JP2004297196A - 音声出力制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、簡単な回路構成で外部入力端子に入力される音声信号をマルチチャンネル音声再生システムで再生処理することが可能な音声出力制御回路を提供することを目的とするものである。
【解決手段】外部入力端子4及び5に、両者を電気的に接続するスイッチ31とスイッチ回路32からなる検知回路30を設ける。スイッチ31は、常時接続状態であるが、端子4にプラグが挿入されると切断されるようにされており、端子5にのみプラグが挿入されてモノラル信号が入力されると、2つの端子から同じモノラル信号が出力される。また、端子5からの電流によりオンオフされるスイッチ回路32によりプラグの挿入状態を検知する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、5.1チャンネル等のマルチチャンネルによる音声再生システムに用いられる音声出力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、DVD、HDD等の大容量の情報記録再生装置が実用化されるとともに、情報処理の高速化が進み、映像や音声情報をデジタル化して処理する方法が普及してきている。そして、音声情報については、より臨場感を高めるために、マルチチャンネルによる音声出力技術が開発されている。例えば、5.1チャンネルによる音声出力の場合には、ユーザーの前方に2チャンネル、後方に2チャンネル、前方中央に1チャンネル及び重低音を出力するサブウーハーをユーザーを囲むように配置してそれぞれから自在に音声出力することで、前後左右に音声が動き回るように聴こえてくるため、迫力ある臨場感を体感することができる。
【0003】
しかしながら、テレビジョン放送、FM放送及びVCRでは、2チャンネルのステレオ音声出力が主流であり、こうしたステレオ音声信号を上述したマルチチャンネル音声再生システムで出力可能とする必要がある。また、カセットテープレコーダ等の別体の再生装置を外部入力端子に接続して音声信号を入力する場合にも対応できるようしておかなければならない。
【0004】
こうした点に対応するために、例えば、特許文献1では、外部入力端子から入力された音声信号を差動アンプに入力してその検出信号により切換回路を制御し、モノラル信号が入力されている場合には擬似的にステレオ感を出す擬似ステレオモードに切り換え、ステレオ信号が入力されている場合にはサラウンドモードに切り換えるワイド/サラウンド自動切換回路が記載されている。また、特許文献2では、Rチャンネル及びLチャンネルの音声信号をステレオ音場拡大装置及びモノラル音場拡大装置に入力してサラウンド効果を付与し、ステレオ音場拡大装置から出力されるRとLの差信号からステレオ/モノラル自動切替装置においてステレオ/モノラル判定を行い、該当する音場拡大装置から出力をスピーカに供給するようにした点が記載されている。
【0005】
また、外部入力端子への接続については、例えば、特許文献3では、一方の外部入力端子にモノラル設定用の連動スイッチを設け、他方の外部入力端子に外部入力判別用の連動スイッチを設けて、両方の外部入力端子に接続端子が挿入されると両方の連動スイッチが開放されてそれぞれの外部入力端子から独立に音声信号が出力され、他方の外部入力端子にのみ接続端子が挿入されると外部入力用判別用の連動スイッチのみ開放されて両方の外部入力端子端子から同じ音声信号が出力される点が記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平4−207299号公報
【特許文献2】
特開平5−199599号公報
【特許文献3】
特開5−292427号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1及び2では、ステレオ信号かモノラル信号かを音声信号で判別してそれぞれの信号に対応した信号処理を行っているが、音声信号を判別するために差動アンプ、加算器及び減算器等の回路を追加する必要があり、回路構成が複雑化してコスト負担が増大する。特に、テレビジョン放送及びFM放送では音声信号がステレオ信号であるかモノラル信号であるかは音声復調回路で検出されるため、Rチャンネル及びLチャンネルの音声信号として出力された後に判別する必要はない。またVCRにおいても再生回路においていずれのタイプの信号か検出されるため、同様に判別の必要がない。すなわち、外部入力端子についていずれのタイプの信号か検出する必要があるが、そのためだけに特許文献1及び2に記載されたような回路構成を備えることは、費用対効果の面からみて採用しがたい。また、特許文献3に示すような外部入力端子に対する回路構成についても同様に複雑に構成されており、コスト負担の増大につながりかねない。
