JPH09271100A - 音響信号処理装置 - Google Patents
音響信号処理装置Info
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- JPH09271100A JPH09271100A JP8104667A JP10466796A JPH09271100A JP H09271100 A JPH09271100 A JP H09271100A JP 8104667 A JP8104667 A JP 8104667A JP 10466796 A JP10466796 A JP 10466796A JP H09271100 A JPH09271100 A JP H09271100A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サラウンド再生と2チャンネル再生の切り換
え機能を備えた音響信号処理装置について、2チャンネ
ル再生する場合の再生音質を向上させる。 【解決手段】 信号処理部と、信号処理部の出力チャン
ネル毎にD/A変換器を備え、サラウンド再生する場合
と2チャンネル再生する場合とでスピーカの接続を切り
換える構成とする。
え機能を備えた音響信号処理装置について、2チャンネ
ル再生する場合の再生音質を向上させる。 【解決手段】 信号処理部と、信号処理部の出力チャン
ネル毎にD/A変換器を備え、サラウンド再生する場合
と2チャンネル再生する場合とでスピーカの接続を切り
換える構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音場再生、サラウ
ンド再生等に用いられる音響信号処理装置に関するもの
である。
ンド再生等に用いられる音響信号処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】音場再生、サラウンド再生等に用いられ
る音響信号処理装置として、信号処理用DSP(Digital
Signal Processor)を内蔵し、音場再生、サラウンド再
生用に音響信号処理し、多チャンネルで出力する装置
が、AVアンプ、サラウンドプロセッサ等の名称で知ら
れている。AVアンプは、多チャンネルのサラウンド再
生と、左右2チャンネルの再生を選択することができる
ように構成されている。多チャンネルのサラウンド再生
は、映画やコンサートなど映像を伴う音響再生を行う場
合、臨場感を増すなどその再生効果を高めるために用い
られることが多い。
る音響信号処理装置として、信号処理用DSP(Digital
Signal Processor)を内蔵し、音場再生、サラウンド再
生用に音響信号処理し、多チャンネルで出力する装置
が、AVアンプ、サラウンドプロセッサ等の名称で知ら
れている。AVアンプは、多チャンネルのサラウンド再
生と、左右2チャンネルの再生を選択することができる
ように構成されている。多チャンネルのサラウンド再生
は、映画やコンサートなど映像を伴う音響再生を行う場
合、臨場感を増すなどその再生効果を高めるために用い
られることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】AVアンプで、2チャ
ンネルステレオオーディオ再生等の2チャンネル再生を
行う場合には、サラウンド用に用意された多チャンネル
の内、通常、前方左右の2チャンネルのみを出力して再
生を行っていた。このため、サラウンド再生する場合に
は、DSPの処理能力、出力チャンネルが十分に活用さ
れるが、2チャンネル再生する場合には、DSPの処理
能力と出力チャンネルに余裕があるにも関わらず、再生
出力の性能が制限されていた。本発明の目的は、2チャ
ンネル再生する場合、余裕となるDSPの処理能力と出
力チャンネルを、スピーカとの平衡回路接続用に割り当
てて、再生性能を向上させることにある。
ンネルステレオオーディオ再生等の2チャンネル再生を
行う場合には、サラウンド用に用意された多チャンネル
の内、通常、前方左右の2チャンネルのみを出力して再
生を行っていた。このため、サラウンド再生する場合に
は、DSPの処理能力、出力チャンネルが十分に活用さ
れるが、2チャンネル再生する場合には、DSPの処理
能力と出力チャンネルに余裕があるにも関わらず、再生
出力の性能が制限されていた。本発明の目的は、2チャ
ンネル再生する場合、余裕となるDSPの処理能力と出
力チャンネルを、スピーカとの平衡回路接続用に割り当
てて、再生性能を向上させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による音響信号処
理装置は、少なくとも4チャンネルの出力を有するディ
