JP4326506B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車 Download PDF

Info

Publication number
JP4326506B2
JP4326506B2 JP2005193821A JP2005193821A JP4326506B2 JP 4326506 B2 JP4326506 B2 JP 4326506B2 JP 2005193821 A JP2005193821 A JP 2005193821A JP 2005193821 A JP2005193821 A JP 2005193821A JP 4326506 B2 JP4326506 B2 JP 4326506B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic unit
motorcycle
vehicle width
disposed
swing arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005193821A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007008375A (ja
Inventor
幸隆 河村
朋洋 松田
雅斗 木下
幸雄 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP2005193821A priority Critical patent/JP4326506B2/ja
Publication of JP2007008375A publication Critical patent/JP2007008375A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4326506B2 publication Critical patent/JP4326506B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、自動二輪車、特に、ABS(アンチロックブレーキシステム)を有するブレーキ装置を備えた自動二輪車に関するものである。
下記特許文献1には、ABSを有するブレーキ装置を備えた自動二輪車が開示されている。この自動二輪車は、車体フレームに、エンジンを支持するとともに該エンジンの後方に後輪を回転自在に支持する後輪用スイングアームをピボット軸を介して上下揺動自在に支持し、前記車体フレームと前記後輪用スイングアームとの間にリヤサスペンションを介装している。また、車体フレームに、前輪用及び後輪用ディスクブレーキ装置のキャリパへの作動油供給を調整する油圧ユニットを設けている。
前記油圧ユニットは、具体的に、左右一対のシートレールの下方で前後に配設されたエアクリーナとバッテリーとの間に配置されており、また、上方から見て車幅中心から右側にオフセットして配置されている。
特公平7−88158号公報
前記油圧ユニットは、他の搭載部品に比べて比較的重量が大きいため、その配置に配慮する必要がある。この点で上記特許文献1記載の技術は、油圧ユニットを自動二輪車の重心位置に近づけて配置することができるという利点を有する。しかし、前記油圧ユニットは、比較的高い位置に配置されているので、低い重心が要求されるような機種にはあまり適していない。
また、前記油圧ユニットは、車幅中心から右側にオフセットして配置されているため、当該油圧ユニットに対する左右重量バランスを図る必要が生じる場合もある。
一方、この種の自動二輪車は、通常、リヤサスペンションが略車幅中心に配置されており、油圧ユニットを車幅中心から左右にオフセットして配置したとしても、油圧ユニットとリヤサスペンションとの距離が近くなる。そのため、油圧ユニットの組付けや作動油の配管が困難になっている。また、特許文献1の技術では、油圧ユニットが、エアクリーナとバッテリーとの前後間の狭いスペースに配置されているので、組付けや配管作業が一層困難になっている。
(発明の目的)
本発明は、ABSの油圧ユニットの配置を工夫することによって、車両の左右重量バランスを好適に図るとともに、油圧ユニットの組付けや配管作業を容易に行うことができ、また、低重心が要求される機種にも適用することができる、自動二輪車を提供することを目的とする。
本願の第1発明は、請求項1に対応しており、ブレーキ用キャリパと該キャリパへの作動油供給を調整する油圧ユニットとを備えた自動二輪車であって、車体フレームに、エンジン及び前記アンチロックブレーキシステムの油圧ユニットを支持するとともに、前記エンジンの後方に、後輪を回転自在に支持する後輪用スイングアームをピボット軸を介して上下揺動自在に支持し、前記車体フレームと前記後輪用スイングアームとの間にリヤサスペンションを介装している、自動二輪車において、前記リヤサスペンションが、車幅中心から左右一方側にオフセットした位置に配置され、前記油圧ユニットが、車幅中心から左右他方側にオフセットした位置に配置され、前記油圧ユニットは、前記油圧ユニットの上端面が、前記リヤサスペンションの上端面よりも低位置となるよう配置され、更に、前記油圧ユニットは、前記スイングアームのピボット軸の上方近傍に配置され、且つ、前記スイングアームの前端を支持するブラケットと、前記スイングアームのクロス部材と、の前後間に配置されていることを特徴とする。
これによれば、比較的重量の大きいリヤサスペンションと油圧ユニットとを、車幅中心から左右に振り分けてオフセットして配置しているので、車両の左右重量バランスを好適に図ることができる。また、油圧ユニットを、リヤサスペンションから左右方向に離れた広いスペースに配置することが可能になるので、油圧ユニットの組付けや作動油の配管作業をリヤサスペンションが邪魔になることなく容易に行うことができる。また、油圧ユニットが低い位置に配置されるので、自動二輪車の重心を下げることができ、低い重心が要求されるような機種の自動二輪車にも本発明を適用できる。