【0008】
そこで、本発明は、簡単な回路構成で外部入力端子に入力される音声信号をマルチチャンネル音声再生システムで再生処理することが可能な音声出力制御回路を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る音声出力制御回路は、Rチャンネル及びLチャンネルにそれぞれ対応する2つの端子からなる外部入力端子と、前記外部入力端子の一方の端子へのプラグの挿入状態を検知する検知回路と、前記外部入力端子から出力される音声信号をサラウンド音場に再生可能なように処理するサラウンド処理回路と、前記検知回路からの検知信号に応答して前記外部入力端子からの音声信号を前記サラウンド処理回路がステレオモード又はモノラルモードで処理するように制御する制御回路とを備えていることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る別の音声出力制御回路は、Rチャンネル及びLチャンネルの音声信号を出力する複数種類のステレオ信号出力回路と、Rチャンネル及びLチャンネルにそれぞれ対応する2つの端子からなる外部入力端子と、前記外部入力端子の一方の端子へのプラグの挿入状態を検知する検知回路と、Rチャンネル及びLチャンネルの音声信号をサラウンド音場に再生可能なように処理するサラウンド処理回路と、前記各ステレオ信号出力回路又は前記外部入力端子から出力される音声信号を切り換えて前記サラウンド処理回路に出力する2チャンネル信号切換回路と、前記各ステレオ信号出力回路及び前記外部入力端子のいずれかの出力を選択する選択信号に応答して前記2チャンネル信号切換回路を切換制御するとともに前記検知回路からの検知信号に応答して前記外部入力端子からの音声信号を前記サラウンド処理回路がステレオモード又はモノラルモードで処理するように制御する制御回路とを備えていることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る別の音声出力制御回路は、Rチャンネル及びLチャンネルの音声信号を出力する複数種類のステレオ信号出力回路と、Rチャンネル及びLチャンネルにそれぞれ対応する2つの端子からなる外部入力端子と、前記外部入力端子の一方の端子へのプラグの挿入状態を検知する検知回路と、マルチチャンネルに対応した音声信号を出力するマルチチャンネル信号出力回路と、前記各ステレオ信号出力回路又は前記外部入力端子から出力される音声信号をサラウンド音場に再生可能なように処理するサラウンド処理回路と、前記各ステレオ信号出力回路又は前記外部入力端子から出力される音声信号を切り換えて前記サラウンド処理回路に出力する2チャンネル信号切換回路と、前記マルチチャンネル信号出力回路又は前記サラウンド処理回路から出力される音声信号を切り換えて出力するマルチチャンネル信号切換回路と、前記各ステレオ信号出力回路信号、前記外部入力端子及び前記マルチチャンネル信号出力回路のいずれかの出力を選択する選択信号に応答して前記2チャンネル信号切換回路及び前記マルチチャンネル信号切換回路を制御するとともに前記検知回路からの検知信号に応答して前記外部入力端子からの音声信号を前記サラウンド処理回路がステレオモード又はモノラルモードで処理するように制御することを特徴とする。
【0012】
さらに、上記音声出力制御回路において、前記外部入力端子の2つの端子の間には、常時2つの端子を電気的に接続状態とするとともに一方の端子へのプラグの挿入に連動して切断されるスイッチが設けられており、他方の端子にのみプラグが挿入されることで外部からのモノラル信号が2つの端子から音声信号として出力されることを特徴とする。さらに、前記検知回路は、前記スイッチの接続又は切断を検知することを特徴とする。
【0013】
上記のような構成を有することで、外部入力端子の一方の端子へのプラグの挿入状態を検知してサラウンド処理回路がステレオモード又はモノラルモードで処理するように制御するため、非常に簡単な回路構成で外部入力端子に入力された音声信号をマルチチャンネル音声再生システムで再生処理することができる。すなわち、差動アンプ等の回路を用いることなく、一方の端子へのプラグの挿入状態を検知する検知回路のみでステレオモード又はモノラルモードに確実に再生処理することができ、コスト負担を低減することが可能となる。
【0014】
また、外部入力端子の2つの端子の間に、常時2つの端子を電気的に接続状態とするとともに一方の端子へのプラグの挿入に連動して切断されるスイッチが設け、他方の端子にのみプラグを挿入すると、スイッチが2つの端子を電気的に接続状態に保つため、外部からのモノラル信号が2つの端子から音声信号として出力されるようになる。また、2つの端子のそれぞれにプラグが挿入されると、スイッチは切断されるため各端子から独立に音声信号が出力されるようになる。したがって、スイッチ1つの非常に簡単な回路構成で外部入力端子に入力された音声信号を、ステレオ信号の場合にはそれぞれ音声信号をRチャンネル及びLチャンネルの音声信号として出力し、モノラル信号の場合にはRチャンネル及びLチャンネルの音声信号として同じ音声信号を出力するようにできる。