ジタル信号処理部と、前記ディジタル信号処理部からの
各出力信号をアナログ信号に変換するD/A変換部と、
前記D/A変換部からの各出力信号を増幅するアンプ部
と、前記ディジタル信号処理部と接続され2チャンネル
再生指示が入った場合に前記ディジタル信号処理部の出
力のうち2チャンネルから2チャンネル再生それぞれの
正相信号を出力し前記ディジタル信号処理部の出力の他
の2チャンネルから2チャンネル再生それぞれの逆相信
号を出力し前記アンプ部のスピーカ出力回路を平衡回路
に切り換える制御部を具備するものである。また、本発
明による音響信号処理装置は、前記制御部に接続された
映像信号入力部を備え、前記制御部は映像信号入力の有
無を判別し入力無しと判別した場合に前記ディジタル信
号処理部の出力のうち2チャンネルから2チャンネル再
生それぞれの正相信号を出力し前記ディジタル信号処理
部の出力の他の2チャンネルから2チャンネル再生それ
ぞれの逆相信号を出力し前記アンプ部のスピーカ出力回
路を平衡回路に切り換えるものである。サラウンド再生
する場合と2チャンネル再生する場合とで信号処理部の
出力信号を切り換え、それぞれに適した回路構成とする
ことができる。また、本発明によれば、サラウンド再生
を要する映像信号がない場合に自動的に2チャンネル再
生に設定することができる。
理装置は、少なくとも4チャンネルの出力を有するディ
ジタル信号処理部と、前記ディジタル信号処理部からの
各出力信号をアナログ信号に変換するD/A変換部と、
前記D/A変換部からの各出力信号を増幅するアンプ部
と、前記ディジタル信号処理部と接続され2チャンネル
再生指示が入った場合に前記ディジタル信号処理部の出
力のうち2チャンネルから2チャンネル再生それぞれの
正相信号を出力し前記ディジタル信号処理部の出力の他
の2チャンネルから2チャンネル再生それぞれの逆相信
号を出力し前記アンプ部のスピーカ出力回路を平衡回路
に切り換える制御部を具備するものである。また、本発
明による音響信号処理装置は、前記制御部に接続された
映像信号入力部を備え、前記制御部は映像信号入力の有
無を判別し入力無しと判別した場合に前記ディジタル信
号処理部の出力のうち2チャンネルから2チャンネル再
生それぞれの正相信号を出力し前記ディジタル信号処理
部の出力の他の2チャンネルから2チャンネル再生それ
ぞれの逆相信号を出力し前記アンプ部のスピーカ出力回
路を平衡回路に切り換えるものである。サラウンド再生
する場合と2チャンネル再生する場合とで信号処理部の
出力信号を切り換え、それぞれに適した回路構成とする
ことができる。また、本発明によれば、サラウンド再生
を要する映像信号がない場合に自動的に2チャンネル再
生に設定することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1に本発明の音響信号処理装置
の一実施例を示す。まず、図1(a)を参照して、前方2
チャンネル(左右)、後方2チャンネル(左右)のサラウン
ド再生を行う場合を取り上げて説明する。入力端子1か
ら入力されたディジタルオーディオデータは、信号処理
用DSP(Digital Signal Processor)2に入力され、サ
ラウンド用の信号処理が施される。
の一実施例を示す。まず、図1(a)を参照して、前方2
チャンネル(左右)、後方2チャンネル(左右)のサラウン
ド再生を行う場合を取り上げて説明する。入力端子1か
ら入力されたディジタルオーディオデータは、信号処理
用DSP(Digital Signal Processor)2に入力され、サ
ラウンド用の信号処理が施される。
【0006】DSP2の出力端O1から出力される前方
左側の信号は、D/A変換器3でアナログ信号に変換さ
れ、パワーアンプ7で増幅されて、出力端15からリス
ナーの前方左側に配置したスピーカへ出力される。DS
P2の出力端O2から出力される後方左側の信号は、D
/A変換器4でアナログ信号に変換され、パワーアンプ
8で増幅されて、出力端17からリスナーの後方左側に
配置したスピーカへ出力される。
左側の信号は、D/A変換器3でアナログ信号に変換さ
れ、パワーアンプ7で増幅されて、出力端15からリス
ナーの前方左側に配置したスピーカへ出力される。DS
P2の出力端O2から出力される後方左側の信号は、D
/A変換器4でアナログ信号に変換され、パワーアンプ
8で増幅されて、出力端17からリスナーの後方左側に
配置したスピーカへ出力される。
【0007】DSP2の出力端O3から出力される前方
右側の信号は、D/A変換器5でアナログ信号に変換さ
れ、パワーアンプ9で増幅されて、出力端16からリス
ナーの前方右側に配置したスピーカへ出力される。DS