本願の第2発明は、請求項3に対応しており、ブレーキ用キャリパと該キャリパへの作動油供給を調整する油圧ユニットとを備えた自動二輪車であって、車体フレームに、エンジン及び前記アンチロックブレーキシステムの油圧ユニットを支持するとともに、前記エンジンの後方に、後輪を回転自在に支持する後輪用スイングアームをピボット軸を介して上下揺動自在に支持し、前記車体フレームと前記後輪用スイングアームとの間にリヤサスペンションを介装している、自動二輪車において、前記リヤサスペンションが、車幅中心から左右一方側にオフセットした位置に配置され、前記油圧ユニットが、車幅中心から左右他方側にオフセットした位置に配置され、前記油圧ユニットは、前記リヤサスペンションに対して、車体フレームの後部を構成する前後方向に延びるフレーム部材に関して左右方向に並べて配置されていることを特徴とする。
これによれば、比較的重量の大きいリヤサスペンションと油圧ユニットとを、車幅中心から左右に振り分けてオフセットして配置しているので、車両の左右重量バランスを好適に図ることができる。また、油圧ユニットを、リヤサスペンションから左右方向に離れた広いスペースに配置することが可能になるので、油圧ユニットの組付けや作動油の配管作業をリヤサスペンションが邪魔になることなく容易に行うことができる。
本願の第3発明は、請求項5に対応しており、ブレーキ用キャリパと該キャリパへの作動油供給を調整する油圧ユニットとを備えた自動二輪車であって、車体フレームに、エンジン及び前記アンチロックブレーキシステムの油圧ユニットを支持するとともに、前記エンジンの後方に、後輪を回転自在に支持する後輪用スイングアームをピボット軸を介して上下揺動自在に支持し、前記車体フレームと前記後輪用スイングアームとの間にリヤサスペンションを介装している、自動二輪車において、
前記リヤサスペンションが、車幅中心から左右一方側にオフセットした位置に配置され、前記油圧ユニットが、車幅中心から左右他方側にオフセットした位置に配置され、前記リヤサスペンションの車幅中心からの左右方向変位量が、前記車体フレームの、前記リヤサスペンションがオフセットされた側の、メインフレーム部材の後端部の車幅中心からの左右方向変位量と一致していることを特徴とする。
これによれば、比較的重量の大きいリヤサスペンションと油圧ユニットとを、車幅中心から左右に振り分けてオフセットして配置しているので、車両の左右重量バランスを好適に図ることができる。また、油圧ユニットを、リヤサスペンションから左右方向に離れた広いスペースに配置することが可能になるので、油圧ユニットの組付けや作動油の配管作業をリヤサスペンションが邪魔になることなく容易に行うことができる。
本発明によれば、油圧ユニットとリヤサスペンションとによって左右の重量バランスを好適に図ることができるともに、油圧ユニットの組付けや配管作業を容易に行うことができる。また、本発明によれば、油圧ユニットを低い位置に配置して車両の重心を下げることができ、低い重心が要求されるような機種の自動二輪車にも適用することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車1の側面図である。この自動二輪車1は、車体フレーム10の前部下側にエンジン13を配置し、前部上側に燃料タンク3を配置し、後部上側にシート4を配置し、後部下側にスイングアーム11を配置している。車体フレーム10の前端のヘッドパイプ25にはフロントフォーク16が回動自在に設けられ、フロントフォーク16の上端にハンドル5が設けられると共に、下端に前輪14が回転自在に支持されている。スイングアーム11の後端部には後輪15が回転自在に支持されている。前輪14及び後輪15には、それぞれディスクブレーキ装置6,7が設けられている。車体フレーム10の左右側面には、ステップステー48が設けられ、ステップステー48には、運転者用ステップ49F、タンデム用ステップ49R、及びブレーキペダル50が設けられ、操縦ハンドル5には、ブレーキレバー47が設けられている。
また、車体フレーム10とスイングアーム11との間には、リヤサスペンション12が介装されている。
〔車体フレームの構成〕
図2は、車体フレーム10の斜視図であり、車体フレーム10は、前部側に配置される前部フレーム体8と、後部側に配置される後部フレーム体9とによって主構成されている。前部フレーム体8は、左右一対のメインフレーム部材20L,20Rと、左右一対のサブフレーム部材21L,21Rと、左右一対の下部フレーム部材(ブラケット部材)22L,22Rと、を有している。後部フレーム体9は、左右一対の後部フレーム部材23L,23Rと、左右一対の後部補助フレーム部材24L,24Rと、を有している。前後各フレーム体8,9は、上記の他に複数のクロス部材26,27,30,35,42や複数の接続フレーム部材28,29,46を含んでいる。各フレーム部材は、円形又は角形のパイプ材により形成されている。
左右メインフレーム部材20L,20Rは、前端部がヘッドパイプ25に結合されるとともに、後端部が中央クロス部材26に結合されている。左右メインフレーム部材20L,20Rは、図1に示すように、側方から見て前部側がやや前下がり状に傾斜し、後部側が後下がり状に傾斜している。図1には、後部側の水平線に対する傾斜角度にα1を付してある。
図2に示すように、左右メインフレーム部材20L,20Rは、前後中途部が、左右外側に広がるように湾曲しており、左右メインフレーム部材20の前部は、左右方向に延びる前クロス部材27によって互いに連結されている。この前クロス部材27は、左右中央部が接続フレーム部材28を介してヘッドパイプ25に連結されている。また、左右各メインフレーム部材20L,20Rは、前クロス部材27よりも前側で、斜めに延びる左右一対の接続フレーム部材29(図2には右側29Rのみを示す)によってそれぞれヘッドパイプ25に連結されている。
