JP2014189103A - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車 Download PDF

Info

Publication number
JP2014189103A
JP2014189103A JP2013065052A JP2013065052A JP2014189103A JP 2014189103 A JP2014189103 A JP 2014189103A JP 2013065052 A JP2013065052 A JP 2013065052A JP 2013065052 A JP2013065052 A JP 2013065052A JP 2014189103 A JP2014189103 A JP 2014189103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main frame
rear arm
rear suspension
minimum
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013065052A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Horikawa
誠 堀川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2013065052A priority Critical patent/JP2014189103A/ja
Priority to US14/018,547 priority patent/US8813894B1/en
Priority to ES13185696.5T priority patent/ES2554781T3/es
Priority to EP13185696.5A priority patent/EP2783968B1/en
Priority to BR102013026402-4A priority patent/BR102013026402B1/pt
Publication of JP2014189103A publication Critical patent/JP2014189103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K25/00Axle suspensions
    • B62K25/04Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
    • B62K25/28Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay
    • B62K25/283Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay for cycles without a pedal crank, e.g. motorcycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K25/00Axle suspensions
    • B62K25/04Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
    • B62K25/28Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay
    • B62K25/286Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay the shock absorber being connected to the chain-stay via a linkage mechanism

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】シートの位置を低くしかつシートの横幅を短くすることで運転者の足つき性および車両の操作性の向上が実現できる自動二輪車を提供する。
【解決手段】自動二輪車は、左右のメインフレーム52、72と、左右のリアアーム54、74と、を有する車体フレーム50と、車両中心線上に配置され、その軸線が実質的に前後方向に延びるリアサスペンション62と、リアサスペンション62の上方に位置するシートと、を備え、左メインフレーム52は、後斜め右方に傾斜した左傾斜部55と、右メインフレーム72との間の車幅方向の間隔が最も小さい左最小部57と、を含み、右メインフレーム72は、後斜め左方に傾斜した右傾斜部75と、左最小部57の右方に位置する右最小部77と、を含み、リアサスペンション62は、平面視でその少なくとも一部が左最小部57と右最小部77との間に位置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動二輪車に関する。
従来から自動二輪車において、地面からの衝撃を吸収して車体を安定させるために、車体の前部および後部にそれぞれフロントサスペンションおよびリアサスペンションが設けられている。リアサスペンションは、自動二輪車のシートの下方に位置しており、地面に対して略垂直に配置されることが多い。このため、リアサスペンションの高さ分だけシートの位置が高くなってしまう。また、リアサスペンション下方のスペースが有効利用できないため、サイレンサなどの排気系部品を自動二輪車の側方に配置することになり、車体の軽快なイメージを損なうこととなる。
自動二輪車では、運転者の足つき性および車両の操作性の向上の観点からシートの位置を低くし、シートの車幅方向の長さ(以下、シートの横幅という)を短くすることが望まれている。そこでシートの位置を低くする方法の一つとして、例えば特許文献1〜3に記載されているように、左右一対のメインフレームに架け渡されたクロスメンバとリアアームとを連結するリアサスペンションを、地面に対して略水平に配置することが知られている。このように、シートの下方に配置されるリアサスペンションを地面に対して略水平に配置することによって、リアサスペンションを略垂直に配置する場合と比較してリアサスペンションの高さが低くなるので、シートの位置を低くすることができる。また、リアサスペンションを略水平にすることにより、リアサスペンション下方のスペースを有効利用することができる。
特開2000−85670号公報 特開2003−127965号公報 特開2011−79343号公報
ところで、シートの横幅は、シートの下方に配置されるメインフレームの形状によって決定される。そのため、シートの横幅を短くするには、左右一対のメインフレームのうちシートの下方に位置する部分の車幅方向の間隔を短くする必要がある。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、左右一対のメインフレームはリアアームの外側から連結されており、両メインフレームの車幅方向の間隔をリアアームの車幅方向の間隔よりも小さくすることはできない。特許文献2に記載の技術では、リアサスペンションが左右一対のメインフレームのうち右のメインフレームの方向にオフセットされ、車幅方向にリアサスペンションと排気管とが併存している。このため、メインフレームの車幅方向の間隔を短くすることはできず、また、クロスメンバにはねじれ荷重が発生してしまう。特許文献3に記載の技術では、リアサスペンションが左右一対のメインフレームのうち右のメインフレームの方向にオフセットされ、車幅方向にリアサスペンションとバッテリ等とが併存している。このため、メインフレームの車幅方向の間隔を短くすることはできず、また、クロスメンバにはねじれ荷重が発生してしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートの位置を低くしかつシートの横幅を短くすることで運転者の足つき性および車両の操作性の向上が実現できる自動二輪車を提供することである。
本発明に係る自動二輪車は、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後斜め下向きに延びる左メインフレームと、前記ヘッドパイプから後斜め下向きに延びかつ前記左メインフレームの右方に位置する右メインフレームと、前記左メインフレームに連結される左リアアームと、前記右メインフレームに連結される右リアアームと、前記左メインフレームと前記右メインフレームとに架け渡されたクロスメンバと、を有する車体フレームと、前記左メインフレームおよび前記右メインフレームの下方に配置されたエンジンと、車両中心線上に配置され、その軸線が実質的に前後方向に延び、前記クロスメンバと前記左リアアームおよび右リアアームとを連結するリアサスペンションと、前記車体フレームに支持され、少なくとも一部が前記リアサスペンションの上方に位置するシートと、を備え、前記左メインフレームは、前記左リアアームと前記右リアアームとの間に配置されかつ前記左リアアームと連結する左連結部と、前記クロスメンバよりも後方に位置しかつ後斜め右方に傾斜した左傾斜部と、前記左傾斜部よりも後方に位置しかつ前記右メインフレームとの間の車幅方向の間隔が最も小さい左最小部と、を含み、前記右メインフレームは、前記左リアアームと前記右リアアームとの間に配置されかつ前記右リアアームと連結する右連結部と、前記クロスメンバよりも後方に位置しかつ後斜め左方に傾斜した右傾斜部と、前記右傾斜部よりも後方に位置しかつ前記左最小部の右方に位置する右最小部と、を含み、前記リアサスペンションは、平面視でその少なくとも一部が前記左最小部と前記右最小部との間に配置されている。
本発明に係る自動二輪車では、リアサスペンションは、その軸線が上下方向ではなく実質的に前後方向に延びるように配置されている。このため、リアサスペンションの上下方向の高さは低くなり、自動二輪車の上下方向の拡大を抑制することができる。これにより、リアサスペンションの上方に位置するシートの高さを低くすることができる。また、左メインフレームの左連結部および右メインフレームの右連結部は、左リアアームと右リアアームとの間に配置されている。左メインフレームは左リアアームに対して右方から連結され、右メインフレームは右リアアームに対して左方から連結されている。そのため、左メインフレームの左連結部と右メインフレームの右連結部との車幅方向の間隔を、左リアアームと右リアアームとの車幅方向の間隔よりも小さくすることができる。左メインフレームは、右メインフレームとの間の車幅方向の間隔が最も小さい左最小部を有し、右メインフレームは、左最小部の右方に位置し、左メインフレームとの間の車幅方向の間隔が最も小さい右最小部を有し、リアサスペンションの少なくとも一部が左最小部と右最小部との間に配置されている。このため、リアサスペンションの上方に位置するシートのうち、左最小部および右最小部の上方に位置する部分のシートの横幅を短くすることができる。したがって、本発明の自動二輪車によれば、運転者の足つき性およびリアサスペンション下方の空間を有効活用できると共に車両の操作性の向上を実現することができる。また、リアサスペンションは車両中心線上に配置されているため、リアサスペンション自体にねじれ力が働くことが防止される。これにより、リアサスペンションの作動がスムーズに行われる。さらに、リアサスペンションは車両中心線上に配置されているため、クロスメンバにはねじれ荷重が発生しない。本発明の自動二輪車によれば、車両の安定性を向上させることができる。
本発明の一態様によれば、前記リアサスペンションと前記左リアアームおよび前記右リアアームとの間に介在するリンク部材を備えている。
これにより、リアサスペンションと左リアアームおよび右リアアームとを安定して接続することができる。
本発明の一態様によれば、前記リンク部材は、前記左リアアームおよび前記右リアアームに接続された下接続部と、側面視において前記下接続部の上方に位置し、前記リアサスペンションに接続された上接続部とを備えている。
リアサスペンションと左リアアームおよび右リアアームとの間にリンク部材が介在することによって、リアサスペンションの連結部分は、側面視において左リアアームおよび右リアアームの連結部分の上方に位置している。リンク部材が設けられることにより、リアサスペンションの連結部分はより上方に配置されている。そのため、リアサスペンションの軸線の水平線に対する角度を、より小さくすることができる。
本発明の一態様によれば、前記リンク部材は、側面視において円弧状に形成された本体部と、前記本体部と前記左リアアームとを接続する左接続部と、前記本体部と前記右リアアームとを接続する右接続部とを有し、前記本体部は、前記左メインフレームと揺動可能に連結する左前端部と、前記右メインフレームと揺動可能に連結する右前端部と、前記リアサスペンションと揺動可能に連結する後端部と、を有している。
これにより、その軸線が実質的に前後方向に延びるように配置されたリアサスペンションを用いつつ、自動二輪車に対する地面からの衝撃をよりよく吸収することができる。
本発明の一態様によれば、前記左最小部および前記右最小部は、前記左連結部および前記右連結部よりも後方に位置する。
これにより、リアサスペンションの上方に位置するシートのうち、左連結部および右連結部よりも後方に位置する部分のシートの横幅を短くすることができる。
本発明の一態様によれば、前記左最小部および前記右最小部は、前記左メインフレームの後端部および前記右メインフレームの後端部よりも前方かつ前記左リアアームの前端部および前記右リアアームの前端部よりも後方に位置する。
これにより、リアサスペンションの上方に位置するシートのうち、左メインフレームの後端部および右メインフレームの後端部よりも前方、かつ左リアアームの前端部および右リアアームの前端部よりも後方に位置する部分のシートの横幅を短くすることができる。
本発明の一態様によれば、前記左連結部と前記リアサスペンションとの車幅方向の間隔と前記右連結部と前記リアサスペンションとの車幅方向の間隔との合計長さは、前記リアサスペンションの車幅方向の長さよりも短い。
このように、左連結部とリアサスペンションとの間隔および右連結部とリアサスペンションとの間隔をそれぞれ狭くすることによって、リアサスペンションの上方に位置するシートのうち、左連結部および右連結部の上方に位置する部分のシートの横幅を短くすることができる。また、左最小部および右最小部は、左連結部および右連結部よりも車幅方向の間隔が小さい。よって、リアサスペンションの上方に位置するシートのうち、左最小部および右最小部の上方に位置する部分のシートの横幅を更に短くすることができる。
本発明の一態様によれば、前記リアサスペンションは、その上端が前記エンジンの上端よりも下方に位置し、その下端が前記エンジンの下端よりも上方に位置している。
これにより、自動二輪車の上下方向の拡大を抑制することができる。
本発明の一態様によれば、前記エンジンに接続され、少なくとも一部が後方に延びる排気管と、前記排気管の後端部に接続されたサイレンサと、を備え、前記サイレンサは、前記リアサスペンションよりも下方に位置する。
リアサスペンションを略水平に配置することにより形成されたリアサスペンション下方のスペースに、十分な容積を有するサイレンサを配置することができる。また、車両後輪外側に配置されるサイレンサを無くす事ができるので、車体の軽量化と、デザインの軽快感(スリム感)が表現できる。
本発明の一態様によれば、前記左リアアームの後端部および前記右リアアームの後端部に支持された後輪を備え、前記リアサスペンションは、側面視において前記ヘッドパイプの上端と前記後輪の中心とをつなぐ直線よりも下方に位置する。
このように、リアサスペンションは自動二輪車の比較的低い部分に配置されるため、仮にリアサスペンションの上下方向の高さが大きくなったとしても、シートの位置が高くなってしまうことが抑制される。よって、自動二輪車の上下方向の拡大は抑制される。
本発明の一態様によれば、前記左リアアームの後端部および前記右リアアームの後端部に支持された後輪と、前記エンジンと前記後輪とに連結され、該エンジンで発生した駆動力を前記後輪に伝達する動力伝達部材と、を備え、前記左リアアームおよび前記右リアアームのいずれか一方は、貫通孔を有し、前記動力伝達部材は、前記リアサスペンションの下方かつ前記貫通孔が形成されたリアアームの外方に位置する第1部分と、前記貫通孔内に位置する第2部分と、前記貫通孔が形成されたリアアームの内方に位置する第3部分と、を備えている。
このように、リアアームに形成された貫通孔に動力伝達部材の一部が配置されるため、リアアームと動力伝達部材との干渉を防止することができる。左リアアームは左メインフレームに対し左方から連結されている。左リアアームの前部は、左メインフレームよりも左方に位置している。しかし、左リアアームには貫通孔が形成され、動力伝達部材の第2部分が貫通孔内に位置するので、左リアアームの前部が比較的左方に位置していたとしても、左リアアームと動力伝達部材との干渉を防止することができる。
本発明の一態様によれば、側面視において前記シートの下方かつ前記リアサスペンションの前端よりも後方に配置され、運転者の足が載せられる足載せ部を備え、前記左最小部および前記右最小部は、側面視において前記リアサスペンションの前端と前記足載せ部との間に位置する。
これにより、シートのうち、側面視においてリアサスペンションの前端よりも後方かつ足載せ部よりも前方に位置する部分の横幅を短くすることができる。運転者は、シートの横幅の小さい部分の側方に脚を位置付けることができる。これにより、運転者の足つき性がより向上する。
本発明の一態様によれば、前記シートの下方かつ前記リアサスペンションの上方に配置されたバッテリを備える。
リアサスペンションの上下方向の高さは低くなり、自動二輪車の上下方向の拡大が抑制されているため、シートの下方かつリアサスペンションの上方にバッテリをコンパクトに配置することができる。
本発明の一態様によれば、前記左最小部および前記右最小部のいずれか一方よりも外方に配置された油圧配管を備える。
このように、左最小部および右最小部の外方に設けられた空間を活用することによって、油圧配管をコンパクトに配置することができる。油圧配管が車幅方向の外方に出っ張らないので、自動二輪車の横幅を小さくすることができる。
本発明の一態様によれば、前記左メインフレームから後斜め上向きに延びる左シートフレームと、前記右メインフレームから後斜め上向きに延びる右シートフレームと、を備え、前記左メインフレームは、前記左シートフレームと接続した左接続部を備え、前記右メインフレームは、前記右シートフレームと接続した右接続部を備え、前記左メインフレームおよび前記左リアアームは、左側面視において、前記左接続部が前記左メインフレームの上端と前記左リアアームの上端とを結ぶ直線上かこれよりも下方に配置されるように構成され、および/または、前記右メインフレームおよび前記右リアアームは、右側面視において、前記右接続部が前記右メインフレームの上端と前記右リアアームの上端とを結ぶ直線上かこれよりも下方に配置されるように構成されている。
左接続部は、左メインフレームの上端と左リアアームの上端とを結ぶ直線上またはこれよりも下方に配置されているため、左シートフレームと接続した左接続部を低く設定することができる。また、右接続部は、右メインフレームの上端と右リアアームの上端とを結ぶ直線上またはこれよりも下方に配置されているため、右シートフレームと接続した右接続部を低く設定することができる。これにより、シート高を低く設定することができる。
以上のように、本発明によれば、シートの位置を低くしかつシートの横幅を短くすることで運転者の足つき性および車両の操作性の向上が実現できる自動二輪車を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車を示す右側面図である。 本発明の一実施形態に係る車体フレームを示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る車体フレームを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る車体フレームの一部を示す拡大平面図である。 図3のIV‐IV線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る車体フレームを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1は、オンロード型の自動二輪車1である。なお、本発明に係る自動二輪車はオンロード型の自動二輪車1に限定される訳ではない。本発明に係る自動二輪車は、いわゆるモペット型、オフロード型、またはスクータ型等の他の型式の自動二輪車であってもよい。
以下の説明において、前、後、左、右は、それぞれ自動二輪車1の乗員から見た前、後、左、右を意味するものとする。図面に付した符号F、Re、L、Rは、それぞれ前、後、左、右を表す。また、上、下は、それぞれ自動二輪車1が水平面上に停止しているときの上、下を意味するものとする。図面に付した符号Up、Dnは、それぞれ鉛直方向上方、鉛直方向下方を表す。
図1に示すように、自動二輪車1は、燃料タンク3と、シート20と、内燃機関であるエンジン80と、それらを支持する車体フレーム50とを備えている。車体フレーム50の前方にはヘッドパイプ5が設けられている。ヘッドパイプ5よりも前方にはヘッドライト14が配置されている。ヘッドパイプ5にはステアリングシャフト(図示せず)が支持され、ステアリングシャフトの上部にはハンドル7が設けられている。ステアリングシャフトの下部にはフロントフォーク9が設けられている。フロントフォーク9の下端部には、前輪10が回転自在に支持されている。
図4に示すように、車体フレーム50は、左メインフレーム52と、右メインフレーム72と、左リアアーム54と、右リアアーム74と、クロスメンバ60とを有する。図1に示すように、左メインフレーム52は、ヘッドパイプ5から後斜め下向きに延びている。図2に示すように、右メインフレーム72は、ヘッドパイプ5から後斜め下向きに延びかつ左メインフレーム52の右方に位置している。図4に示すように、左リアアーム54は、左メインフレーム52に連結されている。右リアアーム74は、右メインフレーム72に連結されている。クロスメンバ60は、左メインフレーム52と右メインフレーム72とに架け渡されている。左メインフレーム52および右メインフレーム72は、アルミニウムから成形されている。
図1に示すように、車体フレーム50は、左メインフレーム52の中途部から後斜め上向きに延びる左シートフレーム56と、左シートフレーム56よりも後方において左メインフレーム52から後斜め上向きに延びる左バックステー58と、を有している。左メインフレーム52は左シートフレーム56と接続した左接続部56Aを有する。左シートフレーム56と左バックステー58とは左メインフレーム52よりも後方において接続している。図2に示すように、車体フレーム50は、右メインフレーム72の中途部から後斜め上向きに延びる右シートフレーム76と、右シートフレーム76よりも後方において右メインフレーム72から後斜め上向きに延びる右バックステー78と、を有している。右メインフレーム72は右シートフレーム76と接続した右接続部76Aを有する。右シートフレーム76と右バックステー78とは右メインフレーム72よりも後方において接続している。シート20は、車体フレーム50のうち左シートフレーム56および右シートフレーム76に支持されている。シート20の少なくとも一部は、後述のリアサスペンション62の上方に位置している。左シートフレーム56および右シートフレーム76は、パイプ状に形成されている。
左リアアーム54の後端部54Aおよび右リアアーム74の後端部74Aには後輪12が回転自在に支持されている。後輪12の一部の上方には、リアフェンダ16が配置されている。リアフェンダ16は、左リアアーム54および右リアアーム74に支持されている。
図1に示すように、左メインフレーム52および左リアアーム54は、左側面視において、左メインフレーム52の上縁52uと左接続部56Aと左リアアーム54の上縁54uとが、ヘッドライト14の上端15と後輪12の中心12Aとを結ぶ直線X1に沿って配置されるように構成されている。また、図2に示すように、右メインフレーム72および右リアアーム74は、右側面視において、右メインフレーム72の上縁72uと右接続部76Aと右リアアーム74の上縁74uとが、ヘッドライト14の上端15と後輪12の中心12Aとを結ぶ直線X1に沿って配置されるように構成されている。
図1に示すように、左メインフレーム52および左リアアーム54は、左側面視において、左接続部56Aが左メインフレーム52の上端52tと左リアアーム54の上端54tとを結ぶ直線X3よりも下方に配置されるように構成されている。なお、左接続部56Aが直線X3上に配置されるように構成されていてもよい。また、図2に示すように、右メインフレーム72および右リアアーム74は、右側面視において、右接続部76Aが右メインフレーム72の上端72tと右リアアーム74の上端74tとを結ぶ直線X4よりも下方に配置されるように構成されている。なお、右接続部76Aが直線X4上に配置されるように構成されていてもよい。
図1に示すように、エンジン80は、左メインフレーム52および右メインフレーム72の下方に配置されている。エンジン80は、クランクケース82と、クランクケース82から前斜め上向きに延びるシリンダブロック84と、シリンダブロック84の上部に接続されたシリンダヘッド86と、シリンダヘッド86の上部に接続されたシリンダヘッドカバー(図示せず)とを備えている。エンジン80は、左メインフレーム52および右メインフレーム72に揺動不能に支持されている。具体的には、左メインフレーム52は、第1左接続部52eと、第1左接続部52eよりも後方に位置する第2左接続部52fと、第2左接続部52fよりも下方に位置する第3左接続部52gとを有する。第1左接続部52eは、左メインフレーム52とシリンダブロック84とを接続する。第2左接続部52fおよび第3左接続部52gは、左メインフレーム52とクランクケース82とを接続する。また、図2に示すように、右メインフレーム72は、第1右接続部72eと、第1右接続部72eよりも後方に位置する第2右接続部72fと、第2右接続部72fよりも下方に位置する第3右接続部72gとを有する。第1右接続部72eは、右メインフレーム72とシリンダブロック84とを接続する。第2右接続部72fおよび第3右接続部72gは、右メインフレーム72とクランクケース82とを接続する。
図1に示すように、エンジン80の前方にはラジエータ90が配置されている。エンジン80とラジエータ90との間には、ラジエータファン92が配置されている。ラジエータファン92は、ラジエータ90にラジエータ90の前方から空気を強制的に通過させる。
図2に示すように、シリンダブロック84には排気管88が接続されている。排気管88は後方に延びている。詳しくは、排気管88は、シリンダブロック84から前斜め下向きに延びる第1部分88Aと、第1部分88Aから後斜め下向きに延びる第2部分88Bと、第2部分88Bから後方に延びる第3部分88Cとを備えている。排気管88の後端部にはサイレンサ18が接続されている。サイレンサ18は後斜め上向きに延びる。サイレンサ18の後部には排気口24を備えるカバー22が取り付けられている。サイレンサ18は、リアサスペンション62よりも下方に位置する。
図1に示すように、シート20の下方には収納ボックス30が配置されている。収納ボックス30は、左シートフレーム56および右シートフレーム76に支持されている。収納ボックス30には、バッテリ19が配置されている。バッテリ19は、シート20の下方かつリアサスペンション62の上方に配置されている。
図4に示すように、左メインフレーム52は、左連結部53(図5参照)と、左傾斜部55と、左最小部57とを含む。左最小部57は左傾斜部55の後方に位置する。左連結部53は左傾斜部55の後方に位置している。図6に示すように、左連結部53は、左リアアーム54と右リアアーム74との間に配置されている。左連結部53において、左メインフレーム52と左リアアーム54とはピポット軸51を介して連結されている。左リアアーム54は、ピボット軸51を介して左メインフレーム52に揺動可能に支持されている。図4に示すように、左傾斜部55は、その少なくとも一部がクロスメンバ60よりも後方に位置している。左傾斜部55は、後斜め右方に傾斜している。左メインフレーム52と右メインフレーム72との間の車幅方向の間隔は、左最小部57と後述の右最小部77との間において最も小さい。左メインフレーム52の左傾斜部55には、貫通孔55Aが形成されている。
図4に示すように、右メインフレーム72は、右連結部73(図5参照)と、右傾斜部75と、右最小部77とを含む。右最小部77は右傾斜部75の後方に位置する。右連結部73は右傾斜部75の後方に位置している。図6に示すように、右連結部73は、左リアアーム54と右リアアーム74との間に配置されている。右連結部73において、右メインフレーム72と右リアアーム74とはピポット軸51を介して連結されている。右リアアーム74は、ピボット軸51を介して右メインフレーム72に揺動可能に支持されている。図4に示すように、右傾斜部75は、その少なくとも一部がクロスメンバ60よりも後方に位置している。右傾斜部75は、後斜め左方に傾斜している。右傾斜部75は、左傾斜部55の右方に位置している。右最小部77は、左最小部57の右方に位置している。
図5に示すように、左最小部57および右最小部77は、左連結部53および右連結部73よりも後方に位置している。左最小部57および右最小部77は、左メインフレーム52の後端部52Aおよび右メインフレーム72の後端部72Aよりも前方に位置している。左最小部57および右最小部77は、左リアアーム54の前端部54Bおよび右リアアーム74の前端部74Bよりも後方に位置している。
図7に示すように、クロスメンバ60と左リアアーム54および右リアアーム74とは、リアサスペンション62によって連結されている。図4に示すように、リアサスペンション62は、車両中心線Z上に配置されている。リアサスペンション62は、前輪10の後方かつ後輪12の前方に位置する。リアサスペンション62は、平面視でその少なくとも一部が左最小部57と右最小部77との間に配置されている。リアサスペンション62は、平面視でその少なくとも一部が左最小部57および右最小部77と重なっている。図3に示すように、リアサスペンション62の軸線Yは実質的に前後方向に延びている。図1に示すように、リアサスペンション62の上端62Aは、エンジン80の上端80Aよりも下方に位置している。リアサスペンション62の下端62Bは、エンジン80の下端80Bよりも上方に位置している。リアサスペンション62は、ヘッドパイプ5の上端5Aと後輪12の中心12Aとをつなぐ直線X2よりも下方に位置している。図3に示すように、側面視において、リアサスペンション62はピポット軸51よりも上方に配置されている。側面視において、リアサスペンション62の前端64は、左傾斜部55の貫通孔55Aと重なっている。リアサスペンション62の前端64には、リアサスペンション62の減衰力を調整可能な調整部65が設けられている。側面視において、調整部65は左傾斜部55の貫通孔55Aと重なっている。調整部65は、例えば、ドライバ(図示せず)によって操作されるねじによって構成されている。ただし、調整部65はねじに限られず、調整部65の構成は何ら限定されない。調整部65を操作するための手段はドライバに限られず、他の工具等であってもよい。左傾斜部55の貫通孔55Aからドライバ等の工具を挿入することにより、リアサスペンション62を取り外すことなく調整部65を操作することができる。
なお、ここでいう「車両中心線Z」とは、平面視において、前輪10の左右方向(幅方向)の中心と後輪12の左右方向(幅方向)の中心とを通る前後に延びる線を指す用語である。また、「軸線Yは実質的に前後方向に延びている」とは、リアサスペンション62の軸線Yの水平方向からの傾斜角θが30度よりも小さいことを指す用語である。θは25度以下であってもよく、20度以下であってもよい。また、「リアサスペンション62は、車両中心線Z上に配置されている」とは、リアサスペンション62のシリンダ部分の軸心が車両平面視において車両中心線Zと一致する場合に加えて、リアサスペンション62の作動がスムーズに行われる限りにおいてリアサスペンション62のシリンダ部分の軸心が車両平面視において車両中心線Zからずれている場合を含む。リアサスペンション62のシリンダ部分の軸心が車両平面視において車両中心線Zと一致することが好ましい。
図4に示すように、リアサスペンション62と左リアアーム54および右リアアーム74との間にはリンク部材40が介在している。リンク部材40は、本体部42と、左接続部44と、右接続部45と、を有している。図3に示すように、本体部42は、側面視において円弧状に形成されている。本体部42は、後方に行くほど上方に向かうように湾曲している。左接続部44は、本体部42と左リアアーム54とを接続する。右接続部45は、本体部42と右リアアーム74とを接続する。左接続部44は左リアアーム54に揺動可能に接続され、右接続部45は右リアアーム74に揺動可能に接続されている。
本体部42は、左前端部46と、右前端部47と、後端部48と、を有している。左前端部46は、本体部42の前端部43Aと左メインフレーム52とを揺動可能に連結している。右前端部47は、本体部42の前端部43Aと右メインフレーム72とを揺動可能に連結している。後端部48は、本体部42の後端部43Bとリアサスペンション62とを揺動可能に連結している。本実施形態では、左前端部46において、左最小部57と本体部42の前端部43Aとが連結しており、右前端部47において、右最小部77と本体部42の前端部43Aとが連結している。
図5に示すように、左連結部53とリアサスペンション62との車幅方向の間隔Aと右連結部73とリアサスペンション62との車幅方向の間隔Bとの合計長さは、リアサスペンションの車幅方向の長さCよりも短い。
エンジン80と後輪12とは、エンジン80で発生した駆動力の伝達が可能に連結されている。エンジン80は、エンジン80で発生した駆動力を出力する出力軸(図示せず)を備えている。出力軸には、スプロケット(図示せず)が取り付けられている。スプロケットと後輪12とは、動力伝達部材としてのチェーン13によって連結されている。エンジン80の駆動力はチェーン13を介して後輪12に伝達される。なお、出力軸から後輪12に駆動力を伝達する機構はチェーン13に限らず、伝動ベルト、ドライブシャフト、歯車機構、または他の機構であってもよい。
図1に示すように、左リアアーム54は、略三角形状の貫通孔59を有している。チェーン13は、第1部分13Aと、第2部分13Bと、第3部分13Cとを備えている。第1部分13Aは、リアサスペンション62の下方に位置する。第1部分13Aは、左リアアーム54の外方に位置する。第2部分13Bは、貫通孔59内に位置する。第3部分13Cは、後輪12の車幅方向の中心(図4参照)の方かつ左リアアーム54の内方に位置する。
クランクケース82の左方および右方には、運転者の足が載せられる左右一対の足載せ部4A、4Bが配置されている。図5に示すように、足載せ部4A、4Bは、左連結部53および右連結部73よりも後方に配置されている。図4に示すように、左最小部57および右最小部77は、リアサスペンション62の前端64と足載せ部4A、4Bとの間に位置する。
自動二輪車1は、後輪12の回転を制動するブレーキ機構35を備えている。図2に示すように、ブレーキ機構35は、ブレーキディスク67と、キャリパ38と、マスタシリンダ68と、リザーブタンク36と、キャリパ38とマスタシリンダ68とを接続するブレーキホース37と、マスタシリンダ68とリザーブタンク36とを接続する油圧配管69とを備えている。リザーブタンク36には作動液(すなわち油)が貯留されており、作動液はマスタシリンダ68およびキャリパ38を循環する。乗員がブレーキレバー(図示せず)を操作することにより、作動液の圧力が変化し、キャリパ38内のブレーキパッド(図示せず)がブレーキディスク67に接触する。ブレーキディスク67の回転が抑制されることで後輪12は制動される。図2に示すように、油圧配管69は、右メインフレーム72の右最小部77よりも外方に配置されている。
上述したように、本実施形態に係る自動二輪車1では、リアサスペンション62は、その軸線Yが上下方向ではなく実質的に前後方向に延びるように配置されている。このため、リアサスペンション62の上下方向の高さは低くなり、自動二輪車1の上下方向の拡大を抑制することができる。これにより、リアサスペンション62の上方に位置するシート20の高さを低くすることができる。また、本実施形態に係る自動二輪車1によれば、左メインフレーム52の左連結部53および右メインフレーム72の右連結部73は、左リアアーム54と右リアアーム73との間に配置されている。左メインフレーム52は左リアアーム54に対して右方から連結され、右メインフレーム72は右リアアーム74に対して左方から連結されている。そのため、左メインフレーム52の左連結部53と右メインフレーム72の右連結部73との車幅方向の間隔を、左リアアーム54と右リアアーム73との車幅方向の間隔よりも小さくすることができる。左メインフレーム52は、右メインフレーム72との間の車幅方向の間隔が最も小さい左最小部57を有し、右メインフレーム72は、左最小部57の右方に位置し、左メインフレーム52との間の車幅方向の間隔が最も小さい右最小部77を有し、リアサスペンション62の少なくとも一部が左最小部57と右最小部77との間に配置されている。このため、リアサスペンション62の上方に位置するシート20のうち、左最小部57および右最小部77の上方に位置する部分のシート20の横幅を短くすることができる。したがって、自動二輪車1によれば、運転者の足つき性およびリアサスペンション62下方の空間を有効活用できると共に自動二輪車1の操作性の向上を実現することができる。また、リアサスペンション62は車両中心線Z上に配置されているため、リアサスペンション62自体にねじれ力が働くことが防止される。これにより、リアサスペンション62の作動がスムーズに行われる。さらに、リアサスペンション62は車両中心線Z上に配置されているため、クロスメンバ60にはねじれ荷重が発生しない。自動二輪車1によれば、車両の安定性を向上させることができる。
本実施形態によれば、自動二輪車1は、リアサスペンション62と左リアアーム54および右リアアーム74との間に介在するリンク部材40を備えている。これにより、リアサスペンション62と左リアアーム54および右リアアーム74とを安定して接続することができる。
図3に示すように、リンク部材40は、左リアアーム54および右リアアーム74に接続された左接続部44および右接続部45(下接続部)と、リアサスペンション62に接続された後端部48(上接続部)とを備え、側面視において後端部48は左接続部44および右接続部45の上方に位置している。すなわち、リアサスペンション62と左リアアーム54および右リアアーム74との間にリンク部材40が介在することによって、リアサスペンション62の連結部分は、側面視において左リアアーム54および右リアアーム74の連結部分の上方に位置している。リンク部材40が設けられることにより、リアサスペンション62の連結部分はより上方に配置されている。そのため、リアサスペンション62の軸線Yの水平線に対する角度θを、より小さくすることができる。
本実施形態によれば、リンク部材40は、側面視において円弧状に形成された本体部42と、本体部42と左リアアーム54とを接続する左接続部44と、本体部42と右リアアーム74とを接続する右接続部45とを有している。本体部42は、その前端部43Aが左メインフレーム52と揺動可能に連結する左前端部46と、その前端部43Aが右メインフレーム72と揺動可能に連結する右前端部47と、その後端部43Bがリアサスペンション62と揺動可能に連結する後端部48と、を有している。これにより、その軸線Yが実質的に前後方向に延びるように配置されたリアサスペンションユニット62を用いつつ、自動二輪車1に対する地面からの衝撃をよりよく吸収することができる。
本実施形態によれば、左最小部57および右最小部77は、左連結部53および右連結部73よりも後方に位置する。これにより、リアサスペンション62の上方に位置するシート20のうち、左連結部53および右連結部73よりも後方に位置する部分のシート20の横幅を短くすることができる。
本実施形態によれば、左最小部57および右最小部77は、左メインフレーム52の後端部52Aおよび右メインフレーム72の後端部72Aよりも前方かつ左リアアーム54の54B前端部および右リアアーム74の前端部74Bよりも後方に位置する。これにより、リアサスペンション62の上方に位置するシート20のうち、左メインフレーム52の後端部52Aおよび右メインフレーム72の後端部72Aよりも前方、かつ左リアアーム54の前端部54Bおよび右リアアーム74の前端部74Bよりも後方に位置する部分のシート20の横幅を短くすることができる。
本実施形態によれば、左連結部53とリアサスペンション62との車幅方向の間隔Aと右連結部73とリアサスペンション62との車幅方向の間隔Bとの合計長さは、リアサスペンション62の車幅方向の長さCよりも短い。このように、左連結部53とリアサスペンション62との間隔Aおよび右連結部73とリアサスペンション62との間隔Bをそれぞれ狭くすることによって、リアサスペンション62の上方に位置するシート20のうち、左連結部53および右連結部73よりもの上方に位置する部分のシート20の横幅を短くすることができる。また、左最小部57および右最小部77は、左連結部53および右連結部73よりも車幅方向の間隔が小さい。よって、リアサスペンション62の上方に位置するシート20のうち、左最小部57および右最小部77の上方に位置する部分のシート20の横幅を更に短くすることができる。
本実施形態によれば、リアサスペンション62は、その上端62Aがエンジン80の上端80Aよりも下方に位置し、その下端62Bがエンジン80の下端80Bよりも上方に位置している。これにより、自動二輪車1の上下方向の拡大を抑制することができる。
本実施形態によれば、自動二輪車1は、エンジン80に接続された後方に延びる排気管88と、排気管88の後端部に接続されたサイレンサ18と、を備えている。サイレンサ18は、リアサスペンション62よりも下方に位置する。リアサスペンション62を略水平に配置することにより形成されたリアサスペンション62下方のスペースに、十分な容積を有するサイレンサ18を配置することができる。また、自動二輪車1の後輪12の外側に配置されるサイレンサを無くす事ができるので、自動二輪車1の軽量化と、デザインの軽快感(スリム感)が表現できる。
本実施形態によれば、自動二輪車1は、左リアアーム54の後端部54Aおよび右リアアーム74の後端部74Aに支持された後輪12を備え、リアサスペンション62は、側面視においてヘッドパイプ5の上端5Aと後輪12の中心12Aとをつなぐ直線X2よりも下方に位置する。このように、リアサスペンション62は自動二輪車1の比較的低い部分に配置されるため、仮にリアサスペンション62の上下方向の高さが大きくなったとしても、シート20の位置が高くなってしまうことが抑制される。よって、自動二輪車1の上下方向の拡大は抑制される。
本実施形態によれば、自動二輪車1は、エンジン80と後輪12とに連結され、該エンジン80で発生した駆動力を後輪12に伝達するチェーン13を備えている。左リアアーム54は、貫通孔59を有している。チェーン13は、リアサスペンション62の下方かつ左リアアーム54の外方に位置する第1部分13Aと、貫通孔59内に位置する第2部分13Bと、左リアアーム54内方に位置する第3部分13Cと、を備えている。このように、左リアアーム54に形成された貫通孔59にチェーン13の一部が配置されるため、左リアアーム54とチェーン13との干渉を防止することができる。自動二輪車1では、左リアアーム54は左メインフレーム52に対し左方から連結されている。左リアアーム54の前部は、左メインフレーム52よりも左方に位置している。しかし、左リアアーム54には貫通孔59が形成されているので、左リアアーム54の前部が比較的左方に位置していたとしても、左リアアーム54とチェーン13との干渉を防止することができる。
本実施形態によれば、自動二輪車1は、運転者の足が載せられる足載せ部4A、4Bを備えている。左最小部57および右最小部77は、側面視においてリアサスペンション62の前端64と足載せ部4A、4Bとの間に位置する。そのため、シート20のうち、側面視においてリアサスペンション62の前端64よりも後方かつ足載せ部4A、4Bよりも前方に位置する部分の横幅を短くすることができる。運転者は、シート20の横幅の小さい部分の側方に脚を位置付けることができる。これにより、運転者の足つき性がより向上する。
本実施形態によれば、自動二輪車1は、シート20の下方かつリアサスペンション62の上方に配置されたバッテリ19を備える。リアサスペンション62の上下方向の高さは低くなり、自動二輪車1の上下方向の拡大が抑制されているため、シート20の下方かつリアサスペンション62の上方にバッテリ19をコンパクトに配置することができる。
本実施形態によれば、自動二輪車1は、右最小部77よりも外方に配置された油圧配管69を備える。このように、右最小部77の外方に設けられた空間を活用することによって、油圧配管69をコンパクトに配置することができる。油圧配管69が車幅方向の外方に出っ張らないので、自動二輪車1の横幅を小さくすることができる。
本実施形態によれば、自動二輪車1は、左メインフレーム52から後斜め上向きに延びる左シートフレーム56と、右メインフレーム72から後斜め上向きに延びる右シートフレーム76と、を備えている。左メインフレーム52は、左シートフレーム56と接続した左接続部56Aを備えている。右メインフレーム72は、右シートフレーム76と接続した右接続部76Aを備えている。左メインフレーム52および左リアアーム54は、左側面視において、左接続部56Aが左メインフレーム52の上端52tと左リアアーム54の上端54tとを結ぶ直線X3よりも下方に配置されるように構成されている。右メインフレーム72および右リアアーム74は、右側面視において、右接続部76Aが右メインフレーム72の上端72tと右リアアーム74の上端74tとを結ぶ直線X4よりも下方に配置されるように構成されている。左接続部56Aは、左メインフレーム52の上端52tと左リアアーム54の上端54tとを結ぶ直線X3よりも下方に配置されているため、左シートフレーム56と接続した左接続部56Aを低く設定することができる。また、右接続部76Aは、右メインフレーム72の上端72tと右リアアーム74の上端74tとを結ぶ直線X4よりも下方に配置されているため、右シートフレーム76と接続した右接続部76Aを低く設定することができる。これにより、シート20の高さを低く設定することができる。
1 自動二輪車
4A、4B 足載せ部
5 ヘッドパイプ
7 ハンドル
10 前輪
12 後輪
13 チェーン(動力伝達部材)
14 ヘッドライト
18 サイレンサ
20 シート
40 リンク部材
42 本体部
50 車体フレーム
52 左メインフレーム
53 左連結部
54 左リアアーム
55 左傾斜部
56 左シートフレーム
57 左最小部
60 クロスメンバ
62 リアサスペンション
72 右メインフレーム
73 右連結部
74 右リアアーム
75 右傾斜部
76 右シートフレーム
77 右最小部
80 エンジン
82 クランクケース

Claims (15)

  1. ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプから後斜め下向きに延びる左メインフレームと、前記ヘッドパイプから後斜め下向きに延びかつ前記左メインフレームの右方に位置する右メインフレームと、前記左メインフレームに連結される左リアアームと、前記右メインフレームに連結される右リアアームと、前記左メインフレームと前記右メインフレームとに架け渡されたクロスメンバと、を有する車体フレームと、
    前記左メインフレームおよび前記右メインフレームの下方に配置されたエンジンと、
    車両中心線上に配置され、その軸線が実質的に前後方向に延び、前記クロスメンバと前記左リアアームおよび右リアアームとを連結するリアサスペンションと、
    前記車体フレームに支持され、少なくとも一部が前記リアサスペンションの上方に位置するシートと、を備え、
    前記左メインフレームは、前記左リアアームと前記右リアアームとの間に配置されかつ前記左リアアームと連結する左連結部と、前記クロスメンバよりも後方に位置しかつ後斜め右方に傾斜した左傾斜部と、前記左傾斜部よりも後方に位置しかつ前記右メインフレームとの間の車幅方向の間隔が最も小さい左最小部と、を含み、
    前記右メインフレームは、前記左リアアームと前記右リアアームとの間に配置されかつ前記右リアアームと連結する右連結部と、前記クロスメンバよりも後方に位置しかつ後斜め左方に傾斜した右傾斜部と、前記右傾斜部よりも後方に位置しかつ前記左最小部の右方に位置する右最小部と、を含み、
    前記リアサスペンションは、平面視でその少なくとも一部が前記左最小部と前記右最小部との間に配置されている、自動二輪車。
  2. 前記リアサスペンションと前記左リアアームおよび前記右リアアームとの間に介在するリンク部材を備えている、請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記リンク部材は、前記左リアアームおよび前記右リアアームに接続された下接続部と、側面視において前記下接続部の上方に位置し、前記リアサスペンションに接続された上接続部とを備えている、請求項2に記載の自動二輪車。
  4. 前記リンク部材は、側面視において円弧状に形成された本体部と、前記本体部と前記左リアアームとを接続する左接続部と、前記本体部と前記右リアアームとを接続する右接続部とを有し、
    前記本体部は、前記左メインフレームと揺動可能に連結する左前端部と、前記右メインフレームと揺動可能に連結する右前端部と、前記リアサスペンションと揺動可能に連結する後端部と、を有している、請求項2に記載の自動二輪車。
  5. 前記左最小部および前記右最小部は、前記左連結部および前記右連結部よりも後方に位置する、請求項1から4のいずれか一項に記載の自動二輪車。
  6. 前記左最小部および前記右最小部は、前記左メインフレームの後端部および前記右メインフレームの後端部よりも前方かつ前記左リアアームの前端部および前記右リアアームの前端部よりも後方に位置する、請求項1から4のいずれか一項に記載の自動二輪車。
  7. 前記左連結部と前記リアサスペンションとの車幅方向の間隔と前記右連結部と前記リアサスペンションとの車幅方向の間隔との合計長さは、前記リアサスペンションの車幅方向の長さよりも短い、請求項1から6のいずれか一項に記載の自動二輪車。
  8. 前記リアサスペンションは、その上端が前記エンジンの上端よりも下方に位置し、その下端が前記エンジンの下端よりも上方に位置している、請求項1から7のいずれか一項に記載の自動二輪車。
  9. 前記エンジンに接続され、少なくとも一部が後方に延びる排気管と、
    前記排気管の後端部に接続されたサイレンサと、を備え、
    前記サイレンサは、前記リアサスペンションよりも下方に位置する、請求項1から8のいずれか一項に記載の自動二輪車。
  10. 前記左リアアームの後端部および前記右リアアームの後端部に支持された後輪を備え、
    前記リアサスペンションは、側面視において前記ヘッドパイプの上端と前記後輪の中心とをつなぐ直線よりも下方に位置する、請求項1から9のいずれか一項に記載の自動二輪車。
  11. 前記左リアアームの後端部および前記右リアアームの後端部に支持された後輪と、
    前記エンジンと前記後輪とに連結され、該エンジンで発生した駆動力を前記後輪に伝達する動力伝達部材と、を備え、
    前記左リアアームおよび前記右リアアームのいずれか一方は、貫通孔を有し、
    前記動力伝達部材は、前記リアサスペンションの下方かつ前記貫通孔が形成されたリアアームの外方に位置する第1部分と、前記貫通孔内に位置する第2部分と、前記貫通孔が形成されたリアアームの内方に位置する第3部分と、を備えている、請求項1から10のいずれか一項に記載の自動二輪車。
  12. 側面視において前記シートの下方かつ前記リアサスペンションの前端よりも後方に配置され、運転者の足が載せられる足載せ部を備え、
    前記左最小部および前記右最小部は、側面視において前記リアサスペンションの前端と前記足載せ部との間に位置する、請求項1から11のいずれか一項に記載の自動二輪車。
  13. 前記シートの下方かつ前記リアサスペンションの上方に配置されたバッテリを備える、請求項1から12のいずれか一項に記載の自動二輪車。
  14. 前記左最小部および前記右最小部のいずれか一方よりも外方に配置された油圧配管を備える、請求項1から13のいずれか一項に記載の自動二輪車。
  15. 前記左メインフレームから後斜め上向きに延びる左シートフレームと、
    前記右メインフレームから後斜め上向きに延びる右シートフレームと、を備え、
    前記左メインフレームは、前記左シートフレームと接続した左接続部を備え、
    前記右メインフレームは、前記右シートフレームと接続した右接続部を備え、
    前記左メインフレームおよび前記左リアアームは、左側面視において、前記左接続部が前記左メインフレームの上端と前記左リアアームの上端とを結ぶ直線上かこれよりも下方に配置されるように構成され、および/または、前記右メインフレームおよび前記右リアアームは、右側面視において、前記右接続部が前記右メインフレームの上端と前記右リアアームの上端とを結ぶ直線上かこれよりも下方に配置されるように構成されている、請求項1から14のいずれか一項に記載の自動二輪車。
JP2013065052A 2013-03-26 2013-03-26 自動二輪車 Pending JP2014189103A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013065052A JP2014189103A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 自動二輪車
US14/018,547 US8813894B1 (en) 2013-03-26 2013-09-05 Motorcycle
ES13185696.5T ES2554781T3 (es) 2013-03-26 2013-09-24 Motocicleta
EP13185696.5A EP2783968B1 (en) 2013-03-26 2013-09-24 Motorcycle
BR102013026402-4A BR102013026402B1 (pt) 2013-03-26 2013-10-14 motocicleta

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013065052A JP2014189103A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 自動二輪車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014189103A true JP2014189103A (ja) 2014-10-06

Family

ID=49253127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013065052A Pending JP2014189103A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 自動二輪車

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8813894B1 (ja)
EP (1) EP2783968B1 (ja)
JP (1) JP2014189103A (ja)
BR (1) BR102013026402B1 (ja)
ES (1) ES2554781T3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019043390A (ja) * 2017-09-04 2019-03-22 川崎重工業株式会社 自動二輪車

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017144749A (ja) 2016-02-15 2017-08-24 スズキ株式会社 鞍乗型車両
JP1584274S (ja) * 2016-11-04 2017-08-21
JP6489715B2 (ja) * 2017-03-27 2019-03-27 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の車体構造
US11117637B2 (en) * 2018-07-25 2021-09-14 Harley-Davidson Motor Company Group, LLC Motorcycle frame

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63227482A (ja) 1987-03-18 1988-09-21 本田技研工業株式会社 自動二輪車の後輪緩衝装置
JPS63275493A (ja) 1988-04-09 1988-11-14 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車のリアサスペンション
JP4067661B2 (ja) 1998-09-11 2008-03-26 本田技研工業株式会社 自動二輪車の車体フレーム構造
JP2003127965A (ja) 2001-10-23 2003-05-08 Suzuki Motor Corp 自動二輪車
JP5431100B2 (ja) 2009-10-02 2014-03-05 川崎重工業株式会社 自動二輪車

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019043390A (ja) * 2017-09-04 2019-03-22 川崎重工業株式会社 自動二輪車

Also Published As

Publication number Publication date
BR102013026402A2 (pt) 2014-11-18
BR102013026402B1 (pt) 2021-01-26
ES2554781T3 (es) 2015-12-23
EP2783968B1 (en) 2015-11-18
EP2783968A1 (en) 2014-10-01
US8813894B1 (en) 2014-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4705938B2 (ja) リヤマスタシリンダを備えた鞍乗り型車両
JP4011769B2 (ja) 自動二輪車のボトムリンク式前輪懸架装置
JP4855086B2 (ja) スイングアームの支持部構造
JP4326506B2 (ja) 自動二輪車
JP2011079343A (ja) 自動二輪車
JP2014189103A (ja) 自動二輪車
EP1775209A2 (en) Straddle-type vehicle with a steering damper
JP5864878B2 (ja) 自動二輪車
JP2004306749A (ja) 車両のスイングアーム式懸架装置
JP2006347450A (ja) 自動二輪車の車体構造
JP6029445B2 (ja) 車輌の前輪支持構造
JP6029447B2 (ja) 鞍乗り型車輌の前輪支持構造
US8439380B2 (en) Front structure of saddle type vehicle
JP5350973B2 (ja) 自動二輪車のフレーム構造
JP2009113679A (ja) 鞍乗型車両
JP2015085898A (ja) 鞍乗型車両
JP7457744B2 (ja) 鞍乗り型車両の後輪懸架構造
JP2008149951A (ja) 車両
JP2006205985A (ja) 自動二輪車のフレーム
JP2023148200A (ja) 鞍乗り型車両
JP2007062438A (ja) 自動二輪車の後輪懸架装置
JP3898960B2 (ja) スクータ型自動二輪車の動力ユニット支持装置
JP2013193500A (ja) リヤクッション保持構造及び鞍乗型車両
JP4766901B2 (ja) 自動二輪車
JP2004352209A (ja) スイングアーム式懸架装置