P2の出力端O4から出力される後方右側の信号は、D
/A変換器6でアナログ信号に変換され、パワーアンプ
10で増幅されて、出力端18からリスナーの後方右側
に配置したスピーカへ出力される。
右側の信号は、D/A変換器5でアナログ信号に変換さ
れ、パワーアンプ9で増幅されて、出力端16からリス
ナーの前方右側に配置したスピーカへ出力される。DS
P2の出力端O4から出力される後方右側の信号は、D
/A変換器6でアナログ信号に変換され、パワーアンプ
10で増幅されて、出力端18からリスナーの後方右側
に配置したスピーカへ出力される。
【0008】パワーアンプ8と出力端17との間にスイ
ッチ13が設けられ、パワーアンプ10と出力端18と
の間にスイッチ14が設けられ、サラウンド再生を行う
ときには共に接続(ON)している。パワーアンプ8の出
力は、スイッチ11を介して出力端15の−側にも接続
されていて、サラウンド再生を行うときにはスイッチ1
1はB側に切り換えられ、出力端15の−側は接地され
る。パワーアンプ10の出力は、スイッチ12を介して
出力端16の−側にも接続されていて、サラウンド再生
を行うときにはスイッチ12はB側に切り換えられ、出
力端18の−側は接地される。スイッチ11とスイッチ
13、スイッチ12とスイッチ14は各々連動する。
ッチ13が設けられ、パワーアンプ10と出力端18と
の間にスイッチ14が設けられ、サラウンド再生を行う
ときには共に接続(ON)している。パワーアンプ8の出
力は、スイッチ11を介して出力端15の−側にも接続
されていて、サラウンド再生を行うときにはスイッチ1
1はB側に切り換えられ、出力端15の−側は接地され
る。パワーアンプ10の出力は、スイッチ12を介して
出力端16の−側にも接続されていて、サラウンド再生
を行うときにはスイッチ12はB側に切り換えられ、出
力端18の−側は接地される。スイッチ11とスイッチ
13、スイッチ12とスイッチ14は各々連動する。
【0009】信号処理用DSP2は、マイクロコンピュ
ータとその内部プログラムで構成された制御部20に接
続される。制御部20から信号処理用DSP2へ、サラ
ウンド再生を行うか2チャンネル再生を行うかを設定す
る信号が入力可能に構成される。信号処理用DSP2か
ら制御部20へ、信号処理用DSP2の設定がサラウン
ド再生用か2チャンネル再生用かの設定状態の信号が入
力可能に構成される。
ータとその内部プログラムで構成された制御部20に接
続される。制御部20から信号処理用DSP2へ、サラ
ウンド再生を行うか2チャンネル再生を行うかを設定す
る信号が入力可能に構成される。信号処理用DSP2か
ら制御部20へ、信号処理用DSP2の設定がサラウン
ド再生用か2チャンネル再生用かの設定状態の信号が入
力可能に構成される。
【0010】制御部20は、図示しない操作入力部また
はDSP2から入力される指示信号に応じて、信号処理
用DSP2の設定とスイッチ11〜14を切り換えるこ
とにより、サラウンド再生用または2チャンネル再生用
の回路に設定する。制御部20は、信号処理用DSP2
の設定がサラウンド再生用であるか2チャンネル再生用
であるかを判別し、スイッチ11〜14を判別した設定
に合わせて切り換えることにより、サラウンド再生用ま
たは2チャンネル再生用の回路に設定する。制御部20
は、信号処理用DSP2の設定がサラウンド再生用であ
るか2チャンネル再生用であるかを判別し、前回スイッ
チ11〜14を切り換えたときの動作と比較して、スイ
ッチ11〜14の切り換え状態が合っているかどうかを
監視する。
はDSP2から入力される指示信号に応じて、信号処理
用DSP2の設定とスイッチ11〜14を切り換えるこ
とにより、サラウンド再生用または2チャンネル再生用
の回路に設定する。制御部20は、信号処理用DSP2
の設定がサラウンド再生用であるか2チャンネル再生用
であるかを判別し、スイッチ11〜14を判別した設定
に合わせて切り換えることにより、サラウンド再生用ま
たは2チャンネル再生用の回路に設定する。制御部20
は、信号処理用DSP2の設定がサラウンド再生用であ
るか2チャンネル再生用であるかを判別し、前回スイッ
チ11〜14を切り換えたときの動作と比較して、スイ
ッチ11〜14の切り換え状態が合っているかどうかを
監視する。
【0011】次に、図1(b)を参照して、前方2チャン
ネル再生を行う場合について説明する。入力端子1から
入力されたディジタルのオーディオデータは、信号処理
用DSP2により2チャンネル再生用の信号処理が施さ
れ、信号処理用DSP2の出力端O1からD/A変換器
3に左側の正相信号、信号処理用DSP2の出力端O2
からD/A変換器4に左側の逆相信号、信号処理用DS