図1に示すように、左右のサブフレーム部材21L,21Rは、それぞれ左右のメインフレーム部材20L,20Rの下側に配置されており、側面視でL字形に形成されている。各サブフレーム部材21L,21Rは、メインフレーム部材20L,20Rの前部下面から後下方に延びると共に最下端で後上方へ折曲し、後端部が中央クロス部材26に結合されている。
図1及び図2に示すように、下部フレーム部材22L,22Rは、中央クロス部材26の下側に配置され、上端及び下端が前方に向くような側面視C字状又はくの字状に形成されている。右側の下部フレーム部材22Rは、右側のサブフレーム部材21Rの後端部下面に結合され(図1)、左側の下部フレーム部材22Lは、上端が中央クロス部材26の下面に結合されている(図2)。左右下部フレーム部材22L,22Rの下端部は、下クロス部材30によって相互に連結されている。左右下部フレーム22L,22Rの前側には、スイングアーム11の前端を支持するためのボス部32を備えた支持ブラケット33が設けられている。左右支持ブラケット33,33は、中央クロス部材26とボス部32との上下間に配置された左右方向の補助クロス部材35によって相互に連結されている。
図1に示すように、下クロス部材30と、補助クロス部材35と、サブフレーム部材21の下端部とには、エンジン取付ブラケット37,38,39が設けられており、これら取付ブラケット37,38,39を介してエンジン13が車体フレーム10に支持されている。
図1及び図2に示すように、左右の後部フレーム部材23L,23Rは、シート4を支持するシートレールとしての機能を有するものであり、前端がそれぞれ左右メインフレーム部材20L,20Rの後部に結合されるとともに後方へ延び、後端部が連結ブラケット41によって相互に連結されている。左右後部フレーム部材23L,23Rの前後中途部は、後部クロス部材42によって相互に連結されている。
左右の後部補助フレーム部材24L,24Rは、それぞれ左右後部フレーム部材23L,23Rの下側に配置されている。図2に示すように、左側の後部補助フレーム部材24Lは、後端部が後部フレーム部材23Lの後部に結合されるとともに前方へ前下がり傾斜状に延び、前端部が左側の下部フレーム部材22Lの上下中途部に結合されている。一方、右側の後部補助フレーム部材24Rは、図1に示すように、後端部が後部フレーム部材23Rの後部に結合されるとともに前方へ前下がり傾斜状に延び、前端が補助クロス部材35に結合されている。
図3は、車体フレーム10の前後中央部の平面図であり、右側の後部補助フレーム部材24Rは、前部材44と後部材45とによって構成されている。後部材45は、前後方向に延びる部分45aと、前後方向部分45aの前端から左方向へ延びる部分45bとによって平面視略L字状に形成されている。前後方向部分45aの後端部は、右側の後部フレーム部材23Rの後部に結合され、左右方向部分45bは、後部フレーム部材23の前後方向中央付近(後部クロス部材42の下側)に配置され、左端が左後部補助フレーム部材24Lに結合されている。前部材44は前後方向に延び、後端部が、後部材45の左右方向部分45bに結合され、前端が補助クロス部材35に結合されている。また、前部材44と、右側の後部フレーム部材23Rとは、上下方向及び左右方向に斜めに延びる接続フレーム部材46によって連結されている。接続フレーム部材46は、図1に示すように、側方から見て前部材44に対して略垂直になっている。図3に示すように、後部材45の左右方向部分45bと左後部補助フレーム部材24Lとの結合部分には補強ガセット(リブ)76が設けてあり、同左右方向部分45bと前部材44との結合部分には補強ガセット(リブ)77が設けてある。
したがって、左右の後部補助フレーム部材24L,24Rは、相互に非対称の形状であり、右側の後部補助フレーム部材24Rは、左側の後部補助フレーム部材24Lよりも、車幅中心O1寄りに変位して配置された変位部分(前部材)44を有しており、右側の後部フレーム部材23Rの下方であって、変位部分44の左右方向外方(右方向)には空間Sが形成されている。この空間Sには、リヤサスペンション12が配置されるようになっている。
〔スイングアームの構成〕
図4は、スイングアーム11の平面図であり、図5は、車体フレーム10とスイングアーム11との連結構造を示す斜視図である。スイングアーム11は、アーム本体51と、アーム本体51の上面に設けられた左右スタビライザー部材52L,52Rと、アーム本体51の前端部に設けられたピボット筒53等から構成されている。
アーム本体51は、前後方向に延びる左右一対のアーム部材55L,55Rと、左右アーム部材55L,55Rの前後中途部を連結するクロス部材56と、を有しており、両アーム部材55L,55Rは車幅方向に間隔をおいて配置され、両アーム部材55L,55Rの後端部に後輪15の後車軸(図示略)を支持するようになっている。
左右各スタビライザー部材52L,52Rは、上方から見て左右各アーム部材55L,55Rに略沿った状態で設けられている。左側のスタビライザー部材52Lは、後端が左アーム部材55Lの後部上面に結合され、前端がピボット筒53に結合されている。左側のスタビライザー部材52Lの前後中途部は、図5に示すように、上方へ山型に折曲されている。左スタビライザー部材52Lの折曲部は、上下に延びる支持部材58を介してクロス部材56に連結されている。
図4及び図5に示すように、右側のスタビライザー部材52Rは、後端が右側のアーム部材55Rの後部上面に結合されるとともに前上方へ斜めに延び、前端部が、上下に延びる支持部材59を介してクロス部材56に連結されている。また、右側の支持部材59と左側の支持部材58とは、左右方向に延びる補強部材60によって連結されている。
