JP4883414B2 - 自動二輪車の連動ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車の連動ブレーキ装置に関し、より詳細には、調圧器とリアマスタシリンダとが一体に成形される調圧器一体型マスタシリンダを備える自動二輪車の連動ブレーキ装置に関する。
従来の自動二輪車の連動ブレーキ装置としては、調圧器とリアマスタシリンダとを並列に一体成形した構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3270194号公報
ところで、自動二輪車の連動ブレーキ装置の操作部及び作動部は、機能上の理由から車両の各部に分散配置される。そのため、連動ブレーキ装置の各構成部品を車両の各部にレイアウトする場合、足回り部品等との隙間を確保しながら、各構成部品をコンパクト且つ容易に取り付けられるように配置することが要求される。また、操作部から作動部に作動油を供給するブレーキ経路は長くなるが、周辺部品との隙間を確保しつつ、高いブレーキ剛性が得られるブレーキ経路の配索が求められる。しかし、上記特許文献1に記載の自動二輪車の連動ブレーキ装置では、連動ブレーキ装置の各構成部品については記載されているが、実際に車体にレイアウトするための具体的構造やホース配索などについては言及されていなかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、連動ブレーキ装置の各構成部品を、周辺部品との隙間を確保しながら、コンパクト且つ容易に取り付けることができる自動二輪車の連動ブレーキ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、油圧式のリアブレーキと、リアブレーキに運転者のブレーキ操作に応じた油圧を供給するリアマスタシリンダと、リアマスタシリンダの油圧を調整すると共に、油圧式のフロントブレーキに油圧を供給する調圧器と、を備え、リアマスタシリンダと調圧器とを一体に設ける自動二輪車の連動ブレーキ装置において、調圧器は、リアマスタシリンダの車体内側であって、且つ車両の後輪を揺動自在に軸支するスイングアームの揺動範囲の上方に設けられ、リアマスタシリンダは、スイングアームより車幅方向外側に設けられ、調圧器とリアブレーキとを接続する弾性ホースで構成されたリアブレーキ経路と、調圧器とフロントブレーキとを接続する連動ブレーキ経路とを更に備え、調圧器とリアブレーキ経路とを接続する接続部が、調圧器と連動ブレーキ経路を接続する接続部より上方に配置され、且つ、この接続部の各々が、調圧器の車幅方向内側に配置されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、車両の車体フレームは、ピリオンステップ保持部材を有し、リアマスタシリンダ及び調圧器を一体に設けた調圧器一体型マスタシリンダがピリオンステップ保持部材に取り付けられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、調圧器には、リアブレーキ経路及び連動ブレーキ経路を接続するための油圧供給口が、自動二輪車の車幅方向内側に向けて形成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、連動ブレーキ経路は、調圧器に接続される弾性ホースと、弾性ホースに接続される金属製の中間パイプと、中間パイプに接続されるフロント弾性ホースと、を有し、中間パイプとフロント弾性ホースとの接続部が、自動二輪車のヘッドパイプの前方且つ車幅方向中心の近傍に配置されることを特徴とする。
請求項1に記載の自動二輪車の連動ブレーキ装置によれば、リアブレーキに運転者のブレーキ操作に応じた油圧を供給するリアマスタシリンダと、リアマスタシリンダの油圧を調整すると共に、油圧式のフロントブレーキに油圧を供給する調圧器と、を一体に設けて、調圧器が、リアマスタシリンダの車体内側であって、且つ車両の後輪を揺動自在に軸支するスイングアームの揺動範囲の上方に設けられるため、連動ブレーキ装置の各構成部品を、周辺部品との隙間を確保しながら、コンパクト且つ容易に取り付けることができる。また、リアマスタシリンダをブレーキ操作位置に近い位置であるスイングアームの外側に配置しながら、調圧器及び接続部を車両内方側に納めているため、コンパクト化を図ることができる。特に、調圧器に接続されるリアブレーキ経路の弾性ホースを連動ブレーキ経路の接続部よりスイングアームに対して離間する位置に配置しているため、弾性ホースの可撓長を十分に確保することができ、スイングアームの揺動による弾性ホースの局部的な屈曲を抑制し、耐久性の向上を図ることができる。