【0015】
また、検知回路は、スイッチの接続又は切断を検知するようにすれば、回路構成をより簡略化でき、さらに、スイッチの接続ではモノラル信号の入力が検知され、スイッチの切断ではステレオ信号の入力が検知されるため、外部入力端子に入力される音声信号のタイプを確実に判別することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
【0017】
図1は、本発明に係る実施形態の回路構成を示すブロック図である。制御回路として、制御のための情報処理を行うマイコン1を備えており、Rチャンネル及びLチャンネルの2チャンネルの音声信号を出力する回路として、FM放送、AM放送等のラジオ放送の受信信号から音声信号を復調するラジオ音声復調回路2、テレビジョン放送の受信信号から音声信号を復調するTV音声復調回路3、ビデオカセット8から磁気ヘッド7により読み取られた信号に基づき音声信号を再生するビデオテープ再生回路6を備えている。
【0018】
また、光ディスク再生回路9は、DVD又はCD等の光ディスク11からピックアップ10により読み取られた信号に基づいて音声信号を再生する。光ディスク11に2チャンネルの音声信号が記録されている場合には、Rチャンネル及びLチャンネルの音声信号を再生して出力し、4チャンネル又は5.1チャンネル等のマルチチャンネルで記録された光ディスクの場合にはマルチチャンネル音声信号を再生して出力できる。したがって、光ディスク再生回路9は、2チャンネル信号出力回路及びマルチチャンネル信号出力回路として機能する。
【0019】
外部からの音声信号を入力するための外部入力端子4及び5は、ステレオ信号を入力する場合には、Rチャンネルの音声信号を端子4に入力し、Lチャンネルの音声信号を端子5に入力する。また、モノラル信号を入力する場合には、端子5にモノラル信号を入力するようにする。
【0020】
そして、ラジオ音声復調回路2、TV音声復調回路3、ビデオテープ再生回路6、光ディスク再生回路9及び外部入力端子4及び5から出力されたRチャンネル及びLチャンネルの2チャンネルの音声信号は、2チャンネル信号切換回路12にそれぞれ入力される(細線の実線でライン表示)。マイコン1は、例えば図示しないリモコンを操作者が選択操作して発信される選択信号に応答して選択された音声出力回路の音声信号が2チャンネル信号切換回路12からサラウンド処理回路13に出力されるように制御する。
【0021】
サラウンド処理回路13では、Rチャンネル及びLチャンネルの2チャンネルの音声信号がステレオ信号の場合にはステレオモードで処理し、モノラル信号の場合にはモノラルモードで処理して、マルチチャンネルで音声再生可能な音声信号としてマルチチャンネル信号切換回路14に出力する。ステレオモード及びモノラルモードの処理としては、既に様々な処理方法が提案されているが、一例として挙げれば、ステレオ信号の場合にはセンターチャンネルでのボーカルが相対的に小さくなることから、図2(a)に示すように、Rチャンネル及びLチャンネルの音声信号を加算した信号をボーカルの周波数帯域の濾波器20に通して再度Rチャンネル及びLチャンネルの音声信号に加算する処理を行う。なお、図2(a)において、符号21は移相器、符号22は低周波数帯域の濾波器である。モノラル信号の場合には、逆にボーカルの広がりを抑えるために、図2(b)に示すように、Rチャンネル及びLチャンネルとして同じモノラル信号が入力された場合に、両者の音声信号を加算した信号を高周波数帯域の増強回路23及び低周波数帯域の濾波器24に通し、濾波器24からの出力に増強回路23からの出力を減算することで、ボーカルの周波数帯域を減衰させることが可能となる。なお、図2(a)において、符号25は移相器、符号26は低周波数帯域の濾波器である。
【0022】
サラウンド処理回路13からの出力信号及び光ディスク再生回路9から出力されたマルチチャンネル音声信号はマルチチャンネル信号切換回路14に入力される。マルチチャンネル信号切換回路14は、マイコン1からの指令信号によりサラウンド処理回路13からの出力信号及び光ディスク再生回路9からのマルチチャンネル音声信号のいずれか一方を増幅回路15に入力するように切り換える。そして、増幅回路15からマルチチャンネルに対応したスピーカ群16に出力されて音声が再生される。
【0023】
外部入力端子4及び5には、端子4へのプラグの挿入状態を検知する検知回路30が設けられている。検知回路30は、端子4及び5の2チャンネル信号切換回路12への出力ラインの間にスイッチ31が電気的に接続されている。スイッチ31は、常時接続状態となっているが、端子4にプラグが挿入されると、開放されて2つの接続ラインとの間の電気的な接続状態を切断するようにされている。こうしたプラグの挿入に連動して作動するスイッチは、例えば、作動部材に弾性部材を用いて、プラグの挿入動作によりその先端で作動部材を作動させ、電気的な接点が離れるようにすればよい。したがって、端子4及び5にプラグが挿入された場合には、スイッチ31が開放されて2つの出力ラインは電気的に切断されるため、それぞれの出力ラインにプラグからRチャンネル及びLチャンネルの音声信号が出力される。また、端子4のみにプラグが挿入された場合には、スイッチ31は接続状態となるため、プラグからのモノラル信号は、2つの出力ラインに出力され、Rチャンネル及びLチャンネルはともに同じモノラル信号が出力される。
【0024】
そして、端子4の出力ラインに電源を接続して端子5の出力ラインから流れる電流によりオン、オフするスイッチ回路32を設けておくと、スイッチ31が接続しているときは電流が流れてスイッチ回路32がオンになり、スイッチ31が切断されているときは電流が流れずにスイッチ回路32がオフとなる。したがって、スイッチ回路32がオンのときはモノラル信号が出力され、オフのときはステレオ信号が出力されていることが検知されることになり、検知回路30からの検知信号がマイコン1に出力されてステレオ信号かモノラル信号か判定される。
【0025】
マイコン1には、ラジオ音声復調回路2、TV音声復調回路3、ビデオテープ再生回路6及び光ディスク再生回路9からもステレオ信号であるかモノラル信号であるか識別するための信号が入力されており(太線の実線でライン表示)、マイコン1は、検知回路30からの検知信号及びこれらの識別信号に応答してサラウンド処理回路13にステレオモード又はモノラルモードの処理を行うように制御信号を出力する。
【0026】
図3には、以上説明した音声出力制御回路の処理フローを示している。電源がオンされると(S100)、マイコン1は、音声出力の選択がされたかチェックする(S101)。例えば、操作者がリモコンにより選択操作すれば、その選択信号がマイコン1に入力されて選択されたことがチェックされる。選択信号が入力されると、2チャンネルの音声信号の選択であるかチェックされ(S102)、2チャンネルでない場合−すなわちマルチチャンネルの場合にはマルチチャンネル信号切換回路14を光ディスク再生回路9側のマルチチャンネル信号が増幅回路15に入力されるように切換制御される(S103)。そして、スピーカ群16から光ディスク再生回路9のマルチチャンネル信号に基づき音声再生される(S104)。
【0027】
S102で2チャンネルの音声信号が選択された場合には、2チャンネル信号切換回路12を選択された音声信号がサラウンド処理回路13に入力されるように切換制御される(S105)。そして、選択された音声信号がステレオ信号又はモノラル信号であるか判別されて(S106)、サラウンド処理回路13をステレオモード又はモノラルモードに設定する(S107)。次に、マルチチャンネル信号切換回路14をサラウンド処理回路13側の出力信号が増幅回路15に入力されるように切換制御され(S108)、スピーカ群16からサラウンド処理回路13の出力信号に基づき音声再生される(S109)。
【0028】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、本発明では、外部入力端子の一方の端子へのプラグの挿入状態を検知してサラウンド処理回路がステレオモード又はモノラルモードで処理するように制御するため、非常に簡単な回路構成で外部入力端子に入力された音声信号をマルチチャンネル音声再生システムで再生処理することができる。すなわち、差動アンプ等の回路を用いることなく、一方の端子へのプラグの挿入状態を検知する検知回路のみでステレオモード又はモノラルモードに確実に再生処理することができ、コスト負担を低減することが可能となる。
【0029】
また、外部入力端子の2つの端子の間に、常時2つの端子を電気的に接続状態とするとともに一方の端子へのプラグの挿入に連動して切断されるスイッチが設け、他方の端子にのみプラグを挿入すると、スイッチが2つの端子を電気的に接続状態に保つため、外部からのモノラル信号が2つの端子から音声信号として出力されるようになる。また、2つの端子のそれぞれにプラグが挿入されると、スイッチは切断されるため各端子から独立に音声信号が出力されるようになる。したがって、スイッチ1つの非常に簡単な回路構成で外部入力端子に入力された音声信号を、ステレオ信号の場合にはそれぞれ音声信号をRチャンネル及びLチャンネルの音声信号として出力し、モノラル信号の場合にはRチャンネル及びLチャンネルの音声信号として同じ音声信号を出力するようにできる。
【0030】
また、検知回路は、スイッチの接続又は切断を検知するようにすれば、回路構成をより簡略化でき、さらに、スイッチの接続ではモノラル信号の入力が検知され、スイッチの切断ではステレオ信号の入力が検知されるため、外部入力端子に入力される音声信号のタイプを確実に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の回路構成を示すブロック図である。
【図2】サラウンド処理回路での音声信号処理に関する回路構成例を示す図である。
【図3】本発明に係る実施形態の処理フローに関する説明図である。
【符号の説明】
1 マイコン
2 ラジオ音声復調回路
3 TV音声復調回路
4 外部入力端子
5 外部入力端子
6 ビデオテープ再生回路
9 光ディスク再生回路
12 2チャンネル信号切換回路
13 サラウンド処理回路
14 マルチチャンネル信号切換回路
15 増幅回路
16 スピーカ群
20 ボーカルの周波数帯域濾波器
23 高周波帯域増強回路
24 低周波帯域濾波器
30 検知回路
31 スイッチ
32 スイッチ回路

Claims (5)

  1. Rチャンネル及びLチャンネルにそれぞれ対応する2つの端子からなる外部入力端子と、前記外部入力端子の一方の端子へのプラグの挿入状態を検知する検知回路と、前記外部入力端子から出力される音声信号をサラウンド音場に再生可能なように処理するサラウンド処理回路と、前記検知回路からの検知信号に応答して前記外部入力端子からの音声信号を前記サラウンド処理回路がステレオモード又はモノラルモードで処理するように制御する制御回路とを備えていることを特徴とする音声出力制御回路。
  2. Rチャンネル及びLチャンネルの音声信号を出力する複数種類のステレオ信号出力回路と、Rチャンネル及びLチャンネルにそれぞれ対応する2つの端子からなる外部入力端子と、前記外部入力端子の一方の端子へのプラグの挿入状態を検知する検知回路と、Rチャンネル及びLチャンネルの音声信号をサラウンド音場に再生可能なように処理するサラウンド処理回路と、前記各ステレオ信号出力回路又は前記外部入力端子から出力される音声信号を切り換えて前記サラウンド処理回路に出力する2チャンネル信号切換回路と、前記各ステレオ信号出力回路及び前記外部入力端子のいずれかの出力を選択する選択信号に応答して前記2チャンネル信号切換回路を切換制御するとともに前記検知回路からの検知信号に応答して前記外部入力端子からの音声信号を前記サラウンド処理回路がステレオモード又はモノラルモードで処理するように制御する制御回路とを備えていることを特徴とする音声出力制御回路。
  3. Rチャンネル及びLチャンネルの音声信号を出力する複数種類のステレオ信号出力回路と、Rチャンネル及びLチャンネルにそれぞれ対応する2つの端子からなる外部入力端子と、前記外部入力端子の一方の端子へのプラグの挿入状態を検知する検知回路と、マルチチャンネルに対応した音声信号を出力するマルチチャンネル信号出力回路と、前記各ステレオ信号出力回路又は前記外部入力端子から出力される音声信号をサラウンド音場に再生可能なように処理するサラウンド処理回路と、前記各ステレオ信号出力回路又は前記外部入力端子から出力される音声信号を切り換えて前記サラウンド処理回路に出力する2チャンネル信号切換回路と、前記マルチチャンネル信号出力回路又は前記サラウンド処理回路から出力される音声信号を切り換えて出力するマルチチャンネル信号切換回路と、前記各ステレオ信号出力回路信号、前記外部入力端子及び前記マルチチャンネル信号出力回路のいずれかの出力を選択する選択信号に応答して前記2チャンネル信号切換回路及び前記マルチチャンネル信号切換回路を制御するとともに前記検知回路からの検知信号に応答して前記外部入力端子からの音声信号を前記サラウンド処理回路がステレオモード又はモノラルモードで処理するように制御することを特徴とする音声出力制御回路。
  4. 前記外部入力端子の2つの端子の間には、常時2つの端子を電気的に接続状態とするとともに一方の端子へのプラグの挿入に連動して切断されるスイッチが設けられており、他方の端子にのみプラグが挿入されることで外部からのモノラル信号が2つの端子から音声信号として出力されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の音声出力制御回路。
  5. 前記検知回路は、前記スイッチの接続又は切断を検知することを特徴とする請求項4に記載の音声出力制御回路。
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