図5に示すように、スイングアーム11は、ピボット筒53を左右支持ブラケット33のボス部32間に挿入し、側方からピボット軸57を挿入するとともに該ピボット軸57をボルトナット式で固定支持することによって、下部フレーム部材22L,22Rに揺動自在に支持されている。
〔リヤサスペンション及びその取付構造〕
図5に示すように、リヤアサスペンション12は、例えば、油圧緩衝器12aと緩衝コイルバネ12bを組み合わせたショックアブソーバであり、長手方向に伸縮可能である。中央クロス部材26には、リヤサスペンションの前端部(上端部)を取り付ける前支持ボス(上支持ボス)63が設けられ、右側のスタビライザー部材52Rの前端部には、リヤサスペンション12の後端部(下端部)を取り付ける後支持ボス(下支持ボス)64が設けられている。
リヤサスペンション12の前端は、前支持ボス63の内部に挿入され、左右外方から軸ボルト70を挿入して支持ボス63内のナット(図示略)に螺合することによって、前支持ボス63に揺動自在に取り付けられている。リヤサスペンション12の前端の揺動支点(軸ボルト70)は、クロス部材26の軸心O2上に配置されている。
なお、前支持ボス63は、クロス部材26と一体化されており、右側のメインフレーム部材20Rの後端部と、右側のサブフレーム21Rの後端部とが突き当たって溶接で固着されている。
後支持ボス64は、右側のスタビライザー部材52Rの前端に設けられた平面視コの字型の板材により構成されている。後支持ボス64の左右両側部には、軸貫通孔71が形成されている。リヤサスペンション12の後端部は、後支持ボス64のコの字内に挿入され、軸貫通孔71に軸ボルト72を挿入してナット73で締結することにより、後支持ボス64に揺動自在に取り付けられている。
上記のように取り付けたリヤサスペンション12は、図3及び図4に示すように、車幅中心O1から右側に変位(オフセット)して車幅中心O1と略平行に配置され、その変位量は、右側のメインフレーム部材20Rの後端部の変位量と一致している。リヤサスペンション12は、図1に示すように、側方から見て後下がり傾斜状に配置され、その水平線に対する傾斜角度α2は、メインフレーム部材の傾斜角度α1と略一致している。したがって、右メインフレーム部材20Rとリヤサスペンション12とは、側方から見て略同一直線上に配置されている。
また、リヤサスペンション12は、図3に示すように、右側の後部補助フレーム部材24Rの変位部分44の左右外方に形成された空間Sに配置されており、上方から見て右側の後部フレーム部材23Rの下方に重なるように配置されている。また、リヤサスペンション12は、図1に示すように、側方から見て右側の後部補助フレーム部材24Rの変位部分44と交差するように配置されている。
図1において、スイングアーム11の右スタビライザー部材52Rは、側方から見て後下がり傾斜状に配置され、その水平線に対する傾斜角度α3は、前記傾斜角度α1、α2と略一致するか近い角度になっている。また、リヤサスペンション12の後端が右スタビライザー部材52Rの前端部に取り付けられるため、リヤサスペンション12と右スタビライザー部材52Rとは、側方及び上方から見て略同一直線上に配置されている。
〔ブレーキ装置の構成〕
図1に示すように、自動二輪車1には、前輪14及び後輪15に対してディスクブレーキ装置6,7が設けられており、該ディスクブレーキ装置6,7は、前輪14に一体回転自在に設けられた前輪用ディスクプレート66と、該ディスクプレート66を挟圧する前輪用キャリパ67と、後輪15に一体回転自在に設けられた後輪用ディスクプレート68と、該ディスクプレート68を挟圧する後輪用キャリパ69と、を有している。前輪用ディスクプレート66及び前輪用キャリパ67は、前輪14の左右両側に設けられ、後輪用ディスクプレート68及び後輪用キャリパ69は、後輪15の右側のみに設けられている。また、ディスクブレーキ装置6,7には、ABS(アンチロックブレーキシステム)が搭載されている。
図6は、ABSの前輪側を示す側面図、図7は、ABSの前輪側を示す正面図、図8は、ABSの後輪側を示す側面図、図9は、ABSの後輪側を示す平面図である。ABSは、前後輪14,15の回転速度を検出する車速検出装置74F,74R(図6、図8)と、ブレーキ圧力を調整する圧力調整装置75と、該圧力調整装置75を制御する制御手段(図示略)とを備えている。
図6及び図8に示すように、車速検出装置74F,74Rは、前輪14及び後輪15に固定されたセンサーロータ76と、該センサーローラ76に形成された多数の孔を検出することにより回転を検出するセンサー77と、を有している。
圧力調整装置75は、図6に示すように、油圧ユニット78と、前輪用マスタシリンダ79Fと、前輪用リザーバタンク80Fとを有し、更に、図8に示すように、後輪用マスタシリンダ79Rと、後輪用リザーバタンク80Rとを有している。油圧ユニット78内には、モータ、ポンプ、切換弁、オイルリザーバ等(いずれも図示略)が内装されている。
図10は、車体フレーム10への油圧ユニット78の装着構造を示す斜視図である。油圧ユニット78は、取付ステー81を介して車体フレーム10に取付支持されている。取付ステー81は、後端部が、ネジS1によって左側の後部補助フレーム部材24Lに固定され、前部が、左側の下部フレーム部材22Lの支持ブラケット33にネジS2により固定されている。
このように取り付けられた油圧ユニット78は、図3に示すように、車幅中心O1から左側にオフセットして配置されている。また、油圧ユニット78は、上方から見て、車幅中心O1から右側にオフセットされたリヤサスペンション12の左方向に並べて配置され、両者の間には、右側の後部補助フレーム部材24Rの前部材44が前後方向に配置されている。