請求項2に記載の自動二輪車の連動ブレーキ装置によれば、車両の車体フレームは、ピリオンステップ保持部材を有し、リアマスタシリンダ及び調圧器を一体に設けた調圧器一体型マスタシリンダがピリオンステップ保持部材に取り付けられるため、調圧器一体型マスタシリンダを、走行に伴って揺動するスイングアームとの干渉を確実に回避しながら、コンパクト且つ容易に取り付けることができる。
請求項3に記載の自動二輪車の連動ブレーキ装置によれば、調圧器には、リアブレーキ経路及び連動ブレーキ経路を接続するための油圧供給口が、自動二輪車の車幅方向内側に向けて形成されるため、調圧器からフロントブレーキ及びリアブレーキへの各ブレーキ経路の長さを短縮することができる。また、周辺部品との隙間を確保しながら、各ブレーキ経路の配索を容易に行うことができるので、自動二輪車の外観性を向上することができる。
請求項4に記載の自動二輪車の連動ブレーキ装置によれば、連動ブレーキ経路は、調圧器に接続される弾性ホースと、弾性ホースに接続される金属製の中間パイプと、中間パイプに接続されるフロント弾性ホースと、を有し、中間パイプとフロント弾性ホースとの接続部が、自動二輪車のヘッドパイプの前方且つ車幅方向中心の近傍に配置されるため、ハンドル転舵時における連動ブレーキ経路のホース類とヘッドライト等の周辺部品との隙間を確保して、連動ブレーキ経路の配索を行うことができる。また、弾性ホースとフロント弾性ホースとの間に金属製の中間パイプを配置するので、高いブレーキ剛性を得ることができる。
以下、本発明に係る自動二輪車の連動ブレーキ装置の一実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の連動ブレーキ装置が搭載された自動二輪車の側面図、図2は連動ブレーキ装置の全体構成を説明するための側面図、図3は連動ブレーキ装置の全体構成を説明するための平面図、図4は調圧器一体型マスタシリンダの配置位置を説明するための要部拡大側面図、図5はピリオンステップホルダに配設される調圧器一体型マスタシリンダを車体左側前方から見た斜視図、図6は図5に示す調圧器一体型マスタシリンダを上方から見た平面図、図7は図4のA−A線矢視断面図、図8は調圧器一体型マスタシリンダの作動を説明するための要部拡大断面図、図9は調圧器の特性曲線を示すグラフ、図10はハンドルに設けられるフロントブレーキ機構を上方から見た一部切欠平面図、図11は図10に示すフロントブレーキ機構を下方から見た一部切欠裏面図、図12は図10に示すフロントブレーキ機構を前方から見た正面図である。なお、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車10は、車体フレーム11を備えており、この車体フレーム11は、図2及び図3に示すように、フロントフォーク12を回動可能に支持するヘッドパイプ13と、ヘッドパイプ13から後ろ下がりに延びるメインフレーム14と、メインフレーム14の後部に接合されて下方に延びる左右一対のピボットプレート15と、メインフレーム14の後部側面に接合されて後ろ上がりに延びる左右一対の後部フレーム16と、メインフレーム14の後端部と後部フレーム16の中間部とを接続する補強フレーム17と、ピボットプレート15の側面に取り付けられるピリオンステップ保持部材18と、を備える。なお、車体フレーム11の上記した各部材は溶接などにより接合されている。
フロントフォーク12の下端部には前輪FWが軸支され、フロントフォーク12の上端部にはハンドル21が取り付けられる。また、フロントフォーク12には前輪FWの上方を覆うフロントフェンダ22が取り付けられる。
左右一対のピボットプレート15には、ピボット軸23を介して、後輪RWを軸支するスイングアーム24が揺動自在に支持される。また、車体フレーム11の後部フレーム16とスイングアーム24の後端部との間にはリアショック25が設けられる。
メインフレーム14の下方には、エンジンE及び変速機Mが一体化して構成されるパワーユニットPが配置されており、このパワーユニットPは、メインフレーム14の中間部に設けられるハンガプレート26及びピボットプレート15に支持される。
エンジンEのシリンダヘッド27の上部側壁には、エンジンEへの混合気の供給量を調整するスロットルボディ28が接続されており、このスロットルボディ28の上流端には、吸気を清浄化するエアクリーナ29が接続される。また、シリンダヘッド27の下部側壁には、排気管30が接続される。