P2の出力端O3からD/A変換器5に右側の正相信
号、信号処理用DSP2の出力端O4からD/A変換器
6に右側の逆相信号が各々入力される。D/A変換器7
〜10でD/A変換されたアナログ信号は、各々パワー
アンプ7〜10へ入力されて増幅される。
ネル再生を行う場合について説明する。入力端子1から
入力されたディジタルのオーディオデータは、信号処理
用DSP2により2チャンネル再生用の信号処理が施さ
れ、信号処理用DSP2の出力端O1からD/A変換器
3に左側の正相信号、信号処理用DSP2の出力端O2
からD/A変換器4に左側の逆相信号、信号処理用DS
P2の出力端O3からD/A変換器5に右側の正相信
号、信号処理用DSP2の出力端O4からD/A変換器
6に右側の逆相信号が各々入力される。D/A変換器7
〜10でD/A変換されたアナログ信号は、各々パワー
アンプ7〜10へ入力されて増幅される。
【0012】このとき、パワーアンプ8の出力は、スイ
ッチ11がA側、スイッチ13がOFFに切り換えられ
て、出力端15の−側に接続される。パワーアンプ10
の出力は、スイッチ12がA側、スイッチ14がOFF
に切り換えられ、出力端16の−側に接続される。従っ
て、出力端15の+側には前方左側の正相信号がパワー
アンプ7から入力され、出力端15の−側には前方左側
の逆相信号がパワーアンプ8から入力される。また、出
力端17の+側には前方右側の正相信号がパワーアンプ
9から入力され、出力端17の−側には前方右側の逆相
信号がパワーアンプ10から入力される。また、後方左
右のスピーカへの出力端19、20は、スイッチ13、
14がOFFとなって、信号出力されない。このよう
に、前方左右のスピーカは各々BTL(Balanced Transf
ormerLess)接続として平衡回路接続された構成となって
再生出力される。
ッチ11がA側、スイッチ13がOFFに切り換えられ
て、出力端15の−側に接続される。パワーアンプ10
の出力は、スイッチ12がA側、スイッチ14がOFF
に切り換えられ、出力端16の−側に接続される。従っ
て、出力端15の+側には前方左側の正相信号がパワー
アンプ7から入力され、出力端15の−側には前方左側
の逆相信号がパワーアンプ8から入力される。また、出
力端17の+側には前方右側の正相信号がパワーアンプ
9から入力され、出力端17の−側には前方右側の逆相
信号がパワーアンプ10から入力される。また、後方左
右のスピーカへの出力端19、20は、スイッチ13、
14がOFFとなって、信号出力されない。このよう
に、前方左右のスピーカは各々BTL(Balanced Transf
ormerLess)接続として平衡回路接続された構成となって
再生出力される。
【0013】制御部20には、入力端子21から映像信
号が入力される。入力端子21からの映像信号は、図示
しない映像信号処理部を介して映像表示部へ接続され、
映像出力を行うように構成されている。制御部21は、
映像信号の有無を検出して、映像信号の入力無しと判別
した場合、信号処理用DSP2及びスイッチ11〜14
を2チャンネル再生用の回路に切り換える。制御部21
は、映像信号の有無を検出して、映像信号の入力有りと
判別した場合、信号処理用DSP2及びスイッチ11〜
14をサラウンド再生用の回路に切り換える。
号が入力される。入力端子21からの映像信号は、図示
しない映像信号処理部を介して映像表示部へ接続され、
映像出力を行うように構成されている。制御部21は、
映像信号の有無を検出して、映像信号の入力無しと判別
した場合、信号処理用DSP2及びスイッチ11〜14
を2チャンネル再生用の回路に切り換える。制御部21
は、映像信号の有無を検出して、映像信号の入力有りと
判別した場合、信号処理用DSP2及びスイッチ11〜
14をサラウンド再生用の回路に切り換える。
【0014】音響のサラウンド再生は、映画などの映像
再生を行う場合に、効果を高めるために良く用いられ、
2チャンネル再生は、音響信号を前方左右からステレオ
再生する場合に良く用いられるので、このように制御部
20で自動的に切り換え設定することにより操作性を簡
便にすることができる。映像信号が有るときに2チャン
ネル再生をしたい場合、または映像信号がないときにサ
ラウンド再生をしたい場合には、図示しない操作部から
制御部への入力操作により、切り換える操作を行えば良
い。また、自動切り換え動作を解除すれば良い。
再生を行う場合に、効果を高めるために良く用いられ、
2チャンネル再生は、音響信号を前方左右からステレオ
再生する場合に良く用いられるので、このように制御部
20で自動的に切り換え設定することにより操作性を簡
