JP2007150406A - マルチチャンネル音声信号再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
「5.1チャンネル」の場合や、「6チャンネル」の場合にも対応して、聴取者に対してディスク制作者の意図したサラウンド音場を提供することが可能な、マルチチャンネル音声信号再生装置を提供する
【解決手段】
マルチチャンネル音声信号再生装置は、複数の信号伝送路から構成される一組の信号伝送回路と、信号伝送回路の出力端に接続してマルチチャンネル音声信号を出力する出力回路と、出力回路からの出力を制御する制御回路と、を備え、一組の信号伝送回路のうち、少なくとも一つの信号伝送路が、信号伝送路の入力端から分岐された音声信号が入力され、制御回路に音声信号の種別を判定する判定情報を出力する判定回路を備え、出力回路が、出力回路の第1の出力端子と第2の出力端子のいずれかに信号伝送路に入力された音声信号を出力するスイッチ回路と、を備え、制御回路が、判定回路の判定情報に基づいてスイッチ回路を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、全てのチャンネルが全音声周波数帯域を伝送可能なマルチチャンネル音声信号再生装置に関し、特に、SACDやDVD−AUDIOといったフォーマットに代表される、場合によっては、1つのチャンネルが低音周波数帯域のみを含む音声信号である場合や、全てのチャンネルが全音声周波数帯域を含む音声信号である場合が存在するマルチチャンネル音声に対応する、マルチチャンネル音声信号再生装置に関する。
2つを超える複数の独立した音声信号チャンネルをもつ、いわゆるマルチチャンネル音声信号を、映像信号と共に、もしくは、音声信号単独で再生してサラウンド音場を再生するマルチチャンネル音声信号再生装置が提供されている。マルチチャンネル音声信号には、各チャンネルに対応するスピーカーの配置方向、再生周波数帯域、サラウンド方式、等を含め、様々な方式・フォーマットが提案されている。
一般的には、マルチチャンネル音声信号は、前方左信号L、前方右信号R、前方中央信号C、サラウンド左信号SL、サラウンド右信号SR、の5チャンネルの信号を含み、さらに、サラウンド後方信号SB、もしくは、低音信号LFEのいずれかを含む6つの独立したチャンネルから構成されることがある。つまり、マルチチャンネル音声信号の第6のチャンネルが、サラウンド後方信号SBに対応した全音声周波数帯域を含む音声チャンネルである場合や、もしくは、低音信号LFEに対応した低音周波数域のみを含む音声チャンネルである場合が存在する。前者の場合には「6チャンネル」と呼ばれるのに対して、低音信号LFEは、補助的な意味合いのチャンネルであるため、後者の場合には「5.1チャンネル」と呼ばれ、区別されている。
「5.1チャンネル」は、特に、放送や映画等の映像を含むコンテンツのマルチチャンネル音声信号として、広く普及している。「5.1チャンネル」の低音信号LFEは、約120Hz以下の低音周波数域のみを含むので、低音域の再生能力に優れる(一方で、中高音域の再生能力に乏しい)サブウーファーに供給されて再生される。波長の長い低音域の特性から、サブウーファーは、比較的に自由に配置可能とされている。また、一方で、「6チャンネル」のサラウンド後方信号SBは、他のチャンネルと同様に全音声周波数帯域を含むので、前方やサラウンドチャンネルに使用するスピーカーと同等の再生周波数帯域をもつ「サラウンド後方スピーカー」が必要になり、かつ、その配置は、聴取者のほぼ真後ろ方向に指定される。したがって、マルチチャンネル音声信号の再生に際し、「6チャンネル」もしくは「5.1チャンネル」いずれかの音声フォーマットに対応して、「第6の音声信号チャンネル」を出力する先のスピーカーをそれぞれ切り換えなければならない。
全てのチャンネルが全音声周波数帯域を含むマルチチャンネル音声信号フォーマットを記録可能な記録媒体として、代表的には、SACD(Super Audio Compact Disc)やDVD−AUDIO(Digital Versatile Disc or Digital Video Disc)がある。例えば、6チャンネルを伝送できるSACDやDVD−AUDIOのディスクには、「6チャンネル」のディスクと、「5.1チャンネル」のディスクが存在するため、再生するそれぞれのディスクの音声フォーマットに対応して「第6の音声信号チャンネル」を出力する先のスピーカーを切り換えなければならない。従来には、SACD規格におけるマルチチャンネルエリア(Multi Channel Area)に規定されている「スピーカー配置に関する情報」(Loudspeaker_Config)を利用することにより、新たなスピーカー配置に対応するXチャンネルに接続する出力端子に出力するか、低音信号LFEを再生するサブウーファーに接続する出力端子に出力するか、を切り換える切り換え部(切換スイッチ)を備えたオーディオ再生方法がある(特許文献1)。
特開2002−367290号公報 (第1図)
