのデジタルオーディオ信号を伝送する。ここでは、8チャンネルの例であるので、4本のデータラインSD1,SD2,SD3およびSD4が使用される。
I2S)バスが使用されている。I2Sバスは、図2に示すように、SCK(シリアルクロック)、WS(ワードセレクト)およびSD(シリアルデータ)の3本のラインから構成されている。1本のデータラインSDは、時分割多重された2チャンネルのデジタルオーディオ信号を伝送する。ここでは、8チャンネルの例であるので、4本のデータラインSD1,SD2,SD3およびSD4が使用される。
シリアルデータは、2を補数とするコードであり、各ワードのビットは、クロックSCKに同期してMSB(最上位ビット)から先に伝送される。ワードセレクトWSは、各データラインに多重化されている二つのチャンネルを識別するための信号であり、ローレベルで、チャンネル1(例えば左チャンネル)、ハイレベルで、チャンネル2(例えば右チャンネル)と規定されている。
入力されたマルチチャンネルPCM信号がHDMI受信部2からI2Sバスのフォーマ
ットで出力され、信号処理部としてのDSP4に供給される。DSP4は、予め作成されたプログラムにしたがってマイクロコンピュータ5によって制御され、種々の信号処理を行う。例えばDSP4は、自動音場補正の機能を有する。また、圧縮オーディオ信号のストリームが入力される場合には、復号機能を有する。
ットで出力され、信号処理部としてのDSP4に供給される。DSP4は、予め作成されたプログラムにしたがってマイクロコンピュータ5によって制御され、種々の信号処理を行う。例えばDSP4は、自動音場補正の機能を有する。また、圧縮オーディオ信号のストリームが入力される場合には、復号機能を有する。
マイクロコンピュータ5は、ROM(Read Only Memory )、RAM(Random Access
Memory)などを含み、ROMなどに記憶されたプログラムを実行することにより、AVアンプ1のDSP4等の各部を統括的に制御する。ユーザの操作部7が設けられ、操作部7からの操作入力がマイクロコンピュータ5に対して入力される。
Memory)などを含み、ROMなどに記憶されたプログラムを実行することにより、AVアンプ1のDSP4等の各部を統括的に制御する。ユーザの操作部7が設けられ、操作部7からの操作入力がマイクロコンピュータ5に対して入力される。
HDMI受信部2から出力されるワードセレクトWSが分周器6に供給され、ワードセレクトWSを例えば1/256に分周したクロック信号がマイクロコンピュータ5に対して供給される。ワードセレクトWSは、各データラインSD1〜SD4に多重化されているマルチチャンネルPCM信号の2チャンネルのワードの切替と同期したクロック信号である。したがって、マイクロコンピュータ5が分周器6の出力信号を受け取って、その周期または周波数を測定することによって、入力中のマルチチャンネルPCM信号のサンプリング周波数を判定することができる。
DSP4の処理を受けたマルチチャンネルPCM信号がI2Sバスを介してデジタルア
ナログ変換部8に入力される。デジタルアナログ変換部8において、マルチチャンネルPCM信号が例えば8チャンネル(7.1チャンネル)のアナログオーディオ信号に変換される。アナログオーディオ信号が音量制御部9に入力される。音量制御部9は、各チャンネルのレベルを独立に制御することができる。
ナログ変換部8に入力される。デジタルアナログ変換部8において、マルチチャンネルPCM信号が例えば8チャンネル(7.1チャンネル)のアナログオーディオ信号に変換される。アナログオーディオ信号が音量制御部9に入力される。音量制御部9は、各チャンネルのレベルを独立に制御することができる。
マイクロコンピュータ5が音量制御部9に対して制御信号S1を供給する。制御信号S1によって、操作部7の操作に応じて各チャンネルのレベルが制御される。制御信号S1は、サブウーファー用信号に対してレベルを10dB大きくするか否かの制御も行う。音量制御部9から8チャンネルの出力オーディオ信号が発生する。サブウーファー用信号がサブウーファーに付属のアンプ11を介してサブウーファーSPLに供給される。他の7チャンネルのオーディオ信号がマルチチャンネルアンプ10を介してスピーカSP1〜SP7にそれぞれ供給される。
入力されるマルチチャンネルPCM信号のサンプル(ワード)と同期したワードセレクトWSを分周器6で分周した信号からサンプリング周波数が判定される。上述したように、BD、HD DVD等の光ディスクから再生されたPCM信号の場合では、サンプリング周波数が48kHzまたはその整数倍である。マイクロコンピュータ5は、入力PCM信号のサンプリング周波数が48kHzまたはその整数倍と判定すると、サブウーファー用信号のレベルを所定量例えば10dB上げるように制御する制御信号S1を音量制御部9に供給する。
