JPH03239004A - 増幅器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はミューティング回路の付いた増幅器に関する。

従来の技術 第２図は従来の増幅器の構成図を示すものであり、図中
の１１は反転増幅器、１２は非反転増幅器、１３は抵抗
、１４はカップリングコンデンサ、１５はイヤホンジャ
ック、１６はスピーカ、１７はスイッチである。

上記各構成要素の相互の関係と動作を説明する。図に示
すように反転増幅器１１と非反転増幅器１２の出力端子
に印加された信号を、前記反転増幅器１１と非反転増幅
器１２の出力端子間に接続されたスピーカ１６に取りだ
す。イヤホンを使用するときは、反転増幅器１１の出力
信号を抵抗１３とコンデンサ１４を介してイヤホンジャ
ック１５から取りだし、スイッチ１７を開放してスピー
カ１６に信号を取り出さないようにしている。

発明が解決しようとする課題 このような従来の増幅器では、イヤホンを使用するとき
に、スピーカを動作させないためのスイッチが必要であ
るという欠点を有していた。

本発明は上記課題を解決するもので、イヤホンを使用す
るためのスイッチを必要としない増幅器を提供すること
を目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために１反転増幅器と非反
転増幅器を備え、前記反転増幅器と非反転増幅器の入力
端子を共通の音声信号の入力端子に接続し、前記反転増
幅器の出力端と前記非反転増幅器の出力端の間にスピー
カを接続し、前記増幅器のいずれか一方の出力端とアー
スとの間に外部のイヤホンを接続する手段と、接続され
た前記イヤホンのインピーダンスを検出して他方の前記
増幅器の出力インピーダンスを高める手段を設けた増幅
器とする。

作用 本発明は上記した構成により、イヤホンジャックにイヤ
ホンを接続したとき、イヤホンの低いインピーダンスを
検出して増幅器の出力インピーダンスが高く変化し、ス
ピーカを駆動しなくなる。

実施例 以下、本発明の一実施例の増幅器について、第１図を参
照しながら説明する。

図に示すように、信号の入力端子９が非反転増幅器１と
反転増幅器２のそれぞれの入力端に共通に接続され、非
反転増幅器１の出力端はスピーカで反転増幅器２の出力
端に接続されるとともに、抵抗３とカップリングコンデ
ンサ４の直列回路でイヤホンジャック５の出力端および
検出回路６の入力端に接続される。また、前記イヤホン
ジャックの他端はアースに接続される。前記検出回路６
の出力端はミューティング信号を出力するミューティグ
回路７の入力端に接続され、その出力端は前記反転増幅
器２のミューティング入力端子に接続される。前記検出
回路６は前記イヤホンジャック５の出力端とアースとの
間のインピーダンスを検出し、そのインピーダンスがイ
ヤホンによる低いインピーダンスであるときに信号を出
力するものとし、前記反転増幅器２は前記ミューティン
グ信号でその出力インピーダンスが前記スピーカのイン
ピーダンスに比較して充分に高くなるように変化するも
のとする。

上記構成において動作を説明すると、スピーカを使用す
るときは、入力端子９に入力された信号が非反転増幅器
１と反転増幅器２でそれぞれ増幅され、それぞれの出力
端の間に接続されたスピーカ８を駆動する。このとき、
外部のイヤホンは接続されていないので、イヤホンジャ
ク５の出力端とアース間のインピーダンスは無限大であ
り、検出回路６は信号を出力しない。したがって、反転
増幅器２は通常の増幅動作を行なっている。つぎに、イ
ヤホンを使用するときは、非反転増幅器１が抵抗３とカ
ップリングコンデンサ４を介してイヤホンジャック５を
経由して外部のイヤホンを駆動する。このとき、検出回
路６がイヤホンジャック５の出力端とアースとの間に接
続された外部のイヤホンの低いインピーダンスを検出し
てミューティング回路７に信号を出力する。この信号で
ミューティング回路７がミューティング信号を出力し、
そのミューティング信号を受けて反転増幅器２の出力イ
ンピーダンスがスピーカに比較して充分高く変化し、ス
ピーカは駆動されない。なお、抵抗３はイヤホンでの音
量を制限するものであり、カップリングコンデンサ４は
非反転増幅器の直流電圧を遮断するものである。また、
前記出力インピーダンスの変化量は目的に合わせた設計
上の選択による。

このように本発明の一実施例の増幅器によれば、非反転
増幅器の出力端とアースとの間にイヤホンを接続する手
段を設け、そのイヤホンのインピーダンスを検出してミ
ューティング回路に信号を出力し、その信号で反転増幅
器の出力インピーダンスを高く変換することにより、ス
ピーカを増幅器から切り離すスイッチを要することなく
イヤホンだけを駆動することができる。

なお、イヤホンを反転増幅器とアースとの間に接続する
構成であっても同じ効果が得られることは言うまでもな
い。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明は反転増幅器
と非反転増幅器を備え、前記反転増幅器と非反転増幅器
の入力端を共通に音声信号の入力端子に接続し、前記反
転増幅器の出力端と前記非反転増幅器の出力端の間にス
ピーカを接続し、前記増幅器のいずれか一方の出力端と
アースとの間に外部のイヤホンを接続する手段と、接続
された前記イヤホンのインピーダンスを検出して他方の
前記増幅器の出力インピーダンスを高める手段を設けた
増幅器とすることにより、イヤホンを接続したときに、
前記スピーカを前記増幅器から切り離すスイッチを設け
ることなく、スピーカの駆動を自動的に止めることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の増幅器の構成を示すブロッ
ク図、第２図は従来の増幅器の構成を示すブロック図で
ある。 １・・・・・・・・・・・・非反転増幅器、２・・・・
・・反転増幅・・・・・・　３・・・・・・抵抗（イヤ
ホン接続手段〉、４・・・・・・カップリングコンデン
サ（イヤホン接続手段）、５・・・・・・イヤホンジャ
ク（イヤホン接続手段）、６・・・・・・検出回路、７
・・・・・・ミューティング回路（増幅器のインピーダ
ンスを高く変換する手段）、８・・・・・・スピーカ、
９・・・・・・入力端子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 反転増幅器と非反転増幅器を備え、前記反転増幅器と非
   反転増幅器の入力端を共通の音声信号の入力端子に接続
   し、前記反転増幅器の出力端と前記非反転増幅器の出力
   端の間にスピーカを接続し、前記反転増幅器と非反転増
   幅器のいずれか一方の出力端とアースとの間に外部のイ
   ヤホンを接続する手段と、接続された前記イヤホンのイ
   ンピーダンスを検出して他方の前記増幅器の出力インピ
   ーダンスを高める手段を設けた増幅器。