便にすることができる。映像信号が有るときに2チャン
ネル再生をしたい場合、または映像信号がないときにサ
ラウンド再生をしたい場合には、図示しない操作部から
制御部への入力操作により、切り換える操作を行えば良
い。また、自動切り換え動作を解除すれば良い。
【0015】図2に、本発明の音響信号処理装置による
切り換え動作の一実施例のフローチャートを示す。この
処理動作は、本実施例では制御部20で行われる。開始
すると(S1)、音響信号のサラウンド再生と2チャンネ
ル再生の切り換え動作が自動に設定されているかどうか
を判別し(S2)、自動設定にセットされていれば(S2
でYES)、自動設定を行うこととし、S3へ進む。自
動設定にセットされていなければ(S2でNO)、本自動
設定動作を終了し(S8)、手動切り換え待ちになる。
切り換え動作の一実施例のフローチャートを示す。この
処理動作は、本実施例では制御部20で行われる。開始
すると(S1)、音響信号のサラウンド再生と2チャンネ
ル再生の切り換え動作が自動に設定されているかどうか
を判別し(S2)、自動設定にセットされていれば(S2
でYES)、自動設定を行うこととし、S3へ進む。自
動設定にセットされていなければ(S2でNO)、本自動
設定動作を終了し(S8)、手動切り換え待ちになる。
【0016】入力端子1から音響信号入力があるかどう
かを判別し(S3)、音響信号の入力があれば(S3でY
ES)、続いて入力端子21からの映像信号の入力の有
無を判別する(S4)。映像信号の入力があれば(S4で
YES)、制御部20は信号処理用DSP2及びスイッ
チ11〜14をサラウンド再生回路に切り換える(S
5)。映像信号の入力がなければ(S4でNO)、制御部
20は信号処理用DSP2及びスイッチ11〜14を2
チャンネル再生に回路を切り換える(S6)。S5または
S6で回路が設定されると、再生出力が行われ(S7)、
自動設定動作は終了する(S8)。
かを判別し(S3)、音響信号の入力があれば(S3でY
ES)、続いて入力端子21からの映像信号の入力の有
無を判別する(S4)。映像信号の入力があれば(S4で
YES)、制御部20は信号処理用DSP2及びスイッ
チ11〜14をサラウンド再生回路に切り換える(S
5)。映像信号の入力がなければ(S4でNO)、制御部
20は信号処理用DSP2及びスイッチ11〜14を2
チャンネル再生に回路を切り換える(S6)。S5または
S6で回路が設定されると、再生出力が行われ(S7)、
自動設定動作は終了する(S8)。
【0017】本実施例によれば、2チャンネル再生する
場合には、信号処理部でBTL用の信号処理出力を行
い、スピーカへの出力回路をBTL構成に切り換えるこ
とにより、2チャンネル再生する場合の出力特性とし
て、SN比、歪率、出力レベルを向上させることができ
る。左右各チャンネルの改善効果は、理論上、SN比が
3dB、出力レベルが4倍である。本実施例によれば、
回路規模を変えず、スピーカの接続端子もそのままで、
信号経路を切り換えるだけで、サラウンド再生とBTL
回路構成の2チャンネル再生を選択再生することができ
る。
場合には、信号処理部でBTL用の信号処理出力を行
い、スピーカへの出力回路をBTL構成に切り換えるこ
とにより、2チャンネル再生する場合の出力特性とし
て、SN比、歪率、出力レベルを向上させることができ
る。左右各チャンネルの改善効果は、理論上、SN比が
3dB、出力レベルが4倍である。本実施例によれば、
回路規模を変えず、スピーカの接続端子もそのままで、
信号経路を切り換えるだけで、サラウンド再生とBTL
回路構成の2チャンネル再生を選択再生することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上、本発明によれば、サラウンド再生
する場合と2チャンネル再生する場合とで出力信号を切
り換えることができ、それぞれに適した回路構成とする
ことができる。また、本発明によれば、サラウンド再生
を要する映像信号がない場合に自動的に2チャンネル再
生に設定し、出力特性を向上した再生を行うことができ
る。
する場合と2チャンネル再生する場合とで出力信号を切
り換えることができ、それぞれに適した回路構成とする
ことができる。また、本発明によれば、サラウンド再生
を要する映像信号がない場合に自動的に2チャンネル再
生に設定し、出力特性を向上した再生を行うことができ
る。
【図1】本発明による音響信号処理装置の一実施例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】本発明による音響信号処理装置の設定動作の一
実施例を示すフローチャートである。
実施例を示すフローチャートである。