しかしながら、この従来技術のオーディオ再生方法では、ディスクを再生するディスク再生部と増幅器を含む切換スイッチ部とがほぼ一体に構成されているか、切換スイッチ部を制御するマイコン等の制御部が「スピーカー配置に関する情報」(Loudspeaker_Config)を得るための特別の接続をしなければならない、という問題がある。例えば、別個のSACDプレーヤーとAVアンプとを通常の接続、つまり、デジタルオーディオインターフェースや、IEEE1394等のインターフェースで接続する場合であっても、SACDに記録された「スピーカー配置に関する情報」までは、SACDプレーヤーからAVアンプへは伝送されない。したがって、特別な方法により「スピーカー配置に関する情報」を伝送可能になるように、SACDプレーヤーとAVアンプとを接続しなければ、上記特許文献のオーディオ再生方法は実施することができない。
また、ディスク再生部もしくはディスク再生装置が、「スピーカー配置に関する情報」(Loudspeaker_Config)を得ることができない場合や、ディスクに印刷された表示等が無い場合には、ユーザーは、AVアンプの切換スイッチ部を切り換えて、スピーカーを切り換えて試聴することによってしか、「6チャンネル」もしくは「5.1チャンネル」のいずれの音声フォーマットに対応すべきか確認することができない。また、試聴による確認は煩雑で困難である。その結果、マルチチャンネル音声信号の再生に際し、「6チャンネル」もしくは「5.1チャンネル」のいずれの音声フォーマットに対応すべきか、判定することができず、聴取者に対してディスク制作者の意図したサラウンド音場が再生できない場合が生じる。
本発明は、上記の従来技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、記録媒体に記録された「スピーカー配置に関する情報」のような特別な情報を、読取もしくは入手できないマルチチャンネル音声信号再生装置であっても、1つのチャンネルが低音音声信号のみを含む「5.1チャンネル」の場合や、全てのチャンネルが全音声周波数帯域を含む「6チャンネル」の場合にも対応して、聴取者に対してディスク制作者の意図したサラウンド音場を提供することが可能な、マルチチャンネル音声信号再生装置を提供することにある。
本発明のマルチチャンネル音声信号再生装置は、マルチチャンネル音声信号を伝送する複数の信号伝送路から構成される一組の信号伝送回路と、信号伝送回路の出力端に接続してマルチチャンネル音声信号を出力する出力回路と、出力回路からのマルチチャンネル音声信号の出力を制御する制御回路と、を備え、一組の信号伝送回路のうち、少なくとも一つの信号伝送路が、信号伝送路の入力端から分岐された音声信号が入力され、制御回路に音声信号の種別を判定する判定情報を出力する判定回路を備え、出力回路が、出力回路の第1の出力端子と第2の出力端子のいずれかに一つの信号伝送路に入力された音声信号を出力するスイッチ回路と、を備え、制御回路が、判定回路の判定情報に基づいてスイッチ回路を制御する。
好ましくは、判定回路が、一つの信号伝送路の入力端から分岐された音声信号の有無を判別する音声信号有無判別回路と、音声信号が入力される帯域通過フィルタと、帯域通過フィルタの出力信号のレベルを検出する帯域通過音声レベル検出回路と、信号レベルの基準値を設定する基準レベル設定回路と、帯域通過音声レベル検出回路と基準レベル設定回路との出力を比較する比較回路と、を備え、比較回路の出力を、該判定回路が出力する判定情報とする。
好ましくは、判定回路が、音声信号有無判別回路が、信号伝送路の入力端から分岐された音声信号が有ると判別し、かつ、帯域通過音声レベル検出回路の出力が基準レベル設定回路の出力に対して設定された基準時間以上継続して等しいもしくは大きい場合に、第1の判定情報を出力し、帯域通過音声レベル検出回路の出力が基準レベル設定回路の出力に対して設定された基準時間以上継続して小さい場合に、第2の判定情報を出力する。
好ましくは、判定回路が第1の判定情報を出力する場合に、出力回路のスイッチ回路が、一つの信号伝送路に入力された音声信号を、出力回路の第1の出力端子に出力し、判定回路が第2の判定情報を出力する場合に、出力回路のスイッチ回路が、一つの信号伝送路に入力された音声信号を、出力回路の第2の出力端子に出力する。
さらに好ましくは、制御回路に接続する表示回路と、制御回路に操作入力情報を入力する操作入力回路と、をさらに備え、制御回路が、表示回路へ判定回路の判定情報を表示する表示信号を出力し、操作入力情報に基づいて出力回路のスイッチ回路を制御する。
さらに好ましくは、出力回路のスイッチ回路が、信号伝送路に入力された音声信号を出力回路の第2の出力端子に出力し、かつ、制御回路が、判定回路からの第1の判定情報を受けた場合に、表示回路へ判定回路の第1の判定情報を表示する表示信号を出力し、出力回路のスイッチ回路が、信号伝送路に入力された音声信号を出力回路の第1の出力端子に出力し、かつ、制御回路が、判定回路からの第2の判定情報を受けた場合に、表示回路へ判定回路の第2の判定情報を表示する表示信号を出力する。