図4に示すように、油圧ユニット78は、エンジン13よりも後方で且つスイングアーム11のクロス部材56及び後輪15よりも前方に配置されている。また、油圧ユニット78は、図1に示すように、スイングアーム11が最も上方に揺動したときに干渉しない高さで可及的に低位置に配置されており、具体的には、スイングアーム11のピボット軸57の上方近傍でやや後側に配置され、リヤサスペンション12の上端(前端)(例えば、車体フレーム10に対する上端枢支点(軸ボルト)70)よりも下側に配置されている。また、油圧ユニット78は、図6に示すように、自動二輪車の重心Gと略同じ高さで、前後方向に関して重心Gの近くに配置されており、図8及び図9に示すように、補助クロス部材35の後方近傍に配置されている。
〔ブレーキ装置(ABS)の配管構造〕
図6に示すように、油圧ユニット78には、複数のポートP1,P2,P3,P4が設けられている。具体的には、油圧ユニット78の後部側上面に前輪用入力ポートP1が設けられ、後部側面には、前輪用出力ポートP3が設けられている。また、油圧ユニット78の前部側上面には、後輪用入力ポートP2が設けられ、前部側面には、後輪用出力ポートP4が設けられている。
前輪用マスタシリンダ79Fと、前輪用リザーバタンク80Fとは一つのユニットとして一体化され、右側ハンドル5に取り付けられると共に、前輪用マスタシリンダ79はブレーキレバー47に連動連結されている。
油圧ユニット78の前輪用入力ポートP1には、第1前輪用配管Hf1の後端部が接続され、この第1前輪用配管Hf1は、右側のサブフレーム部材21Rの上側及び後側に沿って配設されている。第1前輪用配管Hf1の上端部は、右側の接続フレーム部材29Rに支持されたコネクタ87Rを介して第2前輪用配管Hf2に下端部に接続されている。第2前輪用配管Hf2の上端部は、前輪用マスタシリンダ79Fに接続されている。
油圧ユニット78の前輪用出力ポートP3には、第3前輪用配管Hf3の後端部が接続され、該第3前輪用配管Hf3は、第1前輪用配管Hf1とともに、右側のサブフレーム部材21Rの上側及び後側に沿って配設されている。第1,第3前輪用配管Hf1,Hf3は、適宜クランプ具等によって結束されている。図7に示すように、第3前輪用配管Hf3の上端部は、左側の接続フレーム29Lに支持されたコネクタ87Lを介して第4前輪用配管Hf4の上端部に接続されている。図6に示すように、第4前輪用配管Hf4の下端部は、右側の前輪用キャリパ67に接続されている。右側の前輪用キャリパ67と、左側の前輪用キャリパ(図示略)とは、前輪フェンダ14Aを跨いで配置される第5前輪用配管Hf5を介して接続されている。
したがって、ブレーキレバー47を操作すると、前輪用マスタシリンダ79Fから第2前輪用配管Hf2及び第1前輪用配管Hf1を介して前輪用入力ポートP1から油圧ユニット78に作動油が供給され、さらに、前輪用出力ポートP3から第3前輪用配管Hf3及び第4前輪用配管Hf4を介して右側の前輪用キャリパ67に作動油が供給されるとともに、第5前輪用配管Hf5を介して左側の前輪用キャリパ(図示略)に作動油が供給されるようになっている。また、ブレーキレバー47の操作を解除すると、逆の経路で作動油が前輪用マスタシリンダ79Fに戻るようになっている。
図8及び図9に示すように、後輪用マスタシリンダ79Rは、車体フレーム10の側面に装着したステップステー48に取付固定されている。具体的には、図11に示すように、後輪用マスタシリンダ79Rには、上下2つのボス部82が設けられており、2本のボルト83を、ステップステー48に左右外側から挿入するとともに、各ボス部82に螺合することによって、後輪用マスタシリンダ79Rがステップステー48に取付固定されている。また、ブレーキペダル50は、ステップステー48の下部に設けた支軸48Aに回動自在に嵌合すると共にワッシャ84A及びボルト84Bによって抜け止めされ、ステップステー48の突起48Bとの間に架設した引っ張りコイルバネ85によって上方に付勢されている。ブレーキペダル50の後端部と、後輪用マスタシリンダ79Rの下端部とは、ピン86を介して枢結されている。
後輪用リザーバタンク80Rは、図8に示すように、右側の後部補助フレーム部材24Rの後部材45の左右方向部分45bにブラケットを介して支持されている。
油圧ユニット78の後輪用入力ポートP2には、第1後輪用配管Hr1が接続され、第1後輪用配管Hr1は、右側の後部補助フレーム24Rの前部材44の上側を通って右方向に延びると共に、ピボット筒53の右端部の略上方で下方に折曲し、側方から見て油圧ユニット78の下側で第2後輪用配管Hr2に接続されている。第2後輪用配管Hr2は、後方へ延びて後輪用マスタシリンダ79Rに接続されている。後輪用マスタシリンダ79Rは、後輪用リザーバタンク80Rに第3後輪用配管Hr3を介して接続されている。第3後輪用配管Hr3は、右側の後部補助フレーム部材24Rの下面に保持具90を介して保持されている。
油圧ユニット78の後輪用出力ポートP4には、第4後輪用配管Hr4が接続され、第4後輪用配管Hr4は、前部材44の下側を通って右方向へ延びるとともに、ピボット筒53の右端部の略上方で第5後輪用配管Hr5に接続され、第5後輪用配管Hr5は、後方へ延びて後輪用キャリパ69に接続されている。第2後輪用配管Hr2と第5後輪用配管Hr5の前端部は上下に並設され、補助クロス部材35に取り付けた保持ブラケット88により保持されている。また、第5後輪用配管Hr5は、後輪用センサー77の配線77Aに結束具93を介して結束され、後輪用マスタシリンダ79Rに取り付けた保持具91や、スイングアーム11の右スタビライザー部材52Rに取付けた保持具92によって保持されている。
ブレーキペダル50を操作すると、後輪用マスタシリンダ79Rから第2後輪用配管Hr2及び第1後輪用配管Hr1を介して後輪用入力ポートP2から油圧ユニット78内に作動油が供給され、さらに、後輪用出力ポートP4から第4,第5配管Hr4,Hr5を介して後輪用キャリパ69に作動油が供給されるようになっている。また、ブレーキペダル50の操作を解除すると、逆の経路で後輪用マスタシリンダ79Rに作動油が戻るようになっている。