なお、図1中の符合31はフロントサイドカバー、符号32はレッグシールド、符号33はフロントカバー、符号34はインナーカバー、符号35はリアサイドカバー、符号36はリアフェンダ、符号37はシート、符号38はグラブレール、符号39はヘッドライト、符号40はブレーキランプ、符号41はブレーキペダル、符号43はピリオンステップである。
そして、本実施形態では、図2〜図6に示すように、自動二輪車10に連動ブレーキ装置50が備えられており、この連動ブレーキ装置50は、調圧器一体型マスタシリンダ51と、後輪RWに制動力を作用させるディスク油圧式のリアブレーキ52と、前輪FWに制動力を作用させるディスク油圧式のフロントブレーキ53と、リアブレーキ52に作動油を供給するリアブレーキ経路54と、フロントブレーキ53に作動油を供給する連動ブレーキ経路55と、を備える。
調圧器一体型マスタシリンダ51は、図5及び図6に示すように、リアマスタシリンダ61と調圧器62とが並列配置されて一体に成形されており、ピリオンステップ保持部材18の車幅方向内側にボルト63によって固定される。また、調圧器62は、リアマスタシリンダ61に対して上側にオフセットされて配置される。さらに、調圧器62は、スイングアーム24の揺動範囲H(図7参照)の上方に配置される。これにより、自動二輪車10の走行に伴ってスイングアーム24が上下に揺動したとしても、スイングアーム24と調圧器62とが干渉することはない。なお、調圧器一体型マスタシリンダ51の構造及び作動については、後に詳述する。
また、調圧器62には、リアブレーキ経路54及び連動ブレーキ経路55を接続するための油圧供給口64,65が、自動二輪車10の車幅方向内側に向けて形成される。また、リアマスタシリンダ61には、ホース66を介して後部フレーム16に固定されるリザーブタンク67が接続される。
車体右側のピボットプレート15の下端部には、ブレーキペダル41が揺動自在に軸支されており、このブレーキペダル41の後端部に形成されるレバー41aがジョイントブラケット68及び連結ロッド69を介してリアマスタシリンダ61のピストン70に連結される。
リアブレーキ経路54は、例えば、耐圧ゴム製の弾性ホースであり、調圧器62の油圧供給口64とリアブレーキ52のリアブレーキキャリパ52aとを接続する。リアブレーキキャリパ52aは、リアブレーキ経路54から供給される作動油により駆動し、後輪RWに固定されるリアブレーキロータ52bを挟持することにより、後輪RWにブレーキ力を付与する。また、リアブレーキ経路54の中間部分は、固定具71,71によりスイングアーム24に固定される。
連動ブレーキ経路55は、調圧器62の油圧供給口65に接続されるリア弾性ホース72と、リア弾性ホース72に接続される金属製の中間パイプ73と、中間パイプ73に接続されるフロント弾性ホース74と、を備え、調圧器62の油圧供給口65と後述するフロントブレーキ53のフロントブレーキ機構110とを接続する。また、フロントブレーキ機構110には、ブレーキホース75を介してフロントブレーキキャリパ53aが接続される。フロントブレーキキャリパ53aは、ブレーキホース75から供給される作動油により駆動し、前輪FWに固定されるフロントブレーキロータ53bを挟持することにより、前輪FWにブレーキ力を付与する。
また、リア弾性ホース72、フロント弾性ホース74、及びブレーキホース75は、例えば、耐圧ゴム製の弾性ホースであり、可撓性を有する。また、中間パイプ73は、例えば、鉄製パイプであり、メインフレーム14に沿って後方から前方に延出され、メインフレーム14を右側から左側へ跨いで配索される。
ここで、連動ブレーキ経路55は、車体略中央に配置される調圧器一体型マスタシリンダ51からフロントブレーキ53まで作動油を導くために全長が長くなるが、例えば、全経路を弾性ホースから構成すると作動油の圧力により弾性ホースが膨張してしまい、ブレーキ剛性が不十分となる可能性がある。しかし、本実施形態では、連動ブレーキ経路55の一部に高い剛性を有する金属製の中間パイプ73を使用しているので、高いブレーキ剛性を得ることができる。
また、本実施形態では、中間パイプ73とフロント弾性ホース74との接続部76が、車体フレーム11のヘッドパイプ13の前方且つ車幅方向中心の近傍に配置される。これにより、ハンドル転舵時における連動ブレーキ経路55とヘッドライト39等の周辺部品との干渉が回避される。
次に、図7〜図9を参照して、調圧器一体型マスタシリンダ51の構成及び作動について詳細に説明する。