また、好ましくは、本発明のマルチチャンネル音声信号再生装置は、信号伝送回路の判定回路を備える信号伝送路が、マルチチャンネル音声信号のうち、中高域周波数帯域を含む一つのチャンネル音声信号、もしくは、低域周波数帯域のみを含む低音チャンネル音声信号、のいずれかを、選択的に伝送する信号伝送路として規定されている。
好ましくは、出力回路の第1の出力端子が、中高域周波数帯域を含む一つのチャンネル音声信号に対応し、出力回路の第2の出力端子が、低域周波数帯域のみを含む低音チャンネル音声信号に対応する。
さらに好ましくは、判定回路の帯域通過フィルタが高域通過フィルタであり、高域通過フィルタのカットオフ周波数が、マルチチャンネル音声信号の低音チャンネル音声信号の高域限界周波数と、ほぼ等しくなるように設定される。
好ましくは、出力回路の第1の出力端子が、低域周波数帯域のみを含む低音チャンネル音声信号に対応し、出力回路の第2の出力端子が、中高域周波数帯域を含む一つのチャンネル音声信号に対応する。
さらに好ましくは、判定回路の帯域通過フィルタが低域通過フィルタであり、低域通過フィルタのカットオフ周波数が、マルチチャンネル音声信号の低音チャンネル音声信号の高域限界周波数と、ほぼ等しくなるように設定される。
また、さらに好ましくは、本発明のマルチチャンネル音声信号再生装置は、音声信号有無判別回路が、音声信号が無いと判別した場合に、判定回路が、音声信号が無いと判別した前の判定情報を維持する。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明のマルチチャンネル音声信号再生装置は、マルチチャンネル音声信号を伝送する複数の信号伝送路から構成される一組の信号伝送回路を備え、一組の信号伝送回路のうち、少なくとも一つの信号伝送路が、信号伝送路の入力端から分岐された音声信号が入力されて制御回路に音声信号の種別を判定する判定情報を出力する判定回路を備える。この判定回路は、音声信号有無判別回路と、信号伝送路の入力端から分岐された音声信号が入力される帯域通過フィルタと、帯域通過フィルタの出力信号のレベルを検出する帯域通過音声レベル検出回路と、信号レベルの基準値を設定する基準レベル設定回路と、帯域通過音声レベル検出回路と基準レベル設定回路との出力を比較する比較回路とを備える。なお、判定回路の帯域通過フィルタは、高域通過フィルタもしくは低域通過フィルタのいずれか一方であればよく、高域通過フィルタもしくは低域通過フィルタのカットオフ周波数が、マルチチャンネル音声信号の低音チャンネル音声信号の高域限界周波数とほぼ等しくなるように設定されるのが好ましい。
例えば、「6チャンネル」の場合と、「5.1チャンネル」の場合のマルチチャンネル音声信号に対応するため、「第6の音声信号チャンネル」が、中高域周波数帯域を含む一つのチャンネル音声信号(例えば、サラウンド後方信号SB)、もしくは、低域周波数帯域のみを含む低音チャンネル音声信号(例えば、低音信号LFE)、のいずれかを選択的に伝送する信号伝送路として規定されている場合に、判定回路の高域通過フィルタからの出力信号レベルは、それぞれの音声信号の性質上、サラウンド後方信号SBであれば基準レベルよりも大きくなり、低音信号LFEであれば基準レベルよりも小さくなる。したがって、本発明のマルチチャンネル音声信号再生装置は、記録媒体に記録された「スピーカー配置に関する情報」のような特別な情報を、読取もしくは入手できない場合であっても、「第6の音声信号チャンネル」がサラウンド後方信号SBなのか、低音信号LFEなのか判定ができ、聴取者に対してディスク制作者の意図したサラウンド音場を提供することが可能になる。
マルチチャンネル音声信号再生装置の出力回路は、信号伝送回路の出力端子に接続してマルチチャンネル音声信号を出力し、例えば、出力回路の第1の出力端子(サラウンド後方端子sb)と第2の出力端子(低音端子lfe)のいずれかに信号伝送路に入力された音声信号を出力するスイッチ回路を備える。制御回路は、判定回路が出力する判定情報(比較回路の出力)に基づいてスイッチ回路を制御する。つまり、「第6の音声信号チャンネル」がサラウンド後方信号SBなのか、低音信号LFEなのかが判定されると、制御回路は、スイッチ回路を判定情報に応じて出力回路の第1の出力端子(サラウンド後方端子sb)と第2の出力端子(低音端子lfe)のいずれかに切り換えることができる。したがって、聴取者に対してディスク制作者の意図したサラウンド音場を提供することが可能になる。なお、制御回路が判定回路の判定情報に基づいてスイッチ回路を制御するとは、制御回路が判定回路の判定情報を受けたときに、制御回路がプログラムに従って自動的にスイッチ回路を制御して切り換える場合と、制御回路がユーザーからの操作入力を受けてスイッチ回路を制御して切り換える場合とを含み、制御回路が判定回路の判定情報を受けて処理していればよく、また、制御回路がスイッチ回路を制御して切り換えない場合をも含む。