ABSは、車速検出装置74F,74Rによる検出値に基づいてブレーキの状態を判別し、油圧ユニット78内のモータ、ポンプ、切換弁等を制御装置により制御することで、前輪用及び後輪用キャリパ67,69への作動油の供給・停止を適宜繰り返し行い、制動距離が短くなるようにブレーキ制御を行うようになっている。
なお、第1,第3前輪用配管Hf1,Hf3、第1,第4後輪用配管Hr1,Hr4は、金属製パイプにより形成され、第2,第4,第5前輪用配管Hf2,Hf4,Hf5、第2,第3,第5後輪用配管Hr2,Hr3,Hr5は、可撓性のあるホースにより形成されている。
〔本実施形態の作用効果〕
(1)図3に示すように、リヤサスペンション12が車幅中心O1から右側にオフセットして配置され、ABSの油圧ユニット78が車幅中心O1から左側にオフセットして配置されており、上方から見て、油圧ユニット78とリヤサスペンション12とが左右に振り分け配置されているので、比較的重量の大きいリヤサスペンション12と油圧ユニット78とによって左右重量バランスを図ることができる。また、油圧ユニット78を、リヤサスペンション12が邪魔になることなく低い位置に配置することができるので、低い重心が要求されるような機種にも適する。
(2)リヤサスペンション12が車幅中心O1よりも右側にオフセットして配置されているので、その左側に比較的広いスペースが形成することができ、このスペースを利用して油圧ユニット78を配置することで、当該油圧ユニット78の組付や配管作業等を容易に行うことができる。
(3)図8に示すように、スイングアーム11は、ピボット軸57に近いほど上下の揺動量が小さくなるため、エンジン13とクロス部材56との前後間でピボット軸57の上側に油圧ユニット78を配置することで、よりスイングアーム11に近い低い位置に油圧ユニット78を配置することができる。これにより、自動二輪車の重心を下げることができ、低い重心が要求されるような機種に最適である。また、スイングアーム11は、クロス部材56よりも前側上部が前下がり傾斜(左スタビライザー部材52L前部の前下がり傾斜)となっているので、油圧ユニット78をクロス部材56よりも前側でピボット軸57の上側に配置することで、より低くすることができる。
(4)図8に示すように、油圧ユニット78は、エンジン13と後輪15との前後間で、リヤサスペンション12の上端よりも下側に配置されているので、自動二輪車の重心を下げることができる。したがって、低い重心が要求されるような機種に最適である。
(5)右側の後部補助フレーム部材24Rは、左側の後部補助フレーム部材24Lよりも車幅中心O1よりに変位した部分(前部材)44を有しており、その右側に、リヤサスペンション12の配置空間Sを形成しているので、当該リヤサスペンション12を左右外側に大きく張り出すことなく、右後部フレーム部材23Rの下側にコンパクトに収めることができ、しかも、変位部分44の左側に、油圧ユニット78を配置するための比較的広いスペースを形成することができるので、油圧ユニット78の組付けや配管作業を容易に行うことができる。
(6)図6に示すように、油圧ユニット78に接続された第1,第3前輪用配管Hf1,Hf3は、サブフレーム部材21Rの上側に沿って配置されているので、下方からの泥はね等から配管Hf1,Hf3を保護することができる。
〔他の実施形態〕
(1)図12は、リヤサスペンション12の上端部を後部フレーム23に枢結するとともに、リヤサスペンション12の下端部をリンク機構95を介してスイングアーム11に枢結してある自動二輪車を示しており、このようなタイプの自動二輪車にも本発明を適用可能である。すなわち、油圧ユニット78は、エンジン13とスイングアーム11のクロス部材56との前後間でピボット軸57の上方近傍に配置することができ、また、エンジン13と後輪15との前後間でリヤサスペンション12の上端よりも低位置に油圧ユニット78を配置することができる。さらに、油圧ユニット78を車幅中心から左右一方側にオフセットして配置し、リヤサスペンション12を同左右他方側にオフセットして配置することもできる。
(2)油圧ユニット78とリヤサスペンション12との配置は、左右逆にすることができ、この場合、車体フレーム10やスイングアーム11の構造も左右逆にすればよい。
(3)図6に2点鎖線で示すように、前記油圧ユニット78の下側や後側には、泥等の付着を防止するためのカバー96を設けることができる。
(4)リヤサスペンション12や油圧ユニット78の車幅中心O1からのオフセット量は、前述の実施の形態で示したような比較的大きなオフセット量である必要はなく、小さいオフセット量であってもよい。
(5)スイングアーム11は、前述した実施の形態で示したような、いわゆる両持ちタイプに限らず、片持ちタイプでもよい。
本発明は、一般用又はレース用のモーターサイクル等、各種自動二輪車に適用することができる。
本発明の実施形態にかかる自動二輪車の側面図である。 車体フレームの斜視図である。 車体フレームの前後中央部の平面図である。 スイングアームの平面図である。 車体フレームとスイングアームの連結構造を示す斜視図である。 ABSの前輪側を示す側面図である。 同正面図である。 ABSの後輪側を示す側面図である。 同平面図である。 油圧ユニットの取付構造を示す斜視図である。 後輪用マスタシリンダ及びブレーキペダルの取付構造を示す斜視図である。 他の実施形態にかかる車体フレームの側面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
6 ディスクブレーキ装置
7 ディスクブレーキ装置
10 車体フレーム
11 スイングアーム
12 リヤサスペンション
13 エンジン
14 前輪