図7に示すように、調圧器一体型マスタシリンダ51は、リアマスタシリンダ61と調圧器62とを一体に備える。リアマスタシリンダ61は、ブレーキペダル41が操作されたとき作動油に圧力を発生させるためのものであり、シリンダボディ81に形成されるシリンダ室82にピストン70が摺動自在に嵌合される。ピストン70の両端部には、カップシール83,83が配設されてシリンダ室82とピストン70との間を液密に封止し、ピストン70より上方のシリンダ室82に油圧室84を形成する。また、油圧室84には戻しバネ85が配設されており、ピストン70を図中下方(換言すれば、油圧室84の容積を大きくする方向)に付勢する。
また、ピストン70は、連結ロッド69及びジョイントブラケット68を介してブレーキペダル41に連結されており、ブレーキペダル41が操作されると、ピストン70が図中上方に移動して油圧室84内の作動油の圧力を上昇させる。
調圧器62は、シリンダ室82に対して上方にオフセットされると共に、シリンダ室82と平行に形成される調圧シリンダ室86と、調圧シリンダ室86より小径とされて調圧シリンダ室86に連続して上方に形成される弁室93と、を備える。また、調圧シリンダ室86と弁室93との段差部には、ゴム製のバルブシール96が配設される。また、シリンダ室82と調圧シリンダ室86とは連通路87によって連通される。
また、調圧シリンダ室86内には、圧縮バネ88により図中上方に付勢されるバルブピストン89が収容される。このバルブピストン89は、上部から順に、下面に弁座90aを有する弁体90と、圧縮バネ88の上端が当接するバネ受け部91と、小径部92と、が連続して一体的に形成される。
バルブピストン89は、弁体90が弁室93に、また、バネ受け部91及び小径部92が調圧シリンダ室86に摺動自在に嵌合し、小径部91の下端部は、カップシール94によって封止されると共に、エンドシール95に摺動自在に嵌合する。
また、バルブピストン89は、図8(a)に示すように、圧縮バネ88によって図中上方に付勢されているので、バネ受け部91の上面がバルブシール96の下面に当接すると共に、弁座90aとバルブシール96との間は、隙間Lだけ離間してバルブが開いた状態にある。また、バルブシール96の下面には、作動油の通路となる不図示の溝が形成されるので、バネ受け部91の上面がバルブシール96の下面に当接した状態であっても、この溝を介して調圧シリンダ室86と弁室93は連通している。
図7に示すように、弁室93は調圧器62の油圧供給口64に連通し、調圧シリンダ室86は油圧供給口65に連通している。油圧供給口64、65には、それぞれ雌ねじ部が形成されており、油圧供給口64にはオイル連通ボルト97を介してリアブレーキ経路54の弾性ホースが接続され、油圧供給口65にはオイル連通ボルト97を介して連動ブレーキ経路55のリア弾性ホース72が接続される。
また、リアブレーキ経路54の弾性ホース及びリア弾性ホース72のオイル連通ボルト97との接続部56は、オイル連通ボルト97を挿通させるためのボルト挿通穴59が形成される略円筒状の頭部57と、頭部57の外周面から径方向に突設され、ボルト挿通穴59に連通するオイル連通穴60が形成されるホース挿入部58と、を一体に備える。
オイル連通ボルト97は、頭部57のボルト挿通穴59と同じ外径を有する嵌合部98と、先端に形成される雄ねじ部99と、軸心に沿って形成される袋穴101と、袋穴101に連通し、径方向に穿設される径方向穴102と、嵌合部98の外周面に形成される環状溝103と、を有する。
そして、オイル連通ボルト97を弾性ホースの頭部57のボルト挿通穴59に嵌合させ、雄ねじ部99を油圧供給口64、65の雌ねじ部に螺合させることによって、油圧供給口64とリアブレーキ経路54の弾性ホースの接続部56、及び油圧供給口65とリア弾性ホース72の接続部56とが、オイル連通ボルト97を介して接続される。このような形状のオイル連通ボルト97を用いて調圧器62の油圧供給口64、65に接続することによって、リアブレーキ経路54及びリア弾性ホース72を調圧器62の軸方向と平行に配置してコンパクト且つ容易に取り付けることができる。
次に、調圧器62の作動について説明する。図7に示すように、運転者がブレーキペダル41を操作すると、ジョイントブラケット68及び連結ロッド69を介してピストン70が上方に押圧され、戻しバネ85のバネ力に抗してシリンダ室82内を上方に移動する。これにより、油圧室84内の作動油の圧力Pmが上昇し、連通路87を通って調圧シリンダ室86に流入して調圧シリンダ室86内の作動油の圧力が上昇する。そして、調圧シリンダ室86に流入した圧力Pmの作動油の一部は、油圧供給口65から連動ブレーキ経路55を介してフロントブレーキ53のフロントブレーキ機構110に供給され、フロントブレーキ機構110によりフロントブレーキ53のフロントブレーキキャリパ53aが作動されて、前輪FWにブレーキ力が付与される。