マルチチャンネル音声信号再生装置が、表示回路と、操作入力情報を入力する操作入力回路と、をさらに備えるときは、制御回路が、表示回路へ判定回路の第1の判定情報もしくは第2の判定情報を表示する表示信号を出力し、操作入力情報に基づいて出力回路のスイッチ回路を制御する。したがって、例えば、出力回路のスイッチ回路が、出力回路の低音端子lfe側に切り換えられている場合に、「第6の音声信号チャンネル」が「サラウンド後方信号SB」である判定されると、制御回路は、表示回路へ「サラウンド後方信号SB」を表示する表示信号を出力し、聴取者に対してディスク制作者の意図したサラウンド音場が再生できない旨を注意喚起することができる。その結果、聴取者は、操作入力回路を操作して、出力回路のスイッチ回路をサラウンド後方端子sb側へ切り換えて、確実に正確なサラウンド音場を再現可能になる。
判定回路は、信号伝送路の入力端から分岐された音声信号の有無を判別する音声信号有無判別回路を備えているので、信号伝送路の入力端から分岐された音声信号が有ると判別した場合のみについて、判定情報を出力する。また、音声信号が無いと判別した場合には、判定回路は、音声信号が無いと判別した前の判定情報を維持する。したがって、「第6の音声信号チャンネル」の音声信号の出現頻度が低いような場合であっても、サラウンド後方信号SBなのか、低音信号LFEなのかを正確に判定でき、良好なサラウンド音場を再現できる。
本発明のマルチチャンネル音声信号再生装置は、記録媒体に記録された「スピーカー配置に関する情報」のような特別な情報を、読取もしくは入手できない場合であっても、「5.1チャンネル」もしくは「6チャンネル」の場合にも対応して、聴取者に対してディスク制作者の意図したサラウンド音場を提供することができる。
本発明のマルチチャンネル音声信号再生装置は、記録媒体に記録された「スピーカー配置に関する情報」のような特別な情報を、読取もしくは入手できない場合であっても、「5.1チャンネル」もしくは「6チャンネル」の場合にも対応可能にするという目的を、マルチチャンネル音声信号を伝送する複数の信号伝送路から構成される一組の信号伝送回路と、信号伝送回路の出力端に接続してマルチチャンネル音声信号を出力する出力回路と、出力回路からのマルチチャンネル音声信号の出力を制御する制御回路と、を備え、一組の信号伝送回路のうち、少なくとも一つの信号伝送路が、一つの信号伝送路の入力端から分岐された音声信号が入力され制御回路に音声信号の種別を判定する判定情報を出力する判定回路を備え、出力回路が、出力回路の第1の出力端子と第2の出力端子のいずれかに一つの信号伝送路に入力された音声信号を出力するスイッチ回路と、を備え、制御回路が、判定回路の判定情報に基づいてスイッチ回路を制御するように構成することにより、実現した。
以下、本発明の好ましい実施形態によるマルチチャンネル音声信号再生装置について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるデコーダー1について説明する図である。デコーダー1は、入力端子adataと、CPU(中央演算装置)3と、操作入力部4と、表示回路5と、DSP(Digital Signal Processor)10と、DAコンバーターDAC21〜27と、出力端子l、c、r、sl、sr、sb、および、lfeと、を含んでいる。なお、デコーダー1を構成する電源等の他の回路は、説明に不要であるので省略する。
デコーダー1の入力端子adataには、(図示しない)SACDプレーヤー等の再生装置からのマルチチャンネル音声信号データが入力される。デコーダー1は、マルチチャンネル音声信号データを、それぞれのチャンネルが独立したアナログ信号として、出力端子l、c、r、sl、sr、sb、もしくは、lfeから出力する。アナログ信号のマルチチャンネル音声信号は、それぞれ(図示しない)増幅器およびスピーカーに供給され、マルチチャンネル音場が再現される。
デコーダー1の入力端子adataに入力されるマルチチャンネル音声信号データは、例えば、前方左信号L、前方右信号R、前方中央信号C、サラウンド左信号SL、サラウンド右信号SR、の5チャンネルの信号を含み、さらに、サラウンド後方信号SB、もしくは、低音信号LFEのいずれかを含む6つの独立したチャンネルから構成される。つまり、マルチチャンネル音声信号データは、「6チャンネル」、もしくは、「5.1チャンネル」であり、第6のチャンネルがサラウンド後方信号SB、もしくは、低音信号LFEのいずれかを選択的に伝送する信号伝送路として規定されている。なお、以下においては、この第6のチャンネルがサラウンド後方信号SB、もしくは、低音信号LFEのいずれかを指すときは、SB/LFEと記載する。
デコーダー1のDSP10は、内部で実行するソフトウェアにより、音声信号処理を実行する。例えば、DSP10は、デコード回路11と、信号伝送回路12と、出力回路15と、を構成する。デコード回路11は、マルチチャンネル音声信号データを独立したデジタル音声信号L、C、R、SL、SR、および、SB/LFEにデコードする。信号伝送回路12は、デコード回路11の出力を出力回路15へそれぞれの音声チャンネルを独立に伝送する。出力回路15は、信号伝送回路12の出力端に接続して、デジタル音声信号をDAコンバーター21〜27にそれぞれ出力し、出力端子l、c、r、sl、sr、sb、もしくは、lfeからアナログ信号を出力する。