15 後輪
55 アーム部材
56 クロス部材
57 ピボット軸
78 油圧ユニット

Claims (5)

  1. ブレーキ用キャリパ(67、69)と該キャリパ(67、69)への作動油供給を調整する油圧ユニット(78)とを備えた自動二輪車(1)であって、車体フレーム(10)に、エンジン(13)及び前記アンチロックブレーキシステムの油圧ユニット(78)を支持するとともに、前記エンジン(13)の後方に、後輪(15)を回転自在に支持する後輪用スイングアーム(11)をピボット軸(57)を介して上下揺動自在に支持し、前記車体フレーム(10)と前記後輪用スイングアーム(11)との間にリヤサスペンション(12)を介装している、自動二輪車(1)において、
    前記リヤサスペンション(12)が、車幅中心から左右一方側にオフセットした位置に配置され、前記油圧ユニット(78)が、車幅中心から左右他方側にオフセットした位置に配置され、
    前記油圧ユニット(78)は、前記油圧ユニット(78)の上端面が、前記リヤサスペンション(12)の上端面よりも低位置となるよう配置され、更に、
    前記油圧ユニット(78)は、前記スイングアーム(11)のピボット軸(57)の上方近傍に配置され、且つ、前記スイングアーム(11)の前端を支持するブラケット(33)と、前記スイングアーム(11)のクロス部材(56)と、の前後間に配置されていることを特徴とする、自動二輪車。
  2. 前記リヤサスペンション(12)が、車幅中心に関して、後輪用キャリパ(69)と左右同じ側に配置され、
    前記油圧ユニット(78)が、車幅中心に関して、後輪用キャリパ(69)と左右反対側に配置されている請求項1記載の自動二輪車。
  3. ブレーキ用キャリパ(67、69)と該キャリパ(67、69)への作動油供給を調整する油圧ユニット(78)とを備えた自動二輪車(1)であって、車体フレーム(10)に、エンジン(13)及び前記アンチロックブレーキシステムの油圧ユニット(78)を支持するとともに、前記エンジン(13)の後方に、後輪(15)を回転自在に支持する後輪用スイングアーム(11)をピボット軸(57)を介して上下揺動自在に支持し、前記車体フレーム(10)と前記後輪用スイングアーム(11)との間にリヤサスペンション(12)を介装している、自動二輪車(1)において、
    前記リヤサスペンション(12)が、車幅中心から左右一方側にオフセットした位置に配置され、前記油圧ユニット(78)が、車幅中心から左右他方側にオフセットした位置に配置され、
    前記油圧ユニット(78)は、前記リヤサスペンション(12)に対して、車体フレーム(10)の後部を構成する前後方向に延びるフレーム部材(44)に関して左右方向に並べて配置されていることを特徴とする、自動二輪車。
  4. 前記リヤサスペンション(12)が、車幅中心に関して、後輪用キャリパ(69)と左右同じ側に配置され、
    前記油圧ユニット(78)が、車幅中心に関して、後輪用キャリパ(69)と左右反対側に配置されている請求項3記載の自動二輪車。
  5. ブレーキ用キャリパ(67、69)と該キャリパ(67、69)への作動油供給を調整する油圧ユニット(78)とを備えた自動二輪車(1)であって、車体フレーム(10)に、エンジン(13)及び前記アンチロックブレーキシステムの油圧ユニット(78)を支持するとともに、前記エンジン(13)の後方に、後輪(15)を回転自在に支持する後輪用スイングアーム(11)をピボット軸(57)を介して上下揺動自在に支持し、前記車体フレーム(10)と前記後輪用スイングアーム(11)との間にリヤサスペンション(12)を介装している、自動二輪車(1)において、
    前記リヤサスペンション(12)が、車幅中心から左右一方側にオフセットした位置に配置され、前記油圧ユニット(78)が、車幅中心から左右他方側にオフセットした位置に配置され、前記リヤサスペンション(12)の車幅中心からの左右方向変位量が、前記車体フレーム(10)の、前記リヤサスペンション(12)がオフセットされた側の、メインフレーム部材(20R)の後端部の車幅中心からの左右方向変位量と一致していることを特徴とする、自動二輪車。
JP2005193821A 2005-07-01 2005-07-01 自動二輪車 Expired - Fee Related JP4326506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005193821A JP4326506B2 (ja) 2005-07-01 2005-07-01 自動二輪車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005193821A JP4326506B2 (ja) 2005-07-01 2005-07-01 自動二輪車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007008375A JP2007008375A (ja) 2007-01-18
JP4326506B2 true JP4326506B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=37747413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005193821A Expired - Fee Related JP4326506B2 (ja) 2005-07-01 2005-07-01 自動二輪車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4326506B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4883414B2 (ja) * 2007-09-11 2012-02-22 本田技研工業株式会社 自動二輪車の連動ブレーキ装置