また、図8(a)に示すように、調圧シリンダ室86内の圧力Pmの作動油は、バルブシール96の不図示の溝を通って弁室93に流入し、バルブピストン89の上面に圧力Pmの油圧力を作用させる。これにより、バルブピストン89には押し下げる方向の力が働くが、バルブピストン89は圧縮バネ88によって上方に付勢されているので、バルブピストン89が下方に移動することはなく、圧力Pmの作動油が調圧シリンダ室86から油圧供給口64に供給され続け、油圧供給口64からリアブレーキ経路54を介してリアブレーキ52のリアブレーキキャリパ52aに供給されて、後輪RWにブレーキ力が付与される。
このときのバルブピストン89と圧縮バネ88との釣合式は、
A :弁体90の断面積(cm
B :小径部92の断面積(cm
Pm:調圧シリンダ室86内の圧力(入口圧)(kg/cm
Pw:弁室93内の圧力(出口圧)(kg/cm
Pc:折点圧力(kg/cm
W :圧縮バネ88の初期荷重(kg)
K :圧縮バネ88のバネ常数(kg/mm)
L :弁体90とバルブシール96間の距離(mm)
とすると、Pw=Pmであるので、下記の式(数1)で表される。
Figure 0004883414
図9に示すように、更にブレーキペダル41が操作されるとシリンダ室82及び調圧シリンダ室86の作動油の圧力Pmが次第に上昇し、折点圧力Pc付近に達すると、バルブピストン89に作用する作動油の圧力(下方への力)が、圧縮バネ88のバネ力に打ち勝ってバルブピストン89が下方に移動する(図8(b)参照)。これにより、弁座90aがバルブシール96の上面に当接し、調圧シリンダ室86と弁室93とが遮断されて油圧供給口64(弁室93)の圧力(出口圧)が折点圧力Pcとなる。そして、バルブピストン89が移動を開始するときの釣合式は下記の式(数2)となり、折点圧力Pcは下記の式(数3)で表される。
Figure 0004883414
Figure 0004883414
この状態から更に調圧シリンダ室86の作動油の圧力Pmが上昇すると、バルブピストン89が僅かに上方に押し上げられて開き、弁室93(油圧供給口64)の圧力が上昇する。これにより、バルブピストン89が再び押し下げられて弁座90aとバルブシール96の上面とが当接し、調圧シリンダ室86と弁室93との間を遮断する。上記した作動が繰り返し行われて、弁室93(油圧供給口64)の圧力は、図9の円で囲まれた部分拡大図に示すように、入力圧に対して減圧されて微小ステップ状に上昇する。このときの減圧された油圧供給口64の圧力は、下記の式(数4)となる。従って、このときの減圧比tanθ(Pw/Pm)は、下記の式(数5)で表される。この式(数5)から分かるように、減圧比tanθは、弁体90の断面積A及び小径部92の断面積Bによって決まり、両断面積A、Bを適宜設定することにより任意の減圧比tanθが得られる。
Figure 0004883414
Figure 0004883414
次に、ブレーキペダル41を解放すると、ピストン70は戻しバネ85のバネ力によってシリンダ室82内を下方に移動し、油圧室84及び調圧シリンダ室86内の作動油の圧力Pmが下降する。これにより、バルブピストン89の弁体90と小径部92の受圧面積の関係によってバルブピストン89が圧縮バネ88のバネ力に抗して下方に移動し、バルブシール96を変形させて弁室93の体積を変化させて弁室93の圧力が下がる。更に調圧シリンダ室86の圧力Pmが下がると、圧縮バネ88の作用によってバルブピストン89が押し上げられて元の位置に戻り、弁室93と調圧シリンダ室86が連通して弁室93の圧力Pwが同じ圧力まで降圧する。
上記したように、調圧器62を用いて自動二輪車10のブレーキを制御することによって、前輪FW及び後輪RWに望ましいブレーキ特性を付与することができる。
次に、図10〜図12を参照して、前輪FWにブレーキ力を作用させるフロントブレーキ機構110の構成及び作動について詳細に説明する。
フロントブレーキ機構110は、図10〜図12に示すように、ハンドル21の右側部分に配設されており、ハンドル21に固定されるシリンダボディ111には、サブマスタシリンダ室112及びフロントマスタシリンダ室113が平行に設けられる。サブマスタシリンダ室112は、連動ブレーキ経路55のフロント弾性ホース74が接続されて、調圧器62の油圧供給口65と連通している。また、フロントマスタシリンダ室113には、ブレーキホース75を介してフロントブレーキキャリパ53aが接続される。