マイクロコンピュータ5が入力PCM信号のサンプリング周波数を44.1kHzまたはその整数倍と判定すると、制御信号S1は、サブウーファー用信号のレベルを上げるように制御しない。上述したように、サンプリング周波数が44.1kHzまたはその整数倍の場合は、スーパーオーディオCDから再生されたPCM信号であり、その場合には、サブウーファー用信号のレベルを上げることが不要である。このようなレベル制御によって、適切なレベルの再生音をサブウーファーSPLと他のスピーカSP1〜SP7によって発生させることができる。なお、サブウーファー用信号に対するレベル制御は、デジタル信号の段階で行うようにしても良い。
さらに、この発明の一実施の形態においては、サンプリング周波数の判定結果を利用してローパスフィルタ処理を選択的にサブウーファー用信号に対して施すようにしている。マイクロコンピュータ5は、DSP4に対してローパスフィルタ処理をサブウーファー用信号に対して行うか否かを指示する制御信号S2を出力する。
上述したように、マイクロコンピュータ5がサンプリング周波数が48kHzまたはその整数倍と判定すると、サブウーファー用信号のレベルを所定量例えば10dB上げるように制御する。この場合には、サブウーファー用信号に低域以外の帯域の成分が含まれていると、サブウーファーSPLの再生音の歪みが耳障りとなる。そこで、制御信号S2は、DSP4において、サブウーファー用PCM信号に対してローパスフィルタ処理を施すように指示する。なお、ローパスフィルタ処理は、デジタル信号に限らず、アナログ信号の段階のサブウーファー用信号に対して行うようにしても良い。
一方、マイクロコンピュータ5がサンプリング周波数が44.1kHzまたはその整数倍と判定すると、サブウーファー用信号のレベルを上げないので、マイクロコンピュータ5が出力する制御信号S2は、サブウーファー用信号に対するローパスフィルタ処理を指示しない。
この発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、AVアンプに対して、ディスク再生装置以外にケーブルテレビジョンのチューナが接続されても良い。その場合には、ディスク再生装置のマルチチャンネル出力とチューナのマルチチャンネル出力との間で処理を切り替えるようにできる。
1・・・AVアンプ
2・・・HDMI受信部
3・・・HDMI送信部
5・・・マイクロコンピュータ
9・・・音量制御部
SPL・・・サブウーファー
SP1〜SP7・・・スピーカ
2・・・HDMI受信部
3・・・HDMI送信部
5・・・マイクロコンピュータ
9・・・音量制御部
SPL・・・サブウーファー
SP1〜SP7・・・スピーカ
Claims (5)
- サブウーファーに対するサブウーファー用PCM信号を含むマルチチャンネルPCM信号が入力される入力部と、
上記マルチチャンネPCM信号のサンプリング周波数を判断し、該サンプリング周波数が特定の値である場合に、上記サブウーファー用PCM信号のレベルを所定量大きくすることを指示する制御信号を出力する制御部と、
上記制御信号に応答して上記サブウーファー用PCM信号および上記サブウーファーPCM信号から変換されたサブウーファー用アナログ信号の少なくとも一方のレベルを大きくするレベル制御部と
を備えた増幅装置。 - 記録媒体に記録されているリニアPCM信号が再生され、再生されたリニアPCM信号が上記入力部に対してマルチチャンネルPCM信号として供給される請求項1記載の増幅装置。
- 記録媒体に記録されている圧縮オーディオ信号が再生され、再生された上記圧縮オーディオ信号が復号されることによってマルチチャンネルPCM信号が生成され、生成されたマルチチャンネルPCM信号が上記入力部に供給される請求項1記載の増幅装置。
- サブウーファーに対するサブウーファー用PCM信号を含むマルチチャンネルPCM信号が入力される入力部と、
上記マルチチャンネPCM信号のサンプリング周波数を判断し、該サンプリング周波数が特定の値である場合に、上記サブウーファー用PCM信号に対してローパスフィルタ処理を指示する制御信号を出力する制御部と、
上記制御信号に応答して上記サブウーファー用PCM信号および上記サブウーファーPCM信号から変換されたサブウーファー用アナログ信号の少なくとも一方に対してローパスフィルタ処理を行う周波数特性制御部と
を備えた増幅装置。 - 上記入力部に対して供給される上記マルチチャンネルPCM信号の上記サブウーファー用PCM信号がローパスフィルタ処理を施されていない信号である請求項1記載の増幅装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007225287A JP2009060336A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007225287A JP2009060336A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 増幅装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009060336A true JP2009060336A (ja) | 2009-03-19 |
Family
ID=40555673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007225287A Pending JP2009060336A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 増幅装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009060336A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011160244A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Onkyo Corp | 音声送受信システム、音声送信装置、及び、音声受信装置 |
CN113573214A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-10-29 | 广东博华超高清创新中心有限公司 | 一种音频传输方法、系统、计算机设备、介质及应用 |
-
2007
- 2007-08-31 JP JP2007225287A patent/JP2009060336A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011160244A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Onkyo Corp | 音声送受信システム、音声送信装置、及び、音声受信装置 |
CN113573214A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-10-29 | 广东博华超高清创新中心有限公司 | 一种音频传输方法、系统、计算机设备、介质及应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7248935B2 (en) | Information signal reproducing apparatus | |
JP4487316B2 (ja) | 映像信号並びにマルチチャネル音声信号の伝送信号処理装置およびこれを含む映像音声再生システム | |
JP2015126460A (ja) | ソース機器 | |
US20060262936A1 (en) | Virtual surround decoder apparatus | |
JP4081768B2 (ja) | 複数音声再生装置、複数音声再生方法及び複数音声再生システム | |
JP2003333700A (ja) | サラウンドヘッドホン出力信号生成装置 | |
JP4300380B2 (ja) | オーディオ再生装置およびオーディオ再生方法 | |
JP2009278619A (ja) | マルチチャンネル音声出力装置 | |
JP2009060336A (ja) | 増幅装置 | |
JP5032463B2 (ja) | 立体音響再生装置及び立体音響再生用プログラム | |
JP2007150406A (ja) | マルチチャンネル音声信号再生装置 | |
JP2007311965A (ja) | デジタルオーディオ信号処理装置 | |
JP5386924B2 (ja) | 音声処理装置及びそのプログラム、並びに音声再生方法 | |
JP2002369299A (ja) | オーディオ再生装置及びdvdプレーヤー | |
KR200247762Y1 (ko) | 다채널 멀티미디어 스피커 시스템 | |
JP2008312034A (ja) | 音声信号再生装置、および音声信号再生システム | |
JP3491496B2 (ja) | デジタルオーディオシステム | |
JP2006319804A (ja) | デジタルバスブースト装置及びバーチャルサラウンドデコーダ装置 | |
JP5359563B2 (ja) | 音声処理装置及びそのプログラム | |
JP5640320B2 (ja) | 音声再生システム、音声処理装置及び音声処理プログラム | |
JP2004040577A (ja) | 音声信号供給装置及び音声信号供給方法 | |
JP2009211802A (ja) | 情報信号再生装置 | |
JP2006319803A (ja) | デジタルバスブースト装置及びバーチャルサラウンドデコーダ装置 | |
KR200262164Y1 (ko) | 광디스크 재생장치의 음성신호출력장치 | |
WO2003061343A2 (en) | Surround-sound system |