ここで、デジタル音声信号SB/LFEは、サラウンド後方信号SBか、低音信号LFEのいずれかであるので、信号伝送回路12のうちでデジタル音声信号SB/LFEに対応する一つの信号伝送路13には、信号伝送路12の入力端から分岐された判定回路14が設けられる。判定回路14は、後述するようにデジタル音声信号SB/LFEが入力され、CPU3に判定情報を出力する。また、出力回路15には、後述するスイッチ回路16が設けられ、サラウンド後方信号SBに対応する出力端子sbにDAコンバーター26を介して接続する端子17、もしくは、低音信号LFEに対応する出力端子lfeにDAコンバーター27を介して接続する端子18、のいずれかにデジタル音声信号SB/LFEの出力を切り換える。
図2(a)は、判定回路14を説明する図である。判定回路14は、音声レベル検出回路142および144と、HPF(高域通過フィルタ)143と、基準レベル設定回路145と、比較回路146と、を含んでいる。判定回路14の入力端子141には、デジタル音声信号SB/LFEが入力される。音声レベル検出回路142、基準レベル設定回路145、および、比較回路146は、音声信号有無判別回路を構成し、信号伝送路13の入力端から分岐されたデジタル音声信号SB/LFEの有無、つまり、再生すべき十分なレベルを有する信号が含まれているか、否かを判別する。また、デジタル音声信号SB/LFEは、分岐されてHPF(高域通過フィルタ)143に入力され、HPF143の出力信号が音声レベル検出回路144に入力される。基準レベル設定回路145は、比較回路146に基準レベルLa0およびLh0を入力し、比較回路146は、出力端子147から判定情報をCPU3へ出力する。また、HPF143は、カットオフ周波数(高域限界周波数)fc=約120Hzの2次IIR(Infinite Impulse Response)フィルタであり、もちろん他の1次もしくは3次以上のIIRでも、FIR(Finite Impulse Response)フィルタでもよい。
図2(b)は、デジタル音声信号SB/LFEが有する周波数特性を模式的に説明する図である。デジタル音声信号LFEは低音信号LFEに対応し、カットオフ周波数(高域限界周波数)fc以上の周波数帯域の成分をほとんど含まないのに対して、デジタル音声信号SBは聴取者の背後に設置したサラウンド後方スピーカーから放射されるサラウンド後方信号SBに対応するので、カットオフ周波数(高域限界周波数)fc以上の周波数帯域の成分を多く含んでいる(グラフ中の斜線格子部分)。ここで、HPF143のカットオフ周波数をfcとした場合には、仮に、デジタル音声信号LFEであるときは、HPF143を通過した信号が入力された音声レベル検出回路144の出力信号レベルLhは、基準レベルLh0に比較して低い数値を示す。一方で、仮に、デジタル音声信号SBであるときは、低音周波数帯域のみならず中高音帯域を含むサラウンド後方信号SBに対応するので、HPF143を通過した信号が入力された音声レベル検出回路144の出力信号レベルLhは、基準レベルLh0に比較して高い数値を示す。したがって、比較回路146は、出力信号レベルLhと、基準レベルLh0とを比較することにより、デジタル音声信号SB/LFEが、サラウンド後方信号SB、もしくは、低音信号LFEのいずれかの種別であることを判定することができる。
次に、音声レベル検出回路142は、デジタル音声信号SB/LFEの全周波数帯域の音声信号レベルLaを出力する。基準レベル設定回路145は、比較回路146へ基準レベルLa0を与え、比較回路146とともに音声信号有無判別回路を構成する。基準レベルLa0は、ノイズを除去可能な比較的に低いレベルに設定され、その結果、信号伝送路13の入力端から分岐されたデジタル音声信号SB/LFEの有無、つまり、再生すべき十分なレベルを有する信号が含まれているか、否かを判別することができる。
図3(a)は、判定回路14の動作を説明するフローチャートである。最初に、音声レベル検出回路142から音声信号レベルLaが、比較回路146に入力される(S101)。比較回路146は、基準レベル設定回路145から入力される基準レベルLa0と、音声信号レベルLaとを比較する(S102)。基準レベルLa0よりも音声信号レベルLaが小さければ、音声信号が無い場合であり、直前の判定情報出力(第1の判定情報出力(Jsb)または第2の判定情報出力(Jlfe))を維持し(S103)、判定過程を終了する。一方で、音声信号が有る場合には、音声信号レベルLaが基準レベルLa0以上に大きくなり、音声レベル検出回路144は、HPF143を通過した信号の出力信号レベルLhを検出する(S104)。また、音声レベル検出回路144は、出力信号レベルLhが継続して出現する継続時間Thを検出し(S105)、出力信号レベルLhおよび継続時間Thを比較回路146に出力する。比較回路146は、出力信号レベルLhと、基準レベルLh0とを比較することにより、デジタル音声信号SB/LFEが、サラウンド後方信号SB、もしくは、低音信号LFEのいずれかを判定(S106)し、出力端子147から判定情報をCPU3へ出力する。すなわち、継続時間Thが基準以上の長さであり、かつ、出力信号レベルLhが基準レベルL0以上である場合には、第1の判定情報(Jsb)を出力し(S107)、それら以外の場合には、第2の判定情報(Jlfe)を出力する(S108)。