サブマスタシリンダ室112には、圧縮バネ115によりサブマスタシリンダ室112内に押し込む方向に付勢されるサブピストン114が摺動自在に嵌合し、このサブピストン114の一端部114aは、シリンダボディ111から出没自在になっている。
フロントマスタシリンダ室113には、圧縮バネ117によりフロントマスタシリンダ室113から押し出す方向に付勢されるフロントピストン116が摺動自在に嵌合し、このフロントピストン116の一端部116aは、シリンダボディ111から出没自在となっている。また、サブピストン114の一端部114a及びフロントピストン116の一端部116aは、シリンダボディ111の車幅方向外側に配置される。また、シリンダボディ111には、サブマスタシリンダ室112及びフロントマスタシリンダ室113内の空気を排出するためのブリーダ131が設けられ、このブリーダ131にはブリーダキャップ132が被せられる。
図10に示すように、シリンダボディ111の右端部には、サブマスタシリンダ室112とフロントマスタシリンダ室113との間に支持軸118が設けられており、この支持軸118には、前輪FWにブレーキ力を作用させるためのブレーキレバー119の基端部120が揺動自在に支持される。また、ブレーキレバー119の基端部120の下面には、平面視略L字状の段差部121が形成される。
また、支持軸118には、略三角形状のダブルノッカ122が揺動自在に支持され、ダブルノッカ122は、ブレーキレバー119の段差部121に重なるように嵌合される。このダブルノッカ122は、略三角形状の板状部材であり、サブピストン114の一端部114aに対応する位置に第1押圧部123が設けられ、フロントピストン116の一端部116aに対応する位置に第2押圧部124が設けられ、ブレーキレバー119の段差部121に対応する位置に連動係止部125が設けられる。
また、ブレーキレバー119の段差部121とダブルノッカ122の連動係止部125との間には、圧縮バネ126が内蔵されており、ブレーキレバー119とダブルノッカ122とを互いに逆方向に回転させるように付勢し、ブレーキレバー119とダブルノッカ122との間の回転方向のガタを吸収する。そして、ブレーキレバー119が操作されて矢印X方向に回動すると、ブレーキレバー119の段差部121がダブルノッカ122の連動係止部125に当接してダブルノッカ122も矢印X方向に回動する。
さらに、ダブルノッカ122には、図11及び図12に示すように、スイッチ押圧部127が下方に突出して設けられており、このスイッチ押圧部127は、シリンダボディ111の下部に固定されるブレーキランプスイッチ128のスイッチレバー129を常に押圧している。そして、ダブルノッカ122が矢印X方向に回動すると、スイッチ押圧部127によるスイッチレバー129の押圧が解除される。これにより、ブレーキランプスイッチ128は、ブレーキ非操作時(押圧時)にはブレーキランプ40を消灯し、ブレーキ操作時(非押圧時)にはブレーキランプ40を点灯させる。
次に、本実施形態の連動ブレーキ装置50の作動について説明する。
まず、ブレーキレバー119の操作により前輪FWにブレーキをかける場合を説明する。図10に示すように、運転者がブレーキレバー119を矢印X方向に回動操作すると、ブレーキレバー119の段差部121がダブルノッカ122の連動係止部125に係合してダブルノッカ122を矢印X方向に回動させる。これにより、ダブルノッカ122の第2押圧部124は、フロントピストン116の一端部116aを押圧し、圧縮バネ117のバネ力に抗してフロントピストン116をフロントマスタシリンダ室113内に押し込み、フロントマスタシリンダ室113内の作動油の圧力を上昇させる。
そして、フロントマスタシリンダ室113の作動油は、ブレーキホース75を介してフロントブレーキキャリパ53aに供給されて、前輪FWにブレーキ力を付与する。また、ダブルノッカ122が回転すると、スイッチ押圧部127が押圧していたブレーキランプスイッチ128のスイッチレバー129を解放するので、ブレーキランプ40が点灯する。
次に、ブレーキペダル41の操作により前輪FW及び後輪RWにブレーキをかける場合を説明する。図7及び図10に示すように、運転者がブレーキペダル41を足で回動操作すると、この回転はジョイントブラケット68及び連結ロッド69を介してピストン70を戻しバネ85のバネ力に抗してシリンダ室82内に押し込む。これにより、油圧室84及び調圧シリンダ室86内の作動油の圧力Pmが上昇する。