1,21 入力端子 2 信号処理用DSP 3,4,5,6 D/A変換器(D/A) 7,8,9,10 パワーアンプ(PA) 11,12,13,14 スイッチ 15,16,17,18 出力端
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも4チャンネルの出力を有するデ
ィジタル信号処理部と、前記ディジタル信号処理部から
の各出力信号をアナログ信号に変換するD/A変換部
と、前記D/A変換部からの各出力信号を増幅するアン
プ部と、前記ディジタル信号処理部と接続され2チャン
ネル再生指示が入った場合に前記ディジタル信号処理部
の出力のうち2チャンネルから2チャンネル再生それぞ
れの正相信号を出力し前記ディジタル信号処理部の出力
の他の2チャンネルから2チャンネル再生それぞれの逆
相信号を出力し前記アンプ部のスピーカ出力回路を平衡
回路に切り換える制御部を具備することを特徴とする音
響信号処理装置。 - 【請求項2】請求項1記載の音響信号処理装置であっ
て、前記制御部に接続された映像信号入力部を備え、前
記制御部は映像信号入力の有無を判別し入力無しと判別
した場合に前記ディジタル信号処理部の出力のうち2チ
ャンネルから2チャンネル再生それぞれの正相信号を出
力し前記ディジタル信号処理部の出力の他の2チャンネ
ルから2チャンネル再生それぞれの逆相信号を出力し前
記アンプ部のスピーカ出力回路を平衡回路に切り換える
ことを特徴とする音響信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8104667A JPH09271100A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 音響信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8104667A JPH09271100A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 音響信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09271100A true JPH09271100A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14386825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8104667A Withdrawn JPH09271100A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 音響信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09271100A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006090758A1 (ja) * | 2005-02-24 | 2006-08-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Avアンプおよびその駆動方法 |
WO2006106690A1 (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-12 | Pioneer Corporation | 音響信号処理装置 |
JP2006279537A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Sony Corp | 音声出力装置 |
JP2008022127A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Sharp Corp | サラウンド装置 |
JP2012160993A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Onkyo Corp | 音声処理装置 |
EP3700086A1 (en) * | 2013-01-09 | 2020-08-26 | Qsc, Llc | Programmably configured switchmode audio amplifier |
-
1996
- 1996-04-02 JP JP8104667A patent/JPH09271100A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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