図3(b)は、CPU3がスイッチ16を切り換える動作を説明するフローチャートである。出力回路15に設けられるスイッチ16には、デジタル音声信号SB/LFEが入力され、サラウンド後方信号SBに対応する端子17、もしくは、低音信号LFEに対応する端子18、のいずれかにデジタル音声信号SB/LFEの出力を切り換える。最初に、CPU3には比較回路146から第1若しくは第2の判定情報が入力し(S201)、CPU3はこれらを判別する(S202)。判定情報が、第1の判定情報(Jsb)であれば、スイッチ16をサラウンド後方信号SBに対応する端子17側へ切り換える(S203)。一方で、判定情報が、第2の判定情報(Jlfe)であれば、スイッチ16を低音信号LFEに対応する端子18側へ切り換える(S204)。
したがって、マルチチャンネル音声信号データが、「6チャンネル」、もしくは、「5.1チャンネル」のいずれかである場合において、本発明のマルチチャンネル音声信号再生装置は、出力回路のサラウンド後方端子sbからサラウンド後方信号SBを、もしくは、出力回路の低音端子lfeから低音信号LFEを、選択的に出力することができる。サラウンド後方端子sbならびに低音端子lfeには、それぞれ(図示しない)専用の増幅器およびスピーカー(サラウンド後方スピーカーないしアンプ内蔵サブウーファー等)が接続されるので、聴取者に対してディスク制作者の意図したサラウンド音場を提供することが可能になる。
また、判定回路14は、信号伝送路13の入力端から分岐された音声信号の有無を判別する音声信号有無判別回路を備えているので、信号伝送路13の入力端から分岐された音声信号が有ると判別した場合のみについて、新たな判定情報を出力する。また、音声信号が無いと判別した場合には、判定回路14は、音声信号が無いと判別した前の判定情報を維持する。したがって、「第6の音声信号チャンネル」の音声信号の出現頻度が低いような場合であっても、サラウンド後方信号SBなのか、低音信号LFEなのかを正確に判定でき、良好なサラウンド音場を再現できる。
図4は、本発明の他の好ましい実施形態によるデコーダー41のCPU3の動作を説明するフローチャートである。本実施例のマルチチャンネル音声信号再生装置41の構成は、図1のデコーダー1と共通である。したがって、図1のマルチチャンネル音声信号再生装置1と共通な部分についての説明は、省略する。
デコーダー1ならびに41は、CPU3に接続する操作入力部4ならびに表示回路5を備えているので、CPU3が、表示回路5へ判定回路14の判定情報(JsbもしくはJlfe)を表示する表示信号を出力し、操作入力部4からの操作入力情報に基づいて出力回路15のスイッチ回路16を制御することができる。もちろん、先の実施例1においても、CPU3がスイッチ16を切り換えるのは、ユーザーの操作入力に基づいてもよい。
CPU3には、判定回路14の比較回路146から、第1の判定情報(Jsb)若しくは第2の判定情報(Jlfe)が入力される(S301)。次に、CPU3は、出力回路15のスイッチ16の状態を示すスイッチ状態情報(Ssb/Slfe)を判別する(S302)。判定情報とスイッチ状態情報が一致していれば(S303Yes)、つまり、デジタル音声信号がサラウンド後方信号SBのときにスイッチ16がサラウンド後方信号に対応する端子17側に切り換えられているか、デジタル音声信号が低音信号LFEのときにスイッチ16が低音信号に対応する端子18側に切り換えられていれば、スイッチ16を切り換えずに状態を維持する。
一方で、判定情報とスイッチ状態情報が一致していなければ(S303No)、CPU3は、表示回路5へ判定回路14の判定情報(SBもしくはLFE)を表示する表示信号を出力し(S304)、操作入力部4からの操作入力情報に基づいて出力回路15のスイッチ回路16を制御する(S305,S306)。つまり、CPU3は、スイッチ16が低音信号LFEに対応する端子18側に切り換えられているときには、サラウンド後方信号SBを判定する判定情報を入力されたら、表示回路5に表示信号「SB Signal」を出力し、さらに、ユーザーからスイッチ16を切り換える操作入力があれば、スイッチ16をサラウンド後方信号SBに対応する端子17側に切り換える。あるいは、CPU3は、スイッチ16がサラウンド後方信号SBに対応する端子17側に切り換えられているときには、低音信号LFEを判定する判定情報を入力されたら、表示回路5に表示信号「LFE Signal」を出力し、さらに、ユーザーからスイッチ16を切り換える操作入力があれば、スイッチ16を低音信号LFEに対応する端子18側に切り換える。ユーザーからスイッチ16を切り換える操作入力が無ければ、CPU3は、表示回路5へ判定回路14の判定情報(SBもしくはLFE)を表示する表示信号を出力(S304)する動作を繰り返す。
したがって、例えば、出力回路15のスイッチ16が、出力回路15の低音端子lfeに接続する端子18側に切り換えられている場合に、音声信号が「低音信号LFE」であると判定されると、CPU3はスイッチ16の状態を維持し、その一方で、音声信号が「サラウンド後方信号SB」であると判定されると、CPU3は、表示回路5に表示信号「SB Signal」を出力し、表示回路5は表示信号「SB Signal」を表示し、聴取者に対してディスク制作者の意図したサラウンド音場が再生できない旨を注意喚起することができる。その結果、聴取者は、操作入力回路を操作して、出力回路のスイッチ回路をサラウンド後方端子sb側へ切り換えて、正確なサラウンド音場を再現可能になる。
図5は、本発明の他の好ましい実施形態によるデコーダー51について説明する図である。本実施例のデコーダー51の構成は、図1のデコーダー1と以下に説明する一部を除いて共通である。したがって、図1のデコーダー1と共通な部分についての説明は、省略する。
本実施例のデコーダー51は、判定回路14の高域通過フィルタ143が、(図示しない)LPF(低域通過フィルタ)148に置き換えられている。つまり、デジタル音声信号SB/LFEは、LPF148に入力され、LPF148の出力信号が音声レベル検出回路144に入力される。基準レベル設定回路145は、比較回路146に基準レベルLa0およびLh0を入力し、比較回路146は、出力端子147から判定情報をCPU3へ出力する。LPF148のカットオフ周波数fcは、マルチチャンネル音声信号の低音チャンネル音声信号の高域限界周波数(約120Hz)と、ほぼ等しくなるように設定される。低音信号LFEのレベルは、全周波数帯域を含むサラウンド後方信号SBがLPF148を通過した信号レベルよりも高くなるので、比較回路146は、デジタル音声信号が、サラウンド後方信号SBなのか低音信号LFEなのかを判別することができる。
また、この場合には、出力回路15の出力端子17側が、低域周波数帯域のみを含む低音信号LFEに対応し、出力回路15の出力端子18が、中高域周波数帯域を含むサラウンド後方信号SGに対応することになる。したがって、出力回路15の端子17とDSP10の出力端子lfeとを接続し、また、出力回路15の端子18とDSP10の出力端子Ssbとを接続する。もちろん、出力回路15の端子17および18と、DSP10の出力端子sbおよびlfeとの接続は、DSP10のソフトウェア上で切り換えるように設定すればよい。
また、本実施例のように、判定回路14は、帯域通過フィルタとして高域通過フィルタ143もしくは低域通過フィルタ148のいずれかを含んでいればよく、帯域通過フィルタはこれらに限定されない。もちろん、高域限界周波数及び低域限界周波数を併せ持つ帯域通過フィルタ(BPF)であっても、通過帯域がマルチチャンネル音声信号の低音チャンネル音声信号の通過帯域と一致するものであればよい。
本発明のマルチチャンネル音声信号再生装置は、上記実施例のデコーダーに限られず、MPEG−2/AACといったマルチチャンネル音声信号フォーマットを伝送するAVレシーバーや、ディスク再生装置といった、マルチチャンネル音声信号再生装置にも適する。また、判定回路の帯域通過フィルタの通過帯域を、人の音声のフォルマント帯域(500Hz〜2kHz)に一致させて、台詞やナレーションを含む言語チャンネルと、広い周波数帯域成分を含む音楽信号チャンネルとを判別するマルチチャンネル音声信号再生装置としても利用可能である。
本発明の好ましい実施形態によるデコーダーについて説明する図である。(実施例1) 本発明の好ましい実施形態によるデコーダーの判定回路を説明する図、および、デジタル音声信号SB/LFEが有する周波数特性を模式的に説明する図である。 本発明の好ましい実施形態によるデコーダーの判定回路の動作を説明するフローチャート、および、CPUがスイッチを切り換える動作を説明するフローチャートである。 本発明の他の好ましい実施形態によるデコーダーのCPUの動作を説明するフローチャートである。(実施例2) 本発明の他の好ましい実施形態によるデコーダーについて説明する図である。(実施例3)
符号の説明
1、41、51 デコーダー
3 CPU(中央演算装置)
4 操作入力部
5 表示回路
10 DSP
11 デコード回路
12、13 信号伝送路
14 判定回路
15 出力回路
16 スイッチ
17、18 端子
21〜27 DAコンバーター

Claims (12)

  1. マルチチャンネル音声信号を伝送する複数の信号伝送路から構成される一組の信号伝送回路と、
    該信号伝送回路の出力端に接続して該マルチチャンネル音声信号を出力する出力回路と、
    該出力回路からの該マルチチャンネル音声信号の出力を制御する制御回路と、
    を備えるマルチチャンネル音声信号再生装置であって、
    該一組の信号伝送回路のうち、少なくとも一つの信号伝送路が、該信号伝送路の入力端から分岐された音声信号が入力され、該制御回路に該音声信号の種別を判定する判定情報を出力する判定回路を備え、
    該出力回路が、該出力回路の第1の出力端子と第2の出力端子のいずれかに該一つの信号伝送路に入力された音声信号を出力するスイッチ回路と、を備え、
    該制御回路が、該判定回路の判定情報に基づいて該スイッチ回路を制御する、
    マルチチャンネル音声信号再生装置。
  2. 前記判定回路が、
    前記一つの信号伝送路の入力端から分岐された音声信号の有無を判別する音声信号有無判別回路と、
    該音声信号が入力される帯域通過フィルタと、
    該帯域通過フィルタの出力信号のレベルを検出する帯域通過音声レベル検出回路と、
    信号レベルの基準値を設定する基準レベル設定回路と、
    該帯域通過音声レベル検出回路と該基準レベル設定回路との出力を比較する比較回路と、を備え、
    該比較回路の出力を、該判定回路が出力する判定情報とする、
    請求項1に記載のマルチチャンネル音声信号再生装置。
  3. 前記判定回路が、
    前記音声信号有無判別回路が、前記信号伝送路の入力端から分岐された音声信号が有ると判別し、かつ、
    前記帯域通過音声レベル検出回路の出力が前記基準レベル設定回路の出力に対して設定された基準時間以上継続して等しいもしくは大きい場合に、第1の判定情報を出力し、
    該帯域通過音声レベル検出回路の出力が該基準レベル設定回路の出力に対して設定された基準時間以上継続して小さい場合に、第2の判定情報を出力する、
    請求項2に記載のマルチチャンネル音声信号再生装置。
  4. 前記判定回路が前記第1の判定情報を出力する場合に、前記出力回路の前記スイッチ回路が、前記一つの信号伝送路に入力された音声信号を、該出力回路の前記第1の出力端子に出力し、
    該判定回路が前記第2の判定情報を出力する場合に、該出力回路の該スイッチ回路が、該一つの信号伝送路に入力された音声信号を、該出力回路の前記第2の出力端子に出力する、
    請求項3に記載のマルチチャンネル音声信号再生装置。
  5. 前記制御回路に接続する表示回路と、
    該制御回路に操作入力情報を入力する操作入力回路と、をさらに備え、
    該制御回路が、
    表示回路へ前記判定回路の前記判定情報を表示する表示信号を出力し、
    該操作入力情報に基づいて前記出力回路の前記スイッチ回路を制御する、
    請求項1から4のいずれかに記載のマルチチャンネル音声信号再生装置。
  6. 前記出力回路の前記スイッチ回路が、前記信号伝送路に入力された音声信号を該出力回路の前記第2の出力端子に出力し、かつ、前記制御回路が、前記判定回路からの前記第1の判定情報を受けた場合に、前記表示回路へ該判定回路の該第1の判定情報を表示する表示信号を出力し、
    該出力回路の該スイッチ回路が、該信号伝送路に入力された音声信号を該出力回路の前記第1の出力端子に出力し、かつ、該制御回路が、該判定回路からの前記第2の判定情報を受けた場合に、該表示回路へ該判定回路の該第2の判定情報を表示する表示信号を出力する、
    請求項5に記載のマルチチャンネル音声信号再生装置。
  7. 前記信号伝送回路の前記判定回路を備える信号伝送路が、
    前記マルチチャンネル音声信号のうち、中高域周波数帯域を含む一つのチャンネル音声信号、もしくは、低域周波数帯域のみを含む低音チャンネル音声信号、のいずれかを、選択的に伝送する信号伝送路として規定されている、
    請求項1から6のいずれかに記載のマルチチャンネル音声信号再生装置。
  8. 前記出力回路の前記第1の出力端子が、前記中高域周波数帯域を含む一つのチャンネル音声信号に対応し、
    前記出力回路の前記第2の出力端子が、前記低域周波数帯域のみを含む低音チャンネル音声信号に対応する、
    請求項1から7のいずれかに記載のマルチチャンネル音声信号再生装置。
  9. 前記判定回路の前記帯域通過フィルタが高域通過フィルタであり、
    該高域通過フィルタのカットオフ周波数が、
    前記マルチチャンネル音声信号の前記低音チャンネル音声信号の高域限界周波数と、ほぼ等しくなるように設定される、
    請求項2から8のいずれかに記載のマルチチャンネル音声信号再生装置。
  10. 前記出力回路の前記第1の出力端子が、前記低域周波数帯域のみを含む低音チャンネル音声信号に対応し、
    前記出力回路の前記第2の出力端子が、前記中高域周波数帯域を含む一つのチャンネル音声信号に対応する、
    請求項1から7のいずれかに記載のマルチチャンネル音声信号再生装置。
  11. 前記判定回路の前記帯域通過フィルタが低域通過フィルタであり、
    該低域通過フィルタのカットオフ周波数が、
    前記マルチチャンネル音声信号の前記低音チャンネル音声信号の高域限界周波数と、ほぼ等しくなるように設定される、
    請求項2から7および10のいずれかに記載のマルチチャンネル音声信号再生装置。
  12. 前記音声信号有無判別回路が、音声信号が無いと判別した場合に、
    該判定回路が、音声信号が無いと判別した前の判定情報を維持する、
    請求項2から11のいずれかに記載のマルチチャンネル音声信号再生装置。
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