調圧シリンダ室86の作動油の一部は、油圧供給口65から連動ブレーキ経路55を介してサブマスタシリンダ室112に供給され、サブピストン114を圧縮バネ115の付勢力に抗して車体右方向に移動させる。これにより、サブピストン114の一端部114aがシリンダボディ111から突出され、ダブルノッカ122の第1押圧部123を押圧するので、ダブルノッカ122が支持軸118を中心として矢印X方向に回動される。このため、第2押圧部124がフロントピストン116の一端部116aを押圧してフロントピストン116を車体左方向に移動させ、フロントマスタシリンダ室113内の作動油の圧力を上昇させて、作動油をフロントブレーキキャリパ53aに供給して前輪FWにブレーキ力を付与する。
なお、油圧供給口65と調圧シリンダ室86とは連通しているので、サブマスタシリンダ室112のサブピストン114には、ブレーキペダル41の操作によって発生する調圧シリンダ室86の圧力と略同等の圧力が作用するが、サブピストン114は圧縮バネ115によって調圧シリンダ室86から供給される作動油の圧力に抗する方向に付勢されるので、油圧供給口65から供給される作動油の圧力が圧縮バネ115のバネ力に打勝つ所定の圧力に上昇するまで、サブピストン114は移動しない。換言すれば、油圧供給口65から供給される作動油の圧力が、圧縮バネ115のバネ力に打勝つ所定の圧力に上昇するまで、フロントブレーキ53にブレーキ力が作用することはない。
また、サブピストン114によってダブルノッカ122が回動する際、ダブルノッカ122だけが回転してブレーキレバー119は回動しないが、ブレーキレバー119とダブルノッカ122との間に圧縮バネ126が装着されて、ブレーキレバー119を矢印X方向と逆方向に付勢するので、ブレーキレバー119の回転方向のガタが吸収される。
また、調圧シリンダ室86の作動油の他の一部は、バルブピストン89及びバルブシール96によって上記したように圧力が調整され、圧力が調整された作動油が弁室93、油圧供給口64、及びリアブレーキ経路54を介してリアブレーキ52のリアブレーキキャリパ52aに供給されて後輪RWにブレーキ力を付与する。
以上説明したように、本実施形態の自動二輪車10の連動ブレーキ装置50によれば、リアブレーキ52に運転者のブレーキ操作に応じた油圧を供給するリアマスタシリンダ61と、リアマスタシリンダ61の油圧を調整すると共に、油圧式のフロントブレーキ53に油圧を供給する調圧器62と、を一体に設けて、調圧器62が、リアマスタシリンダ61の車体内側であって、且つ車両10の後輪RWを揺動自在に軸支するスイングアーム24の揺動範囲Hの上方に設けられるため、リアマスタシリンダ61及び調圧器62を一体に設けた調圧器一体型マスタシリンダ51の長さを短縮することができると共に、調圧器一体型マスタシリンダ51を、スイングアーム24との隙間を確保しながら、コンパクト且つ容易に取り付けることができる。また、調圧器62により作動油の圧力を調整するので、前輪FW、後輪RWに望ましいブレーキ特性のブレーキ力を付与することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10の連動ブレーキ装置50によれば、車両10の車体フレーム11は、ピリオンステップ保持部材18を有し、調圧器一体型マスタシリンダ51がピリオンステップ保持部材18に取り付けられるため、調圧器一体型マスタシリンダ51を、走行に伴って揺動するスイングアーム24との干渉を確実に回避しながら、コンパクト且つ容易に取り付けることができる。
また、本実施形態の自動二輪車10の連動ブレーキ装置50によれば、調圧器62とリアブレーキ52とを接続するリアブレーキ経路54と、調圧器62とフロントブレーキ53とを接続する連動ブレーキ経路55と、を備え、調圧器62には、リアブレーキ経路54及び連動ブレーキ経路55を接続するための油圧供給口64,65が、自動二輪車10の車幅方向内側に向けて形成されるため、調圧器62からフロントブレーキ53及びリアブレーキ52への各ブレーキ経路54,55の長さを短縮することができる。また、周辺部品との隙間を確保しながら、各ブレーキ経路54,55の配索を容易に行うことができるので、自動二輪車10の外観性を向上することができる。
さらに、本実施形態の自動二輪車10の連動ブレーキ装置50によれば、連動ブレーキ経路55は、調圧器62に接続されるリア弾性ホース72と、リア弾性ホース72に接続される金属製の中間パイプ73と、中間パイプ73に接続されるフロント弾性ホース74と、を有し、中間パイプ73とフロント弾性ホース74との接続部76が、自動二輪車10のヘッドパイプ13の前方且つ車幅方向中心の近傍に配置されるため、ハンドル転舵時における連動ブレーキ経路55のホース類とヘッドライト39等の周辺部品との隙間を確保して、連動ブレーキ経路55の配索を行うことができる。また、リア弾性ホース72とフロント弾性ホース74との間に金属製の中間パイプ73を配置するので、高いブレーキ剛性を得ることができる。