JP5172419B2 (ja) * 2008-03-28 2013-03-27 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP2009292350A (ja) 2008-06-06 2009-12-17 Yamaha Motor Co Ltd 車両
JP5492491B2 (ja) * 2009-08-10 2014-05-14 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP5300142B2 (ja) 2009-08-31 2013-09-25 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP6128567B2 (ja) * 2015-01-30 2017-05-17 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
US10723334B2 (en) 2017-03-28 2020-07-28 Polaris Industries Inc. Anti-lock brake system for all-terrain vehicle
JP7127274B2 (ja) * 2017-11-22 2022-08-30 スズキ株式会社 自動二輪車の制動部品配置構造
CN111655555A (zh) 2017-11-22 2020-09-11 北极星工业有限公司 用于多用途车辆的可切换防抱死制动系统
CN117184015A (zh) 2018-05-02 2023-12-08 北极星工业有限公司 使用全地形车辆的制动系统的操作模式
US11618422B2 (en) 2018-11-14 2023-04-04 Polaris Industries Inc. Operating modes using a braking system for an all terrain vehicle
JP7142657B2 (ja) * 2020-02-03 2022-09-27 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5970250A (ja) * 1982-10-14 1984-04-20 Suzuki Motor Co Ltd 自動二輪車用アンチスキツド装置
JPS6192988A (ja) * 1984-10-12 1986-05-10 本田技研工業株式会社 自動二輪車のリヤクツシヨンユニツト取付構造
JP3094736B2 (ja) * 1993-05-26 2000-10-03 スズキ株式会社 自動二輪車のアンチスキッドブレーキ装置
JP4851717B2 (ja) * 2005-01-11 2012-01-11 本田技研工業株式会社 自動二輪車のabsユニット配置構造
JP4546264B2 (ja) * 2005-01-11 2010-09-15 本田技研工業株式会社 自動二輪車のスイングアーム支持部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007008375A (ja) 2007-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4326506B2 (ja) 自動二輪車
US11034405B2 (en) ABS disposition structure of saddle riding vehicle
JP4011769B2 (ja) 自動二輪車のボトムリンク式前輪懸架装置
US7350881B2 (en) Motorcycle with antilock brake system
JP4563904B2 (ja) 自動二輪車
JP5788696B2 (ja) 自動二輪車
US7708098B2 (en) Brake support structure
EP2703270B1 (en) Vehicle
JP2011079343A (ja) 自動二輪車
JP2011073590A (ja) 鞍乗型車両の車体フレーム構造
JP5323533B2 (ja) 鞍乗り型車両
CA3094214A1 (en) Straddled vehicle with detachable side cases
JP2006347450A (ja) 自動二輪車の車体構造
JP5618949B2 (ja) 小型車両用スイングアーム
JP2014189103A (ja) 自動二輪車
EP2048051B1 (en) Straddle-type vehicle
JP5101231B2 (ja) 鞍乗型車両
WO2020089947A1 (en) Vehicle
JP4247839B2 (ja) 自動二輪車の車体構造
JP2021062724A (ja) 鞍乗型車両
JP4727315B2 (ja) 自動二輪車の車体構造
JP3157690U (ja) 鞍乗型車両
CN2923504Y (zh) 双后减震踏板摩托车的车架
JP2008149951A (ja) 車両
JPH019757Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080131

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090609

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4326506

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140619

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees