JP2006205985A - 自動二輪車のフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】 メインフレーム、ピボットフレーム、及びクロスメンバを、互いにより強固に接続した自動二輪車のフレームの提供。
【解決手段】 自動二輪車1のフレーム2は、左右のメインフレーム11(111,112)と、メインフレーム111,112の後部に接続されてその接続部分(フレーム接続部26)から下方へ延びる左右のピボットフレーム14(141,142)と、左右方向へ延びて左右のピボットフレーム141,142の上部間を接続するクロスメンバ30とを備え、クロスメンバ30にはサスペンションブラケット31が一体的に鋳造成型されており、クロスメンバ30は、メインフレーム111,112及びピボットフレーム141,142間の左右の接続部分(フレーム接続部26)に接続されるクロスメンバ接続部33を有している。
【選択図】 図6

Description

本発明は自動二輪車のフレームに関し、特に、メインフレーム及びピボットフレームとクロスメンバとの接続構造に関する。
自動二輪車のフレームとしては、上部にステアリングハンドルが取り付けられるステアリングシャフトを軸支するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後方へ延びるメインフレームと、該メインフレームの後端部から下方へ延びるピボットフレームとを備えるものがある(例えば、特許文献1の図2参照)。また、別の形態として、ヘッドパイプから後方へ延びる左右のメインフレームと、該メインフレームの後端部から下方へ延びる左右のピボットフレームと、左右の該ピボットフレーム間を接続するクロスメンバとを備えるものがある。左右の何れか一つのピボットフレームには、後端部にて後輪を軸支するスイングアームの前端部が軸支され、該スイングアームとクロスメンバとの間にはショックアブソーバ等のサスペンションユニットが設けられている。そして、サスペンションユニットが、クロスメンバに取り付けられたブラケットを介して該クロスメンバに支持されているものがある。
特開2004−331001号公報
ところで、上述したメインフレーム、ピボットフレーム、及びクロスメンバには、大きな荷重が加わる。即ち、メインフレームやピボットフレームには重量物であるエンジンがブラケットを介して懸架されるため、このエンジンの荷重が各フレームに加わる。また、走行時には操縦者及び自動二輪車の全重量が、ステアリングシャフトから下方へ延びるフロントフォークに取り付けられた車体前側のサスペンションユニットと、スイングアーム及びクロスメンバ間に設けられた車体後側のサスペンションユニットとによって支えられているため、後側のサスペンションユニットが支持されるクロスメンバにも大きな荷重が加わる。従って、メインフレーム、ピボットフレーム、及びクロスメンバは、互いにより強固に接続されることが望ましい。
そこで本発明は、メインフレーム、ピボットフレーム、及びクロスメンバを、互いにより強固に接続した自動二輪車のフレームを提供することを目的とする。
本発明は上述したような事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る自動二輪車のフレームは、ステアリングシャフトを軸支するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから車体の後方へ延びる左右のメインフレームと、該メインフレームの後部に接続されてその接続部分から下方へ延びる左右のピボットフレームと、左右方向へ延びて左右の前記ピボットフレームの上部間を接続するクロスメンバとを備え、該クロスメンバには、スイングアームを介して後輪を支持するサスペンションユニットを取り付けるためのサスペンションブラケットが設けられ、前記クロスメンバと前記サスペンションブラケットとは一体的に成形されており、前記クロスメンバは、前記メインフレーム及び前記ピボットフレーム間の接続部分に接続されるクロスメンバ接続部を有している。このような構成とすることにより、クロスメンバの左右の接続部が、メインフレーム及びピボットフレーム間の接合箇所を覆って両フレームに接続されるため、メインフレーム及びピボットフレーム間の接合強度の向上を図ることができる。
また、前記クロスメンバ接続部には、前記メインフレームに沿って前方へ延びると共に該メインフレームに接続される前側接続部と、前記ピボットフレームに沿って下方へ延びると共に該ピボットフレームに接続される下側接続部とが設けられていてもよい。このような構成とすることにより、メインフレーム及びピボットフレーム間の接合強度を更に向上させることができると共に、クロスメンバとメインフレーム及びピボットフレームとの間の接続も強化することができる。
また、前記クロスメンバ接続部は、前記メインフレーム及び前記ピボットフレーム間の接続部分の上部と側部とを支持して接続されていてもよい。このような構成とすることにより、メインフレーム及びピボットフレーム間の接合、並びに、メインフレーム及びピボットフレームとクロスメンバとの接続を、更に強化することができる。
また、左右の前記ピボットフレームの上部には、互いに対向する側の壁部に肉抜き用の凹部が形成されており、前記クロスメンバ接続部は、前記ピボットフレームの凹部を覆って該ピボットフレームに接続されていてもよい。このような構成とすることにより、各フレーム間の接合、並びに、各フレームとクロスメンバとの接続を強化しつつ、ピボットフレームの軽量化を図ることができる。
また、前記メインフレームの後端部及び前記ピボットフレームの上端部の何れか一方の端部は上下に開いた二股形状であり、他方の端部は前記一方の端部の形状に整合する形状であって、前記一方の端部と前記他方の端部とが接続されてこの接続部分に前記クロスメンバが有するクロスメンバ接続部が接続されていてもよい。このような構成とすることにより、メインフレーム及びピボットフレームが、縦方向への位置ずれが生じにくいように強固に接続され、且つ、長い溶接長を確保することができる。
本発明に係る自動二輪車のフレームによれば、メインフレーム、ピボットフレーム、及びクロスメンバを、互いにより強固に接続した自動二輪車のフレームを提供することが可能である。
以下、本発明の実施形態にかかる自動二輪車のフレームについて、図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、モトクロッサータイプの自動二輪車1の側面図であり、図2は、図1に示す自動二輪車1が備えるフレーム2の側面図である。なお、図1ではフレーム2を実線で示し、その他の部分は二点鎖線により示している。また、以下の説明で用いる方向の概念は、自動二輪車1に搭乗したライダー(図示せず)から見た方向の概念と一致するものとして説明する。
図1に示すように、自動二輪車1は、所定のキャスター角を有して略上下方向へ延びるフロントフォーク3を備え、該フロントフォーク3の下部には操舵輪である前輪4が回転自在に軸支されている。フロントフォーク3の上部には、上下方向へ延びるステアリングシャフト6の下部が接続されており、該ステアリングシャフト6の上部には、左右方向へ延びるバー型のステアリングハンドル7が中央部分にて支持されている。ステアリングシャフト6は、フレーム2を構成するヘッドパイプ10によって回動自在に軸支されており、ライダーがステアリングハンドル7を左右へ回動することによって前輪4を左右へ転向させることが可能になっている。
図1及び図2に示すようにフレーム2は、ヘッドパイプ10と、該ヘッドパイプ10の上部から若干下方に向きつつ後方へ延びるメインフレーム11とを備えている。該メインフレーム11は、左右一対のメインフレーム111,112から構成されており、図1には左側のメインフレーム111のみを示している。なお、右側のメインフレーム112については後述する図6に示している。また、ヘッドパイプ10の下部からは若干後方に向きつつ下方へ延びるダウンチューブ12の上部が接続されており、該ダウンチューブ12の下部からはロアフレーム13が延びている。このロアフレーム13は左右へ開く二股形状になっており、ダウンチューブ12の下部から略下方へ延び、途中で湾曲して後方へ向かって延びている。
ロアフレーム13の後部とメインフレーム11の後部とは、ピボットフレーム14によって接続されている。このピボットフレーム14は、左右一対のピボットフレーム141,142から構成されており、左側のピボットフレーム141は、左側のメインフレーム111の後部とロアフレーム13の左側の後部との間を接続し、右側のピボットフレーム142は、右側のメインフレーム112の後部とロアフレーム13の右側の後部との間を接続している。なお、図1,2では、左側のピボットフレーム141のみを図示しており、右側のピボットフレーム142については後述する図6に示している。
図2に示すように、ヘッドパイプ10の上部からは、メインフレーム用舌片10Aが略後方へ向けて延設され、メインフレーム11の前部を上方から覆うようにして支持している。また、ヘッドパイプ10の下部からは、ダウンチューブ用舌片10Bが略下方へ向けて延設され、ダウンチューブ12の上部を前方から覆うようにして支持している。
図2に示すように、左側のピボットフレーム141の上下方向の中央位置より若干下寄りの位置にはピボット孔14Aが形成されており、略前後方向に延びるスイングアーム16の前部がピボット孔14Aに挿通されたピボット軸14Bによって軸支されている。図1に示すように、スイングアーム16の後部には駆動輪である後輪5が回転自在に軸支されており、この後輪5は、ピボット軸14Bを中心にして上下方向に揺動自在になっている。
図2に示すように、ピボットフレーム14の上部とスイングアーム16との間にはサスペンションユニット17が介在されている。サスペンションユニット17の上部は、左右のピボットフレーム141,142間に架設された後述するクロスメンバ30に、サスペンションブラケット31を介して揺動自在に支持されている。
図1及び図2に示すように、メインフレーム11の前部とダウンチューブ12の上部との間には、フレーム2の剛性を向上させるためのガセット20及び支持バー21が設けられている。また、フレーム2を構成するヘッドパイプ10、メインフレーム11、ダウンチューブ12、ロアフレーム13、及びピボットフレーム14によって囲まれた空間S内にはエンジンEが搭載されている。このエンジンEは本実施の形態において4サイクルエンジンであり、複数のエンジン取付ブラケット22,22,…(図2参照)によってフレーム2の各部に支持されている。図1に示すように、エンジンEの出力軸(図示せず)は、チェーン(又はベルト)Cを介して後輪5と連結しており、エンジンEが駆動すると後輪5は連動回転し、自動二輪車1は推進力を得る。
また、図1に示すように、メインフレーム11の上方であってステアリングシャフト6の後方位置には燃料タンク23が備えられており、該燃料タンク23の後方にはライダーが跨るシート24が配置されている。
図3は、クロスメンバ30の平面図、図4はクロスメンバ30の側面図、図5はクロスメンバ30の背面図である。また、図6は、メインフレーム11,ピボットフレーム14,及びクロスメンバ30間の接続形態を示す斜視図である。以下、図3〜図6を参照して、クロスメンバ30の構成と、メインフレーム11,ピボットフレーム14,及びクロスメンバ30間の接続形態とについて詳細に説明する。
図3に示すように、クロスメンバ30は左右へ延びるクロス部32とその両端に設けられたクロスメンバ接続部33とから主として構成されており、鋳造により一体的に成形されている。図4の側面図にて破線で示すようにクロス部32は中空の筒状であって、外周後部には、略前後方向を向く法線を有して略垂直な壁面を構成する後側壁部32Aが形成され、外周上部には、略上下方向を向く法線を有して略水平な壁面を構成する上側壁部32Bが形成されている。これら後側壁部32A及び上側壁部32Bは、クロス部32の略全長に亘って形成されている。また、後述するように、クロス部32の左右の端部から下方へ延びるクロスメンバ接続部33が有する上側接続面38(図4参照)には、クロス部32の内部空間に連通して該内部空間に詰められた中子砂を抜くための穴38Aが形成されている。なお、クロス部32の構成は、図4に示したように周部がほぼ閉じられた中空筒状の他、下部が解放された中空筒状であってもよく、更にこれに適宜リブを設けた構成として剛性の向上を図ってもよい。
図3に示すように、クロス部32における左右方向の中央位置であって、後側壁部32Aからは、サスペンションユニット17(図2参照)の上部を軸支するための左右一対のサスペンションブラケット31が後方へ向けて突設されている(図4も参照)。左右のサスペンションブラケット31は、所定間隔を空けて平行に設けられており、それぞれの後部には、図示しない支持ピンを挿入するための貫通孔31Aが、互いの中心軸を一致させて形成されている。
また、サスペンションブラケット31の前方、即ち、クロス部32における左右方向の中央位置であって、上側壁部32Bからは、図示しないシートレールを支持するための左右一対のレールブラケット34が上方へ向けて突設されている(図4も参照)。左右のレールブラケット34は、左右のサスペンションブラケット31と略同一寸法の間隔を空けて平行に設けられている。そして、それぞれのレールブラケット34の上部には、図示しない支持ピンを挿入するための貫通孔34Aが、互いの中心軸を一致させて形成されている。
上記サスペンションブラケット31とレールブラケット34とは、何れも鋳造によってクロスメンバ30と一体的に成形されている。従って、各ブラケット31,34とクロスメンバ30とを別個に製造して溶接する場合に比べ、接続強度の向上を図ることができると共に、寸法精度の向上を図ることもできる。但し、クロスメンバ30,サスペンションブラケット31,及びレールブラケット34のうちの一つ又は複数は、必ずしも鋳造(ダイカスト等)によって成形されることを要さず、例えば鍛造あるいはプレス等により成形してもよい。
図5に示すようにクロス部32の左右の端部からは、下方へ向けてクロスメンバ接続部33が延設されている。左右のクロスメンバ接続部33を背面視した場合、下方へ向かうに従って両者間の距離が若干大きくなるようにして延設されており、且つ、クロス部32とクロスメンバ接続部33との連結部分は滑らかな円弧状になっている。また、図4に示すように、クロスメンバ接続部33の下部には、前方斜め上方から後方斜め下方へ亘って延設された延設部36が形成されている(図3も参照)。そして図3に示すように、平面視した場合に、クロス部32の端部から延設部36の前部及び後部のそれぞれへ至るクロスメンバ30の外形形状は円弧状になっており、また、図4に示すように、側面視した場合に、クロスメンバ接続部33の上部から延設部36の前部及び後部へ至る部分の外形形状も円弧状になっている。このように、各部間の連結部分が円弧状の外形形状に構成されているため、クロス部32に加わった荷重は、効率的にクロスメンバ接続部33が有する延設部36へ伝達される。
また、延設部36は、略垂直面を構成して延設部36の長手方向に沿って延びる内側接続面37と、該内側接続面37の上部から左右方向の外向きに延びると共に延設部36の長手方向に沿って延びる上側接続面38とを有している。内側接続面37及び上側接続面38の構成についてそれぞれ換言すると、図6に示すように内側接続面37は、メインフレーム11及びピボットフレーム14の接続部分(以下、「フレーム接続部」という)26及びその近傍において、メインフレーム11の後部内側面とピボットフレーム14の上部内側面とに沿い、且つ、各フレーム11,14の長手方向に沿って延設されている。また、上側接続面38は、メインフレーム11及びピボットフレーム14のフレーム接続部26及びその近傍において、メインフレーム11の後部上面とピボットフレーム14の上部上面とに沿い、且つ、各フレーム11,14の長手方向に沿って延設されている。そして、図4に示すように、上側接続面38の長手方向の略中央位置には、鋳造時にクロス部32内に詰められる中子砂を抜くための穴38Aが形成されている。
このようなクロスメンバ30において、上記クロスメンバ接続部33の延設部36における前方斜め上方へ延びる部分と後方斜め下方へ延びる部分とは、それぞれ前側接続部33A及び下側接続部33Bを構成する。そして、図6に示すように、前側接続部33Aは主にメインフレーム11に接続され、下側接続部33Bは主にピボットフレーム14に接続され、更に、前側接続部33A及び下側接続部33Bの間の部分がメインフレーム11及びピボットフレーム14のフレーム接続部26に接続される。
一方、図6に示すように、ピボットフレーム14の上端部14Eは、側面視で上下に開いた二股形状になっており、メインフレーム11の後端部11Eは、ピボットフレーム14の上端部14Eの形状に整合する形状になっている。換言すれば、メインフレーム11の後端部11Eは、その上部と下部とが部分的に切り欠かれて概ね台形形状になっている。そして、ピボットフレーム14の上端部14Eは、このようなメインフレーム11の後端部11Eの形状に整合するように、上下方向の中央部分が略台形形状に切り欠かれ、上部と下部とに尖端14F,14Gが形成されると共に、上下方向の中央部分にはピボットフレーム14の長手方向に直交する端面14Hが形成された二股形状になっている。そして、メインフレーム11の後端部11Eとピボットフレーム14の上端部14Eとが突き合わされ、突き合わせ部分に沿って溶接されることにより、メインフレーム11とピボットフレーム14とは長い溶接長を有して接続されている。このようにメインフレーム11及びピボットフレーム14間が長い溶接長を有するため、両フレーム11,14間の接続強度が向上する。また、ピボットフレーム14の上部内側部、即ち、左右のピボットフレーム141,142における互いに対向する側の壁部には、肉抜き用の凹部14Cが形成されており、該凹部14C内には多数のリブ14Dが設けられている。
このようなメインフレーム11及びピボットフレーム14の左右のフレーム接続部26間に、上述したクロスメンバ30が架設されている。即ち、図6に示すようにクロスメンバ30は、クロス部32の長手方向を左右方向へ向けられて、左右のフレーム接続部26間に上方から配設されている。そして、クロスメンバ接続部33が有する左右の内側接続面37は、フレーム11,14間の左右のフレーム接続部26に対し、車体における左右方向の中心側から当接し、クロスメンバ接続部33が有する左右の上側接続面38は、前記フレーム接続部26に対して上方から当接している。
その結果、クロスメンバ接続部33の内側接続面37と上側接続面38とは、フレーム11,14間のフレーム接続部26、メインフレーム11の後端部11E、及びピボットフレーム14の上端部14Eにおける、それぞれの内側部と上部とを覆っている。そして、この状態で、クロスメンバ接続部33における内側接続面37の外縁部と上側接続面38の外縁部とに沿って溶接され、クロスメンバ30、メインフレーム11、及びピボットフレーム14は、互いに支持した状態で強固に接続されている。
また、ピボットフレーム14の上部に形成された凹部14Cと、これを覆うクロスメンバ30のクロスメンバ接続部33とによって、内部空間を有する最中構造が形成されており、一定の強度が確保されている。従って、クロスメンバ接続部33に覆われた部分の凹部14C内には必ずしもリブ14Dは必要でなく、本実施の形態では図示していないがこの部分にリブ14Dは設けられていない。
更に、メインフレーム11及びピボットフレーム14において、クロスメンバ30のクロスメンバ接続部33が当接する部分には、当該部分の外側近傍に比べて若干窪ませた窪み40を形成してある。従って、クロスメンバ30を各フレーム11,14間に配設する場合、クロスメンバ接続部33を窪み40へ嵌め込むことにより、メインフレーム11及びピボットフレーム14に対するクロスメンバ30の位置決めが容易に行える。
このような構成のフレーム2によれば、クロスメンバ30、メインフレーム11、及びピボットフレーム14が互いに強固に接続され、また、サスペンションブラケット31を介してクロスメンバ30へ加えられた荷重を、該クロスメンバ30が有するクロスメンバ接続部33の延設部36から、メインフレーム11及びピボットフレーム14へ、効率的に伝達して分散させることができる。
なお、本発明に係るフレームは、本実施の形態において説明したようなモトクロッサーのみでなく、アメリカンタイプ、ロードレーサータイプの自動二輪車においても適用可能である。
本発明は、モトクロッサータイプ、アメリカンタイプ、ロードレーサータイプの自動二輪車に適用可能であり、これらの車体フレームに採用することができる。
本発明の実施の形態に係るフレームを採用したモトクロッサータイプの自動二輪車の側面図である。 図1に示す自動二輪車が備えるフレームの側面図である。 図2に示すクロスメンバの平面図である。 図3に示すクロスメンバの側面図である。 図3に示すクロスメンバの背面図である。 図2に示すメインフレーム、ピボットフレーム、及びクロスメンバ間の接続形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 フレーム
6 ステアリングシャフト
10 ヘッドパイプ
11,111,112 メインフレーム
14,141,142 ピボットフレーム
14C 凹部
16 スイングアーム
17 サスペンションユニット
26 フレーム接続部
30 クロスメンバ
31 サスペンションブラケット
33 クロスメンバ接続部
33A 前側接続部
33B 下側接続部

Claims (5)

  1. ステアリングシャフトを軸支するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから車体の後方へ延びる左右のメインフレームと、該メインフレームの後部に接続されてその接続部分から下方へ延びる左右のピボットフレームと、左右方向へ延びて左右の前記ピボットフレームの上部間を接続するクロスメンバとを備え、
    該クロスメンバには、スイングアームを介して後輪を支持するサスペンションユニットを取り付けるためのサスペンションブラケットが設けられ、前記クロスメンバと前記サスペンションブラケットとは一体的に成形されており、
    前記クロスメンバは、前記メインフレーム及び前記ピボットフレーム間の接続部分に接続されるクロスメンバ接続部を有することを特徴とする自動二輪車のフレーム。
  2. 前記クロスメンバ接続部には、前記メインフレームに沿って前方へ延びると共に該メインフレームに接続される前側接続部と、前記ピボットフレームに沿って下方へ延びると共に該ピボットフレームに接続される下側接続部とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のフレーム。
  3. 前記クロスメンバ接続部は、前記メインフレーム及び前記ピボットフレーム間の接続部分の上部と側部とを支持して接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車のフレーム。
  4. 左右の前記ピボットフレームの上部には、互いに対向する側の壁部に肉抜き用の凹部が形成されており、前記クロスメンバ接続部は、前記ピボットフレームの凹部を覆って該ピボットフレームに接続されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動二輪車のフレーム。
  5. 前記メインフレームの後端部及び前記ピボットフレームの上端部の何れか一方の端部は上下に開いた二股形状であり、他方の端部は前記一方の端部の形状に整合する形状であって、前記一方の端部と前記他方の端部とが接続されてこの接続部分に前記クロスメンバが有するクロスメンバ接続部が接続されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自動二輪車のフレーム。
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