本発明に係る自動二輪車の連動ブレーキ装置が搭載された自動二輪車の側面図である。 連動ブレーキ装置の全体構成を説明するための側面図である。 連動ブレーキ装置の全体構成を説明するための平面図である。 調圧器一体型マスタシリンダの配置位置を説明するための要部拡大側面図である。 ピリオンステップホルダに配設される調圧器一体型マスタシリンダを車体左側前方から見た斜視図である。 図5に示す調圧器一体型マスタシリンダを上方から見た平面図である。 図4のA−A線矢視断面図である。 調圧器一体型マスタシリンダの作動を説明するための要部拡大断面図である。 調圧器の特性曲線を示すグラフである。 ハンドルに設けられるフロントブレーキ機構を上方から見た一部切欠平面図である。 図10に示すフロントブレーキ機構を下方から見た一部切欠裏面図である。 図10に示すフロントブレーキ機構を前方から見た正面図である。
符号の説明
10 自動二輪車
11 車体フレーム
12 フロントフォーク
13 ヘッドパイプ
14 メインフレーム
15 ピボットプレート
16 後部フレーム
17 補強フレーム
18 ピリオンステップ保持部材
21 ハンドル
24 スイングアーム
39 ヘッドライト
40 ブレーキランプ
41 ブレーキペダル
50 連動ブレーキ装置
51 調圧器一体型マスタシリンダ
52 リアブレーキ
53 フロントブレーキ
54 リアブレーキ経路
55 連動ブレーキ経路
61 リアマスタシリンダ
62 調圧器
64 油圧供給口
65 油圧供給口
72 リア弾性ホース
73 中間パイプ
74 フロント弾性ホース
76 接続部
110 フロントブレーキ機構
111 シリンダボディ
112 サブマスタシリンダ室
113 フロントマスタシリンダ室
114 サブピストン
115 圧縮バネ
116 フロントピストン
117 圧縮バネ
118 支持軸
119 ブレーキレバー
122 ダブルノッカ
FW 前輪
RW 後輪
H スイングアームの揺動範囲

Claims (4)

  1. 油圧式のリアブレーキと、
    前記リアブレーキに運転者のブレーキ操作に応じた油圧を供給するリアマスタシリンダと、
    前記リアマスタシリンダの油圧を調整すると共に、油圧式のフロントブレーキに油圧を供給する調圧器と、を備え、
    前記リアマスタシリンダと前記調圧器とを一体に設ける自動二輪車の連動ブレーキ装置において、
    前記調圧器は、前記リアマスタシリンダの車体内側であって、且つ車両の後輪を揺動自在に軸支するスイングアームの揺動範囲の上方に設けられ
    前記リアマスタシリンダは、前記スイングアームより車幅方向外側に設けられ、
    前記調圧器と前記リアブレーキとを接続する弾性ホースで構成されたリアブレーキ経路と、前記調圧器と前記フロントブレーキとを接続する連動ブレーキ経路とを更に備え、
    前記調圧器と前記リアブレーキ経路とを接続する接続部が、前記調圧器と前記連動ブレーキ経路を接続する接続部より上方に配置され、且つ、前記接続部の各々が、前記調圧器の車幅方向内側に配置されることを特徴とする自動二輪車の連動ブレーキ装置。
  2. 前記車両の車体フレームは、ピリオンステップ保持部材を有し、
    前記リアマスタシリンダ及び前記調圧器を一体に設けた調圧器一体型マスタシリンダが前記ピリオンステップ保持部材に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の連動ブレーキ装置。
  3. 記調圧器には、前記リアブレーキ経路及び前記連動ブレーキ経路を接続するための油圧供給口が、前記自動二輪車の車幅方向内側に向けて形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車の連動ブレーキ装置。
  4. 前記連動ブレーキ経路は、前記調圧器に接続される弾性ホースと、前記弾性ホースに接続される金属製の中間パイプと、前記中間パイプに接続されるフロント弾性ホースと、を有し、
    前記中間パイプと前記フロント弾性ホースとの接続部が、前記自動二輪車のヘッドパイプの前方且つ車幅方向中心の近傍に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車の連動ブレーキ装置。
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